JP2549942B2 - 中空成形体の製造方法 - Google Patents

中空成形体の製造方法

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JP2549942B2 JP2245240A JP24524090A JP2549942B2 JP 2549942 B2 JP2549942 B2 JP 2549942B2 JP 2245240 A JP2245240 A JP 2245240A JP 24524090 A JP24524090 A JP 24524090A JP 2549942 B2 JP2549942 B2 JP 2549942B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中空成形体や中空成形の野球グラブ、ミッ
ト類の製造方法の改良に係るものである。
(従来の技術) 従来より、合成樹脂を使用した中空成形体の製造方法
としては、色々な方法が発明されている。
即ち、回転成形、スラッシュ成形、ブロー成形、射出
成形、流動浸漬成形等が公知となっている。
これらの成形法では、硬質や軟質を問わず合成樹脂製
の成形品の成形が可能であるが、これら従来の成形法で
は、単一材料の成形に限られていた。
(発明が解決しようとする課題) これら、従来より公知の成形方法では、前述のごとく
単一材料を用いた成形方法に限定されるため、以下のよ
うな問題点を有していた。
即ち、回転成形、スラッシュ成形、ブロー成形等の方
法を用いて、軟質材料を使用し、人工皮革、合成皮革に
匹敵する柔らかさや風合いや可撓性のある複雑な形状の
中空成形体を得ることが出来るが、その反面、得られた
中空成形体の強度、特に引張強度や引裂強度は、人工皮
革や合成皮革には、到底及ばないものであった。
一方、基布をインサートした射出成形や基布を被覆し
た形態での流動浸漬成形では、引張強度や引裂強度はあ
る程度向上さすことは可能であるが、回転成形、スラッ
シュ成形、ブロー成形等の方法に比較して、逆に複雑な
形状の中空成形体は、出来ないと言った問題点を有して
いた。
又、人工皮革や合成皮革を使用し、真空成形や圧空成
形や熱プレス成形等の熱成形により、形成することも可
能であるが、これらのものは、ある程度のアンダーカッ
ト形状の成形は可能であるものの、中空成形体の成形
は、不可能であった。
なお、ウエルダー加工により袋物の形態に溶着加工す
ることは可能であるが、三次元的な立体感のある中空成
形体を形成することは、出来なかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、これら従来の欠点に鑑み引張強度や引裂強
度を向上させると共に、複雑な三次元的形状の中空成形
物を製造する方法を提供することを目的になされたもの
である。
即ち、任意形状の凹部を有し且つ、複数個の割型より
なる金型と、該金型を組み合せて形成する空隙部に任意
形状乃至は前記空隙部形状に略相似するチューブを配置
し、更に該チューブの端部を前記金型の端部にあたる割
型に配した固定部に配置したノズルを介して着脱自在に
固定するものであって、該ノズルに被覆したチューブを
前記固定部より離脱し、該チューブに伸縮自在の基布を
被覆すると共に、該基布の端部も金型に形成した固定部
に配置する前記ノズルに被覆して固定し、更に該ノズル
に被覆した前記チューブ及び基布を前記固定部より離脱
して、合成樹脂にディピングするか、乃至は固定部に配
置したままで、スプレー塗布、刷毛塗り等の任意手段で
合成樹脂を含浸させると共に、前記複数個の割型よりな
る金型すべてを圧締し、前記チューブにノズルを通じて
空気を注入し膨脹させて、前記伸縮自在の基布を前記金
型の壁面に押圧し、硬化させて中空成形体を製造するこ
とを特徴とする中空成形体の製造方法である。
更に、他の形態として、一例を挙げると野球グラブの
形状を有し且つ、複数個の割型よりなる金型と、該金型
を組み合せて形成する空隙部に任意形状乃至は前記野球
グラブ形状に略相似するチューブを配置し、更に該チュ
ーブの端部は、前記金型の端部にあたる割型に配した固
定部に配置したノズルを介して着脱自在に固定するもの
であって、該ノズルに被覆したチューブを前記固定部よ
り離脱し、該チューブに伸縮自在の基布を被覆すると共
に、該基布の端部も金型に形成した固定部に配置する前
記ノズルに被覆して固定し、更に該ノズルに被覆した前
記チューブ及び基布を前記固定部より離脱して、合成樹
脂にディピングするか、乃至は固定部に配置したまま
で、スプレー塗布、刷毛塗り等の任意手段で合成樹脂を
含浸させると共に、前記複数個の割型よりなる金型すべ
てを圧締し、前記チューブにノズルを通じて空気を注入
し膨脹させて、前記伸縮自在の基布を前記金型の壁面に
押圧し、硬化させて中空成形の野球グラブを製造するこ
