JP2002194386A - エステル組成物及びその製造方法 - Google Patents
エステル組成物及びその製造方法Info
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Abstract
合し得る低吸収性のエステル組成物及びその安価な製造
方法を提供する。 【解決手段】 主にジグリセリド、トリグリセリド、及
び炭素数6以上のアシル基と炭素数6以上のアルコキシ
ル基とから構成されるエステル化合物からなり、かつ該
ジグリセリドを3重量%以上、該エステル化合物を7〜
95重量%それぞれ含有することを特徴とするエステル
組成物。
Description
組成物及びその製造方法に関するものである。
潮流の中で、カロリーの過剰摂取が特に欧米で大きな問
題となってきている。日本においても脂質からの摂取エ
ネルギー比率が依然として増加傾向にある。特に脂質は
単位重量当たりのカロリー価が高く、脂質エネルギー比
の増加は大きな問題として認識されている。脂質の過剰
摂取は、肥満、高脂血症、心臓病、大腸ガン等の一因と
もなり、生活習慣病予防の観点からも注意を払うべき問
題である。但し、脂質を低減すると食品の美味しさも低
減することになり、汎用的な低カロリー脂質あるいは低
吸収性脂質の開発が望まれている。
肪酸及び長鎖飽和脂肪酸からなるトリグリセリド〔商品
名;Caprenin(C6 、C8 の短鎖飽和脂肪酸及
びC 22の長鎖飽和脂肪酸からなるトリグリセリド)、S
alatrim(C3 、C4の短鎖飽和脂肪酸及びC18
の長鎖飽和脂肪酸からなるトリグリセリド)〕、長鎖飽
和脂肪酸からなる三飽和トリグリセリド(例えば、大豆
油の極度硬化油)、糖エステル〔商品名;Olestr
a(蔗糖脂肪酸エステル)、Sorbestrin(ソ
ルビトール脂肪酸エステル)〕等がよく知られている。
なお、Cn は炭素数がn個の分子であることを示す。
ロリー価の高い脂質をより低カロリーの澱粉系(デキス
トリン、修飾スターチ)、蛋白系(乳蛋白、卵白)、植
物繊維系(セルロース、ファイバー)、ガム系(キサン
タンガム)に置換する配合上の工夫等も一般的によく知
られている。
の場合、その物理的燃焼価は9.45kcal/gであ
り、これに吸収率95%を乗じ、9kcal/gと計算
されている。短鎖飽和脂肪酸及び長鎖飽和脂肪酸からな
るトリグリセリドは5kcal/g、長鎖飽和脂肪酸か
らなる三飽和トリグリセリドは3kcal/gと言われ
ている。これらは吸収率は低いものの、風味、食感が極
めて悪く加工食品設計上、大きな問題となる。糖あるい
は糖アルコールの脂肪酸エステル類は全く吸収されない
ため0kcal/gである。但し、これらは熱安定性が
悪く、また製造コストも高く、限定的用途にしか使用で
きない。
系他に置換する方法等については個別の商品に限定した
かたちの工夫であり、汎用的な適用は非常に難しい。
吸収性のワックスエステル組成物が提案されているが、
これらは製造コストが高く、目的の組成物を得るための
製法も現実的ではなかった。また風味、食感の面でも充
分でなく、汎用的応用面においても満足のいくものでは
なかった。
を低減した食事によるダイエットも種々試みられている
ようであるが、低脂肪食によるダイエットは継続率が低
下するようである。つまり、適量の脂肪を含む美味しい
食事によらなければ、ダイエットの継続が困難になるも
のと想定される(油脂 Vol.52,No.7,p1
3 1999)。
能な種々のニーズに容易に適合し得る低吸収性のエステ
ル組成物及びその安価な製造方法を提供し、風味、食感
に優れた、健康改善に有用な食品開発に資することにあ
る。
成し、主にジグリセリド、トリグリセリド、及び炭素数
6以上のアシル基と炭素数6以上のアルコキシル基とか
ら構成されるエステル化合物(通常ワックス又はワック
スエステルとも称される)からなり、かつ該ジグリセリ
ドを3重量%以上、該エステル化合物を7〜95重量%
それぞれ含有することを特徴とするエステル組成物を提
供するものである。
量%以上、上記エステル化合物を7〜80重量%それぞ
れ含有する上記エステル組成物を提供するものである。
