JP2002185473A - 優先権及び無競合間隔を有するメディアアクセス制御プロトコル - Google Patents

優先権及び無競合間隔を有するメディアアクセス制御プロトコル

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JP2002185473A JP2001238478A JP2001238478A JP2002185473A JP 2002185473 A JP2002185473 A JP 2002185473A JP 2001238478 A JP2001238478 A JP 2001238478A JP 2001238478 A JP2001238478 A JP 2001238478A JP 2002185473 A JP2002185473 A JP 2002185473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重レベル優先権及びネットワーク局10に
おける局12によって用いる無競合アクセスインジケー
タ130の両方を有するアクセス競合方式を提供する。 【解決手段】 送信用フレームを有する局12は、検出
された接続制御インジケータ130から、競合期間29
0の間に伝送メディア14へアクセス競合が許可される
かどうかを判断する。局12は、接続制御インジケータ
130が無競合アクセスを示すかどうかを判断し、接続
制御インジケータ130が無競合アクセスを示す場合、
局12は、送信されるフレームに対応するチャネルアク
セス優先権レベルが、最後に送信されるフレームに対応
するチャネルアクセス優先権レベル144よりも上位に
あるかどうかを判断する。上位にある場合、局12は、
ネットワーク局10におけるいずれかの局が、送信され
るフレームに対応するチャネルアクセス優先権レベルよ
りも上位にあるチャネルアクセス優先権レベルで、メデ
ィア14へのアクセス競合を行う予定かどうか検出す
る。そうである場合、局12はアクセス競合を遅らせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CSMAネットワ
ークにおけるメディアアクセス制御(MAC)プロトコ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】メディアが共有メディアである場合に
は、データ伝送系すなわちネットワークは、あるタイプ
のメディアアクセス制御プロトコルを用いて、例えばA
C電力線あるいはイーサネット(登録商標)ケーブル等
の物理メディアへのアクセスを制御する。この共有メデ
ィアアクセス機構は、ポーリング、時分割多重アクセス
(TDMA)、トークンパッシング、搬送波検出多重ア
クセス(CSMA)、あるいはまた他の共有アクセスプ
ロトコルであってもよい。ポーリングは、中央に割り当
てられた主局を用いて、他の(従)局に対してポーリン
グを行い、他のこのようなノードに対して、このメディ
ア上での送信に対する明示許可を与える。TDMAプロ
トコルにおいては、各回のメッセージの前に、ネットワ
ーク主局がフレーム同期信号の同報通信を行なって、全
ての局のクロックを同期化し、同期化後、固有に割り当
てられたタイムスライスの間に各局が送信する。トーク
ンパッシング方式においては、伝送メディアへのアクセ
スは、トークンと呼ばれる特別なデータユニットによっ
て決定されるが、このトークンは局から局へと受け渡さ
れる。CSMAプロトコルにおいては、全ての伝送はメ
ディア上での同報通信であり、また局は伝送前にメディ
アに問い合わせを行なって、メディアがいつ空くかを判
断する。衝突回避方式CSMA(CSMA/CA)にお
いては、各伝送が進行している間、各局はメディアに問
い合わせを行い、伝送が終了した後、伝送前に選択され
たスロット番号に基づき、1つ以上の伝送(あるいは競
合解決)スロットの追加遅延を伴う特定の期間(あるい
はフレーム間ギャップの間)待機する。
【0003】優先順位付けに関するこれら一つ以上のプ
ロトコルには様々な種類があるが、これらは、効率的な
局間の対話すなわちサービス品質(QoS)要求事項を
保証する上で必要である。例えば、CSMA/CAを用
いると、第1スロットは、メッセージを受信したばかり
の局による応答に対して予約されることもあり、あるい
は、1つ以上のスロットを特定の優先権クラスの伝送
(あるいは局)に対して予約してもよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電力線ネットワーク環
境等のネットワーク環境において、CSMAプロトコル
の動作は、局間距離及び/又はチャネル状態によって悪
影響を受ける場合がある。更にCSMAプロトコルの動
作は、隠れ局(ノード)による場合と同様に、オーバー
ラップネットワークによって、すなわち、互いの通信を
意図していないが事実上互いの伝送状態について聞き取
りが可能であるネットワークによって起こる干渉(例え
ば、衝突)に影響されやすい場合がある。隠れ局とは、
その位置のために、同じあるいは隣接するネットワーク
における他局間の通信の半分しか聞き取れないネットワ
ーク上の局である。こうした状況あるいは条件の下で、
CSMA方式は効率的に機能せず、適切なネットワーク
の同期化及び規則的なメディアアクセス調停を維持でき
ない場合がある。もう1つの影響としては、ネットワー
クがQoS保証を厳密に履行できない場合があることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの側面にお
いて、あるネットワークの局では、送信されるフレーム
を有する局によるアクセス競合には、競合期間中の競合
制御情報の検出及びある局が、競合期間中にその局が接
続されている伝送メディアへのアクセス競合を許可され
ているかどうかについて競合制御情報から判断すること
が含まれる。
【0006】本発明の実施形態は、以下の特徴を1つ以
上含んでもよい。判断は、競合制御情報が無競合アクセ
スを示すかどうかの判断を含むことができ、また、競合
制御情報が無競合アクセスを示す場合には、送信される
フレームに対応するチャネルアクセスの優先権レベル
が、最後に送信されるフレームに対応するチャネルアク
セスの優先権レベルよりも上位であるかどうかを判断す
ることを含むことができる。
【0007】更に、競合制御情報が無競合状態を示し、
また送信されるフレームに対応するチャネルアクセスの
優先権レベルが、最後に送信されるフレームのチャネル
アクセスの優先権レベルよりも上位であるか、あるいは
競合制御情報が無競合状態を示さないいずれかの場合、
アクセス競合は、ネットワーク局におけるいずれかの局
が、送信されるフレームに対応するチャネルアクセスの
優先権レベルよりも上位のチャネルアクセスの優先権レ
ベルで、メディアへのアクセス競合を意図しているかど
うかの検出を含むことができる。伝送メディアへのアク
セス競合は、このような上位のチャネルアクセス優先権
レベルでアクセス競合予定の局に譲ることができる。更
にアクセス競合は、上位のチャネルアクセス優先権レベ
ルが検出されない場合、次の競合期間中でのメディアへ
のアクセス競合を含むことができ、また更にその競合期
間前に他の局に対して、対応するチャネルアクセス優先
権レベルでの競合予定の信号送信を含むことができる。
更に競合は、任意のバックオフ時間に対応する遅延期間
の確立、及びその遅延期間の継続期間中におけるアクテ
ィビティに対する伝送メディアの監視を含むことができ
る。監視中にアクティビティが検出されない場合は、フ
レームを送信できる。
【0008】ネットワーク局におけるいずれかの局が、
送信されるフレームに対応するチャネルアクセス優先権
レベルよりも上位のチャネルアクセス優先権レベルでメ
ディアへのアクセス競合予定であるかどうかの検出は、
競合期間直前の優先権解決期間において行われる。ネッ
トワーク局におけるいずれかの局が、送信されるフレー
ムに対応するチャネルアクセス優先権レベルよりも上位
のチャネルアクセス優先権レベルで、メディアへのアク
セス競合予定であるかどうかの検出は、優先権解決期間
中に少なくとも1つの他の局からの送信信号の検出を含
むことができるが、検出された送信信号は、その少なく
とも1つの他の局によって送信されたフレームのチャネ
ルアクセス優先権レベルを示す。
【0009】優先権解決期間は、n個の優先権解決スロ
ットを含むことができ、2n のチャネルアクセス優先権
レベルをサポートできる。nの値は2であり、各チャネ
ルアクセス優先権レベルは、2ビットの2進数値として
表すことができる。優先権解決期間は、2つの優先権解
決スロット、2ビットの2進数値における第1ビットに
対応する第1優先権解決スロット、及び2ビットの2進
数値における第2ビットに対応する第2優先権解決スロ
ットを含むことができるが、ここで、2ビットの2進数
値における2進数1は、2つの優先権解決スロットの内
対応する1つにおいて、検出される送信信号において、
