JP2002187611A - ネジ整列装置 - Google Patents
ネジ整列装置Info
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- JP2002187611A JP2002187611A JP2000391260A JP2000391260A JP2002187611A JP 2002187611 A JP2002187611 A JP 2002187611A JP 2000391260 A JP2000391260 A JP 2000391260A JP 2000391260 A JP2000391260 A JP 2000391260A JP 2002187611 A JP2002187611 A JP 2002187611A
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Abstract
せる。 【解決手段】 本体ケース2に形成されたホッパ部3内
には、ネジ案内部4が立設され、ネジ案内部4内には、
モータ駆動する駆動スプロケット8と従動スプロケット
9間で回転するリンクチェーン10が設けられて、リン
クチェーン10のリンク11に、磁石16を前後から挟
んだ鉄板17,17が固着されている。又、ネジ案内部
4側面の案内板6には、鉄板17,17によって吸着さ
れ移送されるネジを一本のみ通過させるストッパ28が
設けられ、ストッパ28の下流には、ネジのネジ部が遊
挿可能な隙間を有して上端を傾斜させ、前端を閉塞した
整列部35とした一対のガイド板33,33が連結され
ている。
Description
れた多数個のネジを一定の姿勢で自動的に整列させるネ
ジ整列装置に関する。
多数個のネジを収納するホッパ部内で、一対の平行なガ
イド板を上下に揺動させることで、両ガイド板でネジの
頭部を支持しつつネジ部をガイド板の間に落とし込ませ
て縦姿勢にし、この縦姿勢で順次ネジを拾い上げ、ガイ
ド板の基端に連結される同間隔の平行な整列板間にネジ
を受け渡して一列に整列させるものが知られている。し
かし、このような装置では、ガイド板によるネジの拾い
上げにミスが生じやすく、揺動の回数の割りにはネジの
整列数が少なかったり、縦姿勢にならずにネジが絡み合
ったままガイド板の上面に乗り上げて確実な整列がなさ
れなかったりすることから、本件出願人は、特開平9−
58846号公報において、ガイド板の両外側に、カム
機構によって上下動してガイド板の上面にネジを整列方
向に沿った横倒し姿勢で供給するリフタを設ける発明
を、又、その改良発明として特開平11−314739
号公報において、規制ブロックをガイド板の上面に弾性
押圧してガイド板の上面に沿って後退させ、ネジ類を整
列方向後方へ押し戻すことで、ネジ類の絡み合いをほぐ
して整列し直す発明を夫々提供している。
は、ガイド板以外にリフタやリフタを上下動させるカム
機構、更には規制ブロックの作動機構等が新たに必要と
なって装置が複雑化し、コストアップを招く。
単な構成でネジを一本ずつ確実に取り出して整列可能と
なるネジ整列装置を提供することを目的としたものであ
る。
に、請求項1に記載の発明は、多数個のネジを収容可能
なホッパ部内に、外周に所定間隔で磁石を備えた回転体
をカバーで被覆してなるネジ案内部を縦方向に立設し
て、回転体の回転に伴う磁石の移動によってカバーの表
面でネジを吸着して移送可能とする一方、カバーの表面
で磁石の移動軌跡上に、ネジが一本のみ通過可能なスト
ッパを設けると共に、ストッパの下流に、ネジのネジ部
のみが遊挿可能な間隔を有し、カバーから離れるに従っ
て上端が徐々に下降する互いに平行な一対のガイド板を
連結して、ストッパを通過したネジの頭部をガイド板の
上端へ順に移乗させてネジをガイド板上で一直線に整列
させることを特徴とするものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1の目的に加えて、ホッパ部内のネジを
カバー表面へ確実に吸着させるために、ホッパ部の底部
において磁石が上昇する側のネジ案内部の立設際に、回
転体の回転と連動して上下動する昇降体を設けたもので
ある。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の目的
