JP2002195977A - 酸素センサ及びセンサ素子の製造方法 - Google Patents

酸素センサ及びセンサ素子の製造方法

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JP2002195977A JP2000329248A JP2000329248A JP2002195977A JP 2002195977 A JP2002195977 A JP 2002195977A JP 2000329248 A JP2000329248 A JP 2000329248A JP 2000329248 A JP2000329248 A JP 2000329248A JP 2002195977 A JP2002195977 A JP 2002195977A
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尚勝 渥美
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Seiho Takagi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温の排気ガス中においても検知電極の鉛等
による被毒が効果的に防止され、長期に渡って安定した
応答性を有する耐久性等に優れた酸素センサ及びセンサ
素子の製造方法を提供する。 【解決手段】 被毒防止層は、粗粒粉末の周囲を微粒粉
末が覆ってなる複合粉末からなり、複合粉末同士の間隙
には微粒粉末が充填されていない空孔が分散して存在し
ているセンサ素子を備える酸素センサを得る。また、粗
粒粉末及び微粒粉末はセラミック粉末からなり、1μm
以下にピークを有するチタニア粉末と、10μm以上に
ピークを有するスピネル等のアルミナを含む複合酸化物
の粉末であることが特に好ましい。このような被毒防止
層は、比表面積の異なるセラミック粉末、有機バインダ
及びメタノール等の溶媒を含有するスラリーを、電極保
護層の表面に塗布し、乾燥することにより形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素濃度を検出す
るセンサ素子を備える酸素センサ及びセンサ素子の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】センサ素子を備える酸素センサを空燃比
センサ等として、排気ガスに晒した場合、電極は鉛、リ
ン、ケイ素等の被毒物質により被毒し、経時的に劣化し
て十分な起電力が得られなくなる。この電極の耐久性の
低下という問題に対処するセンサが特公平6−9017
6号公報、特開平9−113480号公報等に開示され
ている。しかし、排ガスに含まれる被毒物質の影響を最
も受け易い低温域において、電極の被毒が十分に防止さ
れるセンサは未だ得られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するものであり、比較的低温の排気ガスに接触
した場合にも、被毒物質による電極の被毒が防止され、
耐久性に優れるセンサ素子を備える酸素センサ及びセン
サ素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の酸素センサは、
検知電極、該検知電極の表面に形成される電極保護層及
び該電極保護層の表面に形成される被毒防止層を有する
センサ素子を備える酸素センサにおいて、該被毒防止層
が粒径の大きなセラミック粉末(以下粗粒粉末とも言
う)の周囲を小さなセラミック粉末(以下微粒粉末とも
言う)が覆ってなる複合粉末からなり、該複合粉末同士
の間隙に微粒粉末が充填されていない空孔が分散して存
在する様に構成したものである。上記の様に被毒防止層
を形成することで、被毒物質は微粒粉末によってトラッ
プされ、酸素センサの電極に到達しないので、被毒によ
る酸素センサの性能劣化を防止する事が出来る。一方で
微粒粉末は粗粒粉末に担持されているので、微粒粉末だ
けで構成された被毒防止層の様に高温での連続使用によ
り被毒防止層が焼き締まり、センサ素子表面から剥離す
