JP2001141216A - ゴミ焼却機 - Google Patents
ゴミ焼却機Info
- Publication number
- JP2001141216A JP2001141216A JP32607699A JP32607699A JP2001141216A JP 2001141216 A JP2001141216 A JP 2001141216A JP 32607699 A JP32607699 A JP 32607699A JP 32607699 A JP32607699 A JP 32607699A JP 2001141216 A JP2001141216 A JP 2001141216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incinerator
- far
- exhaust gas
- infrared radiator
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/12—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating using gaseous or liquid fuel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2202/00—Combustion
- F23G2202/70—Combustion with application of specific energy
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミの燃焼に伴う排ガスを無煙・無臭にする
ことができるゴミ焼却機を提供する。 【解決手段】 第１の遠赤外線放射体３２を固着した保
温壁３を焼却釜２及び燃焼室５を囲繞するように配設
し、熱交換器４を保温壁３を囲繞するように配設して、
保温壁３と焼却釜２との間に内側煙道部７を形成すると
ともに、保温壁３と熱交換器４との間に排ガスの対流室
となる外側煙道部９を形成する。内側煙道部７と外側煙
道部９との連通部８上部を第２の遠赤外線放射体である
保温部材７２で覆って、遠赤外線による２次加熱により
無煙・無臭とする。好ましくは、保温壁３を略円筒状
に、熱交換器４を平面視矩形の筒状に形成して、外側煙
道部９の容積を大きくし、排ガスの対流時間を長くす
る。
ことができるゴミ焼却機を提供する。 【解決手段】 第１の遠赤外線放射体３２を固着した保
温壁３を焼却釜２及び燃焼室５を囲繞するように配設
し、熱交換器４を保温壁３を囲繞するように配設して、
保温壁３と焼却釜２との間に内側煙道部７を形成すると
ともに、保温壁３と熱交換器４との間に排ガスの対流室
となる外側煙道部９を形成する。内側煙道部７と外側煙
道部９との連通部８上部を第２の遠赤外線放射体である
保温部材７２で覆って、遠赤外線による２次加熱により
無煙・無臭とする。好ましくは、保温壁３を略円筒状
に、熱交換器４を平面視矩形の筒状に形成して、外側煙
道部９の容積を大きくし、排ガスの対流時間を長くす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に生ゴミを焼却
するゴミ焼却機に関し、詳しくは、ゴミの燃焼に伴う煙
や臭気を無くすことのできる小型のゴミ焼却機に関す
る。
するゴミ焼却機に関し、詳しくは、ゴミの燃焼に伴う煙
や臭気を無くすことのできる小型のゴミ焼却機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、ゴミを燃焼させた際に出る排ガス
を無煙・無臭にするために、アフターバーナを設けて排
ガスを２次燃焼させる技術が知られている。例えば、特
開平７−２２５０１５号公報に示すように、１次燃焼室
に連設された２次燃焼室に２次燃焼バーナを配設し、１
次燃焼室で発生した排ガスを２次燃焼バーナによって完
全燃焼させて無煙化を図るものがある。
を無煙・無臭にするために、アフターバーナを設けて排
ガスを２次燃焼させる技術が知られている。例えば、特
開平７−２２５０１５号公報に示すように、１次燃焼室
に連設された２次燃焼室に２次燃焼バーナを配設し、１
次燃焼室で発生した排ガスを２次燃焼バーナによって完
全燃焼させて無煙化を図るものがある。
【０００３】また、遠赤外線放射材を焼却機内に配置
し、遠赤外線による２次加熱により無煙にする技術も知
られている。例えば特開平７−３２４７１９号公報に示
すように、焼却炉の燃焼室内に網筒を内装し、網筒と燃
焼室の内壁間に遠赤外線放射材を充填したものがある。
この焼却炉では、網筒内でゴミを燃焼し、発生した排ガ
スが遠赤外線放射材の層を通過しつつ上昇することによ
り完全燃焼されて外気中に放出されるようになってい
る。
し、遠赤外線による２次加熱により無煙にする技術も知
られている。例えば特開平７−３２４７１９号公報に示
すように、焼却炉の燃焼室内に網筒を内装し、網筒と燃
焼室の内壁間に遠赤外線放射材を充填したものがある。
この焼却炉では、網筒内でゴミを燃焼し、発生した排ガ
スが遠赤外線放射材の層を通過しつつ上昇することによ
り完全燃焼されて外気中に放出されるようになってい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者公報に記
載のゴミ焼却機では、２次燃焼室や２次燃焼バーナが必
要なので、装置が大型になるばかりでなく、燃焼コスト
が高くなり、小型のゴミ燃焼機には不適当であった。
載のゴミ焼却機では、２次燃焼室や２次燃焼バーナが必
要なので、装置が大型になるばかりでなく、燃焼コスト
が高くなり、小型のゴミ燃焼機には不適当であった。
【０００５】また、後者公報に記載のゴミ焼却機では、
煙突が燃焼室の直上に設けられているため、排ガスが速
い速度で上方に向かって通過してしまうので、十分に遠
赤外線の放射を受けないまま煙突から外部に放出され、
完全燃焼せず無煙にはできない虞があった。
煙突が燃焼室の直上に設けられているため、排ガスが速
い速度で上方に向かって通過してしまうので、十分に遠
赤外線の放射を受けないまま煙突から外部に放出され、
完全燃焼せず無煙にはできない虞があった。
【０００６】この発明は、上述した問題を解決するもの
であり、その目的は、アフターバーナを設けることな
く、ゴミの燃焼によって排出される排ガスを無煙・無臭
にすることができるゴミ焼却機を提供することである。
であり、その目的は、アフターバーナを設けることな
く、ゴミの燃焼によって排出される排ガスを無煙・無臭
にすることができるゴミ焼却機を提供することである。
