JP2002201515A - 作業用手袋およびその製造方法 - Google Patents

作業用手袋およびその製造方法

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JP2002201515A JP2000398667A JP2000398667A JP2002201515A JP 2002201515 A JP2002201515 A JP 2002201515A JP 2000398667 A JP2000398667 A JP 2000398667A JP 2000398667 A JP2000398667 A JP 2000398667A JP 2002201515 A JP2002201515 A JP 2002201515A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見た目の品質が良く、ソフトで使用し易く、
製造が容易で、環境にもやさしい作業用手袋およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 平板状手型4にメリヤス手袋1を装着
し、その平板状手型4を塗布用金型5にセットした後、
メリヤス手袋1の手掌部分と手甲部分の双方に発泡ラテ
ックス2を塗布し、離型した後、立体成形用手型9に装
着し、熱加硫して製造する。また、発泡ラテックス2の
上面にゴムシート3を接着する。また、ラテックス溶液
に浸漬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、ゴム引
き手袋、ゴム張り手袋、全面浸漬手袋と呼ばれる作業用
手袋およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるゴム引き手袋、ゴム張り
手袋、全面浸漬手袋は、それぞれ、主として以下の方法
で製造されている。その製造方法について簡単に説明す
る。
【0003】第1にゴム引き手袋の製造方法には、直接
(浸漬)方法と凝固方法と呼ばれるものがある。直接
(浸漬)方法は、5本の指部が手掌面とほぼ同一平面上
に位置する構造の立体成形用手型にメリヤス手袋を装着
し、ラテックス溶液に手甲面と各指部上面が沈まように
浸漬した後、乾燥するといった工程を必要回数繰り返
し、熱加硫を行い成形、製造するものであり、甲抜き加
工が施されていることが特徴の一つである。この直接
(浸漬)方法では、メリヤス手袋がラテックス溶液を弾
きやすく、浸漬の浅い部分、すなわち、手袋甲部のメリ
ヤス部分とラテックス部分がギザギザ状となって不均一
であり、見た目の品質が悪いという問題が生じる。ま
た、浸漬の浅い部分は、メリヤス部分とラテックス部分
の接着が弱く剥離しやすいという問題も生じる。また、
ラテックス溶液が浸透圧によりメリヤス手袋に含浸し、
そのため手袋が硬くなるといった問題もある。更に、含
浸を防止するために、ラテックスの配合や浸漬時間等の
調整が難しいという問題もある。
【0004】一方、凝固方法は、メリヤス手袋を5本の
指部が手掌面とほぼ同一平面上に位置する構造の立体成
形用手型に装着し、凝固剤に浸漬した後、ラテックス溶
液に手甲面と各指部上面が沈まないように浸漬し、乾燥
するといった工程を必要回数繰り返し、更に手袋を離型
させた後、凝固剤等を水洗いし、手袋を、立体成形用手
型に装着し直して熱加硫を行い成形、製造するものであ
る。この凝固方法においては、凝固剤の効果により、メ
リヤス手袋のラテックス溶液の弾きが少なく見た目は綺
麗に仕上がるが、直接(浸漬)方法と比較して、作業工
程が増え、設備、サイクルタイム等の点からコスト高に
なるという問題がある。また、凝固剤等水洗後の排水処
理問題等、環境問題が発生し易い。
【0005】第2に、ゴム張り手袋の製造方法には、主
にプレス方法と糊付け方法がある。プレス方法は、メリ
ヤス手袋を平板状手型に装着し、少なくとも手掌部分に
ゴムシートを載せ、プレス機によりメリヤス手袋とゴム
シートを圧着した後、立体成形用手型に手袋を装着し替
え、熱加硫を行い成形、製造するものである。このプレ
ス方法にあっては、ゴムシートを使用するので、ゴム引
き手袋と比較して耐久性はあるものの、プレス圧の加減
によって、プレスが強い場合は、メリヤス手袋の繊維部
分にゴムシートがめり込み手袋が硬くなり、また逆に、
プレスを弱くすると圧着が十分でなくゴムシートが剥離
しやすくなるといった問題が生じる。
【0006】一方、糊付け方法は、メリヤス手袋を平板