るという問題を防ぐ事が出来る。更に、微粒粉末は粗粒
粉末の表面を覆う様に担持されているが、粗粒粉末間に
は適度に粗粒粉末程度の大きさの空孔が形成されてお
り、微粒粉末は粗粒粉末間の間隙を完全に充填してはい
ないので、被毒物質が堆積しても被毒防止層が目詰まり
を起こす事が無く、センサの応答性の低下を防止する事
が出来る。上記の様な被毒防止層を構成するセラミック
粉末の一次粒子の粒度分布は、少なくとも二つのピーク
を有し、最も粒径が小さい側のピークが10μm以下に
あり、最も粒径が大きい側のピークは0.1μm以上で
あると、被毒に対する防止効果が高く望ましい被毒防止
層である。。ここで、最も粒径が小さい側のピークは1
μm以下であることが好ましく、0.05μm以下、特
に0.01μm以下にすることもできる。また、最も粒
径が大きい側のピークは1μm以上、特に10μm以上
であることが好ましい。
【0005】なお、被毒防止層の下地である電極保護層
が溶射によって形成されていると、粗粒の食いつきが良
く望ましい。上記「被毒防止層」に含有される上記「セ
ラミック粉末」としては、チタニア、アルミナ、シリ
カ、及びスピネル、ムライト等のアルミニウム原子を含
む複合酸化物などの、高温の排気ガス中で化学的に安定
である酸化物粉末から選択することが好ましい。但し、
化学的に安定であれば酸化物以外の粉末を使用すること
もできる。この場合、組成の異なる2種類以上のセラミ
ック粉末を混合してもよい。そして、一方の組成のセラ
ミック粉末を微粒粉末とし、他方の組成のセラミック粉
末を粗粒粉末とすると、粉末の選択において自由度が広
がり、望ましい粒度分布の粉末を用意することが容易と
なるし、被毒防止効果の高いセラミック粉末を微粒粉末
として用い、高温耐久性の高いセラミック粉末を粗粒粉
末として用いる事もできるので都合が良い。
【0006】組成の異なる2種類以上のセラミック粉末
としては、1μm以下に粒度分布のピークを有するチタ
ニア粉末と、10μm以上に粒度分布のピークを有する
チタニア以外のセラミック粉末とが含有されることが好
ましい。チタニアは被毒物質を吸着する能力に優れてい
ると考えられる。特にアナターゼ型のチタニアは粒径の
小さな粉末が得られ易く、被毒防止効果が高い。チタニ
ア以外のセラミック粉末としては、特に、スピネル、ム
ライト等のアルミニウム原子を含む複合酸化物のように
熱収縮しにくいセラミック粉末が好ましい。また、チタ
ニア粉末は0.003〜0.5μmにピークを有し、チ
タニア以外のセラミック粉末は15〜50μmにピーク
を有する様に組み合わされると、適度に被毒防止層に空
隙が形成されて特に好ましい。このような粉末を含有す
れば、被毒物質は十分に吸着され、且つ被毒防止層が熱
収縮により電極保護層から剥離することがなく、且つ応
答性の低下の少ないより優れた耐久性を有する被毒防止
層とすることができる。
【0007】即ち1μm以下好ましくは0.003〜
0.5μmに粒度分布のピークを有する粒子径の小さい
粉末と、10μm以上好ましくは15〜50μmに粒径
分布のピークを有する粒子径の大きい粉末とを使用した
場合、被毒防止層は、図1(a)及び(b)のように、
粒子径の大きい粉末の粒子表面に粒子径の小さい粉末の
粒子が多数付着した複合粒子からなる粉末が適度に粗粒
粉末程度の大きさの空孔を形成した状態で被毒防止層を
形作るので、通気性は十分に維持され、且つ被毒物質は
確実に吸着され、非常に耐久性の高い被毒防止層とする
ことができる。
【0008】なお、粗粒粉末と微粒粉末としては、同組
成であって結晶相の異なる粉末を選択する事も出来
る。、特に微粒粉末としてアナターゼ型チタニア粉末を
用い、粗粒粉末としてルチル型チタニア粉末を用いるこ
とがが好ましい。これらの粉末はいずれもチタニア粉末
であるが結晶相を異にするものであり、粒度分布の狭い
粒子径を有する微粒粉末或いは粗粒粉末として提供され
ているので、通気性の良い被毒防止層を形成するのに適
している。アナターゼ型チタニア粉末の粒子径は粒度分
布のピークが0.5μm以下である事が望ましく、0.
