JP2006334981A - 封筒作成用シートおよび情報隠蔽用シート - Google Patents

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Abstract


【課題】 内部に情報を印刷した封筒を容易に作成可能で、内部印刷情報を簡単に読み取り可能かつ保管可能な封筒作成用シートを提供する。
【解決手段】 封筒作成用シート10は一方の面に粘着剤層12が形成された基材シート11と、この粘着剤層12を覆うように重ねられた印字用シート20とからなる。シート10は第1の領域16(26)および第2の領域17(27)に分割されており、第1の領域の16(26)の周縁部は粘着剤層12が露出可能とされている。また、印字用シート20の第2の領域27にはループ状切れ目22が形成されているとともに、基材シート11にはこのループ状切れ目22を取り囲む開封用切れ目19が形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、納品書や給与明細等の情報を封筒内に収容したり、外部から目視できないように隠蔽するための封筒作成用シートおよび情報隠蔽用シートに関するものである。
従来、例えば納品書等の通知書は、一枚の用紙に印刷した納品書を封筒に収容した状態で送付するのが一般的である。このような形態のものは、納品書を封筒に収容する際に、納品書と封筒の宛先が間違わないように慎重な確認が必要であり、手間がかかる。或いは、納品書が印刷された一枚の用紙を二つ折りにしてその周縁部を接着剤にて閉じ、受取人が接着部分を切り取って開く形態のものがある。しかしこのような形態のものは、切り取り作業の際にはさみ等が必要であったり、手で切り取ろうとする場合には一旦折り曲げ作業を行わないときれいに切り取れない等、不便である。さらに、封筒を開いた後、納品書のみを保管しておきたい場合には、封筒の不要部分をはさみ等で切り取らなければならず、面倒である。
また、例えば個人の会員番号やパスワード等の通知書を葉書で送付する場合があるが、これらの情報を外部から確実に保護するために、例えば二つ折りの葉書の内面に情報を印刷し、剥離可能かつ再接着不可能な疑似接着により接着して、印刷された情報を保護する方法がしばしば用いられている。しかしこのような形態の葉書は、専用の製造機械が必要であり、少量の葉書を作成する場合には手間やコストがかかるという問題がある。
実用新案登録第3084782号
本発明は上記諸事情に鑑みてなされたものであって、内部に情報を印刷した封筒を容易に作成可能で、かつ、内部印刷情報を簡単に読み取ることができ、さらに、封筒の不要部部分から情報印刷部分のみを簡単に得ることができる封筒作成用シートを提供することを目的とするものである。また、印刷された情報を確実に保護可能で、手間やコストがかからない情報隠蔽用シートを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一方の面に粘着剤層を有する基材シートと、この基材シートの粘着剤層に剥離可能に重ねられた印字用シートとからなり、折り目によって前記印字用シートを内側として二つ折り可能な封筒作成用シートであって、前記折り目によって区分される前記印字用シートの第1および第2の領域のうち少なくとも一方には、少なくとも前記折り目に沿った部分を除いた3辺の周縁部に前記印字用シートの一部を前記基材シートから引き剥がして前記粘着剤層を露出させるための粘着剤露出用切れ目と、前記印字用シートに設けられた所定の印字領域を取り囲むループ状切れ目とが形成されており、前記基材シートには前記印字用シートの前記ループ状切れ目に対応してそのループ状切れ目の外側を取り囲むように開封用切れ目が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の封筒作成用シートであって、前記開封用切れ目の一部が不連続とされて前記基材シートのうち前記開封用切れ目により取り囲まれる領域がその他の領域から切り離し不可能となっていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の封筒作成用シートであって、前記基材シートのうち前記粘着剤層が露出される領域の一部にループ状の窓形成用切れ目が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の封筒作成用シートであって、前記折り目によって区分される前記基材シートの第1の領域および第2の領域のうち少なくとも一方に切れ目を介して連なる分離可能領域が設けられ、前記印字用シートのうち前記分離可能領域に対応する部分には切れ目により