JP7434725B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置に関するものである。
特許文献1に、空調装置の一例として、浴室暖房装置が記載されている。浴室に設置された空調装置である浴室暖房装置は、入浴者のヒートショックを抑制するために用いることができる。
特開2017-203576号公報
一般的に、浴室には、脱衣室が隣接している。入浴前または入浴後の人が脱衣室にいる際、当該人は服を着ている場合もあれば脱いでいる場合もある。脱衣室には、入浴をしない人がいる場合もある。また、入浴前に脱衣室にいる人は濡れていないが、入浴後に脱衣室にいる人は濡れた状態になっている。例えば、濡れた状態の人が風を直接受けた場合、当該人は寒さを感じてしまう。空調装置によって脱衣室にいる人の快適性を維持しつつヒートショックを抑制するためには、空調装置は、脱衣室にいる人の状態に応じで動作する必要がある。特許文献1に記載された空調装置では、脱衣室にいる人の快適性を維持しつつ当該脱衣室におけるヒートショックを抑制することは難しい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、空調装置によって、脱衣室にいる人の快適性を維持しつつヒートショックを抑制することである。
本発明に係る空調装置は、脱衣室に設置された室内機本体と、室内機本体に設けられ、脱衣室内に空気を送り出す送風手段と、脱衣室内にいる人の表面温度を検知可能に構成された赤外線センサと、赤外線センサの検知結果から、脱衣室内にいる人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する脱衣状態判定手段と、赤外線センサの検知結果から、脱衣室内にいる人が入浴前であるか入浴後であるか判定する入浴前後判定手段と、送風手段を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、脱衣状態判定手段の判定結果および入浴前後判定手段の判定結果に応じて、入浴前に脱衣室にいる人に対して適切な入浴前運転および入浴後に脱衣室にいる人に対して適切な入浴後運転が行われるように送風手段を制御する。
本発明に係る空調装置によれば、脱衣室にいる人の快適性を維持しつつ当該脱衣室におけるヒートショックを抑制することができる。
実施の形態1の脱衣室換気空調装置の機能ブロック図である。 実施の形態1の脱衣室換気空調装置の室内機の斜視図である。 実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサを説明する図である。 実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサの縦方向の検知範囲を示す図である。 実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサの横方向の検知範囲を示す図である。 処理回路の構成の一例を示す図である。 実施の形態1の脱衣室換気空調装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、以下の実施の形態によって開示される構成のあらゆる変形およびあらゆる組み合わせを含み得るものである。
実施の形態1.
図1から図5は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置の構成を説明するものである。脱衣室換気空調装置は、脱衣室100の空気調和を行う装置である。脱衣室換気空調装置は、本開示に係る空調装置の一例である。脱衣室換気空調装置は、温風を吹き出す暖房運転および常温の風を吹き出す送風運転等の空調運転を実行可能である。また、実施の形態1の脱衣室換気空調装置は、空気調和を行う機能に加えて、換気を行う機能を有する。なお、本開示に係る空調装置には、換気を行う機能を有さないものも含まれ得る。
脱衣室100は、浴室に隣接する部屋である。浴室での入浴を行う前の人は、この脱衣室100において脱衣を行う。また、浴室での入浴を行った後の人は、脱衣室100において着衣を行う。本開示においては、服を脱いだ状態、すなわち脱衣を行った後の状態を「脱衣状態」と称する。また、本開示においては、服を着た状態、すなわち着衣を行った後の状態を「着衣状態」と称する。
図1は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置の機能ブロック図である。図2は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置の室内機20の斜視図である。図3は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサ1を説明する図である。図4は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサ1の縦方向の検知範囲を示す図である。図5は、実施の形態1の脱衣室換気空調装置が備える赤外線センサ1の横方向の検知範囲を示す図である。
