JPH07332638A - ゴミ焼却炉 - Google Patents

ゴミ焼却炉

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Publication number
JPH07332638A
JPH07332638A JP15045394A JP15045394A JPH07332638A JP H07332638 A JPH07332638 A JP H07332638A JP 15045394 A JP15045394 A JP 15045394A JP 15045394 A JP15045394 A JP 15045394A JP H07332638 A JPH07332638 A JP H07332638A
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JP
Japan
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chamber
water
wall
combustible
air
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Application number
JP15045394A
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English (en)
Inventor
Saburo Katayose
三郎 片寄
Kimihiro Katayose
公裕 片寄
Hiroko Katayose
裕子 片寄
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常の可燃性ゴミと水分を多量に含みそのまま
では燃焼できない含水ゴミを、簡単かつコンパクトな構
造の単一設備で、煤煙、臭気、粉塵を発生させずに安定
して同時処理することができる高性能かつ小型な焼却炉
を提供する。 【構成】エアボックス1aを有するベース1上の炉体内
に、一部に連絡口を有する伝熱壁3’を介して可燃性ゴ
ミ処理室3Aと含水ゴミ処理室3Bの2室を区画形成
し、可燃性ゴミ処理室3Aの上方にはサイクロン式集塵
機構4を直列状に設けた。可燃性ゴミ処理室3Aと含水
ゴミ処理室3Bには可燃性ゴミAと含水ゴミBの投入口
部をそれぞれ設け、可燃性ゴミ処理室3Aの室壁にはエ
アボックス1aに接続された燃焼用エア吹出し機構3E
を設けている。含水ゴミ処理室3Bには底域に昇温用バ
ーナ16とトンネル状のロストル15を有し、かつ周囲
域には堆積された含水ゴミの外側を支えるとともに室壁
との間に水蒸気やガスの誘導路3Dを画成するための多
孔隔壁18を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴミ焼却炉さらに詳細に
は可燃性の通常ゴミと水分を多量に含む含水ゴミを無公
害で同時焼却可能なゴミ焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】廃棄物の発生量は増
加の一途をたどっており、家庭ゴミは収集日に集められ
一括焼却されているが、事業所たとえば店舗、事務所、
工場などから排出されるゴミは、事業所自体で焼却減量
処理することが義務化される傾向にある。しかし、周知
のように事業所出発生する廃棄物は種類が多く、紙屑、
木屑などのセルローズ系のもの、プラスチックやゴム製
品などの高分子系のもの、さらには残飯、めん類、もや
しなどの野菜類などで代表されるような水分を多量に含
んだものなど多岐にわたっており、それら各種ゴミは発
熱量や燃焼形態などが異なるため、それらを一括焼却し
ようとすると不完全燃焼により煤煙、火粉、煤塵、臭気
の発生が著しくなることを避けられない。このため従来
では単独の炉では対応できないものとされ、廃棄物の種
類に応じてたとえばセルローズ系のものや高分子系のも
のなど燃えやすい性質の可燃性ゴミはそれ用の炉で、水
分含有量の多いゴミは構造を異にした専用炉で処理する
ほかなかった。そのため、設備コストやランニングコス