受信される。
【0010】送信されるフレームに対応するチャネルア
クセス優先権レベルは、優先権解決スロットにおいて信
号送信される。優先権解決スロットにおける送信信号
は、対応するチャネルアクセス優先権レベルが2ビット
の2進数値における第1ビットが1であることを要求す
る場合には、第1優先権解決スロットにおける送信信号
を含むことができ、また、第1ビットが1であるか又は
他の局からの送信信号が第1優先権解決スロットにおい
て検出されない場合であって、対応するチャネルアクセ
ス優先権レベルが2ビットの2進数値における第2ビッ
トが1であることを要求する場合、第2優先権解決スロ
ットにおける送信信号を含むことができる。
【0011】最後に送信されるフレームを基準にして優
先権解決期間の始まる時期を予測するための仮想搬送波
検出タイマを維持してもよい。最後に送信されるフレー
ムは、フレーム制御情報を含むことができ、また仮想搬
送波検出タイマの維持は、フレーム制御情報を用いて仮
想搬送波検出タイマに値を提供することを含むことがで
きる。実際の搬送波検出を用いて、最後に送信されるフ
レームを基準にして優先権解決期間の始まる時期を判断
することができる。
【0012】伝送メディアは電力線でもよい。信号送信
は、OFDM記号の送信を含むことができ、ここで、送
信信号の検出は、送信されるOFDM記号の検出から構
成され、OFDM記号は、OFDM記号に対応する遅延
拡散性能特性のために、ほぼ全ての局によって観測可能
である。
【0013】優先権解決期間は、伝送メディア不活性期
間に続くことができる。本発明の利点は以下の通りであ
る。無競合アクセスを示す競合制御インジケータと多重
レベル優先権方式を組み合わせた結果、アクセスの公平
さをQoS待ち時間要求事項と釣り合わせることができ
る。また、実際の搬送波検出信号は微弱あるいは信頼性
が低くてもよいために、局には、第2の“仮想”搬送波
検出タイマ機構が設けられ、このタイマ機構によって、
各局が最後に送信されるフレームにおいて発生するフレ
ーム制御情報に基づき伝送メディアの占有期間の正確な
予測を維持できるようになる。更に優先権レベルに対応
する2進数フォーマットによって、上位の優先権レベル
から下位の優先権レベルを効率的に分離できる。OFD
Mによって、遅延拡散等の信号の取り扱いができるため
に、複数が競合する局による各優先権解決スロットにお
けるビット値の信号送信は、OFDMに非常に適してい
る。従って、これらの信号の整合はなされないが、各局
は、信号送信すると共に他の局の信号を信頼度良く検出
することができる。
【0014】本発明の他の特徴および利点は、以下の詳
細な説明及び請求項から明らかとなるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1において示すように、ネット
ワーク10は、例えば電力線(PL)等の伝送メディア
すなわちチャネル14に連結されるネットワーク局12
a、12b、・・・、12kを含む。伝送メディア14
上における少なくとも2つのネットワーク局12間での
通信中に、第1ネットワーク局、例えば12aは、送信
ネットワーク局(あるいは送信器)として機能し、少な
くとも1つの第2ネットワーク局、例えば12bは、受
信ネットワーク局(あるいは受信器)として機能する。
各ネットワーク局12は、ホストコンピュータ、ケーブ
ルモデム、あるいは他の装置(図示せず)といった端末
装置であるデータリンクユーザに接続するための論理リ
ンク制御(LLC)ユニット16を含む。更にネットワ
ーク局12は、データインターフェース20によってL
LCユニット16に接続されるメディアアクセス制御
(MAC)ユニット18、MACとPHY間のI/Oバ
ス24によってMACユニット18に接続される物理層
(PHY)ユニット22、及びアナログフロントエンド
(AFE)ユニット26を含む。AFEユニット26
は、別々のAFE入力線28aと出力線28bによっ
て、PHYユニット22に接続し、同時にAFEとPL
間のインターフェース30によって、伝送メディア14
に接続する。各局12は、ハードウェア、ソフトウェ
ア、及び単一機能を持ちアドレス指定可能なユニットと
してネットワーク上の他の局に現れるファームウェアを
表す。
【0016】一般的に、LLC、MAC、及びPHYユ
ニットは、開放型システム間相互接続(OSI)モデル
に準拠している。また特に、LLC及びMACユニット
はOSIモデルのデータリンク層に準拠し、PHY層ユ
ニットはOSIモデルの物理層に準拠している。MAC
ユニット18は、データのカプセル化/カプセル解読を
行い、また送信(RX)及び受信(RX)機能のための
メディアアクセス管理を行う。衝突回避タイプの他の適
切なMACプロトコルあるいは他のMACプロトコルタ
イプが用いられてもよいが、MACユニット18には、
IEEE802.11規格に述べられている衝突回避方
式搬送波多重アクセス(CSMA/CA)のような衝突
回避メディアアクセス制御方式を用いることが好まし
い。例えば、時分割多重アクセス(TDMA)方式を用
いてもよい。また、MACユニット18は、自動再送要
求(ARQ)プロトコルをサポートする。更に詳しく以
下において説明するように、PHYユニット22は、機
能の中でも特に、送信符号化及び受信復号化を行う。A
FEユニット26は、伝送メディア14への接続部を備
えている。AFEユニット26は、いかなる方法で組み
込まれてもよく、従って本明細書中ではこれ以上述べな
い。
【0017】局間でやり取りされる通信の単位は、フレ
ームあるいはパケットの形態である。本明細書中で用い
られるように、“フレーム”及び“パケット”という用
語は両者共、PHY層プロトコルデータユニット(PD
U)を意味する。これから述べるように、フレームは、
デリミタと共にデータ(すなわち、ペイロード)あるい
はデリミタそれ自身を含んでもよい。デリミタは、プリ
アンブル及びフレーム制御情報を組み合わせたものであ
る。データ及びフレーム制御情報は、MACユニット1
8から受信されるが、図2において更に詳細に以下にお
いて説明するように、PHYユニット22による取扱い
が異なる。フレーム及びデリミタ構造については、図3
乃至6において更に詳細に説明する。
【0018】図2において、PHYユニット22は、単
独局に対してTX及びRX機能の両方を行う。TX機能
をサポートするために、PHYユニット22は、スクラ
ンブラ32、データFEC符号器34(MACユニット
18から受信されるデータを符号化するためのもの)、
変調器36、フレーム制御情報を符号化するためのフレ
ーム制御FEC符号器38、同期化信号発生器40(自
動利得制御及び同期化に用いられるプリアンブル信号を
定めるためのもの)、及びIFFTユニット42を含
む。従来のポストIFFTデバイスについては、簡略化
のために省略する。ポストIFFTデバイスは、例え
ば、二乗余弦窓を有する巡回接頭語ブロック及びピーク
リミッタ並びに出力緩衝を含んでもよい。また、TX構
成ユニット52も含む。RX機能をサポートするため
に、PHYユニット22は、自動利得制御(AGC)ユ
ニット54、FFTユニット58、チャネル推定ユニッ
ト60、同期化ユニット62、フレーム制御FEC復号
器64、復調器66、データFEC復号器68、スクラ
ンブル解読器70、及びRX構成ユニット72を含む。
PHYユニット22に含まれ、送信及び受信機能の両方
で共有されるものは、MACインターフェース74、P
HY制御器76、及びチャネルマップメモリ78であ
る。チャネルマップメモリ78は、TXチャネルマップ
メモリ78a及びRXチャネルマップメモリ78bを含
む。
【0019】データ送信処理中に、データ及び制御情報
は、PHYとMAC間のバス24上において、PHYと
MAC間のインターフェース(MACインターフェー
ス)74で受信される。MACインターフェースは、ス
クランブラ32にデータを提供するが、このことによっ
て、データFEC符号器34の入力に与えられるデータ
が実質的にランダムなパターンになることを保証してい
る。データFEC符号器34は、順方向誤り訂正符号を
スクランブル化されたデータパターンに符号化し、次
に、符号化されたデータを交互配置する。いずれかの順
方向誤り訂正符号、例えばリードソロモンあるいはリー
ドソロモン符号と重畳符号の両者は、この目的に用いら
れる。変調器36は、フレーム制御FEC符号器38か
らFEC符号化データ及びFEC符号化制御情報を読み
込み、従来のOFDM変調方式に従ってOFDM記号の
搬送波に符号化データ及び制御情報を変調する。これら
の変調方式は同期方式でも、あるいは差分方式のもので
もよい。変調モードあるいはタイプは、特に、符号化率
1/2の2進位相偏移キーイング(“1/2BPS
K”)、符号化率1/2の4位相偏移キーイング(“1
/2QPSK”)、符号化率3/4の4QPSK(“3
/4QPSK”)であってもよい。IFFTユニット4
