JPH0218402Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0218402Y2 JPH0218402Y2 JP18262384U JP18262384U JPH0218402Y2 JP H0218402 Y2 JPH0218402 Y2 JP H0218402Y2 JP 18262384 U JP18262384 U JP 18262384U JP 18262384 U JP18262384 U JP 18262384U JP H0218402 Y2 JPH0218402 Y2 JP H0218402Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- smoke
- combustion
- heating plate
- combustion chamber
- stove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Solid-Fuel Combustion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の目的)
この考案は、主として薪を燃料とするスト−ブ
の新規な構造に関するものであって、既に本願出
願人において出願済みとなつている昭和59年実用
新案登録願第6963号考案の改良を目的とするもの
である。
の新規な構造に関するものであって、既に本願出
願人において出願済みとなつている昭和59年実用
新案登録願第6963号考案の改良を目的とするもの
である。
(従来技術)
上記した本願出願人考案による新規な構造の
「薪スト−ブ」は、一昔前までがそうであつたよ
うに、天然資源として野山に放置されたまま朽ち
てしまう廃材の有効活用を狙いとするものの、昔
のような燃焼効率ならびに薪消費量の悪さを克服
すべく、燃焼室の内部に燃焼室上面に至る逆つ字
状の湾曲加熱板を採用することによつて、同燃焼
室とは隔絶された煙回遊路を形成し、燃焼室にお
いて完全燃焼していない有機性可燃ガスを、燃焼
室からの熱を受けて高温、加熱状となつている逆
つ字状の湾曲加熱板の放熱により再燃焼させ、よ
り燃焼効率を高めようとするものであつた。
「薪スト−ブ」は、一昔前までがそうであつたよ
うに、天然資源として野山に放置されたまま朽ち
てしまう廃材の有効活用を狙いとするものの、昔
のような燃焼効率ならびに薪消費量の悪さを克服
すべく、燃焼室の内部に燃焼室上面に至る逆つ字
状の湾曲加熱板を採用することによつて、同燃焼
室とは隔絶された煙回遊路を形成し、燃焼室にお
いて完全燃焼していない有機性可燃ガスを、燃焼
室からの熱を受けて高温、加熱状となつている逆
つ字状の湾曲加熱板の放熱により再燃焼させ、よ
り燃焼効率を高めようとするものであつた。
この構造の薪スト−ブを実現することによつ
て、薪の完全燃焼化をより一層助長せしめること
は勿論のこと、一旦安定した燃焼状況に達した後
には、風量調節口をできる限り最少に絞り込み、
燃焼室の燃焼具合を多少酸欠状態としたとして
も、既に初期燃焼によつて湾曲加熱板が高温に加
熱された状態を保持しており、同湾曲加熱板の放
熱が燃焼室における燃焼安定化に荷担して一定の
燃焼状態を長時間に亙つて持続させるから、燃料
である薪の消費量を節約しながら、長時間に亙る
安定した暖房効果の実現を可能とした。その結
果、従前までの薪スト−ブのように頻繁に薪を補
充しなければならないといつた繁雑さを見事に解
消することができた。
て、薪の完全燃焼化をより一層助長せしめること
は勿論のこと、一旦安定した燃焼状況に達した後
には、風量調節口をできる限り最少に絞り込み、
燃焼室の燃焼具合を多少酸欠状態としたとして
も、既に初期燃焼によつて湾曲加熱板が高温に加
熱された状態を保持しており、同湾曲加熱板の放
熱が燃焼室における燃焼安定化に荷担して一定の
燃焼状態を長時間に亙つて持続させるから、燃料
である薪の消費量を節約しながら、長時間に亙る
安定した暖房効果の実現を可能とした。その結