本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、室内機20を備える。室内機20は、脱衣室100に設置される。図2に示されるように、室内機20は、室内機本体22を備えている。室内機本体22には、吸込口23が形成されている。吸込口23は、室内機本体22の内部に空気を取り込むための開口である。一例として、吸込口23は、室内機本体22の上部に形成されている。
室内機本体22には、当該室内機本体22の内部から外部へと空気を送り出すための開口である吹出口24が形成されている。一例として、吹出口24は、室内機本体22の前面側の下部に形成されている。
室内機本体22の内部には、送風ファン25が搭載される。送風ファン25は、図示しないファンモータが動作することによって回転し、気流を発生させる。送風ファン25が駆動すると、室内の空気が、吸込口23から室内機本体22の内部へ吸い込まれる。室内機本体22の内部へ吸い込まれた空気は、吹出口24から室内へ吹き出される。送風ファン25には、例えば、シロッコファン、ラインフローファン、クロスフローファン、ターボファンまたは軸流ファン等が用いられる。
室内機本体22には、吹出口24から吹き出される空気の風向を変化させる上下ルーバ26および左右ルーバ27が設けられている。上下ルーバ26は、上下に動くことで、吹出口24から吹き出される空気の風向を上下に変化させる。左右ルーバ27は、左右に動くことで、吹出口24から吹き出される空気の風向を左右に変化させる。上下ルーバ26および左右ルーバ27は、それぞれ、互いに独立して駆動可能なモータによって動かされる。上下ルーバ26を動かすモータおよび左右ルーバ27を動かすモータの図示を、本開示においては省略する。
また、本実施の形態の脱衣室換気空調装置の室内機本体22の内部には、ヒータ28が搭載されている。ヒータ28には、例えば、シーズヒータまたはPTCヒータ等が用いられる。ヒータ28する、電気により駆動して、対象物を加熱する。ヒータ28は、送風ファン25によって室内機本体22の内部へ吸い込まれた空気が通過する位置に設けられる。なお、ヒータ28の数量は、一個でもよいし、複数個でもよい。
送風ファン25とヒータ28とが駆動すると、送風ファン25によって室内機本体22の内部へ吸い込まれた空気は、ヒータ28によって加熱される。送風ファン25とヒータ28とが駆動すると、吹出口24から温風が吹き出される。すなわち、送風ファン25とヒータ28とが駆動することで、温風を吹き出す暖房運転が実行される。また、ヒータ28が非駆動の状態で送風ファン25が駆動することで、常温の風を吹き出す送風運転等の空調運転が実行される。
本実施の形態における送風ファン25、上下ルーバ26、左右ルーバ27およびヒータ28は、空気を送り出す送風手段の一例である。吹出口24から吹き出される空気の風量は、送風ファン25の動作が制御されることで調節される。送風ファン25は、送風手段によって送り出される空気の風量を調節する風量調節手段の一例でもある。また、吹出口24から吹き出される空気の風向は、上下ルーバ26および左右ルーバ27の位置が制御されることで調節される。上下ルーバ26および左右ルーバ27は、送風手段によって送り出される空気の風向を調節する風向調節手段の一例でもある。
吹出口24から吹き出される空気の温度は、ヒータ28の動作が制御されることで調節される。ヒータ28の出力が変化すると、吹出口24から吹き出される空気の温度は変化する。なお、室内機本体22には、ヒータ28ではなく、熱交換器が搭載されていてもよい。熱交換器が搭載された室内機本体22を備える脱衣室換気空調装置は、暖房運転および送風運転に加えて、冷風を吹き出す冷房運転を実行可能である。ヒータ28および熱交換器は、送風ファン25によって室内機本体22の内部へ吸い込まれた空気を昇温させる昇温手段の一例である。吹出口24から吹き出される空気の温度は、この昇温手段が制御されることで変化する。
また、脱衣室換気空調装置の室内機本体22の背面には、換気口29が形成されている。換気口29は、屋外に通じている。換気口29は、屋外の空気を脱衣室100へ取り込むためのものである。脱衣室100の壁には、換気口29と屋外とを繋ぐ風路が形成されている。例えば、室内機本体22内の風路または脱衣室100の壁内の風路には、換気口29に流れる空気の風量を調節するための図示しないダンパが設けられる。このダンパが開閉することで、脱衣室100内への換気量が調整される。
例えば、上記のダンパが閉じた状態で送風ファン25が駆動した場合には、換気が行われない。上記のダンパが閉じた状態で送風ファン25が駆動することで、換気が行われる。また、換気が行われる際にヒータ28が駆動している場合には、屋外から取り込まれた空気は、温風となって脱衣室100内へ吹き出される。なお、脱衣室換気空調装置は、空調用の送風ファン25とは別の換気用の送風機を備えていてもよい。また、脱衣室100内への換気量は、ダンパの開閉だけでなく、送風ファン25の運転状態によって調整されてもよい。
また、本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、図1および図2に示されるように、赤外線センサ1を備える。赤外線センサ1は、検知範囲における物の表面温度を非接触で検知することができる。赤外線センサ1は、人体を検知するためのものである。本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置の動作は、赤外線センサ1の検知結果に応じて制御される。