とを特徴とする中空成形の野球グラブの製造方法であ
る。
なお、本発明に係る中空成形体の製造方法において
は、チューブとしては、クロロプレン系やその他の耐熱
性と伸縮性の良好なラバーやポリアミドやポリエステル
その他の耐熱性合成樹脂を適宜選択して使用することが
可能である。
又、伸縮自在の基布としては、ゴム編み、ニット、ニ
ードルフェルト、不織布、その他の伸縮性が良好な基布
を使用することが出来るほか、伸縮自在の糸を使用した
織物を使用することも可能である。
その他、本発明に使用する合成樹脂としては、硬化し
ても可撓性があり、且つ基布との接着性が良好な合成樹
脂を使用することにより、基布を積層接着することも可
能となる。例えば、塩化ビニルペーストゾル溶液や2液
タイプのポリウレタン樹脂等を使用することが望まし
い。
又、本発明の野球クラブの製造方法に関しては、野球
クラブの本体とウェブを同時一体成形することも可能で
あるし、ウェブを別途成形し後で野球クラブの本体に任
意な方法で装着することも可能である。しか、ウェブを
別途成形し、後で野球クラブの本体に装着する方が、ウ
ェブの形状や強度やデザイン等を考慮した場合に、設計
の自由度が向上し、バラェティーのある野球グラブを供
給出来るものである。
(作 用) 本発明は以上のような構成であるため、以下のような
作用を奏すものである。
即ち、金型が形成する空隙部に配置するチューブの形
状を任意形状乃至は空隙部の形状に略相似する形状のも
のを使用し、更に該チューブには、伸縮自在の基布を被
覆した後、合成樹脂を適宜含浸した上で、空気を注入す
ることにより、チューブ内に空気が流入し、更にチュー
ブは金型が形成する空隙部の形状に膨脹するが、この時
に、チューブ形状を金型の空隙部形状(例えば、野球グ
ラブの形状等)に略相似させておくことにより、金型形
状に沿って膨脹するため、金型形状によく合致した複雑
な形状の中空成形体や野球グラブを極めて容易に成形す
ることが出来るものである。
又、本発明に係る中空成形体や野球グラブの製造方法
においては、従来の成形方法では不可能であった薄肉の
中空成形体や中空成形の野球グラブを成形することが、
伸縮自在の基布とチューブを膨脹させる方法を用いるこ
とにより可能となるため、基布の厚みを適宜変えること
により、強度を自由に設定することが出来るものであ
る。
更に、本発明の中空成形体の製造方法では、前記の基
布の特性値を適宜選択することにより、引張強度や引裂
強度を向上さすことが可能であるほか、基布の縦横の伸
縮度を変化さすことも出来るため、中空成形体自体の伸
縮度も変えることが出来るものである。
又、成形の際に金型に凹部を形成しておき、該凹部に
別パーツをインサートして成形することにより、例えば
各種の色調のパーツ部分を有する中空成形体や中空成形
の野球クラブを供給することが出来るものである。
又、金型の内面にゲルコートを塗布した後、本発明に
係る中空成形体の製造方法に則り製造すれば、ゲルコー
トの色調を種々変化させることにより、各種の色合いの
中空成形体や中空成形の野球グラブを供給すると共に、
表面状態の良好なものも合わせて供給出来るものであ
る。
更に、本発明においては、使用するチューブの膨脹係
数を中空成形体の前面側と後面側で変化さすことによ
り、チューブの膨脹の仕方が変化し、中空成形する際
に、例えば突出の度合が大きい方は、チューブの膨脹係
数を大きくすれば、うまく金型形状に沿うことになるも
のである。その他、本発明においては、基布の形状をシ
ームレスにすることにより、より引張強度や引裂強度を
向上さすことが出来るものである。
なお、本発明においては、使用する合成樹脂に接着性
の良好なものを使用すれば、基布の積層が可能となり、
より強度を向上さすことが出来るものである。
その他、本発明の中空成形の野球クラブの製造方法に
おいては、ウェブを同時一体成形することも出来るほ
か、ウェブを別途成形し後で、野球クラブ本体に装着す
ることも可能である。
このようにすることにより、野球クラブの設計の自由
度が著しく向上するものである。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、即ち、
第1図乃至第4図に示すように、任意形状の加工を施し
た凹部1aを有し且つ、複数個の割型よりなる金型1と、
該金型1を組み合せて形成する空隙部2に任意形状乃至
は空隙部の形状に略相似するチューブ3を配置し、更に
該チューブ3の端部3aを前記金型1の端部1aにあたる割
型に配した固定部1cに配置したノズル4を介して着脱自
在に固定するものであって、該ノズル4に被覆したチュ
ーブ3を前記固定部1cより離脱し、該チューブ3に伸縮
自在の基布5を被覆すると共に、該基布5の端部5aも前
記金型1に形成した固定部1cに配置する前記ノズル4に
