JP2002195566A - コンロ - Google Patents

コンロ

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JP2002195566A
JP2002195566A JP2000397904A JP2000397904A JP2002195566A JP 2002195566 A JP2002195566 A JP 2002195566A JP 2000397904 A JP2000397904 A JP 2000397904A JP 2000397904 A JP2000397904 A JP 2000397904A JP 2002195566 A JP2002195566 A JP 2002195566A
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charcoal
chamber
air
combustion chamber
stove
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JP2000397904A
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English (en)
Inventor
Eisaku Honma
栄作 本間
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Honma Seisakusho KK
Original Assignee
Honma Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭の燃焼によって発生したガス中に燃焼し易
い空気を送り込むことで一酸化炭素の発生を防止できる
実用性,安全性に秀れたコンロを提供すること。 【解決手段】 コンロ本体1の内部に炭2を燃焼する炭
燃焼室3を設け、この炭燃焼室3の上部に排気部18を設
けたコンロであって、前記炭燃焼室3の底部を通気部材
10により形成し、この通気部材10の下方に空気導入室4
を設け、この空気導入室4に前記コンロ本体1の外部か
ら空気を導入する空気導入口5を設け、前記炭燃焼室3
の周囲を前記コンロ本体1によって隠蔽し、この炭燃焼
室3の周壁とコンロ本体1の周壁との間に上端が隠蔽さ
れ且つ下部が前記空気導入室4と通気可能に連通された
空気通過室6を上下方向に延設し、この空気通過室6の
上部を前記炭燃焼室3に収納された前記炭2の上方空間
に連通して前記空気導入室4の空気の一部を前記空気通
過室6を経由して前記炭2の上方空間の導入し前記排気
部18より排気するように構成したコンロ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭を燃焼するコン
ロに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】炭を燃
焼するコンロにおいては、特に、不完全燃焼によって発
生する一酸化炭素の防止が問題となっている。従って、
この問題点を解決する為の種々の提案が成されている
が、従来の提案はいずれも炭に空気を良好に送り込むこ
とで炭を完全燃焼させようというものである。
【0003】しかし、上記炭に空気を送り込む技術であ
っても、元々空気に触れにくい炭の内部までは空気を到
達させることはできず、前記一酸化炭素の発生の問題は
解消されていないのが現状である。
【0004】本発明は、上記現状に鑑みて達成されたも
ので、炭の燃焼によって発生したガス中に燃焼し易い空
気を送り込むことで一酸化炭素の発生を防止するという
全く新しい発想の元に達成された極めて実用性に秀れた
コンロを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】コンロ本体1の内部に炭2を燃焼する炭燃
焼室3を設け、この炭燃焼室3の上部に排気部18を設け
たコンロであって、前記炭燃焼室3の底部を通気部材10
により形成し、この通気部材10の下方に空気導入室4を
設け、この空気導入室4に前記コンロ本体1の外部から
空気を導入する空気導入口5を設け、前記炭燃焼室3の
周囲を前記コンロ本体1によって隠蔽し、この炭燃焼室
3の周壁とコンロ本体1の周壁との間に上端が隠蔽され
且つ下部が前記空気導入室4と通気可能に連通された空
気通過室6を上下方向に延設し、この空気通過室6の上
部を前記炭燃焼室3に収納された前記炭2の上方空間に