2は、変調器36、フレーム制御FEC符号器38、及
び同期化信号発生器40から入力を受信し、ポストIF
FT機能ユニット(図示せず)に処理済データを提供す
るが、このポストIFFT機能ユニットは更にフレーム
のコンテンツを処理した後に、AFEユニット26(図
1から)に転送する。
【0020】TX構成ユニット52は、PHYとMAC
間のI/F74から制御情報を受信する。この制御情報
は、データがMACインターフェース74から送信され
るチャネルについての情報を含む。TX構成ユニット5
2は、この情報を用いて、TXチャネルマップメモリ7
8aから適切なチャネル(あるいはトーン)マップを選
択する。選択されたチャネルマップによって、伝送モー
ドが指定されると共に全搬送波に対する(あるいはま
た、各搬送波に対する)変調タイプ(関連する符号化率
を含む)、及びデータの伝送に用いられる搬送波の組が
指定され、従って、データ伝送に対応するOFDM記号
ブロックサイズ(固定及び変動式の両者)が指定され
る。OFDM記号のブロックは複数の記号を含み、フレ
ームあるいはその一部に対応してもよい。TX構成ユニ
ット52は、チャネルマップデータからTX構成情報を
生成する。TX構成情報は、伝送モード、搬送波あるい
は各搬送波に対する変調タイプ(関連するFEC符号化
率を含む)、記号数及び記号当たりのビット数を含む。
TX構成ユニット52は、PHY制御装置76にTX構
成情報を提供するが、この制御装置はこの情報を用いて
データFEC符号器34の構成を制御する。構成制御信
号に加えて、制御装置76もまた、他の従来の制御信号
を、データFEC符号器34、並びにスクランブラ3
2、変調器36、フレーム制御FEC符号器38、同期
化信号発生器40、及びIFFTユニット42に提供す
る。
【0021】フレーム制御FEC符号器38は、MAC
から、PHYとMAC間のインターフェースユニット7
4を介して、デリミタタイプ、例えば、開始(フレーム
開始すなわち“SOF”)、終了(フレーム終了すなわ
ち“EOF”)、及びそのタイプに該当する他の情報等
の、デリミタに含まれるフレーム制御情報を受信する。
例えば、デリミタが開始デリミタである場合、伝送モー
ド及び他の情報を伝えるためのチャネルマップインデッ
クス、及びフレーム内の(送信される)OFDM記号の
数が受信局12bの使用のために提供される。
【0022】データ受信処理中に、送信ネットワークノ
ード12aによって受信ネットワークノード12bにチ
ャネル上で送信されるOFDMフレームは、PHYユニ
ット22において、AFEユニット26から、AGCユ
ニット54によって受信される。AGCユニット54の
出力は、FFTユニット58によって処理される。FF
Tユニット58の出力は、チャネル推定ユニット60、
同期化ユニット62、フレーム制御FEC復号器64、
及び復調器66に提供される。また特に、処理済受信デ
ータの位相及び振幅値は、チャネル推定ユニット60に
提供されるが、このチャネル推定ユニットは、送信ネッ
トワーク局12aにチャネル上で送られてもよい新しい
チャネルマップを生成する。次に、チャネルマップは、
同じ送信方向での後続の相互通信のために両局によって
用いられる(つまり、局12aが局12bへパケット情
報を送信している場合、及び局12bが局12aによっ
て送信されるパケット情報を受信している場合)。RX
構成ユニット72は、フレーム制御FEC復号器64か
ら、チャネルマップインデックス及びOFDM数を受信
し、RXチャネルマップ78bから、フレーム制御FE
C復号器64によって提供されるチャネルマップインデ
ックスによって指定されるチャネルマップを検索して、
制御装置76に、(チャネルマップパラメータから引き
出される)RX構成情報を提供する。RX構成情報は、
データFEC復号器68の構成に用いられるために、ブ
ロックの大きさ、及びフレームの復号化に必要な他の情
報を含んでいる。同期化ユニット62は、制御装置76
にフレーム開始信号を提供する。これらの入力に応答し
て、制御装置76は、データFEC復号器及び復調器6
6に、構成信号及び制御信号を提供する。例えば、復調
器66に、受信データに対応する変調タイプを伝える。
【0023】復調器66は、FFTユニット58から受
信された処理済データのOFDM記号を復号し、各記号
の各搬送波におけるデータの位相角をメートル値に変換
するが、このメートル値はデータFEC復号器によって
復号化のために用いられる。データFEC復号器68に
よって、(送信ノードの)データFEC符号器34から
データFEC復号器68に伝送中に生じるビット誤りが
訂正され、復調されたデータをスクランブル解読器70
に転送するが、このスクランブル解読器は、スクランブ
ラ32が行うことと逆の動作を行う。次に、スクランブ
ル解読器70の出力は、MACインターフェースユニッ
ト74に提供され、MACユニット18に転送される。
【0024】フレーム制御FEC復号器64は、FFT
58から符号化されたフレーム制御情報を受信し、制御
装置76から制御信号を受信する。フレーム制御FEC
復号器64はこれらの入力を用いてフレームデリミタに
おけるフレーム制御情報を復号及び変調する。フレーム
制御情報は、一旦復号及び変調されると、MACインタ
ーフェースユニット74に渡され、MACユニット18
に転送される。MACユニット18は、その情報からデ
リミタがフレーム開始を示すかどうか判断する。フレー
ムの開始が示される場合、RX構成ユニットは、MAC
ユニット18からフレーム制御情報(チャネルマップイ
ンデックス及び長さ)を受信して、更に復号化が必要な
ことを示し、RX構成ユニットは、このフレーム制御情
報を用いて、更に復号化するために受信器ユニットを構
成するよう制御装置に指示する。
【0025】簡略且つ明確にするために、PHYユニッ
トにおける送受信器機能ユニットの他の詳細な内容(こ
のことは、当業者には既知のことであり、本発明には関
係しない)については、本明細書中では大部分を省略し
ている。
【0026】図3において、伝送メディア14上で送信
ネットワーク局12aによって送信されるデータ伝送フ
レーム80のフォーマットを示す。データ伝送フレーム
80は、MACユニット18から受信されたデータを搬
送するペイロード82を含む。このデータは、ヘッダ8
4、本体86、及びフレーム検査シーケンス部(FC
S)88を含む。ローレンス・W・ヨングIII(Law
rence W.YongeIII)らによる同時継続出
願米国特許出願番号第09/455,186号、表題
“チャネル推定による順方向誤り訂正”、ローレンス・
W・ヨングIIIらによる同時継続出願米国特許出願番号
第09/455,110号、表題“高度チャネル推
定”、及びローレンス・W・ヨングIIIらによる同時継
続出願米国特許出願番号第09/377,131号、表
題“ローバスト伝送モード”において述べられている方
式に従って、ペイロード82が、図2に示す機能ユニッ
トによって送受信されることが好ましい。ここで挙げた
特許は全て本明細書中で参考として引用するが、他の方
式を用いてもよい。前述の米国出願番号第09/37
7,131号(“ローバスト伝送モード”)では、標準
モード及び低データ率ローバストモード(以下、単に
“ROBOモード”と呼ぶ)について述べられており、
ROBOモードは、(時間及び周波数の)広範な多様性
及びデータの冗長性を備え、悪条件下で動作するための
ネットワーク局の能力を向上させる。
【0027】引き続き図3において、更にフレーム80
は、一般的にはデリミタ情報と呼ばれる1つあるいは2
つのデリミタ90を含む。デリミタ情報90は、ペイロ
ード82の前にあるデリミタ、すなわち開始(あるいは
SOF)デリミタ92を含む。開始デリミタ92に加え
て、デリミタ情報90は、ペイロード82に続くデリミ
タ、すなわち終了(あるいはEOF)デリミタ94を含
む。開始デリミタ92は、第1プリアンブル96及び第
1フレーム制御フィールド98を含む。終了デリミタ9
4は、第2プリアンブル100、並びに第2フレーム制
御フィールド102を含む。プリアンブル96、100
は、自動利得制御、時間及び周波数に基づく同期化及び
実際の搬送波検出を実行あるいは可能にするために用い
られる多重記号フィールドである。プリアンブル96、
100は、長さが同じであってもよいし、異なる長さで
もよい。EFG104は、デリミタ94とペイロード8
2を分離する。フレーム80にEFG104を含むかは
任意である。
【0028】更に図3において、ヘッダ84は、セグメ
ント制御フィールド106、宛先アドレス(DA)10
8、及び送信元アドレス(SA)110を含む。SA及
びDAフィールド(各々6バイト)は、IEEE規格8
02.3に記載された対応するフィールドと同一であ
る。各アドレスは、IEEE48ビットMACアドレス
フォーマットある。
【0029】本体86は、フレーム本体112及びパッ
ドフィールド114を含む。一括して、フィールド10
8、110、及び112は、MACサービスデータユニ
