JP2002187016A - 走行丸鋸盤 - Google Patents

走行丸鋸盤

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JP2002187016A
JP2002187016A JP2000384069A JP2000384069A JP2002187016A JP 2002187016 A JP2002187016 A JP 2002187016A JP 2000384069 A JP2000384069 A JP 2000384069A JP 2000384069 A JP2000384069 A JP 2000384069A JP 2002187016 A JP2002187016 A JP 2002187016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を図る。 【解決手段】 けびき刃36と主鋸刃37による切断後
は、複数の押さえ部材75の全てがワークWと非接触と
なる退避位置へ上昇し、その全ての押さえ部材75が退
避位置に達したことを条件として、ワークWを移動させ
る。最も右端に位置する押さえ部材75Rは、それ以外
の押さえ部材75,75Lが全て退避位置に達していな
い限り、退避位置へ到達することはない。したがって、
全ての押さえ部材75,75L,75Rが退避位置に達
したことを検知する手段としての上昇確認用検知手段9
3は、最も右端の押さえ部材75Rだけを検知対象とす
れば足りる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行丸鋸盤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テーブルに載せたワークを、テーブルの
上面から突出させつつ走行させる丸鋸によって切断する
走行丸鋸盤には、丸鋸の走行経路に沿って押さえ部材が
設けられる。この押さえ部材は、丸鋸の走行方向におい
て複数に分割されているとともに個別に上下動し得るよ
うになっており、切断時には、これら複数の押さえ部材
が下降してワークの上面又はテーブルの上面のいずれか
に当接する。この状態では、ワークの上下方向へのバタ
ツキが抑えられるとともに、切断時に発生する切粉の飛
散が防止される。
【0003】かかる走行丸鋸盤では、一旦切断が行われ
ると、全ての押さえ部材をワークと非干渉となる退避位
置まで上昇させ、これが確認されたことを条件として、
ワークの移動が行われる。これにより、ワークが押さえ
部材と擦れて傷付けられること等が未然に防止されるよ
うになっている。この全ての押さえ部材が退避位置まで
上昇したことを検知する手段として、従来は、押さえ部
材を個別に上下駆動させるエアシリンダにそのピストン
の高さを検知するセンサを取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の検知手段で
は、全てのエアシリンダにセンサを設けているため、セ
ンサの数が多くなるだけでなく、そのセンサの設置に伴
って配線数やシーケンサの入力点数も増えることにな
り、コストが高くつく。本願発明は上記事情に鑑みて創
案され、コスト低減を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ワー
クを載置するテーブルと、このテーブルの上面から突出
した状態で走行することによりワークを切断する丸鋸
と、丸鋸の走行経路に沿って順次に並べられているとと
もに、個別に上下方向へ移動可能とされている複数の押
さえ部材とを備えてなり、前記丸鋸によってワークを切
断するときには、前記複数の押さえ部材がワークの寸法
及び位置に応じてワークの上面又は前記テーブルの上面
のいずれかに当接する高さまで下降し、切断後は、前記
複数の押さえ部材の全てがワークと非接触となる退避位
置へ上昇し、その全ての押さえ部材が前記退避位置に達
したことを条件として、ワークを移動させるようになっ
ているものにおいて、隣接する2つの押さえ部材の間で
は、上下方向に当接する当接手段により、いずれか一方
の押さえ部材が他方の押さえ部材に対して相対的に下降
することを許容され且つ相対的に上昇することを規制さ
れているとともに、前記押さえ部材が前記退避位置に達
したことを検知可能な上昇確認用検知手段が、前記複数
の押さえ部材のうち隣接するいずれの押さえ部材に対し
ても相対的な上昇を規制されている押さえ部材を検知対
象としている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記上昇確認用検知手段の検知対象が、前記複数の
押さえ部材のうち、その並び方向において間欠的に位置
し且つ均等な配置となる押さえ部材のみとされている構
成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の
発明において、前記全ての押さえ部材が前記退避位置に
達した状態から、その全ての押さえ部材がワークの上面
又は前記テーブルの上面に当接する位置へ下降するよう
になっているものにおいて、前記押さえ部材が前記退避
位置から下降したことを検知可能な下降確認用検知手段
が、前記複数の押さえ部材のうち隣接するいずれの押さ
え部材に対しても相対的な下降を規制されている押さえ
部材を検知対象としている構成とした。
【0007】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記下降確認用検知手段の検知対象が、前記複数の
押さえ部材のうち、その並び方向において間欠的に位置
し且つ均等な配置となる押さえ部材のみとされている構
