JPH0810733Y2 - 塵芥焼却装置 - Google Patents
塵芥焼却装置Info
- Publication number
- JPH0810733Y2 JPH0810733Y2 JP1991056661U JP5666191U JPH0810733Y2 JP H0810733 Y2 JPH0810733 Y2 JP H0810733Y2 JP 1991056661 U JP1991056661 U JP 1991056661U JP 5666191 U JP5666191 U JP 5666191U JP H0810733 Y2 JPH0810733 Y2 JP H0810733Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incinerator
- partition plate
- dust
- deodorizing
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、厨芥などの塵芥焼却装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】厨芥などの塵芥を焼却する装置では、排
出ガス中に含まれる臭気を脱臭するため、排出ガスの通
路にヒーターを配置して300〜400℃に加熱して酸
化触媒と接触させて臭気を消す装置が一般に用いられて
いる。しかし排出ガス中には煤などの微粒子がふくまれ
ているので、脱臭装置に入れる排出ガスを脱塵装置を通
してから脱臭装置に入れても、完全に排出ガス中の微細
粒子を除去出来ないので、この微粒子が触媒に付着して
触媒の作用を短期に低下させるだけでなく、排出ガス中
に含まれる有機物質、ハロゲン、金属蒸気などにより、
触媒が被毒される問題があり、脱臭を効率よく行うため
には、排出ガスの温度や流速を適正に管理しなければな
らないため、装置が複雑大型となり、脱臭処理に費用が
かかる問題があった。
出ガス中に含まれる臭気を脱臭するため、排出ガスの通
路にヒーターを配置して300〜400℃に加熱して酸
化触媒と接触させて臭気を消す装置が一般に用いられて
いる。しかし排出ガス中には煤などの微粒子がふくまれ
ているので、脱臭装置に入れる排出ガスを脱塵装置を通
してから脱臭装置に入れても、完全に排出ガス中の微細
粒子を除去出来ないので、この微粒子が触媒に付着して
触媒の作用を短期に低下させるだけでなく、排出ガス中
に含まれる有機物質、ハロゲン、金属蒸気などにより、
触媒が被毒される問題があり、脱臭を効率よく行うため
には、排出ガスの温度や流速を適正に管理しなければな
らないため、装置が複雑大型となり、脱臭処理に費用が
かかる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、焼却と同時
に脱臭できる小型簡単で安価な塵芥焼却装置を提供する
ことを課題とするものである。
に脱臭できる小型簡単で安価な塵芥焼却装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の塵芥焼却装置
は、焼却すべき塵芥を収容する焼却室と、焼却室の上部
空間に一側辺を解放し他の三側辺を焼却室の三方の側壁
に接して設けた耐熱性材料からなる区画板と、区画板の
上方に設けられ区画板からの輻射熱で塵芥を燃焼させる
ように区画板を加熱する加熱器と、加熱器と区画板の間
に構成される脱臭路と、区画板の解放された一側辺と反
対側に脱臭路に連通して設けた排気口と、区画板の解放
された一側辺と反対側に焼却室に連通して設けた吸気口
とを備えたことを特徴とする。
は、焼却すべき塵芥を収容する焼却室と、焼却室の上部
空間に一側辺を解放し他の三側辺を焼却室の三方の側壁
に接して設けた耐熱性材料からなる区画板と、区画板の
上方に設けられ区画板からの輻射熱で塵芥を燃焼させる
ように区画板を加熱する加熱器と、加熱器と区画板の間
に構成される脱臭路と、区画板の解放された一側辺と反
対側に脱臭路に連通して設けた排気口と、区画板の解放
された一側辺と反対側に焼却室に連通して設けた吸気口
とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案では、加熱器で生じた熱は耐熱性材料か
らなる区画板を熱し、熱せられた区画板から放射される
輻射熱により、焼却室に入れた塵芥を加熱して塵芥を燃
焼させる。燃焼に必要な空気は焼却室の片側に設けられ
た吸気口から入り燃焼ガスとなって他側から区画板と加
熱器との間に形成された脱臭路に入る。脱臭路は加熱器
により直接熱せられ、焼却室より高温になっていること
と、この脱臭路を一端から他端に通過する間の時間が与
