JP2017158501A - きのこ種菌接種機 - Google Patents

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雅行 湯本
博 松澤
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Abstract

【課題】 トレイ内に収容されているすべての栽培容器に同時に種菌を接種すると共に、種菌接種機構の大径化を可能にするきのこ種菌接種機を提供すること。
【解決手段】 栽培容器20を格子状配列で収容するトレイ30と、搬送部40と、キャップ24を瓶口22に脱着するキャップ脱着部50と、栽培容器20に種菌を接種するノズル機構60とを備え、キャップ脱着部50は、トレイ30の列方向における一方の側と他方の側の2群にグループ分けされた栽培容器20のキャップ24をそれぞれ脱着する第1,第2キャップ脱着ユニット55A,55Bと、これらをトレイ30の上側位置から互いに異なる方向に退避させる脱着ユニット移動用シリンダ56と、を有していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はきのこ種菌接種機に関し、より詳細には、大きな種菌噴射ノズルであってもトレイ内に収容されているすべての栽培容器に同時に種菌接種することを可能にしたきのこ種菌接種機に関する。
トレイ内に格子状配列で収容された栽培容器に対して、きのこの種菌を接種するための種菌接種機としては、例えば特許文献1や特許文献2に開示されているような構成が出願人によって提案されている。
特開2008−54515号公報 特許第4630320号公報
特許文献1において開示されている種菌接種機は、トレイ内に格子状配列に収容された栽培容器のうち、トレイの搬送方向における特定の一列における栽培容器に対して同時にきのこの種菌を接種する構成(以下、一列毎接種型の種菌接種機ということがある)が開示されている。また、特許文献2においては、トレイ内に格子状配列で収容されたすべての栽培容器に対して同時にきのこの種菌を一括接種する構成(以下、一括接種型の種菌接種機ということがある)が開示されている。
特許文献1における一列毎接種型の種菌接種機においては、種菌接種機の製造コストを抑えることができる。このため費用面においては、種菌接種機の設置台数を増やすことはできても、単位面積および単位時間当たりにおける栽培容器への種菌の接種本数の増加には限界がある。
これに対して特許文献2における一括接種型の種菌接種機においては、単位時間当たりにおいて種菌を接種することができるが、栽培容器から取り外したキャップを栽培容器の瓶口の上側位置から水平面内において斜め45度の方向にスライドさせる構成であるため、栽培容器の瓶口とスライド移動させたキャップの一部が重複することがある。このような状態で種菌噴射ノズルを栽培容器の瓶口に進退出可能にするためにはノズルの径寸法を小さくしなければならず、栽培容器内の培地の露出面全体に種菌を万遍なく接種することが困難になることがある。
そこで本発明は、トレイ内に収容されているすべての栽培容器に同時に種菌を接種することが可能であると共に、種菌を接種する際の種菌接種ノズルの大径化を可能にするきのこ種菌接種機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明者は鋭意研究を行った結果、以下の構成に想到した。
すなわち、培地が充てんされ、瓶口にキャップが装着されている栽培容器を格子状配列で複数本収容したトレイを搬送する搬送部と、前記栽培容器の瓶口に装着されているキャップを前記瓶口に脱着するキャップ脱着部と、前記搬送部により種菌接種位置に搬送され、前記キャップ脱着部により前記キャップが取り外された前記栽培容器に種菌を接種する種菌接種部と、を備えるきのこ種菌接種機において、前記キャップ脱着部は、前記トレイにおいて、列方向における一方の側と他方の側の2群にグループ分けされた各グループの前記栽培容器の前記瓶口に装着されていた前記キャップをそれぞれ脱着する第1キャップ脱着ユニットおよび第2キャップ脱着ユニットと、前記第1キャップ脱着ユニットと前記第2キャップ脱着ユニットとを前記トレイの上側位置から互いに異なる方向に退避させる脱着ユニット移動機構と、を具備することを特徴とするきのこ種菌接種機である。
これにより、トレイ内に収容されたすべての栽培容器に対して同時に種菌を接種することができる。また、栽培容器から取り外したすべてのキャップを最短移動距離でトレイの上側位置から退避させることができるため、大口径の種菌噴射ノズルを使用することができ、栽培容器に充てんされた培地の露出面全体に短時間で万遍なく種菌を接種することが可能になる。
また、前記脱着ユニット移動機構は、前記第1キャップ脱着ユニットおよび前記第2キャップ脱着ユニットを、前記トレイの搬送方向の上流側および下流側にそれぞれ退避させることが好ましい。
これにより、きのこ種菌接種機の平面面積を可及的に小さくすることができ、単位面積あたりにおける栽培容器への種菌接種処理の数量を増加させることができ、効率的にきのこの種菌接種を行うことが可能になる。