ット(MSDU)116のセグメント又は全体を表す。
従って、MSDUは、MAC層によって提供されるMA
C管理情報と共に、上位OSI層(MAC層がサービス
を提供するOSI層)によって、MAC層が伝達するよ
うに割り当てられた情報を参照する。フレームの最後の
セグメントは、パディングが必要であり、確実にセグメ
ントがOFDMブロック全体を満たすようにしてもよ
い。このように、パッドフィールド114は、セグメン
トデータビットとセグメント終了部のFCS88間でゼ
ロを提供する。FCS88は、セグメント制御フィール
ド106の第1ビットからパッドフィールド114の最
後のビットまでの全フィールドのコンテンツの関数とし
て演算される16ビットCRCである。一方、パッドフ
ィールド114は、FCS88の後に置かれ、この場
合、パッドフィールド114はFCS演算から除外され
る。
【0030】ペイロード82は、最大時間長(待ち時間
を考慮した場合)及び長さとチャネル条件によって決ま
る変動バイト容量を有する。従って、ペイロード82
は、MSDU全体あるいはMSDUのセグメントのみを
含む容量を有してもよい。“長”フレームは、デリミタ
92、94、並びにペイロード82を含む。ヘッダ84
及びFCS88は両方とも、平文で(すなわち暗号化さ
れていない状態で)送信され、他方、本体86の一部
は、オプションとして、暗号化してもよい。ペイロード
フィールドは、PHYユニット22に対して、上位バイ
トを最初に、上位ビット(MSB)を最初に(ビット番
号7がMSBのバイト)渡す。開始デリミタ、ペイロー
ド、及び終了デリミタを持つ長フレームを用いて、ユニ
キャストあるいはマルチキャスト伝送の形態でMSDU
情報を伝える。
【0031】図3にデータ伝送フレームのフレームペイ
ロードをカプセル化するデリミタを示すが、例えば、M
ACのARQ方式の応答として用いられる場合、デリミ
タは単独で発生することができる。図4において、応答
デリミタ120は、第3プリアンブル122及び第3フ
レーム制御フィールド124を含む。デリミタのみを含
むフレーム、すなわちデータ伝送フレームから別々に送
信されるデリミタを含み、受信局によって用いられ、応
答が予想されるデータ伝送フレームに応答するフレーム
は、以下“短”フレームと呼ぶ。
【0032】他の例示のデリミタは、チャネルへのアク
セスを果たすのに用いられる他のタイプの“短”フレー
ム、例えば、トラフィックが混雑している間に発生する
衝突に起因したオーバーヘッドを低減することによっ
て、ネットワーク効率を改善するために用いてもよい
“送信要求”(RTS)フレーム等に関連付けてもよ
い。デリミタは、(通常、等時性のトラフィックに用い
られる)TDMA等、他のメディアアクセス機構によっ
て要求される種類の管理情報を含むタイプのものであっ
てもよく、従って、競合志向の必要がない。例えば、T
DMAネットワーク伝送であれば、ビーコンタイプのデ
リミタ(ビーコンデリミタ)を含み、各ノードがフレー
ムを送信及び受信すべき場合に、ネットワークの同期の
維持、管理を行う。
【0033】第1フレーム制御フィールド98、第2フ
レーム制御フィールド102、及び第3フレーム制御フ
ィールド124は、MACユニット18から受信される
制御情報に基づき、変調器36と共にフレーム制御FE
C符号器38によって生成される。一般的に、フレーム
制御フィールド98、102、及び124は、チャネル
アクセスのためにネットワークにおける全ての局で用い
られる情報を含み、フレーム制御フィールド98の場合
は、受信器復調のために宛先で用いられる情報を含む。
フレーム制御フィールド98、102、及び124は、
全ての局で聞き取られるようになっているために、フレ
ーム制御フィールド98、102、及び124が、物理
層符号化及び変調のローバスト形態を有することが望ま
しい。他の方式を用いてもよいが、本明細書中では参考
として引用する、ローレンス・W・ヨングIIIらによる
同時継続出願米国特許出願番号第09/574,959
号(弁理士登録04838/050001)、表題“ロ
ーバストOFDMフレーム伝送のためのフレーム制御符
号器/復号器”において述べられている方式に従って、
これらは、時間及び周波数領域交互配置並びに冗長性で
強化されたブロック符合によって、伝送誤りから保護さ
れることが好ましい。
【0034】一般的に、MACユニット18は、フレー
ム指示等の標準的なMAC機能をサポートする。また、
MACユニット18は、多数の異なる機構によって、サ
ービス品質を保証する。CSMA/CAプロトコルは、
最善の努力よりも良い送出を要求するデータタイプ用に
遅延を制御する多重レベル優先権方式に対して最適化さ
れる。4つの競合に基づくアクセス優先権レベルがサポ
ートされる。競合しようとする各伝送は、等しい優先権
の他の伝送と競合するだけでよい。4つのレベルについ
てのみ述べたが、優先権方式は追加的な優先権レベルを
含むように拡張することができる。更に、MACユニッ
ト18は、無競合アクセスを提供し、局がメディアアク
セスの制御を維持あるいは指示できるようにし、上位優
先権にのみ所有権を開放する。セグメンテーションは、
チャネルが上位優先権トラフィックに対して利用できな
い時間量を制限するために用いられ、このようにして、
遅延を上位優先権トラフィックに向ける。
【0035】更にMACユニット18によって、局フレ
ームが転送できるようになり、ネットワーク上の他の局
と通信しようとする局が間接的に(他の中間局を介し
て)通信することができると共に、ネットワーク10と
他のネットワーク間のブリッジが可能になる。
【0036】更に、MACユニット18は、信頼性の高
いフレーム送出を行う。MACユニット18は、レート
適応型PHY特性及び各送受信器間のチャネル推定制御
をサポートし、各方向におけるチャネル条件に対して最
適化されるPHY変調パラメータを確立する。また、A
RQが用いられることで、ユニキャスト伝送のための送
出が保証される。あるフレームタイプの受取りには、受
信器による確認応答が必要であり、ARQには、異なる
タイプの確認応答が用いられる。確認応答は、受信され
たフレームのステータスによって、肯定あるいは否定で
ある。有効なフレーム検査シーケンスを有するフレーム
が正しくアドレス指定されたフレームによって、受信器
が肯定確認応答(あるいは“ACK”)を発信側に送信
させる。送信局は、送信が失敗したと分かった又は推定
されるフレームを再送信することによって、誤りを訂正
しようとする。送信失敗は、衝突あるいはチャネル状態
が劣悪であったために、又は受信器側で充分なリソース
が欠如しているために発生する。“NACK”(チャネ
ル状態が劣悪である場合)あるいは“FAIL”(リソ
ースが充分でない場合)の応答が受信された場合に、送
信が失敗したと認められる。応答が予測される時に応答
が受信されない場合は、送信が他の何らかの理由によっ
て(例えば、衝突によって)失敗したと推定される。
【0037】ユニキャストARQに加えて、“部分AR
Q”が、MACレベルでのマルチキャスト及びブロード
キャスト伝送の信頼性を高めるために用いられる。この
“部分ARQ”によって、送信器は、少なくとも1つの
局がフレームを受信したと認知できる。
【0038】また、MACユニット18は、これから述
べるように、暗号化によって共有メディアにプライバシ
を提供する。これらの特徴及び他の特徴は、以下の図5
ないし8において詳細に説明されるフレーム構造によっ
てサポートされる。
【0039】図5A及び5Bは、フレーム制御フィール
ド98及びフレーム制御フィールド102各々のビット
フィールドの定義を図示したものである。図5Aにおい
て、フレーム制御フィールド98は、競合制御(CC)
フィールド130、デリミタタイプ(DT)132、可
変フィールド(VF)134、及びフレーム制御検査シ
ーケンス(FCCS)フィールド136を含む。競合制
御インジケータビット130は、全ての局によって監視
され、次の競合期間(あるいは“窓”)が、待ち状態の
上位優先権フレームを除き、全ての上位優先権フレーム
に対して競合ベースか、あるいは無競合であるかを示
す。CC=1、すなわち無競合アクセスを示す場合、競
合は、待ち状態フレームの優先権が設定されたCCビッ
トを含むフレームの優先権よりも上位である場合のみ可
能となる。CC=0、すなわち競合ベースのアクセスを
示す場合、競合は次の競合窓において可能となる。デリ
ミタタイプフィールド132は、デリミタ及び関連する
フレームに対する位置を特定する。開始デリミタの場
合、デリミタタイプは、2つの値の内一つ、すなわち予
測される応答が無いフレーム開始(SOF)と解される
値‘000’、あるいは予測される応答があるSOFと
解される値‘001’の内1つを有してもよい。開始デ
リミタタイプのいずれかのデリミタの場合、可変フィー
ルド134は、8ビットのフレーム長(FL)140及
び5ビットのチャネルマップインデックス(CMI)1
