JP2002186355A - 液状種菌接種装置 - Google Patents

液状種菌接種装置

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JP2002186355A
JP2002186355A JP2000389973A JP2000389973A JP2002186355A JP 2002186355 A JP2002186355 A JP 2002186355A JP 2000389973 A JP2000389973 A JP 2000389973A JP 2000389973 A JP2000389973 A JP 2000389973A JP 2002186355 A JP2002186355 A JP 2002186355A
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cultivation
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liquid
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JP2000389973A
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Inventor
Yuichi Maruyama
裕一 丸山
Masaji Osabe
雅二 長部
Masahiko Fujisawa
正彦 藤沢
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、接種作業効率を高めつつ、栽培容
器に供給する種菌の供給量をほぼ一定に保ちながら安定
した種菌充填を行うことのできる液状種菌接種装置を提
供すること。 【解決手段】 栽培容器8を縦横に複数整列して収納し
たコンテナ9を搬入側から供給し、かつ前記栽培容器8
を間欠移送しつつ搬出側へとコンテナ9を搬送する搬送
機構2と、この搬送機構2により間欠移送された前記コ
ンテナ9内の栽培容器8の蓋7を横一列単位で開閉作動
し、かつ所定の間隔を隔てて複数列に配設された蓋開閉
機構12と、この複数列の蓋開閉機構12により蓋7が
開放された横一列単位の栽培容器8に対して所定量の液
状種菌Bを前記栽培容器8内にそれぞれ供給する複数列
に配設された液状種菌供給機構13とを備えてなること
を特徴とする液状種菌接種装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ栽培容器内
に充填した培養基にきのこの種菌を接種する種菌接種装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培容器に充填して殺菌処理
し、その充填した栽培容器の中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培容器の口部
に蓋を被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件下
で菌を培養して工業的に栽培する方法などが行われてい
る。
【0003】この場合、種菌を接種する際、その接種作
業の作業効率を高めるために、栽培容器を作業者が1個
ずつコンテナから取り出すことなくコンテナ毎を搬送コ
ンベアに載せながら接種することができる接種装置が、
たとえば特開昭63ー258519号公報や特開昭63
ー258520号公報などで提案されている。
【0004】この接種装置にあっては、一般的には種菌
自体は大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄養源を配合した
培養基に種菌を種菌瓶内にて繁殖させているものであ
り、その種菌が収容された種菌瓶を逆さ状態にして本体
フレーム側に装着し、この状態で種菌瓶を回転させると
ともに、この種菌瓶の口部から掻き出し刃を設けた掻き
出し軸を回転させながら種菌瓶内に挿入し、その掻き出
し軸を回転させつつ徐々に上昇させながら掻き出し刃に
よって種菌を掻き出し、ホッパーなどを介して栽培容器
内に掻き出された種菌を充填するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また上記従来技術にお
いては、種菌の充填量は一般的に栽培するきのこの種類
によって前記掻き出し軸の回転時間を設定しているた
め、逆さにセットされた種菌瓶の口部の外径寸法と胴部
の外径寸法の差によって種菌の掻き出し量が異なってし
まうことがあったり、また種菌瓶内の種菌自体が固形状
であるため、種菌の掻き出しの際に掻き出される種菌
(大鋸屑)の大きさがばらつくことがあり、この結果、
種菌の充填量にバラツキが生じることがあり、特に種菌
の充填量が所定量以下であった場合、種菌の菌糸が栽培
容器内に繁殖しづらく培養日数がかかってしまうことが
予想される。
【0006】これを避けるために、種菌の掻き出し量を
たとえば光電センサなどを用いて種菌量を検出すること
も考えられるが、センサやその取り付け箇所の汚れなど
により検出精度にバラツキが生じてしまうという虞もあ
る。
【0007】また、前述した従来技術においては、コン
テナ内に縦列と横列とにそれぞれ複数個の栽培容器の蓋
を蓋開閉手段によって開放し、その蓋開放状態のままコ
ンテナを栽培容器とともに前進移送させながら種菌充填
機構の設置位置へと搬送し、その種菌充填機構によって
掻き出された種菌を栽培容器内に充填して接種し、その
接種後に前記コンテナを後退移送しながら蓋を閉塞する
工程を経て一連の種菌接種作業が完了する。
【0008】しかしながら、栽培容器の蓋の開放、種菌
の充填、栽培容器の蓋の閉塞などの各工程の切り換え時
に時間を費やしてしまうため、結果として種菌接種時に
おいて蓋開放時間が長くなってしまうと、栽培容器内に
外部雰囲気に浮遊する雑菌が侵入してしまいやすいとい
う問題もある。
【0009】そこで本発明は、前記従来例の問題を解決
するものであって、その目的とするところは、接種作業
効率を高めつつ、栽培容器に供給する種菌の供給量をほ
ぼ一定に保ちながら安定した種菌充填を行うことのでき
る液状種菌接種装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、栽
培容器を縦横に複数整列して収納したコンテナを搬入側
から供給し、かつ前記栽培容器を間欠移送しつつ搬出側
へとコンテナを搬送する搬送機構と、この搬送機構によ
り間欠移送された前記コンテナ内の栽培容器の蓋を横一
列単位で開閉作動し、かつ所定の間隔を隔てて複数列に
配設された蓋開閉機構と、この複数列の蓋開閉機構によ
り蓋が開放された横列単位の栽培容器に対して所定量の
液状種菌を前記栽培容器内にそれぞれ供給する複数列に
配設された液状種菌供給機構とを備えてなることを特徴
とする液状種菌接種装置である。
【0011】また請求項2の発明では、請求項1におい
て、前記栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作動する蓋開