果、従前までの薪スト−ブのように頻繁に薪を補
充しなければならないといつた繁雑さを見事に解
消することができた。
ところが、上記考案では、確かに所期の目的を
狙い通りに全うすることができたものの、初期燃
焼時、即ち焚付けへの点火から薪への着火、燃え
上がりに至る過程において、上記考案の最大の特
徴であつた煙回遊路の存在が、逆に初期燃焼時に
必要な煙突への急速な吸込み作用に悪影響を及ぼ
し、短時間内に完了すべき初期燃焼に支障を来た
すばかりではなく、燃料投入口からの煙の噴き出
し現象に対しては、例え上記考案で採用されてい
るような煙の噴き出し防止用の空間部を、煙回遊
路とは別途並設するようにしたとしても、この初
期燃焼段階に限つては、吸込みの悪さから来る煙
の充満量の多さに災いされ、どうしてもいくらか
の煙の噴き出し現象を許さざるを得ないという欠
点を有するものとなつていた。
狙い通りに全うすることができたものの、初期燃
焼時、即ち焚付けへの点火から薪への着火、燃え
上がりに至る過程において、上記考案の最大の特
徴であつた煙回遊路の存在が、逆に初期燃焼時に
必要な煙突への急速な吸込み作用に悪影響を及ぼ
し、短時間内に完了すべき初期燃焼に支障を来た
すばかりではなく、燃料投入口からの煙の噴き出
し現象に対しては、例え上記考案で採用されてい
るような煙の噴き出し防止用の空間部を、煙回遊
路とは別途並設するようにしたとしても、この初
期燃焼段階に限つては、吸込みの悪さから来る煙
の充満量の多さに災いされ、どうしてもいくらか
の煙の噴き出し現象を許さざるを得ないという欠
点を有するものとなつていた。
この考案では、上記考案のそのような実態に対
処すべく、鋭意改良研究に務めた結果、以下に詳
述するとうりの新規な構造の薪スト−ブを完成す
るに至つたものである。
処すべく、鋭意改良研究に務めた結果、以下に詳
述するとうりの新規な構造の薪スト−ブを完成す
るに至つたものである。
(考案の構成)
図面に示すこの考案を代表する実施例からも明
確に理解されるように、この考案の薪スト−ブ
は、スト−ブ本体1とその内部に組込まれる湾曲
加熱板2ならびに煙回遊路3と、前記湾曲加熱板
2の中途に付設される初期燃焼用開口部4とから
基本的に構成されるものである。
確に理解されるように、この考案の薪スト−ブ
は、スト−ブ本体1とその内部に組込まれる湾曲
加熱板2ならびに煙回遊路3と、前記湾曲加熱板
2の中途に付設される初期燃焼用開口部4とから
基本的に構成されるものである。
スト−ブ本体1は、従来までの鉄板性の簡易
な、所謂ダルマスト−ブと称されるようなもの、
あるいはやや高級な鋳物性のもので箱型のもので
も差支えはないが、少なくとも前面の燃料投入口
11、風量調節口12および最奥部の煙突接続口
13以外の部分ができるだけ完全に密閉された構
造のもので横置箱型形状のものであることが望ま
しい。但し、上記の密閉構造は、その密閉状態が
完全であれば有るほど都合がよく、また、必要が
あれば燃料投入口11または風量調節口12とは
別にその下方に灰掻出し口(図示した実施例では
風量調節口12と兼用している)を形成するよう
にすることもできる。
な、所謂ダルマスト−ブと称されるようなもの、
あるいはやや高級な鋳物性のもので箱型のもので
も差支えはないが、少なくとも前面の燃料投入口
11、風量調節口12および最奥部の煙突接続口
13以外の部分ができるだけ完全に密閉された構
造のもので横置箱型形状のものであることが望ま
しい。但し、上記の密閉構造は、その密閉状態が
完全であれば有るほど都合がよく、また、必要が
あれば燃料投入口11または風量調節口12とは
別にその下方に灰掻出し口(図示した実施例では
風量調節口12と兼用している)を形成するよう
にすることもできる。
このスト−ブ本体1の内部に設置される湾曲加
熱板2は、スト−ブ本体1の燃料投入口11の下
面に始まり、その奥武に向つてやや上向き傾斜し
ながら延伸し、スト−ブ本体1の最奥部との間に
多少の空間を残しながら上方に湾曲21すると共
に反転し、更に燃料投入口11上面近傍にまで達
