JP2002198164A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2002198164A
JP2002198164A JP2000397672A JP2000397672A JP2002198164A JP 2002198164 A JP2002198164 A JP 2002198164A JP 2000397672 A JP2000397672 A JP 2000397672A JP 2000397672 A JP2000397672 A JP 2000397672A JP 2002198164 A JP2002198164 A JP 2002198164A
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JP
Japan
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heating coil
intake
relay terminal
main body
unit
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Pending
Application number
JP2000397672A
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English (en)
Inventor
Kazuichi Okada
和一 岡田
Hirofumi Nakakura
弘文 仲倉
Hiroshi Kuwamura
博志 桑村
Tetsuya Kaji
徹也 鍜治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱コイルを保持する保持台に設けた中継端
子台の温度上昇を抑えること。 【解決手段】 本体1の天板3の後方に並んで設けた排
気部5と吸気部6と、天板3の下方に設けた2個の加熱
コイル7および8と、加熱コイル7および8を保持する
保持台9および10に設けた中継端子台11および12
とを備え、排気部5の手前吸気部6側のコーナ部27と
夫々の加熱コイル7および8の外周とを結ぶ排気部5側
の接線に対して各々の加熱コイル7および8を夫々の接
線に対して吸気口6側に設ける構成としたことにより、
中継端子台11および12を排気ガスに晒され難くする
ことによりその温度上昇を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器の
構成に関し、特に加熱コイル保持台に設けた中継端子台
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キッチンでの日常調理に使用するクッキ
ングヒータ型の誘導加熱調理器を図8に示す。図8は従
来の誘導加熱調理器の分解斜視図である。図に示すよう
に、調理メニューをひろげるため本体141にロースタ
ー142を一体に設けるものが要望されていた。さらに
近年、ロースター142の使い勝手を向上するため、ロ
ースター142の庫内を広くすることが望まれ、これを
解決するために下記の方法が行われるようになった。す
なわち、キッチンに置いた際にキッチン天面と誘導加熱
調理器本体141の天面の高さを合わせるには、据え置
き型の場合は高さが通常180mmであり、この高さ内
にロースター142と加熱コイル143および144を
収納すると、加熱コイル143の駆動回路をロースター
142と加熱コイル143との間の空間に配することが
困難になり、図8に示すように加熱コイル143および
144の駆動回路145および146をロースター14
2の横にある空間に配置することになる。この場合、駆
動回路145および146の小型化に限度があるので配
置は例えば上下2層にすることになる。
【0003】しかしこの方法では、加熱コイル143お
よび144の巻き線端末147および148および14
9および150を直接駆動回路145および146に接
続することは、特に2層の下側の駆動回路145におい
ては作業が困難であり、また、2個の加熱コイル143
および144の巻き線端末147および148と149
および150の長さが異なることとなり、加熱コイルの
製造や修理においても共用性がなく不便なものであっ
た。この解決策として、加熱コイル143および144