成とした。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4の
いずれかの発明において、前記押さえ部材を個別に昇降
させるための昇降手段が、隣接するいずれの押さえ部材
に対しても相対的な上昇を規制されている押さえ部材に
ついては全てに設けられており、隣接するいずれかの押
さえ部材の相対的な上昇を規制している押さえ部材のう
ち、その少なくとも1つは、その相対的上昇を規制され
ている押さえ部材で押し上げられることによって上昇す
るようになっている構成とした。
【0008】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記昇降手段が、前記複数の押さえ部材のうち、そ
の並び方向において間欠的に位置し且つ均等の配置とな
る押さえ部材のみに設けられている構成とした。請求項
7の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかの発明に
おいて、前記複数の押さえ部材は、隣接する2つの押さ
え部材のうちその並び方向における一端側に位置する押
さえ部材が他端側に位置する押さえ部材に対して相対的
な下降を許容され且つ相対的な上昇を規制される関係と
なるように、順次に並べられているとともに、前記複数
の押さえ部材の並び方向において最も一端側に位置する
押さえ部材のみに、前記上昇確認用検知手段が設けられ
ている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]隣接するい
ずれの押さえ部材に対しても相対的な上昇を規制されて
いる押さえ部材は、それ以外の押さえ部材が全て退避位
置に達していない限り、退避位置へ到達することはな
い。したがって、全ての押さえ部材が退避位置に達した
ことを検知するためには、この隣接するいずれの押さえ
部材に対しても相対的な上昇を規制されている押さえ部
材だけを検知対象とすれば足りる。つまり、全ての押さ
え部材に上昇確認用検知手段を設ける必要がないので、
上昇確認用検知手段及びそれに付随する設備等のコスト
低減を図ることができる。
【0010】[請求項2の発明]全ての押さえ部材を検
知対象にしないため、その分、上昇確認用検知手段の数
が少なくて済む。また、検知対象となる押さえ部材がそ
の並び方向において均等配置となっているので、検知の
信頼性が高い。 [請求項3の発明]隣接するいずれの押さえ部材に対し
ても相対的な下降を規制されている押さえ部材は、それ
以外の押さえ部材が全て退避位置から下降しない限り、
退避位置から下降することはない。したがって、全ての
押さえ部材が退避位置から下降したことを検知するため
には、この隣接するいずれの押さえ部材に対しても相対
的な下降を規制されている押さえ部材だけを検知対象と
すれば足りる。つまり、全ての押さえ部材に下降確認用
検知手段を設ける必要がないので、下降確認用検知手段
及びそれに付随する設備等のコスト低減を図ることがで
きる。
【0011】[請求項4の発明]全ての押さえ部材を検
知対象にしないため、その分、下降確認用検知手段の数
が少なくて済む。また、検知対象となる押さえ部材がそ
の並び方向において均等配置となっているので、検知の
信頼性が高い。 [請求項5の発明]隣接するいずれかの押さえ部材の相
対的な上昇を規制している押さえ部材のうち、その相対
的上昇を規制されている押さえ部材で押し上げられる押
さえ部材については、昇降手段を設ける必要がないの
で、その分コスト低減を図ることができる。
【0012】[請求項6の発明]昇降手段を全ての押さ
え部材に設けないので、その分、昇降手段の数が少なく
て済む。また、複数の押さえ部材がその並び方向におい
て均等に支持されるので、押さえ部材を昇降駆動する時
の安定性がよい。 [請求項7の発明]隣接する2つの押さえ部材のうち並
び方向の一端側に位置する押さえ部材が他端側に位置す
る押さえ部材に対して相対的な上昇を規制される関係と
なるように、順次に並べられているので、上昇確認用検
知手段は、最も一端側に位置する1つの押さえ部材だけ
を検知対象とすれば足り、上昇確認用検知手段の数が1
つで済む。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図14を参照して説明す
る。本実施形態の走行丸鋸盤は、ワークWを切断するた
めのものであって、ワークWを載置して固定するテーブ
ル10と、その固定したワークWを切断する切断機構2
0と、ワークWの切断時のバタツキを防止するための押
さえ機構70とを備えて構成されている。 <テーブル10>テーブル10は左右方向に長い長方形
をなしてメインフレーム11にほぼ水平に固定され、こ
のテーブル10の水平な上面はワークWを載置するため
の載置面となっている。テーブル10の後方(図2で右
方、図3で上方)には固定機構15が設けられ、前方に
は切断機構20と押さえ機構70が設けられている。
【0014】固定機構15は、テーブル10に沿って前
後方向に移動可能な可動フレーム16と、可動フレーム
16に一体移動可能に取り付けた複数個(本実施例では
8個)の挟持機構17とから構成されている。各挟持機
構17は、夫々、ワークWの下面に宛われる受けアーム
(図示せず)とエアシリンダ18により駆動されてワー
クWの上面に押しつけられる押圧アーム19とを備え、
ワークWは、その後端縁を両アームで保持されることに
よりテーブル10上に固定される。また、可動フレーム
16は、ワークWが1回切断される毎にワークWを保持
したまま前方へ所定距離だけ移動し、次の切断に備える
ようになっている。
【0015】<切断機構20>切断機構20及びこの切
断機構20を左右に往復移動させる機構について図4乃
至図6を参照して説明する。メインフレーム11には左