に加えて、ガイド板へのネジの移乗を確実に行わせるた
めに、カバーの表面におけるガイド板の連結際に、カバ
ー表面を移動するネジをガイド板間へ導くガイド部材を
設けたものである。請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかの目的に加えて、ガイド板へのネジの移
乗をより確実に行わせるために、ネジ案内部を、平坦な
カバーの裏面で回転体及び磁石を長円軌跡で回転させる
ものとして、ガイド板をカバー表面における長円軌跡の
直線部分に連結したものである。
に基づいて説明する。 《形態1》図1はネジ整列装置の斜視図、図2は縦断面
説明図、図3は平面説明図で、ネジ整列装置1は、上面
を開閉可能な蓋2aを有する四角箱状の本体ケース2内
に、底面が中央やや後方(図2の左側)寄りへ向かって
徐々に深くなり、磁性体である無数のネジを収納可能な
ホッパ部3が形成され、本体ケース2の底板2b上に
は、上部を半円形としたカバーとしての一対の側板5,
5と、その側板5,5間にあって側板5,5の端縁に沿
って上部でカーブする同じくカバーとしての案内板6と
からなる扁平なネジ案内部4が、ホッパ部3を貫通する
格好で立設されている。このネジ案内部4には、本体ケ
ース2の下部に設けられたモータ7によって回転駆動す
る駆動スプロケット8と、その駆動スプロケット8の真
上で同じ向きに軸支される従動スプロケット9とが夫々
内設されると共に、両スプロケット8,9間には、複数
のリンク11,11・・からなる回転体としてのリンク
チェーン10が張設されており、モータ7の駆動によっ
て駆動スプロケット8が図2で右回転することで、リン
クチェーン10と共に従動スプロケット9が右回転する
ことになる。尚、ホッパ部3は、ネジ案内部4のすぐ後
方が最深部12となって、最深部12には、案内板6の
すぐ後方で案内板6と略同幅の開口13が形成されてい
る。又、本体ケース2やホッパ部3、ネジ案内部4は、
ステンレス等の磁化しない材料が用いられている。
いたリンク11,11・・の外側に、リンク11の側縁
に延設した取付片14,14及び取付ブロック15を介
して矩形状の磁石16が直交状にネジ止めされ、その磁
石16を挟んでリンク11の進行方向前後には、磁石1
6より一回り大きい矩形状の鉄板17,17がネジ止め
されて、このネジ止め状態で、鉄板17,17の外側端
面が案内板6の裏面に近接している。但しここでは、リ
ンク11ごとの鉄板17の回転方向の厚みを、厚いもの
と薄いものとが交互になるように変更している。これ
は、移送するネジの長さが変わっても確実に鉄板17,
17で吸着可能とするためである。よって、駆動スプロ
ケット8と従動スプロケット9との間でリンクチェーン
10が回転すると、磁石16を挟んだ鉄板17,17が
案内板6の裏面に常に近接しながらネジ案内部4内を長
円形の移動軌跡で右回転することとなる。
ケット8の外面には、駆動軸18と偏心させたカム19
が一体回転可能に固着されている。一方、本体ケース2
の底板2b上でネジ案内部4の右側には、支持棒21を
垂設させた支持台20がセットされ、支持棒21の先端
に、前端をカム19の下面に位置させた揺動板22が、
やや前方よりをピン23によって揺動可能に軸支されて
いる。この揺動板22の後端部24の左側には、ホッパ
部2の開口13の底部を塞ぐ格好で、昇降体としての昇
降台25がピン26によって連結されており、支持台2
0と後端部24との間には、引張スプリング27が張設
されて、後端部24を下方へ引張付勢している。よっ
て、揺動板22の前端が当接するカム19の回転位置に
よって揺動板22の角度が変化する。即ち、前端が駆動
軸18の軸心に最も近くなるカム19の回転位置では、
図2の実線で示すように揺動板22は水平姿勢にあり、
ここからカム19が180°回転して同図の二点鎖線で
示すように揺動板22の前端と駆動軸18の軸心との距
離が最大となると、前端が下方へ押し下げられて逆に後
端部24と昇降台25とが上昇する。よって、駆動スプ
ロケット8の回転に伴うカム19の回転で、揺動板22
が揺動して昇降台25が開口13内で上下動を繰り返す
こととなる。
板6を直交状に跨ぐ格好で板状のストッパ28が取り付
けられている。このストッパ28は、ホッパ部3内に収
容されるネジが遊挿可能な大きさの透孔29を案内板6