本発明にかかるきのこ種菌接種機の構成によれば、トレイ内に格子状配列で収容されたすべての栽培容器に対して同時に種菌を接種することができる。また、栽培容器の瓶口から取り外したすべてのキャップは最短移動距離でトレイの上側位置から退避させることができるため、大口径の種菌噴射ノズルを使用することができ、栽培容器に充てんされた培地の露出面全体に短時間で万遍なく種菌を接種することが可能になる。このようにキャップをトレイの上側位置から最短移動距離で退避させているため、きのこ種菌接種機の平面面積を可及的に小さくすることができ、単位面積あたりにおける栽培容器内の培地への種菌接種処理の数量を増加させることが可能になる。これにより、きのこ栽培時における生産コストを低減させ、きのこの栽培農家の収益性を向上させることができる。
本実施形態におけるきのこ種菌接種機の正面図である。 本実施形態におけるきのこ種菌接種機の側面図である。 本実施形態におけるきのこ種菌接種機の平面図である。 種菌接種位置で栽培容器押さえ部材で栽培容器を位置決め固定した状態におけるトレイ部分の拡大正面図である。 キャップ脱着機構によりキャップを押圧した状態におけるトレイ部分の拡大正面図である。 栽培容器の瓶口からキャップを取り外した状態におけるトレイ部分の拡大側面図である。 取り外したキャップを2群に分割してトレイ搬送方向上流側と下流側に離反させた状態におけるトレイ部分の拡大側面図である。 ノズルが栽培容器に接近して種菌を接種している状態におけるトレイ部分の拡大正面図である。 ノズルが栽培容器から退出している状態におけるトレイ部分の拡大正面図である。
以下、本発明にかかるきのこ液体種菌接種機10の実施形態について図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機の正面図である。図2は、本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機の側面図である。図3は、本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機の平面図である。図1〜図3に示すように、本実施形態におけるかかるきのこ液体種菌接種機10は、内部空間に培地(図示せず)が充てんされ、瓶口22にキャップ24が装着された栽培容器20が格子状配列で収容されたトレイ30を搬送部40により間欠移動することにより、トレイ30内の栽培容器20のすべてに対して一括して種菌を接種するものである。
具体的には、キャップ脱着部50が、搬送部40により種菌接種位置に搬送されたトレイ30に収容されているすべての栽培容器20の瓶口22から一括してキャップ24を取り外して、トレイ30の上側位置からキャップ24をトレイ30の列方向において一方の側と他方の側の2群にグループ分けして退避させる。その後、種菌接種部としてのノズル機構60がトレイ30内の全ての栽培容器20に種菌の接種を行い、種菌接種後の栽培容器20の瓶口22にキャップ脱着部50がキャップ24を再装着し、搬送部40がトレイ30を種菌接種位置から搬出するものである。なお、本実施形態においては種菌として液体種菌が用いられている。液体種菌は加圧されたメインタンク100からきのこ液体種菌接種機10に設けられたサブタンク70に間欠的に供給される。
また、図1および図2に示すように、本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機10においては、栽培容器20が5行5列の格子状配列で収容されたトレイ30を用いているが、トレイ30への栽培容器20の収容状態は複数行および複数列の格子状配列であればよく、本実施形態で説明するトレイ30および栽培容器20に限定されるものではない。
続いて各部の詳細について説明する。
(搬送部40)
図2に示すように、搬送部40は2連のチェーンコンベアよりなる。すなわち、基台12に設けられたスプロケット41にチェーン42が掛け渡され、モータ43によって駆動される。本実施形態における搬送部40はトレイ30の搬入位置よりも上流側の第1コンベア40Aとトレイ30の搬入位置よりも下流側の第2コンベア40Bにより構成されている。
搬送部40の中途位置には搬送部40により搬送されてくるトレイ30を所要位置に停止させるためのストッパ44,45が配設されている。ここでは、トレイ30の搬入位置に第1ストッパ44が配設され、種菌の接種位置に第2ストッパ45が配設されている。第1ストッパ44と第2ストッパ45の位置にはトレイ30の第1ストッパ44および第2ストッパ45の通過を検出する通過センサとしての光電センサ90が配設されている。光電センサ90によるトレイ30の第1ストッパ44および第2ストッパ45の通過検出信号は後述する動作制御部14に送信される。第1コンベア40Aにより搬送されてきたトレイ30は、搬入位置に設けられた第1ストッパ44で一旦停止する。1つ前のトレイ30に収容された栽培容器20への種菌接種が完了して第2ストッパ45が解除されると、ひとつ前のトレイ30が第2コンベア40Bにより種菌接種位置から搬出される。
