JP2002192870A - クリップ - Google Patents

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JP2002192870A
JP2002192870A JP2000404698A JP2000404698A JP2002192870A JP 2002192870 A JP2002192870 A JP 2002192870A JP 2000404698 A JP2000404698 A JP 2000404698A JP 2000404698 A JP2000404698 A JP 2000404698A JP 2002192870 A JP2002192870 A JP 2002192870A
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JP2000404698A
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Kazumi Hiraiwa
一美 平岩
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Kyowa Metal Works Co Ltd
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Kyowa Metal Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙などを挟んで保持するクリップの、綴じ器
への装填可能数を大幅に増大する。 【解決手段】 弾性を有する板状部材を、側方から見て
二等辺三角形状に折り曲げて、この底辺に対応する底部
16から斜辺に対応して延びる上下の弾力付勢部12、
14を形成し、底部16とは反対側の端部18側から紙
などを挿入可能なクリップにおいて、弾力付勢部12、
14の幅方向中央部を端部18側から切り欠いた切り欠
き12a、14aを形成するとともに、底部16を幅方
向両側から切り欠いて中央部のみとし、該底部16の幅
Aを前記切り欠き12a、14aの幅Bより小さくし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書類の紙を挟んで
保持したり、複数の部品同士あるいは衣類とシート状の
ものなどを相互に固定または連結することに用いるクリ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に知られているクリップと
して、例えば特開平05−042793号公報や特開平
10−278464号公報に記載されているような金属
の板バネを用いたクリップがある。また、これらのクリ
ップを用いて複数の紙を挟む器具として、特開平05−
262087号公報や特開平06−015994号公報
に記載のものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来から用いられ
ている形状の金属の板バネを用いたクリップは、専用の
器具(綴じ器)を用いて紙を挟む際に、綴じ器に装填可
能なクリップの数が少ないという問題がある。すなわ
ち、一般に綴じ器は掌に収まる大きさであるため、その
中に単純に並べざるを得ない従来のクリップは、標準的
なサイズで8個程度しか装填できない。そこで、本発明
者は複数のクリップを並べた際に、隣り合ったクリップ
の一部が互いにオーバーラップすることを可能とした形
状を、特願2000−118736号にて出願した。
【0004】しかし、上記出願にあっては隣り合ったク
リップ同士をオーバーラップして並べるために、側方か
ら見てクリップを斜め(特願2000−118736号
明細書の図4を参照)にする必要があり、このため、並
べた状態でのクリップの高さが高くなって、一般に使わ
れている従来の綴じ器には装填できないという問題があ
る。また、クリップの上下の向きを揃えないとオーバー
ラップさせて並べることができず、専用の綴じ器を用い
た場合にも挿入が煩わしいという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、従来からある綴じ器をそのま
ま用いても、多くのクリップを装填可能とするととも
に、綴じ器への挿入の際に上下の向きを問わないクリッ
プを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明のクリップにあっては、弾
性を有する板状部材を、側方から見て略二等辺三角形状
に成形し、この三角形の底辺に対応する底部と、該底部
の両端からそれぞれ三角形状の斜辺に対応して延びる上
下の弾力付勢部とを形成し、これら弾力付勢部の底部と
