JP2002189945A - 課金システム及び課金処理方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

課金システム及び課金処理方法、並びに記憶媒体

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JP2002189945A
JP2002189945A JP2000388489A JP2000388489A JP2002189945A JP 2002189945 A JP2002189945 A JP 2002189945A JP 2000388489 A JP2000388489 A JP 2000388489A JP 2000388489 A JP2000388489 A JP 2000388489A JP 2002189945 A JP2002189945 A JP 2002189945A
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Miki Watanabe
美樹 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報処理・情報通信サービスの利用者に対し
て作業負担が少なく利用料を課金する。 【解決手段】 情報処理・情報通信サービスを利用する
ためのURLなどの所在情報を利用者に通知し、該利用
者に対してサービス利用料を所定の場所に設置された課
金ユニット上課金処理し、課金処理が完了したことに応
答して該利用者のサービス利用に関する権利を有効化
し、該有効化された権利に基づいて該利用者による情報
処理・情報通信サービスへのアクセスを制御する。所在
情報は、利用者毎に固有のものであり、利用者に与えた
アクセス権限情報を含ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービス利用料を
ユーザに課金するための課金システム及び課金処理方法
に係り、特に、情報処理・情報通信を利用したサービス
に対して適用される課金システム及び課金処理方法に関
する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、情報処理・情報
通信サービスの利用者に対して作業負担が少なく利用料
を課金する課金システム及び課金処理方法に係り、特
に、現金ベースで利用者に直感的に分かり易く且つ心理
的な負担が少ない形式で課金する課金システム及び課金
処理方法に関する。
【0003】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、情報処理並びに
情報通信に関する各種サービスが大幅に拡充されてきて
いる。
【0004】例えば、ソフトウェア・プログラムやデー
タ・ファイルのみならず、静止画、動画、音楽などあら
ゆるメディア・コンテンツは、デジタル化、コンピュー
タライズされ、情報処理・情報通信技術を利用してサー
ビス提供される。すなわち、メディア・コンテンツは、
CD(Compact Disc)やDVD(Digital VersatileDis
c)などのコンピュータ可読形式の記憶媒体に格納し
て、所定の商品流通経路を利用して各ユーザに配布され
る。あるいは、ネットワークを介してメディア・コンテ
ンツは即時的且つ広域的に配信サービスされる。
【0005】また、ドキュメントやワークフロー、スケ
ジュール、データベースなどをグループウェア化するな
ど、情報共有手段としても情報処理・情報通信技術が適
用されている。
【0006】また、電子メールや電子掲示板(BBS:
Bulletin Board System)、チャットなど、旧来の郵便
物や電話に置き換わるコミュニケーション・ツールすな
わち情報伝達・情報交換手段として情報処理・情報通信
技術が利用されることも多くなってきている。最近で
は、これらの情報伝達・交換サービスは、インターネッ
ト接続サービスを前提とすることが多い。
【0007】情報処理・情報通信技術を利用するユーザ
数も急速に増大し、オフィスや家庭内などに深く浸透し
てきている。これら情報処理・情報通信を利用したサー
ビスの多くは、充分な経済的価値を備えている。したが
って、情報処理・情報通信サービスの提供者は、この種
のサービスを事業化すなわち有料化して、利用者資格す
なわちアカウント制度を導入して、アカウントを取得し
たユーザのみにサービスへのアクセス権限を制限するこ
とが一般的となっている。
【0008】サービスの有料化は、情報処理・情報通信
サービスの拡充や、情報産業の発展、情報関連技術の進
歩には不可欠である。その一方において、有料化は、サ
ービス利用者の拡大を牽制するという副作用がある。
【0009】例えば、サービス内容そのものは利用料金
に見合った充分な経済的価値を備えている場合であって
も、アカウントの取得形式や利用料の徴収すなわち課金
形式が面倒であったり不慣れであったりすると、サービ
ス内容に対しては納得した利用希望者であっても、サー
ビス入会手続に対して消極的になってしまう可能性があ
る。
【0010】この結果、情報処理・情報通信サービス事
業者によるユーザ獲得に制限が加わると、事業収益が頭
打ちとなり、情報産業の発展や情報関連技術の進歩にも
歯止めがかかってしまうことになる。
【0011】例えば、クレジット・カードによる信用決
済や、デビット・カードによる即時決済、電子マネー・
システムなどが、情報処理・情報通信サービスにおける
課金処理に既に採り入れられている。
【0012】しかしながら、情報処理・情報通信関連の
サービス利用者が、このような高度に情報化された課金
処理を必ずしも好むとは限らない。例えば、現金ベース
での課金処理は、利用者側にとっては料金支払いの事実
が明瞭で理解し易く、心理的負担が少ないので、利用者
の中には現金支払いに基づくアカウント取得手続を根強
く希望する者が存在するであろう。しかしながら、現金
による決済方法は、投入された現金を保管し運搬しなけ
ればならず、特に遠隔地からサービス提供する事業者に
おいては、利用料金の回収や運搬などが物理的に困難で
あり、利益の確保に問題がある。
【0013】例えば、メール・アカウントやその他の、
ある程度の継続性を前提とした会員制のサービスにおい
ては、クレジットや預金口座からの自動引き落としシス
テムは受容され得るであろう。これに対して、特定の情
報資源の提供やコンテンツ配信など、利用が一時的すな
わち短期間に終わる可能性の高いネットワーク・サービ
スにおいては、利用者はカード番号や口座番号を他人に
通知することに躊躇する。また、アカウントの取得手続
が面倒で作業負担や心理的な負担が大きければ、サービ
ス利用そのものを差し控えてしまうであろう。
【0014】ここで言う一時的な利用にとどまるネット
ワーク・サービスの一例として、インターネットのよう
な広域ネットワーク上での情報配信サービス、並びに、
この種の配信情報コンテンツに関するネットワーク・プ
リントを始めとする情報記録サービスである。この種の
サービスの場合、利用者は、好きなときに好きな分だけ
情報コンテンツを取得してしまえば、満足してしまう、
すなわちサービスの要求が一時的で終わり、ユーザ・ア
カウントを継続して保持しておく必要がないことが多
い。
【0015】ネットワーク・プリント・サービスの場
合、利用者に対する課金処理を必要とするサービス事業
者は、WWW(World Wide Web)サーバなどを構築して
情報を公開する情報提供・配信事業者と、ネットワーク
・プリンタなどをコンビニエンス・ストアやガソリン・
スタンドなど各種の公共スペースに設置する情報記録サ
ービス事業者など、2人以上の主体にまたがる。これら
各事業者が区々に課金処理を行っていたのでは、利用者
にとって課金処理がさらに複雑で煩わしいものになって
しまうであろう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、情報
処理・情報通信を利用したサービスに対して適用するこ
とができる、優れた課金システム及び課金処理方法を提
供することにある。
【0017】本発明の更なる目的は、情報処理・情報通
信サービスの利用者に対して作業負担が少なく利用料を
課金することができる、優れた課金システム及び課金処
理方法を提供することにある。
【0018】本発明の更なる目的は、現金ベースで利用
者に直感的に分かり易く且つ心理的な負担が少ない形式
で課金することができる、優れた課金システム及び課金
処理方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、ネットワーク上で提供される情報処理・情報通信サ
ービスの利用者に対してサービス利用料を課金する課金
システムであって、情報処理・情報通信サービスを利用
するための所在情報を利用者に通知し、該利用者に対し
てサービス利用料を所定の場所に設置された課金ユニッ
ト上で課金処理し、前記課金ユニット上での課金処理が
完了したことに応答して該利用者のサービス利用に関す
る権利を有効化し、該有効化された権利に基づいて該利
用者による情報処理・情報通信サービスへのアクセスを
制御する、ことを特徴とする課金システムである。
【0020】本発明の第1の側面に係る課金システムに
よれば、ネットワーク上で提供される情報処理・情報通
信サービスの利用を希望する者は、通知された所在情報
に従って情報処理・情報通信サービスを一時的に利用し
た後、サービス利用の可否を決定することができる。
【0021】また、サービス利用のアカウントを取得す
るためには、所定の場所に設置された課金ユニット上で
現金を投入するなど、簡素で理解し易い手続に基づいて
アカウントの取得を行なうことができるので、サービス
内容に満足すれば、躊躇なく入会することができる。
【0022】また、課金システム側では、課金処理の完
了すなわち決済に応答して、利用者のサービス利用に関
する権利を有効化し、サービスへのアクセス権限を好適
に制御することができる。
【0023】また、本発明の第2の側面は、ネットワー
ク上で提供される情報処理・情報通信サービスの利用者
に対してサービス利用料を課金する課金システムであっ
て、該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設
置された課金ユニット上で課金処理し、課金処理が完了
したことに応答して、情報処理・情報通信サービスを利
用するための所在情報を利用者に通知し、該通知された
所在情報が示す所在を介して、該利用者に情報処理・情
報通信サービスを提供する、ことを特徴とする課金シス
テムである。
【0024】本発明の第2の側面に係る課金システムに
よれば、ネットワーク上で提供される情報処理・情報通
信サービスの利用を希望する者は、所定の場所に設置さ
れた課金ユニット上で現金を投入するなど、簡素で理解
し易い手続に基づいてアカウントの取得を行なうことが
できるので、サービス内容に満足すれば、躊躇なく入会
することができる。
【0025】また、課金システム側では、課金処理の完
了すなわち決済に応答して、利用者のサービス利用に関
する権利を有効化し、サービスへのアクセス権限を好適
に制御することができる。
【0026】ここで、課金ユニットは、ネットワーク接
続された情報記録装置とともに、所定の店舗内に無人環
境下で設置されていてもよい。
【0027】また、情報処理・情報通信サービスはTC
P/IP(Transmission Control Protocol/Internet P
rotocol)ネットワーク上で提供されるていてもよい。
このような場合、情報処理・情報通信サービスを利用す
るための所在情報は、URL(Uniform Resource Locat
or)形式で記述することができる。
【0028】また、URL形式などで記述される所在情
報は、各利用者毎に固有の資源識別情報であってもよ
い。また、所在情報は、利用者に与えられたアクセス権
限に関する情報を含んでいてもよい。情報処理・情報通
信サービス事業者側又はその運営サイトでは、所在情報
に記述されたアクセス権限情報に基づいて、利用者によ
るアクセスすなわちサービス利用を好適に制御すること
ができる。また、権利が有効化された所在情報をあらか
じめ通知してもよい。また、所在情報先に情報を置くか
否かで権利の有効無効を制御することも可能である。
【0029】また、本発明の第3の側面は、ネットワー
ク上で提供される情報処理・情報通信サービスの利用者
に対してサービス利用料を課金する課金処理をコンピュ
ータ・システム上で実行するように記述されたコンピュ
ータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に
格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフト
ウェアは、情報処理・情報通信サービスを利用するため
の所在情報を利用者に通知するステップと、該利用者に
対してサービス利用料を所定の場所に設置された課金ユ
ニット上で課金処理するステップと、前記課金ユニット
上での課金処理が完了したことに応答して該利用者のサ
ービス利用に関する権利を有効化するステップと、該有
効化された権利に基づいて該利用者による情報処理・情
報通信サービスへのアクセスを制御するステップと、を
具備することを特徴とする記憶媒体である。
【0030】また、本発明の第4の側面は、ネットワー
ク上で提供される情報処理・情報通信サービスの利用者
に対してサービス利用料を課金する課金処理をコンピュ
ータ・システム上で実行するように記述されたコンピュ
ータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に
格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフト
ウェアは、該利用者に対してサービス利用料を所定の場
所に設置された課金ユニット上で課金処理するステップ
と、課金処理が完了したことに応答して、情報処理・情
報通信サービスを利用するための所在情報を利用者に通
知するとともに、該利用者のサービス利用に関する権利
を有効化するステップと、該有効化された権利に基づい
て該利用者による情報処理・情報通信サービスへのアク
セスを制御するステップと、を具備することを特徴とす
る記憶媒体である。
【0031】本発明の第3及び第4の各側面に係る記憶
媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能
な汎用性のコンピュータ・システムに対して、コンピュ
ータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で物理的
に提供する媒体である。このような媒体は、例えば、C
D(Compact Disc)やFD(Floppy Disc)、MO(Mag
neto-Optical disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒
体である。あるいは、ネットワーク(ネットワークは無
線、有線の区別を問わない)などの伝送媒体などを経由
してコンピュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ
・システムにコンピュータ可読形式で提供することも技
術的に可能である。
【0032】このような記憶媒体は、コンピュータ・シ
ステム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を
実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒
体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したもので
ある。換言すれば、本発明の第3又は第4の各側面に係
る記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェア
をコンピュータ・システムにインストールすることによ
って、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮
され、本発明の第1又は第2の各側面に係る課金システ
ムと同様の作用効果を得ることができる。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0035】図1には、本発明の実施に供されるネット
ワーク・システムの全体構成を模式的に示している。こ
のネットワーク・システム上では、ネットワーク上で配
信される情報コンテンツでプリント・アウトなどの情報
記録サービスやその他の情報処理・情報通信サービスが
提供される。また、サービス利用者に対しては、本発明
において提案される手続に従って課金処理を行うことが
できる。
【0036】本実施例で言う「情報の記録」とは、基本
的には、コンピュータ可読データのようなデジタイズさ
れた情報コンテンツを可視的な画像情報として印刷用紙
上にプリント・アウトすることであるが、デジタル・コ
ンテンツすなわちコンピュータ可読形式のまま記録メデ
ィア上に保存することを含んでもよい。
【0037】また、本発明に係る情報記録サービス及び
記録サービスに関する料金請求は、図示の情報記録シス
テム100によって具現化される。この情報記録システ
ム100は、例えば、コンビニエンス・ストア、大学生
協、ガソリン・スタンド、高速道路のサービス・エリア
のような、情報の記録・複製・印刷出力を求める人々が多
数集まる公共の場において、管理者が常駐しない無人環
境下で設置して用いられる。
【0038】本実施例の情報記録システム100は、可
視的な画像を印刷用紙上に形成する画像形成装置であ
り、より好ましくは、原稿画像をスキャンして印刷用紙
上に略同一画像を複製する複写機の機能や、外部のホス
ト装置からのプリント要求に応じてコンピュータ・デー
タをプリント・アウトするプリント機能並びにネットワ
ーク・プリント機能、公衆電話回線経由で画像情報を交
換するファクシミリ機能など、複数の画像形成機能を備
えた「複合機」であることが好ましい。
【0039】情報記録システム100は、特定の店舗内
などの閉じた作業空間においてスタンドアロン状態で設
置されていても、原稿の複写などの情報記録サービス及
び料金請求を行うことができる。より好ましくは、情報
記録システム100は、PSTN(Public Switched Te
lephone Network)やISDN(Integrated ServicesDi
gital Network)などの交換接続型の公衆電話回線、特
定の情報記録サービス事業者によって敷設された専用回
線、あるいは、LAN(Local Area Network)やインタ
ーネットなどの分散コンピューティング・ネットワーク
など、いずれかの通信媒体に接続されて用いられる。
【0040】図示の例では、情報記録システム100
は、LANやインターネットなどのコンピュータ・ネッ
トワークを介して、複数のホスト装置200,500…
と相互接続される。ここで言う「ホスト装置」とは、ネ
ットワーク上でサーバ又はクライアントとして稼動する
コンピュータ・システムの総称を意味するものとする。
また、情報記録システム100も、ネットワーク上で稼
動するホスト装置の1つである。したがって、情報記録
システム100は、ネットワーク上のプリント・サーバ
として動作することができる。
【0041】各ホスト装置500は、ワープロやスプレ
ッドシートなどのアプリケーションを用いて所定フォー
マットのドキュメント・ファイルを作成・編集すること
ができる。さらに、ネットワーク上では、各ホスト装置
500は、プリント・サーバとして稼動する情報記録シ
ステム100に対して、ドキュメント・ファイルその他
のデジタル・コンテンツのプリント要求を発行すること
ができる。情報記録システム100側では、ファイルや
コンテンツを受信すると、これをプリント・ジョブとし
て一旦スプール(SPOOL:simultaneous periphera
l operation online)する。
【0042】また、ネットワークがインターネットであ
る場合、情報記録システム100と各ホスト装置20
0,500…は、例えばTCP/IP(Transmission C
ontrolProtocol/Internet Protocol)プロトコルに従っ
て相互接続される。当業界において既に周知のように、
インターネット上では、WWW(World Wide Web)を代
表とする各種の広域的な情報コンテンツ提供サービスが
展開されている。WWW情報空間上では、URL(Unif
orm Resource Locator)によって識別可能な無数の情報
コンテンツが散在している。WWW情報空間上の各サー
バ及びクライアント間では、HTTP(Hyper Text Tra
nsfer Protocol)プロトコルに従って各情報コンテンツ
のサービス要求及びサービス提供を行うことができる。
【0043】図1に示す例では、ホスト装置200は、
WWW情報空間上で情報コンテンツを提供する「Web
サーバ」として稼動するコンピュータ・システムであ
る。また、他のホスト装置500は情報コンテンツへの
アクセスを要求するWebクライアントとして稼動する
一般ユーザ向けのPC(Personal Computer)である。
Webサーバ200は、情報コンテンツを有償又は無償
で公開している。また、コンテンツが有償である場合、
その情報利用料は一律・定額であっても各情報コンテン
ツ毎に区々であってもよい。あるいは、所定の会費の支
払いによりアカウントを取得したクライアント・ユーザ
にのみ情報コンテンツへのアクセスや記録サービスの利
用が許容されるようにしてもよい。
【0044】また、本実施形態に係る情報記録システム
100は、ネットワークに接続されたWebクライアン
トとしての側面を有し、Webサーバ200に対して情
報コンテンツの提供を要求することができる。勿論、情
報記録システム100は、Webサーバとして機能し、
インターネット上で情報コンテンツの提供サービスを行
ってもよい。
【0045】本実施例では、ホスト装置500などのW
ebクライアントは、情報記録システム100に対し
て、WWW空間上の情報コンテンツのプリント要求を発
行することができる。要求する情報コンテンツの利用が
アカウント制である場合には、後述する手続に従って課
金処理を行うことによって、クライアント・ユーザはア
カウントを取得し、情報コンテンツへのアクセスが許容
され、プリント要求を行うことができる。情報記録シス
テム100側では、正当なアカウントを持つユーザから
プリント要求を受信すると、これをスプールして、その
後にプリント・アウトする。
【0046】また、情報記録システム100は、交換接
続型の公衆電話回線経由で他のファクシミリ装置300
と接続されており、記録対象となるファクシミリ・デー
タを受信することができる。情報記録システム100側
では、ファクシミリ・データを受信すると一旦スプール
した後、プリント・アウトする。ファクシミリ受信時に
は、例えば送信元の電話番号をユーザ情報として使用す
ることができる。
【0047】また、情報記録システム100は、CD−
ROMドライブやMOドライブのような可搬型記憶メデ
ィアに対してデータの記録・再生を行う外部記憶装置を
備えている(後述)。ユーザすなわち記録サービスの利
用者は、記憶メディアを情報記録システム100に装填
して、該記憶メディアに格納されたデータのプリント要
求を行うことができる。
【0048】図1に示すように、情報記録システム10
0はネットワークや公衆電話回線に接続されており、多
種多様な形態で、複数のユーザから次々とプリント・ジ
ョブを受信してスプールし、さらに印刷出力などの記録
サービスを有料で提供することができる仕組みになって
いる。サービスを有料化する方式の一例として、会費の
支払いにより利用する権限が付与されるユーザ・アカウ
ント制を挙げることができるが、この点の詳細について
は後述に譲る。
【0049】本実施形態に係る情報記録システム100
は、情報記録サービス利用料又はアカウント料を徴収す
るために課金装置を備えている。また、ユーザ単位でア
カウント管理を行うために、情報記録システム100
は、ユーザ認証用のユーザ情報入力装置をさらに備えて
いる。
【0050】課金装置は、「コインキット」又は「ディ
スペンサ」と呼ばれる装置に類似する機能を備えてい
る。本実施形態に係る課金装置は、情報記録システム1
00が情報をプリント・アウトなどの情報記録サービス
利用料や、これに付随する情報コンテンツの配信サービ
ス利用料、あるいはこれらサービスを享受するためのユ
ーザ・アカウント料の金額を演算して、サービス要求元
のユーザに課金し、さらにユーザが支払った現金を蓄積
したりするための装置である。勿論、課金装置は、コイ
ンや紙幣などの現金の投入による料金支払いを受容する
以外に、プリペイド・カードによる決済、クレジット・カ
ードによる銀行口座からの引き落とし、デビット・カー
ドによる銀行口座からの即時決済など、様々な料金支払
い形態をサポートしていてもよい。また、課金装置は、
課金情報とユーザが支払った料金情報をユーザ毎に管理
してもよい。あるいは、ユーザは、課金装置で課金を決
済するのではなく、情報記録システム100が設置され
ている同一店舗内のレジ(POS端末)にて料金を精算
してもよい。
【0051】また、ユーザ情報入力装置は、ユーザ認証
に必要なユーザ情報の入力を受け付けて、ユーザ認証す
なわちサービス要求元であるユーザ・アカウントの特定
とその真正性の検証を行うための装置である。例えばI
Cカードを用いてユーザ認証情報の入力を行うことがで
きる。この場合のユーザ情報入力装置はICカード・リ
ーダでよい。ユーザ認証には、例えばDDSA(デジタ
ル・ドキュメント・セキュリティ・アーキテクチャ)
/*/を利用することができる。あるいは、英数文字列か
らなるユーザIDやパスワード、電話番号などをユーザ
認証情報として用いることができる。この場合のユーザ
情報入力装置は、キーボードとディスプレイからなるコ
ンピュータ・コンソールで代用することができる。
【0052】図2には、本実施形態に係る情報記録シス
テム100の外観構成を模式的に示している。同図に示
すように、情報記録システム100は、表示装置11
と、メディア・ボックス12と、ユーザ情報入力装置1
3と、制御装置14と、課金装置15と、複合機16と
で構成される。
【0053】制御装置14は、情報記録システム100
への記録要求の入力から出力までを統括的に制御するた
めの装置である。本実施例の制御装置14は、各ユーザ
から記録要求されたドキュンメント等を一時的に蓄積す
るスプール機能を有する。制御装置14は、例えば、
「ワークステーション(WS)」や「パーソナル・コン
ピュータ(PC)」と呼ばれる一般的なコンピュータ・
システムを用いて構成することができる。
【0054】表示装置11は、制御装置14としてのコ
ンピュータ・システムの周辺機器として装備することが
でき、その表示画面にはビットマップ表示形式をサポー
トしたGUI(Graphical User Interface)環境が提供
されている。
【0055】本実施形態に係る表示装置11は、例え
ば、情報記録システム100を使用するユーザのアカウ
ント情報に従って取得された利用可能コンテンツの一覧
表示や、課金装置15において計算された記録サービス
の料金又はアカウント料の表示、投入金額の表示などに
利用することができる。ユーザによるコマンド入力は、
キーボードや、マウス等のポインティング・デバイスを
利用するのが一般的であるが、表示装置11の表示画面
上に透明型のタッチパネルを貼設することによって、ユ
ーザは表示画面上で視覚的且つ直感的に入力操作を行う
ことができる。
【0056】メディア・ボックス12は、CD−ROM
やCD−R、MO(magneto Opticaldisc)、DVD(D
igital Versatile Disc)等の可搬型記録メディアを装
填して、該記録メディアに対してコンピュータ可読形式
データの読み出し及び/又は書き込みを行う1以上のド
ライブ・ユニットで構成される。メディア・ボックス12
は、制御装置14としてのコンピュータ・システムの周
辺機器として接続される。コンピュータ・システムにメ
ディア・ドライブを接続するインターフェース規格は、
例えばSCSI(Small Computer System Interface)
である。
【0057】例えば、制御装置14上で実行するアプリ
ケーション等のコンピュータ・プログラムを、これら可
搬型記録メディアを媒介として、複数のコンピュータ・
システム間で流通・移動させることができる。また、記
録用のドキュメントが書き込まれたCD−ROMやMO
などをメディア・ボックス12中のドライブ・ユニットに
装填することによって、記録用の情報コンテンツを情報
記録システム100に供給することができる。あるい
は、情報記録システム100においてスプールされてい
るジョブの出力先として、画像形成装置16ではなく、
メディア・ボックス12に装填された書き込み可能メデ
ィアを指定することができる。
【0058】ユーザ情報入力装置13はユーザー情報を
入力するための装置である。本実施例では、ユーザ情報
入力装置13はICカード上に記録されたユーザ情報に
アクセス可能なICカード・リーダである。ユーザ情報
としては、例えばユーザID(アカウント情報)やパス
ワード、電話番号などを利用することができる。但し、
ユーザ情報の入力は、必ずしもICカードを媒介とする
必要はなく、例えば、ユーザ情報を表示装置11の表示
画面上でキーボード/マウス入力してもよい。
【0059】ユーザ情報入力装置13において取得され
たユーザ情報は、課金装置15におけるユーザ毎の課金
情報や料金支払い情報の管理や、情報記録システム10
0上での有料情報サイトへのアクセス(すなわちコンテ
ンツ利用やコンテンツ記録などのアクセス権限の管理)
などのために利用される。
【0060】課金装置15は、記録サービスの対価とし
ての料金の演算と、ユーザに対する料金の提示及び課
金、ユーザの料金支払いの受け付けなどを行う装置であ
る。本実施例の課金装置15は、各ユーザ・アカウント
毎に課金情報及び会費などの料金支払い情報を管理でき
るものとする。
【0061】課金装置15が行う料金の「提示」とは、
例えば、LEDパネル(図示しない)を用いた料金のデ
ジタル表示や、表示装置11の表示画面上でのダイアロ
グ表示、あるいは音声出力による教示である。あるい
は、課金額を所定フォーマットの勘定書(又は請求書)
フォームに印刷出力するようにしてもよい。
【0062】なお、課金装置15は、コインや紙幣など
の現金の投入の他に、プリペイド・カードによる決済、
クレジット・カードによる銀行口座からの引き落とし、
デビット・カードによる銀行口座からの即時決済など、
様々な料金支払い形態をサポートしていてもよい。ある
いは、ユーザは、課金装置15で料金を支払う以外に、
印刷出力された勘定書に従い、同一店舗内のレジ(PO
S端末)にて料金を精算してもよい。あるいは、課金装
置15や制御装置14内の不揮発性記憶装置(例えばハ
ード・ディスクやフラッシュ・メモリ、SDRAM(St
atic DRAM)など)にログ(ユーザ情報、料金情報、コン
テンツ提供者情報)を記録しておくことにより、信用に
基づく後払い清算も可能となる。
【0063】複合機16は、原稿画像を読み取って印刷
用紙上に再現する「複写機」や、PSTN(Public Swi
tched Telephone Network)やISDN(Integrated Se
rvices Digital Network)などの公衆電話回線経由で受
信した画像データを画像出力する「ファクシミリ」、L
AN(Local Area Network)やインターネットなどのネ
ットワーク経由で受信したコンピュータ・データを印刷
する「プリンタ」、あるいは、これらのうち2以上の画
像出力機能を備えた多機能型の画像形成装置である。
【0064】本実施形態では、複合機16は、Webサ
ーバ200やホスト装置500から送信されたプリント
・ジョブを印刷出力するプリンタ、及び/又は、ファク
シミリ装置300から送信されたファクシミリ・データ
を画像出力するファクシミリ装置として稼動する。
【0065】複合機16における画像出力機能は、原稿
画像を光学的に読み取る画像読取部と、読取画像を印刷
可能な形式に画像変換する画像処理部と、変換画像を印
刷用紙上に複製する画像出力部と、機器内部で印刷用紙
を順次搬送する搬送部とで構成される。また、複合機1
6は、印刷前後の用紙を蓄積する給紙トレイ及び排紙ト
レイや、読取原稿を順送りする自動原稿フィーダ(AD
F)など、その他の装置を備えていてもよい。但し、既
存の複合機製品を適用することができ、また、機器内部
の構造自体は本発明の要旨に直接関連しないので、本明
細書では複合機16の構成に関してこれ以上説明しな
い。
【0066】図3には、情報記録システム100内の動
作を制御する制御装置14の内部ハードウェア構成を模
式的に示している。既に述べたように、制御装置14
は、一般的なコンピュータ・システムのアーキテクチャ
をベースにデザインされている。すなわち、制御装置1
4は、「マザーボード」(図示しない)と呼ばれる主要
回路部品を搭載した印刷配線基板に対して、該基板上に
設けられたコネクタ(図示しない)に周辺装置をケーブ
ル接続したり、該基板上に設けられた1基以上のバス・
スロット(図示しない)に各種のアダプタ・カード(イ
ンターフェース・カード)を装着することで構成され
る。コンピュータ・システムの一例は、米IBM社のP
C/AT(Personal Computer/Advanced Technology)
互換機又はその後継機である。以下、制御装置14内の
各部について説明する。
【0067】CPU(Central Processing Unit)51
は、制御装置14及び記録サービス・システム100全
体の動作を統括的に制御するメイン・コントローラであ
り、オペレーティング・システム(OS)が提供する動
作環境下で、各種のアプリケーション・プログラムを実
行する。
【0068】OSは、例えばUNIX(登録商標)や、
米マイクロソフト社の"WindowsNT"などでよい
が、ビットマップ表示形式及びGUI(Graphical User
Interface)環境をサポートしたウィンドウ・システム
を備えていることがより好ましい。
【0069】また、CPU51において起動するアプリ
ケーションは、例えば以下の処理を実行する。すなわ
ち、
【0070】(1)他のホスト装置からネットワーク経
由で受信した情報コンテンツや、ファクシミリ装置30
0から受信したファクシミリ・データなどの複数のジョ
ブをスプールする。 (2)ユーザ情報入力装置13から入力されたユーザ情
報を基に、ユーザ認証等の処理を行う。 (3)課金装置15による各ユーザの課金情報及び料金
支払い情報、アカウント情報の管理や、複合機16によ
る印刷出力の制御を行う。
【0071】メイン・メモリ52は、CPU51の実行
プログラム・コードをロードしたり、実行プログラムの
作業データを書き込むために使用される書き込み可能な
揮発性メモリであり、通常は複数個のDRAM(Dynami
c RAM)チップで構成される。また、ROM(Read Only
Memory)53は、制御装置14の電源投入時に実行す
る自己診断プログラム(POST)や、ハードウェア操
作用の基本入出力システム(BIOS)を恒久的に格納
する読み出し専用メモリである。ROM53は、例えば
電気的な消去及び再書き込み動作が可能なEEPROM
(ElectricallyErasable and Programmable ROM)で構
成されていてもよい。
【0072】CPU51は、バス65を介して装置14
内の各部と相互接続されている。バス65は、アドレス
・バス、データ・バス、コントロール・バスなどを含んだ
共通信号伝送路であり、例えばPCI(Peripheral Com
ponent Interconnect)バスがこれに相当する。
【0073】ディスプレイ・インターフェース54は、
CPU51からの描画命令に従って表示装置11の画面
表示を制御するインターフェース・コントローラであ
り、描画情報を一時格納するためのフレーム・メモリ
(図示しない)を備えている。
【0074】ハード・ディスク・ドライブ(HDD)55
は、プログラムやデータなどを所定フォーマットのファ
イル形式で蓄積するための外部記憶装置であり、数十G
B程度又はそれ以上の記憶容量を持つ。本実施例では、
ハード・ディスク・ドライブ55は、スプール、すなわ
ち受信したジョブを一時的に蓄積するためにも使用され
る。HDD55は、ハード・ディスク・インターフェー
ス56を介してバス65に接続されている。ハード・デ
ィスク・ドライブをコンピュータ・システム14に接続す
るインターフェース規格は、例えばIDE(Integrated
Drive Electronics)である。
【0075】キーボード/マウス・コントローラ(KM
C)57は、キーボード72からのキー入力やマウス7
3などのポインティング・デバイスからの座標指示入力
などのユーザ入力を処理するための専用コントローラで
ある。
【0076】本実施例では、マウス73以外のポインテ
ィング・デバイスとして、タッチパネル71を備えてい
る。このタッチパネル71は表示装置11の表示画面上
に貼設されており、ユーザは、表示画面上に提供された
GUI形式の操作画面を目で追いながら直感的にコマン
ド入力することができる。タッチパネル71は、シリア
ル入出力インターフェース63経由で制御装置14に装
着されている。
【0077】既に述べたように、本実施例に係る情報記
録システム100は、課金や料金支払いの受付などの処
理を行う課金装置15と、記録手段としての複合機16
を備えている。これら課金装置15や複合機16は、R
S422インターフェース58を介して、コンピュータ
・システム14に接続される。なお、"RS422"は、
EIA(Electronic Industries Alliance:米国電子工
業会)によって規定されたデータ通信の高速インターフ
ェースの電気的特性に関する規格である。
【0078】また、情報記録システム100は、記録サ
ービスを行う情報コンテンツの供給源の1つとして、あ
るいは、他の記録手段としてのメディア・ボックス12
(前述)を備えている。本実施例では、メディア・ボッ
クス12は、CD−ROM(CD−R)ドライブ81、
MO(Magneto Optical disc)ドライブ82、DVD
(Digital Versatile Disc)ドライブ83のような、可
搬型記録メディアを装填してデータの記録及び/又は再
生を行う1以上のメディア・ドライブ・ユニットで構成
される。SCSI(Small Computer System Interfac
e)インターフェース59は、この種の複数のメディア
・ドライブ81,82…をデイジー・チェーン方式で接
続することができる。
【0079】ネットワーク・インターフェース・カード
(NIC)60は、コンピュータ・システム14を、外
部のネットワークに接続するための装置である。図4に
示す例では、NIC60は、制御装置14をある1つの
LAN(Local Area Network)セグメントに接続してい
る。このLANセグメント上では、制御装置14はプリ
ント・サーバとして稼動することができる。勿論、複合
機16も、自らNICを装備することによって、LAN
セグメントに直接接続することもできる。
【0080】また、LANセグメント上のホスト装置の
1つはルータであり、このルータ経由でインターネット
にも接続されている。
【0081】LAN及びインターネット上には、複数の
ホスト装置が散在している。ホスト装置の一部は、情報
コンテンツを有償又は無償で公開するWebサーバ20
0である。インターネット上の情報コンテンツの各々は
URLで指定可能であり、HTTPプロトコルに従って
アクセス可能である。なお、Webサーバ200は、提
供する情報コンテンツを自らのローカル・ディスクに蓄
積する必要は必ずしもなく、ネットワーク上の他のサー
バ(コンテンツ・サーバ)から適宜取り出した情報コン
テンツの提供を行ってもよい。
【0082】Webサーバ200は、有効なアカウント
を持つ(すなわち会費を正常に支払った)ユーザからの
アクセスを受容して、情報コンテンツの配信サービスを
行う。配信された情報コンテンツは、情報記録システム
100に転送される。制御装置14は、受信した情報コ
ンテンツを、プリント・ジョブとしてHDD55内にス
プールする。
【0083】また、他のホスト装置500A,500B
…は、クライアントとして動作する。これらクライアン
ト500A…は、例えばWebクライアントとして、W
ebサーバ200に対してHTML(Hyper Text Marku
p Language)コンテンツその他の情報コンテンツの提供
を要求する。また、クライアント500A…は、制御装
置14に対してドキュメントなどのプリント・ジョブを
発行する。制御装置14は、受信したプリント・ジョブ
をHDD55内にスプールする。
【0084】モデム61は、アナログ電話回線上の伝送
データを変復調するための装置であり、公衆電話回線を
介してファクシミリ装置300と交換接続が可能であ
る。制御装置14は、受信したファクシミリ・データ
を、ジョブとしてHDD55内にスプールする。
【0085】拡張装置インターフェース62は、ユーザ
情報入力装置としてのICカード・リーダをコンピュー
タ・システム14に接続するための装置である。ICカ
ード・リーダから取得されたユーザ情報は、CPU51
に転送されて、ユーザ認証処理や該当するユーザのアカ
ウント管理に用いられる。ユーザ認証処理には、例えば
DDSA(前述)を適用することができる。
【0086】図4には、課金装置15の内部構成を模式
的に示している。課金装置15は、ユーザに対する課金
や支払われた現金の貯蔵などを扱う装置であり、「コイ
ンキット」又は「ディスペンサ」とも呼ばれる。同図に
示すように、課金装置15は、RS422インターフェ
ース58(前述)経由で制御装置14と相互接続されて
いる。
【0087】料金演算部32は、プリント・サービスの
ページ単価など、本記録サービスに関する料金体系を保
持している。そして、情報コンテンツの利用料金やペー
ジ数、ページカラー情報を取得すると、情報利用料とプ
リント・サービス料などからなる合計料金を算出し、算
出された料金を表示部31と料金支払い管理部38に出
力する。また、ネットワーク上の所定の情報処理・情報
通信サービスの利用希望者に対しては、利用者資格すな
わちアカウントを取得するための会費を算出するように
なっている。
【0088】表示部31は、ユーザに対して料金の提示
を行なう装置であり、例えばLEDなどの表示パネルで
構成される。あるいは、料金を可視的に表示する以外
に、音声出力によりユーザに料金の通知を行ってもよ
い。あるいは、勘定書など所定フォームの印刷用紙に料
金を印刷出力してもよい。
【0089】ユーザは、課された料金に対して、例えば
コインや紙幣などの現金を現金投入部35に投入して、
料金の支払いを行ってもよい。この場合、現金計数部3
6は、投入された金額をカウントして、総投入金額を料
金支払い管理部38に出力するとともに、投入された現
金を現金貯蔵部37に貯める。
【0090】あるいは、ユーザは、プリペイド・カード
による決済、クレジット・カードによる銀行口座からの
引き落とし、デビット・カードによる銀行口座からの即
時決済など他の形式で、信用に基づいて料金を支払うこ
とができる。プリペイド・カードを用いる場合、プリペ
イド・カード・リーダ34にカードを挿入し、また、ク
レジット・カードやデビット・カードを用いる場合は、
クレジット/デビット・カード・リーダ33にカードを
挿入する。プリペイド・カード・リーダ34及びクレジ
ット/デビット・カード・リーダ33は、各カードによ
る料金支払い情報を、料金支払い管理部38に通知す
る。
【0091】料金支払い管理部38は、料金演算部32
により算出された課金情報や、現金投入部35やカード
・リーダ33/34による料金支払い情報を、ユーザ毎
に管理することができる。各ユーザ毎の料金支払い情報
は、RS422インターフェース58経由で制御装置1
4に伝達される。
【0092】なお、料金演算部32と料金支払い管理部
38のような複雑な演算は、必ずしも課金装置15に配
設される必要はなく、制御装置14内の計算機資源、す
なわちCPU51の演算処理能力を利用することによっ
て同等の機能を提供することができる。また、表示部3
1も、必ずしも課金装置15が備える必要はなく、表示
装置12のGUI画面を用いて料金を表示することがで
きる。このような場合、表示部31は、単に投入金額を
デジタル表示するだけでも充分である。
【0093】本実施形態に係る情報記録システム100
は、付設される課金装置15を介して、単に情報記録サ
ービスの料金を徴収するだけでなく、ネットワークを介
した情報配信サービスや、ネットワーク上で事業展開さ
れるその他の情報処理・情報通信サービスを利用するた
めのアカウント料を課金処理することができる。以下で
は、情報記録システム100を介したアカウント料の課
金手続並びに取得したアカウントに基づく情報提供手続
について説明する。
【0094】図5には、本実施形態に係るアカウント料
の課金手続並びに取得したアカウントに基づく情報コン
テンツ提供手続の一例を、フローチャートの形式で示し
ている。以下、このフローチャートに従って、課金手続
並びに情報コンテンツ提供手続について説明する。
【0095】まず、情報コンテンツ提供サービスの利用
者又は利用希望者に対しては、有償すなわちアカウント
取得を前提として提供される情報コンテンツの所在が通
知される(ステップS1)。あるいは、権利が有効化さ
れた所在情報をあらかじめ通知しておくのでもよい。
【0096】ここで言う情報コンテンツの「所在」は、
ネットワーク上における情報コンテンツへのアクセス方
法に相当し、例えばURL(Uniform Resource Locato
r)形式で記述される。
【0097】情報アクセスを、ユーザ単位又はアカウン
ト単位で制御するためには、URLは、情報コンテンツ
への直接的なアクセス方法を記述した一般的な資源識別
情報であるよりも、特定の個人向け又は特定のユーザ・
アカウントのみを対象とした資源識別情報すなわち個人
向けURLであることが好ましい。例えば、あるサーバ
を経由してCGI(Common Gateway Interface)などの
遠隔メソッド呼出しを用いて間接的に情報コンテンツへ
のアクセスを行うような個人向けURLを利用すること
ができる。後者の場合、情報コンテンツそのものを元の
サーバから移動しなくても、個人向けURLのみを有効
化/無効化、期限管理などを行うことにより、アカウン
トの取得やその失効に応答したアクセス権限の管理を容
易に実現することができる。勿論、所在情報先に情報を
置くか否かでアクセス権限の有効・無効を制御すること
も可能である(実体のないURLにアクセスすると、"F
ile not found 404"などのエラー・メッセージが表示さ
れる)。
【0098】このような個人向けURLを各コンテンツ
利用者又は利用希望者に配信・配布する形態は特に限定
されない。例えば、情報コンテンツの提供事業者側であ
らかじめメール・アドレスが分かっている利用者又は利
用希望者に対しては、電子メールを利用して個人向けU
RLを通知するようにしてもよい。あるいは、インター
ネット上に構築されたWebサーバを利用して、Web
ベースで個人向けURLを通知するようにしてもよい。
【0099】個人向けURLを取得したコンテンツ利用
者又は利用希望者は、このURLを用いて、Webクラ
イアントすなわちWebブラウザ上で情報コンテンツに
アクセスすることができる。このときにアクセス可能な
情報コンテンツは、例えば、正規ユーザ・アカウント取
得前でも提供可能ないわゆる「お試し版」であってもよ
いし、正規ユーザ・アカウント取得のための手続や注意
を記述したものであってもよい。
【0100】正規アカウントの取得は、入会金や会費な
どのアカウント料の入金を含めた課金処理を経て行われ
る(ステップS2)。
【0101】本実施形態では、アカウント料の課金処理
は、コインキットなど情報記録システム100に付設さ
れた課金装置15上で行われる。情報記録システム10
0は、例えばコンビニエンス・ストアなど、所定の店舗
内に無人環境下で設置されている。すなわち、表示装置
11など情報記録システム100が装備するユーザ・コ
ンソールを利用してユーザ情報が入力されるか、又は、
ユーザ情報入力装置13からのユーザ入力情報に基づい
てユーザが特定されると、当該ユーザに関するアカウン
ト料の課金手続が起動する。課金額は、表示装置11又
は課金装置15上の表示部31に表示される。コンテン
ツ利用者又は利用希望者は、表示された金額に相当する
現金を課金装置15に投入するか、又は、クレジット・
カード、デビット・カード、プリペイド・カード、電子
マネーなどを用いて、アカウント料の支払い又は決済を
行う。
【0102】アカウント料の支払い完了又は決済という
イベントは、認証又は特定されたユーザ情報とともに、
ネットワーク(あるいは図示しない専用回線)を用いて
情報コンテンツ提供事業者のサーバ(例えばWebサー
バ200)に通知される。
【0103】情報コンテンツ提供事業者側では、アカウ
ント料の支払い完了又は決済に応答して、当該ユーザの
アカウントを有効化する(ステップS3)。このアカウ
ントの有効化に伴い、既に配信・配布した個人向けUR
Lのアクセス権限を強化するか、又は、アクセス権限が
強化された新たな個人向けURLを発行して当該ユーザ
に通知する。URL通知の形式は、電子メール送信など
で行うことができるが、特にこれに限定されない。アク
セス権限の強化は、例えば、情報コンテンツへのアクセ
ス可能期限の延長や、アクセス可能回数の加算、アクセ
ス方法の拡大(例えば読み出しのみからプリント・アウ
ト可能へ)などを意味する。また、アクセス権限を個人
向けURLの文字列内に記述しておくこともできる。勿
論、利用者が支払った料金に相応してアクセス権限を強
化したりしてもよい。
【0104】情報コンテンツ提供事業者が運営する情報
提供サーバ(例えばWebサーバ200)上では、アカ
ウントを取得した各利用者のアクセス権限に基づいて情
報コンテンツへのアクセス制御を行う(ステップS
4)。
【0105】例えば、ある中継サーバ(図示しない)を
経由してCGI(Common Gateway Interface)などの遠
隔メソッド呼出しを用いて間接的に情報コンテンツへの
アクセスを行うような個人向けURLを利用する場合、
ユーザ・アカウントに与えられたアクセス権限をURL
文字列中に記述しておくことにより、中継サーバが情報
コンテンツへのアクセス制御を容易に実現することがで
きる。
【0106】アカウントを取得したコンテンツ利用者
は、与えられたアクセス権限が許容する範囲内で、コン
テンツのプリント出力など情報記録を要求することがで
きる。このような情報記録サービスは、アカウント料の
支払い手続のために使用した情報記録システム100を
そのまま活用することができる。すなわち、アカウント
取得手続からアカウント利用に基づく情報記録サービス
を同じ機械システム上で連続的に実行することができる
ので、極めて便利である。
【0107】また、本実施形態によれば、コインキット
への現金の投入という直感的で分かり易い手続によっ
て、情報コンテンツ利用のためのアカウント取得を行う
ことができる。すなわち、サービス利用者は、所定の入
力フォームの記入やその他の特別な登録作業なしにアカ
ウントを取得してサービスを受けることができるので、
簡便でよい。この結果、各利用者又は利用希望者は、サ
ービスの内容を納得又は希望すれば、躊躇することなく
課金処理を受けてサービスを享受することができる。サ
ービス提供事業者にとっては、円滑な入会手続により利
用者を獲得することができるので、事業収益が増すので
事業が繁栄し、さらに事業発展のための技術開発を促進
することができる。
【0108】また、図6には、本実施形態に係るアカウ
ント料の課金手続並びに取得したアカウントに基づく情
報コンテンツ提供手続の他の例を、フローチャートの形
式で示している。以下、このフローチャートに従って、
課金手続並びに情報コンテンツ提供手続について説明す
る。
【0109】まず、情報コンテンツ提供サービスの利用
者又は利用希望者は、アカウント取得手続のために、コ
インキットなどの課金装置15を装備した情報記録シス
テム100の設置場所を訪ねる。例えばコンビニエンス
・ストアなど、所定の店舗内に無人環境下で設置されて
いる。
【0110】そして、表示装置11など情報記録システ
ム100が装備するユーザ・コンソールを利用してユー
ザ情報が入力されるか、又は、ユーザ情報入力装置13
からのユーザ入力情報に基づいてユーザが特定される
と、当該ユーザに関するアカウント料の課金手続が起動
する。課金額は、表示装置11又は課金装置15上の表
示部31に表示される。コンテンツ利用者又は利用希望
者は、表示された金額に相当する現金を課金装置15に
投入するか、又は、クレジット・カード、デビット・カ
ード、プリペイド・カード、電子マネーなどを用いて、
アカウント料の支払い又は決済を行う(ステップS1
1)。
【0111】アカウント料の支払い完了又は決済という
イベントは、認証又は特定されたユーザ情報とともに、
ネットワーク(あるいは図示しない専用回線)を用いて
情報コンテンツ提供事業者のサーバ(例えばWebサー
バ200)に通知される。
【0112】情報コンテンツ提供事業者側では、アカウ
ント料の支払い完了又は決済に応答して、当該ユーザの
ための新規アカウントを生成する(ステップS12)。
このアカウントの生成に伴い、当該利用者に固有の個人
向けURLを生成して、これを当該利用者に通知する。
URL通知の形式は、電子メール送信などで行うことが
できるが、特にこれに限定されない。
【0113】アカウントを取得した各利用者は情報コン
テンツに対するアクセス権限を与えられている。勿論、
利用者が支払った料金に相応してアクセス権限を強化し
たりしてもよい。アクセス権限は、情報コンテンツへの
アクセス可能期限や、アクセス可能回数、アクセス方法
(例えば読み出しのみやプリント・アウト可能など)な
どで構成される。個人向けURLの文字列中に利用者に
付与したアクセス権限情報を記述しておくこともでき
る。あるいは、権利が有効化された所在情報をあらかじ
め通知しておいてもよい。そして、所在情報先に情報を
置くか否かでアクセス権限の有効・無効を制御するよう
にしてもよい(実体のないURLにアクセスすると"Fil
e not fount 404"などのエラー・メッセージが表示され
る)。
【0114】情報コンテンツ提供事業者が運営する情報
提供サーバ(例えばWebサーバ200)上では、アカ
ウントを取得した各利用者のアクセス権限に基づいて情
報コンテンツへのアクセス制御を行う(ステップS1
3)。
【0115】例えば、ある中継サーバを経由してCGI
(Common Gateway Interface)などの遠隔メソッド呼出
しを用いて間接的に情報コンテンツへのアクセスを行う
ような個人向けURLを利用する場合、ユーザ・アカウ
ントに与えられたアクセス権限をURL文字列中に記述
しておくことにより、中継サーバが情報コンテンツへの
アクセス制御を容易に実現することができる。
【0116】アカウントを取得したコンテンツ利用者
は、与えられたアクセス権限が許容する範囲内で、コン
テンツのプリント出力など情報記録を要求することがで
きる。この情報記録サービスは、アカウント料の支払い
のために使用した情報記録システム100をそのまま活
用することができる。すなわち、アカウント取得手続か
らアカウント利用に基づく情報記録サービスを同じ機械
システム上で連続的に実行することができるので、極め
て便利である。
【0117】また、本実施形態によれば、コインキット
への現金の投入という直感的で分かり易い手続によっ
て、情報コンテンツ利用のためのアカウント取得を行う
ことができる。すなわち、サービス利用者は、所定の入
力フォームの記入やその他の特別な登録作業なしにサー
ビスを受けることができるので、簡便でよい。この結
果、各利用者又は利用希望者は、サービスの内容を納得
又は希望すれば、躊躇することなく課金処理を受けてサ
ービスを享受することができる。サービス提供事業者に
とっては、円滑な入会手続により利用者を獲得すること
ができるので、事業収益が増すので事業が繁栄し、さら
に事業発展のための技術開発を促進することができる。
【0118】《注釈》 *:DDSA(デジタル・ドキュメント・セキュリティ
・アーキテクチャ)は、"利用権"という概念を取り入れ
たデジタルコンテンツの流通技術でり、コンテンツをR
SAやDSAなどの公開鍵暗号により暗号化して配信
し、利用権の購入者として認証された場合にのみデータ
を復号化する。DDSAは、基本的には、コンテンツ自
体は複製可能な状態で流通させ、これを復号化するため
の秘密鍵を利用権として販売するという方法を採用す
る。但し、ユーザが秘密鍵(利用権)を不正に横流しす
る危険を排除するために、利用権の購入者に発行する
「アクセス・チケット」とユーザにあらかじめ配布して
おく身分証明書「トークン」からその都度、秘密鍵を生
成するようにしている。各アクセス・チケットは特定の
トークンだけに対応するとともに、トークンは複製不可
能なICカードなどの形態で提供されるので、正規の購
入者でなければ復号化に必要な秘密鍵を入手できない仕
組みになる。
【0119】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0120】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
情報処理・情報通信を利用したサービスに対して適用す
ることができる、優れた課金システム及び課金処理方法
を提供することができる。
【0121】また、本発明によれば、現金ベースで利用
者に直感的に分かり易く且つ心理的な負担が少ない形式
で課金することができる、優れた課金システム及び課金
処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供されるネットワーク・システ
ムの全体構成を模式的に示した図である。
【図2】本実施形態に係る情報記録システム100の外
観構成を模式的に示した図である。
【図3】情報記録システム100内の動作を制御する制
御装置14の内部ハードウェア構成を模式的に示した図
である。
【図4】課金装置15の内部構成を模式的に示した図で
ある。
【図5】本実施形態に係るアカウント料の課金手続並び
に取得したアカウントに基づく情報提供手続の一例を示
したフローチャートである。
【図6】本実施形態に係るアカウント料の課金手続並び
に取得したアカウントに基づく情報提供手続の他の例を
示したフローチャートである。
【符号の説明】
11…表示装置,12…メディア・ボックス 13…ユーザ情報入力装置,14…制御装置 15…課金装置,16…複合機 31…表示部,32…料金演算部 33…クレジット/デビット・カード・リーダ 34…プリペイド・カード・リーダ 35…現金投入部,36…現金計数部 37…現金貯蔵部,38…料金支払い管理部 51…CPU,52…メイン・メモリ,53…ROM 54…ディスプレイ・インターフェース 55…ハード・ディスク・ドライブ(HDD),56…H
DDインターフェース 57…キーボード/マウス・コントローラ 58…RS422インターフェース,59…SCSIイ
ンターフェース 60…ネットワーク・インターフェース・カード,61…
モデム 62…拡張装置インターフェース,63…シリアル入出
力インターフェース 71…タッチパネル,72…キーボード,73…マウス 81…CD−ROMドライブ,82…MOドライブ,8
3…DVDドライブ 100…情報記録システム 200…ホスト装置(Webサーバ) 300…ファクシミリ装置 500…ホスト装置(クライアント)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上で提供される情報処理・情
    報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課金
    する課金システムであって、 情報処理・情報通信サービスを利用するための所在情報
    を利用者に通知し、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理し、 前記課金ユニット上での課金処理が完了したことに応答
    して該利用者のサービス利用に関する権利を有効化し、 該有効化された権利に基づいて該利用者による情報処理
    ・情報通信サービスへのアクセスを制御する、ことを特
    徴とする課金システム。
  2. 【請求項2】ネットワーク上で提供される情報処理・情
    報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課金
    する課金システムであって、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理し、 課金処理が完了したことに応答して、情報処理・情報通
    信サービスを利用するための所在情報を利用者に通知
    し、 該通知された所在情報が示す所在を介して、該利用者に
    情報処理・情報通信サービスを提供する、ことを特徴と
    する課金システム。
  3. 【請求項3】前記課金ユニットは、ネットワーク接続さ
    れた情報記録装置とともに、所定の店舗内に無人環境下
    で設置されることを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    かに記載の課金システム。
  4. 【請求項4】情報処理・情報通信サービスを利用するた
    めの所在情報はURL(Uniform Resource Locator)形
    式で記述され、情報処理・情報通信サービスはTCP/
    IP(Transmission Control Protocol/Internet Proto
    col)ネットワーク上で提供されることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の課金システム。
  5. 【請求項5】情報処理・情報通信サービスを利用するた
    めの所在情報は各利用者毎に固有の資源識別情報として
    記述されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    に記載の課金システム。
  6. 【請求項6】情報処理・情報通信サービスを利用するた
    めの所在情報は各利用者毎に固有の資源識別情報として
    記述され、利用者に与えられたアクセス権限に関する情
    報を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載の課金システム。
  7. 【請求項7】ネットワーク上で提供される情報処理・情
    報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課金
    する課金処理方法であって、 情報処理・情報通信サービスを利用するための所在情報
    を利用者に通知するステップと、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理するステップと、 前記課金ユニット上での課金処理が完了したことに応答
    して該利用者のサービス利用に関する権利を有効化する
    ステップと、 該有効化された権利に基づいて該利用者による情報処理
    ・情報通信サービスへのアクセスを制御するステップ
    と、を具備することを特徴とする課金処理方法。
  8. 【請求項8】ネットワーク上で提供される情報処理・情
    報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課金
    する課金処理システムであって、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理するステップと、 課金処理が完了したことに応答して、情報処理・情報通
    信サービスを利用するための所在情報を利用者に通知す
    るとともに、該利用者のサービス利用に関する権利を有
    効化するステップと、 該有効化された権利に基づいて該利用者による情報処理
    ・情報通信サービスへのアクセスを制御するステップ
    と、を具備することを特徴とする課金処理方法。
  9. 【請求項9】前記課金ユニットは、ネットワーク接続さ
    れた情報記録装置とともに、所定の店舗内に無人環境下
    で設置されることを特徴とする請求項7又は8のいずれ
    かに記載の課金処理方法。
  10. 【請求項10】情報処理・情報通信サービスを利用する
    ための所在情報はURL(Uniform Resource Locator)
    形式で記述され、情報処理・情報通信サービスはTCP
    /IP(Transmission Control Protocol/Internet Pro
    tocol)ネットワーク上で提供されることを特徴とする
    請求項7又は8のいずれかに記載の課金処理方法。
  11. 【請求項11】情報処理・情報通信サービスを利用する
    ための所在情報は各利用者毎に固有の資源識別情報とし
    て記述されることを特徴とする請求項7又は8のいずれ
    かに記載の課金処理方法。
  12. 【請求項12】情報処理・情報通信サービスを利用する
    ための所在情報は各利用者毎に固有の資源識別情報とし
    て記述され、利用者に与えられたアクセス権限に関する
    情報を含むことを特徴とする請求項7又は8のいずれか
    に記載の課金処理方法。
  13. 【請求項13】ネットワーク上で提供される情報処理・
    情報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課
    金する課金処理をコンピュータ・システム上で実行する
    ように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピ
    ュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータ・ソフトウェアは、 情報処理・情報通信サービスを利用するための所在情報
    を利用者に通知するステップと、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理するステップと、 前記課金ユニット上での課金処理が完了したことに応答
    して該利用者のサービス利用に関する権利を有効化する
    ステップと、 該有効化された権利に基づいて該利用者による情報処理
    ・情報通信サービスへのアクセスを制御するステップ
    と、を具備することを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】ネットワーク上で提供される情報処理・
    情報通信サービスの利用者に対してサービス利用料を課
    金する課金処理をコンピュータ・システム上で実行する
    ように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピ
    ュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータ・ソフトウェアは、 該利用者に対してサービス利用料を所定の場所に設置さ
    れた課金ユニット上で課金処理するステップと、 課金処理が完了したことに応答して、情報処理・情報通
    信サービスを利用するための所在情報を利用者に通知す
    るとともに、該利用者のサービス利用に関する権利を有
    効化するステップと、 該有効化された権利に基づいて該利用者による情報処理
    ・情報通信サービスへのアクセスを制御するステップ
    と、を具備することを特徴とする記憶媒体。
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