状手型に装着し、メリヤス手袋表面にゴム糊を塗布す
る。その後、手掌部分にゴムシートを載せ貼着を行った
後、立体成形用手型にメリヤス手袋を装着し替え、熱加
硫を行い成形、製造するものである。この糊付方法にお
いては、ゴム糊を使用するので、接着強度は十分であ
り、耐久性および剥離強度の点では問題はないが、ゴム
糊部分に、埃、汚れが付きやすく、見た目の品質が悪く
なるといった問題がある。
【0007】第3に全面浸漬手袋の製造方法には、ゴム
引き手袋と同様、直接(浸漬)方法と凝固方法と呼ばれ
るものがある。これらの方法にもゴム引き手袋と同様、
剥離、含浸、コスト高、環境問題という問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ゴム
引き手袋における直接(浸漬)方法では、見た目の品質
が悪く、手袋が硬くなる、剥離が生じる、配合等の調整
が厄介であるといった問題があり、また、凝固方法で
は、作業工程が増えコスト高になり、環境問題が発生し
易いといった問題がある。
【0009】また、ゴム張り手袋におけるプレス方法で
は、メリヤス手袋とゴムシートとの圧着を適度に行うの
が困難であり、また、糊付け方法では、ゴム糊部分に、
埃、汚れが付着して見た目の品質が悪くなるといった問
題がある。また、全面浸漬手袋においては、ゴム引き手
袋と同様の問題がある。
【0010】そこで、本発明の目的とするところは、こ
うした問題の発生しない、見た目の品質が良く、ソフト
で使用し易く、製造が容易で、環境にもやさしい作業用
手袋およびその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載の作業用手袋は、メリヤ
ス手袋(1)が装着された平板状手型(4)を塗布用金
型(5)にセットしてメリヤス手袋(1)の少なくとも
手掌部分に発泡ラテックス(2)を塗布し、離型した
後、立体成形用手型(9)に装着し、熱加硫して製造さ
れてなることを特徴とする。
【0012】また、請求項2に記載の作業用手袋の製造
方法は、平板状手型(4)にメリヤス手袋(1)を装着
する平板工程と、平板状手型(4)をセットするための
下部金型(5b)と、平板状手型(4)の手掌部分とほ
ぼ同形の型抜き(M)が施され下部金型(5b)との一
体時に型抜き部(M)が、セットされた平板状手型
(4)の手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金
型(5a)と、が一対になった塗布用金型(5)に平板
状手型(4)をセットする金型工程と、塗布用金型
(5)の上部金型(5a)に発泡ラテックス(2)を上
載し、その発泡ラテックス(2)を、スキージ(6)に
よって平板状手型(4)に装着したメリヤス手袋(1)
の手掌部分に型抜き部(M)を介して塗布する第一ラテ
ックス工程と、および、発泡ラテックス(2)が塗布さ
れたメリヤス手袋(1)を平板状手型(4)から離型し
た後、立体成形用手型(9)に装着し、熱加硫による成
形を行う加硫工程と、からなることを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3に記載の作業用手袋の製
造方法は、平板状手型(4)にメリヤス手袋(1)を装
着する平板工程と、平板状手型(4)をセットするため
の下部金型(5b)と、平板状手型(4)の手掌部分と
ほぼ同形の型抜き(M)が施され下部金型(5b)との
一体時に型抜き部(M)が、セットされた平板状手型
(4)の手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金
型(5a)と、が一対になった塗布用金型(5)に平板
状手型(4)をセットする金型工程と、塗布用金型
(5)の上部金型(5a)に発泡ラテックス(2)を上
載し、その発泡ラテックス(2)を、スキージ(6)に
よって平板状手型(4)に装着したメリヤス手袋(1)
の手掌部分に型抜き部(M)を介して塗布する第一ラテ
ックス工程と、手掌形状のゴムシート(3)を手掌部分
に塗布された発泡ラテックス(2)上面に載せ、プレス
圧着を行うゴムシート工程と、および、発泡ラテックス
(2)とゴムシート(3)を設けたメリヤス手袋(1)
を平板状手型(4)から離型した後、立体成形用手型
(9)に装着し、熱加硫による成形を行う加硫工程と、
からなることを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の作業用手袋の製造
