JP2002198523A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置およびその製造方法Info
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Abstract
モリセルのリーク電流を防止し、その特性を向上させ
る。 【解決手段】 MISFETのゲート電極Gの側壁に形
成された第1のサイドウォール膜16sをマスクに不純
物を注入することによりソース、ドレイン(n+型半導
体領域17)を形成した後、プラズマCVD法により形
成された窒化もしくは酸化シリコン膜を異方的にエッチ
ングすることにより第2のサイドウォール膜20sを形
成し、この膜20sをマスクにCoSi221aを形成
する。その結果、ソース、ドレインの端部とCoSi2
21aの端部とを、距離D離すことができるため、リー
ク電流を低く抑えることができる。また、第2のサイド
ウォール膜20sを、成膜温度が300℃〜500℃で
あるプラズマCVD法により形成したので、ソース、ド
レインの特性の劣化を回避することができる。
Description
置およびその製造技術に関し、特に、低消費電流の半導
体集積回路装置、例えばSRAM(Static Random Acce
ss Memory)に適用して有効な技術に関するものであ
る。
ッシュメモリには、6個のMISFETを用いてメモリ
セルを構成したSRAMが使用されている。
フロップ回路と2個の情報転送用MISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
とで構成され、このフリップフロップ回路は、例えば、
一対の駆動用MISFETと一対の負荷用MISFET
とで構成される。
領域上には、ソース、ドレイン領域の抵抗を下げ、ま
た、ソース、ドレイン領域上に形成されるプラグとの接
触抵抗を下げるためにシリサイド層が形成されている。
また、これらのMISFETのゲート電極上にも、ゲー
ト電極(配線)の抵抗を下げるためシリサイド層が形成
されている。
域やゲート電極上に金属膜を堆積し、ソース、ドレイン
領域(シリコン基板)と金属膜との接触部およびゲート
電極(シリコン層)と金属膜との接触部において、シリ
サイド化反応を起こさせることにより形成する。
第1のサイドウォールと第2のサイドウォールを形成
し、第2のサイドウォールをマスクに、シリサイド層を
形成することにより接合リーク電流を低減させる技術が
検討されており、例えば、特開平5−326552号公
報や特開平9−199720号公報にその記載がある。
装置の高集積化、微細化に伴い、ゲート電極の幅が小さ
くなり、また、ソース、ドレイン領域の接合深さも益々
小さくなっている。
わゆるモバイル製品に用いられる半導体集積回路装置
は、電池により半導体集積回路装置が駆動されるため、
低消費電力化の要求が大きくなってきている。
路装置の研究・開発を行っているが、この低消費電力化
の要求、例えば、スタンバイ電流の目標値を達成でき
ず、歩留まりが低下するという問題に直面した。
流値が大きくなってしまい、不良となってしまう原因に
ついて電気的解析等を行い検討した結果、例えば、4M
ビットのメモリセルの中の100ビット程度のメモリセ
ルのリーク電流が大きく関係していることがわかった。
Tを断面SEM(scanning electron microscope)等を
用いて観察したところ、シリサイド層がソース、ドレイ
ン領域の接合面の下まで食いこんでしまっているものが
確認された。
電流が生じ、チップ(メモリセルアレイ)全体のスタン
バイ電流を増加させているものと考えられる。なお、こ
のような箇所については、図面を用いて追って詳細に説
明する。
えば、SRAMのメモリセルのリーク電流を防止するこ
とにより、スタンバイ電流の低減を図ることができる技
術を提供することにある。
置、例えば、SRAMのメモリセルの消費電流を低減さ
せる技術を提供することにある。
書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
方法は、ゲート電極の側壁に形成された第1のサイドウ
ォール膜をマスクに前記シリコン基板中に不純物を注入
することによりソース、ドレイン領域を形成した後、プ
ラズマCVD法により形成された第2の絶縁膜を異方的
にエッチングすることにより第1のサイドウォール膜の
側壁に第2のサイドウォール膜を形成し、この第2のサ
イドウォール膜をマスクに金属シリサイド層を形成する
ものである。
ン領域の端部と金属シリサイド層の端部とを、第2のサ
イドウォール膜の膜厚に対応する距離離すことができる
ので、リーク電流を低く抑えた半導体集積回路装置を形
成することができる。
CVD法により形成したので、既に、形成されているソ
ース、ドレイン領域の特性を大きく変化させることな
く、前述の効果を得ることができる。
方法は、前記第1のサイドウォール膜上にエッチングス
トッパー膜を形成し、この膜上に形成された第2の絶縁
膜を異方的にエッチングすることにより第2のサイドウ
ォール膜を形成するものである。
ォール膜の膜厚を確保することができるため、ソース、
ドレイン領域の端部と金属シリサイド層の端部との距離
を確保することができ、リーク電流を低く抑えた半導体
集積回路装置を形成することができる。
ート電極の側壁に形成された第1のサイドウォール膜
と、前記第1のサイドウォール膜をマスクに形成された
ソース、ドレイン領域と、前記第1のサイドウォール膜
の側壁に形成され、プラズマCVD法を用いて形成され