赤外線センサ1は、例えば、脱衣室100に設置された室内機20に搭載される。赤外線センサ1は、一例として、図2に示されるように、室内機本体22の前面部に搭載されている。なお、赤外線センサ1は、室内機20の前面部に限られず、例えば、室内機20の側面部または下面部等に設けられていてもよい。赤外線センサ1は、脱衣室100の壁等に設置されていてもよい。赤外線センサ1は、脱衣室換気空調装置の室内機20に搭載されていてもよいし、室内機20に対して外付けされていてもよい。赤外線センサ1は、脱衣室100内にいる人の表面温度を検知可能に構成されていればよい。
赤外線センサ1は、縦方向に並べられた複数の受光素子を備えている。例えば、赤外線センサ1は、縦方向に並べられた8個の受光素子を備えている。これら8個の受光素子のそれぞれは、赤外線の受光および温度の検知を個別に実行可能な検知素子である。8個の受光素子は、例えば、図3に示されるように、円筒状の金属缶1aの内部に、縦方向に直線状に並んで配置されている。金属缶1aの上面には、8個の受光素子に赤外線を通すための、図示しないレンズ製の窓が設けられている。赤外線センサ1は、図3および図4に示されるように、室内の温度を互いに高さが異なる8個のエリアに区分して検知することができる。
8個の受光素子のそれぞれの検知範囲は、図3に示されるように、互いに大きさが等しい四角形状のエリアとして設定されている。各受光素子の配光視野角は、例えば、縦方向における配光視野角が7°に設定され、横方向における配光視野角が8°に設定されている。各受光素子の配光視野角を合わせた赤外線センサ1全体の配光視野角は、上下方向に細長いエリアとして設定されている。
なお、縦方向における配光視野角および横方向における配光視野角の具体的な値は、上記した例に限定されるものではない。また、受光素子の個数は、上記した8個に限定されるものではなく、任意に設定される。受光素子の配光視野角および数量は、例えば、1個の受光素子の縦方向における配光視野角と受光素子との数との積が一定になる条件のもとで、任意に設定される。また、各受光素子の配光視野角は、同じでなくともよい。
赤外線センサ1は、図5に示されるように、複数の受光素子を予め設定された角度範囲内において左右に向きを変えることができるように構成されている。縦方向に並べられた複数の受光素子は、例えば、図示しないステッピングモータによって横方向に回転駆動する。赤外線センサ1は、縦方向に並べられた複数の受光素子を横方向に動かして、予め設定された検知範囲を走査する機能を備えている。
赤外線センサ1は、脱衣室100内の検知範囲を走査することで、複数の熱画像データを取得する。赤外線センサ1は、例えば、予め設定された一定時間毎に熱画像を撮影する。例えば、ステッピングモータは、複数の受光素子を、所定の角度だけ移動させる毎に、所定の時間だけ停止させる。この所定の角度は、例えば、1°から5°の範囲内で設定される。また、所定の時間は、例えば、0.1秒から0.2秒の範囲内で設定される。
複数の受光素子が所定の時間だけ停止している間、当該受光素子によって撮影された熱画像のデータが取り込まれる。熱画像データの取り込みが完了した後、ステッピングモータは、複数の受光素子を再び所定の角度だけ移動させる。赤外線センサ1は、上記の動作を繰り返し行い、複数の熱画像データを取得する。赤外線センサ1は、例えば、横方向における90から100箇所での熱画像データを取得する。本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、赤外線センサ1によって取得した熱画像データに基づいた各種の演算を行う機能を有する。
赤外線センサ1が取得した複数の熱画像データには、検知範囲における表面温度の情報が含まれる。赤外線センサ1によって取得された熱画像データには、壁面、床面および窓等の表面温度の情報、また、人の表面温度の情報が含まれる。赤外線センサ1によって取得された熱画像データが処理されることで、例えば、人と背景との温度差から、検知範囲内における人の有無および人の位置を検知することができる。また、赤外線センサ1によって取得された熱画像データが処理されることで、人の肌が露出した箇所である露出部と非露出部とをそれぞれ検知することができる。
赤外線センサ1による表面温度情報の検知精度は、当該赤外線センサ1の受光素子の画素数が多いほど高くなる。例えば、各受光素子の画素数が30画素以上であれば、赤外線センサ1は、脱衣室100内における表面温度の情報を十分に高精度で取得することができる。
図1に示されるように、実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置は、人体判定部2および状態判定部4を備える。人体判定部2は、脱衣室100内の人の有無を判定する。状態判定部4は、脱衣室100内にいる人の状態を判定する。
人体判定部2は、赤外線センサ1の検知結果および判定データベース3に蓄積されたデータから、赤外線センサ1の脱衣室100内における人の有無を判定する。赤外線センサ1は、検知範囲内における表面温度の情報を、熱画像データとして取得する。人体判定部2は、赤外線センサ1によって取得された熱画像データに基づいて、人の有無を判定する。具体的には、人体判定部2は、赤外線センサ1の検知範囲内における人の表面温度と当該人の周囲の表面温度との差に基づいて、人の有無を判定する。また、人体判定部2は、脱衣室100内に人がいる場合、赤外線センサ1によって取得された熱画像データに基づいて、当該人の位置を判定する。
