JP3106971U - 直接燃焼式脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃焼室内を高温に保持できる。バーナを切っても炭化排ガスは自然により燃焼を継続する。熱酸化され悪臭などの有害成分を除去する。
【解決手段】 縦型の直接燃焼式脱臭装置本体1の燃焼室2内に所定の高さに積み上げた耐火物の蓄熱体6を設ける。燃焼室2の断面積を狭くする絞り壁体3を形成する。燃焼室2の下部に炭化排ガス導入口8、燃焼空気導入口9を配設する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、炭化排ガス(乾燥鶏糞を400〜500℃の無酸素状態で炭化させたもの)を自燃と熱酸化により脱臭処理する直接燃焼式脱臭装置に関するものである。
上記の炭化排ガス中には、炭塵、タール、一酸化炭素の他、メタン、水素、炭酸ガス、窒素、水分などの有害悪臭成分が含まれており、公害防止の観点から直接大気中に放出することができないので、その有害悪臭成分を浄化したり、臭気を脱臭処理して排出することが必要不可欠なものになっている。
そのような炭化排ガスの有害成分を浄化したり、悪臭を脱臭する処理方法としては、触媒を利用した触媒脱臭と、バーナで加熱燃焼する直燃式脱臭がある。
触媒を利用して実施する触媒式脱臭装置は、装置自体が小型にできるが処理気体には触媒毒が混在している場合が多く、触媒の寿命が短いため、触媒の交換を頻繁に行わなければならず、かつ、高価な触媒が多量に必要であり、触媒交換費用が非常に嵩むと言った問題点があった。
そのため、一般的にはバーナ加熱の直燃式脱臭装置で行われているが、直燃式脱臭の場合、燃焼室を高温に保持して、高温域での充分な滞留時間および燃焼ガスと被処理ガスとの良好な混合などが必要とされており、これらを満足しなければ適切な脱臭ができないとされている。
そのような直燃式脱臭装置としては、例えば、図6に示すような脱臭装置が提案されている。(例えば、特許文献1)すなわち、直燃脱臭装置本体21は、炭化排ガス導入口22と、炭化排ガスを燃焼させるバーナ23と、燃焼後の炭化排ガスを放出する排出口24を有し、バーナ23の先に外筒体25と多数の小孔26aを穿設した内筒体26を配設し、炭化排ガスは多数の小孔26aによって分散放流されると共に、バーナ23からの燃焼ガスに混合されて分解燃焼されて脱臭されるものである。
実開平63−148034号公報
しかしながら、上記の特許文献1の直燃脱臭装置本体21は、炭化排ガスを導入している間、常時バーナ23を燃焼させておかなければ高温燃焼にならず、その燃費が高くなると共に、炭化排ガスと燃焼ガスとの混合も悪く、かつ、外筒体25と内筒体26への熱的ダメージが大きく、据え付け面積も大きくなると言った問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決することを課題として開発されたもので、燃焼室内を高温に保持でき、バーナを切っても炭化排ガスは自燃により燃焼を継続して熱酸化され、悪臭などの有害成分を除去するこができる直燃式脱臭装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、縦型の直接燃焼式脱臭装置本体の燃焼室内に所定の高さに積み上げた耐火物の蓄熱体を設けると共に、燃焼室の断面積を狭くする絞り壁体を形成し、燃焼室の下部に炭化排ガス導入口、燃焼空気導入口を配設したことを特徴とする直接燃焼式脱臭装置を開発し、採用した。
また、上記のように構成した直接燃焼式脱臭装置において、燃焼室の底板中心部に上方に突出する耐火キャスタブルを設け、その耐火キャスタブルに耐火物の蓄熱体が積み重ねてある直接燃焼式脱臭装置、および耐火物の蓄熱体は縦横交互に配置して一つおきに空間部を設けて積み重ねてある直接燃焼式脱臭装置を開発し、採用した。
燃焼室内に所定高さの耐火物の蓄熱体を配置してあると共に、燃焼室の壁板を絞り壁体に形成してあるから、燃焼室内を高温に保持でき、炭化排ガスと燃焼空気との混合気体が留まり滞留時間を長くすることが可能となり、早い流出拡散を防止してより確実な脱臭ができる。そして、バーナカットしても燃焼室内は900〜1200℃の温度を保持し、炭化排ガスが継続的に燃焼してバーナの燃料が不要となり、かつ、炭化排ガスの完全燃焼による脱臭効果を図ることができる。