た第2のサイドウォール膜と、前記第2のサイドウォー
ル膜をマスクに前記ソース、ドレイン領域上に形成され
た金属シリサイド層と、を有する。
ン領域の端部と金属シリサイド層の端部とが、第2のサ
イドウォール膜の膜厚に対応する距離、離れているの
で、リーク電流を低く抑えることができる。
CVD法により形成されているので、ソース、ドレイン
領域の特性を良くすることができる。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
SRAMのメモリセルを示す等価回路図である。図示の
ように、このメモリセルMCは、一対の相補性データ線
(データ線DL、/DL)とワード線WLとの交差部に
配置され、一対の駆動用MISFETQd1,Qd2 、一
対の負荷用MISFETQp1,Qp2 および一対の転送
用MISFETQt1,Qt2 により構成されている。駆
動用MISFETQd1,Qd2 および転送用MISFE
TQt1,Qt2 はnチャネル型MISFETで構成さ
れ、負荷用MISFETQp1,Qp2 はpチャネル型M
ISFETで構成されている。
SFETのうち、駆動用MISFETQd1 および負荷
用MISFETQp1 は、CMOSインバータINV1
を構成し、駆動用MISFETQd2 および負荷用MI
SFETQp2 は、CMOSインバータINV2 を構成
している。これら一対のCMOSインバータINV1,I
NV2 の相互の入出力端子(蓄積ノードA、B)は、交
差結合され、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部とし
てのフリップフロップ回路を構成している。また、この
フリップフロップ回路の一方の入出力端子(蓄積ノード
A)は、転送用MISFETQt1 のソース、ドレイン
領域の一方に接続され、他方の入出力端子(蓄積ノード
B)は、転送用MISFETQt2 のソース、ドレイン
領域の一方に接続されている。
ス、ドレイン領域の他方はデータ線DLに接続され、転
送用MISFETQt2 のソース、ドレイン領域の他方
はデータ線/DLに接続されている。また、フリップフ
ロップ回路の一端(負荷用MISFETQp1,Qp2 の
各ソース領域)は電源電圧(Vcc) に接続され、他端
(駆動用MISFETQd1,Qd2 の各ソース領域)は
基準電圧(Vss) に接続されている。
OSインバータINV1 の蓄積ノードAが高電位
(“H" )であるときには、駆動用MISFETQd2
がONになるので、他方のCMOSインバータINV2
の蓄積ノードBが低電位(“L" )になる。従って、駆
動用MISFETQd1 がOFFになり、蓄積ノードA
の高電位(“H" )が保持される。すなわち、一対のC
MOSインバータINV1,INV2 を交差結合させたラ
ッチ回路によって相互の蓄積ノードA、Bの状態が保持
され、電源電圧が印加されている間、情報が保存され
る。
れのゲート電極にはワード線WLが接続され、このワー
ド線WLによって転送用MISFETQt1,Qt2 の導
通、非導通が制御される。すなわち、ワード線WLが高
電位(“H" )であるときには、転送用MISFETQ
t1,Qt2 がONになり、フリップフロップ回路と相補
性データ線(データ線DL,/DL)とが電気的に接続
されるので、蓄積ノードA、Bの電位状態(“H" また
は“L" )がデータ線DL、/DLに現れ、メモリセル
MCの情報として読み出される。
ード線WLを“H" 電位レベル、転送用MISFETQ
t1,Qt2 をON状態にしてデータ線DL、/DLの情
報を蓄積ノードA、Bに伝達する。
を図2〜図17を用いて説明する。
コン基板1中に素子分離2を形成する。この素子分離2
は、以下のように形成する。例えば1〜10Ωcm程度の
比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからなるシリコン
基板1をエッチングすることにより深さ250nm程度の
素子分離溝を形成する。
熱酸化することによって、溝の内壁に膜厚10nm程度の
薄い酸化シリコン膜(図示せず)を形成する。この酸化
シリコン膜は、溝の内壁に生じたドライエッチングのダ
メージを回復すると共に、次の工程で溝の内部に埋め込
まれる酸化シリコン膜5とシリコン基板1との界面に生
じるストレスを緩和するために形成する。
CVD(Chemical Vapor deposition)法で膜厚450
〜500nm程度の酸化シリコン膜5を堆積し、化学的機
械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法
で溝の上部の酸化シリコン膜5を研磨し、その表面を平
坦化する。
素)およびn型不純物(例えばリン)をイオン打ち込み
した後、約1000℃の熱処理で上記不純物を拡散させ
ることによって、シリコン基板1にp型ウエル3(図
2)およびn型ウエル4(図3)を形成する。
MISFET(Qt1、Qt2、Qd1、Qd2、Qp
1、Qp2)のうちnチャネル型MISFET(Qt
1、Qd1、Qt2、Qd2)は、p型ウエル3上に形
成され、pチャネル型MISFET(Qp1、Qp2)
は、n型ウエル4上に形成される。
ル型MISFET(Qt1、Qd1、Qt2、Qd2)
およびpチャネル型MISFET(Qp1、Qp2)を
形成する。
ETを形成する工程について説明するが、6個のMIS
FET(Qt1、Qt2、Qd1、Qd2、Qp1、Q
p2)は同様の工程で形成されるため、nチャネル型M
ISFETQd1を例に、説明する。
液を用いてシリコン基板1(p型ウエル3)の表面をウ