右方向に延びる上下2本のガイドレール21が設けら
れ、可動ハウジング22の前面(図5における左側の
面)に固着したスライダ23がガイドレール21に移動
可能に嵌合されている。可動ハウジング22には、正面
に向かって左側にけびき刃36(本発明の構成要件であ
る丸鋸)が支持されているとともに、向かって右側に主
鋸刃37(本発明の構成要件である丸鋸)が支持されて
いる。尚、この両刃36,37は、後述する高さ調節機
構40により、独立して上下方向の位置が調節されるよ
うになっている。
【0016】図4に示すように、上記可動ハウジング2
2に固定した2個のL型端板24の間には1本の駆動チ
ェーン25の両端が取り付けられ、この駆動チェーン2
5はメインフレーム11の両端部に回転可能に設けた駆
動スプロケット26及びアイドルスプロケット27にそ
れぞれ掛け渡されており、駆動スプロケット26を走行
モータ28にてチェーン29を介して回転駆動すると、
駆動チェーン25が走行駆動され、もってガイドレール
21に案内されながら切断機構20が左右方向に走行す
ることになる。
【0017】テーブル10に形成したスリット14を通
して両刃36,37をテーブル10の上方へ突出させた
状態で切断機構20が正面に向かって左方向、即ちけび
き刃36が先行する方向に走行すると、両刃36,37
にてワークWが左右方向に切断される。また、切断が終
わると、両刃36,37をテーブル10よりも下方へ沈
ませた状態で切断機構20が右方向へ復動する。メイン
フレーム11の下部における切断機構20の移動領域に
は、上面を開口させた集塵ダクト30が配置されると共
にその上面開口(図示せず)に可動ハウジング22の下
部開口22Aが臨んでおり、ワークWの切断に伴って発
生する切粉は、切断機構20の可動ハウジング22内か
ら上記集塵ダクト30内に吸引されるようになってい
る。そして、集塵ダクト30の左右両側に一対のガイド
ロール31が配置されていると共に、これらのガイドロ
ール31間にカバーベルト32が掛け渡されている。こ
のカバーベルト32と可動ハウジング22とが一体に移
動するようになっているとともに、このカバーベルト3
2には可動ハウジング22の下部開口22Aと対応する
開口部(図示せず)が形成されている。これにより、集
塵ダクト30の上面開口のうち可動ハウジング22の下
部開口に連なる部分以外をカバーベルト32にて覆って
集塵効率の低下を防止している。
【0018】メインフレーム11のうち切断機構20の
移動領域の左右両端側には、上下方向に亘って複数のガ
イドロール33が回転可能に配置され、これらのガイド
ロール33に1本のスチール製の遮蔽ベルト34が掛け
られている。この遮蔽ベルト34の中央部は前記集塵ダ
クト30の下面に沿って左右方向に配されていると共
に、左右両端寄り部分は最上段の左右のガイドロール3
3に案内されてテーブル10の裏面に接するようにして
左右方向に延び、その左右両端部が切断機構20の可動
ハウジング22の左右両端部に固定されている。これに
て、遮蔽ベルト34が、テーブル10のスリット14の
うち切断機構20の左右両外方領域、即ちけびき刃36
と主鋸刃37が突出しない領域をテーブル10の裏側か
ら閉じる形態となっている。
【0019】<高さ調節機構40>けびき刃36と主鋸
刃37は高さ調節機構40を介して可動ハウジングに支
持されており、以下その構成を説明する。可動ハウジン
グ22の後面には、上下方向に延びる左右一対のガイド
レール41がけびき刃36用と主鋸刃37用とに二対固
定されている。これらのガイドレール41には、けびき
刃36用の昇降体42に固着したスライダ43と主鋸刃
37用の昇降体44に固着したスライダ45が上下移動
可能に嵌合され、もって双方の昇降体42,44が可動
ハウジング22に対して互いに独立して昇降し得るよう
に案内されている。尚、可動ハウジング22には、昇降
体42,44の上限高さを決めるストッパ49,50が
設けられている。
【0020】けびき刃36用の昇降体42の下端面に
は、可動ハウジング22に取り付けたエアシリンダ46
の上向きのロッド46Aが固着されており、このエアシ
リンダ46の作動によりけびき刃36が上下移動して所
定の高さに位置決めされる。また、主鋸刃37用の昇降
体44の上端部左側面にはブラケット47が固着され、
このブラケット47に、可動ハウジング22に取り付け
たエアシリンダ48の上向きのロッド48Aが連結され
ている。即ち、このエアシリンダ48の作動により、主
鋸刃37が所定の高さに位置決めされるようになってい
る。
【0021】<けびき刃36と主鋸刃37の回転駆動機
構>主鋸刃37用の昇降体44の後面には、インバータ
制御により回転速度を制御されるモータ51が固着さ
れ、その出力軸51Aに固着した駆動プーリ52が昇降
体44の内部空間に突出されている。この駆動プーリ5
2と昇降体44の上部に支持した従動プーリ53との間
にはタイミングベルト54が掛け回され、従動プーリ5
3に固着した回転軸55には主鋸刃37が固着されてい
る。即ち、モータ51の駆動より主鋸刃37が所定の回
転速度で回転駆動されるようになっている。
【0022】けびき刃36用の昇降体42の後面にも、
主鋸刃37と同様に、インバータ制御により回転速度を
制御されるモータ56が固着され、その出力軸56Aに
固着されて昇降体42内に突出する駆動プーリ(図示せ
ず)と、昇降体42の上部に支持した従動プーリ(図示
せず)との間にベルト(図示せず)が掛け回され、従動
プーリに固着した回転軸(図示せず)にはけびき刃36
が固着されている。したがって、モータ56の駆動より
けびき刃36が所定の回転速度で回転駆動されるように
なっている。