えられることから、臭気成分が酸化分解するために十分
な温度と時間が与えられることにより、臭気成分は酸化
分解され臭気のない燃焼ガスにして排気口から排出する
ことが出来る。従って、煤や塵埃が燃焼ガスに混ざって
いても脱臭には差し支えを生じない。煤や塵埃などは必
要ならば、排気口から出て温度が低下した位置で集塵装
置や洗浄装置を通過させ燃焼ガス中の粒子や有害ガス成
分を除去すればよい。このような構成になるので、装置
として安価な脱臭燃焼装置を提供出来、また保守費用も
安価である。
らなる区画板を熱し、熱せられた区画板から放射される
輻射熱により、焼却室に入れた塵芥を加熱して塵芥を燃
焼させる。燃焼に必要な空気は焼却室の片側に設けられ
た吸気口から入り燃焼ガスとなって他側から区画板と加
熱器との間に形成された脱臭路に入る。脱臭路は加熱器
により直接熱せられ、焼却室より高温になっていること
と、この脱臭路を一端から他端に通過する間の時間が与
えられることから、臭気成分が酸化分解するために十分
な温度と時間が与えられることにより、臭気成分は酸化
分解され臭気のない燃焼ガスにして排気口から排出する
ことが出来る。従って、煤や塵埃が燃焼ガスに混ざって
いても脱臭には差し支えを生じない。煤や塵埃などは必
要ならば、排気口から出て温度が低下した位置で集塵装
置や洗浄装置を通過させ燃焼ガス中の粒子や有害ガス成
分を除去すればよい。このような構成になるので、装置
として安価な脱臭燃焼装置を提供出来、また保守費用も
安価である。
【0006】
【実施例】図1に本考案による塵芥焼却装置の一実施例
の断面図を示す。焼却室1は耐熱金属板で箱形に形成さ
れ、その外側は断熱材と外板で囲まれている。焼却室1
の上方には焼却室1の底面に面して電熱線3をセラミッ
クフアイバー内に埋設した板状の加熱器2が配置されて
いる。焼却室1と加熱器2との間には、耐熱金属板やセ
ラミックス又は両者からなる耐熱材料で作られた区画板
6が加熱器2との間に脱臭路5を形成するように間隔を
置いて配置されている。区画板6は三方の側壁と接して
設けられ、一方側だけで焼却室1と連通されている。こ
の脱臭路5と焼却室1との連通側と反対側に焼却室1へ
の空気の吸気口7が設けられている。
の断面図を示す。焼却室1は耐熱金属板で箱形に形成さ
れ、その外側は断熱材と外板で囲まれている。焼却室1
の上方には焼却室1の底面に面して電熱線3をセラミッ
クフアイバー内に埋設した板状の加熱器2が配置されて
いる。焼却室1と加熱器2との間には、耐熱金属板やセ
ラミックス又は両者からなる耐熱材料で作られた区画板
6が加熱器2との間に脱臭路5を形成するように間隔を
置いて配置されている。区画板6は三方の側壁と接して
設けられ、一方側だけで焼却室1と連通されている。こ
の脱臭路5と焼却室1との連通側と反対側に焼却室1へ
の空気の吸気口7が設けられている。
【0007】また脱臭路5の焼却室1との連通側と反対
側に排気口4が設けられている。排気口4には燃焼室1
での燃焼を制御するためのダンパー11が設けられてい
る。燃焼室1の吸気口7と反対側には焼却するための塵
芥を挿入するための扉8が設けられている。燃焼室1の
底壁の下には吸気口7に空気を予熱して供給できるよう
に空気通路12が設けられ、焼却室1の中央部の丁度下
に位置する空気通路12の天井には温度センサー13が
取り付けられている。
側に排気口4が設けられている。排気口4には燃焼室1
での燃焼を制御するためのダンパー11が設けられてい
る。燃焼室1の吸気口7と反対側には焼却するための塵
芥を挿入するための扉8が設けられている。燃焼室1の
底壁の下には吸気口7に空気を予熱して供給できるよう
に空気通路12が設けられ、焼却室1の中央部の丁度下
に位置する空気通路12の天井には温度センサー13が
取り付けられている。
【0008】この実施例の装置では、焼却塵芥10はパ
レット9に入れ扉8を開いてパレット9ごと焼却室1に
装入される。扉8を閉じて加熱器2の電熱線3に電流を
流し、区画板6を介してパレット9上の焼却塵芥10を
加熱する。燃焼に必要な空気は自然対流で燃焼室1に供
給され、焼却塵芥10が燃焼される。燃焼ガスは脱臭路
5に入り、一端から他端に通過する間に加熱酸化され脱
臭され、排気口4から無臭の燃焼ガスとなって排出され
る。焼却塵芥10の焼却がおわると、パレット9の上は
灰だけとなるので、パレット9の底を介して焼却室1の
底面の温度が上昇する。この温度上昇を温度センサー1
3により検知して電熱線3への電流の供給を停止でき
る。パレット9内の残った灰は、扉8を開きパレット9
とともに外に取り出す。なお加熱器2はセラミック板を
ガスバーナーで加熱する構造などのものであってもよ
い。