ェット洗浄した後、約800℃の熱酸化でp型ウエル3
の表面に膜厚3nm程度の清浄なゲート酸化膜(図示せ
ず)を形成する。
程度の低抵抗多結晶シリコン膜9をCVD法で堆積す
る。次に、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクにし
て多結晶シリコン膜9をドライエッチングすることによ
り、多結晶シリコン膜9からなるゲート電極Gを形成す
る。このゲート電極の幅は、約0.18μmである。
側にn型不純物(リン)を注入することによってn-型
半導体領域13を形成する。
両側にp型不純物(ホウ素)を斜めイオン打ち込みする
ことによってポケットイオン領域pKpを形成する。こ
のポケットイオン領域pKpは、後述するソース、ドレ
イン領域(n+型半導体領域17)端部からゲート電極
下まで延在し、このソース、ドレイン領域と逆の導電型
である。このポケットイオン領域pKpの不純物濃度
は、p型ウエル3の不純物濃度より高い。
る、パンチスルー現象の発生を抑制するために形成す
る。このパンチスルー現象とは、ソースおよびドレイン
から延びてくる空乏層がつながってしまうことにより、
チャネルが形成されなくてもソース、ドレイン間に電流
が流れてしまう現象をいう。そこで、チャネル領域下に
ソース、ドレイン領域を構成する不純物とは反対の導電
型の不純物からなる領域(ポケットイオン領域)を形成
することによって、ソースおよびドレインから延びる空
乏層の広がりを抑えるのである。
1上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法で膜厚
100nm程度の酸化シリコン膜16を堆積する。次い
で、図6に示すように、酸化シリコン膜16を異方的に
エッチングすることによって、ゲート電極Gの側壁に第
1のサイドウォール膜16sを形成する。
n型不純物(リンまたはヒ素)をイオン打ち込みするこ
とによってn+型半導体領域17(ソース、ドレイン領
域)を形成する。このn+型半導体領域17(ソース、
ドレイン領域)の接合深さは、50〜150nm程度で
ある。ここで、n+型半導体領域17(ソース、ドレイ
ン領域)の接合深さとは、シリコン基板1の表面からそ
の導電型がp型に変わるまでの距離をいう。
またはヒ素)をイオン打ち込みすることによってn-型
半導体領域NMを形成する。このn-型半導体領域NM
の接合深さは、n+型半導体領域17(ソース、ドレイ
ン領域)の接合深さより深く、その不純物濃度は、n+
型半導体領域17(ソース、ドレイン領域)の不純物濃
度より低い。このn-型半導体領域NMは、n+型半導体
領域17(ソース、ドレイン領域)とp型ウエル3との
接合容量を低減するために形成する。即ち、n+型半導
体領域17(ソース、ドレイン領域)とp型ウエル3と
の間にn-型半導体領域NMを設けることによって、n+
型半導体領域17(ソース、ドレイン領域)とp型ウエ
ル3との間に形成される空乏層ののびが大きくなり、n
+型半導体領域17(ソース、ドレイン領域)とp型ウ
エル3との間の接合容量を低減することができる。
1(n+型半導体領域17)、第1のサイドウォール膜
16sおよびゲート電極G上に、プラズマCVD法によ
り膜厚50nm以上の酸化シリコン膜20を堆積する。
持されたガスに高電界を印加することにより発生したプ
ラズマ中で、気層中の反応活性種を反応させることによ
り固体物質(この場合、酸化シリコン膜20)を堆積さ
せる方法をいう。この方法では、プラズマにより反応活
性種の生成が促進され、また、反応も促進されるため、
一般的なCVD(熱CVD)と比較して、低温で良質な
膜が得られる。この酸化シリコン膜20の成膜温度は、
300℃〜500℃である。
膜20を異方的にエッチングすることによって、ゲート
電極Gの側壁に第2のサイドウォール膜20sを形成す
る。この第2のサイドウォール膜20sの膜厚は、10
nm以上であることが望ましい。このサイドウォール膜
の膜厚とは、サイドウォール膜20sの下端のゲート長
方向の幅をいう。
の洗浄液を用いて洗浄する。この洗浄は、シリコン基板
1の表面の不純物や自然酸化膜を除去するために行われ
る。次いで、図10に示すように、スパッタ法によりC
o膜21を堆積する。次いで、500から540℃で1
分間の熱処理を施すことにより、シリコン基板1(n +
型半導体領域17)とCo膜21との接触部およびゲー
ト電極GとCo膜21との接触部においてシリサイド化
反応をおこさせる。
o膜をエッチングにより除去し、シリコン基板1(n+
型半導体領域17)およびゲート電極G上に、CoSi
2層21aを残存させる。次いで、700から800℃
で、1分間程度の熱処理を施し、CoSi2層21aを
低抵抗化する。このCoSi2層の膜厚は、20〜40
nm、シート抵抗は、5〜12Ω/□である。
ラズマCVDにより形成された酸化シリコン膜20を用
いて第2のサイドウォール膜20sを形成した後、この
第2のサイドウォール膜20sをマスクに、CoSi2
層21aを形成したので、ソース、ドレイン領域(n+
型半導体領域17)の接合端部とCoSi2層21aの
端部との間を確保することができる。
成しない場合は、ソース、ドレイン領域(n+型半導体
領域17)を形成する際のマスクである第1のサイドウ
ォール膜16sをマスクとしてシリサイド化反応が起こ
るため、図12に示すように、CoSi2層21aの端
部において、CoSi2層21aが、ソース、ドレイン
領域(n+型半導体領域17)の接合面を超えて、シリ
コン基板1(p型ウエル3)まで到達するような現象が