【0023】<冷却機構60>上記切断機構20には、
けびき刃36と主鋸刃37を冷却するための冷却機構6
0が設けられている。可動ハウジング22の右下位置に
はパイプ61が配管され、このパイプ61の先端には可
動ハウジング22の右側面に沿うように二股に分かれた
前後一対の分岐パイプ62が接続され、その両分岐パイ
プ62の先端の冷却ノズル63からは、主鋸刃37に対
してほぼ直角方向に高圧エア等の冷却剤が吹き付けられ
る。また、可動ハウジング22の左下位置にもパイプ6
4が配管されているとともに、そのパイプ64に前後一
対の分岐パイプ65が接続され、その両分岐パイプ65
の先端の冷却ノズル66からは、けびき刃36に対して
ほぼ直角に高圧エア等の冷却剤が吹き付けられる。
【0024】<押さえ機構70>けびき刃36と主鋸刃
37の走行領域上方には、切断時のワークWのバタツキ
を防止するための押さえ機構70が設けられている。切
断機構20の移動領域両端の支柱71の間には左右方向
に延びるフレーム72が差し渡され、フレーム72の上
面における左右方向に所定間隔を空けた複数位置にはブ
ラケット73が固定され、各ブラケット73のフレーム
72から突出した前後両端部にはエアシリンダ74が吊
り下げ支持されている。エアシリンダ74(本発明の構
成要件である昇降手段)は下向きに突出する1本のロッ
ド74Aと2本のガイドバー74Bとを有し、このロッ
ド74Aとガイドバー74Bの先端には左右方向に細長
い押さえ部材75,75L,75Rが固着されている。
各押さえ部材75,75L,75Rの下面には板状の押
さえゴム80が貼設されている。かかる押さえゴム80
は、上から視ると、けびき刃36と主鋸刃37による切
断領域の前後両側に配置され、切断時にエアシリンダ7
4の駆動力により所定の圧力でワークWの上面を押さえ
付けてワークWの切断時のバタツキを防止する。また、
この押さえ機構70は、下面のみ開放されたフード78
で覆われており、このフード78により切粉の外部への
飛散防止が図られている。
【0025】<押さえ部材75,75L,75R>各押
さえ部材75,75L,75Rには、夫々、正面から見
て方形をなすダクトカバー76,76L,76Rの下端
縁が固着されている。各ダクトカバー76,76L,7
6Rはエアシリンダ74とフレーム72との隙間に嵌ま
り込んだ状態で、エアシリンダ74の駆動により押さえ
部材75,75L,75Rと一体となり、且つ他のダク
トカバー76,76L,76Rとは独立して昇降され
る。上昇時には、ワークWと非接触となる最も高い退避
位置まで達する。下降時には、押さえ部材75,75
L,75Rが押さえゴム80を介してワークWの上面又
はテーブル10の上面に当接する状態となるが、各押さ
え部材75,75L,75RがワークWとテーブル10
のいずれに当接するかは、ワークWの幅寸法(けびき刃
36と主鋸刃37の走行方向及び押さえ部材75,75
L,75Rの並び方向と平行な方向の寸法)に応じて変
化する。即ち、テーブル10の最も左端部(けびき刃3
6と主鋸刃37の走行方向における先方側端部)には、
ワークWの供給方向(けびき刃36と主鋸刃37の走行
方向及び押さえ部材75,75L,75Rの並び方向に
対して直交する方向)と平行なガイドレール38が設け
られているが、このガイドレール38に当接されたワー
クWの全部又は一部と対応する押さえ部材75,75L
は、その押さえゴム80をワークWの上面(テーブル1
0の上面よりも高い位置)に当接させるまで下降し、そ
のワークWを上から押さえ付けるとともに、ワークWと
ダクトカバー76,76Lとの間に隙間が空かないよう
にする。また、ワークWと対応しない押さえ部材75,
75Rは、その押さえゴム80をテーブル10の上面に
当接させるまで下降し、テーブル10とダクトカバー7
6,76Rとの間に隙間が空かないようにする。
【0026】<当接手段90>複数のダクトカバー7
6,76L,76Rのうち、最も右端(ガイドレール3
8とは反対側の端部)に位置するダクトカバー76Rを
除く全てのダクトカバー76,76Lの外面には、図7
及び図11に示すように、その正面から視て右側の側縁
に沿うように縦長のジョイントプレート77が固着され
ている。このジョイントプレート77は、その上下方向
におけるほぼ全高さに亘る長さを有しているとともに、
その右側に隣接する他のダクトカバー76,76Rの左
側縁部に対して外面側から当接することにより、その隣
接するダクトカバー76,76L,76R同士の隙間を
塞いでいるとともに、隣接するダクトカバー76,76
L,76Rが相対的に前後方向に遊動することなく上下
動し得るようにするためのガイドの機能も有している。
【0027】このジョイントプレート77の下端部に
は、その右下角隅部を逆L字形に切欠した形態の当接部
91が形成されている。一方、最も左端に位置するダク
トカバー76Lを除いた他の全てのダクトカバー76,
76Rには、そのダクトカバー76,76Rとその左側
に隣接するダクトカバー76,76Lとが同じ高さにな
ったときにその左隣のダクトカバー76,76Lの当接
部91に対して下から当接する当接ピン92が固着され
ている。この当接ピン92は、ダクトカバー76,76
Rにねじ込まれたボルトからなり、ダクトカバー76,
76Rにおける左端縁下端部外面に配置されている。か
かる当接部91と当接ピン92によって本発明の当接手
段90が構成されている。
【0028】この当接手段90は、隣接する2つの押さ
え部材75,75L,75Rの間において、右側に位置
する押さえ部材75,75Rとダクトカバー76,76
Rが左側に位置する押さえ部材75,75Lとダクトカ
バー76,76Lに対して相対的に下降することを許容
し且つ相対的に上昇することを規制する機能を発揮す
る。即ち、複数の押さえ部材75,75L,75Rは、
隣接する2つの押さえ部材75,75L,75Rのうち
その並び方向における右側に位置する押さえ部材75,
75Rが左側に位置する押さえ部材75,75Lに対し
て相対的な下降を許容され且つ相対的な上昇を規制され
る関係となるように、順次に並べられていることにな
る。
【0029】<上昇確認用検知手段93>複数の押さえ
部材75,75L,75Rのうちその並び方向において
最も右端側に位置する押さえ部材75R(即ち、隣接す
る押さえ部材75に対する相対的な上昇は規制され、且
つその隣接する押さえ部材75の相対的な上昇は許容す
る押さえ部材75R)を昇降するためのエアシリンダ7
4には、その押さえ部材75Rが上昇したときに退避位
置に達したことを検知する上昇確認用検知手段93が設
けられている。この上昇確認用検知手段93は、最も右
端に位置する押さえ部材75Rのみを検知対象としてお
り、他の押さえ部材75,75Lを駆動するためのエア
シリンダ74については上昇確認用検知手段93は設け
られていない。かかる上昇確認用検知手段93は、エア
シリンダ74のロッド74Aの上端に固着されたピスト
ン74Pとそのピストン74Pの高さを検知するための
ピストンセンサ94とから構成されており、押さえ部材
75が退避位置に到達してピストン74Pがピストンセ
ンサに接近したときに、その接近動作をピストンセンサ
94が検知する。
【0030】<下降確認用検知手段95>複数の押さえ
部材75,75L,75Rのうちその並び方向において
最も左端側に位置する押さえ部材75L(即ち、隣接す
る押さえ部材75に対する相対的な下降は規制され、且
つその隣接する押さえ部材75の相対的な下降は許容す
る押さえ部材75L)を昇降するためのエアシリンダ7
4には、その押さえ部材75Lが退避位置から下降を開
始したことを検知する下降確認用検知手段95が設けら
れている。この下降確認用検知手段95は、最も左端に
位置する押さえ部材75Lのみを検知対象としており、
他の押さえ部材75,75Rを駆動するためのエアシリ
ンダ74については下降確認用検知手段95は設けられ
ていない。かかる下降確認用検知手段95は、エアシリ
ンダ74のロッド74Aの上端に固着されたピストン7
4Pとそのピストン74Pの高さを検知するためのピス
トンセンサ96とから構成されており、押さえ部材75
が退避位置から下降を開始するのに伴ってピストン74
Pがピストンセンサ96から離間すると、そのピストン
74Pの離間動作をピストンセンサ96が検知する。
【0031】<実施形態の作用及び効果>次に、本実施
形態の作用について説明する。装置の電源スイッチを投
入し、操作盤89にて「原点出し」の操作を行うと、切
断機構20が正面から視て右端位置で待機するととも
に、図14(押さえ部材75,75L,75Rが待機位
置へ上昇した状態等をあらわす概略図)に示すように各
押さえ部材75,75L,75Rが上昇して退避位置で
待機する。次に、操作盤89にて切断寸法、ワークWの
全高寸法等を入力し、ワークWをテーブル10上に供給
し、操作盤89のスタートスイッチをオン操作する。す
ると、テーブル10上の固定機構15がワークW側に前
進し、各挟持機構17がワークWの後端縁部を挟持して
固定し、さらに固定機構15全体が移動して、ワークW
が所定の切断位置(けびき刃36及び主鋸刃37の走行
経路を横切る位置)に位置決めされる。
【0032】次に、高さ調節機構40の両エアシリンダ
46,48が駆動され、けびき刃36と主鋸刃37が夫
々所定の高さに調節されてテーブル10から突出する。
また、押さえ機構70の各エアシリンダ74が駆動され
て図13(押さえ部材75,75L,75Rの昇降状態
等をあらわす概略図)に示すように、各押さえ部材7
5,75L,75Rが個別に下降を開始する。各押さえ
部材75,75L,75Rが下降する際には、最も左端
に位置する押さえ部材75Lが退避位置から下降したこ
とが下降確認用検知手段95によって検知される。各押
さえ部材75,75L,75Rの下降の速度やタイミン
グは図13に示すように個々で異なることが考えられる
が、最も左側に位置する押さえ部材75Lは、当接手段
90により、他の全ての押さえ部材75,75Rが下降
を開始しない限り下降できないようになっているので、
この1つの下降確認用検知手段95の検知に基づき、全
ての押さえ部材75,75L,75Rが退避位置から下
降を開始したことが判る。
【0033】下降した押さえ部材75,75L,75R
のうち、ワークWとの対応する押さえ部材75,75L
は押さえゴム80を介してワークWの上面を所定の圧力
で押さえ付け、ワークWと対応しない押さえ部材75,
75Rはその押さえゴム80を介してテーブル10の上
面を押さえ付ける。この状態では、図12(押さえ部材
75,75L,75Rが下降した状態等をあらわす概略
図)に示すように、ワークWの上面とダクトカバー7
6,76Lの間及びテーブル10の上面とダクトカバー
76,76Rとの間の隙間がなくなる。
【0034】この状態で切断機構20が走行し、けびき
刃36と主鋸刃37によってワークWが切断される。切
断後、高さ調節機構40のエアシリンダ46,48の駆
動により両刃36,37が下動してテーブル10の下方
へ引き込まれ、切断機構20が右へ移動して待機位置に
復動する。また、ワークWの切断片は図示しない手段に
よって回収される。以上により、ワークWの1切断サイ
クルが終了する。同じく切断後は、押さえ機構70の各
エアシリンダ74が駆動され、図13に示すように各押
さえ部材75,75L,75Rが個別に上昇し、図14
に示すように退避位置に復帰する。そして、最も右端に
位置する押さえ部材75Rが退避位置に到達したことが
上昇確認用検知手段93によって検知される。各押さえ
部材75,75L,75Rの上昇の速度やタイミングは
図13に示すように個々で異なることが考えられるが、
この最も右端に位置する押さえ部材75Rは、当接手段
90により、他の全ての押さえ部材75,75Lが退避
位置に到達しない限り退避位置へ到達できないようにな
っているので、この1つの上昇確認用検知手段93の検
知に基づき、全ての押さえ部材75,75L,75Rが
退避位置に到達したことが判る。
【0035】この後、ワークWに対して引き続いて切断
を行う場合には、全ての押さえ部材75,75L,75
Rが退避位置に到達してワークWと非干渉となることが
確認されたことを条件として、固定機構15がガイドレ
ール38に沿って前進し、ワークWの前端部が切断位置
へセットされ、その後、上記の動作が繰り返されて切断
が行われる。また、1枚のワークWの切断が完了した場
合には、全ての押さえ部材75,75L,75Rが退避
位置に到達してワークWと非干渉となることが確認され
たことを条件として、固定機構15がワークWの残片を
解放して所定の待機位置に後退する。その後、解放され
たワークWの残片が取り除かれる。
【0036】上述のように本実施形態においては、隣接
する2つの押さえ部材75,75L,75Rのうち並び
方向における右側に位置する押さえ部材75,75Rが
左側に位置する押さえ部材75,75Lに対して相対的
な上昇を規制される関係となるように、順次に並べられ
ているので、最も右端に位置する押さえ部材75R(隣
接する押さえ部材75に対しても相対的な上昇を規制さ
れている押さえ部材75R)は、それ以外の押さえ部材
75,75Lが全て退避位置に達していない限り、退避
位置へ到達することはない。したがって、全ての押さえ
部材75,75L,75Rが退避位置に達したことを検
知するためには、上昇確認用検知手段93の検知対象を
この右端の押さえ部材75Rだけとすれば足りる。つま
り、全ての押さえ部材に上昇確認用検知手段を設ける必
要がないので、上昇確認用検知手段93及びそれに付随
する設備等のコスト低減が実現されている。
【0037】また、最も左端に位置する押さえ部材75
L(隣接するいずれの押さえ部材75に対しても相対的
な下降を規制されている押さえ部材75L)は、それ以
外の押さえ部材75,75Rが全て退避位置から下降し
ない限り、退避位置から下降することはない。したがっ
て、全ての押さえ部材75,75L,75Rが退避位置
から下降したことを検知するためには、下降確認用検知
手段95の検知対象をこの左端の押さえ部材75Lだけ
とすれば足りる。つまり、全ての押さえ部材に下降確認
用検知手段を設ける必要がないので、下降確認用検知手
段95及びそれに付随する設備等のコスト低減が実現さ
れている。
【0038】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図15を参照して説明する。本実施形態2
は、エアシリンダ74、上昇確認用検知手段93、下降
確認用検知手段95の数と配置が実施形態1とは異な
る。左右に並ぶ5つの押さえ部材75,75L,75
C,75Rのうち最も左端と中央と最も右端に位置する
3つの押さえ部材75L,75C,75Rについては、
エアシリンダ74によって昇降駆動されるようになって
いるが、他の2つの押さえ部材75については、エアシ
リンダ74は設けられず、当接手段90による隣接する
押さえ部材75C,75Rの下からの当接によって上昇
するようになっている。また、上昇確認用検知手段93
は3つのエアシリンダ74の全てに設けられており、下
降確認用検知手段95も3つのエアシリンダ74の全て
に設けられている。
【0039】即ち本実施形態2においては、上昇確認用
検知手段93の検知対象が、複数の押さえ部材75,7
5L,75C,75Rのうち隣接するいずれの押さえ部
材75に対しても相対的な上昇を規制されている右端の
押さえ部材75Rを含み、並び方向において間欠的に位
置する3つの押さえ部材75L,75C,75Rとして
いるので、全ての押さえ部材を検知対象にする場合に比
べると上昇確認用検知手段93の数が少なくて済んでい
る。また、検知対象となる3つの押さえ部材75L,7
5C,75Rがその並び方向において均等配置となって
いるので、検知の信頼性が高い。
【0040】また、下降確認用検知手段95の検知対象
が、複数の押さえ部材75,75L,75C,75Rの
うち隣接するいずれの押さえ部材75に対しても相対的
な下降を規制されている左端の押さえ部材75Lを含
み、並び方向において間欠的に位置する3つの押さえ部
材75L,75C,75Rとしているので、全ての押さ
え部材を検知対象にする場合に比べると下降確認用検知
手段95の数が少なくて済んでいる。また、検知対象と
なる3つの押さえ部材75L,75C,75Rがその並
び方向において均等配置となっているので、検知の信頼
性が高い。
【0041】また、エアシリンダ74は、隣接するいず
れの押さえ部材75に対しても相対的な上昇を規制され
ている最も右端の押さえ部材75Rを含む3つの押さえ
部材75L,75C,75R(これらは、並び方向にお
いて間欠的に位置している)のみに設けられているが、
他の2つの押さえ部材75(これらは、隣接する右側の
押さえ部材75C,75Rの相対的な上昇を規制してい
る)については、当接手段90によって右側に隣接する
押さえ部材75C,75Rで押し上げられることによっ
て上昇するようになっている。また、3つのエアシリン
ダ74は、並び方向において均等の配置となる押さえ部
材75L,75C,75Rに設けられているので、押さ
え部材75,75L,75C,75Rを昇降駆動する時
の安定性がよい。
【0042】尚、上記以外の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。 [実施形態3]次に、本発明を具体化した実施形態3を
図16を参照して説明する。本実施形態3では、5つの
押さえ部材75L,75CL,75C,75CR,75
Rのうち中央の押さえ部材75Cとそれよりも右側の2
つの押さえ部材75CR,75Rについては、隣接する
2つの押さえ部材75CL,75C,75CR,75R
のうち右側の押さえ部材75CR,75Rが左側の押さ
え部材75C,75CRに対して相対的に下降すること
を許容され且つ相対的に上昇することを規制されている
のに対し、中央の押さえ部材75Cとそれよりも左側の
2つの押さえ部材75L,75CLについては、隣接す
る2つの押さえ部材75L,75CL,75C,75C
Rのうち左側の押さえ部材75L,75CLが右側の押
さえ部材75CL,75Cに対して相対的に下降するこ
とを許容され且つ相対的に上昇することを規制されてい
る。換言すると、当接手段90における上下の当接形態
に関し、中央の押さえ部材75Cがその隣接するいずれ
の押さえ部材75CL,75CRに対しても相対的な下
降を規制され、その下降規制の関係が左右方向に向かっ
て順次に連なるように左右対称となっている。
【0043】また、エアシリンダ74は、最も右端に位
置する押さえ部材75Rと最も左端に位置する押さえ部
材75L、即ち隣接する押さえ部材75CL,75CR
に対して相対的な上昇を規制されている2つの押さえ部
材75L,75Rのみに設けられている。隣接するいず
れかの押さえ部材75L,75CL,75CR,75R
の相対的な上昇を規制している(即ち、隣接するいずれ
かの押さえ部材75L,75CL,75CR,75Rに
対して相対的に上昇を許容されている)他の3つの押さ
え部材75CL,75C,75CRについては、エアシ
リンダ74は設けられず、当接手段90の当接作用によ
り隣接する押さえ部材75L,75CL,75CR,7
5Rで押し上げられることによって上昇する。
【0044】また、2つのエアシリンダ74には、夫
々、上昇確認用検知手段93が設けられており、この上
昇確認用検知手段93は、いずれも、複数の押さえ部材
75L,75CL,75C,75CR,75Rのうち隣
接するいずれの押さえ部材75CL,75CRに対して
も相対的な上昇を規制されている押さえ部材75L,7
5Rのみを検知対象としている。また、この上昇確認用
検知手段93の検知対象となる左右両端の押さえ部材7
5L,75Rは、並び方向において間欠的に位置し且つ
均等な配置となっている。
【0045】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では1つのワークに対しそのワーク
を間欠的にテーブル上で移動させつつ複数回の切断が行
われる場合について説明したが、本発明によれば、1つ
のワークに対して切断が1回だけ行われる場合にも適用
することができる。
【0046】(2)上記実施形態では上昇確認用検知手
段として押さえ部材を昇降駆動するためのエアシリンダ
のピストンの位置を検知するようにしたが、本発明によ
れば、押さえ部材の高さを直接検知してもよい。 (3)上記実施形態では下降確認用検知手段として押さ
え部材を昇降駆動するためのエアシリンダのピストンの
位置を検知するようにしたが、本発明によれば、押さえ
部材の高さを直接検知してもよい。
【0047】(4)上記実施形態では押さえ部材の左右
に並ぶ数を5つとしたが、本発明によれば、押さえ部材
の数は4以下でも、6以上でもよい。 (5)上記実施形態1において、上昇確認用検知手段の
検知対象を最も右端に位置する押さえ部材だけとせず、
それ以外の押さえ部材も検知対象とするように、複数の
上昇確認用検知手段を設けてもよい。 (6)上記実施形態1において、下降確認用検知手段の
検知対象を最も左端に位置する押さえ部材だけとせず、
それ以外の押さえ部材も検知対象とするように、複数の
下降確認用検知手段を設けてもよい。
【0048】(7)上記実施形態2では、3つのエアシ
リンダの全てに上昇確認用検知手段を設けたが、本発明
によれは、上昇確認用検知手段は右端のエアシリンダの
み、又は右端のエアシリンダを含めた2つのエアシリン
ダのみに設けてもよい。 (8)上記実施形態2では、3つのエアシリンダの全て
に下降確認用検知手段を設けたが、本発明によれは、下
降確認用検知手段は左端のエアシリンダのみ、又は左端
のエアシリンダを含めた2つのエアシリンダのみに設け
てもよい。
【0049】(9)上記実施形態3において左右両端以
外の押さえ部材にもエアシリンダを設けてもよい。この
場合、そのエアシリンダに下降確認用検知手段を設けて
もよく、さらに上昇確認用検知手段を設けてもよい。 (10)上記実施形態3では、当接手段における上下の
当接形態に関し、中央の押さえ部材がその隣接するいず
れの押さえ部材に対しても相対的な下降を規制され、そ
の下降規制の関係が左右方向に向かって順次に連なるよ
うに左右対称となっているが、本発明は、これとは上下
逆に当接する形態、即ち、中央の押さえ部材がその隣接
するいずれの押さえ部材に対しても相対的な上昇を規制
され、その上昇規制の関係が左右方向に向かって順次に
連なるように左右対称としてもよい。
【0050】(11)本発明は、当接手段の上下の当接
形態(隣接する押さえ部材の間で相対的に上昇と下降を
規制する形態)が実施形態1及び実施形態2とは左右対
称のものも含む。 (12)本発明は、隣接するいずれの押さえ部材に対し
ても相対的上昇を規制された押さえ部材と、隣接するい
ずれの押さえ部材に対しても相対的下降を規制された押
さえ部材とを、1つおきに交互に並べる等、隣接する押
さえ部材の上下の当接形態(相対的な上下動の規制形
態)を種々変更したものを含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の全体の正面図
【図2】全体の右側面図
【図3】全体の平面図
【図4】切断ユニットとその駆動機構をあらわす一部切
欠正面図
【図5】切断ユニットの右側面図
【図6】切断ユニットの背面図
【図7】押さえ機構の正面図
【図8】押さえ機構の拡大断面図
【図9】押さえ機構の一部切欠平面図
【図10】押さえ機構の一部切欠部分拡大平面図正面図
【図11】押さえ機構の部分拡大正面図
【図12】押さえ部材が下降した状態を概略的に示す正
面図
【図13】押さえ部材が昇降している状態を概略的に示
す正面図
【図14】押さえ部材が退避位置へ上昇した状態を概略
的に示す正面図
【図15】実施形態2において押さえ部材が下降した状
態を概略的に示す正面図
【図16】実施形態3において押さえ部材が下降した状
態を概略的に示す正面図
【符号の説明】
W…ワーク 10…テーブル 36…けびき刃(丸鋸) 37…主鋸刃(丸鋸) 74…エアシリンダ(昇降手段) 75,75L,75R…押さえ部材 90…当接手段 93…上昇確認用検知手段 95…下降確認用検知手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するテーブルと、 このテーブルの上面から突出した状態で走行することに
    よりワークを切断する丸鋸と、 丸鋸の走行経路に沿って順次に並べられているととも
    に、個別に上下方向へ移動可能とされている複数の押さ
    え部材とを備えてなり、 前記丸鋸によってワークを切断するときには、前記複数
    の押さえ部材がワークの寸法及び位置に応じてワークの
    上面又は前記テーブルの上面のいずれかに当接する高さ
    まで下降し、 切断後は、前記複数の押さえ部材の全てがワークと非接
    触となる退避位置へ上昇し、 その全ての押さえ部材が前記退避位置に達したことを条
    件として、ワークを移動させるようになっているものに
    おいて、 隣接する2つの押さえ部材の間では、上下方向に当接す
    る当接手段により、いずれか一方の押さえ部材が他方の
    押さえ部材に対して相対的に下降することを許容され且
    つ相対的に上昇することを規制されているとともに、 前記押さえ部材が前記退避位置に達したことを検知可能
    な上昇確認用検知手段が、前記複数の押さえ部材のうち
    隣接するいずれの押さえ部材に対しても相対的な上昇を
    規制されている押さえ部材を検知対象としていることを
    特徴とする走行丸鋸盤。
  2. 【請求項2】 前記上昇確認用検知手段の検知対象が、
    前記複数の押さえ部材のうち、その並び方向において間
    欠的に位置し且つ均等な配置となる押さえ部材のみとさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の走行丸鋸盤。
  3. 【請求項3】 前記全ての押さえ部材が前記退避位置に
    達した状態から、その全ての押さえ部材がワークの上面
    又は前記テーブルの上面に当接する位置へ下降するよう
    になっているものにおいて、 前記押さえ部材が前記退避位置から下降したことを検知
    可能な下降確認用検知手段が、前記複数の押さえ部材の
    うち隣接するいずれの押さえ部材に対しても相対的な下
    降を規制されている押さえ部材を検知対象としているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の走行丸鋸
    盤。
  4. 【請求項4】 前記下降確認用検知手段の検知対象が、
    前記複数の押さえ部材のうち、その並び方向において間
    欠的に位置し且つ均等な配置となる押さえ部材のみとさ
    れていることを特徴とする請求項3記載の走行丸鋸盤。
  5. 【請求項5】 前記押さえ部材を個別に昇降させるため
    の昇降手段が、隣接するいずれの押さえ部材に対しても
    相対的な上昇を規制されている押さえ部材については全
    てに設けられており、 隣接するいずれかの押さえ部材の相対的な上昇を規制し
    ている押さえ部材のうち、その少なくとも1つは、その
    相対的上昇を規制されている押さえ部材で押し上げられ
    ることによって上昇するようになっていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の走行丸鋸
    盤。
  6. 【請求項6】 前記昇降手段が、前記複数の押さえ部材
    のうち、その並び方向において間欠的に位置し且つ均等
    の配置となる押さえ部材のみに設けられていることを特
    徴とする請求項5記載の走行丸鋸盤。
  7. 【請求項7】 前記複数の押さえ部材は、隣接する2つ
    の押さえ部材のうちその並び方向における一端側に位置
    する押さえ部材が他端側に位置する押さえ部材に対して
    相対的な下降を許容され且つ相対的な上昇を規制される
    関係となるように、順次に並べられているとともに、 前記複数の押さえ部材の並び方向において最も一端側に
    位置する押さえ部材に、前記上昇確認用検知手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載の走行丸鋸盤。
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