JP2001306526A - 情報探索支援システム及び情報探索支援方法 - Google Patents

情報探索支援システム及び情報探索支援方法

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JP2001306526A
JP2001306526A JP2000118625A JP2000118625A JP2001306526A JP 2001306526 A JP2001306526 A JP 2001306526A JP 2000118625 A JP2000118625 A JP 2000118625A JP 2000118625 A JP2000118625 A JP 2000118625A JP 2001306526 A JP2001306526 A JP 2001306526A
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JP2000118625A
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Rui Yamagami
類 山上
Asako Kikuchi
亜沙子 菊地
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不特定ユーザが使用する情報端末上での情報
探索作業を支援する。 【解決手段】 情報端末の利用時にはICカードを用い
たユーザ認証を行う。ICカードは、ユーザ識別情報や
ユーザ認証情報のような通常のセキュリティ・データを
記録する不揮発的領域以外に、情報端末上でユーザが行
った情報探索結果を記録する書き込み可能領域を備えて
いる。定期購読書や通信教育のテキストのように、定期
的にアクセスして情報コンテンツを購入しなければなら
ない場合には、ICカードからURLを読み出すこと
で、所定の電子モールに訪れることができるので、情報
探索作業が大幅に効率化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供空間から
所望の情報コンテンツを探索する作業を支援する情報探
索支援システム及び情報探索支援方法に係り、特に、イ
ンターネットのような広域ネットワーク上で公開される
WWW(World Wide Web)のようなハイパーリンク構造
が形成された情報提供空間において所望の情報コンテン
ツをユーザが探索する作業を支援するための情報探索支
援システム及び情報探索支援方法に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、コンビニエンス
・ストアや大学生協など各種の公共スペースに設置され
て不特定多数のユーザが使用する情報端末上で、ハイパ
ーリンク構造が形成された情報提供空間におけるユーザ
の探索作業を支援する情報探索支援システム及び情報探
索支援方法に係り、特に、不特定多数のユーザが使用す
るような情報端末上での情報探索作業をユーザの過去の
情報探索結果又は探索履歴に基づいて支援するための情
報探索支援システム及び情報探索支援方法に関する。
【0003】
【従来の技術】昨今における情報関連技術の進歩に伴
い、コンピュータ・システムが急速に普及してきた。さ
らに、複数のコンピュータ・システムを相互接続するネ
ットワーク・コンピューティング技術に対する要望も高
まってきている。ネットワーク上では、各ユーザ同士
で、ファイルやプリンタなど高価なコンピュータ資源を
複数ユーザ間で共有したり、情報の共有・流通・配布・交
換するなどの協働的作業を円滑に行うことができる。
【0004】コンピュータ同士を相互接続するネットワ
ークの形態は様々である。最近では、インターネット
(The Internet)のような、広域的なTCP/IP(Tr
ansmission Control Protocol/Internet Protocol)ネ
ットワークの利用者が急増している。インターネット上
では、WWW(World Wide Web)、News、TELN
ET(TELetypewriter NETwork)、FTP(File Trans
fer Protocol)など、TCP/IP上で動作する多数の
サービスが公開されている。特に、WWWは、ハイパー
リンク構造の情報空間を提供する広域情報検索システム
であり、インターネットの爆発的な成長や急速な普及を
遂げる最大の要因ともなっている。
【0005】WWWはクライアント−サーバ型で構築さ
れる。WWWサーバは、HTTPデーモンと呼ばれるサ
ーバ・ソフトウェアを稼動し、HTML形式で記述され
た情報資源すなわちHTMLドキュメントを提供サービ
スするコンピュータ・システムである。TCP/IPネ
ットワーク上では、情報資源は、URL(Uniform Reso
urce Locator)という形式の識別子によって特定され
る。HTMLドキュメントは、他の情報資源とのリンク
関係を含むことができるが、リンク情報もURL形式で
指定される。多数のWWWサーバ上にある膨大なHTM
Lドキュメント間で形成されたハイパーリンク関係によ
って、網状に張り巡らされたWWW情報空間が構築され
ている。また、TCP/IPネットワーク上では、通
常、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロト
コルに従って、HTMLドキュメントなどの資源にアク
セスすることができる。
【0006】また、WWWクライアントは、「WWWブ
ラウザ」又は「HTMLブラウザ」と呼ばれるユーザ・
エージェントを用いて動作するコンピュータである。W
WWクライアント・ユーザは、ブラウザ画面上の場所ボ
ックスに資源識別子としてのURL文字列を記入するこ
とによって、WWW情報空間上の情報資源を指定するこ
とができる。WWWブラウザは、WWW情報空間上での
資源アクセスすなわちHTMLドキュメントの取得とそ
の表示処理を行う(すなわち、WWWブラウザは、取得
したHTMLドキュメントを解析してホームページ画面
を組み立てる)。
【0007】WWWブラウザ画面に表示されたWWWペ
ージ上では、ドキュメント中のリンク情報は「アンカ
ー」として表示される。ユーザはアンカーをクリックす
ることで、次の参照先である情報資源を順次指定するこ
とができる。すなわち、ユーザは、WWWブラウザ画面
を介して、インターネット上でハイパーリンクが張り巡
らされたWWW情報空間を、継ぎ目なく直感に従って探
索することができる(周知)。
【0008】インターネットの普及率は既に高く、大学
など各種研究機関、企業のオフィス、一般家庭などに深
く浸透している。現在、インターネットは、単なる情報
配信のみならず、さまざまな商取引の手段として利用さ
れている。いわゆる「インターネット・ビジネス」と呼
ばれる商品流通・販売システムである。例えば、デジタ
ル化又はコンピュータライズされた情報コンテンツを、
インターネット経由で配信サービスすることができる。
【0009】インターネット上では、最新の商品すなわ
ち情報コンテンツを直接端末にダウンロードする形式で
提供・販売することができるので、CDやDVDなどの
商品物流が介在する場合に比し有利である。また、即時
性のある広告情報を広域的に配信することができるの
で、全国(又は全世界)の各地に散在する潜在的な消費
者又は商品需要を比較的容易に発掘することができる。
また、商品物流などの物理的な手段を伴わないので、販
売促進や商品流通、ショー・ケースでの陳列などのイニ
シャル・コストが低く、低価格で商品を提供することが
できる。さらに、料金の支払いにセキュアな電子決済を
採り入れることにより、商品販売のほとんど全工程をネ
ットワーク経由の遠隔操作によって機械化・自動化する
ことができる。
【0010】例えば、インタラクティブで先進的なユー
ザ・インターフェースを持つWWWシステムを利用し
て、魅力的な電子モールを開設することができる。消費
者は、例えば、自宅や職場などで、ネットワーク接続さ
れたPCから電子モールにアクセスして、オンライン・
ショッピングを享受することができる。電子モール上で
は、例えば、コンピュータ・ファイル化された音楽コン
テンツや映像コンテンツを販売することができる。音楽
コンテンツとしては、従来はレコードやCDで提供され
ていた楽曲の他、携帯電話の着信音データのような比較
的小さな取引単位で低価格のデータを扱うことができ
る。また、旧来はもっぱら印刷物として提供されてきた
書籍(学術書、辞書、洋書、文庫本、地図、写真集、定
期刊行物など)やその他の出版物を、「電子書籍」とし
て提供することができる。
【0011】電子モールや、電子モール上で検索した電
子書籍などの商品は、WWW情報空間上で提供サービス
される資源であり、その場所はURLのような資源識別
子で指定される。したがって、各消費者すなわち電子モ
ールの利用者は、自分が使用するWWWブラウザの「ブ
ックマーク」又は「お気に入り」と呼ばれるURL保管
庫に、電子モールの場所や探索履歴を登録しておけばよ
い。
【0012】各ユーザが自分専用のPC又はブラウザを
使用する場合には、「ブックマーク」又は「お気に入
り」を用いたWWWシステムの利用すなわち情報探索は
極めて有効である。ところが、不特定多数のユーザが単
一の情報通信端末を共有するようなマルチユーザ環境下
では、「ブックマーク」又は「お気に入り」はあまり有
効ではない。これらURL保管庫は各ユーザが個人的な
目的や嗜好に従って情報探索した結果であり、言い換え
れば、各ユーザ毎にカスタマイズされた一種の個人情報
であり、あるユーザのURL保管庫がそのまま他人に通
用したり共有化できることは希である。
【0013】最近では、駅やコンビニエンス・ストア、
大学生協、ガソリン・スタンド、デパートなどの公共の
場に情報端末が設置され、不特定多数のユーザが情報検
索に利用するという場面が増えてきている。例えば特開
平11−53116号公報には、街頭やその他の無人環
境下に設置されて、インターネットを利用した広域情報
検索サービスを提供する街頭端末(又はキオスク端末)
について開示されている。このような街頭端末上では、
不特定ユーザが使用した探索履歴が役に立つケースは少
ない。また、自分が登録しておいたURLが次回使用時
には既もブックマークから消去されてしまっている可能
性もある。
【0014】また、情報検索作業自体は自分専用の端末
上で行うが、その出力を外部の高品位プリント・サービ
スに委ねる場合がある。例えば、本出願人に既に譲渡さ
れている特願平11−296406号明細書には、コン
ビニエンス・ストアや大学生協などの公共スペースに設
置された複合機システム上で、広域ネットワーク経由で
WWWサイトからダウンロードした情報コンテンツを有
料で記録サービスする点について開示されている(同明
細書で言う「記録」には、用紙上への印刷の他に、CD
などの記録媒体上への書き込みが含まれる)。
【0015】この種の複合機システムを利用するような
場合、あらかじめ自宅や会社のオフィスで電子モールを
訪れていたとしても、複合機システム上でも改めて電子
モールに入って所望の情報コンテンツまでディレクトリ
を辿っていく作業が必要となる。
【0016】公共スペースに設置された複合機システム
は、上述の街頭端末と同様に、不特定多数のユーザの利
用に供されるという性質を持つ。したがって、この場合
も、各ユーザが「ブックマーク」のようなURL保管庫
を用いて自分の探索履歴を残しておくことは適切でな
い。このため、あるユーザは、電子モール内で定期購入
又は定期購読している情報コンテンツにアクセスする場
合であっても、その都度、ゼロからディレクトリ探索を
やり直す必要がある。
【0017】コンビニエンス・ストアや大学生協に置か
れた複写機などのように、後続の利用者が順番を待って
いるような状況下で機器を使用する場合、各ユーザには
自分が機器を占有する時間をできる限り短くして早く立
ち去りたいたいという心理が働く。したがって、過去の
自分の探索履歴に頼らずゼロからディレクトリ探索をや
り直して、コンテンツのダウンロードに時間を要してし
まうことは、記録サービス利用者にとってかなりの心理
的負担になる。この結果、顧客はサービス利用から離れ
てしまい、また、記録サービスの提供者は充分な利益を
得られないという事態になりかねない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、情報
提供空間から所望の情報コンテンツを探索する作業を支
援することができる、優れた情報探索支援システム及び
情報探索支援方法を提供することにある。
【0019】本発明の更なる目的は、インターネットの
ような広域ネットワーク上で公開されるWWW(World
Wide Web)のようなハイパーリンク構造の情報提供空間
で所望の情報コンテンツを探索する作業を支援すること
ができる、優れた情報探索支援システム及び情報探索支
援方法を提供することにある。
【0020】本発明の更なる目的は、コンビニエンス・
ストアや大学生協など各種の公共スペースに設置されて
不特定多数のユーザが使用する情報端末上でのハイパー
リンク構造の情報提供空間の探索作業を支援することが
できる、優れた情報探索支援システム及び情報探索支援
方法を提供することにある。
【0021】本発明の更なる目的は、不特定多数のユー
ザが使用するような情報端末上での情報探索作業をユー
ザの過去の情報探索結果や探索履歴に基づいて支援する
ことができる、優れた情報探索支援システム及び情報探
索支援方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、不特定
のユーザが使用する情報端末上でのハイパーリンク構造
の情報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援シス
テム又は情報探索支援方法であって、ユーザ認証媒体を
受容してユーザ認証を行うユーザ認証手段又はステップ
と、ユーザ認証に成功したユーザに対して前記情報提供
空間上での情報探索サービスを提供する情報探索手段又
はステップと、前記情報探索手段による情報探索結果を
前記ユーザ認証手段又はステップに受容されているユー
ザ認証媒体に保存する情報探索結果保存手段又はステッ
プと、を具備することを特徴とする情報探索支援システ
ム又は情報探索支援方法である。
【0023】ここで、前記情報探索結果保存手段又はス
テップは、ユーザが希望する場合のみ情報探索結果をユ
ーザ認証媒体に保存するようにしてもよい。
【0024】また、情報探索支援システム又は情報探索
支援方法は、前記情報探索手段又はステップにより取り
出された情報コンテンツの記録サービスを行うコンテン
ツ記録手段又はステップをさらに備えていてもよい。
【0025】また、前記情報探索結果保存手段又はステ
ップは、前記情報探索手段又はステップにより取り出さ
れた情報コンテンツの記録をユーザが要求する場合の
み、情報探索結果をユーザ認証媒体に保存するようにし
てもよい。このようにすれば、常に情報探索結果がユー
ザ認証媒体に蓄積され、無用な情報探索情報の中に必要
な情報探索情報が埋没してしまう、という不具合を回避
することができる。
【0026】また、本発明の第2の側面は、不特定のユ
ーザが使用する情報端末上でのハイパーリンク構造の情
報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援システム
又は情報探索支援方法であって、ユーザ認証媒体を受容
してユーザ認証を行うユーザ認証手段又はステップと、
前記ユーザ認証手段又はステップに受容されているユー
ザ認証媒体から情報探索結果を読み出す情報探索結果読
出手段又はステップと、ユーザ認証に成功したことに応
答して、ユーザ認証媒体から読み出された情報探索結果
に基づいて前記情報提供空間上を探索開始する情報探索
手段又はステップと、を具備することを特徴とする情報
探索支援システム又は情報探索支援方法である。
【0027】本発明の第1又は第2の側面に係る情報探
索支援システム又は情報探索支援方法において、前記情
報提供空間は、1以上のハイパーテキスト資源相互間に
おいてハイパーリンク関係が形成されたハイパーテキス
ト空間であってもよい。ハイパーテキストは、例えばH
TML(Hyper Text Markup Language)のような言語を
利用して記述することができる。また、インターネット
のようなTCP/IP(Transmission Control Protoco
l/Internet Protocol)ネットワーク上では、HTML
形式の情報コンテンツに対してHTTP(Hyper Text T
ransfer Protocol)プロトコルを利用してアクセスする
ことができる。また、前記情報探索結果保存手段又はス
テップは、ハイパーテキスト空間上における該当するハ
イパーテキスト資源の資源識別情報を情報探索結果とし
て保存するようにしてもよい。TCP/IPネットワー
ク上では、資源識別情報はURL(Uniform Resource L
ocator)式で記述される。
【0028】また、本発明の第3の側面は、ユーザ認証
手続きに利用可能なユーザ認証媒体であって、ユーザ識
別情報、ユーザ認証情報、有効期限やその他のセキュリ
ティ情報を不揮発的に記録するセキュリティ情報記録領
域と、ユーザによる情報探索結果を記録するための書き
込み機能記録領域と、を具備することを特徴とするユー
ザ認証媒体である。
【0029】
【作用】本発明は、例えば、コンビニエンス・ストアや
大学生協、ガソリン・スタンドなど公共スペースにおけ
る無人環境下に設置されて、不特定多数のユーザが使用
する情報端末に適用することができる。
【0030】ユーザは、本発明に係る情報端末を介し
て、WWWなどのような広域ネットワーク上で情報コン
テンツの探索作業を行うことができる。例えば、ユーザ
はWWW情報空間に存在する電子モールにログインし
て、さらにディレクトリ検索を行い、電子書籍などの所
望の情報コンテンツを見つけ出して、ダウンロードする
ことができる。
【0031】情報端末上では、さらに、ダウンロードし
た情報コンテンツをカラープリントしたり、上質紙に高
品位印刷するなど、情報記録サービスを提供するように
してもよい。例えば本出願人に既に譲渡されている特願
平11−−296406号明細書には、このようなダウ
ンロード・コンテンツの記録サービスを有料で提供する
複合機システムについて開示している。
【0032】また、本発明に係る情報端末では、サービ
スの有料化や不正ユーザからの情報コンテンツの保護の
ために、情報端末の利用時には、ユーザに認証手続きを
要求するようにしている。本発明では、特に、ICカー
ドのようなユーザ認証情報が記録されたユーザ認証媒体
を利用した認証方式を採用している。
【0033】本発明に利用されるICカードは、ユーザ
識別情報やユーザ認証情報、カード有効期限のような通
常のセキュリティ・データを不揮発的に記録する記録領
域以外に、情報端末上でユーザが行った情報探索結果又
は情報探索履歴を記録するための書き込み可能なデータ
記録領域を備えている。
【0034】情報端末上で提供される情報探索サービス
がWWW空間におけるハイパーテキスト探索である場
合、情報探索結果は、WWW空間上の場所を表す資源識
別情報すなわちURLでよい。すなわち、ICカードの
書き込み可能データ記録領域にはURLが書き込まれ
る。
【0035】例えば、ユーザが希望する場合(見つけ出
した情報コンテンツの再利用を希望する場合)のみ、I
CカードにURL情報を保存するようにしてもよいし、
常に保存するようにしてもよい。
【0036】例えば、ユーザが情報端末を介して所定の
電子モールにログインして、定期購読する電子書籍や、
通信教育のテキストなど、定期的にアクセスして必要な
情報コンテンツを購入しなければならないような場合、
ユーザのICカード内に情報探索結果としてのURLを
自動的に保存するようにしてもよい。
【0037】したがって、ユーザが次回情報端末を利用
して定期購読誌や通信境域のテキストを購入する場合に
は、必要なディレクトリ情報すなわちURLがICカー
ドから読み出されるので、再び電子モールを訪れて所望
の情報コンテンツを探し出す作業が簡素化される。
【0038】なお、サービス利用開始時、すなわちユー
ザがICカードを取得して初めて情報端末を利用すると
きのために、最初に訪れるべきWWWサイト(例えば利
用の手引きを記述したサイトや、その他情報コンテンツ
の探索に便利なポータル・サイトなど)の場所すなわち
URLを、ICカードにあらかじめ記録しておいてもよ
い。
【0039】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0041】図1には、本発明の実施に供されるネット
ワークの全体構成を模式的に示している。
【0042】情報記録システム100は、例えば、コン
ビニエンス・ストア、あるいは大学生協のような、情報
の記録・複製・印刷出力を求める人々が多数集まるオープ
ンなスペースなどの無人環境下(言い換えれば、記録サ
ービスの提供者が各利用者のセキュリティを管理し得な
いサービス空間)に設置して用いられる。
【0043】情報記録システム100は、可視的な画像
を印刷用紙上に形成する画像形成装置であり、より好ま
しくは、原稿画像をスキャンして印刷用紙上に略同一画
像を複製する複写機の機能や、外部のホスト装置からの
プリント要求に応じてコンピュータ・データをプリント・
アウトするプリンタ機能、公衆電話回線経由で画像情報
を送受信するファクシミリ機能、あるいは情報コンテン
ツをCDやMOなどのメディア上に記録する記録機能な
ど、複数の画像形成・情報記録機能を備えた「複合機」
である。
【0044】図1に示すように、情報記録システム10
0は、LANやインターネットなどのコンピュータ・ネ
ットワークを介して、複数のホスト装置200A,20
0B…と相互接続される。ここで言う「ホスト装置」と
は、ネットワーク上でサーバ又はクライアントとして稼
動するコンピュータ・システムの総称を意味するものと
する。
【0045】情報記録システム100と各ホスト装置2
00A,200B…は、例えばTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Protocol)プロトコ
ルに従って相互接続される。当業界において既に周知の
ように、インターネット上では、WWW(World Wide W
eb)を代表とする各種の広域的な情報コンテンツ提供サ
ービスが展開されている。WWW情報空間上では、UR
L(Uniform ResourceLocator)によって識別可能な無
数の情報コンテンツが散在している。WWW情報空間上
の各サーバ及びクライアントは、HTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)プロトコルに従って各情報コンテ
ンツのサービス要求及びサービス提供を行うことができ
る。
【0046】図1に示す例では、ホスト装置200A,
200B…のうち少なくとも一部は、WWW情報空間上
で情報コンテンツを提供する「Webサーバ」として稼
動するコンピュータ・システムである。また、他のホス
ト装置は情報コンテンツへのアクセスを要求するWeb
クライアントとして稼動する一般消費者向けのPC(Pe
rsonal Computer)であってもよい。Webサーバ20
0は、情報コンテンツを有償又は無償で公開している。
また、コンテンツが有償である場合、その情報コンテン
ツの利用料は一律・定額であってもよいし、各情報コン
テンツ毎に区々であってもよい。
【0047】また、本実施例に係る情報記録システム1
00は、ネットワークに接続されたWebクライアント
としての側面を有し、Webサーバ200に対して情報
コンテンツの提供を要求することができる。(勿論、情
報記録システム100は、Webサーバとして機能し、
インターネット上で情報コンテンツの提供サービスを行
ってもよいが、この場合は本発明の要旨と直接関連しな
いので、本明細書ではこの点については説明しない。)
【0048】すなわち、情報記録システム100は、複
写サービスやファクシミリ・サービスを提供する他、ユ
ーザに対してインターネット・アクセス・サービスを提
供する。したがって、ユーザは、情報記録システム10
0を操作することで、WWW情報空間上の電子モールに
ログインして、ディレクトリ検索を行い、電子書籍やそ
の他の所望の情報コンテンツを見つけ出すことができ
る。さらに、見つけ出したコンテンツを情報記録システ
ム100側にダウンロードして、そのまま記録すること
ができる。ここで言う記録は、印刷用紙上への高品位印
刷出力や、CDやMOなどのメディア上への保存などを
意味する。
【0049】また、情報記録システム100は、記録サ
ービスの有料化と記録データの保護のために、利用料を
徴収するための課金装置と、ユーザ認証のためのユーザ
情報入力装置とをさらに備えている。
【0050】課金装置は、情報記録システム100がプ
リント・アウトなどの記録サービスを提供する対価とし
ての料金額を演算して、サービス要求元のユーザに課金
し、ユーザが支払った現金を蓄積したりするための装置
であり、「コインキット」又は「ディスペンサ」と呼ば
れる装置に類似する金銭取扱装置である。課金装置は、
課金装置は、コインや紙幣などの現金の投入によるユー
ザの料金支払いを受け付ける以外に、プリペイド・カー
ドによる決済、クレジット・カードによる信用決済、デ
ビット・カードによる即時決済など、様々な料金支払い
方法をサポートしていてもよい。
【0051】また、ユーザ情報入力装置は、ユーザ認証
に必要なユーザ情報の入力を受け付けてユーザ認証、す
なわちサービス要求元であるユーザ・アカウントの特定
とその真正性の検証を行うための装置である。例えばI
Cカードを用いてユーザ認証情報の入力を行うことがで
きる。この場合のユーザ情報入力装置はICカード・リ
ーダでよい。ユーザ認証には、例えばDDSA(デジタ
ル・ドキュメント・セキュリティ・アーキテクチャ)
/*/を利用することができる。
【0052】図2には、本実施例に係る情報記録システ
ム100の外観構成を模式的に示している。同図に示す
ように、情報記録システム100は、表示装置11と、
メディア・ボックス12と、ユーザ情報入力装置13
と、制御装置14と、課金装置15と、複合機16とで
構成される。
【0053】制御装置14は、情報記録システム100
への記録要求の入力から出力までを統括的に制御するた
めの装置である。本実施例の制御装置14は、インター
ネットなどからダウンロードされた情報コンテンツを一
時的に蓄積するスプール機能を有する。制御装置14
は、例えば、「ワークステーション」や「パーソナル・
コンピュータ」と呼ばれる一般的なコンピュータ・シス
テムを用いて構成することができる。
【0054】表示装置11は、制御装置14としてのコ
ンピュータ・システムの周辺機器として装備することが
でき、その表示画面にはビットマップ表示形式をサポー
トしたGUI(Graphical User Interface)環境が提供
されている。
【0055】本実施例に係る表示装置11は、例えば、
スプール内の情報コンテンツをユーザ情報に従ってフィ
ルタリングしたコンテンツ一覧表示(後述)や、課金装
置15において計算された記録サービスの料金や投入金
額の表示などに利用することができる。コンテンツ選択
等のユーザ操作は、キーボードやマウス等のポインティ
ング・デバイス、あるいは、表示画面上に積層された透
明型のタッチパネルを介して行うことができる。
【0056】メディア・ボックス12は、CD−ROM
やCD−R、MO(magneto Opticaldisc)、DVD(D
igital Versatile Disc)等の可搬型記録メディアを装
填して、該記録メディアに対してコンピュータ可読形式
データの読み出し及び/又は書き込みを行う1以上のド
ライブ・ユニットで構成される。メディア・ボックス12
は、制御装置14としてのコンピュータ・システムの周
辺機器として接続される。コンピュータ・システムにメ
ディア・ドライブを接続するインターフェース規格は、
例えばSCSI(Small Computer System Interface)
である。
【0057】ユーザ情報入力装置13はユーザー情報を
入力するための装置である。本実施例では、ユーザ情報
入力装置13はICカード上に記録されたユーザ情報に
アクセス可能なICカード・リーダである。ユーザ情報
としては、例えばユーザIDやパスワード、電話番号を
利用することができ、ICカード・リーダ内に電気的又
は磁気的に記録しておくことができる。但し、ICカー
ド上の記録情報については後に詳解する。
【0058】ユーザ情報入力装置13において取得され
たユーザ情報は、課金装置15におけるユーザ毎の課金
情報や料金支払い情報の管理や、情報記録システム10
0にスプールされたコンテンツのフィルタリング、さら
には情報記録システム100上における情報空間探索の
ために利用される。
【0059】課金装置15は、記録サービスの対価とし
ての料金の演算と、ユーザに対する料金の提示及び課
金、ユーザの料金支払いの受け付けなどを行う金銭取扱
装置である(前述)。本実施例の課金装置15は、各ユ
ーザ毎に課金情報及び料金支払い情報を管理できるもの
とする。料金の「提示」は、例えば、LEDパネル(図
示しない)を用いた料金のデジタル表示や、表示装置1
1の表示画面上でのダイアログ表示、あるいは音声出力
によって行うことができる。
【0060】複合機16は、原稿画像を読み取って印刷
用紙上に再現する「複写機」や、PSTN(Public Swi
tched Telephone Network)やISDN(Integrated Se
rvices Digital Network)などの公衆電話回線経由で受
信した画像データを画像出力する「ファクシミリ」、L
AN(Local Area Network)やインターネットなどのネ
ットワーク経由で受信したコンピュータ・データを印刷
する「プリンタ」、あるいは、これらのうち2以上の画
像出力機能を備えた多機能型の装置である。
【0061】複合機16における画像出力機能は、原稿
画像を光学的に読み取る画像読取部と、読取画像を印刷
可能な形式に画像変換する画像処理部と、変換画像を印
刷用紙上に複製する画像出力部と、機器内部で印刷用紙
を順次搬送する搬送部とで構成される(いずれも図示し
ない)。また、複合機16は、印刷前後の用紙を蓄積す
る給紙トレイ及び排紙トレイや、読取原稿を順送りする
自動原稿フィーダ(ADF)など、その他の装置を備え
ていてもよい(いずれも図示しない)。但し、既存の複