トが高価となるとともに設置場所に困り、都市部におい
ては大きな問題であった。ことに多量含水ゴミは食品加
工や飲食店などの業務において残渣として多量に発生す
る。そうしたゴミは、従来では家畜飼料として利用され
ていたが、近年では家畜飼料が安価な配合飼料へ転換さ
れる傾向によって廃棄処分の必要に迫られている。しか
し、水分含有量の多いゴミは、よく知られているように
燃焼しにくく、従来の直接燃焼方式では完全熱分解温度
保持のために常時多量の補助燃料を使って水分を除去す
ることが必要であり、かつ、乾燥燃焼効率を上げるため
に反転機構、撹拌機構などの機械設備が不可欠であっ
た。このためガス、油、電気などのエネルギーを大量に
消費し、しかも反転機構や撹拌機構という可動部分があ
るため故障が多くなり、さらに、含水ゴミの反転、撹拌
により煙、臭気、火粉、煤塵の発生が著しくなり、排ガ
ス基準を超えて公害問題が生じている。この対策として
集塵機を使用した場合も、集塵機は通常の場合焼却炉と
別設備として並列状に配置されるため設置面積を広く取
る。このため、都市部などの事業所のように敷地の狭い
場所に設置することが困難であるという問題があった。
【0003】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、通常
の可燃性ゴミと水分を多量に含みそのままでは燃焼でき
ない含水ゴミを、簡単かつコンパクトな構造の単一設備
で、煤煙、臭気、粉塵を発生させずに安定して同時処理
することができる高性能かつ小型な焼却炉を提供するこ
とにある。また本発明の他の目的は、前記目的に加え
て、ゴミを燃料として有効利用して温湯を同時に得るこ
とができるボイラ兼用のゴミ焼却炉を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、エアボックスを有するベース上に設けた炉体
内に、一部に連絡口を有する伝熱壁を介して可燃性ゴミ
処理室と含水ゴミ処理室の2室を区画形成し、可燃性ゴ
ミ処理室には可燃性ゴミの投入口部を設けるとともに、
室壁には前記エアボックスに接続された燃焼用エア吹出
し機構を設け、含水ゴミ処理室には含水ゴミの投入口部
を設けるとともに、底域に昇温用バーナとトンネル状の
ロストルを設け、かつ周囲域には堆積された含水ゴミの
外側を支えるとともに熱雰囲気と含水ゴミから生じた水
蒸気やガスを前記連絡口に導く誘導路を炉壁との間に画
成するための多孔隔壁を設け、前記可燃性ゴミ処理室の
上方にはサイクロン式集塵機構を直列状に設けたもので
ある。前記含水ゴミ処理室の室壁は耐火物により蓄熱構
造となっており、これに対して可燃性ゴミ処理室の室壁
は、好ましくは伝熱壁を除いて水室で囲まれており、ガ
ス化・燃焼用エア吹出し機構は、室壁に配設された多数
のエア吹出し孔と、それらエア吹出し孔の背部を囲むよ
うに水室内に設けられた複数のダクトとを備え、ダクト
は一端が前記ベースのエアボックス部に連通し、エアボ
ックス部はエア送給用のブロワと接続されている。ま
た、サイクロン式集塵機構は、排気筒の下部を同心状に
内挿した有底の集塵室室と、一端が可燃性ゴミ処理室の
上部域に通じ他端が集塵室の接線方向に通じるガス誘導
路とを備え、集塵室より下流の排気筒にはエア送給用の
ブロワと接続したエゼクタノズルが挿入されている。ガ
ス誘導路はダクトとして構成されていてもよいし、集塵
室を同心状に囲む環状路となっていてもよい。後者の場
合には、集塵室の底よりも下方に可燃性ゴミ処理室壁か
らの排ガスを排出するガス導出孔が配設され、集塵室の
上域には接線方向に開口したガス導入口が設けられると
ともにこのガス導入口の近傍に環状路内を円周方向で遮
断する遮断壁が設けられることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明は可燃性ゴミAを可燃性ゴミ処理室3A
に投入し、また含水ゴミBを含水ゴミ処理室3Bに投入
する。含水ゴミBは底がトンネル状のロストル15で支
えられ、堆積外側が多孔隔壁18により支持される。あ
とは含水ゴミ処理室3Bの昇温バーナ16を作動し、可
