JP2007092900A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレーキ制動時の異音やジャダーおよびブレーキ解除時に発生する引き摺り等を防止するための第3のスライドピンをコンパクトに設けるようにする。
【解決手段】 ディスクロータ軸方向のインナ側に配置した第1および第2のスライドピンとアウタ側に配置した第3のスライドピン15とによりキャリパをキャリアに移動可能に支持させるキャリパ浮動型ディスクブレーキにおいて,キャリパ2に第3のスライドピン15が螺合する取付穴を,キャリアのアウタビーム14に第3のスライドピン15が摺動する摺動穴を夫々設け,第3のスライドピン15は,キャリパの取付穴に螺合する雄ねじを有する取付部とキャリアのアウタビームの摺動穴に挿入される摺動部とから構成し,摺動部の先端に工具により締込みができる凹部17aを有する締込部17を形成し,締込部17の外周が摺動部の一部として摺動穴に摺動するようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は,キャリパ浮動型ディスクブレーキに関するものである。
自動車等に装着されるディスクブレーキには,車輪とともに回転するディスクロータの片側に配置されたパッドに対向するピストンをピストンシールを介して嵌装するシリンダボアと,ディスクロータをまたいで反対側のパッドに対向する爪部とを有するキャリパを車体側に固定されるキャリアに移動可能に支持させ,マスタシリンダからシリンダボア内に圧油を供給してピストンを前進させることにより,一方のパッドを直接ディスクロータに押し付けるとともに,その反力によってキャリパを移動させ,爪部を介して他方のパッドをディスクロータに押し付けて制動力を発生させるようにしたキャリパ浮動型ディスクブレーキがある。
この種のブレーキでは,キャリパをキャリアに摺動可能に支持するスライドピンを設け,キャリパを移動可能に支持しているが,キャリパ本体の自重等によるがたつきにより発生するブレーキ制動時の異音やジャダー,またブレーキ解除時の引き摺り等を防止するため,キャリパを3本以上のピンにより支持して摺動させ,キャリパ姿勢を安定して保持する技術がある(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
上記従来技術では,キャリパ本体は,車体側に固定されるキャリアに,2本のスライドピンによって案内され,ディスクロータの軸方向に沿って移動可能に支持されている。さらに,キャリパ姿勢を安定させるために,ディスクロータ軸方向のアウタ側に,キャリパ本体を支持する第3のスライドピンを嵌挿させた支持機構を構成している。
特開昭57-18826号 特開昭59-73633号の図5
しかしながら,上記従来技術のキャリパ浮動型ディスクブレーキでは次のような問題がある。
すなわち,特許文献1および特許文献2に記す技術では,ディスクロータ軸方向のアウタ側からスリーブを介して工具が係合する頭付のボルトを挿通して第3のスライドピンを突出させる構成のため,摺動部となるスリーブ部分の寸法に加え,工具が係合するボルトの頭部分の寸法が加わり,ディスクロータ軸方向のアウタ側への張出しが大きくなってしまう。よって,従来技術を実施するには,第3のスライドピンがホイールと干渉してしまうため,ディスクロータやホイールを含めたホイールスペース全体の構成レイアウトを大幅に変更する必要が生じてしまう。
また,この種のブレーキでは,キャリパとキャリアを組付ける際の作業性を考慮し,通常第1もしくは第2のスライドピンのどちらかのスライドピンのクリアランスを大きく設計している。特許文献1に記す技術では,連結部の中央部に第3のスライドピンをディスクロータ軸方向のアウタ側に設ける構成となっているので,第1もしくは第2のスライドピンのうちクリアランスの大きいスライドピン側のがたつきを確実に抑えることが困難となる。