方法は、平板状手型(4)にメリヤス手袋(1)を装着
する平板工程と、平板状手型(4)をセットするための
下部金型(5b)と、平板状手型(4)の手掌部分とほ
ぼ同形の型抜き(M)が施され下部金型(5b)との一
体時に型抜き部(M)が、セットされた平板状手型
(4)の手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金
型(5a)と、が一対になった塗布用金型(5)に平板
状手型(4)をセットする金型工程と、塗布用金型
(5)の上部金型(5a)に発泡ラテックス(2)を上
載し、その発泡ラテックス(2)を、スキージ(6)に
よって平板状手型(4)に装着したメリヤス手袋(1)
の手掌部分に型抜き部(M)を介して塗布する第一ラテ
ックス工程と、発泡ラテックス(2)が塗布されたメリ
ヤス手袋(1)を平板状手型(4)から離型した後、立
体成形用手型(9)に装着し、ラテックス溶液に浸漬し
た後、乾燥する浸漬工程と、および、熱加硫による成形
を行う加硫工程と、からなることを特徴とする。
【0015】さらに、請求項5に記載の作業用手袋の製
造方法は、請求項2乃至4に記載の発明において、第一
ラテックス工程の次の工程に、メリヤス手袋(1)を装
着した平板状手型(4)を手甲側の所望の部分と同形の
型抜き(N)が施された手甲用の塗布用金型(7)にセ
ットし、発泡ラテックス(2)を、スキージ(6)によ
って手甲側の所望の部分に型抜き部(N)を介して塗布
する第二ラテックス工程を加えることを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載の作業用手袋の製造
方法は、請求項2乃至5に記載の発明において、塗布用
金型(5)の上部金型(5a)の型抜き部(M)の外周
縁を、その下面側から上面側にテーパー状に広がるよう
に斜めにカットしたことを特徴とする。
【0017】なお、カッコ内の記号は、図面および後述
する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応
事項を示す。
【0018】本発明の請求項1に記載の作業用手袋によ
れば、平板状手型に装着したメリヤス手袋を塗布用金型
にセットした状態で、発泡ラテックスを塗布するので、
以下の作用効果を発揮する。 (1)発泡ラテックスは、柔軟性があり、ペースト状で
適度の粘度があるため、液体ラテックスのように液垂れ
やラテックス液の弾きといった問題を起こさず加工がし
やすい。また、塗布用金型を用いることにより、メリヤ
ス手袋上に均一に発泡ラテックスを塗布できるので、メ
リヤス部分と発泡ラテックス部分の境目がギザギザ状に
なることもなく、見た目に綺麗な品質の手袋を製造する
ことができる。 (2)発泡ラテックスとメリヤス手袋の毛羽が良く馴染
み一体化しやすい。従って、ゴム引き手袋や全面浸漬手
袋における、含浸や接着が弱いために起きる剥離といっ
た問題が発生し難い。またゴム張り手袋における、プレ
ス圧の加減によるゴムシートのめり込みや剥離といった
問題も生じ難い。 (3)浸漬方法と比較して、ラテックスの配合、浸漬時
間、浸漬深度等の調整が殆ど必要なく、コストを抑える
ことができる。 (4)凝固剤を使用しない製造方法であるので、水洗い
工程が不要となり、排水による環境問題が発生しない。 (5)発泡ラテックスは、天然ゴムラテックスを初め、
ウレタン、ニトリル等の高分子材料にも応用でき、ま
た、メリヤス手袋の素材も綿等の天然繊維からアクリ
ル、ポリエステル等の化学繊維も使用可能であり、応用
の幅が広い。
【0019】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、加工しやすい
発泡ラテックスと、塗布用金型を用いることにより簡単
で綺麗に塗布することができる。また塗布用金型の型抜
き部の形を変えることにより(例えば、指先部分のみに
塗布するまたは、ネームやイラストを塗布する等)自由
な意匠を形成することができる。また、塗布用金型の型
抜き部の厚さ(深さ)の調整により、塗布する発泡ラテ
ックスの厚さを調整でき、膜厚の手袋から膜薄の手袋ま
で自在に製造できる。更に、塗布用金型自体が大掛かり
な装置ではないので、製造工程に簡単に組み込むことが
でき、少ない設備投資で付加価値の高い製品を提供する
ことができる。
【0020】更に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、発泡ラテック
ス上にゴムシートを設けているので、手袋の耐久性を高