燃性ゴミ処理室3Aのゴミに着火し、エア送給用のブロ
ワ11を作動させればよい。エア送給用のブロワ11の
作動により、エアはエアボックス1aをへてエアダクト
7,7内に供給されるとともに排気筒6のエゼクタ12
に送られ、エゼクタ12による気流により、集塵室4A
とこれより上流の可燃性ゴミ処理室3Aには強制的なド
ラフト力が発生する。エアダクト7,7に供給されたエ
アはエア吹出し孔34,34’から可燃性ゴミ処理室3
Aに吹き出され、これにより可燃性ゴミAはガス化、燃
焼される。
【0006】この燃焼排ガスは誘導路4Bを経て集塵室
4Aの接線方向に導かれて排気筒6の外周を旋回し、そ
れにより排ガス中の煤煙、煤塵などの固形粒子が分離除
去され、クリーンな排気となって排気筒から排気され
る。この間、含水ゴミ処理室3Bでは昇温バーナ16に
よる熱がトンネル状ロストル15を介して含水ゴミに下
方から与えられ、しかも可燃性ゴミ処理室3Aの燃焼熱
が伝熱壁3’を通して含水ゴミ処理室3Bに輻射熱とし
て与えられている。このため、含水ゴミ処理室3Bは高
温雰囲気となり、しかもその雰囲気が多孔隔壁18と室
壁との間の誘導路3Dを通って伝熱壁下部の連絡口32
に吸い込まれる。これらによって含水ゴミBは堆積底側
からと外周側から効率よく加熱され、水分の除去と乾燥
ガス化が急速に進む。水蒸気や発生ガスは前記誘導路4
Bを経て連絡口32から可燃性ゴミ処理室3Aに吸い込
まれ、ここに連続形成されている高温燃焼炎に混合され
て完全燃焼され、可燃性ゴミ処理室3Aと直列状の集塵
室4Aに吸い込まれてサイクロン流になり、除塵、臭気
除去される。昇温バーナ16の熱による内熱乾溜だけで
なく可燃性ゴミ処理室3Aの高温燃焼熱を熱源とする外
熱乾溜が併用され、かつ含水ゴミの周りに高温ガスの流
通状態が形成されるため、含水ゴミを静置状態のままで
効率よく水分除去−ガス化−炭化おき燃焼することがで
きる。
【0007】なお、可燃性ゴミ処理室3Aの上にサイク
ロン式の集塵機構4が直列一体化されているため、可燃
性ゴミ処理室3Aで生じた燃焼ガスの上昇流を阻害する
ことなく、集塵効果を高めることができ、しかもコンパ
クトで設置面積を小さくすることができる。また、可燃
性ゴミ処理室3Aの囲壁を水室構造とした場合には、燃
焼熱が水室内の水と熱交換されるため可燃性ゴミ処理室
温度上昇が抑制される一方、水室内の水は温水となるた
め各種用途に利用することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図6は本発明の第1実施例を示してい
る。1は基床に設置される偏平ボックス状のベースであ
り、半部が中空状のエアボックス1aとなっており、残
る半部が耐火ベース部1bとなっている。2は前記ベー
ス上に設けられた横断面矩形状の炉壁であり、耐熱金属
からなり、下端部が溶接などによってベース1と一体化
され、上部には天壁2aが設けれている。3Aは前記エ
アボックス1aに対応する領域の炉壁2内に設けられた
可燃性ゴミ処理室、3Bは前記耐火ベース部1bに対応
する領域の炉壁2内に設けられた含水ゴミ処理室であ
り、一面が前記可燃性ゴミ処理室3Aと隣接している。
前記含水ゴミ処理室3Bは、炉壁2の内側に横断面逆コ
字状の蓄熱耐火内張り30を設け、また天壁2aの内面
に蓄熱耐火内張り30’を設けることによって室壁が構
成されている。
【0009】これに対して可燃性ゴミ処理室3Aは、炉
壁2の内側に適度な間隔をおいて耐熱鋼などの金属質か
らなる内筒3を設けることによって室壁が構成されてい
る。内筒3には2辺に図2のように炉壁2に溶接等で結
合した仕切り用延長部31,31を一体に有し、この仕
切り用延長部31,31によって含水ゴミ処理室3Bに
面する一面(伝熱壁)3'を除く内筒3の外面と炉壁2と
の間に横断面コ字状の水室3Cが形成されている。内筒
3の伝熱壁3’は含水ゴミ処理室3Bに面しており、伝
熱壁3’の下部には図1と図6のように一側に片寄った
位置に、含水ゴミ処理室3Bに発生した水蒸気や有機ガ
スを後述する昇温バーナの燃焼ガスとともに可燃性ゴミ
処理室3Aに導くための連絡口32が板厚を貫いて設け
