JP2007058462A - 課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者がどの画像形成装置でどれくらいの料金で画像形成を確実に実行できるかを即見積もり、その結果を利用者に通知する。
【解決手段】 見積もりのための諸データは、ネットワーク上に設置された課金見積もりサーバで一括管理される。利用者は事前に課金見積もりサーバから見積もりソフトウェア・ツールをダウンロードして使用し、何らかの原因によりサーバにアクセスできない状況下でも、ジョブを実行する前に確実に見積もりを実施できる。課金見積もりサーバは、個々の画像形成装置の能力と見積もりデータを対応付けて管理しており、利用者の所望のジョブ要求を確実に実行できるような見積もりを実現できる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、サービス提供装置でサービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もる課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、ネットワーク・プリンタや複合複写機などを用いてジョブを行なう際に課金される料金を事前に見積もる課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、利用者がどの画像形成装置でどれくらいの料金で画像形成を確実に実行できるかを即見積もり、その結果を利用者に通知する課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、サーバがアクセスできない状況下でも、ジョブを実行する前に確実に見積もりを実行する課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
コンビニエンス・ストアやプリントラボにおいて複写や印刷、ファクシミリ送信などの画像形成サービスが社会に定着して久しい。最近では、ネットワーク・プリンタや複合複写機などのサービス提供装置を用い、より多彩なサービスが提供されるようになってきた。
この種のサービス提供装置は、無人環境に設置されていることから、ユーザがコインキットに現金を投入し先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が一般に導入されている。また、最近では、画像形成を実行する前に料金の見積もりを実施して、利用者に知らしめるというケースが増えてきている。
ユーザの立場からすれば、印刷物を安価に手早く入手することが望ましいことから、サービス実施時に課金される料金を見積もる必要がある。画像形成サービスを提供する事業者が複数ある場合には、各事業者における料金を事前に見積もり、これらを比較して料金や立地の面でより適した事業者や店舗で発注を行ないたい。
例えば、画像形成を要求する利用者端末が、画像形成の仕様と、この仕様に応じた選択情報に基づく画像形成をネットワーク経由で要求し、これに対し、ネットワーク上に設置された課金装置が、要求されている仕様選択情報に対応する今回の画像形成料金を算定する画像形成システムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。同システムによれば、利用者の仕様選択に応じた見積もり金が提示されるので、利用者は、画像形成料金を把握した後に、画像形成の実行の可否を判断することができる。
しかしながら、課金システムが何らかの原因によりダウンした場合、あるいは課金システム上のサーバにアクセスが集中している場合には、利用者になかなか見積もり結果が通知されない事態が発生する。すなわち、利用者は見積もりに関する情報に常に即アクセスできるとは限らない。
また、特定の(すなわち単一の)画像形成装置では、その装置の能力次第で、利用者の所望の使用選択に応じた画像形成を実行することができない状況も起こり得る。例えば、利用者がある画像形成装置にジョブを依頼したところ、用紙が不足している、白黒印刷しかできない、ファクシミリ送受信ができない、といった事態が想定される。
利用者は、コンビニエンス・ストアなどに設置されているいずれかの画像形成装置で、どれくらいの料金で、確実に画像形成を実行できるのかを即時的に見積もりたい。しかしながら、従来の課金システムのサーバは、即見積もりという要望に対し完全に応えるものではなく、利便性がよくない。
特開2003−67832号公報
本発明の目的は、ネットワーク・プリンタや複合複写機などを用いてジョブを行なう際に課金される料金を事前に見積もることができる、優れた課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、利用者がどの画像形成装置でどれくらいの料金で画像形成を確実に実行できるかを即見積もり、その結果を利用者に通知することができる、優れた課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、サーバがアクセスできない状況下でも、ジョブを実行する前に確実に見積もりを実行することができる、優れた課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、ネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もる課金見積もりシステムであって、サービスの実施を要求する利用者端末と、利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求、又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行するサービス提供装置と、前記サービス提供装置で実行されるジョブに応じた料金を見積もるための見積もり用諸データを一括管理する課金見積もりサーバを備え、前記サービス提供装置は、当該装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を前記課金見積もりサーバに通知し、前記課金見積もりサーバは、前記サービス提供装置から通知された各情報に基づく見積もり用諸データを管理し、前記利用者端末は、見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを前記課金見積もりサーバからダウンロードして使用し、利用者から入力される見積もりに必要な情報に基づいてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なうことを特徴とする課金見積もりシステムである。
