JP2002195318A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

Info

Publication number
JP2002195318A
JP2002195318A JP2001024949A JP2001024949A JP2002195318A JP 2002195318 A JP2002195318 A JP 2002195318A JP 2001024949 A JP2001024949 A JP 2001024949A JP 2001024949 A JP2001024949 A JP 2001024949A JP 2002195318 A JP2002195318 A JP 2002195318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
caliper body
disk rotor
cover spring
torque receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001024949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4703864B2 (ja
Inventor
Yukitoshi Shimura
幸利 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP2001024949A priority Critical patent/JP4703864B2/ja
Publication of JP2002195318A publication Critical patent/JP2002195318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4703864B2 publication Critical patent/JP4703864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増やすことなく、キャリパ本体の
トルク受け部の損傷を防止できる構造にする。 【解決手段】 ディスクロータDを挟んで対向配置され
た一対のシリンダ部2をブリッジ部により連接してなる
キャリパ本体と、シリンダ部間に橋架されたピン24
と、ピン24に支持されてディスクロータDを間に挟ん
で対向配置された一対の摩擦パッド22と、キャリパ本
体に設けられ一対の摩擦パッド22に対向するトルク受
け部25と、キャリパ本体に取り付けられたカバースプ
リング6と、を備えたディスクブレーキにおいて、カバ
ースプリング6は、スリットにより二分割されキャリパ
本体の透孔を塞ぐカバー部30aと、カバー部30aの
両端から透孔内に延設されてトルク受け部25と摩擦パ
ッド22との間に配置されるトルク受け保護板31aと
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の制動に用
いられるディスクブレーキに係り、特に、二輪自動車に
用いて好適なディスクブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】二輪自動車用のディスクブレーキとして
は、ディスクロータを挟んで対向配置された一対のシリ
ンダ部をディスクロータを跨ぎ透孔を有するブリッジ部
により連接してなるキャリパ本体と、前記キャリパ本体
の一対のシリンダ部間に橋架されたピンと、前記ピンに
支持されて前記キャリパ本体の透孔内で前記ディスクロ
ータを間に挟んで対向配置された一対の摩擦パッドと、
前記一対の摩擦パッドに対し前記ディスクロータの回転
方向に対向して前記キャリパ本体に設けられたトルク受
け部と 前記キャリパ本体に取り付けられて前記一対の
摩擦パッドを押圧して摩擦パッドの姿勢制御をするとと
もに前記ブリッジ部の透孔を覆うカバースプリングと、
前記キャリパ本体の各シリンダ部に内装され前記一対の
摩擦パッドを前記ディスクロータの両面に押し付けるべ
く作動可能なピストンとを備え、前記キャリパ本体を車
両の非回転部に取り付けるようにした、いわゆる対向ピ
ストン型のものがある(例えば、特開平1−18873
0号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、キャ
リパ本体に対するカバースプリングの取り付けは、カバ
ースプリングの両端に突設した爪部をブリッジ部の背面
にねじ止めする構造になっていた。そのため、キャリパ
本体に対するねじ孔加工が必要になることに加え、取り
付け用ねじが必要になって部品点数が増加し、また、加
工・組み付け工数の増大により、コストが増大するとい
う問題があった。また、専用工具によるねじ止め作業が
必要なため、組み付け性が悪いという問題もあった。
【0004】また、従来のカバースプリングは、一対の
摩擦パッドを押圧するパッド押さえ部が一枚板状に形成
されているため、各摩擦パッドを押さえる力が相互に影
響を及ぼし合い、パッド押さえ力が安定しないという問
題もあった。
【0005】さらに、特に後輪用のディスクブレーキの
場合は、車体の振動の影響を受け易く、前進制動時に摩
擦パッドが振動によりキャリパ本体のトルク受け部を連
打してしまうことがある。トルク受け部はアルミニウム
製のキャリパ本体を加工して仕上げただけであるため、
振動により摩擦パッドがトルク受け部を連打してしまう
と、トルク受け部に摩耗や打痕が発生する虞があった。
これに対処するに、別部材で形成した保護カバーをキャ
リパ本体のトルク受け部に取り付けるようにしたものも
存在するが、この場合には、部品点数がさらに増大し、
加工・組み付け工数のさらなる増大により、コストがさ
らに増大するという問題があった。