連通して前記空気導入室4の空気の一部を前記空気通過
室6を経由して前記炭2の上方空間の導入し前記排気部
18より排気するように構成したことを特徴とするコンロ
に係るものである。
【0007】また、前記炭燃焼室3の周壁上部に前記空
気通過室6と連通する連通口7を設けて前記空気通過室
6の上部を前記炭燃焼室3に収納された前記炭2の上方
空間に連通したことを特徴とする請求項1記載のコンロ
に係るものである。
【0008】また、前記連通口7を前記炭燃焼室3の周
方向に所定間隔を置いて複数穿設したことを特徴とする
請求項2記載のコンロに係るものである。
【0009】また、前記通気部材10を水平方向に延設せ
しめて通気周鍔部17を設け、この通気周鍔部17を介して
前記空気導入室4と前記空気通過部6とを通気可能に連
通したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載のコンロに係るものである。
【0010】また、前記通気部材10の下部に支承部15を
設け、この支承部15で前記炭燃焼室3を支承せしめて前
記炭燃焼室3の下方に空気導入室4を設けたことを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンロに係
るものである。
【0011】また、前記炭燃焼室3の上部に水平方向に
突出する周鍔部16を設け、この周鍔部16を前記コンロ本
体1の上部に被嵌せしめて前記空気通過室6の上端を隠
蔽する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいず
れか1項に記載のコンロに係るものである。
【0012】また、前記通気部材10として杆材を交叉せ
しめた格子部材を採用したことを特徴とする請求項1〜
6のいずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0013】また、前記炭燃焼室3の周壁に通気口12を
複数穿設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
1項に記載のコンロに係るものである。
【0014】また、前記空気導入室4に空気を上方へ送
る送風装置14を設けたことを特徴とする請求項1〜8の
いずれか1項に記載のコンロに係るものである。
【0015】また、前記空気導入口5の開口度合いを調
整する開口度合調整機構11を設けたことを特徴とする請
求項1〜9のいずれか1項に記載のコンロに係るもので
ある。
【0016】また、前記コンロ本体1の上部に吊下具13
を設けたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
項に記載のコンロに係るものである。
【0017】また、前記コンロ本体1の上部に上部蓋体
9を設け、この上部蓋体9に前記炭燃焼室3の排気部18
と通気可能に連通する通気部8を設けたことを特徴とす
る請求項1〜11のいずれか1項に記載のコンロに係る
ものである。
【0018】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して説明する。
【0019】炭燃焼室3の炭2が燃焼する際、空気導入
口5から空気導入室4に導入された空気が前記炭燃焼室
3の底部の通気部材10を経由して炭2に供給される。ま
た、この炭2の燃焼によって発生した燃焼ガスは、炭燃
焼室3の上部に設けられた排気部18から排出される。
【0020】この燃焼ガスには、前記炭2の燃焼が空気
不足(酸素不足)で不完全な場合、一酸化炭素が含まれ
る。
【0021】ここで、空気導入室4から空気通過室6を
経由して炭2の上方空間、即ち、炭2から立ち上る炎に
空気を導入すると、前記空気不足が解消されて炎中で燃
焼ガスが完全燃焼し、前記一酸化炭素は二酸化炭素とな
る。
【0022】この導入される空気は、空気通過部6を通
過する際、炭燃焼室3から放出される熱によって加熱さ
れている為に熱く、よって、燃焼ガスの温度を低下させ
ず、燃焼ガスの完全燃焼を良好に達成する。
【0023】即ち、前記燃焼ガスが一酸化炭素等を含む
不完全燃焼ガスであったとしても、前記空気通過室6を
経由して供給される熱い空気によって燃焼ガスを完全燃
焼状態とすることができる。
【0024】また、前記空気通過室6を経由して炭2の
上方空間に導入される熱い空気は、元々炭燃焼室3の下
方に設けられた空気導入室4から上昇してくる空気であ
るから、炭燃焼室3から放出される熱によって長時間加
熱された非常に熱い状態で炭2の上方空間に導入される