42を含むが、これらは、受信局においてPHYデバイ
ス22によって用いられ、受信されたフレームペイロー
ドを復号化する。フレーム検査制御シーケンス(FCC
S)フィールド136は、8ビットの巡回冗長検査(C
RC)を含む。FCCSは、CCビットで始まり、VF
ビットで終了するシーケンスの関数として演算される。
【0040】図5Bにおいて、フレーム制御フィールド
102は、同じ一般フィールドフォーマットを含む、す
なわちフィールド130、132、134、及び136
を含む。DTフィールドは、2つの値の内一つ、すなわ
ち予測される応答が無いフレーム終了(EOF)に対応
する値‘010’、あるいは予測される応答があるEO
Fに対応する値‘011’のうち1つを有してもよい。
こうした終了デリミタタイプのいずれの場合でも、可変
フィールド134は、2ビットのチャネルアクセス優先
権(CAP)144、予測される応答がある1ビットの
応答(RWRE)フィールド145、及び10ビットの
予約フィールド146を含む。CAPフィールド144
は、ネットワークにおける全ての局によって用いられ、
多重セグメント伝送あるいは(一般的にCCビットが設
定された)バーストの割込みが可能かどうかを判断する
現セグメント情報に対応する優先権レベルを示す。RW
REフィールド145は、2つの応答が続くことを示す
ために用いられる。予約フィールド146は、送信器に
よってゼロに設定され、また受信器には無視される。
【0041】再び図5Aにおいて、開始デリミタのフレ
ーム制御フィールド98に異なる定義(例えば、異なる
フィールド長、フィールドの追加あるいは省略)を与え
てもよいことがわかるであろう。例えば、終了デリミタ
が用いられない場合は、開始デリミタ92のフレーム制
御フィールド98において、CAPフィールド144
(図5Bにおけるフレーム制御フィールド102に示
す)等の追加情報を含むためにこの利用可能なビットを
用いることが望ましい。
【0042】図6において、(図4の)応答デリミタ1
20のフレーム制御フィールド124は、フレーム制御
フィールド98、102と同じ一般フィールドフォーマ
ットを含む。しかしながら、応答に対応するDT値(下
表1を参照)の場合、VFフィールド134は、応答が
生成されるフレームの終了デリミタにおける可変フィー
ルドからコピーされるチャネルアクセス優先権(CA
P)、1ビットのACKフィールド145、及び応答フ
レームフィールド(RFF)146を含む。RFF14
6は、ACK値=0b01(ACK)の場合、受信フレ
ーム検査シーケンス(RFCS)148として定義され
る。RFCS148は、応答が送られているフレームに
おいて受信される16ビットのCRC(FCSフィール
ド)の最下位の10ビットに対応する部分を含む。応答
を要求するフレームを送る送信局は、FCSの対応する
送信されたCRCビットに対してRFCSを比較し、応
答の有効性を判断する。送信局が一致を検出した場合
は、応答が受け取られる。RFCSがFCSの関連部分
と一致しない場合、応答は無視され、応答が受信されな
かったかのように扱われる。フレームに対して同様に固
有である、あるいは固有であると思われる(応答を要求
した)フレームからの他の情報を代わりに用いることが
できる。ACK値=0b0の場合、応答はACKではな
く、RFF146が1ビットのFTYPEフィールド1
49及び予約(RSVD)フィールド150として定義
される。FTYPEフィールド149によって、応答の
タイプが指定される(ACK以外の場合)。FTYPE
フィールド149における値0b0はNACKを示す。
FTYPE=0b1である場合は、応答タイプはFAL
Lである。応答デリミタに対するDTフィールド値につ
いては、下表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】図5A、5B、及び図6において、可変フ
ィールド134の内容は、デリミタタイプ132に左右
される。図5A、B、及び図6に例示したフレーム制御
フィールドにおいて、CCフィールド130は1ビット
長であり、ビット24に対応する。DTフィールド13
2は3ビット長であり、ビット23乃至21に対応す
る。VFフィールド134は13ビットのフィールドで
あり、ビット20乃至8に対応する。FCCSフィール
ド136は8ビット長であり、最下位バイト(LS
B)、すなわちビット7乃至0に対応する。
【0045】図7において、セグメント制御フィールド
106(図3から)は40ビットのフィールドであり、
MSDUセグメントを受信しセグメンテーションされた
MSDUの再組立てを行うために必要なフィールドを含
む。セグメント制御フィールド106は、以下のサブフ
ィールドを含む。すなわち、フレームプロトコルバージ
ョン(FPV)160、フレーム転送(FW)フィール
ド161、接続番号(CN)162、マルチキャストフ
ラグ(MCF)164、チャネルアクセス優先権(CA
P)166、チャネル推定(CE)フィールド167、
セグメント長(SL)168、最終セグメントフラグ
(LSF)170、セグメントカウント(SC)17
2、及びセグメント番号(SN)174、を含む。FR
Vフィールド160は、使用されるプロトコルバージョ
ンを示すために用いられる3ビットのフィールドであ
る。例えば、プロトコルの特定バージョンの場合、送信
器はそのフィールドを全て0に設定し、(復号化後の)
フィールドが0でない場合、受信器はそのフレームを破
棄する。FWフィールド161は、設定時に、フレーム
が転送されることを示すために用いられる。CNフィー
ルド162は、2局間の接続に割り当てられる接続番号
を指定する。MCF164は、DAフィールド108の
解釈に係らず、フレームがマルチキャストペイロードを
含むことを示す(従って、これから述べるように、受信
器は、受取るためにフレームの有効性を判断する際、実
際のDAを他の場所から探さなければならない)。以下
において更に詳述するが、このフラグによって、MAC
が部分ARQ方式を実行することができる。CAPフィ
ールド166は、終了デリミタ102及び応答デリミタ
124(図5B及び6にそれぞれ示す)の可変フィール
ド134における同様に命名されたフィールドと同一で
ある2ビットのフィールドである。この情報は、受信器
がこの情報を抽出して、終了デリミタ94を受信するこ
となく応答を構築できるように、セグメント制御フィー
ルド106において繰り返される。(以下に述べるよう
に)CEフィールド167は、受信器によって用いられ
るフラグであり、送受信器の接続用に新規チャネル推定
巡回が推奨されていることを送信器に示すためのもので
ある。SLフィールド168は、フレーム本体112に
バイト数を含む(従って、PAD114は除外する)。
最終セグメントフラグ170は、現セグメントがMSD
Uの最終(あるいは唯一の)セグメントである場合に設
定される1ビットのフラグである。セグメントカウント
フィールド172は、送信されたセグメント(あるいは
セグメント群)の逐次増分カウントを格納して、MSD
Uのセグメンテーション及び再組立てのために用いられ
る。SNフィールド174は、MSDU(MSDUがセ
グメンテーションされている場合は、その各セグメン
ト)に対応する10ビットの連続番号を維持し、新規の
各MSDUに対してインクリメントされ送信される。ま
た、SNフィールド174は、再組立て及びそれに対応
するフレームが2回以上LLCに渡されないようにする
ことにも用いられる。
【0046】図8において、フレーム本体フィールド1
12は、以下のサブフィールドを含んでもよい。すなわ
ち、暗号化制御180、MAC管理情報182、タイプ
184、フレームデータ186、PAD188、及び完
全性検査値(ICV)190を含んでもよい。フレーム
がセグメンテーションを受ける場合、様々なセグメント
に分割されるのはフレーム本体フィールド112であ
る。暗号化制御サブフィールド180及びICV190
は、フレーム本体フィールドがセグメンテーションを受
ける場合を除いて、全てのフレーム本体フィールド11
2に存在する。フレーム本体フィールド112の他のサ
ブフィールドは、各フレームにおいて出現しなくてもよ
い。
【0047】暗号化制御フィールド180は、暗号キー
選択(EKS)サブフィールド192及び初期化ベクト
ル(IV)サブフィールド194を含む。1オクテット
のEKSフィールド192は、デフォルトの暗号化/暗
号解読キー(EKS=0x00)か、あるいは255の
ネットワークキーの1つか、そのいずれかを選択する。
8オクテットのIVフィールド194は、選択されたキ
ーと合わせて用いられ、フレームデータの暗号化/暗号
解読を行う。暗号化あるいは暗号解読されるデータは、
IVフィールド194に続く最初のバイトで始まり、I
CV190(を含み)で終わる。IVフィールドを全て
0に設定することによって、送信器は暗号化を飛び越
し、受信器は暗号解読を飛び越す(すなわち、送受信は