する、側断面形において「つ」の字を上下逆転さ
せた逆つ字状のものであつて、スト−ブ本体1の
燃焼室14において直接炎に触れて高温に加熱さ
れると共に、炎の先端方向並びに煙の流れを燃料
投入口11上面方向に誘導する機能を果すものと
なる。したがつて、できるだけ耐熱強度のある素
材によつて形成される必要がある。
熱板2は、スト−ブ本体1の燃料投入口11の下
面に始まり、その奥武に向つてやや上向き傾斜し
ながら延伸し、スト−ブ本体1の最奥部との間に
多少の空間を残しながら上方に湾曲21すると共
に反転し、更に燃料投入口11上面近傍にまで達
する、側断面形において「つ」の字を上下逆転さ
せた逆つ字状のものであつて、スト−ブ本体1の
燃焼室14において直接炎に触れて高温に加熱さ
れると共に、炎の先端方向並びに煙の流れを燃料
投入口11上面方向に誘導する機能を果すものと
なる。したがつて、できるだけ耐熱強度のある素
材によつて形成される必要がある。
このような構造の湾曲加熱板2を配することに
よつて、スト−ブ本体1の底板15、煙突接続口
13の形成された同最奥板16、同天板17との
間に所定間〓の空間部が形成され、恰も二重構造
の外殻体からなるようなスト−ブとなる。特に、
実施例に示すように、スト−ブ本体1の両側板1
8、18の内側に内側板19、19を並設するよ
うにすれば、更に完全な二重構造が実現されるこ
とになる。
よつて、スト−ブ本体1の底板15、煙突接続口
13の形成された同最奥板16、同天板17との
間に所定間〓の空間部が形成され、恰も二重構造
の外殻体からなるようなスト−ブとなる。特に、
実施例に示すように、スト−ブ本体1の両側板1
8、18の内側に内側板19、19を並設するよ
うにすれば、更に完全な二重構造が実現されるこ
とになる。
煙回遊路3は、上記したスト−ブ本体1の天板
17と湾曲加熱板2の湾曲部21より上面がわと
の間に形成され、湾曲加熱板2の上面がわ端縁2
2を入口とし、燃焼室14内から同湾曲加熱板2
内面に沿つて強制的に湾曲誘導されてきた炎と煙
とをスト−ブ本体1最奥部の煙突接続口17まで
回遊させる空間となる。なお、図示した実施例で
は、炎と煙の回遊効率を高めるために、湾曲加熱
板2の上面がわ端縁22とスト−ブ本体1の燃料
投入口11上方との間に誘導板23を介在、形成
するようにし、炎と煙とが円滑に該煙回遊路3方
向に巻込み、吸込まれるようにしている。また、
更にこの実施例では、この煙回遊路3の内部を仕
切り板24によつて2段に仕切り、該仕切り板2
4より上方側の空間25を、燃料投入口11の開
閉蓋11aの解放時に、必要に応じて燃焼室14
に通じるようにした構造となし、燃料を補充する
際に同燃料投入口11上方から室内に漏れがちな
煙を漏らさないで燃料投入口11上方内側から同
空間25を経由して煙突接続口13まで誘導する
ようにしたものとしているが、必ずしもこの実施
例に限定されるものではなく、場合によつては、
即ち下記する初期燃焼用開口部4による煙の吸引
効果によつて燃料投入口11からの煙の噴き出し
を十分防止し得る時には、勿論これら構造を省略
することができる。
17と湾曲加熱板2の湾曲部21より上面がわと
の間に形成され、湾曲加熱板2の上面がわ端縁2
2を入口とし、燃焼室14内から同湾曲加熱板2
内面に沿つて強制的に湾曲誘導されてきた炎と煙
とをスト−ブ本体1最奥部の煙突接続口17まで
回遊させる空間となる。なお、図示した実施例で
は、炎と煙の回遊効率を高めるために、湾曲加熱
板2の上面がわ端縁22とスト−ブ本体1の燃料
投入口11上方との間に誘導板23を介在、形成
するようにし、炎と煙とが円滑に該煙回遊路3方
向に巻込み、吸込まれるようにしている。また、
更にこの実施例では、この煙回遊路3の内部を仕
切り板24によつて2段に仕切り、該仕切り板2
4より上方側の空間25を、燃料投入口11の開
閉蓋11aの解放時に、必要に応じて燃焼室14
に通じるようにした構造となし、燃料を補充する
際に同燃料投入口11上方から室内に漏れがちな