画像形成サービスが社会に定着して久しく、また、画像形成を実行する前に料金の見積もりを実施して、利用者に知らしめるというケースが増えてきている。例えば、利用者端末から課金見積もりサーバに対して見積もり要求を行ない、課金見積もりサーバはどの画像形成装置で画像形成を実行する場合にどれだけの料金がかかるかを見積もり結果として返信するシステムが知られている。
しかしながら、課金見積もりサーバがダウンしたりアクセスが集中したりした場合には、利用者端末側では即見積もりを行なうことができず、利便性がよくないという問題がある。
これに対し、本発明に係る画像形成システムでは、見積もりのための諸データは、ネットワーク上に設置された課金見積もりサーバで一括管理され、また、利用者は事前に課金見積もりサーバから見積もりソフトウェア・ツールを自身の利用者端末にダウンロードして使用するようにしている。
サービス提供装置として各コンビニエンス・ストアなどに設置される画像形成装置は、当該装置の能力及びステータス情報に変化があったときに、その都度これらの情報を前記課金見積もりサーバに通知し、また、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を当該ジョブの終了後に前記課金見積もりサーバに通知する。そして、前記課金見積もりサーバは、見積もり用諸データの更新を含む見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップに伴い、その旨を前記利用者端末に通知するようになっている。更新の通知を受けた各利用者端末は、前記課金見積もりサーバに対し、見積もりソフトウェア・ツールの更新を要求することができる。
また、本実施形態に係る課金見積もりシステムでは、前記利用者端末において見積もりソフトウェア・ツールを用いて実施された見積もりの結果を表示する表示手段が用意されている。この表示手段は、前記利用者端末又は前記前サービス提供装置のうち少なくとも一方で見積もりの結果を表示するように構成される。
そして、見積もりソフトウェア・ツールは、前記利用者端末に対し、見積もり用諸データに含まれる装置の能力及びステータス情報に基づいて、利用者が指示するすべてのジョブを各サービス提供装置において実行可能かどうかを判別する手順と、確実にすべてのジョブを実行できるサービス提供装置に関して見積もり用諸データに含まれる課金情報に基づいて料金を見積もる手順を実行させるようになっている。
このように、本発明に係る課金見積もりシステムによれば、何らかの原因により利用者端末から課金見積もりサーバにアクセスできない状況に陥った場合であっも、利用者端末上でジョブを実行する前に確実に見積もりを実施することができる。
また、課金見積もりサーバは、個々の画像形成装置の能力と見積もりデータを対応付けて管理しており、利用者の所望のジョブ要求を確実に実行できるような見積もりを実現できる。
また、本発明の第2の側面は、利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行する1以上のサービス提供装置が存在するネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もるためのサーバ処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムに対し、各サービス提供装置から通知される装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を見積もり用諸データとして記憶し管理する見積もり用諸データ制御手順と、見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを管理し、利用者端末に該見積もりソフトウェア・ツールを配布する見積もりソフトウェア・ツール制御手順を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る課金見積もりシステムにおける課金見積もりサーバとして動作することにより、同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、利用者がどの画像形成装置でどれくらいの料金で画像形成を確実に実行できるかを即見積もり、その結果を利用者に通知することができる、優れた課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、サーバがアクセスできない状況下でも、ジョブを実行する前に確実に見積もりを実行することができる、優れた課金見積もりシステム、課金見積もりサーバ及び課金見積もり方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示している。図示の画像形成システムは、ネットワーク接続され、コンビニエンス・ストアなどに設置されている無数の画像形成装置と、ネットワーク経由で画像形成の実施を要求する利用者端末と、各画像形成装置においてジョブを実行したときの課金見積り処理を行なう課金見積もりサーバで構成される。
画像形成装置は、例えばスキャン、プリント、ネットワーク・プリント、ファクシミリ、電子メールといったマルチファンクション機能を提供する複合機である。本実施形態では、画像形成装置はそれぞれ、装置の能力やステータス情報に変化があった際にその都度それらの情報を課金見積もりサーバに通知し、さらに、実行されたジョブの履歴情報や課金情報をジョブ終了後に課金見積もりサーバへ通知するように構成されている。
