JP2002192528A - タイヤ加硫用ブラダー - Google Patents
タイヤ加硫用ブラダーInfo
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- JP2002192528A JP2002192528A JP2000398764A JP2000398764A JP2002192528A JP 2002192528 A JP2002192528 A JP 2002192528A JP 2000398764 A JP2000398764 A JP 2000398764A JP 2000398764 A JP2000398764 A JP 2000398764A JP 2002192528 A JP2002192528 A JP 2002192528A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特定のフッ素系ゴム配合物を用いることによ
り、耐久性を向上させたタイヤ加硫用ブラダーの提供。 【解決手段】 フッ素系ゴムに、カーボン、加硫系配合
剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラダー。
り、耐久性を向上させたタイヤ加硫用ブラダーの提供。 【解決手段】 フッ素系ゴムに、カーボン、加硫系配合
剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラダー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ加硫用ブラ
ダーに関し、より詳細には、特定のフッ素系ゴム共重合
体を用いたタイヤ加硫用ブラダーに関する。
ダーに関し、より詳細には、特定のフッ素系ゴム共重合
体を用いたタイヤ加硫用ブラダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】タイヤ加硫用ブラダーには、ブチルゴム
を用いるのが一般的である。そのため、離型性を高める
ために、フッ素系樹脂をブチルゴム中に配合する方法
（特開平９−２３４７４４号公報）、また同じく離型性
を高める目的で、フッ素系ゴムをブチルブラダーの外側
に張り付ける方法（特開平５−３１７２４号公報）等が
あるが、これらの方法も、基本的にブチルゴムを用いて
いるため、耐熱性が低下傾向となり、問題がクローズア
ップされてきている。
を用いるのが一般的である。そのため、離型性を高める
ために、フッ素系樹脂をブチルゴム中に配合する方法
（特開平９−２３４７４４号公報）、また同じく離型性
を高める目的で、フッ素系ゴムをブチルブラダーの外側
に張り付ける方法（特開平５−３１７２４号公報）等が
あるが、これらの方法も、基本的にブチルゴムを用いて
いるため、耐熱性が低下傾向となり、問題がクローズア
ップされてきている。
【０００３】一方、最も耐熱性の高いゴムといわれるフ
ッ素系ゴムは、一般的にビニリデンフロライド（Ｖｄ
Ｆ）、ヘキサフルオロプロピレン（ＨＦＰ）、テトラフ
ルオロエチレン（ＴＦＥ）の共重合体であり、タイヤ用
ブラダーに好適である。しかし、耐熱性は非常に優れて
いるものの、アミン系の化合物が存在すると熱分解して
しまう欠点があった。ところが、タイヤには、老化防止
剤、加硫促進剤等として多量にアミン系の配合物が配合
されているため、フッ素系ゴムをブラダーに用いると、
本来フッ素ゴムが持つ耐熱性が得られず、早期に老化し
てしまうという問題があった。
ッ素系ゴムは、一般的にビニリデンフロライド（Ｖｄ
Ｆ）、ヘキサフルオロプロピレン（ＨＦＰ）、テトラフ
ルオロエチレン（ＴＦＥ）の共重合体であり、タイヤ用
ブラダーに好適である。しかし、耐熱性は非常に優れて
いるものの、アミン系の化合物が存在すると熱分解して
しまう欠点があった。ところが、タイヤには、老化防止
剤、加硫促進剤等として多量にアミン系の配合物が配合
されているため、フッ素系ゴムをブラダーに用いると、
本来フッ素ゴムが持つ耐熱性が得られず、早期に老化し
てしまうという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、フッ素系
ゴムをタイヤ用ブラダーに用いて耐久性を向上させるこ
と、更に、アミン老化を起こさないフッ素系ゴムをタイ
ヤ用ブラダーに用いることによって、耐久性を著しく向
上させたタイヤ加硫用ブラダーを提供することを目的と