【0006】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、カバースプリングとトルク受
け部保護用のカバーとを一体に形成することにより、部
品点数の削減、加工・組み付け工数の削減を図り、しか
も、各摩擦パッドの押さえ力が相互に影響を及ぼしにく
くしたディスクブレーキを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、ディスクロータを挟ん
で対向配置された一対のシリンダ部をディスクロータを
跨ぎ透孔を有するブリッジ部によりつないで形成してな
るキャリパ本体と、前記キャリパ本体の一対のシリンダ
部間に橋架されたピンと、前記ピンに支持されて前記キ
ャリパ本体の透孔内で前記ディスクロータを挟んで対向
配置された一対の摩擦パッドと、前記一対の摩擦パッド
に対し前記ディスクロータの回転方向に対向して前記キ
ャリパ本体に設けられたトルク受け部と、前記キャリパ
本体に取り付けられて前記一対の摩擦パッドを押圧して
摩擦パッドの姿勢制御をするとともに前記ブリッジ部の
透孔を覆うカバースプリングと、前記キャリパ本体の各
シリンダ部に内装され前記一対の摩擦パッドを前記ディ
スクロータの両面に押し付けるべく作動可能なピストン
と、を備えたディスクブレーキにおいて、前記カバース
プリングは、前記透孔の開口端を塞ぐとともに前記摩擦
パッドを押圧するカバー部と、前記カバー部におけるデ
ィスクロータ回転方向両端から前記透孔内に延設されて
前記トルク受け部と前記各摩擦パッドとの間に配置され
る保護部と、が一体に形成されてなることを特徴とす
る。
【0008】このように構成することで、摩擦パッドが
振動したときに摩擦パッドはカバースプリングの保護部
に接触するようになり、摩擦パッドがキャリパ本体のト
ルク受け部に直接接触するのを防止することができる。
したがって、キャリパ本体のトルク受け部に摩耗や打痕
が生じるのを防止することができる。また、一つの部品
であるカバースプリングが、摩擦パッドの姿勢制御機
能、キャリパ本体の透孔を閉塞する機能、トルク受け部
保護機能の三つの機能を備えているので、部品点数、加
工・組み付け工数を削減することができる。
【0009】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、前記カバースプリングは、前記ディ
スクロータの回転方向に延びるスリットによって二分割
されていることを特徴とする。
【0010】カバースプリングのカバー部がスリットに
より二分割されているので、各摩擦パッドに対するパッ
ド押さえ力をそれぞれ独立に発生させることができ、相
互に影響を及ぼしにくくなる。
【0011】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は2に記載の発明において、前記カバースプリングは、
前記カバー部を先頭にして前記ディスクロータの中心側
から前記透孔に挿入したときに前記キャリパ本体の係止
部に係止して該カバースプリングの前記開口端方向への
移動を規制する係止部を有し、前記一対の摩擦パッドは
その頭部を前記カバースプリングのカバー部に突き当て
該カバー部の弾性に抗してカバー部を外方へ押圧した状
態で前記ピンに支持されていることを特徴とする。
【0012】このように構成することで、カバースプリ
ングのカバー部が元に戻ろうとする弾性力により摩擦パ
ッドに対するパッド押さえ力が発生する。そして、キャ
リパ本体へのカバースプリングの取り付けは、カバース
プリングの係止部とキャリパ本体の係止部との係止、お
よび、前記ピンによるキャリパ本体と一対の摩擦パッド
との連結支持によって行うことができるので、ねじ止め
が不要であり、専用工具が不要になる。
【0013】請求項4に記載した発明は、請求項1、2
または3に記載の発明において、前記カバースプリング
の前記保護部には、該保護部が配置された前記トルク受
け部に対し前記ディスクロータの回転方向出口側へ、前
記摩擦パッドを付勢する付勢部が形成されていることを
特徴とする。
【0014】このように構成することで、カバースプリ
ングの保護部の付勢部が、ディスクロータの回転方向出
口側に摩擦パッドを付勢するため、該付勢部で摩擦パッ
ドにディスクロータの回転方向(接線方向)の荷重を付
与することができる。よって、上記したカバースプリン
グのカバー部によって摩擦パッドにかけられるディスク
ロータ半径方向の荷重とは独立して、摩擦パッドにディ
スクロータ回転方向の荷重をかけることができる。した
がって、耐振性を向上させることができ、制動時の異音
の発生や制動トルクの遅れの発生等を防止することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るディスクブ
レーキの一実施の形態を図1から図10の図面を参照し
て説明する。図1はこの発明に係るディスクブレーキの
底面図、図2は同正面図、図3は同左側面図、図4は同
右側面図、図5は図1のB矢視図、図6は図1のC矢視
図である。これらの図において、符号1はキャリパ本体
を示し、キャリパ本体1は、ディスクロータD(図5及
び図6参照)を挟んで対向配置した一対のシリンダ部
2,3を、ディスクロータDを跨ぐブリッジ部4により
連接してなる。ブリッジ部4は、その中央部に四角形状
の透孔5を有する透過構造となっており、その透孔5
は、キャリパ本体1に組付けた後述のカバースプリング
6により覆われている。
【0016】本実施の形態において、キャリパ本体1
は、ブリッジ部4内を分割面として、アルミ鋳造により
形成された第1のシリンダブロック11と第2のシリン
ダブロック12とからなる。第1、第2のシリンダブロ
ック11,12のそれぞれは、図5及び図6に示すよう
に、ピストン13,14を収納するボア15,16を設