閉機構を、所定の間隔を介して2列に配設するととも
に、この蓋開閉機構に合わせて前記液状種菌供給機構を
2列に配設してなることを特徴とする液状種菌接種装置
である。
【0012】また請求項3の発明では、請求項2におい
て、前記搬送機構の作動によって間欠移送された最前列
の横一列単位に整列された栽培容器の蓋と、第3列目に
整列された栽培容器の蓋とを2列に配設した前記蓋開閉
機構によって開閉作動し、次いで搬送機構によって間欠
移送された栽培容器の第2列目に整列された栽培容器の
蓋と、第4列目に整列された栽培容器の蓋とを2列に配
設した蓋開閉機構によって開閉作動してなることを特徴
とする液状種菌接種装置である。
【0013】また請求項4の発明では、請求項2におい
て、前記コンテナ内に収納される栽培容器の縦列の本数
を偶数個Nとし、最前列に位置した栽培容器の蓋を横一
列単位で開閉作動する第1の蓋開閉機構の設置位置を基
準として、栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作動する第
2の蓋開閉機構の位置関係を、 (N/2)+1 の縦
列の位置に設定してなることを特徴とする液状種菌接種
装置である。
【0014】また請求項5の発明では、請求項1から請
求項4において、前記蓋開閉機構の開放動作と前記液状
種菌供給機構を前記栽培容器の口部上に移動する動作と
を同期して作動するとともに、前記蓋開閉機構の閉塞動
作と前記液状種菌供給機構を前記栽培容器の口部位置か
ら離脱する移動動作とを同期して作動するようにしてな
ることを特徴とする液状種菌接種装置である。
【0015】また請求項6の発明では、請求項1から請
求項5において、前記蓋開閉機構の蓋開閉動作に応じて
蓋開閉機構を栽培容器の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間
を往復移動させる蓋開閉駆動機構と、前記液状種菌供給
機構を前記栽培容器の口部位置から離脱した位置と栽培
容器の口部上の位置との間を往復移動させる種菌供給駆
動機構とを兼用してなることを特徴とする液状種菌接種
装置である。
【0016】また請求項7の発明では、請求項1から請
求項6において、前記液状種菌供給機構へと前記液状種
菌を供給するために、液状種菌を貯留してなる種菌収納
容器を備えたことを特徴とする液状種菌接種装置。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、コンテナ内
には栽培容器が縦横に複数整列して収納され、そのコン
テナ内に収納された栽培容器の蓋が横一列単位で、かつ
所定の間隔を隔てて複数の列に配設した蓋開閉機構によ
ってそれぞれ開放され、この複数列の蓋開閉機構により
蓋が開放された横一列単位の栽培容器に対して所定量の
液状種菌が栽培容器内に複数列に配設した液状種菌供給
機構を介してそれぞれ供給されて接種され、その接種後
に複数列の前記蓋開閉機構によって蓋が開放されている
横一列単位の栽培容器の口部に前記蓋開閉機構によって
蓋が閉塞されるため、充填接種効率を高めることができ
るものであり、また搬送機構の間欠移送に連れて接種さ
れていない他の横一列単位の栽培容器に対して順次蓋開
閉機構による蓋の開放動作,液状種菌供給機構による液
状種菌の接種動作,蓋開閉機構による蓋の閉塞動作の繰
り返しによりコンテナ内に収納された栽培容器が横一列
単位で連続して接種することができるとともに、接種後
において前記搬送機構によりコンテナ内の栽培容器が搬
出側へと移送される。
【0018】請求項1において、請求項2の発明では、
栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作動する蓋開閉機構
を、所定の間隔を介して2列に配設するとともに、この
蓋開閉機構に合わせて液状種菌供給機構を2列に配設し
てなることにより、横一列単位にて2列を同時に蓋を開
放し、2列に配設した液状種菌供給機構によって液状種
菌を充填接種した後、前記蓋開閉機構により開放された
2列の栽培容器に対して蓋を閉塞することができ、接種
効率を高めつつ、雑菌侵入を極力抑えることができる。
【0019】請求項2において、請求項3の発明では、
搬送機構の作動によって間欠移送された最前列の横一列
単位に整列された栽培容器の蓋と、第3列目に整列され
た栽培容器の蓋とを2列に配設した前記蓋開閉機構によ
って開閉作動し、次いで搬送機構によって間欠移送され
た栽培容器の第2列目に整列された栽培容器の蓋と、第
4列目に整列された栽培容器の蓋とを2列に配設した蓋
開閉機構によって開閉作動してなることにより、搬送機
構の間欠移送に合わせてコンテナ内の栽培容器に液状種
菌を効率よく接種することができる。
【0020】請求項2において、請求項4の発明では、
コンテナ内に収納される栽培容器の縦列の本数を偶数個
Nとし、最前列に位置した栽培容器の蓋を横一列単位で
開閉作動する第1の蓋開閉機構の設置位置を基準とし
て、栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作動する第2の蓋
開閉機構の位置関係を、 (N/2)+1 の縦列の位
置に設定してなることにより、コンテナ内に収容される
栽培容器の縦列の本数が変わったとしても蓋開閉機構の
設置位置を栽培容器の縦列の数に合わせて設定すること
により、コンテナ内の栽培容器を間欠移送しながら栽培
容器を横一列単位で所定の間隔を置いて自動的に2列づ
つ接種作業を行うことができる。
【0021】請求項1から請求項4において、請求項5
の発明では、蓋開閉機構による蓋の開放動作に連れて液
状種菌供給機構が栽培容器の口部上に同期して移動する
とともに、次いで液状種菌供給機構により液状種菌を栽
培容器に供給した後、蓋開閉機構による蓋の閉塞動作と
液状種菌供給機構を前記栽培容器の口部位置から離脱す
る移動動作とを同期して作動することによって、液状種
菌の接種作業能率を高めることことができ、栽培容器の
蓋の開放時間を極力短縮して雑菌の侵入を抑制すること
が可能となる。
【0022】請求項1から請求項5において、請求項6
の発明では、蓋開閉機構の蓋開閉動作に応じて蓋開閉機
構を栽培容器の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を往復移
動させる蓋開閉駆動機構と、液状種菌供給機構を栽培容
器の口部位置から離脱した位置と栽培容器の口部上の位
置との間を往復移動させる種菌供給駆動機構とを兼用し
てなることによって、蓋開閉および液状種菌の接種動作
などの一連の作動を安定して行うことができる。
【0023】請求項1から請求項6において、請求項7
の発明では、前記液状種菌供給機構へと液状種菌を供給
するために、液状種菌を貯留してなる種菌収納容器を備
えたことにより、液状種菌を種菌収納容器から順次供給
することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る液状種菌接種装置の第1
実施例を図1から図15を参照にして説明する。液状種