する。
ゴムをタイヤ用ブラダーに用いて耐久性を向上させるこ
と、更に、アミン老化を起こさないフッ素系ゴムをタイ
ヤ用ブラダーに用いることによって、耐久性を著しく向
上させたタイヤ加硫用ブラダーを提供することを目的と
する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フッ素
系ゴムにカーボンブラック、加硫系配合剤を配合してな
るタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
系ゴムにカーボンブラック、加硫系配合剤を配合してな
るタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
【０００６】また、本発明によれば、フッ化オレフィン
の結合単位を含む二元以上のフッ素系ゴム共重合体にカ
ーボン、加硫系配合剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラ
ダーが提供される。
の結合単位を含む二元以上のフッ素系ゴム共重合体にカ
ーボン、加硫系配合剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラ
ダーが提供される。
【０００７】また、本発明によれば、テトラフルオロエ
チレン、ビニリデンフロライドおよびテトラフルオロプ
ロピレンのうち少なくとも一つ以上の結合単位を含む二
元以上のフッ素系ゴム共重合体にカーボン、加硫系配合
剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
チレン、ビニリデンフロライドおよびテトラフルオロプ
ロピレンのうち少なくとも一つ以上の結合単位を含む二
元以上のフッ素系ゴム共重合体にカーボン、加硫系配合
剤を配合してなるタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
【０００８】更に、本発明によれば、テトラフルオロエ
チレン結合単位（ＴＦＥ）を含み、かつヘキサフルオロ
プロピレン結合単位（ＨＦＰ）およびビニリデンフロラ
イド単位（ＶｄＦ）を含まない二元以上のフッ素系ゴム
共重合体にカーボン、加硫系配合剤を配合してなるタイ
ヤ加硫用ブラダーが提供される。
チレン結合単位（ＴＦＥ）を含み、かつヘキサフルオロ
プロピレン結合単位（ＨＦＰ）およびビニリデンフロラ
イド単位（ＶｄＦ）を含まない二元以上のフッ素系ゴム
共重合体にカーボン、加硫系配合剤を配合してなるタイ
ヤ加硫用ブラダーが提供される。
【０００９】また、本発明によれば、前記各フッ素系ゴ
ム共重合体にパーオキサイド架橋を行って作製したゴム
配合物を用いたタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
ム共重合体にパーオキサイド架橋を行って作製したゴム
配合物を用いたタイヤ加硫用ブラダーが提供される。
【００１０】
【発明の実施の形態】タイヤ加硫用ブラダーに使用され
るフッ素系ゴムは、耐熱性が極めて高く好適である。し
かしながら、一般に、アミン系化合物によって耐熱性が
劣化するという欠点があった。その原因は、次のように
考察される。ＨＦＰユニットの−ＣＦ 3基が電子吸引性
のため、隣りのＶｄＦユニット内の−ＣＨ2−部分の電
子密度が低くなっている。これに熱とアミンが加わる
と、この部分からＣＦが遊離して二重結合が生じる。こ
の二重結合がオゾン、アミンによって攻撃され、劣化が
生じる。そこで、ＨＦＰおよびＶｄＦの連鎖を持たない
フッ素系ゴムであれば、上記の現象が生じないのでタイ
ヤ加硫用ブラダーに好適である。したがって、本発明で
は、特定のフッ素系ゴム、特に好ましくはＴＦＥユニッ
トを含み、かつＨＦＰおよびＶｄＦユニットを含まない
フッ素系ゴムをタイヤ加硫用ブラダーに用いることによ
って、その耐久性を飛躍的に向上させることができるこ
とを見出したものである。
るフッ素系ゴムは、耐熱性が極めて高く好適である。し
かしながら、一般に、アミン系化合物によって耐熱性が
劣化するという欠点があった。その原因は、次のように
考察される。ＨＦＰユニットの−ＣＦ 3基が電子吸引性
のため、隣りのＶｄＦユニット内の−ＣＨ2−部分の電
子密度が低くなっている。これに熱とアミンが加わる
と、この部分からＣＦが遊離して二重結合が生じる。こ
の二重結合がオゾン、アミンによって攻撃され、劣化が