を含む加熱コイルユニット151および152に、巻き
線端末147および148、並びに149および150
と駆動回路145および146とを接続する中継端子を
設ける方法が考えられるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中継端子を設
ける際には、中継端子部は大電流が流れる接続部である
ため自己発熱しやすく、また本体内の排熱による雰囲気
による温度上昇もあるので、中継端子の温度上昇を抑え
ることが必要となる。本発明は上記課題を解決するもの
で、加熱コイルユニットに中継端子を備えるものにおい
て、中継端子の温度上昇を低減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルの保持台に
加熱コイルの端末と回路ユニットから引き出した中継リ
ード線を接続する中継端子台を設け、この中継端子台は
排気部外形の手前吸気部側のコーナ部と各々の加熱コイ
ルの排気部側の外周とを結ぶ接線に対して各々の加熱コ
イルを吸気口側に設ける構成とするもので、本体内の排
熱により温度上昇した雰囲気が中継端子台を包むのを避
けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、本体の
上面に設けた天板の後方に並んで設けた吸気部と排気部
と、前記天板の下方に設けた複数の加熱コイルと、前記
吸気部と通気路で繋がった冷却ファンと、前記加熱コイ
ルを駆動する回路ユニットと、前記加熱コイルの保持台
に設けた前記加熱コイルの端末と前記回路ユニットから
引き出した中継リード線を接続する中継端子台とを備
え、前記中継端子台は前記排気部外形の手前吸気部側の
コーナ部と各々の加熱コイルの排気部側の外周とを結ぶ
接線に対して各々の加熱コイルを吸気口側に設ける構成
とした。
【0007】この構成によって、自己発熱し温度上昇し
やすい中継端子台を、各々の加熱コイルにおいて排気部
に達する冷却風の風下側を避けて配置することになるの
で、加熱コイル外周において雰囲気温度が高い部分を避
け、中継端子台の温度上昇を低減できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、本体の上面に設
けた天板の後方に並んで設けた吸気部と排気部と、前記
天板の下方に設けた複数の加熱コイルと、前記吸気部と
通気路で繋がった冷却ファンと、前記加熱コイルを駆動
する回路ユニットと、前記加熱コイルの保持台に設けた
前記加熱コイルの端末と前記回路ユニットから引き出し
た中継リード線を接続する中継端子台とを備え、前記中
継端子台は互いに向き合う方向に設ける構成とした。
【0009】この構成によって、自己発熱し温度上昇し
やすい中継端子台を、各々の加熱コイルにおいて排気部
に達する冷却風の風下側を避けて配置することになるの
で、加熱コイル外周において雰囲気温度が高い部分を避
け、中継端子台の温度上昇を低減できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、本体の上面に設
けた天板の後方に並んで設けた排気部と前記排気部の両
端部に配した第1および第2の吸気部と、前記天板の下
方に設けた複数の加熱コイルと、前記吸気部と通気路で
繋がった冷却ファンと、前記加熱コイルを駆動する回路
ユニットと、前記加熱コイルの保持台に設けた前記加熱
コイルの端末と前記回路ユニットから引き出した中継リ
ード線を接続する中継端子台とを備え、前記中継端子台
は前記排気部外形の手前前記第1の吸気部側のコーナ部
と各々の加熱コイルの前記第1の吸気部側の外周とを結
ぶ接線、および前記排気部外形の手前前記第2の吸気部
側のコーナ部と各々の加熱コイルの前記第2の吸気部側
の外周とを結ぶ接線とによって形成される前記排気部に
近接する領域を除く部分に設ける構成とした。
【0011】この構成によって、排気部の両側方に吸気
部を配することで本体両側面が吸気に接しやすくなって
温度上昇を低減でき、操作や設置において扱いやすい誘
導加熱調理器を提供すると同時に、自己発熱し温度上昇
しやすい中継端子台を、各々の加熱コイルにおいて排気
部に達する冷却風の風下側を避けて配置することで、加
熱コイル外周の雰囲気温度が高い部分を避け、中継端子
台の温度上昇を低減できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、本体内に配した