ことになり、よって、燃焼ガスの温度を低下せしめて燃
焼を阻害したりせず、完全燃焼を極めて良好に行うこと
ができる。
【0025】また、空気通過室6の周囲はコンロ本体1
の周壁によって隠蔽されており、また、空気通過室6の
上端も隠蔽されているから、空気通過室6での加熱によ
って空気は自然に上昇した後、行き場を失って前記炭2
の上方空間に自然に導入されることになる。
【0026】従って、炭2の燃焼が激しくて多量の燃焼
ガスが発生する場合には、前記空気通過室6の空気も激
しく加熱されて早く上昇する為、前記熱い空気は炭2の
上方空間に多量に導入されて前記多量の燃焼ガスを良好
に完全燃焼せしめることができる。
【0027】また、前記炭2の燃焼が穏やかで少量の燃
焼ガスしか発生しない場合には、前記空気通過室6の空
気も穏やかに加熱されてゆっくりと上昇する為、前記熱
い空気は炭2の上方空間に少量しか導入されず、燃焼ガ
スの温度を燃焼できない温度に低下させるような過剰の
空気導入は行われないことになる。
【0028】即ち、本発明は、燃焼ガスを完全燃焼させ
るだけの空気を自動的に供給して完全燃焼を良好に達成
できることになる。
【0029】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0030】本実施例は、コンロ本体1の内部に炭2を
燃焼する炭燃焼室3を設け、この炭燃焼室3の上部に排
気部18を設けたコンロであって、前記炭燃焼室3の底部
を通気部材10により形成し、この通気部材10の下方に空
気導入室4を設け、この空気導入室4に前記コンロ本体
1の外部から空気を導入する空気導入口5を設け、前記
炭燃焼室3の周囲を前記コンロ本体1によって隠蔽し、
この炭燃焼室3の周壁とコンロ本体1の周壁との間に上
端が隠蔽され且つ下部が前記空気導入室4と通気可能に
連通された空気通過室6を上下方向に延設し、この空気
通過室6の上部を前記炭燃焼室3に収納された前記炭2
の上方空間に連通して前記空気導入室4の空気の一部を
前記空気通過室6を経由して前記炭2の上方空間の導入
し前記排気部18より排気するように構成したものであ
る。
【0031】コンロ本体1は、上部が開口した有底円筒
状のものを採用している。
【0032】炭燃焼室3も、上部が開口した有底円筒状
のものを採用している。また、この炭燃焼室3の周壁に
は複数の通気口12を穿設している。
【0033】炭燃焼室3の底部である通気部材10は、杆
材を交叉せしめた格子部材を採用している。
【0034】この通気部材10の下部には支承部15を垂設
している。従って、炭燃焼室3をコンロ本体1内に収納
した際、支承部15が炭燃焼室3を支承し、炭燃焼室3の
底部とコンロ本体1の底部との間に空間を形成する。こ
の空間が前記空気導入室4である。
【0035】この空気導入室4の周壁、即ち、コンロ本
体1の下部の周壁には前記空気導入口5を設けている。
【0036】この空気導入口5には、開口度合いを調整
する開口度合調整機構11としてスライド移動する扉体19
を設けている。この空気導入口5は、炭燃焼室3の炭2
を激しく燃焼させたい場合には開口度合いを大きくして
空気導入室4に空気を大量に導入できるようにし、ま
た、炭燃焼室3の炭2を穏やかに燃焼させたい場合には
開口度合いを小さくして空気導入室4に空気を少量のみ
しか導入できないようにする。また、炭燃焼室3の炭2
の燃焼を停止する場合には、空気導入口5を閉塞する。
【0037】通気部材10には、端部を水平方向に延設せ
しめて前記炭燃焼室3の周壁よりも外方向に突出するこ
とで通気周鍔部17を設けている。また、この通気周鍔部
17は、炭燃焼室3をコンロ本体1内に収納した際、端部
がコンロ本体1の周壁に可及的に近接する突出量に設定
している。従って、前記空気導入室4と前記空気通過部
6とは、この通気周鍔部17を介して通気可能に連通され
ることになる。また、この通気周鍔部17は、コンロ本体
1内における炭燃焼室3の水平方向位置決め作用も発揮
することになる。
【0038】炭燃焼室3の上部には水平方向に突出する
周鍔部16を設けている。また、この周鍔部16は、炭燃焼
室3をコンロ本体1内に収納した際、コンロ本体1の上
部に被嵌されて前記空気通過室6の上端を隠蔽するよう
に構成している。従って、周鍔部16は、前記空気通過室
6の上端を隠蔽する作用と、コンロ本体1内における炭
燃焼室3の水平方向位置決め作用も発揮することにな
る。
【0039】この周鍔部16の直ぐ下方にして前記炭燃焼
室3の周壁上部には、前記空気通過室6と連通する連通
