JP2002188037A - コーティング組成物 - Google Patents
コーティング組成物Info
- Publication number
- JP2002188037A JP2002188037A JP2000388275A JP2000388275A JP2002188037A JP 2002188037 A JP2002188037 A JP 2002188037A JP 2000388275 A JP2000388275 A JP 2000388275A JP 2000388275 A JP2000388275 A JP 2000388275A JP 2002188037 A JP2002188037 A JP 2002188037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- coating composition
- polymer
- monomer
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Optical Filters (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 平坦性に優れた保護膜を形成するためのコー
ティング組成物の提供。 【解決手段】 特定のモノマー成分を含むポリマーと、
多官能性エポキシ基含有化合物と、有機溶剤とを含んで
なるコーティング組成物。前記のモノマー成分は、非置
換スチレン、α−置換スチレン、および核置換スチレン
からなる群から選ばれる、少なくとも一種のモノマーで
あり、また多官能性エポキシ基含有化合物は、芳香環ま
たは複素環と、複数のエポキシ基とを有する。
ティング組成物の提供。 【解決手段】 特定のモノマー成分を含むポリマーと、
多官能性エポキシ基含有化合物と、有機溶剤とを含んで
なるコーティング組成物。前記のモノマー成分は、非置
換スチレン、α−置換スチレン、および核置換スチレン
からなる群から選ばれる、少なくとも一種のモノマーで
あり、また多官能性エポキシ基含有化合物は、芳香環ま
たは複素環と、複数のエポキシ基とを有する。
Description
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、光デバイス用の保護膜の形成に用いるコーテ
ィング組成物に関するものである。さらに詳しくは、光
デバイス、特に液晶表示素子など、の表示部分に平坦性
に優れた保護膜を形成させることのできるコーティング
組成物に関するものである。
ィング組成物に関するものである。さらに詳しくは、光
デバイス、特に液晶表示素子など、の表示部分に平坦性
に優れた保護膜を形成させることのできるコーティング
組成物に関するものである。
【0002】背景技術 光デバイス、特に液晶表示素子など、の作製にあたり、
ガラスなどの透明基板上にカラーフィルターを設け、こ
の上にインジウムチンオキサイド(以下ITOという)
などからなる無機薄膜を蒸着し、必要に応じてフォトリ
ソグラフィー法によるパターニングにより透明電極を形
成させた後、さらにこの上に液晶を配置する方法が主流
となってきている。このような場合、該カラーフィルタ
ー自体には、ITOを蒸着して、フォトリソグラフィー
法で透明電極を形成させるプロセスに耐え得るだけの耐
熱性、耐薬品性が備わっていないため、ITO蒸着前に
カラーフィルター上に保護膜を形成しておく必要があ
る。
ガラスなどの透明基板上にカラーフィルターを設け、こ
の上にインジウムチンオキサイド(以下ITOという)
などからなる無機薄膜を蒸着し、必要に応じてフォトリ
ソグラフィー法によるパターニングにより透明電極を形
成させた後、さらにこの上に液晶を配置する方法が主流
となってきている。このような場合、該カラーフィルタ
ー自体には、ITOを蒸着して、フォトリソグラフィー
法で透明電極を形成させるプロセスに耐え得るだけの耐
熱性、耐薬品性が備わっていないため、ITO蒸着前に
カラーフィルター上に保護膜を形成しておく必要があ
る。
【0003】したがって、このような保護膜にはカラー
フィルター層の段差、を有する基材上に、その段差によ
る表面の凹凸を埋めて平坦にすることのできる平坦性、
透過光の量の変化の少ない透明性、カラーフィルター層
から剥離しにくい密着性、無機薄膜の蒸着の際にダメー
ジを受けにくいスパッタ耐性、組成物としての保存安定
性、およびその他の諸特性が要求される。
フィルター層の段差、を有する基材上に、その段差によ
る表面の凹凸を埋めて平坦にすることのできる平坦性、
透過光の量の変化の少ない透明性、カラーフィルター層
から剥離しにくい密着性、無機薄膜の蒸着の際にダメー
ジを受けにくいスパッタ耐性、組成物としての保存安定
性、およびその他の諸特性が要求される。
【0004】一方、従来、保護膜を形成させる組成物に
は、ポリマー成分としてアクリル酸、メタクリル酸、ま
たはそれらのエステルを含むコーティング組成物が多く
使われてきた。しかし、本発明者らの知る限り、このよ
うなポリマー成分を含むコーティング組成物は、保護膜
に求められる前記した諸特性のうち、平坦性の点で改良
の余地があった。
は、ポリマー成分としてアクリル酸、メタクリル酸、ま
たはそれらのエステルを含むコーティング組成物が多く
使われてきた。しかし、本発明者らの知る限り、このよ
うなポリマー成分を含むコーティング組成物は、保護膜
に求められる前記した諸特性のうち、平坦性の点で改良
の余地があった。
【0005】
【発明の概要】このような問題点に対して、コーティン
グ組成物のポリマー成分として、特定のモノマー成分を
含有するものを用いることで、従来のコーティング組成
物と同等の透明性、密着性、スパッタ耐性、保存安定
性、およびその他の性能を損なうことなく、優れた平坦
性を達成できることが見出された。
グ組成物のポリマー成分として、特定のモノマー成分を
含有するものを用いることで、従来のコーティング組成
物と同等の透明性、密着性、スパッタ耐性、保存安定
性、およびその他の性能を損なうことなく、優れた平坦
性を達成できることが見出された。
【0006】すなわち、本発明のコーティング組成物
は、下記(A)〜(C)の成分を含んでなること、を特
徴とするものである。 (A)非置換スチレン、α−置換スチレン、および核置
換スチレンからなる群から選ばれる、少なくとも一種の
モノマー(M1)を繰り返し単位に有するポリマー、
(B)1個以上の芳香環または複素環と、2個以上のエ