平文で行われる)。
【0048】タイプ184及びフレームデータ186
は、MSDUを搬送する全てのフレームにおいて存在す
る。必要とされるパディングの量(すなわち、フレーム
本体112に加えられるビット数)は、SCフィールド
106のセグメント長168から判断され、処理系に依
存する。ここで述べた実施例においては、暗号化によっ
て、64ビットで割り切れるブロックに与えられるデー
タが処理されるために、パッドフィールド188によっ
て、ゼロがフレーム本体112に加えられ、フレームに
おけるビット数は64ビットの整数倍となる。ICV1
90は、IVに続く最初のバイトで始まり、PADフィ
ールド188(PADフィールド188が存在する場
合)で終わるバイト上において演算される32ビットの
巡回冗長検査である。ICV190を演算するために用
いられる多項式は、IEEE規格802.11において
用いられる32ビットのCRC−CCITT多項式であ
るが、例えば他の多項式に基づくCRC等の他のCRC
が用いられてもよい。別の処理系においては、暗号化さ
れた情報は、ICV190を含まなくてもよい。
【0049】フレームが誤って暗号解読された場合、I
CVフィールド190は、フレームをフィルタリングす
るために(すなわち、暗号解読されたフレームがLLC
に渡らないようにするために)、受信器によって用いら
れる。例えば、EKSが固有ではなく、2つ以上のネッ
トワークキーによって実際は共有されている場合、フレ
ームは、不正なネットワークキーで暗号解読される。異
なる論理ネットワークが、同じEKSを異なるネットワ
ークキーに対して選択する場合、この共通キーが存在す
ることがある。
【0050】フレーム本体112は、MAC管理情報1
82を含んでもよい。このフィールドがフレーム本体1
12に存在する場合、そのフォーマット及び内容は以下
の通りである。
【0051】図9において、MAC管理情報182は、
以下のサブフィールドを含む。すなわち、タイプ20
0、MAC制御(MCTRL)202、及びN項目フィ
ールド204を含み、またこの各項目フィールド204
は、MAC項目ヘッダ(MEHDR)206、MAC項
目長(MELEN)208、及びMAC管理項目データ
(MMENTRY)210を含む。タイプ200によっ
て、フレームがMAC管理情報を含み、MAC管理情報
フィールドが続くことが指定される。MELEN208
は、現行項目フィールド204の対応するMMENTR
Y210に何バイト含まれるかを指定し、次の項目フィ
ールド204に対するポインタとなる。
【0052】図10において、MCTRLフィールド2
02は2つのサブフィールドを含む。すなわち、1ビッ
トの予約フィールド212、及び第2の、7ビットのフ
ィールドの、MAC管理情報において続くMAC項目の
数(NE)204を示す項目数(NE)フィールド21
4を含む。
【0053】図11において、MEHDRフィールド2
06は2つのサブフィールドを含む。すなわち、MAC
項目バージョン(MEV)216、及びMAC項目タイ
プ(MTYPE)218を含む。MEV216は、使用
される解釈プロトコルバージョンを示すための3ビット
のフィールドである。送信器によって、MEVは全てゼ
ロに設定される。受信器がMEV≠0b000と判断し
た場合、受信器は、層管理MACフレーム全体を破棄す
る。5ビットのMAC項目タイプ218によって、MA
C項目命令あるいはそれに伴う要求が定義される。各M
AC項目タイプの値及び解釈については、表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】また、表2は、列3乃至5において、項目
が局のMACによって上位層からMACによるローカル
な使用のために受信されるかどうか(列3)、項目がデ
ータフレーム(すなわち、MSDUあるいはMSDUセ
グメント)に対して、メディア上で送信されるために付
加されるかどうか(列4)、あるいは項目がデータフレ
ーム無しでメディア上において送信されるかどうか(列
5)を示す。
【0056】図12Aにおいて、要求チャネル推定を指
定する(MEHDRフィールド206における)MTY
PE218に伴うMMENTRYフィールド210は、
要求チャネル推定MAC管理項目210Aである。要求
チャネル推定項目210Aは、チャネル推定バージョン
220及び予約フィールド222を含む。CEV220
がゼロとならない場合は、この項目は無視される。
【0057】図12Bにおいて、(図12Aの)要求チ
ャネル推定MAC管理項目210Aによって、受信局
が、応答チャネル推定MAC管理項目210Bの形態で
チャネル推定応答を返す。このフィールドはMMENT
RYフィールドであり、チャネル推定応答を指定するM
TYPE218に続く。チャネル推定応答項目210B
は、チャネル推定要求を受信した後、受信器によって送
られる可変長のMACデータ項目である。以下において
述べるように、このシーケンスは、MACチャネル推定
制御機能の一部である。
【0058】引き続き図12Bにおいて、チャネル推定
応答項目210Bのサブフィールドは以下を含む。すな
わち、チャネル推定応答バージョン(CERV)22
4、予約(RSVD)226及び228、(CMI14
2において要求側によって挿入される)受信チャネルマ
ップインデックス(RXCMI)230、有効トーンフ
ラグ(VT)232、FEC率(RATE)234、ブ
リッジプロキシ(BP)236、変調方法(MOD)2
38、もう1つの予約フィールド240、ブリッジされ
た宛先アドレス(NBDAS)242、及び1乃至nの
ブリッジされた宛先アドレス(BDAn)246を含む
ブリッジされた宛先アドレス244を含む。RXCMI
フィールド230は、チャネル推定応答を返す局の送信
元アドレスに対応する値を含む。従って、この応答を受
信する局は、応答側に送信する際に、フレーム開始デリ
ミタ98のCMIフィールド142にその値を挿入す
る。有効トーンフラグ232は、特定のトーンが有効
(VT[x]=0b1)か、あるいは無効か(VT
[x]=0b0)どうかを示す。RATEフィールドビ
ット234は、重畳の符号化率が1/2(RATE=0
b0)か、あるいは3/4か(RATE=0b1)どう
かを示す。ブリッジプロキシビット236は、チャネル
マップが1つ以上の宛先アドレスに対してプロキシ化さ
れていることを示す。NBDAS242は、プロキシ化
された宛先アドレスの数を示し、BDA1...n24
6の各々は、異なる宛先アドレスを含む。MODフィー
ルド238は、4つの異なる変調タイプの内1つを指定
する。すなわち、ROBOモードに対応するMOD値
‘00’、DBPSK変調に対応するに対応するMOD
値‘01’、DQPSK変調に対応するMOD値‘1
0’、予約値であるMOD値‘11’(送信に用いられ
る場合は、受信時は無視される)の内の1つを指定す
る。
【0059】ネットワーク10において、チャネルある
いは局12の内任意の2局間接続は、トーン(搬送波)
の実行可能性、及び様々な変調タイプの受容性に対し
て、固有なものであり得る。従って、MACユニット1
8はチャネル推定制御機能提供し、チャネルの属性を明
らかにする。チャネル推定機能によって、データ伝送率
が最大となるように二地点間での送信器と受信器の接続
が展開また維持される。マルチキャスト伝送はROBO
モードで行われ、送信器と受信器との間のチャネル特性
には依存しない。また、有効なチャネルマップが存在し
ない特定の宛先アドレスに対するユニキャスト伝送も、
ROBOモードで行われる。
【0060】接続が新規である場合(送信器が受信器と
それまで通信をしていない、すなわち等価的に、有効チ
ャネルマップがDAに対して存在しない場合)、送信器
は、受信器にROBOモードでフレームを送信する前の
フレームにMSDUを有するチャネル推定要求MAC項
目210A(図12A)を含む。チャネル推定要求MA
C項目210Aを受け取る際、受信器は、(40個の記
号の)最初に受信されたブロックあるいはセグメントの
多重ブロック、あるいは更にフレーム全体の特性を解析
して、その接続にとって最善のトーンの組合及び最適な
変調タイプを判断する。この解析は、CEユニット60
によって、受信局のPHYデバイス22(図2)におい
て実行され、上記で参考にした米国特許出願番号第09
/455,110号において述べられているチャネル推
定処理に従って実行されることが好ましい。受信局は、
チャネル推定応答MAC項目210B(図12B)にお
けるチャネル推定に起因するチャネルマップを返す。ま
た、チャネル推定応答MAC項目210Bも、チャネル
マップがその方向に存在しない場合、ROBOモードで
送信される。この応答を受け取る際、送信器は、(図5
A、デリミタ98におけるCMI142に提供される)
対応するチャネルマップインデックスと共に、(チャネ
ルマップインデックスが対応する)チャネルマップが有
効である間更にDAに対して送信するために、その応答