けた本体部11a,12aと、各本体部11a,12a
から延ばした各一対の突部11b,12bとを備え、各
一対の突部11b,12bを相互に当接させた状態で、
一対のボルト17により締結されて一体化されている。
すなわち、第1、第2のシリンダブロック11,12の
本体部11a,12aは、それぞれキャリパ本体1のシ
リンダ部2,3を構成し、また両者の突部11b,12
bは、共働してキャリパ本体1のブリッジ部4を構成し
ている。
【0017】ピストン13,14を収納するボア15,
16は、第1、第2のシリンダブロック11,12を一
体化した状態において同軸上で対向するように配置され
ている。各ボア15,16には、給液口18から送り込
まれたブレーキ液が、各シリンダブロック11,12内
に設けた連通孔(図示せず)を通じて供給されるように
なっており、このブレーキ液の供給に応じて対向ピスト
ン13,14が、対応するボア15,16から同期して
突出するようになる。なお、図中符号19,19は、第
1、第2のシリンダブロック11,12にそれぞれ設け
られたエア抜き用のブリーダである。
【0018】一方、第1、第2のシリンダブロック1
1,12には、各本体部11a,12aから立上げるよ
うにピンボス20,21が突設されており、この2つの
ピンボス20と21の間には、一対の摩擦パッド22,
23を支持するピン24が橋架されている。各摩擦パッ
ド22,23は、略矩形状の裏板22a,23aとこの
裏板22a,23aに接合したライニング材22b,2
3bとからなっており、ピン24がそれぞれの裏板22
a,23aの頭部22c,23cに摺動可能に挿入され
ている。そして、一対の摩擦パッド22,23は、ディ
スクロータDを挟むように配置され、2つのピストン1
3,14が同期して突出することによりディスクロータ
Dの両面に押圧される。
【0019】第1、第2のシリンダブロック11,12
のそれぞれには、各一対のトルク受け部25,26が設
けられており、各摩擦パッド22,23の裏板22a,
23aの側面が、カバースプリング6の後述するトルク
受け保護板31a,31bを介して各一対のトルク受け
部25、26に突き当たることで、所定の制動力が発生
するようになっている。また、摩擦パッド22,23は
裏板22a,23aの頭部22c,23cをカバースプ
リング6のカバー板30a,30bに突き当て、このカ
バー板30a,30bの弾性力によってディスクロータ
Dの中心方向(以下、ディスクロータDの中心方向を
「上方」、ディスクロータDの中心から離間する方向を
「下方」とする)に向かって弾性付勢されており、これ
により摩擦パッド22,23はディスクロータDの盤面
と平行姿勢に制御される。なお、ピン24は、ピンボス
20側から挿入されて先端をピンボス21に係合し、ピ
ンボス20にねじ込み固定されている。ただし、ピン2
4はβクリップなどによってピンボス20,21からの
離脱防止をしてもよい。なお、図1〜図4においては、
摩擦パッド22,23及びディスクロータDを省略して
いる。
【0020】ブリッジ部4の透孔5を覆うカバースプリ
ング6は、透孔5を閉塞する機能だけでなく、一対の摩
擦パッド22,23の姿勢を制御する機能と、キャリパ
本体1のトルク受け部25,26を保護する機能を有し
ている。ここで、図7〜図10を参照してカバースプリ
ング6について詳述する。図7はカバースプリング6の
正面図、図8は同左側面図、図9は同底面図、図10は
図7のA矢視図である。
【0021】カバースプリング6はステンレス板をプレ
ス成形してなり、ディスクロータDの回転方向および軸
方向に左右対称形に形成されている。カバースプリング
6は、透孔5の下方の開口端5aを塞ぐカバー板(カバ
ー部)30と、このカバー板30におけるディスクロー
タDの回転方向端部(すなわち、図7においてカバー板
30の左右端部)から上方に向かって互いに平行に平板
状をなして延びる一対のトルク受け保護板(保護部)3
1,31によって、略コの字形に形成されている。
【0022】カバー板30は、ディスクロータDの回転
方向の中央に下方に略U字状に凹む凹部33を有し、こ
の凹部33の上端からアーム部34が斜め下方に延びて
いて、さらに、これらアーム部34の端部にトルク受け
保護板31,31が連接されている。カバー板30には
ディスクロータDの回転方向全長に亘って延びるスリッ
ト35が設けられており、このスリット35は図8及び
図10に示すように両トルク受け保護板31,31の途
中まで延びている。このスリット35によりカバー板3
0はディスクロータDの軸方向に二分割され、二つのカ
バー板30a,30bに分かれている。スリット35は
凹部33において最小幅になっており、凹部33におけ
るスリット35の幅寸法は、ライニング材22b,23
bが摩耗したときに裏板22a,23aがスリット35
内に脱落しないように、ディスクロータDの厚さよりも
小さく設定されている。
【0023】また、凹部33におけるカバー板30a,
30bのディスクロータDの軸方向内縁には、摩擦パッ
ド22,23をキャリパ本体1に組み込むときに摩擦パ
ッド22,23がスリット35内に脱落するのを防止す
るためのパッド脱落防止爪36,36が、上方に屈曲形
成されている。さらに、凹部33におけるカバー板30
a,30bのディスクロータDの軸方向外縁には、カバ
ースプリング6をキャリパ本体1に組み付けたときにピ
ンボス20,21の外周に係合可能なカバースプリング
脱落防止爪37,37が上方に屈曲形成されている。こ
のカバースプリング脱落防止爪37,37は、カバース
プリング6取り付け後に摩擦パッド22,23をキャリ
パ本体1に組み込むときや、あるいは摩擦パッド22,
23を交換するときに、カバースプリング6がキャリパ
本体1から脱落するのを防止し、作業性を向上させる。