煙を漏らさないで燃料投入口11上方内側から同
空間25を経由して煙突接続口13まで誘導する
ようにしたものとしているが、必ずしもこの実施
例に限定されるものではなく、場合によつては、
即ち下記する初期燃焼用開口部4による煙の吸引
効果によつて燃料投入口11からの煙の噴き出し
を十分防止し得る時には、勿論これら構造を省略
することができる。
初期燃焼用開口部4は、煙突接続口13に略対
応した位置の逆つ字状の湾曲加熱板2の中途に開
閉自在に形成されるもので、例えば第1図に図示
した例の如く、把持杆42をスト−ブ本体1の外
方から操作することによつて、初期燃焼用開口部
に付設された閉鎖板41が左右方向にスム−ズに
滑動し得るような構造に形成される外、その他煙
突接続口13側から差込み式の構造とする等、開
閉自在となる適宜構造が採用される。
応した位置の逆つ字状の湾曲加熱板2の中途に開
閉自在に形成されるもので、例えば第1図に図示
した例の如く、把持杆42をスト−ブ本体1の外
方から操作することによつて、初期燃焼用開口部
に付設された閉鎖板41が左右方向にスム−ズに
滑動し得るような構造に形成される外、その他煙
突接続口13側から差込み式の構造とする等、開
閉自在となる適宜構造が採用される。
図中、26は、煙突接続口13下方近傍で煙回
遊路3の延長部分を閉鎖するための煤溜め板であ
る。また、矢印は、炎および煙の流れを模擬的に
示したものである。
遊路3の延長部分を閉鎖するための煤溜め板であ
る。また、矢印は、炎および煙の流れを模擬的に
示したものである。
(作用効果)
上記のとおりの構造から成るこの考案の薪スト
−ブは、燃料室14内に燃料である薪を入れ、焚
付けによつて着火、燃え上がらせる際に、予め初
期燃焼用開口部4を開いて実施することにより、
焚付けへの点火から薪への着火、燃上がりに至る
過程で必要となる吸引効果が非常に円滑に行わ
れ、初期燃焼が極めてスム−ズになると共に、そ
の段階で発生する大量の煙が煙回遊路3を経由す
ることなくこの初期燃焼用開口部4から煙突接続
口13へ直接吸引、誘導され、燃料投入口11か
らくすぶり出して部屋を汚してしまうといつた心
配が全くなくなる。したがつて、従前までのよう
に着火までに手間、暇がかかると共に部屋を汚す
といつた薪スト−ブの欠点を完全に解消し得るも
のとなる。
−ブは、燃料室14内に燃料である薪を入れ、焚
付けによつて着火、燃え上がらせる際に、予め初
期燃焼用開口部4を開いて実施することにより、
焚付けへの点火から薪への着火、燃上がりに至る
過程で必要となる吸引効果が非常に円滑に行わ
れ、初期燃焼が極めてスム−ズになると共に、そ
の段階で発生する大量の煙が煙回遊路3を経由す
ることなくこの初期燃焼用開口部4から煙突接続
口13へ直接吸引、誘導され、燃料投入口11か
らくすぶり出して部屋を汚してしまうといつた心
配が全くなくなる。したがつて、従前までのよう
に着火までに手間、暇がかかると共に部屋を汚す
といつた薪スト−ブの欠点を完全に解消し得るも
のとなる。
こうして薪に着火して初期燃焼が始つてから適
当な燃焼時間をおいた後、頃合を見計らつて(即
ち、急激な暖房効果を上げる必要があるかどうか
といつた状況や投入した薪の材質によつて異なる
燃上がり具合等に応じて)初期燃焼用開口部4を
閉鎖する。すると、それまでこの初期燃焼用開口
部4から直接煙突接続口13へ吸引、誘導されて
いた炎と煙は、湾曲加熱板2によつて強制的に燃
料投入口11上方側に誘導され、湾曲加熱板2の
上面がわ端縁22から煙回遊路3内に入る。
当な燃焼時間をおいた後、頃合を見計らつて(即
ち、急激な暖房効果を上げる必要があるかどうか
といつた状況や投入した薪の材質によつて異なる
燃上がり具合等に応じて)初期燃焼用開口部4を
閉鎖する。すると、それまでこの初期燃焼用開口
部4から直接煙突接続口13へ吸引、誘導されて
いた炎と煙は、湾曲加熱板2によつて強制的に燃
料投入口11上方側に誘導され、湾曲加熱板2の
上面がわ端縁22から煙回遊路3内に入る。
一方、湾曲加熱板2は、この段階に至るまでに
