JP7056802B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

この発明は、建物内の空調システムに関する。
特許文献1に、浴室の暖房機器を制御するためのシステムが記載されている。特許文献1に記載されたシステムでは、居間に温度センサが設けられる。ヒートショックを防止するための運転モードが選択されると、浴室の温度が上記温度センサによって検出された温度になるように暖房機器が制御される。
日本特開2004-293847号公報
特許文献1に記載されたシステムでは、浴室の温度しか考慮されていない。しかし、冬場には、浴室以外の場所も寒くなる。従来では、浴室に向かう際に寒い場所を通らなければならず、ヒートショック症状が生じ易いといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、浴室に向かう際に通る場所の温度差を小さくし、ヒートショック症状を抑制することができる空調システムを提供することである。
この発明に係る空調システムは、建物内で浴室に移動するためのルートが記憶された記憶手段と、特定の開始条件が成立すると、ルート上の第1区画に、第1区画に隣接する第2区画の暖気を送るための空調制御を開始する空調制御手段と、第2区画に設けられた第1暖房機器と、第1区画と第2区画との間の出入口に設けられたドアと、ドアが開いていることを検出する第1検出手段と、第2区画に人がいることを検出するための人感センサと、を備える。第2区画は、浴室に隣接する脱衣室である。空調制御手段は、開始条件が成立すると、ドアが開いていることを第1検出手段が検出していれば第1暖房機器から出入口に向けて暖気を送る。空調制御手段は、開始条件が成立した後に人感センサによって人がいることが検出されると、第1暖房機器を停止する。


この発明に係る空調システムでは、記憶手段に、建物内で浴室に移動するためのルートが記憶される。空調制御手段は、特定の開始条件が成立すると、上記ルート上の第1区画に、第1区画に隣接する第2区画の暖気を送るための空調制御を開始する。この発明に係る空調システムであれば、入浴時に通る場所の温度差を小さくし、ヒートショックを抑制できる。
実施の形態1における空調システムの例を示す図である。 図1に示す空調システムの機能を説明するための図である。 実施の形態1における空調システムの動作例を示すフローチャートである。 空調システムに備えられた各機器の動作を説明するための図である。 入浴準備のための制御が行われている状態を示す図である。 人の移動に応じた空調制御が行われている状態を示す図である 制御装置が有する他の機能を説明するための図である。 空調システムの他の機能を説明するための図である。 空調システムの他の機能を説明するための図である。 空調システムの他の機能を説明するための図である。 浴室を温める他の方法を説明するための図である。 浴室を温める他の方法を説明するための図である。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における空調システムの例を示す図である。図2は、図1に示す空調システムの機能を説明するための図である。
図1は、報知システムが建物1に備えられた例を示す。建物1に複数の区画が形成される。図1に示す例では、建物1に、浴室10、脱衣室20、廊下30、居室40、階段室50、トイレ60、個室70、及びクローゼット80が形成される。
浴室10、脱衣室20、廊下30、及び居室40は、建物1の1階に形成された区画の例である。階段室50の一部、トイレ60、個室70、及びクローゼット80は、建物1の2階に形成された区画の例である。建物1に、図1に示された区画以外の区画が形成されても良い。図1に示された区画の一部が建物1に形成されていなくても良い。建物1は、一階建てでも良い。
浴室10に、浴槽11が設けられる。浴槽11には、建物1の外に設けられた給湯機13からお湯が供給される。また、浴室10に、暖房機器12が設けられる。暖房機器12は、浴室10に設けられた空気調和機の一機能として備えられても良い。浴室10に設けられた空気調和機は、暖房運転に加え、除湿運転、送風運転及び冷房運転といった他の運転を行っても良い。暖房機器12は、浴室10に温風を供給する。暖房機器12は、換気機能を備えても良い。暖房機器12は、制御装置90によって制御される。
脱衣室20は、浴室10に隣接する。脱衣室20と浴室10とは、ドア14によって仕切られる。脱衣室20に、暖房機器21、及び換気扇22が設けられる。暖房機器21は、脱衣室20に設けられた空気調和機の一機能として備えられても良い。脱衣室20に設けられた空気調和機は、暖房運転に加え、除湿運転、送風運転及び冷房運転といった他の運転を行っても良い。暖房機器21は、脱衣室20に温風を供給する。暖房機器21は、換気機能を備えても良い。暖房機器21は、制御装置90によって制御される。
換気扇22は、脱衣室20に設けられた送風機の一例である。換気扇22が駆動すると、脱衣室20の空気が建物1の外に排出される。換気扇22は、制御装置90によって制御される。