数10以上のアシル基と炭素数10以上のアルコキシル
基とから構成されてなる上記エステル組成物を提供する
ものである。
するアシル基の組成と、上記エステル化合物を構成する
アシル基の組成とが実質的に同一である上記エステル組
成物を提供するものである。
1,3−飽和−2−不飽和トリグリセリド(以下、SU
Sともいう)、1,3−飽和−2−不飽和トリグリセリ
ドと1,3−不飽和−2−飽和トリグリセリド(以下、
USUともいう)からなる分子間化合物(以下、SUS
/USUともいう)、1,3−飽和−2−不飽和トリグ
リセリドと1,2−飽和−3−不飽和トリグリセリド
(以下、SSUともいう)又は2,3−飽和−1−不飽
和トリグリセリド(以下USSともいう)からなる分子
間化合物(以下、SUS/(SSU/USS)ともい
う)の群から選ばれる1 種以上を含有し、それらの含有
量の総量が、エステル組成物全体に対して、2〜87重
量%である上記エステル組成物を提供するものである。
した食品を提供するものである。
の好ましい製造方法として、主にトリグリセリドからな
る油脂と炭素数6以上のアルコールとの混合系を、無溶
媒下で、リパーゼ又は化学触媒の存在下にてエステル交
換反応を行った後、得られた反応混合物より該リパーゼ
又は該触媒を除去し、さらに必要に応じて精製を行うこ
とを特徴とするエステル組成物の製造方法を提供するも
のである。
なる上記油脂と炭素数6以上の上記アルコールとの混合
物に、さらに炭素数10以上のアシル基と炭素数3以下
のアルコキシル基とから構成されるエステルを加えた混
合系のエステル交換反応を、この過程で発生する炭素数
3以下のアルコキシル基から由来するアルコールを反応
系外に除去しながら行う上記エステル組成物の製造方法
を提供するものである。
ル基のモル数がヒドロキシル基のモル数を超えない範囲
で反応する上記エステル組成物の製造方法を提供するも
のである。
にグリセリドに対する位置選択性のないリパーゼを触媒
として用いる上記エステル組成物の製造方法を提供する
ものである。
エステル化合物を含有する油脂と、1,3−飽和−2−
不飽和トリグリセリド、1,3−飽和−2−不飽和トリ
グリセリドと1,3−不飽和−2−飽和トリグリセリド
からなる分子間化合物、1,3−飽和−2−不飽和トリ
グリセリドと1,2−飽和−3−不飽和トリグリセリド
又は2,3−飽和−1−不飽和トリグリセリドからなる
分子間化合物の群から選ばれる1 種以上を含有する油脂
を配合することを特徴とする上記エステル組成物の製造
方法を提供するものである。
て説明する。
リド、トリグリセリド、及び炭素数6以上のアシル基と
炭素数6以上のアルコキシル基とから構成されるエステ
ル化合物(ワックスエステル)からなり、ジグリセリド
が3重量%以上、エステル化合物(ワックスエステル)
が7〜95重量%それぞれ含有することを特徴とするも
のである。
り、より望ましい含有量は6重量%以上である。ジグリ
セリドの含有量が3重量%未満では、乳化性に劣ったも
のとなる。
%未満の場合は、通常の油脂の吸収性と大差なくなり、
本発明の目的を達成することができなくなる。また、上
記エステル化合物の占める割合が95重量%を超える場
合には、エステル組成物の乳化性が悪くなる。これはジ
グリセリド、トリグリセリド等に比べエステル化合物の
乳化性が低いためと考えられる。エステル組成物の乳化
性が悪くなると、マーガリン、ファットスプレッド等の
乳化系への応用が困難になり、汎用的応用の面で障害と
なる。乳化剤添加量の増加、組合せの工夫で対応し得る
可能性もあるが、健康上及びコスト上昇を伴うことより
望ましいとは言えない。また、上記エステル化合物の占
める割合が95重量%を超える場合には、エステル組成
物の製造時に、副産物の割合が多くなるというコスト上
の問題も生起する。上記エステル化合物のより望ましい
含有量は10〜80重量%である。
クスエステル)を構成するアシル基及びアルコキシル基
の炭素数は6以上であれば特に制限はないが、エステル
化合物(ワックスエステル)の総炭素数としては20以
上が望ましく、より望ましくは28以上である。また、
アシル基とアルコキシル基のそれぞれの炭素数としては
