JP2001134669A - アクセス権取得システム、コンテンツアクセス方式、コンテンツアクセス制御方式、コンテンツ閲覧方式、コンテンツ格納媒体の販売方式、および媒体 - Google Patents

アクセス権取得システム、コンテンツアクセス方式、コンテンツアクセス制御方式、コンテンツ閲覧方式、コンテンツ格納媒体の販売方式、および媒体

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JP2001134669A
JP2001134669A JP31815499A JP31815499A JP2001134669A JP 2001134669 A JP2001134669 A JP 2001134669A JP 31815499 A JP31815499 A JP 31815499A JP 31815499 A JP31815499 A JP 31815499A JP 2001134669 A JP2001134669 A JP 2001134669A
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JP31815499A
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Shigeyasu Natsubori
重靖 夏堀
Shozo Isobe
庄三 磯部
Yoshiharu Kamiya
義治 上谷
Tatsuya Koretsu
達也 是津
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一の媒体とは異なる媒体より、第一の媒体
のコンテンツと同様のコンテンツの全部または一部を鑑
賞や閲覧等を行なうことを可能とする。 【解決手段】 本発明に係るアクセス権取得システム
は、雑誌11、書籍、CDなどの第一の媒体を受け付け
る媒体受理手段と、受け付けた媒体を確認しアクセス権
の発行を促す交換処理手段と、受理した第一の媒体のコ
ンテンツと第二の媒体のコンテンツの関連を管理するア
クセス情報管理手段と、第二の媒体のコンテンツをアク
セスするための権利を発行するアクセス権発行手段と、
該アクセス権を記憶するアクセス権記憶手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書籍、雑誌などの紙
媒体コンテンツ、および、DVD、音楽CDなどのパッ
ケージ媒体コンテンツ、および、WWWなどのネットワ
ーク媒体コンテンツ、および、その他の媒体コンテンツ
のいずれかである第1の媒体と交換に、前記媒体のいず
れかである第2のコンテンツにアクセスできるようなア
クセス権取得システム、および、該システムに係る装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、書籍、雑誌などの紙媒体コンテン
ツ、DVD、音楽CDなどのパッケージ媒体コンテンツ
などは、それぞれ制作、編集などが行われ、それぞれの
媒体によって流通、発行、販売などが行われてきた。た
とえば、書籍であれば著者が原稿を執筆し編集者がこれ
を書籍の体裁に整え、印刷所において紙媒体に印刷が行
われ、出版社から小売店までの流通経路を経て我々の手
元に届けられる。音楽CDに関しては、作詞、作曲者の
作成した曲を歌手や演奏者が楽曲とし、プロデューサな
どによりアルバムなどに構成され、レコード会社から小
売店までの流通経路を経て我々の手元に届けられる。こ
のようにそれぞれ独立した制作や流通の形態をとってい
る。
【0003】雑誌などの記事を手元に保存したいと考え
た場合、その記事を切り抜きファイリングしたり、コピ
ー機やスキャナで複写したり、或いは、その雑誌をまる
ごと保存するといった方法をとってきた。しかし、これ
らの方法は作業が煩雑であったり、著作権を侵害する恐
れもあった。さらに、雑誌等は紙で作られており、これ
らのリサイクル可能な資源が埋もれる原因ともなる。
【0004】一方、近年、従来それぞれ独立していた媒
体が複数組み合わされて販売されるものがある。いわゆ
るメディアミックスという形態でCD−ROM付き雑誌
やビデオ付きの書籍などがこれにあたる。また、WWW
ホームページと連携している例もある。たとえば、雑誌
がホームページを開設している場合、WWWのページに
は雑誌の記事の見出しや一部記事の抜粋や、記事内容の
訂正追加といった情報、また、読者の投稿欄といったW
WWだけの独自企画などで構成される。これは主媒体で
ある雑誌の購買を促す広告といった要素が強いコンテン
ツであるか、ネットワークメディアの即時性や双方向性
を生かして主媒体である雑誌に掲載されたの情報の補間
的な機能を果たしているコンテンツである場合が多い。
雑誌のコンテンツがそのままWWWのホームページ上に
掲載されている例もあるが、この場合は主媒体である雑
誌が発売中には掲載されず、次号の発売以降にバックナ
ンバーという形での掲載となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明によって書籍、
雑誌などの紙媒体コンテンツ、DVD、音楽CDなどの
パッケージ媒体コンテンツなど、第一の媒体のコンテン
ツと同様のコンテンツの全部または一部をアクセスする
権利を第一の媒体と引き換えに得ることで、第一の媒体
とは異なる媒体より、第一の媒体のコンテンツと同様の
コンテンツの全部または一部を鑑賞や閲覧等を行なうこ
とを可能とする。
【0006】コンテンツへのアクセス権取得の方法とし
て第一の媒体と引き換えに行なうため、第一の媒体が紙
やプラスティックなど再利用できる物質である場合、本
発明によりリサイクルが推進できるため地球資源保護の
一助となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアクセス権
取得システムは、雑誌、書籍、CDなどの第一の媒体を
受け付ける媒体受理手段と、受け付けた媒体を確認しア
クセス権の発行を促す交換処理手段と、受理した第一の
媒体のコンテンツと第二の媒体のコンテンツの関連を管
理するアクセス情報管理手段と、第二の媒体のコンテン
ツをアクセスするための権利を発行するアクセス権発行
手段と、該アクセス権を記憶するアクセス権記憶手段と
を有する。
【0008】本発明に係るコンテンツアクセスシステム
は、第二の媒体のコンテンツをアクセスするためのアク
セス権を記憶するアクセス権記憶手段と、該アクセス権
の正当性を確認するデータアクセス認証手段と、該アク
セス権と該アクセス権によりアクセス可能な第二の媒体
のコンテンツとの関連を管理するアクセス情報管理手段
と、コンテンツが格納されている第二の媒体であるデー
タ格納手段と、第二の媒体のコンテンツの閲覧、鑑賞等
を行なうユーザインターフェース手段とを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下では請求項1および請求項4
および請求項8および請求項9および請求項10の実施
例を図を用いて示す。図1はアクセス権を取得しコンテ
ンツへのアクセスを行なうまでの一連の流れを示した模
式図である。図2はアクセス権取得のためのシステム構
成。図3はアクセス権取得のフローチャート。図6はア
クセス権記録フォーマットの模式図。図12は無線タグ
が埋め込まれたジャケットの例である。
【0010】該システム利用者は第一の媒体である雑誌
11を購入し閲覧の後、第一の媒体の回収場所である書
店12に雑誌11を持参する。なお、回収場所は雑誌購
入の書店でなければならないといった制約はなく、該シ
ステムが稼動していれば、第一の媒体と回収場所の業種
や業態、地理的位置などは問わない(31)。
【0011】持参された雑誌11は該書店12におい
て、該システムでの取り扱っている雑誌であるか、有効
期限内のものであるかなどの第一の媒体である雑誌の正
当性の判断が媒体受理部21によってなされる(3
2)。具体的には、店員が目視によって判断するか、雑
誌に付されているバーコード13などの汎用の符号列を
読み取り装置等を用いて照合するか、印刷などで明示さ
れるか、無線タグなどで埋め込まれた該システム専用の
符号列を用いて照合する。図12は無線タグを埋め込ん
だジャケットの例であるが、121が示す位置に無線タ
グが埋め込まれている。この位置を示すために円形の印
が付されているが、これに代わりエンボス加工を施すな
ど他の方法で該タグの位置を示しても良い。これにより
タグの位置が容易に判り無線タグリーダでの符号列の読
み込みが迅速にかつ確実に行なわれる。
【0012】第一の媒体が正当なものであると判断され
るとアクセス情報管理部22によって該当するコンテン
ツが第二の媒体にあるかの確認がなされる(33)。こ
の際、たとえコンテンツが存在していても、該コンテン
ツのアクセス権発行数が別に定められた閾値を超えてい
る場合など、ある基準を満たさなければコンテンツは存
在しないとみなして良い。コンテンツが存在しないと判
断されると利用者に対して第二の媒体上にコンテンツが
存在しない旨の通知がなされる(34)。
【0013】該システムでは第二の媒体にあるコンテン
ツのアクセス権の発行は第一の媒体との引き換えに行な
うことを前提としているが、別に定めるコンテンツアク
セス料金を支払うことで第二の媒体のアクセスを認めて
もよい。この場合、第一の媒体の正当性の確認に代わり
コンテンツアクセス料金を徴収し、以下同様の操作を行
なう。
【0014】第二の媒体にコンテンツの存在が確認され
るとアクセス権の発行へと移る。この実施例でのアクセ
ス権の実体は暗号化されたコンテンツを復号するための
復号鍵である。復号鍵はある程度ビット長を持つビット
列であるため、取り扱いの容易なICカードやスマート
メディアなどのメモリーカード14がアクセス権記録部
24に相当し、これに格納する。この場合、まず、アク
セス権であるビット列を格納できるかの判断がなされる
(35)。出来ない場合は、記録手段として異なるメモ
リーカード等への交換を促し、可能であれば(36)再
度容量を確認しアクセス権の発行と格納へと移る。
【0015】以上の確認がなされるとアクセス権発行部
23より第一の媒体のコンテンツと同様な第二の媒体上
にあるコンテンツへアクセスする権利である複合化鍵と
なるビット列が発行される。このアクセス権の発行は遠
隔にあるサーバにより行なわれるか、局所的なサーバで
行なわれる。この際、アクセス権は利用者の要求に応じ
て発行することが可能で(37)、コンテンツコンテン
ツ全体のアクセス権や、必要な記事だけといった部分的
なアクセス権も得られる(38)。発行されたアクセス
権であるビット列をメモリに格納(39)することでア
クセス権の取得が完了する。
【0016】アクセス権データの本質的な部分は複合化
鍵のビット列であるが、アクセス権発行時に付加的な情
報を得ることが可能である。図6はアクセス権記録フォ
ーマットの模式図の一例である。付加的な情報として重
要なのは該アクセス権の正当性を証明するために用いる
認証情報61である。この他に第二の媒体の位置を示す
情報も付加可能である。例えば、第二の媒体のコンテン
ツのアクセスにインターネットを介して行なうならばU
RLを付加情報として記録すればよい。
【0017】以下では請求項2および請求項3および請
求項4の実施例を図を用いて示す。図1はアクセス権を
取得しコンテンツへのアクセスを行なうまでの一連の流
れを示した模式図である。図4はコンテンツアクセスの
ためのシステム構成。図5はコンテンツアクセスのフロ
ーチャート。図6はアクセス権記録フォーマットの模式
図である。図7は第一の媒体のコンテンツの一例。図8
は図7の第一の媒体のコンテンツに対応する第二の媒体
によるコンテンツの表示例である。
【0018】今日、遠隔地の電子的なマルチメディアコ
ンテンツへのアクセス手段としてインターネットの利用
が一般的となっている。ここでも、第二の媒体である遠
隔のデータベース15に格納されている電子的なコンテ
ンツをアクセスする場合、インターネットを介し、パー
ソナルコンピュータ16を用いてアクセスする例を示
す。
【0019】ユーザインターフェース部45はコンテン
ツの形式により汎用的なマルチメディアビューアである
WWWブラウザ、または、該システムで利用することを
目的とした専用のビューアを用いる(51)。暗号化さ
れた第二の媒体にあるコンテンツの復号のために先に入
手したアクセス権である復号鍵を用いる。この際、アク
セス権インターフェース部41であるICカードリーダ
やスマートメディアリーダなどの入力インターフェース
を介し、該復号鍵の符号列をパーソナルコンピュータの
メモリー上、もしくは、ハードディスク上に移動させる
か、該入力インターフェースを介して直接、汎用WWW
ブラウザ、もしくは、専用ビューアで利用する(5
2)。
【0020】利用するアクセス権が妥当なものであるか
否かはデータアクセス認証部42によって判断され(5
3)、不当な場合はその旨通知され(54)コンテンツ
へのアクセスは出来ない。アクセス権が正当なものであ
る場合、アクセス情報管理部43により該当するコンテ
ンツが存在するかの確認がなされる(55)。コンテン
ツの存在が確認されると該利用者へデータ格納部44に
ある第二の媒体のコンテンツへのアクセスが許される
(57)が、コンテンツが存在しない場合はその旨通知
されコンテンツへのアクセスは出来ない。
【0021】コンテンツの格納場所はURLなどで示す
ことが可能で、第二の媒体上のコンテンツをアクセスす
る際、利用者が該URLを直接入力し与えるか、コンテ
ンツのリストから選択するか、もしくは、アクセス権で
ある復号鍵を入手する際、同コンテンツの格納場所を示
すURLを同時に入手する。メモリーカードにコンテン
ツの復号鍵と格納位置などの付随情報が記録されてお
り、図6に示すように記録フォーマットが定められてい
れば、自動的に、もしくは、半自動的にコンテンツへの
アクセスが可能である。
【0022】このように第一の媒体が雑誌または書籍で
コンテンツは印刷の形式で格納されており、第二の媒体
がインターネットに代表されるネットワークでありコン
テンツは電子的に格納されている場合の表示例が図7、
図8である。図7は雑誌のページを開いたところで5
4、55ページが示されている。該システムを利用しイ
ンターネット上にある同一コンテンツをパソコン上のブ
ラウザ80により表示させた例が図8であり、第一の媒
体のコンテンツと同様に見開きの54、55ページがレ
イアウトされている。このように、第二の媒体のコンテ
ンツを表示する場合、コンテンツの作成者の希望や該シ
ステム利用者の希望によって第一のコンテンツと同様の
レイアウトがなされる。また、コンテンツの作成者の希
望や該システム利用者の希望によって第一のコンテンツ
と異なるレイアウトがなされることもある。この他に、
第一の媒体がCDまたはビデオテープまたはDVDなど
のパッケージメディアでコンテンツは媒体に応じた形式
で格納されており、第二の媒体がインターネットに代表
されるネットワークでありコンテンツはMP3やストリ
ーミングビデオに代表されるネットワーク配信に適応し
た形式で格納されている場合や、第一の媒体が雑誌また
は書籍でコンテンツは印刷の形式で格納されており、第
二の媒体がCD−ROMやDVD−ROMなどパッケー
ジメディアでコンテンツは媒体に応じた形式で格納され
ている場合など様々な第一の媒体と第二の媒体の組み合
わせにおいて該システムが適用可能である。
【0023】以下では請求項5および請求項6の実施例
を図を用いて示す。図1はアクセス権を取得しコンテン
ツへのアクセスを行なうまでの一連の流れを示した模式
図である。図7は第一の媒体のコンテンツの一例。図8
は図7の第一の媒体のコンテンツに対応する第二の媒体
によるコンテンツの表示例である。図9はコンテンツア
クセスのためのシステム構成図である。
【0024】第二の媒体である遠隔のデータベース15
に格納されている電子的なコンテンツをアクセスする場
合、インターネットを介し、パーソナルコンピュータ1
6を用いてアクセスする例を示す。
【0025】ユーザインターフェース部95はコンテン
ツの形式により汎用的なマルチメディアビューアである
WWWブラウザ、または、該システムで利用することを
目的とした専用のビューアを用いる。暗号化された第二
の媒体にあるコンテンツの復号のために先に入手したア
クセス権である復号鍵を用いる。この際、アクセス権イ
ンターフェース部91であるICカードリーダやスマー
トメディアリーダなどの入力インターフェースを介し、
該復号鍵の符号列をパーソナルコンピュータのメモリー
上、もしくは、ハードディスク上に移動させるか、該入
力インターフェースを介して直接、汎用WWWブラウ
ザ、もしくは、専用ビューアで利用する。
【0026】利用するアクセス権が妥当なものであるか
否かはデータアクセス認証部92によって判断され、不
当な場合はその旨通知されコンテンツへのアクセスは出
来ない。アクセス権が正当なものである場合、アクセス
情報管理部93により該当するコンテンツが存在するか
の確認がなされる。コンテンツの存在が確認されると該
利用者へデータ格納部94にある第二の媒体のコンテン
ツへのアクセスが許されるが、コンテンツが存在しない
場合はその旨通知されコンテンツへのアクセスは出来な
い。
【0027】コンテンツの格納場所はURLなどで示す
ことが可能で、第二の媒体上のコンテンツをアクセスす
る際、利用者が該URLを直接入力し与えるか、コンテ
ンツのリストから選択するか、もしくは、アクセス権で
ある復号鍵を入手する際、同コンテンツの格納場所を示
すURLを同時に入手する。メモリーカードにコンテン
ツの復号鍵と格納位置などの付随情報が記録されてお
り、図6に示すように記録フォーマットが定められてい
れば、自動的に、もしくは、半自動的にコンテンツへの
アクセスが可能である。該システムを用いて第二の媒体
のコンテンツをアクセスした際、局所的データ格納部9
6に該コンテンツの一部または全部を一時保管しておく
ことが可能である。これにより、同様の第二の媒体のコ
ンテンツをアクセスする際、遠隔に存在するコンテンツ
に代わり該局所的データ格納部に格納されたデータを読
み出すことでネットワークを介してコンテンツデータが
ロードされるのを待たずに瞬時に該コンテンツの表示が
可能となり、第二の媒体のコンテンツにあっても快適な
アクセスが行なえる。しかし、第二の媒体のコンテンツ
へのアクセス権である暗号の復号鍵と第二のコンテンツ
が同時に利用者側機器に存在することはコンテンツの保
護という観点から問題がある。ここでは第二の媒体のコ
ンテンツのうち事前に定められた種類のデータ、また
は、ある閾値を超えるような大容量データ、または、そ
の他に定めるデータなど特定のデータに関して、1度目
のコンテンツへのアクセスの際に局所的データ格納部へ
格納を行い、表示に際しては局所的に格納されているデ
ータと遠隔にあるデータとを統合して表示する。
【0028】図10を用いて該当データを局所的データ
格納部へ格納する流れを説明する。該システムにより得
たアクセス権を用い第二の媒体のデータへのアクセスを
行い(101)、過去にアクセスしたことのあるコンテ
ンツであるか判断する(102)。過去にアクセスした
ことがあればコンテンツの一部の局所的な格納は行なわ
れない。過去にアクセスしたことがなければ所定の場所
からコンテンツの一部を格納する際に使用する暗号鍵を
得る(103)。コンテンツは様々な種類のデータがい
くつもの部分に分かれて構成されているため、部分毎、
データ種別ごとに先に定められた局所的に格納するデー
タであるかの判断を行なう(104)。該当する場合、
先に得た暗号鍵を用い該当データを暗号化し(10
5)、別に定めた規則に従い局所的データ格納部へ格納
する(106)。該当しない場合は次の部分またはデー
タ種別の判断を行いこれらをコンテンツの終了位置まで
行なう(107)。
【0029】図11を用いて局所的データと遠隔からの
データを統合してコンテンツを表示する流れを説明す
る。該システムにより得たアクセス権を用い第二の媒体
のデータへのアクセスを行い(111)、過去にアクセ
スしたことのあるコンテンツであるか判断する(11
2)。過去にアクセスしたことがなければ局所的データ
と遠隔からのデータを統合してコンテンツを表示するこ
とは行なわれない。過去にアクセスしたことがあれば、
所定の場所から局所的データを複合化するための復号鍵
を得る(113)。コンテンツは様々な種類のデータが
いくつもの部分に分かれて構成されているため、部分
毎、データ種別ごとに局所的に格納されたデータである
か否かの判断を行なう(114)。判断が行なわれた部
分が該当するデータである場合、局所的データ格納部か
ら対応するデータを読み出し(115)、先に得た復号
鍵を用い該当データを復号化する(115)。該当しな
い場合は遠隔から該当データをロードする(117)。
このように、局所的データと遠隔からのデータはそのレ
イアウトに従い統合して表示される(118)。
【0030】具体的な例を図8で説明する。コンテンツ
の一部であるこのページは文字と画像の二種類のデータ
から構成されている。ここで、局所的に格納されるデー
タが文字以外と定められていると仮定すると、該システ
ムを用いて第二の媒体への1度目のアクセスにより画像
データ81および83が局所的データ格納部に格納され
る。2度目以降のアクセスに際しては、画像データ81
および83は局所データ格納部から文字データ82およ
び84は遠隔の第二の媒体からそれぞれ得て、統合して
ブラウザ80上に表示される。
【0031】以下では請求項7の実施例を図を用いて示
す。図1はアクセス権を取得しコンテンツへのアクセス
を行なうまでの一連の流れを示した模式図である。
【0032】第一の媒体である雑誌11と交換にアクセ
ス権を入手する場合、第一の媒体の回収所12であるお
店では一連の手続きを行なう際の処理経費、通信費用な
どが発生する。アクセス権発行の際にこれらの経費をま