【０００７】また、他の目的は、排ガスの熱を利用して
温水を得るとともに、排ガスの温度を下げ、焼却機の周
囲の温度の上昇を抑えることができるゴミ焼却機を提供
することである。
温水を得るとともに、排ガスの温度を下げ、焼却機の周
囲の温度の上昇を抑えることができるゴミ焼却機を提供
することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のゴミ焼却機は、
焼却釜と、前記焼却釜の下方に配設された燃焼室と、前
記焼却釜及び前記燃焼室を囲繞するように配設された第
１の遠赤外線放射体と、前記第１の遠赤外線放射体を囲
繞するように配設された熱交換器と、前記第１の遠赤外
線放射体と前記焼却釜との間に形成された内側煙道部
と、前記第１の遠赤外線放射体と前記熱交換器との間に
形成され、前記内側煙道部に連通された外側煙道部と、
前記内側煙道部と前記外側煙道部の連通部の上部に配設
された第２の遠赤外線放射体と、前記連通部又は前記内
側煙道部に面するように前記焼却釜に配設された排気吐
出口と、を有することを特徴とする。
焼却釜と、前記焼却釜の下方に配設された燃焼室と、前
記焼却釜及び前記燃焼室を囲繞するように配設された第
１の遠赤外線放射体と、前記第１の遠赤外線放射体を囲
繞するように配設された熱交換器と、前記第１の遠赤外
線放射体と前記焼却釜との間に形成された内側煙道部
と、前記第１の遠赤外線放射体と前記熱交換器との間に
形成され、前記内側煙道部に連通された外側煙道部と、
前記内側煙道部と前記外側煙道部の連通部の上部に配設
された第２の遠赤外線放射体と、前記連通部又は前記内
側煙道部に面するように前記焼却釜に配設された排気吐
出口と、を有することを特徴とする。
【０００９】また、前記第１の遠赤外線放射体が略円筒
状に形成され、前記熱交換器が平面視矩形の筒状に形成
されることを特徴とする。
状に形成され、前記熱交換器が平面視矩形の筒状に形成
されることを特徴とする。
【００１０】さらに、前記外側煙道部の下部に通風口が
配設され、前記通風口にダンパが配設されることを特徴
とする。
配設され、前記通風口にダンパが配設されることを特徴
とする。
【００１１】また、前記焼却釜に空気吹き出し口が配設
され、前記空気吹き出し口に送風管を介して送風機が連
結され、前記空気吹き出し口から空気が入らないように
前記送風管に開閉可能な遮断部材が配設されることを特
徴とする。
され、前記空気吹き出し口に送風管を介して送風機が連
結され、前記空気吹き出し口から空気が入らないように
前記送風管に開閉可能な遮断部材が配設されることを特
徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１３】ゴミ焼却機１は、図１〜３に示すように、
箱体１１の内部に配置された焼却釜２と、焼却釜２の下
方に設けられた燃焼室５と、焼却釜２及び燃焼室５を所
定の間隔を置いて囲繞する保温壁３と、保温壁３を所定
の間隔を置いて囲繞する熱交換器４と、焼却釜２に空気
を送り込むための送風機２７とを備えて構成されてい
る。さらにゴミ焼却機１は、箱体１１の上面を覆う開閉
蓋１２及び開閉蓋１２を支持する蓋部材１４と、箱体１
１の背面に隣接して設けられた排気筒６と、排気筒６の
上方に配設され熱交換器４に連結されたタンク４４とを
備えて構成されている。
箱体１１の内部に配置された焼却釜２と、焼却釜２の下
方に設けられた燃焼室５と、焼却釜２及び燃焼室５を所
定の間隔を置いて囲繞する保温壁３と、保温壁３を所定
の間隔を置いて囲繞する熱交換器４と、焼却釜２に空気
を送り込むための送風機２７とを備えて構成されてい
る。さらにゴミ焼却機１は、箱体１１の上面を覆う開閉
蓋１２及び開閉蓋１２を支持する蓋部材１４と、箱体１
１の背面に隣接して設けられた排気筒６と、排気筒６の
上方に配設され熱交換器４に連結されたタンク４４とを
備えて構成されている。
【００１４】箱体１１はステンレス等で形成され、図１
に示すように、焼却釜２を囲繞する上部１１ａと、メイ
ンバーナ５１や送風管２６等が配置される下部１１ｂと
から構成されている。上部１１ａは平面視矩形の筒状に
形成され、下部１１ｂは、底面をなす平面視矩形のベー
ス板８２の四隅に脚部材８４が立設されて上部１１ａを
支持している。下部１１ｂの前面、背面、及び両側面が
開口されているのはバックファイア発生時に圧力波を逃
がすためである。ベース板８２の下部の四隅にはキャス
タ１８が配設されている。上部１１ａの内面にはアスベ
ストボード等の断熱材で形成された断熱板８１が固着さ
れ、図３及び図４に示すように、前面及び両側面の断熱
板８１の下方には矩形の通風口１５が設けられている。
通風口１５には、開口率約６０％でパンチングされた矩
形プレート状のダンパ１６が、その上端部が通風口１５
の上部で箱体１１に枢着されることにより、開閉可能に
配設されている。また、図４に示すように、上部１１ａ
の前面（図中右方）には操作盤１９及び燃焼室５の様子
を確認するための覗窓２０が配置されている。
に示すように、焼却釜２を囲繞する上部１１ａと、メイ
ンバーナ５１や送風管２６等が配置される下部１１ｂと
から構成されている。上部１１ａは平面視矩形の筒状に
形成され、下部１１ｂは、底面をなす平面視矩形のベー
ス板８２の四隅に脚部材８４が立設されて上部１１ａを
支持している。下部１１ｂの前面、背面、及び両側面が
開口されているのはバックファイア発生時に圧力波を逃
がすためである。ベース板８２の下部の四隅にはキャス
タ１８が配設されている。上部１１ａの内面にはアスベ
ストボード等の断熱材で形成された断熱板８１が固着さ
れ、図３及び図４に示すように、前面及び両側面の断熱
板８１の下方には矩形の通風口１５が設けられている。
通風口１５には、開口率約６０％でパンチングされた矩
形プレート状のダンパ１６が、その上端部が通風口１５
の上部で箱体１１に枢着されることにより、開閉可能に
配設されている。また、図４に示すように、上部１１ａ
の前面（図中右方）には操作盤１９及び燃焼室５の様子
を確認するための覗窓２０が配置されている。
【００１５】焼却釜２は、図３に示すようにチタン材等
の耐熱材で有底円筒状に形成され、箱体上部１１ａの内
部中央に着脱可能に配置されている。焼却釜２には、後
述する内側煙道部７と外側煙道部９との間に形成される
連通部８に面するように、上部に排気吐出口２１が円周
方向に沿って複数個設けられている。また、焼却釜２の
上端付近には全周にわたって外方に向かって突出する鍔
２５が取り付けられ、鍔２５が箱体１１の上面に配置さ
れた蓋部材１４の内周部１４ａに支持されることによ