具体的には、オペレータが動作制御部14内の種菌接種開始スイッチをオンにすると、動作制御部14が第1ストッパ44を退避させ、第1コンベア40Aを作動させ、第1コンベア40Aに載置されている最初のトレイ30を種菌接種位置である第2ストッパ45の位置まで搬送する。最初のトレイ30が第1ストッパ44を通過すると光電センサ90がトレイ30の第1ストッパ44の通過検出信号を動作制御部14に送信する。動作制御部14は第1ストッパ44の通過検出信号を受信すると、第1ストッパ44を第1コンベア40Aの搬送面から突出させる。これにより次のトレイ30を搬入位置である第1ストッパ44の位置で停止させることができる。最初のトレイ30が第2ストッパ45の位置に到達すると、光電センサ90がトレイ30の種菌接種位置到達を検出し、種菌接種位置到達信号を動作制御部14に送信する。動作制御部14は種菌接種位置到達信号を受信すると、第1コンベア40Aと第2コンベア40Bを停止させる。
最初のトレイ30は種菌接種位置において、トレイ30に収容されている栽培容器20に対して後述するキャップ脱着部50および種菌接種部であるノズル機構60により種菌の接種が行われると、動作制御部14は第1コンベア40Aと第2コンベア40Bを作動させると共に、第1コンベア40Aおよび第2コンベア40Bの搬送面から第1ストッパ44および第2ストッパ45を退避させる。この後、第2ストッパ45を最初のトレイ30が通過すると光電センサ90が通過検出信号を動作制御部14に送信し、動作制御部14は第2ストッパ45を第2コンベア40Bの搬送面から突出させる。これにより種菌接種がなされた最初のトレイ30を種菌接種位置から搬出すると共に、次に種菌接種が行われるトレイ30を種菌接種位置に位置決めした状態で搬入させることができる。
また、次に種菌接種が行われるトレイ30が搬入位置から第1ストッパ44を通過すると、光電センサ90が通過検出信号を動作制御部14に送信する。動作制御部14が通過検出信号を受信すると、第1ストッパ44を第1コンベア40Aの搬送面から突出させ、3番目に種菌接種が行われるトレイ30を搬入位置に控えさせることができる。動作制御部14はこのような搬送部40によりトレイ30の搬送動作を繰り返し実行することにより、種菌接種位置へのトレイ30の搬入および搬出を連続的に行うことができる。
(キャップ脱着部50)
次に、キャップ脱着部50について説明する。図5および図6は種菌接種位置におけるトレイ部分の拡大正面図であり、図7および図8は種菌接種位置におけるトレイ部分の拡大側面図である。図4〜図8においては、説明を容易にするために説明対象の構成以外の構成の表示は省略されていることがある。図1、図4に示すように、トレイ30に収容されている栽培容器20の瓶肩と称される部分には、栽培容器押さえ部材51Aが瓶肩に位置合わせした状態で配設されている。栽培容器押さえ部材51Aはトレイ30の搬送方向に沿って栽培容器押さえ部材駆動部である栽培容器押さえ部材駆動シリンダ51Bに吊り下げ保持されている。栽培容器押さえ部材駆動シリンダ51Bは基台12の上流側位置と下流側位置のそれぞれに固定されている。
トレイ30に収容されている栽培容器20のそれぞれに対しては、キャップ24の上面を押圧するキャップ押圧部52が配設されている。キャップ押圧部52はキャップ24を押圧するキャップ押圧板52Aとキャップ押圧板52Aをキャップ24に対して接離動させるキャップ押圧シリンダ52Bとを有している。キャップ押圧部52はトレイ30に複数本収容されている栽培容器20と同じ配列でキャップ押圧部収容ケース52C内に収容され、それぞれのシリンダロッドの中心軸をキャップ24の上面中央位置に位置合わせした状態でキャップ押圧部収容ケース52Cに固定されている。また、キャップ押圧部収容ケース52Cは昇降手段としての昇降シリンダ53に吊り下げられた状態で保持されている。
キャップ係止部54は、キャップ24の上端部分における拡径部分の下面に係止可能に形成され、キャップ押圧部収容ケース52Cと共に昇降シリンダ53に吊り下げ保持されている。ここではキャップ係止部54を昇降シリンダ53に直接吊下げ保持させているが、キャップ押圧部収容ケース52Cにキャップ係止部54を固定させることもできる。
本実施形態においては、キャップ押圧部52と昇降シリンダ53とキャップ係止部54とによりキャップ脱着ユニット55A,55Bを構成している。第1キャップ脱着ユニット55Aは、トレイ30に収容されている栽培容器20のうちトレイ搬送方向における上流側の2列に対応し、第2キャップ脱着ユニット55Bは、トレイ30に収容されている栽培容器20のうちトレイ搬送方向における下流側の3列に対応している。
図7に示すように、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bは共に、脱着ユニット移動機構である脱着ユニット移動用シリンダ56によってスライド移動可能である。より具体的には、第1キャップ脱着ユニット55Aはトレイ30の搬送方向における上流側に、第2キャップ脱着ユニット55Bはトレイ30の搬送方向における下流側にそれぞれスライド移動させるように、それぞれに対して脱着ユニット移動用シリンダ56が配設されている。このように、本発明においては、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bとによりトレイ30に複数本収容されている栽培容器20を、列方向において一方の側(上流側)と他方の側(下流側)の2群にグループ分けして瓶口22に装着されているキャップ24の脱着を行う構成を採用している点が特徴的である。