合機製品を適用することができ、また、機器内部の構造
自体は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書で
はこれ以上説明しない。
【0062】図3には、情報記録システム100の動作
を制御する制御装置14の内部ハードウェア構成を模式
的に示している。既に述べたように、制御装置14は、
一般的なコンピュータ・システムのアーキテクチャをベ
ースにデザインされている。すなわち、制御装置14
は、「マザーボード」(図示しない)と呼ばれる主要回
路部品を搭載した印刷配線基板に対して、該基板上に設
けられたコネクタ(図示しない)に周辺装置をケーブル
接続したり、該基板上に設けられた1基以上のバス・ス
ロット(図示しない)に各種のアダプタ・カード(イン
ターフェース・カード)を装着することで構成される。
コンピュータ・システムの一例は、米IBM社のPC/
AT(Personal Computer/Advanced Technology)互換
機又はその後継機である。以下、制御装置14内の各部
について説明する。
【0063】CPU(Central Processing Unit)51
は、制御装置14及び記録サービス・システム100全
体の動作を統括的に制御するメイン・コントローラであ
り、オペレーティング・システム(OS)が提供する動
作環境下で、各種のアプリケーション・プログラムを実
行する。
【0064】OSは、例えばUNIX(登録商標)や、
米マイクロソフト社の"WindowsNT"などでよい
が、ビットマップ表示形式及びGUI(Graphical User
Interface)環境をサポートしたウィンドウ・システム
を備えていることがより好ましい。CPU51は、OS
が提供する実行環境下でWWWブラウザを起動すること
ができる。WWWブラウザは標準的な製品でもよい。
【0065】メイン・メモリ52は、CPU51の実行
プログラム・コードをロードしたり、実行プログラムの
作業データを書き込むために使用される書き込み可能な
揮発性メモリであり、通常は複数個のDRAM(Dynami
c RAM)チップで構成される。また、ROM(Read Only
Memory)53は、制御装置14の電源投入時に実行す
る自己診断プログラム(POST)や、ハードウェア操
作用の基本入出力システム(BIOS)を恒久的に格納
する読み出し専用メモリである。ROM53は、例えば
電気的な消去及び再書き込み動作が可能なEEPROM
(ElectricallyErasable and Programmable ROM)で構
成されていてもよい。
【0066】CPU51は、バス65を介して装置14
内の各部と相互接続されている。バス65は、アドレス
・バス、データ・バス、コントロール・バスなどを含んだ
共通信号伝送路であり、例えばPCI(Peripheral Com
ponent Interconnect)バスがこれに相当する。
【0067】ディスプレイ・インターフェース54は、
CPU51からの描画命令に従って表示装置11の画面
表示を制御するインターフェース・コントローラであ
り、描画情報を一時格納するためのフレーム・メモリ
(図示しない)を備えている。なお、本発明を好適に具
現するためには、ディスプレイ・インターフェース54
は、VGA(Video Graphics Array)以上のビットマッ
プ描画能力(例えば、SVGA(Super video Graphics
Array)やXGA(eXtended Graphics Array))を有
することが好ましい。
【0068】ハード・ディスク・ドライブ(HDD)55
は、プログラムやデータなどを所定フォーマットのファ
イル形式で蓄積するための外部記憶装置であり、数十G
B程度又はそれ以上の記憶容量を持つ。本実施例では、
ハード・ディスク・ドライブ55は、スプール、すなわ
ち受信したジョブを一時的に蓄積するためにも使用され
る。
【0069】HDD55は、ハード・ディスク・インタ
ーフェース56を介してバス65に接続されている。ハ
ード・ディスク・ドライブをコンピュータ・システム14
に接続するインターフェース規格は、例えばIDE(In
tegrated Drive Electronics)である。
【0070】キーボード/マウス・コントローラ(KM
C)57は、キーボード72からのキー入力やマウス7
3などのポインティング・デバイスからの座標指示入力
などのユーザ入力を処理するための専用コントローラで
ある。また、マウス73以外のポインティング・デバイ
スとして、タッチパネル71を備えている。このタッチ
パネル71は表示装置11の表示画面上に貼設されてお
り、ユーザは、表示画面上に提供されたGUI形式の操
作画面を目で追いながら直感的にコマンド入力すること
ができる。タッチパネル71は、シリアル入出力インタ
ーフェース63経由で制御装置14に装着されている。
【0071】既に述べたように、本実施例に係る情報記
録システム100は、課金や料金支払いの受付などの処
理を行う課金装置15と、記録手段としての複合機16
を備えている。これら課金装置15や複合機16は、R
S422インターフェース58を介して、コンピュータ
・システム14に接続される。なお、"RS422"は、
EIA(Electronic Industries Alliance:米国電子工
業会)によって規定されたデータ通信の高速インターフ
ェースの電気的特性に関する規格である。
【0072】また、情報記録システム100は、複合機
以外の記録手段としてのメディア・ボックス12を備え
ている。本実施例では、メディア・ボックス12は、C
D−ROM(CD−R)ドライブ81、MO(Magneto
Optical disc)ドライブ82、DVD(Digital Versat
ile Disc)ドライブ83のような、可搬型記録メディア
を装填してデータの記録及び/又は再生を行う1以上の
メディア・ドライブ・ユニットで構成される。SCSI
(Small Computer System Interface)インターフェー
ス59は、この種の複数のメディア・ドライブ81,8
2…をデイジーチェーン方式で接続することができる。
【0073】ネットワーク・インターフェース・カード
(NIC)60は、コンピュータ・システム14を、外
部のネットワークに接続するための装置である。図3に
示す例では、NIC60は、制御装置14をある1つの
LAN(Local Area Network)セグメントに接続してい
る。このLANセグメント上では、制御装置14はプリ
ント・サーバとして稼動することもできる。
【0074】また、LANセグメント上のホスト装置の
1つはルータであり、このルータ経由でインターネット
にも接続されている。LAN及びインターネット上に
は、複数のホスト装置が散在している。ホスト装置の一
部は、情報コンテンツを有償又は無償で公開するコンテ
ンツ・サーバ(WWWサーバ)200である。インター
ネット上の情報コンテンツの各々はURLで指定可能で
あり、HTTPプロトコルに従ってアクセス可能であ
る。
【0075】モデム61は、アナログ電話回線上の伝送
データを変復調するための装置であり、公衆電話回線を
介してファクシミリ装置300と交換接続が可能であ
る。
【0076】拡張装置インターフェース62は、ユーザ
情報入力装置としてのICカード・リーダをコンピュー
タ・システム14に接続するための装置である。ICカ
ード・リーダが取得したユーザ情報は、CPU51に転
送されて、ユーザ認証処理やスプールされたコンテンツ
のフィルタリングに用いられる。ユーザ認証処理には、
例えばDDSA(前述)を適用することができる。
【0077】次いで、本実施例に係る情報記録システム
100における動作について説明する。
【0078】既に述べたように、情報記録システム10
0は、コンビニエンス・ストアや大学生協、ガソリン・
スタンド、高速道路のサービス・エリアのような、情報
の記録・複製・印刷出力を求める不特定の人々が多数集ま
る公共又はオープンなスペースにおいて無人環境下で設
置して用いられる。したがって、情報記録システム10
0のユーザ(以下、単に「ユーザ」とする)は、これら
各店舗の顧客を兼ねる場合が多い。
【0079】また、情報記録システム100は、インタ
ーネットのような広域的なTCP/IPネットワークに
接続されているので、ユーザは、図2に示すようなシス
テム100の表示画面を目の前にして、WWW情報空間
の探索作業を行うことができる。例えば、ユーザはWW
W情報空間に存在する電子モールにログインして、さら
にディレクトリ検索を行い、電子書籍などの所望の情報
コンテンツを見つけ出して、情報記録システム100に
ダウンロードすることができる。情報記録システム10
0は、ダウンロードした情報コンテンツをカラープリン
トしたり、上質紙に高品位印刷するなど、情報記録サー
ビスを提供することができる。
【0080】但し、情報記録システム100は、店舗を
訪れる不特定多数のユーザによって共有される性質を持
つので、各ユーザ毎のWWW情報空間の探索履歴(例え
ば「ブックマーク」のようなURL保管庫)や、Coo
kieのような特定ユーザの個人情報などをサポートし
ないものとする。
【0081】また、情報記録システム100は、基本的
には、その所有者が収益を上げるために無人環境下に設
置するものである。したがって、情報記録システム10
0が提供する情報コンテンツの記録サービスや、情報コ
ンテンツを取り出すための情報探索サービスは有料で提
供されるものであるとする。また、無人環境下で有料化
サービスを実現するために、情報記録システム100の
利用は、ICカードを用いたユーザ認証処理を通過する
ことを前提とする。
【0082】図4には、情報記録システム100の動作
手順をフローチャートの形式で示している。同図に示す
処理手順は、正規のアカウント(利用者資格)を持つ、
すなわちICカードを配布されたユーザが最初に情報記
録システム100を利用する場合の動作に相当する。以
下、このフローチャートに従って説明する。
【0083】表示装置11の表示画面上には、図5に示
すような、ユーザにICカード挿入を促すプロンプト画
面が表示されている。このような状態で、ユーザがIC
カードをユーザ情報入力装置13のICカード挿入口に
自分のICカードを挿入する(ステップS1)。
【0084】ICカードの挿入に応答して、ユーザ情報
入力装置13は、ICカード内に記録されているユーザ
情報などのデータを読み出し、制御装置14ではユーザ
認証処理を行う(ステップS2)。ユーザ情報には、カ
ード識別情報、ユーザ識別情報、ユーザ認証情報、有効
期限などが含まれる。また、認証処理に際して、ユーザ
・パスワードの入力を求めてもよい。
【0085】ユーザ認証処理に成功するとともに、カー
ド有効期限が消滅していない場合には、ユーザには情報
記録システム100の利用が許可される。これに応答し
て、制御装置14ではWWWブラウザが起動して、ユー
ザは表示装置11の表示画面上でWWW情報空間の探索
(サーバ・アクセス)を行うことができる(ステップS
3)。
【0086】本実施例では、ユーザはWWW情報空間を
探索した結果、ある電子モールのサイトに到達したとす
る。電子モールは、一般公開していてもよいし、情報記
録システム100の正規ユーザに対してアカウントを与
えていてもよい。後者の場合、ユーザ認証に成功すると
同時に、WWWブラウザを起動して電子モールにダイレ
クトにアクセスするようにシステム100を設定してお
いてもよいし、電子モールをポータル・サイトに設定し
ておいてもよい。また、情報記録システム100からは
電子モールなど特定のサイトへのアクセスのみを許可す
るようにしておいてもよい。また、電子モール・サイト
は、ユーザに対し、情報記録システム100とは別のア
カウント取得を求めてもよい。
【0087】ユーザは、電子モール内では、任意のディ
レクトリ探索が許可されており、次分の好きな情報コン
テンツを求めて電子モール内の各場所を訪れることがで
きる。各ディレクトリは、WWW情報空間上のHTTP
資源であり、URLによって場所を指定することができ
る。ここで言う情報コンテンツは、音楽コンテンツ、映
像コンテンツ、電子書籍など情報記録システム100上
で記録サービス可能なさまざまなコンテンツでよい。ユ
ーザは、訪れた先で逐次所望のコンテンツを選択する
(すなわち購入する)ことができる。
【0088】あるいは、電子モールは、自身が提供する
コンテンツを一覧表示したコンテンツ選択画面を用意し
ておいてもよい。図6には、コンテンツ選択画面の構成
例を示している。同図では、画面上には、選択(すなわ
ち購入)可能なコンテンツ紹介フィールドがリストアッ
プされている。各々のコンテンツ紹介フィールド内に
は、コンテンツの内容を視覚的に把握するためのサムネ
イルや、コンテンツ名、コンテンツ作成年月日など書誌
的事項が記載されている。
【0089】電子モール内では、各コンテンツ表示領域
に、コンテンツ選択(購入)手続きを呼び出すためのU
RLを埋め込んでおくことにより、ユーザは直感的な操
作でコンテンツ選択を行うことができる(ステップS
4)。コンテンツ選択操作に応答して、情報記録システ
ム100は、コンテンツのダウンロードを実行する(ス
テップS5)。
【0090】また、情報記録システム100は、コンテ
ンツのダウンロード作業終了後(又は開始前)に、ユー
ザが今回訪れたディレクトリを再度訪れることを希望す
るか否か(すなわち再利用したいか否か)を確認する
(ステップS6)。
【0091】例えば、図6に示すようなコンテンツ選択
画面上でコンテンツの選択を行うような場合には、図7
に示すような再利用確認ウィンドウをポップアップ表示
させてもよい。再利用はディレクトリ情報を保存するこ
とによって実現される。TCP/IPネットワークにお
けるディレクトリ情報は、URLに相当する。図7に示
す例では、「このコンテンツを購入したURLを記録し
ますか?」というコメントの下に、「はい」及び「いい
え」の各指示ボタンが配設されている。また、判断を正
確に行わしめるために、ポップアップ・ウィンドウ内に
コンテンツのサムネイルを表示してもよい(図示)。
【0092】ポップアップ・ウィンドウ上で「はい」ボ
タンを押すなど、ディレクトリの再利用を入力した場合
(ステップS7)、ユーザ情報入力装置13に装填中の
ICカード内に当該ディレクトリ情報が書き込まれる
(ステップS8)。なお、システム100がディレクト
リ情報の自動保存するように設定されている場合には、
ステップS5〜S7の手続きが省略され、コンテンツ選
択に応答してICカード内にディレクトリ情報が保存さ
れる。
【0093】この結果、電子モールからログアウトして
システム100の利用終了後にも、ICカード上にはカ
ードの所有者自身の探索履歴が保存されていることにな
る。また、ユーザは、自分の探索履歴をICカードとい
う形で持ち運ぶことができるので、他の情報記録システ
ム100上を利用する場合であっても自分の探索履歴を
其処まで移動させることができる。
【0094】コンテンツ選択が行われた場合、情報記録
システム100は選択されたコンテンツの記録サービス
を提供する(ステップS9)。
【0095】ここで言う記録サービスは、印刷用紙上へ
の高品位印刷出力や、CDやMOなどのメディア上への
