JP2002192196A - 汚泥処理方法及び装置 - Google Patents
汚泥処理方法及び装置Info
- Publication number
- JP2002192196A JP2002192196A JP2000400488A JP2000400488A JP2002192196A JP 2002192196 A JP2002192196 A JP 2002192196A JP 2000400488 A JP2000400488 A JP 2000400488A JP 2000400488 A JP2000400488 A JP 2000400488A JP 2002192196 A JP2002192196 A JP 2002192196A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- combustion engine
- drying
- fuel gas
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
が高い汚泥を処理する際に臭気が漏れず、処理の結果と
して新エネルギーを利用することが可能となり、以って
省エネルギーが達成出来る様な汚泥処理方法及び装置の
提供。 【解決手段】 含水率が高い汚泥を供給する汚泥供給手
段(1)と、汚泥を機械的に処理して脱水する脱水手段
(2)(例えば、遠心脱水機)と、脱水された汚泥を低
圧下で乾燥する乾燥手段(4)(例えば真空乾燥機)
と、該乾燥手段(4)により乾燥された汚泥を酸素が欠
乏した雰囲気下で加熱して燃料ガスを発生させるガス化
炉(6)、とを有し、該ガス化炉(6)から発生した燃
料ガスを燃焼機関(9)へ供給する。
Description
ー」の利用に関する。より詳細には、有機質廃棄物を大
量に含有し且つ含水率が高い汚泥を処理してエネルギー
(新エネルギー)を得て、且つ、それを有効利用する方
法及び装置に関する。
廃棄物を大量に含有し、且つ含水率が高い(60〜99
%)汚泥、例えば下水汚泥25の処理の場合、先ず、遠
心脱水機30等で簡易脱水を行い、含水率を60〜80
%まで低下させた下水汚泥40とする。この時の脱水機
の駆動力としての、例えば、駆動電源が必要となり、商
用電源から供給される。
を加えて焼却(含水率が60%未満ならば、補助燃料を
付加しなくても自燃)50を行う。尚、焼却に先立っ
て、大気圧、高温雰囲気下で加熱して乾燥する場合もあ
る。
排出装置に脱臭気装置を介装してある場合においてさえ
も臭気が漏れ、処理施設近辺の環境悪化に繋がってい
た。また、焼却の際に発生した排熱はそのまま系外に廃
棄しており、省エネルギーの要請にも逆行していた。
理してガス化溶融炉で加熱して有機分を乾留ガス化し、
等該ガスのみによってガスエンジンを運転することも提
案された。しかし、係るシステムによれば、燃焼効率が
良好ではなく、ガス化炉から発生した燃料ガスのみでは
燃焼機関の運転に不充分である。従って、実用には適さ
ないことが判明している。
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、有機質廃棄物
を大量に含有し且つ含水率が高い汚泥を処理する際に、
臭気が漏れず、処理の結果として新エネルギーを利用す
ることが可能となり、以って省エネルギーが達成出来る
様な汚泥処理装置及び方法の提供を目的としている。
は、含水率が高い汚泥を供給する汚泥供給手段(1)
と、汚泥を機械的に処理するか或いは加熱して脱水する
脱水手段(例えば、遠心脱水機)(2)と、脱水された
汚泥を低圧下で乾燥する乾燥手段(例えば真空乾燥機)
(4)と、該乾燥手段により乾燥された汚泥を酸素が欠
乏した雰囲気下で加熱して燃料ガスを発生させるガス化
炉(6)、とを有し、外部燃料源(17:例えば都市ガ
ス、プロパンガス、石油等)からの燃料を燃焼機関
(9)へ供給する(Y26)と共に、ガス化炉(6)か
ら発生した燃料ガスを当該燃焼機関(9)へ供給する
(Y12)様に構成され、該燃焼機関(9)は複数種類
の燃料を供給されても安定した燃焼を行う様に構成され
ている(請求項1、図1)。
定した燃焼を行う燃焼機関(9)としては、例えば、デ
ュエルフューエルタイプのガスエンジンがある。但し、
これに限定されるものではない。
(9)は発電手段を有しており(換言すれば、前記燃焼
機関(9)は「コジェネレーションシステム」を構成し
ており)、該発電手段により発生した電気は、前記脱水
手段(2)と、乾燥手段(4)と、ガス化炉(6)とを
作動する駆動電力として使用されるのが好ましい(請求
項2、図1)。
あるガスタービン、内燃機関であるガスエンジンが適用
出来る。或いは、液体燃料を主燃料とする外燃機関、内
燃機関であっても良い。
(14)から冷熱が供給される様に構成されているのが
好ましい(請求項3、図1)。