主に10以上で構成されることがより望ましく、12以
上で構成されることがさらに望ましい。これらの範囲
で、より長鎖の組合せの方が天然資源として豊富であ
り、より容易により安価に入手し得ること、反応工程及
びその後の精製工程等の製造プロセスにおいてプロセス
条件設定がより容易となる。
組成と、エステル化合物を構成するアシル基の組成とが
実質的に同一であることが望ましい。これは、本発明の
エステル組成物の物性的均一性(例えば、液状性あるい
は結晶形態の安定性等)をより安定的に保持するためで
ある。エステル化合物及びジグリセリド、トリグリセリ
ドを構成するアシル基の組成が実質的に同一であること
がより望ましい。
ドとして、SUS、SUSを構成成分とする分子間化合
物であるSUS/USU、SUS/(SSU/USS)
の1種以上を含有し、それらの総量がエステル組成物全
体に対して2〜87重量%含有することで口溶け等の食
感が優れたものとなり、可塑性油脂等に好ましく使用す
ることができる。SUS又は分子間化合物の割合が2重
量%未満では、良好な口溶けが得られないことがあり、
また、SUSの割合が87重量%を超える場合には、可
塑性油脂として使用した場合に、結晶安定性が悪くなる
場合がある。また、分子間化合物の割合が87重量%を
超える場合には、低吸収性の目的が達せられない場合が
あり好ましくない。上記、SUS又は分子間化合物のよ
り望ましい含有量は、それらの総量がエステル組成物全
体に対して10〜80重量%、さらに望ましい含有量は
20〜70重量%である。SUSはその濃度がエステル
組成物中50重量%以上であれば、低吸収性(吸収率7
0%)であり、エステル化合物(吸収率0%)との配合
により、本発明のエステル組成物は任意の吸収率に調整
することが可能となる。
を構成成分とする分子間化合物であるSUS/USU、
SUS/(SSU/USS)の総量の含有量は、10〜
100重量%が好ましく、20〜100重量%がより好
ましい。トリグリセリド中、SUS又は分子間化合物の
割合が10重量%未満では良好な口溶けが得られないこ
とがある。
脂肪酸は炭素数16以上のものが望ましい。構成する飽
和脂肪酸の炭素数が14以下では、SUSの吸収率が上
昇するので望ましくない。SUSを構成する不飽和脂肪
酸は、モノエン脂肪酸、多価不飽和脂肪酸、トランス脂
肪酸のいずれか又は混合されたもので構わない。
る飽和脂肪酸は炭素数16以上のものが望ましい。構成
する飽和脂肪酸の炭素数が14以下では、分子間化合物
が形成されにくい。構成する不飽和脂肪酸はモノエン脂
肪酸が望ましい。モノエン脂肪酸以外では、分子間化合
物が形成されにくい。
他の食用油脂と配合して、パン、デニッシュ、ペースト
リー、パイ、クッキー、ケーキ用のショートニング、マ
ーガリン、ファットスプレッドの原料油脂として、また
ホイップクリーム、マヨネーズ、ドレッシング、チョコ
レート用の原料油脂として、さらにクッキングオイル、
調理用油脂、フライ用油脂等に用いることができる。特
にトリグリセリドとして、SUS、SUSを構成成分と
する分子間化合物であるSUS/USU、SUS/(S
SU/USS)の1種以上を含有し、それらの総量がエ
ステル組成物全体に対して2〜87重量%含有するエス
テル組成物の場合、可塑性油脂として好ましく使用で
き、口溶け等の食感や結晶安定性等に優れ、例えばマー
ガリンやファットスプレッドの原料油脂として好ましく
使用できる。
物と他の食用油脂を配合した油脂、は、一般の脂質含有
食品であればいずれにも使用でき、その食品の例として
は、マーガリン、ファットスプレッド、クッキングオイ
ル、フライ油、調理用油脂、マヨネーズ、ドレッシン
グ、ホイップクリーム、チョコレート、パイ等の焼き菓
子、パン、デニッシュ、ペーストリー、洋菓子、冷菓等
を挙げることができる。特にトリグリセリドとして、S
US、SUSを構成成分とする分子間化合物であるSU
S/USU、SUS/(SSU/USS)の1種以上を
含有し、それらの総量がエステル組成物全体に対して2
〜87重量%含有するエステル組成物の場合、例えばマ
ーガリンやファットスプレッド等、それらを使用した食