また、裏板22a,23aのカバー板30a,30bと
の当接面の剛性を上げてスプリング力を安定させる効果
も兼ね備える。
【0024】カバースプリング6の両トルク受け保護板
31,31にはその上端中央から下方に延びるスリット
38が設けられており、このスリット38によって各ト
ルク受け保護板31はディスクロータDの軸方向に二分
割され、二つのトルク受け保護板31a,31bに分か
れている。これら4つのトルク受け保護板31a,31
a,31b,31bのうち2つのトルク受け保護板31
a,31aは、図5に示すように摩擦パッド22の裏板
22aの側面とキャリパ本体1のトルク受け部25,2
5との間にそれぞれ配置され、2つのトルク受け保護板
31b,31bは、図6に示すように摩擦パッド23の
裏板23aの側面とキャリパ本体1のトルク受け部2
6,26との間にそれぞれ配置される。なお、スリット
38は、基本的にはディスクロータDの外径よりやや外
側位置からディスク中心軸線側に配置されており、トル
ク受け保護板31,31は、このスリット38が形成さ
れていないディスクロータDの軸線方向に連続する平面
状の部分でも摩擦パッド22,23の裏板22a,23
aを案内し、これらの摺動をより滑らかにするようにな
っている。
【0025】また、トルク受け保護板31,31におい
て両スリット38の下端には、ディスクロータDの回転
方向外側へ屈曲形成された係止爪(係止部)39が設け
られている。各係止爪39,39は、カバースプリング
6をキャリパ本体1に組み付けたときに、第1、第2の
シリンダブロック11,12において透孔5の近傍に形
成された係止段部40,40に係止して、透孔5の開口
端5a方向へのカバースプリング6の下方移動を規制す
る(図5及び図6参照)。係止爪39,39を係止段部
40,40に係止させたことにより、カバースプリング
6を透孔5の開口端5aから突出させる方向に押し込ん
だときに、カバースプリング6を押し戻そうとする弾性
復元力が生じることになる。
【0026】さらに、トルク受け保護板31,31にお
いてディスクロータDの軸方向外縁には、各一対のカバ
ースプリング位置規制ストッパ41,41がディスクロ
ータDの回転方向内側へ屈曲形成されている。カバース
プリング位置規制ストッパ41,41は、第1,第2の
シリンダブロック11,12の本体部11a,12a
(すなわち、キャリパ本体1のシリンダ部2,3)の口
元加工面に当接して、カバースプリング6のディスクロ
ータD軸方向の位置を規制する。
【0027】また、各トルク受け保護板31a,31
a,31b,31bの上端であってディスクロータDの
軸方向内縁からは、パッド組み付けガイド42,42,
42,42が斜め上方に且つディスクロータDの回転方
向外側に向かって延びている。これらパッド組み付けガ
イド42は、摩擦パッド22,23をキャリパ本体1に
組み込むときに、摩擦パッド22,23をカバースプリ
ング6の内側に挿入し易くして、組み付け性を向上させ
る。
【0028】次に、このディスクブレーキの組み立て手
順について説明する。まず、機械加工により仕上げられ
た第1、第2のシリンダブロック11,12内のボア1
5,16にピストン13,14を納めた後、両シリンダ
ブロック11,12を合せてボルト17により締結して
一体化し、キャリパ本体1を組み立てる。
【0029】次に、図4に示すように、ディスクロータ
Dの中心側から、カバー板30を先頭にしてカバースプ
リング6を透孔5内に挿入する。この挿入時にカバース
プリング脱落防止爪37,37がピンボス20,21間
を通過する際には、カバースプリング6は両カバー板3
0a,30bが互いに接近する方向に弾性変形し、カバ
ースプリング脱落防止爪37,37がピンボス20,2
1間を通過した後に両カバー板30a,30bが離反す
る方向に弾性復帰して、カバースプリング脱落防止爪3
7,37がピンボス20,21の下側に隙間を有して位
置するようになる。ここで、カバー板30に設けたスリ
ット35がトルク受け保護板31,31の途中まで延び
ていることにより、このカバー板30a,30bの弾性
変形が容易に行われる。
【0030】また、カバースプリング6の挿入時に、カ
バースプリング6のトルク受け保護板31a,31bが
キャリパ本体1の両トルク受け部25,26の内側に配
置され、4つのカバースプリング位置規制ストッパ41
がそれぞれ対応するシリンダ部2,3の口元加工面に当
接する。そして、カバースプリング6の係止爪39,3
9がキャリパ本体1の係止段部40,40に係止され
て、カバースプリング6の透孔5への挿入が完了する。
【0031】次に、同じくディスクロータDの中心側か
ら摩擦パッド22,23をカバースプリング6内に挿入
し、裏板22a,23aの頭部22c,23cをカバー
板30a,30bの凹部33に突き当て、そして、摩擦
パッド22,23をさらに押し込むことにより、カバー
板30a,30bをディスクロータDの中心から離間す
る方向に弾性変形させる。このようにカバー板30a,
30bを弾性変形させた状態のままピン24をピンボス
20,21および摩擦パッド22,23の頭部22c,
23cに挿通させて、摩擦パッド22,23をピン24
により支持する。その結果、摩擦パッド22,23は、
カバー板30a,30bの弾性復元力によってディスク
ロータDの中心方向に弾性付勢されることになり、これ
により摩擦パッド22,23はディスクロータDの盤面
と平行に姿勢制御されることになる。換言すれば、カバ
ー板30a,30bをディスクロータDの中心から離間
する方向に弾性変形させなければ、ピン24を裏板22
a,23aの頭部22c,23cに挿通することができ
ないように寸法設定されているのである。
【0032】このようにして組み立てられたディスクブ