廊下30は、脱衣室20に隣接する。廊下30と脱衣室20とは、ドア23によって仕切られる。廊下30と脱衣室20との間に、送風機31が設けられる。例えば、送風機31が駆動すると、脱衣室20から廊下30に空気が送られる。送風機31の送風方向は切り換え可能であっても良い。送風機31の送風方向が切り換えられると、送風機31が駆動すれば廊下30から脱衣室20に空気が送られる。
廊下30は、居室40にも隣接する。廊下30と居室40とは、ドア42によって仕切られる。廊下30と居室40との間に、送風機32が設けられる。例えば、送風機32が駆動すると、居室40から廊下30に空気が送られる。送風機32の送風方向は切り換え可能であっても良い。送風機32の送風方向が切り換えられると、送風機32が駆動すれば廊下30から居室40に空気が送られる。
廊下30は、階段51を介して2階の階段室50に繋がる。
居室40に、暖房機器41が設けられる。暖房機器41は、居室40に設けられた空気調和機の一機能として備えられても良い。居室40に設けられた空気調和機は、暖房運転に加え、冷房運転及び除湿運転といった他の運転を行っても良い。暖房機器41は、居室40に温風を供給する。他の例として、暖房機器41は、居室40に設けられた床暖房であっても良い。暖房機器41は、制御装置90によって制御される。
上述したように、階段室50は、1階の廊下30に繋がる。このため、階段室50は、下階に延びるように形成される。
トイレ60は、階段室50に隣接する。トイレ60に、換気扇61が設けられる。換気扇61は、トイレ60に設けられた送風機の一例である。換気扇61が駆動すると、トイレ60の空気が建物1の外に排出される。換気扇61は、制御装置90によって制御される。
階段室50は、個室70にも隣接する。階段室50と個室70とは、ドア71によって仕切られる。階段室50と個室70との間に、送風機52が設けられる。例えば、送風機52が駆動すると、個室70から階段室50に空気が送られる。送風機52の送風方向は切り換え可能であっても良い。送風機52の送風方向が切り換えられると、送風機52が駆動すれば階段室50から個室70に空気が送られる。
個室70に、暖房機器72が設けられる。暖房機器72は、個室70に設けられた空気調和機の一機能として備えられても良い。個室70に設けられた空気調和機は、暖房運転に加え、冷房運転及び除湿運転といった他の運転を行っても良い。暖房機器72は、個室70に温風を供給する。他の例として、暖房機器72は、個室70に設けられた床暖房であっても良い。暖房機器72は、制御装置90によって制御される。
クローゼット80は、個室70に隣接する。クローゼット80に、換気扇81が設けられる。換気扇81は、クローゼット80に設けられた送風機の一例である。換気扇81が駆動すると、クローゼット80の空気が建物1の外に排出される。換気扇81は、制御装置90によって制御される。
本実施の形態に示す例では、建物1に形成された各区画に人感センサが設けられる。例えば、人感センサ2aは、浴室10に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2aが検出すると、人感センサ2aから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2aは、暖房機器12に設けられる。人感センサ2bは、脱衣室20に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2bが検出すると、人感センサ2bから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2bは、暖房機器21に設けられる。人感センサ2bは、換気扇22に設けられても良い。
人感センサ2cは、廊下30に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2cが検出すると、人感センサ2cから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2cは、送風機31に設けられる。人感センサ2cは、送風機32に設けられても良い。人感センサ2dは、居室40に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2dが検出すると、人感センサ2dから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2dは、暖房機器41に設けられる。
人感センサ2eは、階段室50に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2eが検出すると、人感センサ2eから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2eは、送風機52に設けられる。人感センサ2fは、トイレ60に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2fが検出すると、人感センサ2fから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2fは、換気扇61に設けられる。
