JP2002187379A - 小口を有する印刷物及び小口封緘シール - Google Patents

小口を有する印刷物及び小口封緘シール

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JP2002187379A
JP2002187379A JP2000390026A JP2000390026A JP2002187379A JP 2002187379 A JP2002187379 A JP 2002187379A JP 2000390026 A JP2000390026 A JP 2000390026A JP 2000390026 A JP2000390026 A JP 2000390026A JP 2002187379 A JP2002187379 A JP 2002187379A
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seal
fore
small
sealing
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JP2000390026A
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Goro Otsuki
護郎 大槻
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書籍や雑誌やカタログ冊子などの、店頭での立
ち読みなどを防止するとともに、著作内容の全部又は一
部分を隠蔽して、著作権などを保護することができる、
また小口封緘シールを切断して開封しても、書籍や雑誌
やカタログ冊子などの体裁を損なうことが少ない、小型
の小口封緘シールを提供する。 【解決手段】本発明は、表紙2などと裏表紙4などとの
小口側の端部に、小口6に相当する部分を介して、剥が
すことができないように貼着する、紙材料などのシール
基材7の小口6に相当する部分を除く内面側に、剥離不
能な接着剤層8を積層した、また紙材料などのシール基
材7の全ての内面側に、剥離不能な接着剤層8を積層し
て、この接着剤層8の小口6に相当する部分の内面側
に、接着剤層8を保護する剥離紙9を積層した小口封緘
シールである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍や雑誌やカタ
ログ冊子など小口を有する印刷物において、その印刷物
の小口部分を開放することによる店頭での立ち読みなど
を防止するとともに、著作内容の全部又は一部分を隠蔽
して著作権などを保護することができるようにした小口
を有する印刷物及びその小口に貼着する小口封緘シール
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、店頭での立ち読みなどを防止
するために、また付録などの散逸を防止するために、書
籍や雑誌やカタログ冊子などを、透明フィルムでラップ
するなどして、また細紐で結束するなどして、一般に広
く販売されている。
【0003】また従来から、店頭での立ち読みなどを防
止するとともに、著作内容の全部又は一部分を隠蔽し
て、著作権などを保護するために、書籍や雑誌やカタロ
グ冊子などの、表紙2と裏表紙4との小口側の端部に、
図4に示す粘着テープ20を剥がすことができるように
貼着( 実開平7−4053を参照 )するなどして、また
表紙側の特定の頁3と裏表紙側の特定の頁5との小口側
を、図5に示す袋とじ30にするなどして、一般に販売
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、書籍
や雑誌やカタログ冊子などの、図4に示す粘着テープ2
0については、簡単に剥がして書籍などを開くことがで
きる、また剥がした跡も残らない粘着テープ20である
ものの、一旦剥がして再び貼着することができるため
に、店頭での立ち読みなどを完全に防止することが難し
い上に、著作内容の全部を完全に隠蔽して、著作権など
を完全に保護することが難しかった。
【0005】また従来の、書籍や雑誌やカタログ冊子な
どの、図5に示す袋とじ30については、袋とじ30を
指やハサミなどで切断しない限り、雑誌などを開くこと
ができないために、著作内容の一部分を完全に隠蔽し
て、著作権などを完全に保護することができるものの、
袋とじ30を指やハサミなどで切断した跡が、ハサミな
どで切揃えたとしても、不揃いで毛羽立つなどして、雑
誌などの体裁を損なうことが問題であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、書籍や雑誌やカ