また,第1もしくは第2のスライドピンのうちクリアランスの大きいスライドピン側に第3のスライドピンを位置させた上記特許文献2に記す技術では,キャリパ本体に第3のスライドピンを摺動させる支持部をディスクロータ周方向外側にキャリパ本体より突出して設ける構成としているため,ディスクロータ周方向への張出しが大きくなってしまう。よって,本技術を実施するには,第3のスライドピンを摺動させる支持部がホイール等と干渉してしまうため,ディスクロータやホイールを含めたホイールスペース全体の構成レイアウトを大幅に変更する必要が生じてしまう。
本発明は,上記の点に鑑みてなされたものであり,キャリパ本体の自重等によるがたつきにより発生するブレーキ制動時の異音やジャダーおよびブレーキ解除時に発生する引き摺り等を防止するための第3のスライドピンをコンパクトに設けることにより,ディスクロータやホイール等を含めたホイールスペース全体の構成レイアウトを変更することのないキャリパ浮動型ディスクブレーキを提供することにある。
上記課題を解決するため,請求項1記載の発明は,ディスクロータの両側に配置された一対のパッドの一方に対向するピストンと前記ディスクロータを跨いで前記一対のパッドの他方に対向する爪部とを有するキャリパを有し,前記ディスクロータの軸方向インナ側に配置した第1および第2のスライドピンと前記ディスロータの軸方向アウタ側に配置した第3のスライドピンとにより前記キャリパをキャリアに移動可能に支持させたキャリパ浮動型ディスクブレーキにおいて,前記キャリパに前記第3のスライドピンが螺合する取付穴を,前記キャリアのアウタビームに前記第3のスライドピンが摺動する摺動穴を夫々設け,前記第3のスライドピンは,前記キャリパの取付穴に螺合する雄ねじを有する取付部と前記キャリアのアウタビームの摺動穴に挿入される摺動部とから構成され,該摺動部の先端に工具により締込みができる凹部を有する締込部を形成し,該締込部の外周が前記摺動部の一部として前記摺動穴に摺動することを特徴とする。
請求項2記載の発明は,請求項1のディスクブレーキにおいて,前記第3のスライドピンは,前記ディスクロータ軸方向のインナ側に配置した前記第1および第2のスライドピンのうちクリアランスの大きい第2のスライドピン側に位置し,かつ前記第1および第2のスライドピン間を結ぶ線方向において,前記キャリパのほぼ内側に位置することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば,キャリパに第3のスライドピンが螺合する取付穴を,キャリアのアウタビームに第3のスライドピンが摺動する摺動穴を夫々設け,第3のスライドピンは,キャリパの取付穴に螺合する雄ねじを有する取付部とキャリアのアウタビームの摺動穴に挿入される摺動部とから構成され,摺動部の先端に工具により締込みができる凹部を有する締込部を形成し,該締込部の外周が摺動部の一部として摺動穴に摺動する構成としているので,ディスクロータ軸方向のアウタ側への張出しを抑えることができる。したがって,第3のスライドピンとホイールの干渉を回避することが容易なため,ディスクロータやホイールを含めたホイールスペース全体の構成レイアウトを大幅に変更する必要がない。
また,請求項2記載の発明によれば,第3のスライドピンは,ディスクロータ軸方向のインナ側に配置した第1および第2のスライドピンのうちクリアランスの大きい第2のスライドピン側に位置し,かつ第1および第2のスライドピン間を結ぶ線方向において,キャリパのほぼ内側に位置する構成としているので,第1もしくは第2のスライドピンのうちクリアランスの大きいスライドピン側のがたつきを確実に抑えることが可能となる。
また,第3のスライドピンのディスクロータ周方向外側への張出しを抑えることができる。したがって,第3のスライドピンとホイールの干渉を回避することが容易なため,ディスクロータやホイールを含めたホイールスペース全体の構成レイアウトを大幅に変更する必要がない。