られている。
【0010】前記可燃性ゴミ処理室3Aの上半部に対応
する部位には、セルローズ系、高分子系など燃焼しやす
い可燃性のゴミの投入口部8aが、また炉床に近い部位
には灰出し部8a’が設けられている。また、含水ゴミ
処理室3Bにも上半部に対応する部位に含水ゴミの投入
口部8bが、また炉床に近い部位には灰出口部8b’が
設けられている。それら投入口部8a,8bと灰出口部
8b,8b’は、図2と図5および図6のように、先端
が室内に開口し後端側が炉壁2を貫く筒体80と、該筒
体80を開閉する扉体81をそれぞれ備え、扉体81に
は点検部82が設けられている。前記可燃性ゴミ処理室
3Aの室壁としての内筒3には、少なくとも伝熱壁3’
と他の2壁にガス化用も兼ねた燃焼用エア吹出し機構3
Eが設けられている。詳しく説明すると、伝熱壁3’と
他の2面壁の内筒3には板厚を貫いて多数のエア吹出し
孔34,34’が定間隔で穿設されている。前記エア吹
出し孔34、34’は高さ方向でも可燃性ゴミ処理室の
下端に近い位置まで縦列状に配されている。下半の数段
のエア吹出し孔34’は間隔が広く粗であり可燃性ゴミ
ガス化用エア供給手段として働き、それよりも上位のエ
ア吹出し孔34は間隔が狭くガス燃焼用エア供給手段と
して働く。
【0011】前記内筒3の外周には、前記エア吹出し孔
34,34’の背部を囲むように矩形や三角形などの溝
形断面をなしたエアダクト7,7が縦設固着されてお
り、それらエアダクト7,7はそれぞれ頂部が閉じられ
る一方、図1や図6のように、各下端部がエアボックス
1aの上部壁に設けたエア導入孔10に連通している。
エアボックス1aにはベース上に設置したブロワ11の
吐出口につながる導管110が調整弁111を介して接
続されており、それにより、エアボックス1aに供給さ
れたエアは各エアダクト7,7に押し込まれ、各エア吹
出し孔34,34’からガス化用エアおよび燃焼用エア
として可燃性ゴミ処理室3Aに吹き込まれるようになっ
ている。なお、伝熱壁3’には連絡口32が設けられて
いるため、この部分のエアダクト7は図6のように正面
から見て下向きコ字状に構成され、上部の横連結部70
に複数本のエアダクト7の下端が連結されている。
【0012】前記可燃性ゴミ処理室3Aの上方にはサイ
クロン式集塵機構4が設けられている。詳しくは、天壁
2aには円筒状のケーシング4aが内筒3と同心状に固
定されており、このケーシング4aの天井部40にはケ
ーシング4aと同心状に排気筒6が内挿されるととも
に、排気筒6の下端と所定の距離をおいた位置でかつ天
壁2aよりも上位レベルに仕切り部41が張設され、そ
れによって天井部40との間に円筒状の集塵室4Aを形
成している。なお、仕切り部41は前記可燃性ゴミ処理
室3Aの天井をも構成している。そして、前記ケーシン
グ4aは上端が前記天井部40で閉じられた誘導筒9に
より外囲され、ケーシング4aの外周と誘導筒9内面と
の間に環状のガス誘導路4Bが形成されている。ケーシ
ング4aには仕切り部41よりも下位レベルの部分に、
図1と図4のように板厚を貫いて複数個のガス導出孔4
2が定間隔で配設されている。また、ケーシング4aの
上位部位すなわち排気筒6の下端位置よりも高いレベル
には、図1と図3のように、接線方向に窓孔状のガス導
入口45が形成されており、かつ、このガス導入入口4
5の近傍には誘導路4Bの周方向を遮断する遮断板92
が張設されている。詳しくは、遮断板92はケーシング
4aの接線方向ないしこれに近い角度となるようにケー
シング外面に接合されるとともに誘導筒内面とも接合さ
れている。そして、集塵室4A底付近に対応する部位に
は、ダスト取出し部4bが設けられている。このダスト
取出し部4bは、前記した灰出し口部と同様に先端側が
ケーシング4aの外面に接合され後端側が誘導筒9を貫
いて延出する筒体と、これの開口を開閉する扉体とを備
えている。
【0013】前記サイクロン式集塵機構4よりも下流の
排気筒6にはエゼクタノズル12が噴孔を下流に向けて
内挿されており、該エゼクタノズル12は前記導管11