レーキは、車両の非回転部分に固定され、その際に、デ
ィスクロータDを摩擦パッド22,23の間に挟装させ
る。なお、この実施の形態におけるディスクブレーキ
は、トルクリンク式として構成されており、キャリパ本
体1を構成する第1のシリンダブロック11の一側部に
は、トルクリンク(図示略)を連結するためのトルクリ
ンクボス部50が一体に設けられている。また、第1の
シリンダブロック11には、車両への取付けに用いる2
つのねじ孔51が設けられている。
【0033】このディスクブレーキにおいては、カバー
スプリング6のカバー板30がスリット35によって2
つのカバー板30a,30bに分割されており、カバー
板30aにより摩擦パッド22を姿勢制御する押さえ力
が発生し、カバー板30bにより摩擦パッド23bを姿
勢制御する押さえ力が発生し、スリット35は、これら
押さえ力相互の影響を及ぼしにくくする。したがって、
各摩擦パッド22,23の押さえ力が安定するととも
に、引き摺りを低減することができる。
【0034】また、キャリパ本体1のトルク受け部25
と摩擦パッド22の裏板22aとの間にカバースプリン
グ6のトルク受け保護板31a,31aが挟装され、ト
ルク受け部26と摩擦パッド23の裏板23aとの間に
カバースプリング6のトルク受け保護板31b,31b
が挟装されているので、車両の振動により摩擦パッド2
2,23が振動しても、摩擦パッド22,23はトルク
受け部25,26に接触せず、トルク受け保護板31
a,31bに接触する。したがって、トルク受け部2
5,26に摩耗や打痕が生じることがない。
【0035】特に、この実施の形態では、カバースプリ
ング6をステンレスで形成しているので、摩擦パッド2
2,23の摺動が滑らかであり、引き摺りが低減され
る。また、ステンレスは耐食性が高く錆にくいので、摩
擦パッド22,23とカバースプリング6が錆により固
着するのを防止することができる。さらに耐熱性も向上
する。
【0036】また、カバースプリング6は一つの部品で
ありながら、摩擦パッド22,23を押さえて姿勢制御
する機能と、透孔5の開口端5aを閉ぐ機能と、キャリ
パ本体1のトルク受け部25,26を保護する機能を有
しているので、部品点数を増やすことなく性能向上を図
ることができる。
【0037】また、前述したように、このカバースプリ
ング6はねじ等を使用せずにキャリパ本体1に取り付け
ることができるので、専用工具が不要であり、組み付け
性が向上する。また、加工・組み付け工数の低減を図る
ことができ、したがって、コスト低減を図ることができ
る。しかも、この実施の形態ではカバースプリング6が
左右対称形に形成されているので、組み付ける際に方向
性を考える必要がなく、さらに組み付け性が向上する。
【0038】次に、この発明に係るディスクブレーキの
別の実施の形態を図11から図14の図面を参照して上
記実施の形態との相違部分を中心に説明する。なお、上
記実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説
明は略す。
【0039】この実施の形態においては、上記に対しカ
バースプリング6の一部構成が相違している。すなわ
ち、図11に示すカバースプリング6の4つのトルク受
け保護板31a,31a,31b,31bのうち、ディ
スクロータDの回転方向入口側(車両前進時の回転方向
入口側であって図11では紙面右側)となる2つのトル
ク受け保護板31a,31bには、図12に示すよう
に、ディスクロータDの回転方向出口側となる2つのト
ルク受け保護板31a,31bの方向に突出するように
屈曲された凸部(付勢部)100がそれぞれ形成されて
いる。
【0040】そして、キャリパ本体1にカバースプリン
グ6と摩擦パッド22、23とが組み付けられることに
より、キャリパ本体1のトルク受け部25と摩擦パッド
22の裏板22aとの間にカバースプリング6のトルク
受け保護板31a,31aが挟装され、トルク受け部2
6と摩擦パッド23の裏板23aとの間にカバースプリ
ング6のトルク受け保護板31b,31bが挟装される
と、このカバースプリング6のディスクロータDの回転
方向入口側となる2つのトルク受け保護板31a,31
bに形成された凸部100は、トルク受け部25,26
と摩擦パッド22,23の裏板22a,23aとで挟ま
れてその屈曲がほぼ矯正されるように弾性変形する。
【0041】その結果、図11に矢印Fで示すように、
ディスクロータDの回転方向入口側となる2つのトルク
受け保護板31a,31bは、それぞれの凸部100が
屈曲形状に復元しようと付勢力を発生させることにな
り、これらトルク受け保護板31a,31bが配置され
たディスクロータDの回転方向入口側のトルク受け部2
5,26に対しディスクロータDの回転方向出口側のト
ルク受け部25,26の方向に、摩擦パッド22,23
を常時付勢することになる。
【0042】また、図13および図14に示すように、
カバースプリング6の各トルク受け保護板31a,31
a,31b,31bのパッド組み付けガイド42,4
2,42,42を、ディスクロータDの軸線方向におい
て非対称形状としている。すなわち、ディスクロータD
の軸線方向における一側のパッド組み付けガイド42,
42は、トルク受け保護板31b,31bのディスクロ
ータ軸方向全範囲に形成されており、ディスクロータD
の軸線方向における逆側のパッド組み付けガイド42,
42は、トルク受け保護板31a,31aのディスクロ
ータDの軸方向内縁側に部分的に形成されている。
【0043】このように、ディスクロータDの軸線方向
における前記一側のパッド組み付けガイド42,42と
ディスクロータDの軸線方向における前記逆側のパッド
組み付けガイド42,42とを非対称形状にするととも
に、キャリパ本体1には、図示は略すが、凸部100を