タログ冊子など小口を有する印刷物の店頭での立ち読み
などを防止するとともに、著作内容の全部又は一部分を
隠蔽して、著作権などを保護することができる、また小
口封緘シールを切断して開封しても、書籍や雑誌やカタ
ログ冊子などの体裁を損なうことが少ない小口を有する
印刷物及び小口封緘シールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の小口を有する印
刷物は、図1に示すように書籍や雑誌やカタログ冊子な
ど小口を有する印刷物において、その表紙2又は表紙側
の特定の頁3と裏表紙4又は裏表紙側の特定の頁5(図
1C ,Dでは表紙側の特定の頁3と裏表紙4)との小口
側の端部に、小口6に相当する部分を介して剥がすこと
ができないように小口封緘シールが貼着されていること
を特徴とする小口を有する印刷物であって、紙材料など
のシール基材7の小口6に相当する部分を除く内面側
(図1A ,Bでは上面側)に剥離不能な接着剤層8を積
層した小口封緘シールを貼着したことを特徴とする小口
を有する印刷物である。
【0008】次に本発明の小口封緘シールは、書籍や雑
誌やカタログ冊子などの、表紙2又は表紙側の特定の頁
3と裏表紙4又は裏表紙側の特定の頁5( 図1C ,Dで
は表紙側の特定の頁3と裏表紙4 )との小口側の端部
に、小口6に相当する部分を介して、剥がすことができ
ないように貼着する小型の小口封緘シールであって、紙
材料などのシール基材7の小口6に相当する部分を除く
内面側( 図1A ,Bでは上面側 )に、剥離不能な接着剤
層8を積層したことを特徴とする小口封緘シールであ
る。
【0009】本発明の小口封緘シールにおいては、紙材
料などのシール基材7の小口6に相当する部分を除く内
面側に、剥離不能な接着剤層8を積層したことによっ
て、図1C ,Dに示すように、書籍や雑誌やカタログ冊
子などの、表紙2又は表紙側の特定の頁3と裏表紙4又
は裏表紙側の特定の頁5との小口側の端部に、接着剤層
8を積層していない小口6に相当する部分を介して、剥
がすことができないように貼着することができる。
【0010】すなわち、本発明の小口封緘シールにおい
ては、接着剤層8を積層していない小口6に相当する部
分を指やハサミなどで切断しない限り、小口封緘シール
を開封することができないために、店頭での立ち読みな
どを防止するとともに、著作内容の全部又は一部分を隠
蔽して、著作権などを保護することができる、しかも小
口封緘シールが小型であるために、小口6に相当する部
分を指やハサミなどで切断した跡を、簡単にハサミなど
で切揃えて、書籍や雑誌やカタログ冊子などの体裁を整
えることができる。
【0011】また、本発明の小口封緘シールは、図2に
示すように、書籍や雑誌やカタログ冊子などの、表紙2
又は表紙側の特定の頁3と裏表紙4又は裏表紙側の特定
の頁5( 図2Dでは表紙2と裏表紙4 )との小口側の端
部に、小口6に相当する部分を介して、剥がすことがで
きないように貼着する小型の小口封緘シールであって、
紙材料などのシール基材7の全ての内面側( 図2B ,C
では上面側 )に、剥離不能な接着剤層8を積層して、こ
の接着剤層8の小口6に相当する部分の内面側( 図2A
,Bでは上面側 )に、接着剤層8を保護する剥離紙9を
積層したことを特徴とする小口封緘シールである。
【0012】本発明の小口封緘シールにおいては、紙材
料などのシール基材7の全ての内面側に、剥離不能な接
着剤層8を積層して、この接着剤層8の小口6に相当す
る部分の内面側に、接着剤層8を保護する剥離紙9を積
層したことによって、図2Dに示すように、書籍や雑誌
やカタログ冊子などの、表紙2又は表紙側の特定の頁3
と裏表紙4又は裏表紙側の特定の頁5との小口側の端部
に、剥離紙9を積層した小口6に相当する部分を介し
て、剥がすことができないように貼着することができる
ものであって、図1に示す小口封緘シールと同様に、剥
離紙9を積層した小口6に相当する部分を指やハサミな
どで切断しない限り、小口封緘シールを開封することが
できないために、店頭での立ち読みなどを防止するとと
もに、著作内容の全部又は一部分を隠蔽して、著作権な
どを保護することができる。
【0013】しかも、本発明の小口封緘シールにおいて
は、接着剤層8の小口6に相当する部分の内面側に、接
着剤層8を保護する剥離紙9を積層したために、小口6
に相当する部分を指やハサミなどで切断した跡を、ハサ
ミなどで切揃える必要がなくて、剥離紙9を剥がして内