状態判定部4は、人体判定部2によって人として判定された熱源の表面温度の情報および判定データベース5に蓄積されたデータから、当該人の状態を判定する。具体的には、状態判定部4は、脱衣室100内の人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する機能と、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定する機能と、を有する。
本実施の形態において、状態判定部4は、脱衣状態判定部4aおよび入浴前後判定部4bを有する。脱衣状態判定部4aは、脱衣室100内の人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する。入浴前後判定部4bは、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定する。脱衣状態判定部4aおよび判定データベース5は、本開示に係る脱衣状態判定手段の一例を構成している。入浴前後判定部4bおよび判定データベース5は、本開示に係る入浴前後判定手段の一例を構成している。
赤外線センサ1が人の表面温度を検知したとき、当該人の肌が露出した箇所である露出部表面温度は、非露出部すなわち着衣部の表面温度よりも高い値として検知される。人の肌が露出していない着衣部の表面温度は、露出部の表面温度よりも低い値として、赤外線センサ1によって検知される。人の肌が露出した箇所の表面温度は、例えば、30℃以上である。人の肌が露出していない着衣部の表面温度は、例えば、30℃以下である。
上記の表面温度の差異に基づいて、人の露出部と非露出部との位置が、脱衣状態判定部4aによって判定される。判定データベース5には、露出部と着衣部とを判定するための温度の基準値の情報が蓄積されている。脱衣状態判定部4aは、赤外線センサ1によって取得された熱画像データと判定データベース5に蓄積されたデータとに基づいて、露出部と着衣部とを判定する。脱衣状態判定部4aは、例えば、表面温度が30℃以上となっている熱源を、人の露出部として判定する。
脱衣状態判定部4aは、人体判定部2によって人として判定された熱源のうち、露出部として判定された部分の割合が予め設定された基準を超える場合、当該人は脱衣状態であると判定する。脱衣状態判定部4aは、人体判定部2によって人として判定された熱源のうち、露出部として判定された部分の割合が基準に達しない場合には、当該人は着衣状態であると判定する。判定データベース5には、脱衣状態であるか着衣状態であるかを判定するための情報が蓄積されている。
入浴後の人の頭部は濡れている。このため、入浴後の人の頭部の温度は、入浴前の人の頭部の表面温度より低くなる。赤外線センサ1が入浴後の人の頭部の表面温度を検知したとき、当該頭部の表面温度は、基準温度よりも低い値として検知される。赤外線センサ1が入浴前の人の頭部の表面温度を検知したとき、当該頭部の表面温度は、基準温度よりも高い値として検知される。
入浴前後判定部4bは上記した入浴前後での頭部の表面温度の差異に基づいて、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定する。判定データベース5には、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるかを判定するための頭部の表面温度の基準値の情報が蓄積されている。入浴前後判定部4bは、赤外線センサ1によって取得された熱画像データと判定データベース5に蓄積されたデータとに基づいて、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるかを判定する。
入浴前後判定部4bは、例えば、人体判定部2によって人として判定された熱源のうち、上部の円形部位を頭部とみなす。また、入浴前後判定部4bは、人体判定部2によって人として判定された熱源のうち、頭部より下の部分を体部とみなす。入浴前後判定部4bは、頭部とみなした熱源の温度が基準値を超えている場合、脱衣室100内の人は入浴前であると判定する。また、入浴前後判定部4bは、頭部とみなした熱源の温度が基準値を下回る場合、脱衣室100内の人は入浴後であると判定する。判定データベース5には、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定するための基準値のデータが蓄積されている。
なお、脱衣状態判定部4aは、例えば、赤外線センサ1が取得した熱画像データに含まれる人の表面温度の分布の情報から、当該人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定してもよい。例えば、判定データベース5には、人の表面温度の分布と当該人が脱衣状態であるか否かとの関係を示すデータが、テーブルとして蓄積される。脱衣状態判定部4aは、赤外線センサ1が取得した熱画像データとこのテーブルとから、脱衣室100内の人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定してもよい。
