JP2002304276A - ネットワークを介した印刷仲介システム - Google Patents
ネットワークを介した印刷仲介システムInfo
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Abstract
要時間、料金等の推定精度を向上する。 【解決手段】 ネットワークにクライアント、サーバ、
プリンタが接続されたシステムを構築する。クライアン
トは、印刷すべきコンテンツを指定してサーバに印刷要
求を送信する。サーバは、指定されたプリンタにコンテ
ンツを仲介して印刷を行わせる。この際、サーバ内に
は、過去の印刷所要時間等に関する履歴データが履歴保
持部196に保持されている。この履歴データは、コン
テンツのデータ量など所定のパラメータと対応付けられ
ている。サーバは、ユーザから指定されたコンテンツに
ついてパラメータ値を求め、この履歴データを参照し
て、所要時間等を予測する。過去の実績を用いることに
より、所要時間等の推定精度を向上することができる。
Description
続されたクライアントと印刷装置の間を仲介して、印刷
を実行させる技術に関する。
々のプリンタが使用されている。プリンタは双方向パラ
レルインタフェースなど所定のケーブルを利用してコン
ピュータと1対1に接続されて(以下、「ローカル接
続」と呼ぶ)、コンピュータからデータを受け取って印
刷を行う。近年では、LAN(ローカル・エリア・ネッ
トワーク)の普及により、プリンタをネットワークに接
続し、同じくネットワークに接続された複数のコンピュ
ータで共有する態様も広まっている。
ocol)と呼ばれるプロトコルを用いることにより、イン
ターネットに接続された任意のクライアント、印刷装置
間で印刷することも可能となってきた。但し、出力先
は、URI(Uniform ResourceIndicator)が既知の印
刷装置に限定される。つまり、IPPを適用しただけで
は、出力先をネットワーク上で自由に選択可能な利便性
の高い印刷を実現することはできない。
プリンタとコンピュータとの接続状態は、予め定まって
いるのが通常であった。換言すれば、従来、印刷はコン
ピュータの所有者ごとに決まった場所で行われるのが通
常であった。
報基盤の発達、いわゆるノート型のコンピュータや携帯
電話など情報基盤にアクセスする端末の携帯性の向上に
伴い、場所を選ばずに情報へのアクセスが可能となって
きた。かかる傾向に基づき、出力先をネットワーク上で
自由に選択して印刷を行うことができる技術が望まれつ
つあった。例えば、情報を取得したら直ちに最寄りの印
刷装置を利用して印刷を行うことができる技術が望まれ
つつあった。
先を自由に選択可能とした場合の実用上の課題として、
印刷の所要時間および料金の推定が挙げられる。
価に手早く入手することを目的としていることが多い。
印刷前に所要時間、料金等の推定値をユーザに提供する
ことは、かかる目的に照らし、有効性が高い。また、大
量の印刷ジョブによって印刷装置が単一のユーザに占有
されることを回避するためには、所要時間に上限値を設
け、実行の可否を判断することが有効である。ここに例
示したように、印刷前の所要時間、料金等の推定値は、
ネットワークを介した印刷の実用性向上に有効な情報と
なる。
等を精度良く推定することは非常に困難であった。第1
に、一般に、ネットワークには、多種多様な印刷装置が
接続されており、印刷装置の能力によって印刷に要する
所要時間等は変動する。第2に、仲介時には、印刷デー
タについて、ファイル変換その他の加工を行う必要が生
じることが多く、これらの加工に伴う所要時間等は、印
刷データの容量には依存しない。
されたものであり、ネットワークを介した印刷におい
て、所要時間等を精度良く推定する技術を提供すること
を目的とする。
記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明で
は、ネットワークに接続されたクライアントと印刷装置
の間に介在し、クライアントからの指示によって印刷デ
ータを該印刷装置に仲介して、前記ネットワークを介し
た印刷を実現する印刷仲介サーバにおいて、統計処理を
適用することにより、所要時間、料金等の推定精度の向
上を図った。ここで、ネットワークには、インターネッ
トのような広域的なネットワーク、およびローカルエリ
アネットワーク、イントラネットのような比較的限定さ
れたネットワークの双方が含まれる。
仲介サーバでは、印刷データに関する所定のパラメータ
と、印刷の所要時間および料金の少なくとも一方との関
係に関する履歴を保持する履歴保持部を設ける。パラメ
ータは、印刷データの容量など、所要時間等と相関を有
する任意の量を適用することができる。履歴は、過去の
印刷実績に基づく所要時間等の値であり、上述のパラメ
ータと対応付けられて記憶される。履歴は、過去の実績
をそのまま記憶するものとしてもよいし、過去の実績を
一つの較正曲線に加工して記憶するものとしてもよい。
に利用されるユニットとして、取得部、指標化部、予測
部を備える。取得部は、クライアントからの指示によっ
て、印刷データを取得する。印刷データの取得先は、ク
ライアント自身であってもよいし、他のサーバであって
も良い。後者の場合には、クライアントからは、印刷デ
ータの所在を示す情報を受け取ることになる。
て、所定のパラメータに基づく指標化を行う。例えば、
印刷データの容量をパラメータとして用いる場合には、
取得した印刷データの容量を算出する。予測部は、こう
して得られたパラメータに基づいて、履歴保持部を参照
し、印刷データについて所要時間および料金の少なくと
も一方を予測する。
履歴に基づいて所要時間等を推定するため、これらの推
定精度を向上することができる。ネットワークを介した
印刷では、所要時間等に影響を与える不確定要素が多数
存在するため、過去の履歴に基づく統計処理が特に有用
である。また、印刷仲介サーバを介した印刷では、各印