0と分岐した導管110’に接続されている。前記炉壁
2の適所には水室3Cに通じる給水部13と湯出し口1
4とが設けられており、給水部13は炉壁2の外周また
は天壁2aに取り付けたシスタンク130を介して給水
管131と接続されており、湯出し口14は給湯配管1
32が接続されている。なお、図示しないが天壁2aに
は水室内から湯が取り出されないときにこれを蒸気とし
て排出するための蒸気排出部が設けらることが好まし
い。
【0014】一方、含水ゴミ処理室3Bには、底域に含
水ゴミを載置するトンネル型のロストル15が固定され
ている。このロストル15は格子状に構成され、含水ゴ
ミを処理中に分割しやすいように断面が三角形ないしド
ームに構成されている。そして、このロストル15の中
間高さレベルに相当する耐火内張りとりわけ伝熱壁3’
と対向する耐火内張り30には、これを貫通する挿入筒
36を介して昇温バーナ16が取り付けられている。必
要に応じて、昇温バーナ16の前方には伝熱壁3’との
間に適度な間隔をおいて火焔遮断壁17が設けられる。
一方、前記ロストル15の外側には、図1と図2および
図5のように、耐火内張り30から所定の間隔を隔てた
位置に多孔隔壁18が設けられている。この多孔隔壁1
8は含水ゴミの周囲を支えるとともに含水ゴミの周囲と
耐火内張り30との間に昇温バーナによる高温排ガスと
可燃成分(水蒸気や乾溜ガス)の混合気体が流通する誘導
路3Dを画成するためのものである。この多孔隔壁18
は、簡便には縦バー180と横バー181を格子状に結
合したものや目の粗い金網が用いられる。多孔隔壁18
は炉床に立設されてもよいが、スペースの節減の点から
この実施例では上端部を天壁2aに溶接するなどして吊
持されている。多孔隔壁18は図示するものでは図2の
ように投入口部と対向する壁側および伝熱壁3’と対向
する壁側の2面に設けられているが、伝熱壁3’に近い
部位にも設けられてもよい。
【0015】図7は本発明の第2実施例を示している。
この実施例は誘導路4Bが環状でなく直線状となってい
る。すなわち、誘導筒9がケーシング4aを同心状に囲
んでおらず、直筒状のダクトとして構成されており、ケ
ーシング4aには仕切り部41よりも下位レベルの部分
の単一のガス導出孔42が設けられ、ケーシング4aの
上位部位すなわち排気筒6の下端位置よりも高いレベル
には、接線方向に窓孔状のガス導入口45が形成されて
おり、誘導筒9はそれらガス導出孔42とガス導入口4
5を外囲するようにケーシング4a外側に固定されてい
る。他の構造は実施例1と同様であるから、説明の重複
を避けるため、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略
する。
【0016】なお、実施例1,2は本発明の単なる一例
であり、これらに限定されるものではない。すなわち、
可燃性ゴミ処理室3Aの周りの水室3Cは単に通水形と
なっているだけでもよく、また水室3Cとせずに蓄熱耐
火内張構造としてもよい。また、サイクロン式集塵機構
4のケーシング4aは実施例では断面積が内筒3と同等
であるが、内筒3よりも小さくてもよい。さらには、可
燃性ゴミ処理室3Aは横断面が矩形であるが、これに変
えて円形断面としてもよい。この場合にはサイクロン式
集塵機構4のケーシング4aは内筒3を延長することで
構成してもよい。エア吹出し孔34は求心方向に開孔し
ていてもよいし、一部が非求心方向たとえば内接線方向
に向いて開孔していてもよい。こうすれば供給エアの一
部が内筒内壁に沿って流れるため可燃性ゴミ処理室3A
内の雰囲気が撹拌され、ガス化やガス燃焼を促進するこ
とができる。
【0017】
【実施例の作用】図8は本発明による焼却状態を示して
いる。給水管131によって水道水などを供給すれば、
シスタンク15を介して給水部13から水室3Cに水が
満たされる。焼却にあたっては、含水ゴミ処理室3Bの
投入口部8bを開いて含水ゴミBを一括投入する。この
含水ゴミBはトンネル型のロストル15の上に堆積し、
外周は多孔隔壁18で支えられる。この状態で昇温バー
ナ16を作動させる。一方、可燃ゴミ処理室3Aの投入
