JP2002199699A - 電力変換装置とその駆動方法 - Google Patents

電力変換装置とその駆動方法

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inductance
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igbt
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Akitake Takizawa
聡毅 滝沢
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータなどの電力変換装置におけるスイ
ッチング損失の低減化を図る。 【解決手段】 電力変換装置の各アームを、IGBT等
の半導体チップ11,12と2並列に接続された一方の
チップ、例えば半導体チップ12に対し直列にインダク
タンスまたはインダクタンスと同等の要素14を直列に
接続し、これらと逆並列に還流ダイオード13を接続し
て構成することにより、上記課題の解決を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力用半導体素
子モジュールからなる電力変換装置とその駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9に従来例を示す。図6は電力
半導体素子モジュールからなるインバータ回路例で、直
流電源10に対し6個の素子モジュール1で3相インバ
ータを構成し、交流出力を可能とするものである。
【0003】モジュールの内部構成の従来例としては、
図7〜図9などに示すものがある。図7は絶縁ゲート形
バイポーラトランジスタ(IGBT)11と、逆並列に
接続されたフリーホイールダイオード(FWD)13と
からなる例、図8は大容量向けに、FWD13に対して
IGBTを11,12と2つ並設した例、また、図9は
FWD13に対してIGBT11と金属酸化膜半導体型
電界効果トランジスタ(MOSFET)12Aを並設し
た例である。
【0004】それぞれの構成には、 図7,図8に示すもの:安価で駆動が容易 図9に示すもの :定常損失が減少するため、高効率システムが構築可能 図8 :大容量システム向き のような特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7,図8に示すモジ
ュール構成では、小電流時において定常損失がMOSF
ETに比べて相対的に大きくなるため、高効率システム
化が難しい。また、図7〜図9の共通の課題としては、
ターンオフ時のサージ電圧や、ターンオン時の発生ノイ
ズを増加させずに、ターンオフ損失やターンオン損失を
低減することが難しい点が挙げられる。
【0006】ターンオン損失の一般的な低減方法とし
て、図10に示すようにモジュール1と直列にインダク
タンス(またはインダクタンス相当分)3を接続する方
法があるが、トレードオフとして、ターンオフ損失の増
加や、ターンオフ時の高サージ電圧化の問題があり、一
般には実施されていない。したがって、この発明の課題
は、スイッチング損失を低減させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1の発明では、電力用半導体素子モジュ
ールからなる電力変換装置の各アームを、インダクタン
スまたはインダクタンス相当の要素と第1のIGBTと
の直列接続回路と、第2のIGBTと、前記第1,第2
IGBTとは導通方向が逆向きのダイオードとを並列接
続して構成することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、電力用半導体素子モ
ジュールからなる電力変換装置の各アームを、インダク
タンスまたはインダクタンス相当の要素とMOSFET
との直列接続回路と、IGBTと、前記MOSFET,
IGBTとは導通方向が逆向きのダイオードとを並列接
続して構成することを特徴とする。
【0009】上記請求項1または2の発明においては、
前記電力用半導体素子モジュールをターンオンさせると
きは、前記インダクタンスまたはインダクタンス相当の
要素を直列に接続した素子の方を最初にターンオンさ
せ、ある設定時間後にもう一方の素子をターンオンさせ
ることができる(請求項3の発明)。
【0010】また、上記請求項1または2の発明におい
ては、前記電力用半導体素子モジュールをターンオフさ
せるときは、前記インダクタンスまたはインダクタンス
相当の要素を直列に接続した素子の方を最初にターンオ
フさせ、ある設定時間後にもう一方の素子をターンオフ
させることができる(請求項4の発明)。
【0011】つまり、この発明は、半導体素子と直列に
インダクタンスを接続するとターンオン損失が低減可能
であり、反対に直列に接続されインダクタンス分が小さ
いほどターンオフ損失とターンオフ時のサージ電圧が低
減可能であることに着目してなされたもの、と言える。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態を示す回路図である。図からも明らかなように、この
例はIGBTチップ12と直列に、インダクタンスまた
はインダクタンス相当の要素14を接続した点が特徴
で、それ以外は図8と同様である。なお、インダクタン
スまたはインダクタンス相当の要素14は、モジュール
内の配線を延ばすなどで実現可能である。
【0013】図2はこの発明の第2の実施の形態を示す
回路図である。図からも明らかなように、図1のIGB
T12の代わりにMOSFETチップ12Aを設け、こ
のチップ12Aに対して直列にインダクタンスまたはイ
ンダクタンス相当の要素14を接続した点が特徴であ
る。その他は図1と同様なので詳細は省略する。
【0014】図3はこの発明の第3の実施の形態を示す
回路図である。これは、インバータなどの電力変換装置
の各アームが、図1または図2のように構成される素子
モジュール1をオンさせるに当たり、要素14が接続さ
れたチップ12または12Aにはオン指令Sonを直接
与え、そうでないチップ11にはオンディレイ回路21
を介して与えることで、チップ12または12Aを先に
ターンオンさせ、チップ11は一定時間後にターンオン
させるものである。
【0015】図4はこの発明の第4の実施の形態を示す
回路図である。これは、インバータなどの電力変換装置
の各アームが、図1または図2のように構成される素子
モジュール1をオフさせるに当たり、要素14が接続さ
れたチップ12または12Aにはオフ指令Soffを直
接与え、そうでないチップ11にはオンディレイ回路2
1を介して与えることで、チップ12または12Aを先
にターンオフさせ、チップ11は一定時間後にターンオ
フさせるようにしたものである。
【0016】図5にこの発明の変形例を示す。これは、
図1〜図4に示すものが、インダクタンスまたはインダ
クタンス相当の要素14を素子モジュール1の内部に設
けているのに対し、これを素子モジュール1の外部に設
けるようにしたもので、こうすることによっても上記と
同様の効果を得ることができる。また、以上では半導体
チップを2つ並列に用いる例で説明したが、この発明は
半導体チップを3つ以上並列に用いるものについても、
同様にして適用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、簡単かつ安価な構成
でスイッチング損失を低減することが可能となる利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図3】この発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】この発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】この発明による変形例を示す回路図である。
【図6】インバータの一般的な例を示す回路図である。
【図7】図6における各アームの第1の従来例を示す回
路図である。
【図8】図6における各アームの第2の従来例を示す回
路図である。
【図9】図6における各アームの第3の従来例を示す回
路図である。
【図10】図6における各アームの第4の従来例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1…電力半導体素子モジュール(素子モジュール)、2
…ゲート回路、3,14…インダクタンスまたはインダ
クタンス相当の要素、10…直流電源、11,12…I
GBTチップ、12A…MOSFET(金属酸化膜半導
体型電界効果トランジスタ)チップ、13…フリーホイ
ールダイオード(FWD)チップ、21…オンディレイ
回路、22…オフディレイ回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力用半導体素子モジュールからなる電
    力変換装置の各アームを、インダクタンスまたはインダ
    クタンス相当の要素と第1のIGBTとの直列接続回路
    と、第2のIGBTと、前記第1,第2IGBTとは導
    通方向が逆向きのダイオードとを並列接続して構成する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 電力用半導体素子モジュールからなる電
    力変換装置の各アームを、インダクタンスまたはインダ
    クタンス相当の要素とMOSFETとの直列接続回路
    と、IGBTと、前記MOSFET,IGBTとは導通
    方向が逆向きのダイオードとを並列接続して構成するこ
    とを特徴とする電力変換装置。
  3. 【請求項3】 前記電力用半導体素子モジュールをター
    ンオンさせるときは、前記インダクタンスまたはインダ
    クタンス相当の要素を直列に接続した素子の方を最初に
    ターンオンさせ、ある設定時間後にもう一方の素子をタ
    ーンオンさせることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電力変換装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記電力用半導体素子モジュールをター
    ンオフさせるときは、前記インダクタンスまたはインダ
    クタンス相当の要素を直列に接続した素子の方を最初に
    ターンオフさせ、ある設定時間後にもう一方の素子をタ
    ーンオフさせることを特徴とする請求項1または2に記
    載の電力変換装置の駆動方法。
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