刷装置の利用実績をこのサーバで一元管理することがで
きるため、上述の統計処理を容易かつ有効に適用可能で
ある。
所要時間または料金の実績を取得し、その実績に基づい
て履歴を随時更新することが望ましい。印刷実行時に印
刷データについての指標化が行われているから、このパ
ラメータと実績とを関連付けて履歴保持部に登録するこ
とにより、履歴の更新を行うことができる。登録は、履
歴保持の形式に応じて行うことができる。例えば、パラ
メータと対応付けて実績をそのまま保持してもよい。ま
た、パラメータに基づいて実績を加工して保持してもよ
い。推定に際し、複数のパラメータが用いられる場合に
は、各パラメータが所要時間等に与える影響に応じて実
績値を配分して保持してもよい。
しない汎用形式にファイル変換した上で、印刷装置に送
信する場合に有用性が高い。かかる場合には、ファイル
変換の所要時間および料金の少なくとも一方に関する履
歴を含めることが望ましい。ファイル変換に要する所要
時間等は、データ容量などから単純に推定することが困
難であるため、統計処理を用いることにより、推定精度
を大きく向上することができる。
形式を用いることができる。その他、Postscript(登録
商標)などのページ記述言語を用いることができる。こ
れらの形式を利用すれば、印刷物のレイアウトを比較的
容易に維持することができる利点がある。また、これら
の形式であれば、ほぼ全ての印刷データを変換可能であ
るため、本発明を幅広い印刷データに適用できる利点が
ある。
化を用いることができる。例えば、印刷データに含まれ
る画像データについての指標化と、印刷データに含まれ
る文字データについての指標化を個別に行うものとして
もよい。これらは、所要時間等に与える影響が相違する
ため、個別に指標化することにより、推定精度の向上を
図ることができる。
わる指標化を含めることも有用である。この指標化に
は、印刷データについての加工の有無、加工の種類に応
じた指標化が含まれる。加工には、例えば、先に例示し
たファイル変換、印刷データの拡大または縮小、1ペー
ジに複数ページを印刷するレイアウト変更、余白へのバ
ナー等の挿入などが含まれる。これらの加工は、所要時
間等に影響を与えるため、これらを指標化することによ
り、推定精度の向上を図ることができる。
たネットワークに有効活用することができる。かかる場
合には、その種類ごとに区分けして履歴を保持すること
が望ましい。こうすることにより、印刷装置の能力に応
じた推定を精度良く行うことが可能となる。印刷装置の
種類に加え、印刷装置への通信速度によって更に細分化
してもよい。
の態様の他、印刷仲介方法など種々の態様で構成するこ
とが可能である。また、これらの方法をコンピュータに
よって実現するコンピュータプログラム自身またはこれ
と同視し得る信号として構成してもよい。更に、これら
のコンピュータプログラムを記録した記録媒体として構
成してもよい。
ィスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、
ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの
符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置
(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置な
どコンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用でき
る。
て、ネットワークを介した印刷を行うシステムの実施例
に基づき説明する。 A.基盤となるシステム構成: A1.システム概要: A2.機能概要: A3.機能ブロック構成: B.所要時間の推定: C.所要時間予測処理: D.履歴更新処理: E.効果および変形例: E1.料金の推定: E2.履歴データの変形例:
示す説明図である。実施例は、インターネットを介した
印刷を実現するシステムを例示した。同様の構成を、L
AN(LocalArea Network)やいわゆるパソコン通信な
どの比較的限定的なネットワーク環境に適用することも
可能である。
には、種々のサーバおよびクライアントが接続されてい
る。説明の便宜上、図では、階層的に接続された状態を
示したが、これらの機器はインターネットINTを介し
て互いに情報の授受を行うことができる。また、説明お
よび図示の便宜上、数個の機器を示すにとどまるが、周
知の通り、接続数に上限はない。実施例は、このように
インターネットINTを介して多数のサーバ、クライア
ント等が接続されたシステム構成下で、任意のプリンタ
への印刷を実現するものである。
ーネットへのアクセス機能を有する携帯電話MP11,
MP12,MP21,MP22,MP31,MP32等
を用いた場合を例示した。これらの携帯電話MP11等
は、サービスプロバイダSP1,SP2,SP3を介し
てインターネットにアクセスすることができる。クライ
アントは、携帯電話に限られるものではなく、パーソナ
ルコンピュータを用いることも可能である。
ロバイダCP1,CP2も接続されている。これらのコ
ンテンツプロバイダCP1等は、本実施例において、印
刷対象となるコンテンツを提供する主体である。コンテ
ンツプロバイダには、インターネットINTにおけるW
ebページの提供者が含まれる。
ステーションPS11等である。印刷ステーションPS
11等はインターネットを介したデータの授受が可能な
プリンタを意味する。例えば、インターネットに接続さ
れたコンピュータと、そのコンピュータにローカル接続
されたプリンタとの組み合わせで印刷ステーションを構
築することができる。印刷ステーションは、各個人宅、
オフィスなど利用者が比較的限定された場所に設置され
ていてもよいし、店舗やホテルなど公共的な場所に設置
されていてもよい。
の指示によって、コンテンツプロバイダCP1等から提