口部8aを開いて紙、木片、プラスチック廃材、ゴム廃
材などの可燃性ゴミAを所定の高さレベルすなわちガス
化用のエア吹出し孔34’領域に投入し着火する。それ
とともにブロワ11を駆動してエアを導管110と導管
110’に供給する。こうすれば導管110’からエア
はエゼクタ12に送られて排気筒6に吹き込まれるた
め、集塵室4Aは吸気され、その吸気がガス入口45か
ら誘導路4Bおよびガス導出孔42を経て可燃ゴミ処理
室3Aに作用する。
【0018】また、導管110に送られたエアはエアボ
ックス部1aに押し込まれ、エア導入孔10,10から
それぞれエアダクト7,7に導かれ、エア吹出し孔3
4,34’から可燃ゴミ処理室3Aの中央に向かって吹
き込まれる。このため、着火された可燃性廃棄物Aはエ
ア吹出し孔34’からのエアによりガス化され、そのガ
スはエア吹出し孔34からの多量のエアにより完全燃焼
されられる。投入分が燃焼されたならば逐次投入口部8
aから追加投入すればよく、この場合、可燃ゴミ処理室
3Aが強制的に集塵側に吸気されているため投入口部8
aを開いてもガスは吹き出すことがない。
【0019】このような燃焼により生じた燃焼排ガス
は、可燃ゴミ処理室3Aに作用している強制ドラフト力
により停滞することなく上昇し、可燃ゴミ処理室3Aの
上部側壁に開孔しているガス導出孔42から内筒外の誘
導通路4Bに吸い込まれる。この誘導通路4Bには集塵
室4Aのガス導入口45が通じており、そのガス導入口
45の近傍で接線方向の遮断壁92が誘導通路4Bの円
周方向を遮断している。このため、上昇した燃焼排ガス
は誘導通路4B内で図4のように時計方向の滑らかな旋
回流となり、該燃焼排ガス流はそのままガス導入口45
から集塵室4Aの接線方向に流れ、排気筒6の周りを旋
回してから排気筒6の下端開口より吸い込まれ、遠心分
離運動により粒子分が分離される。上昇燃焼排ガスが抵
抗なく流れて集塵室4Aで旋回するため、燃焼排ガスに
含まれている細かい粒子までも効率よく除塵することが
でき、粉塵の出やすい紙屑類を燃やしても、焼却当初か
ら終わりまで粉塵や煙を出さずに処理することができ
る。
【0020】前記のような可燃ゴミ処理室3Aの中心部
の燃焼熱は850〜900℃となるが、内筒3は水室3
C内の水で約3/4の範囲の外周面が囲繞されており、
しかも水室3C内にエアダクト7,7を設けているため
実質的に伝熱面積が広くなって効率よく冷却されるとと
もに、エアダクト7,7が補強リブとしても機能するた
め熱変形も生じず耐久性が良好である。それゆえ炉壁2
は高温にならないためこれに触れても火傷等の心配がな
く安全である。そして、水室4内の水は熱交換により温
水となり、給水部13から水を逐次導入することで湯出
し口14から多量の温水を連続的に取り出すことがで
き、廃棄物を燃料として有効に活用することができる。
【0021】また、上記のような可燃ゴミ処理室3Aの
燃焼熱は水室3Cに囲まれていない伝熱壁3′を介して
含水ゴミ処理室3Bに輻射熱として供給されるため、含
水ゴミ処理室3Bが昇温されるとともに、伝熱壁3′に
面する含水ゴミAが加熱される。一方、前記のように昇
温バーナ16による熱はトンネル型のロストル15の中
に吹き込まれ、これによりロストル15を底として堆積
している含水ゴミAの底層とその周辺が直接加熱され
る。伝熱壁3′により加熱された雰囲気と昇温バーナ1
6から放散される高温ガスによる加熱により含水ゴミA
からは旺盛に水蒸気が生じ、該水蒸気は前記高温ガスと
ともに含水ゴミAを支える多孔隔壁18と蓄熱耐火内張
り30との間の誘導路3Dを通り、含水ゴミAの上層と
天井蓄熱耐火内張り30′を通って伝熱壁3′に向か
い、一部はトンネル型のロストル15を通って誘導路3
Dを上昇するように循環する。これにより含水ゴミAは
全周から加熱されるため、効率よく旺盛に含水分が蒸発
されられる。水蒸気と発生ガスは連絡口32に作用して
いる吸引力により可燃ゴミ処理室3Aに導入される。連
絡口32が可燃ゴミ処理室3Aの中央でなく片側に偏し
て開口しているため、水蒸気と発生ガスは渦流状態とな
