JP3040533U - 簡易焼却炉 - Google Patents

簡易焼却炉

Info

Publication number
JP3040533U
JP3040533U JP1997001166U JP116697U JP3040533U JP 3040533 U JP3040533 U JP 3040533U JP 1997001166 U JP1997001166 U JP 1997001166U JP 116697 U JP116697 U JP 116697U JP 3040533 U JP3040533 U JP 3040533U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyrolysis tube
wall
heat storage
heat
exhaust duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997001166U
Other languages
English (en)
Inventor
三郎 片寄
裕子 片寄
公裕 片寄
Original Assignee
三郎 片寄
裕子 片寄
公裕 片寄
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三郎 片寄, 裕子 片寄, 公裕 片寄 filed Critical 三郎 片寄
Priority to JP1997001166U priority Critical patent/JP3040533U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3040533U publication Critical patent/JP3040533U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】水分の多い生ごみ類をその発生場所で衛生的に
効率よく処理することでき、しかもその焼却熱を大量の
温水に置換して回収することができるコンパクトな簡易
焼却炉を提供する。 【解決手段】内壁と外壁間に筒状水室Wを形成した炉体
1内に、側壁に多数の気体分抽出孔20を有するごみ収
容筒体2を炉体内壁との間に環状空隙Aを有せしめるよ
うに配設し、前記ごみ収容筒体2の下部領域には、吸引
口31と軸線方向通路孔30を有する蓄熱熱分解筒3と
加熱バーナ6を設け、前記蓄熱熱分解筒3の下流を筒状
水室W内を通過する該排気ダクト4に接続するととも
に、排気ダクト4の下流をエゼクタ8aを有する煙突5
に接続している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は簡易焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭はもとより、ホテル、レストラン、食堂、スーパーマーケット、食品 工場などでは含水率の高い生ごみが多量に発生する。また、病院、医院、老人ホ ームなどの医療関連施設においては紙おむつ、残飯、手術用含水汚物などの含水 ごみが発生する。こうした水分の多い生ごみ類は発生後時間の経過とともに自然 腐敗により異臭を発するので、迅速に処理することが必要である。 こうした水分の多い生ごみ類を焼却する場合、従来ではごみを収容する炉室の 下部にロストルを設け、このロストル下部にバーナとエア供給口を設けて加熱燃 焼させる構造の焼却炉が一般的であった。 しかし、80%以上の含水率のごみは加熱乾燥して水分を除去し、その後有機 物を熱分解する過程が必要であるところ、従来の構造では、こうした過程をうま く経て焼却することができず、水分除去のための加熱で発生する水蒸気、有機物 の分解による未燃ガスが多量に発生して不完全燃焼を起し、特有の異臭を放散さ せたり、黒煙を発生させて、公害問題を引き起こすという問題があった。 この対策として、本考案者らはごみを乾溜して熱分解させ、その熱分解ガスを 別室に導いて燃焼させる形式の焼却炉を提案したが、この先行技術では構造が複 雑、大型化し、そのため設置に大きなスペースを要したり、コストが高くなると いう問題があった。