供されるコンテンツを、印刷ステーションに受け渡すこ
とにより、印刷が行われる。実施例においては、クライ
アントと印刷ステーションとの間のデータの仲介は、上
位層および下位層の2種類のサーバによって行われる。
(プリントポータル)PPとして示した。下位層サーバ
は、プリンティングサービスプロバイダPSP1,PS
P2として示した。
スプロバイダPSP1等は、印刷ステーションPS11
等を管理する機能を奏する。図の例では、プリンティン
グサービスプロバイダPSP1は、印刷ステーションP
S11〜PS14を管理する。プリンティングサービス
プロバイダPSP2は、印刷ステーションPS21〜P
S24を管理する。印刷ステーションPS11等がそれ
ぞれ店舗に設けられている場合を考えると、プリンティ
ングサービスプロバイダPSP1等は、各事業主ごとに
設けることができる。事業主Aは、プリンティングサー
ビスプロバイダPSP1を用いて、自己の本店、支店等
に設けられた印刷ステーションPS11〜PS14を管
理し、事業主Bは、プリンティングサービスプロバイダ
PSP2を用いて、印刷ステーションPS21〜PS2
4を管理するのである。こうすることにより、各事業主
ごとに印刷ステーションを管理することができるととも
に、印刷データを仲介する際に、料金その他の面で事業
主固有のサービスを付加することも可能となる。
は、プリンティングサービスプロバイダPSP1,PS
P2を管理する。従って、プリントポータルPPは、プ
リンティングサービスプロバイダPSP1,PSP2を
介して間接的に印刷ステーションPS11等を管理する
ことになる。プリンティングサービスプロバイダPSP
1,PSP2の事業主が異なる場合でも、上位層サーバ
ではこれらに共通する機能を提供することができる。例
えば、クライアントMP11等が印刷を実行する際に、
統一的なインタフェース画面を提供することができ、ユ
ーザの利便性を向上することができる。
に機能的に区分されたものであり、必ずしも各サーバが
単一のサーバで構築されている必要はない。以下で説明
する上位層サーバ、下位層サーバの機能は、それぞれ分
散処理によって、複数のサーバで提供するものとしても
構わない。
部構造等は後述する。ここでは、サーバ等の機能理解を
容易にするため、メールを印刷する場合を例にとって、
プリントポータルを利用した印刷方法を具体的に説明す
る。
示す説明図である。図3は電子メール印刷時のタイムチ
ャートである。図4は電子メール印刷時のインタフェー
ス例を示す説明図である。これらの図を参照して、各ユ
ニットの機能について説明する。なお、電子メールの場
合は、メールサービスCPがコンテンツプロバイダに相
当する。
ールサービスCPにアクセスし、自己宛のメールを確認
し、印刷すべきメールを選択する。図4には、携帯電話
の表示部DISPに表示されるインタフェース画面例を
示した。左側の画面は、4通のメールMail1〜Ma
il4が自己宛に届いており、Mail2およびMai
l4が印刷対象として選択されていることを示してい
る。このインタフェースはメールサービスCPによって
提供される。ユーザが画面上の「iPrint」ボタン
を押すことによって、印刷の実行要求が、メールサービ
スCPからプリントポータルPPに送信される(図3中
のSa01および図2参照)。
イダとしてプリントポータルPPに予め登録することに
より、画面上に「iPrint」ボタンの設置が許可さ
れる。このボタンは、プリントポータルPPへのリンク
として機能する。「iPrint」ボタンによって印刷
が要求されると、クライアントMPのアクセス先がプリ
ントポータルPPに変更される。これと併せて、メール
サービスCPからプリントポータルPPには、印刷デー
タ、即ちMail2およびMail4のデータが送信さ
れる(図3中のSa02および図2参照)。
刷先および印刷条件を指定するためのインタフェースが
クライアントMPに提供される(図3中のSa03およ
び図2参照)。ここでは、印刷先について通常の指定方
法、即ちリストから選択する方法を説明する。本実施例
のシステムは、印刷ステーションとクライアントの通信
を利用して、煩雑な操作なく印刷先を指定することも可
能である。かかる態様については、後述する。
ース例を示した。印刷先の指定では、ユーザが利用可能
な印刷ステーションがリストアップされる。出力先のリ
ストは、段階的に表示するものとしてもよい。例えば、
図4に例示する「○○ストア」を選択すると、その系列
の各店舗がリストアップされるという態様を採ることが
できる。最初の階層で、プリンティングサービスプロバ
イダを選択させるものとしてもよい。選択可能な印刷ス
テーションが多数に亘る場合には、階層および各階層で
表示されるリストが増えることになる。
ェース例を示した。印刷条件としては、印刷用紙のサイ
ズ、レイアウト、解像度などの項目が挙げられる。「印
刷用紙」メニューを選択すると、A4サイズ、B5サイ
ズなど印刷用紙の詳細設定を行うことができる。「レイ
アウト」メニューを選択すると、1ページ/枚、2ペー
ジ/枚などレイアウトに関する詳細設定を行うことがで
きる。その他のメニューも同様である。印刷設定は、こ
れらに限らず、利便性を考慮して種々の項目を設けるこ
とができる。
て印刷先、印刷条件の設定を行うとその情報は、プリン
トポータルPPに送信される(図3のSa04および図
2参照)。プリントポータルPPは、この情報に基づい
て印刷ジョブを送信すべきプリンティングサービスプロ
バイダPSP1を選択し、ジョブの転送を行う(図3の
Sa05および図2参照)。ユーザが印刷先として指定
した印刷ステーションPS11を管理するプリティング
サービスプロバイダPSP1が、ジョブの送信先として
選択される。
ービスプロバイダPSP1は、印刷ステーションPS1
1を選択し、ジョブの転送を行う(図Sa07および図
2参照)。ユーザが指定した印刷ステーションPS11
が送信先として選択される。