り、焼却釜２は箱体１１内に収納される。焼却釜２の底
部中央には、送風機２７から送風される空気を焼却釜２
内に吹き出すための空気吹き出し口２３が形成され、空
気吹き出し口２３の中央に、焼却釜２内の温度を検出す
るための比例サーモスタット２４が、先端を焼却釜２内
に突出するように挿入されている。焼却釜２の上方開口
部は、鋳物等で形成された開閉蓋１２で閉じられている
燃焼室５は、図３及び図４に示すように、保温壁３の内
部の焼却釜２の下方に配置され、保温壁３によって外部
と略遮断されている。燃焼室５には、図１に示すように
管路５３、バルブ５４、及びガスガバナ５５を介してガ
ス供給管５６に接続されたメインバーナ５１と、パイロ
ットバーナ５２（図３参照）が配設されている。管路５
３の途中には、空気とガスを混合するためブロアー５８
に接続されたミックスバルブ５７がモータ５９により制
御されるように配設されている。
の耐熱材で有底円筒状に形成され、箱体上部１１ａの内
部中央に着脱可能に配置されている。焼却釜２には、後
述する内側煙道部７と外側煙道部９との間に形成される
連通部８に面するように、上部に排気吐出口２１が円周
方向に沿って複数個設けられている。また、焼却釜２の
上端付近には全周にわたって外方に向かって突出する鍔
２５が取り付けられ、鍔２５が箱体１１の上面に配置さ
れた蓋部材１４の内周部１４ａに支持されることによ
り、焼却釜２は箱体１１内に収納される。焼却釜２の底
部中央には、送風機２７から送風される空気を焼却釜２
内に吹き出すための空気吹き出し口２３が形成され、空
気吹き出し口２３の中央に、焼却釜２内の温度を検出す
るための比例サーモスタット２４が、先端を焼却釜２内
に突出するように挿入されている。焼却釜２の上方開口
部は、鋳物等で形成された開閉蓋１２で閉じられている
燃焼室５は、図３及び図４に示すように、保温壁３の内
部の焼却釜２の下方に配置され、保温壁３によって外部
と略遮断されている。燃焼室５には、図１に示すように
管路５３、バルブ５４、及びガスガバナ５５を介してガ
ス供給管５６に接続されたメインバーナ５１と、パイロ
ットバーナ５２（図３参照）が配設されている。管路５
３の途中には、空気とガスを混合するためブロアー５８
に接続されたミックスバルブ５７がモータ５９により制
御されるように配設されている。
【００１６】箱体１１の下部には、図１及び図３に示す
ように送風機２７が配設されており、送風機２７には送
風管２６の一端が連結されている。送風管２６の他端は
上方と下方に延設されて略Ｔ字形に形成され、上方部が
空気吹き出し口２３に連結されるとともに、下方部が箱
体１１の下方に突出し、その下端部に灰落下口２６ａが
形成されている。送風管２６の送風機２７側の内部に
は、図２及び図３に示すように、送風量を調節するとと
もに空気を遮断するための遮断部材として略円状の送風
ダンパ２９が設けられている。送風ダンパ２９は、送風
管２６の側方に配置されたダンパモータ３０に連結され
開閉量が調節される。灰落下口２６ａの下方には、図３
に示すように、灰落下口２６ａを開閉するとともに空気
を遮断するための遮断部材として平面視略矩形のシャッ
タ８３が開閉可能に配置され、その下方には下部灰受け
皿２８が引き出し可能に配置されている。
ように送風機２７が配設されており、送風機２７には送
風管２６の一端が連結されている。送風管２６の他端は
上方と下方に延設されて略Ｔ字形に形成され、上方部が
空気吹き出し口２３に連結されるとともに、下方部が箱
体１１の下方に突出し、その下端部に灰落下口２６ａが
形成されている。送風管２６の送風機２７側の内部に
は、図２及び図３に示すように、送風量を調節するとと
もに空気を遮断するための遮断部材として略円状の送風
ダンパ２９が設けられている。送風ダンパ２９は、送風
管２６の側方に配置されたダンパモータ３０に連結され
開閉量が調節される。灰落下口２６ａの下方には、図３
に示すように、灰落下口２６ａを開閉するとともに空気
を遮断するための遮断部材として平面視略矩形のシャッ
タ８３が開閉可能に配置され、その下方には下部灰受け
皿２８が引き出し可能に配置されている。
【００１７】保温壁３は、図３に示すように、ステンレ
ス等からなるパンチング籠３１の内面に、遠赤外線放射
体３２、例えばジルコニアセラミックスＺｒＯ2 等から
なるセラミックファイバーを固着したもので、焼却釜２
を囲繞する上部の拡径部３ａとメインバーナ５１等が配
置される下部の狭小部３ｂとを有して段付き略円筒状に
形成されている。なお、遠赤外線放射体３２は、狭小部
３ｂの下部を除き、パンチング籠３１の内面全面に固着
されている。パンチング籠３１の熱交換器４に対向する
部分（図３中拡径部３ａの略上半分に相当する部分）
は、遠赤外線を外方に向かって放射し易くするため開口
率約６０％でパンチングされている。狭小部３ｂの下端
は箱体１１の底部のベース板８２に支持されている。
ス等からなるパンチング籠３１の内面に、遠赤外線放射
体３２、例えばジルコニアセラミックスＺｒＯ2 等から
なるセラミックファイバーを固着したもので、焼却釜２
を囲繞する上部の拡径部３ａとメインバーナ５１等が配
置される下部の狭小部３ｂとを有して段付き略円筒状に
形成されている。なお、遠赤外線放射体３２は、狭小部
３ｂの下部を除き、パンチング籠３１の内面全面に固着
されている。パンチング籠３１の熱交換器４に対向する
部分（図３中拡径部３ａの略上半分に相当する部分）
は、遠赤外線を外方に向かって放射し易くするため開口
率約６０％でパンチングされている。狭小部３ｂの下端
は箱体１１の底部のベース板８２に支持されている。
【００１８】この保温壁３と焼却釜２との間に、燃焼室
５からの燃焼ガスが上昇するための内側煙道部７が形成
されている。保温壁３の燃焼室５に面した部位には、燃
焼室５の温度を検出するための燃焼室サーモスタット３
４が先端を燃焼室５内に突出するように挿入されてい
る。また、図４に示すように、保温壁３の前面（図中右
方）下部には、箱体１１の覗窓２０に対向する位置に燃
焼室５の様子を確認するための覗窓２２が形成されてい
る。
５からの燃焼ガスが上昇するための内側煙道部７が形成
されている。保温壁３の燃焼室５に面した部位には、燃
焼室５の温度を検出するための燃焼室サーモスタット３
４が先端を燃焼室５内に突出するように挿入されてい
る。また、図４に示すように、保温壁３の前面（図中右
方）下部には、箱体１１の覗窓２０に対向する位置に燃
焼室５の様子を確認するための覗窓２２が形成されてい
る。
【００１９】熱交換器４は、焼却釜２の排気吐出口２１