側に折込むだけで、簡単に表紙2や裏表紙4などの内側
に貼着して、書籍や雑誌やカタログ冊子などの体裁を、
より良好に整えることができる。
【0014】さらに、本発明の小口封緘シールは、前述
した図1 ,図2に示す小口封緘シールにおいて、図3に
示すように、紙材料などのシール基材7を、紙材料など
の表紙2又は裏表紙4( 図3A ,Bでは裏表紙4 )の小
口側の端部を延長したシール基材7としたことを特徴と
する小口封緘シールである。
【0015】本発明の小口封緘シールにおいては、紙材
料などのシール基材7を、例えば図3Aに示す紙材料な
どの表紙2又は裏表紙4の、小口側の折込み片10を切
れ目c ,cで区画して端部を延長したシール基材7とし
たことによって、紙材料などのシール基材7の材料費を
節約することができる上に、後述する実施例3に示すよ
うに、書籍などの製本工程で同時に、表紙2又は裏表紙
4の小口側の端部に、予めシール基材7の小口6に相当
する部分を除く内面側に、剥離不能な接着剤層8を積層
した小口封緘シールを、剥がすことができないように貼
着することができる。
【0016】またさらに、本発明の小口封緘シールは、
前述した図1 ,図2に示す小口封緘シールにおいて、紙
材料などのシール基材7を、合成樹脂フィルムなどの強
靱なシール基材7としたことを特徴とする小口封緘シー
ルである。
【0017】本発明の小口封緘シールにおいては、紙材
料などのシール基材7を、合成樹脂フィルムなどの強靱
なシール基材7としたことによって、小口6に相当する
部分をハサミなどで切断しない限り、指などでは小口封
緘シールを開封することができないために、店頭での立
ち読みなどを完全に防止するとともに、著作内容の全部
又は一部分を完全に隠蔽して、著作権などを完全に保護
することができる。
【0018】加えて、本発明の小口封緘シールは、前述
した図1 ,図2 ,図3に示す小口封緘シールにおいて、
図1 ,図3では紙材料などのシール基材7の小口6に相
当する部分に、また図2では紙材料などのシール基材7
の小口6に相当する部分と接着剤層8を保護する剥離紙
9とに、図3 ,図2に示すミシン目状などの縦の切れ目
線aをそれぞれ設けたことを特徴とする小口封緘シール
である。
【0019】本発明の小口封緘シールにおいては、紙材
料などのシール基材7の小口6に相当する部分に、又は
紙材料などのシール基材7の小口6に相当する部分と接
着剤層8を保護する剥離紙9とに、ミシン目状などの縦
の切れ目線aをそれぞれ設けたことによって、小口6に
相当する部分の、図3に示す左右端部や図2に示す中央
部などの、一番適切な位置を指などで切断して、容易に
小口封緘シールを開封することができる上に、小口6に
相当する部分を指などで切断した跡を、ハサミなどで切
揃える必要がなくて、例えば図3ではそのままの状態
で、また図2では剥離紙9を剥がして内側に折込むだけ
で、容易に書籍や雑誌やカタログ冊子などの体裁を整え
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の小口封緘シールにおけ
る、紙材料などのシール基材7については、表面に開封
する方法や切揃える方法や出版社名 ,PRマーク ,キャ
ラクターなどを印刷した、搬送 ,展示 ,取扱いなどで破
損しない程度の強度を有する、120g/m2 程度の
アート紙や上質紙や不織布などの通常のシール基材7
を、特に制約なく用いることができる。
【0021】また本発明の小口封緘シールにおける、剥
離不能な接着剤層8については、無理に剥がすと紙材料
などの表紙2や裏表紙4が破損する程度に永久接着する
10g/m2 程度のデンプン系やゴム系や合成樹脂
(ポリオレフィン、ビニール)系などの通常の接着剤層
8を、特に制約なく積層することができる。
【0022】さらに本発明の小口封緘シールにおける、
接着剤層8を保護する剥離紙9については、シリコーン
樹脂やフッ素樹脂などを剥離剤として塗布した、65g
/m2 程度のクラフト紙やライナー紙などの通常の剥
離紙9を、特に制約なく積層することができる。
【0023】
【実施例】<実施例1>図1A ,Bは、本発明の実施例
1における、小口封緘シールの、それぞれ内面側から見
た平面図 ,断面図であって、図1C ,Dは、小口封緘シ
ールを、雑誌などに貼着した状態を示す斜視図である。
【0024】すなわち、表面( 図1A ,Bでは下面 )
に、開封する方法や切揃える方法などを印刷した104
g/m2 の上質紙を用いた、縦と横とが15×45m
mのシール基材7の、雑誌の厚さ8mmの小口6に相当