生じる。そこで、ＨＦＰおよびＶｄＦの連鎖を持たない
フッ素系ゴムであれば、上記の現象が生じないのでタイ
ヤ加硫用ブラダーに好適である。したがって、本発明で
は、特定のフッ素系ゴム、特に好ましくはＴＦＥユニッ
トを含み、かつＨＦＰおよびＶｄＦユニットを含まない
フッ素系ゴムをタイヤ加硫用ブラダーに用いることによ
って、その耐久性を飛躍的に向上させることができるこ
とを見出したものである。
【００１１】本発明のタイヤ加硫用ブラダーに用いるフ
ッ素系ゴムおよびフッ素系ゴム共重合体としては、例え
ば、フルオロアルキルシランを主体とした重合体（例え
ば、トリフルオロプロピルメチルシロキサンとジメチル
シロキサンの共重合体）、トリフルオロニトロソメタン
とテトラフルオロエチレンの共重合体、１，１−ジヒド
ロパーフルオロブチルアクリレートの重合体、３−トリ
フルオロメトキシ−１，１−ジヒドロパーフルオロプロ
ピルアクリレートの重合体、アジピルクロリドとヘキサ
フルオロペンタンジオールとの縮合体、パーフルオロビ
ニルエーテルとテトラフルオロエチレンの共重合体、ポ
リパーフルオロアルキレン、パーフルオロアルキルトリ
アジン、トリフルオロエトキシフォスホニトリルとヘプ
タフルオロブトキシフォスホニトリルの共重合体、１−
メチルビニルとテトラフルオロエチレンの共重合体、チ
オカルボニルと１−メチルビニルとテトラフルオロエチ
レンの共重合体、ビニリデンフロライドと１−メチルビ
ニルとテトラフルオロエチレンの共重合体、クロロトリ
フルオロエチレンとビニリデンフロライドの共重合体、
１，２，３，３，３−ペンタフルオロプロピレンとビニ
リデンフロライドの共重合体、およびヘキサフルオロプ
ロピレンとビニリデンフロライドの共重合体、ヘキサフ
ルオロプロピレンとビニリデンフロライドとテトラフル
オロエチレンの共重合体等が挙げられる。
ッ素系ゴムおよびフッ素系ゴム共重合体としては、例え
ば、フルオロアルキルシランを主体とした重合体（例え
ば、トリフルオロプロピルメチルシロキサンとジメチル
シロキサンの共重合体）、トリフルオロニトロソメタン
とテトラフルオロエチレンの共重合体、１，１−ジヒド
ロパーフルオロブチルアクリレートの重合体、３−トリ
フルオロメトキシ−１，１−ジヒドロパーフルオロプロ
ピルアクリレートの重合体、アジピルクロリドとヘキサ
フルオロペンタンジオールとの縮合体、パーフルオロビ
ニルエーテルとテトラフルオロエチレンの共重合体、ポ
リパーフルオロアルキレン、パーフルオロアルキルトリ
アジン、トリフルオロエトキシフォスホニトリルとヘプ
タフルオロブトキシフォスホニトリルの共重合体、１−
メチルビニルとテトラフルオロエチレンの共重合体、チ
オカルボニルと１−メチルビニルとテトラフルオロエチ
レンの共重合体、ビニリデンフロライドと１−メチルビ
ニルとテトラフルオロエチレンの共重合体、クロロトリ
フルオロエチレンとビニリデンフロライドの共重合体、
１，２，３，３，３−ペンタフルオロプロピレンとビニ
リデンフロライドの共重合体、およびヘキサフルオロプ
ロピレンとビニリデンフロライドの共重合体、ヘキサフ
ルオロプロピレンとビニリデンフロライドとテトラフル
オロエチレンの共重合体等が挙げられる。
【００１２】本発明のタイヤ加硫用ブラダーに用いる特
に好ましいゴム成分は、テトラフルオロエチレン結合単
位（ＴＦＥ）を含み、かつヘキサフルオロプロピレン結
合単位（ＨＦＰ）およびビニリデンフロライド（Ｖｄ
Ｆ）結合単位を含まない二元以上のフッ素系ゴム共重合
体であり、具体的には、上記のうち、１−メチルビニル
とテトラフルオロエチレン系共重合体（例えば、ＡＦＬ
ＡＳ１００，ＡＦＬＡＳ１５０（旭硝子製））、チオカ
ルボニルと１−メチルビニルとテトラフルオロエチレン
系共重合体（例えば、ＡＦＬＡＳ ＳＰ，ＡＦＬＡＳ
ＳＺ（旭硝子製））、トリフルオロニトロソメタンとテ
トラフルオロエチレン系共重合体およびパーフルオロビ
ニルエーテルとテトラフルオロエチレンの共重合体等が
有効に使用される。
に好ましいゴム成分は、テトラフルオロエチレン結合単
位（ＴＦＥ）を含み、かつヘキサフルオロプロピレン結
合単位（ＨＦＰ）およびビニリデンフロライド（Ｖｄ
Ｆ）結合単位を含まない二元以上のフッ素系ゴム共重合
体であり、具体的には、上記のうち、１−メチルビニル
とテトラフルオロエチレン系共重合体（例えば、ＡＦＬ
ＡＳ１００，ＡＦＬＡＳ１５０（旭硝子製））、チオカ