003〜0.5μmの範囲に有ることが被毒防止効果の
点で更に好ましい。ルチル型チタニア粉末の粒子径は粒
度分布のピークが1μm以上である事が望ましく、3〜
8μmの範囲に有ることが被毒防止効果の点で更に好ま
しい。このように0.003〜0.5μm程度の粒子径
が極めて小さいアナターゼ型チタニア粉末をこれに比べ
て粒子径が大きいルチル型チタニアとを組み合わせるこ
とにより、被毒物質を捕捉する作用に優れる被毒防止層
とする事が出来る。また、同じ組成のセラミック粉末を
用いることで複合粒子の形成が容易となり、被毒防止効
果の高い被毒防止層を形成出来る。
【0009】製品の被毒防止層の粒度分布を評価する場
合には、一つには粒子径は電子顕微鏡の視野において、
又はこれを撮影した写真から読み取ることができる。電
子顕微鏡の視野から粒子径を読み取る場合は、目視で確
認できる1次粒子の各々について、その外接円径を測定
して粒子径とする。上記の粒子径の測定を多数(100
0個程度)の1次粒子について行い、粒度分布を算出す
る。組成の異なる酸化物粉末を用いた場合には、各組成
の酸化物粉末について、粒子径を測定し、粒度分布を測
定することもできるが、本発明の趣旨から考えて、微粒
粉末と粗粒粉末を混合した状態で粒子径を測定する場合
は、組成の異なるセラミック粉末毎に粒度分布を測定し
なくても、被毒防止層からランダムにサンプリングした
粒子径を用いて粒度分布を測定すればよい。その結果と
して最も粒子径が小さい側のピークが1μm以下にあ
り、最も粒子径が大きい側のピークが0.1μm以上に
あればよい。
【0010】一方、微粒粉末の粒度分布は、一般的な走
査型電子顕微鏡等では測定が難しいこともあり、その場
合は、高解像度の電子顕微鏡を用いることで、上記と同
様に測定できるが、粉末の粒度分布を測定するX線小角
散乱法を用いてSchellerの式より算出すること
もできる。粒度分布は、他にもレーザ光回折法や遠心沈
降法など、一般的に利用されている方法でも測定でき
る。但し、同じ試料に対して、細かい領域から粗い領域
まで同じ測定法で粒度分布を測定することは難しいこと
が多い。その場合は、細かい領域と粗い領域の粒度分布
を別の測定法で測定してそれぞれの粒度分布から上記被
毒防止層の粒度分布を同定してもよい。
【0011】本発明の酸素センサのセンサ素子を製造す
る方法としては、1種類以上の第1セラミック粉末と、
一次粒子の粒度分布のピークが該第1セラミック粉末の
一次粒子の粒度分布のピークよりも粒径の大きい側にあ
り、粒径の小さな側の10%の粒子の最大粒径(以下1
0%粒径又はd10と言う)と粒径の小さな側の90%
の粒子の最大粒径(以下90%粒径又はd90と言う)
の差が、粒度分布のピーク値の粒径の2倍以下である粒
度分布を有する1種類以上の第2セラミック粉末と、有
機バインダと溶剤を混練して被毒防止層形成用ペースト
を調製し、該被毒防止層形成用ペーストを酸素センサ素
子の電極保護層の表面に塗布して塗膜とし、その後、該
塗膜を加熱し、乾燥させ、上記被毒防止層を形成すると
いう方法を用いる事が出来る。この製造方法によれば、
被毒防止層中における粗粒粉末となる第2のセラミック
粉末として、粒度分布のピーク近傍に粒径の揃った粉末
を用いるので、被毒防止層中に粗粒粉末程度の大きさの
空孔が分散して存在するような被毒防止層を形成するこ
とが容易に達成できる。なお、被毒防止層形成用ペース
トには適宜無機バインダを混入させることで、微粒粉末
が粗粒粉末の表面に密着するので、良好な被毒防止層を
形成する事が出来る。また、微粒粉末となる第1セラミ
ック粉末及び粗粒粉末となる第2セラミック粉末は耐熱
性の高い酸化物である事が望ましい。特に第1セラミッ
ク粉末として比表面積が2〜500m2/gであるチタ
ニア粉末等を用い、第2セラミック粉末として比表面積
が0.1〜100m2/gであるアルミニウム原子を含
む複合酸化物の粉末等を用いる事が出来る。更に第1セ
ラミック粉末として比表面積が2〜500m2/gのア
ナターゼ型チタニア粉末、及び第2セラミック粉末とし
て比表面積が0.1〜10m2/gのルチル型チタニア
粉末を使用し、同様にして被毒防止層を形成することも
できる。
【0012】第1セラミック粉末の比表面積は2〜50
0m2/gであり、特に5〜300m2/gであることが
好ましい。この比表面積が2m2/g未満であると、被
毒物質の物理的な捕捉及び反応がともに低下し、500
2/gを越える場合は、粉末が凝集し易くなり、ま
た、被毒物質との反応活性が高くなりすぎ、得られる酸