品は、優れた口溶け等の食感や優れた結晶安定性等を有
するようになり好ましく用いられる。本発明のエステル
組成物の各食品中への配合量は、特に制限はなく、従来
使用されている油脂と同様に使用することができる。
について説明する。本発明のエステル組成物の製造方法
は、主にトリグリセリドからなる油脂と炭素数6以上の
アルコールとの混合系を、無溶媒下で、リパーゼ又は化
学触媒の存在下にてエステル交換反応を行った後、得ら
れた反応混合物より該リパーゼ又は該触媒を除去し、さ
らに必要に応じて精製を行うことを特徴とする。
以上のアシル基と炭素数3以下のアルコキシル基から構
成されるエステルを加えた混合系のエステル交換反応
を、この過程で発生する炭素数3以下のアルコキシル基
から由来するアルコールを反応系外に除去しながら行う
ものである。
からなる油脂としては、パーム油、パームオレイン、パ
ームステアリン、スーパーオレイン、パーム中融点画
分、大豆油、菜種油、綿実油、サフラワー油、サンフラ
ワー油、ハイオレイックサフラワー油、ハイオレイック
サンフラワー油、米糠油、パーム核油、ヤシ油、サル
脂、シア脂、イリッペ脂、マンゴー脂、コクム脂、牛
脂、豚脂、魚油、乳脂、MCT等の合成油脂、あるいは
これらの硬化油、分別油、エステル交換油等を用いるこ
とができる。
ルとしては、天然油脂を原料として製造される高級アル
コールあるいはこれらの混合アルコールが用いられる。
天然油脂を原料とした高級アルコールの製造過程で二重
結合が飽和化されるケースもあるが、サイドリアクショ
ンとしての飽和化反応が格段と抑制されたものが製造さ
れるようになってきているため、それらも利用できる。
また、天然ワックスの鹸化分解で製造される高級アルコ
ールも用いることができる。
コールにさらに原料の一部として加える炭素数10以上
のアシル基と炭素数3以下のアルコキシル基から構成さ
れるエステルについて説明する。アシル基としては炭素
数10以上であれば特に制限はなく、またアルコキシル
基としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル基
から選ばれる。上記エステルのアシル基としては炭素数
12以上がより望ましく、炭素数16以上がさらに望ま
しい。上記エステルを反応系に加えるケースでは、炭素
数3以下のアルコキシル基から由来するアルコールを系
外に除去しながらエステル化反応を行うが、アシル基と
しては比較的長鎖の方が、またアルコキシル基としては
より短鎖の方がアルコールを系外に除去する条件の設定
が容易となる。
ドロキシル基の総モル数を超えない範囲で反応すること
が望ましい。ヒドロキシル基よりアシル基のモル数が多
い系では、多くの場合に、反応後の精製で脱酸等の工程
を必要とする。脱酸工程は漂白や脱臭に比べ比較的面倒
でロスの多い工程であり避ける方が望ましい。ここでい
うヒドロキシル基の総モル数とは、アシル基と結合しエ
ステル化されているヒドロキシル基(アルコキシル基)
及びヒドロキシル基の総モル数をいう。反応系に、さら
に炭素数10以上のアシル基と炭素数3以下のアルコキ
シル基から構成されるエステルを加えるケースでは、炭
素数3以下のアルコキシル基から由来するアルコールの
ヒドロキシル基は、反応系から除去されるため、総モル
数には含めない。
しては、特に制限はないが、トリグリセリドの位置選択
性の無いものを使用するのが好ましい。具体的にはAlc
aligenes属、Chromobacterium属、Pseudomonas属、H
umicola 属から得られる酵素等が好ましく、この中で、
Alcaligenes属、Chromobacterium属、Pseudomonas属
から得られる酵素等がより好ましく、Alcaligenes属か
ら得られる酵素等が最も好ましい。これらの酵素は酵素
粉末のままで使用することも可能であるが、キトサン、
珪藻土、アルミナ、活性炭、セラミックス、イオン交換
樹脂等の担体に固定化して用いることもできる。リパー
ゼの使用量はリパーゼの活性により異なるが、原料混合
物に対して0.005〜10重量%とするのが好まし
く、より好ましくは0.01〜5重量%、さらに好まし