口7を設けて前記空気通過室6の上部を前記炭燃焼室3
に収納された前記炭2の上方空間に連通している。
【0040】この連通口7は、前記炭燃焼室3の周方向
に所定間隔を置いて複数の通気口を穿設した構成を採用
している。従って、炭2の上方空間には炭燃焼室3の周
囲全周から前記空気通過室6を通過した空気が導入され
ることになる。尚、例えば、炭燃焼室3の周方向に延び
る溝によって連通口7を構成しても良い。
【0041】コンロ本体1の上部にして炭燃焼室3の上
部には、炭燃焼室3内に炭2を出し入れする際に除去す
る上部蓋体9を設けている。また、この上部蓋体9には
前記炭燃焼室3の排気部18と通気可能に連通し、炭2の
燃焼によって発生する燃焼ガスをコンロ本体1外に排出
する通気部8を設けている。
【0042】また、本実施例では、炭燃焼室3の上部に
凹部20を設け、この凹部20に上部蓋体9を嵌入状態で載
置するように構成している。また、この上部蓋体9の周
端部と凹部20の内壁との間には、若干間隙が生じるよう
に構成している。従って、炭2の燃焼によって上部蓋体
9が熱膨張しても、間隙が存在する為、上部蓋体9が凹
部20に密着したり変形したりしないことになる。
【0043】コンロ本体1の上部には吊下具13を設けて
いる。従って、この吊下具13を使用してコンロ本体1を
吊り下げることにより、冬季にコンクリートを乾燥せし
める為に行う練炭での加熱等を良好に行うことができ
る。
【0044】本実施例は上述のように構成したから、炭
燃焼室3で炭2を燃焼する際、炭燃焼室3内の炭2に空
気導入口5及び空気導入室4を経由してコンロ本体1の
外部から空気が導入されて該炭2が燃焼し、更に、この
炭2の燃焼で発生する炎(燃焼中の燃焼ガス)に前記炭
燃焼室3の上部に設けた連通口7から前記空気導入室4
及び空気通過室6を経由して加熱された空気が導入さ
れ、従って、空気不足が解消されるから炎が完全燃焼し
て炎中の一酸化炭素が二酸化炭素となり、よって、一酸
化炭素の発生を低減できる実用性,安全性に秀れたコン
ロとなる。
【0045】また、この炎に導入される空気は、空気通
過室6で加熱された熱い空気だから、炎の燃焼状態を低
下させず、よって、炎を完全燃焼させて一酸化炭素の発
生を良好に低減できることになる。
【0046】また、炭燃焼室3の底部を形成する通気部
材10に設けられた通気周鍔部17及び炭燃焼室3の上部に
設けられた周鍔部16によってコンロ本体1内における炭
燃焼室3の水平方向が位置決めされるから、炭燃焼室3
の周壁とコンロ本体1の周壁との間に確実に空気通過室
6が形成されることになり、従って、炭燃焼室3の上部
の周囲全周から空気通過室6を経由した熱い空気が導入
されることになり、前記炎の完全燃焼がより一層良好に
達成されることになる。
【0047】また、炭燃焼室3の周壁に複数の通気口12
を設けているから、炭燃焼室3内の炭2への空気の導入
は底部の通気部材10からだけでなく、周壁からも行われ
ることになり、炭2の燃焼がより一層良好に行われるこ
とになる。また、この炭燃焼室3の周壁から導入される
空気は、空気導入室4から空気通過室6を上昇してきた
熱い空気の一部であるから、この炭2の燃焼温度を低下
させたりせず、この点においても炭2の燃焼が良好に行
われることになる。
【0048】図5は、本実施例の別例を図示したもの
で、空気導入室4に空気を上方へ送る送風装置14を設け
たものである。
【0049】空気導入室4は区画壁21によって上下二段
に区画され、この区画壁21に通気部22を設け、この区画
壁21より下方の空気導入室4aに前記送風装置14を設け
ている。これは、送風装置14が炭燃焼室3からの熱の影
響を受けにくいようにする為である。
【0050】コンロ本体1の底部には支持部23を設け、
コンロ本体1の底面が載置面から少し離れるように構成
している。
【0051】また、区画壁21より上方の空気導入室4b
の周壁には前記開口度合調整機構11が設けられた空気導
入口5を設け、区画壁21より下方の空気導入室4aの底
壁には空気導入用開口部24を設けている。この構成によ
り、空気導入室4bから通気部材10を経由して炭燃焼室
3に導入される空気の量、及び、空気導入室4bから空
気通過室6を経由して炭燃焼室3の炭2の上方空間に導
入される空気の量は、主に前記開口度合調整機構11が設
けられた空気導入口5により調整する。また、送風装置
14の作動によって減圧となる区画壁21より下方の空気導
入室4aには、前記空気導入用開口部24からコンロ本体