また、入浴前後判定部4bは、例えば、体部の表面温度に基づいて、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定してもよい。また、入浴前後判定部4bは、例えば、全身の表面温度の分布から、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定してもよい。例えば、判定データベース5には、人の表面温度の分布と当該人が入浴前後のいずれであるかとの関係を示すデータが、テーブルとして蓄積される。入浴前後判定部4bは、赤外線センサ1が取得した熱画像データとこのテーブルとから、脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるか判定してもよい。
脱衣状態判定部4aは、以上のようにして、赤外線センサ1の検知結果から、脱衣室100内にいる人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する。また、入浴前後判定部4bは、以上のようにして、赤外線センサ1の検知結果から、脱衣室100内にいる人が入浴前であるか入浴後であるか判定する。
状態判定部4は、例えば、図1に示されるように、温まり状態判定部4cを有していてもよい。温まり状態判定部4cは、赤外線センサ1によって取得された熱画像データと判定データベース5に蓄積されたデータとに基づいて、脱衣室100内の入浴後の人の温まり状態を判定する。「温まり状態」とは、入浴によって人が十分に温まったかどうかを意味するものである。
本実施の形態において、温まり状態判定部4cは、入浴後の人の表面温度に基づいて、当該人の温まり状態を判定する。例えば、温まり状態判定部4cは、脱衣室100内の入浴後の人の全身の表面温度の平均値が基準温度よりも高い場合、当該人は十分に温まっていると判定する。温まり状態判定部4cは、例えば、脱衣室100内の入浴後の人の末梢の表面温度が基準温度よりも高い場合、当該人は十分に温まっていると判定してもよい。温まり状態判定部4cは、赤外線センサ1によって取得された熱画像データに含まれる入浴後の人の表面温度の分布の情報から、温まり状態を判定してもよい。判定データベース5には、脱衣室100内の入浴後の人の温まり状態を判定するための基準値等のデータが蓄積されている。温まり状態判定部4cは、赤外線センサ1によって取得された熱画像データと判定データベース5に蓄積されたデータとに基づいて、脱衣室100内の人の温まり状態を判定する。
図1に示されるように、実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置は、制御部6を備える。制御部6は、脱衣室換気空調装置全体の制御をするためのものである。制御部6は、人体判定部2と状態判定部4との判定結果に基づいて、制御知識部7に蓄積されたデータベースから、脱衣室換気空調装置を制御するための制御情報を選択する。制御部6は、選択した制御情報を、例えば電気信号等に変換して出力する。
また、実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置は、図1に示されるように、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11を備える。ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11には、制御部6から出力された制御情報が入力される。ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11は、人体判定部2と状態判定部4との判定結果に応じて動作する。
制御部6からルーバ制御部8に対して出力される制御情報には、吹出口24から吹き出される空気の風向を所定の方向にするための上下ルーバ26および左右ルーバ27の角度の情報が含まれる。ルーバ制御部8は、制御部6から出力された制御情報に基づいて、上下ルーバ26および左右ルーバ27を動かすモータを制御する。これにより、吹出口24から吹き出される空気の風向が所定の方向に調節される。実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置によって送り出される空気の風向は、赤外線センサ1の検知結果に応じて変化する。
制御部6からファンモータ制御部9に対して出力される制御情報には、吹出口24から吹き出される空気の風量および風速を所定の値にするための送風ファン25の回転数の情報が含まれる。ファンモータ制御部9は、制御部6から出力された制御情報に基づいて、送風ファン25を回転させるファンモータを制御する。これにより、送風ファン25が所定の回転数で回転し、吹出口24から吹き出される空気の風量および風速が所定の値に調節される。実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置によって送り出される空気の風量および風速は、赤外線センサ1の検知結果に応じて変化する。
