JP2007031088A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雨天時に乗りかご内の床面を短時間で乾燥させて、利用者に不快感を与えることなく、衛生的な運転サービスを行うことのできるエレベータ装置を提供する。
【解決手段】乗りかご10のかご床11に床暖房装置12を設置する。また、乗りかご10の出入り口を除くかご側板下部に送風装置14を設置すると共に、床面近くに通風口15を配設しておく。そして、雨天時に所定量以上の雨量が検出された場合に所定の条件の下で床暖房装置12および送風装置14を駆動する。これにより、乗りかご10の床面を短時間で床乾させて、利用者に不快感を与えることなく、衛生的な運転サービスを提供可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗りかごの床面を乾燥する機能を備えたエレベータ装置に関する。
従来、乗りかごの上に送風装置を設置し、その送風装置から乗りかご内に風を送り込むようにしたエレベータ装置が知られている。
図5は従来のエレベータ装置の構成を示す図である。図中の50はエレベータの乗りかご、50aはその乗りかご50の出入口に開閉自在に設けられたかごドアである。
乗りかご50上に送風装置51が設置されている。この送風装置51は、かご操作盤59のスイッチボックス52内に設けられた送風制御スイッチ53(図6参照)の操作によって駆動される。また、エレベータの運転が停止して、一定時間の間、かご呼びまたは乗り場呼びがない場合に、主制御装置54から送風装置51への電源供給回路55を遮断することによって省電力化が図られている。
ところで、利用者によっては、例えば真夏時にかご内の温度が上昇することや、厳冬期にかご内の温度が下降することに不快感を持つことがある。特に、屋外に設置されたエレベータの場合には、厳寒期におけるかご内の温度は極端に低くなり、一方、真夏時におけるかご内の温度は極端に高くなるため、かご内の環境は利用者にとっては劣悪なものとなり、不快感は否めない。
そこで、図5に示すように、乗りかご50の上にエアコン(空気調節装置)56を取り付けておき、かご内の温度を調整できるようにしたものがある。このエアコン56は、上記主制御装置54の近くに設けられたエアコンスイッチ57の操作によって駆動される。また、乗りかご50内には、電源のON/OFF切り替えと温度調節を行うためのエアコン操作装置58が設けられている。
図6は従来の乗りかご内に設けられたかご操作盤スイッチボックスの内部構成を示す図である。
上記送風装置51をON/OFFするための送風制御スイッチ53は、かご操作盤59のスイッチボックス52内に収納されている。このスイッチボックス52は、通常は一般利用者が勝手にスイッチを操作できないように、鍵で施錠されている。
雨天時には、利用者がかご内に濡れた傘を持ち込むため、その傘からの水滴によって床面が濡れてしまう問題がある。この場合、図5に示したように、従来のエレベータ装置に備えられている送風装置51やエアコン56は乗りかご50の上に設置されているため、かご床までに十分な風が届かず、乾燥効果はまったく期待できない。
近年、エレベータは単なる建物の上下の移動手段としての利便性を要求されるだけでなく、快適性も要求されている。したがって、雨天時にかご床が濡れたままで運転を続けることは、利用者に不快感を与えるだけでなく、衛生面でも問題がある。
そこで、本発明は、雨天時に乗りかご内の床面を短時間で乾燥させて、利用者に不快感を与えることなく、衛生的な運転サービスを行うことのできるエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るエレベータ装置は、利用者を乗せる乗りかごと、この乗りかごの床下に設置され、床面を暖める床暖房手段と、上記乗りかごの出入り口を除くかご側板下部に設置され、床面近くに配設された通風口を通じて風を送る送風手段と、床乾燥を必要とする場合に、所定の条件の下に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動する駆動制御手段とを具備したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2は、上記請求項1記載のエレベータ装置において、雨量を測定する雨量測定手段を備え、上記駆動制御手段は、上記雨量測定手段によって測定された雨量が予め設定された基準量を超えた場合に、所定の条件の下に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする。