反対側の端部近傍同士が、底部および弾力付勢部の弾性
力により紙などを挟むように付勢される挟持部を有し、
端部間より底部に向けて紙などを挿入可能としたクリッ
プにおいて、弾力付勢部にこの幅方向中央部を端部側か
ら底部側へ向けて切り欠いて切り欠きを形成し二股形状
にするとともに、底部をこの幅方向両側から切り取って
幅が切り欠きの幅より小さくなるように設定した中央部
とし、複数のクリップを並べた際に前方側のクリップの
弾力付勢部内に後隣のクリップの弾力付勢部の少なくと
も一部が入った状態でオーバーラップ可能としたことを
特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項2に記載
の本発明のクリップにあっては、弾力付勢部の挟持部よ
り端部側を、弾力付勢部の傾斜と逆方向の傾斜になるよ
うに開口させ、該開口部の傾斜角が挟持部近傍における
弾力付勢部の傾斜角より小さくなるようにしたことを特
徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項3に記載
の本発明のクリップにあっては、挟持部の幅方向の両側
に、外側に伸ばした突起を設けたことを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項4に記載
の本発明のクリップにあっては、各弾力付勢部の端部側
から底部側へ向かってずらした2カ所の位置で幅方向に
沿って折り曲げて、底部の上下端と挟持部とを結ぶ仮想
線より外側へ突き出させた山を形成したことを特徴とす
る。
【0010】
【作用および効果】請求項1に記載の本発明のクリップ
にあっては、弾性を有する板状部材を、側方から見て略
二等辺三角形状に成形し、この三角形の底辺に対応する
底部と、該底部の両端からそれぞれ三角形状の斜辺に対
応して延びる上下の弾力付勢部とを形成し、これら弾力
付勢部の底部と反対側の端部近傍同士が、底部および弾
力付勢部の弾性力により紙などを挟むように付勢される
挟持部を有し、端部間より底部に向けて紙などを挿入可
能としたクリップにおいて、弾力付勢部にこの幅方向中
央部を端部側から底部側へ向けて切り欠いて切り欠きを
形成し二股形状にするとともに、底部をこの幅方向両側
から切り取って幅が切り欠き幅より小さくなるように設
定した中央部とし、複数のクリップを並べた際に前方側
のクリップの弾力付勢部内に後隣のクリップの弾力付勢
部の少なくとも一部が入った状態でオーバーラップ可能
としたため、複数のクリップをオーバーラップさせて並
べた際の高さを低くできるので、従来からある綴じ器を
そのまま用いることができる。またこの綴じ器への挿入
にあってはクリップが実質的に上下対称となっているの
で、その上下の向きを問わずに挿入することができる。
非挟み込み状態において複数のクリップを並べた際に、
前方側のクリップの弾力付勢部内に後隣のクリップの弾
力付勢部の少なくとも一部が入った状態でオーバーラッ
プするので、限られた長さの綴じ器に多くのクリップを
装填することができる。
【0011】請求項2に記載の本発明のクリップにあっ
ては、弾力付勢部の挟持部より端部側を、弾力付勢部の
傾斜と逆方向の傾斜になるように開口させ、該開口部の
傾斜角が挟持部近傍における弾力付勢部の傾斜角より小
さくなるようにしたため、複数のクリップを並べた際に
クリップの端部が隣の弾力付勢部の内側へ深く入り込む
と同時に、隣り合うクリップ同士のピッチを小さくし
て、限られた長さの綴じ器により多くのクリップを装填
することができる。
【0012】請求項3に記載の本発明のクリップにあっ
ては、挟持部の幅方向の両側に、外側に伸ばした突起を
設けたため、紙などを挟む際に突起が綴じ器のスライド
部材上を滑りながら開いて紙などをはさむようにできる
とともに、従来から使われている綴じ器に適用すること
ができる。
【0013】請求項4に記載の本発明のクリップにあっ
ては、各弾力付勢部の端部側から底部側へ向かってずら
した2カ所の位置で幅方向に沿って折り曲げて、底部の
上下端と挟持部とを結ぶ仮想線より外側へ突き出させた
山を形成したため、複数のクリップを並べた際に挟持部
側の山が隣のクリップの底部側の山の内側に入り込み、
互いの干渉を避けることができるので、隣り合うクリッ
プ同士のピッチを小さくして、限られた長さの綴じ器に
より多くのクリップを装填することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図に基
づき説明する。図1、図2、図3は、本発明にかかるク
リップ10で、図1は上面図、図2は図1において図中
下方から見た側面図であり、図3は図1、図2のクリッ
