JP2002195593A - 浴室暖房装置 - Google Patents

浴室暖房装置

Info

Publication number
JP2002195593A
JP2002195593A JP2000401732A JP2000401732A JP2002195593A JP 2002195593 A JP2002195593 A JP 2002195593A JP 2000401732 A JP2000401732 A JP 2000401732A JP 2000401732 A JP2000401732 A JP 2000401732A JP 2002195593 A JP2002195593 A JP 2002195593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human body
bathroom
detecting means
activity amount
bathtub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000401732A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Uchida
毅 内田
Hitoshi Iijima
等 飯嶋
Yuji Serizawa
祐司 芹澤
Takuya Shimizu
拓也 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000401732A priority Critical patent/JP2002195593A/ja
Publication of JP2002195593A publication Critical patent/JP2002195593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室暖房において、人体の存否情報による入
浴前暖房から入浴暖房への切替えや、入浴暖房での人体
位置及び浴槽位置検出情報によるヒータの能力制御を自
動的に行うようにした浴室暖房装置を得ることを目的と
する。 【解決手段】 浴室の天井あるいは壁面に配置され、送
風機とヒータとからなる温風発生手段を内有する浴室暖
房装置において、複数の画素の撮像素子からなる画像セ
ンサと、この画像センサからの出力により人体の位置を
検出する人体位置検出手段と、この人体位置検出手段か
らの人体の位置出力に基づいて人体の活動量を求める人
体活動量検出手段と、前記温風発生手段の運転を制御す
る運転制御手段とを備え、この運転制御手段は前記人体
活動量検出手段が出力する人体の活動量が予め設定した
値より少ない場合に温風温度を下げるよう制御したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の暖房におい
て人体や浴槽位置検出情報により、ヒーターの能力制御
を自動的に行えるようにする浴室暖房装置に関するもの
である.
【0002】
【従来の技術】図6は従来の浴室暖房乾燥装置の設置図
である。図6において、1は浴室、2は前記浴室1内に
設置された浴槽、3は前記浴室1の天井に設置された浴
室暖房乾燥装置本体である。4は吸気口7から前記浴室
1内の空気を吸込み、給気口8より前記浴室1内に吹出
し循環させる循環ファン、5はクォーツヒータ、6は前
記クォーツヒータ5の反射板である。尚、前記給気口8
は、前記クォーツヒータ5による輻射熱を前記浴室1内
に放射するための開口でもある。また、図6においてシ
ーズヒータと換気ファンについては図示せず。
【0003】図7は浴室暖房乾燥装置の運転コントロー
ラの一例を示す。図7において、図に向って右が運転モ
ードの操作SW、左が運転モードの切換内容であり、各
々の右の操作SWを押す毎に左の内容が切換る。以下
に、暖房運転モードを主にその制御動作について図8の
制御フローを用いて説明する。
【0004】暖房運転においては、暖房SWを押したと
き、Step1で入浴前暖房運転が開始されると同時
に、残時間タイマーが前回の設定値で設定される。前記
Step1の入浴前暖房運転が開始されると、循環ファ
ン4が強運転して吸気口7より吸込まれた浴室1内の空
気をシーズヒータ(図示せず)で加温して、給気口8よ
り浴室1内に吹出し循環させ、入浴前の浴室内を暖房を
する。そして、Step2で暖房SWが再度操作された
か否か判断され、NoであればStep3で残時間タイ
マーのタイムアップ、あるいは、停止SWが操作された
か否か判断され、NoであればStep1の入浴前暖房
運転を継続する。Yesであればシーズヒータを停止
し、循環ファン4が前記シーズヒータの温度が低下する
まで、2分20〜30秒の遅延運転を行った後に停止し
て入浴前暖房運転を終了する。
【0005】前記Step2でYesであれば、Ste
p4で入浴暖房に切換り入浴暖房運転が開始されると同
