JP2003286488A - 炭化用収納ボックス - Google Patents

炭化用収納ボックス

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JP2003286488A
JP2003286488A JP2002093495A JP2002093495A JP2003286488A JP 2003286488 A JP2003286488 A JP 2003286488A JP 2002093495 A JP2002093495 A JP 2002093495A JP 2002093495 A JP2002093495 A JP 2002093495A JP 2003286488 A JP2003286488 A JP 2003286488A
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carbonization
box
storage box
heating chamber
dry distillation
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Yukiji Taguchi
幸示 田口
Masafumi Kamei
雅文 亀井
Masaharu Itatsu
雅春 板津
Hiroyuki Itatsu
博之 板津
Koji Itatsu
孝治 板津
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CYC KK
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で容易に製造でき、熱効率と耐久性
に優れ、ランニングコストの低減が図れるとともに、炭
化炉(炭化装置)自体の小型化を可能ならしめる炭化用
収納ボックスを、簡単な構造で提供すること。 【解決手段】上面に開口を有する有底のボックス本体2
1と、中央部に乾留ガス排出孔27を設け前記ボックス
本体21の開口に嵌合手段24を介して取着される蓋体
26とを具備し、内部に被炭化物を収容して加熱室内の
炉床上に据置されるところに構成特徴があり、前記ボッ
クス本体21にその両端が前記加熱室内にそれぞれ開口
する水平方向の中空パイプ23aが備えてあったり、前
記ボックス本体21の中央部に前記乾留ガス排出孔27
よりも小径でありかつ上下方向の乾留ガス誘導パイプ2
3bを設けてあったり、前記ボックス本体の側壁または
底壁のいずれか又は両方が、波形状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭化炉(炭化装置)
内に収容される炭化用収納ボックスに関するものであ
り、より詳しくは、耐久性と熱効率に優れ、炭化炉自体
の小型化を図ることのできる炭化用収納ボックスに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炭化炉として代表的なものは、炭
化炉本体と、該炭化炉本体の開閉扉と対面する側面側が
開口する乾留ボックスと、前記乾留ボックス内に連通す
る乾留ガス供給路を介して供給された乾留ガスを燃焼す
る燃焼炉とから構成されているものがあり、耐熱鋼材製
のバスケット内に被炭化物を収容してバスケットととも
に乾留ボックス内に入れ、炭化炉本体並びに乾留ボック
スに共通の開閉扉を閉じてその両方を外気遮断するよう
になっていた。
【0003】一方、炭化炉本体の外部に再燃炉を装備
し、炭化炉本体から発生した燃焼ガスや乾留ガスをこの
燃焼炉に導いて再燃焼させるものも公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの炭化
炉にあっては、例えば木材、竹材等の植物材料のような
中級発熱被炭化物や、廃食品類、下水汚泥、塵芥などの
ような低級発熱被炭化物であると、これらを粉状、粒状
に粉砕しても繊維状物質の熱伝導率が小さく炭化に必要
な熱が伝わり難いため、熱効率が甚だ悪く、炭化に長時
間を要するとともに、乾留ボックス自体が変形し易く、
頻繁に補修修理する必要があった。
【0005】本発明はかかる実情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは、構造が簡単で容易に
製造でき、熱効率と耐久性に優れ、ランニングコストの
低減が図れるとともに、炭化炉(炭化装置)自体の小型
化を可能ならしめる炭化用収納ボックスを、簡単な構造
で提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が採用した手段は、請求項1の発明は、上面
に開口を有する有底のボックス本体と、中央部に乾留ガ
ス排出孔を設け前記ボックス本体の開口に嵌合手段を介
して取着される蓋体とを具備し、内部に被炭化物を収容