素センサが高温環境下で徐々に応答性が変化するため好
ましくない。一方、第2セラミック粉末の比表面積は
0.1〜100m2/gであり、特に0.3〜10m2
gであることが好ましい。この比表面積が0.1m2
g未満であると、平滑な表面を有する均質な被毒防止層
を形成することができず、100m2/gを越える場合
は、被毒防止層の凝集を十分に抑えることができない。
また、第2セラミック粉末の比表面積が上記範囲である
と粗粒粉末の間隙に空孔が分散して形成されるので、通
気性が良好な被毒防止層とすることが出来る。尚、比表
面積はBET法によって測定することができる。また、
粉末の比表面積が特に大きい場合は、ユアサアイオニク
ス社製の全自動表面積測定装置、型式「マルチソーブ1
2」を用いて測定することができる。
【0013】第1セラミック粉末と第2セラミック粉末
とは、被毒防止層形成用ペーストを100質量部(以
下、単に「部」という。)とした場合に、それぞれ15
部以上であることが好ましい。いずれか一方、特に第1
セラミック粉末が15部未満であると、被毒物質を十分
に捕捉することができない。また、第2セラミック粉末
が15部未満であると被毒防止層中の粗粒粉末間に適度
に空孔が形成されず、通気性が維持できない。被毒防止
層中に適度な空孔を形成する為にはそれぞれ20〜50
部含まれていることがより好ましい。尚、セラミック粉
末には本発明の主要な構成要件である各々の粉末以外の
他のセラミック粉末を混合することもできるが、セラミ
ック粉末全体の粒度分布が本発明の主旨から外れるよう
なセラミック粉末の混合は望ましくない。
【0014】また、第1セラミック粉末と第2セラミッ
ク粉末との混合量比は特に限定されないが、いずれか一
方を100部とした場合に、他方を40〜250部、特
に80〜130部とすることが好ましく、等量程度とす
ることもできる。これらの粉末の量比に大きな差がなけ
れば、被毒物質を捕捉する作用に優れ、空孔が適度に分
散して存在する被毒防止層をより効率的に形成すること
ができる。
【0015】上記「被毒防止層形成用ペースト」は、セ
ラミック粉末、有機バインダ及びメタノール、キシレン
等の溶剤、更に適宜無機バインダなどを混合することに
より得られる。電極保護層の表面に形成される塗膜は1
00〜150℃で5〜20分程度乾燥することにより、
十分に固化して硬くなり、乾燥の後、センサ素子を保護
管ソケットに取り付ける等した後、300〜700℃、
特に400〜600℃程度に調温されたassy炉等に
よって還元雰囲気下、20〜60分程度加熱し、所定の
被毒防止作用及び厚さ等を有する被毒防止層を有するセ
ンサ素子とすることができる。
【0016】被毒防止層の厚さは50〜300μm、特
に150〜250μm程度とすることが好ましい。この
厚さが過小であると、被毒物質を十分に捕捉することが
できないことがある。一方、250μmを超える場合
は、得られる酸素センサの応答性が低下し、更には被毒
防止層が電極保護層から剥離し易くなる傾向にあり好ま
しくない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 (1)酸素センサの製造 純度99%以上のジルコニアに純度99.9%のイット
リアを5モル%添加し、湿式混合した後、1300℃で
2時間仮焼した。これに水を添加し、ボールミルを使用
して粒子の80%が2.5μm以下の粒子径になるまで
湿式粉砕し、その後、水溶性バインダを添加し、スプレ
ードライヤ法によって平均粒子径70μmの球状の粉末
とした。
【0018】この粉末を用い、ラバープレス法によって
所定の有底円筒状の成形体を得、これを乾燥し、砥石に
て研削し、その形状を整えた。次いで、成形体の外表面
に、上記粉末に水溶性バインダ及び水を添加して調製し
たスラリーを付着させ、乾燥させた。その後、1500
℃で2時間保持して焼成し、固体電解質基体を作製し
た。次いで、この基体の外表側に、排気ガス等の被検出
ガスに晒される厚さ1〜2μmの白金電極を無電解メッ
キ法によって形成し、検知電極とした。その後、基体の
内表側に、大気に晒される厚さ1〜2μmの白金電極を
無電解メッキ法により設け、基準電極とした。次いで、
大気雰囲気下、1200℃で1時間熱処理し、検出電極
の緻密性を向上させた。その後、プラズマ溶射法によっ
て、検知電極の表面にスピネル(MgAl24)の粉末
を塗着させ、電極保護層を形成した。
【0019】次いで、表1乃至2に記載の種類及び量比
の、粉末と粉末、並びに所定量の溶媒とアルミナゾ
ルを、ナイロン玉石を使用し、ポットミルにより混合