プを平面に展開したときの形状図である。また、図4
は、綴じ器に挿入すべく複数のクリップ10を並べた場
合の側面図である。これらの図は、いずれも拡大図であ
るが、図3は他の図より拡大率がやや小さい。
【0015】図1、図2に示すクリップ10は弾性を有
する薄い金属板でできており、図3に示す展開形状の材
料を図2に示すように略二等辺三角形状に折り曲げたも
のである。クリップ10は、図2に示す二等辺三角形の
図中上下の斜辺にあたる弾力付勢部12、14の図中右
側端を底部16でつないだ基本形状とする。図中、左側
の端部18近傍の20には紙などを挟む挟持部を形成し
て、底部16および弾力付勢部12、14による弾性力
で、互いに押しつけ合うようにしてある。
【0016】図1に示すように、弾力付勢部12、14
は、これらの端部18側から底部16へ向けてその3分
の2の長さ位置付近まで中央部分が切り欠かれて切り欠
き12a、14aが形成される。一方、底部16はその
幅方向両端側からその中央部分へ向けて一部切り欠かか
れ、その幅Aが切り欠き12a、14aの幅Bよりやや
小さくなるように設定してある。尚、ここで、図1中に
おける上下方向を幅方向、図2中における上下方向を高
さ方向という。
【0017】図2に示すように、弾力付勢部12、14
の両端部18、18側は、挟持部20を境として底部1
6の上下端と挟持部20とを結ぶ仮想線50a、50b
(斜辺)に対して逆の傾きの方向に曲げられ、端部1
8、18間を開くことで開口部22を形成している。弾
力付勢部12、14には、その挿入方向に沿って離され
た2カ所の位置で、それぞれ仮想線50a、50bより
外側へ盛り上がるように幅方向に沿って折り曲げた2カ
所の山12b、12c、14b、14cが形成される。
ここで、開口部22側の傾斜角αは、挟持部20から山
12b、14bにかけての弾力付勢部12、14の傾斜
角βより小さくなるように設定する。
【0018】図1に示すように、弾力付勢部12、14
の挟持部20側両端部分には、幅方向外側に伸びる突起
12d、14dが形成され、これらの突起12d、14
dを利用して紙などを挟み込む際に挟持部20を容易に
開くことができるようにしてある。
【0019】次に、上記構成のクリップ10の作用を、
紙を挟む場合を例に説明する。通常、複数の紙を挟む場
合は、特開平06−015994号公報に記載されてい
るような器具(綴じ器)を用いる。ここでは図9、図1
0に示す綴じ器の要部であるスライド部材30(特開平
06−015994号公報における4枚の拡開バネ3に
相当する金属板)を介在させながら、クリップ10が紙
32を挟む作用を説明し、綴じ器そのものについては上
記公報により公知であるのでその説明を省略する。図9
は図10を上からみた図であり、図10は図9の下方か
ら見た側面図である。スライド部材30は弾性を持った
2対の薄い金属板でできており、通常は紙を挿入できる
ように図中左端側をVの字状に開いた状態で図の右端近
傍が綴じ器に固定されている。
【0020】始めに紙32を、図中左側から、通常は自
身の弾性で開いている綴じ器のスライド部材30の間に
挿入する。次に、クリップ10を、図の右側からスライ
ド部材30に臨ませその開口部22がスライド部材30
の右端を挟むように図中右側から移動させた後、両側の
突起12d、14dを2対のスライド部材30に沿って
滑らせながらクリップ10を左側へ押し込んでいく。
【0021】クリップ10はスライド部材30により、
底部16および弾力付勢部12、14による弾性力に逆
らって挟持部20が開かれながら左側へ進み、紙32を
挟んでいく。すなわち、クリップ10は、左へ進行する
につれ図示のようにスライド部材30が紙32を挟むよ
うに変形させていき、図よりさらに左側へ移動すると突
起12d、14dがスライド部材30から外れたところ
で紙32を挟み終わる。このとき、底部16は、紙32
の図中右端との隙間がほとんどない位置まで来るように
してある。
【0022】次に、クリップ10を前述の綴じ器に装填
する場合について説明する。図4は、多数のクリップ1
0を紙の挿入方向に沿って並べた状態を示し、綴じ器内
に装填された状態と同じである。図に示すごとく、隣り
合ったクリップ10が互いに一部(特に弾力付勢部1
2、14の大部分)をオーバーラップするように並べる
ことができる。すなわち、左端のクリップ10aの底部
16両側部に設けた切り欠きから弾力付勢部12、14
内に潜り込む形で左から2番目のクリップ10bの弾力
付勢部12、14が入り込み、さらに3番目10c、4
番目10dと続いて入り込む。
【0023】これは、前述のように、弾力付勢部12、
14の切り欠き12a、14aの幅Bが底部14の幅A