して加熱室内内の炉床上に据置されるところに特徴を有
する炭化用収納ボックスを、その要旨とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の炭化
用収納ボックスにおいて、前記ボックス本体の中央部
に、前記乾留ガス排出孔よりも小径でありかつ上下方向
の乾留ガス誘導パイプを設けたものを、その要旨とす
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項2に記載の炭化
用収納ボックスにおいて、前記乾留ガス誘導パイプの下
端部が下方に向かうにつれて拡径する円錐形状に形成さ
れているものを、その要旨とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の炭化用収納ボックスにおいて、前記ボックス
本体に、その両端が前記加熱室内にそれぞれ開口する水
平方向のパイプが備えられているものを、その要旨とす
る。
【0010】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の炭化用収納ボックスにおいて、前記ボックス
本体の側壁または底壁のいずれか又は両方が、波形状に
形成されているものを、その要旨とする。
【0011】各請求項に記載の炭化用収納ボックスは、
上面に開口を有する有底のボックス本体と、中央部に乾
留ガス排出孔を設け前記ボックス本体の開口に嵌合手段
を介して取着される蓋体とを有し、その内部に被炭化物
を収容して加熱室内に取付されるように構成されている
ため、炭化用収納ボックス自体が、従来の乾留ボックス
として作用する。
【0012】また、蓋体の中央部に乾留ガス排出孔が設
けてあるから、発生した乾留ガスはこの乾留ガス排出孔
から放出され、直ちに、加熱室の高温雰囲気に触れて燃
焼させることができる。
【0013】一方、ボックス本体と蓋体が、例えば凸、
凹構造のような嵌合手段を介して略一体化されているた
め、乾留ガスが多量に発生して内部が加圧状態になる
と、蓋体が茶釜蓋のように飛びはね、これにより、乾留
ガスを瞬時に抜き取りでき、蓋体は再びボックス本体の
蓋として作用する。すなわち、ボックス本体が変形し難
く、耐久性の向上が図れる(頻繁に補修修理する必要が
ない)。
【0014】さらに、従来の乾留ボックスが不要である
とともに、炭化炉本体の外部に例えば集塵装置のような
排ガス処理装置を装備する必要がないため、炭化炉自体
の小型化が図れるとともに、炭化炉本体と開閉扉とのシ
ール構造を簡略化でき、初期の設備費などの低減が図れ
る。
【0015】特に、請求項2及び3の発明に係る炭化用
収納ボックスによると、上記各作用に加えて、炭化用収
納ボックスの複数を段積みでき、種類の異なる複数の被
炭化物を同時的に炭化できるという作用が得られる。
【0016】請求項4の発明に係る炭化用収納ボックス
によると、前記ボックス本体に、その両端が加熱室内に
それぞれ開口する水平方向のパイプが備えられているた
め、上記各作用に加え、ボックス本体の内部まで加熱室
の高温雰囲気を提供できる。すなわち、熱効率の向上が
図れ、中級ないし低級の被炭化物で熱伝導率が小さいも
のであっても短時間で容易に炭化させることができる。
【0017】請求項5の発明に係る炭化用収納ボックス
によると、前記ボックス本体の側壁または底壁のいずれ
か又は両方が波形状に形成されているため、請求項4の
発明に係る炭化用収納ボックスよりも熱効率がさらに向
上する。
【0018】
【発明の実施の態様】以下、実施例により、本発明を具
体的に説明するが、これらはその代表的なものを例示し
たに過ぎず、本発明はこの実施例に限定されるものでは
ない。
【0019】図1は第1実施例の炭化用収納ボックス1
0の正面図である。図2は同炭化用収納ボックス10を
構成するボックス本体11の縦断面図であり、図3は同
収納ボックス10を構成する蓋体16の平面図、図4は
図3のA−A線に沿った縦断面図である。
【0020】図において、第1実施例の炭化用収納ボッ
クス10は、ボックス本体11と、中央部に乾留ガス排
出孔17を設け前記ボックス本体11の開口12に嵌合
手段14を介して取着される蓋体16とからなり、その
内部に被炭化物を収容して加熱室内の炉床上に据置され
る。
【0021】ボックス本体11は耐熱鋼材製であり、上
面が開口12する有底のボックス形状に形成されてお
り、対向する側壁間に複数の中空パイプ13が水平方向
に固着されている。また、開口12外周端には、嵌合用
のリング溝14aが形成されており、底壁外側にはリフ
ト用掛止部15aが備えられている。
【0022】蓋体16は耐熱鋼材製で、その中央部には
乾留ガス排出孔17が形成されている。また、外周端の
下方にリブ14bが設けてあり、上記リング溝14aに
衝止させることで、凸凹構造体(嵌合手段)14を形成