から排出された排ガスの熱を熱交換することによって、
排ガスの温度を下げるとともに温水を得るためものであ
り、図２及び図３に示すように、平面視矩形の筒状に形
成され、外面４ａが箱体上部１１ａの内面に固着された
断熱板８１に接するように配置されている。図３に示す
ように、熱交換器４の外面４ａと内面４ｂとの間は上下
方が閉塞されて中空に構成され、その中空部の一方の側
に、タンク４４から熱交換器４に水を供給するための湯
水立ち下り管４２の下端が挿入され、他方の側に、熱交
換器４からタンク４４に湯水を還流するための湯水立ち
上がり管４３の下端が連結されている。
から排出された排ガスの熱を熱交換することによって、
排ガスの温度を下げるとともに温水を得るためものであ
り、図２及び図３に示すように、平面視矩形の筒状に形
成され、外面４ａが箱体上部１１ａの内面に固着された
断熱板８１に接するように配置されている。図３に示す
ように、熱交換器４の外面４ａと内面４ｂとの間は上下
方が閉塞されて中空に構成され、その中空部の一方の側
に、タンク４４から熱交換器４に水を供給するための湯
水立ち下り管４２の下端が挿入され、他方の側に、熱交
換器４からタンク４４に湯水を還流するための湯水立ち
上がり管４３の下端が連結されている。
【００２０】この熱交換器４と保温壁３との間に、図３
及び図４に示すように、焼却釜２から排出された排ガス
を対流させるための対流室となる外側煙道部９が形成さ
れている。外側煙道部９の上部は、後述する連通部８を
介して内側煙道部７の上部に連通されている。また、外
側煙道部９の下部９ａは、図３に示すように、断熱板８
１の熱交換器４の下方に位置する部分と、保温壁３の外
面と、通風口１５の下方に配置された内部灰受け皿１７
とで囲まれ、図４に示すように、箱体１１の背面下部に
設けられた排気筒接続口１３を介して排気筒６に連通さ
れている。なお、内部灰受け皿１７は、箱体１１の内面
と保温壁３の外面との間を閉塞するように配置されてい
る。外側煙道部下部９ａには、図３に示すように、外側
煙道部９の温度を検出するための排気サーモスタット６
４が先端を外側煙道部下部９ａ内に突出するように挿入
されている。
及び図４に示すように、焼却釜２から排出された排ガス
を対流させるための対流室となる外側煙道部９が形成さ
れている。外側煙道部９の上部は、後述する連通部８を
介して内側煙道部７の上部に連通されている。また、外
側煙道部９の下部９ａは、図３に示すように、断熱板８
１の熱交換器４の下方に位置する部分と、保温壁３の外
面と、通風口１５の下方に配置された内部灰受け皿１７
とで囲まれ、図４に示すように、箱体１１の背面下部に
設けられた排気筒接続口１３を介して排気筒６に連通さ
れている。なお、内部灰受け皿１７は、箱体１１の内面
と保温壁３の外面との間を閉塞するように配置されてい
る。外側煙道部下部９ａには、図３に示すように、外側
煙道部９の温度を検出するための排気サーモスタット６
４が先端を外側煙道部下部９ａ内に突出するように挿入
されている。
【００２１】箱体１１の上面には、図３に示すように、
箱体１１と焼却釜２との間を閉塞するように鋳物等で形
成された蓋部材１４が被せられている。蓋部材１４に
は、焼却釜２の鍔２５を支持する内周部１４ａと、開閉
蓋１２と密着する上方突出部１４ｂが形成されている。
箱体１１と焼却釜２との間を閉塞するように鋳物等で形
成された蓋部材１４が被せられている。蓋部材１４に
は、焼却釜２の鍔２５を支持する内周部１４ａと、開閉
蓋１２と密着する上方突出部１４ｂが形成されている。
【００２２】蓋部材１４の下方には、図３及び図４に示
すように、ガラス繊維等で形成された充填部材７１を介
して、セラミックファイバー等で形成された第２の遠赤
外線放射体である保温部材７２が、保温壁３の上方を覆
うように装着されている。本実施形態では、保温部材７
２の外周は熱交換器４の内面４ｂに接するように平面視
矩形に形成され、内周は焼却釜２を囲繞するように平面
視円形に形成され、さらに、熱交換器４の内面４ｂに接
する部分が下方に突出するように形成されている。この
保温部材７２と保温壁３との間に、内側煙道部７の上部
と外側煙道部９の上部とを連通する連通部８が形成され
ている。すなわち、内側煙道部７、連通部８、及び外側
煙道部９は図３に示すように保温壁３を挟んで逆Ｕ字形
をなし、この逆Ｕ字形の曲折部分に当たる連通部８は、
上部が保温部材７２で覆われるように構成されている。
連通部８の上部には、連通部８の温度を検出するための
比例サーモスタット７３が先端を連通部８内に突出する
ように挿入されている。
すように、ガラス繊維等で形成された充填部材７１を介
して、セラミックファイバー等で形成された第２の遠赤
外線放射体である保温部材７２が、保温壁３の上方を覆
うように装着されている。本実施形態では、保温部材７
２の外周は熱交換器４の内面４ｂに接するように平面視
矩形に形成され、内周は焼却釜２を囲繞するように平面
視円形に形成され、さらに、熱交換器４の内面４ｂに接
する部分が下方に突出するように形成されている。この
保温部材７２と保温壁３との間に、内側煙道部７の上部
と外側煙道部９の上部とを連通する連通部８が形成され
ている。すなわち、内側煙道部７、連通部８、及び外側
煙道部９は図３に示すように保温壁３を挟んで逆Ｕ字形
をなし、この逆Ｕ字形の曲折部分に当たる連通部８は、
上部が保温部材７２で覆われるように構成されている。
連通部８の上部には、連通部８の温度を検出するための
比例サーモスタット７３が先端を連通部８内に突出する
ように挿入されている。
【００２３】排気筒６は、図４に示すように略直方体に
形成されて、箱体上部１１ａの背面に隣接するように立
設されている。排気筒６の下部は、前述したように排気
筒接続口１３を介して外側煙道部９に連通されている。
排気筒６の底部には空気取り入れ口６１が設けられ、上
部には排気口６２が設けられている。排気筒接続口１３
の下部には、外側煙道部９の出口温度を検出するための
排気サーモスタット６３が先端を排気筒接続口１３内に
突出するように挿入されている。
形成されて、箱体上部１１ａの背面に隣接するように立
設されている。排気筒６の下部は、前述したように排気
筒接続口１３を介して外側煙道部９に連通されている。
排気筒６の底部には空気取り入れ口６１が設けられ、上
部には排気口６２が設けられている。排気筒接続口１３
の下部には、外側煙道部９の出口温度を検出するための
排気サーモスタット６３が先端を排気筒接続口１３内に
突出するように挿入されている。
【００２４】排気筒６の上方には、図１に示すようにタ