複数の加熱コイルと、加熱コイルの保持台と、保持台に
設けた加熱コイルの端末を固定する中継端子台と、加熱
コイルの駆動回路と、中継端子台と駆動回路を接続する
中継リード線と、本体の天板を支持する金属製のトップ
フレームとを備え、複数の中継端子台を、トップフレー
ムの枠線側に傾斜させ、トップフレームの中心線に対し
略線対称に配したのもで、中継端子台を設けることで加
熱コイルに流れる高周波電流部が外に広がり、輻射のノ
イズを発する領域が拡大して誘導加熱調理器本体の輻射
ノイズが増加しようとする課題に対し、中継端子台を金
属製のトップフレームの枠線側に傾斜させることで、ノ
イズ吸収体であるトップフレームに中継端子台を近接さ
せて輻射ノイズを低減し、さらに、複数の中継端子台を
トップフレームの中心線に対し略線対称に配すること
で、誘導加熱調理器本体の輻射ノイズの異方性をなくす
ることでも輻射ノイズを低減するものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、本体から外方に
出る電源コードと、本体内に配した複数の加熱コイル
と、加熱コイルの保持台と、保持台に設けた加熱コイル
の端末を固定する中継端子台と、中継端子台と回路ユニ
ットを接続する中継リード線と、電源コードの本体から
の引き出し部と本体内に配した電気的フィルター部との
間を電気的に接続する電源引き込み線とを備え、電源引
き込み線と加熱コイルとの間に介在するシールド部材か
ら露出した電源引き込み線部分に重ならないよう中継端
子台を配する構成としたので、中継端子台を設けること
で加熱コイルに流れる高周波電流部が外に広がり、発さ
れた輻射のノイズを電源電線などが受けて誘導加熱調理
器本体の雑音端子電圧が増加しようとする課題に対し、
電源コードに最も近い電気的フィルターよりも電源コー
ド側で、かつ構造的シールド部材から露出した電源引き
込み線に電気的ノイズが誘起されるとそのまま雑音端子
電圧として電源コードから本体外に伝わるが、電源引き
込み線と加熱コイルとの間に介在するシールド部材から
露出した電源引き込み線部分に重ならないよう中継端子
台を配することで、中継端子台部が発する電気的ノイズ
を電源引き込み線が受けにくくし、雑音端子電圧を低減
するものである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における誘導加熱調理器の分解斜視図であり、図2は
同誘導加熱調理器の一部破断平面図を示す。図1、図2
において、本体1はキッチンの置き台の上に乗せて使用
する型のクッキングヒータで、本体1の上面には、金属
製のトップフレーム2に保持された天板3とトップフレ
ーム2の後部に並んで配した吸気部4と、排気部5と補
助の排気部6とを備えている。通常は補助排気部は用い
られない。また、天板3の下方には加熱コイル7および
8と、保持台9および10と、保持台9および10に設
けた中継端子台11および12とを備えた加熱コイルユ
ニット13および14を配している。加熱コイルユニッ
ト13および14はコイルバネ15によって保持され、
中央部には温度センサー16および17を配している。
【0016】また、吸気部4の下方には通気路18で繋
がった冷却ファン19を備え、冷却ファン19の送風方
向には加熱コイル7および8を駆動する駆動回路20お
よび21が2層に配されている。
【0017】さらに、回路ユニット20および21から
なる回路ユニットの左側で、左の加熱コイルユニット1
3の下にはロースターの加熱庫22が配せられ、その前
面にはロースター扉23が設けられている。加熱コイル
7および8と駆動回路20および21の接続は、駆動回
路から引き出した中継リード線24および25と、加熱
コイル巻き線の端末を中継端子台11および12でねじ
止めして接続されている。
【0018】そして、本体1の高さはキッチンの標準寸
法から180mmである。このように本体1の高さはキ
ッチンに上面を揃えようとすると、標準寸法から決ま
る。従って、加熱コイルユニット13の必要寸法と加熱
庫22の実用寸法から、加熱コイルユニット13の下に
駆動回路を配する空間がなく、そのため駆動回路20、
21は加熱庫22と反対側の空間に配している。
【0019】中継端子台11および12の接続部には消
費電力が2000W程度の加熱コイルで20〜30A程