菌接種装置本体の機枠1の略全長に渡りコンベヤからな
る搬送機構2が設けられ、この搬送機構2は操作パネル
3のスイッチの操作により起動,停止が可能に設けられ
ており、前記機枠1の両端側にそれぞれ複数個のスプロ
ケットホイール4が軸支され、機枠1の両端に設けられ
た前記スプロケットホイール4間にエンドレスのチェー
ン5が平行に掛け渡されており、駆動源側となる前記ス
プロケットホイール4にはモータ6による回転力が伝達
されるようになっている。
【0025】そして、大鋸屑や米ぬかなどの培養基Cが
充填され蓋7で密封された栽培容器8をたとえば縦列4
個,横列4個を収納したプラスチック製のコンテナ9を
移送始端側におけるコンベヤからなる搬送機構2のチェ
ーン5上に載せ、その搬送機構2を始動させるとチェー
ン5の走行によってコンテナ9を移送終端側に向けて搬
送できるようになっている。
【0026】前記機枠1に設けられた搬送機構2によっ
て、栽培容器8を縦横に複数整列して収納したコンテナ
9を搬入側から種菌を接種する領域へと移送し、かつそ
の種菌の接種領域にて前記コンテナ9とともに栽培容器
8を間欠的に移送するように構成している。この場合、
栽培容器8が適正な種菌接種領域に到達した際に搬送機
構2を介して送られてくるコンテナ9を停止する手段と
して、この実施例においてはストッパピン10Aを備え
たストッパ機構10が設けられるとともに、コンテナ9
内の栽培容器8を位置規整しつつ蓋7を開閉作動する際
に栽培容器8を位置決め保持可能とする容器位置決め機
構11が設けられている。
【0027】この場合、コンテナ9を所定の位置で停止
するためのコンテナ9のストッパ機構10に設けられた
ストッパピン10Aの間隔は、コンテナ9内に収納され
ている栽培容器8の縦列に整列された栽培容器8の間隔
に合わせて2列に配設されており、このストッパ機構1
0の各ストッパピン10Aは駆動手段であるエアシリン
ダ10Bを介して上下動可能に設けられるとともに、各
ストッパピン10Aがそれぞれ独立して搬送機構2の搬
送面より上方に向かって常時弾発付勢されて設けられて
いる。
【0028】この容器位置決め機構11によって種菌接
種領域にて位置決め配列された栽培容器8は、種菌接種
領域の上方位置にて栽培容器8の蓋7を開閉作動する蓋
開閉機構12が設けられており、この実施例では、コン
テナ9内に縦列4個,横列4個を収納した栽培容器8の
最前列位置に配列された横一列単位の蓋7を開閉作動す
るための蓋開閉機構12と、コンテナ9内の最前列を基
準として3列目に整列された栽培容器8の蓋7を開閉作
動する蓋開閉機構12とが2列に配列されている。
【0029】また2列に配列された蓋開閉機構12の作
動によって栽培容器8の最前列位置に整列された横一列
単位の蓋7と、3列目に整列された横一列単位の蓋7と
の開放時に、最前列と3列目に整列された横一列単位で
蓋7が開放された最前列と3列目に整列されている横一
列単位の栽培容器8内の培養基Cに対して、それぞれの
列単位に液状種菌Bを2列に配列した液状種菌供給機構
13を介して噴射し、前記開放された栽培容器8内に液
状種菌Bを充填して接種するように構成しており、この
接種後に蓋開閉機構12の復帰作動によって蓋7を栽培
容器8に閉塞した後、搬送機構2によってコンテナ9を
間欠的に移送してコンテナ9内の栽培容器8の第2列目
と第4列目に整列されている栽培容器8の蓋7を前記2
列に配列された蓋開閉機構12によって開閉作動すると
ともに、同様に2列に配列した液状種菌供給機構13に
よって液状種菌Bを噴射して栽培容器8内に接種してコ
ンテナ9内の全ての栽培容器8の培養基Cに対して接種
が完了した後、搬送機構2によりコンテナ9を搬出側へ
と移送するようにしている。
【0030】また本発明の液状種菌Bを栽培容器8内に
供給する2列に配列された液状種菌供給機構13として
は、それぞれの液状種菌供給機構13には、前記栽培容
器8が通過する上方側に位置して、前記横一列の個数で
ある4個の栽培容器8と同数の噴射ノズル14を備えた
液状種菌噴射シリンダ15が設置されており、この各液
状種菌噴射シリンダ15にはそれぞれ柔軟性を有するパ
イプ16が接続されるとともに、このパイプ16は液状
種菌Bを収容する種菌収納容器17側と接続固定されて
おり、また前記液状種菌噴射シリンダ15の内部には、
図示しないが前記液状種菌Bの供給,遮断をするための
噴射開閉弁が設けられ、この噴射開閉弁の開閉用として
エアを供給するためのチューブ18が噴射ノズル14を
備えた液状種菌噴射シリンダ15に取り付け固定されて
構成されている。
【0031】なお、この実施例においては、図1に示す
ように、種菌収納容器17から液状種菌Bをパイプ16
を介して噴射ノズル14側へと供給するために、コンプ
レッサなどからなる加圧気体供給機構19によってフィ
ルタ20を介して種菌収納容器17内にエア圧を加える
ように構成するとともに、図示しないが前記液状種菌噴
射シリンダ15の内部に設けられた液状種菌Bの供給,
遮断を行う噴射開閉弁を作動するために、その噴射開閉
弁にエアを供給するコンプレッサなどからなる加圧気体
供給機構19Aが設けられ、この加圧気体供給機構19
Aと噴射開閉弁が設けられた液体種菌噴射シリンダ15
との間にフィルタ20Aを介して前記チューブ18が接
続されるとともに、フィルタ20Aと液体種菌噴射シリ
ンダ15との間に加圧気体であるエアの供給,遮断を行
う電磁弁Dを介在している。
【0032】この場合、各フィルタ20,20Aは加圧
気体供給機構19,19Aから送り出されるエアを浄化
するために設けられているものであり、種菌収納容器1
7内に雑菌が入り込まないようにしたり、液状種菌噴射
シリンダ15の内部に雑菌が入り込まないように構成し
ている。
【0033】また栽培容器8の横一列単位の個数に合わ
せて、前記液状種菌供給機構13に設けられた4個の噴
射ノズル14を備えた液状種菌噴射シリンダ15は、そ
れぞれノズル固定部材21を介して着脱可能にプレート
状のノズル取付部材22に固定保持されるとともに、こ
のノズル取付部材22は支持プレート23に着脱可能に
取り付け固定され、この支持プレート23はエアシリン
ダ24の作動によって上下方向に往復移動可能に設けら
れ、このエアシリンダ24はシリンダ支持板25上に固
定されており、このシリンダ支持板25の下端側に取り
付け固定された駒部25Aが本体フレーム1側に設けら
れた案内ロッド26に沿って水平方向に往復移動可能に
配設されている。
【0034】また種菌接種領域において、2列に配列さ
れた栽培容器8の蓋7を開閉作動するそれぞれの前記蓋
開閉機構12は、本願出願人が先に提案した特開平5−
103542号公報等に示されているように、横一列に
位置決め配列された栽培容器8の蓋7をその上面および
下面から挟着可能な対をなす固定挟着部材27および挟
着シャフトからなる可動挟着部材28を設け、可動挟着
部材28を進退しこの可動挟着部材28と固定挟着部材
27間に横一列単位の各蓋7を挟着およびその解除を行
う挟着部材開閉手段となるエアシリンダ29がそれぞれ