ンク支持部材４５に支持されたタンク４４が配置されて
いる。タンク４４には給水口４６が形成され、また、湯
水立ち下り管４２及び湯水立ち上り管４３が連結されて
いる。湯水立ち下り管４２には湯水温度を検出するため
の湯水サーモスタット４８が取り付けられ、湯水立ち上
り管４３には給湯取り出し口４７が形成されている。
ンク支持部材４５に支持されたタンク４４が配置されて
いる。タンク４４には給水口４６が形成され、また、湯
水立ち下り管４２及び湯水立ち上り管４３が連結されて
いる。湯水立ち下り管４２には湯水温度を検出するため
の湯水サーモスタット４８が取り付けられ、湯水立ち上
り管４３には給湯取り出し口４７が形成されている。
【００２５】次に、上記のように構成されたゴミ焼却機
１の作用について説明する。
１の作用について説明する。
【００２６】開閉蓋１２を開いて例えば肉の残り等の生
ゴミを焼却釜２に投入した後、開閉蓋１２を閉めメイン
バーナ５１に点火しゴミの焼却を開始する。このとき、
送風機２７は作動させず、送風ダンパ２９及びシャッタ
８３は閉じておき、焼却釜２内に外気が入らないように
する。メインバーナ５１は約１３００℃で、焼却釜２及
び保温壁３を加熱する。これにより、保温壁３の遠赤外
線放射体３２は、焼却釜２へ向かって遠赤外線を放射
し、焼却釜２を加熱するので、効率よく焼却釜２を加熱
することができる。燃焼室５で発生した燃焼ガスは、内
側煙道部７、連通部８、外側煙道部９を経て、排気筒６
から外部に放出される。
ゴミを焼却釜２に投入した後、開閉蓋１２を閉めメイン
バーナ５１に点火しゴミの焼却を開始する。このとき、
送風機２７は作動させず、送風ダンパ２９及びシャッタ
８３は閉じておき、焼却釜２内に外気が入らないように
する。メインバーナ５１は約１３００℃で、焼却釜２及
び保温壁３を加熱する。これにより、保温壁３の遠赤外
線放射体３２は、焼却釜２へ向かって遠赤外線を放射
し、焼却釜２を加熱するので、効率よく焼却釜２を加熱
することができる。燃焼室５で発生した燃焼ガスは、内
側煙道部７、連通部８、外側煙道部９を経て、排気筒６
から外部に放出される。
【００２７】ゴミは外気が入らないので８００℃以下で
は薫製状態になり、このとき排出される排ガスは、排気
吐出口２１から連通部８に排出される。連通部８では、
保温壁３の上部と保温部材７２から放射される遠赤外
線、及び燃焼室５からの高温の燃焼ガスによって、排ガ
スが加熱される。連通部８は上方が閉塞され、後述する
ようにダウンドラフトが形成されているので、熱が逃げ
にくい。このため、排ガスは約８００℃に加熱され、煙
や臭気が分解されて無煙・無臭となる。
は薫製状態になり、このとき排出される排ガスは、排気
吐出口２１から連通部８に排出される。連通部８では、
保温壁３の上部と保温部材７２から放射される遠赤外
線、及び燃焼室５からの高温の燃焼ガスによって、排ガ
スが加熱される。連通部８は上方が閉塞され、後述する
ようにダウンドラフトが形成されているので、熱が逃げ
にくい。このため、排ガスは約８００℃に加熱され、煙
や臭気が分解されて無煙・無臭となる。
【００２８】排ガスは、連通部８から外側煙道部９へ流
入し、外側煙道部９を対流する。特に生ゴミの排ガスは
大量の水蒸気を含んでいるので、連通部８で加熱される
ことにより体積が膨張するが、焼却釜２が略円筒状に形
成され熱交換器４が平面視矩形の筒状に形成されること
により、外側煙道部９の容積が大きくなっているので、
排ガスが外側煙道部９を速く通過してしまうことなく、
排ガスの対流時間を長くすることができる。外側煙道部
９では、排ガスは、保温壁３からの遠赤外線の放射を受
けて残余の煙・臭気が無煙・無臭になるとともに、熱交
換器４により熱交換されて冷却され、次第に熱を奪われ
て体積が減少し下方に導かれる。このとき、排ガスの対
流時間が長いので熱交換率が高くなり、高い温度の温水
を得ることができるとともに、排ガスの温度をより下げ
ることができる。
入し、外側煙道部９を対流する。特に生ゴミの排ガスは
大量の水蒸気を含んでいるので、連通部８で加熱される
ことにより体積が膨張するが、焼却釜２が略円筒状に形
成され熱交換器４が平面視矩形の筒状に形成されること
により、外側煙道部９の容積が大きくなっているので、
排ガスが外側煙道部９を速く通過してしまうことなく、
排ガスの対流時間を長くすることができる。外側煙道部
９では、排ガスは、保温壁３からの遠赤外線の放射を受
けて残余の煙・臭気が無煙・無臭になるとともに、熱交
換器４により熱交換されて冷却され、次第に熱を奪われ
て体積が減少し下方に導かれる。このとき、排ガスの対
流時間が長いので熱交換率が高くなり、高い温度の温水
を得ることができるとともに、排ガスの温度をより下げ
ることができる。
【００２９】また、熱交換器４が外側煙道部９を囲繞す
るように配設されているので、ゴミ焼却機１の周囲の温
度上昇を防ぐことができる。
るように配設されているので、ゴミ焼却機１の周囲の温
度上昇を防ぐことができる。
【００３０】さらに、上方から下方に向かう気流（ダウ
ンドラフト）を形成することにより連通部８の熱が逃げ
にくくなり、排ガスの通過が遅いことと相まって、連通
部８において十分に排ガスを加熱し無煙・無臭にするこ
とができる。
ンドラフト）を形成することにより連通部８の熱が逃げ
にくくなり、排ガスの通過が遅いことと相まって、連通
部８において十分に排ガスを加熱し無煙・無臭にするこ
とができる。
【００３１】外側煙道部９の出口である排気筒接続口１
３において、排ガスは約２５０℃になり、排気筒６に流
入する。排気筒６において、排ガスは空気取り入れ口６
１からの外気により希釈され、温度を下げつつ上昇し、
排気口６２から外部に放出される。このとき、排ガスの
温度は約１９０℃と低くなり、高温の排ガスの放出を防
止することができる。
３において、排ガスは約２５０℃になり、排気筒６に流
入する。排気筒６において、排ガスは空気取り入れ口６
１からの外気により希釈され、温度を下げつつ上昇し、
排気口６２から外部に放出される。このとき、排ガスの
温度は約１９０℃と低くなり、高温の排ガスの放出を防
止することができる。
【００３２】メインバーナ５１による燃焼が続けられて
８００℃以上になると、焼却釜２内のゴミは炭化する。
このとき、ガスを止めてメインバーナ５１の火を消し、
送風機２７を作動させるとともに送風ダンパ２９及びシ
ャッタ８３を開けて、空気を空気取り入れ口２３から焼
却釜２の内部に吹き出させる。これにより、炭化したゴ
ミは自ら燃焼し灰になり、灰の一部は灰落下口２６ａか
ら下部灰受け皿２８に落下する。このとき、燃焼温度は