ディスクロータDの回転方向入口側にしてカバースプリ
ング6を取り付けようとしたときには干渉せず、凸部1
00をディスクロータDの回転方向出口側にしてカバー
スプリング6を取り付けようとしたときにはディスクロ
ータDの軸線方向における前記一側のパッド組み付けガ
イド42,42に干渉して取り付け不可とする干渉部が
形成されている。これにより、凸部100をディスクロ
ータDの回転方向入口側に配置したときのみカバースプ
リング6がキャリパ本体1に適正に組み付くようになっ
ている。
【0044】以上のように構成することで、カバースプ
リング6のディスクロータDの回転方向入口側となる2
つのトルク受け保護板31a,31bのそれぞれの凸部
100が屈曲形状に復元しようと、これらトルク受け保
護板31a,31bが配置されたディスクロータDの回
転方向入口側のトルク受け部25,26に対しディスク
ロータDの回転方向逆側であるディスクロータDの回転
方向出口側のトルク受け部25,26の方向に、摩擦パ
ッド22,23を付勢することになる。このため、凸部
100で摩擦パッド22,23にディスクロータDの回
転方向(接線方向)の荷重を付与することができる。よ
って、上記したカバースプリング6のカバー板30によ
って摩擦パッド22,23にかけられるディスクロータ
Dの半径方向の荷重とは独立して、摩擦パッド22,2
3にディスクロータDの回転方向の荷重をかけることが
できる。したがって、耐振性を向上させることができ、
制動時の異音の発生や制動トルクの遅れの発生等を防止
することができる。
【0045】本実施形態では、キャリパ本体1を、第
1,第2のシリンダブロックを一対のボルト17により
締結して一体化する構成で説明したが、各シリンダブロ
ックを一体に成形したいわゆるモノボディ型のキャリパ
においても実施可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、摩擦パッドがキャリパ本体のトルク受
け部に直接接触するのを防止できるので、キャリパ本体
のトルク受け部に摩耗や打痕が生じるのを防止すること
ができるという優れた効果が奏される。また、一つの部
品であるカバースプリングが、摩擦パッドの姿勢制御機
能、キャリパ本体の透孔を閉塞する機能、トルク受け部
保護機能の三つの機能を備えているので、部品点数、加
工・組み付け工数を削減することができ、コスト低減を
図ることができる。
【0047】請求項2に記載した発明によれば、さら
に、カバースプリングのカバー部がスリットにより二分
割されているので、各摩擦パッドに対するパッド押さえ
力をそれぞれ独立に発生させることができ、相互に影響
を及ぼしにくくなり、安定したパッド押さえ力を得るこ
とができるという効果がある。
【0048】請求項3に記載した発明によれば、キャリ
パ本体へのカバースプリングの取り付けは、カバースプ
リングの係止部とキャリパ本体の係止部との係止、およ
び、ピンによるキャリパ本体と一対の摩擦パッドとの連
結支持によって行うことができるので、ねじ止めが不要
であり、専用工具が不要で、組み付け性が向上するとい
う優れた効果が奏される。
【0049】請求項4に記載した発明によれば、カバー
スプリングの保護部の付勢部が、ディスクロータの回転
方向出口側に摩擦パッドを付勢するため、該付勢部で摩
擦パッドにディスクロータの回転方向(接線方向)の荷
重を付与することができる。よって、上記したカバース
プリングのカバー部によって摩擦パッドにかけられるデ
ィスクロータ半径方向の荷重とは独立して、摩擦パッド
にディスクロータ回転方向の荷重をかけることができ
る。したがって、耐振性を向上させることができ、制動
時の異音の発生や制動トルクの遅れの発生等を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るディスクブレーキの一実施の
形態の底面図である。
【図2】 前記一実施の形態のディスクブレーキの正面
図である。
【図3】 前記一実施の形態のディスクブレーキの左側
面図である。
【図4】 前記一実施の形態のディスクブレーキの右側
面図である。
【図5】 図1のB矢視図である。
【図6】 図1のC矢視図である。
【図7】 前記実施の形態のディスクブレーキにおける
カバースプリングの正面図である。
【図8】 前記カバースプリングの左側面図である。
【図9】 前記カバースプリングの底面図である。
【図10】 図7のA矢視図である。
【図11】 この発明に係るディスクブレーキの別の実
施の形態の図1のB矢視に相当する図である。
【図12】 前記別の実施の形態のディスクブレーキに
おけるカバースプリングの正面図である。
【図13】 該カバースプリングの左側面図である。
【図14】 前記別の実施の形態のディスクブレーキの
右側面図である。
【符号の説明】
1 キャリパ本体 2,3 シリンダ部 4 ブリッヂ部 5 透孔 5a 開口端 6 カバースプリング 13,14 ピストン 22,23 摩擦パッド 22c,23c 頭部 24 ピン 25,26 トルク受け部 30,30a,30b カバー板(カバー部) 31,31a,31b トルク受け保護板(保護部) 35 スリット 39 係止爪(カバースプリングの係止部) 40 係止段部(キャリパ本体の係止部) D ディスクロータ 100 凸部(付勢部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータを挟んで対向配置された
    一対のシリンダ部をディスクロータを跨ぎ透孔を有する
    ブリッジ部によりつないで形成してなるキャリパ本体
    と、 前記キャリパ本体の一対のシリンダ部間に橋架されたピ
    ンと、 前記ピンに支持されて前記キャリパ本体の透孔内で前記
    ディスクロータを挟んで対向配置された一対の摩擦パッ