【0003】 本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、水分の多い生ごみ類をその発生場所で衛生的に効率よく処理する ことでき、しかもその焼却熱を大量の温水に置換して回収することができるコン パクトな簡易焼却炉を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、給水部と温水取出し部を有し内壁と外壁間 に筒状水室を形成した炉体内に、下部にロストルを頂部にはごみ投入口をそれぞ れ有しかつ側壁には多数の気体分抽出孔を有するごみ収容筒体を炉体内壁との間 に環状空隙を有せしめるように配設し、前記ごみ収容筒体の下部領域には、吸引 口と軸線方向通路孔を有する蓄熱熱分解筒を横設する一方、炉体下部にはごみ収 容筒体内に投入されているごみおよび前記蓄熱熱分解筒に熱エネルギーを与える 加熱バーナを設け、さらに、前記筒状水室内にはこれを通過する排気ダクトを設 け、前記蓄熱熱分解筒の下流を該排気ダクトに接続するとともに、排気ダクトの 下流をエゼクタを有する煙突に接続した構成としたものである。 前記蓄熱熱分解筒は、好ましくは、軸線方向に通路孔を形成した耐火物を耐熱 金属からなる外皮で被覆され、吸引口が環状空隙の下側方に臨むように位置し、 そして、加熱バーナの噴孔が蓄熱熱分解筒の側方に臨むように位置し、炉体下部 には二次空気供給口が蓄熱熱分解筒の吸引口に臨むように設けられる。 また、ロストルはごみ収容筒体内に向けて突出した形状を有していることが好 ましい。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1ないし図4は本考案による簡易焼却炉の一実施例を示している。 1は耐熱金属からなる炉体であり、内側筒1bと外側筒1cを同心状に配置し てそれらの下端を底板1aに溶接一体化し、また上端には天板1dを溶接一体化 し、それらにより内壁と外壁間に密閉状の筒状水室Wを形成している。 前記底板1aはベース1eに固定され、これに取り付けたコロ11によって移 動できるようになっており、筒状水室Wに対しては給水部100と温水取出し部 101が接続されている。
【0006】 2は円筒状のごみ収容筒体であり、前記内側筒1bとの間に所要の大きさの環 状空隙Aを有せしめるように内挿されており、上部が前記天板1dの開口から突 出するとともに開口周縁に溶接されることで炉体と一体化されている。 前記ごみ収容筒体2には炉体1の底板1aから所要の距離をおいた下部位置に ロストル2aが固定され、頂部には蓋体2cにより開閉可能な投入口2bが設け られ、それによってごみ収容筒体2内に所要容積のごみ収容室Bが形成されてい る。 前記ロストル2aは、平行バーからなる平坦状のものでもよいが、好ましくは ごみ収容筒体の内部に向かって突形をなす形状、より好ましくは、ごみ収容筒体 2の軸線上で収れんするような多角錐形ないしは円錐形となつている。 前記ごみ収容筒体2の周壁には、加熱乾燥されたときにごみ収容室内のごみか ら発生する有臭水蒸気や未燃ガスを前記環状空隙Aに排出するための多数の気体 分抽出孔20が所要間隔ごとに形成されている。
【0007】 3は蓄熱熱分解筒である。該蓄熱熱分解筒3はステンレスなどの耐熱性と熱伝 導性の良好な外皮3aに耐火物3bを内蔵せしめてなり、耐火物3bには軸線方 向に直線状または屈曲状に伸びる複数本の通路孔30が形成されている。 前記蓄熱熱分解筒3は、平面的には、図2と図4のごとく、ごみ収容筒室Bを 横切り先端の吸引口31が前記環状空隙Aの下側端に臨むように位置し、垂直面 内では図2と図3のように、ごみ収容筒体2のロストル2aの直下ないしその近 傍の位置に中空状に横設されている。 そして、前記蓄熱熱分解筒3の軸線方向後端は炉体1に向かって伸び、排気ダ クト4に接続されている。該排気ダクト4は筒状水室W内を通って上方に伸び、 天板1dに固定されている煙突5の端末に導通されている。 煙突5には噴出口を下流側に向けた気体強制誘導用のエゼクタ8aが挿着され ており、該エゼクタ8aには天板1dに設置したブロワー8が接続されている。 前記筒状水室Wの上部の天板1dには図1のように過剰蒸気排出部100が設 けられており、該水蒸気排出部100は前記煙突5に接続されている。