起こり得る。特に、ポケットイオン領域pKpが形成さ
れている場合に、このような現象が発生すると、リーク
電流が大きくなる。
第2のサイドウォール膜20sをマスクに、CoSi2
層21aを形成したので、図13に示すように、ソー
ス、ドレイン領域(n+型半導体領域17)の接合端部
とCoSi2層21aの端部との間(距離D)を確保す
ることができ、例えば、図12に示すようなCoSi2
層21aが形成された場合であっても、CoSi2層2
1aが、ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域1
7)の接合面を超えにくくなる。従って、リーク電流を
低減することができる。なお、図13においては、ポケ
ットイオン領域pKpおよびn-型半導体領域NMの記
載を省略している。図13に示すように、CoSi22
1aの底面に凹凸が形成されるのは、シリコン基板1の
表面に、前述の洗浄で除去しきれなかった不純物や自然
酸化膜が存在し、これら有無に対応して金属シリサイド
層が厚く形成される箇所と薄く形成される箇所とが生じ
てしまうためと考えられる。
CVDにより形成された酸化シリコン膜20を用いて第
2のサイドウォール膜20sを形成したので、ソース、
ドレイン領域(n+型半導体領域17)形成後に、シリ
コン基板1に加えられる温度を300℃〜500℃程度
に抑えられることができる。従って、シリコン基板1が
高温にさらされることにより起こるソース、ドレイン領
域(n+型半導体領域17)の伸びを抑えることができ
る。例えば、一般的な熱CVDにより形成された酸化シ
リコン膜120を用いて第2のサイドウォール膜120
sを形成した場合には、シリコン基板1が約700℃〜
800℃の高温にさらされることとなり、図14に示す
ように、ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域21
7)中の不純物がさらに拡散し、ソース、ドレイン領域
が伸びてしまう。その結果、パンチスルー現象を引き起
こし、MISFET特性の劣化を招く。
ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域17)形成後
に、シリコン基板1に加えられる温度を300℃〜50
0℃程度に抑えられることができ、前述のMISFET
の特性の劣化を回避することができる。
サイドウォール膜16sを、一般的なCVD(熱CV
D)により形成しているため、n-型半導体領域13の
伸びが憂慮されるが、n-型半導体領域13は不純物濃
度が低いため、MISFET特性に大きな影響は与えな
い。もちろん、第1のサイドウォール膜16sを、プラ
ズマCVDにより形成してもよいが、熱CVDにより形
成した膜の方が、カバレッジが良く、また、基板に対す
るダメージも小さいことから、第1のサイドウォール膜
は、熱CVDにより形成し、第2のサイドウォール膜
は、プラズマCVDにより形成するといった組み合わせ
がより好ましいと思われる。
CVDにより形成された酸化シリコン膜20を用いて第
2のサイドウォール膜20sを形成したが、プラズマC
VDにより形成された窒化シリコン膜220を用いて第
2のサイドウォール膜220sを形成してもよい。
の第2のサイドウォール膜20sの膜減りを低減するこ
とができる。即ち、図15に示すように、Co膜21の
堆積前のシリコン基板1の表面の洗浄を過度に行うと、
第2のサイドウォール膜320sの表面がエッチングさ
れてしまい、第2のサイドウォール膜320sの膜厚が
小さくなる。その結果、ソース、ドレイン領域(n+型
半導体領域17)の接合端部とCoSi2層21aの端
部が接近し、リーク電流が増大してしまう恐れがある。
0sを窒化シリコン膜とすれば、フッ酸系洗浄液による
膜減りを低減することができ、ソース、ドレイン領域
(n+型半導体領域17)の接合端部とCoSi2層21
aの端部との間を確保することができる。
め、CoSi2層21aを薄く形成することも考えられ
るが、CoSi2層21aを薄くした場合には、所望の
シート抵抗(本実施の形態の場合、5〜12Ω/□)を
確保することができなくなる。
電極G上にも形成され、ゲート電極Gの抵抗を低くする
役割も有している。従って、CoSi2層21aを薄く
形成すると、金属シリサイド層の凝集現象により金属シ
リサイド層が形成されない領域や断線が生じてしまう。
ない領域や断線が生じると、ゲート電極が高抵抗化し、
動作速度が小さくなる。その結果、メモリセルとしての
動作を所定の時間内に行うことができず、不良となる。
の端部は、いわゆるリセス等の発生により段差が生じて
いる。ゲート電極がこの段差上に形成される場合には、
この段差に対応して、ゲート電極上にも段差sが生じ
る。この段差上には、金属シリサイド層が、特に薄く形
成されるため前述したような断線が生じ易い。図16
は、図11にしめしたシリコン基板のゲート電極と延在
方向(紙面に対して垂直な方向)の断面図である。
aの断線を防止するためには、CoSi2層21aの薄
膜化には限界がある。
CoSi2層21aの膜厚をある程度確保することがで
きるので、ゲート電極G上のCoSi2層21aの断線
を防止しつつ、リーク電流を防止することができる。
するnチャネル型MISFETQd1が完成する。前述
した通り、他のnチャネル型MISFET(Qt1、Q
t2、Qd1、Qd2)は同様の工程で形成されるため
その説明を省略する。また、pチャネル型(Qp1、Q
p2)は、n型ウエル4上に形成する半導体領域(n -
型半導体領域、n+型半導体領域等)の導電型が異なる