する左右幅が12mmの部分を除く内面側( 図1A ,B
では上面側 )に、10g/m2 のデンプン系の剥離不
能な接着剤層8を塗布 ,乾燥して積層した、図1A ,B
に示す15×45mmの長方形状の小型の小口封緘シー
ルを、通常の接着剤の塗布 ,乾燥工程と断裁工程とで作
製した。
【0025】次に、図1C ,Dに示すように、自動車関
係の月刊誌の、表紙側のオークションに係る特定の頁3
と裏表紙4との小口側の端部に、図1A ,Bに示す長方
形状の小型の小口封緘シールを、簡単な水を媒体にした
貼着工程で、接着剤層8を積層していない小口6に相当
する部分を介して、剥がすことができないように貼着し
た。
【0026】本実施例の小口封緘シールにおいては、接
着剤層8を積層していない小口6に相当する部分を指や
ハサミなどで切断しない限り、小口封緘シールを開封す
ることができないために、店頭での立ち読みなどを防止
するとともに、オークションに係る特定の頁を隠蔽し
て、その内容を保護することができた。
【0027】しかも、本実施例の小口封緘シールにおい
ては、小口封緘シールが長方形状の小型であるために、
小口6に相当する部分を指やハサミなどで切断した跡
を、簡単にハサミなどで切揃えて、自動車関係の月刊誌
の体裁を整えることができた。
【0028】<実施例2>図2A ,B ,Cは、本発明の
実施例2における、小口封緘シールの、それぞれ内面側
から見た平面図 ,断面図であって、図2Dは、小口封緘
シールを、書籍などに貼着した状態を示す斜視図であ
る。
【0029】すなわち、表面( 図2B ,Cでは下面 )
に、開封する方法や剥離紙9を剥がして内側に折込む方
法などを印刷した128g/m2 の片面アート紙を用
いた、縦と横とが18×50mmのシール基材7の、全
ての内面側( 図2B ,Cでは上面側 )に、10g/m2
のゴム系の剥離不能な接着剤層8を塗布して積層し
て、この接着剤層8の全ての内面側( 図2Cでは上面側
)に、シリコーン樹脂を剥離剤として塗布した65g/
m2 のクラフト紙製の、通常の接着剤層8を保護する
剥離紙9を貼着して積層して、続いて18×50mmの
シール基材7の、書籍の厚さ10mmの小口6に相当す
る左右幅が15mmの部分の、シール基材7と剥離紙9
との中央部に、ミシン目状の縦の切れ目線a ,aを設け
て、また剥離紙9の左右端部に、線状の縦の切れ目線b
,bを設けた、図2Cに示す18×50mmの小口封緘
シールを、通常の接着剤の塗布 ,貼着工程と打抜刃を用
いた打抜工程とで作製した。
【0030】続いて、簡単な手作業で、図2Cに示す1
8×50mmの小口封緘シールの、剥離紙9の線状の縦
の切れ目線b ,bを切断して、書籍の厚さ10mmの小
口6に相当する左右幅が15mmの部分以外の剥離紙9
を取除いて、図2A ,Bに示すように、紙材料などのシ
ール基材7の全ての内面側に、剥離不能な接着剤層8を
積層して、この接着剤層8の小口6に相当する部分の内
面側に、接着剤層8を保護する剥離紙9を積層した、1
8×50mmの角を丸めた長方形状の小型の小口封緘シ
ールを作製した。
【0031】次に、図2Dに示すように、古典文芸関係
の単行書籍の、表紙2と裏表紙4との小口側の端部に、
図2A ,Bに示す角を丸めた長方形状の小型の小口封緘
シールを、簡単な手作業で、剥離紙9を積層した小口6
に相当する部分を介して、剥がすことができないように
貼着した。
【0032】本実施例の小口封緘シールにおいては、剥
離紙9を積層した小口6に相当する部分を指などで切断
しない限り、小口封緘シールを開封することができない
ために、実施例1と同様に、店頭での立ち読みなどを防
止するとともに、古典文芸関係の著作内容の全部を隠蔽
して、その著作権などを保護することができた。
【0033】しかも、本実施例の小口封緘シールにおい
ては、剥離紙9を積層した小口6に相当する部分の中央
部の、シール基材7と剥離紙9とのミシン目状の縦の切
れ目線a ,aを指などで切断して、容易に小口封緘シー
ルを開封することができる上に、小口6に相当する部分
の中央部を指などで切断した跡を、ハサミなどで切揃え
る必要がなくて、剥離紙9を剥がして内側に折込むだけ
で、簡単に表紙2と裏表紙4との内側に貼着して、古典
文芸関係の単行書籍の体裁を、より良好に整えることが
できた。
【0034】<実施例3>図3A ,Bは、本発明の実施
例3における、裏表紙4の小口側の端部を延長した小口
封緘シールの、それぞれ内面側から見た平面図である。
【0035】すなわち、くるみ表紙と通称する企業関係
のPR冊子であって、表面( 図3A,Bでは裏面 )に、
開封する方法などを印刷した128g/m2 の上質紙
を用いた、縦と横とが12×20mmで、PR冊子の小
口6に相当する部分の左右幅が12mmのシール基材7
を、裏表紙4の小口側の折込み片10を切れ目c ,cで
区画して端部を延長したシール基材7として、このシー
ル基材7の小口6に相当する部分の左右端部に、ミシン
目状の縦の切れ目線a ,aを設けて、またシール基材7
の小口6に相当する部分を除く内面側( 図3A ,Bでは
表面側 )と、表紙2と裏表紙4との小口側の折込み片1
0 ,10 ,10と天地側の折込み片11,11 ,11 ,
11 ,11 ,11との内面側とに、8g/m2 のデン
プン系の剥離不能な接着剤層8を塗布 ,乾燥して積層し
た、図3Aに示す縦が12mmで小口6に相当する部分
の左右幅が12mmの長方形状の小型の小口封緘シール
を、裏表紙4の小口側の端部を延長して設けたくるみ表
紙のブランクを、打抜刃を用いた打抜工程と接着剤の塗
布 ,乾燥工程とで作製した。
【0036】続いて、簡単な水を媒体にした貼着工程
で、図3Aに示すくるみ表紙のブランクの、全ての符号
がない1点鎖線で示す折り目線を山折りして、小口側の
折込み片10 ,10 ,10と天地側の折込み片11 ,1
1 ,11 ,11 ,11 ,11とを折込んで表紙2と裏表
紙4との内面側に貼着して、また内表紙飾り紙12を表
紙2と裏表紙4との内面側の全面に貼着した、図3Bに
示す長方形状の小型の小口封緘シールを、裏表紙4の小
口側の端部を延長して設けたくるみ表紙を作製した。
【0037】次に、書籍などの製本工程で、図3Bに示
すくるみ表紙に、企業関係のPR冊子の本文を装着し
て、同時に、PR冊子の表紙2の小口側の端部に、予め
シール基材7の小口6に相当する部分を除く内面側に、
剥離不能な接着剤層8を塗布 ,乾燥して積層した、図3
Bに示す長方形状の小型の小口封緘シールを、接着剤層
8を積層していない小口6に相当する部分を介して、剥
がすことができないように貼着した。
【0038】本実施例の小口封緘シールにおいては、接
着剤層8を積層していない小口6に相当する部分を指な
どで切断しない限り、小口封緘シールを開封することが
できないために、実施例1 ,実施例2と同様に、店頭で
の立ち読みなどを防止するとともに、部外者に企業関係
のPR内容の全部を隠蔽して、その企業秘密などを保護
することができた。
【0039】しかも、本実施例の小口封緘シールにおい
ては、接着剤層8を積層していない小口6に相当する部
分の左右端部の、シール基材7のミシン目状の縦の切れ
目線a ,aを指などで切断して、容易に小口封緘シール
を開封することができる上に、小口6に相当する部分の
左右端部を指などで切断した跡を、ハサミなどで切揃え
る必要がなくて、小口封緘シールが長方形状の小型であ
るために、また小口6に相当する部分の左右端部を切断
したために、そのままの状態で、企業関係のPR冊子の
体裁を損なうことが少なかった。
【0040】またしかも、本実施例の小口封緘シールに
おいては、128g/m2 の上質紙のシール基材7
を、裏表紙4の小口側の折込み片10を切れ目c ,cで
区画して端部を延長したシール基材7としたことによっ
て、シール基材7の材料費を節約することができた上
に、書籍などの製本工程で、くるみ表紙に企業関係のP
R冊子の本文を装着すると同時に、PR冊子の表紙2の
小口側の端部に、図3Bに示す長方形状の小型の小口封
緘シールを貼着することができた。
【0041】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
の小口封緘シールにおいては、書籍や雑誌やカタログ冊
子などの、店頭での立ち読みなどを防止するとともに、
著作内容の全部又は一部分を隠蔽して、著作権などを保
護することができる、また小口封緘シールを切断して開
封しても、書籍や雑誌やカタログ冊子などの体裁を損な
うことが少ない、小型の小口封緘シールを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、図1A ,Bは、小
口封緘シールの、それぞれ内面側から見た平面図 ,断面
図であって、図1C ,Dは、小口封緘シールを、雑誌な
どに貼着した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例2における、図2A ,B ,C
は、小口封緘シールの、それぞれ内面側から見た平面図
,断面図であって、図2Dは、小口封緘シールを、書籍
などに貼着した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例3における、図3A ,Bは、裏
表紙4の小口側の端部を延長した小口封緘シールの、そ
れぞれ内面側から見た平面図である。
【図4】従来の、粘着テープ20を貼着した書籍などの
斜視図である。
【図5】従来の、袋とじ30した雑誌などの斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 …表紙 3 …表紙側の特定の頁 4 …裏表紙 5 …裏表紙側の特定の頁 6 …小口 7 …シール基材 8 …接着剤層 9 …剥離紙 10 …小口側の折込み片 11 …天地側の折込み片 12 …内表紙飾り紙 20 …粘着テープ 30 …袋とじ a ,b …縦の切れ目線 c …切れ目

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書籍や雑誌やカタログ冊子など小口を有す
    る印刷物において、その表紙2又は表紙側の特定の頁3
    と裏表紙4又は裏表紙側の特定の頁5との小口側の端部
    に、小口6に相当する部分を介して、剥がすことができ
    ないように小口封緘シールが貼着されていることを特徴
    とする小口を有する印刷物。
  2. 【請求項2】書籍や雑誌やカタログ冊子など小口を有す
    る印刷物の表紙2又は表紙側の特定の頁3と裏表紙4又
    は裏表紙側の特定の頁5との小口側の端部に、小口6に
    相当する部分を介して、剥がすことができないように貼
    着する小口封緘シールであって、紙材料などのシール基
    材7の小口6に相当する部分を除く内面側に、剥離不能
    な接着剤層8を積層したことを特徴とする小口封緘シー
    ル。
  3. 【請求項3】書籍や雑誌やカタログ冊子など小口を有す
    る印刷物の表紙2又は表紙側の特定の頁3と裏表紙4又
    は裏表紙側の特定の頁5との小口側の端部に、小口6に
    相当する部分を介して、剥がすことができないように貼
    着する小口封緘シールであって、紙材料などのシール基
    材7の全ての内面側に、剥離不能な接着剤層8を積層し
    て、この接着剤層8の小口6に相当する部分の内面側
    に、接着剤層8を保護する剥離紙9を積層したことを特
    徴とする小口封緘シール。
  4. 【請求項4】請求項2又は請求項3に記載の小口封緘シ
    ールにおいて、紙材料などのシール基材7を、紙材料な
    どの表紙2又は裏表紙4の小口側の端部を延長したシー
    ル基材7としたことを特徴とする小口封緘シール。
  5. 【請求項5】請求項2又は請求項3に記載の小口封緘シ
    ールにおいて、紙材料などのシール基材7を、合成樹脂
    フィルムなどの強靱なシール基材7としたことを特徴と
    する小口封緘シール。
  6. 【請求項6】請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記
    載の小口封緘シールにおいて、紙材料などのシール基材
    7の小口6に相当する部分に、又は紙材料などのシール
    基材7の小口6に相当する部分と接着剤層8を保護する
    剥離紙9とに、ミシン目状などの縦の切れ目線aをそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする小口封緘シール。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の小口を有する印刷物にお
    いて、小口封緘シールが、請求項2乃至請求項6のいず
    れか1項に記載の小口封緘シールであることを特徴とす
    る小口を有する印刷物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011164385A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Toppan Printing Co Ltd 封緘シール及び封緘シール付き印刷物
JP2015215579A (ja) * 2014-04-22 2015-12-03 株式会社エスエスシー 書籍封緘用弱粘着性紙製テープ
JP2016113520A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 リンテック株式会社 小口封緘粘着テープ

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