JP2002201045A - 親水性薄膜 - Google Patents

親水性薄膜

Info

Publication number
JP2002201045A
JP2002201045A JP2000397379A JP2000397379A JP2002201045A JP 2002201045 A JP2002201045 A JP 2002201045A JP 2000397379 A JP2000397379 A JP 2000397379A JP 2000397379 A JP2000397379 A JP 2000397379A JP 2002201045 A JP2002201045 A JP 2002201045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tio2
thin film
film
hydrophilic thin
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000397379A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Hiraoka
純治 平岡
Tetsuya Fukushima
哲弥 福嶋
Minoru Takashio
稔 高塩
Takahiro Doke
隆博 道家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2000397379A priority Critical patent/JP2002201045A/ja
Publication of JP2002201045A publication Critical patent/JP2002201045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/3411Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
    • C03C17/3417Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials all coatings being oxide coatings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車のミラー等に実用化出来る防曇防汚ガラ
スを実現する親水性薄膜 【解決手段】ガラス基板の表面に酸化珪素よりなる10
nm以下の厚さのアルカリ遮断膜および光透過性および
光触媒機能を持つ多孔質状TiO2膜を100nm以上
250nm以下の厚さで積層してなり、さらに前記多孔
質TiO2膜上に無機酸化物を10nm以下に積層して
なる防曇防汚ガラスを実現する親水性薄膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板等の基板
部材の表面に親水性薄膜を形成して表面を親水性にして
防曇性を持たせた鏡に関し、親水性を向上させ、長期間
にわたり防曇性を維持できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平10−36144号に見ら
れるものを詳述すると、以下の通りである。鏡表面での
水滴の付着を防止して視認性を向上させたものに防曇鏡
があり、表面に付着した水を薄い膜状に広げた形式のも
のがある。特開平10−36144号広報に記載の防曇
鏡は、硝子等の基板部材の表面側または裏面側に反射膜
を成膜し、該基板部材の最表面に親水膜を形成するもの
で、多孔質SiO2膜の下層に光触媒機能を有するTi
O2膜を成膜することにより、多孔質SiO2に付着し
て多孔質に目詰まりを生じさせている汚れ等の有機物を
分解除去して、親水性が長期間にわたり維持されるよう
にしたものである。
【0003】特開平11−37100号広報に記載の親
水性皮膜は、ガラス基板を300度以上に加熱した状態で
ガラス基板の表面に二酸化チタンを蒸着してアナターゼ型
の光触媒層の二酸化チタンを高低差が20mm以上の凹
凸上のアナターゼ型の結晶構造を形成し、該形成された
光触媒性を有する光触媒層と無酸素状態で前記光触媒層
上に酸化珪素を蒸着して親水層を形成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の親
水性被膜の親水層は、表面側と光触媒層側とを貫通する
多数の透光を有した多孔質であり、形成された孔を介し
て光触媒層を親水層の表面側に晒すことで親水層の表面
での光触媒機能を発揮させていた。しかしながら親水層
を多孔質とすると、親水性を損なわせるオイル等の不純
物が親水層上から流れ落ちにくくなる。このため、光触
媒機能による不純物の分解量が多くなり、結果として親
水性能が低下する事となった。また表層の多孔質層は物
理的塵を取り込みやすく、長期的に汚れが蓄積すること
になる。
【0005】また摂氏300度以上に基板を加熱して高低
差20nm以上の凸凹を形成した光触媒皮膜の凸部表面
に親水層を蒸着させた方法では、被膜上の親水層でない
箇所の残留油分を軽減する事が課題として残る。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、上記事実を考慮して、自動車ミラー等に使
用出来る優れた長期防曇防汚性能を有する防曇防汚ガラ
ス物品を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
請求項1記載の本発明は、透明基板部材に光透過性と光
触媒機能を有するTiO2膜を成膜し、前記TiO2膜