ルボニルと１−メチルビニルとテトラフルオロエチレン
系共重合体（例えば、ＡＦＬＡＳ ＳＰ，ＡＦＬＡＳ
ＳＺ（旭硝子製））、トリフルオロニトロソメタンとテ
トラフルオロエチレン系共重合体およびパーフルオロビ
ニルエーテルとテトラフルオロエチレンの共重合体等が
有効に使用される。
【００１３】本発明のタイヤ加硫用ブラダーに使用され
る上記ゴム配合物には、その補強剤としてカーボンブラ
ックが配合される。このカーボンブラックは、前記ゴム
の総量１００重量部に対して１０重量部以上、好ましく
は２０〜６０重量部が配合される。本発明で用いられる
カーボンブラックは、窒素比表面積（Ｎ2ＳＡ）が好ま
しくは２０〜２００ｍ2／ｇ、より好ましくは５０〜１
７０ｍ2／ｇで、ＤＢＰ吸油量が好ましくは６０〜１３
０ml／１００ｇ、より好ましくは８０〜１２０ml／１０
０ｇである。
る上記ゴム配合物には、その補強剤としてカーボンブラ
ックが配合される。このカーボンブラックは、前記ゴム
の総量１００重量部に対して１０重量部以上、好ましく
は２０〜６０重量部が配合される。本発明で用いられる
カーボンブラックは、窒素比表面積（Ｎ2ＳＡ）が好ま
しくは２０〜２００ｍ2／ｇ、より好ましくは５０〜１
７０ｍ2／ｇで、ＤＢＰ吸油量が好ましくは６０〜１３
０ml／１００ｇ、より好ましくは８０〜１２０ml／１０
０ｇである。
【００１４】本発明に用いる前記ゴム配合物には、硫黄
等一般に使用されている加硫、架橋剤が通常の使用量で
配合されるが、特に、有機過酸化物系の加硫、架橋剤を
用いることが有効である。かかる加硫、架橋剤には、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ｔ−ブチルヒドロパーオキサ
イド、２，４−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
２，５−ジメチル−２，５−ジ（ｔ−ブチルパーオキ
シ）ヘキサンおよび２，５−ジメチルヘキサン−２，５
−ジ（パーオキシルベンゾエート）等が挙げられ、例え
ば、０．１〜２０重量部程度で用いることができる。
等一般に使用されている加硫、架橋剤が通常の使用量で
配合されるが、特に、有機過酸化物系の加硫、架橋剤を
用いることが有効である。かかる加硫、架橋剤には、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ｔ−ブチルヒドロパーオキサ
イド、２，４−ビクロロベンゾイルパーオキサイド、
２，５−ジメチル−２，５−ジ（ｔ−ブチルパーオキ
シ）ヘキサンおよび２，５−ジメチルヘキサン−２，５
−ジ（パーオキシルベンゾエート）等が挙げられ、例え
ば、０．１〜２０重量部程度で用いることができる。
【００１５】本発明のゴム配合物には、前記の成分に加
えて、加硫、架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、可
塑剤などのタイヤ用その他のゴム用に一般的に配合され
ている各種添加剤を配合することができ、かかる配合物
は、一般的な方法で混練、加硫、架橋して、タイヤブラ
ダー用のゴム組成物として使用することができる。これ
ら添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従
来の一般的な配合量とすることができる。
えて、加硫、架橋促進剤、各種オイル、老化防止剤、可
塑剤などのタイヤ用その他のゴム用に一般的に配合され
ている各種添加剤を配合することができ、かかる配合物
は、一般的な方法で混練、加硫、架橋して、タイヤブラ
ダー用のゴム組成物として使用することができる。これ
ら添加剤の配合量も、本発明の目的に反しない限り、従
来の一般的な配合量とすることができる。
【００１６】
【実施例】以下、実施例、比較例によって本発明を更に
説明するが、本発明の範囲をこの実施例の範囲に限定す
るものでないことは言うまでもない。
説明するが、本発明の範囲をこの実施例の範囲に限定す
るものでないことは言うまでもない。
【００１７】実施例１〜２および比較例１ 本発明のゴム配合物における引張り試験テストと、該ゴ
ム配合物から作製したブラダーの耐久テストを行った。
結果を以下の表１に示す。
ム配合物から作製したブラダーの耐久テストを行った。
結果を以下の表１に示す。
【００１８】
【表１】
【００１９】（註）＊１：ＪＳＲ Ｂｕｔｙｌ ２６８