時に、残時間タイマーがリセットされる。入浴暖房で
は、循環ファン4が弱運転しクォーツヒータ5による輻
射熱が給気口8より浴室1内に放射され、入浴中の暖房
を行う。そして、入浴前暖房と同様に、Step5で暖
房SWが操作されたか否か判定され、NoであればSt
ep6で残時間タイマーのタイムアップ、あるいは、停
止SWが操作されたか否か判断され、NoであればSt
ep4の入浴暖房運転を継続する。Yesであればクォ
ーツヒータ5を停止し、循環ファン4が前記クォーツヒ
ータ5の温度が低下するまで、2分20〜30秒の遅延
運転を行った後に停止して入浴暖房運転を終了する。
【0006】前記Step5でYesであれば、Ste
p1の入浴前暖房に切換り入浴前暖房運転が行われ、残
時間タイマーがリセットされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の浴
室暖房乾燥装置では、実際に入浴する際の入浴前暖房か
ら入浴暖房への切り替えに暖房SWの操作が必要で、さ
らに入浴後も出るときには停止SWを押すか、あるい
は、予め切タイマーSWにて入浴時間を設定しなければ
ならない。このとき切タイマーの設定を誤ると入浴中に
暖房が切れてしまい、その場合に浴室外に設置されてい
る運転コントローラの位置まで行き、再度SW操作をし
なければならず、特に冬などには寒くて不快な思いをす
ることになる。逆に切タイマーを長めに設定し、停止S
Wの操作を忘れた場合には、入浴後の不要な時間まで暖
房運転を継続して行うことになり,エネルギーを浪費し
てしまうという欠点があった。
【0008】また、従来の入浴中の暖房では、クォーツ
ヒーター5の能力を制御できず常に一定だったため、ヒ
ーターの近く、または浴槽内にいる人には暑く感じら
れ、逆にヒーターから遠い、または洗い場にいる人には
寒く感じられるといった課題もあった。
【0009】この発明は、上記のような不具合を解消す
るためになされたもので、浴室暖房において、人体の存
否情報による入浴前暖房から入浴暖房への切替えや、入
浴暖房での人体や浴槽位置検出情報によるヒータの能力
制御を自動的に行うことにより、操作などによる人の手
を煩わせることなく、そして、快適な入浴のできる浴室
暖房装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の浴室暖房装置は、浴室の天井あるいは壁面に配置さ
れ、送風機とヒータとからなる温風発生手段を内有する
浴室暖房装置において、複数の画素の撮像素子からなる
画像センサと、この画像センサからの出力により人体の
位置を検出する人体位置検出手段と、この人体位置検出
手段からの人体の位置出力に基づいて人体の活動量を求
める人体活動量検出手段と、前記温風発生手段の運転を
制御する運転制御手段とを備え、この運転制御手段は前
記人体活動量検出手段が出力する人体の活動量が予め設
定した値より少ない場合に温風温度を下げるよう制御し
たものである。
【0011】また、請求項2記載の浴室暖房装置は、浴
室の天井あるいは壁面に配置され、送風機とヒータとか
らなる温風発生手段を内有する浴室暖房装置において、
複数の画素の撮像素子からなる画像センサと、この画像
センサからの出力により人体の位置を検出する人体位置
検出手段と、この人体位置検出手段からの人体の位置出
力に基づいて人体の活動量を求める人体活動量検出手段
と、この人体活動量検出手段による前記人体の活動量に
基づいて浴室内での浴槽の位置を特定する浴槽位置検出
手段と、前記温風発生手段の運転を制御する運転制御手
段とを備え、この運転制御手段は前記人体位置検出手段
が出力する人体の位置情報と前記浴槽位置検出手段の出
力する浴槽位置情報に基づいて温風温度を制御するよう
にしたものである。
【0012】また、請求項3記載の浴室暖房装置は、前
記人体活動量検出手段が、所定時間内において出力の変
化する画素数を積算して人体の活動量を検出するように
したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態の一例を示す浴室暖房装置の設置図であ
る。尚、図1において従来例と同一符号は同一または相
当部分を示し、ここでの説明を省略する。9は浴室暖房
装置本体3に設けられた制御用センサである。図1の浴
室暖房装置の暖房動作を説明すると、入浴前暖房運転に
おいては、循環ファン4が強運転して吸気口7より吸込
まれた浴室1内の空気を、例えばシーズヒータ(図示せ
ず)で加温して、給気口8より浴室1内に吹出し循環さ
せ、入浴前の浴室暖房をする。その後の入浴暖房では循
環ファン4が弱運転し、輻射ヒータの例えばクォーツヒ
ータ5による輻射熱を給気口8より浴室1内に放射さ
せ、入浴中の暖房を行う。本実施の形態においては、暖
房運転において、浴室暖房装置本体3に設けられた前記
制御用センサ9により、浴室1内の人体の存否情報によ