ポキシ基とを含んでなる多官能性エポキシ基含有化合
物、および(C)有機溶剤。
は、下記(A)〜(C)の成分を含んでなること、を特
徴とするものである。 (A)非置換スチレン、α−置換スチレン、および核置
換スチレンからなる群から選ばれる、少なくとも一種の
モノマー(M1)を繰り返し単位に有するポリマー、
(B)1個以上の芳香環または複素環と、2個以上のエ
ポキシ基とを含んでなる多官能性エポキシ基含有化合
物、および(C)有機溶剤。
【0007】また、本発明のカラーフィルターは、前記
のコーティング組成物により形成された保護膜を有する
こと、を特徴とするものである。
のコーティング組成物により形成された保護膜を有する
こと、を特徴とするものである。
【0008】
【発明の具体的説明】本発明のコーティング組成物は、
特定のポリマーと、特定の多官能性エポキシ基含有化合
物と、有機溶剤と、必要に応じてその他の成分を含んで
なるものである。
特定のポリマーと、特定の多官能性エポキシ基含有化合
物と、有機溶剤と、必要に応じてその他の成分を含んで
なるものである。
【0009】(A)ポリマー 本発明のコーティング組成物は、非置換スチレン、α−
置換スチレン、および核置換スチレンからなる群から選
ばれる、少なくとも一種のモノマー(M1)を繰り返し
単位に有するポリマー、を含んでなる。
置換スチレン、および核置換スチレンからなる群から選
ばれる、少なくとも一種のモノマー(M1)を繰り返し
単位に有するポリマー、を含んでなる。
【0010】モノマー(M1)としては、前記の群から
選ばれるモノマーから任意のものを用いることができる
が、特にスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルス
チレン、o−、m−およびp−クロロスチレン、o−、
m−、およびp−ビニルトルエン、ならびにo−、m
−、およびp−t−ブチルスチレンからなる群から選択
される少なくとも1種類であることがより好ましい。
選ばれるモノマーから任意のものを用いることができる
が、特にスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルス
チレン、o−、m−およびp−クロロスチレン、o−、
m−、およびp−ビニルトルエン、ならびにo−、m
−、およびp−t−ブチルスチレンからなる群から選択
される少なくとも1種類であることがより好ましい。
【0011】ポリマー(A)は、モノマー(M1)を繰
り返し単位のひとつに有するものである。モノマーは、
この群に包含されるものから1種類、または2種類以上
を組み合わせて用いることができる。
り返し単位のひとつに有するものである。モノマーは、
この群に包含されるものから1種類、または2種類以上
を組み合わせて用いることができる。
【0012】また、ポリマー(A)は 、前記の群に包
含されるモノマー以外のモノマーを繰り返し単位として
有していてもよい。このようなモノマー(以下、モノマ
ー(M2)と呼ぶ)は、本発明の効果を損なわない範囲
で任意に選択することができるが、このモノマー(M
2)は、下記一般式(I)で表されるエステルから選ば
れるものである。
含されるモノマー以外のモノマーを繰り返し単位として
有していてもよい。このようなモノマー(以下、モノマ
ー(M2)と呼ぶ)は、本発明の効果を損なわない範囲
で任意に選択することができるが、このモノマー(M
2)は、下記一般式(I)で表されるエステルから選ば
れるものである。
【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、また
は炭素数1〜5の有機基であり、R3はフッ素置換され
ていてもよい有機基である)
は炭素数1〜5の有機基であり、R3はフッ素置換され
ていてもよい有機基である)
【0013】一般式(I)において、R1およびR2は、
それぞれ独立に水素原子または炭素数1〜5の有機基で
ある。有機基は特に限定されず、ヘテロ原子を含んでい
てもよい。即ち、これらの有機基としては、例えばアル
キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルコキシ
ル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボキシル
基、エーテル基、アミノアルキル基、エステル基、およ
びその他が挙げられる。これらの有機基は、炭素数が前
記の範囲内であるならば、さらにハロゲン原子、水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、およびその他により置
換されていてもよい。より好ましくは、R1およびR
2は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、およびペンチル基、からな
る群から選択される少なくとも1種類の基である。
それぞれ独立に水素原子または炭素数1〜5の有機基で
ある。有機基は特に限定されず、ヘテロ原子を含んでい
てもよい。即ち、これらの有機基としては、例えばアル
キル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルコキシ
ル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボキシル
基、エーテル基、アミノアルキル基、エステル基、およ
びその他が挙げられる。これらの有機基は、炭素数が前
記の範囲内であるならば、さらにハロゲン原子、水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、およびその他により置
換されていてもよい。より好ましくは、R1およびR
2は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、およびペンチル基、からな
る群から選択される少なくとも1種類の基である。
【0014】また、一般式(I)において、R3はフッ
素置換されていてもよい有機基である。R3において
も、有機基は特に限定されないが、炭素数が1〜6であ
る有機基が好ましい。また、R3はヘテロ原子を含んで
いてもよい。即ち、これらの有機基としては、例えばア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルコキ
シル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボキシル
基、エーテル基、アミノアルキル基、エステル基、およ
びその他が挙げられる。これらのうち、R3は、アルキ
ル基、またはフッ素置換されたアルキル基であることが
好ましい。
素置換されていてもよい有機基である。R3において
も、有機基は特に限定されないが、炭素数が1〜6であ
る有機基が好ましい。また、R3はヘテロ原子を含んで
いてもよい。即ち、これらの有機基としては、例えばア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルコキ
シル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボキシル
基、エーテル基、アミノアルキル基、エステル基、およ
びその他が挙げられる。これらのうち、R3は、アルキ
ル基、またはフッ素置換されたアルキル基であることが
好ましい。
【0015】また、R3が2価以上の有機基であり、一
般式(I)で表される基本骨格が複数結合された構造を
とることもできる。
般式(I)で表される基本骨格が複数結合された構造を
とることもできる。
【0016】R3の具体例としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、i−プロピル基、i−ブチル基、n
eo−ブチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、シ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニ
ル基、シクロヘキサジエニル基、ヒドロフリル基、フェ
ニル基、ナフチル基、アンスリル基、ベンジル基、クメ
ニル基、メシチニル基、トリル基、キシリル基、ベンズ
ヒドリル基、インデニル基、アズレニル基、フルオレニ
ル基、ピラニル基、ノルボルネニル基、ピナニル基、チ
アゾリル基、トリアジニル基、チエニル基、ベンゾチエ
ニル基、フラニル基、ピラニル基、ピリジニル基、イン
ドリル基、およびその他、ならびにそれらの任意の水素
がフッ素で置換されたものが挙げられる。また、R3が
2価以上の有機基である場合には、例示した有機基に対
する複数価の有機基が例としてあげられる。
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、i−プロピル基、i−ブチル基、n
eo−ブチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、シ
クロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロヘキセニ
ル基、シクロヘキサジエニル基、ヒドロフリル基、フェ
ニル基、ナフチル基、アンスリル基、ベンジル基、クメ
ニル基、メシチニル基、トリル基、キシリル基、ベンズ
ヒドリル基、インデニル基、アズレニル基、フルオレニ
ル基、ピラニル基、ノルボルネニル基、ピナニル基、チ
アゾリル基、トリアジニル基、チエニル基、ベンゾチエ
ニル基、フラニル基、ピラニル基、ピリジニル基、イン
ドリル基、およびその他、ならびにそれらの任意の水素
がフッ素で置換されたものが挙げられる。また、R3が
2価以上の有機基である場合には、例示した有機基に対
する複数価の有機基が例としてあげられる。
【0017】このようなモノマー(M2)の好ましい具
体例は、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、およびメタクリル酸
n−ブチルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の
モノマーである。
体例は、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、およびメタクリル酸
n−ブチルからなる群から選ばれる少なくとも1種類の
モノマーである。
【0018】また、R3がフッ素化されたアルキル基で
あるモノマー(M2)の具体例としては、2,2,3,
3−テトラフルオロプロピルアクリル酸、ヘキサフルオ
ロイソプロピルアクリル酸、2,2,3,4,4,4−
ヘキサフルオロブチルアクリル酸、2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリル酸、ヘキサフルオロイ
ソプロピルメタクリル酸、および2,2,3,4,4,
4−ヘキサフルオロブチルメタクリル酸が挙げられる。
また、その他のモノマー(M2)の具体例として、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス
(4−メタクリックオキシフェニル)プロパンが挙げら
れる。
あるモノマー(M2)の具体例としては、2,2,3,
3−テトラフルオロプロピルアクリル酸、ヘキサフルオ
ロイソプロピルアクリル酸、2,2,3,4,4,4−
ヘキサフルオロブチルアクリル酸、2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリル酸、ヘキサフルオロイ
ソプロピルメタクリル酸、および2,2,3,4,4,
4−ヘキサフルオロブチルメタクリル酸が挙げられる。
また、その他のモノマー(M2)の具体例として、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス
(4−メタクリックオキシフェニル)プロパンが挙げら
れる。
【0019】ポリマー(A)は、本発明の効果を損なわ
ない範囲で、さらにモノマー(M1)またはモノマー
(M2)以外のモノマーを繰り返し単位として含んでい
てもよい。
ない範囲で、さらにモノマー(M1)またはモノマー
(M2)以外のモノマーを繰り返し単位として含んでい
てもよい。
【0020】ポリマー(A)は、前記したポリマーの元
となるモノマー(M1)、および必要に応じてモノマー
(M2)またはその他のモノマー、を重合させることに
より形成させることができる。すなわち、1種類のモノ
マー(M1)を単重合させるか、複数のモノマー(M
1)、あるいはモノマー(M1)と、モノマー(M2)
またはその他のポリマーを共重合させることでポリマー
(A)を得ることができる。重合反応の形式は特に限定
されず、任意の方法を用いることができる。
となるモノマー(M1)、および必要に応じてモノマー
(M2)またはその他のモノマー、を重合させることに
より形成させることができる。すなわち、1種類のモノ