【0008】 前記炉体1の下側には穴部13が設けられ、ここにごみ収容筒室B内のごみに 水分除去用の熱エネルギーをあたえるとともに蓄熱熱分解筒3を加熱するための 加熱バーナ6が取り付けられている。該加熱バーナ6は火焔噴孔が蓄熱熱分解筒 3の軸線と直角的であってもよいが、蓄熱熱分解筒3を全長にわたって均一に加 熱し得るようにするため、図4のように蓄熱熱分解筒3の軸線に対して斜めに臨 むような角度とすることも好適である。 また、炉体1の下側には前記加熱バーナ6と異なる位置に二次空気供給口7が 設けられている。この二次空気供給口7は好適には前記蓄熱熱分解筒3の吸引口 31に対向するように設けられる。この構成により二次空気を確実かつスムーズ に蓄熱熱分解筒3の通路孔30に送りこむことができ、熱分解効率を高めること ができる。この実施例では二次空気供給口7は炉体1の下側に設けられた残灰取 出し部9を構成する開閉扉9aに開口面積可変に設けられている。 その他図面において、13は炉体1を貫通するように挿着されたごみ収容室内 覗き穴、14は水位計、15は温度計、16は前記ブロワー8の運転スイッチ1 6aと加熱バーナ6の運転スイッチ16bを有する操作盤である。
【0009】 なお、図示するものは本考案の一態様であり、これに限定されるものではない 。すなわち、蓄熱熱分解筒3は直線状の1本の形態に限られず、E状、U状など 複数に分岐していてもよい。 また、排気ダクト4は内側筒1bまたは外側筒1cに一面が溶接等により固定 されていてもよい。また、排気ダクト4は必ずしも直線状に立ち上がる態様だけ でなく、筒状水室W内をスパイラル状に昇っていてもよク、これにより熱交換率 を向上することができる。 また、この実施例ではごみ収容筒体2は炉体1の天板1dに吊持されるように なつているが、これに代えあるいはこれに加えて、図3の仮想線で示すようにご み収容筒体2のロストル領域から下方に脚部2fを設けて炉体1の底板1aで支 えるようにしてもよい。
【0010】
【実施例の作用】
次に実施例にしめすものの使用法と作用を説明する。 使用にあたつては、所望の位置に本案炉を配し、給水部100から筒状水室W に水を満たし、次いで運転スイッチ16a,16bをオンにし、二次空気供給口 7を開口する。 こうすればブロワー8が作動してエゼクタ8aから煙突5の下流側に向けてエ アが噴出されるため、煙突5と通じている環状空隙Aはドラフト作用により負圧 となり、ここの雰囲気は蓄熱熱分解筒3の吸引口31から耐火物3bの通路孔3 0を通して排気ダクト4に吸引され、これと導通している煙突5から大気に排出 される。 また加熱バーナ6の作動により火焔がごみ収容筒体2の底域に連続噴射される ため、蓄熱熱分解筒3が直接加熱されるとともに加熱雰囲気がロストル2aを通 してごみ収容室Bに送りこまれ、その加熱雰囲気は環状空隙Aが負圧になってい るため、ごみ収容筒体2の気体分抽出孔20を介して環状空隙Aに抽出され、前 記蓄熱熱分解筒3の吸引口31から吸引される。 前記蓄熱熱分解筒3は耐熱性の外皮3aに耐火物3bが内蔵されているため、 前記加熱により熱量が蓄積されて650〜1100℃になり、加熱バーナから放 出された熱量は通路孔30から排気ダクト4を通ることにより筒状水室Wの水と 熱交換されて降温される一方、水は昇温され、また、ごみ収容筒体2の胴部は前 記ごみ収容筒体2内に送りこまれる熱量と、気体分抽出孔20から環状空隙Aに 吸われる熱雰囲気により加温される。
【0011】 こうして筒状水室Wの水が適度に昇温したところで、蓋体2cを開いてごみ収 容筒体2にごみDを投入する。投入されたごみDはロストル2aを底としてごみ 収容室Bに堆積される。この投入時にごみ収容室Bは負圧となっているため、外 部に臭気や未燃ガスが漏れることはなく、投入は容易である。 このようにごみDを投入すれば、図5と図6のように、ごみDは加熱バーナ6 からの加熱雰囲気がロストル2aを通じてごみ収容室Bに送られることと、前記 のようにごみ収容筒体2の胴部が加温されていることにより内外から熱せられ、 それにより効率よく加熱乾燥される。 ロストル2aをごみ収容室B内に向かって錘形をなすように突出させた場合に は、加熱雰囲気をごみの半径方向中心領域にも十分に供給することができ、加熱 乾燥を促進することができる。 蓄熱熱分解筒3は耐火物3bが露出しておらず耐熱金属の外皮3aで被覆され ているため機械的強度が高く、また、加熱乾燥時にごみの水分が滴状となって蓄 熱熱分解筒3に落下しても、耐火物3aに直接接触することがないため、熱衝撃 によるクラックを防止できるとともに、水滴を高温の外皮との接触により瞬時に 蒸発させることができる。