って可燃ゴミ処理室3Aに進入し、前記のようにガス化
燃焼している可燃性ゴミAともども燃焼させられる。水
蒸気と発生ガスはかなりの臭気を伴っているが、それら
が可燃ゴミ処理室3Aのガス燃焼中心温度に接触するた
め完全に熱分解することができる。
【0022】この間、含水ゴミ処理室3Bの含水ゴミB
は、昇温バーナ16による内部昇温加熱と可燃ゴミ処理
室3Aからの輻射熱による内熱・外熱と、それらによる
熱風が誘導路3Dを通って移動することによる加熱相乗
効果で急速に水分が除去され、次いでガス化乾燥され、
そのガスは連続的に連絡口32から可燃ゴミ処理室3A
に導かれてガス燃焼させられる。このため含水ゴミBは
嵩を減じ、炭化、おき燃焼の後、灰化する。上記のよう
に内熱・外熱併用による乾溜ガス化方式のため、含水ゴ
ミBは反転や撹拌をすることなく静置状態のままで水分
除去−ガス化を効率よく円滑に行うことができる。
【0023】実施例1に示す本発明炉を実際に適用して
含水ゴミと可燃性ゴミを同時焼却処理した実験結果を示
す。含水ゴミ処理室3Bの容積は約0.2m3、可燃ゴ
ミ処理室3Aの容積は約0.35m3である。含水ゴミ
は生うどんと生そば(水分75%)、150kgであり、可燃性ゴ
ミは包装用ポリ袋40kg、紙屑、木屑、段ボール20kg、発
泡スチロール容器20kg、ポリエチリン缶20kgであった。
焼却に当たり、まず、含水ゴミは60kgを含水ゴミ処理室
3Bに一括投入し、バーナに着火し昇温させた。可燃性
ゴミは可燃ゴミ処理室3Aに約15kg投入し着火した。以
下焼却の進行とともに含水ゴミは減量分を追加投入し、
可燃性ゴミも順次10〜15kgずつ投入した。この時の焼却
状況を示すと表1のとおりである。
【0024】
【表1】
【0025】この表1から明らかなように、本発明は小
型な炉構造で含水ゴミと可燃性ゴミを同時にしかも煤
煙、煤塵を発生させることなく効率よく焼却できること
がわかる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。 可燃性ゴミと水分を多量に含む含水ゴミとを単一の炉
で同時に効率よく円滑に焼却することができる。ことに
含水ゴミを、昇温バーナによる内部からの昇温加熱と可
燃ゴミの燃焼熱を外部熱源とする外部加熱を併用して加
熱し、かつそれらによる高温雰囲気を炉壁と多孔隔壁間
の誘導路を循環させて可燃ゴミ処理室3Aに導入するこ
とにより含水ゴミを下方と周囲から加熱するため、含水
ゴミを撹拌したり反転したりすることなく静置状態のま
まきわめて効率よく水分除去−乾溜ガス化−炭化するこ
とができる。 可燃ゴミの燃焼熱を外部加熱の熱源として有効に利用
するため、昇温バーナの燃料使用量もきわめて少なくて
すみ、反転、撹拌機構も不要なためその分のコストがか
からない。従って製造コスト、ランニングコストを低減
することができる。 反転、撹拌機構がないため構造が簡単で故障少なく、
また可燃ゴミ処理室3Aとサイクロン式の集塵機構4と
が直列に一体化されているためコンパクトであり、狭い
場所に設置可能である。それでいて、上昇燃焼排ガスの
流れを阻害せず抵抗なく滑らかな旋回流として集塵室4
Aへ導入することができるため集塵効率を高くすること
ができ、人家の密集地に設置しても煙、粉塵、火の粉に
よる公害問題を起こすことがない。また請求項8によれ
ば、可燃ゴミ処理室3Aを構成する内筒3とガス化・燃
焼用エアの吹込みダクトが水冷されているため過熱せず
耐久性をよくすることができるとともに、熱交換により
温水を連続的に得ることができ、ゴミ処理と熱回収によ
る温湯創成とを同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴミ焼却炉の第1実施例を示す縦