において指定されるチャネルマップ「有効トーンフラグ
232、FEC率234、及び変調238」を利用す
る。
【0061】接続が新規でない(すなわち、前回のチャ
ネル推定巡回が実行された)場合、チャネルマップは、
例えば、推定タイムアウトの後、あるいはまた、(受信
器によって判断される)最適なデータ率を表さなくなる
と、失効状態になっている。推定タイムアウトになる
と、この接続上で引き続き何らかの伝送が行われること
によって、新規のチャネル推定巡回が発生することによ
って、接続が最適な状態で確実に維持されるようにな
る。受信器によって、チャネル状態が向上しているか、
あるいは悪化しているかが(誤り数の減少と誤り数の増
加を各々検出することによって)判断される場合、この
送信器には、新規のチャネル推定が発生したと告げられ
る。受信器は、送信器に送られるフレームにおけるセグ
メント制御106(図7)においてCEフラグ167を
設定することによって、その勧告を行う。セットCEフ
ラグ167を有するフレームを受け取ることによって、
送信器が、ROBOモードで送られるフレームを用いて
チャネル推定を開始する。他方、受信器は、MAC管理
項目を用いてこの勧告を行うことが可能である。また、
これから述べるように、送信器が再送信中にROBOモ
ードになるように要求された場合、フレーム送信中にチ
ャネル推定が修復手順の一部として行われる。
【0062】図13A、Bにおいて、接続情報要求及び
接続情報応答のタイプを指定する、MTYPE218に
伴うMMENTRYフィールド210は、各々接続情報
要求210C(図13A)及び接続情報応答210D
(図13B)である。図13Aにおいて、接続情報要求
フィールド210Cは、宛先アドレス(DA)フィール
ド247を含む。DAフィールド247によって指定さ
れるDAは、要求を行う局が接続情報を求めている局の
アドレスである。図13Bにおいて、接続情報応答フィ
ールド210Dは、接続情報要求210Cにおいて同様
に命名されたフィールドによって指定されるDAのコピ
ーを含むDAフィールド248を含む。更に、接続情報
応答フィールド210Dは、DAに対する応答側のTX
チャネルマップに基づく40記号ブロックにおいてバイ
ト数(あるいはまた、最長フレームにおけるバイト数)
を指定するバイトフィールド249を含む。図40乃至
46において後述するように、接続情報要求及び応答
は、フレームの転送に用いられる。
【0063】図14において、セットローカルパラメー
タフィールド210Eは、ローカル局のMACアドレス
250(MA[47乃至0]はIEEE48ビットMA
Cアドレスフォーマットである)及びトーンマスク25
2を設定する17バイトのデータ項目であるが、このト
ーンマスクは、ネットワークによって使用可能なトーン
を示す。使用されないトーンは、トーンに適用される信
号を有さない。トーンマスク252は、指定のトーンが
使用可能か(TM[x]=0b1)、あるいは使用不可
か(TM[x]=0b0)どうかを示す84ビットの使
用可能なトーンフラグを含む。TM[0]は最低周波数
トーンに対応する。
【0064】図15において、置換ブリッジアドレス項
目タイプを指定するMTYPE218に伴うMMENT
RYフィールド210は、置換ブリッジアドレス項目フ
ィールド210Fである。項目フィールドは、他のメデ
ィア上にあって、ブリッジを介してアクセスされる局の
原宛先アドレス(ODA)260を識別する6バイトを
含む。更に項目フィールド210Dは、他のメディア上
にあって、ブリッジを介してアクセスされる局の原送信
元アドレス(OSA)262を識別する6バイトを含
む。この項目を受信する局は、これらのフィールドを用
いて、原イーサネットフレームを再構築する。ブリッジ
ングプロキシ機構については、図32乃至37において
更に詳細に述べる。
【0065】図16において、セットネットワーク暗号
化キーを指定するMTYPE218に伴うMMENTR
Yフィールド210は、セットネットワーク暗号化キー
項目210Gである。項目210Gは、暗号化キー選択
(EKS)266及びネットワーク暗号化キー(NE
K)268を含む。これらのフィールドが適用されるM
ACのプライバシ機構は、図29乃至31において後述
する。
【0066】図17において、応答を有するマルチキャ
ストを指定するMTYPE218に伴うMMENTRY
フィールド210は、応答を有するマルチキャスト項目
210Hであり、またマルチキャスト伝送用として部分
ARQをサポートするために用いられる。応答を有する
マルチキャスト項目210Hは、マルチキャスト宛先ア
ドレス272(あるいはまた、マルチキャスト宛先アド
レスのグループを表す少なくとも1つのマルチキャスト
宛先アドレス)及びその項目におけるマルチキャスト宛
先アドレスの数に対応するマルチキャスト宛先アドレス
(MDA)カウントフィールド274を含む。(図5
A、5Bにおいて)上述したように、この項目が用いら
れる場合、フレームヘッダ84(図3)におけるDA1
08は、マルチキャスト宛先アドレス272に対するプ
ロキシであり、デリミタタイプが応答要求タイプである
場合、応答を生成する。
【0067】図18において、連結タイプを指定するM
TYPE218に伴うMMENTRYフィールド210
は、連結項目210Iである。この項目によって、ホス
トが、同じCAPを有する特定の宛先に送出するための
多数の短いフレームを連結する機構が提供される。この
ことによって、ネットワークの処理能力が高まるが、こ
れは、各フレームに対応する固定オーバーヘッドが与え
られた場合、短いフレームは効率的ではないためである
(例えば、SOFデリミタ、EOFデリミタ、応答、並
びに後述の異なったフレーム間の間隔)。連結MMEN
TRYデータフィールド210Iは、以下のフィールド
を含む。すなわち、共に連結されるフレームの数を示す
ためのNFフィールド276、及び項目に存在する各フ
レームの場合、移動長(RL)フィールド277、ペイ
ロード(フレーム)長フィールド(FRAMELEN)
278、及びペイロードフィールド279を含む。RL
フィールドは、設定される(RL=0b1)場合、フレ
ーム用のFRAMELENフィールド278を除去して
原フレームを抽出するように、受信器に対して示す。R
Lフィールドの中身を用いて、フレームにおける原タイ
プフィールドが実際にフレーム長を指定する場合、フレ
ーム長フィールドの重複を防止する。RL=0b0であ
る場合、FRAMELENフィールド278は、そのフ
レーム用の原タイプフィールドであり、従って、原フレ
ームの一部である。この項目がMAC層管理情報182
に含まれる場合、それが最終項目になる。この項目の存
在によって、ペイロードフィールド184及び186が
用いられることはない。項目がこのタイプである場合、
MELENは、全長が指定されないために受信器がFR
AMELENの各発生を調べて原フレームを抽出するよ
うに受信器に対して示すある値、例えば1に設定され
る。
【0068】図示はしていないが、要求パラメータ及び
統計値並びに応答パラメータ及び統計値を指定するMT
YPE値に対応する項目(上表2に記述)は、局指定の
パラメータ及び診断目的に有用であるネットワーク性能
の統計値を収集するために用いられる。
【0069】他のMAC管理項目タイプも同様に定義及
び使用が可能である。再び表2において、セット接続及
び使用接続並びに擬似フレームに対するMTYPE値に
対応する項目が用いられて、CSMAネットワークにお
けるQoS用の無競合間隔のセッションをサポートす
る。擬似フレーム項目は、この項目が含まれているフレ
ームのフレームペイロードが破棄されることを、受信器
に対して示す。セット及び使用接続の項目のフォーマッ
ト及びこれらの項目(並びに擬似フレーム項目)を用い
る無競合アクセス機構の動作については、図39A、3
9B、及び図37、38各々において以下において詳述
する。
【0070】MACユニット18によって使用されてい
る方式等の分散メディアアクセス方式において、送信局
12aは、搬送波検出機構を介して伝送メディア14を
検出して、他の局が送信しているかどうかを判断する。
搬送波検出は、分散アクセス手順の基本部分である。物
理的な搬送波検出は、プリアンブルの検出とパケット本
体によるOFDM記号の追跡によってPHYによって行
われる。PHYによってMACに提供される物理的搬送
波検出信号送信に加えて、MACもまた、タイミング精
度を向上するために、仮想搬送波検出(VCS)を用い
る。VCS機構は、(VCSタイムアウト値を維持する
ための)タイマ及びフラグを用いて、フレーム制御フィ
ールドに表される情報に基づく予測されるチャネル占有
継続期間を追跡する。従って、物理的あるいは仮想搬送
波検出のどちらかがビジーと示しても、メディアがビジ
ーであると考えられる。メディアはまた、局が送信中の
場合はビジーであると考えられる。
【0071】図19A乃至19Dにおいて、チャネル上
