JP2002201295A - シート及び防水シート並びに防水施工方法 - Google Patents

シート及び防水シート並びに防水施工方法

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JP2002201295A
JP2002201295A JP2000400805A JP2000400805A JP2002201295A JP 2002201295 A JP2002201295 A JP 2002201295A JP 2000400805 A JP2000400805 A JP 2000400805A JP 2000400805 A JP2000400805 A JP 2000400805A JP 2002201295 A JP2002201295 A JP 2002201295A
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JP
Japan
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sheet
adhesive
waterproof
waterproof sheet
butyl rubber
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JP2000400805A
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English (en)
Inventor
Hidehiro Suzuki
英博 鈴木
Akira Kojima
朗 小嶋
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Kanebo Ltd
Kanebo Kasei KK
Original Assignee
Kanebo Ltd
Kanebo Kasei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えばブチルゴム系等の接着剤と確実に結合
し、経時によっても剥がれず、シートの浮きや機械的強
度の低下もなく、長期に亘って安定的に下地に接着させ
ることのできるシートを提供すること。 【解決手段】熱可塑性エラストマーを含むシートであっ
て、少なくとも片面が凹凸を有することを特徴とするシ
ート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水施工に際し用
いられる熱可塑性エラストマーからなる防水シートとし
て好適なシートに関するものであり、更に詳しくは、例
えばブチルゴム系等の接着剤を、確実に防水シートに固
着させ得るシートである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマー,中でもオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー(サーモプラスチックオレフ
ィン,以下TPO)からなる防水シートは、一般にブチ
ルゴム系の接着剤を用いて下地に貼り合わせられてい
る。
【0003】しかしながら、TPOは、オレフィンベー
スであるために、接着剤,特に従来から使用されている
代表的なブチルゴム系の接着剤との親和性は決して良好
とはいえず、経時的に下地から剥がれ、シートの浮き現
象が生じる為、機械的な強度が低下し、長期耐久性に劣
るという欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
とするところは、例えばブチルゴム系等の接着剤と確実
に結合し、経時によっても剥がれず、シートの浮きや機
械的強度の低下もなく、長期に亘って安定的に下地に接
着させることのできるシートを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、熱可塑性
エラストマーからなるシートであって、少なくとも片面
が、凹凸を有することを特徴とするシート,当該シート
からなる、防水シート,当該シートに、基布を積層した
ことを特徴とする防水シート,当該防水シートを用いる
ことを特徴とする防水施工方法,及び当該防水シートの
凹凸面側を、ブチルゴム系接着剤を介して下地に貼付さ
せることを特徴とする当該防水施工方法によって達成さ
れる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明でA層の原料として用いら
れる熱可塑性エラストマーは、その特性を生かし、シー
ト相互のジョイント部の接着を熱融着により完全一体化
させることが出来、またリサイクル性に優れる素材とし
て防水シート用としての適用が始まっている。
【0007】具体的にはオレフィン系(TPO),塩化
ビニル系,スチレン系,ウレタン系,エステル系等が挙げ
られる。
【0008】本発明のシートは、上記の熱可塑性エラス
トマーからなるシートに、エンボス加工等により凹凸を
施すことによって得られる。
【0009】凹凸の深さは、特に限定されるものではな
いが、シート施工面にいわゆる櫛山状に塗布した接着剤
に、物理的に絡んで投錨効果を発現し、シートを貼着で
きる程度であれば良く、例えば、最低50μ程度の高低差
があるのが好ましい。
【0010】本発明の防水施工方法は、上記防水シート
を用いることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のシートの貼付方法,及び防
水施工方法の具体例としては、本発明のシート又は防水
シートの凹凸面側を、接着剤を介して下地等の対象物に
貼付させる方法が挙げられる。
【0012】具体的には、接着剤を下地等の対象物側と
シートの凹凸面側のいずれか一方に塗布する方法と、両
方にそれぞれ塗布する方法のいずれであっても良いが、
貼付・施工をより確実にする観点からは、両方に塗布し
て貼り合わせることが好ましく、施工の簡便性からは、
下地等の対象物側にのみ塗布する方法が好ましい。下地
等の対象物側にのみ塗布する場合には、接着剤を、いわ
ゆる櫛山状に塗布し十分な接着剤量を確保し、これが凹
凸面に隙間無く進入し投錨効果による物理的な絡みを良
くすることが好ましいが、ローラー刷毛で均一に塗布し
た場合であっても、接着剤塗布面に凹凸面を押しつける
ことによって、凹凸部と接着剤とが実質的に上記と同様
の効果を得ることもできる。
【0013】
【実施例】実施例1 TPO樹脂を、Tダイより押出し、基材としてポリエス
テル織布を積層し、厚さ1.2mmの防水シートを製造す
る際に、ライナー処理により深さ50μのエンボス加工を
施した。かかるシートを、ブチルゴム系のプライマーを
塗布し乾燥した下地コンクリート面にブチルゴム系の接
着剤を櫛目鏝により櫛山状に塗布した下地面に貼着し
た。このシートは、エンボス面により、ブチルゴム系の
熱可塑性接着剤によく絡むことから、50℃加熱環境条件
下に於いて下地からの剥がれによる浮き等は全く観察さ
れず比較例1の平滑なTPOシートに比べて、接着性に
優れ、耐久性にも優れていた。
【0014】比較例1 TPO樹脂を、Tダイより押出し、基材としてポリエス
テル織布を積層し、厚さ1.2mmの防水シートを製造し
た。かかるシートを、ブチルゴム系のプライマーを塗布
し乾燥した下地コンクリート面にブチルゴム系の熱可塑
性接着剤をローラー刷毛で均一に塗布したコンクリート
面に貼着した。このシートは、ブチルゴム系の接着剤と
のなじみが悪いため、50℃加熱環境条件下に於いてシー
トの浮き現象が生じ、経時的に下地から剥がれてくるな
ど、長期耐久性に劣るものであった。
【0015】
【発明の効果】本発明のシートは、TPOと接着性の悪
い例えばブチルゴム系等の接着剤とであっても確実に結
合し、経時によっても剥がれず、シートの浮きや機械的
強度の低下もなく、長期に亘って安定的に下地に接着さ
せることのできるシートであり、防水シートとして最適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート又は防水シートの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 TPOからなるシート 2 凹凸部 3 接着剤 4 対象物 5 シート(防水シート)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA10 AA14 AA22 AA24 BA01 BB06 BC01 4F100 AK09G AL09A AT00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C DD01A DG11B GB90 JB16A JL11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーからなるシートで
    あって、少なくとも片面が、凹凸を有することを特徴と
    するシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートからなる、防水
    シート。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシートに、基布を積層し
    たことを特徴とする防水シート。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の防水シートを用
    いることを特徴とする防水施工方法。
  5. 【請求項5】 防水シートの凹凸面側を、ブチルゴム系
    接着剤を介して下地に貼付させることを特徴とする、請
    求項4記載の防水施工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015206225A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 多摩防水技研株式会社 防水施工用防水シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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