【0012】 この加熱乾燥により旺盛に発生した有臭水蒸気と有臭未燃有機ガスは、ごみ収 容筒体2の気体分抽出孔20から環状空隙Aに強制的に抽出される。環状空隙A は上部が天板1dにより気密に閉止されており、下部だけが蓄熱熱分解筒3の吸 引口31に連通しているので、ここから、二次空気供給口7からの空気とともに 高温蓄熱されている耐火物通路孔30に誘導吸引され、これを通過する。二次空 気供給口7が吸引口31に対向上に臨んでいるため、ごみ収容室Bには過剰な空 気が供給されず、二次空気はもっぱら通路孔30に吸いこまれ、ここの中で有臭 水蒸気や有臭未燃有機ガスと混合される。これにより蓄積されている高熱と二次 空気との相乗作用で有臭水蒸気や有臭未燃有機ガスは高効率で熱分解され、臭気 が完全に除去された無煙、無臭のクリーンガスとなる。
【0013】 こうした無煙、無臭のクリーンガスは乾燥用の加熱バーナ6からの熱エネルギ ーとともに排気ダクト4を通り、筒状水室Wに発生した過剰水蒸気とともに煙突 5から排出されるが、前記排気ダクト4は筒状水室Wの中を通っているため、筒 状水室Wの水と熱交換され、それにより排ガス温度が下げられるとともに筒状水 室Wの水温が高くなり、60〜75℃の大量の温水として熱回収され、洗い湯な どに有効利用することができる。 こうして熱分解されたごみは容積、重量ともに1/40〜1/50に減量され るので、適宜、焼却状況をごみ収容室内覗き穴13から見て、蓋体2cを開いて ごみ収容筒体2に新たなごみDを投入すればよく、これで連続焼却を行える。 焼却処理が終わったときには、運転スイッチ16a,16bをオフにし、残灰 取出し口を開いて、ロストル2aより下方に堆積した貝殻、骨などの不燃物を含 む残灰を取り出せばよい。 なお、本考案は水分含有率の高いごみの焼却に好適であるが、ペットボトル、 ポリ容器、フイルムなどが混入していても同時処理することができる。
【0014】 本考案を実地に適用したところ、炉体:外径508mm(内壁径350mm) 、高さ1150mm、ごみ収容室B:直径318mm、高さ820mm、設置面 積0.36m2、ブロワーとして0.25kw、8.8m3/minの能力のもの 、バーナとして30,000kcal/hのものを使用した場合、水分85%の 含有している生ごみを約13kg/h無煙、無臭で処理することができ、同時に 約65℃の温水を1時間あたり400リットル回収することができた。
【0015】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、内壁と外壁間に筒状水室Wを 形成した炉体1内に、側壁に多数の気体分抽出孔20を有するごみ収容筒体2を 炉体内壁との間に環状空隙Aを有せしめるように配設し、前記ごみ収容筒体2の 下部領域には、吸引口31と軸線方向通路孔30を有する蓄熱熱分解筒3と加熱 バーナ6を設け、前記蓄熱熱分解筒3の下流を筒状水室W内を通過する該排気ダ クト4に接続するとともに、排気ダクト4の下流をエゼクタ8aを有する煙突5 に接続しているため、加熱バーナ6によりごみの乾燥と蓄熱熱分解筒3への蓄熱 が行われる一方、煙突5のエゼクタ8aによるドラフト作用により排気ダクト4 と蓄熱熱分解筒3を経て環状空隙Aが負圧化され、ごみから発生した有臭水分と 未燃有機ガスはごみ収容筒体1の気体分抽出孔20から環状空隙Aに旺盛に抽出 され、それが加熱バーナ6から放出された熱エネルギーとともにすべて下方の蓄 熱熱分解筒3の吸引口31から蓄熱熱分解筒内に吸引される。したがつて、ごみ から発生した有臭水分と未燃有機ガスを通路孔30を通る間に蓄熱高温により完 全に熱分解させて無臭、無煙のガスとして排出することができ、しかも、蓄熱熱 分解筒3の通路孔30と連通している排気ダクト4が炉体1の筒状水室W内を通 過しているため、水分乾燥のための加熱エネルギーと熱分解により生ずる熱エネ ルギーが効率よく回収され、大量の温水を連続的に得ることができる。したがっ て、可動部を有しない簡単でコンパクトな構造により、水分の多い生ごみ類をそ の発生場所で迅速かつ衛生的にしかも温水という副産物を得つつ処理することで きるというすぐれた効果が得られる。