断正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図8】本発明による焼却状態を模式的に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ベース 1a エアボックス 2 炉壁 3A 可燃性ゴミ処理室 3B 含水ゴミ処理室 3 内筒 3C 水室 3D 誘導路 3E 燃焼用エア吹出し機構 4 サイクロン式集塵機構 4A 集塵室 4B ガス誘導路 4a ケーシング 6 排気筒 7 エアダクト 8a,8b 投入口部 9 誘導筒 11 ブロワ 12 エゼクタノズル 16 昇温バーナ 15 トンネル状のロストル 18 多孔隔壁 30 蓄熱耐火物内張り 32 連絡口 41 仕切り部 42 ガス導出孔 45 ガス導入口 34,34’ エア吹出し孔 92 遮断壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片寄 公裕 東京都板橋区常盤台四ノ八ノ十 (72)発明者 片寄 裕子 東京都板橋区常盤台四ノ八ノ十

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアボックス1aを有するベース1上に設
    けた炉体内に、一部に連絡口32を有する伝熱壁3’を
    介して可燃性ゴミ処理室3Aと含水ゴミ処理室3Bの2
    室を区画形成し、可燃性ゴミ処理室3Aには可燃性ゴミ
    Aの投入口部8aを設けるとともに、室壁には前記エア
    ボックス1aに接続された燃焼用エア吹出し機構3Eを
    設け、含水ゴミ処理室3Bには含水ゴミBの投入口部8
    bを設けるとともに、底域に昇温用バーナ16とトンネ
    ル状のロストル15を設け、かつ周囲域には堆積された
    含水ゴミの外側を支えるとともに室壁との間に水蒸気や
    ガスの誘導路3Dを画成するための多孔隔壁18を設
    け、可燃性ゴミ処理室3Aの上方にはサイクロン式集塵
    機構4を直列状に設けたことを特徴とするゴミ焼却炉。
  2. 【請求項2】前記含水ゴミ処理室3Bの室壁は耐火物に
    よる蓄熱構造となっており、可燃性ゴミ処理室3Aの室
    壁が伝熱壁3’を除いて水室3Cで囲まれており、燃焼
    用エア吹出し機構3Eは、室壁に配設された多数のエア
    吹出し孔34,34’と、それらエア吹出し孔34,3
    4’の背部を囲むように水室内に設けられた複数のエア
    ダクト7とを備え、エアダクト7は一端が前記ベースの
    エアボックス部1aに連通し、エアボックス部1aはエ
    ア送給用のブロワ11と接続されている請求項1に記載
    のゴミ焼却炉。
  3. 【請求項3】サイクロン式集塵機構4が、排気筒6の下
    部を同心状に内挿した有底の集塵室4Aと、一端が可燃
    性ゴミ処理室3Aの上部域に通じ他端が集塵室4Aの接
    線方向に通じるガス誘導路4Bとを備え、集塵室4Aよ
    り下流の排気筒6にはエア送給用のブロワ11と接続し
    たエゼクタノズル12が挿入されている請求項1に記載
    のゴミ焼却炉。
  4. 【請求項4】ガス誘導路4Bが直接筒状のダクトとして
    構成されている請求項3に記載のゴミ焼却炉。
  5. 【請求項5】ガス誘導路4Bが集塵室4Aを構成するケ
    ーシング4aを同心状に囲む誘導筒9により環状に構成
    されており、ケーシング4aには集塵室4Aの底よりも
    下方に可燃性ゴミ処理室3Aからの排ガスを排出するガ
    ス導出孔42が配設され、集塵室4Aの上域には接線方
    向に開口したガス導入口45が設けられるとともにこの
    ガス導入口45の近傍にガス誘導路4Bを円周方向で遮
    断する遮断壁92が設けられている請求項3に記載のゴ
    ミ焼却炉。
  6. 【請求項6】多孔隔壁18が耐熱金属のバーを格子状に
    組んだ構造からなっている請求項1に記載のゴミ焼却
    炉。
  7. 【請求項7】エア吹出し孔34,34’が、可燃性ゴミ
    処理室下半域のものは間隔が大きく、上半域のものは相
    対的に狭い間隔で配列されている請求項2に記載のゴミ
    焼却炉。
  8. 【請求項8】水室3Cに給水部13と湯取出し部14が
    接続されている請求項2に記載のゴミ焼却炉。
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