させるようになっている。蓋体16の上面にはリフト用
掛止部15bが備えられている。
【0023】ただし、嵌合手段14を限定するものでは
なく、蓋体の外周端部に、下方に向けて開口するリング
溝14’を設け、該リング溝14’と上記リング溝14
aを嵌合させる(図5)など、公知嵌合手段のすべてを
含むものとする。
【0024】また、前記ボックス本体の側壁または底壁
のいずれか又は両方を波形状に形成すると、熱による歪
みが吸収でき、ボックス本体11の変形などを阻止でき
るから、好適である。
【0025】つぎに、図6は第2実施例の炭化用収納ボ
ックス20の正面図である。図7は同炭化用収納ボック
ス20の平面図であり、図8はこの炭化用収納ボックス
20の複数個を段積みする状態を概略的に示す一部分解
正面図である。
【0026】図において、この炭化用収納ボックス20
に係わるボックス本体21は、上面が開口22を有する
有底のボックス形状に形成されている。ボックス本体2
1の中央部には、後述する蓋体26に設けた乾留ガス排
出孔よりも小径でありかつ上下方向に配した乾留ガス誘
導パイプ23bが備えてあり、対向する側壁間には複数
の中空パイプ23が水平方向に固着されている。なお、
第1実施例の炭化用収納ボックス10に係わるボックス
本体11と同様に、開口22外周端には嵌合用のリング
溝24aが形成されており、底壁外側にリフト用掛止部
25aが形成されている。
【0027】蓋体26の中央部には、乾留ガス誘導パイ
プ23bの外径よりもやや大径の乾留ガス排出孔27が
形成されている。ボックス本体21内で発生する乾留ガ
スは、乾留ガス排出孔27に乾留ガス誘導パイプ23b
を遊嵌させても隙間が形成されるため、この隙間を介し
て排出させることができる。
【0028】なお、蓋体26外周端の下方にリブ24b
が設けてあり、上記リング溝24aに衝止させることで
凸凹構造体(嵌合手段)24を形成させる点、底壁外側
ならびに蓋体26の上面に、リフト用掛止部25a、2
5bがそれぞれ備えてある点は、第1実施例の炭化用収
納ボックス10と同様である。
【0029】つぎに、図9は第3実施例の炭化用収納ボ
ックス30の正面図あり、図10はこの炭化用収納ボッ
クス30の複数個を段積み使用する様子を概略的に示す
要部縦断面図である。
【0030】この炭化用収納ボックス30は、前記ボッ
クス本体31に備えた乾留ガス誘導パイプ33bの下端
部が下方に向かうにつれて拡径する円錐形状に形成され
ている点を除き、炭化用収納ボックス20の構成と実質
的同一であり、その複数個を段積み使用できる。
【0031】ついで、本発明に係る炭化用収納ボックス
を使用した被炭化物の炭化方法を、第3実施例の炭化用
収納ボックス30を例にして説明する。
【0032】図11は本発明の炭化方法を実施するため
の一炭化炉(炭化装置)を概略的に示す要部横断面(平
面図)、図12は同炭化炉の要部断面図(正面図)、図
13は、同炭化炉の要部断面図(側面図)である。な
お、炭化用収納ボックス30は正確には記載されていな
い。
【0033】図において、炭化炉50は、側壁に燃焼バ
ーナー51aを装備した燃焼室51と、該燃焼室51に
連続し炭化用収納ボックス10が内部に取付される加熱
室52と、該加熱室52の開口52aの全面を封止して
外気を遮断する開閉扉53と、加熱室52の下方に設け
られ燃焼排ガスを煙突57に誘導する煙道55と、該煙
道55と煙突57の間に配設され、側壁に再燃バーナー
56aが装備された脱臭室56と、から構成されてお
り、脱臭室56の内部にはハニカム蓄熱体(図示しな
い)が配設されている。
【0034】燃焼室51及び加熱室52は、内側全面に
耐熱性断熱材を敷設した耐熱鋼製であり、加熱室52の
開口52a外周端部に開閉扉53の内面に当接する額縁
状の耐熱性断熱シール材(図示しない)が備えてある。
【0035】燃焼室51には、エアーを供給するための
燃焼用送風機51bがセットされており、燃焼用送風機
51bから空気供給しつつ燃焼させることもできるよう
になっている。ただし、被炭化物の種類や数量によって
は、この送風機51bを装備しなくてもよいことがあ
る。
【0036】加熱室52の炉床52bは、煙道55に連
通する複数の燃焼ガス取込孔54が形設された耐火れん
が製であり、煙道55の天上面を兼ねる構造となってい
る。
【0037】ハニカム蓄熱体は、耐熱ステンレス鋼や、
カーボランダム、ムライト若しくはアルミナセラミック
スなどから製造した耐熱性筒体(外径25〜150m
m、内径20〜100mm、長さ50〜200mm)を
互い違いに1〜6列に組み合わせてブロック状となし、
その複数を適宜間隔離して配設したもの等が例示できる
(図示しない)。
【0038】ハニカム蓄熱体に燃焼排気ガスを接触させ
ると、ダイオキシン類等の環境汚染物質や有害物質等を