よりやや大きく設定してあるためである。そして、弾性
付勢部12、14を前方のクリップ10aの内側に入り
込ませたクリップ10bの端部18が前方のクリップ1
0aの弾力付勢部12、14の内面に当接するまで、入
り込ませることができる。
【0024】これらは、前述の綴じ器に装填する場合に
ついても同様のことが言える。すなわち、クリップ10
を用いて紙を挟む綴じ器は、掌に納まる大きさであるた
め長さが限られているが、前述のように隣り合ったクリ
ップ10同士をそれぞれオーバーラップさせて並べるこ
とにより、限られた長さのスペースに多数のクリップ1
0を装填することができる。
【0025】また、クリップ10は図2でわかるように
上下対称の形状をしているので、オーバーラップさせて
並べる際に上下の向きを問わずに並べることができ、か
つクリップ10を水平状態で並べることができるので、
従来から用いられている綴じ器に装填することが可能で
ある。
【0026】さらに、開口部22側の傾斜角αが、挟持
部20から山12b、14bにかけての弾力付勢部1
2、14の傾斜角βより小さくなっているため、前述の
ようにオーバーラップさせて並べる際に隣り合ったクリ
ップ10同士のピッチを小さくできるので、限られた長
さのスペースにより多くのクリップ10を装填すること
ができる。前述の弾力付勢部12、14に設けた2カ所
の山12b、12c、14b、14cの位置関係は、図
4で分かるように隣り合ったクリップ10の山12b、
14bと山12c、14cとがそれぞれ干渉しないよう
になっている。これらにより、隣り合ったクリップ10
同士のピッチを、より小さくすることができる。
【0027】次に、本発明の他の実施態様を図5、図6
に示す。図5は図1に対応した上面図、図6は図2に対
応した側面図である。ここでは、図1乃至図4に示した
実施態様と異なる部分を中心に説明し、実質的に同じ部
分の説明を省略する。
【0028】図1に示した実施態様とは、弾力付勢部1
2、14の形状が異なる。すなわち、図2と図6を較べ
てわかるように、図2にあった2カ所の盛り上がった山
がなく、斜辺に相当する弾力付勢部12、14が直線状
になっている。また、図1と図5の対比でわかるよう
に、上からみた弾力付勢部12、14の形状が異なり、
切り欠き12a、14aの底部16側を半円状にしてい
る。
【0029】図5、図6に示したクリップ10は、図1
乃至図4の実施態様と一部の形状が異なるが、紙を挟む
作用や、複数のクリップ10を並べた場合に隣り合った
クリップ10同士の一部がオーバーラップ可能であるこ
とは同様である。弾力付勢部12、14の形状が異なる
ため、限られた長さの器具に装填できるクリップ10の
数はやや少なくなるが、図5のように弾力付勢部12、
14の形状を若干の自由度をもってデザインすることが
できる。
【0030】次に、本発明の第3の実施態様を図7に示
す。図7は図2に対応した側面図である。ここでは、図
1乃至図4に示した実施態様と異なる部分を中心に説明
し、実質的に同じ部分の説明を省略する。図1に示した
実施態様とは、弾力付勢部12、14の形状が異なる。
すなわち、図2と図7とを較べてわかるように、弾力付
勢部12、14の挟持部20近傍の傾斜角βを開口部2
2側の傾斜角αより大きく設定している。
【0031】図7に示した実施態様においても、図1乃
至図4の実施態様と一部の形状が異なるが、紙を挟む作
用や、複数のクリップ10を並べた場合に隣り合ったク
リップ10同士の一部がオーバーラップ可能であること
は同様である。図示は省略するが、弾力付勢部12、1
4の傾斜角βが特に大きいため、オーバーラップ分を大
きくでき限られた長さの器具に装填できるクリップ10
の数がより多くなる。
【0032】次に、本発明の第4の実施態様を図8に示
す。図8は図7に対応した側面図である。ここでは、図
7に示した実施態様と異なる部分を中心に説明し、実質
的に同じ部分の説明を省略する。図8に示した実施態様
は樹脂でできており、そのため部位によって厚さが異な
る。すなわち、挟持部20近傍を薄くし、弾力付勢部1
2、14を底部16に近づくにしたがって厚くなるよう
にするとともに、底部16も厚くなるように設定してあ
る。
【0033】また、挟持部20の形状が金属製の図1乃
至図7とは異なり、紙と接する部分がエッジになってお
り上下で多少食い違う形状になっている。上記のように
部位によって厚さを変えることにより、紙を挟むために
挟持部が開いた際に各部に作用する応力を均一化する効
果が得られ、紙を保持する力も強くすることができる。
複数のクリップ10を並べた場合に隣り合ったクリップ
10同士の一部がオーバーラップ可能であることは図7
と同様である。