バーナから放射される火炎によって加熱される耐火物の蓄熱体が赤熱し、その蓄熱体の輻射熱によって燃焼室内を昇温でき、燃焼室内の高温雰囲気を形成することができる。
脱臭装置を縦型に形成したので、従来の軸流型脱臭装置に比べて設置面積が小さくてすみ、コンパクト化できて設備コストの低減を図ることができると共に、敷地の狭い所にでも容易に設置できる。
以下に、本考案の実施の形態を添付の図面に基づいて説明すれば、1は縦型の直接燃焼式脱臭装置本体、2はその直接燃焼式脱臭装置本体1の下方部に設けた燃焼室であり、その燃焼室2の断面積を狭くする絞り壁体3を形成すると共に、燃焼室2の底板4に上方に向かって突出する耐火キャスタブル5が設けられている。
6はその大きさが230×114×65の耐火レンガ製の蓄熱体であり、図2に示すように、耐火キャスタブル5の上面に、1段目の耐火レンガ6a、6aを横方向に2個配設し、その1段目の耐火レンガ6a、6aの上に空間部7,7,7をあけて縦方向に2段目の耐火レンガ6b、6b、6bを3個配設し、これを交互に繰り返して16段積み上げてある。
8は燃焼室2の一側壁面に設けられた炭化排ガス導入口、9は炭化排ガス導入口8の対向面に設けた一次燃焼エアー導入口である。10はバーナ、11は2次燃焼エアー導入口である。
このように構成された本考案の直接燃焼式脱臭装置の使用状態を作用効果と共に説明すると、運転の始めにバーナ10を着火して燃焼室2内の耐火レンガ6の畜熱体を赤熱化する。耐火レンガ6の畜熱体が赤熱化されると空間部7,7,7をあけて積み重ねられてあるから、その空間部7,7,7に熱がこもり充分な畜熱を保有する。
その後、炭化排ガス導入口8から炭化排ガスを導入すると共に、一次燃焼空気導入口9から空気を導入して混合させ、その混合気体に着火することにより燃焼室2内が昇温する。
燃焼室2内が一旦高温になると、バーナ10を消火しても、耐火レンガ6の蓄熱体および絞り壁体3により、燃焼室2内は900〜1200℃の高温を保持することから、炭化排ガス自体の持つ燃焼物質で自燃して燃焼を継続して、バーナ燃料が不要となり、炭化排ガスの完全燃焼による脱臭効果を図ることができる。
また、燃焼室2には燃焼室2の口径を狭くする絞り壁体3の突出部を形成してあるから、炭化排ガスと燃焼空気の混合気体が直ぐに流出拡散することなく、突出部に当り燃焼室2に留まることになり、燃焼を促進することができる。
もし、炭化排ガスの供給がなくなれば→燃焼室温度が低下→温度調節制御によりバーナ自動点火→炭化排ガスの供給再開→炭化排ガス燃焼と燃焼室温度上昇→バーナカット→自然安定燃焼のサイクルで運転できる。
以上、本考案の主要な実施の形態について説明したが、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本考案の目的を達成でき、かつ考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能であり、それらも全て本考案の範囲内に包含されるものである。
本考案は鶏糞を乾燥させ無酸素状態で炭化させた排ガスだけでなく、畜糞処理場、し尿処理場、下水処理場、塗装工場、化学薬品工場などの悪臭源から発生する悪臭の脱臭としても利用できるものである。
直接燃焼式脱臭装置の一部省略した縦断正面図である。 要部の拡大縦断面図である。 要部の拡大平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 従来の燃焼式脱臭装置の縦断側面図である
符号の説明
1 脱臭装置本体
2 燃焼室
3 絞り壁体
5 耐火キャスタブル
6 耐火物の蓄熱体
7 空間部
8 炭化排ガス導入口
9 燃焼空気導入口

Claims (3)

  1. 縦型の直接燃焼式脱臭装置本体の燃焼室内に所定の高さに積み上げた耐火物の蓄熱体を設けると共に、燃焼室の断面積を狭くする絞り壁体を形成し、燃焼室の下部に炭化排ガス導入口、燃焼空気導入口を配設したことを特徴とする直接燃焼式脱臭装置。
  2. 燃焼室の底板中心部に上方に突出する耐火キャスタブルを設け、その耐火キャスタブルに耐火物の蓄熱体が積み重ねてある請求項1に記載の直接燃焼式脱臭装置。
  3. 耐火物の蓄熱体は縦横交互に配置して一つおきに空間部を設けて積み重ねてある請求項1または2記載の直接燃焼式脱臭装置。

















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