る入浴前暖房から入浴暖房への切替えや、入浴暖房での
人体及び浴槽位置検出情報によりクォーツヒータ5の能
力を自動的に制御するようにしたものである。
【0014】図2に制御用センサ9の構成ブロック図を
示す。図2において、10は検知対象とするエリア空間
の光を画像として取りこむ画像入力手段で、広角レンズ
15と、その広角レンズ15を介して得られた像が結像
されるマトリックス状に配置された複数の画素からなる
撮像素子で構成され検知エリアを形成する画像センサ1
6で構成される。尚、この画像センサ16の検知エリア
は画像センサ16の画素数と一対一で対応している。1
1は前記画像センサ16の検知エリアを例えば1つ、も
しくは複数の画素単位に分割するエリア分割部、12は
前記エリア分割部11で分割されたエリアごとに人体の
存在及び位置を検出する人体位置検出手段で、前記エリ
ア分割部11で分割されたそれぞれのエリアについて、
人体を検出するのに適した明るさの画像であるか判定
し、また、ノイズ処理等を行う画像処理部17と、前記
画像処理部17の処理画像から現画像と背景となる過去
のある時点における元画像の差分により人体の存在を検
出する人体存在検出部18で構成される。13は前記人
体存在検出部18の差分情報を基に、前記エリア分割部
11で分割されたエリアごとに人体の活動量から浴槽の
位置を検出する浴槽位置検出手段で、人体の活動量を検
出する人体活動量検出部19と、その活動量を基に浴槽
の位置を推定する浴槽位置推定部20から構成される。
14は前記人体位置検出手段12の人体位置情報と前記
浴槽位置検出手段13の浴槽位置情報を基に、浴室暖房
装置の輻射ヒータの能力を制御する輻射ヒータ制御部で
ある。
【0015】上記のように構成された制御用センサの動
作を説明する。まず、検知対象とする浴室1の検知エリ
ア空間の光が画像として広角レンズ15を介して画像セ
ンサ16に取り込まれ、エリア分割部11で前記画像セ
ンサ16の検知エリアを1つ、もしくは複数のエリアに
分割する。このエリア分割部11においては、例えば、
一般的に考えると浴槽は図3のように、浴室1の半分程
度の面積を占有し、その向きに縦か横かの区別があるこ
とを考慮すれば、図3に示すように例えば、エリア分割
境界線21のように浴室1を最低2×2の4エリアに分
割すると、前記浴槽位置検出手段13での浴槽の存在す
るエリアが特定しやすくなる。つまり、図3の浴室出入
口22のある左下のエリアから入室し、蛇口やシャワー
のある左上のエリアで髪や体を洗うので、総じて左側の
2つのエリアで活発に動くと考えられ、逆に浴槽のある
右側の2つのエリアでは、浴槽への出入に際しては大き
な動きがあるものの、その他はあまり活発な動きはない
と推測される。従って、浴室内をこのようにいくつかの
エリアで分割したうえで、人体の活動量を検出すること
により、浴槽の位置を推定することが可能となる。
【0016】尚、前記広角レンズ15は特に形状・仕様
を特定するものではないが、少なくとも一般家庭の浴室
床面面積としては最大とされる、2坪(3.6×1.8
[m])の範囲の光を検出できるだけの視野角を有する。
【0017】次に画像処理部17では、前記エリア分割
部11で分割された各エリアごとに、人体を検出するの
に適した明るさの画像であるかを判別し、適していない
場合には、適正と判断されるまで露光時間を変更して繰
り返し画像の取り込みを行う。その後、取り込まれたイ
メージ画像をエッジ(輪郭)処理及びノイズ処理し、人
体存在検出部18にその処理画像を送る。尚、画像処理
で前記画像センサ16として画像処理機能を有する、例
えば人工網膜チップを用いることにより、直接エッジ処
理及び2値化処理された画像を取り込んで、処理を短縮
化する方法もある。
【0018】人体存在検出部18においては、前記画像
処理部17から送られてくる処理画像から、現在の画像
と過去のある時点に送られてきた画像との間で差分を行
い、差がある場合には人がいると判断することにより、
前記エリア分割部11で分割された各エリアごとに人体
の存在を検出する。このとき、分割されたエリアと画素
センサ16の画素群とは対応しているので、同時に人体
の存在する位置も検知することができる。
【0019】前記人体存在検出部18における差分結
果、例えば、図4に示す(a)のような活動量が少ない
とき(直立→万歳を模擬)、あるいは、(b)のような
活動量が多いとき(直立→歩行を模擬)の背景となる過
去のある時点の画像と現在の画像との2値化処理された
画像で差分処理を行うと、2枚の画像間で出力が異なっ
ている画素に、差分画像としての出力が現れる。つま
り、(a)の手を挙げる動作をした場合には、過去と現
在の手があった位置に相当する画素にだけ差分画像上に
出力が現れ、また、(b)のように体全体が動いた場合
には、より多くの画素に出力が現れる。この人体存在検
出部18における差分結果を基に、人体活動量検出部1