くは0.02〜3重量%である。酵素反応系の温度は、
好ましくは45〜100℃、さらに好ましくは60〜8
0℃である。酵素反応系の系内水分は、好ましくは90
0ppm以下、さらに好ましくは500ppm以下であ
る。
してはアルカリ触媒が有効である。ソジウムメチラー
ト、水酸化カリウムが望ましく、特にソジウムメチラー
トがより望ましい。ソジウムメチラート等のアルカリ触
媒を用いる場合は原料中の酸性物質及び水分をよく除い
ておくことが望ましい。
溶媒下で行う。無溶媒とすることにより反応後の脱溶媒
も不要となり、コストの低減されたプロセスとなる。
反応の両方が可能であるが、原料の一部として炭素数1
0以上のアシル基と炭素数3以下のアルコキシル基から
構成されるエステルを加えて行う場合には、回分式反応
の方がより容易に炭素数3以下のアルコキシル基から由
来するアルコールを系外に除去しながら行うことができ
る。
の除去、あるいは必要に応じて漂白(活性白土等による
吸着処理)、脱臭(水蒸気蒸留等による低分子成分の除
去)等を行なう。上記精製条件は反応混合物の物性に対
応して選定する。
ル化合物もしくはエステル化合物を含有する油脂と、S
USを含有する油脂及び/又は分子間化合物を含有する
油脂とを適宜配合しても得ることができる。特にSUS
及び/又は分子間化合物のエステル組成物中の含有量を
調整する場合、エステル化合物もしくはエステル化合物
を含有する油脂に、SUSを含有する油脂及び/又は分
子間化合物を含有する油脂を配合して調整することが好
ましい。
としては、パーム中融点画分、サル脂、シア脂、イリッ
ペ脂、マンゴー脂、コクム脂、綿実ステアリンあるいは
これらの硬化油、分別油、エステル交換油等が挙げられ
る。
る油脂は、SUS/USUを含有する油脂、及び/又は
SUS/(SSU/USS)を含有する油脂である。
を含有する油脂とUSUを含有する油脂とを配合して得
られる。
融点画分、サル脂、シア脂、イリッペ脂、マンゴー脂、
コクム脂あるいはこれらの硬化油、分別油、エステル交
換油等が挙げられる。
ノエン脂肪酸のエステルとを1,3位置選択的リパーゼ
を用いて、エステル交換した後、分子蒸留により、脂肪
酸エステル等を除去、溶剤分別により、USUを濃縮、
後精製し得られる。上記位置選択性を有するリパーゼ
は、グリセリドの1,3位置の脂肪酸のみに作用するも
ので、その例としては、Rhizoupus 属、Aspergillus
属、Rhizomucor属から得られる酵素等が望ましい。ま
た、もちろんUSUを含有する油脂、例えば、ラードを
溶剤分別してUSU(軟部油成分)を濃縮したものを使
用してもよい。
脂は、極度硬化油とハイオレイック油脂とを非選択的リ
パーゼ、又は化学触媒を用いてエステル交換した後、溶
剤分別により、SUS、SSU、USSを濃縮、後精製
し得られた油脂に、必要に応じて、主にSUSからなる
油脂を適宜配合して得られる。上記非選択的リパーゼ
は、リパーゼとしては、特に制限はないが、トリグリセ
リドの位置選択制が無いものを使用するのが望ましい。
具体的にはAlkaligenes 属、Chromobacterium 属、Pseu
domonas 属、Humicola属から得られる酵素等が望まし
い。本発明の製造方法で用いられる化学触媒としてはア
ルカリ触媒が有効である。ソジウムメチラート、水酸化
カリウムが望ましい。また、SUS/(SSU/US
S)を含有する油脂は、SSU/USSを含有する油
脂、例えば、ラードを溶剤分別してSSU/USS(中
部油成分)を濃縮した油脂にSUSを主成分とする油脂
を配合しても得られる。
するが、本発明はこれらの実施例に何等制限されるもの
ではない。
シ油アルコールを用いた。ナタネ油のアシル基の組成を
表1に示す。
(n)及び二重結合数(m)を示す。表1よりナタネ油
を構成する脂肪酸の平均分子量は269.6、またナタ
ネ油を構成するトリグリセリドの平均分子量は846.
8と計算される。
の組成を表2に示す。
数(n)及び二重結合数(m)を示す。表2よりヤシ油
アルコールの平均分子量は202.6と計算される。
の反応器にナタネ油6.4kgとヤシ油アルコール1.