（日本合成ゴム製） ＊２：ネオプレンＷ（昭和ネオプレン製） ＊３：ＦＫＭ ダイエルＧ５０１ ＴＦＨ−ＨＦＰ−Ｖ
ｄＦの三元共重合体（ダイキン工業製） ＊４：ＡＦＬＡＳ １５０Ｐ（テトラフルオロエチレン
とプロピレンの二元共重合体）（旭硝子製） ＊５：東海カーボン６００Ａ（東海カーボン製） ＊６：タッキロール２０１（住友化学製） ＊７：トリアリルイソシアネート
（日本合成ゴム製） ＊２：ネオプレンＷ（昭和ネオプレン製） ＊３：ＦＫＭ ダイエルＧ５０１ ＴＦＨ−ＨＦＰ−Ｖ
ｄＦの三元共重合体（ダイキン工業製） ＊４：ＡＦＬＡＳ １５０Ｐ（テトラフルオロエチレン
とプロピレンの二元共重合体）（旭硝子製） ＊５：東海カーボン６００Ａ（東海カーボン製） ＊６：タッキロール２０１（住友化学製） ＊７：トリアリルイソシアネート
【００２０】１）上記ラボ引張り試験テストは、配合物
をＢ型バンバリーにて混合し、２００℃×１５分で加
硫、引張り試験を行なった。 ２）上記加硫テストは、ブラダーを加硫機に取り付け、
１８５／７０Ｒ１４サイズのタイヤの加硫を行った。エ
アが漏れて使えなくなるまでの回数を測定した。
をＢ型バンバリーにて混合し、２００℃×１５分で加
硫、引張り試験を行なった。 ２）上記加硫テストは、ブラダーを加硫機に取り付け、
１８５／７０Ｒ１４サイズのタイヤの加硫を行った。エ
アが漏れて使えなくなるまでの回数を測定した。
【００２１】
【発明の効果】本発明のフッ素系ゴム配合物により作製
したタイヤ加硫用ブラダーである実施例１は、上記テス
ト結果をみれば明らかなように、従来のブチル系ゴム配
合物に比して耐久性が向上している。更には、テトラフ
ルオロエチレン結合ユニット（ＴＦＥ）を含み、ヘキサ
フルオロプロピレン結合ユニット（ＨＥＰ）およびビニ
リデンフロライド結合ユニット（ＶｄＦ）を含まない実
施例２は、ヘキサフルオロプロピレン結合ユニット（Ｈ
ＦＰ）およびビニリデンフロライド結合ユニット（Ｖｄ
Ｆ）をもつフッ素系ゴム配合物を用いた実施例１に比し
て、その耐久性が顕著に向上していることがわかる。
したタイヤ加硫用ブラダーである実施例１は、上記テス
ト結果をみれば明らかなように、従来のブチル系ゴム配
合物に比して耐久性が向上している。更には、テトラフ
ルオロエチレン結合ユニット（ＴＦＥ）を含み、ヘキサ
フルオロプロピレン結合ユニット（ＨＥＰ）およびビニ
リデンフロライド結合ユニット（ＶｄＦ）を含まない実
施例２は、ヘキサフルオロプロピレン結合ユニット（Ｈ
ＦＰ）およびビニリデンフロライド結合ユニット（Ｖｄ
Ｆ）をもつフッ素系ゴム配合物を用いた実施例１に比し
て、その耐久性が顕著に向上していることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０８Ｌ 27/12 Ｃ０８Ｌ 27/12 // Ｂ２９Ｋ 21:00 Ｂ２９Ｋ 21:00 105:24 105:24 Ｂ２９Ｌ 30:00 Ｂ２９Ｌ 30:00 Ｆターム(参考） 4F202 AA45 AH20 AJ05 CA21 CB01 CU12 4F203 AA45 AH20 AJ05 DA11 DB01 DL12 4J002 BD121 BD141 BD151 DA036 DA047 EK017 EK047 EK057 FD016 FD147 GN01
Claims (5)
- 【請求項１】 フッ素系ゴムにカーボン、加硫系配合剤
を配合してなるタイヤ加硫用ブラダー。 - 【請求項２】 フッ化オレフィンの結合単位を含む二元
以上のフッ素系ゴム共重合体にカーボン、加硫系配合剤
を配合してなるタイヤ加硫用ブラダー。 - 【請求項３】 テトラフルオロエチレン、ビニリデンフ
ロライドおよびテトラフルオロプロピレンのうち少なく
とも一つ以上の結合単位を含む二元以上のフッ素系ゴム
共重合体にカーボン、加硫系配合剤を配合してなるタイ
ヤ加硫用ブラダー。 - 【請求項４】 テトラフルオロエチレン結合単位を含
み、かつヘキサフルオロプロピレン結合単位およびビニ
リデンフロライド結合単位を含まない二元以上のフッ素
系ゴム共重合体にカーボン、加硫系配合剤を配合してな
るタイヤ加硫用ブラダー。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項に記載のフ
ッ素系ゴム共重合体にパーオキサイド架橋を行って作製