処理して脱水する脱水工程(S2)と、脱水された汚泥
を低圧下で乾燥する乾燥工程(S4)と、該乾燥工程
(S4)を経た汚泥を酸素が欠乏した雰囲気下で加熱し
て燃料ガスを発生させる燃料ガス発生工程(S7)と、
外部燃料源からの燃料を燃焼機関へ供給する工程(S1
2)と、燃料ガス発生燃料ガス発生工程(S7)で発生
した燃料ガスを燃焼機関(9)へ供給する燃料供給工程
(S16)、とを有している(請求項4、図1、図
2)。
へ供給する工程(S12)と、燃料ガス発生燃料ガス発
生工程(S7)で発生した燃料ガスを燃焼機関(9)へ
供給する燃料供給工程(S16)とは、同時に行われて
も良いし、或いは、両工程(S12、S16)間にタイ
ムラグが存在しても良い。
(9)は発電機能を有しており(換言すれば、前記燃焼
機関(9)は「コジェネレーションシステム」を構成し
ており)、該燃焼機関(9)が発生した電気は、前記脱
水工程(S2)を実行する脱水手段(2)と、前記乾燥
工程(S4)を行う乾燥手段(4)と、前記燃料ガス発
生工程(S7)を実行するガス化炉(6)、とを作動す
る駆動電力として使用されるのが好ましい(請求項5、
図1、図2)。
凍機(14)から冷熱が供給されるのが好ましい(請求
項6、図1、図3)。
「真空乾燥機」を用い、極めて低圧下で行われるのが好
ましい。これに関連して、前記乾燥手段(4)として
は、所謂「真空乾燥機」を用いて、超低圧雰囲気下で乾
燥することが好ましい。但し、通常の乾燥機であっても
良い。
ス化炉(6)で発生した燃料ガスをボイラー(13)に
供給し、得られた蒸気による熱エネルギーを前記乾燥工
程(S4)に供給し、乾燥を促進することが好ましい。
脱水手段により脱水された汚泥を低圧下で乾燥(例えば
真空乾燥)されるので、燃料ガス発生工程でガス化炉近
傍に悪臭が漏れ出してしまう恐れが無い。
素が欠乏した雰囲気下で加熱することにより、例えばメ
タン(CH4)、水素(H2)、一酸化炭素(CO)の
様な燃料ガスを発生し、当該燃料ガスを、コージェネー
ションシステムを構成する燃焼機関、或いは、外部の燃
焼機関に燃料として供給出来るので、所謂「新エネルギ
ー」の利用が可能となる。
燃料と、ガス化炉から発生した燃料ガスとが、前記燃焼
機関へ供給されるので、ガス化炉から発生した燃料ガス
のみが燃焼機関へ供給される場合に比較して、燃焼効率
が良好であり、また、ガス化炉から発生した燃料ガスの
みでは燃焼機関の運転に不充分な場合にも、十分に対処
することが出来る。
した燃料ガスは、燃料成分のみならず、窒素(N2)や
二酸化炭素(CO2)を包含する。これに対して、燃料
ガス供給ラインに燃料ガス成分の調整手段を介装して、
窒素(N2)や二酸化炭素(CO2)等の非燃料成分を
除去することが出来る。
ので、ガス化炉から発生した燃料ガスの組成(メタン、
水素、一酸化炭素の含有比)も不均一である。従って、
その様な燃料ガスを供給された燃焼機関の出力に変動を
生じる恐れが存在する。
燃料ガスを供給する経路に、成分調整機構(公知技術を
適用:メタン、水素、一酸化炭素の組成を調整して、常
時同一の組成とする機能を有する設備)を介装すれば、
燃焼機関へ供給される燃料ガスの組成は常時同一とな
り、燃焼機関の出力が一定する。
ューエル」機関に構成し、燃料全体における燃料ガス
(組成が不均一な燃料ガス)の割合を減少し、組成が不
均一であることの影響を最小限に抑えることも可能であ
る。
に電力を供給するラインにインバータやその他公知の機
器を介装し、燃料ガスの組成の不均一による燃焼機関の
出力変動及び発電される電力の変動に、対処する様に構
成しても良い。
ムを構成する場合、その効率を向上するためには負荷が
一定であることが望ましい。その様な要請に対処するた
めには燃焼機関の出力に外部負荷を接続し、外部負荷を
調節可能に構成すれば良い。係る構成を採用すれば、負
荷が変動した際には当該外部負荷を調節して負荷変動を
吸収し、以って、負荷全体を一定にすることが出来る。
排出された汚泥は、所謂「タール」、「チャー」とな
る。これに対して、適宜処理を加えることにより、建築
部材、構造材料等に転用することが可能である。
乾燥に必要な燃料の1部を賄うことが好ましい。さら
に、ガス化炉内の温度を上昇するための熱供給源或いは
燃料として、前記タール、チャーを活用することも好ま
しい。具体的には、図示しない手段により、タール、チ
ャーをボイラーやガス化炉の燃料供給系或いは加熱手段
に投入することが好ましい。
て、図1〜図3に基づき説明する。
含水率が高い(例えば含水率99%以下の)汚泥を供給
する汚泥供給手段1と、汚泥を機械的に処理して脱水す
る脱水機(例えば遠心脱水機:請求項1の「脱水手
段」)2と、脱水され含水率を60から80%まで減じ
られた汚泥3を低圧化で乾燥する真空乾燥機(請求項1
の「乾燥手段」)4と、真空乾燥機4によって含水率が