6kgを仕込み、系内水分を200ppmに調整後、A
lcaligenes属由来のリパーゼ(商品名;リパーゼQL、
名糖産業社製)2gを添加した。反応温度65℃で40
時間反応した。この反応系のアシル基のモル数は、次の
計算により、22.7モルと求められる。 3×6.4×1000÷846.8=22.7
セリド)のグリセロール(一分子に三個のヒドロキシル
基を有す)とヤシ油アルコールのヒドロキシル基からな
り、ヒドロキシル基の系内のモル数は、次の計算によ
り、30.6モルと求められる。 3×6.4×1000÷846.8+1.6×1000
÷202.6=30.6
リパーゼを除き、漂白(活性白土2重量%を添加し、8
5℃で20分間撹拌後セライト濾過)及び脱臭(水蒸気
蒸留、温度200℃、1時間)等を行ない本発明のエス
テル組成物を得た。
ラフィーによる分析では、ジクリセリド38重量%、ト
リグリセリド34重量%、エステル化合物(ワックスエ
ステル)28重量%であった。薄層クロマトグラフィー
で分離したジクリセリド、トリグリセリド及びエステル
化合物(ワックスエステル)の画分を分取してガスクロ
マトグラフィーによる脂肪酸組成の分析法によりアシル
基の分析を行ったところ、いずれもナタネ油のアシル基
の組成と同等であった。なお、エステル化合物(ワック
スエステル)画分については鹸化後、アルコール部分を
エチルエーテルで抽出し、石鹸水溶液に酸を加え脂肪酸
とした後、エチルエーテルで抽出し、常法により脂肪酸
組成分析を行った。
収されないことにより、このエステル組成物は6.5k
cal/g〔=(0.38+0.34)×9.45×
0.95kcal/g〕と評価される(一般の油脂の物
理的燃焼価を9.45kcal/g、その吸収率を95
%として計算した)。
マーガリン他の原料油として好適に使用可能であった。
点36℃のナタネ硬化油4.8kgとヤシ油アルコール
3.2kgを仕込み、実施例1と同様に反応及び後精製
を行った。なお、後精製の脱臭における水蒸気蒸留の時
間を2時間に延長した点が異なる。
22重量%、トリグリセリド11重量%、エステル化合
物(ワックスエステル)67重量%であった。
収されないことにより、このエステル組成物は約3.0
kcal/g〔=(0.22+0.11)×9.45×
0.95kcal/g〕と評価される(一般の油脂の物
理的燃焼価を9.45kcal/g、その吸収率を95
%として計算した)。
り、マーガリン他の原料油として好適に使用可能であっ
た。
タネ油1.6kgとナタネ油の脂肪酸基をアシル基とし
たエチルエステル(ソジュームメチラートを触媒とした
アルコリシス反応及び反応物の水洗、蒸留により調製し
たもので平均分子量309.4)3.2kg、ヤシ油ア
ルコール3.2kgを仕込み、アスピレーターで減圧状
態にして生成するエチルアルコールを系外に除去しなが
ら実施例1と同様に反応した。この反応系のアシル基の
モル数は、次の計算により、16.0モルと求められ
る。 3×1.6×1000÷846.8+3.2×1000
÷309.4=16.0
は、次の計算式により、21.5モルと求められる。 3×1.6×1000÷846.8+3.2×1000
÷202.6=21.5
ールは反応系から除去されるので、この部分は上記のヒ
ドロキシル基には包含しない。反応後は実施例1と同様
に後精製を行った。なお、後精製の脱臭における水蒸気
蒸留の時間を2時間に延長した点が異なる。
8重量%、トリグリセリド9重量%、エステル化合物
(ワックスエステル)83重量%であった。
収されないことにより、このエステル組成物は約1.5
kcal/g〔=(0.08+0.09)×9.45×
0.95kcal/g〕と評価される(一般の油脂の物
理的燃焼価を9.45kcal/g、その吸収率を95
%として計算した)。
り、マーガリン他の原料油として好適に使用可能であっ
た。
点36℃のナタネ硬化油0.8kgとナタネ硬化油の脂
肪酸基をアシル基としたエチルエステル(ソジュームメ
チラートを触媒としたアルコリシス反応及び反応物の水
洗、蒸留により調製した)4kg、ヤシ油アルコール
3.2kgを仕込み、アスピレーターで減圧状態にして
生成するエチルアルコールを系外に除去しながら実施例
3と同様に反応した。反応後は実施例3と同様に後精製
を行った。
3重量%、トリグリセリド6重量%、エステル化合物
(ワックスエステル)91重量%であった。
g〔=(0.03+0.06)×9.45×0.95k
cal/g〕と評価される(一般の油脂の物理的燃焼価
を9.45kcal/g、その吸収率を95%として計
算した)。
り、マーガリン他の原料油として好適に使用可能であっ
た。
物を、それぞれ15重量%、20重量%、20重量%及
び45重量%の割合で混合した。得られた混合エステル
組成物80重量%、水18.3重量%、食塩1重量%、
脱脂粉乳0.5重量%、フレーバー0.2重量%を乳
化、急冷可塑化によりマーガリンを調製した。得られた
マーガリンは乳化剤を添加していないが、急冷可塑化
中、保存中(5±2℃、4ケ月)のいずれにおいても水
の分離がなく、また乳化剤を添加していないため風味も
よく、また、口溶け、食感とも良好であった。
%、実施例2で得られたエステル組成物25重量%及び
実施例4で得られたエステル組成物を50重量%の割合
で混合した。得られた混合エステル組成物50重量%、
水48.3重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳0.5重量
%、フレーバー0.2重量%を乳化、急冷可塑化により
ファットスプレッドを調製した。得られたファットスプ
レッドは乳化剤を添加していないが、急冷可塑化中、保
存中(5±2℃、3ケ月)のいずれにおいても水の分離
がなく、また、乳化剤を添加していないため風味もよ
く、また口溶け、食感とも良好であった。
トル容の反応器にパーム油(ヨウ素価IV=48)4.