より完全に燃焼、熱分解でき、これにより、環境汚染物
質や有害物質等の無毒化や、悪臭、異臭成分の脱臭およ
び無煙化できるから好ましい。
【0039】加熱室52内の炉床52b上に、被炭化物
を収容した炭化用収納ボックス30を3段積みにして載
置し、開閉扉を閉めて外気の侵入を遮断して、燃焼バー
ナー51aを点火,燃焼バーナーから燃焼室51内に燃
焼炎を噴射させながら加熱室52を高温雰囲気にする
と、被炭化物が間接的に加熱でき、これにより、乾留ガ
スを発生させることができる。
【0040】発生した乾留ガスは、蓋体36の中央部に
設けた乾留ガス排出孔37から加熱室52内に排出さ
れ、直ちに、加熱室52の高温雰囲気に触れて燃焼す
る。
【0041】この場合、対向する側壁間に複数の中空パ
イプ33が水平方向に固着されているため、中空パイプ
33内に加熱室内の高温ガスを自在通過させることがで
きるため、炭化用収納ボックス30の中心部を効率的に
加熱させることができる。すなわち、熱効率の向上が図
れ、中級ないし低級の被炭化物で熱伝導率が小さいもの
であっても短時間で簡単に炭化させることができる。
【0042】また、ボックス本体と蓋体は嵌合手段を介
して略一体化されているため、多量の乾留ガスが発生し
て内部が加圧状態になると、蓋体が茶釜蓋のように飛び
はね、これにより、乾留ガスを瞬時に抜き取りでき、蓋
体は再びボックス本体の蓋として作用する。すなわち、
ボックス本体が変形し難く、耐久性の向上が図れる(頻
繁に補修修理する必要がない)。
【0043】一方、最下段の炭化用収納ボックスから排
出された乾留ガスは、中段の収納ボックスに備えた上下
方向の乾留ガス誘導パイプを介して上方に向けて誘導さ
れ、中段の収納ボックスから排出された乾留ガスと混合
し、さらに、最上段の収納ボックスに備えた乾留ガス誘
導パイプを介して誘導され、最上段の収納ボックスとも
混合して加熱室内に排出され、直ちに、加熱室内でその
すべてを燃焼させることができるのである。
【0044】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係る炭化用収納
ボックスは、上面に開口を有する有底のボックス本体
と、中央部に乾留ガス排出孔を設け前記ボックス本体の
開口に嵌合手段を介して取着される蓋体とを具備し、内
部に被炭化物を収容して加熱室内の炉床上に据置される
ところに構成特徴を有し、炭化用収納ボックスを使用す
ることにより、還元雰囲気下ではなく酸化雰囲気にて被
炭化物を炭化できるという、従来にない作用効果を奏す
るものである。
【0045】したがって、従来の乾留ボックスが不要と
なり、例えば集塵装置のような排ガス処理装置を装備す
る必要がなく、炭化炉本体と開閉扉との誠に厄介なシー
ル構造を簡略化できるため、炭化炉自体の小型化が図れ
るとともに、初期の設備透視費などの低減が図れ、しか
もランニングコストを削減させることができる。
【0046】特に、請求項2及び3の発明に係る炭化用
収納ボックスによると、上記各作用に加えて、炭化用収
納ボックスの複数を段積みでき、種類の異なる複数の被
炭化物を同時的に炭化できる。
【0047】請求項4の発明に係る炭化用収納ボックス
によると、前記ボックス本体に、その両端が加熱室内に
それぞれ開口する水平方向のパイプが備えられているた
め、熱効率の向上が図れ、ボックス本体の内部まで簡単
且つ均等に高温にすることができ、これにより、中級な
いし低級の被炭化物で熱伝導率が小さいものであっても
短時間で容易に炭化させることができる。
【0048】また、請求項5の発明に係る炭化用収納ボ
ックスによると、前記ボックス本体の側壁または底壁の
いずれか又は両方が波形状に形成されているため、請求
項4の発明に係る炭化用収納ボックスよりも熱効率がさ
らに向上する等、実効性に優れた作用効果を奏するので
ある。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例の炭化用収納ボックスの正面
図である。
【図2】図2は同炭化用収納ボックスを構成するボック
ス本体の縦断面図である。
【図3】図3は同収納ボックスを構成する蓋体の平面図
である。
【図4】図4は図3のA−A線に沿った縦断面図であ
る。
【図5】図5は、本発明に係わる他の嵌合手段を示す要
部断面図である。
【図6】図6は第2実施例の炭化用収納ボックスの正面
図である。
【図7】図7は同炭化用収納ボックスの平面図である。
【図8】図8は同炭化用収納ボックスの複数個を段積み
する状態を概略的に示す一部分解正面図である。
【図9】図9は第3実施例の炭化用収納ボックスの正面
図ある。
【0059】
【図10】図10は同炭化用収納ボックスの複数個を段
積み使用する様子を概略的に示す要部縦断面図である。
【0060】
【図11】図11は本発明の炭化方法を実施するための