設けられ、この各シリンダ29は接種装置本体の機枠1
の幅方向に沿って設けられたシリンダ保持板30上に取
り付け固定されるとともに、このシリンダ保持板30の
端部に逆T字状のリンクアーム部材からなる伝達移動手
段31が取り付け固定され、前記シリンダ保持板30上
に取り付けられた固定挟着部材27、可動挟着部材28
およびエアシリンダ29は前記リンクアーム部材31
(伝達移動手段31)を介して前記栽培容器8の蓋閉塞
位置と蓋開放位置との間を移動可能に設けて構成してい
るものであり、この場合、前記リンクアーム部材31
は、機枠1に設けられた支軸32を介して回動可能に設
けられている。
【0035】また前記搬送機構2の下方側には、駆動シ
リンダ33が設けられ、この駆動シリンダ33に設けら
れたロッド34の先端部が前記リンクアーム部材31の
端部に枢着されて連結固定されるとともに、このリンク
アーム部材31の端部側と、前記案内ロッド26に沿っ
て往復移動可能に配設されたシリンダ支持板25に取り
付け固定された駒部25A側との間に連結ロッド35の
両端部が枢着されて連結固定されている。
【0036】この実施例においては、前記駆動シリンダ
33によって、蓋開閉機構12の蓋開閉動作に応じて蓋
開閉機構12を栽培容器8の蓋閉塞位置と蓋開放位置と
の間を往復移動させる蓋開閉駆動手段と、前記液状種菌
供給機構13を前記栽培容器8の口部位置から離脱した
位置と栽培容器8の口部上の位置との間を往復移動させ
る種菌供給駆動手段とを兼用して構成しており、これに
より、前記蓋開閉機構12の開放動作と前記液状種菌供
給機構13を前記栽培容器8の口部上に移動する動作と
が同期して作動されるとともに、前記蓋開閉機構12の
閉塞動作と前記液状種菌供給機構13を前記栽培容器8
の口部位置から離脱する移動動作とが同期して作動され
るように構成している。
【0037】なお、この第1実施例では、液状種菌接種
装置において、種菌接種装置の本体のほぼ中央位置を基
準として、横一列単位の栽培容器8の蓋7を開閉作動す
る蓋開閉機構12と、横一列単位の栽培容器8内に液状
種菌Bを噴射して接種する液状種菌供給機構13とを一
組として、左右対称に2組の蓋開閉機構12,12と液
状種菌供給機構13,13とが設けられ、換言すれば、
種菌接種領域には2列に配列された蓋開閉機構12,1
2と、2列に配列された液状種菌供給機構13,13と
が設けられているものであり、場合によっては左右対称
に設けることなく同一形態の蓋開閉機構と液状種菌供給
機構とを一組として2連に設置するように構成してもよ
い。
【0038】次に前述した構成において、液状種菌接種
装置の作用を説明する。先ず、所定数の蓋7付きの栽培
容器8を収納したコンテナ9を搬送機構2上に載置して
コンテナ9を移送し、そのコンテナ9が種菌接種領域に
到達すると、搬送機構2の搬送面上に対して出没可能に
上下動するストッパ機構10に設けられたストッパピン
10Aによってコンテナ9の前端側が位置規制されて停
止保持され、この停止時においてコンテナ9の位置を図
示しないセンサによって検知すると、一連の接種工程が
作動するよう構成している。(図2を参照)なお、この
場合、容器位置決め機構11によって、事前にコンテナ
9内の栽培容器8の肩部を位置規制したり、あるいは接
種時において、一連の接種工程と連動させて蓋7を開閉
作動する際に栽培容器8を位置決め保持するように設け
ている。
【0039】この栽培容器8の位置決め固定時に、エア
シリンダ29の作動により、図10の状態から図11の
状態へと移行し、最前列に位置した横一列に位置決め配
列された栽培容器8の蓋7と、第3列目に位置した横一
列単位に位置決め配列された栽培容器8の蓋7とが、そ
れぞれの可動挟着部材28によってその上面から押圧さ
れ、下面に設けられた固定挟着部材27と前記可動挟着
部材28との間で蓋7が挟着保持される。
【0040】次いで容器位置決め機構11による位置決
めが行われ、蓋7が挟着保持された後に、図3に示すよ
うに、駆動シリンダ33の作動に伴って支軸32を基点
としてリンクアーム部材31がロッド34の動きに連れ
て回動し、このリンクアーム部材31に取り付けられて
いる蓋開閉機構12により蓋7が蓋開放位置まで回動
し、この蓋開放動作に同期してリンクアーム部材31の
端部に取り付けられた連結ロッド35を介して前記シリ
ンダ支持板25に取り付け固定された駒部25Aが前記
本体フレーム1側に設けられた案内ロッド26に沿って
移動し、このシリンダ支持板25の移動によって液状種
菌供給機構13に設けられた4個の噴射ノズル14は、
栽培容器8の口部位置、すなわち、蓋7を取り外した栽
培容器8の真上に移行される。(図3,図7,図12な
どを参照)
【0041】続いて、エアシリンダ24の作動によって
噴射ノズル14が栽培容器8の口部位置へと接近あるい
はその口部内に挿入配置される。(図4,図8を参照)
【0042】その後、図5,図9および図13などに示
すように、前記蓋開閉機構12による栽培容器8の蓋7
の開放時に、蓋7が開放された横一列単位の栽培容器8
内の培養基Cに対して列単位に液状種菌Bが液状種菌供
給機構13を介して噴射され、前記開放された栽培容器
8内に液状種菌Bが充填されて接種される。
【0043】この際、種菌収納容器17内には、コンプ
レッサなどからなる加圧気体供給機構19によってエア
圧を加えることによって種菌収納容器17内の内圧が高
められ、この実施例においては液状種菌Bが噴射ノズル
14側のパイプ16へと押し出され、液状種菌Bの噴射
時、すなわち図示はしないが噴射ノズル14の内部に設
けられた噴射開閉弁を開放,遮断を行うためにチューブ
18に加圧気体供給機構19Aによってエアを供給して
前記噴射開閉弁を開放することによって液状種菌Bが噴
射ノズル14から噴射される。
【0044】液状種菌Bが噴射ノズル14によって所定
量充填された後、前記エアシリンダ24の復帰作動によ
って噴射ノズル14が栽培容器8の口部位置から離れ、
その後駆動シリンダ33のロッド34の復帰作動により
噴射ノズル14が栽培容器8の位置から退避移動して復
帰すると同時に、蓋開閉機構12の回転復帰作動によっ
て液状種菌Bが接種された横一列の栽培容器8の蓋7が
被嵌される。
【0045】従って、前記蓋開閉機構12と液状種菌供
給機構13とによる一連の工程を順次作動することによ
って、種菌接種領域にてコンテナ9の移送方向に対して
最前列の栽培容器8と第3列目の栽培容器8とをそれぞ
れ横一列単位にて接種することができる。
【0046】そして、最前列の栽培容器8を基準とする
一連の接種工程が終了すると、コンテナ9の前端部を停
止保持していたストッパピン10Aがエアシリンダ10
Bを介して一旦下方へ下がった後に上方へと復帰作動す
るとともに、搬送機構2が作動することによってコンテ
ナ9が搬出方向へと移送される。このコンテナ9の移送
動作により、最初にコンテナ9の前端部を停止保持して
いたストッパピン10Aも上方へと復帰作動しようとす
るがコンテナ9の搬送作動により今まで停止保持してい