グサービスプロバイダPSP1で仲介される過程におい
て、印刷データは、汎用フォーマットであるPDFに変
換される。PDFファイルは、印刷仲介時のセキュリテ
ィ向上のため、一定のパスワードを用いた暗号化された
ファイルとして生成される。これらのファイル変換処理
については、後で詳述する。印刷ステーションPS11
は、このPDFファイルを解析して、印刷を実行する。
ィングサービスプロバイダPSP1から印刷ステーショ
ンPS11への転送に先立って、クライアントMPに対
し、印刷先、印刷条件の確認表示を行うものとしてもよ
い。また、この時点では、ユーザから指定された印刷条
件等の確認標示の他、指定内容に基づいてプリントポー
タルが推定した内容、例えば、印刷所要時間および料金
の推定値を表示してもよい。印刷完了後に、印刷結果の
レポートを印刷ステーションPS11からプリントポー
タルPPに送信するものとしてもよい。このレポートに
より、プリントポータルPPは、印刷が正常に完了した
ことを検知し、課金処理などの後処理を行うことが可能
となる。
ータルPP、下位層サーバであるプリンティングサービ
スプロバイダPSP1等の2つによって印刷を仲介する
場合を例示した。仲介用のサーバを2層に分けることに
は、次の利点がある。
築することができるため、各系列固有のサービスを維持
し、他の事業主との差別化を図ることができる。各事業
主は、プリントポータルPPに登録されたユーザおよび
コンテンツプロバイダを比較的容易に自己の利用者とし
て取り込むことが可能となる利点もある。
いる場合でも、上位層サーバは、統一的なインタフェー
スをユーザに提供することができる。従って、プリント
ポータルの利便性を向上することができる。
録等を行えば、その管理下にある種々の下位層サーバを
容易に利用可能となる。下位層サーバごとに利用登録等
の煩雑な作業を行う必要性がないため、利便性を向上す
ることができる。コンテンツプロバイダにとっても同様
の利益がある。即ち、コンテンツプロバイダも、プリン
トポータルPPに利用登録を行えば、自己の提供するコ
ンテンツの利用者および印刷先を容易に増やすことがで
きる。
ーバを用いるものには限定されない。プリントポータル
とプリンティングサービスプロバイダとの機能とを兼ね
備えた単一層のサーバによって構築してもよい。
ポータルの機能ブロックを示す説明図である。説明の便
宜上、図1と符号を変えてあるが、同一名称のユニット
の機能に相違はない。
は、大きく分けて、コアモジュール130、ファイル変
換部110、アプリケーション部180の3つの機能ブ
ロックが備えられている。本実施例では、これらの機能
ブロックは、それぞれソフトウェア的に構築される。
介する際に、そのフォーマットを所定の中間ファイルに
変換する機能を奏する。本実施例では、汎用的なフォー
マットとして、PDFを用いるものとした。
を仲介するというプリントポータルPPの主機能の他
に、種々の付加的な機能を実現する。この機能には、例
えば、後述する印刷所要時間の推定などが含まれる。
110、アプリケーション部180と連携して、印刷デ
ータを仲介する機能を奏する。このため、コアモジュー
ル130は、コンテンツプロバイダ10、サービスプロ
バイダ30、プリンティングサービスプロバイダ50な
どとの通信も司る。なお、プリンティングサービスプロ
バイダ50には、プリントポータルPPとの接続に際し
てのプロトコルの柔軟性を確保するためのインタフェー
ス52が設けられている。
示す説明図である。これらは例示に過ぎず、機能ブロッ
クは、他に種々の構成が可能である。
の各機能ブロックの動作制御、インターネットINTを
介した外部との情報伝達等の制御を行う。この制御に
は、ユーザ等の登録管理、印刷ジョブのステータスの制
御、印刷要求の受付およびキャンセル、出力先となるプ
リンタの検索などが含まれる。また、プリントポータル
100が外部とやりとりするためのインタフェース画面
の提供も行う。
Pを利用するユーザ、コンテンツプロバイダ10、プリ
ンティングサービスプロバイダ50の登録および管理を
行う。登録管理部134は、このためのインタフェース
画面を生成する機能、登録に関するデータ等を所定のデ
ータベースに保存、変更等する機能を提供する。
ロックの動作を中継する。本実施例では、各機能ブロッ
クは、いわゆるオブジェクト指向のソフトウェアで構築
されている。各機能ブロックは、キューイングシステム
140に登録されたメッセージを参照して、処理対象と
なるべきジョブの存在を検知し、それぞれの処理を実行
する。処理が完了すると、処理が完了した旨のメッセー
ジをキューイングシステム140に登録する。このよう
にして、キューイングシステム140を中継役として、
各機能ブロックが、それぞれの処理を実行することによ
り、プリントポータルPPは印刷要求を受け付けから印
刷完了までの一連の処理を実現する。
システム140には、コンテンツ取得キュー、ファイル
変換キュー、ジョブ送信キュー、ジョブキャンセルキュ
ーなどが用意されている。
ロバイダ10にアクセスし、ユーザから印刷対象として
指定されたコンテンツを取得する機能を奏する。取得さ
れたコンテンツは、コンテンツ保持部162に一時的に
保持される。コンテンツ取得部160は、キューイング
システム140に備えられたコンテンツ取得キューを参
照し、そこに蓄積されたメッセージに従って、上述の動
作を行う。コンテンツを取得した後は、キューイングシ
ステム140のファイル変換キューにコンテンツのファ
イル変換を要求するメッセージを登録する。
DFフォーマットに変換する機能を奏する。また、この
変換時に併せて所定のパスワードを用いた暗号化処理を
行う。ファイル変換部110は、コンテンツがPDFフ
ァイルである場合でも、暗号化処理も含めてPDFへの
再変換を行う。PDFは汎用的なフォーマットであるた
め、かかるフォーマットに変換して、印刷データを仲介
することにより、多種多様なプリンタへの出力を容易に