燃焼室内の炎によつて非常に高温に加熱状となつ
ているため、従前までならばそのまま煙突から放
出されてしまつていた煙と一部の炎は、この高温
加熱された煙回遊路3内に強制的に誘導されて略
完全に近い状態にまで再度燃焼されてしまい、ほ
とんど不完全燃焼部分を残さない煙として排出さ
れる外、この際の燃焼によつて一層同所が高温化
される結果、燃焼室14の燃焼環境をより良好た
らしめるという好循環を繰返すこととなる。
燃焼室内の炎によつて非常に高温に加熱状となつ
ているため、従前までならばそのまま煙突から放
出されてしまつていた煙と一部の炎は、この高温
加熱された煙回遊路3内に強制的に誘導されて略
完全に近い状態にまで再度燃焼されてしまい、ほ
とんど不完全燃焼部分を残さない煙として排出さ
れる外、この際の燃焼によつて一層同所が高温化
される結果、燃焼室14の燃焼環境をより良好た
らしめるという好循環を繰返すこととなる。
安定した燃焼段階に移行した後には、風量調節
口12を可能な限り最少に絞つて取入れる風量が
ほとんどないやや酸欠状態となつても、湾曲加熱
板2の放熱等によつて燃焼室14内が常に高温に
保持され、燃料そのものが非常に燃焼しやすい状
態に持続され続けて安定した燃焼を継属すること
ができ、単位時間内に消費する燃料は、従来の薪
スト−ブに比較して格段に少ないもので済ますこ
とができるものとなる。
口12を可能な限り最少に絞つて取入れる風量が
ほとんどないやや酸欠状態となつても、湾曲加熱
板2の放熱等によつて燃焼室14内が常に高温に
保持され、燃料そのものが非常に燃焼しやすい状
態に持続され続けて安定した燃焼を継属すること
ができ、単位時間内に消費する燃料は、従来の薪
スト−ブに比較して格段に少ないもので済ますこ
とができるものとなる。
叙上のとおり、この考案は、既に本願出願人に
おいて堤案済みの、燃焼室に湾曲加熱板を採用し
た薪スト−ブの構造に加えて、初期燃焼用開口部
を逆つ字状の湾曲加熱板中途に付設する改良を施
したことから、少ない燃料で長時間に亙つて安定
した燃焼を可能とする本来の作用効果をそのまま
堅持した上、既に堤案済みの考案でもも一つ完壁
ではなかつた初期燃焼段階での操作性に対して
も、燃焼室から煙突接続口に至る経路を選択的に
直結し得るものとなし、この段階での吸込み効果
を高め、焚付けへの点火ならびに薪への着火を迅
速且つ確実なものとなした上、不用意に燃料投入
口から煙を漏らしてしまつて室内を汚してしまう
といつたこともないようにするという秀れた特徴
を奏するものとしている。その結果、従前までの
薪スト−ブのように火を絶やさないようにするた
めに幾度ともなく薪を補給し続けなければならな
いといつた煩わしさを完全に解消することがで
き、その取扱い上の点においても、石油スト−ブ
等の暖房器具に比較して何等遜色のないものとな
つている。しかも、その暖房効果の点において
は、石油系その他の最近の暖房器具と異なり、柔
らかい放熱効果によつて身体が芯から暖められる
という理想的な暖房効果を発揮することができる
ものである。
おいて堤案済みの、燃焼室に湾曲加熱板を採用し
た薪スト−ブの構造に加えて、初期燃焼用開口部
を逆つ字状の湾曲加熱板中途に付設する改良を施
したことから、少ない燃料で長時間に亙つて安定
した燃焼を可能とする本来の作用効果をそのまま
堅持した上、既に堤案済みの考案でもも一つ完壁
ではなかつた初期燃焼段階での操作性に対して
も、燃焼室から煙突接続口に至る経路を選択的に
直結し得るものとなし、この段階での吸込み効果
を高め、焚付けへの点火ならびに薪への着火を迅
速且つ確実なものとなした上、不用意に燃料投入
口から煙を漏らしてしまつて室内を汚してしまう
といつたこともないようにするという秀れた特徴
を奏するものとしている。その結果、従前までの
薪スト−ブのように火を絶やさないようにするた
めに幾度ともなく薪を補給し続けなければならな
いといつた煩わしさを完全に解消することがで
き、その取扱い上の点においても、石油スト−ブ
等の暖房器具に比較して何等遜色のないものとな