【0034】以上、説明したように、本発明のクリップ
は、限られた長さの綴じ器に数多く装填することができ
るので、部数の多い資料を挟む際に、綴じ器へのクリッ
プ10の装填回数を減らすことができる。また、いずれ
の実施態様においても、クリップ10は上下対称の形状
をしているので、綴じ器に数多く装填する際に上下の方
向を問わずに挿入することができ、かつクリップ10を
水平状態で並べることができるので、従来から用いられ
ている綴じ器をそのまま用いて多数装填し、能率的に紙
などを綴じることができる。
【0035】以上の説明は、紙を挟むクリップの例で説
明したが、複数の部品同士あるいは衣類およびシート間
などを相互に固定または連結する、クリップもしくはフ
ァスナーとして用いることもできる。
【0036】なお、本発明は以上の実施態様に限ること
なく、例えば別のタイプのクリップや紙ばさみと連結し
て使用したり、ファイルに紙を固定する手段として用い
るなどの改良や応用が可能であることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップの、上面図である。
【図2】図1において、下方から見た側面図である。
【図3】図1のクリップの材料展開形状を表す図であ
る。
【図4】図1のクリップを多数並べた側面図である。
【図5】本発明におけるクリップの、第2の実施態様の
上面図である。
【図6】図5において、下方から見た側面図である。
【図7】本発明におけるクリップの、第3の実施態様の
側面図である。
【図8】本発明におけるクリップの、第4の実施態様の
側面図である。
【図9】紙を挟む場合の説明図で、図10を上から見た
図でもある。
【図10】紙を挟む場合の説明図で、図9の下方から見
た側面図である。
【符号の説明】
10:クリップ 12、14:弾力付勢部 16:底部 18:端部 20:挟持部 22:開口部 30:スライド部材 32:紙 50:仮想線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する板状部材を、側方から見て
    略二等辺三角形状に成形し、この三角形の底辺に対応す
    る底部と、該底部の両端からそれぞれ前記三角形状の斜
    辺に対応して延びる上下の弾力付勢部とを形成し、これ
    ら弾力付勢部の前記底部と反対側の端部近傍同士が、前
    記底部および前記弾力付勢部の弾性力により紙などを挟
    むように付勢される挟持部を有し、前記端部間より前記
    底部に向けて紙などを挿入可能としたクリップにおい
    て、前記弾力付勢部にこの幅方向中央部を前記端部側か
    ら前記底部側へ向けて切り欠いて切り欠きを形成し二股
    形状にするとともに、前記底部をこの幅方向両側から切
    り取って幅が前記切り欠きの幅より小さくなるように設
    定した中央部とし、複数のクリップを並べた際に前方側
    のクリップの弾力付勢部内に後隣のクリップの弾力付勢
    部の少なくとも一部が入った状態でオーバーラップ可能
    としたことを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 前記弾力付勢部の前記挟持部より前記端
    部側を、前記弾力付勢部の傾斜と逆方向の傾斜になるよ
    うに開口させ、該開口部の傾斜角が前記挟持部近傍にお
    ける前記弾力付勢部の傾斜角より小さくなるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 前記挟持部の幅方向の両側に、外側に伸
    ばした突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至2に
    記載のクリップ。
  4. 【請求項4】 前記各弾力付勢部の前記端部側から前記
    底部側へ向かってずらした2カ所の位置で幅方向に沿っ
    て折り曲げて、前記底部の上下端と前記挟持部とを結ぶ
    仮想線より外側へ突き出させた山を形成したことを特徴
    とする請求項1乃至3に記載のクリップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101617195B1 (ko) * 2014-04-11 2016-05-02 서영석 문서 고정용 클립

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101617195B1 (ko) * 2014-04-11 2016-05-02 서영석 문서 고정용 클립

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