度の実行値の電流が流れるので、接触抵抗により発熱し
やすい部分である。発熱により温度上昇が高くなると、
中継端子台を構成する導電板の酸化や樹脂の劣化の恐れ
がある。そこで、排気部5に近いため温度上昇しやすい
排気口5側の加熱コイル7の排気部5側の外形26と、
排気部5の外形手前の排気が出始める吸気部4側のコー
ナ部の点27とを結ぶ接線28よりも、吸気部4側の領
域に中継端子台11を配している。本体1内部の冷却風
の流れは図2中に矢印で示すように、吸気部4から排気
部5への流れは本体1内部で略U字状の流れとなり、自
己発熱し温度上昇しやすい中継端子台11を、加熱コイ
ル7に対し排気部5に達する冷却風の風下側を避けて配
置することになるので、加熱コイル7外周において雰囲
気温度が高い部分を避けることができ、中継端子台11
の温度上昇を抑えることができる。
【0020】図2において、右の加熱コイル8も同様
に、排気部5側の外形29手前の吸気部4側のコーナ部
の点27とを結ぶ加熱コイル8の排気部5側の接線30
よりも、吸気部4側の領域に中継端子台12を配してい
る。こうすれば、右の中継端子台12も左の中継端子台
11と同様に温度上昇を低減する効果はある。しかし、
右の加熱コイル8全体が左の加熱コイル7よりも風上に
位置するので、中継端子台12がどこに配されても左の
中継端子台11よりも温度上昇は低くなることから、右
の中継端子台12については左の中継端子台11と同様
に構成する必要性は低いものとなる。
【0021】また、図2に見られるように加熱コイル7
と8とが天板3の後方で向かい合うように設けても中継
端子台11および12が高温の排気ガスに晒されにくく
することができる。ここで向かい合うというのは加熱コ
イル7の中心と中継端子台11の中央を結ぶ線と、加熱
コイル8の中心と中継端子台12の中央を結ぶ線とが天
板の後方で交叉することを意味する。
【0022】また、本体1内部の冷却風の大きな流れは
排気部5によって実質的に決まり、しかも補助の排気部
6に対応する加熱コイルはないので補助の排気部6はな
くてもよい。
【0023】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例における誘導加熱調理器の分解斜視図であり、図4は
同誘導加熱調理器の一部破断平面図である。本体41は
キッチンの置き台の上に乗せて使用する型のクッキング
ヒータで、本体41の上面には、金属製のトップフレー
ム42に保持された天板43とトップフレーム42の後
部に並んで配した中央部の排気部44と、その両端の第
1吸気部45と第2の吸気部46とを備えて、第1の吸
気部45と第2の吸気部46は同等の大きさである。ま
た、天板43の下方には加熱コイル47および48と、
保持台49および50と、保持台49および50に設け
た中継端子台51および52とを備えた加熱コイルユニ
ット53および54を配している。加熱コイルユニット
53および54はコイルバネ55によって保持され、中
央部には温度センサー56および57を配している。
【0024】また、第1の吸気部45と第2の吸気部4
6の下方には通気路58および59で繋がった冷却ファ
ン60および61を備え、冷却ファン60および61の
送風方向には加熱コイル47および48を駆動する駆動
回路62および63が並べて配されている。この駆動回
路62および63で回路ユニットを形成している。
【0025】さらに、加熱コイル47および48と駆動
回路62および63の接続は、組立性や修理性向上のた
め、駆動回路から引き出した中継リード線64および6
5と、加熱コイル巻き線の端末を中継端子台51および
52でねじ止めして接続されている。
【0026】また、左の加熱コイルユニット53に備え
る中継端子台51は、左の加熱コイル47における第1
の吸気部45側の外形66と、排気部44の外形のうち
第1の吸気部45側の前側のコーナ部の点67を結ぶ、
加熱コイル47への接線68、および、左の加熱コイル
47における第2の吸気部46側の外形69と、排気部
44の外形のうち第2の吸気部46側の前側のコーナ部
の点70を結ぶ、加熱コイル47への接線71とによっ
て形成される、図4中にハッチングで示す排気部44に
近接する領域72を除く部分に配している。
【0027】同様に、右の加熱コイルユニット54に備
える中継端子台52は、右の加熱コイル48における第