側の下端縁に形成して、案内板6上をリンクチェーン1
0の回転方向に沿った向きで移送される一本のネジのみ
通過可能とするものである。又、ネジ案内部4の前方で
本体ケース2には、本体ケース2の前方へ突出する格好
で一対のガイド板33,33が支持されている。このガ
イド板33,33は、下端を閉塞し、上方にネジのネジ
部のみが遊挿可能な隙間34を開口させるもので、後端
は、案内板6の前方形状に沿って案内板6の中央に連結
され、上端は、案内板6の頂上近くから前方へ行くに従
って徐々に低くなる傾斜形状となる。そして、前端部分
は、上端が水平となって終端が閉塞される整列部35が
形成されている。36,36は、ガイド板33,33の
後端左右に夫々併設され、案内板6との連結際から左右
両側へ落ち込む傾斜面部である。
イド板33,33を挟む格好で左右に光電センサ37,
37が配置されている。この光電センサ37,37は、
ホッパ部3の下側に配されるセンサアンプ38に接続さ
れて、ガイド板33,33の上端に位置するネジの頭部
を検出し、整列部35から後方へ貯留した頭部が光電セ
ンサ37,37の検出位置に達すると、モータ7の駆動
を停止させるものである。
いては、ホッパ部3内に無数のネジを収容して、本体ケ
ース2に設けられた図示しない電源スイッチをONする
と、モータ7が駆動し、駆動スプロケット8を回転させ
て、従動スプロケット9間でリンクチェーン10を回転
させる。すると、リンクチェーン10の回転に伴って各
リンク11に固定された磁石16及び鉄板17,17が
案内板6の裏側において長円軌跡で回転するため、磁石
16により得られる鉄板17,17の磁力により、図4
に示すように、ネジ30,30・・のいくつかが案内板
6の表面に吸着されて鉄板17,17の移動と共に案内
板6に沿って上方へ移送される。尚、ここでは磁石16
を挟んで移送方向の前後に鉄板17,17が位置するこ
とから、鉄板17,17の一方がS極、他方がN極とな
って図4(A)(B)のように常にネジ30がリンクチ
ェーン10の回転方向へ沿った姿勢で吸着される。
図5(A)に示すように案内板6の中央を通って透孔2
9の位置に丁度進入する1本のネジ30のみがストッパ
28を通過できる。よって、同図(B)に示すように、
2本のネジ30,30が対称に吸着された場合は共にス
トッパ28によって移動を規制され、案内板6裏面での
鉄板17,17の通過に伴って吸着が失われて共にホッ
パ部3に落下し、同図(C)に示すように、中央の1本
を挟む格好で3本のネジ30,30,30が吸着された
場合は、中央を除く左右のネジ30,30がストッパ2
8によって移動を規制され、鉄板17,17の通過に伴
って再びホッパ部3に落下する。一方、駆動スプロケッ
ト8が回転すると、前述のようにカム19を介して揺動
板22が揺動して昇降台25を開口13内で上下動させ
るため、最深部12に貯留するネジ30,30・・が昇
降台25によって上下し、案内板6における鉄板17,
17の位置にタイミング良く吸着されて、ネジ30,3
0・・の移送が途切れることなく行われる。
は、案内板6の円形部を回り込んで前方のガイド板3
3,33に到達してそのままガイド板33,33上に移
乗する。ここで、ネジ30が頭部31からガイド板3
3,33に到達した場合は、図4(A)のように、頭部
31がガイド板33,33上端に沿って案内板6から離
れるように前方へスライドするため、鉄板17,17が
下方へ離反すると、吸着が失われたネジ部32が隙間3
4内に垂下してガイド板33,33の上端で頭部31が
支持され、ガイド板33,33の傾斜によって前方の整
列部35までスライド下降する。一方、ネジ30がネジ
部32からガイド板33,33に到達すると、同図
(B)のように、ネジ部32が先に隙間34内に進入し
て頭部31がガイド板33,33上へ乗り移るため、鉄
板17,17が下方へ離反すると、吸着が失われた頭部
31が同図(A)と同様にガイド板33,33の上端で
支持される垂下姿勢となり、そのまま前方の整列部35
までスライド下降する。
ず、ガイド板33,33の傾斜部分で一時停止すること
があっても、続いてガイド板33,33間に移乗するネ
ジ30によって前方へ押されるため、ネジ30は整列部
35へ確実に移送される。又、ガイド板33,33間へ