【0016】 本考案の請求項2によれば、蓄熱熱分解筒3が軸線方向に通路孔30を形成し た耐火物3bを耐熱金属からなる外皮3aで被覆し、該蓄熱熱分解筒3の吸引口 31を環状空隙Aの下側方に臨ませているため、外皮3aから放出される輻射熱 でごみを加熱することができるとともに、ごみから発生した有臭水分と未燃有機 ガスを効率よく吸引誘導することができ、しかも、外皮3aは機械的強度が強い ためごみによる荷重をうけても蓄熱構造が損傷せず、またごみから水分が滴下し ても耐火物3bが温度差による熱衝撃で損傷せず、簡単な構造で長期に渡り安定 した熱分解を行うことができるというすぐれた効果が得られる。 請求項3によれば、加熱バーナ6の噴孔が蓄熱熱分解筒3の側方に臨むように 位置し、炉体下部には二次空気供給口7が蓄熱熱分解筒3の吸引口31に臨むよ うに設けられているため、蓄熱熱分解筒3を迅速に蓄熱させることができるとと もに、二次空気を的確に蓄熱熱分解筒3に誘導吸引させて有臭水分と未燃有機ガ スと混合燃焼させることができ、これにより比較的短い長さの蓄熱熱分解筒3で 効率的に熱分解を行うことができるというすぐれた効果が得られる。 請求項4によれば、さらにロストル2aがごみ収容筒体2内に向けて突出した 形状を有しているため、水分乾燥のための加熱エネルギーをごみ収容筒体内のご みの半径方向中心域に効率よく与えて乾燥を促進することができるというすぐれ た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による簡易焼却炉の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本考案による簡易焼却炉の一実施例を示す縦断
側面図である。
【図3】本考案による簡易焼却炉の一実施例を示す縦断
正面図である。
【図4】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図5】本考案による簡易焼却炉のガスと雰囲気の流れ
を示す説明図である。
【図6】本考案による簡易焼却炉のガスと雰囲気の流れ
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 炉体 2 ごみ収容筒体 2a ロストル 2b 投入口 3 蓄熱熱分解筒 3a 外皮 3b 耐火物 4 排気ダクト 5 煙突 7 二次空気供給口 8 エゼクタ 20 気体分抽出孔 30 通路孔 31 吸引口 100 給水部 101 温水取り出し部 A 環状空隙 W 筒状水室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/44 ZAB F23G 5/44 ZABD 7/00 ZAB 7/00 ZAB 7/06 103 7/06 103 F23H 13/00 F23H 13/00 A (72)考案者 片寄 裕子 東京都板橋区常盤台4−8−10 (72)考案者 片寄 公裕 東京都板橋区常盤台4−8−10

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水部100と温水取出し部101を有し
    内壁と外壁間に筒状水室Wを形成した炉体1内に、下部
    にロストル2aを頂部にはごみ投入口2bをそれぞれ有
    しかつ側壁には多数の気体分抽出孔20を有するごみ収
    容筒体2を炉体内壁との間に環状空隙Aを有せしめるよ
    うに配設し、前記ごみ収容筒体1の下部領域には、吸引
    口31と軸線方向通路孔30を有する蓄熱熱分解筒3を
    横設する一方、炉体下部にはごみ収容筒体内に投入され
    ているごみおよび前記蓄熱熱分解筒3に熱エネルギーを
    与える加熱バーナ6を設け、さらに、前記筒状水室内に
    はこれを通過する排気ダクト4を設け、前記蓄熱熱分解
    筒3の下流を該排気ダクト4に接続するとともに、排気
    ダクト4の下流をエゼクタ8aを有する煙突5に接続し
    たことを特徴とする簡易焼却炉。
  2. 【請求項2】蓄熱熱分解筒3が軸線方向に通路孔30を
    形成した耐火物3bを耐熱金属からなる外皮3aで被覆
    することで構成され、吸引口31が環状空隙Aの下側方
    に臨んでいる請求項1に記載の簡易焼却炉。
  3. 【請求項3】加熱バーナ6の噴孔が蓄熱熱分解筒3の側
    方に臨むように位置し、炉体下部には二次空気供給口7
    が蓄熱熱分解筒3の吸引口31に臨むように設けられて
    いる請求項1または2に記載の簡易焼却炉。
  4. 【請求項4】ロストル2aがごみ収容筒体内に向けて突
    出した形状を有している請求項1に記載の簡易焼却炉。