たストッパピン10Aは、その上端部分がコンテナ9の
底面部分に突き当たる。しかしながら、ストッパピン1
0Aの上方への弾発付勢力を弱く設定しているためにコ
ンテナ9の搬送を妨げることなくスムーズに移送するこ
とができるものであり、ストッパ機構10の次の列に設
けられた他のストッパピン10Aによってコンテナ9の
前端側が停止保持される。
【0047】またコンテナ9の停止時において、前述し
たように蓋開閉機構12と液状種菌接種機構13とによ
って栽培容器8の第2列目を基準とする一連の接種工程
が行われることにより、第2列目の栽培容器8と第4列
目の栽培容器8とを図14に示すように接種することが
でき、これによりコンテナ9内の栽培容器8の全てを接
種することができる。
【0048】またコンテナ9内の全ての栽培容器8の接
種工程が終了すると、図15に示されるように、ストッ
パ機構10のストッパピン10Aをエアシリンダ10B
を介して一旦下方へ下げた後に上方へと復帰作動し、か
つ搬送機構2により接種済みの栽培容器8を収納したコ
ンテナ9が搬出側へと移送されるとともに、新たに接種
を行う栽培容器8を収納したコンテナ9が搬送機構2の
搬入側から供給されることによって連続して接種作業を
行うことができる。
【0049】従って、横一列単位の栽培容器8に対して
順次複数列(実施例では2列)に配列した蓋開閉機構1
2による蓋7の開放動作,液状種菌供給機構13による
液状種菌Bの接種動作,蓋開閉機構12による蓋7の閉
塞動作の繰り返し作動によってコンテナ9内に収納され
た栽培容器8を横一列単位で連続して接種することがで
き、これにより、液状種菌Bの接種作業能率を高めるこ
とことができるとともに、横一列を列単位として栽培容
器8の蓋7の開閉動作と接種動作とを行うため、栽培容
器8の蓋7の開放時間を極力短縮することができ、雑菌
の侵入を抑制することも可能となる。
【0050】また、図16から図20は本願発明の第2
実施例を示すもので、前述した第1実施例と基本形態は
ほとんど同様に構成するものであり、機枠1の略中央位
置には、栽培容器8を縦横に複数整列して収納したコン
テナ9を搬入側から種菌を接種する領域へと移送し、か
つその種菌の接種領域にて前記コンテナ9とともに栽培
容器8を搬送機構2によって間欠的に移送するように構
成している。この場合、コンテナ9内には栽培容器8が
縦列6個,横列4個整列して収納されており、前記栽培
容器8が適正な種菌接種領域に到達した際に前記搬送機
構2を介して送られてくるコンテナ9を停止するストッ
パ機構10が設けられ、このストッパ機構10には、ス
トッパピン10Aを搬送方向に対して3列に並べて設け
ている。
【0051】また3列に並べられたそれぞれのストッパ
ピン10Aの間隔は、コンテナ9内に収納されている栽
培容器8の縦列に整列された栽培容器8の間隔に合わせ
て配設されており、この各ストッパピン10Aは搬送機
構2の上方に向かってそれぞれが独立して常時弾発付勢
するように設けられるとともに、前述した第1実施例と
同様に駆動手段であるエアシリンダ10Bを介して上下
動可能に設けられている。
【0052】またこの第2実施例では、コンテナ9内に
縦列6個,横列4個を収納した栽培容器8の最前列位置
に配列された横一列単位の蓋7を開閉作動するための蓋
開閉機構12と、コンテナ9内の最前列を基準として4
列目に整列された栽培容器8の蓋7を開閉作動する蓋開
閉機構12とが2列に配列されて構成されている。
【0053】また2列に配列された前記蓋開閉機構12
に合わせて、栽培容器8の最前列位置と、コンテナ9内
の最前列を基準として4列目位置とに液状種菌Bを噴射
して接種するための種菌供給機構13が2列に配列され
て構成されている。
【0054】この第2実施例では、液状種菌接種装置に
おいて、横一列単位の栽培容器8の蓋7を開閉作動する
蓋開閉機構12と、横一列単位の栽培容器8内に液状種
菌Bを噴射して接種する液状種菌供給機構13とを一組
として、同一形態の蓋開閉機構12と液状種菌供給機構
13とが2連に設置して構成されている。
【0055】前述した構成からなる第2実施例において
は、2列に配列された蓋開閉機構12の作動によって栽
培容器8の最前列位置に整列された横一列単位の蓋7
と、4列目に整列された横一列単位の蓋7との開放時
に、最前列と4列目に整列された横一列単位で蓋7が開
放された最前列と4列目に整列されている横一列単位の
栽培容器8内の培養基Cに対して、図17に示すよう
に、それぞれの列単位に液状種菌Bを2列に配列した液
状種菌供給機構13の噴射ノズル14を介して噴射し、
前記開放された栽培容器8内に液状種菌Bを充填して接
種し、この接種後に蓋開閉機構12の復帰作動によって
蓋7を栽培容器8に閉塞することによって最前列の栽培
容器8を基準とする一連の接種工程が終了する。
【0056】そして、最前列の栽培容器8を基準とする
一連の接種工程が終了すると、コンテナ9の前端部を停
止保持していたストッパピン10Aがエアシリンダ10
Bを介して一旦下方へ下がった後に上方へと復帰作動
し、搬送機構2が間欠的に作動することによってコンテ
ナ9が搬送機構2にて間欠移送される。この時、最初の
接種工程においてコンテナ9の前端部を停止保持してい
たストッパピン10Aが上方へと復帰作動し、コンテナ
9の底面にストッパピン10Aが突き当たる状態となる
がストッパピン10Aの上方への弾発付勢力を弱く設定
しているためコンテナ9の搬送を妨げることなく間欠的
に移送することができ、ストッパ機構10の次の列に配
設された他のストッパピン10A(中央に位置したスト
ッパピン10A)によってコンテナ9の前端側が停止保
持される。(図18参照)
【0057】このコンテナ9の停止時において、コンテ
ナ9内の栽培容器8の第2列目と第5列目に整列されて
いる栽培容器8の蓋7を2列に配列されたそれぞれの蓋
開閉機構12によって開閉作動するとともに、図18に
示すように、同様にして2列に配列したそれぞれの液状
種菌供給機構13の噴射ノズル14によって液状種菌B
を第2列目と第5列目に整列されている栽培容器8内に
噴射して接種し、次いで蓋7を蓋開閉機構12の復帰作
動によって閉塞することにより、第2列目の栽培容器8
を基準とする一連の接種工程が終了する。
【0058】また第2列目の栽培容器8を基準とする一
連の接種工程が終了すると、コンテナ9の前端部を停止
保持していたストッパピン10Aが同様にして一旦下方
へ下がった後に上方へと復帰作動し、搬送機構2が作動
することによってコンテナ9が搬送機構2にて間欠移送
される。この時、手前側と中央側に位置しているストッ
パピン10Aが上方へ復帰作動する際にコンテナ9の底
面に接触してしまうが、ストッパピン10Aの上方への
弾発付勢力が弱く設定されているためにコンテナ9自体
の搬送を妨げることなく間欠的に移送することができる
ものであり、この移送によって最前列に配置されたスト
ッパピン10Aによってコンテナ9の前端側が停止保持
される。(図19参照)
【0059】また搬送方向に対して最前列に位置したス
トッパピン10Aによってコンテナ9が停止されると、