課金見積もりサーバは、例えばパーソナル・コンピュータ(PC)などの一般的な計算機システムを用いて構成され、課金見積り処理を行なうための所定のサーバ・アプリケーションを起動している。本実施形態では、課金見積もりサーバは、ネットワーク上に設置されている各画像形成装置においてジョブの実行に応じて課金される料金を見積もるための諸データを一括管理するとともに、利用者端末に対し料金の見積もり処理を行なうための見積もりソフトウェア・ツールの配布を行なう。料金見積もりのための諸データには、個々の画像形成装置の能力や現在のステータス情報が含まれる。また、各画像形成装置からの通知により見積もりデータを更新したときや、見積もりソフトウェア・ツールをバージョン・アップしたときには、その旨を各利用者端末に通知する。
利用者端末は、例えばパーソナル・コンピュータや、携帯電話機やPDAなどの携帯端末で構成され、ネットワーク経由で画像形成に関する要求を発行することができる。本実施形態では、利用者端末は、課金見積もりサーバから見積もりソフトウェア・ツールをタウンロードし、これを使用する。すなわち、利用者は利用者端末に必要な情報を入力すれば、見積もりソフトウェア・ツールにより見積もりを実施することができる。見積もりを実施した結果は、利用者端末や画像形成装置の表示画面に表示出力される。また、利用者端末は、課金見積もりサーバから見積もりデータの更新や見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップが通知されると、サーバに対しこれらの更新を要求し実施する。
図2には、本実施形態に係る画像形成システムにおいて適用可能な画像形成装置のハードウェア構成を示している。この画像形成装置100は、事業者が例えばコンビニエンス・ストアやプリントラボなどに設置して用いられ、スキャン、プリント、ファクシミリ、電子メールといったマルチファンクション機能を有する複合機である。
CPU(Central Processing Unit)101は、当該装置100内の動作を統括的に制御する中央コントローラであり、オペレーティング・システムが提供する実行環境下でプログラムを制御し、コピーやファクシミリ送受信、ネットワーク・プリントといった各種のサービス提供動作や、サービス提供に伴う対価の課金処理などに関して主たる制御を行なう。サービス提供動作は、例えば、パラメータ設定状況などジョブの動作内容を記述した指示書を解釈することによって実行される。CPU101は、バス102を介して当該装置100内の各機器と相互接続されている。
ROM(Read Only Memory)103は、読み出し専用の半導体メモリ装置で構成され、ネットワーク・プリントといったサービス提供動作などを実行するための各制御プログラムや固定データなどが恒久的に書き込まれている。勿論、フラッシュ・メモリなどのように格納データを電気的な書き換え可能なデバイスを用いてROM103を構成することもでき、必要に応じて適宜プログラムや固定データの更新を行なうようにしてもよい。
RAM(Random Access Memory)104は、書き換え可能な半導体メモリ装置で構成され、CPU101で実行する制御プログラムをROM102からロードしたり、プログラム実行中の作業データを一時格納したりするなど、プログラム動作のためのシステム・メモリとして使用される。また、画像処理のためのページ・メモリとして、RAM104を使用することができる。
NVRAM(Non−Volatile RAM)105は、フラッシュ・メモリのように無電源状態でも記憶内容を消失しない書き換え可能メモリで構成され、セキュリティ・データやその他の不揮発性データ、画質調整、各種設定パラメータなどを格納するために使用される。
HDD106は、磁気記録式の固定ディスクからなる大容量外部記憶装置であり、原稿から読み取った画像データを蓄積したり、サービス実行時の各種履歴を保存したり、さらにはCPU101において実行するプログラムをインストールするために使用される。
画像処理部107は、原稿から読み取った画像データ、あるいはネットワーク経由でダウンロードした画像データなどに対し、伸張圧縮処理や、画質調整などの各種画像処理を施す。
図示の複合機100は、ユーザ・インターフェース109として、液晶ディスプレイなどからなる表示部110と、スタート/ストップ/テンキーなどのハードウェア・キーを備えた(あるいは表示部110を兼ねたタッチパナルからなる)操作部111を備え、これらはUIインターフェースを介してバス102に接続されている。但し、UIインターフェース108を介さず、CPU101がユーザ・インターフェース109を直接制御するように構成することも可能である。
通信インターフェース112を経由して、各種の外部装置やネットワーク・インターフェースなどがバス接続されている。
LANインターフェース113は、10/1000Base−Tなど、所定のプロトコルに従って複合機100をネットワーク接続する。無線LANを含めることもできる。複合機100は、例えばクライアントPCや携帯端末などからネットワーク経由で指示書が投入され又はあらかじめ登録されている指示書が選択されると、指示書に記述されているジョブの動作内容を解釈して、コピーやファクシミリ送受信、コンテンツ探索やその他のコンテンツ処理、ネットワーク・プリントといった該当するジョブを実行する。多彩なサービスを提供することができるネットワーク・プリンタや複合複写機などでは、単体のジョブを複数組み合わせたマルチジョブが使用されるケースもある。
ICカード読み書き装置は、RS232Cあるいはその他のシリアル・インターフェース114経由でバス102に接続されており、ICカードに蓄積されている電子マネー情報から料金を徴収することができる。
USB(Universal Serial Bus)インターフェース115は、例えばUSB1.1又はUSB2.0に準拠し、パーソナル・コンピュータなどにローカル接続する際に使用することができる。
モデム116は、コンピュータ上の信号と公衆回線上の信号の相互変換を行なう変復調装置からなり、ファクシミリなどの公衆回線への接続を行ない、通常のファクシミリ送受信や、時刻指定送信、その他の各種のファクシミリ機能を提供する。