到達したネジ30の角度が悪く、隙間34へうまく移乗
しない場合は、図6のようにガイド板33,33両側の
傾斜面部36,36に沿って案内板6の左右何れか一方
へ導かれて下方へ落下し、ホッパ部3内へ再び収容さ
れ、最深部12で次の吸着を待つことになる。こうし
て、何れの向きでガイド板33,33に到達しても同じ
姿勢でガイド板33,33へ移乗し、これらの動作が長
円軌跡で移動する鉄板17,17によって繰り返され、
移送されたネジ30,30・・はガイド板33,33前
端の整列部35へ一列に整列して徐々に貯留する。そし
て、貯留したネジ30が光電センサ37,37の検出位
置に達すると、モータ7が停止してネジ30の移送が中
断され、整列部35先端のネジ30が取り出されると、
再びモータ7が駆動して移送が開始される。
3内に立設したネジ案内部4内で磁石16及び鉄板1
7,17を備えたリンクチェーン10を回転させるだけ
で、ホッパ部3に貯留したネジ30を一本ずつ確実に取
り出して整列部35へ一列に整列させることができる。
よって、駆動機構としてはモータ7によるリンクチェー
ン10の回転という単純な構成で足り、構造が簡略化し
てコストの低減に繋がる。又、ネジ案内部4内で磁石1
6及び鉄板17を回転させて案内板6を介してネジ30
を移送しているから、ネジ30の吸着と離脱とがスムー
ズに行われ、駆動スプロケット8やリンクチェーン10
等の駆動部にネジ30が噛み込んで回転を阻害したりす
るおそれがなく、ネジ移送の確実性と信頼性とが高くな
る。更に、ホッパ部3の最深部12に、リンクチェーン
10の回転と連動して上下動する昇降台25を設けたこ
とで、ネジ30,30・・を案内板6へ確実に吸着させ
て鉄板17によるネジ30の移送を途切れることなく行
わせることができる。
する。尚、形態1と同じ符号は同じ機能の構成部を示す
ため、重複する説明を省略する。図7はネジ整列装置1
aの斜視図、図8は側面説明図、図9は斜め上前方から
見た全体説明図で、ネジ案内部40は、扁平な矩形の箱
状を呈し、カバーとしての前板41が前方へ相対し、且
つ全体が後方へ傾斜するように本体ケース2内に立設さ
れ、ネジ案内部40の前方下部に、湾曲状の板体によっ
て前板41側が最深部12となるホッパ部3を形成して
いる。駆動スプロケット8と従動スプロケット9とは、
ネジ案内部40内に形成された長円形の収納部40aで
横向きに収納され、モータ7は、ネジ案内部4の後板4
2へ直交状に取り付けられている。ここでの磁石16と
鉄板17,17とは、リンクチェーン10の外側で、夫
々前方端面が前板41の裏面に当接するように夫々リン
ク11に固定されている。前板41から見て磁石16が
鉄板17よりも奥まった位置にある点及び、リンク11
ごとに各鉄板17,17の厚さが交互に変わっているの
は形態1と同じである。よって、モータ7が駆動して駆
動スプロケット8が前方から見て右回転すると、従動ス
プロケット9と共にリンクチェーン10も右回転し、磁
石16及び鉄板17,17をネジ案内部40内で右回り
の長円軌跡で回転させることとなる。
40の後板42際で軸心から偏心した円形のカム部43
が形成されて、そのカム部43に、T字状のプレート4
4の上方で左右方向に形成された長孔45が嵌合してい
る。このプレート44は、ネジ案内部40の下方を貫通
して前方へコ字状に折曲され、その先端に、ホッパ部3
の開口13を塞ぐ格好で昇降体としての昇降板46を固
着したもので、駆動スプロケット8が回転すると、カム
部43の偏心運動に伴ってプレート44が上下動を繰り
返し、図8の二点鎖線で示すように昇降板46を上下運
動させることで、形態1と同様にネジ30,30・・の
前板41への確実な吸着を実現可能としている。更に、
ストッパ28は、前板41を正面から見てその上方左側
にあって前板41と直交状に立設され、磁石16の中心
の回転軌跡と交わる位置に透孔29が形成されている。
前端が閉塞され、上方にネジ30のネジ部32のみが遊
挿可能な隙間48を開口して立設されており、後端は、
磁石16中心の回転軌跡における上側の半円部を過ぎた
直線部分で前板41の表面に連結され、そのまま上端を
下方へ徐々に下降させながら傾斜して、前端部分は上端
が水平となる整列部49となっている。又、前板41の
表面においてガイド板47,47の連結位置よりやや上
方には、ガイド部材としての一対のラベル50,50
(厚さ0.05mm)が、ガイド板47,47の隙間48
と略等しい間隔をおいて貼着されて、前板41上でガイ
ド溝51を形成しているが、両ラベル50,50の上方
は、ガイド溝51が上方へ向かって徐々に間隔が広がる
よう斜めに切除されて、上方から進入するネジ30をガ
イド溝51の下半分に導きやすくしている。
おいては、ホッパ部3内に無数のネジ30,30・・を
収容してモータ7を駆動させ、駆動スプロケット8と従
動スプロケット9間でリンクチェーン10を回転させる
と、リンクチェーン10の回転に伴って磁石16及び鉄
板17,17が前板41の裏側で回転するため、これら
の磁力により、ネジ30,30・・のいくつかが前板4
1の表面に吸着され、そのまま鉄板17,17の移動と
共に前板41の表面に沿って上方へ移動する。そして、
ストッパ28の位置に達すると、形態1と同様に、中央
の透孔29の位置に進入する一本のネジ30のみがスト
ッパ28を通過でき、他のネジ30はストッパ28によ
って移動を規制され、前板41の裏側での鉄板17,1
7の移動に伴って吸着が失われると再びホッパ部3に落
下する。
は、前板41の上方でUターンして下降し、ガイド板4
7,47に到達する。ここでも、ネジ30のネジ部32
からガイド板47,47に到達した場合は、図10
(A)の如く、そのままネジ部32がガイド板47,4
7間の隙間48に差し込まれて頭部31がガイド板4
7,47上に移乗することで、下方へ移動する鉄板1
7,17による吸着が失われて垂下姿勢となり、ガイド
板47,47上をスライド下降して整列部49に到達す
る。又、ネジ30が頭部31からガイド板47,47に
到達した場合は、同図(B)の如く、頭部31がガイド
板47,47上に移乗してそのままガイド板47,47
上を前方へ移動し、鉄板17,17が下方へ移動する
と、ネジ部32の吸着が失われて垂下姿勢となり、整列
部49までスライド下降する。
ベル50,50によって上方へ行くほど広くなるガイド
溝51が形成されているため、ネジ30の進入角度が悪
い場合でも、ガイド溝51によって頭部31又はネジ部
32がガイド板47,47間へスムーズに案内され、ガ
イド板47,47への進入ミスは少なくなる。これらの
動作が磁石16及び磁石17によって移送される度に繰
り返され、移送されたネジ30はガイド板47,47前
端の整列部49へ順に整列して貯留し、光電センサ3
7,37の検出位置に達すると、モータ7が停止してネ
ジ30の移送が中断され、整列部49先端のネジ30が
取り出されると、再びモータ7が駆動して上記作動が繰
り返される。尚、ここでは、駆動スプロケット8と従動
スプロケット9とを横向きに配置して、ガイド板47,
47を平坦な前板41に連結しているから、移送された
ネジ30がガイド板47,47に移乗しないことがあっ
ても、そのまま鉄板17に吸着されたまま前板41の下
方へ移動し、再び鉄板17の回転軌跡に沿って上昇して
ストッパ28へ達するため、形態1のようにガイド板3
3,33に乗り損ねたネジ30をホッパ部3に落下させ
る傾斜面部36を設ける必要がない。
内部40内で磁石16及び鉄板17,17を備えたリン
クチェーン10を回転させるだけで、ホッパ部3に貯留
したネジ30を一本ずつ確実に取り出して整列部49へ
一列に整列させることができる。よって、駆動機構とし
てはモータ7によるリンクチェーン10の回転という単
純な構成で足り、構造が簡略化してコストの低減に繋が
るという形態1と同じ作用効果が得られる。同様に、リ
ンクチェーン10等はネジ案内部40に内設しているか
ら、これらの駆動部にネジ30が噛み込んで回転を阻害
したりするおそれがなく、ネジ移送の確実性と信頼性と
が高くなる。特にこの形態では、前板41におけるガイ
ド板47,47の連結際にラベル50,50を貼着して
いるから、ネジ30をスムーズにガイド板47,47間
に導いて確実に移乗させることができる。同様に、平坦
な前板41の表面でネジ30を長円軌跡で移送し、ガイ
ド板47,47をその長円軌跡の直線部分で前板41と
連結しているから、ガイド板47,47間へのネジ30
の進入角度が常に適正となり、ここでもガイド板47,
47へのネジ30のより確実な移乗を実現可能となって
いる。
軌跡で移送することで、ガイド板の連結位置と相俟って
ネジの確実な移乗という効果が得られるが、形態1で
は、長円軌跡に限定するものではなく、スプロケットや
ドラムのような円盤状の回転体に直接磁石を固定して円
軌跡で回転させるものとしても差し支えない。又、ガイ
ド部材は、形態2に採用するものに限らず、形態1のよ
うな曲面の案内板6上でガイド板33,33の上流側に
設けることもできる。勿論ガイド部材としては上記ラベ
ルに限らず、より厚みの大きいブロック体等を用いても
良い。
部内に立設したネジ案内部内で磁石を備えた回転体を回
転させるだけで、ホッパ部に貯留したネジを一本ずつ確
実に取り出してガイド板上へ一列に整列させることがで
きる。よって、構造が簡略化してコストの低減に繋が
る。又、回転体をカバーで被覆してカバーの表面でネジ
を移送しているから、ネジの吸着と離脱とがスムーズに
行われ、ネジ案内部内の回転体にネジが噛み込んで回転
を阻害したりするおそれがなく、ネジ移送の確実性と信
頼性とが高くなる。請求項2に記載の発明によれば、請
求項1の効果に加えて、ホッパ部の底部において磁石が
上昇する側のネジ案内部の立設際に、回転体の回転と連
動して上下動する昇降体を設けたことで、ホッパ部内の
ネジをカバー表面へ確実に吸着させて磁石によるネジの
移送を途切れることなく行うことができる。請求項3に
記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、
カバーの表面におけるガイド板の連結際に、カバー表面
を移動するネジをガイド板間へ導くガイド部材を設けた
ことで、ガイド板へのネジの移乗を確実に行わせること
ができる。請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃
至3の何れかの効果に加えて、ネジ案内部を、平坦なカ
バーの裏面で回転体及び磁石を長円軌跡で回転させるも
のとして、ガイド板をカバー表面における長円軌跡の直
線部分に連結したことで、ガイド板へのネジの移乗をよ
り確実に行わせることができる。
(蓋は省略)。
は省略)。
ある。 (B)ネジのガイド板への移乗を示す説明図である。
である。 (B)案内板上のネジの移送状態を示す説明図である。 (C)案内板上のネジの移送状態を示す説明図である。
ある。
明図である。
である。 (B)ネジのガイド板への移乗を示す説明図である。
ホッパ部、4,40・・ネジ案内部、6・・案内板、8
・・駆動スプロケット、9・・従動スプロケット、10
・・リンクチェーン、16・・磁石、17・・鉄板、2
8・・ストッパ、30・・ネジ、33,47・・ガイド
板、34,48・・隙間、35,49・・整列部、37
・・光電センサ。
Claims (4)
- 【請求項1】 多数個のネジを収容可能なホッパ部内
に、外周に所定間隔で磁石を備えた回転体をカバーで被
覆してなるネジ案内部を縦方向に立設して、前記回転体
の回転に伴う前記磁石の移動によって前記カバーの表面
で前記ネジを吸着して移送可能とする一方、前記カバー
の表面で前記磁石の移動軌跡上に、前記ネジが一本のみ
通過可能なストッパを設けると共に、前記ストッパの下
流に、前記ネジのネジ部のみが遊挿可能な間隔を有し、
前記カバーから離れるに従って上端が徐々に下降する互
いに平行な一対のガイド板を連結して、前記ストッパを
通過した前記ネジの頭部を前記ガイド板の上端へ順に移
乗させて前記ネジを前記ガイド板上で一直線に整列させ
ることを特徴とするネジ整列装置。 - 【請求項2】 ホッパ部の底部において磁石が上昇する
側のネジ案内部の立設際に、回転体の回転と連動して上
下動する昇降体を設けた請求項1に記載のネジ整列装
置。 - 【請求項3】 カバーの表面におけるガイド板の連結際
に、前記カバー表面を移動するネジを前記ガイド板間へ
導くガイド部材を設けた請求項1又は2に記載のネジ整
列装置。 - 【請求項4】 ネジ案内部を、平坦なカバーの裏面で回
転体及び磁石を長円軌跡で回転させるものとして、ガイ
ド板を前記カバー表面における前記長円軌跡の直線部分
に連結した請求項1乃至3の何れかに記載のネジ整列装
置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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