1の外部の空気が導入されることになり、よって、区画
壁21より下方の空気導入室4aが減圧となって送風装置
14の作動効率が低下することは防止される。即ち、送風
装置14の送風能力が一定であっても、空気導入口5の開
口度合いを調整することで、炭燃焼部3等に導入する空
気の量を任意に調整することができる。
【0052】尚、送風装置14の送風能力を加減する機構
を設けて前記空気導入室4bから通気部材10を経由して
炭燃焼室3に導入される空気の量、及び、空気導入室4
bから空気通過室6を経由して炭燃焼室3の炭2の上方
空間に導入される空気の量を調整するように構成しても
良い。
【0053】この別例によれば、送風装置14による送風
によって空気導入室4内の空気がより一層良好に空気通
過室6を経由して炭燃焼室3の炭2の上方空間に導入さ
れることになり、必然的に不完全燃焼ガスを良好に完全
燃焼せしめて一酸化炭素の低減を達成できることにな
る。
【0054】また、その余は本実施例と同様である。
【0055】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、炭
の燃焼によって発生した燃焼ガスに、この燃焼ガスを完
全燃焼させられる空気を自動的に加熱して自動的に任意
の量だけ供給して該燃焼ガスを完全燃焼することがで
き、よって、一酸化炭素の発生を低減できる実用性,安
全性に秀れたコンロとなる。
【0056】請求項2記載の発明においては、空気通過
室を上昇した空気が行き場を無くして通気口から自動的
に炭の上方空間に導入されることになり、燃焼ガスへの
空気の自動的供給をより一層良好に行えることになる。
【0057】請求項3記載の発明においては、炭燃焼室
の周方向全周から炭の上方空間に熱い空気が導入される
ことになり、燃焼ガスの完全燃焼をより一層良好に行え
ることになる。
【0058】請求項4記載の発明においては、通気周鍔
部が炭燃焼室の水平方向の位置ずれを防止する為、炭燃
焼室の周壁とコンロ本体の周壁との間に形成される空気
通過室を炭燃焼室の周囲全周に良好に形成できることに
なる。
【0059】また、通気周鍔部は通気部材の延設によっ
て形成できるから、構造的に極めて簡易となり、製造性
に秀れることになる。
【0060】請求項5記載の発明においては、支承部に
よって支承した炭燃焼室の下部を空気導入室に設定する
ことができ、空気導入室の構造が簡易となってこの点に
おいても製造性に秀れることになる。
【0061】請求項6記載の発明においては、周鍔部が
炭燃焼室の水平方向の位置ずれを防止する為、炭燃焼室
の周壁とコンロ本体の周壁との間に形成される空気通過
室を炭燃焼室の周囲全周に良好に形成できることにな
る。
【0062】また、この周鍔部が空気通過室の上部を隠
蔽することになり、空気通過室の形成が簡易となってこ
の点においても製造性に秀れることになる。
【0063】請求項7記載の発明においては、通気部材
を一般的な格子部材で形成しているから極めて安価とな
り、しかも、炭燃焼室の炭への通気が極めて良好に行わ
れることになる。
【0064】請求項8記載の発明においては、炭燃焼室
の底部の通気部材からだけでなく、炭燃焼室の周壁に設
けた通気口からも炭に空気が導入されることになり、そ
れだけ炭の燃焼を良好に行えることになる。
【0065】請求項9記載の発明においては、送風装置
によって空気導入室の空気が良好に空気通過室に導入さ
れることになり、必然的に空気通過室から炭の上方空間
に良好に熱い空気を導入できることになる。
【0066】請求項10記載の発明においては、開口度
合調整機構によって空気導入口の開口度合いを調整する
ことにより、炭に導入される空気及び炭の上方空間に導
入される空気の量を適切な燃焼を達成できる量に調整で
きることになる。
【0067】請求項11記載の発明においては、吊下具
を使用して冬季のコンクリート乾燥化等に簡単に使用で
きることになる。
【0068】請求項12記載の発明においては、上部蓋
体が炭の上方空間を部分的に閉塞する為、炭の燃焼ガス
(炎)の温度低下が可及的に防止されることになり、こ
の燃焼ガスに熱い空気を導入することで行われる完全燃
焼を極めて良好に達成できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明部分断面側面図である。
【図2】本実施例の要部の説明分解斜視図である。
【図3】本実施例の要部の説明断面側面図である。
【図4】本実施例の上部蓋体9の説明平面図及び説明側
断面図である。