点等を除けば同様であるためその説明を省略する。図1
7に、pチャネル型MISFETQp1の断面図を示
す。14は、p-型半導体領域、18は、p+型半導体領
域(ソース、ドレイン領域)、pKnは、n型のポケッ
トイオン領域、PMは、p-型半導体領域を示す。
介し第1層配線M1および第2層配線M2(WL、D
L、/DL等)が形成されるが、これらの製造工程およ
びその構成については省略する。
RAMの製造方法を図18〜図22を用いて説明する。
なお、図1を用いて説明した回路構成および図2〜図7
を用いて説明したn+型半導体領域17(ソース、ドレ
イン領域)およびn-型半導体領域NM形成工程まで
は、実施の形態1の場合と同様であるためその説明を省
略する。
シリコン基板1を準備し、図18に示すように、シリコ
ン基板1(n+型半導体領域17)、第1のサイドウォ
ール膜16sおよびゲート電極G上に、CVD法により
膜厚10nm程度の酸化シリコン膜419を堆積する。
ン膜419上に、プラズマCVD法により膜厚50nm
以上の窒化シリコン膜420を堆積する。
ン膜420を酸化シリコン膜419が露出するまで、異
方的にエッチングし、ゲート電極Gの側壁に第2のサイ
ドウォール膜420sを形成する。このサイドウォール
膜420sの膜厚は、10nm以上であることが望まし
い。
化シリコン膜419を窒化シリコン膜420sの下層に
形成し、エッチングストッパー膜としたので、シリコン
基板1の表面のエッチングを防止することができる。ま
た、プラズマCVD法により窒化シリコン膜420を堆
積する際、シリコン基板1上に酸化シリコン膜419が
形成されているため、プラズマによるシリコン基板1へ
のダメージを低減することができる。なお、この酸化シ
リコン膜419(エッチングストッパー膜)を、ソー
ス、ドレイン領域(n+型半導体領域17)を形成する
ためのイオン打ち込み工程前に形成し、イオンを打ち込
む際のスルー膜として用いた後、前述のエッチングスト
ッパーとして用いてもよい。
をマスクに酸化シリコン膜419をエッチングすること
によりゲート電極Gおよびn+型半導体領域17(ソー
ス、ドレイン領域)を露出させる(図21)。
の洗浄液を用いて洗浄し、図22に示すように、スパッ
タ法によりCo膜21を堆積する。次いで、500から
540℃で1分間の熱処理を施すことにより、シリコン
基板1(n+型半導体領域17)とCo膜21との接触
部およびゲート電極GとCo膜21との接触部において
シリサイド化反応をおこさせる。
o膜をエッチングにより除去し、シリコン基板1(n+
型半導体領域17)およびゲート電極G上に、CoSi
2層21aを残存させる。次いで、700から800℃
で、1分間程度の熱処理を施し、CoSi2層21aを
低抵抗化する。このCoSi2層の膜厚は、20〜40
nm、シート抵抗は、5〜12Ω/□である。
するnチャネル型MISFETQd1が完成する。他の
nチャネル型MISFET(Qt1、Qt2、Qd1、
Qd2)は同様の工程で形成されるためその説明を省略
する。また、pチャネル型(Qp1、Qp2)は、n型
ウエル4上に形成する半導体領域(n-型半導体領域、
n+型半導体領域等)の導電型が異なる点等を除けば同
様であるためその説明を省略する。
介し第1層配線M1および第2層配線M2(WL、D
L、/DL等)が形成されるが、これらの製造工程およ
びその構成については省略する。
2のサイドウォール膜420sにより、ソース、ドレイ
ン領域(n+型半導体領域17)の接合端部とCoSi2
層21aの端部との間を確保することができる。その結
果、リーク電流を低減することができる。
イドウォール膜420sをプラズマCVDにより形成さ
れた窒化シリコン膜420を用いて形成したので、ソー
ス、ドレイン領域(n+型半導体領域17)形成後に、
シリコン基板1に加えられる温度を300℃〜500℃
程度に抑えられることができる。従って、実施の形態1
の場合と同様に、ソース、ドレイン領域(n+型半導体
領域17)の伸びを低減することができ、MISFET
特性の劣化を回避することができる。また、本実施の形
態においても、CoSi2層21aの膜厚をある程度確
保することができるので、ゲート電極G上のCoSi2
層21aの断線を防止しつつ、リーク電流を防止するこ
とができる。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
特に、本実施の形態においては、SRAMメモリセルを
例に説明したが、SRAMメモリセルに限られず、本実
施の形態と同様の低消費電力化もしくは微細化が進んだ
半導体集積回路装置に広く適用することができる。ま
た、本実施の形態においては、Co膜を用いてCoSi
2層を形成したが、他の金属膜を用いて金属シリサイド
層を形成してもよい。例えば、Ti膜を用いてTiSi
層を形成してもよい。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
された第1のサイドウォール膜16sをマスクにシリコ
ン基板1中に不純物を注入することによりソース、ドレ
イン領域(n+型半導体領域17)を形成した後、プラ
ズマCVD法により形成された酸化シリコン膜等の絶縁
膜を異方的にエッチングすることにより第2のサイドウ
ォール膜20sを形成し、この第2のサイドウォール膜
20sをマスクにCoSi2層21aを形成したので、
ソース、ドレイン領域(n+型半導体領域17等)の端
部とCoSi2層21aの端部とを、第2のサイドウォ
ール膜20sの膜厚に対応する距離離すことができ、リ
ーク電流を低く抑えることができる。その結果、半導体