2の吸気部46側の外形73と、排気部44の外形のう
ち第2の吸気部46側の前側のコーナ部の点70を結
ぶ、加熱コイル48への接線74、および、右の加熱コ
イル48における第1の吸気部45側の外形75と、排
気部44の外形のうち第1の吸気部45側の前側のコー
ナ部の点67を結ぶ、加熱コイル48への接線76とに
よって形成される、図4中にハッチングで示す排気部4
4に近接する領域77を除く部分に配している。
【0028】以上の構成において、排気部44の両側方
に吸気部45および46を配することで、本体41の左
右側面78および79が、本体内で冷却ファン60およ
び61の送風出口に近接し、温度上昇の低い吸気風に接
しやすくなって温度上昇を低減される。これにより、本
体41使用時の操作で側面78および79に触れても温
度が低く扱いやすいものであり、設置においても近接す
るキッチンなどの壁面の温度上昇を低減し、取り扱いや
すい誘導加熱調理器を提供できる。
【0029】また、中継端子台51および52の接続部
には消費電力が2000W程度の加熱コイルで20〜3
0A程度の実行値の電流が流れるので、接触抵抗により
発熱しやすい部分であり、発熱により温度上昇が高くな
ると、導電板の酸化や樹脂の劣化の恐れがある中継端子
台51および52を、各々の加熱コイル47および48
において排気部44に達する冷却風の風下側を避けた領
域に配置することになるので、各々の加熱コイル47お
よび48外周部の雰囲気温度が高い部分を避けた位置に
配置し、中継端子台51および52の温度上昇を低減で
きる。
【0030】(実施例3)図5は、本発明の第3の実施
例における誘導加熱調理器の一部破断平面図を示す。図
において本体81、金属製のトップフレーム82、天板
83、吸気部84と、排気部85、加熱コイル86およ
び87、保持台88および89、中継端子台90および
91、加熱コイルユニット92および93、ロースター
扉94、駆動回路から引き出した中継リード線95およ
び96、駆動回路(図示せず)は前記第1の実施例と同
様なものである。なお、吸気部87は本実施例の意図に
おいてはその数は大きな要素ではないので、1カ所とし
ている。
【0031】前記第1の実施例と異なるのは、複数の中
継端子台90および91を、トップフレーム82の枠線
のうち吸気部84と排気部85がある後側の枠線97側
に、トップフレームの中心線98に対し略線対称な線9
9および100に沿って傾斜して配している点である。
枠線97側に傾斜するのは、中継端子台90および91
を傾斜させずに後方に配したのでは、吸気部84および
排気部85や枠線97との空間距離が確保できないため
である。
【0032】このような構成により、中継端子台を設け
ることで加熱コイルに流れる高周波電流の占める領域が
広がり、輻射のノイズを発する領域が拡大して誘導加熱
調理器本体の輻射ノイズが増加しようとする課題に対し
有効な手段となる。すなわち、中継端子台90および9
1を金属製のトップフレーム82の枠線97側に傾斜さ
せることで、金属製であることでノイズ吸収体となるト
ップフレーム82に中継端子台90および91を近接さ
せることができ、輻射ノイズを低減することができる。
さらに、複数の中継端子台90および91をトップフレ
ーム82の中心線98に対し略線対称に配することで、
誘導加熱調理器本体81から発せられる輻射ノイズを、
略左右対称な分布とし、金属製のトップフレーム82に
よってレベルを低減しながら特定の方向が強くなること
を防げるので、輻射ノイズの異方性をなくすことがで
き、輻射ノイズをさらに低減するものである。
【0033】(実施例4)図6は、本発明の第4の実施
例における誘導加熱調理器の分解斜視図であり、図7は
同誘導加熱調理器の一部破断平面図を示す。図におい
て、本体111、金属製のトップフレーム112、天板
113、吸気部114、排気部115、加熱コイル11
6および117、保持台118および119、中継端子
台120および121、加熱コイルユニット122およ
び123、コイルバネ124、温度センサー125およ
び126、通気路127、冷却ファン128、回路ユニ
ット129および130、ロースターの加熱庫131、
ロースター扉132、中継リード線133および134
は前記第1の実施例と同様なものである。なお、吸気部
114は本実施例の意図においてはその数は大きな要素
ではないので、1カ所としている。
【0034】本体111の後部には、外方に出る電源コ
ード135を備え、電源コード135の本体111から
の引き出し部136と本体111内に配した電気ノイズ
フィルター部137(図7では破線で示す)との間を電
気的に接続する電源引き込み線138を備えている。ま
た、電気ノイズフィルター部137側の加熱コイルユニ
ット123と電源引き込み線138との間に金属材料か
ら成るシールド部材139を配し、電源引き込み線13
8のうちシールド部材139から露出した部分に、電気
ノイズフィルター部137側の加熱コイルユニット12
3が重ならないよう中継端子台を配している。なお、左
の加熱コイルユニット122は加熱庫131の上に配さ
れているので、電気ノイズフィルター部137と電源引
き込み線138とは重ならない位置にある。
【0035】次に、本実施例における作用を述べる。
【0036】中継端子台120および121を設けるこ
とで加熱コイル116および117に流れる高周波電流
部の範囲が外に広がり、発された輻射のノイズを、電気
ノイズフィルター部137よりも電源コード135側
で、シールド部材139から露出した電源引き込み線1
38が受けて、誘導加熱調理器本体の雑音端子電圧が増
加しようとする課題がある。
【0037】この課題に対し、電源引き込み線138と
加熱コイルユニット123との間に介在するシールド部
材139から露出した電源引き込み線138に重ならな
いよう、中継端子台120および121および中継リー
ド線133および134を配することで、電源コード1
35に最も近い電気ノイズフィルター部137よりも電
源側で、かつ構造的シールド部材139から露出した電
源引き込み線138に電気的ノイズが誘起され難くし、
電源コード135から本体111外に伝わる雑音端子電
圧を低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜請求項2の発
明によれば、自己発熱し温度上昇しやすい中継端子台
を、各々の加熱コイルにおいて排気部に達する冷却風の
風下側を避けて配置することになるので、加熱コイル外
周において雰囲気温度が高い部分を避け、中継端子台の
温度上昇を低減できる。
【0039】請求項3の発明によれば、中継端子台を金
属製のトップフレームの枠線側に傾斜させることで、ノ
イズ吸収体であるトップフレームに中継端子台を近接さ
せて輻射ノイズを低減し、さらに、複数の中継端子台を
トップフレームの中心線に対し略線対称に配すること
で、誘導加熱調理器本体の輻射ノイズの異方性をなくす
ることでも輻射ノイズを低減するものである。
【0040】また、請求項4の発明によれば、電源引き
込み線と加熱コイルとの間に介在するシールド部材や電
気的フィルター部から露出した電源引き込み線部分に重
ならないよう中継端子台を配することで、中継端子台部
が発する電気的ノイズを電源引き込み線が受けにくく
し、雑音端子電圧を低減するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の分解斜視図
【図2】同誘導加熱調理器の一部破断平面図
【図3】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の分解斜視図
【図4】同誘導加熱調理器の一部破断平面図
【図5】本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器
の一部破断平面図
【図6】本発明の第4の実施例における誘導加熱調理器
の分解斜視図
【図7】同誘導加熱調理器の一部破断平面図
【図8】従来の誘導加熱調理器の分解斜視図
【符号の説明】
1、41、81、111 本体 3、43、83 天板 4 吸気部 5 排気部 7、8、47、48、86、87、116、117 加
熱コイル 9、10、49、50、88、89、118,119
保持台 11、12、51、52、90、91、120、121
中継端子台 18、58、59 通気路 19、60、61 冷却ファン 24、25、64、65、95、96、133、134
中継リード線 44 排気部 45 第1の吸気部 46 第2の吸気部 129、130 駆動回路 82 トップフレーム 97 枠線 98 トップフレームの中心線 135 電源コード 137 電気ノイズフィルター部(電気的フィルター
部) 138 電源引き込み線 139 シールド部材
フロントページの続き (72)発明者 桑村 博志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鍜治 徹也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K051 AA08 AB09 AB12 AD07 AD26 3K059 AA10 AB10 AB12 AD07 AD26 CD52 CD72

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の上面に設けた天板の後方に並んで
    設けた吸気部と排気部と、前記天板の下方に設けた複数
    の加熱コイルと、前記吸気部と通気路で繋がった冷却フ
    ァンと、前記加熱コイルを駆動する回路ユニットと、前
    記加熱コイルの保持台に設けた前記加熱コイルの端末と
    前記回路ユニットから引き出した中継リード線を接続す
    る中継端子台とを備え、前記中継端子台は前記排気部外
    形の手前吸気部側のコーナ部と各々の加熱コイルの排気
    部側の外周とを結ぶ接線に対して各々の加熱コイルを吸
    気口側に設ける構成とした誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 本体の上面に設けた天板の後方に並んで
    設けた吸気部と排気部と、前記天板の下方に設けた複数
    の加熱コイルと、前記吸気部と通気路で繋がった冷却フ
    ァンと、前記加熱コイルを駆動する回路ユニットと、前
    記加熱コイルの保持台に設けた前記加熱コイルの端末と
    前記回路ユニットから引き出した中継リード線を接続す
    る中継端子台とを備え、前記中継端子台は互いに向き合
    う方向に設ける構成とした誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 本体の上面に設けた天板の後方に並んで
    設けた排気部と前記排気部の両端部に配した第1および
    第2の吸気部と、前記天板の下方に設けた複数の加熱コ
    イルと、前記吸気部と通気路で繋がった冷却ファンと、
    前記加熱コイルを駆動する回路ユニットと、前記加熱コ
    イルの保持台に設けた前記加熱コイルの端末と前記回路
    ユニットから引き出した中継リード線を接続する中継端
    子台とを備え、前記中継端子台は前記排気部外形の手前
    前記第1の吸気部側のコーナ部と各々の加熱コイルの前
    記第1の吸気部側の外周とを結ぶ接線、および前記排気
    部外形の手前前記第2の吸気部側のコーナ部と各々の加
    熱コイルの前記第2の吸気部側の外周とを結ぶ接線とに
    よって形成される前記排気部に近接する領域を除く部分
    に設ける構成とした誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 本体内に配した複数の加熱コイルと、前
    記加熱コイルの保持台と、前記保持台に設けた前記加熱
    コイルの端末を固定する中継端子台と、前記加熱コイル
    の駆動回路と、前記中継端子台と前記駆動回路を接続す
    る中継リード線と、前記本体の天板を支持する金属製の
    トップフレームとを備え、前記複数の中継端子台を、前
    記トップフレームの枠線側に傾斜させ前記トップフレー
    ムの中心線に対し略線対称に配する構成とした誘導加熱
    調理器。
  5. 【請求項5】 本体から外方に出る電源コードと、前記
    本体内に配した複数の加熱コイルと、前記加熱コイルの
    保持台と、前記保持台に設けた前記加熱コイルの端末を
    固定する中継端子台と、前記加熱コイルを駆動する回路
    ユニットと、前記中継端子台と前記駆動回路を接続する
    中継リード線と、前記電源コードの前記本体からの引き
    出し部と前記本体内に配した電気的フィルター部との間
    を電気的に接続する電源引き込み線とを備え、前記電源
    引き込み線と前記加熱コイルとの間に介在するシールド
    部材から露出した前記電源引き込み線とを離して前記中
    継端子台を配する構成とした誘導加熱調理器。
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