レット9に入れ扉8を開いてパレット9ごと焼却室1に
装入される。扉8を閉じて加熱器2の電熱線3に電流を
流し、区画板6を介してパレット9上の焼却塵芥10を
加熱する。燃焼に必要な空気は自然対流で燃焼室1に供
給され、焼却塵芥10が燃焼される。燃焼ガスは脱臭路
5に入り、一端から他端に通過する間に加熱酸化され脱
臭され、排気口4から無臭の燃焼ガスとなって排出され
る。焼却塵芥10の焼却がおわると、パレット9の上は
灰だけとなるので、パレット9の底を介して焼却室1の
底面の温度が上昇する。この温度上昇を温度センサー1
3により検知して電熱線3への電流の供給を停止でき
る。パレット9内の残った灰は、扉8を開きパレット9
とともに外に取り出す。なお加熱器2はセラミック板を
ガスバーナーで加熱する構造などのものであってもよ
い。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、一つの加熱器で焼却と
同時に脱臭ができ、小型簡単で安価な塵芥焼却装置を提
供することができる。
同時に脱臭ができ、小型簡単で安価な塵芥焼却装置を提
供することができる。
【図1】本考案による塵芥焼却装置の一実施例の断面図
である。
である。
1 焼却室 2 加熱器 3 電熱線 4 排気口 5 脱臭路 6 区画板 7 吸気口 8 扉 9 パレット 10 焼却塵芥 11 ダンパー 12 空気通路 13 温度センサー
Claims (2)
- 【請求項1】 焼却すべき塵芥を収容する焼却室と、焼
却室の上部空間に一側辺を解放し他の三側辺を焼却室の
三方の側壁に接して設けた耐熱性材料からなる区画板
と、区画板の上方に設けられ区画板からの輻射熱で塵芥
を燃焼させるように区画板を加熱する加熱器と、加熱器
と区画板の間に構成される脱臭路と、区画板の解放され
た一側辺と反対側に脱臭路に連通して設けた排気口と、
区画板の解放された一側辺と反対側に焼却室に連通して
設けた吸気口とを備えた塵芥焼却装置。 - 【請求項2】 焼却室の下に形成された吸気口へ連通す
る空気通路と、焼却室中央部の下の空気通路の天井に設
けた温度センサーとを備えている請求項1に記載の塵芥
焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056661U JPH0810733Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 塵芥焼却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056661U JPH0810733Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 塵芥焼却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072717U JPH072717U (ja) | 1995-01-17 |
JPH0810733Y2 true JPH0810733Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=13033577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991056661U Expired - Lifetime JPH0810733Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 塵芥焼却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810733Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50101605U (ja) * | 1974-02-02 | 1975-08-22 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523938Y2 (ja) * | 1988-02-23 | 1993-06-18 | ||
JPH01178424U (ja) * | 1988-05-27 | 1989-12-20 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP1991056661U patent/JPH0810733Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072717U (ja) | 1995-01-17 |
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