60%未満に減じられた汚泥5を酸素が欠乏した雰囲気
下で加熱して燃料ガスを発生させるガス化炉6、とを有
している。図示の例では脱水機を用いているが、本発明
の実施に際して他の手段例えば加熱手段を用いてもよ
い。尚、図1では、汚泥処理装置全体を制御する制御手
段、及び、各設備の状態を把握する検出手段は図示して
いない。
ら矢印Y5までは、汚泥の流れを示している。ハッチン
グを施した矢印Y11から矢印Y16までは、汚泥から
の生成物の流れを示している。白抜きの矢印Y21から
矢印Y28は、熱(熱、排熱、冷熱、蒸気熱)・電気の
流れ、を示している。各ブロック内の数値(%)は汚泥
中に含まれる含水率を表す。
ガスであるメタンガス(CH4)、水素ガス(H2)、
一酸化炭素(CO)は、燃料ガス供給ライン8により燃
焼機関9へ供給するように構成されている。
2)、二酸化炭素(CO2)等は前記燃料ガス供給ライ
ン8に介装された非燃料成分除去装置10により除去さ
れ、液状成分11(所謂「タール」・「チャー」)は前
記ガス化炉6で排出され、図示しない工程及び装置で適
宜処理を加えることによって、矢印Y15で示されるよ
うに、建築部材・構造部材12等に転用される。
(換言すれば、前記燃焼機関9は「コジェネレーション
システム」を構成しており、該発電手段によって発生し
た電力は、前記脱水機2と、真空乾燥機4と、ガス化炉
6と、後述の吸収式冷凍機14、とを作動する駆動電力
として使用されている。
あるガスタービン、内燃機関であるガスエンジンが適用
出来る。或いは、液体燃料を主燃料とする外燃機関、内
燃機関であっても良い。
あるメタンガス(CH4)、水素ガス(H2)、一酸化
炭素(CO)の一部は、ボイラー13に供給され、ボイ
ラー13で発生した蒸気熱を、乾燥機4に熱源として供
給し、更に乾燥機4の能率を向上させている。
14から冷熱が供給され、低圧雰囲気下(大気圧以下)
で乾燥するように構成されている。
30℃から60℃である。前記吸収冷凍機14から冷熱
が供給され凍結状態での所謂「真空凍結乾燥」の場合、
作動温度範囲は0℃から60℃であり、この時の作動圧
力は双方とも1atm(大気圧)以下である。
水率が高い汚泥は汚泥供給手段1により矢印Y1の様に
脱水機2に供給され、該脱水機2によって含水率60%
から80%までに脱水された汚泥3は矢印Y2、Y3の
様に真空乾燥機4へ供給される。
るので、乾燥され含水率60%未満の汚泥5は矢印Y
4、Y5の様にガス化炉6に供給される場合、および、
燃料ガス発生工程においてガス化炉6近傍に悪臭が漏れ
出してしまう恐れが無い。
前記汚泥5を酸素が欠乏した雰囲気下で加熱することに
より、矢印Y11に示す様に、例えばメタン(CH
4)、水素(H2)、一酸化炭素(CO)の様な燃料ガ
スを発生し、当該燃焼ガスは、コージェレーションシス
テムを構成する燃焼機関9、或いは、外部供給経路15
を介して(流れは矢印Y16)外部の燃焼機関16に燃
料として供給出来るので、所謂「新エネルギー」の利用
が可能となる。
ず、非燃焼成分である窒素(N2)や二酸化炭素(CO
2)を包含する。これに対して、燃料ガス供給ライン
(流れY12で示す)に非燃料成分除去装置10を介装
してあるので、窒素(N2)や二酸化炭素(CO2)等
の非燃料成分を、矢印Y14で示す様に、除去すること
が出来る。
に、燃料ガスの一部をボイラー13に供給しており、該
ボイラー13は供給された燃料ガスを熱源として蒸気を
発生し、矢印Y28で示す様に、前記乾燥機4に蒸気熱
を供給する様に構成されている。従って、前記乾燥機4
は、より効率的に汚泥の乾燥を行うことが出来る。
ので、ガス化炉6から発生した燃料ガスの組成(メタ
ン、水素、一酸化炭素の含有比)も不均一である。従っ
て、その様な燃料ガスを供給された燃焼機関9の出力に
変動を生じる恐れがある。
ガスを供給する燃料ガス供給ライン(流れY12として
示す)には(図1において、非燃料成分除去装置10と
燃焼機関9との間に)、図示せぬ成分調整機構を介装し
てある。このため、燃焼機関9へ供給される燃料ガスの
組成は常時同一となり、燃焼機関9の出力が安定する。
ンY12と矢印Y26とで示されるように、所謂「デュ
アルフューエル」機関に構成している。デュアルフュー
エル機関に構成する事により、燃料全体における燃料ガ
ス(組成が不均一な燃料ガス)の割合を減少し、組成が
不均一であることの影響を最小限に抑えている。
2、真空乾燥機4、ガス化炉6、吸収式冷凍機14に電
力を供給するライン(矢印Y21、Y22、Y23、Y
24で示す)に、図示せぬインバータやその他公知の機
器が介装されている。そのために、図示せぬインバータ
によって燃料ガスの組成の不均一による燃焼機関9の出
力変動及び発電される電力の変動に対処出来る。
ーションシステムを構成しており、その効率を向上する