脱着ユニット移動用シリンダ56の伸縮方向を誘導するためのガイド体57には、トレイ30の搬送方向における上流側にスライドさせた第1キャップ脱着ユニット55Aと下流側にスライドさせた第2キャップ脱着ユニット55Bとを元の位置に復帰させる際の位置決め部材としてストッパ58が取り付けられている。第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bにはショックアブソーバとしての油圧ダンパ59が取り付けられている(図3参照)。このような油圧ダンパ59を配設することで、脱着ユニット移動用シリンダ56の作動速度を常に最高速度で駆動するように設定しても、油圧ダンパ59がストッパ58に接触することで、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bが元の位置に復帰させる際に生じる衝撃を解消することができる。このため、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bを接離動させる際のタクトタイムを短縮させることができる。
キャップ脱着部50を構成する部材のうち、駆動部材である栽培容器押さえ部材駆動シリンダ51Bとキャップ押圧シリンダ52Bと脱着ユニット移動用シリンダ56とは、搬送部40の動作と共に動作制御部14により動作制御がなされている。
(ノズル機構60)
図6に示すように、種菌接種部としてのノズル機構60は、キャップ脱着部50によりキャップ24が取り外された栽培容器20の瓶口22のそれぞれに対して接離動可能であると共に、栽培容器20内の培地に液体種菌を接種する複数のノズル61を有する。本実施形態におけるノズル61は、栽培容器20の瓶口22が全開放されているため、従来技術で採用されていたものよりも大口径のものを用いることができ、培地の露出面に対して万遍なく効率的な種菌の接種を行うことができる点において好都合である。それぞれのノズル61はノズル保持体62に保持されていて、ノズル保持体62はノズル昇降部としてのノズル昇降シリンダ63に吊り下げ保持されている。ノズル昇降シリンダ63は基台12に取り付けられている。なお、ここでは、ノズル61を栽培容器20の瓶口22に対して接離動するノズル機構60としているが、ノズル61を栽培容器20の内部空間内にまで進入させる形態も瓶口22に接離動可能なノズル61の形態に含むものとしている。
ノズル保持体62にはノズル61とサブタンク70とを連結する送液チューブ64の流路の開閉状態の切り替えを行うノズル弁65が配設されている。ノズル弁65は送液チューブ64を送液チューブ64の外側から送液チューブ64の中心に向かって押圧するチューブ押圧体65Aとチューブ押圧体65Aによる送液チューブ64の開放・閉塞状態を切り替えする押圧体駆動シリンダ65Bとを有している。押圧体駆動シリンダ65Bは、搬送部40とキャップ脱着部50と後述するサブタンク70とにおけるそれぞれの動作と共に動作制御部14によって動作制御がなされている。
(サブタンク70)
図1および図2に示すように、サブタンク70は基台12に保持されている。サブタンク70には、排気弁71と、サブタンク70に貯留された液体種菌の液面高さ位置を検出する液面高さ位置検出センサ73と、サブタンク70の内部空間の圧力を計測する圧力計測センサ74と、がそれぞれ着脱可能に配設されている。サブタンク70はメインタンク100との間において液体種菌供給チューブ80を介してそれぞれの内部空間が連結されており、メインタンク100の内部空間の圧力とサブタンク70の内部空間の圧力との差を利用して液体種菌の供給が行われている。サブタンク70の流入口位置においては、メインタンク100からサブタンク70に通じる液体種菌供給路としての液体種菌供給チューブ80に流入規制弁72が配設されている。
排気弁71は、サブタンク70の内部空間にある気体(空気)を外部に積極的に排出させることでサブタンク70の内部空間を減圧させるためのものである。このような排気弁71を採用することにより、特にファーストショット時におけるサブタンク70内への液体種菌の貯留量の不足を確実に回避することができる。サブタンク70内に貯留した液体種菌の接種をした後は、サブタンク70内の圧力が低下するので、セカンドショット以降については排気弁71を閉塞したままにしておくこともできる。
なお、本実施形態においては、ノズル機構60による栽培容器20への液体種菌の接種が完了した後、動作制御部14によって排気弁71を開放させる処理が実行され、サブタンク70の内部空間を減圧処理している。このようにサブタンク70の内部空間を積極的に減圧させることにより、メインタンク100の内部空間の圧力とからサブタンク70の内部空間の圧力との差を大きくすることができ、メインタンク100からサブタンク70に確実に液体種菌を流入させることが可能になる。動作制御部14は、ノズル機構60による栽培容器20への液体種菌の接種動作状況と、後述する液面高さ位置検出センサ73による液面高さ位置の検出信号の受信と、に基づいて排気弁71の開閉の切り替え動作を制御している。