かなうために利用者に課金することも可能であるが、雑
誌などの第一の媒体の価格に予めこれらの処理費用を上
乗せしておくことも有効な方法である。なぜなら、利用
者はコンテンツに対して対価を支払っている場合が多
く、第一の媒体はあくまで媒体としての役目をしており
それ自体にはあまり価値がない。一旦、コンテンツへの
対価を支払っているため、同様のコンテンツを第二の媒
体から得るために更に費用がかかることには少なからず
抵抗があるであろう。しかし、その場合第二の媒体のコ
ンテンツをアクセスする権利を必要としない利用者も存
在する。該第一の媒体利用者は不必要な費用を負担する
ことになるが、上乗せされていた金額の全部または一部
を返還することで回収所への第一の媒体の返却を行なう
ものと考えられる。雑誌などに代表されるリサイクル可
能な媒体17を該システムの利用を目的として返却する
か、該システムの一部の処理費用の上乗せ分の返還を目
的として返却することでこれまで滞っていたリサイクル
資源がより回収しやすくなる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、1つの媒体のコンテンツ
に対する投資により異なる媒体でも同様のコンテンツが
閲覧、鑑賞等を可能とする。すなわち、コンテンツ購入
者のコンテンツ所有権の保護ができる。
【0034】本発明により、第二の媒体のコンテンツア
クセスの条件を第一の媒体の交換とすることで、無駄に
保管されていた雑誌などのリサイクル可能な資源の回収
が推進できる。
【0035】本発明により、媒体の変換が行なえるため
雑誌のような紙媒体では難しかった検索などの操作が第
二の媒体上にコンテンツに対しては容易に行なえる。ま
た、コンテンツ作成者も第二の媒体のコンテンツのアク
セス状況を知り得るため雑誌のような紙媒体では難しか
った記事単位のマーケティングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】雑誌コンテンツのアクセス方法模式図。
【図2】アクセス権取得システム構成図。
【図3】アクセス取得アルゴリズム。
【図4】コンテンツアクセスシステム構成図。
【図5】コンテンツアクセスのアルゴリズム。
【図6】アクセス権記録フォーマット模式図。
【図7】第一の媒体のコンテンツ例。
【図8】第二の媒体のコンテンツ表示例。
【図9】コンテンツアクセスシステム構成図。
【図10】局所データ格納アルゴリズム。
【図11】局所データ表示アルゴリズム。
【図12】無線タグ付きジャケットの例。
【符号の説明】
11:雑誌 12:書店 13:バーコード 14:メモリーカード 15:データベース 16:パーソナルコンピュータ 17:リサイクル可能な媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上谷 義治 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 是津 達也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の媒体により提供されているコンテ
    ンツと同様のコンテンツが、異なる媒体である第二の媒
    体で提供され、第一の媒体と引き換えに、第二の媒体の
    コンテンツ全体、または、コンテンツの一部の1ヶ所ま
    たは複数ヶ所にアクセスする権利を取得できることを特
    徴とするアクセス権取得システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムにより取得したアクセス権を用い、コンテンツを構成
    するデータのうち、あるデータに関してはダウンロード
    などの方法で手元に格納し、他のデータに関してはネッ
    トワーク上など遠隔の資源を直接アクセスし、それらを
    総合してコンテンツの閲覧または鑑賞などを行うことを
    特徴とするコンテンツアクセス方式。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンテンツアクセス方
    式において、第2の媒体が電子媒体である場合に、コン
    テンツを構成するデータの種類を基にそのデータをダウ
    ンロードしてアクセス者の手元にある記憶装置に格納す
    るかあるいはネットワーク上で遠隔アクセスするかを制