し、スラリーを調製した。尚、スラリーを100質量%
とした場合に、実験例1〜9では、粉末との合計量
を70質量%、有機バインダを含むメタノールを23質
量%、アルミナゾルを7質量%とし、実験例10〜15
では、粉末との合計量を50質量%、水を40質量
%、アルミナゾルを10質量%とし、実験例16〜33
では、粉末との合計量を56質量%、水を35質量
%、アルミナゾルを9質量%とした。その後、電極保護
層が形成された基体をスラリー中に浸漬し、電極保護層
の表面に塗膜を形成し、120℃で乾燥して厚さ50〜
300μm(望ましくは150〜250μm)の被毒防
止層を形成し、センサ素子を作製した。次いで、このセ
ンサ素子を保護管ソケットに組み付ける等した後、50
0℃で加熱して酸素センサを得た。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】(2)酸素センサの性能評価 被毒防止層の外観 (1)において得られた酸素センサの被毒防止層の外観
を目視で観察した。評価基準は、○;亀裂等は観察され
ない、△;一部に亀裂が発生するものがある、×;全数
に亀裂が発生する、である。 耐被毒性(耐久性) 1800ccのエンジンを使用し、耐久パターンはライ
フサイクルパターンによった。燃料としては、1リット
ル当たり0.4gの鉛を含む有鉛ガソリンを使用した。
検出性能を安定化するために酸素センサを加熱するため
のヒータの印加電圧は14Vとした。センサ取付け位置
は、エンジンにより近く500〜800℃の高温の排気
ガスが通過する位置と、エンジンから離れ350〜70
0℃の低温の排気ガスが通過する位置とした。このよう
にして100時間の耐久試験を行った後、各酸素センサ
の鉛耐久性の性能評価を、図6の模式図に示す装置を用
いたバーナー測定法により行った。評価基準は、○;応
答性はほとんど劣化しない、△;応答性の劣化はある
が、空燃費制御では規制値を外れることはない、×;応
答性の劣化が大で、空燃費制御すると規制値を外れる、
である。
【0023】表1の結果によれば、微粒粉末となる粉末
及び粗粒粉末となる粉末が請求項14記載の発明の
好ましい範囲に入っている実験例3〜8、及び実験例1
1〜14では、被毒防止層の表面は亀裂等は殆ど観察さ
れず、且つ高温耐久性、低温耐久性ともに優れていた。
更に、被毒防止層の内部には粗粒粉末程度の大きさの空
孔が散在しているのが観察された。また、粉末、の
ピーク値がいずれも0.1μm未満である実験例1で
は、スラリーの粘度が高すぎ、被毒防止層となる塗膜の
形成ができなかった。更に、粉末が含まれていない実
験例3では耐久性が大きく劣化し、粉末が含まれてい
ない9及び15では全数に亀裂が発生し、実用に供し得
ないものであった。また、粉末の量比が低い実験例3
及び11では、外観は良好であるものの、粗粒粉末の表
面を十分に微粒粉末が覆っていない状態で被毒防止層が
形成されており、耐久性が劣化する傾向にある。なお、
粉末の量比が高い実験例8では、一部製品に被毒防止
層の表面に亀裂が観察された。但し、亀裂の無い物に関
しては耐久後も良好な性能を示した。
【0024】表2の結果によれば、微粒粉末である粉末
の粒度分布のピーク値が表1の場合に比べて大きいも
のの、本発明の好ましい範囲に入っている実験例18〜
22、及び実験例25〜29では、被毒防止層の表面に
亀裂等はまったく観察されないセンサ素子が製造でき
た。そして、粉末と粉末の量比が望ましい範囲に有
る実験例20〜22及び27〜29では耐被毒性にも優
れていた。また、粉末、のピーク値がいずれも10
μmを越える実験例16では、粒子が大きすぎ、耐久性
が大きく劣化した。更に、粉末が含まれていない実験
例17及び24でも耐久性が大きく劣化し、粉末が含
まれていない23及び30では全数に亀裂が発生し、実
用に供し得ないものであった。また、粉末の量比が低
い実験例18及び19では、外観は良好であるものの、
粗粒粉末の表面を十分に微粒粉末が覆っていない状態で
被毒防止層が形成されており、耐久性が劣化する傾向に
あった。更に、粉末の粒度分布が、本発明の望ましい
範囲から外れて比較的広い粒度分布を持つ実験例31〜
32では、被毒防止層中に適度に空孔が形成されないの
で、製造時に亀裂は生じないものの、耐被毒性は悪く、
被毒物質によってセンサの応答性が変化する傾向が見ら
れた。
【0025】実施例1 原料として、比表面積10m2/g、粒度分布のピーク
が0.2μmにあるアナターゼ型チタニア粉末を20
g、比表面積0.5m2/g、粒度分布のピークが34