制御部6からヒータ入力制御部10に対して出力される制御情報には、吹出口24から吹き出される空気の温度を所定の値にするためのヒータ28の出力の情報が含まれる。ファンモータ制御部9は、制御部6から出力された制御情報に基づいて、ヒータ28を所定の入力電流で動作させる。これにより、ヒータ28の出力が所定の値に調節され、吹出口24から吹き出される空気の温度が所定の値に調節される。実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置によって送り出される空気の温度は、赤外線センサ1の検知結果に応じて変化する。
制御部6から換気制御部11に対して出力される制御情報には、換気口29から取り込まれる屋外の空気の量、すなわち換気量の情報が含まれる。換気制御部11は、制御部6から出力された制御情報に基づいて、所定の換気量となるように、送風ファン25および図示しないダンパを制御する。実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置の換気量は、赤外線センサ1の検知結果に応じて変化する。
本実施の形態における制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11は、脱衣室換気空調の動作を制御する制御手段の一例である。制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11は、赤外線センサ1の検知結果に応じて、送風手段の一例である送風ファン25、上下ルーバ26、左右ルーバ27およびヒータ28を制御する。なお、室内機本体22に、ヒータ28ではなく、熱交換器が搭載されている場合には、当該熱交換器および当該熱交換器に接続された圧縮機等の動作は、上記の制御手段によって制御される。
制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11の機能は、例えば、処理回路により実現される。処理回路は、室内機20または当該室内機20とは別の装置に搭載される。
図6は、処理回路の構成の一例を示す図である。処理回路は、専用ハードウェア30であってもよい。処理回路は、プロセッサ31およびメモリ32を備えていてもよい。処理回路の一部が専用ハードウェア30として形成され、且つ、当該処理回路は更にプロセッサ31およびメモリ32を備えていてもよい。図6に示す例において、処理回路の一部は専用ハードウェア30として形成されている。また、図6に示す例において、処理回路は、専用ハードウェア30に加えて、プロセッサ31およびメモリ32を更に備えている。
一部が少なくとも1つの専用ハードウェア30である処理回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ31および少なくとも1つのメモリ32を備える場合、制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ32に格納される。プロセッサ31は、メモリ32に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、上記の各機能を実現する。プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリ32には、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROMおよびEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11の各機能を実現することができる。
次に、フローチャートを参照して、実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置の動作について説明する。図7は、実施の形態1に係る脱衣室換気空調装置の動作例を示すフローチャートである。
使用者は、例えば、リモコン等の操作端末を操作することで、給湯機に湯張りを行わせる。脱衣室換気空調装置は、例えば、給湯機による浴槽への湯張りが開始した時点で、動作を開始する。脱衣室換気空調装置は、例えば、脱衣室100におけるヒートショックを抑制するため、暖房運転を開始する。なお、使用者は、例えば、リモコン等の操作端末を操作することで、脱衣室換気空調装置を直接的に動作させてもよい。
図7に示すフローチャートにおいて、動作開始時点における脱衣室換気空調装置の運転を、以下では通常運転と呼ぶ。脱衣室換気空調装置が通常運転での動作を開始すると(ステップS101)、赤外線センサ1による脱衣室100内の走査が開始する。赤外線センサ1は、脱衣室100内の物の表面温度を検知する(ステップS102)。ステップS101での赤外線センサ1の検知結果から、脱衣室100内の人の有無が判定される(ステップS103)。脱衣室100内の人の有無は、人体判定部2によって判定される。
脱衣室内102に人がいない場合には、脱衣室換気空調装置は、通常運転を継続する。また、赤外線センサ1による脱衣室100内の走査が引き続き行われる。
脱衣室100内に人がいると判定された場合、赤外線センサ1の検知結果に基づいて、脱衣室100内の人の状態が判定される(ステップS104)。脱衣室100内の人の状態は、状態判定部4によって判定される。