集積回路装置の歩留まりを向上させることができる。
成膜温度が300℃〜500℃のプラズマCVD法によ
り形成したので、既に、形成されているソース、ドレイ
ン領域(n+型半導体領域17等)の特性の劣化を回避
することができる。
ール膜16s上に酸化シリコン膜419(エッチングス
トッパー膜)を形成した後、この膜上に形成された窒化
シリコン膜420を異方的にエッチングすることにより
第2のサイドウォール膜420sを形成したので、第2
のサイドウォール膜420sの膜厚を確保することがで
きる。従って、ソース、ドレイン領域(n+型半導体領
域17等)端部とCoSi2層21aの端部との距離を
確保することができ、リーク電流を低く抑えることがで
きる。その結果、半導体集積回路装置の歩留まりを向上
させることができる。
セルを示す等価回路図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図である。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
装置の製造方法を示すシリコン基板の要部断面図であ
る。
Claims (30)
- 【請求項1】 (a)シリコン基板上に、ゲート絶縁膜
を形成する工程と、 (b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形成し、パター
ニングすることによってゲート電極を形成する工程と、 (c)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に第1の
絶縁膜を堆積する工程と、 (d)前記第1の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォール
膜を形成する工程と、 (e)前記第1サイドウォールをマスクに前記シリコン
基板中に不純物を注入することによりソース、ドレイン
領域を形成する工程と、 (f)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
ルおよびゲート電極上に、プラズマCVD法を用いて第
2の絶縁膜を堆積する工程と、 (g)前記第2の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記第1のサイドウォール膜の側壁に第2のサ
イドウォール膜を形成する工程と、 (h)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
る工程と、 (i)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
ン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサイド層を形
成する工程と、 (j)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記第2の絶縁膜は、窒化シリコン膜で
あることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
置の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1の絶縁膜は、CVD法を用いて
堆積された酸化シリコン膜もしくは窒化シリコン膜であ
ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置
の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の絶縁膜は、温度が700℃〜
800℃の範囲で形成されることを特徴とする請求項1
記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記第2の絶縁膜は、温度が300℃〜
500℃の範囲で形成されることを特徴とする請求項1
記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記半導体集積回路装置の製造方法は、 さらに、前記第1のサイドウォール膜をマスクに前記シ
リコン基板中に不純物を注入することにより前記ソー
ス、ドレイン領域と同一の導電型で、前記ソース、ドレ
イン領域より低濃度の半導体領域であって、その接合深
さが、前記ソース、ドレイン領域の接合深さより深い第
1半導体領域を形成する工程を有することを特徴とする
請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記半導体集積回路装置の製造方法は、 さらに、前記ソース、ドレイン領域端部からゲート電極
下まで延在し、前記ソース、ドレイン領域と逆の導電型
である第2半導体領域を形成する工程を有することを特
徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項8】 前記第2サイドウォールの下端のゲート
長方向の幅は、前記第1サイドウォールの下端のゲート
長方向の幅より小さいことを特徴とする請求項1記載の
半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第2の絶縁膜の膜厚は、50nm以
上であって、前記第2のサイドウォール膜の膜厚は、1
0nm以上であることを特徴とする請求項1記載の半導
体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項10】 (a)シリコン基板上に、分離領域に
より分離された活性領域を形成する工程と、 (b)前記活性領域上に、ゲート絶縁膜を形成する工程