の表層は結晶形成体による多孔質層を形成し、前記多孔
質層が短径・長径の比が1:10から1:20の長方形
結晶形成体であり、前記結晶形成体で構成された表面の
凹凸の平均算術粗さRaが4nm以下であることを特徴と
する。
【0008】光触媒を用いて優れた防曇防汚機能を得る
ためには四つの条件を同時に満足することが望ましい。
ひとつは、光触媒膜の表面に吸着した、曇りや汚れの原
因となる有機物を効率よく酸化分解すること(高光触媒
活性)である。二つ目は、有機物が表面に吸着しにくい
こと(吸着防止性)である。三つ目は、特に、防曇性に
必要なことであるが、水滴が付着した時の見かけの接触
角を小さくすること(低接触角化)である。四つ目は、
表面の触媒活性が持続すること(暗所維持特性)であ
る。
【0009】本発明では光透過性及び光触媒機能を有す
るTiO2膜の比表面積が広がることにより紫外光照射
による活性点が多くなることになり、その結果活性が促
進され、高光触媒活性を発揮することになる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1で記載
した多孔質TiO2の別の構成を示したものであり、T
iO2膜の表層が一辺の長さが30nmから100nm
の多角形形状をした複数の結晶形成物で成り、前記結晶
形成物がバラック状に不均一に分布した形態で構成され
ていることを特徴とする。
【0011】このことにより、光触媒活性を持つTiO
2の表面の活性点が増加することになり、高光触媒活性
を発揮することができる。
【0012】請求項3記載の本発明は請求項1ならびに
請求項2で記載した表面が多孔質で形成された光透過性
と光触媒機能を有するTiO2膜の上に、透明な保水性
の機能を持つ無機酸化物膜を形成したことを特徴とす
る。
【0013】本発明では光透過性および親水性を有する
無機酸化物膜が吸着防止性とTiO2の触媒活性に必要
な保水機能を発揮し暗所維持特性を発揮することができ
る。
【0014】したがって、この発明によれば、無機酸化
物膜の表面にワックス等の有機物ならびに空気中の塵が
付着しても無機酸化物膜に遮断され付着しずらく、付着
したとしても無機酸化物層の下層にあり、前記無機酸化
物膜によって物理的に犯されていないTiO2の光触媒
反応によって分解され除去される。従って親水性の低下
が防止され、長期間にわたり防曇性を維持することがで
きる。
【0015】請求項4記載の本発明は、透明基板部材に
光透過性と光触媒機能を有するTiO2膜と、光透過性
及び親水性を有する無機酸化物膜とを積層した積層膜を
形成してなり、無機酸化物膜によって表面が親水性を呈
するようにした防曇鏡において、前記TiO2膜の膜厚
を100nm以上250nm以下とし、前記無機酸化物
膜の膜厚を10nm以下としてなるものである。
【0016】光透過性と保水性を持つ無機酸化物の膜厚
を10nm以下とすることによって、下層のTiO2が
紫外線照射されることによって発生した活性酸素が前記
無機酸化物層を浸透し、表面に付着した有機物等を分解
できる。このことによって、付着防止機能と触媒活性化
と保水機能を備えることができる。
【0017】請求項5記載の本発明は、透明基板部材上
に成膜した光触媒反応物質膜であるTiO2層中に侵蝕
して触媒活性を低下させる原因となっていた透明基板部
材である例えばガラス基板から溶出するナトリウム等の
アルカリイオンを前記ガラス表面と前記TiO2層の間
にアルカリ遮断膜であるSiO2層を10nm以下の厚
さに形成する事によって前記アルカリイオンのTiO2
への溶出を遮断し触媒活性の低下を防止した事を特徴と
する。
【0018】このことにより光触媒反応膜であるTiO
2の膜厚を薄くでき、結果として成膜時間を短縮するこ
とができる。
【0019】請求項6記載の本発明は、真空雰囲気中に
成膜対象物を配置し、スパッタリングガスのプラズマに
よってチタンターゲットならびに酸化珪素ターゲットを
それぞれスパッタリングし、成膜対象物表面に親水性薄
膜を形成させることを特徴とする。
【0020】薄膜の成膜方法にスパッタリングを採用す
ることによって、その全圧力、酸素分圧、アルゴン分
圧、電力を任意に選択することにより、狙いの成膜状態
が実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態の断面
図を示す。ガラス基板、ミラーガラス等の透明基板部材
10の一方の表面に、光透過性があり且つ光触媒機能を
有するTiO2層11が例えば170nmの膜厚になる
ように成膜され、さらにTiO2層11の表面には、S
iO2等の光透過性があり且つ親水性を有する無機酸化
物膜12が例えば10nm成膜されて、全体が透明性を
もつように構成されている。TiO2層11は、図2の
TiO2層の表面SEM写真に示しているように、Ti
O2結晶21が緻密に分布しており、各TiO2結晶2
1の結晶形状は、短径・長径の比が1:10から1:2
0であり、且つTiO2表面の算術平均粗さRaが4nm
以下の構造になっている。ここでの算術平均粗さRa
は、JIS B 0601で定義されている算術平均粗さRa
であり、AFM(原子間力顕微鏡)等の測定に基づき求
めることができるものである。図2のような構造を採る
ことにより、例えば、ワックス等の有機汚れが表面に付
着した場合、図4のTiO2層の表面SEM写真に示し
ているような表面構造に比べ、膜表面に図4に示してい
るような空隙42が少ないため、汚れが内部まで進入す
ることを防止できる。また、Raを4nmより大きくす
る構造をとると、凹凸の凹部等に汚れがたまり、親水阻
害の原因になったり、あるいは、付着した汚れを洗浄す