８００℃以上なので、排ガスは無煙・無臭となる。ま
た、薫製状態にして乾燥させ炭化させたゴミに空気を吹
きつけることにより、ゴミを完全燃焼させて灰の量を減
少させることができる。さらに、ゴミを自ら燃焼させる
ことにより、燃料のガスを節約することができる。
８００℃以上になると、焼却釜２内のゴミは炭化する。
このとき、ガスを止めてメインバーナ５１の火を消し、
送風機２７を作動させるとともに送風ダンパ２９及びシ
ャッタ８３を開けて、空気を空気取り入れ口２３から焼
却釜２の内部に吹き出させる。これにより、炭化したゴ
ミは自ら燃焼し灰になり、灰の一部は灰落下口２６ａか
ら下部灰受け皿２８に落下する。このとき、燃焼温度は
８００℃以上なので、排ガスは無煙・無臭となる。ま
た、薫製状態にして乾燥させ炭化させたゴミに空気を吹
きつけることにより、ゴミを完全燃焼させて灰の量を減
少させることができる。さらに、ゴミを自ら燃焼させる
ことにより、燃料のガスを節約することができる。
【００３３】以上の燃焼において焼却機内部の圧力が異
常に高まった場合は、通常は閉じているダンパ１６が開
いて、圧力波を外部に逃がすことができる。
常に高まった場合は、通常は閉じているダンパ１６が開
いて、圧力波を外部に逃がすことができる。
【００３４】なお、本実施形態では、排気吐出口２１は
連通部８に面しているが、内側煙道部７に面するように
排気吐出口２１を設けてもよい。この場合は、内側煙道
部７においても排ガスが加熱され無煙・無臭になる。要
するに、排気吐出口２１は、焼却釜２からの排ガスが連
通部８を通って外側煙道部９へ流れるように構成されて
いればよい。
連通部８に面しているが、内側煙道部７に面するように
排気吐出口２１を設けてもよい。この場合は、内側煙道
部７においても排ガスが加熱され無煙・無臭になる。要
するに、排気吐出口２１は、焼却釜２からの排ガスが連
通部８を通って外側煙道部９へ流れるように構成されて
いればよい。
【００３５】また、本発明のゴミ焼却機は、上記の構成
に限るものではなく、例えば保温壁３を略円筒状とせず
平面視多角形の筒状としても、排ガスの対流室である外
側煙道部９の容積が大きくなり、上記の効果が得られ
る。すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で構成
は自由に変更できる。
に限るものではなく、例えば保温壁３を略円筒状とせず
平面視多角形の筒状としても、排ガスの対流室である外
側煙道部９の容積が大きくなり、上記の効果が得られ
る。すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で構成
は自由に変更できる。
【００３６】
【発明の効果】本発明のゴミ焼却機は、焼却釜と、前記
焼却釜の下方に配設された燃焼室と、前記焼却釜及び前
記燃焼室を囲繞するように配設された第１の遠赤外線放
射体と、前記第１の遠赤外線放射体を囲繞するように配
設された熱交換器と、前記第１の遠赤外線放射体と前記
焼却釜との間に形成された内側煙道部と、前記第１の遠
赤外線放射体と前記熱交換器との間に形成され、前記内
側煙道部に連通された外側煙道部と、前記内側煙道部と
前記外側煙道部の連通部の上部に配設された第２の遠赤
外線射体と、前記連通部又は前記内側煙道部に面するよ
うに前記焼却釜に配設された排気吐出口と、を有してい
るので、焼却釜を効率よく加熱することができるととも
に、アフターバーナを設けることなく、排ガスを無煙・
無臭にすることができる。また、排ガスの温度を下げる
ことができ、温水を得ることができるとともに、焼却機
の周囲の温度上昇を抑えることができる。したがって、
小型のゴミ焼却機に適している。
焼却釜の下方に配設された燃焼室と、前記焼却釜及び前
記燃焼室を囲繞するように配設された第１の遠赤外線放
射体と、前記第１の遠赤外線放射体を囲繞するように配
設された熱交換器と、前記第１の遠赤外線放射体と前記
焼却釜との間に形成された内側煙道部と、前記第１の遠
赤外線放射体と前記熱交換器との間に形成され、前記内
側煙道部に連通された外側煙道部と、前記内側煙道部と
前記外側煙道部の連通部の上部に配設された第２の遠赤
外線射体と、前記連通部又は前記内側煙道部に面するよ
うに前記焼却釜に配設された排気吐出口と、を有してい
るので、焼却釜を効率よく加熱することができるととも
に、アフターバーナを設けることなく、排ガスを無煙・
無臭にすることができる。また、排ガスの温度を下げる
ことができ、温水を得ることができるとともに、焼却機
の周囲の温度上昇を抑えることができる。したがって、
小型のゴミ焼却機に適している。
【００３７】また、前記第１の遠赤外線放射体が略円筒
状に形成され、前記熱交器が平面視矩形の筒状に形成さ
れているので、排ガスが前記外側煙道部を通過する際の
対流容積を大きくすることができ、排ガスの対流時間を
長くすることができる。この結果、排ガスの無煙・無臭
化を促進し、排ガスの温度をより下げることができると
ともに、より高温の温水を得ることができる。
状に形成され、前記熱交器が平面視矩形の筒状に形成さ
れているので、排ガスが前記外側煙道部を通過する際の
対流容積を大きくすることができ、排ガスの対流時間を
長くすることができる。この結果、排ガスの無煙・無臭
化を促進し、排ガスの温度をより下げることができると
ともに、より高温の温水を得ることができる。
【００３８】さらに、前記外側煙道部の下部に通風口が
配設され、前記通風口にダンパが配設されているので、
圧力異常の場合に圧力波を外部に逃がすことができる。
配設され、前記通風口にダンパが配設されているので、
圧力異常の場合に圧力波を外部に逃がすことができる。
【００３９】また、前記焼却釜に空気吹き出し口が配設
され、前記空気吹き出し口に送風管を介して送風機が連
結され、前記空気吹き出し口から空気が入らないように
前記送風管に開閉可能な遮断部材が配設されているの
で、薫製化した後炭化させたゴミを自ら燃焼させること
ができ、燃料の節約ができるとともに、灰の量を減少さ
せることができる。
され、前記空気吹き出し口に送風管を介して送風機が連
結され、前記空気吹き出し口から空気が入らないように
前記送風管に開閉可能な遮断部材が配設されているの
で、薫製化した後炭化させたゴミを自ら燃焼させること
ができ、燃料の節約ができるとともに、灰の量を減少さ
せることができる。
【図１】ゴミ焼却機の一部破断斜視図である。
【図２】図１におけるII−II部位の横断面図である。
【図３】図２におけるIII −III 部位の縦断面図であ
る。
る。
【図４】図２におけるIV−IV部位の縦断面図である。