と、 (c)前記ゲート絶縁膜上にシリコン膜を形成し、パタ
ーニングすることによってゲート電極を形成する工程で
あって、前記活性領域上から分離領域上まで延在するゲ
ート電極を形成する工程と、 (d)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に第1の
絶縁膜を堆積する工程と、 (e)前記第1の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォール
膜を形成する工程と、 (f)前記第1サイドウォールをマスクに前記シリコン
基板中に不純物を注入することによりソース、ドレイン
領域を形成する工程と、 (g)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
ルおよびゲート電極上に、プラズマCVD法を用いて第
2の絶縁膜を堆積する工程と、 (h)前記第2の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記第1のサイドウォール膜の側壁に第2のサ
イドウォール膜を形成する工程と、 (i)前記ソース、ドレイン領域およびゲート電極上
に、金属膜を堆積する工程と、 (j)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
ン領域と前記金属膜との接触部および前記ゲート電極と
前記金属膜との接触部に、金属シリサイド層を形成する
工程と、 (k)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項11】 (a)シリコン基板上に、ゲート絶縁
膜を形成する工程と、 (b)前記ゲート絶縁膜上に導電性膜を形成し、パター
ニングすることによってゲート電極を形成する工程と、 (c)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に第1の
絶縁膜を堆積する工程と、 (d)前記第1の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォール
膜を形成する工程と、 (e)前記第1サイドウォールをマスクに前記シリコン
基板中に不純物を注入することによりソース、ドレイン
領域を形成する工程と、 (f)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
ルおよびゲート電極上に、第2の絶縁膜を堆積する工程
と、 (g)前記第2の絶縁膜上に、プラズマCVD法を用い
て第3の絶縁膜を堆積する工程と、 (h)前記第3の絶縁膜を、前記第2の絶縁膜が露出す
るまで、前記第3絶縁膜よりも第2絶縁膜のエッチング
レートが小さくなる条件で、異方的にエッチングするこ
とにより第2のサイドウォール膜を形成する工程と、 (i)前記第2のサイドウォール膜をマスクに、前記ソ
ース、ドレイン領域およびゲート電極上の前記第2の絶
縁膜を除去する工程と、 (j)前記ソース、ドレイン領域上に、金属膜を堆積す
る工程と、 (k)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
ン領域と前記金属膜との接触部に金属シリサイド層を形
成する工程と、 (l)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記第3の絶縁膜は、窒化シリコン膜
であることを特徴とする請求項11記載の半導体集積回
路装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記第1の絶縁膜は、CVD法を用い
て堆積された酸化シリコン膜もしくは窒化シリコン膜で
あることを特徴とする請求項11記載の半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記第1の絶縁膜は、温度が700℃
〜800℃の範囲で形成されることを特徴とする請求項
11記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記第3の絶縁膜は、温度が300℃
〜500℃の範囲で形成されることを特徴とする請求項
11記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項16】 前記半導体集積回路装置の製造方法
は、 さらに、前記第1のサイドウォール膜をマスクに前記シ
リコン基板中に不純物を注入することにより前記ソー
ス、ドレイン領域と同一の導電型で、前記ソース、ドレ
イン領域より低濃度の第1半導体領域であって、その接
合深さが、前記ソース、ドレイン領域の接合深さより深
い第1半導体領域を形成する工程を有することを特徴と
する請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項17】 前記半導体集積回路装置の製造方法
は、 さらに、前記ソース、ドレイン領域端部からゲート電極
下まで延在し、前記ソース、ドレイン領域と逆の導電型
である第2半導体領域を形成する工程を有することを特
徴とする請求項11記載の半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項18】 前記第2の絶縁膜の膜厚は、前記第1
の絶縁膜の膜厚より小さいことを特徴とする請求項11
記載の半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項19】 前記第2の絶縁膜の膜厚は、50nm