以下,本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図3に示すように,ディスクブレーキ1は,キャリパ浮動型ディスクブレーキであり,キャリパ本体2には,車輪(図示せず)とともに回転するディスクロータ3の片側の面に対向させてシリンダボア4が形成されており,また,ディスクロータ3を跨いで反対側の面に対向させて爪部5が形成されている。爪部5には,シリンダボア4に対向する部位に切欠部6が形成されている。この切欠部6は,シリンダボア4の内径を機械加工する際の工具の逃げとして用いられる。シリンダボア4には,ピストンシール7を介してピストン8が摺動可能に嵌装されている。そして,ディスクロータ3とピストン8との間にインナパッド9が設けられ,ディスクロータ3と爪部5との間にアウタパッド10が設けられている。図中,11はダストブーツである。
キャリパ本体2は,ディスクロータ3の軸方向インナ側に配置した第1および第2のスライドピン13a,13bによって,車体側に固定されるキャリア12に案内され,ディスクロータ3の軸方向に沿って移動可能に支持されている。また,キャリア12には,第1および第2のスライドピン13a,13bが摺動可能に嵌合するトルク受け部22a,22bが設けられており,両者を橋渡しする形でアウタビーム14が設けられている。このアウタビーム14は,キャリパ本体2の爪部5のアウタ側に位置するようになっている。さらに,インナパッド9およびアウタパッド10は,キャリア12のトルク受け部22a,22bに設けられたパッドガイド23a,23bの溝24a,24b(図2参照)によって案内され,ディスクロータ3の軸方向に沿って移動可能に支持されている。
次に,本発明の要部であるキャリパの支持機構の実施例について説明する。
キャリパ本体2の爪部5のアウタビーム14側の面(アウタパッド10押圧面の反対面)には,ディスクロータ3の軸線と垂直な面を有する第1の腕部20を形成し,該第1の腕部20に第3のスライドピン15を取付けるための雌ねじが形成された取付穴16が設けられている。
一方,アウタビーム14には,ディスクロータ3の軸線と垂直な面を有する第2の腕部21を形成し,該第2の腕部21に,キャリパ本体2の爪部5に取付けられた第3のスライドピン15が摺動可能となるような摺動穴18が設けられている。さらに,摺動穴18には弾性部材からなるブッシュ19を嵌合して取付けている。
第3のスライドピン15は,爪部5に設けられた第1の腕部20の取付穴16へ嵌合するための取付部15aと,アウタビーム14に設けられた第2の腕部21の摺動穴18と摺動させるための摺動部15bとで構成されている。
第3のスライドピン15の取付部15aは,雄ねじが形成されており,第1の腕部20に設けられた取付穴16にディスクロータ3の軸線方向に沿って螺合されるようになっている。また,第3のスライドピン15の摺動部15bは,先端にねじ回し等の工具により締込みができる,例えば六角穴等の凹部17aを有する締込部17が形成されており,工具を係合させるためのボルトの頭部分を設けない構成としている。さらに,締込部17の外周は,摺動部15bの外周と同径となって摺動部15bの一部を構成し,アウタビーム14の摺動穴18に嵌合したブッシュ19に対して摺動可能となっている。また,第3のスライドピン15は,アウタビーム14との摺動部15bの先端に形成した凹部17aにねじ回し等の工具を係合させることにより,車体の外側よりディスクブレーキ本体を分解することなく取外しが可能な構成となっている。
なお,第3のスライドピン15の外装には,密着性と耐食性に優れた表面処理(例えば無電解ニッケルめっき等)を施してある。
また,第3のスライドピン15は,キャリパ本体2をキャリア12に移動可能に支持させる第1のスライドピン13aおよび第2のスライドピン13bのうち,クリアランスの大きい第2のスライドピン13b側に位置すると同時に,第1のスライドピン13aおよび第2のスライドピン13bの中心軸XおよびX’を結ぶ線方向において,第3のスライドピン15がキャリパ2のほぼ内側に位置する構成にしてある。すなわち,図1においては,キャリパ2の外縁2aに対して第3のスライドピン15の外縁15cがディスクロータ周方向の内側に完全に位置することで,第3のスライドピン15の全部がキャリパ2の内側に位置する。また,第3のスライドピン15の外縁15cが,キャリパ2の外縁2aに対して第3のスライドピン15の半径以下のわずかな程度ディスクロータ周方向の外側(換言すれば,第3のスライドピン15の中心軸Yが,キャリパ2の外縁2aよりも内側)に位置したとしても,第3のスライドピン15の大半の部分がキャリパ2のほぼ内側に位置することとなる。そして,このような構成とすることにより,第3のスライドピン15のディスクロータ周方向外側への張出しを抑えることができ,ディスクブレーキ本体をコンパクトにすることができる。