めることができる。また、発泡ラテックスとゴムシート
の接着性が良く、過分なプレス圧力を必要とせずメリヤ
ス手袋に発泡ラテックスやゴムシートがめり込む心配は
ない。これにより、ソフトで柔らかい手袋を製造するこ
とができる。
【0021】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、手袋の補強を
目的にする場合、塗布用金型の型抜き部の形、位置を変
えることにより、任意の箇所の補強ができる。メリヤス
手袋に補強を行う方法(補強糸の編み込み、補強生地の
縫い付け等)に比べて、材料単価の上昇に繋がらず、コ
ストを抑えることができる。
【0022】更に、請求項5に記載の発明によれば、請
求項2乃至4に記載の発明の作用効果に加えて、第二ラ
テックス工程も加えているので、手甲側にも手掌側と同
様に発泡ラテックスを設けることができる。これによ
り、いわゆる甲抜き加工手袋も簡単かつ綺麗に製造する
ことができる。
【0023】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項2乃至5に記載の発明の作用効果に加えて、上部金
型の型抜き部の外周縁が斜め状にカットされ、平板状手
型がセットされた時の断面がV字状を形成するので、発
泡ラテックス塗布の際、手袋サイド面に発泡ラテックス
が入り込みやすい構造になっており、これにより、手袋
サイド面に良好に発泡ラテックスを塗布することができ
る。また、手掌面、手甲面の両面に発泡ラテックスを塗
布する場合、手袋サイド面に発泡ラテックスがクロス状
に塗布されるので、強固に塗布、接着ができ、ひび割れ
等の問題は発生しない。
【0024】
【発明の実施の形態】図1乃至図9を参照して、本発明
の実施形態に係る作業用手袋について説明する。図1乃
至図7は、当該作業用手袋の製造工程を示す説明図であ
り、その内、図1は平板工程、図2は金型工程、図3は
第一ラテックス工程、図4は第二ラテックス工程、図5
は股抜き工程、図6はゴムシート工程、そして図7は加
硫工程である。また、図8は本実施形態に係る作業用手
袋の手掌側を示す正面図であり、図9はその手甲側を示
す背面図である。
【0025】本発明の実施形態に係る作業用手袋は、平
板状手型4にメリヤス手袋1を装着し、それを塗布用金
型5、7にセットした後、メリヤス手袋の手掌部分と手
甲部分の所望の部分の双方に発泡ラテックス2を塗布し
た後、若干の乾燥を行い、その手掌部分の発泡ラテック
ス2の上に手掌形状のゴムシート3を載せてプレス圧着
を行い、離型した後、立体成形用手型9に装着し、熱加
硫による成形を行うことにより製造されたものである。
【0026】従って、この作業用手袋の手掌側には発泡
ラテックス2とゴムシート3が二層に設けられ、また、
その手甲側の各指周りと手甲中央部には発泡ラテックス
2の層が設けられている。
【0027】この作業用手袋は、次のようにして製造さ
れる。まず、平板状手型4にメリヤス手袋1を装着する
(平板工程)。次に、平板状手型4をセットするための
下部金型5bと、平板状手型4の手掌部分とほぼ同形の
型抜きMが施され下部金型5bとの一体時に型抜き部M
が、セットされた平板状手型4の手掌部分に重ね合わさ
れるようにされた上部金型5aとが一対になった塗布用
金型5に、メリヤス手袋1を装着した平板状手型4を、
手掌面を上に向けた状態でセットする(金型工程)。続
いて、塗布用金型5の上部金型5aに発泡ラテックスを
上載し、その発泡ラテックス2を、スキージ6によって
平板状手型4に装着したメリヤス手袋1の手掌部分に型
抜き部Mを介して塗布した後、若干の乾燥を行う(第一
ラテックス工程)。このように乾燥させるのは、ラテッ
クスを安定させ、メリヤス手袋と馴染ませるためであ
る。
【0028】次に、メリヤス手袋1を装着した平板状手
型4をひっくり返して手甲用の塗布用金型7にセット
し、手掌側と同じように、手甲側にスキージ6によって
発泡ラテックス2を塗布した後、若干の乾燥を行う(第
二ラテックス工程)。なお、手甲用の塗布用金型7に
は、手甲側の所望の部分(ここでは各指周りと甲側の中
央部)と同形の型抜きNが施され、発泡ラテックス2は
この型抜き部Nを介して手甲側の所望の部分に塗布され
る。この後、必要に応じて、指股抜き装置8を使用し、
指股部分の余分な発泡ラテックス2を除去する(股抜き
工程)。
【0029】続いて、手掌形状のゴムシート3を発泡ラ
テックス2上面に載せ、プレス圧着を行う(ゴムシート