実現することができる利点がある。また、印刷物のレイ
アウトを比較的忠実に維持できる利点もある。更に、文
書、画像などほぼ全ての印刷データからの変換が可能で
あるため、幅広いコンテンツを印刷対象とすることがで
きる利点もある。汎用的なフォーマットとして、Postsc
ript(登録商標)などのページ記述言語を用いるものと
してもよい。
ファイル変換部110は、コアモジュール130とは別
のサーバで構築するものとした。従って、コアモジュー
ル130には、ファイル変換部110との間でデータの
授受を行うために、DFインタフェース136を設け
た。
グシステム140のファイル変換キューに蓄積されたメ
ッセージに応じてファイル変換部110にデータを受け
渡す。また、ファイル変換部110から処理済みのPD
Fファイルを受け取ると、キューイングシステム140
のジョブ送信キューに、印刷ジョブの送信メッセージを
登録する。DFインタフェース136を省略し、ファイ
ル変換部110が、キューイングシステム140へのア
クセスを行うように構築することも可能である。
ブをプリンティングサービスプロバイダ50に送信する
機能を奏する。PSPインタフェース138は、キュー
イングシステム140のジョブ送信キューに蓄積された
メッセージに従い、印刷ジョブを指定されたプリンティ
ングサービスプロバイダ50に送信する。ジョブキャン
セルキューに蓄積されたジョブキャンセルのメッセージ
も同様に送信する。これらの送信は、HTTP(Hypert
ext Transport Protocol)など、プリンティングサービ
スプロバイダ50によって設定された種々のプロトコル
によって行われる。
ベース150、プリンタデータベース152など種々の
データベースが容易されている。ここでは、2種類のみ
を例示したが、更に多数のデータベースを用意しても構
わない。これらのデータベースは、登録管理部134に
よって、管理される。また、コアモジュール130内で
の処理の他、アプリケーション部180によっても利用
される。
100を利用するユーザごとに、ファイルが用意されて
おり、ユーザに対応する属性情報として、ユーザ名、ユ
ーザIDなどが記憶されている。プリンタデータベース
152は、各プリンタについて、プリンタ名、識別番号
等が登録されている。識別番号とは、プリントポータル
100を利用した印刷時にプリンタを特定するために利
用されるインデックスである。
成によって、先に図2〜図4で説明した印刷を実現す
る。
印刷所要時間を推定するための構成について説明する。
図7は印刷所要時間を推定するための機能ブロックを示
す説明図である。本実施例では、アプリケーション部1
80の内部にこれらの機能ブロックを設けるものとした
が、かかる態様に限定されるものではない。
り、過去の実績に基づいて所要時間の推定を行う。所要
時間に関する過去の実績は、履歴保持部196に履歴デ
ータとして保持されている。履歴データは、例えば、コ
ンテンツのデータ量などのパラメータと、所要時間との
対応関係として保持される。
部190は、コンテンツ保持部162に保持されたコン
テンツを取得し、その内容を解析して指標化を行う。指
標化とは、履歴データに対応したパラメータの値を求め
る処理を意味する。例えば、コンテンツのデータ量をパ
ラメータとして履歴データが保持されている場合、指標
化部190は取得したコンテンツのデータ量を求める。
間予測部192に受け渡される。所要時間予測部192
は、このパラメータ値に基づいて履歴データを参照し、
所要時間を求める。所要時間は、コアモジュール130
に受け渡され、ユーザが使用するクライアントに表示等
される。
ポータルの内部処理にのみ用いるものとしてもよい。例
えば、単一のユーザによる印刷装置の独占を回避するた
め、各印刷装置に所要時間の上限値を設け、上述の推定
値から、この上限値を超えることが予想されるコンテン
ツについては、印刷を拒否する旨の通知を行うことがで
きる。所要時間の推定値に基づいて、選択可能な印刷装
置を制限するものとしてもよい。
て逐次更新される。印刷が完了すると、アプリケーショ
ン部180の履歴更新部194が印刷所要時間の実績値
を取得する。履歴更新部194は、指標化部190か
ら、印刷が行われたコンテンツについてのパラメータ値
を取得する。パラメータ値は、所要時間の推定時に求め
られているから、履歴更新部194は、印刷が完了する
まで、この値を保持しておいてもよい。
パラメータ値と実績値に基づいて履歴データの更新デー
タを生成する。更新データの形式は、履歴データの保持
形式によって異なる。生成された更新データが、履歴保
持部196に登録されることにより、履歴データの更新
が完了する。
測処理のフローチャートである。先に説明した通り、ア
プリケーション部180に設けられた各機能ブロックが
連携して行う処理であり、ハードウェア的には、プリン
トポータルのCPUが実行する処理である。
ンテンツを取得する(ステップS10)。通常、このコ
ンテンツは、ユーザからの指定によってプリントポータ
ルが取得し、コンテンツ保持部162に保持されてい
る。
(ステップS12)。指標化は、所要時間に影響を与え
る種々のパラメータについて行われる。適用可能なパラ
メータ例は、次の通りである。
ータ: コンテンツのデータ量; 画像データの有無; カラー印刷およびモノクロ印刷の指定種別; 広告付加要求の有無; ネットワークのデータ通信速度 など
量および転送速度によって決まる。本実施例では、コン
テンツは、印刷ステーションに送信するまでの間に、プ
リントポータルでファイル変換、広告付加などの加工が
施される可能性がある。かかる場合を考慮し、ここで
は、加工前のコンテンツの内容、加工についてのユーザ
の指示等をパラメータとして含めた。
刷データの量、プリンタの処理能力によって決まる。ま
た、PDFその他のページ記述言語では、画像データの
有無によっても所要時間は大きく変動する。B群では、
印刷を行う時点で影響のあるパラメータを列挙した。
タ: コンテンツのデータ量; 画像データの有無; カラー印刷およびモノクロ印刷の指定種別; コンテンツの縮小その他のレイアウト指定 など
イル変換して印刷ステーションに出力する。このファイ
ル変換に要する時間も、印刷の所要時間に大きく影響を
与える。ファイル変換は、必ずしもデータ量にのみ依存
するものではなく、画像の有無など多くの要因によって
変動する。C群には、これらの要因に関連するパラメー
タを列挙した。
ステーションへの転送、ファイル変換などに要求が集中
し、処理待ちが生じる可能性がある。一般に、印刷要求
の集中は、時間によって一定の変動を示すことが多い。
D群では、かかる観点から、処理待ちに影響するパラメ
ータとして印刷要求の受信時刻を用いた。類似のパラメ
ータとして、所要時間の予測を行う時点での時刻を用い
ても良い。時刻のみならず、曜日、月日などを併せて考
慮してもよい。処理待ちに関しては、パラメータを用い
た推定に依らず、リアルタイムに待ち時間を検出するも
のとしてもよい。
タは、予測処理の目的、プリントポータルでの処理、コ
ンテンツのデータフォーマット等に応じて異なる。例え
ば、印刷要求を発行してから、現実に印刷物が入手でき
るまでの時間を所要時間としてユーザに提示する場合に
は、A〜D群の全てを考慮することが望ましい。各群に
ついての具体的なパラメータは、任意に選択可能であ
る。
要時間としてユーザに提示する場合には、B群に関する
パラメータを用いればよい。ファイル変換などプリント
ポータルで所定の処理を行った上で印刷ステーションに
データが転送され、印刷可能な状態に至るまでの時間を
所要時間とする場合には、A群、C群に関するパラメー
タを用いれば良い。このように、適用するパラメータ
は、所要時間の定義および予測目的等に応じて適宜選択
可能である。
値に基づいて履歴データの補間を行って、所要時間を算
出し(ステップS14)、結果を出力する(ステップS
16)。
は、履歴データは、パラメータA,B,Cの3種類に対
応した3次元のテーブルで保持されているものとした。
各パラメータは、所定の間隔で量子化されているものと
する。履歴データとしては、量子化された各パラメータ
値に対応した格子点ごとに、所要時間が保持される。指
標化されたパラメータに対応する点は、これらの格子点
と一致するとは限らないため、CPUは周囲の格子点を
用いて補間演算を行う。補間演算は、周知の技術が適用
可能であるため、詳細な説明を省略する。
を例示したが、パラメータの数はこれに限定されるもの
ではない。各パラメータは一定間隔で量子化されている
場合を例示したが、間隔は不定でも構わない。パラメー
タごとに異なる間隔であっても良い。実施例中では、単
一の3次元テーブルを示したが、複数種類のテーブルを
使い分けても良い。例えば、印刷ステーションの機種ご
とにかかるテーブルを用意し、指定された出力先に応じ
てこれらのテーブルを使い分けてもよい。
フローチャートである。本実施例では、印刷が実行され
る度に、その実績値に基づいて履歴データの更新を行
う。この処理も、所要時間予測処理(図8)と同様、ア
プリケーション部180の各機能ブロックが連携して行
う処理である。
が行われたコンテンツについて、パラメータ値と所要時
間の実績を入力する(ステップS20)。パラメータ値
は、所要時間予測処理のステップS12で算出されてい
るから、この値を保持しておくものとしてもよいし、再
度算出するものとしてもよい。
じて種々の方法を採り得る。一例として、印刷要求を発
行してから、現実に印刷物が入手できるまでの時間を所
要時間とする場合を考える。この場合には、例えば、プ
リントポータルが印刷要求を受信した時刻、および印刷
ステーションから印刷完了の通知を受信した時刻に基づ
いて、プリントポータル内で所要時間を算出することが
できる。
間を所要時間とする場合を考える。この場合には、印刷
ステーションにおいて、所要時間を計測し、その結果を
印刷完了通知と共に、プリントポータルに送信すればよ
い。
で所定の処理を行った上で印刷ステーションにデータが
転送され、印刷可能な状態に至るまでの時間を所要時間
とする場合を考える。この場合には、例えば、印刷ステ
ーションがデータを受信した時刻およびプリントポータ
ル内で処理を開始した時刻とから所要時間を求めればよ
い。このように、実績値の取得方法は、所要時間の定義
に応じて適宜選択可能である。上述の各定義に対して
も、例示した方法の他、種々の方法で実績値を取得する
ことが可能である。
値を履歴データに反映させるための量子化処理を行い、
履歴データの補正量を決定する(ステップS22)。そ
の後、得られた補正量を反映させて履歴の更新を行う
(ステップS24)。
た通り、本実施例では、所定の間隔でパラメータを量子
化して設定された格子点に対応付けて履歴データが保持
されている。コンテンツ印刷時の実績値は、必ずしもこ
の格子点に対応しているとは限らない。従って、履歴デ
ータに反映させるためには、実績値に基づき、格子点に
おける補正量を求める必要がある。本実施例では、この
処理を量子化処理と呼ぶ。
図の煩雑さを避けるため、履歴データでは、一つのパラ
メータと対応付けて所要時間が保持されているものとし
た。
に相当し、履歴データにおいて、この格子点に対応する
所要時間は点T1,T2で表されるものとする。格子点
を線形補間するものとすれば、印刷対象となったコンテ
ンツのパラメータ値がAである場合、推定値は点Tで表
される値となる。これに対し、実績値が点Rで表される
値であったとすれば、両者には誤差eが生じる。この誤
差eに基づき、点T1,T2をそれぞれ補正する処理が
量子化処理である。
ータは、点Tc1,Tc2で表されるものとする。推定
値と実績値とを一致させるためには、点Tc1,Tc2
の線形補間の結果が点Rとなることが望ましい。本実施
例では、次式により、かかる条件を満足する点Tc1,
Tc2を求めた。 これは、誤差eの推定値Tに対する
