JP3104712U - 消煙脱臭型炭化炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】 農業副産物などを炭化させる際に生じる煙等を大幅に低減させることができるような、コンパクトな炭化炉を提供する。
【解決手段】 略ドラム缶状炭化炉本体1の側部より上下両端が解放状の横T字状煙突2を形成し、横T字状煙突2の下端開口部において、噴出性火炎生成具3をその火炎が煙突内部に向くように、かつ空気流入を妨げないように、取り付けないし取り付け可能状にセットする。
【選択図】 図1
【解決手段】 略ドラム缶状炭化炉本体1の側部より上下両端が解放状の横T字状煙突2を形成し、横T字状煙突2の下端開口部において、噴出性火炎生成具3をその火炎が煙突内部に向くように、かつ空気流入を妨げないように、取り付けないし取り付け可能状にセットする。
【選択図】 図1
Description
この考案は、農業廃材や生ごみなどを小規模に炭化させるのに適した煙や悪臭を伴わないコンパクトなドラム缶状の炭化炉に関する。
農作物廃材、草木枝葉、或いは生活廃材などの廃棄用有機物を単に焼却するのでなく、蒸し焼きにしてこれを炭化させ、得られる炭化物を吸着材や固形燃料などにして有効利用をはかる試みがなされており、これに適した炭化炉の形態として、コンパクトなドラム缶状のものを本考案者は既に特許出願して提案済みである(特許公開2003−13068)。
このようなドラム缶状の炭化炉は既にある程度の成果をあげているが、一方、煙突から排出される煙と臭いを消去することが重要な課題となってきた。そのための消煙具も本考案者は既に具体的なものを提案しているが、かかる吸着性カートリッジ類には吸着後の再生や取り替え、或いは耐熱性などの点で問題点を抱えているため、更に進んで、煙等の生成を根本から無くすような簡便な炭化炉の出現が切に望まれていた。
本考案はかかる現状から、農業副産物などを炭化させる際に生じる煙等を大幅に低減させることができるような、コンパクトな炭化炉を提供することを課題とする。
略ドラム缶状炭化炉本体1の側部より上下両端が解放状の横T字状煙突2を形成し、横T字状煙突2の下端開口部において、噴出性火炎生成具3をその火炎が煙突内部に向くように、かつ空気流入を妨げないように取り付ける。なおここで言う略ドラム缶状とは、実際のドラム缶の形状をアレンジし、或いは容量を変えたものをも意味するものとする。また噴出性火炎生成具3の取り付けを使用時に行なえるようにこれをセット(取り外して備えておくこと)しておいてもよい。
ここでいう横T字状煙突2は、便宜上このように表現しているものの、その寸法比率については、典型的横T字に比べ直角分岐点からの上方部分が著しく長くなったり横方部分が短くなったりすることもあり、かかる場合や或いは円筒などの継ぎ足しによりそのようになる場合も、このように表現する意味に含まれるものとする。
またここで用いられる噴出性火炎生成具3は、具体的にはプロパンガスバーナーのようなものが該当する。すなわち火炎自体が噴出力とともに熱風を先方に送り出し、それに伴って酸素(空気)を背後から巻き込み流入させようとする力をもっている。
上記のような本考案の炭化炉における横T字状煙突2の下端解口部に取り付けた噴出性火炎生成具3に点火して炎を噴出させると、該炭化炉本体1から出てきた未燃焼の排煙はそこで十分な(発火点以上の)温度を与えられながら不足していた酸素を補給され、有機物など可燃成分は完全燃焼し横T字状煙突2の上端開口部より黒煙や臭いの無い排気として排出される。
本考案によれば、農業副産物やその他の炭化可能な廃材などをコンパクトな形態で排煙公害を伴うことなく炭化させることができ、小規模分散型で移動も容易な廃棄物処理装置として広く実用に供することができるという効果がある。
図面に示したように、炭化炉本体1内には前記公開特許に示した中煙突4を設けるとともに外壁を断熱材5で覆い、下部の炊き口内には薪等に替えて大型バーナー6を設け、これに連結する5〜10kgのプロパンガスボンベ7のホースを途中で分岐して、その先に設けた小型バーナーすなわち噴出性火炎生成具3を横T字状煙突2の下端部に若干挿入するように設ける。この際、次に述べる実施例のように、下方からの空気が流入可能状とし、また点火しやすいように着脱可能状に取り付けるものとする。
上記形態のものをドラム缶を骨格ベースに製作し、プロパンガスボンベ7からの分岐ホース8は鋼管一体からなる高圧用ホースとし、分岐後にそれぞれコック9を設け、炭化炉本体1の下方側より突出形成した煙突口2Aに繋ぐ横T字状煙突分岐管2Bの上方開口部に煙突管2Cを繋ぎ、該横T字状煙突分岐管2Bの下方開口部に分岐ホース8の先端に有する小型バーナーすなわち噴出性火炎生成具3を取り付ける。その際、横T字状煙突分岐管2Bの下方開口部を若干広げて、噴出性火炎生成具3を取り付けた後も、空気流入と点火のための十分な隙間が得られるようにする。なお噴出性火炎生成具3の取り付け部材10は隙間性のものであることは言うまでもない。
既に述べたように、本考案に用いられる構成部材はいずれも既製のものを必要に応じ改造して転用することができるから製作も容易であり、廃材処理とその有効利用、およびそれに伴う排煙公害防止などのニーズが高いことから、産業上の利用可能性は十分であるといえる。
1‥‥‥炭化炉本体
2‥‥‥横T字状煙突
2A‥‥‥煙突口
2B‥‥‥横T字状煙突分岐管
2C‥‥‥煙突管
3‥‥‥噴出性火炎生成具
4‥‥‥中煙突
5‥‥‥断熱材
6‥‥‥大型バーナー
7‥‥‥プロパンガスボンベ
8‥‥‥分岐ホース
9‥‥‥コック
10‥‥‥取り付け部材
2‥‥‥横T字状煙突
2A‥‥‥煙突口
2B‥‥‥横T字状煙突分岐管
2C‥‥‥煙突管
3‥‥‥噴出性火炎生成具
4‥‥‥中煙突
5‥‥‥断熱材
6‥‥‥大型バーナー
7‥‥‥プロパンガスボンベ
8‥‥‥分岐ホース
9‥‥‥コック
10‥‥‥取り付け部材
Claims (1)
- 略ドラム缶状炭化炉本体の側部より上下端が解放状の横T字状煙突を形成し、該横T字状煙突の下端開口部において、噴出性火炎生成具をその火炎が煙突内部に向くように、かつ空気流入を妨げないように、取り付けないし取り付け可能状にセットしたことを特徴とする消煙脱臭型炭化炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002846U JP3104712U (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 消煙脱臭型炭化炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002846U JP3104712U (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 消煙脱臭型炭化炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104712U true JP3104712U (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=43258111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002846U Expired - Fee Related JP3104712U (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | 消煙脱臭型炭化炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3104712U (ja) |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004002846U patent/JP3104712U/ja not_active Expired - Fee Related
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