分離可能とされた控え用印字領域が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、一方の面に粘着剤層を有する基材シートと、この基材シートの粘着剤層に剥離可能に重ねられた印字用シートとからなる情報隠蔽用シートであって、前記印字用シートにはその印字用シートに設けられた所定の印字領域を取り囲むループ状切れ目が形成されると共に、前記基材シートには前記ループ状切れ目に対応してそのループ状切れ目の外側を取り囲むように開封用切れ目が形成され、前記印字用シートのうち前記ループ状切れ目の外側に位置する外周縁部には印字用シートの外周縁部を前記基材シートから剥がして前記粘着剤層を露出させるための粘着剤露出用切れ目が形成されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
上記請求項1に記載の封筒作成用シートによれば、まず、印字用シートに所望の情報をプリンタによって印刷する。次に、第1の領域或いは第2の領域の周縁部を粘着剤露出用切れ目に沿って切り離しつつ基材シートから引き剥がし、粘着剤層を露出させる。そして折り目に沿って印字用シートが内側となるように折り曲げ、露出された粘着剤層を他方の領域に重ね合わせて押し付けて接着させる。これにより、基材シートが二つ折り状態の封筒となり、印字用シートに印刷された情報は外部から見ることができなくなる。
なお、この時同封するものがある場合には、印字用シートの第1の領域および第2の領域の間に挟んでから周縁部を接着すればよい。
以上のように作成された封筒を開封する場合には、基材シートに形成された開封用切れ目に沿って基材シートの一部を引き剥がす。すると、印字用シートのうち開封用切れ目の内側に形成されたループ状切れ目の内側領域が、ループ状切れ目によってその他の領域から切り離され、基材シートに重ね合わされた状態で外部に露出する。これにより、内部に印刷された情報が目視可能となる。さらに、その露出された情報を保管したい場合には、基材シートから簡単に引き剥がすことができ、その他残った部分は廃棄すればよい。
このように、請求項1の発明の封筒作成用シートによれば、印字用シートに印刷を行って一部を引き剥がし、二つ折りにするだけで、内部に情報が印刷された封筒を簡単に作成することができる。また、この封筒を開封する場合には、基材シートの一部を開封用切れ目に沿って引き剥がすだけで、内部の情報を見ることができる。さらに、この情報を保管したい場合には、印刷部分を基材シートから引き剥がせばよい。
<請求項2の発明>
また請求項2の発明のように、開封用切れ目の一部が不連続とされている場合(切れ目がループ状になっていない場合)には、封筒の開封時、基材シートの一部を引き剥がした際に、引き剥がした領域がその他の領域から切り離されずにつながった状態となるから、不要部分(ごみとなる部分)がバラバラにならずに便利である。
<請求項3の発明>
また、請求項3の発明のように、基材シートのうち粘着剤層が露出される領域、すなわち、印字用シートが剥離される領域の一部にループ状の窓形成用切れ目が形成されていると、印字用シートの剥離作業の際に、基材シートの窓形成用切れ目の内側領域が印字用シートに一体に重ね合わされたままの状態でその他の領域から切り離されることとなり、基材シートに開口部ができる。よって、残存する印字用シートのうちこの開口部と重なる部分に例えば宛名等の情報を印刷しておけば、封筒完成時にその情報を開口部を通して外部から確認することができる。このような構成としておけば、基材シート側に宛名等の印刷を施す必要がなくなるので、より作業性が向上する。
<請求項4の発明>
さらに、請求項4の発明によれば、控え用印字領域に例えば控え情報等を印刷することができる。このようにすると、わざわざ別個に控えを印刷する手間が省ける上、封筒作成時に切れ目部分で分離可能領域とともに第1の領域あるいは第2の領域から分離し、引き剥がすという簡単な作業により、控えを得ることができる。
<請求項5の発明>
また、請求項5の発明の情報隠蔽用シートによれば、まず、印字用シートに所望の情報をプリンタによって印刷する。次に、印字用シートの外周縁部を粘着剤露出用切れ目に沿って切り離しつつ基材シートから引き剥がし、粘着剤層を露出させる。そして、露出された粘着剤層を例えば葉書等の貼付面に重ね合わせて押し付け、接着させる。これにより、印字用シートに印刷された情報は外部から見ることができなくなる。