流入規制弁72はメインタンク100とサブタンク70に通じる液体種菌供給チューブ80に配設されている。流入規制弁72はメインタンク100から送液された液体種菌がサブタンク70の内部空間に流入することを規制するためのものである。ここでは流入規制弁72としてバタフライバルブを採用している。動作制御部14は、ノズル機構60による栽培容器20への液体種菌の接種動作状況と、後述する圧力計測センサ74から受信した圧力到達信号と、に基づいて流入規制弁72の開閉の切り替え動作を制御している。
液面高さ位置検出センサ73は、サブタンク70の内部空間に貯留されている液体種菌の液面高さ位置を検出するためのものである。液面高さ位置検出センサ73がサブタンク70の内部空間に貯留された液体種菌が所要液面高さに到達したことを検出すると、液面到達信号を動作制御部14に送信する。このような液面高さ位置検出センサ73が配設され、液面高さ位置検出センサ73による検出結果に基づいてサブタンク70への液体種菌の供給を制御する構成を採用したことにより、サブタンク70の内部空間に貯留されている液体種菌の容量を確実に管理することができる。これにより、サブタンク70内部空間の圧力計測のみでサブタンク70の内部空間に貯留されている液体種菌の容量を推測していた従来技術に比較してサブタンク70の容量を半分程度にすることが可能になった。
またこのようなサブタンク70の小型化は、きのこ液体種菌接種機10のメンテナンス時において、サブタンク70の滅菌処理を容易に行うことができる。これに加えて、サブタンク70に配設されている排気弁71と液面高さ位置検出センサ73と圧力計測センサ74とは、いずれもサブタンク70に着脱可能であるからサブタンク70の滅菌処理をより確実に行うことができる上、小型の滅菌装置での滅菌処理が可能になる。さらにはきのこ液体種菌接種機10の容積をコンパクトにすることができる点で好都合である。
圧力計測センサ74は、サブタンク70の内部空間の圧力を計測するためのものである。圧力計測センサ74がサブタンク70の内部空間が所要圧力に到達すると、圧力到達信号を動作制御部14に送信する。このようにサブタンク70の内部空間の圧力を適切に管理することで、ノズル61からの液体種菌の噴射を常に設計通りに行うことができ、それぞれの栽培容器20における液体種菌の接種量を均一にすることができ、品質のばらつきが少ないきのこを栽培することが可能になる。
(メインタンク100)
図1に示すように、メインタンク100は、大量の液体種菌を貯留し、サブタンク70に液体種菌を間欠的に供給するためのものである。メインタンク100は滅菌処理された圧縮空気を供給するエア供給ライン101に連結されていて、メインタンク100内の液体種菌を撹拌すると共に、液体種菌をサブタンク70への圧送が可能に設けられている。本実施形態におけるメインタンク100は車輪付き架台102に積載されているため容易に移動させることが可能である。なお、メインタンク100を自立させることも可能である。またメインタンク100には、手動バルブ103Aとへルール継手103Bが一体に形成され、液体種菌供給チューブ80が連結される連結部103が配設されている。
(カバー200)
図2等に示すように本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機10には搬送部40よりも上側部分の外周を囲むカバー200が配設されている。カバー200は基台12に着脱可能である。カバー200の一面にはフィルターファン201が取り付けられていて、きのこ液体種菌接種機10の外部空間から取り込んだエアを清浄(滅菌)して、きのこ液体種菌接種機10の上側から下側の解放空間に清浄なエアを流下させることで、液体種菌接種位置に雑菌が進入することを防止している。カバー200は扉形状に形成され外周面から開閉可能になっており、きのこ液体種菌接種機10のメンテナンスが可能になっている。
次に本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機10を用いた栽培容器20への種菌接種方法について説明する。動作制御部14が搬送部40のモータ43を駆動させると共に第1ストッパ44および第2ストッパ45を解除(搬送面から退避)させると、第1コンベア40Aおよび第2コンベア40Bが作動し、それぞれに載置されたトレイ30が図2に示すように搬送方向に搬送される。種菌未接種のトレイ30が第1ストッパ44を、種菌接種済みのトレイ30が第2ストッパ45をそれぞれ通過すると、通過センサである光電センサ90がトレイ30の通過検出信号を動作制御部14に送信し、動作制御部14は第1ストッパ44および第2ストッパ45を起動(搬送面から突出)させる。