コインキット117は、コインや紙幣などの現金を受け取る受け取り口と、受け取り口を介して投入された現金を蓄積する現金蓄積部と、投入金額を計数するとともに課金し徴収した額を減算して残額を算出する演算部と、残額若しくは現在徴収している金額を表示する表示部を備えている。
デバイス・インターフェース118は、例えばRS422などで構成され、原稿から画像を読み取る読取装置部119と、画像を用紙上に印刷出力する印刷装置部120といった画像形成装置を構成する各種機器をバス102に接続するためのインターフェース・プロトコルを実現する。
読取装置部119は、一般的には、原稿を載せるプラテンと画像読み取りを行なうスキャンの組み合わせで構成され、自動原稿読取装置であってもよい。読み取り画像は、適宜画像処理部107において画像処理が施され、印刷装置部120に画像出力され、あるいはHDD106に保存される。
印刷装置部120は、例えば電子写真方式のプリント・エンジン部を備えている。電子写真プロセスは、電子写真感光体に対する帯電、スキャンした原稿イメージの露光、現像すなわち感光体へのトナー重畳、用紙へのトナー転写及びトナー定着、感光体のクリーニングという複数のサブプロセスからなる。
印刷装置部120によって印字された用紙が排出されると、排出用紙格納部121に格納される。排出用紙格納部121は、一般的な排紙トレイを用いて構成することもできる。
図3には、複合機上の動作を制御するためのソフトウェア構成を模式的に示している。同図に示すように、制御ソフトウェアは、ジョブ実行層と、機能モジュール層と、ミドルウェア層と、汎用オペレーティング・システム(OS)層で構成される。
ジョブ実行層は、コピー、ファクシミリ送受信、スキャナといった、利用者に対して提供する処理のまとまりからなる。
機能モジュール層は、上述した各ジョブのリクエスト処理や、ユーザ・インターフェースとの通信処理、ジョブを実現するための画像処理、リモートのデバイスに各種状態を通知する処理などを行なう機能モジュールの集まりである。
ミドルウェアは、汎用OSの直近上位に位置し、ハードウェア固有の影響などを抑え、上位のジョブや機能モジュールに共通のAPI(Application Programming Interface)を提供する。ミドルウェアには、状態やリソースの管理、ジョブ管理、ファイル管理といったシステムを統括的に管理するシステム・マネージャ(SystemMng)や、機能モジュールに対し外部システムやハードウェアが備える機能を提供するモジュール群からなるデバイス・ドライバが含まれている。
また、図4には、本実施形態に係る画像形成システムにおいて課金見積もりサーバとして適用可能な装置のハードウェア構成を示している。図示の課金見積もりサーバ200は、パーソナル・コンピュータなどの一般的な計算機システムで構成することができる。
CPU201は、当該サーバ内の動作を統括的に制御する中央コントローラであり、オペレーティング・システムが提供する実行環境下で、課金見積もりサーバ・アプリケーションなどの各種プログラムを実行する。CPU201は、バス202を介して当該装置内の各機器と相互接続されている。
ROM203は、読み出し専用の半導体メモリ装置であり、入出力基本動作(BIOS)や自己診断(POST)などの各制御プログラムや固定データなどが恒久的に書き込まれている。勿論、フラッシュ・メモリなどのように格納データを電気的な書き換え可能なデバイスを用いてROM203を構成して必要に応じて適宜プログラムや固定データの更新を行なうようにしてもよい。
RAM204は、書き換え可能な半導体メモリ装置で構成され、CPU201で実行する制御プログラムをROM202やHDD206からロードしたり、プログラム実行中の作業データを一時格納したりするなど、プログラム動作のためのシステム・メモリとして使用される。
NVRAM205は、フラッシュ・メモリのように無電源状態でも記憶内容を消失しない書き換え可能メモリで構成され、セキュリティ・データやその他の不揮発性データ、画質調整、各種設定パラメータなどを格納するために使用される。
HDD206は、磁気記録式の固定ディスクからなる大容量外部記憶装置であり、OSや見積もりサーバ・アプリケーションといったCPU201において実行するプログラムをインストールしたり、金額算定情報や対価管理情報などの各種データを格納したりするために使用される。
入出力(I/O)インターフェース207を介して各種の周辺機器がバス202に接続されている。
ディスプレイ208、キーボード209、並びにマウス210は周知のユーザ・インターフェースであり、勿論他のデバイスと置き換えることも可能である。
USBインターフェース211は、例えばUSB1.1又はUSB2.0に準拠し、プリンタやスキャナ、ハード・ディスク、USBメモリといったさまざまなUSBデバイスを外付け接続することができる。
ネットワーク・インターフェース(NIC)212は、10/1000Base−Tなど、所定のプロトコルに従って当該装置をネットワーク接続する。無線LANを含めることもできる。
図1に示した画像形成システムにおいて、課金見積もりサーバが一括して課金の見積もりを行なう場合には、課金見積もりサーバがダウンしたりアクセスが集中したりした場合には、利用者端末側では即見積もりを行なうことができなくなる。
そこで、本実施形態では、課金見積もりサーバは、ネットワーク上に設置されている各画像形成装置においてジョブの実行に応じた料金を見積もるための諸データを一括管理するとともに、利用者端末に対し料金の見積もり処理を行なうための見積もりソフトウェア・ツールの配布を行なうようにしている。一方、利用者端末側では、課金見積もりサーバから見積もりソフトウェア・ツールをタウンロードしてこれを使用するので、利用者は利用者端末に必要な情報を入力すれば、見積もりソフトウェア・ツールを起動して見積もり計算を即時的に実施することができる。
したがって、何らかの原因により利用者端末から課金見積もりサーバにアクセスできない状況に陥った場合であっても、利用者端末上でジョブを実行する前に確実に見積もりを実施できる。