以上のように隠蔽された情報を見る場合には、基材シートに形成された開封用切れ目に沿って基材シートの一部を引き剥がす。すると、印字用シートのうち開封用切れ目の内側に形成されたループ状切れ目の内側領域が、ループ状切れ目によってその他の領域から切り離され、基材シートに重ね合わされた状態で外部に露出する。これにより、内部に印刷された情報が目視可能となる。さらに、その露出された情報を保管したい場合には、基材シートから簡単に引き剥がすことができる。
このように、請求項5の発明の情報隠蔽用シートによっても、上記請求項1の封筒作成用シートと同様に、印字用シートに印刷を行って外周縁部を引き剥がし、葉書等の貼付面に貼り付けるだけで、印刷された情報を簡単に隠蔽することができる。また、隠蔽された情報を見る場合には、基材シートの一部を開封用切れ目に沿って引き剥がすだけでよい。さらに、その情報を保管したい場合には、印刷部分を基材シートから引き剥がせばよい。
<第1実施形態>
以下、本発明を具体化した第1実施形態について図1ないし図9を参照して説明する。
本実施形態の封筒作成用シート10は、一方の面に粘着剤層12が形成された基材シート11と、この粘着剤層12を覆うように重ね合わされた印字用シート20とからなる、A4版の大きさのシートである。
図1は本実施形態の封筒作成用シート10を印字用シート20側から見た図、図2は基材シート11側から見た図である。まず図2を参照して説明すると、基材シート11には、長辺の長さ方向を3分割するように、短辺に沿った切れ目13および折り目14が形成されている。言い換えると、基材シート11は図2中上方側に位置する切れ目13および下方側に位置する折り目14により、3つの領域に分割されている。図中上段の領域は他の領域から切り離し可能な分離可能領域15とされており、ここでは中段を第1の領域16、下段を第2の領域17とよぶこととする。これら各領域の縦方向の長さとしては、第1の領域16および第2の領域17の長さが同等とされており、分離可能領域15の長さはこれらより若干短くなるように設定されている。
なお、この基材シート11の粘着剤層12形成面と反対側の面には、地紋模様が予め印刷され、これにより、その裏側の印字領域に印刷した内容が透けて見えないようにしている。
一方、印字用シート20には、図1に示すように、上記基材シート11の折り目14と重なる位置に切れ目24が形成されているが、上記切れ目13と重なる位置には折り目や切れ目等の分割線は特に形成されていない。しかし、上記基材シート11の各領域と重なる領域を、上段から控え用印字領域25、第1の領域26、第2の領域27とよぶこととする。
印字用シート20の第1の領域26には、ループ状の粘着剤露出用切れ目21が形成されている。この粘着剤露出用切れ目21は、切れ目24を除く3つの端縁部から例えば8mm内側に、各端縁部に沿って形成されていると共に、切れ目24に沿う部分は切れ目24から例えば2cm内側に形成されている。この粘着剤露出用切れ目21により、第1の領域26の周縁部が粘着剤露出用切れ目21の内側領域から切り離されて基材シート11より剥離可能とされている。
また、第2の領域27にも同様に、ループ状の切れ目22が形成されている。このループ状切れ目22は、切れ目24を除く3つの端縁部から例えば1.5cm内側に形成されていると共に、切れ目24に沿う部分は切れ目24から例えば2.5cm内側に形成されている。このループ状切れ目22により、第2の領域27のループ状切れ目22の内側領域が周縁部から切り離されて、基材シート11より剥離可能とされている。
さらに、印字用シート20の控え用印字領域25には、左右の長辺からそれぞれ1.5cm内側の位置に切れ目23a,23bが形成されている。これらの切れ目23a,23bは印字用シート20の上端縁部から上記第1の領域26に形成された粘着剤露出用切れ目21に到達する位置まで形成されている。また、図中左側に位置する切れ目23aのさらに内側には、リング孔用切れ目28が上下に2個形成されてる。
また、図2に示すように、基材シート11の第1の領域16のうち、上記印字用シート20の粘着剤露出用切れ目21の下方位置やや右寄りには、矩形の窓形成用切れ目18が形成されている。この窓形成用切れ目18により、窓形成用切れ目18の内側領域は、印字用シート20の第1の領域26の周縁部を基材シート11から引き剥がす際に、印字用シート20と一体に重ねられた状態で、基材シート11から切り離されることとなる。さらに、基材シート11の第2の領域17には、上記印字用シート20のループ状切れ目22を取り囲むように、開封用切れ目19が形成されている。この開封用切れ目19は図2中右側が開いた(切れ目19のうち右辺部分が不連続とされた)逆コ字形状とされている。
次に、上述した本実施形態の封筒作成用シート10の使用方法について説明する。