状態判定部4は、まず、脱衣状態判定部4aによって、脱衣室100内の人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する(ステップS105)。脱衣室100内の人が脱衣状態ではないと判定された場合、すなわち着衣状態であると判定された場合には、ステップS101からステップS104の処理が再び実行される。脱衣室内100内の人が着衣状態である場合、脱衣室換気空調装置は、通常運転を継続する。脱衣室100内に人がいる場合、ステップS105の処理は、当該人が服を脱いで脱衣状態になるまで、または、当該人が脱衣室100を退出するまで繰り返される。
脱衣室100内の人が脱衣状態であると判定された場合には、当該人が入浴前であるか入浴後であるかの判定が行われる(ステップS106)。脱衣室100内の人が入浴前であるか入浴後であるかの判定は、入浴前後判定部4bによって行われる。
脱衣室100内の人が入浴後であると入浴前後判定部4bによって判定された場合、脱衣室換気空調装置は、入浴後運転を行う(ステップS107)。脱衣室100内の人が入浴後であると入浴前後判定部4bによって判定された場合、脱衣室換気空調装置は、入浴前運転を行う。ステップS107およびステップS108の処理の後、ステップS103の処理、すなわち脱衣室100内の人の有無の判定が再び行われる。
なお、脱衣室換気空調装置の動作は、例えば、入浴後運転を行ってから一定時間経過後に終了してもよい。また、脱衣室換気空調装置の動作は、入浴後運転を行った後のステップS103において脱衣室100内に人がいないと判定された場合に終了してもよい。また、脱衣室換気空調装置の動作は、使用者がリモコン等を走査して終了させてもよい。
ステップS107の処理によって実行される入浴後運転とは、入浴後に脱衣室100内にいる人に対して適切な運転である。ステップS108の処理によって実行される入浴前運転とは、入浴前に脱衣室100内にいる人に対して適切な運転である。入浴後運転と入浴前運転とは、互いに異なる運転である。すなわち、本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、脱衣室100内にいる脱衣状態の人が入浴前である場合と入浴後である場合とで、異なる運転を実行する。
入浴前運転は、制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11が、第1の制御を行うことで実行される。入浴後運転は、制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11が、第1の制御とは異なる第2の制御を行うことで実行される。
また、入浴前運転および入浴後運転は、通常運転とは異なる運転である。図7に示されるように、通常運転は、脱衣室100内に人がいない場合、または、脱衣室内100内の人が着衣状態である場合に実行される。一方で、入浴前運転および入浴後運転は、脱衣室内100内の人が脱衣状態である場合に行われる運転である。入浴前運転および入浴後運転は、脱衣室100内にいる脱衣状態の人に対して適切な運転である。
本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、脱衣室100内に脱衣状態の人がいる場合とそうでない場合とで、異なる運転を実行する。制御手段の一例である制御部6、ルーバ制御部8、ファンモータ制御部9、ヒータ入力制御部10および換気制御部11は、脱衣室100内に脱衣状態の人がいる場合とそうでない場合とで、異なる制御を実行する。
ここで、通常運転、入浴前運転および入浴後運転の具体例について説明する。一例として、通常運転において、送風ファン25およびヒータ28は、強い出力で駆動する。これにより、脱衣室100内の温度が上昇し、ヒートショックが抑制される。
入浴前運転においては、一例として、送風ファン25の出力が通常運転時よりも下げられる。すなわち、入浴前運転が行われている際の風量は、一例として通常運転が行われている際の風量よりも少なくなる。これにより、脱衣室100内にいる脱衣状態の人が強い風を受けて寒さを感じてしまうことが防止される。なお、入浴前運転においては、例えば、送風ファン25が停止してもよい。また、入浴前運転においては、例えば、足元への送風または全身を避ける送風が行われるように、上下ルーバ26および左右ルーバ27が制御されてもよい。
入浴後運転においては、一例として、送風ファン25およびヒータ28は、通常運転実行時と同様に、強い出力で駆動する。そして、入浴後運転においては、脱衣室100内の人の足元に風が送られるように、上下ルーバ26および左右ルーバ27が制御される。上記のように入浴後運転が実行されることで、脱衣室100内におけるヒートショックを抑制しつつ、入浴後の濡れた人が強い風を全身で受けてしまうことがない。上記のように入浴後運転が実行されることで、入浴後に脱衣室100にいる人の快適性を維持しつつヒートショックが抑制される。なお、入浴後運転においては、例えば、足元への送風ではなく、全身を避ける送風が実行されてもよい。また、入浴後運転においては、脱衣室100の暖房と同時に、換気が行われてもよい。
ステップS107の処理によって入浴後運転が実行される前、すなわち、脱衣室100内の人が入浴後であると入浴前後判定部4bによって判定された場合には、当該人の温まり状態が判定されてもよい。入浴後の人の温まり状態は、温まり状態判定部4cによって判定される。入浴後運転は、温まり状態判定部4cの判定結果に応じて変化してもよい。