保存など、その態様は特に限定されない。また、通常、
記録サービスは有料化されており、課金装置15におい
て情報記録料や記録品質に応じた料金が演算処理され
て、ユーザに課金される。
【0096】但し、記録サービスや課金処理、支払い手
続きなどは本発明の要旨とは直接関連しないので、ここ
ではこれ以上説明しない。
【0097】次いで、正規アカウントを持つ、すなわち
ICカードを所有するユーザが2度目以降に情報記録シ
ステム100を利用する場合の該システム100の動作
について説明する。この場合、ICカード上には前回利
用時までのディレクトリ(URL)情報、又は探索履歴
が蓄積されているものとする。
【0098】図9には、ICカードを所有するユーザが
2度目以降に情報記録システム100を利用する場合の
処理手順をフローチャートの形式で示している。以下、
このフローチャートに従って説明する。
【0099】表示装置11の表示画面上には、図5に示
すような、ユーザにICカード挿入を促すプロンプト画
面が表示されている。このような状態で、ユーザがIC
カードをユーザ情報入力装置13のICカード挿入口に
自分のICカードを挿入する(ステップS11)。
【0100】ICカードの挿入に応答して、ユーザ情報
入力装置13は、ICカード内に記録されているユーザ
情報などのデータを読み出し、制御装置14ではユーザ
認証処理を行う(ステップS12)。ユーザ情報には、
カード識別情報、ユーザ識別情報、ユーザ認証情報、有
効期限などが含まれる。また、認証処理に際して、ユー
ザ・パスワードの入力を求めてもよい。
【0101】ユーザ認証処理に成功するとともに、カー
ド有効期限が消滅していない場合には、ユーザには情報
記録システム100の利用が許可される。これに応答し
て、ユーザ情報入力装置13に対して、ICカードから
ディレクトリ(URL)情報が読み出すように指示コマ
ンドが発行される(ステップS13)。
【0102】ICカードから記録済みのディレクトリ情
報が読み出されると、これらは表示装置11の表示画面
上に一覧表示される(ステップS14)。
【0103】図8には、ディレクトリ情報の一覧表示が
面の構成例を示している。同図に示す例では、各ディレ
クトリのタイトル名が、選択ボタンとともにリストアッ
プされている。
【0104】一覧表示画面上で特定の選択ボタンを押す
と、該当するディレクトリが選択されたことになる(ス
テップS15)。そこで、情報記録システム100上で
WWWブラウザが起動され(既に起動されていても
可)、該当するディレクトリへのアクセスが開始される
(ステップS16)。
【0105】ここで訪れることになるディレクトリは、
ユーザが以前既に訪れた場所であり、コンテンツの再利
用が実現することになる。すなわち、再びコンテンツの
ダウンロードが可能な状況になるが、以降の処理は最初
にディレクトリを訪れた場合(図4を参照のこと)と略
同一なので、説明を省略する。
【0106】最後に、ICカード内の記録用データ・フ
ォーマットについて説明しておく。図10には、データ
・フォーマット例を示している。
【0107】同図に示すように、ICカード内には、カ
ード識別情報フィールド、ユーザ識別情報フィールド、
ユーザ認証情報フィールド、カードの有効期限フィール
ド、ディレクトリ(URL)情報フィールドが含まれて
いる。
【0108】カード識別情報フィールド、ユーザ識別情
報フィールド、ユーザ認証情報フィールド、及びカード
の有効期限フィールドの各フィールドにカードID、ユ
ーザID、ユーザ認証情報、及び有効期限の各データを
不揮発的に書き込んでから、ICカードが正規ユーザに
配布される。これらのデータ・フィールドは、改竄など
の不正アクセス不能に構成されていることが好ましい。
【0109】また、ディレクトリ(URL)情報フィー
ルドは、追記可能に構成されており、ユーザがWWW探
索した結果得られるディレクトリ情報が書き込まれる
(図4のステップ8を参照のこと)。
【0110】ユーザにICカードを渡すときは、ディレ
クトリ情報フィールドはブランク状態であってもよい
が、電子モール・サイトや、その他のポータル・サイト
のディレクトリ情報をあらかじめ書き込んでおいてもよ
い。このような場合、ユーザが最初にICカードを使用
するときに訪れる場所を、カード配布者側でコントロー
ルすることができる。例えば、最初に訪れるポータル・
サイトに、本情報記録サービスの紹介や契約内容などを
解説したページを用意しておいてもよい。
【0111】《注釈》 *:DDSA(デジタル・ドキュメント・セキュリティ
・アーキテクチャ)は、"利用権"という概念を取り入れ
たデジタルコンテンツの流通技術でり、コンテンツをR
SAやDSAなどの公開鍵暗号により暗号化して配信
し、利用権の購入者として認証された場合にのみデータ
を復号化する。DDSAは、基本的には、コンテンツ自
体は複製可能な状態で流通させ、これを復号化するため
の秘密鍵を利用権として販売するという方法を採用す
る。但し、ユーザが秘密鍵(利用権)を不正に横流しす
る危険を排除するために、利用権の購入者に発行する
「アクセス・チケット」とユーザにあらかじめ配布して
おく身分証明書「トークン」からその都度、秘密鍵を生
成するようにしている。各アクセス・チケットは特定の
トークンだけに対応するとともに、トークンは複製不可
能なICカードなどの形態で提供されるので、正規の購
入者でなければ復号化に必要な秘密鍵を入手できない仕
組みになる。
【0112】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0113】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
情報提供空間から所望の情報コンテンツを探索する作業
を支援することができる、優れた情報探索支援システム
及び情報探索支援方法を提供することができる。
【0114】また、本発明にによれば、インターネット
のような広域ネットワーク上で公開されるWWW(Worl
d Wide Web)のようなハイパーリンク構造の情報提供空
間で所望の情報コンテンツを探索する作業を支援するこ
とができる、優れた情報探索支援システム及び情報探索
支援方法を提供することができる。
【0115】また、本発明によれば、コンビニエンス・
ストアや大学生協など各種の公共スペースに設置されて
不特定多数のユーザが使用する情報端末上でのハイパー
リンク構造の情報提供空間の探索作業を支援することが
できる、優れた情報探索支援システム及び情報探索支援
方法を提供することができる。
【0116】また、本発明によれば、不特定多数のユー
ザが使用するような情報端末上での情報探索作業をユー
ザの過去の情報探索結果又は探索履歴によって支援する
ことができる、優れた情報探索支援システム及び情報探
索支援方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるネットワーク・システムの
構成を模式的に示した図である。
【図2】本実施例に係る情報記録システム100の外観
構成を模式的に示した図である。
【図3】情報記録システム100の動作を制御する制御
装置14の内部ハードウェア構成を模式的に示した図で
ある。
【図4】情報記録システム100の動作手順を示したフ
ローチャートであり、より具体的には、ICカードを配
布されたユーザが最初に情報記録システム100を利用
する場合の動作手順を示したフローチャートである。
【図5】ユーザにICカード挿入を促すプロンプト画面
の表示例を示した図である。
【図6】電子モールが用意するコンテンツ選択画面の構
成例を示した図である。
【図7】コンテンツ選択画面上に再利用確認ウィンドウ