コンテナ9内の栽培容器8の第3列目と最後尾の第6列
目に整列されている栽培容器8の蓋7が2列に配列され
ているそれぞれの蓋開閉機構12によって開閉作動され
るとともに、図19に示すように、同様にして2列に配
列したそれぞれの液状種菌供給機構13の噴射ノズル1
4によって液状種菌Bを第3列目と第6列目に整列され
ている栽培容器8内に噴射して接種し、次いで蓋7を蓋
開閉機構12の復帰作動によって閉塞することにより、
第3列目の栽培容器8を基準とする一連の接種工程が終
了することとなり、この結果、コンテナ9内の全ての栽
培容器8の培養基Cに対して接種作業工程が完了する。
【0060】コンテナ9内の全ての栽培容器8の培養基
Cに対して接種作業工程が完了すると、ストッパピン1
0Aが下方へ下がると同時に搬送機構2の作動によって
コンテナ9が搬出側へと移送されるとともに、新たに接
種を行う栽培容器8を収納したコンテナ9を搬送機構2
の搬入側から供給することによって連続して接種作業を
行うことができる。(図20参照)
【0061】従って、この第2実施例においても、前述
した第1実施例と同様に横一列単位の栽培容器8に対し
て順次複数列(実施例では2列)に配列した蓋開閉機構
12による蓋7の開放動作,液状種菌供給機構13によ
る液状種菌Bの接種動作,蓋開閉機構12による蓋7の
閉塞動作の繰り返しに基づいてコンテナ9内に収納され
た栽培容器8が横一列単位で連続して接種することがで
き、これにより、液状種菌Bの接種作業能率を高めるこ
とことができるとともに、横一列を列単位として栽培容
器8の蓋7の開閉動作と接種動作とを行うため、栽培容
器8の蓋7の開放時間を極力短縮することができ、雑菌
の侵入を抑制することも可能となる。
【0062】また前述した実施例では、コンテナ9内に
収納する栽培容器8の数として第1実施例では縦列4
個,横列4個とし、第2実施例では縦列6個,横列4個
として設定していたものを例に示して説明した、栽培容
器や蓋の大きさ、形状あるいはコンテナの大きさや形態
などの差異により、そのコンテナ内に収納される本数が
異なることがあるが、前述した各実施例のように横一列
単位で2列に配列する蓋開閉機構12にあっては、本願
発明による液状種菌接種装置におけるコンテナ9内に収
容される本数として縦列については偶数個Nが望まし
い。
【0063】すなわち、2列による蓋開閉機構12ある
いは液状種菌供給機構13では、常に偶数列ずつ接種作
業が行われるため、接種処理のための縦列の本数も偶数
個Nに合わせることで切り換え作動を簡便に行うことが
できるものであり、もし仮に栽培容器8の本数が奇数個
であった場合、コンテナ9内における最終工程時におけ
る最後尾側にて動作する液状種菌供給機構13の噴射作
動のみを停止することによって賄うことは可能である。
【0064】また前述した各実施例のように、2列に配
列する蓋開閉機構12にあっては、コンテナ9内に収納
される栽培容器8の縦列の本数を偶数個Nとし、最前列
に位置した栽培容器8の蓋7を横一列単位で開閉作動す
る第1の蓋開閉機構12の設置位置を基準として、栽培
容器8の蓋7を横一列単位で開閉作動する第2の蓋開閉
機構12の位置関係を、 (N/2)+1 の縦列の位
置に設定してなることにより、コンテナ9内に収容され
る栽培容器8の縦列の本数が変わったとしても、蓋開閉
機構12の設置位置を栽培容器8の縦列の数、たとえば
N=8個 であった場合、第2の蓋開閉機構12の設
置位置を (8/2)+1=5 すなわち、5列目に相
当する栽培容器8の位置に合わせて設定することによ
り、コンテナ9内の栽培容器8を間欠移送しながら栽培
容器8を横一列単位で所定の間隔を置いて自動的に2列
づつ接種作業を行うことができる。
【0065】なお本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形
実施が可能であり、実施例においては、最前列に位置し
た横一列単位の栽培容器8を基準にして接種するため
に、搬送機構2によってコンテナ9を送り出しながら間
欠的に移送,停止を設定する手段としてコンテナ9の前
端部を基準に停止するストッパ機構10によってコンテ
ナ9を停止するようにしていたが、たとえば前記ストッ
パ機構10を用いることなく搬送機構2の作動をモータ
の回転制御のみにて搬送機構2の停止位置を割り出すよ
うに設定してもよいものである。
【0066】また種菌の接種領域において栽培容器8を
所定位置に停止する検出手段として実施例においては、
コンテナ9の前端部の位置を検出センサにて読み取って
搬送機構2の作動制御を行っていたが、たとえば栽培容
器8が搬送されてくる位置関係に検出センサを配置し、
その検出センサにて栽培容器8を検知し、その検知信号
に基づき所定の種菌接種領域に栽培容器8が到達した時
点にて搬送機構2の移送を停止するようにしてもよい。
【0067】またコンテナ9内の栽培容器8を位置規整
しつつ蓋7を開閉作動する際に栽培容器8を位置決め保
持可能とする容器位置決め機構11が設けられている
が、その位置決め手段として栽培容器8の肩部を押さえ
て保持するレール状の保持部材であってもよく、アーム
状の押さえ板を可動的に設けてもよいものであり、少な
くとも蓋7の開閉作動時において栽培容器8の規整保持
がなされるものであればよい。
【0068】また実施例における蓋開閉機構12として
は、横一列に位置決め配列された栽培容器8の蓋7をそ
の上面および下面から挟着可能な対をなす固定挟着部材
27および挟着シャフトからなる可動挟着部材28を設
け、可動挟着部材28を進退しこの可動挟着部材28と
固定挟着部材27間に横一列単位の各蓋7を挟着および
その解除を行うエアシリンダ29が設けられていたが、
挟着爪からなる蓋開閉機構を適用するとともに、蓋7を
栽培容器8に対して離脱するために蓋体上下動移動手段
を設け、この蓋体上下動移動手段の作動により離脱した
蓋7を栽培容器8の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を往
復移動させるように構成してもよい。
【0069】また液状種菌供給機構13を栽培容器8の
口部位置から離脱した位置と、栽培容器の口部上の位置
との間を往復移動させる際に、実施例においては蓋開閉
機構12の作動に妨げとならないように液状種菌供給機
構13に設けられた噴射ノズル14を駆動シリンダ33
の作動によって案内ロッド26に沿って水平方向に往復
移動可能に配設するとともに、前記栽培容器8の真上位
置から栽培容器8へと接近,離反するようにエアシリン
ダ24によって上下方向に往復移動可能に設けて構成し
ていたが、場合によっては液状種菌供給機構13を水平
方向に往復移動する構造のみを採用してもよいものであ
り、また栽培容器8の横一列単位の種菌接種領域の位置
関係に合わせて栽培容器8の真上位置にて液状種菌供給
機構13を上下動する構造を採用してもよいものであ
り、その際、蓋開閉機構12の作動に妨げとならないよ
うに設定してあればよい。
【0070】また上述した各実施例にあっては、保守,