9では、前記エリア分割部11で分割された各エリアご
とに差がある画素数を数え、その画素数を基に人体の活
動量として検出する。このとき、画素数を積算する時間
としては、所定時間、例えば30秒位とする。また、活
動量の目安としては、例えば差がある画素数がエリアの
総画素数の約20%以下のときは活動量は小さいと判断
する。そして、浴槽位置推定部20において、浴槽の中
では人はあまり動き回らない(活動量が小さい)という
推測から、前記人体活動量検出部19の活動量を基に浴
槽の位置を推定する。
【0020】そして、前記人体存在検出部18による人
体位置データ及び前記浴槽位置推定部20による浴槽位
置データを用い、輻射ヒータ制御部14により浴室暖房
装置のクォーツヒータ5の能力を制御する。
【0021】以上のように構成された浴室暖房装置にお
ける暖房運転時の制御内容について、図5の制御フロー
を用いて説明する。尚、説明にあたっては、一例として
図7の運転コントローラの暖房を用いる。まず、暖房S
Wを押すことにより、Step11で入浴前暖房運転が
開始され、循環ファン4が強運転して吸気口7より吸込
まれた浴室1内の空気をシーズヒータ(図示せず)で加
温して、給気口8より浴室1内に吹出し循環させ、入浴
前の浴室暖房する。Step12で浴室暖房装置本体3
に設けられた制御用センサ9により、該制御用センサ9
の人体存在検出部18においてエリア分割部11で分割
されたエリアごとに、現在のものと過去のある時点にお
ける画像との間で差分を行って、人体の存在検出があっ
たか否か判断され、NoであればStep13で例えば
残時間タイマーのタイムアップ、あるいは、停止SWが
操作されたか否か判断される。NoであればStep1
1の入浴前暖房運転を継続する。Yesであればシーズ
ヒータ(図示せず)を停止し、循環ファン4が前記シー
ズヒータの温度が低下するまで、例えば2分20〜30
秒の遅延運転を行った後に停止して入浴前暖房運転を終
了する。
【0022】前記Step12で人体の存在が検出され
たYesの場合は、人体の存在検出と同時に、分割され
たエリアと画像センサ16の画素群とは対応しているの
で、人体の存在する位置も検知できる。人体の存在が検
出されたときは自動的に入浴暖房に切替わり、Step
14では、該Step12の人体の存在する位置データ
と、人体存在検出部18の差分データを基に、人体活動
量検出部19においてエリア分割部11で分割された各
エリアごとに差がある画素数を数え、その画素数を基に
人体の活動量として検出し、該活動量から浴槽では人は
あまり動き回らない(活動量が小さい)という推測から
浴槽位置推定部20による浴槽位置推定データとによっ
て、例えば、図1に示すように浴室1の洗い場側に人が
存在し、かつ、該洗い場が浴室暖房装置本体3から遠い
位置に配置されている場合には、人は遠くにいると判断
し、Step15で輻射ヒータ制御部14によりクォー
ツヒータ5の能力を強に制御した入浴暖房運転を行う。
循環ファン4を弱運転しクォーツヒータ5の能力を強に
して、その輻射熱を給気口8より浴室1内に放射して入
浴暖房を行う。
【0023】一方、前記Step14で人体の存在する
位置が、例えば、浴室暖房装置本体3に近いか、また
は、浴槽2内であると推定される場合には、Step1
6で輻射ヒータ制御部14によりクォーツヒータ5の能
力を弱に制御した入浴暖房運転を行う。
【0024】前記Step15またはStep16の入
浴暖房において、Step17またはStep18で人
体の移動(例えば洗い場から浴槽2へ、あるいは、浴槽
2から洗い場ヘ)を検出したときは、随時Step15
のクォーツヒータ5の能力強による暖房運転か、また
は、Step16のクォーツヒータ5の能力弱による暖
房運転かに切替える。前記Step17またはStep
18で人体の移動が検出されない(変化なし)場合は、
Step19またはStep20で、例えば人体の不在
検知、あるいは、停止SWが操作されたか否か判断さ
れ、Noであれば前記Step15またはStep16
に戻り、入浴暖房運転を継続する。Yesであればクォ
ーツヒータ5を停止し、循環ファン4が前記クォーツヒ
ータ5の温度が低下するまで、例えば2分20〜30秒
の遅延運転を行った後に停止して入浴暖房運転を終了す
る。
【0025】以上のように、浴室の天井あるいは壁面な
どに設置され、送風機、ヒータを有する浴室暖房装置に
おいて、画像入力手段、エリア分割部、人体位置検出手
段、浴槽位置検出手段を有する制御用センサを設け、浴
室暖房において、該制御用センサにより得られた人体の
存否情報による入浴前暖房から入浴暖房への切替えや、
入浴暖房での人体位置及び浴槽位置検出情報によるクォ
ーツヒータ5の能力制御を自動的に行うようにしたの
で、入浴者の手を煩わせることなく、快適な入浴のでき
る非常に使い勝手のよい浴室暖房装置が得られるもので
ある。
【0026】尚、上記実施の形態において、複数の人、