以上であって、前記第2のサイドウォール膜の膜厚は、
10nm以上であることを特徴とする請求項11記載の
半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項20】 (a)シリコン基板上に、分離領域に
より分離された活性領域を形成する工程と、 (b)前記活性領域上に、ゲート絶縁膜を形成する工程
と、 (c)前記ゲート絶縁膜上にシリコン膜を形成し、パタ
ーニングすることによってゲート電極を形成する工程で
あって、前記活性領域上から分離領域上まで延在するゲ
ート電極を形成する工程と、 (d)前記ゲート電極上を含むシリコン基板上に第1の
絶縁膜を堆積する工程と、 (e)前記第1の絶縁膜を、異方的にエッチングするこ
とにより前記ゲート電極の側壁に第1のサイドウォール
膜を形成する工程と、 (f)前記第1のサイドウォール膜をマスクに前記シリ
コン基板中に不純物を注入することによりソース、ドレ
イン領域を形成する工程と、 (g)前記ソース、ドレイン領域、第1のサイドウォー
ルおよびゲート電極上に、エッチングストッパー膜を堆
積する工程と、 (h)前記エッチングストッパー膜上に、プラズマCV
D法を用いて第2の絶縁膜を堆積する工程と、 (i)前記第2の絶縁膜を、前記エッチングストッパー
膜が露出するまで、異方的にエッチングすることにより
第2のサイドウォール膜を形成する工程と、 (j)前記第1のサイドウォール膜をマスクに、前記ソ
ース、ドレイン領域およびゲート電極上のエッチングス
トッパー膜を除去する工程と、 (k)前記ソース、ドレイン領域およびゲート電極上
に、金属膜を堆積する工程と、 (l)前記第2のサイドウォール膜をマスクにシリサイ
ド化反応を起こさせることにより、前記ソース、ドレイ
ン領域と前記金属膜との接触部および前記ゲート電極と
前記金属膜との接触部に、金属シリサイド層を形成する
工程と、 (m)未反応の前記金属膜を除去する工程と、を有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項21】 (a)シリコン基板上にゲート絶縁膜
を介し形成されたゲート電極と、 (b)前記ゲート電極の側壁に形成された第1のサイド
ウォール膜と、 (c)前記第1のサイドウォール膜をマスクに形成され
たソース、ドレイン領域と、 (d)前記第1のサイドウォール膜の側壁に形成され、
プラズマCVD法を用いて形成された第2のサイドウォ
ール膜と、 (e)前記第2のサイドウォール膜をマスクに前記ソー
ス、ドレイン領域上に形成された金属シリサイド層と、
を有することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項22】 前記第2のサイドウォール膜は、窒化
シリコン膜からなることを特徴とする請求項21記載の
半導体集積回路装置。 - 【請求項23】 前記第1のサイドウォール膜は、CV
D法を用いて形成された酸化シリコン膜もしくは窒化シ
リコン膜からなることを特徴とする請求項21記載の半
導体集積回路装置。 - 【請求項24】 前記第1のサイドウォール膜は、温度
が700℃〜800℃の範囲で形成された膜からなるこ
とを特徴とする請求項21記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項25】 前記第2のサイドウォール膜は、温度
が300℃〜500℃の範囲で形成された膜からなるこ
とを特徴とする請求項21記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項26】 前記半導体集積回路装置は、 さらに、前記第1のサイドウォール膜をマスクに形成さ
れ、前記ソース、ドレイン領域と同一の導電型で、前記
ソース、ドレイン領域より低濃度の第1半導体領域であ
って、その接合深さが、前記ソース、ドレイン領域の接
合深さより深い第1半導体領域を有することを特徴とす
る請求項21記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項27】 前記半導体集積回路装置は、 さらに、前記ソース、ドレイン領域端部からゲート電極
下まで延在し、前記ソース、ドレイン領域と逆の導電型
である第2半導体領域を有することを特徴とする請求項
21記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項28】 前記第2サイドウォールの下端のゲー
ト長方向の幅は、前記第1サイドウォールの下端のゲー
ト長方向の幅より小さいことを特徴とする請求項21記
載の半導体集積回路装置。 - 【請求項29】 前記半導体集積回路装置は、分離領域
により分離された活性領域上に形成され、 前記ゲート電極は、前記活性領域上から分離領域上まで
延在し、前記ゲート電極上に形成された金属シリサイド
層を有していることを特徴とする請求項21記載の半導
体集積回路装置。 - 【請求項30】 前記半導体集積回路装置は、 さらに、前記第1のサイドウォール膜と第2のサイドウ
ォール膜との間に前記第2のサイドウォール膜と材質の
異なるエッチングストッパー膜を有することを特徴とす
る請求項21記載の半導体集積回路装置。
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- 2000-12-26 JP JP2000394884A patent/JP2002198523A/ja active Pending
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