μmにあるスピネル粉末を20g、水を28g及びアル
ミナゾルを3g使用し、ナイロン玉石を用いてポットミ
ルにより2時間攪拌し、混合して、ペーストを調製し
た。その後、このペースト中に、(1)において作製さ
れた電極保護層を有するセンサ素子を浸漬し、約100
mgのペーストを電極保護層の表面に塗着させ、120
℃で10分乾燥して厚さ150〜250μmの被毒防止
層を形成し、センサ素子を作製した。次いで、保護管ソ
ケットに組み付ける等した後、500℃で30分加熱
し、酸素センサを得た。
【0026】このようにして形成された被毒防止層の表
面は平滑であり、亀裂等もまったく観察されなかった。
そして、粗粒粉末の表面を十分に微粒粉末が覆っている
状態で被毒防止層が形成されており更に、被毒防止層の
内部には粗粒粉末程度の大きさの空孔が分散して存在し
ているのが観察された。また、(2)、と同様にして
評価した結果、高温耐久性、低温耐久性ともに非常に優
れていることが確認された。更に、この被毒防止層を有
するセンサ素子が組み込まれた酸素センサ(実施品)、
又は微粒粉末を含まない酸化物粉末(表2の実験例1
7)を用いて被毒防止層を形成したセンサ素子が組み込
まれた酸素センサ(比較品)を、所定量のケイ素を添加
した燃料から生成する排気ガスに長時間晒した後、これ
らのセンサをエンジンに取り付け応答性を評価した。そ
の結果、比較品では経時とともに応答性が相当に低下す
るのに対し、実施品では応答の遅れが少ないことが分か
った。また、被毒防止層のX線粉末回折パターンによれ
ばアナターゼ型チタニア、スピネル及びアルミナの結晶
相が認められた。
【0027】実施例2 原料として、比表面積500m2/g、粒度分布のピー
クが0.007μmにあるアナターゼ型チタニア粉末を
22.5g、比表面積0.7m2/g、粒度分布のピー
クが7μmにあるルチル型チタニア粉末を22.5g、
メタノールを35ml及びアルミナゾルを2.8g使用
した他は、実施例1と同様にしてペーストを調製した
後、このペースト中に、(1)において作製された電極
保護層を有するセンサ素子を浸漬し、約100mgのペ
ーストを電極保護層の表面に塗着させ、120℃で10
分乾燥して厚さ150〜250μmの被毒防止層を形成
し、センサ素子を作製した。次いで、保護管ソケットに
組み付ける等した後、500℃で30分加熱し、酸素セ
ンサを得た。
【0028】このようにして形成された被毒防止層の表
面は平滑であり、亀裂等もまったく観察されなかった。
そして、粗粒粉末の表面を十分に微粒粉末が覆っている
状態で被毒防止層が形成されており更に、被毒防止層の
内部には粗粒粉末程度の大きさの空孔が分散して存在し
ているのが観察された。また、(2)、と同様にして
評価した結果、一部に熱収縮による亀裂の発生がみられ
るものの、実用に供し得る耐久性を有していることが確
認された。更に、この被毒防止層を有するセンサ素子が
組み込まれた酸素センサ(実施品)、又は微粒粉末を含
まないチタニア粉末(表1の実験例2)を用いて被毒防
止層を形成したセンサ素子が組み込まれた酸素センサ
(比較品)を、所定量のケイ素を添加した燃料から生成
する排気ガスに長時間晒した後、これらのセンサをエン
ジンに取り付け応答性を評価した。その結果、図2に示
すように、比較品では経時とともに応答性が相当に劣化
するのに対し、実施品では応答の遅れが少ないことが分
かった。また、被毒防止層のX線粉末回折パターンによ
ればアナターゼ型チタニア、ルチル型チタニア及びアル
ミナの結晶相が認められた。
【0029】図3は、実施例1及び2のセンサ素子の電
極保護層を形成した後の外観を示す。また、図4は、被
毒防止層を形成した後の外観を示す。更に、図5は、電
極、電極保護層及び被毒防止層が形成された部位の断面
を示す。この図5のように、センサ素子は、固体電解質
基体1、並びにその外表面に順次形成された検知電極
2、電極保護層4及び被毒防止層5と、内表面に形成さ
れた基準電極3とにより構成されている。更に、固体電
解質体の形状としては、筒型の他にも板型の積層タイプ
のセンサであっても本発明は適用できる。
【0030】尚、本発明においては、上記の具体的な実
施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明
の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即
ち、チタニア等のセラミック粉末の比表面積、被毒防止
層の厚さ及び気孔率等は適宜調整することができる。ま
た、検知電極及び基準電極は、必ずしも固体電解質基体