被覆して固定し、更に該ノズル4に被覆した前記チュー
ブ3及び基布5を前記固定部1cより離脱して合成樹脂6
にディピングするか、乃至は固定部1cに配置したまま
で、スプレー塗布、刷毛塗り等の任意手段で合成樹脂6
を含浸させると共に、前記複数個の割型よりなる金型1
すべてを圧締し、前記チューブ3にノズル4を通じて空
気を注入し膨脹させ、前記伸縮自在の基布5を前記金型
1の壁面に押圧して硬化させることにより、中空成形体
7を製造することを特徴とする中空成形体の製造方法で
ある。
又、本発明のその他の形態として、第5図乃至第9図
に示す野球グラブの形状を有し且つ、複数個の割型より
なる金型1と、該金型1を組み合せて形成する空隙部2
に、任意形状乃至は空隙部2に略相似する形状のチュー
ブ3を配置すると共に、該チューブ3の端部3aを前記金
型の端部にあたる割型に配した固定部に配置したノズル
4を介して着脱自在に固定するものであって、該ノズル
4に被覆したチューブ3を前記固定部1cより離脱し、該
チューブ3に伸縮自在の基布5を被覆すると共に、該基
布5の端部5aも前記金型1に形成した固定部1cに配置す
る前記ノズル4に被覆して固定し、更に該ノズル4に被
覆した前記チューブ3及び基布5を前記固定部より離脱
して合成樹脂6にディピングするか、乃至は固定部1cに
配置したままで、スプレー塗布、刷毛塗り等の任意手段
で合成樹脂6を含浸させると共に、前記複数個の割型よ
りなる金型1すべてを圧締し、前記チューブ3にノズル
4を通じて空気を注入し膨脹させ、前記伸縮自在の基布
4を前記金型1の壁面に押圧して硬化させることにより
中空成形の野球グラブ7aを製造することを特徴とする中
空成形の野球グラブの製造方法である。
なお、本発明においては、金型1に通気孔1dを適宜形
成しておくことにより、金型内の空気を排出し中空成形
体等の成形性がより向上するものである。
又、本発明においては、ノズル4にチューブ3や基布
5を装着固定するため、成形硬化後にこのノズル4の部
分を切除することにより、生産性がより向上すると共
に、ノズル自体を合成樹脂で形成することが可能である
ため、生産コストの低減も可能となる。
その他、第5図乃至第6図に示すように、中空成形の
野球グラブの本体だけを成形し、ウェブを別途成形し、
後で任意な方法で装着することが出来るほか、図示はし
なかったが、野球グラブを成形する際にウェブを同時一
体成形することも可能である。
なお、図面は省略したが、野球ミット類の製造方法も
同じである。
(発明の効果) 本発明は以上のような構成であるため、以下のような
効果を奏するものである。
即ち、本発明の中空成形体及び中空成形の野球グラブ
の製造方法においては、チューブの形状を任意形状乃至
は金型が形成する空隙部の形状に略相似させておくこと
により、伸縮自在の基布は金型の壁面に押圧されるか
ら、金型形状に沿ってチューブが膨脹するため、金型形
状によく合致した複雑な形状の中空成形体や中空成形の
野球グラブを極めて容易に成形することが出来ると言っ
た効果が生じるものである。
又、本発明に係る中空成形体や中空成形の野球グラブ
の製造方法においては、従来の成形方法では不可能であ
った薄肉に成形することが、伸縮自在の基布とチューブ
を膨脹させる方法を用いることにより可能となるため、
基布の厚みや伸縮性を適宜変えることにより、引張強度
や引裂強度を向上さすことが可能となり、又、種々の特
性値を有する中空成形体や中空野球グラブを成形するこ
とが出来るものである。
又、成形の際に金型に凹部を形成しておき、該凹部に
別パーツをインサートして成形することにより、例えば
各種の色調のパーツ部分を有する中空成形体や中空成形
の野球クラブを供給することが出来るものである。
又、金型の内面にゲルコートを塗布した後、本発明に
係る中空成形体の製造方法に則り製造すれば、ゲルコー
トの色調を種々変化することにより、各種の色合いの中
空成形体や中空成形の野球グラブを供給出来ると共に、
表面状態の良好なものも合わせて供給出来ると言った効
果も奏するものである。
更に、本発明においては、使用するチューブの膨脹係
数を所望部位で変化さすことにより、チューブの膨脹の
仕方が変化し、中空成形する際に、例えば突出の度合が
大きい複雑な形状の方は、チューブの膨脹係数を大きく
すれば、うまく金型形状に沿いやすくなり、成形性がよ
り向上するものである。
その他、本発明の中空成形の野球グラブの製造方法に
おいては、ウェブを同時一体成形出来ると共に、ウェブ
を別途成形し、後で野球グラブ本体に装着することが出
来るものであるが、このようにすることにより、野球グ
ラブの設計の自由度が著しく向上するものである。
以上のように本発明の中空成形体の製造方法において
は、従来の中空成形法にはない効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明に係る中空成形体の製造方