また、本発明の請求項3は、上記請求項1または2記載のエレベータ装置において、上記駆動制御手段は、上記乗りかごが点検運転状態にないことを条件として上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする。
また、本発明の請求項4は、上記請求項1または2記載のエレベータ装置において、上記駆動制御手段は、かご呼びおよび乗り場呼びがないこと、上記乗りかごの積載荷重に変化がないこと、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあること、上記乗りかごの位置に変化がないことのすべての条件を満足する場合に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする。
また、本発明の請求項5は、上記請求項1または2記載のエレベータ装置において、上記床暖房手段および上記送風手段が駆動されたときの時刻を検出する時刻検出手段を備え、上記駆動制御手段は、上記時刻検出手段によって検出された時刻から所定時間経過した時点で上記床暖房手段および上記送風手段の駆動を停止することを特徴とする。
また、本発明の請求項6は、上記請求項1または2記載のエレベータ装置において、上記乗りかご内の温度を検出する温度検出手段を備え、上記駆動制御手段は、上記温度検出手段によって検出された温度が所定温度を超えている場合に上記送風手段のみを駆動することを特徴とする。
本発明によれば、乗りかごの床面付近に送風機能と暖房機能を備えることにより、雨天時にかご床が濡れた場合に短時間で乾燥させて、利用者に不快感を与えることなく、衛生的な運転サービスを行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータ装置に用いられる乗りかごの構成を示す図である。図中の10はエレベータの乗りかご、10aはその乗りかご10の出入り口に開閉自在に設けられたかごドアである。
乗りかご10のかご床11には床暖房装置12が床面全面に敷設され、の乗りかご10の出入り口を除くかご側板13の下部には送風装置14と通風口15が設けられている。また、かご操作盤18のスイッチボックス16の中に、床暖房装置12と送風装置14の機能を手動操作にて有効/無効に切り替えるための床乾燥機能設定スイッチ17(図2参照)が備えられている。上記かご操作盤18には、各階の呼びを登録するためのかご呼びボタン18aや、戸開ボタン18b、戸閉ボタン18cなどの各種操作ボタンが配設される。これらの操作ボタンは、利用者が自由に操作可能なものである。
床暖房装置12には、かご床11へ熱を伝導させるために電熱線が用いられる。送風装置14は、図示せぬファンの回転により通風口15から風を送り出す。この場合、図1の例のように、少なくとも2つのファンを用い、一方のファンを乗りかご10の外か内へ回転駆動し、他方のファンを乗りかご10の内から外へ回転駆動することで、乗りかご10内を風が有効的に循環するような構成とする。
また、送風装置14の通風口15は、かご床11の近くに配設しておくことで、通風口15から吹き出す風が床面に直接当たるようにしておく。さらに、エレベータ走行時の風切音による騒音を防ぐために、通常時は通風口15を閉じておき、送風装置14を駆動するときのみ通風口15を開くように制御する。
図2は同実施形態における乗りかご内に設けられたかご操作盤スイッチボックスの内部構成を示す図である。
床暖房装置12と送風装置14の機能を有効/無効とするための床乾燥機能設定スイッチ17は、かご操作盤18のスイッチボックス16の中に収納されている。このスイッチボックス16は、通常は一般利用者が勝手にスイッチを操作できないように、鍵で施錠されている。
次に、本発明のエレベータ装置の回路構成について説明する。
図3は同実施形態におけるエレベータ装置の回路構成を示すブロック図である。