る場合、汚れの除去性にも影響を与えると考えられる。
ゆえに、Raは4nm以下とすことが好ましい。また、
表面に紫外線が照射された場合、光触媒反応を呈するT
iO結晶の比表面積が広く、光触媒反応により汚れを効
率的に分解でき、尚かつ親水性の回復力が速い。
【0022】図1のTiO2層11のその他実施形態と
しては、図3のTiO2層の表面SEM写真に示してい
るように、TiO2結晶31が、30nmから100n
mの多角形形状を形成し、バラック状に不均一に分布す
る構造となる。図3のような構造を採ることにより、例
えば、ワックス等の有機汚れが表面に付着した場合、図
4のTiO2層の表面SEM写真に示しているような表
面構造に比べ、膜表面に図4に示しているような空隙4
2が少ないため、汚れが内部まで進入することを防止で
きる。また、表面に紫外線が照射された場合、光触媒反
応を呈するTiO2結晶の平均粒径が大きいため、活性
点が多く、高い光触媒性を示し、その光触媒反応により
汚れを効率的に分解でき、尚かつ親水性の回復力が速
い。
【0023】図5は、TiO2層の表面にワックスを付
着させ、紫外線を照射させたときのTiO2膜の膜厚
と、基材表面と水滴とがなす接触角の一時間辺りの変化
を示したグラフである。図5によれば、TiO2層の膜
厚が100nm以上であれば、高い変化を示し、汚れが
付着した場合、光触媒反応により汚れを効率的に分解で
き、尚かつ親水性の回復力が速いことを示している。ゆ
えに、実質的に汚れに対する回復性をもたせるために
は、TiO2層の膜厚が好ましくは100nm以上であ
り、さらに好ましくは、170nm以上である。
【0024】図6は、TiO2層の表面に無機酸化物膜
として例えばSiO2膜を積層した場合の、SiO2膜
の膜厚と、紫外線の当たらない暗所での基材表面と水滴
とがなす接触角がなす角が10゜以下を維持する日数を
示したグラフである。接触角が10゜以下であれば、実
質的に防曇性能を発揮することができ、SiO2膜の膜
厚10nm以上であれば、十分である。しかし、SiO
2膜の膜厚を10nm以上とすると光触媒反応の低下に
繋がるため、好ましくはSiO2膜は10nm以下にす
ることが望ましい。
【0025】図1に示す透明基板部材10がソーダライ
ムガラスである場合、成膜時に基板が加熱された場合
は、部材中のナトリウム等のアルカリイオンが表面に拡
散し、図1のTiO2層11のTiO2と反応し、チタ
ン−ナトリウム化合物を形成し、光触媒活性を低下させ
る原因となる。ゆえに、これを防止する手段として、透
明基板部材10として、ソーダの影響のないシリカガラ
ス等を用いたり、あるいは、透明基板部材10とTiO
2層11との間に、アルカリ拡散制限層を設けることが
望ましい。アルカリ拡散制限層としては、酸化珪素が望
ましい。
【0026】スパッタリングによる図1のTiO2層1
1、無機酸化物膜12の成膜手順の一例を以下に説明す
る。図1のTiO2層11の、図2に示すような構造の
TiO2層は例えば以下の手順で行われる。 (1)スパッタリング装置のチタン(Ti)ターゲット
成膜チャンバー内に透明基板部材10を保持し、高真空
状態にする。 (2)チャンバー内の全圧力を0.8Pa、酸素分圧を
0.16Pa、アルゴン分圧を0.64Paとし、ター
ゲットのRF電力を600Wに調整する。 (3)(2)の条件下にて、スパッタリングを開始す
る。(2)の条件を用いることで、一般的に成膜速度の
遅いとされる二酸化チタン(TiO2)ターゲットを用
ずに、チタン(Ti)ターゲット用い、Tiを酸素と反
応させ、低温でアナターゼ構造のTiO2層を得ること
ができる。また、基板を予め加熱する必要もない。 (4)透明基板部材10の上に、TiO2層11が約1
70nm積層されたところで成膜を終了させる。
【0027】TiO2層11の成膜が終わったら、引き
続き無機酸化物膜12の成膜を行う。無機酸化物膜のう
ちSiO2は、例えば以下の手順で行われる。 (1)スパッタリング装置の酸化珪素(SiO2)ター
ゲット成膜チャンバー内に透明基板部材10を保持し、
高真空状態にする。 (2)チャンバー内の全圧力を0.8Pa、酸素分圧を
0.16Pa、アルゴン分圧を0.64Paとし、ター
ゲットのRF電力を600Wに調整する。 (3)(2)の条件下でスパッタリングを開始する。 (4)TiO2層11の上にSiO2層が約10nm積
層されたところで成膜を終了させる。
【0028】前記成膜手順において、全圧力、酸素分
圧、アルゴン分圧、電力を調整することにより、成膜速
度、結晶の構造を制御することができる。また、結晶の
構造は、透明基板部材の種類によっても制御することが
可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により形成
された親水性薄膜は高い親水性、防曇性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の親水性薄膜の実施の形態を示す断面図
である。
【図2】図1のTiO2層における実施形態の一つのT
iO2層表面のSEM写真である。
【図3】図1のTiO2層における実施形態の一つのT
iO2層表面のSEM写真である。
【図4】図2、3の比較例としてのTiO2層表面のS
EM写真である。
【図5】TiO2層の膜厚と、表面にワックスを付着さ
せたときの表面と水滴のなす接触角の1時間辺りの変化
の関係を示したグラフである。
【図6】TiO2層の表面にSiO2膜を積層した場合
の、SiO2膜の膜厚と、基材表面と水滴とがなす接触
角がなす角が10゜以下を維持する日数を示した関係の
グラフである。
【符号の説明】