例えば洗い場側と浴槽側の両方に人が存在する場合に
は、浴槽2内にいる人にとっては、例え浴室暖房装置本
体3の輻射ヒータから離れていても、輻射熱があたる
と、かえってのぼせてしまって不快になってしまうの
で、前記本体3の給気口8にルーバー設け、クォーツヒ
ータ5の能力を強にして、該クォーツヒーター5から発
生する輻射熱の放射方向をルーバーにより、洗い場側に
放射するようにしてもよい。
【0027】また、上記実施の形態においては、制御用
センサ9を浴室暖房装置本体3に設けるようにしている
が、これに限られるものではなく、浴室暖房装置本体3
とは別に天井、壁面などに設置してもよい。
【0028】また、上記実施の形態においては、輻射ヒ
ータ制御部14を制御用センサ9に組込んでいるが、こ
れに限られるものではなく、輻射ヒータ制御部14を制
御用センサ9とは別にして、該制御用センサ9の人体位
置検出手段12による人体位置及び浴槽位置検出手段1
3による浴槽位置情報からクォーツヒータ5の能力を制
御してもよい。
【0029】また、上記実施の形態においては、制御用
センサを1つの画像センサを用いて、該画像センサから
得られる人体の存在及び位置情報を基に、入浴暖房運転
における輻射ヒータの制御を行っていたが、例えば焦電
型の赤外線センサと画像センサの2つのセンサを用い
て、前記焦電型の赤外線センサで検知エリア内の人体の
赤外線放射による温度情報から人体の存否を検出し、前
記画像センサで検知エリア内の画像情報から人体の存在
位置を検出して、該人体の存在及び位置検出情報を基
に、入浴暖房運転における輻射ヒータの制御を行うよう
にしてもよい。
【0030】実施の形態2.上記実施の形態1では、入
浴暖房運転において、人体存在検出部18による人体の
位置データと、浴槽位置推定部20による浴槽位置デー
タとによって、輻射ヒータ制御部14によりクォーツヒ
ータ5の能力を強あるいは弱に制御した入浴暖房運転を
行っていた。しかしながら、これらのデータは、現在の
画像と過去のある時点の画像との差分によって求められ
ているので、仮に人が存在しても、その人が一瞬動かな
かったことによって、人体存在検出部18において人は
いないと判断され、人体活動量検出部19による活動量
検出はなく、浴槽位置推定部20における浴槽位置の推
定もできなくなる。従って、実際には人が存在するにも
かかわらず、人体が不在であると判断され、クォーツヒ
ーター5が停止し、循環ファン4の遅延運転に入ってし
まうという状況になる可能性がある。また、人が一瞬別
のエリアに動いただけでそれを制御に反映すると、輻射
ヒータの能力を変化させた途端、また、すぐに元に戻す
ような状況になって、負荷のかかる運転をすることにな
る。
【0031】本実施の形態においては、入浴暖房運転に
おいて人体存在検出部18に人体の不在が検出されたと
きや、人体の存在するエリアが変更されたときなどに、
輻射ヒータ制御部14に制御信号を送出する前に、所定
の保持時間(タイムラグ)を設けて、人が一瞬動かなか
ったことによる誤った不在検出にともなうクォーツヒー
ター5の停止や、人の一瞬のエリア変更にともなうクォ
ーツヒーター5への無駄な制御動作を防ぐようにするも
のである。特に検知エリアにおいて不在が検出されたと
きの保持時間は、人体の存在するエリアが変更されたと
きより長くして、例えば5分以上とすることによって、
実際に人が存在する場合には5分もあれば人は動き、人
体存在検出部18で検出されるので、クォーツヒーター
5が停止してしまうという誤動作は回避でき、不在検知
が正しい場合でも、時間的にそれほど無駄な運転をせず
に済むものである。尚、保持時間を反映して得られた人
体存在検出部18からの検出結果に基づいて、浴槽位置
検出手段13において人体活動量検出部19による活動
量や、該活動量から浴槽位置推定部20によって浴槽の
位置を推定するので、前記浴槽位置検出手段13で改め
て保持時間を設ける必要はない。
【0032】以上のように、入浴暖房運転において、人
体存在検出部18で人体の不在が検出されたときや、人
体の存在するエリアが変更された際などに、所定の保持
時間(タイムラグ)を設けたことにより、人が存在する
にもかかわらず、人が一瞬動かなかったことによる誤っ
た不在検出にともなうクォーツヒーター5の停止や、人
の一瞬のエリア変更にともなうクォーツヒーター5への
無駄な制御動作などが防ぐことができ、入浴者に不快な
思いを与えることのない快適な入浴のできる浴室暖房装
置が得られる。
【0033】尚、上記実施の形態においては、輻射ヒー
タ制御部14を制御用センサ9に組込んでいるが、これ
に限られるものではなく、実施の形態1同様に輻射ヒー
タ制御部14を制御用センサ9とは別にして、該制御用
センサ9の人体位置検出手段12による人体位置及び浴
槽位置検出手段13による浴槽位置情報からクォーツヒ