封筒作成用シート10を使用する場合には、図3に示すように、まず印字用シート20の控え用印字領域25および第2の領域27の2箇所に、それぞれ例えば納品書の内容をプリンタによって印刷する。印字用シート20のうち控え用印字領域25に対応する部分は納品書発行側の控えのための印字領域であり、第2の領域27は受取人に送るための納品書を印字するための印字領域である。なお、第2の領域27のうち、ループ状切れ目22の上方左寄り部分には、送付先や宛名を印刷しておく。
次に、印字用シート20の控え用印字領域25のうち、切れ目23a,23bの内側角部を基材シート11からつまみ上げ、切れ目23a,23bに沿って切り離しつつ基材シート11から引き剥がす(図3参照)。引き剥がされた領域25aは、会社側の納品書の控えとして保管する。
このように印字用シート20の控え部分を除去すると、基材シート11の切れ目13の両端部以外がシートの表裏に露出した状態となる。そこで次に、図4に示すように、分離可能領域15および控え用印字領域25全体を印字用シート20側に起こしつつ引っ張る。すると、基材シート11の分離可能領域15が第1の領域16から切り離される。またこれに伴い、基材シート11の分離可能領域15と一体化された印字用シート20の残存部分(控え用印字領域25の残存部分)が引っ張られ、さらにその残存部分とつながった印字用シート20の第1の領域26の周縁部が基材シート11から引き剥がされる。また、この周縁部が引き剥がされる際に、基材シート11に形成された窓形成用切れ目18の内側領域が、印字用シート20の周縁部と一体となって基材シート11の他の領域から切り離されて除去される。この結果、封筒作成用シート10は、図5に示すように、第1の領域16の周縁部に粘着剤層12が露出され、かつ、第1の領域16の下方部分に窓29が形成された状態とされる。
次に、図6に示すように、露出された粘着剤層12が内側となるように折り目14に沿って折り曲げ、粘着剤層12を印字用シート20の第2の領域27に重ね合わせるとともに押し付けることにより、基材シート11と印字用シート20とを接着させる(図7参照)。これにより、印字用シート20の第2の領域27に印刷された納品書は外部から見えないように保護される。また、印字用シート20の第2の領域27の上端部付近に印刷された宛先等は、窓29を通して外部から目視可能である。
このような封筒作成用シート10によって作成された封筒を受け取り、開封する場合には、裏面に形成されている開封用切れ目19の角部をつまみ、封筒から引き剥がす(図8参照)。すると、開封用切れ目19の内側領域に一体に重ねられた印字用シート20の第2の領域27の一部(ループ状切れ目22の内側領域)がループ状切れ目22によって他の領域から切り離され、外部に露出する。これにより、印刷された納品書27aを見ることが可能となる。また、この納品書27aを保管したい場合には、納品書27aの角部をつまんで基材シート11から引き剥がせばよい(図9参照)。
このように、本実施形態の封筒作成用シート10によれば、1枚のシート10に印刷を行って印字用シート20の一部(控え用印字領域25の一部)を基材シート11から剥ぎ取ることにより、簡単に控え25aを得ることができる、また、基材シート11の分離可能領域15を他の領域から切り離し、印字用シート20の第1の領域26の周縁部分を基材シート11から引き剥がして粘着剤層12を露出させることにより、シート10を折り曲げるだけの簡単な作業で納品書を内部に収容した封筒を作成することができる。この時、同封するものがある場合には、内部に挟んで収納することが可能である。また、窓29が形成されているため、印刷を一方の面に行うだけで封筒の外部から必要な情報だけを見ることが可能であり、両面印刷が不要である。さらに、開封用切れ目19は一部が不連続とされているため、開封時に引き剥がされた部分が封筒本体と切り離されることがなく、ごみが散らからない。
<第2実施形態>
次に、本発明を具体化した第2実施形態について図10ないし図16を参照して説明する。
本実施形態は例えば葉書等に貼付可能な情報隠蔽用シート30であり、上記実施形態と同様に、一方の面に粘着剤層32が形成された基材シート31と、この粘着剤層32を覆うように重ね合わされた印字用シート40とからなる、例えばB5版の大きさのシートである。
図10は情報隠蔽用シート30を印字用シート40側から見た一部拡大平面図、図11は基材シート31側から見た一部拡大平面図である。これらの図からもわかるように、この情報隠蔽用シート30には短辺を2分割するミシン目35(45)、および長辺を4分割するミシン目36(46)がシート30の端縁部に沿って形成されており、これにより、1枚のシート30から計8枚の矩形の貼付シール30aが作成可能となっている。
図10に示すように、各貼付シール30aの印字用シート40側には、印字用シート40の所定の内側領域を取り囲むように矩形のループ状切れ目41が形成されているとともに、外周縁部付近には上記ループ状切れ目41を取り囲むように粘着剤露出用切れ目42が形成されている。この粘着剤露出用切れ目42に沿って印字用シート40の外周縁部を内側領域から切り離しつつ基材シート31から引き剥がすことにより、粘着剤層32が露出可能とされている。
また、基材シート31には、図11に示すように、上記印字用シート40のループ状切れ目41を取り囲むように、かつ、上記粘着剤露出用切れ目42の内側に位置して、開封用切れ目33が形成されている。この開封用切れ目33は図11中右側が開いた(切れ目33のうち右辺部分が不連続とされた)逆コ字形状とされている。
上述した本実施形態の情報隠蔽用シート30を使用する場合には、図12に示すように、まず印字用シート40のうちループ状切れ目41の内側領域に、必要な情報をプリンタによって印刷する。次に、ミシン目45(35),46(36)に沿って各貼付シール30aを切り離し、続いて、貼付シール30aの印字用シート40側の周縁部を粘着剤露出用切れ目42に沿って内側領域から切り離しつつ、基材シート31から引き剥がす(図13参照)。これにより、貼付シール30aは周縁部に粘着剤層32が露出された状態となる。そこで、図14に示すように、貼付シール30aの露出された粘着剤層32を葉書の表面に押し付けることにより、印字用シート40の内側領域に印刷された情報が隠蔽された葉書を得ることができる。
このような貼付シール30aが貼り付けられた葉書を受け取った場合には、貼付シール30aの開封用切れ目33の角部をつまみ、引き剥がす(図15参照)。すると、開封用切れ目33の内側領域に一体に重ねられた印字用シート40のループ状切れ目41の内側領域がループ状切れ目41によってその周縁領域から切り離され、外部に露出する。これにより、印刷された情報を見ることが可能となる。また、この印刷情報を保管したい場合には、印字用シート40の露出した領域の角部をつまんで基材シート31から引き剥がせばよい(図16参照)。
このように、本実施形態の情報隠蔽用シート30によれば、シート30に印刷を行い、ミシン目45(35),46(36)に沿って切り離すことにより貼付シール30aを作成し、印字用シート40側の周縁部を引き剥がして露出させた粘着剤層32を葉書等に貼り付けることにより、印刷された情報を簡単に隠蔽することが可能である。また、開封時には、開封用切れ目33に沿って基材シート31を引き剥がすだけで、内部の印刷情報を見ることができる。さらに、その印刷情報は基材シート31から簡単に引き剥がすことができて、保管する際に便利である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、封筒作成用シートをA4サイズ、情報隠蔽用シートをB5サイズとしたが、サイズは特に限定されず、例えば、A3、A4、A5、A6、B4、B5等の用紙であってもよい。また、一枚の用紙で一つの封筒を作成する構成としたが、複数の封筒を作成する構成としてもよい。一枚の用紙で一枚の情報隠蔽用シート(貼付シール)を作成する構成としてもよいことはもちろんである。
(2)上記第1実施形態では、分離可能領域15,25を設けて控えを簡単に得ることができる構成としたが、控えを作るための23a,23bを省略して、単に13からを切り離すこととして二つ折りにしたときに定型サイズの封筒ができるようにしてもよい。分離可能領域15,25は省略して全体を二つ折りにして封筒を作ってもよい。
(3)上記実施形態では、開封用切れ目19,33をコ字形状としたが、ループ形状としてもよい。また、各切れ目は全体が完全に連続したものに限らず、局部的にミシン目のような点状の不連続部を備えたものであってもよく、特に、そのような点状の不連続部を開封用切れ目19,33の角部などに設けると、開封用切れ目19の内側領域が不用意にめくれ上がることを簡単に防止することができるという利点がある。
(4)上記第1実施形態では、粘着剤露出用切れ目21を第1の領域26に形成したが、第2の領域27に形成して第2の領域の周縁部に粘着剤層12を露出させる構成としてもよく、或いは双方の領域26,27に粘着剤露出用切れ目を形成してもよい。また、印字用シート20の所定の印字領域を取り囲むループ状切れ目は第1の領域26に形成してもよく、或いは双方の領域26,27に形成してもよい。
(5)窓形成用切れ目18は省略してもよい。郵送用の宛先が必要な場合には、例えば基材シート11の裏面(粘着剤層12の反対面)に宛名タックシールを貼る等の構成としてもよい。
(6)基材シート11および印字用シート20の材質は、特に限定されない。例えば、印字用シートには、コ−ト紙、上質紙、クラフト紙、微塗工紙、サ−マル紙その他の紙類が使用できる。
(7)上記実施形態では、納品書用の封筒作成用シートを例に取って説明したが、これに限らず、基材シートの裏側に印刷、手書き、タック貼着等によって宛先を記載して一般の通信用の封筒として利用してもよく、また、例えば給与明細書用の封筒を作成するものであってもよい。
本発明の第1実施形態の封筒作成用シートの印字用シートの平面図 同じく封筒作成用シートの基材シートの平面図 同じく封筒作成用シートから納品書の控えを剥離した状態の平面図 同じく分離可能領域を切り離す工程の斜視図 同じく分離可能領域を切り離した状態の平面図 同じく折り目14に沿って折り曲げる工程の斜視図 同じく封筒が完成した状態を示す平面図 同じく開封用切れ目に沿って開封する工程を示す平面図 同じく開封した状態を示す平面図 本発明の第2実施形態の情報隠蔽用シートの一部拡大平面図 同じく情報隠蔽用シートの基材シートの一部拡大平面図 同じく情報隠蔽用シートに印刷を行った状態の一部拡大平面図 同じく情報隠蔽用シートを分離させた貼付シールの周縁部に粘着剤層を露出させる工程の斜視図 同じく貼付シールを葉書に貼付する工程の平面図 同じく開封用切れ目に沿って開封する工程の平面図 同じく開封した状態を示す平面図
符号の説明
10…封筒作成用シート
11,31…基材シート
12,32…粘着剤層
13…切れ目
14…折り目
15…分離可能領域
16,26…第1の領域
17,27…第2の領域
18…窓形成用切れ目
19,33…開封用切れ目
20,40…印字用シート
21,42…粘着剤露出用切れ目
22,41…ループ状切れ目
24…切れ目
25…控え用印字領域
30…情報隠蔽用シート
30a…貼付シール

Claims (5)

  1. 一方の面に粘着剤層を有する基材シートと、この基材シートの粘着剤層に剥離可能に重ねられた印字用シートとからなり、折り目によって前記印字用シートを内側として二つ折り可能な封筒作成用シートであって、
    前記折り目によって区分される前記印字用シートの第1および第2の領域のうち少なくとも一方には、少なくとも前記折り目に沿った部分を除いた3辺の周縁部に前記印字用シートの一部を前記基材シートから引き剥がして前記粘着剤層を露出させるための粘着剤露出用切れ目と、前記印字用シートに設けられた所定の印字領域を取り囲むループ状切れ目とが形成されており、
    前記基材シートには前記印字用シートの前記ループ状切れ目に対応してそのループ状切れ目の外側を取り囲むように開封用切れ目が形成されていることを特徴とする封筒作成用シート。
  2. 前記開封用切れ目の一部が不連続とされて前記基材シートのうち前記開封用切れ目により取り囲まれる領域がその他の領域から切り離し不可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の封筒作成用シート。
  3. 前記基材シートのうち前記粘着剤層が露出される領域の一部にループ状の窓形成用切れ目が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の封筒作成用シート。
  4. 前記折り目によって区分される前記基材シートの第1の領域および第2の領域のうち少なくとも一方に切れ目を介して連なる分離可能領域が設けられ、前記印字用シートのうち前記分離可能領域に対応する部分には切れ目により分離可能とされた控え用印字領域が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の封筒作成用シート。
  5. 一方の面に粘着剤層を有する基材シートと、この基材シートの粘着剤層に剥離可能に重ねられた印字用シートとからなる情報隠蔽用シートであって、
    前記印字用シートにはその印字用シートに設けられた所定の印字領域を取り囲むループ状切れ目が形成されると共に、前記基材シートには前記ループ状切れ目に対応してそのループ状切れ目の外側を取り囲むように開封用切れ目が形成され、前記印字用シートのうち前記ループ状切れ目の外側に位置する外周縁部には印字用シートの外周縁部を前記基材シートから剥がして前記粘着剤層を露出させるための粘着剤露出用切れ目が形成されていることを特徴とする情報隠蔽用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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