10:透明基板部材 11:TiO2膜 12:無機酸化物膜 21:TiO2結晶 31:TiO2結晶 41:TiO2結晶 42:空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 9/00 B32B 9/00 A C03C 17/245 C03C 17/245 A C23C 14/08 C23C 14/08 N (72)発明者 道家 隆博 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AA20C AA21B AT00A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B EH66 GB32 JA11B JB05 JL07 JL08B JN01A JN01B YY00B 4G059 AA01 AB11 AC21 EA04 EB04 GA01 GA12 4G069 AA03 AA08 BA02A BA02B BA04A BA04B BA14A BA14B BA48A CD10 EB03 EC26 ED02 EE06 FA03 FB02 4K029 AA09 AA24 BA46 BA48 BB02 BC00 CA06 DC03 DC05 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板部材の表面に、光透過性と光触媒
    機能を有するTiO2を積層し、前記TiO2の表面の
    結晶形状が、短径・長径の比が1:10から1:20で
    あり、かつ前記TiO2表面の凹凸の平均算術粗さRaが
    4nm以下である構造を持つ親水性薄膜。
  2. 【請求項2】透明基板部材の表面に、光透過性と光触媒
    機能を有するTiO2を積層し、前記TiO2の表面が
    複数の結晶が一辺の長さが30nmから100nmの多
    角形形状を形成し、前記多角形形状の各結晶形成物がバ
    ラック状に不均一に分布してなる構造を持つ親水性薄
    膜。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2記載の表面構造を持つTi
    O2の上層に、光透過性および親水性を有する透明な無
    機酸化物膜を成膜してなる親水性薄膜。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3記載の親水性薄膜におい
    て、前記TiO2膜の膜厚を100nm以上250nm
    以下とし、前記無機酸化物膜の膜厚を10nm以下とし
    た親水性薄膜。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載の親水性薄膜におい
    て、前記透明基板部材の表面と前記TiO2膜の間に前
    記透明基板に含まれるアルカリイオンの前記TiO2へ
    の拡散を制限する10nm以下の酸化珪素よりなるアル
    カリ拡散制限層を備える親水性薄膜。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載の親水性薄膜において
    真空雰囲気中に成膜対象物を配置し、スパッタリングガ
    スのプラズマによってチタンターゲットならびに酸化珪
    素ターゲットをスパッタリングし、前記成膜対象物表面
    にTiO2薄膜ならびにSiO2薄膜を生成する親水性
    薄膜の製造方法。
JP2000397379A 2000-12-27 2000-12-27 親水性薄膜 Pending JP2002201045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397379A JP2002201045A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 親水性薄膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397379A JP2002201045A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 親水性薄膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002201045A true JP2002201045A (ja) 2002-07-16

Family

ID=18862510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000397379A Pending JP2002201045A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 親水性薄膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002201045A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011081031A1 (ja) * 2009-12-28 2011-07-07 Hoya株式会社 プレス成形用ガラス素材、プレス成形用ガラス素材の製造方法、および光学素子の製造方法
CN102199003A (zh) * 2010-03-23 2011-09-28 中国科学院合肥物质科学研究院 二元有序多孔薄膜及其制备方法
JP2012145632A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Asahi Glass Co Ltd 透明保護板、およびディスプレイ装置