の底部周面の全面に形成する必要はなく、帯状等であっ
てもよい。更に、被毒防止層の表面に、更に電極保護層
と同様の組成の保護層を形成することもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、特定の粒子径を有する
微細なセラミック粉末と比較的粒子径が大きく粒度分布
の狭いセラミック粉末とを含有する被毒防止層とするこ
とにより、排気ガスに含まれる鉛等の被毒物質と、特に
低温において接触した場合であっても、被毒が効率的に
防止され、且つこの被毒防止層が電極保護層から剥離し
難く、応答性の変化の少ない優れた性能の酸素センサを
得ることができる。また、比表面積の異なるセラミック
粉末を含む被毒防止層形成用ペーストを用いることによ
り、請求項1乃至13に記載の酸素センサを容易に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実験例20のセンサ素子に形成された
被毒防止層の倍率1000倍の走査型電子顕微鏡写真で
ある。(b)は(a)の中心部を拡大した倍率3500
倍の走査型電子顕微鏡写真である。
【図2】実施例2の酸素センサの耐久性が優れているこ
とを示すグラフである。
【図3】センサ素子の電極保護層を形成した後の外観を
示す正面図である。
【図4】更に被毒防止層を形成した後の外観を示す正面
図である。
【図5】センサ素子の固体電解質基体の外表面に検知電
極等が形成され、内表面に基準電極が形成された部分を
表す断面図である。
【図6】耐久性を評価するためのバーナー測定装置の模
式図である。
【符号の説明】
1;固体電解質基体、2;検知電極、3;基準電極、
4;電極保護層、5;被毒防止層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩野 宏二 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 高木 正峰 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB01 BD04 BE15 BE22 BF03 BF04 BF05 BF09 BL09 BL18

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知電極、該検知電極の表面に形成され
    る電極保護層及び該電極保護層の表面に形成される被毒
    防止層を有するセンサ素子を備える酸素センサにおい
    て、 該被毒防止層は粒径の大きなセラミック粉末(以下粗粒
    粉末とも言う)の周囲を粒径の小さなセラミック粉末
    (以下微粒粉末とも言う)が覆ってなる複合粉末からな
    り、該複合粉末同士の間隙に微粒粉末が充填されていな
    い空孔が分散して存在していることを特徴とする酸素セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記被毒防止層を構成するセラミック粉
    末の一次粒子の粒度分布が少なくとも二つのピークを有
    し、最も粒径が小さい側のピークは10μm以下にあ
    り、最も粒径が大きい側のピークは0.1μm以上にあ
    ることを特徴とする請求項1記載の酸素センサ。
  3. 【請求項3】 前記電極保護層は溶射によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の酸素セン
    サ。
  4. 【請求項4】 上記セラミック粉末の少なくとも一部が
    酸化物粉末である請求項1乃至3記載の酸素センサ。
  5. 【請求項5】 上記セラミック粉末が、組成の異なる2
    種類以上のセラミック粉末を含む請求項1乃至4に記載
    の酸素センサ。
  6. 【請求項6】 検知電極、該検知電極の表面に形成され
    る電極保護層及び該電極保護層の表面に形成される被毒
    防止層を有するセンサ素子を備える酸素センサにおい
    て、 該被毒防止層は、チタニア粉末とチタニア以外のセラミ
    ック粉末とからなり、該チタニア粉末の一次粒子の粒度
    分布が1μm以下にピークを有し、該チタニア以外のセ
    ラミック粉末の一次粒子の粒度分布が10μm以上にピ
    ークを有する酸素センサ。
  7. 【請求項7】 上記チタニア粉末が、アナターゼ型チタ
    ニア粉末である請求項6に記載の酸素センサ
  8. 【請求項8】 上記チタニア以外のセラミック粉末がア