点検あるいは殺菌処理のために、液状種菌Bを供給する
側である噴射ノズル14やパイプ16,チューブ18な
どは部品交換作業あるいは洗浄作業,消毒作業などを行
う必要(場合)があるため、脱着ノブなどの固定手段に
よって簡単に手動にて交換することができるように構成
している。
【0071】また栽培容器8の高さ寸法,大きさ,コン
テナ9内に収納される位置関係などに合わせて噴射ノズ
ル14のセット位置を調整移動可能に設けて構成するこ
とにより、栽培容器8内に液状種菌Bを良好に噴射させ
て接種することができる。
【0072】また種菌収納容器17内の液状種菌Bがな
くなった時は、液状種菌Bが充填されている別の種菌収
納容器17にチューブやパイプなどを切り換えて接続す
ることにより種菌収納容器17の交換作業を良好に行う
ことができ、場合によっては複数個の種菌収納容器17
を用意し、種菌収納容器17内の液状種菌Bがなくなっ
た際に、バルブの切り換えにより簡単に行うことも可能
である。
【0073】また前述した各実施例にあっては蓋開閉機
構12を栽培容器8の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を
往復移動させる蓋開閉駆動手段と、液状種菌供給機構1
3を栽培容器8の口部位置から離脱した位置と栽培容器
8の口部上の位置との間を往復移動させる液状種菌供給
駆動手段とを兼用して駆動シリンダ33によって構成し
ていたが、それぞれの駆動手段を個別に設けてもよいも
のであり、またその駆動手段としてカム機構やモータな
どの駆動手段を用いて作動するようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、栽培容器を縦横に複数整列して収納したコンテ
ナを搬入側から供給し、かつ前記栽培容器を間欠移送し
つつ搬出側へとコンテナを搬送する搬送機構と、この搬
送機構により間欠移送された前記コンテナ内の栽培容器
の蓋を横一列単位で開閉作動し、かつ所定の間隔を隔て
て複数列に配設された蓋開閉機構と、この複数列の蓋開
閉機構により蓋が開放された横一列単位の栽培容器に対
して所定量の液状種菌を前記栽培容器内にそれぞれ供給
する複数列に配設された液状種菌供給機構とを備えてな
ることを特徴とする液状種菌接種装置であり、複数列の
蓋開閉機構により蓋が開放された横一列単位の栽培容器
に対して所定量の液状種菌が栽培容器内に複数列に配設
した液状種菌供給機構を介してそれぞれ供給されて接種
され、その接種後に複数列の前記蓋開閉機構によって蓋
が開放されている横一列単位の栽培容器の口部に前記蓋
開閉機構によって蓋が閉塞されるため、液状種菌の充填
接種作業効率を高めることができるものであり、加えて
蓋の開放時間を極力短縮することによって雑菌の侵入を
抑制することが可能となり、また搬送機構の間欠移送に
連れて接種されていない他の横一列単位の栽培容器に対
して順次蓋開閉機構による蓋の開放動作,液状種菌供給
機構による液状種菌の接種動作,蓋開閉機構による蓋の
閉塞動作の繰り返しによりコンテナ内に収納された栽培
容器が横一列単位で連続して接種することができるとと
もに、接種後において前記搬送機構によりコンテナ内の
栽培容器を搬出側へと良好に移送することができる。
【0075】また請求項1記載の発明において、請求項
2の発明では、栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作動す
る蓋開閉機構を、所定の間隔を介して2列に配設すると
ともに、この蓋開閉機構に合わせて液状種菌供給機構を
2列に配設してなることにより、横一列単位にて2列を
同時に蓋を開放し、2列に配設した液状種菌供給機構に
よって液状種菌を充填接種した後、前記蓋開閉機構によ
り開放された2列の栽培容器に対して蓋を閉塞すること
ができ、接種効率を高めつつ、雑菌侵入を極力抑えるこ
とができる。
【0076】また請求項2の発明において、請求項3の
発明では、搬送機構の作動によって間欠移送された最前
列の横一列単位に整列された栽培容器の蓋と、第3列目
に整列された栽培容器の蓋とを2列に配設した前記蓋開
閉機構によって開閉作動し、次いで搬送機構によって間
欠移送された栽培容器の第2列目に整列された栽培容器
の蓋と、第4列目に整列された栽培容器の蓋とを2列に
配設した蓋開閉機構によって開閉作動してなることによ
り、搬送機構の間欠移送に合わせてコンテナ内の栽培容
器に液状種菌を効率よく接種することができる。
【0077】また請求項2の発明において、請求項4の
発明では、コンテナ内に収納される栽培容器の縦列の本
数を偶数個Nとし、栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作
動する第1列目の蓋開閉機構を基準として、栽培容器の
蓋を横一列単位で開閉作動する第2列目の蓋開閉機構の
位置関係を、 (N/2)+1 の縦列の位置に設定し
てなることにより、コンテナ内に収容される栽培容器の
縦列の本数が変わったとしても蓋開閉機構の設置位置を
栽培容器の縦列の数に合わせて設定することにより、コ
ンテナ内の栽培容器を間欠移送しながら栽培容器を横一
列単位で所定の間隔を置いて自動的に2列づつ接種作業
を行うことができる。
【0078】また請求項1から請求項4の発明におい
て、請求項5の発明では、蓋開閉機構による蓋の開放動
作に連れて液状種菌供給機構が栽培容器の口部上に同期
して移動するとともに、次いで液状種菌供給機構により
液状種菌を栽培容器に供給した後、蓋開閉機構による蓋
の閉塞動作と液状種菌供給機構を前記栽培容器の口部位
置から離脱する移動動作とを同期して作動することによ
って、液状種菌の接種作業能率を高めることことがで
き、栽培容器の蓋の開放時間を極力短縮して雑菌の侵入
を抑制することが可能となる。
【0079】また請求項1から請求項5の発明におい
て、請求項6の発明では、蓋開閉機構の蓋開閉動作に応
じて蓋開閉機構を栽培容器の蓋閉塞位置と蓋開放位置と
の間を往復移動させる蓋開閉駆動機構と、液状種菌供給
機構を栽培容器の口部位置から離脱した位置と栽培容器
の口部上の位置との間を往復移動させる種菌供給駆動機
構とによって、蓋開閉および液状種菌の接種動作などの
一連の作動を安定して行うことができる。
【0080】また請求項1から請求項6の発明におい
て、請求項7の発明では、前記液状種菌供給機構へと液
状種菌を供給するために、液状種菌を貯留してなる種菌
収納容器を備えたことにより、液状種菌を種菌収納容器
から順次供給することができ、従来の培養基による種菌
に比べて、種菌の供給を安定にして接種することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す液状種菌接種装置の
全体構成概要図である。
【図2】図2は、図1の液状種菌接種装置の主要部を示
す正面図である。
【図3】図3は、図2の液状種菌接種装置の蓋開閉機構
と液状種菌供給機構の動作状態を示す要部の正面図であ
る。
【図4】図4は、図3の液状種菌供給機構の噴射ノズル
を栽培容器側に向けて下動した状態を示す腰部の正面図