JP2014098542A (ja) * 2008-09-16 2014-05-29 Toshiba Corp 冷蔵庫
WO2014080726A1 (ja) * 2012-11-21 2014-05-30 株式会社 村上開明堂 親水性部材およびその製造方法
US10252302B2 (en) 2013-01-23 2019-04-09 Dexerials Corporation Hydrophilic laminate and method for manufacturing the same, antifouling laminate, product and method for manufacturing the same, and antifouling method

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014098542A (ja) * 2008-09-16 2014-05-29 Toshiba Corp 冷蔵庫
WO2011081031A1 (ja) * 2009-12-28 2011-07-07 Hoya株式会社 プレス成形用ガラス素材、プレス成形用ガラス素材の製造方法、および光学素子の製造方法
JP2011136870A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Hoya Corp プレス成形用ガラス素材、プレス成形用ガラス素材の製造方法、および光学素子の製造方法
US8993115B2 (en) 2009-12-28 2015-03-31 Hoya Corporation Press-molding glass material, method of manufacturing press-molding glass material, and method of manufacturing optical element
CN102199003A (zh) * 2010-03-23 2011-09-28 中国科学院合肥物质科学研究院 二元有序多孔薄膜及其制备方法
JP2012145632A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Asahi Glass Co Ltd 透明保護板、およびディスプレイ装置
WO2014080726A1 (ja) * 2012-11-21 2014-05-30 株式会社 村上開明堂 親水性部材およびその製造方法
JP2014100871A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Murakami Corp 親水性部材およびその製造方法
US10042090B2 (en) 2012-11-21 2018-08-07 Murakami Corporation Hydrophilic member and method for manufacturing same
US10252302B2 (en) 2013-01-23 2019-04-09 Dexerials Corporation Hydrophilic laminate and method for manufacturing the same, antifouling laminate, product and method for manufacturing the same, and antifouling method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101131157B1 (ko) 보호용 박층으로 코팅되어 있는 광촉매 층을 지지하는기판, 특히 유리 기판
JP4414361B2 (ja) 光触媒コーティングを備えた基材
KR101512166B1 (ko) 관리가 용이한 코팅 기술
EP2343125B1 (en) Hydrophilic films and components and structures using same
JP4362476B2 (ja) 光触媒機能を有する部材および複層ガラス
JP2003220340A (ja) 酸化チタン光触媒薄膜および該酸化チタン光触媒薄膜の製造方法
JP2003094551A (ja) 高性能自動調光窓コーティング材料
JP3904355B2 (ja) 親水性光触媒部材
JP2008003390A (ja) 反射防止膜及び光学フィルター
JP4261353B2 (ja) 光触媒体、光触媒体の製造方法及び光触媒体の製造装置
JP2008274409A (ja) 防曇膜の形成方法
JP2002201045A (ja) 親水性薄膜
JP2000347013A (ja) 親水性鏡及びその製造方法
JP4826742B2 (ja) 薄膜デバイスの成膜方法
JP3802335B2 (ja) 複合素子およびその製造方法
US8435650B2 (en) Fine laminar barrier protective layer
JP2021006841A (ja) 薄膜の製造方法
KR100718597B1 (ko) 친수성 박막의 형성방법
JP2000203885A (ja) 機能性薄膜、機能性基板、及び酸化チタン薄膜製造方法。
JP4030045B2 (ja) 親水性複合材
JP2003093896A (ja) 光触媒性酸化チタン膜の成膜方法
JP4993745B2 (ja) 成膜装置
JP3830806B2 (ja) 防曇性部材
JP3925179B2 (ja) 防曇防汚物品とその製造方法
JP3400259B2 (ja) 親水性被膜およびその製造方法