したゴム配合物を用いたタイヤ加硫用ブラダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000398764A JP4052795B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | タイヤ加硫用ブラダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000398764A JP4052795B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | タイヤ加硫用ブラダー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002192528A true JP2002192528A (ja) | 2002-07-10 |
| JP4052795B2 JP4052795B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=18863661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000398764A Expired - Fee Related JP4052795B2 (ja) | 2000-12-27 | 2000-12-27 | タイヤ加硫用ブラダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4052795B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012026007A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 株式会社ブリヂストン | フッ素ゴム組成物及びタイヤ製造用ブラダー |
| WO2012026006A1 (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-01 | 株式会社ブリヂストン | フッ素ゴム組成物及びタイヤ製造用ブラダー |
| WO2013125735A1 (en) * | 2012-02-24 | 2013-08-29 | Daikin Industries, Ltd. | Fluororubber composition |
| WO2013125736A1 (en) * | 2012-02-24 | 2013-08-29 | Daikin Industries, Ltd. | Fluororubber composition |
| WO2015133573A1 (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-11 | ダイキン工業株式会社 | フッ素ゴム組成物及びフッ素ゴム成形品 |
| JP2015187501A (ja) * | 2010-08-25 | 2015-10-29 | ダイキン工業株式会社 | ホース |
| US9403954B2 (en) | 2012-01-20 | 2016-08-02 | Daikin Industries, Ltd. | Fluororubber composition and method for producing same |
| WO2019123686A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ加硫用ブラダー及び空気入りタイヤ |
| WO2019123687A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ加硫用ブラダー及び空気入りタイヤ |
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| US11898661B2 (en) | 2012-02-24 | 2024-02-13 | Daikin Industries, Ltd. | Fluororubber composition |
-
2000
- 2000-12-27 JP JP2000398764A patent/JP4052795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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