ため、矢印Y27に示す様に、燃焼機関9の出力に外部
負荷18を接続し、外部負荷18を調節可能に構成して
ある。
部負荷18を調節して負荷変動を吸収し(換言すれば、
外部の設備に電力を供給し)、負荷全体を一定にするこ
とが出来る。
ら排熱と電力を供給され、冷熱を作り、得られた冷熱は
矢印Y25で示す様に、真空乾燥機4に供給され、前記
真空乾燥機の乾燥効率を向上させている。
照して)、ステップS1において、例えば、含水率99
%以下の汚泥を汚泥供給手段1により脱水機2に供給
し、汚泥を脱水する(ステップS2)。
手段により汚泥の含水率が所定範囲(例えば、60%か
ら80%の範囲)内に入っているか否かを判断する。所
定範囲内でなければ(ステップS3においてNO)、ス
テップS2に戻り、所定範囲内であれば(ステップS3
においてYES)、ステップS4に進む。
ンシステムで発生した排熱と電力とで稼動する真空乾燥
機4に、前記含水率範囲の汚泥を供給し、乾燥する。そ
して次のステップS5に進む。ステップS5では前記制
御手段は汚泥の含水率が60%未満に下がっているか否
かを判断する。含水率が60%未満に下がっていなけれ
ば(ステップS5においてNO)、ステップS4に戻
り、下がっていれば(ステップS5においてYES)、
次のステップS6に進む。
レーションシステムで発生した排熱と電力とで稼動する
ガス化炉6に供給され、燃料ガス成分である、メタンガ
ス(CH4)、水素ガス(H2)、一酸化炭素(CO)
等や、非燃料成分である、窒素ガス(N2)、二酸化炭
素(CO2)、タール、チャーなどが排出される(ステ
ップS7)。
あるメタンガス(CH4)、水素ガス(H2)、一酸化
炭素(CO)等のガス成分が分析され、有効発熱量が計
測される。そして、前記燃焼機関9にこれらのガスが供
給され、コジェネレーションシステムは発電が継続され
(ステップS9)、コジェネレーションシステムの発電
により、本汚泥処理システムの設備全てを賄うための必
要熱量が算出される(ステップS10)。
は、ガス化炉6の発生ガス量(有効発熱量)がコジェネ
レーションシステムの発電の必要量を満たしているか否
かを判断する。発電の必要量を満たしていれば(ステッ
プS11においてYES)、次のステップS13に進
み、満たしていなければ(ステップS11においてN
O)、コジェネレーションシステムの燃焼機関9に外部
からの燃料供給源17から外部燃料が供給され(ステッ
プS12)、ステップS17に進む。
生ガス量(有効発熱量)が外部に相当量の供給ガスとし
て確保できる規定値以上あるか否かを判断する。規定値
以上であれば(ステップS13においてYES)、一部
は前記ボイラー13に供給され(ステップS14)、そ
の他が外部燃料として供与される(ステップS15)。
一方、規定値以下であれば(ステップS13においてN
O)、ステップS17に進む。
9に供給され、コジェネレーションシステムは発電を続
け、発電量が計測される。次のステップS18におい
て、図示の実施形態のシステム内における全設備(脱水
機2、真空乾燥機4、ガス化炉6、吸収式冷凍機14
等)に電力を供給し、次のステップS19に進む。
レーションシステムの発電量が所定値(例えば、本汚泥
システムの設備全てを賄える電力量を所定値とする。)
以上か否かを判断する。所定値以上であれば(ステップ
S19においてYES)、ステップS20に進み、所定
値以下であれば(ステップS19においてNO)、ステ
ップS12に戻る。
を供給し(場合によっては売電も可能)、次のステップ
S21に進む。制御手段は燃焼機関9の負荷変動が所定
地以上か否かを判断して、所定値以上であれば(ステッ
プS21においてYES)、次のステップS22におい
て、外部負荷を調整し、ステップS23に進む。所定値
以下であれば(ステップS21においてNO)、そのま
まステップS23に進む。
は設備稼動を維持するか否かを判断する。設備稼動を維
持するのであれば(ステップS23においてYES)、
ステップS1に戻り、維持しないのであれば(ステップ
S23においてNO)、制御を終了する。
ップS31において、前記ガス化炉5で発生した燃料ガ
ス、或いは燃料供給源17からの燃料を燃焼機関9へ供
給し、コジェネレーションは発電をし(ステップS3
2)、次のステップS33に進む。
は、コジェネネレーション発電量が所定値以上であるか
否かを判断する。所定値以上でなければ(ステップS3
3においてNO)、ステップS31に戻り、所定値以上
であれば(ステップS33においてYES)、吸収式冷
凍機14に電力及び排熱を供給する(ステップS3
4)。電力及び熱を供給された吸収式冷凍機14は冷熱
を発生し(ステップS35)、前記真空乾燥機4に冷熱
を供給して(ステップS36)、次のステップS37に
進む。
を維持するか否かを判断する。設備稼動を維持するので