１…ゴミ焼却機 ２…焼却釜 ３…保温壁 ４…熱交換器 ５…燃焼室 ７…内側煙道部 ８…連通部 ９…外側煙道部 １５…通風口 １６…ダンパ ２１…排気吐出口 ２３…空気吹き出し口 ２６…送風管 ２７…送風機 ２９…送風ダンパ（遮断部材） ３２…遠赤外線放射体（第１の遠赤外線放射体） ７２…保温部材（第２の遠赤外線放射体） ８３…シャッタ（遮断部材）
Claims (4)
- 【請求項１】 焼却釜と、 前記焼却釜の下方に配設された燃焼室と、 前記焼却釜及び前記燃焼室を囲繞するように配設された
第１の遠赤外線放射体と、 前記第１の遠赤外線放射体を囲繞するように配設された
熱交換器と、 前記第１の遠赤外線放射体と前記焼却釜との間に形成さ
れた内側煙道部と、 前記第１の遠赤外線放射体と前記熱交換器との間に形成
され、前記内側煙道部に連通された外側煙道部と、 前記内側煙道部と前記外側煙道部の連通部の上部に配設
された第２の遠赤外線放射体と、 前記連通部又は前記内側煙道部に面するように前記焼却
釜に配設された排気吐出口と、 を有することを特徴とするゴミ焼却機。 - 【請求項２】 前記第１の遠赤外線放射体が略円筒状に
形成され、前記熱交換器が平面視矩形の筒状に形成され
ることを特徴とする請求項１記載のゴミ焼却機。 - 【請求項３】 前記外側煙道部の下部に通風口が配設さ
れ、前記通風口にダンパが配設されることを特徴とする
請求項１記載のゴミ焼却機。 - 【請求項４】 前記焼却釜に空気吹き出し口が配設さ
れ、前記空気吹き出し口に送風管を介して送風機が連結
され、前記空気吹き出し口から空気が入らないように前
記送風管に開閉可能な遮断部材が配設されることを特徴
とする請求項１記載のゴミ焼却機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32607699A JP3385404B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ゴミ焼却機 |
| US09/699,460 US6325000B1 (en) | 1999-11-16 | 2000-10-31 | Waste incineration machine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32607699A JP3385404B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ゴミ焼却機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001141216A true JP2001141216A (ja) | 2001-05-25 |
| JP3385404B2 JP3385404B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=18183852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32607699A Expired - Fee Related JP3385404B2 (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | ゴミ焼却機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6325000B1 (ja) |
| JP (1) | JP3385404B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100522887B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-10-20 | 가부시키가이샤 메이토 | 쓰레기 소각기 |
| JP2020204453A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 王磊 | 環境に優しくて移動に便利な廃物の燃焼炉 |
| TWI748622B (zh) * | 2020-08-28 | 2021-12-01 | 李輝雄 | 有機物降解方法 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100379175B1 (ko) * | 2000-09-15 | 2003-04-11 | 주식회사 지화이브 | 원적외선 탄화 용기 및 이 용기를 이용한 탄화 처리 장치 |
| US20030014075A1 (en) * | 2001-07-16 | 2003-01-16 | Microvention, Inc. | Methods, materials and apparatus for deterring or preventing endoleaks following endovascular graft implanation |
| US6769370B1 (en) * | 2003-06-17 | 2004-08-03 | Ming-Chuo Lee | Incinerator with a bowl-shaped grate |
| US6945180B1 (en) | 2004-06-03 | 2005-09-20 | Vasyl Khymych | Miniature garbage incinerator and method for incineration |
| CN101842061A (zh) | 2007-06-25 | 2010-09-22 | 微排放器公司 | 自扩展假体 |
| US20120240831A1 (en) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | Guilherme Martins Ferreira | System and Process for the Combustion of Solid Fuels |
| CN103644569B (zh) * | 2013-12-17 | 2015-12-02 | 天峨县平昌生态农业有限公司 | 一种垃圾无烟焚烧炉 |
| AU2018297399B2 (en) * | 2017-07-07 | 2024-02-15 | Eni S.P.A. | Method for transferring the heat contained in a gas, and heat exchanger for this purpose |