比率を、それぞれ従前の履歴データに反映させる方法で
ある。
る所要時間; eは、推定値Tと実績値Rとの誤差; e1は、格子点A1における所要時間の補正値; e2は、格子点A2における所要時間の補正値;
のではない。別の方法として線形計画法を用いて補正量
を決定してもよい。例えば、次の条件下で線形計画法を
適用する方法が挙げられる。 補正後の履歴データの線形補間が点Rとなる条件; 履歴データの補正量e1,e2は、誤差eと同符号であ
る条件; 補正量e1,e2の絶対値の総和が最小となる条件;
可能である。補間に用いられる格子点における履歴デー
タのみを考慮して量子化処理を行ったが、更に周辺の格
子点における履歴データを考慮して量子化処理を行って
も良い。また、本実施例では、実績値Rに一致させるよ
う補正量を決定したが、従前の履歴データと実績値Rに
重み値を乗じて所要時間の期待値を求め、この期待値に
一致させるよう補正量を決定してもよい。
量子化して得られた格子点に対応づけて履歴データを保
持しているため、量子化処理が必要となった。これに対
し、履歴データとして、コンテンツのパラメータ値と実
績値とを、そのまま対応づけて保持してもよい。かかる
場合には、図9のステップS22に示した量子化処理は
不要となる。但し、この場合には、補間演算が若干複雑
となり、補間演算時に、コンテンツのパラメータ値の近
傍に存在する履歴データを抽出する処理が必要となる。
一般に、履歴データがN次元空間の場合には、補間演算
時に、N+1個の履歴データを抽出する必要が生じる。
実施例の印刷システムによれば、ネットワークを介して
出力先に関する自由度の高い印刷を実現することができ
る。この際、印刷の所要時間を履歴データに基づいて高
い精度で推定することが可能となる。推定された所要時
間は、ユーザまたは印刷システムにとって有益な情報と
なり、印刷システムの利便性を向上することができる。
例えば、ユーザは、この時間に基づき印刷を行うか否か
を判断することができる。システム側は、所要時間が極
端に長い印刷要求の実行を拒否し、印刷ステーションが
単一のユーザによって実質的に占有されることを回避す
ることが可能となる。
を推定したが、同様の方法で印刷に要する料金を推定す
ることも可能である。料金の推定を行う場合には、パラ
メータに対応して料金を保持する履歴データを用いれば
よい。料金に関連するパラメータとしては、次のパラメ
ータが考えられる。
ータ: コンテンツのデータ量; 画像データの有無; カラー印刷およびモノクロ印刷の指定種別; 広告付加要求の有無; ネットワークのデータ通信速度 など
が異なる。通信時間に応じて課金される場合には、転送
するデータ量および転送速度によって料金が決まる。通
信されるパケット量に応じて課金される場合には、コン
テンツのデータ量によって料金が決まる。
ラメータ: 印刷ステーションの機種; コンテンツのページ数; 印刷用紙のサイズ、種類; 画像データの有無; カラー印刷およびモノクロ印刷の指定種別 など
耗品の量で決まる。例えば、普通紙、専用紙など印刷用
紙の種類およびそのサイズであり、印刷に消費されるイ
ンクまたはトナーの量である。
タ: コンテンツのデータ量; 画像データの有無; カラー印刷およびモノクロ印刷の指定種別; コンテンツの縮小その他のレイアウト指定 など
は、その負荷に応じて料金が変動することになる。
タ: 有料コンテンツか否か など
されるものではなく、実情に応じて、種々設定可能であ
る。
例としての所要時間予測処理のフローチャートである。
変形例の処理では、履歴データの形態が実施例と異なる
ため、履歴データの補間処理(ステップS14A)が実
施例と相違する。
成されるN次元空間で定義された格子点に所要時間を対
応づける場合を例示した。これに対し、変形例では、パ
ラメータごとに個別に所要時間を対応づける場合を例示
する。例えば、コンテンツのうち、画像部分に関連する
パラメータ、文字部分に関連するパラメータを区別して
履歴データを用意する場合に相当する。
Aにおける履歴データでは、パラメータAに対して所要
時間を与える曲線が保持されている。パラメータAの値
がVaである場合には、この履歴データに基づき、所要
時間がTaと求まる。この値は、所要時間に対するパラ
メータAによる影響を与える値となる。同様にして、パ
ラメータB,Cなど履歴データとして用意された各パラ
メータに対して所要時間が求められる。
ぞれ実際の所要時間に与える影響の程度を考慮して設定
された重み値Wa,Wb,Wc等を乗じて、総和Σを演
算することにより、所要時間の推定値が求められる。
を用意し、これらを使い分けるものとしても良い。例え
ば、印刷ステーションに応じて履歴データを使い分ける
ことができる。
ローチャートである。履歴データの形式の相違により、
更新後の履歴を設定する処理、即ち実績値を履歴データ
に反映する処理(ステップS22A)が実施例と相違す
る。
概要を併せて示した。あるパラメータに対する従前の履
歴データが実線Lで表されるものとする。パラメータ値
Vaに対し、従前の履歴データによる推定値は点Taで
表されるのに対し、実績値は点Trで表されるものとす
る。
可能である。例えば、図中に破線で示すように、点Tr
を通過するように、局所的に履歴データを変更するもの
としてもよい。
関関係を考慮して履歴データを変更するものとしてもよ
い。ここに例示したパラメータについては、所要時間は
単調増加の相関がある。従って、履歴データは、図中に
一点鎖線で示す通り、単調増加傾向を維持しつつ、実績
値Trを通過するように変更される。かかる変更は、実
績値Trにおける微分係数が0以上となる条件下で履歴
データを設定することにより、実現可能である。ここで
は、単調増加傾向の場合を例示したが、単調減少傾向、
極大値または極小値を持つ傾向など、パラメータと所要
時間の相関に応じた設定が可能である。
したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣
旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができるこ
とはいうまでもない。例えば、以上の各処理はソフトウ
ェアで実現する他、ハードウェア的に実現するものとし
てもよい。
である。
明図である。
である。
である。
示す説明図である。
ャートである。
トである。
Claims (9)
- 【請求項1】 ネットワークに接続されたクライアント
と印刷装置の間に介在し、クライアントからの指示によ
って印刷データを該印刷装置に仲介して、前記ネットワ
ークを介した印刷を実現する印刷仲介サーバであって、 前記印刷データに関する所定のパラメータと、前記印刷
の所要時間および料金の少なくとも一方との関係に関す
る履歴を保持する履歴保持部と、 該クライアントからの指示によって、印刷データを取得
する取得部と、 該印刷データについて、前記所定のパラメータに基づく
指標化を行う指標化部と、 該パラメータに基づいて前記履歴保持部を参照し、前記
印刷データについて前記所要時間および料金の少なくと
も一方を予測する予測部とを備える印刷仲介サーバ。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷仲介サーバであっ
て、 さらに、前記印刷データについて、所要時間または料金
の実績を取得する実績取得部と、 前記指標化部で得られたパラメータと、前記実績とを関
連付けて、前記履歴保持部に登録する履歴更新部とを備
える印刷仲介サーバ。 - 【請求項3】 請求項1記載の印刷仲介サーバであっ
て、 前記印刷データを、前記印刷装置に依存しない汎用形式
にファイル変換した上で、前記印刷装置に送信する送信
部を備え、 前記履歴には、該ファイル変換の所要時間および料金の
少なくとも一方に関する履歴が含まれる印刷仲介サー
バ。 - 【請求項4】 請求項1記載の印刷仲介サーバであっ
て、 前記指標化部は、 前記印刷データに含まれる画像データについての指標化
を行う画像指標化部と、 前記印刷データに含まれる文字データについての指標化
を行う文字指標化部とを備える印刷仲介サーバ。 - 【請求項5】 請求項1記載の印刷仲介サーバであっ
て、 前記指標化部による指標化には、前記印刷データについ
ての加工指示に関わる指標化が含まれる印刷仲介サー
バ。 - 【請求項6】 請求項1記載の印刷仲介サーバであっ
て、 前記ネットワークには、複数種類の印刷装置が接続され
ており、 前記履歴保持部は、該種類ごとに前記履歴を保持する印
刷仲介サーバ。 - 【請求項7】 ネットワークに接続されたクライアント
と印刷装置の間に介在する印刷仲介サーバを用いて、ク
ライアントからの指示によって印刷データを該印刷装置
に仲介して、前記ネットワークを介した印刷を実現する
印刷仲介方法であって、 前記印刷データに関する所定のパラメータと、前記印刷
の所要時間および料金の少なくとも一方との関係に関す
る履歴を保持する工程と、 該クライアントからの指示によって、印刷データを取得
する工程と、 該印刷データについて、前記所定のパラメータに基づく
指標化を行う工程と、 該パラメータに基づいて前記履歴を参照し、前記印刷デ
ータについて前記所要時間および料金の少なくとも一方
を予測する工程とを備える印刷仲介方法。 - 【請求項8】 ネットワークに接続されたクライアント
と印刷装置の間に介在する印刷仲介サーバを用いて、ク
ライアントからの指示によって印刷データを該印刷装置
に仲介して、前記ネットワークを介した印刷を実現する
ためのコンピュータプログラムであって、 前記印刷データに関する所定のパラメータと、前記印刷
の所要時間および料金の少なくとも一方との関係に関す
る履歴を保持する機能と、 該クライアントからの指示によって、印刷データを取得
する機能と、 該印刷データについて、前記所定のパラメータに基づく
指標化を行う機能と、 該パラメータに基づいて前記履歴を参照し、前記印刷デ
ータについて前記所要時間および料金の少なくとも一方
を予測する機能とを、前記印刷仲介サーバによって実現
するためのコンピュータプログラム。 - 【請求項9】 ネットワークに接続されたクライアント
と印刷装置の間に介在する印刷仲介サーバを用いて、ク
ライアントからの指示によって印刷データを該印刷装置
に仲介して、前記ネットワークを介した印刷を実現する
ためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ
読みとり可能な記録媒体であって、 前記コンピュータプログラムは、 前記印刷データに関する所定のパラメータと、前記印刷
の所要時間および料金の少なくとも一方との関係に関す
る履歴を保持する機能と、 該クライアントからの指示によって、印刷データを取得
する機能と、 該印刷データについて、前記所定のパラメータに基づく
指標化を行う機能と、 該パラメータに基づいて前記履歴を参照し、前記印刷デ
ータについて前記所要時間および料金の少なくとも一方
を予測する機能とを、前記印刷仲介サーバによって実現
するためのコンピュータプログラムである記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001107200A JP3702806B2 (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | ネットワークを介した印刷仲介システム |
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- 2001-04-05 JP JP2001107200A patent/JP3702806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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