エレベータ装置には、主制御装置21が備えられている。この主制御装置21は、CPU、ROM、RAMなどを含むコンピュータによって構成され、所定のプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従ってエレベータの運転に関する各種処理を実行する。
この主制御装置21には、図1に示した床暖房装置12、送風装置14、床乾燥機能設定スイッチ17の他に、かご操作盤検出回路23、乗り場呼び検出回路24、荷重検出装置25、かごドア制御回路26、かご位置検出装置27、カレンダーIC28、かご内温度センサ29、点検スイッチ30が接続されている。
雨量測定装置22は、例えばビルの屋上などに設置され、雨天時の雨量を測定し、その測定結果として得られた雨量データS1を主制御装置21に出力する。
かご操作盤検出回路23は、図1に示したかご操作盤18上の各種操作ボタンの操作状態を検出し、かご呼びボタン18aの操作によるかご呼び検出信号S2を含む各操作信号を主制御装置21に出力する。
乗り場呼び検出回路24は、図示せぬ乗り場に設置された呼びボタンの操作状態を検出し、その呼びボタンの操作による乗り場呼び検出信号S3を主制御装置21に出力する。荷重検出装置25は、乗りかご10の底部などに設置されて積載荷重を検出するものであり、その荷重検出信号S4を主制御装置21に出力する。
かごドア制御回路26は、乗りかご10のかごドア10aの開閉状態を検出し、そのドア開閉状態信号S5を主制御装置21に出力する。かご位置検出装置27は、図示せぬ昇降路内の昇降する乗りかご10の位置を検出し、そのかご位置検出信号S6を主制御装置21に出力する。カレンダーIC28は、現在時刻を計時するための回路であって、現在時刻を示す時刻データS7を主制御装置21に出力する。
かご内温度センサ29は、乗りかご10内の温度を検出し、その温度検出信号S8を主制御装置21に出力する。点検スイッチ30は、保守員によって操作され、エレベータの運転モードを点検運転に切り替えるための点検状態信号S9を主制御装置21に出力する。
主制御装置21は、これらの信号S1〜S9を入力すると共に、床乾燥を必要とする場合に床暖房装置12に対して床暖房起動信号S10を出力し、また、送風装置14に対して送風起動信号S11を出力する。
ただし、これらの信号S10,S11は、図2に示したスイッチボックス16内の床乾燥機能設定スイッチ17が有効側に設定されている場合のみ床暖房装置12と送風装置14に与えられる。これは、万一、主制御装置21に誤動作などが生じた場合に、床暖房装置12と送風装置14の機能を容易に無効とする必要があり、手動による設定を優先とするためである。
次に、本発明のエレベータ装置の処理動作について説明する。
図4は同実施形態におけるエレベータ装置の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、コンピュータである主制御装置21が所定のプログラムを読み込むことにより実行される。
まず、エレベータの主電源を投入すると、主制御装置21では、初期設定を行い、乗りかご10内に設置された床暖房装置12と送風装置14をそれぞれ停止状態とする(ステップ101)。
エレベータの運転中において、主制御装置21は、ビル屋外に設置された雨量測定装置22により雨量データS1を一定周期で検出し(ステップ102)、その雨量データS1と予め設定されている基準量とを比較する(ステップ103)。その結果、雨量データS1が基準量を超えていなければ(ステップ103のNo)、床暖房装置12と送風装置14の停止状態を保ち、引き続き雨量の監視を行う(ステップ102)。
なお、雨量を監視するのは、利用者が乗りかご10内に濡れた傘を持ち込んでいるか否かを判断するためである。上記基準量を超えれば、濡れた傘を持ち込んでいる可能性が高いものと判断して以下のような処理に移る。
すなわち、雨量測定装置22によって測定された雨量データS1が上記基準量を超えた場合には(ステップ103のYes)、主制御装置21は、次の5つの条件のいずれかを満たすか否かを判断する(ステップ104)。
(1)かご呼び検出信号S2と乗り場呼び検出信号S3が呼び無し状態で所定時間継続したか?
(2)荷重検出信号S4が乗客なしの状態で所定時間継続したか?
(3)ドア開閉状態信号S5が閉状態で所定時間継続したか?
(4)かご位置検出信号S6が無変化で所定時間継続したか?
(5)点検状態信号S9が通常運転状態であるか?(つまり、点検運転状態でないか?)