ータ5の能力を制御してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1の浴
室暖房装置は、送風機とヒータとからなる温風発生手段
を内有する浴室暖房装置において、複数の画素の撮像素
子からなる画像センサと、この画像センサからの出力に
より人体の位置を検出する人体位置検出手段と、この人
体位置検出手段からの人体の位置出力に基づいて人体の
活動量を求める人体活動量検出手段と、前記温風発生手
段の運転を制御する運転制御手段とを備え、この運転制
御手段は前記人体活動量検出手段が出力する人体の活動
量が予め設定した値より少ない場合に温風温度を下げる
よう制御したので、活動量が小さい、例えば浴槽側にい
る人にとっては不快な思いをせずに、快適な入浴がで
き、省エネも考慮した浴室暖房装置が得られる。
【0035】また、請求項2の浴室暖房装置は、送風機
とヒータとからなる温風発生手段を内有する浴室暖房装
置において、複数の画素の撮像素子からなる画像センサ
と、この画像センサからの出力により人体の位置を検出
する人体位置検出手段と、この人体位置検出手段からの
人体の位置出力に基づいて人体の活動量を求める人体活
動量検出手段と、この人体活動量検出手段による前記人
体の活動量に基づいて浴室内での浴槽の位置を特定する
浴槽位置検出手段と、前記温風発生手段の運転を制御す
る運転制御手段とを備え、この運転制御手段は前記人体
位置検出手段が出力する人体の位置情報と前記浴槽位置
検出手段の出力する浴槽位置情報に基づいて温風温度を
制御するようにしたので、入浴者の洗い場側、浴槽側の
位置をとわず快適な入浴ができ、省エネも考慮した使い
勝手のよい浴室暖房装置が得られる。
【0036】また、請求項3の浴室暖房装置における人
体活動量検出手段は、出力の変化する画素数を積算し
て、その画素数を基に人体の活動量として検出するよう
にしたので、その活動量を基に人体の位置が洗い場側
か、浴槽側かが容易に特定することが可能で、活動量を
検出する特定のセンサを必要としない浴室暖房装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における浴室暖房装
置の設置状況図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における制御用セン
サの構成ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における浴室内のエ
リア分割例を示す概念図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における差分画像の
概念図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における暖房運転の
制御フローである。
【図6】 従来の浴室暖房乾燥装置の設置状況図であ
る。
【図7】 運転コントローラを示す図である。
【図8】 従来の暖房運転の制御フローである。
【符号の説明】
1 浴室、 2 浴槽、 3 浴室暖房装置本体、 4
循環ファン、 5クォーツヒータ、 7 吸気口、
8 給気口、 9 制御用センサ、 10画像入力手
段、 11 エリア分割部、 12 人体位置検出手
段、 13 浴槽位置検出手段、 14 輻射ヒータ制
御部、 15 広角レンズ、 16 画像センサ、 1
7 画像処理部、 18 人体存在検出部、 19 人
体活動量検出部、 20 浴槽位置推定部、 21 エ
リア分割境界線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹澤 祐司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 清水 拓也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L071 AA01 AB03 AC02 AE03 AF05 3L072 AA05 AB06 AC02 AE05 AF11 AG02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の天井あるいは壁面に配置され、送
    風機とヒータとからなる温風発生手段を内有する浴室暖
    房装置において、複数の画素の撮像素子からなる画像セ
    ンサと、この画像センサからの出力により人体の位置を
    検出する人体位置検出手段と、この人体位置検出手段か
    らの人体の位置出力に基づいて人体の活動量を求める人
    体活動量検出手段と、前記温風発生手段の運転を制御す
    る運転制御手段とを備え、この運転制御手段は前記人体
    活動量検出手段が出力する人体の活動量が予め設定した
    値より少ない場合に温風温度を下げるよう制御したこと
    を特徴とする浴室暖房装置。
  2. 【請求項2】 浴室の天井あるいは壁面に配置され、送
