JP2002187350A - 複写シート - Google Patents

複写シート

Info

Publication number
JP2002187350A
JP2002187350A JP2000388507A JP2000388507A JP2002187350A JP 2002187350 A JP2002187350 A JP 2002187350A JP 2000388507 A JP2000388507 A JP 2000388507A JP 2000388507 A JP2000388507 A JP 2000388507A JP 2002187350 A JP2002187350 A JP 2002187350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
heat
sensitive recording
recording agent
copying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000388507A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutomi Shigemi
一臣 重見
Jo Hiwatari
丈 樋渡
Kayoko Ishii
嘉代子 石井
Mitsuru Kawazome
満 河染
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2000388507A priority Critical patent/JP2002187350A/ja
Publication of JP2002187350A publication Critical patent/JP2002187350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧が付与されないノンインパクト式プリンタ
による複写が可能な複写シートを提供する。 【解決手段】 複写シート1は、上シート2と下シート
3とを重ね合わせて綴じ合わせ、下シート3の重ね合わ
せ面の少なくとも複写記入する部分に熱により発色また
は変色する感熱記録剤層9,10を形成する一方、上シ
ート2における下シート3の感熱記録剤層9,10に対
接する部分にも熱により発色または変色する感熱記録剤
層7,8を形成し、ノンインパクト式プリンタにおける
トナーの定着工程での加熱を利用して、感熱記録剤層
9,10に複写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写シートに関
し、特に、静電式プリンタや電子式プリンタなどのいわ
ゆるノンインパクト式プリンタで使用するのに適した複
写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な複写シートは、複写記入
部に対向してカーボン複写層を設けたり、複写記入部に
呈色剤層を設けるとともに、これに対向して染料マイク
ロカプセル剤層を設けるなどしたうえ、筆圧やインパク
ト式プリンタなどの外的な圧力を加えて複写する構成で
あり、圧力の加わらない、いわゆるノンインパクト式プ
リンタでは複写印字することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近は、印
字速度がインパクト式プリンタに比較して高速な、静電
式プリンタや電子式プリンタなどのプリント用のトナー
を加熱により定着する、いわゆるノンインパクト式プリ
ンタの需要が多くなり、このノンインパクト式プリンタ
で複写印字できる複写シートの開発が要望されている。
本発明は、この要望に応えるもので、簡潔な構成で安価
に提供できる、ノンインパクト式プリンタで印字複写で
きる複写シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明者らは、従来の感熱複写機構、すなわち、
上、下シートを重ね合わせてなる複写シートにおいて、
それぞれのシートを、熱により発色または変色する感熱
記録剤層を有した感熱記録シートとすることで、インパ
クト式感熱プリンタのサーマルヘッドにて上シート側か
ら印字すると、上、下シートに同時に印字ができる複写
機構に着目した。そして、各種実験を重ねて研究した結
果、上、下シートの感熱記録剤層同士を対接させること
により、静電式プリンタや電子式プリンタなどのノンイ
ンパクト式プリンタにおけるトナーの定着工程での加熱
によっても、下シートの感熱記録剤層に印字複写できる
ことを見出し、本発明を想到した。
【0005】すなわち、本発明の請求項1に記載した複
写シートは、二枚のシートを重ね合わせて分離可能に綴
じ合わせ、一方のシートの重ね合わせ面の少なくとも複
写記入する部分と、これに対接する他方のシートの重ね
合わせ面とに、それぞれ熱により発色または変色する感
熱記録剤層を形成し、ノンインパクト式プリンタにおけ
るトナーの定着工程での加熱を利用して、前記複写記入
部分の感熱記録剤層に複写するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の好適な実施形態を説明する。ここにおいて、図1は第
1の実施形態を示す複写シートの上シート側を示す概略
的な平面図、図2はそのA−A線断面図であり、図3は
第2の実施形態を示す概略的な断面図である。
【0007】まず、第1の実施形態を説明すると、図1
及び図2に示すように、複写シート1は、ほぼ同一大の
上シート2と下シート3との二枚のシートを一端で線状
に塗布した接着力の弱い糊4で接着してなる。前記糊4
の塗布面積は小さく、また、接着力は弱いので、前記上
シート2と前記下シート3とは、分離可能である。
【0008】図1に示す上シート2の表面に設けた印字
欄5,6に対応する裏面の部分には、図2に示すよう
に、感熱記録剤層7,8を設け、下シート3のこれら感
熱記録剤層7,8と対接する複写記入部分にも感熱記録
剤層9,10を設けている。
【0009】上述した各感熱記録剤層7,8,9,10
は、熱により発色し、あるいは変色するものであれば、
特定のものに限定されず、どのようなものでも使用可能
である。代表的な感熱記録剤を挙げると、塩基性染料と
呈色剤との組み合わせ、鉄など遷移元素のキレート化合
物と呈色剤との組み合わせ、ジアゾニウム塩とカプラー
との組み合わせ、芳香族性イソシアネート化合物とイミ
ノ化合物との組み合わせなどがある。なかでも、発色濃
度が高く、シート及び複写後の保存安定性に優れる点か
ら、塩基性染料と呈色剤との組み合わせが好適である。
【0010】塩基性染料としては、例えば、3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミニフェニル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフ
ェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−
ジメチルアミノフタリド、3−(N−エチル−N−p−
トリル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルア
ミノ)フルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−7−
(o−クロロフェニルアミノ)フルオランなどがある。
これらは単独で使用してもよいが、2種類以上を併用す
ることもできる。
【0011】一方、呈色剤としては、例えば、活性白
土、コロイダルシリカなどの無機酸性物質、ヒドロキノ
ンモノベンジルエーテル、ビス(3−アリル−4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン、ビス(p−ヒドロキシフェ
ニル)酢酸メチルなどのフェノール性化合物、4−[2
−(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル
酸、4−[3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキ
シ]サリチル酸などの芳香族カルボン酸などを挙げるこ
とができる。
【0012】上述した塩基性染料と呈色剤との使用比率
は、特に限定されず、使用する塩基性染料と呈色剤の種
類に応じて適宜決定するものであるが、一般には、塩基
性染料1重量部に対して、呈色剤1〜50重量部、好ま
しくは2〜10重量部程度が好適である。
【0013】感熱記録剤層7,8,9,10の形成は、
水を分散媒体とし、ボールミル、サンドミルなどの撹
拌、粉砕機を用いて、塩基性染料と呈色剤とを一緒に、
あるいは別々に分散するなどして調製した塗工液を、公
知の塗工装置、例えば、エアーナイフコータ、バーコー
タ、カーテンコータなどを用いて塗工し、乾燥して行う
ものである。この塗工液には、通常、接着剤としてメチ
ルセルロース、アラビアガム、メラミン樹脂などが配合
される。また、必要に応じて、助剤や増感剤、あるいは
保存性改良剤を添加することができる。
【0014】本実施形態は以上のように構成したので、
複写シート1を、図示していないコンピュータに連動す
る出力装置であるノンインパクト式プリンタ、例えば、
静電式プリンタにかけて、図1に示す印字予定位置5,
6に前記コンピュータからの出力情報を印字すると、印
字部分のトナーを定着するためになされる定着工程の加
熱によって、上シート2裏面の各感熱記録剤層7,8の
印字対応部分が発色する。そして、この発色部分からの
熱伝導により、この発色部分に対応する下シート3の各
感熱記録剤層9,10の部分が発色して、印字内容が複
写される。
【0015】ここで、上シート2の裏面である重ね合わ
せ面の各感熱記録剤層7,8の発色部分は、上シート2
表面に印字した表示形態が左右逆転した状態となるが、
下シート3の表面である重ね合わせ面の各感熱記録剤層
9,8においては、再度左右逆転した状態で表示される
ので、前記上シート2の表面に印字した状態で下シート
3の重ね合わせ面に複写されるのである。
【0016】図3は本発明の第2の実施形態を示すもの
で、複写シート21を構成する上シート22と下シート
23は、上述の実施形態と同様に、一端側において線状
に塗布した糊24で分離可能に綴じ合わされている。前
記上シート22と下シート23は、重ね合わせ面全体に
それぞれ感熱記録剤層25,26を設けている。これら
感熱記録剤層25,26の構成は、上述した各感熱記録
剤層7,8,9,10と同様であり、また、図示の便宜
上、互いに間隔をおいて対向するよう示しているが、実
際には対接しているものである。本実施形態において
は、記入欄を設けていないので、上シート2あるいは下
シート3のいずれの表出面を印字面としてノンインパク
ト式プリンタにかけても、所望の複写印字ができるとい
う利点がある。
【0017】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、必要に応じて、印字するシ
ートの印字予定部分の所望箇所にマスキングを施し、印
字情報は視認困難で、複写情報のみを視認できるように
構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の請求項
1に記載した複写シートによれば、二枚のシートにおけ
る重ね合わせ面に、感熱記録剤層を対接するよう設けた
ので、圧が付与されないノンインパクト式プリンタによ
る複写が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における複写シートの概略的な
平面図。
【図2】同じく概略的な図1のA−A線断面図。
【図3】第2の実施形態における概略的な断面図。
【符号の説明】
1,21 複写シート 2,22 上シート 3,23 下シート 4,24 糊 5,6 印字記入欄 7,8,9,10,25,26 感熱記録剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 嘉代子 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 トッパン・フォームズ株式会社内 (72)発明者 河染 満 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 トッパン・フォームズ株式会社内 Fターム(参考) 2H026 AA07 AA28 BB01 FF03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚のシートを重ね合わせて分離可能に
    綴じ合わせ、一方のシートの重ね合わせ面の少なくとも
    複写記入する部分と、これに対接する他方のシートの重
    ね合わせ面とに、それぞれ熱により発色または変色する
    感熱記録剤層を形成したことを特徴とする複写シート。
JP2000388507A 2000-12-21 2000-12-21 複写シート Pending JP2002187350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388507A JP2002187350A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 複写シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000388507A JP2002187350A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 複写シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002187350A true JP2002187350A (ja) 2002-07-02

Family

ID=18855225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000388507A Pending JP2002187350A (ja) 2000-12-21 2000-12-21 複写シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002187350A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03246091A (ja) サーマルペーパー
JP2575906B2 (ja) 光学的文字読取り可能な無カーボン複写帳票及び光学的文字読取り可能な複写像の形成方法
JP2002187350A (ja) 複写シート
JP2002187358A (ja) 情報担持用シート
JP3502162B2 (ja) 両面複写帳票
JP2003291533A (ja) 可逆性多色表示媒体及びそれを用いた多色表示方法
JP3578222B2 (ja) 感圧粘着シートの印字方法
JP4156124B2 (ja) 感圧複写用紙
JP3647151B2 (ja) 複写用紙
JPH10853A (ja) 感圧自己発色シートおよびその作成方法
JP3967021B2 (ja) 感圧複写用紙
JP3827787B2 (ja) 複写帳票
JP4156122B2 (ja) 感圧複写用紙
JP2595600Y2 (ja) 感熱複写シート
JP3728825B2 (ja) 感圧複写帳票
JPS59184689A (ja) 熱転写形カラ−プリンタ
JPH03159792A (ja) 熱転写インクシート及び熱転写記録方法
JP3565550B2 (ja) ノーカーボン帳票
JP2000108551A (ja) 改ざん防止用複写帳票組
JPS6144673A (ja) 熱転写型プリンタ
JPH0740652A (ja) 粘着用紙を有するノーカーボン複写用紙
JPH1024676A (ja) 複写帳票
JPH09207433A (ja) 感圧複写シート
JP2000263930A (ja) 感圧複写用紙
JPH05330253A (ja) 被記録体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060517