工程)。このプレスによって、再度、発泡ラテックス2
をメリヤス手袋1に馴染ませて、両者の接着強度を高め
ると共に、発泡ラテックス2とゴムシート3とを強固に
接着する。最後に、発泡ラテックス2とゴムシート3を
接着したメリヤス手袋1を平板状手型4から離型した
後、立体成形用手型9に装着し、熱加硫による成形を行
う(加硫工程)。
【0030】本実施形態における作業用手袋およびその
製造方法によれば、発泡ラテックス2を塗布用金型5を
使用して塗布しているので、メリヤス手袋1と発泡ラテ
ックス2との境目がギザギザ状になることはない。使用
される発泡ラテックス2は、その性質上、メリヤス手袋
1の毛羽と良く馴染み一体化しやすいので、ソフトな風
合の手袋を製造することができる。従って、メリヤス手
袋1中に含浸しなくても良好な接着強度が得られる。ま
た、ラテックス溶液を使用しないので、配合、その他の
調整が不要となる。さらに凝固剤を使用しないので、水
洗い工程が不要となり、排水による環境問題が発生しな
い。またゴムシート3のプレス時に過分な圧力を必要と
しないので、ゴムシート3がメリヤス手袋1にめり込ん
だり剥離するといった問題が発生しない。手甲側に、塗
布用金型7を使用し発泡ラテックス2を塗布しているの
で、綺麗な甲抜き手袋を簡単に製造することができる。
また、塗布用金型自体、大掛かりな装置ではないので製
造工程に簡単に組み込むことができる。
【0031】なお、塗布用金型5の上部金型5aの型抜
き部Mの外周縁は、その下面側から上面側にテーパー状
に広がるように斜めにカットしてある。これにより、平
板状手型4がセットされた時の断面がV字状を形成する
ので、発泡ラテックス2を塗布する際、手袋サイド面に
発泡ラテックス2が入り込みやすい構造になっており、
これにより、手袋サイド面に良好に発泡ラテックス2を
塗布することができる。また、手掌面、手甲面の両面に
発泡ラテックス2を塗布する場合、手袋サイド面に発泡
ラテックス2がクロス状に塗布されるので、強固に塗
布、接着ができ、ひび割れ等の問題は発生しない。ま
た、手甲用の塗布用金型7の型抜き部Nの外周縁を、そ
の下面側から上面側にテーパー状に広がるように斜めに
カットしてもよい。
【0032】上述したように本発明の実施形態例では、
ゴム張り手袋とその製造方法について説明したが、ゴム
シート工程を省略するとゴム引き手袋を製造することが
できる。さらに、以下に示す工程により浸漬手袋をも製
造することができる。すなわち、浸漬手袋は、平板状手
型4にメリヤス手袋1を装着する平板工程と、平板状手
型4をセットするための下部金型5bと、平板状手型4
の手掌部分と同形の型抜きMが施され下部金型5bとの
一体時に型抜き部Mが、セットされた平板状手型4の手
掌部分に重ね合わされるようにされた上部金型5aと、
が一対になった塗布用金型5に平板状手型4をセットす
る金型工程と、塗布用金型5の上部金型5aに発泡ラテ
ックス2を上載し、その発泡ラテックス2を、スキージ
6によって平板状手型4に装着したメリヤス手袋1の手
掌部分に型抜き部Mを介して塗布する第一ラテックス工
程と、発泡ラテックス2が塗布されたメリヤス手袋1を
平板状手型4から離型した後、立体成形用手型9に装着
し、ラテックス溶液に浸漬した後、乾燥する浸漬工程
と、および、熱加硫による成形を行う加硫工程とによっ
て製造される。
【0033】これによれば、手袋の補強を目的にする場
合、塗布用金型の型抜き部の形状、位置を任意の形状、
位置にすることにより、手袋の好きな部分を補強でき
る。また、メリヤス手袋1に補強加工を行う方法(補強
糸の編み込み、補強生地の縫い付け等)に比べて、材料
単価の上昇に繋がらず、コストを抑えることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の請求項1に記載
の作業用手袋によれば、以下の作用効果を発揮する。 (1)発泡ラテックスは、柔軟性があり、ペースト状で
適度の粘度があるため、液体ラテックスのように液垂れ
やラテックス液の弾きといった問題を起こさず加工がし
やすい。また、塗布用金型を用いることにより、メリヤ
ス手袋上に均一に発泡ラテックスを塗布できるので、メ
リヤス部分と発泡ラテックス部分の境目がギザギザ状に
なることもなく、見た目に綺麗な品質の手袋を製造する
ことができる。 (2)発泡ラテックスとメリヤス手袋の毛羽が良く馴染
み一体化しやすい。従って、ゴム引き手袋や全面浸漬手
袋における、含浸や接着が弱いために起きる剥離といっ