    御することを特徴とするコンテンツアクセス制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムを用いてアクセス権を取得する際、第一の媒体の交換
    を行う処理手段の置かれた地理的条件またはその他の条
    件によるか、もしくは、第一の媒体の交換を行うアクセ
    ス権取得者のコンテンツアクセス手段の置かれた地理的
    条件またはその他の条件のいずれかまたは、これらの条
    件を総合して、遠隔の資源の位置、または、その資源を
    格納しているサービス提供者、または、その代理提供者
    などのアクセスに要する情報などのアクセス権データ以
    外の付加情報をアクセス権データと共に取得することを
    特徴とするアクセス権取得システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムにおいて、第2の媒体が電子媒体である場合に、デー
    タをダウンロードする際に適当な符号化がなされ、その
    データを復号する鍵は、前記アクセス権取得システムで
    取得したアクセス権を用いて、ネットワーク上で提供さ
    れている資源から取得できることを特徴とするコンテン
    ツアクセス制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムにより取得したアクセス権を用い、コンテンツを電子
    的に閲覧または鑑賞などを行う際、ダウンロードなどに
    より手元に置かれたデータは直接閲覧できないような符
    号化がなされており、ネットワーク上など遠隔の資源を
    直接アクセスして得られるデータにダウンロードなどに
    より手元に置かれたデータを復号化するためのデータが
    重畳されて提供され、この復号化データにより符号化さ
    れていたダウンロードなどにより手元に置かれたデータ
    が復号化され、直接アクセスして得たデータと総合して
    コンテンツが閲覧できる形に構成されることを特徴とす
    るコンテンツ閲覧装置ならびにコンテンツ閲覧方式。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムによりアクセス権取得を行う際、第一の媒体の交換、
    回収、返却、および、その他の処理にかかる費用ならび
    に、アクセス権の発行、認証、格納、および、その他の
    処理にかかる費用、ならびに、その他の過程で発生する
    費用の一部または全部を予め第一の媒体の販売価格に加
    算しておくことを特徴とするコンテンツ格納媒体の販売
    方式。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のアクセス権取得システ
    ムにおいて第一の媒体を返却する代わりに、第一の媒体
    のコンテンツと同様のコンテンツが異なる媒体である第
    二の媒体で提供され、第二の媒体のコンテンツ全体、ま
    たは、コンテンツの一部の1ヶ所または複数ヶ所にアク
    セスする権利を購入または取得できることを特徴とする
    アクセス権取得システム。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項8に記載のアクセ
    ス権取得システムにおいて、アクセス権取得、もしく
    は、コンテンツアクセスの際に直接的に、もしくは、間
    接的に用いる識別子、または、識別符号、または、その
    他の符号が、明示的にまたは暗示的に付随していること
    を特徴とする第一の媒体、もしくは、第一の媒体に付随
    する媒体、もしくは、第二の媒体に関連する媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の第一の媒体、もしく
    は、第一の媒体に付随する媒体、もしくは、第二の媒体
    に関連する媒体に暗示的に付随する識別子、または、識
    別符号、または、その他の符号が媒体中のいずれの位置
    にあるかを示すための印を有することを特徴とする第一
    の媒体、もしくは、第一の媒体に付随する媒体、もしく
    は、第二の媒体に関連する媒体。
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