    ドと、 前記一対の摩擦パッドに対し前記ディスクロータの回転
    方向に対向して前記キャリパ本体に設けられたトルク受
    け部と、 前記キャリパ本体に取り付けられて前記一対の摩擦パッ
    ドを押圧して摩擦パッドの姿勢制御をするとともに前記
    ブリッジ部の透孔を覆うカバースプリングと、 前記キャリパ本体の各シリンダ部に内装され前記一対の
    摩擦パッドを前記ディスクロータの両面に押し付けるべ
    く作動可能なピストンと、 を備えたディスクブレーキにおいて、 前記カバースプリングは、前記透孔の開口端を塞ぐとと
    もに前記摩擦パッドを押圧するカバー部と、前記カバー
    部におけるディスクロータ回転方向両端から前記透孔内
    に延設されて前記トルク受け部と前記各摩擦パッドとの
    間に配置される保護部と、が一体に形成されてなること
    を特徴とするディスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記カバースプリングは、前記ディスク
    ロータの回転方向に延びるスリットによって二分割され
    ていることを特徴とする請求項1記載のディスクブレー
    キ。
  3. 【請求項3】 前記カバースプリングは、前記カバー部
    を先頭にして前記ディスクロータの中心側から前記透孔
    に挿入したときに前記キャリパ本体の係止部に係止して
    該カバースプリングの前記開口端方向への移動を規制す
    る係止部を有し、前記一対の摩擦パッドはその頭部を前
    記カバースプリングのカバー部に突き当て該カバー部の
    弾性に抗してカバー部を外方へ押圧した状態で前記ピン
    に支持されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載のディスクブレーキ。
  4. 【請求項4】 前記カバースプリングの前記保護部に
    は、該保護部が配置された前記トルク受け部に対し前記
    ディスクロータの回転方向出口側へ、前記摩擦パッドを
    付勢する付勢部が形成されていることを特徴とする請求
    項1、2または3に記載のディスクブレーキ。
JP2001024949A 2000-10-20 2001-01-31 ディスクブレーキ Expired - Fee Related JP4703864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001024949A JP4703864B2 (ja) 2000-10-20 2001-01-31 ディスクブレーキ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-321746 2000-10-20
JP2000321746 2000-10-20
JP2000321746 2000-10-20
JP2001024949A JP4703864B2 (ja) 2000-10-20 2001-01-31 ディスクブレーキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002195318A true JP2002195318A (ja) 2002-07-10
JP4703864B2 JP4703864B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=26602543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001024949A Expired - Fee Related JP4703864B2 (ja) 2000-10-20 2001-01-31 ディスクブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4703864B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1302210C (zh) * 2002-08-29 2007-02-28 株式会社日立制作所 盘式制动器
CN1325817C (zh) * 2002-10-22 2007-07-11 株式会社日立制作所 盘式制动器
JP2009180257A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sanyo Kogyo Kk ディスクブレーキ装置
JP2016011742A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 ディスクブレーキ
KR101608858B1 (ko) * 2012-05-31 2016-04-05 상신브레이크주식회사 마모 보정구조를 갖는 차량용 디스크 브레이크
US10738836B2 (en) 2016-11-30 2020-08-11 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Adjustable torque assembly

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716634U (ja) * 1980-07-03 1982-01-28
JPS5850322U (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 日信工業株式会社 車両用デイスクブレ−キ装置のパツドスプリング
JPS5972331U (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 日産自動車株式会社 デイスクブレ−キ
JPS63147940U (ja) * 1987-03-20 1988-09-29