人感センサ2gは、個室70に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2gが検出すると、人感センサ2gから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2gは、暖房機器72に設けられる。人感センサ2hは、クローゼット80に人がいることを検出する。人がいることを人感センサ2hが検出すると、人感センサ2hから制御装置90に検出信号が入力される。例えば、人感センサ2hは、換気扇81に設けられる。
本実施の形態に示す例では、建物1に形成された各区画に温度センサが設けられる。例えば、温度センサ3aは、浴室10の温度を検出する。温度センサ3aが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3aは、暖房機器12に設けられる。温度センサ3bは、脱衣室20の温度を検出する。温度センサ3bが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3bは、暖房機器21に設けられる。温度センサ3bは、換気扇22に設けられても良い。
温度センサ3cは、廊下30の温度を検出する。温度センサ3cが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3cは、送風機31に設けられる。温度センサ3cは、送風機32に設けられても良い。温度センサ3dは、居室40の温度を検出する。温度センサ3dが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3dは、暖房機器41に設けられる。
温度センサ3eは、階段室50の温度を検出する。温度センサ3eが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3eは、送風機52に設けられる。温度センサ3fは、トイレ60の温度を検出する。温度センサ3fが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3fは、換気扇61に設けられる。
温度センサ3gは、個室70の温度を検出する。温度センサ3gが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3gは、暖房機器72に設けられる。温度センサ3hは、クローゼット80の温度を検出する。温度センサ3hが検出した温度の情報は、制御装置90に入力される。例えば、温度センサ3hは、換気扇81に設けられる。
人感センサと温度センサの代わりに、非接触型のバイタルセンサが備えられても良い。例えば、人感センサ2a及び温度センサ3aの代わりに、浴室10にバイタルセンサが設けられる。他の各区画にもバイタルセンサが設けられる。
制御装置90は、例えば記憶部91、条件判定部92、給湯制御部93、及び空調制御部94を備える。図1は、制御装置90が居室40に設けられる例を示す。制御装置90は、建物1内のどこに設けられても良い。
記憶部91に移動ルートAが記憶される。移動ルートAは、人が建物1内で特定の区画から浴室10に移動するためのルートである。移動ルートAは、住人Xの生活習慣等に基づいて予め設定される。例えば、住人Xが入浴前にトイレ60に入ることを習慣にしていれば、移動ルートAにトイレ60が含まれる。住人Xが入浴前に着替えを取りにクローゼット80に入ることを習慣にしていれば、移動ルートAにクローゼット80が含まれる。住人Xが入浴後にバスローブを着て個室70に戻るために入浴前にクローゼット80に入らないことを習慣にしていれば、移動ルートAにクローゼット80は含まれない。
以下に、図3から図6も参照し、本システムの機能について詳しく説明する。図3は、実施の形態1における空調システムの動作例を示すフローチャートである。図4は、空調システムに備えられた各機器の動作を説明するための図である。図4では、クローゼット80のことをWICと表記している。
以下においては、個室70、クローゼット80、個室70、階段室50、トイレ60、階段室50、廊下30、脱衣室20、浴室10の順に人が移動するルートが移動ルートAとして記憶部91に記憶されている例について説明する。この例では、移動ルートA上の区画のうち、クローゼット80、階段室50、トイレ60、及び廊下30に、暖房機器が設けられていない。移動ルートA上の区画のうち、個室70、脱衣室20、及び浴室10には暖房機器が設けられている。また、移動ルートA上にない居室40にも暖房機器は設けられている。
S101では、各機器において個別制御が行われる。例えば住人Xが個室70にいれば、暖房機器72において暖房運転が行われる。暖房機器72の制御は、他の機器の制御と連動していない。換気扇22、換気扇61、及び換気扇81では、24時間換気のための制御が行われる。給湯機13では、給湯準備のための制御が行われる。暖房機器12が換気機能を備えていれば、暖房機器12において24時間換気のための制御が行われても良い。
S101において個別制御が行われている間、条件判定部92は、特定の開始条件が成立したか否かを判定する(S102)。開始条件は、特定の連携制御を開始するための条件である。連携制御は、ヒートショック症状の抑制を目的とした、記憶部91に記憶された移動ルートA上の区画を暖めるための制御である。
例えば、個室70にいる住人Xは、入浴前に、自分のスマートホンから特定の開始信号を送信する。スマートホンから送信された開始信号は、制御装置90に入力される。条件判定部92は、住人Xのスマートホンから開始信号が入力されると、開始条件が成立したことを判定する。他の例として、開始条件は、特定の他の端末から開始信号が入力されることによって成立しても良い。例えば、条件判定部92は、特定のAIスピーカから開始信号が入力されると、開始条件が成立したことを判定する。他の例として、開始条件は、現在時刻が予め設定された開始時刻になることによって成立しても良い。
開始条件が成立すると、ヒートショック症状を抑制するための連携制御が開始される(S103)。連携制御では、先ず、入浴準備のための制御が行われる(S104)。
S104において、給湯制御部93は、給湯機13から浴槽11への給湯を開始する。移動ルートA上の区画のうち暖房機器が設けられた区画では、暖房機器において暖房運転が開始される。例えば、空調制御部94は、温度センサ3aによって検出された温度が基準値より低ければ、暖房機器12において暖房運転を開始する。これにより、暖房機器12から浴室10に温風が供給される。空調制御部94は、温度センサ3bによって検出された温度が基準値より低ければ、暖房機器21において暖房運転を開始する。これにより、暖房機器21から脱衣室20に温風が供給される。空調制御部94は、脱衣室20の換気扇22を停止する。
S104では、移動ルートA上の区画のうち暖房機器が設けられていない区画に対し、隣接する区画から暖気を送るための空調制御が行われる。なお、ここでいう暖気とは、暖房機器が設けられていない区画の空気の温度より、隣接する区画の空気の温度の方が高いことを意味する。図5は、入浴準備のための制御が行われている状態を示す図である。
例えば、クローゼット80は移動ルートA上の区画であるが、クローゼット80に暖房機器は設けられていない。一方、クローゼット80に隣接する個室70には暖房機器72が設けられている。このため、S104では、個室70の暖気をクローゼット80に導くための空調制御が行われる。具体的に、空調制御部94は、温度センサ3hによって検出された温度が基準値より低ければ、換気扇81を駆動する。換気扇81が駆動すると、クローゼット80の空気が建物1の外に送られる。この時、空調制御部94は、換気扇81の回転数を上げることによって送風量を増加させても良い。これにより、個室70の暖気がクローゼット80に取り込まれ、個室70とクローゼット80との温度差を小さくすることができる。
同様に、階段室50は移動ルートA上の区画であるが、階段室50に暖房機器は設けられていない。このため、S104では、個室70の暖気を階段室50に導くための空調制御が行われる。空調制御部94は、温度センサ3eによって検出された温度が基準値より低ければ、送風機52を駆動する。送風機52が駆動すると、個室70の空気が階段室50に送られる。これにより、個室70の暖気が階段室50に取り込まれ、個室70と階段室50との温度差を小さくすることができる。
上述したように、階段室50は、下階に延びる。このため、送風機52は、個室70の暖気を階段室50に対して斜め下向きに送るように送風方向が設定される。暖気は上に集まるため、上階から下階に対して斜め下向きに空気を送ることにより、階段室50内の温度差を効率的に小さくすることができる。
同様に、トイレ60は移動ルートA上の区画であるが、トイレ60に暖房機器は設けられていない。トイレ60に隣接する階段室50にも暖房機器は設けられていないが、階段室50には個室70の暖気が取り込まれる。このため、S104では、階段室50の暖気をトイレ60に導くための空調制御が行われる。空調制御部94は、温度センサ3fによって検出された温度が基準値より低ければ、換気扇61を駆動する。換気扇61が駆動すると、トイレ60の空気が建物1の外に送られる。この時、空調制御部94は、換気扇61の回転数を上げることによって送風量を増加させても良い。これにより、階段室50の暖気がトイレ60に取り込まれ、階段室50とトイレ60との温度差を小さくすることができる。
同様に、廊下30は移動ルートA上の区画であるが、廊下30に暖房機器は設けられていない。一方、廊下30に隣接する脱衣室20には暖房機器21が設けられている。このため、S104では、脱衣室20の暖気を廊下30に導くための空調制御が行われる。空調制御部94は、温度センサ3cによって検出された温度が基準値より低ければ、送風機31を駆動する。送風機31が駆動すると、脱衣室20の空気が廊下30に送られる。これにより、脱衣室20の暖気が廊下30に取り込まれ、脱衣室20と廊下30との温度差を小さくすることができる。
S104の制御が開始されると、制御装置90では、住人Xが移動を開始したか否かが判定される(S105)。制御装置90は、特定のタイミングで入浴を促すための報知を行っても良い。例えば、S104の制御が開始されてから一定時間が経過すると、上記報知が行われる。他の例として、浴槽11への一定量の給湯が行われ、且つ移動ルートA上の全ての区画で温度が基準値以上になると、上記報知が行われる。
個室70にいた住人Xがクローゼット80に移動すると、S105でYesと判定される。即ち、クローゼット80に人がいることを人感センサ2hが検出すると、S105でYesと判定される。S105でYesと判定されると、住人Xの移動に応じた空調制御が行われる(S106)。図6は、人の移動に応じた空調制御が行われている状態を示す図である。
一例として、S106では、移動する住人Xに風が直接当たることを抑制するように各機器が制御される。特に、脱衣室20では衣服を脱ぐため、住人Xは空気の流れによって不快感を覚え易い。例えば、空調制御部94は、クローゼット80に人がいることを人感センサ2hが検出すると、換気扇81を停止する。その後、空調制御部94は、トイレ60に人がいることを人感センサ2fが検出すると、換気扇61を停止する。その後、空調制御部94は、階段室50に人がいることを人感センサ2eが検出すると、送風機52を停止する。
その後、空調制御部94は、廊下30に人がいることを人感センサ2cが検出すると、送風機31を停止する。その後、空調制御部94は、脱衣室20に人がいることを人感センサ2bが検出すると、暖房機器21を停止する。
S106では、空調制御部94は、換気扇81を停止した後に人感センサ2gから検出信号が入力されると、換気扇81に対して24時間換気のための制御を開始しても良い。同様に、空調制御部94は、換気扇61を停止した後に人感センサ2eから検出信号が入力されると、換気扇61に対して24時間換気のための制御を開始しても良い。
S106の制御が開始されると、制御装置90では、住人Xが浴室10に入ったか否かが判定される(S107)。浴室10に人がいることを人感センサ2aが検出すると、S107でYesと判定される。S107でYesと判定されると、入浴者の負担を軽減するための空調制御が行われる(S108)。
S108において、空調制御部94は、浴室10の暖房機器12を停止する。また、空調制御部94は、住人Xが浴室10から出た時に体が冷えることを防止するため、脱衣室20の暖房機器21において暖房運転を開始する。
本実施の形態に示す例では、記憶部91に、移動ルートAに加え移動ルートBが更に記憶される。移動ルートBは、住人Xが浴室10から出た後に建物1内で移動するためのルートである。移動ルートBは、住人Xの生活習慣等に基づいて予め設定される。例えば、住人Xが浴室10から出た後に居室40で寛ぐことを習慣にしていれば、移動ルートBに居室40が含まれる。以下においては、浴室10から出た後、脱衣室20、廊下30、居室40、廊下30、階段室50、個室70の順に人が移動するルートが移動ルートBとして記憶部91に記憶されている例について説明する。記憶部91に、居室40で寛ぐ時間が移動ルートBに紐付けて記憶されていても良い。
S108の制御が開始されると、制御装置90では、住人Xが浴室10から出たか否かが判定される(S109)。S108の制御が開始された後に脱衣室20に人がいることを人感センサ2bが検出すると、S109でYesと判定される。S109でYesと判定されると、湯上り後の準備のための空調制御が行われる(S110)。
S110において、空調制御部94は、脱衣室20の暖房機器21を停止する。移動ルートB上の脱衣室20以外の区画のうち暖房機器が設けられた区画では、暖房機器において暖房運転が開始される。例えば、空調制御部94は、温度センサ3dによって検出された温度が基準値より低ければ、暖房機器41において暖房運転を開始する。これにより、暖房機器41から居室40に温風が供給される。
S110では、移動ルートB上の区画のうち暖房機器が設けられていない区画に対し、隣接する区画から暖気を送るための空調制御が行われる。例えば、空調制御部94は、温度センサ3cによって検出された温度が基準値より低ければ、送風機31を駆動する。これにより、脱衣室20の暖気を廊下30に送り、脱衣室20と廊下30との温度差を小さくする。また、空調制御部94は、温度センサ3eによって検出された温度が基準値より低ければ、送風機52を駆動する。これにより、個室70の暖気を階段室50に送り、個室70と階段室50との温度差を小さくする。
S110の制御が開始されると、制御装置90では、住人Xが脱衣室20から出たか否かが判定される(S111)。S110の制御が開始された後に廊下30に人がいることを人感センサ2cが検出すると、S111でYesと判定される。S111でYesと判定されると、住人Xの移動に応じた空調制御が行われる(S112)。例えば、S112では、S106で行われた制御と同様に、移動する住人Xに風が直接当たることを抑制するように各機器が制御される。
本実施の形態に示す例であれば、住人Xが浴室10に向かう際に通る場所の温度差を小さくすることができ、ヒートショック症状を抑制することができる。特に、本実施の形態に示す例であれば、暖房機器が設けられていない区画に暖気を送ることができる。このため、本実施の形態に示す空調システムは、全館空調が行われていない既設の建物にも適用できる。なお、全館空調の建物においても一部の区画の温度が他の区画の温度より低い場合がある。このため、全館空調が行われている建物に、本実施の形態に示す空調システムを適用しても一定の効果は期待できる。
本実施の形態に示す例では、記憶部91に記憶された移動ルートAに基づいて、ヒートショック症状を抑制するための連携制御が行われる。移動ルートAは、例えば、住人Xの生活習慣に基づいて設定される。このため、本実施の形態に示す例であれば、住人Xの生活習慣に合わせた適切な空調制御が可能となる。
移動ルートAに関しては、住人Xの滞在時間を区画に紐付けて記憶させても良い。例えば、個室70を出た住人Xが入浴前に居室40で15分程度寛ぐことを習慣にしている場合、空調制御部94は、住人Xが居室40に15分滞在することも考慮してS104の制御を実施する。
本実施の形態に示す例を応用し、ヒートショック症状の抑制に加え、ヒートショックプロテインの増加も目的とする連携制御を実現しても良い。
本実施の形態では、住人Xが入浴する際に連携制御が行われる例について説明した。他の例として、住人Xが浴槽を掃除する際、及び住人Xが早朝に洗顔する際に上述したような連携制御が行われても良い。
以下に、本システムが採用可能な他の機能について説明する。本システムは、以下に示す複数の機能を組み合わせて採用しても良い。
図2に示すように、制御装置90は、ドア検出部95を更に備えても良い。図7は、制御装置90が有する他の機能を説明するための図である。図7に示す例では、図5に示す例のように、廊下30と脱衣室20との間に送風機31が備えられていない。このため、図7に示す例では、S104において、脱衣室20の暖気を送風機31によって廊下30に送ることはできない。
ドア検出部95は、廊下30と脱衣室20との間の出入口に設けられたドア23が開いていることを検出する。空調制御部94は、S104において、ドア23が開いていることがドア検出部95によって検出されると、脱衣室20の暖房機器21から上記出入口に向かって暖気が送られるように暖房機器21の風量及び風向を制御する。これにより、脱衣室20から廊下30に暖気を送ることができ、脱衣室20と廊下30との温度差を小さくすることができる。
図8は、空調システムの他の機能を説明するための図である。図8に示す例では、図5に示す例と異なり、居室40に住人Yがいる。このため、S101において、暖房機器41では暖房運転が行われる。
図8は、S104において、移動ルートA上の区画ではない居室40の暖気を、移動ルートA上の区画である廊下30に送る例を示す。即ち、S104において、空調制御部94は、温度センサ3cによって検出された温度が基準値より低ければ、送風機32を駆動する。送風機32が駆動すると、居室40の空気が廊下30に送られる。これにより、居室40の暖気を廊下30に取り込むことができ、脱衣室20と廊下30との温度差を小さくすることができる。
図8に示す例において、ドア検出部95の機能を利用しても良い。例えば、ドア検出部95は、居室40と廊下30との間の出入口に設けられたドア42が開いていることを検出する。空調制御部94は、S104において、ドア42が開いていることがドア検出部95によって検出されると、居室40の暖房機器41から上記出入口に向かって暖気が送られるように暖房機器41の風量及び風向を制御する。これにより、廊下30と居室40との間に送風機32が備えられていない場合でも、居室40の暖気を廊下30に送ることができる。
他の例として、住人Yが住人Xに続けて入浴する場合を考える。例えば、住人Yは、住人Xが入浴している時に、自分のスマートホンから特定の開始信号を送信する。これにより、住人Yに関し、S102において開始条件が成立する。記憶部91に、住人Yに関する移動ルートAが予め記憶される。かかる場合、制御装置90は、住人Xが脱衣室20から出ることによってS111においてYesと判定されると、住人Yに関して、ヒートショック症状を抑制するための連携制御を開始する(S103)。この時、給湯制御部93は、S104において給湯機13による追い炊きを実施しても良い。
図2に示すように、制御装置90は、位置検出部96、及び補正部97を更に備えても良い。位置検出部96は、人感センサ2a~2hから入力される検出信号に基づいて、人の位置を検出する。例えば、S102で開始条件が成立すると、位置検出部96は位置検出を開始する。位置検出部96による位置検出機能により、開始条件が成立した後に人が実際にどのように移動したのかを特定することができる。補正部97は、位置検出部96によって検出された位置に基づいて、記憶部91に記憶された移動ルートAを補正する。
この例であれば、記憶部91に記憶されている移動ルートAを、人が実際に移動したルートに合わせて補正することができる。記憶部91に移動ルートBが記憶されている場合、補正部97は、S111の後に位置検出部96が検出した位置に基づいて移動ルートBを補正しても良い。
他の例として、記憶部91に複数の移動ルートAが記憶されても良い。例えば、S102で開始条件が成立すると、制御装置90では、記憶部91に記憶された複数の移動ルートAの中から適切な1つが選択される。そして、選択された移動ルートAに基づいて、ヒートショック症状を抑制するための連携制御が開始される。例えば、特定の端末から開始信号が入力されることによって開始条件が成立した場合は、その開始信号を送信した端末の位置に基づいて1つの移動ルートAが選択される。一例として、当該端末の位置を含む区画が始点である移動ルートAが選択される。
この機能を応用すれば、例えば外出先から開始信号を送信することによって開始条件を成立させることも可能である。開始信号を送信した端末が建物1の外にある場合、制御装置90では、玄関を含む区画が始点である移動ルートAが選択される。そして、選択された移動ルートAに基づいて、ヒートショック症状を抑制するための連携制御が開始される。
本実施の形態では、温度センサ3a~3hによって検出された温度を利用して空調制御を行う例について説明した。本システムが温度センサを備えていない場合は、例えば季節に応じてヒートショック症状を抑制するための連携制御を行っても良い。他の例として、連携制御を停止するための特定の情報が入力されない限り、ヒートショック症状を抑制するための連携制御が行われても良い。
本実施の形態では、換気扇61を駆動することによって階段室50の暖気をトイレ60に取り込む例について説明した。図9は、空調システムの他の機能を説明するための図である。図9に示す例では、階段室50とトイレ60との間に送風機53が設けられる。た例を示す。送風機53は、制御装置90によって制御される。図9に示す例では、階段室50の暖気をトイレ60に取り込むために、送風機53が駆動される。これにより、階段室50の暖気をトイレ60に効率的に取り込むことができる。
本実施の形態では、送風機31の送風方向が切り換え可能である例について説明した。送風機31は、その送風角度が上下に調整可能であっても良い。図10は、空調システムの他の機能を説明するための図である。図10は、送風機31からの風向きが、上向き、横向き、及び下向きに切り換え可能である例を示す。
例えば、空調制御部94は、S104において人がいることを人感センサ2cが検出していなければ、送風機31から下向きに風を送る。空調制御部94は、温度センサ3cによって検出された温度が基準値に達する前に人がいることを人感センサ2cが検出すると、送風機31から横向き或いは上向きに風を送る。これにより、人に風が直接当たることを抑制する。空調制御部94は、S106において、人がいることを人感センサ2cが検出した直後に送風機31を停止させなくても良い。
同様に、送風機32は、その送風角度が上下に調整可能であっても良い。送風機52は、その送風角度が上下に調整可能であっても良い。例えば、居室40の暖気を廊下30に送る際に、送風機32に対して上記制御と同様の制御が行われても良い。
なお、送風機32等の送風方向の切り換えは、季節に応じて行われても良い。例えば、廊下30に日差しが入らない場合は、夏場に、送風機32によって廊下30の冷気を脱衣室20に送っても良い。夏場は送風機32からの風向きを上向きに設定し、冬場は下向きに設定しても良い。
本実施の形態では、浴室10を温めるために暖房機器12のみを使用する例について説明した。これは一例である。図11は、浴室10を温める他の方法を説明するための図である。図11に示す例では、浴室10自体が特定の断熱性能を有する。浴室10が特定の断熱性能を有する場合、浴槽11に蓋をせずに給湯を行うことによって浴室10を温めても良い。
図12は、浴室10を温める他の方法を説明するための図である。図12に示す例では、シャワーヘッド15から浴槽11にお湯が供給される。図12に示す例では、通常の給湯を行いながら、補助的にシャワーヘッド15から浴槽11にお湯を供給しても良い。通常の給湯を行わず、浴槽11へのお湯の供給をシャワーヘッド15のみから行っても良い。図12に示す例であれば、浴室10に充満させた湯気により、リラックス効果及び肌へのうるおい効果が期待できる。このため、図12に示す例は半身浴に適している。
他の例として、浴室10にミストを供給する装置が設けられている場合は、暖房機器12によって浴室10を温める際に、当該装置からミストを供給しても良い。浴室10へのミストの供給は、図11に示す例及び図12に示す例において行っても良い。この例であれば、浴室10に充満させたミストにより、リラックス効果及び肌へのうるおい効果が期待できる。このため、本例は半身浴に適している。