あれば(ステップS37においてYES)、ステップS
31に戻り、維持しないのであれば(ステップS37に
おいてNO)、制御を終了する。
と、本発明の汚泥処理システムを比較実験した時に得ら
れたデータを基に、本発明の作用効果を表としてまとめ
た図である。同図によれば、購入電力は従来技術の12
000kwに対して、本発明では1830kwと従来技
術の凡そ15%であり、エネルギー削減率は19.87
%と略20%に達し、二酸化炭素(CO2)の削減率は
21.08%と顕著な値を示している。
再利用が可能となる。 (b) 省エネルギーの要請に合致する。 (c) コストを低く抑えられ、コストパフォーマンス
が良好である。 (d) 悪臭発生が防止出来、周辺環境に優しい(環境
への影響が少ない)。 (e) ガス化炉は酸素欠乏環境下で加熱されるため、
CO2発生量が少なく、オゾン層破壊を抑制する。
(f) 所謂「新エネルギー」の開発・導入に該当す
る。
汚泥処理装置の概要を示すブロック図。
汚泥処理方法を示すフローチャート図。
すフローチャート図。
ック図。
Claims (6)
- 【請求項1】 含水率が高い汚泥を供給する汚泥供給手
段と、汚泥を処理して脱水する脱水手段と、脱水された
汚泥を低圧下で乾燥する乾燥手段と、該乾燥手段により
乾燥された汚泥を酸素が欠乏した雰囲気下で加熱して燃
料ガスを発生させるガス化炉とを有し、外部燃料源から
の燃料を燃焼機関へ供給すると共に、ガス化炉から発生
した燃料ガスを当該燃焼機関へ供給する様に構成され、
該燃焼機関は複数種類の燃料を供給されても安定した燃
焼を行う様に構成されていることを特徴とする汚泥処理
装置。 - 【請求項2】 前記燃焼機関は発電手段を有しており、
該発電手段により発生した電気は、前記脱水手段と、乾
燥手段と、ガス化炉とを作動する駆動電力として使用さ
れる請求項1の汚泥処理装置。 - 【請求項3】 前記乾燥手段には、冷凍機から冷熱が供
給される様に構成されている請求項1、2のいずれかの
汚泥処理装置。 - 【請求項4】 汚泥を機械的に処理して脱水する脱水工
程と、脱水された汚泥を低圧下で乾燥する乾燥工程と、
該乾燥工程を経た汚泥を酸素が欠乏した雰囲気下で加熱
して燃料ガスを発生させる燃料ガス発生工程と、外部燃
料源からの燃料を燃焼機関へ供給する工程と、燃料ガス
発生工程で発生した燃料ガスを燃焼機関へ供給する燃料
供給工程、とを有することを特徴とする汚泥処理方法。 - 【請求項5】 前記燃焼機関は発電機能を有しており、
該燃焼機関が発生した電気は、前記脱水工程を実行する
脱水手段と、前記乾燥工程を行う乾燥手段と、前記燃料
ガス発生工程を実行するガス化炉、とを作動する駆動電
力として使用される請求項4の汚泥処理方法。 - 【請求項6】 前記乾燥工程に際して、冷凍機から冷熱
が供給される請求項4、5のいずれかの汚泥処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000400488A JP4600956B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 汚泥処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000400488A JP4600956B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 汚泥処理方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002192196A true JP2002192196A (ja) | 2002-07-10 |
JP4600956B2 JP4600956B2 (ja) | 2010-12-22 |
Family
ID=18865076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000400488A Expired - Fee Related JP4600956B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 汚泥処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4600956B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160133A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Ngk Insulators Ltd | 下水汚泥の活用方法 |
JP2008006380A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 廃棄物の凍結粉砕真空乾燥方法及びそのシステム |
JP2012050956A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Miike Iron Works Co Ltd | 有機廃棄物の炭化方法及び炭化プラント |
CN103159387A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-06-19 | 珠海海啸生物科技有限公司 | 撬装式油田污油泥净化处理回收装置及方法 |
CN104003601A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-08-27 | 程礼华 | 太阳能多维电极与微波催化污泥发电工艺及其装置 |
CN108455815A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-08-28 | 浙江海云能源科技有限公司 | 污泥资源化处理方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103359898B (zh) * | 2013-07-30 | 2015-04-01 | 广东省环境科学研究院 | 污泥深度处理与资源利用方法及其装置 |
CN104086060A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-10-08 | 成都新筑展博环保科技有限公司 | 一种污泥处理的方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001276772A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 総合的有機性廃棄物処理方法及び装置 |
JP2002059117A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Biokontekku Kk | 廃棄物の回転式真空乾燥機 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58137499A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-15 | Ebara Infilco Co Ltd | 有機性汚泥の処理方法 |
JPS58153078A (ja) * | 1982-03-08 | 1983-09-10 | 荏原インフイルコ株式会社 | 含水物の乾燥方法 |
JP3333706B2 (ja) * | 1997-03-18 | 2002-10-15 | 強 ▲高▼原 | 下水道汚泥炭化処理方法及び下水道汚泥炭化処理装置 |
JP3787690B2 (ja) * | 1997-07-17 | 2006-06-21 | 日本下水道事業団 | 炭化汚泥製造装置 |
JPH11200815A (ja) * | 1998-01-08 | 1999-07-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 廃棄物ガス化複合発電設備 |
JPH11287560A (ja) * | 1998-04-02 | 1999-10-19 | Toyo Plant:Kk | 回転式真空乾燥機 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000400488A patent/JP4600956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001276772A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 総合的有機性廃棄物処理方法及び装置 |
JP2002059117A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Biokontekku Kk | 廃棄物の回転式真空乾燥機 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160133A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Ngk Insulators Ltd | 下水汚泥の活用方法 |
JP2008006380A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 廃棄物の凍結粉砕真空乾燥方法及びそのシステム |
JP2012050956A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Miike Iron Works Co Ltd | 有機廃棄物の炭化方法及び炭化プラント |
CN103159387A (zh) * | 2013-04-08 | 2013-06-19 | 珠海海啸生物科技有限公司 | 撬装式油田污油泥净化处理回收装置及方法 |
CN104003601A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-08-27 | 程礼华 | 太阳能多维电极与微波催化污泥发电工艺及其装置 |
CN104003601B (zh) * | 2014-05-28 | 2015-12-09 | 程礼华 | 太阳能多维电极与微波催化污泥发电工艺及其装置 |
CN108455815A (zh) * | 2018-01-17 | 2018-08-28 | 浙江海云能源科技有限公司 | 污泥资源化处理方法 |
CN108455815B (zh) * | 2018-01-17 | 2021-01-22 | 浙江海云能源科技有限公司 | 污泥资源化处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4600956B2 (ja) | 2010-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2335701C1 (ru) | Способ и система для переработки летучего органического соединения с использованием газовой турбины | |
RU2061184C1 (ru) | Способ получения тепловой энергии из водосодержащего топлива на газотурбинной электростанции и газотурбинная электростанция, работающая на водосодержащем топливе | |
JP2006218383A (ja) | 高含水有機廃棄物の処理システム | |
JP2002192196A (ja) | 汚泥処理方法及び装置 | |
JP3861093B2 (ja) | 汚泥の燃料化方法及び装置 | |
JP2001276772A (ja) | 総合的有機性廃棄物処理方法及び装置 | |
JP2004035837A (ja) | 熱分解ガス化装置及び熱分解ガス化システム | |
CN108587691A (zh) | 一种市政污泥加压气化燃气轮机发电的系统及方法 | |
JP2010149079A (ja) | 高含水廃棄物を含んだ廃棄物の処理方法および処理装置 | |
KR101613968B1 (ko) | 초고온슬러지 건조장치를 갖는 스팀발전시스템 | |
JP2011020060A (ja) | 生ごみの処理システム | |
FI117479B (fi) | Menetelmä lämpö- ja sähköenergian tuottamiseksi | |
JP4886798B2 (ja) | 熱可溶化乾燥を組み合わせた嫌気性処理方法 | |
CZ282514B6 (cs) | Způsob katalytického spalování spalitelných látek ve vypouštěných plynech | |
JP3702396B2 (ja) | 石炭ガス化複合発電装置 | |
JP2003170147A (ja) | 有機性廃棄物を含む廃棄物の処理装置及び処理方法 | |
JP2005270778A (ja) | 消化ガスの利用方法と利用装置 | |
JP2001107707A (ja) | 消化ガス燃焼処理システム | |
JP2002004948A (ja) | 炭化水素を原料とした動力発生装置および方法 | |
JP2004143253A (ja) | 植物性有機廃棄物炭化システム | |
KR100529565B1 (ko) | 자체 발전력을 이용한 슬러지 소각장치 및 슬러지 소각 방법 | |
JP4198664B2 (ja) | 下水汚泥のガス化発電設備および下水汚泥のガス化発電方法 | |
JPH11200882A (ja) | 汚泥発電設備 | |
JP2004284917A (ja) | 有機系廃棄物の処理方法及び処理装置 | |
JP2004190961A (ja) | アンモニア除去設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100924 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100924 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4600956 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |