JP2002188098A - 水置換型または粒子除去用洗浄剤組成物 - Google Patents
水置換型または粒子除去用洗浄剤組成物Info
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Abstract
品表面に付着した加工油、金属切削屑、樹脂バリ屑、研
磨屑、ハンダ屑、セラミック屑等の粒子、水分、油脂状
界面活性剤等の極性物質、人体からのタンパク質含有油
脂汚れを効率よく除去し、低温でも界面活性剤の析出が
ない炭化水素系水置換型および粒子除去用洗浄剤組成物
を提供する。 【解決手段】 炭化水素系溶剤と、a)脂肪酸アルカノ
ールアミド、b)一般式R1−NH(R2)nNH2・
2R3−COOH(R1はC7〜22のアルキル基、R
2はC1〜4のアルキレン基、R3はC7〜22のアル
キルまたはアルケニル基、nは1〜6)のN−アルキル
ポリアルキレンジアミン脂肪酸塩およびc)一般式R4
−(OR5)m−OH(R4はC1〜8のアルキル基、
R5はC2〜5のアルキレン基、mは0〜3)のアルコ
ールまたはグリコールモノエーテルを含有する。
Description
被洗浄物に付着した水分、あるいは水分を含む加工油な
どを効率よく除去する性能を有する水置換型洗浄剤組成
物、または金属製部品、樹脂製部品、ガラス製部品、電
子電気基板、セラミック製部品等の加工時に付着する金
属切削屑、樹脂バリ屑、研磨屑、研磨砥石、ハンダ屑、
セラミック屑等の粒子を洗浄するための洗浄剤に係わ
り、特には、炭化水素系溶媒を主成分とし、水分を添加
することなく付着粒子を除去可能な洗浄剤組成物に関す
る。
て、汚れの除去等を目的とした水系洗浄剤による洗浄を
始め、種々の水による処理が行われている。しかし、こ
の水系洗浄剤による処理後には、水滴が残存しやすく、
錆やシミの原因となっている。そのため、これらの付着
水は、迅速に除去しなければならない。従来は、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、アセトン等の親
水性溶媒に物品を浸漬して水切りする方法や、フロン等
のフッ素系溶剤、1,1,1−トリクロロエタン、塩化
メチレン、トリクロロエチレン等の塩素系溶剤に、脂肪
族アミンと脂肪族カルボン酸との塩である界面活性剤等
を添加した溶媒に浸漬するなどして水切りする方法が用
いられていた。例えば、特開平2−229502号公報
には、塩素系炭化水素溶剤に、界面活性剤として炭素数
が6〜12のアミンと炭素数5〜6の脂肪族カルボン酸
を配合した水切り洗浄剤が記載されている。また、特公
平5−42281号公報には、塩化メチレンに、界面活
性剤としてオクチルアミンとカプロン酸を配合した水切
り洗浄剤が記載されている。
低く、また洗浄剤としての寿命が比較的短いという課題
を有している。一方、フロン等のフッ素系溶剤や1,
1,1−トリクロロエタン等の塩素系溶剤は、地下水汚
染やオゾン層の破壊等、自然環境や人体に対する安全上
の問題があり、今後その使用が増々規制されていく方向
にある。そこで、この様な見地から、塩素系溶剤に代わ
って炭化水素系溶剤に、カチオン活性剤や高級アミンま
たはそのカルボン酸塩等の界面活性剤を添加した水置換
剤が提案されている。例えば、特開平8−60191号
公報には、炭化水素系溶剤に、界面活性剤としてアルキ
ルプロピレンジアミンにカルボン酸を配合した水切り洗
浄剤が報告されている。
ルボン酸塩は炭化水素系溶剤への溶解度が低い場合が多
く、洗浄剤の製造に多くの時間を要したり、界面活性剤
濃度の維持管理に多くの時間と手間を必要とした。ま
た、低温において界面活性剤が析出するために洗浄剤の
水切り性能が低下しやすい等の問題も有していた。特開
平10−121098公報では、上記問題点のうち、ほ
とんどの問題は解決されたが、なお低温に長期間保管し
た場合に、界面活性剤の析出により水切り性能が低下す
る場合があった。
電子電気基板、セラミック製部品を加工した後には切削
油、プレス油等の非極性の液状鉱物油、フラックス、界
面活性剤等の極性物質、金属切削屑、樹脂バリ屑、研磨
屑、研磨砥石、ハンダ屑、セラミック屑等の粒子が付着
している。また、手作業がある場合には、人体から生じ
る汗や、タンパク質含有油脂汚れが付着する。以上のよ
うに非極性、極性、粒子が複合した形で付着しているた
め、これらに対して親和性を有する洗浄剤を使用する必
要がある。特開平11−293286公報において、こ
れらに汚れに対する洗浄剤組成物が示されているが、低
温においては界面活性剤の析出により、洗浄性能が低下
しやすい問題があった。また、長期保管や使用時の界面
活性剤の劣化により、洗浄剤が黄変し、洗浄性能が低下
する場合もあった。
たは塩素系溶剤などを使用しない炭化水素系洗浄剤であ
って、(1)金属表面上に付着した水分および水溶性汚
れ、または、部品の表面に付着した加工油、金属切削
屑、樹脂バリ屑、研磨屑、研磨砥石、ハンダ屑、セラミ
ック屑等の粒子、水分、フラックス、油脂状界面活性剤
等の極性物質、人体からの生じるタンパク質含有油脂汚
れを効率よく除去するに適し、(2)低温においても界
面活性剤の析出がない炭化水素系水置換型および粒子除