8kgとパーム油アルコール3.2kgを仕込み、系内
水分を200ppmに調整後、Alcaligenes 属由来のリ
パーゼ(商品名;リパーゼQL、名糖産業社製)2gを
添加した。反応温度65℃で40時間反応した。反応混
合物よりセライト濾過によりリパーゼを除き、漂白(活
性白土2重量%を添加し、85℃で20分間撹拌後セラ
イト濾過)及び脱臭(水蒸気蒸留、温度200℃、1時
間)等を行ないエステル化合物を含有するエステル組成
物Aを得た。
グラフィーによる分析では、ジグリセリド24重量%、
トリグリセリド6重量%、エステル化合物62重量%、
モノグリセリド8重量%であった。
あるパーム中融点画分(ヨウ素価IV=34)を表3の
比率で配合し、本発明のエステル組成物B〜Eを得た。
g)は、 エステル化合物以外の組成中に占めるSUSの割合が
50重量%未満のとき、 カロリー=(トリグリセリド重量%+ジグリセリド重量
%+モノグリセリド重量%)/100×9.45×0.
95kcal/g エステル化合物以外の組成中に占めるSUSの割合が
50重量%以上のとき、 カロリー=トリグリセリド重量%/100×9.45×
0.70+(ジグセリド重量%+モノグリセリド重量
%)/100×9.45×0.95kcal/g と評価される(エステル化合物(ワックスエステル)は
吸収されないことにより、0kcal/g、一般の油脂
の物理的燃焼価を9.45kcal/g、その吸収率を
95%、油脂中に占めるSUSの割合が50重量%を超
える場合は、その吸収率を70%として計算した)。
画分を用い、マーガリンを調製して評価した。すなわ
ち、エステル組成物80重量%、水18.3重量%、食
塩1重量%、脱脂粉乳0.5重量%、フレーバー0.2
重量%を乳化、急冷可塑化によりマーガリンを調製し
た。得られたマーガリンを10名のパネラーで口溶けを
評価(優、良、可、不可の4段階評価)した。また、2
0℃、4ヶ月の保存でのブツ、油分離の発生の有無によ
り、結晶安定性を評価した。結果を表3に示す。パーム
中融点画分を用いたものを比較例1とした。
ットル容の反応器に融点36℃のナタネ硬化油(ヨウ素
価IV=71)1.6kgとナタネ硬化油の脂肪酸基を
アシル基としたエチルエステル(ソジュームメチラート
を触媒としたアルコリシス反応及び反応物の水洗、蒸留
により調製したもの)3.2kgを仕込み、アスピレー
ターで減圧状態にして生成するエチルアルコールを系外
に除去しながら、実施例7〜11と同様に反応、後精製
を行いエステル化合物を含有するエステル組成物Fを得
た。
グラフィーによる分析では、ジグリセリド8重量%、ト
リグリセリド9重量%、エステル化合物83重量%、モ
ノグリセリド0重量%であった。
とオレイン酸エチル4kgを仕込み、系内水分を300
ppmに調整後、Rhizomucor由来の固定化リパーゼ(商
品名;リボザイムRMIM、ノボザイムズ社製)50g
を充填したガラスカラムに毎時100gの流速、反応温
度70℃で通液し、反応油を得た。反応油を分子蒸留
し、脂肪酸エチル等を除去した後、溶剤分別を行い、
1,3―オレイルー2−ステアリルグリセリン(US
U)を70重量%含有する油脂を得た。上記油脂とコク
ム脂(SUS含量70重量%、ヨウ素価IV=37)を
等量配合し、分子間化合物(SUS/USU)70重量
%を含有する油脂を得た。
る油脂を表4の比率で配合し、本発明のエステル組成物
G〜Jを得た。カロリーは実施例7〜11と同様にして
計算した。
有する油脂を用い、ファットスプレッドを調製して評価
した。すなわち、エステル組成物50重量%、水48.