以上のように構成した本実施例の作用について次に説明する。
マスタシリンダ(図示せず)からシリンダボア4内に圧油を供給すると,ピストン8が直接インナパッド9をディスクロータ3に押し付けるとともに,その反力によってキャリパ本体2が移動して爪部5がアウタパッド10をディスクロータ3に押し付けることにより制動力が発生する。このとき,ピストン8の移動に追従してピストンシール7が弾性変形し,また,キャリパ本体2とともに第3のスライドピン15がブッシュ19に沿って移動する。
マスタシリンダからの圧油の供給を解除すると,ピストンシール7の弾性力によってピストン8が所定距離後退してインナパッド9がディスクロータ3から離間する。また,同時にキャリパ本体2の爪部5に形成した第1の腕部20に取付けられた第3のスライドピン15は,キャリパ本体2の動きに追従して,アウタビーム14に設けられた摺動穴18のブッシュ19の内面を摺動し,ロータの軸方向に沿って移動する。
また,マスタシリンダからの圧油の供給時,解除時に限らず,第1のスライドピン13a,第2のスライドピン13b,第3のスライドピン15の3本のピンにより,キャリパ本体2を支持することができるので,キャリパ本体2の自重等によるディスクロータ3の半径方向や回転方向へのがたつきを抑えることができる。
さらに,第3のスライドピン15のアウタビーム14との摺動部15bは,先端にねじ回し等の工具により締込みができる凹部17aを有する締込部17が形成されており,工具を係合させるためのボルトの頭部分を設けず,さらに,締込部17の外周が摺動部15bの外周と同径としているため,第3のスライドピン15の締込部17の外周が摺動部15bの一部としてアウタビーム14に設けた摺動穴18に嵌合させたブッシュ19との摺動が可能になる。
なお,本実施例では,キャリパ本体2の爪部5およびアウタビーム14に,ディスクロータ軸と垂直な面を有する第1の腕部20および第2の腕部21を設けて,第3のスライドピン15を取付け,摺動させる構成としたが,第1の腕部20,第2の腕部21を設けず,直接キャリパ本体2の爪部5およびアウタビーム14のディスクロータ3の軸線方向において重なる部分に垂直な面を設け,第3のスライドピン15を取付け,摺動させる構成としてもよい。
さらに,第3のスライドピン15は,第1のスライドピン13aおよび第2のスライドピン13bのうち,クリアランスの大きい第2のスライドピン13b側に位置する構成としたが,これに限らず,第1のスライドピン13aおよび第2のスライドピン13bのクリアランスが等しい場合においては,第3のスライドピン15は,第1のスライドピン13a,第2のスライドピン13bのどちら側に位置してもよい。
次に,キャリパの支持機構の他の実施例について図4および図5を用いて説明する。なお,前述の実施例と同一の構成には同一の符号を付して,その説明を省略する。
前述の実施例では,クリアランスの大きい第2のスライドピン13b側のみに,第3のスライドピン15を設ける構成とした。これに対し,図4および図5に示すものでは,キャリパ本体2の爪部5とアウタビーム14との間に,ディスクロータ3の入口側に第3のスライドピン15を,またディスクロータ3の出口側に第4のスライドピン25を設ける構成としている。
この第4のスライドピン25を設けるに際しては,第3のスライドピン15の取付けと同様に,キャリパ本体2の爪部5のアウタビーム14側の面に,ディスクロータ3の軸線と垂直な面を有する第3の腕部26を形成し,該第3の腕部26に第4のスライドピン25を取付けるための雌ねじが形成された取付穴(図示せず)を設けている。