これらの条件をすべて満たしていた場合には(ステップ104のYes)、次の処理へと進み、いずれか1つでも条件を満たさない場合には(ステップ104のNo)、床暖房装置12および送風装置14を非駆動とするべく、上記ステップ101の初期設定へ戻る。
なお、上記ステップ104において、エレベータの運転状態を示す各種信号は、主制御装置21では常時数msといった時間単位で周期的に検出している。したがって、これらの信号が変化した場合に、それぞれに変化するまでに要した時間を主制御装置21にて記録し、その記録した時間を所定時間と比較することでも良い。
また、上記ステップ104の(1)〜(4)の条件は、乗りかご10内に利用者がいる場合には床暖房装置12と送風装置14を非駆動とするものである。これは、乗りかご10内に利用者がいると、かご床11の温度上昇や送風装置14の騒音によって不快感を与えてしまうことを配慮したものである。
また、上記ステップ104の(5)の条件は、点検運転状態であれば、床暖房装置12と送風装置14を非駆動とするものである。これは、エレベータ点検中は、一般の利用者が乗りかご10に乗り込むことがなく、保守員が保守作業を行っている場合であるため、無駄な電力消費を抑えることを配慮したものである。
さらに、上記ステップ104において、各種信号の変化がないことを所定の時間継続したかどうかを確認している。これは、エレベータの稼働率が高い場合には、信号の状態変化に対する時間条件を付けておかないと、かご床乾燥機能が頻繁に稼動・停止することが想定され、短時間の稼動では床乾燥が期待できず、無駄に電力を消費してしまうためである。
上記各条件を満たしている場合には(ステップ104のYes)、主制御装置21は、カレンダーIC21から現在の時刻データS7を取得して内部に記録した後(ステップ105)、まず、送風装置14に対して送風起動信号S11に出力する(ステップ106)。このとき、床乾燥機能設定スイッチ17が有効側に切り替わっていれば、上記送風起動信号S11の出力により送風装置14が駆動され、かご床11の近くに配置された通風口15から風が吹き出す。
次に、主制御装置21は、かご内温度センサ29から温度検出信号S8を入力することにより、所定の温度範囲を超えているか否かを判断する(ステップ107)。所定の温度範囲を超えていない場合には(ステップ107のYes)、主制御装置21は、床暖房装置12に対して床暖房起動信号S10に出力する(ステップ108)。この場合も上記送風装置14と同様に、床乾燥機能設定スイッチ17が有効側に切り替わっていれば、上記床暖房起動信号S10の出力により床暖房装置12が駆動され、床面全体が発熱する。
なお、上記ステップ107の処理は、例えば真夏などの気温が高い場合に床暖房を行うと、かご内温度がさらに上昇して利用者に不快感を与えてしまうことを配慮したものである。
続いて、主制御装置21は、上記ステップ105で取得した時刻データS7に基づいて、床乾燥を開始した時刻から所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ109)。これは、床乾燥を完了する時間を予め設定しておくことで、無駄な電力消費を抑えることを配慮したものである。
所定時間が経過すると(ステップ104のYes)、主制御装置21は、床乾燥が完了したものと判断して、床暖房装置12と送風装置14の駆動を停止する(ステップ101)。
また、所定時間に達していない場合には(ステップ109のNo)、主制御装置21は、次の5つの条件のいずれかを満たすか否かを判断する(ステップ110)。
(1)かご呼び検出信号S2と乗り場呼び検出信号S3を検出したか?
(2)荷重検出信号S4が変化したか?
(3)ドア開閉状態信号S5が閉状態か?
(4)かご位置検出信号S6が変化したか?
(5)点検状態信号S9が通常運転状態であるか?(つまり、点検運転状態でないか?)