    風機とヒータとからなる温風発生手段を内有する浴室暖
    房装置において、複数の画素の撮像素子からなる画像セ
    ンサと、この画像センサからの出力により人体の位置を
    検出する人体位置検出手段と、この人体位置検出手段か
    らの人体の位置出力に基づいて人体の活動量を求める人
    体活動量検出手段と、この人体活動量検出手段による前
    記人体の活動量に基づいて浴室内での浴槽の位置を特定
    する浴槽位置検出手段と、前記温風発生手段の運転を制
    御する運転制御手段とを備え、この運転制御手段は前記
    人体位置検出手段が出力する人体の位置情報と前記浴槽
    位置検出手段の出力する浴槽位置情報に基づいて温風温
    度を制御するようにしたことを特徴とする浴室暖房装
    置。
  3. 【請求項3】 前記人体活動量検出手段は、所定時間内
    において出力の変化する画素数を積算して人体の活動量
    を検出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の浴室暖房装置。
JP2000401732A 2000-12-28 2000-12-28 浴室暖房装置 Pending JP2002195593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401732A JP2002195593A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浴室暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401732A JP2002195593A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浴室暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002195593A true JP2002195593A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18866123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401732A Pending JP2002195593A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浴室暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002195593A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7487718B2 (ja) 2021-10-11 2024-05-21 三菱電機株式会社 浴室暖房装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7487718B2 (ja) 2021-10-11 2024-05-21 三菱電機株式会社 浴室暖房装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3656472B2 (ja) 人体検知装置
JP7050457B2 (ja) 浴室空調装置
JP4218226B2 (ja) 浴室用暖房機
JPH10141684A (ja) 浴室等の暖房装置
JP4631952B2 (ja) 浴室用暖房機
JP4752890B2 (ja) 浴室用暖房機
JP2002195593A (ja) 浴室暖房装置
TWI702026B (zh) 馬桶座動作設定系統、方法及程式
JP4639494B2 (ja) 暖房乾燥装置
JP2003207148A (ja) 浴室暖房乾燥システム
JPH04127A (ja) 輻射暖房装置
JP2002081667A (ja) 浴室暖房機
JP7434725B2 (ja) 空調装置
JP2001348936A (ja) トイレ用機器
JP2006010267A (ja) 浴室乾燥暖房方法および浴室乾燥暖房装置
JP7328505B2 (ja) 給湯装置
JP4631953B2 (ja) 浴室用暖房機
JP7056802B2 (ja) 空調システム
JP2000283484A (ja) 浴室空調装置
JP2002267197A (ja) 浴室自動暖房装置
JP5074973B2 (ja) トイレ室の暖房制御システム及び暖房制御方法
JP2020134113A (ja) 暖房機
JP2012247164A (ja) 浴室暖房装置
JP3610673B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JP3237272B2 (ja) トイレ用暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040701