また,アウタビーム14には,ディスクロータ3の軸線と垂直な面を有する第4の腕部27を形成し,該第4の腕部27に,キャリパ本体2の爪部5に取付けられた第4のスライドピン25が摺動可能となるような摺動穴(図示せず)を設けている。さらに,この摺動穴には弾性部材からなるブッシュ28を嵌合して取付けている。
また第4のスライドピン25は,詳細は図示しないが,第3のスライドピン15と同様に,爪部5に設けられた第3の腕部26の取付穴へ嵌合するための取付部(図示せず)と,アウタビーム14に設けられた第4の腕部27の摺動穴と摺動させるための摺動部25aとで構成し,摺動部25aは,先端にねじ回し等の工具により締込みができる凹部29aを有する締込部29が形成されている。さらに,締込部29の外周は,摺動部25aの外周と同径となって摺動部25aの一部として構成し,アウタビーム14の摺動穴に嵌合したブッシュ28に対して摺動可能となっている。
また,第3および第4のスライドピン15,25は,キャリパ本体2をキャリア12に移動可能に支持させる第1のスライドピン13aおよび第2のスライドピン13bの中心軸XおよびX’を結ぶ線方向において,キャリパ2のほぼ内側に位置する構成にしてある。このような構成とすることにより,第3および第4のスライドピンのディスクロータ周方向外側への張出しを抑えることができ,ディスクブレーキ本体をコンパクトにすることができる。さらに,キャリパ本体2を4点で支持することが可能となり,キャリパのがたつき等の変位挙動に対し,前述の実施例の作用以上の効果を奏することができる。
本発明の一実施例のディスクブレーキの平面図である。 図1のディスクブレーキの正面図である。 図2のディスクブレーキのA−A断面図である。 本発明の他の実施例のディスクブレーキの平面図である。 図4のディスクブレーキの正面図である。
符号の説明
1 ディスクブレーキ
2 キャリパ(本体)
3 ディスクロータ
5 爪部
8 ピストン
9 インナパッド
10 アウタパッド
12 キャリア
13a 第1のスライドピン
13b 第2のスライドピン
14 アウタビーム
15 第3のスライドピン
15a 取付部
15b 摺動部
15c 外縁
16 取付穴
17 締込部
17a 凹部
18 摺動穴
19 ブッシュ
20 第1の腕部
21 第2の腕部
22a,22b トルク受け部
23a,23b パッドガイド
24a,24b 溝
25 第4のスライドピン

Claims (2)

  1. ディスクロータの両側に配置された一対のパッドの一方に対向するピストンと前記ディスクロータを跨いで前記一対のパッドの他方に対向する爪部とを有するキャリパを有し,前記ディスクロータの軸方向インナ側に配置した第1および第2のスライドピンと前記ディスロータの軸方向アウタ側に配置した第3のスライドピンとにより前記キャリパをキャリアに移動可能に支持させたキャリパ浮動型ディスクブレーキにおいて,
    前記キャリパに前記第3のスライドピンが螺合する取付穴を,前記キャリアのアウタビームに前記第3のスライドピンが摺動する摺動穴を夫々設け,
    前記第3のスライドピンは,前記キャリパの取付穴に螺合する雄ねじを有する取付部と前記キャリアのアウタビームの摺動穴に挿入される摺動部とから構成され,
    該摺動部の先端に工具により締込みができる凹部を有する締込部を形成し,該締込部の外周が前記摺動部の一部として前記摺動穴に摺動することを特徴とするディスクブレーキ
  2. 請求項1のディスクブレーキにおいて,
    前記第3のスライドピンは,前記ディスクロータ軸方向のインナ側に配置した前記第1および第2のスライドピンのうちクリアランスの大きい第2のスライドピン側に位置し,かつ前記第1および第2のスライドピン間を結ぶ線方向において,前記キャリパのほぼ内側に位置することを特徴とするディスクブレーキ
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