これらの条件をすべて満たしていた場合には(ステップ110のYes)、ステップ109の時間経過監視処理に戻り、いずれか1つでも条件を満たさない場合には(ステップ110のNo)、上記ステップ101の初期設定処理へ戻る。
なお、上記ステップ110の処理は、上記ステップ104にて配慮した内容と同じである。ただし、上記ステップ110の処理のタイミングでは、少なくとも送風装置14は稼動中の状態にあるため、信号変化が所定時間継続したかどうかの確認は行わずに、信号を検出した場合には、すぐに次の処理へ進む制御とする。
以上のような処理を行うことによって、乗りかご10の床面を短時間で乾燥させることができ、雨天時であっても、利用者に快適で衛生的な運転サービスを提供することができる。
また、本実施形態によれば、乗りかご10の床暖房装置12を備えて床乾燥を行う構成としているため、単に送風だけの乾燥システムよりも、床面の水分蒸発を促進させて速く乾かすことができるといった利点がある。
また、乗りかご10の出入り口を除くかご側板最下部に送風装置14を備え、かご床11の近くに配設された通風口15から風を送る構成としているため、かご上から風を送るよりも効果的に床面を乾かすことができる。
また、雨量測定装置22を備えることで、乗りかご10の床面が利用者の持ち込んだ傘で濡れる可能性がある雨天時に限定して、効率良く床乾燥を行うことができる。
また、点検運転中は床暖房装置12および送風装置14を停止しておくことで、一般の利用者がエレベータを利用しない場合での床乾燥を禁止して電力消費を抑えることができる。
また、かご呼びおよび乗り場呼びがないこと、乗りかご10の積載荷重に変化がないこと、かごドア10aが戸閉状態にあること、乗りかご10の位置に変化がないことを条件として床暖房装置12および送風装置14を駆動することにより、乗りかご10内に利用者がいる場合に床乾燥を行って不快感を与えてしまうことを回避できる。
また、床乾燥を開始してから所定の時間が経過した時点で床乾燥を停止制御することで、不必要に床乾燥を長時間行って無駄な電力を消費することを防ぐことができる。
また、かご内温度センサ29を備えることで、かご内温度が高い場合に床暖房装置12を駆動して利用者に不快感を与えてしまうことを回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータ装置に用いられる乗りかごの構成を示す図である。 図2は同実施形態における乗りかご内に設けられたかご操作盤スイッチボックスの内部構成を示す図である。 図3は同実施形態におけるエレベータ装置の回路構成を示すブロック図である。 図4は同実施形態におけるエレベータ装置の処理動作を示すフローチャートである。 図5は従来のエレベータ装置の構成を示す図である。 図6は従来の乗りかご内に設けられたかご操作盤スイッチボックスの内部構成を示す図である。
符号の説明
10…乗りかご、10a…かごドア、11…かご床、12…床暖房装置、13…かご側板、14…送風装置、15…通風口、16…スイッチボックス、17…床乾燥機能設定スイッチ、18…かご操作盤、18a…かご呼びボタン、18b…戸開ボタン、18c…戸閉ボタン、21…主制御装置、22…雨量測定装置、23…かご操作盤検出回路、24…乗り場呼び検出回路、25…荷重検出装置、26…かごドア制御回路、27…かご位置検出装置、28…カレンダーIC、29…かご内温度センサ、30…点検スイッチ、S1…雨量データ、S2…かご呼び検出信号、S3…乗り場呼び検出信号、S4…荷重検出信号、S5…ドア開閉状態信号、S6…かご位置検出信号、S7…時刻データ、S8…温度検出信号、S9…点検状態信号、S10…床暖房起動信号、S11…送風起動信号。

Claims (6)

  1. 利用者を乗せる乗りかごと、
    この乗りかごの床下に設置され、床面を暖める床暖房手段と、
    上記乗りかごの出入り口を除くかご側板下部に設置され、床面近くに配設された通風口を通じて風を送る送風手段と、
    床乾燥を必要とする場合に、所定の条件の下に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動する駆動制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 雨量を測定する雨量測定手段を備え、
    上記駆動制御手段は、上記雨量測定手段によって測定された雨量が予め設定された基準量を超えた場合に、所定の条件の下に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記駆動制御手段は、上記乗りかごが点検運転状態にないことを条件として上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ装置。
  4. 上記駆動制御手段は、かご呼びおよび乗り場呼びがないこと、上記乗りかごの積載荷重に変化がないこと、上記乗りかごのドアが戸閉状態にあること、上記乗りかごの位置に変化がないことのすべての条件を満足する場合に上記床暖房手段および上記送風手段を駆動することを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ装置。
  5. 上記床暖房手段および上記送風手段が駆動されたときの時刻を検出する時刻検出手段を備え、
    上記駆動制御手段は、上記時刻検出手段によって検出された時刻から所定時間経過した時点で上記床暖房手段および上記送風手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ装置。
  6. 上記乗りかご内の温度を検出する温度検出手段を備え、
    上記駆動制御手段は、上記温度検出手段によって検出された温度が所定温度を超えている場合に上記送風手段のみを駆動することを特徴とする請求項1または2記載のエレベータ装置。
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