去用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
0−121098公報およびに特開平11−29328
6公報に示される洗浄剤の改良を試みた結果、特定のア
ルコールまたはグリコールモノエーテルを添加すること
により、低温において界面活性剤の析出が見られなくな
るばかりでなく、界面活性剤の溶解性、水切りおよび粒
子除去性能が低温においても維持されることを見出し
た。さらに検討を進めた結果、炭化水素系溶剤と、
(a)脂肪酸アルカノールアミド、(b)一般式R1−
NH(R2)nNH2・2R3−COOH(式中R1は
炭素数7〜22のアルキル基、R2は炭素数1〜4のア
ルキレン基、R3は炭素数7〜22のアルキル基または
アルケニル基、nは1〜6)で示されるN−アルキルポ
リアルキレンジアミン脂肪酸塩、および、(c)一般式
R4−(OR5)m−OH(式中R4は炭素数1〜8の
アルキル基、R5は炭素数2〜5のアルキレン基、mは
0〜3)で示されるアルコールまたはグリコールモノエ
ーテルを含有することを特徴とする洗浄剤が、前記課題
をすべて解決できることを見出し、本発明を完成させ
た。
ま、これらのアルコールまたはグリコールモノエーテル
が低温安定性を向上させる理由は明確ではないが、これ
により洗浄剤の製造、界面活性剤の濃度管理、維持管理
が極めて容易になった。また、本発明者等は、フェノー
ル系酸化防止剤を添加することにより、界面活性剤の劣
化による着色を防止できることも見出した。
剤は、市販の炭化水素系溶剤が使用でき、特に制限はな
いが、環境汚染の少ないものを選択するのが望ましい。
このような溶剤としては、炭素数が5〜20、好ましく
は炭素数7〜16、特に好ましくは炭素数9〜15の範
囲の炭化水素を主成分、具体的には95質量%以上、特
には99質量%含有するものが使用できる。炭素数5未
満のものは、引火点が低いため作業中に火災や爆発の危
険が大きく安全面に問題がある。また、炭素数20を越
えると、乾燥性が悪くなる上、洗浄剤組成物の粘性が増
加するため、被洗浄物に付着している水分の除去性能が
低下し、好ましくない。さらに、良好な乾燥性が要求さ
れる場合は、実質的に炭素数が同一の炭化水素、或いは
炭素数が1つ異なる2種の炭素数からなる炭化水素の混
合物を用いることが望ましい。このような炭化水素系溶
剤としては、炭素数5〜17のノルマルパラフィン溶剤
や、炭素数6〜20のイソパラフィン溶剤等がある。こ
のイソパラフィン溶剤は、炭素数3或いは4のオレフィ
ンを重合して得ることができる。
17、好ましくは炭素数7〜14、特に好ましくは炭素
数9〜13の範囲のものが使用できる。炭素数が17を
超えると、乾燥性が悪くなる上、洗浄剤組成物の粘性が
増加するため、被洗浄物に付着している水分の除去性能
が低下し好ましくない。さらに、沸点が高すぎて蒸留回
収が困難であったり、加温しないと溶液状態にならない
ものがあったりする。
0、好ましくは8〜16、特に好ましくは8〜12の範
囲のものが使用できるが、溶剤合成のし易さから通常
は、炭素数6、8、9、12及び16から適当なものを
選択するのが実際的である。この場合において、炭素数
が1異なる溶剤と混合するときは、8と9の組合せにす
るか、ノルマルパラフィンと組合せて使用する。
般式R1−NH(R2)nNH2・2R3−COOH
(式中R1は炭素数7〜22のアルキル基、R2は炭素
数1〜4のアルキレン基、R3は炭素数7〜22のアル
キル基またはアルケニル基、nは1〜6)で示されるN
−アルキルポリアルキレンジアミン脂肪酸塩と脂肪酸ア
ルカノールアミドを併用する。
酸塩のアミン成分のアルキル基R3は、炭素数が7〜2
2、好ましくは10〜20、より好ましくは14〜18
である。ポリアルキレン部分は、R2がメチレン基でn
が3であることが好ましい。中でも、オクタデシルプロ
ピレンジアミン、ヘキサデシルプロピレンジアミン、テ
トラデシルプロピレンジアミンが入手の容易さから特に
好適に使用できる。また、脂肪酸R3−COOHとして
は、R3の炭素数が7〜22、好ましくは8〜20のも
のが使用できる。具体的には、オクタン酸、デカン酸、
ドデカン酸(ラウリン酸)、テトラデカン酸(ミリスチ
ン酸)、ヘキサデカン酸(パルミチン酸)、オクタデカ
ン酸(ステアリン酸)等の飽和脂肪酸や、オレイン酸等
の不飽和脂肪酸を挙げることができる。これらの中で
も、オレイン酸等の不飽和脂肪酸の方が融点が低い点で
好適に使用できる。
は、種々の方法で合成できる。例えば、相当するN−ア
ルキル一級アミンとアクリロニトリルを窒素雰囲気下、
100〜200℃で触媒を用いて反応させ、さらに水素
化し、得られたN−アルキルジアミンに窒素雰囲気下で
脂肪酸を加える方法等を採用することができる。N−ア
ルキル基や脂肪酸は、単一のものである必要はなく、2
種以上の混合物や、天然由来のものを用いることは何等
問題がない。特に、牛脂や植物油を原料として用いる場
合は、原料が安価であるため、製品を安価に製造する上
で好ましい。
が、脂肪酸としては、脂肪酸の炭素数が7〜22、好ま
しくは8〜20のものが使用できる。具体的には、オク
タン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキ
サデカン酸、オクタデカン酸等の飽和脂肪酸や、オレイ
ン酸等の不飽和脂肪酸、これらの混合物、或いは天然由
来の脂肪酸を挙げることができる。これらの中でも、オ
レイン酸等の不飽和脂肪酸の方が融点が低い点で好適に
使用できる。また、アミンとしては、炭素数2〜6のア
ルカノールアミンが好ましく、ジエタノールアミン、モ
ノエタノールアミン、モノイソ−プロパノールアミン、
或いはこれらの混合物を挙げることができる。上記の脂
肪酸とアミンから得られるものとして、ドデカン酸(ラ
ウリン酸)モノエタノールアミド、ドデカン酸ジエタノ
ールアミド、オクタデカン酸ジエタノールアミド、オク
タデカン酸モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノ
ールアミド、オレイン酸モノエタノールアミド、ヤシ油
脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノー
ルアミド、テトラデカン酸(ミリスチン酸)ジエタノー
ルアミド、テトラデカン酸モノエタノールアミド、テト
ラデカン酸ジエタノールアミド、ヘキサデカン酸(パル
ミチン酸)ジエタノールアミド、ヘキサデカン酸モノエ
タノールアミド、ドデカン酸イソプロパノールアミド、
イソ−オクタデカン酸ジエタノールアミド、イソ−オク
タデカン酸モノエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジ
エタノールアミド、パーム核油脂肪酸モノエタノールア
ミド等を挙げることができるが、これらの中でもドデカ
ン酸モノエタノールアミド、ドデカン酸ジエタノールア
ミドが入手の容易さの点で好ましい。
るが、所定量の脂肪酸に対して2倍モル量のジエタノー
ルアミン、モノエタノールアミン、モノイソ−プロパノ
ールアミンなどのアルカノールアミンを添加し、窒素気
流下で加熱、脱水縮合させる方法等を用いることができ
る。N−アルキルプロピレンジアミン脂肪酸塩の場合と
同様に、使用する脂肪酸は、単一成分のものである必要
はなく、2種以上の混合物や、天然由来のものを用いる
ことは何等問題がない。
界面活性剤濃度を大幅に向上させることが可能となった
が、界面活性剤の濃度があまり高すぎると、溶液の粘度
が著しく大きくなって、逆に水置換性能を低下させる要
因となる。N−アルキルポリアルキレンジアミン脂肪酸
塩の添加量については、洗浄剤組成物の0.01〜5質
量%、好ましくは0.5〜3質量%で充分な水置換性能
を発揮する。添加量が0.01質量%未満のときは、水
置換性能が不十分となりやすい。また、5質量%を超え
ると、溶液の粘度が著しく大きくなって、水置換性能を
低下させることがある。一方、脂肪酸アルカノールアミ
ドは、N−アルキルポリアルキレンジアミン脂肪酸塩濃
度の0.01〜2.0倍、好ましくは0.1〜1.5
倍、より好ましくは0.3〜1.0倍の範囲とするのが
望ましい。この範囲内であれば、界面活性剤濃度を大き
く向上させることが可能となる。これが、0.01倍を
切ったり2.0倍を超えたりすると界面活性剤濃度を高
めることが難しくなる。
ミン脂肪酸塩と脂肪酸アルカノールアミドの付帯的な効
果として、金属の防錆作用を挙げることができる。防錆
作用は、N−アルキルポリアルキレンアミン脂肪酸塩を
単独で使用する場合よりも向上しており、この意味でも
有効な組合せと言える。
ールモノエーテルであるが、配合量は、洗浄剤組成物の
0.1〜30質量%が好ましく、1〜5質量%がより好
ましい。0.1質量%を下回ると低温安定性改良効果が
ほとんど期待されなくなり、30質量%を越えても低温
安定性改良効果は向上しない。
の末端アルキル鎖R4としては、直鎖または分岐鎖の炭
素数1〜8のものが使用できる。具体例としてはメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、i−ブチル、t−ブチル、1−メチルプロピル 、
n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、
3−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,1−メチ
ルプロピル、1,2−メチルプロピル、2,2−メチル
プロピル、n−ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メ
チルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチ
ル、2−エチルブチル、n−ヘプチル、1−メチルヘキ
シル、1−エチルプロピル、n−オクチル、1−メチル
ヘプチル、2−エチルヘキシル、およびこれらの混合物
が挙げられる。炭素数が8を越えると、水置換性および
低温安定性が悪化する。
(OR5)mであるが、R5が炭素数2〜5のグリコー
ル成分(オキシアルキレン基)が使用でき、その重合度