本実施の形態において、符号91~97に示す各部は、制御装置90が有する機能を示す。図13は、制御装置90のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置90は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ101とメモリ102とを含む処理回路100を備える。記憶部91の機能は、例えばメモリ102によって実現される。制御装置90は、メモリ102に記憶されたプログラムをプロセッサ101によって実行することにより、符号22~97に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ102として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図14は、制御装置90のハードウェア資源の他の例を示す図である。図14に示す例では、制御装置90は、例えばプロセッサ101、メモリ102、及び専用ハードウェア103を含む処理回路100を備える。図14は、制御装置90が有する機能の一部を専用ハードウェア103によって実現する例を示す。制御装置90が有する機能の全部を専用ハードウェア103によって実現しても良い。専用ハードウェア103として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
この発明に係る空調システムは、ヒートショック症状を抑制するために利用できる。更に、この発明に係る空調システムは、ヒートショックプロテイン効果を向上させるため、熱中症を抑制させるため、節電のため、或いは快適性を向上させるためにも利用できる。既設の建物の断熱性能が十分ではない場合、或いは建物に備えられた既設の設備の暖房性能が十分ではない場合は、建物に新規の暖房機器を追加することによって本空調システムを構築しても良い。
1 建物、 2a~2h 人感センサ、 3a~3h 温度センサ、 10 浴室、 11 浴槽、 12 暖房機器、 13 給湯機、 14 ドア、 15 シャワーヘッド、 20 脱衣室、 21 暖房機器、 22 換気扇、 23 ドア、 30 廊下、 31 送風機、 32 送風機、 40 居室、 41 暖房機器、 42 ドア、 50 階段室、 51 階段、 52 送風機、 53 送風機、 60 トイレ、 61 換気扇、 70 個室、 71 ドア、 72 暖房機器、 80 クローゼット、 81 換気扇、 90 制御装置、 91 記憶部、 92 条件判定部、 93 給湯制御部、 94 空調制御部、 95 ドア検出部、 96 位置検出部、 97 補正部、 100 処理回路、 101 プロセッサ、 102 メモリ、 103 専用ハードウェア

Claims (4)

  1. 建物内で浴室に移動するためのルートが記憶された記憶手段と、
    特定の開始条件が成立すると、前記ルート上の第1区画に、前記第1区画に隣接する第2区画の暖気を送るための空調制御を開始する空調制御手段と、
    前記第2区画に設けられた第1暖房機器と、
    前記第1区画と前記第2区画との間の出入口に設けられたドアと、
    前記ドアが開いていることを検出する第1検出手段と、
    前記第2区画に人がいることを検出するための人感センサと、
    を備え、
    前記第2区画は、前記浴室に隣接する脱衣室であり、
    前記空調制御手段は、
    前記開始条件が成立すると、前記ドアが開いていることを前記第1検出手段が検出していれば前記第1暖房機器から前記出入口に向けて暖気を送り、
    前記開始条件が成立した後に前記人感センサによって人がいることが検出されると、前記第1暖房機器を停止する空調システム。
  2. 前記開始条件が成立した後、人がいる位置を検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段が検出した位置に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ルートを補正する補正手段と、
    を更に備えた請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記記憶手段に、前記浴室に移動するための前記ルートとして複数の移動ルートが記憶され、
    前記開始条件は、特定の端末から開始信号を受信すると成立し、
    前記空調制御手段は、開始信号を送信した前記端末の位置に基づいて前記複数の移動ルートの中から1つを選択し、選択した移動ルートに基づいて空調制御を行う請求項1又は請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記開始条件が成立すると、前記浴室内の浴槽に給湯を開始する給湯制御手段を更に備えた請求項1から請求項3の何れか一項に記載の空調システム。
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