| CN112555835A (zh) * | 2020-12-22 | 2021-03-26 | 徐建军 | 一种垃圾焚烧处理装置 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2199139A (en) * | 1937-03-31 | 1940-04-30 | Cooney Refrigeration Company I | Boiler assembly |
| US5029534A (en) * | 1987-07-21 | 1991-07-09 | Temperature Adjusters, Inc. | Wrap-around heat and smoke extractor |
| JPH0826973B2 (ja) * | 1991-09-11 | 1996-03-21 | トーワ株式会社 | 小型の焼却装置 |
| US5184539A (en) * | 1991-12-02 | 1993-02-09 | Meito Corporation | Fryer |
| US5632197A (en) * | 1994-01-26 | 1997-05-27 | Lubawy; Kenneth C. | Commercial cooking vessel with improved heat transfer |
| JP2598752B2 (ja) | 1994-02-10 | 1997-04-09 | 新日本技研株式会社 | 焼却炉 |
| JPH07324719A (ja) | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Netsukoo Kk | 焼却炉 |
| US5727482A (en) * | 1996-06-19 | 1998-03-17 | Young; Bob W. | Suspended vortex-cyclone combustion zone for waste material incineration and energy production |
| JP3040533U (ja) | 1997-02-14 | 1997-08-26 | 三郎 片寄 | 簡易焼却炉 |
| JP2995549B2 (ja) * | 1997-05-12 | 1999-12-27 | 平野 英雄 | だし取り釜 |
-
1999
- 1999-11-16 JP JP32607699A patent/JP3385404B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-10-31 US US09/699,460 patent/US6325000B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100522887B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-10-20 | 가부시키가이샤 메이토 | 쓰레기 소각기 |
| JP2020204453A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 王磊 | 環境に優しくて移動に便利な廃物の燃焼炉 |
| TWI748622B (zh) * | 2020-08-28 | 2021-12-01 | 李輝雄 | 有機物降解方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6325000B1 (en) | 2001-12-04 |
| JP3385404B2 (ja) | 2003-03-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8006686B2 (en) | High efficiency combustion stove | |
| JP3385404B2 (ja) | ゴミ焼却機 | |
| US4484530A (en) | Dual stage combustion furnace | |
| WO2009099404A2 (en) | High efficiency combustion stove | |
| JP2004061102A (ja) | ゴミ焼却機 | |
| US3467035A (en) | Electric incinerator | |
| EP1384031B1 (en) | Burner for pellets | |
| US5201307A (en) | Insulated firebox for swimming pool or spa heaters for reduction of smoke or odor | |
| US4387699A (en) | Space heating stove | |
| JP6694299B2 (ja) | 焼却炉 | |
| US2549788A (en) | Combustion chamber foe a coal stove | |
| US3089440A (en) | Incinerator | |
| JP3605087B2 (ja) | 焼却炉 | |
| KR200249584Y1 (ko) | 다중 연소식 벽난로 | |
| JP3201602B2 (ja) | 温水器 | |
| LT3938B (en) | Boiler for central heating | |
| US439560A (en) | reinhold | |
| JP2005321142A (ja) | 焼却炉の外装パネル取付構造 | |
| JPS6124830Y2 (ja) | ||
| KR820000209Y1 (ko) | 왕겨 곤로 | |
| JP2003262327A (ja) | 燃焼ボイラ | |
| KR20030067800A (ko) | 난로 | |
| JPH11311405A (ja) | 廃棄物処理装置 | |
| JPH0722224U (ja) | 廃棄物焼却炉 | |
| KR20000056865A (ko) | 열풍기 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021105 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090110 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120110 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |