JP4515190B2 - 画像処理システム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置と、この情報処理装置と接続され画像に関する所定の処理を実行する画像処理装置とを備えている画像処理システム、この画像処理システムの情報処理装置で動作するアプリケーションプログラム、及び、このアプリケーションプログラムを記憶している記憶媒体に関する。
既存のコンビニエンスストアでは、コピーサービスとしてデジタルフルカラーの複合機によるカラーコピーのサービスなどを提供している。最近の傾向として、ネットワーク対応の複合機をコンビニエンスストアのネットワークシステムに接続して、マルチメディア・コンテンツの出力サービスなどを提供する場合も多い。このような、環境の変化に対応したシステムの提案は、例えば、特許文献1に開示されている。
コンビニエンスストアでのサービスの提供は、有料で行われるのが一般的である。しかし、従来のようにコピーサービスだけならば、その料金の計算は、「カラー/モノクロ」「紙サイズ」「枚数」などの要素を合計すれば簡単にできるが、複合機のその他の機能を使用した場合の料金を従来のように単純な計算だけで処理するのは問題がある。例えば、スキャナだけの利用の場合には、印刷処理は行わないのであるから「トナー」や「紙」などの原価分は請求すべきではない。また、印刷とFAXといった組み合わせの機能のときは、画像読み取り動作が1回で済むので、画像読み取り動作が少ない分は割り引いた料金にすべきである。さらに、コンビニエンスストアの経営者の所望により特別な割引料金を設定できるようにして、近傍の他店と差別化したい場合などもある。
これに対して、前述の特許文献1の技術では、このような課金処理についても提案がされている。例えば、複合機の外に課金専用の情報処理端末を接続し、さらに課金のための装置と連動させて複雑な課金処理が実行できるようにしている。
特開2002−189945公報
しかしながら、特許文献1の技術では、情報処理端末により複雑な課金処理が可能になっても、可能な処理は情報処理端末にあらかじめ設定されている課金処理のみであり、これとは異なる内容の課金処理を後付けすることはできず、いまだ料金設定の自由度は低いという不具合がある。
本発明の目的は、複合機などの画像処理装置のサービス利用料をユーザに課金する際に、従来に比べて料金設定の自由度を高めることができるようにすることである。
本発明は、所定のアプリケーションプログラムが動作している情報処理装置と、前記情報処理装置と接続され画像に関する所定の処理を実行する画像処理装置と、前記情報処理装置と接続され課金を行なう課金装置と、を備え、前記課金装置は、対応する対価支払手段において残高を照会可能な課金装置であり、前記所定のアプリケーションプログラムは、少なくとも、前記課金装置の制御を行う課金装置制御プログラムと、提供可能な複数のサービスにそれぞれ対応した複数のサービス提供プログラムとを有し、前記課金装置制御プログラムは、複数のサービス提供プログラムから共通して利用され、前記サービス提供プログラムは、前記画像処理装置で提供する各サービスに応じて、該画像処理装置の制御を行うとともに課金を行う金額を計算して、前記課金装置制御プログラムに残高を照会させ、その結果に応じて課金処理を実行させる、画像処理システムである。
本発明によれば、課金の金額を計算して、課金装置に残高を照会させ、その結果に応じて課金を実行させる処理をアプリケーションプログラムで行なうので、複合機などの画像処理装置のサービス利用料をユーザに課金する際に、従来に比べて料金設定の自由度を高めることができる。
また、前記アプリケーションプログラムは少なくとも課金装置の制御を行う課金制御装置プログラムと、提供する各サービスに応じて、画像処理装置の制御を行うとともに課金を行う金額を計算して、課金制御装置プログラムに残高を照会させ、その結果に応じて課金処理を実行させる、複数のサービス提供プログラムとを有しており、課金制御装置プログラムを複数のサービス提供プログラムから共通に利用することが可能です。この構成により、例えば料金体系の変更を行う場合、そのサービスを提供するとともに課金額を計算するサービス提供プログラムを画像処理システムに修正して組み込めば、新たな料金体系に対応した課金を行えるとともに、アプリケーションプログラムの開発者側にとっては課金制御装置プログラムを利用することで課金装置に課金する部分まで作らずに済み開発効率をよくすることができます。
本発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、複合機本体1とコインラック60とを接続した本実施の形態の複合機を、コンビニエンスストアなどに設置した場合の外観斜視図である。本実施の形態の複合機は、本発明の画像処理システムを実施するものである。実際には、図2に示すように、課金装置となるコインラック60は、シリアル信号線69を介して複合機本体1の各種インターフェース43と接続される。また、複合機本体1は、店内のLAN51にHUB19を介して接続される。他には、店舗端末52、バーコード装置53がLAN51に接続されている。LAN51は、ADSLルーターモデム50を介してインターネット56に接続されている。その結果、複合機本体1は、コンテンツサーバー54などと通信することが可能である。
図3は、複合機本体1の内部構造を示す構成図である。
複合機本体1のストラクチャとしては、図3に示すように、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとに大別されており、印刷装置7及び画像読取装置8は画像処理ユニット部Aに属し、操作パネルP及び外部メディア入出力装置9は情報処理ユニット部Bに属している。画像処理ユニット部Aは、画像に関する所定の処理を実行する画像処理装置となるもので、情報処理ユニット部Bは、情報処理装置となるものである。
まず、画像処理ユニット部Aについて説明する。印刷装置7及び画像読取装置8を備える画像処理ユニット部Aは、画像処理ユニット部Aにおける画像処理全般の制御を行う画像処理制御ユニット10を備えており、この画像処理制御ユニット10には、印刷装置7を制御する印刷制御ユニット11と、画像読取装置8を制御する画像読取制御ユニット12とが接続されている。
印刷制御ユニット11は、画像処理制御ユニット10の制御に従って印刷装置7に対して画像データを含む印刷指示を出力し、印刷装置7に転写紙などの媒体に画像を形成して出力させる。印刷装置7はフルカラー印刷可能とされており、その印刷方式は、電子写真方式のほか、インクジェット方式、昇華型熱転写方式、銀塩写真方式、直接感熱記録方式、溶融型熱転写方式など、さまざまな方式を用いることができる。
画像読取制御ユニット12は、画像処理制御ユニット10の制御により画像読取装置8を駆動し、原稿の表面に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))に集光して読み取り、A/D変換してRGB各8bitのデジタル画像データを生成する。
このような画像処理制御ユニット10は、メインプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)13と、画像読取装置8から読み込んだ画像データを印刷装置7による作像に供すべく一旦格納しておくSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)14と、制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)15と、システムログ/システム設定/ログ情報等を記録しておく電源OFF時にもデータの保持が可能なNVRAM16と、をバス接続したマイクロコンピュータ構成とされている。
また、画像処理制御ユニット10には、多量の画像データの蓄積やジョブ履歴等の記憶装置となるHDD(Hard Disk Drive)17、装置内部に設けられた集線装置であるHUB19を介して画像処理ユニット部AをLAN2に接続するためのLAN制御部18、FAX制御を行うFAX制御ユニット20が接続されている。このFAX制御ユニット20は、公衆電話網21に通じる構内交換器(PBX)22に接続されており、複合機本体1は、遠隔のファクシミリと交信することができる。
加えて、画像処理制御ユニット10には、表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24が接続されている。表示制御ユニット23は、画像処理制御ユニット10のコントロールによって制御パネルI/F25に接続された通信ケーブル26を介して情報処理ユニット部Bに対して画像表示制御信号を出力し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPに対して画像表示の制御を行う。また、操作入力制御ユニット24は、情報処理ユニット部Bの操作パネルPからのオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を、画像処理制御ユニット10のコントロールによって制御パネルI/F25に接続された通信ケーブル26を介して入力する。すなわち、画像処理ユニット部Aは、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを通信ケーブル26を介して直接モニタすることができる構成になっている。
したがって、画像処理ユニット部Aは、従来の画像処理装置が備える画像処理ユニットに対して通信ケーブル26を接続し、情報処理ユニット部Bの操作パネルPを利用するようにしたものである。すなわち、画像処理ユニット部Aの表示制御ユニット23及び操作入力制御ユニット24は、操作パネルPに接続されているものとして動作している。
このような構成により、画像処理ユニット部Aは、外部(サーバコンピュータ3、クライアントコンピュータ4、ファクシミリ等)からの画像情報である印刷データ及びプリント指示するコマンドを解析し、印刷データを出力画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その印刷データ及びコマンドをLAN制御部18あるいはFAX制御ユニット20を通じて受信し動作する。
また、画像処理ユニット部Aは、SDRAM14やHDD17に記憶されている印刷データ、原稿読取りデータ、これらを出力用に処理した出力画像データ、および、それらを圧縮した圧縮データを外部(サーバコンピュータ3、クライアントコンピュータ4、ファクシミリ等)に転送することができる。
さらに、画像処理ユニット部Aは、画像読取装置8の読取り画像データを画像処理制御ユニット10に転送し、光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化を補正し、該画像データをSDRAM14に書込む。このようにしてSDRAM14に格納された画像データは、印刷制御ユニット11で出力画像データに変換されて、印刷装置7に出力される。
次に、操作パネルPを備える情報処理ユニット部Bについて説明する。情報処理ユニット部Bは、一般にパーソナルコンピュータといわれるような情報処理装置に用いられる汎用のOS(Operating System)によって制御されるマイクロコンピュータ構成とされている。情報処理ユニット部Bは、メインプロセッサであるCPU31を有しており、このCPU31には、CPU31の作業用領域となるRAMや起動プログラムなどを記憶した読出し専用メモリであるROMで構成されるメモリユニット32と、OS(Operating System)やアプリケーションプログラムを記憶するHDD等の記憶装置34に対するデータの入出力を制御する記憶装置制御ユニット35とが、バス接続されている。
また、CPU31には、情報処理ユニット部BをHUB19を介してLAN2に接続するためのLAN制御部33が接続されている。このLAN制御部33に割り当てられるネットワークアドレスであるIPアドレスは、前述した画像処理ユニット部AのLAN制御部18に割り当てられるIPアドレスとは異なるものである。すなわち、本実施の形態の複合機本体1には、2つのIPアドレスが割り当てられていることになる。つまり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部BとはLAN2に接続されていることになり、画像処理ユニット部Aと情報処理ユニット部Bとの間においてはデータ交換が可能な構成になっている。
なお、複合機本体1はHUB19を介してLAN2に接続されていることから、見かけ上は、1つのIPアドレスのみが割り当てられているように見える。したがって、美観を損ねることはなく、結線等の取り扱いを容易にすることが可能になっている。
さらに、CPU31には、操作パネルPを制御する表示制御ユニット36及び操作入力制御ユニット37が接続されている。操作パネルPは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)である表示装置40と、操作入力装置41とで構成されている。表示制御ユニット36は、画像表示制御信号を制御パネルI/F38を介して表示装置40に出力し、画像表示制御信号に応じた所定事項を表示装置40に表示させる。一方、操作入力制御ユニット37は、操作入力装置41におけるオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を、制御パネルI/F38を介して受信する。
加えて、CPU31には、画像処理ユニット部Aの制御パネルI/F25と通信ケーブル26を介して接続されている制御パネル通信ユニット39が接続されている。制御パネル通信ユニット39は、画像処理ユニット部Aから出力された画像表示制御信号を受信し、また、操作パネルPからのオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号を画像処理ユニット部Aに転送する。なお、詳細は後述するが、制御パネル通信ユニット39で受信した画像処理ユニット部Aからの画像表示制御信号は操作パネルPの表示装置40用にデータ変換処理されてから表示制御ユニット36に出力され、また、操作パネルPからのオペレータによる機能設定や入力操作に応じた入力制御信号は画像処理ユニット部Aでの仕様に応じた形式にデータ変換処理されてから制御パネル通信ユニット39に入力される。
上述したように記憶装置34には、CPU31が実行するOS(Operating System)やアプリケーションプログラムが格納されている。この意味で、記憶装置34は、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体として機能する。この複合機本体1では、ユーザが電源を投入するとCPU31がメモリユニット32内の起動プログラムを起動させ、記憶装置34よりOSをメモリユニット32内のRAMに読み込み、このOSを起動させる。このようなOSは、ユーザの操作に応じてプログラムを起動したり、情報を読み込んだり、保存を行ったりする。OSのうち代表的なものとしては、Windows(登録商標)等が知られている。これらのOS上で走る動作プログラムをアプリケーションプログラムと呼んでいる。情報処理ユニット部BのOSは、情報処理装置(サーバコンピュータ3やクライアントコンピュータ4等)と同様のOS、すなわち汎用のOS(例えば、Windows(登録商標)等)とされている。
なお、前述したように、本実施の形態の複合機本体1には、OS、デバイスドライバや各種アプリケーションプログラム等の各種のプログラムコード(制御プログラム)や画像データ等を記憶した記憶媒体M、すなわち、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RWなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メディアなどの記憶媒体Mに記憶されているプログラムコードや画像データ等を読み取る、または記憶媒体Mに対してプログラムコードや画像データ等を書き込む装置であるフレキシブルディスクドライブ装置、光ディスクドライブ装置、MOドライブ装置、メディアドライブ装置等の外部メディア入出力装置9が搭載されている。このような外部メディア入出力装置9は、CPU31にバス接続されている入出力デバイス制御ユニット42により制御される。
したがって、記憶装置34に記憶されているアプリケーションプログラムは、この記憶媒体Mに記録されたアプリケーションプログラムがインストールされたものであっても良い。このため、記憶媒体Mも、アプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体となり得る。さらには、アプリケーションプログラムは、例えばインターネット網6及びLAN2を介して外部から取り込まれ、記憶装置34にインストールされても良い。
なお、入出力デバイス制御ユニット42には、USB,IEEE1394,SCSI等の各種インタフェース43も接続されており、各種インタフェース43を介して様々な機器(デジタルカメラ等)が接続可能とされている。
図4は、コインラック60の構成を説明するブロック図である。
図4(a)に示すように、硬貨投入口61は、使用者が硬貨を投入する部分である。返却ボタン62は、使用者が操作を終了したときに投入硬貨の残金があるときに返却のために押し下げられる。制御回路63は、コインラック60の内部動作の制御を行う。硬貨返却部64は、残金の硬貨を返却し、操作者に受け渡すための返却口である。
硬貨計数ユニット65は、硬貨投入口か投入された硬貨の種類を判別し投入された硬貨の金額を計数する。メモリ66は、硬貨計数ユニット65が計算した値を保持する。ポート67は、ホスト側との通信に用いられる一時記憶装置である。コインラックI/F68は、ホスト装置と接続するためのインターフェースであり、シリアル信号とパラレル信号を相互に変換することができる。シリアル信号69は、コインラック60とホスト側装置との間で相互に情報伝達を行うための信号線である。
図4(b)は、メモリ66の数値記憶について説明する説明図であり、図4(c)は、ポート67について説明する説明図である。
次に、コインラック60の動作について説明する。
硬貨投入口61に硬貨が投入されると、硬貨計数ユニット65が硬貨の種類に応じて投入金額を数値化する。例えば、10円を1単位に投入金額を数値化するとすれば、230円分の硬貨が投入されると23ポイントになる。この値は硬貨計数ユニット65が保持している。硬貨が投入されるたびにポイントが加算されるが、63ポイント以上は保持できないようになっている。超過した分は硬貨返却部64を通して返却される。返却ボタン62が押し下げられると、制御回路63が返却ボタン信号aを感知して、硬貨返却信号eを活性化する。硬貨返却部64は硬貨返却信号aを感知すると、残金を返却する。
制御回路63に対して動作を行わせるには、ポート67の上位2ビットに制御コマンドを送ることで可能になる。つまり、2ビットの値として00〜11までの値で動作の制御を行う。これは、例えば下記のように定義される。
「00(ノーオペレーション)」…このときは何も動作は起こらない。メモリ66の値は無効である。
「01(メモリ値更新)」…このときは、メモリ更新信号Kを活性化する。メモリ計数ユニット65は、メモリ更新信号Kに感応して保持している最新計数値をメモリ66へメモリR/W信号線dを介して書き込む。
「10(カウントマイナス1)」…このときは、マイナス計数信号bを活性化する。メモリ計数ユニット65は、メモリ更新信号Kに感応して保持している最新計数値をマイナスカウントする。
「11(硬貨返却)」…このときは、硬貨返却信号eを活性化する。
ここで、ポート67全体は8ビットで構成されており、上位2ビットが制御コマンド、下位6ビットがメモリ66の値である。メモリ66はカウントテーブルとして用いられる。コインラックI/F68はポート67とポートデータ信号hで接続されている。この間は信号線の幅が8ビットであるが、ホスト側とコインラックI/F68はシリアル信号69で接続されている。つまりコインラックI/F68内部でシリアル/パラレル信号変換が行われる。
コインラック60は、簡単な入出力命令で動作させることが出来る。しかし、アプリケーションごとに直接動作させるルーチンを設けるとプログラムの改良や再利用時に修正作業が煩雑になる。
そこで、コインラック60の制御用のプログラムとしてコインラックモジュールプログラム(課金装置制御プログラム)を作成し、プログラムの部品として提供すれば開発効率がよくなる。そして、複合機本体1の使用に対する課金金額を計算し、コインラックモジュールプログラムにより、コインラック60からの課金を実行させるアプリケーションプログラム(以下の説明で、単に「アプリケーションプログラム」といえば、このアプリケーションプログラムを示す)を記憶媒体Mにより提供し、記憶装置34にインストールして、CPU31により実行するようにする。
このアプリケーションプログラムとコインラックモジュール間の関係は2つの要求に集約される。すなわち、基本的に「残高照会」と「アプリケーション課金指示」でよい。「残高照会」では、引数(バイナリ)のNに00,MにFF値を設定する。コインラックモジュールからは引数Mに残高ポイントを設定して戻されると、「アプリケーション課金指示」では、Nに課金ポイント値、MにFF値を設定する。コインラックモジュールからは引数Mに残高ポイントを設定して戻される。アプリケーション側から硬貨を返却させるときは引数(バイナリ)のNにFFを設定する。
次に、図5のフローチャートに基づいてコインラックモジュールの動作を説明する。コインラックモジュールは次のステップS10〜S19までを処理する。まず、アプリケーションから呼び出されると、制御コマンド00をセットする(ステップS10)。制御コマンド00は、「ノーオペレーション」を意味する。実際には入出力ポートの上位2ビットにバイナリ値00を書き込む。入出力ポート(課金インターフェースボード内)67はコインラックI/F68を介してコインラック60とシリアル信号線69で接続されている。コインラックI/F68はコインラック60側にも設けられている。コインラック60と複合機本体1とのI/F(I/F43と63)相互間の手順については、様々な方式を採用できる(例えば、USB、RS−232C、SCSIなど)。コインラックモジュールからは、コインラック60のポート67に書き込み、読み出しできれば十分だからである。コインラックI/F68については、一般にドライバーソフトをオペレーションシステムに認識させなければならないが、これらについては周知事項なので説明は省略する。
制御コマンドをセットした後は、所定の期間処理を中断して待ち動作を行う(ステップS11)。これは、コインラック60側のポート67の値が書き変わり、コインラック60側での処理が終了するのに十分な時間である。コインラック60側での処理終了を、割り込み方式などを使って検知してもよいが、ハードウェアが複雑になる場合もある。いずれにせよ、採用すべき方式を限定するものではない。続いて、アプリケーションプログラムが何の処理を要求してきたかを判断して、おのおのに適合した制御コマンドを設定する。(ステップS12〜S17)。続いて、ステップS11と同様に、所定時間の待ち動作を行う(ステップS18)。この所定時間経過後に(ステップS18のY)、入出力ポート67の値を読み出して引数Mへ編集してセットする(ステップS19)。この値は、常に最新の残高ポイント値である。
次に、アプリケーションプログラムから課金処理を行う場合の例について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、図7に示すように、複合機本体1のパネルPにユーザーに提供されるサービスのメニュー画面が表示される(ステップS20)。このメニュー画面では、例えば、「カラープリントサービス」、「ファクシミリ通信サービス」、「スキャナーサービス」、「電子メールサービス」などが提供される。ここで、タッチパネルになっているパネルPのメニュー画面でアイコンを選択すると(ステップS21のY)、各サービスのメニュー画面へ表示が切り替わる(ステップS22)。例えば、「スキャナーサービス」50を選ぶと、図8の内容が表示される。ここで、次のサービスを選択する(ステップS23のY)。例えば、アイコン51を選ぶと「メモリ書き込み」の処理を開始する。機能によっては、画面展開が異なる。本実施例では、さらに提供するサービスが異なるので、次の画面が表示される(図9、図10)。
図9では、「スキャナー処理」で得られた画像データを、どの種類のメモリに書き出すかを選択することができる。図10は、図9の画面で「コンパクトフラッシュ」(登録商標である)を選択したときの画面表示内容の説明図である。なお、「スキャナー処理」については、複合機本体1の各部のユニット(図3)を組み合わせることで実現することができる。すなわち、画像読取装置8、画像処理ユニット12、画像処理制御ユニット14の協働動作により、原稿の画像を読み取ることができる。これが「スキャナー処理」である。画像は、一旦、HDD17に格納されるが、メモリ書き込みのためにLAN制御部18を介して情報処理部Bのメモリユニット32へ転送される。実際のメモリ書き込みは、外部メデイア入出力装置9などを使用して行う。
このような内部動作は、情報処理ユニット部Bで稼動する汎用OS上で実行するプログラムとして提供される。図7のアイコンで表示されている他のサービスも、同様に複合機本体1内の各ユニットを組み合わせて協働動作するアプリケーションプログラムとして提供される。
なお、本願では、このようなサービスを実現するプログラムについて説明することが目的ではなく、課金処理について明らかにすることが目的なので、各サービスを実現するプログラムについての説明は省略する。
ここで、スキャナー処理が選択された場合は、選択された内容で実行できるか内部的に確認の動作を行う(ステップS24)。例えば、画像読取装置8に原稿がセットされているか、書き込み用のメモリが外部メディア入出力装置9に装着されているか、機械的な動作に関して故障が無いか、などである。これは、動作不良などがあったときは、課金を中止しなければならないからである。
次に、ステップS23で選択された機能についての料金を計算する(ステップS25)。例えば、選択された機能が、「コンパクトフラッシュメモリへの書き込み」、「カラー高精細(600dpi)での読み取り」となっている場合で、原稿の用紙サイズから判断して2MB(メガバイト)であるとすれば、料金「400円」という計算結果を得ることになる。
本実施の形態では、アプリケーションプログラム中に、このような課金の考えを組み込むことができるのが特徴である。この課金の考えは他にも様々に選択可能である。複合機本体1の情報処理ユニット部Bは、アプリケーションプログラムの組み込みが容易に行えるので、従来、画一的に全店舗で展開していた料金体系なども、各店舗にあわせて個別に設定することも可能になる。
次に、計算した料金を図11に示すように表示する(ステップS26)。利用者は、この料金に納得すれば、実行アイコン54をタッチする(ステップS27のY)。所定時間内に選択がないときは(ステップS27のN)、終了する。
続いて、アプリケーションプログラムは、コインラックモジュールへ処理を渡して課金処理を行わせるための条件を設定する。本例では、料金は400円であり、これは10円単位に課金する場合に40ポイントとなる(ステップS28)。
次に、実際にコインラック60を動作させる処理を行う(ステップS29)。この処理については、図12のフローチャートに基づいて説明する。初めに残高を確認する(ステップS40)。ここでは、40ポイントなので、引数に40ポイントをセットしてコインラックモジュールへ処理を渡す。前述したようにステップS10〜S19が実行され、残高が戻される。ここで、残高が不十分ならば処理は終了する。残高が足りていれば次に進む(ステップS41)。ここで、課金指示を行い、コインラックモジュールへ処理を渡す。本実施の形態では、この課金指示を40ポイントに達するまで繰り返す(ステップS42〜S44)。
このようにして、コインラック60への課金が正常に終了すれば、図6に戻って、選択された機能を実行する(ステップS30〜S31)。
なお、ここで挙げた課金の指示や機能の実行は一例であり、どの様に組み合わせるかは本実施の形態に限定されることなく、自由にプログラムで設定可能なことはもちろんである。例えば、課金の処理(ステップS28〜S29)を選択された機能を実行した後に行うことも可能である。また、ある条件で課金しないという決定を行ってもよい。
また、本実施の形態では、課金装置の一例としてコインラック60で説明したが、図6に示すS20〜S31の動作が保障されれば、複合機本体1の使用者に対して課金する様々な装置を、課金装置として実施することができる。例えば、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、各種プリペイドカードなどで課金するための様々な装置を課金装置として本発明を実施することができる。但し、この場合はアプリケーションプログラムで課金装置側へ指示を出しているステップSS28〜S29処理と、これに応じて動作しているプログラム(ステップS40〜S44)、コインラック60の基本動作を実行するステップSS10〜S19に相当するモジュールを、その装置に対応して変更する必要がある。また、課金装置は、一台の複合機本体1について一種類のみでなく、複数種類の装置が使用可能としてよい。
さらに、本実施の形態では、画像処理装置として複合機である画像処理ユニット部Aを備えている例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像処理装置としては、プリンタ、ファクシミリ、スキャナなど、画像を扱う所定の処理を実行する様々な装置を用いることができる。
本発明の一実施の形態である複合機を設置した場合の外観斜視図である。 複合機が接続されたネットワークの説明図である。 複合機本体の内部構造を示す構成図である。 コインラック構成を説明する説明図である。 コインラックモジュールで実行する処理の基本動作のフローチャートである。 アプリケーションプログラムから課金処理を行う場合の例について説明するフローチャートである。 メニュー画面の説明図である。 メニュー画面で「スキャナーサービス」選択したときの画面表示内容の説明図である。 「スキャナー処理」で得られた画像データを、どの種類のメモリに書き出すかを選択する画面の説明図である。 「コンパクトフラッシュ」選択したときの画面表示内容の説明図である。 計算した料金を表示する画面表示内容の説明図である。 ステップS29のサブルーチンとなるフローチャートである。
符号の説明
60 課金装置
A 画像処理装置
B 情報処理装置
M 記憶媒体

Claims (1)

  1. 所定のアプリケーションプログラムが動作している情報処理装置と、
    前記情報処理装置と接続され画像に関する所定の処理を実行する画像処理装置と、
    前記情報処理装置と接続され課金を行なう課金装置と、
    を備え、
    前記課金装置は、対応する対価支払手段において支払い可能な残高を照会可能な課金装置であり、
    前記所定のアプリケーションプログラムは、少なくとも、前記課金装置の制御を行う課金装置制御プログラムと、提供可能な複数のサービスにそれぞれ対応した複数のサービス提供プログラムとを有し、
    前記課金装置制御プログラムは、複数のサービス提供プログラムから共通して利用され、
    前記サービス提供プログラムは、前記画像処理装置で提供する各サービスに応じて、該画像処理装置の制御を行うとともに課金を行う金額を計算して、前記課金装置制御プログラムに残高を照会させ、その結果に応じて課金処理を実行させる、画像処理システム
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