第1コンベア40Aの第1ストッパ44の位置で待機していたトレイ30は、種菌接種位置である第2ストッパ45の位置まで搬送され、位置決めされた状態で停止する。第2ストッパ45の位置における光電センサ90がトレイ30の到達を検出すると、トレイ30の種菌接種位置到達信号を動作制御部14に送信する。動作制御部14は種菌接種位置到達信号を受信した後、押さえ部材駆動シリンダ51Bを駆動させて、図4に示すように、栽培容器押さえ部材51Aで栽培容器20の瓶肩位置を押圧し、トレイ30内に収容されている全ての栽培容器20を位置決め固定する。
続いて動作制御部14はキャップ押圧シリンダ52Bを作動させ、図5に示すようにキャップ押圧シリンダ52Bに取り付けられているキャップ押圧板52Aが栽培容器20のキャップ24を押圧する。次に動作制御部14は、キャップ押圧シリンダ52Bが収容されているキャップ押圧部収容ケース52Cとキャップ係止部54とをそれぞれ吊り下げ保持している昇降シリンダ53を駆動させる。これによりキャップ押圧部収容ケース52Cとキャップ係止部54とが同時に持ち上げられることにより、図6に示すように、栽培容器20の瓶口22からキャップ24が取り外され、取り外されたキャップ24は栽培容器20の瓶口22の上側位置で保持された状態になる。
本実施形態においては、キャップ押圧部収容ケース52Cおよびこれに収容されたキャップ押圧シリンダ52Bとキャップ押圧シリンダ52Bに取り付けられたキャップ押圧板52Aとキャップ係止部54とで2つのキャップ脱着ユニット55A,55Bを構成している。第1キャップ脱着ユニット55Aはトレイ30に収容されている栽培容器20のうち搬送方向上流側の2列に対応し、第2キャップ脱着ユニット55Bはトレイ30に収容されている栽培容器20のうち搬送方向下流側の3列に対応している。このように、トレイ30に収容されている栽培容器20を2群のグループに分割して取り扱う第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bとは、栽培容器20からキャップ24を取り外すまでの間は同一動作を行うことになる。
次に動作制御部14は脱着ユニット移動用シリンダ56を駆動させ、図7に示すように第1キャップ脱着ユニット55Aをトレイ30の搬送方向の下流側に、第2キャップ脱着ユニット55Bをトレイの搬送方向の上流側にそれぞれスライド移動させ、互いに離反するようにトレイ30の上側空間から退避させる退避動作を実行する。このようにトレイ30に収容された栽培容器20から取り外したキャップ24をトレイ30の列方向における2群のグループに分けてトレイ30の上側空間から互いに異なる方向に退避させることで、栽培容器20の瓶口22を全開にさせた状態にすることができる。これにより、トレイ30に収容された栽培容器20内の培地に液体種菌を接種する際に大口径のノズル61を使用することが可能になり、培地の露出面に対して広範囲に万遍なく液体種菌を接種することができる。
第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bをトレイ30の上側空間から退避させた後、動作制御部14はノズル機構60のノズル昇降シリンダ63を駆動させ、図8に示すように、ノズル61を栽培容器20の瓶口22に接近させる。ここではノズル61を瓶口22の上方20mm程度の位置まで接近させる。続いて動作制御部14は、ノズル弁65を作動させて送液チューブ64の流路を開放する。これによりサブタンク70の内部空間に貯留されていた加圧状態の液体種菌が送液チューブ64を介してノズル61に供給され、栽培容器20に充てんされている培地(図示せず)にノズル61から液体種菌が所要圧力で噴射され、種菌接種動作が行われることになるのである。
次に動作制御部14は、ノズル昇降シリンダ63を駆動させて、図9に示すようにノズル機構60を瓶口22から離反させてノズル機構60の待機位置に戻す。続いて動作制御部14は脱着ユニット移動用シリンダ56を駆動させて、図6に示すように第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bをトレイ30の上側空間に復帰させる。このとき第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bはガイド体57に取り付けられたストッパ58により元の復帰位置に確実に復帰させることができる。また、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bに取り付けられた油圧ダンパ59により復帰時における第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bとの衝突時の衝撃を吸収(緩衝)させることができる。これにより脱着ユニット移動用シリンダ56の細かい動作制御が不要になると共に、脱着ユニット移動用シリンダ56を常に最高速度で作動させる(トレイ30一台に対する種菌接種処理のタクトタイムを短縮させる)ことが可能になる。