【図5】本実施例の別例の説明部分断面側面図である。
【符号の説明】
1 コンロ本体 2 炭 3 炭燃焼室 4 空気導入室 5 空気導入口 6 空気通過室 7 連通口 8 通気部 9 上部蓋体 10 通気部材 11 開口度合調整機構 12 通気口 13 吊下具 14 送風装置 15 支承部 16 鍔部 17 通気用鍔部 18 排気部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンロ本体の内部に炭を燃焼する炭燃焼
    室を設け、この炭燃焼室の上部に排気部を設けたコンロ
    であって、前記炭燃焼室の底部を通気部材により形成
    し、この通気部材の下方に空気導入室を設け、この空気
    導入室に前記コンロ本体の外部から空気を導入する空気
    導入口を設け、前記炭燃焼室の周囲を前記コンロ本体に
    よって隠蔽し、この炭燃焼室の周壁とコンロ本体の周壁
    との間に上端が隠蔽され且つ下部が前記空気導入室と通
    気可能に連通された空気通過室を上下方向に延設し、こ
    の空気通過室の上部を前記炭燃焼室に収納された前記炭
    の上方空間に連通して前記空気導入室の空気の一部を前
    記空気通過室を経由して前記炭の上方空間の導入し前記
    排気部より排気するように構成したことを特徴とするコ
    ンロ。
  2. 【請求項2】 前記炭燃焼室の周壁上部に前記空気通過
    室と連通する連通口を設けて前記空気通過室の上部を前
    記炭燃焼室に収納された前記炭の上方空間に連通したこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンロ。
  3. 【請求項3】 前記連通口を前記炭燃焼室の周方向に所
    定間隔を置いて複数穿設したことを特徴とする請求項2
    記載のコンロ。
  4. 【請求項4】 前記通気部材を水平方向に延設せしめて
    通気周鍔部を設け、この通気周鍔部を介して前記空気導
    入室と前記空気通過部とを通気可能に連通したことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンロ。
  5. 【請求項5】 前記通気部材の下部に支承部を設け、こ
    の支承部で前記炭燃焼室を支承せしめて前記炭燃焼室の
    下方に空気導入室を設けたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のコンロ。
  6. 【請求項6】 前記炭燃焼室の上部に水平方向に突出す
    る周鍔部を設け、この周鍔部を前記コンロ本体の上部に
    被嵌せしめて前記空気通過室の上端を隠蔽する構成とし
    たことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のコンロ。
  7. 【請求項7】 前記通気部材として杆材を交叉せしめた
    格子部材を採用したことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載のコンロ。
  8. 【請求項8】 前記炭燃焼室の周壁に通気口を複数穿設
    したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
    載のコンロ。
  9. 【請求項9】 前記空気導入室に空気を上方へ送る送風
    装置を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載のコンロ。
  10. 【請求項10】 前記空気導入口の開口度合いを調整す
    る開口度合調整機構を設けたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれか1項に記載のコンロ。
  11. 【請求項11】 前記コンロ本体の上部に吊下具を設け
    たことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
    載のコンロ。
  12. 【請求項12】 前記コンロ本体の上部に上部蓋体を設
    け、この上部蓋体に前記炭燃焼室の排気部と通気可能に
    連通する通気部を設けたことを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれか1項に記載のコンロ。
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