mは1〜3のものが使用できる。具体例としては、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、トリプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ジブチレングリコール、トリブチレングリコール、
ペンチルグリコール、ジペンチルグリコール、トリペン
チルグリコール、これらの混合物由来の成分を挙げるこ
とができる。これらのグリコール成分のアルキレン基R
5は直鎖および分岐のものが使用できる。これらの中で
も、ジ、およびトリグリコール成分(m=2または3)
からなるグリコールモノエーテルは引火点、沸点が高い
ため、作業中に火災や爆発の危険性が少なく、下流での
炭化水素系洗浄剤の蒸留再生液に混入しにくいという上
で好ましい。
ールモノエーテルとしては、2−エチルヘキシルアルコ
ール、トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、
トリエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエー
テルなどが特に好ましい。
剤としては、たとえば2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,4
−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、2,4−ジエ
チル−6−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−
エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシメチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4
−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール、n−
オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ3’,5−ジ―
t−ブチルフェニル)プロピオネート、2,4−(n−
オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ3’,5’−ジ
−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ス
チレン化フェノール、スチレン化クレゾール、トコフェ
ノール、2−t−ブチル−6−(3’−t−ブチル−
5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチ
ルフェニルアクリレート、2,2’−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シク
ロヘキシルフェノール)、2,2’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジ(α−メチルシクロヘキシル)−5,5’
−ジメチルジフェニルメタン、2,2’−エチリデン−
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’
−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,6−ヘキサ
ンジオールビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレン
グリコール−ビス−3−(−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)プロピオネート、N,N’−
ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ヘ
キサメチレンビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ)ヒドロシンナミド、2,2’−チオビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2−チオジエチレンビス−[3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
ビス[2−t−ブチル−4−メチル−6−(3−t−ブ
チル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニ
ル]テレフタレート、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、トリス(3,5−ジ−t−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン、カルシウム(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルモノエチルホス
フォネート)、没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、
没食子酸ラウリル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5