た問題が発生し難い。またゴム張り手袋における、プレ
ス圧の加減によるゴムシートのめり込みや剥離といった
問題も生じ難い。 (3)浸漬方法と比較して、ラテックスの配合、浸漬時
間、浸漬深度等の調整が殆ど必要なく、コストを抑える
ことができる。 (4)凝固剤を使用しない製造方法であるので、水洗い
工程が不要となり、排水による環境問題が発生しない。 (5)発泡ラテックスは、天然ゴムラテックスを初め、
ウレタン、ニトリル等の高分子材料にも応用でき、ま
た、メリヤス手袋の素材も綿等の天然繊維からアクリ
ル、ポリエステル等の化学繊維も使用可能であり、応用
の幅が広い。
【0035】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、加工しやすい
発泡ラテックスと、塗布用金型を用いることにより簡単
で綺麗に塗布することができる。また塗布用金型の型抜
き部の形を変えることにより(例えば、指先部分のみに
塗布するまたは、ネームやイラストを塗布する等)自由
な意匠を形成することができる。また、塗布用金型の型
抜き部の厚さ(深さ)の調整により、塗布する発泡ラテ
ックスの厚さを調整でき、膜厚の手袋から膜薄の手袋ま
で自在に製造できる。更に、塗布用金型自体が大掛かり
な装置ではないので、製造工程に簡単に組み込むことが
でき、少ない設備投資で付加価値の高い製品を提供する
ことができる。
【0036】更に、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、発泡ラテック
ス上にゴムシートを設けているので、手袋の耐久性を高
めることができる。また、発泡ラテックスとゴムシート
の接着性が良く、過分なプレス圧力を必要とせずメリヤ
ス手袋に発泡ラテックスやゴムシートがめり込む心配は
ない。これにより、ソフトで柔らかい手袋を製造するこ
とができる。
【0037】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用効果に加えて、手袋の補強を
目的にする場合、塗布用金型の型抜き部の形、位置を変
えることにより、任意の箇所の補強ができる。メリヤス
手袋に補強を行う方法(補強糸の編み込み、補強生地の
縫い付け等)に比べて、材料単価の上昇に繋がらず、コ
ストを抑えることができる。
【0038】更に、請求項5に記載の発明によれば、請
求項2乃至4に記載の発明の作用効果に加えて、第二ラ
テックス工程も加えているので、手甲側にも手掌側と同
様に発泡ラテックスを設けることができる。これによ
り、いわゆる甲抜き加工手袋も簡単かつ綺麗に製造する
ことができる。
【0039】また、請求項6に記載の発明によれば、請
求項2乃至5に記載の発明の作用効果に加えて、上部金
型の型抜き部の外周縁が斜め状にカットされ、平板状手
型がセットされた時の断面がV字状を形成するので、発
泡ラテックス塗布の際、手袋サイド面に発泡ラテックス
が入り込みやすい構造になっており、これにより、手袋
サイド面に良好に発泡ラテックスを塗布することができ
る。また、手掌面、手甲面の両面に発泡ラテックスを塗
布する場合、手袋サイド面に発泡ラテックスがクロス状
に塗布されるので、強固に塗布、接着ができ、ひび割れ
等の問題は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る作業用手袋の製造方
法における平板工程を示す説明図である。
【図2】 同製造方法の金型工程を示す説明図である。
【図3】 同製造方法の第一ラテックス工程を示す説明
図である。
【図4】 同製造方法の第二ラテックス工程を示す説明
図である。
【図5】 同製造方法の股抜き工程を示す説明図であ
る。
【図6】 同製造方法のゴムシート工程を示す説明図で
ある。
【図7】 同製造方法の加硫工程を示す説明図である。
【図8】 本発明の実施形態に係る作業用手袋の手掌側
を示す正面図である。
【図9】 図8に示す作業用手袋の手甲側を示す背面図
である。
【符号の説明】
1 メリヤス手袋 2 発泡ラテックス 3 ゴムシート 4 平板状手型 5 塗布用金型(手掌用) 5a 上部金型(手掌用) 5b 下部金型(手掌用) 6 スキージ 7 塗布用金型(手甲用) 8 指股抜き装置 9 立体成形用手型 M 型抜き部 N 型抜き部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 105:08 B29K 105:08 B29L 31:48 B29L 31:48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メリヤス手袋が装着された平板状手型を