例えば、脱衣室100内にいる入浴後の人が十分に温まっていると判定された場合には、送風ファン25およびヒータ28は停止してもよい。脱衣室100内にいる入浴後の人が十分に温まっていると判定された場合には、送風ファン25およびヒータ28の少なくとも一方の出力を通常運転時よりも下げてもよい。また、脱衣室100内にいる入浴後の人が十分に温まっていないと判定された場合には、例えば、送風ファン25およびヒータ28の出力を通常運転時よりも強くしてもよい。
また、例えば、使用者が入浴によって温まり過ぎて暑さを感じている場合、当該使用者は直接風を受けて冷やされることで快適な状態になる。例えば、赤外線センサ1が検知した入浴後の人の表面温度が予め設定された基準値を超えている場合、脱衣室換気空調装置は、当該に対して常温の風を送る送風運転、または、当該人に対して冷風を送る冷房運転を行っても良い。
以上に示したように、本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、脱衣室100内の人が脱衣状態である場合と着衣状態である場合とで異なる運転を行う。また、本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、脱衣室100内の人が脱衣状態である場合、当該人が入浴前である場合と入浴後である場合とで異なる運転を行う。上記のように構成された脱衣室換気空調装置によれば、脱衣室100内にいる人の快適性を維持しつつヒートショックを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る脱衣室換気空調装置は、脱衣室100内に設置された赤外線センサ1によって、脱衣室100内にいる人の状態を検知するこができる。上記の実施の形態の構成によれば、例えば、使用者が入浴前であるか入浴後であるかを検知するために浴室にセンサを設置する必要がなくなる。上記の実施の形態の構成によれば、例えば、浴室に設置されたセンサと脱衣室100に設置されたセンサとを連携させる複雑なシステムを必要とせずに、脱衣室100内にいる人の状態を検知するこができる。
1 赤外線センサ、1a 金属缶、 2 人体判定部、 3 判定データベース、 4 状態判定部、 4a 脱衣状態判定部、 4b 入浴前後判定部、 4c 温まり状態判定部、5 判定データベース、 6 制御部、 7 制御知識部、 8 ルーバ制御部、 9 ファンモータ制御部、10 ヒータ入力制御部、 11 換気制御部、 20 室内機、 22 室内機本体、 23 吸込口、 24 吹出口、 25 送風ファン、 26 上下ルーバ、 27 左右ルーバ、 28 ヒータ、 29 換気口、 30 専用ハードウェア、 31 プロセッサ、 32 メモリ、100 脱衣室

Claims (6)

  1. 脱衣室に設置された室内機本体と、
    前記室内機本体に設けられ、前記脱衣室内に空気を送り出す送風手段と、
    前記脱衣室内にいる人の表面温度を検知可能に構成された赤外線センサと、
    前記赤外線センサの検知結果から、前記人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する脱衣状態判定手段と、
    前記赤外線センサの検知結果から、前記人が入浴前であるか入浴後であるか判定する入浴前後判定手段と、
    前記送風手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記脱衣状態判定手段の判定結果および前記入浴前後判定手段の判定結果に応じて、入浴前に脱衣室にいる人に対して適切な入浴前運転および入浴後に脱衣室にいる人に対して適切な入浴後運転が行われるように前記送風手段を制御する空調装置。
  2. 前記制御手段は、前記脱衣状態判定手段の判定結果および前記入浴前後判定手段の判定結果に応じて、前記送風手段によって送り出される空気の風向と風量とを変化させる請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記制御手段は、前記脱衣状態判定手段の判定結果および前記入浴前後判定手段の判定結果に応じて、前記送風手段によって送り出される空気の温度を変化させる請求項1または請求項2に記載の空調装置。
  4. 前記脱衣状態判定手段は、前記赤外線センサが検知した前記人の表面温度の分布に応じて、当該人が脱衣状態であるか着衣状態であるか判定する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空調装置。
  5. 前記入浴前後判定手段は、前記赤外線センサが検知した前記人の頭部の表面温度に応じて、当該人が入浴前であるか入浴後であるか判定する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の空調装置。
  6. 前記制御手段は、前記人が入浴後である場合、当該人の表面温度に応じて前記送風手段を制御する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の空調装置。
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