である。
【図5】図5は、液状種菌供給機構を栽培容器側に向け
て移動した後、噴射ノズルより液状種菌を噴射した状態
を示す要部の正面図である。
【図6】図6は、図2に対応する蓋閉塞時における液状
種菌供給機構の主要部を示す側面図である。
【図7】図7は、図3に対応する蓋開放時における液状
種菌供給機構の主要部を示す側面図である。
【図8】図8は、図4に対応する液状種菌供給機構の噴
射ノズルを栽培容器側に向けて接近移動した状態を示す
要部の側面図である。
【図9】図9は、図4に対応する液状種機供給機構の噴
射ノズルによる液状種菌の噴射状態を示す要部の側面図
である。
【図10】図10は、図2に対応する蓋開閉機構の主要
部を示す側面図である。
【図11】図11は、図10の蓋開閉機構における可動
挟着部材の作動状態(蓋挟着状態)を示す側面図であ
る。
【図12】図12は、図11の蓋挟着状態から栽培容器
の蓋を取り外した状態を示す要部の側面図である。
【図13】図13は、最前列の栽培容器を基準として液
状種菌を接種している状態を示す接種工程概略図であ
る。
【図14】図14は、第2列目の栽培容器を基準として
液状種菌を接種している状態を示す接種工程概略図であ
る。
【図15】図15は、コンテナ内の全ての栽培容器の接
種工程終了後におけるコンテナ搬送状態を示す概略図で
ある。
【図16】本発明の第2実施例である液状種菌接種装置
の主要部を示す正面図である。
【図17】図17は、最前列の栽培容器を基準として液
状種菌を接種している状態を示す接種工程概略図であ
る。
【図18】図18は、第2列目の栽培容器を基準として
液状種菌を接種している状態を示す接種工程概略図であ
る。
【図19】図19は、第3列目の栽培容器を基準として
液状種菌を接種している状態を示す接種工程概略図であ
る。
【図20】図20は、コンテナ内の全ての栽培容器の接
種工程終了後におけるコンテナ搬送状態を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
B 液状種菌 C 培養基 D 電磁弁 1 機枠 2 搬送機構 3 操作パネル 4 スプロケットホイール 5 エンドレスチェーン 6 モータ 7 蓋 8 栽培容器 9 コンテナ 10 ストッパ機構 10A ストッパピン 10B エアシリンダ 11 容器位置決め機構 12 蓋開閉機構 13 液状種菌供給機構 14 噴射ノズル 15 液状種菌噴射シリンダ 16 パイプ 17 種菌収納容器 18 チューブ 19,19A 加圧気体供給機構 20,20A フィルタ 21 ノズル固定部材 22 ノズル取付部材 23 支持プレート 24 エアシリンダ 25 シリンダ支持板 26 案内ロッド 27 固定挟着部材 28 可動挟着部材 (挟着杆) 29 エアシリンダ 30 シリンダ保持板 31 リンクアーム部材(伝達移動手段) 32 支軸 33 駆動シリンダ(蓋開閉駆動手段、種菌供給駆
動手段) 34 ロッド 35 連結ロッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器を縦横に複数整列して収納した
    コンテナを搬入側から供給し、かつ前記栽培容器を間欠
    移送しつつ搬出側へとコンテナを搬送する搬送機構と、
    この搬送機構により間欠移送された前記コンテナ内の栽
    培容器の蓋を横一列単位で開閉作動し、かつ所定の間隔
    を隔てて複数列に配設された蓋開閉機構と、この複数列
    の蓋開閉機構により蓋が開放された横一列単位の栽培容
    器に対して所定量の液状種菌を前記栽培容器内にそれぞ
    れ供給する複数列に配設された液状種菌供給機構とを備
    えてなることを特徴とする液状種菌接種装置。
  2. 【請求項2】 前記栽培容器の蓋を横一列単位で開閉作
    動する蓋開閉機構を、所定の間隔を介して2列に配設す
    るとともに、この蓋開閉機構に合わせて前記液状種菌供
    給機構を2列に配設してなることを特徴とする請求項1
    に記載の液状種菌接種装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送機構の作動によって間欠移送さ
    れた最前列の横一列単位に整列された栽培容器の蓋と、
    第3列目に整列された栽培容器の蓋とを2列に配設した
    前記蓋開閉機構によって開閉作動し、次いで搬送機構に
    よって間欠移送された栽培容器の第2列目に整列された
    栽培容器の蓋と、第4列目に整列された栽培容器の蓋と
    を2列に配設した蓋開閉機構によって開閉作動してなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の液状種菌接種装置。
  4. 【請求項4】 前記コンテナ内に収納される栽培容器の
    縦列の本数を偶数個Nとし、最前列に位置した栽培容器
    の蓋を横一列単位で開閉作動する第1の蓋開閉機構の設
    置位置を基準として、栽培容器の蓋を横一列単位で開閉
    作動する第2の蓋開閉機構の位置関係を、 (N/2)
    +1 の縦列の位置に設定してなることを特徴とする請
    求項2に記載の液状種菌接種装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋開閉機構の開放動作と前記液状種
    菌供給機構を前記栽培容器の口部上に移動する動作とを
    同期して作動するとともに、前記蓋開閉機構の閉塞動作
    と前記液状種菌供給機構を前記栽培容器の口部位置から
    離脱する移動動作とを同期して作動するようにしてなる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4に記載の液状種
    菌接種装置。
  6. 【請求項6】 前記蓋開閉機構の蓋開閉動作に応じて蓋
    開閉機構を栽培容器の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を
    往復移動させる蓋開閉駆動機構と、前記液状種菌供給機
    構を前記栽培容器の口部位置から離脱した位置と栽培容
    器の口部上の位置との間を往復移動させる種菌供給駆動
    機構とを兼用してなることを特徴とする請求項1から請
    求項5に記載の液状種菌接種装置。
  7. 【請求項7】 前記液状種菌供給機構へと前記液状種菌
    を供給するために、液状種菌を貯留してなる種菌収納容
    器を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6に記
    載の液状種菌接種装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047123A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 オギワラ精機株式会社 きのこ種菌接種機

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