法の一工程を示す要部断面図、第5図乃至第6図は、本
発明の他の実施例に係る中空成形の野球グラブの正面及
び背面を示す斜視図、第7図は、本発明の他の実施例で
ある中空成形の野球グラブの製造方法の一工程を示す斜
視図、第8図は、本発明の他の実施例に係る中空成形の
野球グラブに使用するチューブに基布を被覆した状態を
示す平面図、第9図は、本発明の他の実施例である中空
成形の野球グラブの製造工程を示す要部拡大断面図。 1:金型、1a:凹部、1b:端部、1c:固定部、1d:通気孔、2:
空隙部、3:チューブ、3a:端部、4:ノズル、5:基布、5a:
端部、6:合成樹脂、7:中空成形体、7A:野球グラブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 隆夫 岐阜県養老郡養老町高田3877―8 美津 濃株式会社養老工場内 (72)発明者 栗原 重明 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株 式会社イノアックコーポレーション安城 事業所内 (72)発明者 富樫 正之 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株 式会社イノアックコーポレーション安城 事業所内 審査官 寺本 光生

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意形状の加工を施した凹部を有し且つ、
    複数個の割型よりなる金型と、該金型を組み合せて形成
    する空隙部にチューブを配置すると共に、該チューブの
    端部を前記金型の端部にあたる割型に配した固定部に配
    置したノズルを介して着脱自在に固定するものであっ
    て、該ノズルに被覆したチューブを前記固定部より離脱
    し、該チューブに伸縮自在の基布を被覆すると共に、該
    基布の端部も前記金型に形成した固定部に配置する前記
    ノズルに被覆して固定し、更に該ノズルに被覆した前記
    チューブ及び基布を前記固定部より離脱して合成樹脂に
    ディピングするか、乃至は固定部に配置したままで、ス
    プレー塗布、刷毛塗り等の任意手段で合成樹脂を含浸さ
    せると共に、前記複数個の割型よりなる金型すべてを圧
    締し、前記チューブにノズルを通じて空気を注入し膨脹
    させ、前記伸縮自在の基布を前記金型の壁面に押圧して
    硬化させることにより、中空成形体を製造することを特
    徴とする中空成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記金型を組み合わせて形成する空隙部に
    配置するチューブの形状が、金型を組み合わせて形成す
    る空隙部形状に略相似することを特徴とする請求項1記
    載の中空成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】野球グラブ、ミット類の形状を有し且つ、
    複数個の割型よりなる金型と、該金型を組み合せて形成
    する空隙部にチューブを配置すると共に、該チューブの
    端部を前記金型の端部にあたる割型に配した固定部に配
    置したノズルを介して着脱自在に固定するものであっ
    て、該ノズルに被覆したチューブを前記固定部より離脱
    し、該チューブに伸縮自在の基布を被覆すると共に、該
    基布の端部も前記金型に形成した固定部に配置する前記
    ノズルに被覆して固定し、更に該ノズルに被覆した前記
    チューブ及び基布を前記固定部より離脱して合成樹脂に
    ディピングするか、乃至は固定部に配置したままで、ス
    プレー塗布、刷毛塗り等の任意手段で合成樹脂を含浸さ
    せると共に、前記複数個の割型よりなる金型すべてを圧
    締し、前記チューブにノズルを通じて空気を注入し膨脹
    させ、前記伸縮自在の基布を前記金型の壁面に押圧して
    硬化させることにより中空成形の野球グラブ、ミット類
    を製造することを特徴とする中空成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記野球グラブ、ミット類の形状を有する
    複数個の金型を組み合わせて形成する空隙部に配置する
    チューブの形状が、野球グラブ、ミット類の形状に略相
    似することを特徴とする請求項3記載の中空成形体の製
    造方法。
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Cited By (1)

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