    塗布用金型にセットしてメリヤス手袋の少なくとも手掌
    部分に発泡ラテックスを塗布し、離型した後、立体成形
    用手型に装着し、熱加硫して製造されてなることを特徴
    とする作業用手袋。
  2. 【請求項2】 平板状手型にメリヤス手袋を装着する平
    板工程と、 前記平板状手型をセットするための下部金型と、平板状
    手型の手掌部分とほぼ同形の型抜きが施され前記下部金
    型との一体時に型抜き部が、セットされた平板状手型の
    手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金型と、が
    一対になった塗布用金型に平板状手型をセットする金型
    工程と、 塗布用金型の上部金型に発泡ラテックスを上載し、その
    発泡ラテックスを、スキージによって平板状手型に装着
    したメリヤス手袋の手掌部分に前記型抜き部を介して塗
    布する第一ラテックス工程と、および、 発泡ラテックスが塗布されたメリヤス手袋を平板状手型
    から離型した後、立体成形用手型に装着し、熱加硫によ
    る成形を行う加硫工程と、からなることを特徴とする作
    業用手袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 平板状手型にメリヤス手袋を装着する平
    板工程と、 前記平板状手型をセットするための下部金型と、平板状
    手型の手掌部分とほぼ同形の型抜きが施され前記下部金
    型との一体時に型抜き部が、セットされた平板状手型の
    手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金型と、が
    一対になった塗布用金型に平板状手型をセットする金型
    工程と、 塗布用金型の上部金型に発泡ラテックスを上載し、その
    発泡ラテックスを、スキージによって平板状手型に装着
    したメリヤス手袋の手掌部分に前記型抜き部を介して塗
    布する第一ラテックス工程と、 手掌形状のゴムシートを手掌部分に塗布された発泡ラテ
    ックス上面に載せ、プレス圧着を行うゴムシート工程
    と、および、 発泡ラテックスとゴムシートを設けたメリヤス手袋を平
    板状手型から離型した後、立体成形用手型に装着し、熱
    加硫による成形を行う加硫工程と、からなることを特徴
    とする作業用手袋の製造方法。
  4. 【請求項4】 平板状手型にメリヤス手袋を装着する平
    板工程と、 前記平板状手型をセットするための下部金型と、平板状
    手型の手掌部分とほぼ同形の型抜きが施され前記下部金
    型との一体時に型抜き部が、セットされた平板状手型の
    手掌部分に重ね合わされるようにされた上部金型と、が
    一対になった塗布用金型に平板状手型をセットする金型
    工程と、 塗布用金型の上部金型に発泡ラテックスを上載し、その
    発泡ラテックスを、スキージによって平板状手型に装着
    したメリヤス手袋の手掌部分に前記型抜き部を介して塗
    布する第一ラテックス工程と、 発泡ラテックスが塗布されたメリヤス手袋を平板状手型
    から離型した後、立体成形用手型に装着し、ラテックス
    溶液に浸漬した後、乾燥する浸漬工程と、および、 熱加硫による成形を行う加硫工程と、からなることを特
    徴とする作業用手袋の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第一ラテックス工程の次の工程に、メ
    リヤス手袋を装着した平板状手型を手甲側の所望の部分
    と同形の型抜きが施された手甲用の塗布用金型にセット
    し、発泡ラテックスを、スキージによって手甲側の所望
    の部分に型抜き部を介して塗布する第二ラテックス工程
    を加えることを特徴とする請求項2乃至4のうちいずれ
    か一つに記載の作業用手袋の製造方法。
  6. 【請求項6】前記塗布用金型の上部金型の型抜き部の外
    周縁を、その下面側から上面側にテーパー状に広がるよ
    うに斜めにカットしたことを特徴とする請求項2乃至5
    のうちいずれか一つに記載の作業用手袋の製造方法。
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