マー(M1)を単重合させるか、複数のモノマー(M
1)、あるいはモノマー(M1)と、モノマー(M2)
またはその他のポリマーを共重合させることでポリマー
(A)を得ることができる。重合反応の形式は特に限定
されず、任意の方法を用いることができる。
【0021】ポリマー(A)を構成するモノマーの配合
比は、ポリマー(A)がモノマー(M1)を含んでいれ
ば特に限定されないが、モノマー(M1)の配合比が2
〜100重量%であることが好ましく、3〜50重量%であ
ることがより好ましい。また、モノマー(M2)の配合
比が0〜98重量%であることが好ましく、50〜97重量%
であることがより好ましい。
比は、ポリマー(A)がモノマー(M1)を含んでいれ
ば特に限定されないが、モノマー(M1)の配合比が2
〜100重量%であることが好ましく、3〜50重量%であ
ることがより好ましい。また、モノマー(M2)の配合
比が0〜98重量%であることが好ましく、50〜97重量%
であることがより好ましい。
【0022】ポリマー(A)の分子量は特に限定されな
いが、形成される保護膜の強度などの点から、ポリスチ
レン換算重量平均分子量で5,000〜200,000であることが
好ましく、10,000〜100,000であることがより好まし
い。
いが、形成される保護膜の強度などの点から、ポリスチ
レン換算重量平均分子量で5,000〜200,000であることが
好ましく、10,000〜100,000であることがより好まし
い。
【0023】本発明のコーティング組成物におけるポリ
マー(A)の含有量は、コーティング組成物の全重量を
基準として、一般に5〜30%、好ましくは10〜25%であ
る。ポリマーの含有量が前記範囲内であることにより、
硬化後の保護膜が十分な強度を有するものとなる。
マー(A)の含有量は、コーティング組成物の全重量を
基準として、一般に5〜30%、好ましくは10〜25%であ
る。ポリマーの含有量が前記範囲内であることにより、
硬化後の保護膜が十分な強度を有するものとなる。
【0024】(B)多官能性エポキシ基含有化合物 本発明のコーティング組成物は、1個以上の芳香環また
は複素環と、2個以上のエポキシ基とを含んでなる多官
能性エポキシ基含有化合物を含んでなる。この化合物
は、架橋剤として寄与し、コーティング組成物が加熱さ
れたときにポリマー分子同士を架橋させるものである。
このような架橋反応により、本発明のコーティング組成
物が最終的に硬化されて、十分な強度を有する保護膜と
なる。このような多官能性エポキシ基含有化合物は、エ
ポキシ基を2個以上、好ましくは3個以上、有する化合
物から選択される。
は複素環と、2個以上のエポキシ基とを含んでなる多官
能性エポキシ基含有化合物を含んでなる。この化合物
は、架橋剤として寄与し、コーティング組成物が加熱さ
れたときにポリマー分子同士を架橋させるものである。
このような架橋反応により、本発明のコーティング組成
物が最終的に硬化されて、十分な強度を有する保護膜と
なる。このような多官能性エポキシ基含有化合物は、エ
ポキシ基を2個以上、好ましくは3個以上、有する化合
物から選択される。
【0025】本発明のコーティング組成物に用いること
のできる多官能性エポキシ基含有化合物の具体例として
は、ビスフェノールアセトンジグリシジルエーテル、フ
ェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
クエポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、テ
トラグリシジルジアミノジフェニレン、テトラグリシジ
ル−m−キシレンジアミン、、テトラフェニルグリシジ
ルエーテルエタン、トリフェニルグリシジルエーテルエ
タン、ビスフェノールヘキサフルオロアセトジグリシジ
ルエーテル、1,3−ビス(1−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−1−トリフルオロメチル−2,2,2−ト
リフルオロメチル)ベンゼン、4,4−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)オクタフルオロビフェニル、トリ
グリシジル−p−アミノフェノール、テトラグリシジル
メタキシレンジアミン、2−(4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)フェニル)−2−(4−(1,1−ビス
(4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル)エチ
ル)フェニル)プロパン、1,3−ビス(4−(1−
(4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル)−1
−(4−(1−(4−(2,3−エポキシプロポキシフ
ェニル)−1−メチルエチル)フェニル)エチル)フェ
ノキシ)−2−プロパノール、およびその他が挙げられ
る。
のできる多官能性エポキシ基含有化合物の具体例として
は、ビスフェノールアセトンジグリシジルエーテル、フ
ェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾールノボラッ
クエポキシ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、テ
トラグリシジルジアミノジフェニレン、テトラグリシジ
ル−m−キシレンジアミン、、テトラフェニルグリシジ
ルエーテルエタン、トリフェニルグリシジルエーテルエ
タン、ビスフェノールヘキサフルオロアセトジグリシジ
ルエーテル、1,3−ビス(1−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−1−トリフルオロメチル−2,2,2−ト
リフルオロメチル)ベンゼン、4,4−ビス(2,3−
エポキシプロポキシ)オクタフルオロビフェニル、トリ
グリシジル−p−アミノフェノール、テトラグリシジル
メタキシレンジアミン、2−(4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)フェニル)−2−(4−(1,1−ビス
(4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル)エチ
ル)フェニル)プロパン、1,3−ビス(4−(1−
(4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル)−1
−(4−(1−(4−(2,3−エポキシプロポキシフ
ェニル)−1−メチルエチル)フェニル)エチル)フェ
ノキシ)−2−プロパノール、およびその他が挙げられ
る。
【0026】これらの多官能性エポキシ基含有化合物は
単独で用いられるほか、必要に応じて2種類以上の架橋
剤を組み合わせて用いることができる。
単独で用いられるほか、必要に応じて2種類以上の架橋
剤を組み合わせて用いることができる。
【0027】本発明のコーティング組成物における多官
能性エポキシ基含有化合物(B)の含有量は、コーティ
ング組成物に含まれるポリマー100重量部に対して、一
般に1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部である。ポ
リマーの含有量が前記範囲内であることにより、硬化後
の保護膜が十分な強度を有するものとなる。
能性エポキシ基含有化合物(B)の含有量は、コーティ
ング組成物に含まれるポリマー100重量部に対して、一
般に1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部である。ポ
リマーの含有量が前記範囲内であることにより、硬化後
の保護膜が十分な強度を有するものとなる。
【0028】(C)溶剤 本発明においては、前記したポリマー成分(A)、多官
能性エポキシ基含有化合物(B)、および必要に応じて
添加されるその他の成分などの固形成分を溶解する溶剤
として、有機溶剤を用いる。本発明の好ましい態様によ
れば、有機溶剤は、プロピレングリコール系、エチレン
グリコール系、乳酸エステル系、酪酸エステル系、酢酸
エステル系、ぎ酸エステル系、γ‐ブチロラクトン溶剤
およびこれらの混合物からなる群から選択されるもので
あることが好ましい。これらの有機溶剤の利用により、
得られたコーティング組成物は調製後約6ヶ月間にわた
り安定であり、さらに、塗布ムラのない均質な塗布膜が
得られ、その結果、密着性、平坦性、透明性に優れ、か
つ耐久性、耐磨耗性、耐汚染性、耐薬品性に優れた保護
膜を得ることができる。
能性エポキシ基含有化合物(B)、および必要に応じて
添加されるその他の成分などの固形成分を溶解する溶剤
として、有機溶剤を用いる。本発明の好ましい態様によ
れば、有機溶剤は、プロピレングリコール系、エチレン
グリコール系、乳酸エステル系、酪酸エステル系、酢酸
エステル系、ぎ酸エステル系、γ‐ブチロラクトン溶剤
およびこれらの混合物からなる群から選択されるもので
あることが好ましい。これらの有機溶剤の利用により、
得られたコーティング組成物は調製後約6ヶ月間にわた
り安定であり、さらに、塗布ムラのない均質な塗布膜が
得られ、その結果、密着性、平坦性、透明性に優れ、か
つ耐久性、耐磨耗性、耐汚染性、耐薬品性に優れた保護
膜を得ることができる。
【0029】有機溶剤の具体例としては、グリコールエ
ーテルおよびアセテート系溶剤として、プロピレングリ
コールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエ
ーテル、プロピレングリコールプロピルエーテル、プロ
ピレングリコール−t−ブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールプ
ロピルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエー
テル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリ
コールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエー
テル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチ
レングリコール−n−ブチルエーテル、セロソルブアセ
テート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソル
ブアセテ−ト、ジエチレングリコールメチルエーテル、
ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリ
コールブチルエ−テル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールフェニルエーテル、プロピレングリコールエチルエ
ーテルアセテート、トリエチレングリコールブチルエー
テル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3
−メチル−3−メトキシブタノールが挙げられる。ま
た、乳酸エステル系溶剤として、乳酸エチル、乳酸メチ
ル、乳酸ブチル、乳酸ペンチルが挙げられる。酢酸エス
テル系溶剤として、酢酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸イソ
アミル、酢酸イソブチル、酢酸メトキシブチル、プロピ
オン酸ブチルが、酪酸エステル系溶剤として酪酸イソブ
チル、酪酸ブチル、ピルビン酸エチルが挙げられる。
ーテルおよびアセテート系溶剤として、プロピレングリ
コールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエ
ーテル、プロピレングリコールプロピルエーテル、プロ
ピレングリコール−t−ブチルエーテル、ジプロピレン
グリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールプ
ロピルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエー
テル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、ジプロピレングリコールメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリ
コールメチルエーテル、エチレングリコールブチルエー
テル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチ
レングリコール−n−ブチルエーテル、セロソルブアセ
テート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソル
ブアセテ−ト、ジエチレングリコールメチルエーテル、
ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリ
コールブチルエ−テル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールフェニルエーテル、プロピレングリコールエチルエ
ーテルアセテート、トリエチレングリコールブチルエー
テル、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3
−メチル−3−メトキシブタノールが挙げられる。ま
た、乳酸エステル系溶剤として、乳酸エチル、乳酸メチ
ル、乳酸ブチル、乳酸ペンチルが挙げられる。酢酸エス
テル系溶剤として、酢酸ブチル、ギ酸アミル、酢酸イソ
アミル、酢酸イソブチル、酢酸メトキシブチル、プロピ
オン酸ブチルが、酪酸エステル系溶剤として酪酸イソブ
チル、酪酸ブチル、ピルビン酸エチルが挙げられる。
【0030】さらに、本発明の好ましい態様によれば、
有機溶剤としてプロピレングリコールメチルエーテルア
セテート、またはこれを少なくとも含む混合有機溶剤を
用いることが好ましい。プロピレングリコールメチルエ
ーテルアセテートを含む混合有機溶剤を用いる場合、プ
ロピレングリコールメチルエーテルアセテートと共に用
いられる好ましい有機溶剤としては、プロピレングリコ
ール系、エチレングリコール系、乳酸エステル系、酪酸
エステル系、酢酸エステル系、ぎ酸エステル系、γ−ブ
チロラクトン溶剤およびこれらの混合物からなる群から
選択されるものが挙げられる。
有機溶剤としてプロピレングリコールメチルエーテルア
セテート、またはこれを少なくとも含む混合有機溶剤を
用いることが好ましい。プロピレングリコールメチルエ
ーテルアセテートを含む混合有機溶剤を用いる場合、プ
ロピレングリコールメチルエーテルアセテートと共に用
いられる好ましい有機溶剤としては、プロピレングリコ
ール系、エチレングリコール系、乳酸エステル系、酪酸
エステル系、酢酸エステル系、ぎ酸エステル系、γ−ブ
チロラクトン溶剤およびこれらの混合物からなる群から
選択されるものが挙げられる。
【0031】また、有機溶剤のコーティング組成物中の
添加量は、ポリマー、およびその他の添加剤の濃度によ
り、適宜調整されてよいが、例えばコーティング組成物
において、コーティング組成物の全重量を基準として45
〜95重量%程度の範囲で添加される。
添加量は、ポリマー、およびその他の添加剤の濃度によ
り、適宜調整されてよいが、例えばコーティング組成物
において、コーティング組成物の全重量を基準として45
〜95重量%程度の範囲で添加される。
【0032】(D)その他の成分 本発明の保護膜形成方法に用いられる保護膜形成用組成
物は、前記のカルボキシル基含有ポリマーおよび溶剤の
他に、必要に応じて各種の添加剤を含むことができる。
ここで、その他の添加剤としては、レベリング剤、密着
増強剤、界面活性剤、酸化防止剤、増粘剤、紫外線吸収
剤、反応促進剤、およびその他が挙げられる。
物は、前記のカルボキシル基含有ポリマーおよび溶剤の
他に、必要に応じて各種の添加剤を含むことができる。
ここで、その他の添加剤としては、レベリング剤、密着
増強剤、界面活性剤、酸化防止剤、増粘剤、紫外線吸収
剤、反応促進剤、およびその他が挙げられる。
【0033】本発明の保護膜形成方法に用いる保護膜形
成用組成物には、保護膜形成用組成物を基材上に塗布し
たときに、被膜の表面が均一になるようにレベリング剤
を用いることができる。使用されるレベリング剤として
は、シラン系レベリング剤、フッ素系レベリング剤、お
よびその他が挙げられる。
成用組成物には、保護膜形成用組成物を基材上に塗布し
たときに、被膜の表面が均一になるようにレベリング剤
を用いることができる。使用されるレベリング剤として
は、シラン系レベリング剤、フッ素系レベリング剤、お
よびその他が挙げられる。
【0034】また、本発明の保護膜形成方法に用いる保
護膜形成用組成物には、基材上に塗布された保護膜形成
用組成物が基材と十分な強度をもって密着するように、
密着増強剤を含むことができる。
護膜形成用組成物には、基材上に塗布された保護膜形成
用組成物が基材と十分な強度をもって密着するように、
密着増強剤を含むことができる。
【0035】使用される密着増強剤としては、例えば、
アルコキシシラン化合物、アルコキシチタン化合物、ア
ルコキシジルコニウム化合物、アルコキシアルミニウム
化合物、およびその他が挙げられる。
アルコキシシラン化合物、アルコキシチタン化合物、ア
ルコキシジルコニウム化合物、アルコキシアルミニウム
化合物、およびその他が挙げられる。
【0036】また、本発明の保護膜形成方法に用いる保
護膜形成用組成物には、保護膜形成用組成物を基材上に
塗布するときの塗布性を改良するために、界面活性剤ま
たは増粘剤を含むことができる。
護膜形成用組成物には、保護膜形成用組成物を基材上に
塗布するときの塗布性を改良するために、界面活性剤ま
たは増粘剤を含むことができる。
【0037】さらにまた、本発明の保護膜形成方法に用
いる保護膜形成用組成物には、加熱時または光照射時に
おきる重合反応を促進するための反応促進剤を含むこと
ができる。このような反応促進剤としては、たとえばイ
ミダゾール化合物が挙げられる。
いる保護膜形成用組成物には、加熱時または光照射時に
おきる重合反応を促進するための反応促進剤を含むこと
ができる。このような反応促進剤としては、たとえばイ
ミダゾール化合物が挙げられる。
【0038】本発明の保護膜形成方法に用いる保護膜形
成用組成物は、前記の各固体成分を溶剤成分に溶解また
は分散させることにより調製される。調製時における混
合の順序などは特に限定されない。ただし、組成物の安
定性などの点から、組成物を複数の溶液、分散液、また
は粉体の状態で保存し、使用の直前に適宜混合して用い
ることができる。また、組成物を濃縮溶液の形態で調製
し、使用の直前に溶剤で希釈して用いることもできる。
成用組成物は、前記の各固体成分を溶剤成分に溶解また
は分散させることにより調製される。調製時における混
合の順序などは特に限定されない。ただし、組成物の安
定性などの点から、組成物を複数の溶液、分散液、また
は粉体の状態で保存し、使用の直前に適宜混合して用い
ることができる。また、組成物を濃縮溶液の形態で調製
し、使用の直前に溶剤で希釈して用いることもできる。
【0039】
【実施例】準備 下記のポリマーA-I、A-II、およびA-IIIを準備した。 ポリマーA-I: (メタクリル酸メチル):(アクリル
酸n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重
量を基準とした配合比が17:23:50:10、スチレン換算重
量平均分子量10,000。 ポリマーA-II:(メタクリル酸メチル):(アクリル酸
n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重量
を基準とした配合比が17:23:55:5、スチレン換算重量平
均分子量10,000。 ポリマーA-III:(メタクリル酸メチル):(アクリル
酸n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重
量を基準とした配合比が17:23:60:0、スチレン換算重量
平均分子量10,000。
酸n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重
量を基準とした配合比が17:23:50:10、スチレン換算重
量平均分子量10,000。 ポリマーA-II:(メタクリル酸メチル):(アクリル酸
n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重量
を基準とした配合比が17:23:55:5、スチレン換算重量平
均分子量10,000。 ポリマーA-III:(メタクリル酸メチル):(アクリル
酸n−ブチル):(メタクリル酸):(スチレン)の重
量を基準とした配合比が17:23:60:0、スチレン換算重量
平均分子量10,000。
【0040】コーティング組成物 下記の通りの組成を有するコーティング組成物を調製し
た。 実施例1 実施例2 比較例1 ポリマー A-I A-II A-III 15 15 15 架橋剤 VG3101L 4.5 4.5 4.5 界面活性剤 R08 0.45 0.45 0.45 溶剤 PGMEA 残部 残部 残部 (単位は重量%) VG3101L:三井化学(株)社製(テクモアVG3010L)、エポキシ当量212g/eq R08:大日本インキ(株)社製(パーフルオロアルキル基含有オリゴマー) PGMEA:プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
た。 実施例1 実施例2 比較例1 ポリマー A-I A-II A-III 15 15 15 架橋剤 VG3101L 4.5 4.5 4.5 界面活性剤 R08 0.45 0.45 0.45 溶剤 PGMEA 残部 残部 残部 (単位は重量%) VG3101L:三井化学(株)社製(テクモアVG3010L)、エポキシ当量212g/eq R08:大日本インキ(株)社製(パーフルオロアルキル基含有オリゴマー) PGMEA:プロピレングリコールメチルエーテルアセテート
【0041】得られたコーティング組成物を、それぞれ
カラーフィルター上に、スピンコーター(ミカサ社製IH
-DX2)を用いて、700rpm/30secの条件で塗布した。得ら
れた塗布済みのカラーフィルターを、ホットプレートに
て90℃/1minの条件でプレベーキング処理をし、さらに
オーブンにて250℃/30minの条件でポストベーキング処
理を行った。
カラーフィルター上に、スピンコーター(ミカサ社製IH
-DX2)を用いて、700rpm/30secの条件で塗布した。得ら
れた塗布済みのカラーフィルターを、ホットプレートに
て90℃/1minの条件でプレベーキング処理をし、さらに
オーブンにて250℃/30minの条件でポストベーキング処
理を行った。
【0042】得られた試料の保護膜表面を、触針式膜厚
計(日本真空技術株式会社製Dektak3030ST)にて測定
し、その最小膜厚と最大膜厚から平坦化率を算出した。
得られた平坦化率は下記の通りであった。
計(日本真空技術株式会社製Dektak3030ST)にて測定
し、その最小膜厚と最大膜厚から平坦化率を算出した。
得られた平坦化率は下記の通りであった。
【0043】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 349 G09F 9/30 349Z (72)発明者 福 澤 純 一 東京都文京区本駒込二丁目28番8号 文京 グリーンコート センターオフィス9階 クラリアントジャパン株式会社内 (72)発明者 原 田 隆 正 静岡県小笠郡大東町千浜3810 クラリアン トジャパン株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BB28 BB37 BB44 4J038 CC021 CC071 CC081 CC101 CG031 CG141 CH031 CH071 CH081 DB061 DB071 DB081 DB131 DB151 DB251 GA01 GA02 GA03 GA08 GA09 GA12 JA20 JA25 JA56 JA62 JA70 KA06 MA07 MA09 MA14 NA01 NA11 NA12 NA26 PB09 5C094 AA31 AA43 BA43 DA13 EB02
Claims (10)
- 【請求項1】下記(A)〜(C)の成分を含んでなるこ
とを特徴とする、コーティング組成物。 (A)非置換スチレン、α−置換スチレン、および核置
換スチレンからなる群から選ばれる、少なくとも一種の
モノマー(M1)を繰り返し単位に有するポリマー、
(B)1個以上の芳香環または複素環と、2個以上のエ
ポキシ基とを含んでなる多官能性エポキシ基含有化合
物、および(C)有機溶剤。 - 【請求項2】前記モノマー(M1)が、スチレン、α−
メチルスチレン、α−エチルスチレン、o−、m−、お
よびp−クロロスチレン、o−、m−、およびp−ビニ
ルトルエン、ならびにo−、m−、およびp−t−ブチ
ルスチレンからなる群から選択される少なくとも1種類
のモノマーである、請求項1に記載のコーティング組成
物。 - 【請求項3】ポリマー(A)が、下記一般式(I)で表
されるエステルから選ばれる少なくとも種類のモノマー
(M2)を繰り返し単位のひとつとしてさらに有するも
のである、請求項1または2に記載のコーティング組成
物。 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、また
は炭素数1〜5の有機基であり、R3はフッ素置換され
ていてもよい有機基である) - 【請求項4】ポリマー(A)が、アクリル酸、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、およびメタクリル酸n−ブチルからなる群から選ば
れる少なくとも1種類のモノマー(M2)を繰り返し単
位のひとつとしてさらに有するものである、請求項3に
記載のコーティング組成物。 - 【請求項5】R3が、フッ素化されていてもよい、炭素
数が1〜6の有機基である、請求項3に記載のコーティ
ング組成物。 - 【請求項6】ポリマー(A)を構成する、モノマー(M
1)の割合が、2〜100重量%である、請求項1〜5の
いずれか1項に記載のコーティング組成物。 - 【請求項7】ポリマー(A)のポリスチレン換算重量平
均分子量が5,000〜200,000である、請求項1〜6のいず
れか1項に記載のコーティング組成物。 - 【請求項8】多官能性エポキシ基含有化合物が、エポキ
シ基を3個以上含んでなる、請求項1〜7のいずれか1
項に記載のコーティング組成物。 - 【請求項9】有機溶剤が、プロピレングリコール系、エ
チレングリコール系、乳酸エステル系、酪酸エステル
系、酢酸エステル系、ぎ酸エステル系、γ‐ブチロラク
トン溶剤およびこれらの混合物からなる群から選択され
るものである、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコ
ーティング組成物。 - 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載され
たコーティング組成物により形成された保護膜を有する
ことを特徴とする、カラーフィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388275A JP2002188037A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000388275A JP2002188037A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | コーティング組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002188037A true JP2002188037A (ja) | 2002-07-05 |
JP2002188037A5 JP2002188037A5 (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=18855043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000388275A Withdrawn JP2002188037A (ja) | 2000-12-21 | 2000-12-21 | コーティング組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002188037A (ja) |
-
2000
- 2000-12-21 JP JP2000388275A patent/JP2002188037A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100789590B1 (ko) | 보존 안정성이 우수한 열경화성 수지 조성물 | |
JP5686728B2 (ja) | コーティング組成物 | |
KR101475780B1 (ko) | 보호막으로서 유용한 유-무기 복합체 수지 조성물 | |
JP2005338790A (ja) | カラーフィルター保護膜用組成物 | |
JP4410386B2 (ja) | カラーフィルター保護膜用塗工液及びカラーフィルター | |
JP2004069930A (ja) | カラーフィルター保護膜用樹脂組成物 | |
JP2001064357A (ja) | 硬化性組成物並びにこれを用いた絶縁膜、カラーフィルタ保護膜、カラーフィルタ及び液晶表示素子 | |
JP2000344866A (ja) | 平坦化膜用硬化性組成物および平坦化膜 | |
JP3152038B2 (ja) | カラーフィルタの保護塗膜形成用熱硬化性組成物およびカラーフィルタ用保護塗膜 | |
KR100633721B1 (ko) | 피복 조성물 | |
CA2541496A1 (en) | Resin composition for protective film | |
JP2002188037A (ja) | コーティング組成物 | |
JP3994428B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP4983583B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及び硬化膜 | |
TWI830897B (zh) | 感光性樹脂組成物、使所述感光性樹脂組成物硬化而成的硬化膜、及具有所述硬化膜的顯示裝置 | |
JP3818836B2 (ja) | 被膜形成用組成物 | |
KR100681723B1 (ko) | 피복 조성물 | |
JPH10195350A (ja) | コーティング組成物 | |
JP2006028322A (ja) | シロキサン系コーティング膜および、そのコーティング膜形成用塗料 | |
KR101308236B1 (ko) | 경화도가 우수한 경화성 수지 조성물 | |
JP2002179993A (ja) | カラーフィルター保護膜用組成物及びカラーフィルターの製造方法 | |
JPH11241003A (ja) | カラーフィルター保護膜用樹脂組成物及びこれを用いたカラーフィルター | |
JPH11326623A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタの保護膜用樹脂組成物及びその保護膜用樹脂組成物を用いた液晶表示装置用カラーフィルタ | |
JP2000028824A (ja) | 液晶表示装置用カラーフィルタ及びそれに用いるオーバーコート用樹脂組成物 | |
JP2000017053A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070124 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070124 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081121 |