    ルミニウム原子を含む複合酸化物の粉末である請求項6
    又は7記載の酸素センサ。
  9. 【請求項9】 上記チタニア粉末の一次粒子の粒度分布
    が0.003〜0.5μmにピークを有し、上記チタニ
    ア以外のセラミック粉末の一次粒子の粒度分布が15〜
    50μmにピークを有する請求項6乃至8に記載の酸素
    センサ。
  10. 【請求項10】 検知電極、該検知電極の表面に形成さ
    れる電極保護層及び該電極保護層の表面に形成される被
    毒防止層を有するセンサ素子を備える酸素センサにおい
    て、 該被毒防止層は、同組成であって結晶相の異なる2種類
    以上のセラミック粉末からなり、一方の結晶相のセラミ
    ック粒子が粒径の大きい粗粒粉末であり、他方の結晶相
    のセラミック粒子が粒径の小さな微粒粉末である酸素セ
    ンサ。
  11. 【請求項11】 上記セラミック粉末が、アナターゼ型
    チタニア粉末とルチル型チタニア粉末である請求項10
    に記載の酸素センサ。
  12. 【請求項12】 上記アナターゼ型チタニア粉末の一次
    粒子の粒度分布が0.5μm以下にピークを有し、上記
    ルチル型チタニア粉末の一次粒子の粒度分布が1μm以
    上にピークを有する請求項8記載の酸素センサ。
  13. 【請求項13】 上記アナターゼ型チタニア粉末の一次
    粒子の粒度分布が0.003〜0.5μmにピークを有
    し、上記ルチル型チタニア粉末の一次粒子の粒度分布が
    3〜8μmにピークを有する請求項8又は9に記載の酸
    素センサ。
  14. 【請求項14】 検知電極、該検知電極の表面に形成さ
    れる電極保護層及び該電極保護層の表面に形成される被
    毒防止層を有するセンサ素子の製造方法であって、 一次粒子の粒度分布のピークが10μm以下である1種
    類以上の第1セラミック粉末、一次粒子の粒度分布のピ
    ークが0.1μm以上であり且つ該第1セラミック粉末
    の一次粒子の粒度分布のピークよりも粒径の大きい側に
    あり且つ粒径の小さな側の10%の粒子の最大粒径(以
    下10%粒径と言う)と粒径の小さな側の90%の粒子
    の最大粒径(以下90%粒径と言う)の差が、粒度分布
    のピーク値の粒径の2倍以下である粒度分布を有する1
    種類以上の第2セラミック粉末、有機バインダ、及び溶
    剤を混練して被毒防止層形成用ペーストを調製し、該被
    毒防止層形成用ペーストを上記電極保護層の表面に塗布
    して塗膜とし、その後、該塗膜を加熱し、乾燥させ、上
    記被毒防止層を形成することを特徴とするセンサ素子の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 上記第1セラミック粉末及び上記第2
    セラミック粉末の少なくとも一部が酸化物粉末である請
    求項14記載のセンサ素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記第1セラミック粉末が比表面積2
    〜500m2/gのチタニア粉末であり、上記第2セラ
    ミック粉末が比表面積0.1〜100m2/gのアルミ
    ニウム原子を含む複合酸化物の粉末である請求項14又
    は15に記載のセンサ素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記第1セラミック粉末が比表面積2
    〜500m2/gのアナターゼ型チタニア粉末であり、
    上記第2セラミック粉末が比表面積が0.1〜10m2
    /gのルチル型チタニア粉末である請求項14又は15
    に記載のセンサ素子の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記被毒防止層形成用ペーストを10
    0質量部とした場合に、該第1セラミック粉末及び該第
    2セラミック粉末が、それぞれ15〜50質量部含まれ
    る請求項14乃至17のうちのいずれか1項に記載のセ
    ンサ素子の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記第1セラミック粉末と上記第2セ
    ラミック粉末との質量比が、1:2〜2:1である請求
    項14乃至18記載のセンサ素子の製造方法。
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