JP1997001166U 1997-02-14 1997-02-14 簡易焼却炉 Expired - Lifetime JP3040533U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001166U JP3040533U (ja) 1997-02-14 1997-02-14 簡易焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997001166U JP3040533U (ja) 1997-02-14 1997-02-14 簡易焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3040533U true JP3040533U (ja) 1997-08-26

Family

ID=43175104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997001166U Expired - Lifetime JP3040533U (ja) 1997-02-14 1997-02-14 簡易焼却炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3040533U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3385404B2 (ja) 1999-11-16 2003-03-10 株式会社メイトー ゴミ焼却機
JP2009210258A (ja) * 2008-02-08 2009-09-17 Katsuaki Yakuwa 連続焼却炉
KR101588721B1 (ko) 2014-04-23 2016-01-26 주식회사 동일 알앤이 마그네시아-카본질 내화물 재활용 장치 및 방법
JP2020204453A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 王磊 環境に優しくて移動に便利な廃物の燃焼炉

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3385404B2 (ja) 1999-11-16 2003-03-10 株式会社メイトー ゴミ焼却機
JP2009210258A (ja) * 2008-02-08 2009-09-17 Katsuaki Yakuwa 連続焼却炉
KR101588721B1 (ko) 2014-04-23 2016-01-26 주식회사 동일 알앤이 마그네시아-카본질 내화물 재활용 장치 및 방법
JP2020204453A (ja) * 2019-06-17 2020-12-24 王磊 環境に優しくて移動に便利な廃物の燃焼炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101709744B1 (ko) 고온 열분해 소각장치
JP3040533U (ja) 簡易焼却炉
CN2922913Y (zh) 组合式医疗废物处置站
CN206338810U (zh) 一种环保型医疗垃圾焚烧处理装置
KR101971932B1 (ko) 친환경 다층고온 소각장치
CN201697133U (zh) 垃圾焚烧炉
KR200371234Y1 (ko) 소각보일러의 배기가스 재 연소장치
JP3006430U (ja) 無公害焼却機
CN202012925U (zh) 一种家用垃圾处理装置
CN205782950U (zh) 一种用于生活垃圾无害化焚烧炉
CN2539066Y (zh) 一种卫生医疗垃圾焚烧炉
KR100193693B1 (ko) 의료용 적출물 소각기
JPH07332638A (ja) ゴミ焼却炉
CN202012926U (zh) 一种家用垃圾燃化处理装置
KR100231976B1 (ko) 폐기물의 건류 소각시스템이 구비된 연소장치
KR200151789Y1 (ko) 소각용 보일러의 소용돌이 집진 및 음식찌꺼기 소각장치
CN206130992U (zh) 一种自净式垃圾焚化炉
JPH07280233A (ja) 焼却器
KR810002051B1 (ko) 분뇨 오물 소각장치
KR200172826Y1 (ko) 다단식 옹기가마형 쓰레기 처리장치의 젖은 쓰레기건조이송장치
KR960000449Y1 (ko) 열풍 및 온수공급이 가능한 폐기물 소각장치
JPH0861644A (ja) 含水廃棄物用焼却炉
JPH09152115A (ja) ごみ処理装置
JPH0614729U (ja) 小型雑芥炉
JP2003014215A (ja) 焼却炉