図6に示すように第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bがトレイ30の上側位置に復帰すると、動作制御部14は昇降シリンダ53を駆動させる。すると図5に示すように、第1キャップ脱着ユニット55Aと第2キャップ脱着ユニット55Bとは、トレイ30に収容されている栽培容器20に接近し、栽培容器20へのキャップ24の再装着動作が行われる。それぞれの栽培容器20の瓶口22へのキャップ24の再装着が完了すると、キャップ係止部54によるキャップ24の係止状態が解除され、続いて動作制御部14はキャップ押圧シリンダ52Bを駆動させて図4に示すように、キャップ24に対するキャップ押圧板52Aの押圧を開放する。そして動作制御部14は栽培容器押さえ部材駆動シリンダ51Bを駆動させて栽培容器押さえ部材51Aによる栽培容器20の位置決め固定を開放する。
動作制御部14が搬送部40のモータ43を駆動させると共に、第1ストッパ44および第2ストッパ45を解除(搬送面から退避)させ、第1コンベア40Aおよび第2コンベア40Bを作動させる。すでに説明たようにして動作制御部14は第1ストッパ44および第2ストッパ45に対するトレイ30の通過状況に応じて第1ストッパ44および第2ストッパ45を第1コンベア40Aおよび第2コンベア40Bから搬送面から突出させる。これにより、種菌接種が完了した栽培容器20が収容されたトレイ30が種菌接種位置から搬出され、次に種菌接種が行われる栽培容器20が収容されたトレイ30が種菌接種位置まで搬入され、その次に種菌接種が行われる栽培容器20が収容されたトレイ30が搬入位置までそれぞれ搬送され、以上の動作が繰り返し行われる。
本実施形態においては、ノズル61に供給する液体種菌は、加圧されたメインタンク100からサブタンク70に間欠的に供給されている。メインタンク100からサブタンク70への液体種菌の供給動作もまた動作制御部14により行われている。動作制御部14がノズル機構60のノズル弁65を開放し、栽培容器20に充てんされた培地に液体種菌を接種した後、ノズル弁65を閉塞させると同時に、またはノズル弁65を閉塞させた後に、排気弁71と流入規制弁72をそれぞれ開放する処理を実行する。これによりサブタンク70の内部空間の気体が排気弁71によりサブタンク70の外部に排出され、サブタンク70の内部空間を減圧させることができる。このような状態で動作制御部14により流入規制弁72が開放されると、メインタンク100からサブタンク70に液体種菌を積極的に流入させることができる。
サブタンク70の内部空間に液体種菌が所要容量貯留されると、液面高さ位置検出センサ73が液体種菌の液面が所要の高さ位置に到達したことを検出すると共に液面高さ到達検出信号を動作制御部に送信する。動作制御部14が液面高さ位置到達検出信号を受信すると、動作制御部14は排気弁71を閉塞する。このとき流入規制弁72は開放状態が維持されているので、メインタンク100から液体種菌がサブタンク70の内部空間に供給され続けることになる。
サブタンク70の内部空間の圧力は圧力計測センサ74が計測しており、圧力計測センサ74が所要の圧力を計測すると、圧力計測センサ74は圧力到達信号を動作制御部14に送信する。動作制御部14は圧力到達信号を受信すると流入規制弁72を閉塞し、メインタンク100からサブタンク70への液体種菌の流入をストップさせる。
サブタンク70とノズル61との間は送液チューブ64により連結されているので、圧力計測センサ74が圧力到達信号を動作制御部14に送信する際の所要圧力をノズル61の規定噴射圧力に設定すれば、ノズル61の直前位置まで液体種菌をノズル61の規定噴射圧力で加圧された状態で貯留させておくことができる。動作制御部14がノズル弁65を開放し、ノズル61から栽培容器20内の培地に設計通りに液体種菌を噴射(接種)させた後、以上に説明したメインタンク100からサブタンク70への液体種菌の供給動作が繰り返し行われる。
動作制御部14は、きのこ液体種菌接種機10が作動している間、カバー200に取り付けられているフィルターファン201を連続駆動させている。滅菌処理した清浄空気はフィルターファン201またはフィルターファン201に接続した清浄空気供給ダクト(図示せず)から栽培容器20の瓶口22よりも上側の位置から搬送部40が配設されている解放空間に向けて供給されている。これによりきのこ液体種菌接種機10の種菌接種位置には常に滅菌処理された清浄空気が通過していることになり、種菌接種時における栽培容器20への雑菌進入を防止することができる。
以上に本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機10について詳細に説明をしたが、本発明の技術的範囲は以上の実施形態で説明した構成に限定されるものではない。例えば、本実施形態におけるきのこ液体種菌接種機10は基台12の上面および側周面にフィルターファン201が配設されたカバー200を装着した形態例について説明しているが、フィルターファン201またはフィルターファン201およびカバー200を省略した形態を採用することができる。
また、トレイ30に収容されている栽培容器20のうち、トレイ30の搬送方向に対して右側3列(または2列)の栽培容器20に対応する第1キャップ脱着ユニット55Aと、左側の2列(または3列)の栽培容器20に対応する第2キャップ脱着ユニット55Bとに2分し、それぞれを搬送部40の右側と左側に離反させる形態を採用することもできる。このような形態を採用することにより、以上で説明した栽培容器押さえ部材51Aの長さ寸法を短くすることができる点において好都合である。
本発明においては、トレイ30に収容されている栽培容器20を列方向に2群にグループ分けした状態にして、それぞれのキャップグループを互いに離反させるようにしてトレイ30の上側空間から可及的短距離で退避させることができればよいのである。したがって、第1キャップ脱着ユニット55Aおよび第2キャップ脱着ユニット55Bにグループ分けする際の分割形態やトレイ30の上側空間から退避させる際の移動方向は特に限定されるものではない。
以上の実施形態においては、サブタンク70に圧力計測センサ74が配設され、圧力計測センサ74が所要圧力を検出して圧力到達信号を動作制御部14に送信し、動作制御部14は圧力到達信号を受信すると流入規制弁72を閉塞させる処理を行っているが、圧力計測センサ74は省略してもよい。この場合、サブタンク70に所要圧力が作用すると弁体の開閉が行われる構造の流入規制弁72を用い、弁体が閉塞する際の圧力をノズル61により要求されている噴射圧に基づいた値に設定しておけばよい。
また、排気弁71と液面高さ位置検出センサ73と圧力計測センサ74とは、いずれもサブタンク70に着脱可能に配設された形態について説明しているが、排気弁71と液面高さ位置検出センサ73と圧力計測センサ74とをサブタンク70に固定させた形態を採用することもできる。さらに排気弁71は、サブタンク70に接続した排気用流路(図示せず)の末端に配設する形態を採用することもできる。
また、本実施形態においてはメインタンク100からサブタンク70へ通じる液体種菌供給路としての液体種菌供給チューブ80に流入規制弁72を配設した形態について説明したが、サブタンク70の一部である液体種菌供給チューブ80との接続部分に流入規制弁72を配設することもできる。すなわち、実質的にはサブタンク70の一部に流入規制弁72が配設されていても液体種菌供給路に配設されているとみなすこともできる。この形態を採用した場合には、流入規制弁72は液体種菌供給チューブ80との接続部分に着脱可能であることが好ましい。
10 きのこ液体種菌接種機,12 基台,14 動作制御部,
20 栽培容器,22 瓶口,24 キャップ,
30 トレイ,
40 搬送部,40A 第1コンベア,40B 第2コンベア,
41 スプロケット,42 チェーン,43 モータ,
44 第1ストッパ,45 第2ストッパ,
50 キャップ脱着部,
51A 栽培容器押さえ部材,51B 栽培容器押さえ部材駆動シリンダ,
52 キャップ押圧部,
52A キャップ押圧板,52B キャップ押圧シリンダ,
52C キャップ押圧部収容ケース,
53 昇降シリンダ,54 キャップ係止部,
55A 第1キャップ脱着ユニット,55B 第2キャップ脱着ユニット,
56 脱着ユニット移動用シリンダ,57 ガイド体,58 ストッパ,
59 油圧ダンパ,
60 ノズル機構,61 ノズル,62 ノズル保持体,63 ノズル昇降シリンダ,
64 送液チューブ,
65 ノズル弁,65A チューブ押圧体,65B 押圧体駆動シリンダ,
70 サブタンク,
71 排気弁,72 流入規制弁,73 液面高さ位置検出センサ,
74 圧力計測センサ,
80 液体種菌供給チューブ,
90 光電センサ,
100 メインタンク,101 エア供給ライン,102 車輪付き架台,
103 連結部,103A 手動バルブ,103B へルール継手,
200 カバー,201 フィルターファン

Claims (2)

  1. 培地が充てんされ、瓶口にキャップが装着されている栽培容器を格子状配列で複数本収容したトレイを搬送する搬送部と、
    前記栽培容器の瓶口に装着されているキャップを前記瓶口に脱着するキャップ脱着部と、
    前記搬送部により種菌接種位置に搬送され、前記キャップ脱着部により前記キャップが取り外された前記栽培容器に種菌を接種する種菌接種部と、を備えるきのこ種菌接種機において、
    前記キャップ脱着部は、
    前記トレイにおいて、列方向における一方の側と他方の側の2群にグループ分けされた各グループの前記栽培容器の前記瓶口に装着されていた前記キャップをそれぞれ脱着する第1キャップ脱着ユニットおよび第2キャップ脱着ユニットと、
    前記第1キャップ脱着ユニットと前記第2キャップ脱着ユニットとを前記トレイの上側位置から互いに異なる方向に退避させる脱着ユニット移動機構と、を具備することを特徴とするきのこ種菌接種機。
  2. 前記脱着ユニット移動機構は、前記第1キャップ脱着ユニットおよび前記第2キャップ脱着ユニットを、前記トレイの搬送方向の上流側および下流側にそれぞれ退避させることを特徴とする請求項1記載のきのこ種菌接種機。
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CN107814194A (zh) * 2017-12-05 2018-03-20 湖州锐格物流科技有限公司 一种菌菇瓶框分离机
CN107896829A (zh) * 2017-11-28 2018-04-13 梧州市旺捷机械制造有限公司 食用菌接种器
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