をポップアップ表示させた様子を示した図である。
【図8】ディレクトリ情報の一覧表示が面の構成例を示
した図である。
【図9】ICカードを所有するユーザが2度目以降に情
報記録システム100を利用する場合の処理手順を示し
たフローチャートである。
【図10】ICカードに記録されているデータ・フォー
マット例を示した図である。
【符号の説明】
11…表示装置,12…メディア・ボックス 13…ユーザ情報入力装置,14…制御装置 15…課金装置,16…複合機 51…CPU,52…メイン・メモリ 53…ROM 54…ディスプレイ・インターフェース 55…ハード・ディスク・ドライブ(HDD) 56…HDDインターフェース 57…キーボード/マウス・コントローラ 58…RS422インターフェース 59…SCSIインターフェース 60…ネットワーク・インターフェース・カード 61…モデム,62…拡張装置インターフェース 63…シリアル入出力インターフェース 71…タッチパネル,72…キーボード 73…マウス,81…CD−ROMドライブ 82…MOドライブ,83…DVDドライブ 100…情報記録システム 200…ホスト装置(WWWサーバ) 300…ファクシミリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC 132 132 302 302E 310 310C 502 502 512 512 G06K 17/00 G06K 17/00 L Fターム(参考) 5B049 BB00 BB26 CC05 CC09 CC39 DD04 EE05 FF02 FF03 FF04 GG02 5B058 CA40 KA08 KA37 YA20 5B075 KK07 ND16 5B082 EA07 EA11 GC04 5B085 AC04 AE12 BG07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不特定のユーザが使用する情報端末上での
    情報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援システ
    ムであって、 ユーザ認証媒体を受容してユーザ認証を行うユーザ認証
    手段と、 ユーザ認証に成功したユーザに対して前記情報提供空間
    上での情報探索サービスを提供する情報探索手段と、 前記情報探索手段による情報探索結果を前記ユーザ認証
    手段に受容されているユーザ認証媒体に保存する情報探
    索結果保存手段と、を具備することを特徴とする情報探
    索支援システム。
  2. 【請求項2】前記情報探索結果保存手段は、ユーザが希
    望する場合のみ情報探索結果をユーザ認証媒体に保存す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報探索支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】さらに、前記情報探索手段により取り出さ
    れた情報コンテンツの記録サービスを行うコンテンツ記
    録手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報
    探索支援システム。
  4. 【請求項4】前記情報探索結果保存手段は、前記情報探
    索手段により取り出された情報コンテンツの記録をユー
    ザが要求する場合のみ情報探索結果をユーザ認証媒体に
    保存することを特徴とする請求項3に記載の情報探索支
    援システム。
  5. 【請求項5】不特定のユーザが使用する情報端末上での
    情報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援システ
    ムであって、 ユーザ認証媒体を受容してユーザ認証を行うユーザ認証
    手段と、 前記ユーザ認証手段に受容されているユーザ認証媒体か
    ら情報探索結果を読み出す情報探索結果読出手段と、 ユーザ認証に成功したことに応答して、ユーザ認証媒体
    から読み出された情報探索結果に基づいて前記情報提供
    空間上を探索開始する情報探索手段と、を具備すること
    を特徴とする情報探索支援システム。
  6. 【請求項6】前記情報提供空間は、1以上のハイパーテ
    キスト資源相互間においてハイパーリンク関係が形成さ
    れたハイパーテキスト空間であり、 前記情報探索結果保存手段は、ハイパーテキスト空間上
    における該当するハイパーテキスト資源の資源識別情報
    を情報探索結果として保存する、ことを特徴とする請求
    項1又は5に記載の情報探索支援システム。
  7. 【請求項7】不特定のユーザが使用する情報端末上での
    情報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援方法で
    あって、 ユーザ認証媒体を受容してユーザ認証を行うユーザ認証
    ステップと、 ユーザ認証に成功したユーザに対して前記情報提供空間
    上での情報探索サービスを提供する情報探索ステップ
    と、 前記情報探索ステップにおける情報探索結果をユーザ認
    証媒体に保存する情報探索結果保存ステップと、を具備
    することを特徴とする情報探索支援方法。
  8. 【請求項8】前記情報探索結果保存ステップでは、ユー
    ザが希望する場合のみ情報探索結果をユーザ認証媒体に
    保存することを特徴とする請求項7に記載の情報探索支
    援方法。
  9. 【請求項9】さらに、前記情報探索ステップにより取り
    出された情報コンテンツの記録サービスを行うコンテン
    ツ記録ステップを備えることを特徴とする請求項7に記
    載の情報探索支援方法。
  10. 【請求項10】前記情報探索結果保存ステップでは、情
    報探索ステップにより取り出された情報コンテンツの記
    録をユーザが要求する場合のみ情報探索結果をユーザ認
    証媒体に保存することを特徴とする請求項9に記載の情
    報探索支援方法。
  11. 【請求項11】不特定のユーザが使用する情報端末上で
    の情報提供空間の探索作業を支援する情報探索支援方法
    であって、 ユーザ認証媒体を受容してユーザ認証を行うユーザ認証
    ステップと、 ユーザ認証媒体から情報探索結果を読み出す情報探索結
    果読出ステップと、 ユーザ認証に成功したことに応答して、ユーザ認証媒体
    から読み出された情報探索結果に基づいて前記情報提供
    空間上を探索開始する情報探索ステップと、を具備する
    ことを特徴とする情報探索支援方法。
  12. 【請求項12】前記情報提供空間は、1以上のハイパー
    テキスト資源相互間においてハイパーリンク関係が形成
    されたハイパーテキスト空間であり、 前記情報探索結果保存ステップでは、ハイパーテキスト
    空間上における該当するハイパーテキスト資源の資源識
    別情報を情報探索結果として保存する、ことを特徴とす
    る請求項7又は11に記載の情報探索支援方法。
  13. 【請求項13】ユーザ認証手続きに利用可能なユーザ認
    証媒体であって、 ユーザ識別情報、ユーザ認証情報、有効期限やその他の
    セキュリティ情報を不揮発的に記録するセキュリティ情
    報記録領域と、 ユーザによる情報探索結果を記録するための書き込み機
    能記録領域と、を具備することを特徴とするユーザ認証
    媒体。
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