3重量%、食塩1重量%、脱脂粉乳0.5重量%、フレ
ーバー0.2重量%を乳化、急冷可塑化によりファット
スプレッドを調製した。得られたファットスプレッドを
10名のパネラーで口溶けを評価(優、良、可、不可の
4段階評価)した。また、20℃、4ヶ月の保存でのブ
ツ、油分離の発生の有無により、結晶安定性を評価し
た。結果を表4に示す。分子間化合物を含有する油脂を
用いたものを比較例2とした。
あり、また安価に製造することができる。このエステル
組成物の各種脂質含有食品への応用により、風味、食感
に優れ、カロリーの低い食品を安価に提供することがで
きる。つまり、本発明のエステル組成物により大部分の
脂質含有食品の低カロリー化を図ることができ、健康改
善に極めて有用となる。
Claims (11)
- 【請求項1】 主にジグリセリド、トリグリセリド、及
び炭素数6以上のアシル基と炭素数6以上のアルコキシ
ル基とから構成されるエステル化合物からなり、かつ該
ジグリセリドを3重量%以上、該エステル化合物を7〜
95重量%それぞれ含有することを特徴とするエステル
組成物。 - 【請求項2】 上記ジグリセリドを6重量%以上、上記
エステル化合物を7〜80重量%それぞれ含有する請求
項1記載のエステル組成物。 - 【請求項3】 上記エステル化合物が、主に炭素数10
以上のアシル基と炭素数10以上のアルコキシル基とか
ら構成される請求項1又は2記載のエステル組成物。 - 【請求項4】 上記ジグリセリドを構成するアシル基の
組成と、上記エステル化合物を構成するアシル基の組成
とが実質的に同一である請求項1、2又は3に記載のエ
ステル組成物。 - 【請求項5】 上記トリグリセリドが、1,3−飽和−
2−不飽和トリグリセリド、1,3−飽和−2−不飽和
トリグリセリドと1,3−不飽和−2−飽和トリグリセ
リドからなる分子間化合物、1,3−飽和−2−不飽和
トリグリセリドと1,2−飽和−3−不飽和トリグリセ
リド又は2,3−飽和−1−不飽和トリグリセリドから
なる分子間化合物の群から選ばれる1 種以上を含有し、
それらの含有量の総量が、エステル組成物全体に対し
て、2〜87重量%である請求項1〜4のいずれかに記
載のエステル組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のエステ
ル組成物を配合使用した食品。 - 【請求項7】 主にトリグリセリドからなる油脂と炭素
数6以上のアルコールとの混合系を、無溶媒下で、リパ
ーゼ又は化学触媒の存在下にてエステル交換反応を行っ
た後、得られた反応混合物より該リパーゼ又は該触媒を
除去し、さらに必要に応じて精製を行うことを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載のエステル組成物の製
造方法。 - 【請求項8】 主にトリグリセリドからなる上記油脂と
炭素数6以上の上記アルコールとの混合物に、炭素数1
0以上のアシル基と炭素数3以下のアルコキシル基とか
ら構成されるエステルを加えた混合系のエステル交換反
応を、この過程で発生する炭素数3以下のアルコキシル
基から由来するアルコールを反応系外に除去しながら行
う請求項7記載のエステル組成物の製造方法。 - 【請求項9】 反応系において、アシル基のモル数がヒ
ドロキシル基のモル数を超えない範囲で反応する請求項
7又は8記載のエステル組成物の製造方法。 - 【請求項10】 反応系において、実質的にグリセリド
に対する位置選択性のないリパーゼを触媒として用いる
請求項7、8又は9に記載のエステル組成物の製造方
法。 - 【請求項11】 エステル化合物もしくはエステル化合
物を含有する油脂と、1,3−飽和−2−不飽和トリグ
リセリド、1,3−飽和−2−不飽和トリグリセリドと
1,3−不飽和−2−飽和トリグリセリドからなる分子
間化合物、1,3−飽和−2−不飽和トリグリセリドと
1,2−飽和−3−不飽和トリグリセリド又は2,3−
飽和−1−不飽和トリグリセリドからなる分子間化合物
の群から選ばれる1種以上を含有する油脂を配合するこ
とを特徴とする請求項5記載のエステル組成物の製造方
法。
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JPH04237458A (ja) * | 1991-01-21 | 1992-08-25 | Nisshin Oil Mills Ltd:The | 低カロリー油脂 |
JPH10176181A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-06-30 | Kao Corp | 液状汎用型油脂組成物 |
JPH11127779A (ja) * | 1997-08-22 | 1999-05-18 | Unilever Nv | ステロールを含む脂肪に基づく食品生成物 |
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2001
- 2001-07-06 JP JP2001205555A patent/JP4947854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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