−ジ−t−アミルヒドロキノン、1,1,3−トリス−
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、3,9−ビス[2−{3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、α−
トコフェロール等を挙げることができる。フェノール系
酸化防止剤は1種或いは2種以上が使用でき、これらの
濃度は3〜1000質量ppm、好ましくは5〜200
質量ppm、より好ましくは10〜100質量ppmで
ある。3質量ppmを切ると効果が見られなくなる場合
があり、また1000質量ppmを超えても効果の増加
はない。
は、水分または粒子の付着した被洗浄物にこの洗浄液を
接触させることで、水分または粒子を被洗浄物から取り
除くものである。被洗浄物は、通常、金属、樹脂、ガラ
ス、セラミックなどの硬質材料からなる。洗浄液の接触
は、浸漬、揺動、シャワー、スプレーなどにより行うこ
とができる。洗浄後の被洗浄物は、液切り後そのまま乾
燥するか、あるいは、炭素数5〜20の炭化水素系溶剤
(好ましくは、水置換型または粒子除去用洗浄剤に用い
た炭化水素系溶剤と同一の溶剤)に浸漬後、乾燥する。
部品表面に残留する微量の界面活性剤が問題となる場合
は、後者の方法が好ましい。
に、添加しうる他の成分としては、可溶化剤、着香剤、
着色剤、防錆剤などがあげられる。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
低温庫に24時間放置し、白濁の有無を観察した。判定
基準は以下の通りである。 ○:白濁なし ×:白濁ありもしくは2層に分離
(30mm×30mm、目開き63μm)を1,1,1
−トリクロロエタンで脱脂後、水性顔料の3%水溶液に
浸漬して取り出し、被検試料に浸漬させるための試料と
する。水を着色させる目的は、メッシュ表面における水
置換現象を観察し易くするためである。次に、ガラス製
ビーカーに入った水置換型洗浄剤100ml中に、ステ
ンレスメッシュを垂直に浸漬させて、メッシュ表面に付
着していた水が玉状になって落下し終わるまでの時間を
測定した。判定基準は以下の通りである。 ○:5秒以内に水置換完了 △:5〜10秒間で水置換完了 ×:10秒以内に水置換が完了しない
よって研磨加工して粒子が付着したステンレス板(SUS30
4、3.0mm×12.5mm×75mm)を、ビーカー
に入った洗浄剤100ml中に浸漬し、40℃で超音波洗
浄した(シャープ製SILENTSONIC UT-304(39MHz))。洗浄
後のステンレス板表面の状態を目視観察した。判定基準
は以下の通りである。 ○:粒子が完全に除去 △:僅かに粒子が残る ×:まったく洗浄できていない
温にて6ヶ月間保管し、色調を目視にて観察した。 ○:黄色度がほとんど変化しない ×:濃い黄色に変化
施例及び比較例の洗浄剤を調製し、上記試験方法に従っ
て低温安定性試験、水置換性および粒子洗浄性試験を行
った。表1から明らかなように、アルコールまたはグリ
コールモノエーテルを配合したものでは低温においての
界面活性剤の析出による白濁が見られないばかりでな
く、十分な水切りおよび粒子洗浄性能を示す。
比較例の洗浄剤を調製し、上記試験方法に従って長期保
管試験を行った。表8から明らかなように、フェノール
系酸化防止剤を配合したものは長期保管しても黄変しに
くい。
剤を用いるとハロゲン系溶剤を使用することなく、被洗
浄物上の水分、水溶性汚れおよび粒子汚れを迅速に除去
することができる。又、低温に放置しても界面活性剤の
析出がなく水切りおよび粒子除去性能が低下しにくく、
変質しにくいため、産業上の利用価値が高い。
Claims (4)
- 【請求項1】 炭化水素系溶剤と、(a)脂肪酸アルカ
ノールアミド、(b)一般式R1−NH(R2)nNH
2・2R3−COOH(式中R1は炭素数7〜22のア
ルキル基、R2は炭素数1〜4のアルキレン基、R3は
炭素数7〜22のアルキル基またはアルケニル基、nは
1〜6)で示されるN−アルキルポリアルキレンジアミ
ン脂肪酸塩、および、(c)一般式R4−(OR5)m
−OH(式中R4は炭素数1〜8のアルキル基、R5は
炭素数2〜5のアルキレン基、mは0〜3)で示される
アルコールまたはグリコールモノエーテルを含有するこ
とを特徴とする水置換型または粒子除去用洗浄剤組成
物。 - 【請求項2】 前記炭化水素系溶剤が、炭素数5〜20
の炭化水素である請求項1に記載の水置換型または粒子
除去用洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 前記炭化水素系溶剤が、実質的に炭素数
が同一の炭化水素、或いは炭素数が1つ異なる2種の炭
素数からなる炭化水素の混合物である請求項2に記載の
水置換型または粒子除去用洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 フェノール系酸化防止剤を含有する請求
項1、請求項2または請求項3に記載の水置換型または
粒子除去用洗浄剤組成物。
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