JPH0428236U (ja) * 1990-07-03 1992-03-06
JPH06117463A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Sumitomo Electric Ind Ltd ディスクブレーキ
JPH10153226A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Tokico Ltd ディスクブレーキ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716634U (ja) * 1980-07-03 1982-01-28
JPS5850322U (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 日信工業株式会社 車両用デイスクブレ−キ装置のパツドスプリング
JPS5972331U (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 日産自動車株式会社 デイスクブレ−キ
JPS63147940U (ja) * 1987-03-20 1988-09-29
JPH0428236U (ja) * 1990-07-03 1992-03-06
JPH06117463A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Sumitomo Electric Ind Ltd ディスクブレーキ
JPH10153226A (ja) * 1996-11-20 1998-06-09 Tokico Ltd ディスクブレーキ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1302210C (zh) * 2002-08-29 2007-02-28 株式会社日立制作所 盘式制动器
CN1325817C (zh) * 2002-10-22 2007-07-11 株式会社日立制作所 盘式制动器
JP2009180257A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sanyo Kogyo Kk ディスクブレーキ装置
JP4695152B2 (ja) * 2008-01-29 2011-06-08 三陽工業株式会社 ディスクブレーキ装置
KR101608858B1 (ko) * 2012-05-31 2016-04-05 상신브레이크주식회사 마모 보정구조를 갖는 차량용 디스크 브레이크
JP2016011742A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 ディスクブレーキ
US10738836B2 (en) 2016-11-30 2020-08-11 Saint-Gobain Performance Plastics Rencol Limited Adjustable torque assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP4703864B2 (ja) 2011-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7766131B2 (en) Disk brake
US20080099174A1 (en) Brake caliper
US9664244B2 (en) Disk brake, pad, and pair of shims
JP2000027905A (ja) ディスクブレーキ
US6971486B2 (en) Caliper spring clip with axial force direction
US10746242B2 (en) Disc brake
JP3576772B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2002195318A (ja) ディスクブレーキ
JP2002327780A (ja) ディスクブレーキ
US5829555A (en) Disc brake caliper assembly
JPWO2019003735A1 (ja) ディスクブレーキ
JP4718422B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4055065B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2000145841A (ja) ディスクブレーキ
JP4332049B2 (ja) ディスクブレーキ
JP3101787B2 (ja) 車両用ディスクブレーキ
JP2000213571A (ja) ディスクブレ―キ
JP2007032766A (ja) ディスクブレーキ
JPH08145090A (ja) ディスクブレーキ用パッドスプリング
JP7361653B2 (ja) ディスクブレーキ
WO2024116541A1 (ja) ディスクブレーキ
WO2021215436A1 (ja) 浮動型キャリパ
JP5714384B2 (ja) ディスクブレーキ
JP5468336B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2007092900A (ja) ディスクブレーキ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090901

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110309

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees