JP2002186583A - 内視鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液 - Google Patents

内視鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液

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JP2002186583A JP2001398850A JP2001398850A JP2002186583A JP 2002186583 A JP2002186583 A JP 2002186583A JP 2001398850 A JP2001398850 A JP 2001398850A JP 2001398850 A JP2001398850 A JP 2001398850A JP 2002186583 A JP2002186583 A JP 2002186583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な次亜塩素酸ナトリウムの活性水を消毒
液に用いることで、消毒液を再使用することなく、常に
新たな消毒液を洗浄槽に供給することにより、内視鏡を
確実かつ短時間に洗浄、消毒することができると共に、
消毒液を安全に取り扱うと共に、使用後に公共用水域の
水質を汚濁することなく廃棄する。 【解決手段】 各タンク13,14に貯蔵されている洗
浄液と消毒液を切り替えて洗浄槽2に順次送液して、洗
浄、消毒及び濯ぎの順で行う内視鏡洗浄消毒装置であっ
て、洗浄槽2に設けた、内視鏡4を据え付けるための略
円形状の浸漬槽2aと、洗浄液又は消毒液を浸漬槽2a
内に吐出する吐出ノズル6,7と、洗浄液又は消毒液を
排出するオーバーフロー口11と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の患部の観
察、撮影及び細胞の摘出等に使用した内視鏡を洗浄及び
消毒する内視鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置
及び内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡は、患者の患部の観察、撮
影及び細胞の摘出等を実施する医療機器として使用され
ている。この内視鏡は、患者の患部の観察,撮影及び細
胞を摘出するために、その管路内や本体外部が汚れ、そ
の使用後の内視鏡洗浄装置により衛生的に洗浄と消毒し
ている。
【0003】一般的な内視鏡用の洗浄消毒装置は、内視
鏡を設置する洗浄槽と、洗浄液タンク及び消毒液タンク
とを備え、各々のタンクに貯蔵されている洗浄液と消毒
液を切り替えて洗浄槽に順次送液して、洗浄、消毒及び
濯ぎの順で内視鏡を洗浄、消毒するようになっている。
この場合、消毒前の洗浄における洗浄液と消毒後の洗浄
における濯ぎ洗浄水としては通常水道水が用いられてい
る。
【0004】使用後の内視鏡のチャンネル内や本体外部
には、種々の細菌、ウィルス、抗酸菌や芽胞が付着して
いる。これらの細菌、芽胞等を殺滅するために、強力な
消毒液としてグルタラール、過酢酸又はフタラール製剤
等の薬液が主に使用されている。これらの薬液の濃縮液
を水で希釈し、所定の濃度に調整してから消毒に使用し
ていた。
【0005】これらの薬液は、素肌に触れるとアレルギ
ー反応が生じたり、目に入ると失明のおそれがあり非常
に危険であるために、その希釈液を作るときに、作業者
は手袋と共に眼鏡、マスクをして万全な状態で取り扱っ
ていた。また、これらの薬液は非常に高価であるため
に、1度使用した消毒液を装置内の消毒タンクに回収
し、これを何回も使用していた。なお、数回使用して消
毒効果が低下した消毒液は、水道水で希釈して公共用水
域に排水として排出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の洗浄消
毒方法では、グルタラール等の消毒液が高価なものであ
るため、1回使用した消毒薬を消毒タンクに回収し、再
度使用する必要があった。このように同じ消毒液を数回
使用するときに、消毒効果の低下した消毒薬に内視鏡を
浸漬して消毒することがあり、内視鏡を完全に殺菌、消
毒できないという問題を有していた。
【0007】また、従来のグルタラール等の消毒液で
は、劇薬であるために、作業者は慎重に作業する必要が
あった。例えば、揮発性の劇薬であるときは、体に悪影
響のあるガスを吸引しないように作業する必要があり、
内視鏡を洗浄消毒するためのドラフト室が必要になると
いう問題を有していた。
【0008】更に、内視鏡の消毒効果が低下した消毒液
については、ある程度希釈乃至中和処理してから廃棄処
理する必要がある。しかし、実際は完全に中和しない状
態で廃棄するために、消毒効果の残存する排水が公共用
水域に混入し、水質汚濁の一因になっていた。この水質
の汚濁はその水域の棲息する生物や植物の被害を及ぼ
し、人類の健康に悪い影響を与えるという問題を有して
いた。
【0009】一方、従来でも次亜塩素酸ナトリウムを内
視鏡の消毒液として使用することが試みられていた。し
かし、この次亜塩素酸ナトリウムそのままでは、後述す
る表1に示すように、消毒液としての即効性がなく、ま
た高濃度でないと消毒効果がないという問題を有してい
た。この次亜塩素酸ナトリウムは、例えば、枯草菌には
ほとんど消毒効果がなかった。
【0010】そこで、本発明の発明者は、次亜塩素酸ナ
トリウムを酸性側にPH調整した次亜塩素酸ナトリウム
活性水を消毒液に用いることに着目した。この次亜塩素
酸ナトリウムは、図7に示すように、アルカリ性の溶液
で、水で希釈しただけでは、殺菌力の強い次亜塩素酸
(HClO)成分は数パーセントしか存在しない。しか
し、この次亜塩素酸溶液を酸性側にPH調整することに
より、成分の大半が殺菌力の強い次亜塩素酸になる。こ
の少量の次亜塩素酸ナトリウムで強力に殺菌できること
に着目した。
【0011】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、安
価な次亜塩素酸ナトリウム活性水を消毒液に用いること
で、消毒液を再使用することなく、常に新たな消毒液を
洗浄槽に供給し、即ち消毒液を使い捨て状態で使用する
ことにより、内視鏡を確実かつ短時間に洗浄、消毒す
る。消毒液を安全に取り扱うと共に、使用後に公共用水
域の水質を汚濁することなく廃棄することができる内視
鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗
浄消毒に用いる消毒液を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の洗浄消毒方法に
よれば、使用後の内視鏡(4)の汚れを除去するため
に、その内視鏡(4)を内視鏡洗浄消毒装置の洗浄槽
(2)で洗浄し、かつ該内視鏡(4)に付着した細菌や
芽胞等を死滅させるために消毒液で消毒する内視鏡洗浄
消毒方法であって、前記洗浄槽(2)に前記内視鏡
(4)を曲折して据え付け、前記洗浄槽(2)内に洗浄
液を貯溜し、常に新たな洗浄液を供給して、この洗浄液
をオーバーフローさせながら前記内視鏡(4)を浸漬洗
浄し、該内視鏡(4)から剥離された汚れと、余分な泡
等をオーバーフロー口(11)より排出し、次に、前記
洗浄槽(2)内に消毒液を貯溜し、かつ常に新たな消毒
液を供給して、この消毒液をオーバーフローさせながら
前記内視鏡(4)を浸漬消毒を行い、最後に、前記内視
鏡(4)に残っている前記消毒液を洗い流す、ことを特
徴とする内視鏡洗浄消毒方法が提供される。前記消毒液
に、次亜塩素酸ナトリウムを酸性側にPH調整した次亜
塩素酸ナトリウム活性水を用いる。
【0013】前記内視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、該内
視鏡(4)のチャンネル内を、35℃〜45℃に加温し
た洗浄液を充填して洗浄する、ことが好ましい。前記内
視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、洗浄液を該内視鏡(4)
のチャンネル内を間欠的に噴射洗浄する、ことが好まし
い。
【0014】前記内視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、該洗
浄槽(2)内に前記洗浄液を泡立つように供給する、こ
とが可能である。一方、前記内視鏡(4)の浸漬消毒の
際にも、該洗浄槽(2)内に前記消毒液を泡立つように
供給する、ことが可能である。
【0015】上記発明の方法では、洗浄槽(2)内に酵
素洗剤等を含んだ洗浄液を貯溜してオーバーフローさ
せ、常にフレッシュな洗浄液を供給して浸漬洗浄を迅速
に行うことができる。この洗浄により内視鏡(4)から
剥離された汚れと、余分な泡等をオーバーフロー口(1
1)より排出する。次に、洗浄槽(2)内に貯溜した消
毒液(次亜塩素酸ナトリウム活性水)をオーバーフロー
させ、常にフレッシュな消毒液を供給して浸漬洗浄を行
い、使用後の内視鏡(4)を迅速かつ確実に衛生的に洗
浄と消毒することができる。
【0016】特に、消毒液として、従来のグルタラール
等の消毒液に比較して安価な次亜塩素酸ナトリウムを酸
性側にPH調整した次亜塩素酸ナトリウム活性水を用い
ることにより、オーバーフローさせる状態で使用するこ
とができる。即ち、次亜塩素酸ナトリウム活性水を使い
捨て状態で使用することができる。更に、この次亜塩素
酸ナトリウム活性水は、劇薬ではないので、安全に作業
することができる。
【0017】前記内視鏡(4)のチャンネル内を、35
℃〜45℃に加温した洗浄液を充填して洗浄することに
より、内視鏡(4)の内部も迅速かつ確実に洗浄するこ
とができる。更に、内視鏡(4)のチャンネル内を間欠
的に噴射消毒することにより、チャンネル内に付着した
汚れを容易に除去することができる。
【0018】本発明の洗浄消毒装置によれば、内視鏡
(4)を据え付ける洗浄槽(2)と、洗浄液タンク(1
3)及び消毒液タンク(14)と、各タンク(13,1
4)に貯蔵されている洗浄液と消毒液を切り替えて前記
洗浄槽(2)に順次送液して、洗浄、消毒及び濯ぎの順
で行う内視鏡洗浄消毒装置であって、前記洗浄槽(2)
に設けた、内視鏡(4)を据え付けるための略円形状に
形成した浸漬槽(2a)と、前記洗浄液又は消毒液を前
記浸漬槽(2a)内に吐出する吐出ノズル(5,7)
と、前記洗浄液又は消毒液を排出するオーバーフロー口
(11)と、を備えた、ことを特徴とする内視鏡洗浄消
毒装置が提供される。
【0019】前記吐出ノズル(5)を前記浸漬槽(2
a)の略中央に設ける。前記吐出ノズル(5)を回転駆
動する回転ロータ(6)に設けることが好ましい。逆
に、前記吐出ノズル(7)を前記浸漬槽(2a)の周囲
に設けることができる。前記浸漬槽(2a)の底部に多
数の吐出ノズル(22)を設けることも可能である。
【0020】消毒液の生成装置(15)を前記内視鏡洗
浄消毒装置に隣接して設けることができる。また、前記
消毒液の生成装置(15)は、次亜塩素酸ナトリウム活
性水を生成する装置である。
【0021】上記発明の装置では、洗浄槽(2)内に酵
素洗剤を含んだ洗浄液を貯め、洗浄後の洗浄水はオーバ
ーフロー口(11)からオーバーフローさせ、常にフレ
ッシュな液を供給して浸漬洗浄を迅速に行う。この洗浄
により内視鏡(4)から剥離された汚れと、余分な泡等
をオーバーフロー口(11)より排出する。次に、洗浄
槽(2)内に貯溜した消毒液(活性水)をオーバーフロ
ーさせ、常にフレッシュな消毒液を供給して浸漬洗浄を
行うことができる。
【0022】また、吐出ノズル(5)が回転ロータ
(6)に設けられているので、丸く曲げた内視鏡(4)
に向けて洗浄液、消毒液を効率良く噴射することができ
る。特に、回転する吐出ノズル(5)からは遠心力によ
り洗浄液又は消毒液を強く内視鏡(4)に噴射すること
ができるために、内視鏡(4)の本体外部の汚れを落と
しながら洗浄、消毒することができる。
【0023】次亜塩素酸ナトリウム活性水の生成装置
(15)を内視鏡洗浄消毒装置内に設けることにより、
濃縮した消毒液を希釈作業や使用済みの中和作業、希釈
作業が必要なくなる。更に、洗浄消毒装置に隣接して活
性水の生成装置(15)を設置できるので、作業する場
所をコンパクトにすることができる。
【0024】本発明の消毒液によれば、使用後の内視鏡
(4)を内視鏡洗浄消毒装置の洗浄槽(2)でその汚れ
を洗浄除去し、更に該内視鏡(4)に付着している細菌
や芽胞等を死滅させるときに用いる消毒液であって、次
亜塩素酸ナトリウムを酸性側にPH調整することにより
生成した次亜塩素酸ナトリウム活性水からなる、ことを
特徴とする内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液が提供され
る。前記次亜塩素酸ナトリウムの酸性側へのPH調整剤
は酢酸が好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内視鏡洗浄消毒方
法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒に用い
る消毒液の好ましい実施の形態を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の内視鏡用洗浄消毒装置の側断面図で
ある。図2は洗浄槽を示す平面図である。図3は内視鏡
用洗浄消毒装置の平面図である。本発明の内視鏡用洗浄
消毒装置は、装置本体1内の上部に洗浄槽2を配置し、
この洗浄槽2には上部開口を開閉するカバー3を設けた
ものである。洗浄槽2の内部中央には、洗浄水と消毒液
を内視鏡4に向けて噴射等により、洗浄、消毒する吐出
ノズル5を回転ロータ6に2個設けている。洗浄槽2の
内部の側方部位にも吐出ノズル7を設けている。これら
の吐出ノズル7と反対側に位置する部位には洗浄用カプ
ラ8を設けている。この洗浄用カプラ8はアダプタ用チ
ューブ等を用いて内視鏡4内のチャンネル(管路)に接
続するようになっている(図8参照)。
【0026】洗浄槽2の周囲には、純水の注入口9を設
けている。また、洗浄槽2の底部には、洗浄水や消毒液
を廃棄する排水口10を設けている。この洗浄槽2の周
囲には、更に洗浄液又は消毒液を排出するオーバフロー
口11を備えている。このオーバフロー口11は、洗浄
槽2内に洗浄液を貯溜して内視鏡4を浸漬洗浄すると共
に溢れた洗浄液、消毒液をオーバーフローさせるもので
ある。特に、本発明では消毒液に安価な次亜塩素酸ナト
リウム活性水を用いるので、この消毒液も洗浄槽2内に
貯溜して浸漬消毒すると共に常にフレッシュな消毒液を
供給することができる。更に、洗浄槽2の周囲に内視鏡
4の付属品を同時に洗浄するときに用いるカゴを置くカ
ゴ置場を設けることができる。
【0027】この装置本体1内下部には、図3に示すよ
うに、給水タンク12、洗浄液タンク13と消毒液タン
ク14とを配置してある。洗浄液タンク12には導入管
を通じて給水源、例えば水道に接続されている。そし
て、給水タンク12は給水源からの供給を受け、これを
洗浄用水として貯溜する。導入管の途中には給水を制御
する切換え弁が介挿されている。この切換え弁は給水タ
ンク12に洗浄用水が所定量だけ溜まると自動的に閉じ
て、それ以上の給水を止めるようになっている。
【0028】図4は活性水の生成装置の正断面図であ
る。図5は内視鏡用洗浄消毒装置と活性水生成装置と配
管状態を示す説明図である。図6は次亜塩素酸ナトリウ
ム活性水を生成するフロー図である。本発明の内視鏡用
洗浄消毒装置に隣接して、活性水生成装置15を併設し
ている。この活性水生成装置15は生成装置本体16内
に次亜塩素酸ナトリウムを充填するタンク17と、酸性
側にPH調整するための塩酸、クエン酸、乳酸、酢酸等
を充填するタンク18を備えている。各タンク17,1
8からポンプ19を介して混合するミキシング部20に
供給する。このミキシング部20で生成された次亜塩素
酸ナトリウムの活性水は、装置本体1内の消毒液タンク
14に送るようになっている。
【0029】図7は次亜塩素酸ナトリウムの存在比率と
PHを示すグラフである。次亜塩素酸ナトリウムは、図
示するように、アルカリ性の薬液であり、水で希釈した
だけでは殺菌力の強い次亜塩素酸の成分は、数パーセン
トしか存在しない。この次亜塩素酸ナトリウムの液を酸
性側、例えば弱酸性PH5〜5.5に調整することによ
り、その成分の大半が殺菌力の強い次亜塩素酸となる。
これによって、少量の次亜塩素酸ナトリウムで強力な消
毒効果を有する消毒液とすることができる。本発明はこ
の安価かつ迅速に生成することができる次亜塩素酸ナト
リウム活性水の消毒液を、洗浄槽2においてオーバーフ
ローさせながら内視鏡4の消毒に利用するものである。
【0030】このように生成した次亜塩素酸ナトリウム
活性水の殺菌効果を表1に基づいて説明する。この表1
は次亜塩素酸ナトリウム活性水の芽胞菌(例えば、枯草
菌)に対する殺菌消毒効果の相違を示すものである。こ
の表1の左欄の「活性水」はPH5に調整した次亜塩素
酸ナトリウム活性水を示し、左欄の下に向かって濃度が
高くなっている。同じく左欄の下段の「次亜塩素酸ナト
リウム」は単純な次亜塩素酸ナトリウムの希釈水を示
す。表1の右欄には、これらの試験液に枯草菌の菌液を
添加し、25℃で1分、5分、10分、及び60分間の
作用後の生菌数を示す。この試験結果に表されているよ
うに、60〜200ppmの次亜塩素酸ナトリウム活性
水には高い殺菌、消毒効果があることが確認された。
【0031】
【表1】
【0032】図8は洗浄槽に内視鏡を据え付けた状態を
示す平面図である。次亜塩素酸ナトリウム活性水による
内視鏡洗浄消毒装置を用いて内視鏡4を洗浄消毒する方
法を説明する。先ず、使用後の内視鏡4の汚れを除去す
るために、図示するように、内視鏡洗浄消毒装置の洗浄
槽2に、内視鏡4を曲折して据え付ける。図8の図示例
では2本の内視鏡4を据え付けた状態を示している。こ
の洗浄段階では洗浄槽4内に酵素洗剤を含んだ洗浄水を
貯溜し、常に新たな酵素洗剤を供給して、この洗浄水を
オーバーフローさせながら内視鏡4を浸漬洗浄する。こ
の該内視鏡4から剥離された汚れと、余分な泡等をオー
バーフロー口11より排出する。
【0033】内視鏡4の浸漬洗浄の際に、内視鏡4のチ
ャンネル内を、35℃〜45℃に加温した酵素洗剤を充
填して洗浄する。これは洗浄液を加温することにより、
洗浄効果を高め、内視鏡4を迅速かつ確実に洗浄するた
めである。また、内視鏡4の浸漬洗浄の際に、内視鏡4
のチャンネル内を間欠的に噴射洗浄する。これは洗浄液
をチャンネル内を間欠的に噴射消毒することにより、チ
ャンネル内に付着した汚れを容易に除去するためであ
る。
【0034】この洗浄作業が終了したら次亜塩素酸ナト
リウム活性水による消毒を行う。この消毒では洗浄水供
給動作を停止するとともに洗浄槽2内の洗浄液を排水口
10から排出した後、消毒液用のポンプを作動させるこ
とにより消毒液を吐出ノズル5,7から消毒液を洗浄槽
2に供給する。この次亜塩素酸ナトリウム活性水は、図
5と図6に示すように、内視鏡洗浄消毒装置に隣接して
設けた生成装置15において、タンク17に充填してい
る次亜塩素酸ナトリウムと、タンク18に充填している
酢酸等をポンプ19を介してミキシング部20で混合し
て生成する。このミキシング部20で生成された次亜塩
素酸ナトリウム活性水は、装置本体1内の消毒液タンク
14に送り、ポンプを介して洗浄槽2の吐出ノズル5,
7へ供給する。
【0035】この次亜塩素酸ナトリウムは、従来の消毒
液と比較して安価であるために、常に洗浄槽2内におい
てオーバーフローさせながら内視鏡4の浸漬消毒を行う
ことができる。即ち、この洗浄槽2に貯溜された消毒液
中に内視鏡4を浸漬させると共に、洗浄用カプラ8から
アダプタ用チューブを通じて内視鏡4のチャンネル内に
も消毒液を供給する。内視鏡4が消毒液によって浸漬さ
れる状態をしばらく維持することにより、内視鏡4の外
表面およびそのチャンネル内共に消毒することができ
る。
【0036】この次亜塩素酸ナトリウムでは、この消毒
が終了したら従来のように消毒液タンク12へ消毒液を
回収することなく廃棄して、一連の消毒作業を完了す
る。従来のグルタラール、過酢酸、フタラール製剤等の
薬液のように一定の条件の元繰り返し使用する洗浄消毒
方法では内視鏡4の洗浄消毒時間に約20〜30分間か
かっていたが、本発明の活性水による内視鏡洗浄消毒で
は約10分間で洗浄消毒でき、その処理時間を半分に短
縮できる。
【0037】最後に、内視鏡4に残っている消毒液を洗
い流す濯ぎ作業をする。即ち、水道水をポンプを介して
洗浄槽2の吐出ノズル5,7から内視鏡4の外表面に水
を吹き付けて濯ぎ洗浄し、さらに、洗浄用カプラ8から
アダプタ用チューブを通じて内視鏡4のチャンネル内を
濯ぎ洗浄する。この濯ぎ洗浄作業に使用する水道水は、
給水タンク12に紫外線ランプ21を照射して殺菌した
状態で使用しているので、消毒済みの内視鏡4が濯ぎ洗
浄時において再び汚染されるおそれがなく、その後の乾
燥が不十分であっても、雑菌が再び繁殖するようなこと
がない(図5参照)。
【0038】この実施の形態によれば、活性水生成装置
15を併設する内視鏡洗浄消毒装置において、活性水の
効果を失うこと無しに内視鏡4を消毒することが可能で
あるため、内視鏡4を確実に消毒できる。特に、次亜塩
素酸ナトリウム活性水は内視鏡洗浄消毒装置の管路への
腐食性は上述した従来の消毒液(例えば、過酢酸等)に
比較して低いので、既存の洗浄消毒装置へ容易に適応さ
せることが可能である。そこで、構成部材の大きな設計
変更をせずに組み込むことができる。また、設計変更が
不要であるため、各パーツが元々有する強度や耐性等の
機能を充分に発揮することができる。
【0039】本発明に用いる次亜塩素酸ナトリウム活性
水は、表2に示すように、従来の過酢酸、グルタラー
ル、フタラール等の消毒液と比較して、環境負荷濃度が
極端に低い。この表2は、消毒液それぞれに適した時間
のハイレベル消毒に使用した濃度と、廃棄するときの濃
度とを並べて示したものである。本発明の次亜塩素酸ナ
トリウム活性水は、他の過酢酸消毒液、グルタラール消
毒液、フタラール消毒液と比較して、使用濃度と廃棄濃
度が共に低いので、この次亜塩素酸ナトリウム活性水の
排水を公共用水域に混入させても、水質汚濁の原因にな
らないことを意味する。
【0040】
【表2】
【0041】図9は洗浄槽における吐出ノズルとオーバ
ーフロー口との他の実施の形態を示す平面図である。洗
浄槽2の構成は、図2に示した構成に限定されず、回転
ロータ6に代えて吐出ノズル7を浸漬槽2aの周壁面に
その中央部に向くように傾斜して配置することができ
る。一方、オーバーフロー口11は洗浄槽2の中央に設
けることができる。このように構成すれば、洗浄水と消
毒液を内視鏡4に向けて噴射することにより、内視鏡4
を効率良く洗浄、消毒することが可能になる。
【0042】図10は洗浄槽における吐出ノズルとオー
バーフロー口との他の実施の形態を示す平面図である。
この図10の洗浄槽2は、吐出ノズル7に代えて、浸漬
槽2aの底部に多数の吐出ノズル22を設けることがで
きる。このときもオーバーフロー口11は洗浄槽2の中
央に設ける。このように構成すれば、洗浄水と消毒液を
内視鏡4に向けてバブリングするように噴射することが
でき、即ち泡立つように供給することができ、内視鏡4
の表面の汚れを均一に洗浄、消毒することが可能にな
る。
【0043】なお、本発明は上述した実施の形態のよう
に消毒液としては、次亜塩素酸ナトリウム活性水のみに
限定されるものではなく、安価な消毒液をオーバーフロ
ーさせながら消毒する方法又は装置であれば、この次亜
塩素酸ナトリウム活性水に限定されず他の消毒液を使用
することも可能であり、そのため本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0044】また、洗浄槽2における吐出ノズル5,
7,22とオーバーフロー口11との配置は、常に新た
な消毒液をこの洗浄槽2に供給することにより、内視鏡
4を短時間に洗浄、消毒する構成であれば、図示した配
置に限定されず、そのため本発明の要旨を逸脱しない範
囲内において、それぞれの配置を種々変更することがで
きる。
【0045】更に、上記実施の形態では、次亜塩素酸ナ
トリウム活性水をオーバーフローさせながら消毒する方
法又は装置に用いた形態について説明している。しか
し、この次亜塩素酸ナトリウム活性水は、上述したオー
バーフローさせる消毒方法又は消毒装置に限定されず、
内視鏡4を浸漬槽2a内に浸漬する消毒方法、消毒液を
フロー又は攪拌させる種々の消毒方法又は消毒装置に使
用することも可能であり、そのため本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0046】
【発明の効果】上述したように、本発明の内視鏡洗浄消
毒方法は、消毒液を再使用することなく、常に新たな消
毒液を洗浄槽に供給することにより、内視鏡を確実かつ
短時間に洗浄、消毒することができる。更に、消毒方法
は消毒液を安全に取り扱うと共に、使用後に公共用水域
の水質を汚濁することなく廃棄することができる。
【0047】本発明の内視鏡洗浄消毒装置は、次亜塩素
酸ナトリウム活性水の生成装置を内視鏡洗浄消毒装置内
に設けることにより、消毒液の希釈作業や使用後の中和
・希釈作業が必要なくなるので、消毒液の生成・廃棄作
業が容易になり、かつ作業場所をコンパクトにすること
ができる、等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用洗浄消毒装置の側断面図であ
る。
【図2】洗浄槽を示す平面図である。
【図3】内視鏡用洗浄消毒装置の平面図である。
【図4】内視鏡用洗浄消毒装置の正断面図である。
【図5】内視鏡用洗浄消毒装置と活性水生成装置と配管
状態を示す説明図である。
【図6】次亜塩素酸ナトリウム活性水を生成するフロー
図である。
【図7】次亜塩素酸ナトリウムの存在比率とPHを示す
グラフである。
【図8】洗浄槽に内視鏡を据え付けた状態を示す平面図
である。
【図9】洗浄槽における吐出ノズルとオーバーフロー口
の他の実施の形態を示す平面図である。
【図10】洗浄槽における吐出ノズルとオーバーフロー
口の他の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
2 洗浄槽 2a 浸漬槽 4 内視鏡 5 吐出ノズル 6 回転ロータ 7 吐出ノズル 11 オーバーフロー口 13 洗浄液タンク 14 消毒液タンク 15 消毒液の生成装置 22 吐出ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 満之 東京都文京区本郷三丁目30番5号 昭永産 業株式会社内 (72)発明者 玉川 和彦 徳島県鳴門市瀬戸町明神字丸山85番地1 富田製薬株式会社内 Fターム(参考) 4C061 GG07 GG09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用後の内視鏡(4)の汚れを除去する
    ために、その内視鏡(4)を内視鏡洗浄消毒装置の洗浄
    槽(2)で洗浄し、かつ該内視鏡(4)に付着した細菌
    や芽胞等を死滅させるために消毒液で消毒する内視鏡洗
    浄消毒方法であって、 前記洗浄槽(2)に前記内視鏡(4)を曲折して据え付
    け、 前記洗浄槽(2)内に洗浄液を貯溜し、常に新たな洗浄
    液を供給して、この洗浄液をオーバーフローさせながら
    前記内視鏡(4)を浸漬洗浄し、 該内視鏡(4)から剥離された汚れと、余分な泡等をオ
    ーバーフロー口(11)より排出し、 次に、前記洗浄槽(2)内に消毒液を貯溜し、かつ常に
    新たな消毒液を供給して、この消毒液をオーバーフロー
    させながら前記内視鏡(4)を浸漬消毒を行い、 最後に、前記内視鏡(4)に残っている前記消毒液を洗
    い流す、ことを特徴とする内視鏡洗浄消毒方法。
  2. 【請求項2】 前記消毒液に、次亜塩素酸ナトリウムを
    酸性側にPH調整した次亜塩素酸ナトリウム活性水を用
    いる、ことを特徴とする請求項1の内視鏡洗浄消毒方
    法。
  3. 【請求項3】 前記内視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、該
    内視鏡(4)のチャンネル内を、35℃〜45℃に加温
    した洗浄液を充填して洗浄する、ことを特徴とする請求
    項1又は2の内視鏡洗浄消毒方法。
  4. 【請求項4】 前記内視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、該
    洗浄槽(2)内に前記洗浄液を泡立つように供給する、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3の内視鏡洗浄消毒
    方法。
  5. 【請求項5】 前記内視鏡(4)の浸漬消毒の際に、該
    洗浄槽(2)内に前記消毒液を泡立つように供給する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4の内視鏡洗浄
    消毒方法。
  6. 【請求項6】 前記内視鏡(4)の浸漬洗浄の際に、洗
    浄液を該内視鏡(4)のチャンネル内を間欠的に噴射洗
    浄する、ことを特徴とする請求項1、2、3,4又は5
    の内視鏡洗浄消毒方法。
  7. 【請求項7】 内視鏡(4)を据え付ける洗浄槽(2)
    と、洗浄液タンク(13)及び消毒液タンク(14)
    と、各タンク(13,14)に貯蔵されている洗浄液と
    消毒液を切り替えて前記洗浄槽(2)に順次送液して、
    洗浄、消毒及び濯ぎの順で行う内視鏡洗浄消毒装置であ
    って、 前記洗浄槽(2)に設けた、内視鏡(4)を据え付ける
    ための略円形状に形成した浸漬槽(2a)と、 前記洗浄液又は消毒液を前記浸漬槽(2a)内に吐出す
    る吐出ノズル(5,7)と、 前記洗浄液又は消毒液を排出するオーバーフロー口(1
    1)と、を備えた、ことを特徴とする内視鏡洗浄消毒装
    置。
  8. 【請求項8】 前記吐出ノズル(5)を前記浸漬槽(2
    a)の略中央に設けた、ことを特徴とする請求項7の内
    視鏡洗浄消毒装置。
  9. 【請求項9】 前記吐出ノズル(5)を回転駆動する回
    転ロータ(6)に設けた、ことを特徴とする請求項8の
    内視鏡洗浄消毒装置。
  10. 【請求項10】 前記吐出ノズル(7)を前記浸漬槽
    (2a)の周囲に設けた、ことを特徴とする請求項7の
    内視鏡洗浄消毒装置。
  11. 【請求項11】 前記浸漬槽(2a)の底部に多数の吐
    出ノズル(22)を設けた、ことを特徴とする請求項7
    の内視鏡洗浄消毒装置。
  12. 【請求項12】 前記消毒液の生成装置(15)を前記
    内視鏡洗浄消毒装置に隣接して設けた、ことを特徴とす
    る請求項7、8、9、10又は11の内視鏡洗浄消毒装
    置。
  13. 【請求項13】 前記消毒液の生成装置(15)が、次
    亜塩素酸ナトリウム活性水を生成する装置である、こと
    を特徴とする請求項12の内視鏡洗浄消毒装置。
  14. 【請求項14】 使用後の内視鏡(4)を内視鏡洗浄消
    毒装置の洗浄槽(2)でその汚れを洗浄除去し、更に該
    内視鏡(4)に付着している細菌や芽胞等を死滅させる
    ときに用いる消毒液であって、 次亜塩素酸ナトリウムを酸性側にPH調整することによ
    り生成した次亜塩素酸ナトリウム活性水からなる、こと
    を特徴とする内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液。
  15. 【請求項15】 前記次亜塩素酸ナトリウムの酸性側へ
    のPH調整剤が酢酸である、ことを特徴とする請求項1
    4の内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液。
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