図5には、見積もり用諸データの一括管理と見積もりソフトウェア・ツールの配布を行なうための課金見積もりサーバの機能的構成を模式的に示している。
インターフェース部は、ネットワーク経由での情報の送受信を行なう機能モジュールである。例えば、各画像形成装置からは、装置能力又はステータス情報の通知や、ジョブの履歴情報や課金情報を受信する。また、利用者端末に対し、見積もりソフトウェア・ツールのダウンロードを行なったり、見積もり用諸データの更新や見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップの通知を行なったりする。
見積もりソフトウェア・ツール制御部は、見積もりソフトウェア・ツールのバージョン管理や利用者端末への配布の制御などを行なう。見積もりソフトウェア・ツールの作成や編集自体は当該課金見積もりサーバ上で実施する必要は必ずしもない。
見積もり制御部は、画像形成装置に対して要求されているジョブの指示内容に応じてジョブ実行時に発生する料金の見積もりを計算する処理の制御を行なう。見積もり制御は、基本的には見積もりソフトウェア・ツールを起動して行なわれる。まず、見積もり用諸データに含まれる装置の能力及びステータス情報に基づいて、利用者が指示するすべてのジョブを実行可能な画像形成装置を判別する。そして、確実にすべてのジョブを実行できる画像形成装置に関してのみ、見積もり用諸データに含まれる課金情報に基づいて料金を見積もる計算を実施する。但し、本実施形態では、利用者端末(あるいは画像形成装置)に見積もりソフトウェア・ツールを配布することで、これらの処理は各利用者端末に分散される。
見積もり用データ制御部は、各画像形成装置から逐次的に送られてくる装置能力、ステータス情報、ジョブ履歴情報並びに課金情報を、見積もり用諸データとして管理するための処理を行なう。
記憶部の実態は、例えばHDDであり、各画像形成装置から送られてくる装置能力、ステータス情報、ジョブ履歴情報並びに課金情報を見積もり用諸データとして格納し、また、利用者端末に配布する見積もりソフトウェア・ツールのダウンロード先となる。
図6には、見積もりソフトウェア・ツール制御部において実行される、見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップ時の処理手順をフローチャートの形式で示している。
各コンビニエンス・ストアなどに設置されている画像形成装置は、当該装置の能力及びステータス情報に変化があったときに、その都度これらの情報を課金見積もりサーバに通知し、また、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を当該ジョブの終了後に課金見積もりサーバに通知する。見積もりソフトウェア・ツール制御部は、各画像形成装置からの通知に応じて、サーバ内のこれらの情報を逐次更新する(ステップS1)。
また、見積もりソフトウェア・ツールは随時更新され、見積もりソフトウェア・ツールはそのバージョン管理を行なう(ステップS2)。
そして、見積もりソフトウェア・ツール制御部は、見積もり用諸データの更新を含む見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップに伴い、各利用者端末にその旨を通知する(ステップS3)。
利用者端末からは、サーバからの通知に応じて見積もりソフトウェア・ツールの更新が要求される(ステップS4)。
これに対し、見積もりソフトウェア・ツール制御部は、要求元の利用者端末に対し、見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップを実施する(ステップS5)。
図7には、見積もり用データ制御部において実行される、各画像形成装置から逐次的に送られてくる装置能力、ステータス情報、ジョブ履歴情報並びに課金情報を、見積もり用諸データとして管理するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
各コンビニエンス・ストアなどに設置されている画像形成装置は、当該装置の能力及びステータス情報に変化があったときに(ステップS11)、その都度これらの情報を課金見積もりサーバに通知する(ステップS13)。
また、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を当該ジョブの終了後に(ステップS12)、課金見積もりサーバに通知する(ステップS13)。
見積もりソフトウェア・ツール制御部は、各画像形成装置からの通知に応じて、サーバ内のこれらの情報を逐次更新する(ステップS14)。
図8には、見積もり用データ制御部において管理される、ある特定の画像形成装置についての見積もり用データの構成例を図解している。見積もり用データは、画像形成装置から通知を受けた装置能力、ステータス情報、並びにジョブ履歴情報と課金情報からなる。
図示の例では、画像形成装置Aに関する見積もり用データが記述されており、装置能力として「Faxなし」、装置ステータスとして「エラー、警告なし」が表示されている。したがって、Fax以外のジョブが要求された場合には当該が造形性装置でジョブの実行が可能であることが判る。
また、ジョブ履歴情報は、スキャン、ネットワーク送信、並びにプリントというようにジョブの種別に分けて保存されている。スキャンというジョブに関しては、各スキャン・ジョブについて、スキャンした枚数、パラメータの設定状況としてカラーモード、及び当該ジョブを実行して発生した料金を格納する。ジョブの実行により現実に発生した料金は課金情報から得られるが、以降の見積もり用のデータとして利用することができる(以下、同様)。また、各ネットワーク送信ジョブについて、転送したデータ量、パラメータの設定状況としてデータ通信速度、及び当該ジョブを実行して発生する料金(見積もり)を格納する。また、各プリント・ジョブについて、プリントした枚数、パラメータの設定状況として用紙サイズや用紙種類、及び当該ジョブを実行して発生する料金(見積もり)を格納する。
図9には、各利用者端末において見積もりソフトウェア・ツールを用いて実行される、ジョブ実行時に発生する料金の見積もりを計算するための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、クライアントPCや携帯端末などの利用者端末は、課金見積もりサーバから見積もりソフトウェア・ツールをダウンロードし(ステップS21)、以降の処理に備える。勿論、利用者端末だけでなく、各コンビニエンス・ストアの画像形成装置にも見積もりソフトウェア・ツールをダウンロードすることによって、ジョブ実行時の料金の見積もり計算を同様に実施することができる。
そして、利用者端末上で見積もりソフトウェア・ツールを起動し、利用者は、ジョブの種別やジョブのパラメータ設定など、ジョブ実行に必要な情報(例えば、スキャンにおけるスキャン枚数とカラーモードなど)を、利用者端末上あるいは画像形成装置上で入力する(ステップS22)。また、単体のジョブを複数組み合わせたマルチジョブをここで指定することも可能である。
ジョブ実行に必要な情報を入力することで、見積もりソフトウェア・ツールの処理が起動する。まず、利用可能な各画像形成装置についての見積もり用データの装置能力並びにステータス情報を参照して、ステップS22において指定されたすべてのジョブを実行可能な画像形成装置が存在するかどうかをチェックする(ステップS23)。
ここで、指定されたすべてのジョブを実行可能な画像形成装置が存在する場合には、その中からいずれか1つを選択して(ステップS24)、当該画像形成装置でジョブを実行したときに発生する料金の見積もりを計算する。
該当するジョブ種別において指示されているジョブとパラメータ設定状況が近いジョブ履歴情報を検索し、見つかったならば(ステップS25)、そこで得られる見積もり金額を一時的に保持する(ステップS26)。
ここで言う指示されているジョブとパラメータ設定状況が近いとは、本実施形態では、ジョブで設定されたモードがジョブ履歴データに記録されているモードと一致し、且つジョブで設定された数量が履歴データに記録されている数量と近似することである。また、ジョブで設定されたモードとはカラーモードやデータ通信速度などのことであり、ジョブで設定された数量とは枚数や通信において伝送されるデータ量などのことである。具体的には、図8において、ジョブ種別がスキャンの場合、カラーモードがパラメータ設定状況とジョブ履歴データで一致し、且つ0≦(ジョブ履歴データの枚数−パラメータ設定状況の枚数)≦2枚のデータがあるかどうかで判断される。ジョブ種別がネットワーク送信の場合、データ通信速度がパラメータ設定状況とジョブ履歴データで一致し、且つ0≦(ジョブ履歴データのデータ量−パラメータ設定状況のデータ量)≦50バイトのデータがあるかどうかで判断される。ジョブ種別がプリントの場合、用紙サイズ、種類がパラメータ設定状況とジョブ履歴データで一致し、且つ0≦(ジョブ履歴データの枚数−パラメータ設定状況の枚数)≦2枚のデータがあるかどうかで判断される。
ステップS22においてさらに次のジョブが指示されている場合には(ステップS27)、ステップS25に戻り、同じジョブ種別でパラメータ設定状況が最も近いジョブ履歴データを検索して見積もり金額を取得する処理を繰り返し行なう。
そして、ステップ指示されているすべてのジョブについて見積もり金額の取得を終えたならば(ステップS27)、続いて、ジョブ毎に保持している見積り額を合算して、マルチジョブの見積もりデータとして出力する(ステップS28)。
また、ステップS23において、指定されたすべてのジョブを実行可能な画像形成装置がまだ残っている場合には(ステップS29)、ステップS24に戻ってそれらのうち1つを選択して、その装置においてジョブを実行したときの見積もり金額の算出を繰り返し実行する。
このようにして、指定されたすべてのジョブを実行可能な各画像形成装置についての見積もり金額が算出されると、これらの結果は利用者端末又は画像形成装置の表示手段などを通じてユーザに通知される(ステップS30)。
なお、ステップS25において、選択した画像形成装置に関する見積もり用諸データ内では指示されたジョブとパラメータ設定状況が近いジョブ履歴情報が見つからなかった場合には、当該装置についての見積もり金額の計算をスキップする。
また、ステップS22において指示されたすべてのジョブを実行可能な画像形成装置が全く見つからなかった場合には、ステップS30では、見積もり計算結果を通知する代わりに、見積もりができなかった旨を利用者に通知する。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、コピーやプリント、ファクシミリ、電子メールといったマルチファンクションを提供する複数の画像形成装置をネットワーク空間上に配置して構成される画像形成システムを例にとって説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。
画像形成処理以外のサービスをネットワーク上で提供する他の形態のシステムであっても、本発明を適用することによって、個々の利用者はサーバから提供される見積もりソフトウェア・ツールを自身の利用者端末にダウンロードして使用することによって、何らかの原因により利用者端末から課金見積もりサーバにアクセスできない状況に陥った場合でも、利用者端末毎にジョブを実行する前に確実に見積もりを実施することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示した図である。 図2は、本発明に係る画像形成システムにおいて適用可能な画像形成装置のハードウェア構成を示した図である。 図3は、本発明に係る画像形成システムにおいて課金見積もりサーバとして適用可能な装置のハードウェア構成を示した図である。 図4は、課金見積もりサーバとして適用可能な装置のハードウェア構成を示した図である。 図5は、見積もり用諸データの一括管理と見積もりソフトウェア・ツールの配布を行なうための課金見積もりサーバの機能的構成を模式的に示したブロック図である。 図6は、見積もりソフトウェア・ツール制御部において実行される、見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップ時の処理手順を示したフローチャートである。 図7は、見積もり用データ制御部において実行される、各画像形成装置から逐次的に送られてくる装置能力、ステータス情報、ジョブ履歴情報並びに課金情報を、見積もり用の諸データとして管理するための処理手順を示したフローチャートである。 図8は、見積もり用データの構成例を示した図である。 図9は、各利用者端末において見積もりソフトウェア・ツールを用いて実行される、ジョブ実行時に発生する料金の見積もりを計算するための処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