一炭化炉を概略的に示す要部横断面(平面図)である。
同炭化用収納ボックスが3段積みで収容されている。
【0061】
【図12】図12は同炭化炉の要部断面図(正面図)で
ある。炭化用収納ボックスは正確に記載されていない。
【0062】
【図13】図13は、同炭化炉の要部断面図(側面図)
である。炭化用収納ボックスは正確に記載されていな
い。
【0063】
【符号の説明】
10 … 第1実施例の炭化用収納ボックス 11 … ボックス本体 12 … 開口 13 … 中空パイプ 14 … 嵌合手段 14’… リング溝(凹部) 14a… リング溝(凹部) 15a… リフト用掛止部 15b… リフト用掛止部 16 … 蓋体 17 … 乾留ガス排出孔 20 … 第2実施例の炭化用収納ボックス 21 … ボックス本体 22 … 開口 23 … 中空パイプ 23b… 乾留ガス誘導パイプ 24 … 嵌合手段 24a… リング溝(凹部) 24b… リブ(凸部) 25a… リフト用掛止部 25b… リフト用掛止部 26 … 蓋体 27 … 乾留ガス排出孔 30 … 第3実施例の炭化用収納ボックス 31 … ボックス本体 32 … 開口 33 … 中空パイプ 33b… 乾留ガス誘導パイプ 34 … 嵌合手段 34a… リング溝(凹部) 34b… リブ(凸部) 35a… リフト用掛止部 35b… リフト用掛止部 36 … 蓋体 37 … 乾留ガス排出孔 50 … 炭化炉 51 … 燃焼室 51a… 燃焼バーナー 51b… 燃焼用送風機 52 … 加熱室 52a… 開口 52b… 炉床 53 … 開閉扉 54 … 燃焼ガス取込孔 55 … 煙道 56 … 脱臭室 56a… 再燃バーナー 57 … 煙突
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板津 雅春 岐阜県美濃加茂市本郷町9丁目18番37号 株式会社シー・ワイ・シー内 (72)発明者 板津 博之 岐阜県美濃加茂市本郷町9丁目18番37号 株式会社シー・ワイ・シー内 (72)発明者 板津 孝治 岐阜県美濃加茂市本郷町9丁目18番37号 株式会社シー・ワイ・シー内 Fターム(参考) 4H012 HA02 JA01 4K061 AA03 CA08 DA01 FA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に開口を有する有底のボックス本体
    と、中央部に乾留ガス排出孔を設け前記ボックス本体の
    開口に嵌合手段を介して取着される蓋体と、を具備し、
    内部に被炭化物を収容して加熱室内の炉床上に据置され
    ることを特徴とする炭化用収納ボックス。
  2. 【請求項2】前記ボックス本体の中央部に、前記乾留ガ
    ス排出孔よりも小径でありかつ上下方向の乾留ガス誘導
    パイプを設けたことを特徴とする請求項1記載の炭化用
    収納ボックス。
  3. 【請求項3】前記乾留ガス誘導パイプの下端部が下方に
    向かうにつれて拡径する円錐形状に形成されていること
    を特徴とする請求項2記載の炭化用収納ボックス。
  4. 【請求項4】前記炭化用収納ボックスにおいて、 前記ボックス本体に、その両端が前記加熱室内にそれぞ
    れ開口する水平方向のパイプが備えられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭化用収納ボ
    ックス。
  5. 【請求項5】前記炭化用収納ボックスにおいて、 前記ボックス本体の側壁または底壁のいずれか又は両方
    が、波形状に形成されていることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の炭化用収納ボックス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010001471A (ja) * 2008-05-23 2010-01-07 Aoki Mitsuru Shoji:Kk 乾溜装置および乾溜油化システム
KR101944524B1 (ko) * 2018-06-11 2019-02-01 한국지질자원연구원 금속 산화물의 환원 및 탄질화 열처리용 도가니

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010001471A (ja) * 2008-05-23 2010-01-07 Aoki Mitsuru Shoji:Kk 乾溜装置および乾溜油化システム
KR101944524B1 (ko) * 2018-06-11 2019-02-01 한국지질자원연구원 금속 산화물의 환원 및 탄질화 열처리용 도가니

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