つている。しかも、その暖房効果の点において
は、石油系その他の最近の暖房器具と異なり、柔
らかい放熱効果によつて身体が芯から暖められる
という理想的な暖房効果を発揮することができる
ものである。
更には、安全性の点でも、この考案の薪スト−
ブによつて燃料である薪を略完全燃焼させること
ができることから、煙突から火花を飛ばして近
隣、近在に危険を及ぼすといつた虞も全く有り得
ないことから、どのような地域においても何等支
障なく採用可能であり、経済効果の高い暖房器具
として高く評価されるべきものということができ
る。
ブによつて燃料である薪を略完全燃焼させること
ができることから、煙突から火花を飛ばして近
隣、近在に危険を及ぼすといつた虞も全く有り得
ないことから、どのような地域においても何等支
障なく採用可能であり、経済効果の高い暖房器具
として高く評価されるべきものということができ
る。
図面は、この考案を代表する実施例に基づくも
のであつて、第1図は、スト−ブ本体を透視状に
示した斜視図、第2図は、前図A〜A断面におけ
る縦断面図、第3図は、第1図B〜B断面におけ
る縦断面図である。 1……スト−ブ本体、2……湾曲加熱板、3…
…煙回遊路、4……初期燃焼用開口部、11……
スト−ブ本体1の燃料投入口、12……同風量調
節口、13……同煙突接続口、14……同燃焼
室、21……湾曲加熱板、41……閉鎖盤、42
……把持杆。
のであつて、第1図は、スト−ブ本体を透視状に
示した斜視図、第2図は、前図A〜A断面におけ
る縦断面図、第3図は、第1図B〜B断面におけ
る縦断面図である。 1……スト−ブ本体、2……湾曲加熱板、3…
…煙回遊路、4……初期燃焼用開口部、11……
スト−ブ本体1の燃料投入口、12……同風量調
節口、13……同煙突接続口、14……同燃焼
室、21……湾曲加熱板、41……閉鎖盤、42
……把持杆。
Claims (1)
- ストーブ本体内部に、燃料投入口下面から燃焼
室奥部を経て燃料投入口上面近傍に至る逆つ字状
の湾曲加熱板を配し、スト−ブ本体天板と同湾曲
加熱板との間に燃焼室から隔絶されて煙突に至る
煙回遊路を形成すると共に、湾曲加熱板中途には
前記煙回遊路を経由せず、直接燃焼室から煙突に
至る開閉自在の初期燃焼用開口部を付設したこと
を特徴とする薪スト−ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18262384U JPH0218402Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18262384U JPH0218402Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101208U JPS61101208U (ja) | 1986-06-27 |
JPH0218402Y2 true JPH0218402Y2 (ja) | 1990-05-23 |
Family
ID=30740158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18262384U Expired JPH0218402Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218402Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100853767B1 (ko) | 2008-04-08 | 2008-08-22 | 김용현 | 화목보일러 |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP18262384U patent/JPH0218402Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61101208U (ja) | 1986-06-27 |
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