100…複合機
101…CPU
102…バス
103…ROM
104…RAM
105…NVRAM
106…HDD
107…画像処理部
108…UIインターフェース
109…ユーザ・インターフェース
110…表示部
111…操作部
112…通信インターフェース
113…LANインターフェース
114…シリアル・インターフェース
115…USBインターフェース
116…モデム
117…コインキット
118…デバイス・インターフェース
119…読取装置部
120…印刷装置部
121…排出用紙格納部
201…CPU
202…バス
203…ROM
204…RAM
205…NVRAM
206…HDD
207…入出力インターフェース
208…ディスプレイ
209…キーボード
210…マウス
211…USBインターフェース
212…ネットワーク・インターフェース・カード

Claims (18)

  1. ネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もる課金見積もりシステムであって、
    サービスの実施を要求する利用者端末と、
    利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求、又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行するサービス提供装置と、
    前記サービス提供装置で実行されるジョブに応じた料金を見積もるための見積もり用諸データを一括管理する課金見積もりサーバを備え、
    前記サービス提供装置は、当該装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を前記課金見積もりサーバに通知し、
    前記課金見積もりサーバは、前記サービス提供装置から通知された各情報に基づいて見積もり用諸データを管理し、
    前記利用者端末は、見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを前記課金見積もりサーバからダウンロードして使用し、利用者から入力される見積もりに必要な情報に基づいてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう、
    ことを特徴とする課金見積もりシステム。
  2. 前記サービス提供装置は、スキャン、プリント、ネットワーク・プリント、ファクシミリ、電子メールのうち1以上を含む画像形成処理に関する複数のジョブを提供する画像形成処理を行なう画像形成処理装置であり、
    前記利用者端末又は利用者から画像形成処理に関するサービスの実施が要求される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  3. 前記サービス提供装置は、当該装置の能力及びステータス情報に変化があったときに、その都度これらの情報を前記課金見積もりサーバに通知し、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を当該ジョブの終了後に前記課金見積もりサーバに通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  4. 前記課金見積もりサーバは、見積もり用諸データの更新を含む見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップに伴い、その旨を前記利用者端末に通知し、
    前記利用者端末は、前記課金見積もりサーバに対し、見積もりソフトウェア・ツールの更新を要求する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  5. 前記利用者端末において見積もりソフトウェア・ツールを用いて実施された見積もりの結果を表示する表示手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  6. 前記表示手段は、前記利用者端末又は前記前サービス提供装置のうち少なくとも一方で見積もりの結果を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  7. 見積もりソフトウェア・ツールを使用する前記利用者端末は、見積もり用諸データに含まれる装置の能力及びステータス情報に基づいて、利用者が指示するすべてのジョブを各サービス提供装置において実行可能かどうかを判別し、確実にすべてのジョブを実行できるサービス提供装置に関して見積もり用諸データに含まれる課金情報に基づいてジョブを実行するときの料金を見積もる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金見積もりシステム。
  8. 利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行する1以上のサービス提供装置が存在するネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もるための処理を提供する課金見積もりサーバであって、
    ネットワーク経由で送受信処理を行なうインターフェースと、
    各サービス提供装置から通知される装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を見積もり用諸データとして記憶し管理する見積もり用諸データ制御手段と、
    見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを管理し、利用者端末に該見積もりソフトウェア・ツールを配布する見積もりソフトウェア・ツール制御手段と、
    を具備することを特徴とする課金見積もりサーバ。
  9. 前記サービス提供装置は、スキャン、プリント、ネットワーク・プリント、ファクシミリ、電子メールのうち1以上を含む画像形成処理に関する複数のジョブを提供する画像形成処理を行なう画像形成処理装置であり、
    前記利用者端末又は利用者から画像形成処理に関するサービスの実施が要求される、
    ことを特徴とする請求項8に記載の課金見積もりサーバ。
  10. 前記見積もり用諸データ制御手段は、各サービス提供装置において装置の能力及びステータス情報に変化がある度にこれらの情報の通知を受け、各サービス提供装置においてジョブの終了後にジョブに関する履歴情報及び課金情報の通知を受ける、
    ことを特徴とする請求項8に記載の課金見積もりサーバ。
  11. 前記見積もりソフトウェア・ツール制御手段は、見積もり用諸データの更新を含む見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップに伴い、各利用者端末にその旨を通知し、利用者端末からの見積もりソフトウェア・ツールの更新要求に応じて見積もりソフトウェア・ツールを配布する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の課金見積もりサーバ。
  12. 見積もりソフトウェア・ツールは、前記利用者端末に対し、見積もり用諸データに含まれる装置の能力及びステータス情報に基づいて、利用者が指示するすべてのジョブを各サービス提供装置において実行可能かどうかを判別する手順と、確実にすべてのジョブを実行できるサービス提供装置に関して見積もり用諸データに含まれる課金情報に基づいてジョブを実行するときの料金を見積もる手順を実行させる、
    ことを特徴とする請求項8に記載の課金見積もりサーバ。
  13. 利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行する1以上のサービス提供装置が存在するネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もるための処理を提供する課金見積もり方法であって、
    各サービス提供装置から通知される装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を見積もり用諸データとして記憶し管理する見積もり用諸データ制御ステップと、
    見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを管理し、利用者端末に該見積もりソフトウェア・ツールを配布する見積もりソフトウェア・ツール制御ステップと、
    を具備することを特徴とする課金見積もり方法。
  14. 前記サービス提供装置は、スキャン、プリント、ネットワーク・プリント、ファクシミリ、電子メールのうち1以上を含む画像形成処理に関する複数のジョブを提供する画像形成処理を行なう画像形成処理装置であり、
    前記利用者端末又は利用者から画像形成処理に関するサービスの実施が要求される、
    ことを特徴とする請求項13に記載の課金見積もり方法。
  15. 各サービス提供装置において装置の能力及びステータス情報に変化がある度にこれらの情報の通知を受けるステップと、各サービス提供装置においてジョブの終了後にジョブに関する履歴情報及び課金情報の通知を受けるステップを備え、前記見積もり用諸データ制御ステップではこれら通知された情報を記憶し管理する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の課金見積もり方法。
  16. 見積もり用諸データの更新を含む見積もりソフトウェア・ツールのバージョン・アップに伴い、各利用者端末にその旨を通知するステップと、利用者端末からの見積もりソフトウェア・ツールの更新要求に応じて見積もりソフトウェア・ツールを配布するステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項13に記載の課金見積もり方法。
  17. 見積もりソフトウェア・ツールは、前記利用者端末に対し、見積もり用諸データに含まれる装置の能力及びステータス情報に基づいて、利用者が指示するすべてのジョブを各サービス提供装置において実行可能かどうかを判別する手順と、確実にすべてのジョブを実行できるサービス提供装置に関して見積もり用諸データに含まれる課金情報に基づいてジョブを実行するときの料金を見積もる手順を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の課金見積もり方法。
  18. 利用者端末からネットワーク経由でのサービスの実施要求又は利用者からの指示入力に応じて要求されたサービスを実現するためのジョブを実行する1以上のサービス提供装置が存在するネットワーク上において、サービスを実施したときに課金される料金を事前に見積もるためのサーバ処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムに対し、
    各サービス提供装置から通知される装置の能力及びステータス情報、実行されたジョブに関する履歴情報及び課金情報を見積もり用諸データとして記憶し管理する見積もり用諸データ制御手順と、
    見積もり用諸データを用いてサービスの実施に応じた料金の見積もりを行なう見積もりソフトウェア・ツールを管理し、利用者端末に該見積もりソフトウェア・ツールを配布する見積もりソフトウェア・ツール制御手順と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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