での優先権解決及びビジー状態に伴う競合を利用するメ
ディア共有方式を示す。接続インタースペースフレーム
スペース(CIFS)280は、応答が予測されない最
終の正常に受信されたフレーム伝送の終了部と、新規の
伝送のための優先権を解決するために用いられる優先権
解決期間(PRP)284の開始部との間のフレーム間
スペーシングを定める。図19Aにおいて、最終フレー
ム伝送は、データフレーム伝送80の形態で行われる。
優先権解決期間284は、第1優先権解決スロットP0
286、及び第2優先権解決スロットP1 288を含
む。チャネルアクセス優先権(CAP)には4つのレベ
ルがある。すなわち、最上位の優先権はCA3=0b1
1で示され、最下位の優先権はCA0=0b00で示さ
れる。下表3は、優先権解決スロット286及び288
に対するCAPを表にしたものである。
【0072】
【表3】
【0073】IEEE802.1規格の現行バージョン
には、ブリッジングされたネットワーク環境におけるユ
ーザ優先権及びアクセス優先権の使用方法について記載
されている。ユーザ優先権とは、アプリケーションのユ
ーザが要求し、そのトラフィックに対応する優先権であ
る。アクセス優先権とは、MACが提供する分化された
トラフィッククラスの数である。下位条項7.7.3、
802.1Dによって、トラフィッククラスに対するユ
ーザ優先権を表にしたものが定められている。本明細書
中で述べる5つに分化されたトラフィッククラス、すな
わち、4つのチャネルアクセス優先権(CA0乃至CA
3)と無競合アクセスに対応するクラスは、1対1で、
トラフィッククラス0乃至4に対応する。
【0074】引き続き図19Aにおいて、任意のバック
オフ間隔292の後にある競合窓290の間に特定の優
先権で競合するという意図は、競合解決スロットC、・
・・、Cによって表され、以下の様に優先権解決期間2
84において信号送信される。チャネルへのアクセスを
要求する局によって、フレーム制御フィールドに含まれ
るPRP284(本例の場合、図5Bにも示すデリミタ
94)の直前にデリミタが、セット競合制御ビット13
0を受信したかどうか、またCAPフィールド144に
おいて、PRP284における局によってそれ以外の場
合示される優先権以上の優先権を指定したかどうかが判
断される。そうである場合、局は、現行PRPにおいて
競合する意図の表示を取り止める。代わりに、局はVC
Sの値を更新し、拡張フレーム間スペース(EIFS)
の継続期間、あるいは次の伝送の終了を検出するまで
の、どちらか先に発生した方の間待機する。
【0075】図19Bに、PRP284にすぐ続く例示
の無競合伝送フレーム294を図示する。この例の場
合、無競合状態が、デリミタ92におけるセット競合制
御ビット130を用いて、先行競合窓290の間に競合
に勝つことによって、データ伝送フレーム80を送った
局によって確立されている。
【0076】これ以外の場合、再び図19Aにおいて、
局はPRP284の間にそれ自身の優先権を信号送信す
る。P0 286の間に、優先権がスロット0において2
進数1(すなわち、CA3あるいはCA2)を要求する
場合、局は優先権解決記号を主張する。一方(下位優先
権の場合)、優先権解決記号が他の局によって送信され
たかどうかがその局によって検出される。P1 286の
間に、局が最終スロットにおいて信号送信して、局の優
先権が、局がこのスロットにおいて信号送信することを
要求する場合、局はそのようにする。局がP1 スロット
288ではなく、P0 スロット286において信号送信
し、他の局がこのスロットにおいて信号送信しているこ
とを検出する(P1 スロット288の間に)場合、上位
優先権局に従い、競合窓290の間に伝送を取り止め
る。また、局は(後述する約束事に従い)適正な値でV
CSを設定する。局がP0 スロット286において信号
送信せず、他の局が信号送信したことを検出した場合、
1 288における送信あるいは競合窓290における
送信を取り止める。再び、適正な値でVCSを設定す
る。従って、局が信号を主張しなかったスロット28
6、288の内1つにおいて、優先権解決記号を検出し
た場合、局は、残りのスロット286、288の一つに
おける送信又は競合窓290における送信を取り止め
る。このように、各局は、送信待ち状態の最上位レベル
の優先権を判断し、自分自身の待ち状態の送信が下位優
先権に属する場合、各局は送信を延期する。優先権信号
送信が完了して、局が上位優先権によって先を越されな
かった場合、これから述べるように、バックオフ手順に
従って競合窓290においてアクセス競合する。
【0077】図19Cにおいて、最終データ伝送80が
要求し、応答124を伴う場合、局は、応答フレーム間
スペース(RIFS)298の間待機する。すなわちデ
ータフレーム伝送80の終了部と対応する応答124の
開始部との間の時間待機する。CIFS280は応答1
24に続く。チャネルの所有権が交換に関わる局によっ
て維持されるように、多くのプロトコルによって、最短
のフレーム間スペースが応答に割り当てられる。MAC
は、フレームヘッダの情報を用いて、応答が予測される
かどうかを局に通知する。応答が予測されない場合、C
IFSが実効状態になる。
【0078】図19Dに、応答後行われる例示の無競合
伝送を図示する。本例の場合、無競合状態が、セット競
合制御ビットを有する最後のデータ伝送80を送った局
によって確立される。(従って、セット競合制御ビット
を有する応答124が返され、先の競合窓290の間に
競合に勝つ。) 上述の拡張フレーム間スペース(EIFS)は、最大フ
レーム時間(すなわち、記号における最大許容フレーム
長及びデリミタ(群)×記号時間)及び応答時間(記号
における応答長×記号時間)に、PRP、CIFS、及
びRIFSを加えることによって演算される。(上記で
検討したように)無競合アクセスに対して割込みをかけ
ることができない場合、EIFSは、局によって用いら
れる。また、局が、メディアの状態を完全には把握して
いない場合もEIFSは用いられる。局が2つの他の局
間でのフレーム交換の内片方のみを聞き取る場合、又は
局が初めにネットワークにアタッチされる場合、あるい
は受信されたフレームの誤りによって明瞭に復号できな
くなった場合、こうした状態が起こり得る。EIFS
は、他のフレーム間のスペースよりもかなり長く、こう
した状態のいずれかが起きる場合、進行中のフレーム伝
送あるいはセグメントバーストに対して衝突を防止す
る。メディアが最小EIFSのために空き状態であった
場合、チャネルアクセス競合は必要ではなく、フレーム
は直ちに送信されてもよい。
【0079】再び図19A及び19Cにおいて、バック
オフがまだ実行状態ではなく、又新しいランダム値が必
要でない場合、局はランダムバックオフ時間292を生
成して、遅延を追加する。バックオフ時間は以下のよう
に定義される。
【0080】 バックオフ時間=ランダム()*スロット時間 (1) ここで、ランダム()は、区間[0、競合窓]からの均
一に分散された擬似ランダム整数であり、競合窓(C
W)値は、最小値7から最大値63まで変動し、スロッ
ト時間は所定のスロット時間として定義される。バック
オフ手順を入力する局は、そのバックオフ時間を上述し
たように設定する。
【0081】MACユニット18は、チャネルアクセス
を制御するために、多数のタイマ、カウンタ、制御フラ
グ、及び他の制御情報を維持する。バックオフ時間値
は、バックオフカウンタあるいはカウント(BC)によ
って維持され、物理的及び仮想搬送波検出両方が空き状
態であると判断する各スロット時間に対して、1ずつデ
クリメントされる。BCは、搬送波検出がアクティブで
ある全てのスロットに対して一時停止される。伝送は、
BCが0までデクリメントした場合行われる。VCS値
はVCSタイマによって維持され、仮想搬送波ポインタ
フラグ(VRF)によって解釈される。VCSタイマ値
は、有効フレーム制御情報が送受信されるたびに更新さ
れ、フレームが待ち状態ではない場合も更新される。V
CSがEIFSに設定される状態が起こらない場合、有
効フレーム制御情報が受信される度にVPFは1に設定
される。VCSがEIFSに設定される場合、VPFは
ゼロに設定される。VPFが1に設定される場合、VC
S値は次の競合を指し示す。VPFがゼロに設定される
場合、VCS値はネットワークの空き状態時間を指し示
す。VCS及びVPFの設定については、図4において
以下更に詳述する。
【0082】また、全ての局は、送信カウンタ(T
C)、延期カウンタ(DC)、バックオフ手順カウンタ
(BPC)、NACK応答(NACKカウント)カウン
タ、及び“無応答”カウンタ(NRC)を維持する。全
てゼロに初期設定される。TCは、フレーム送信毎にイ
ンクリメントされる。BPCは、バックオフ手順が呼び
出される度にインクリメントされる。NRCは、応答が
予測される場合応答が受信されない度にインクリメント
される。また、MACユニットはフレームタイマ(“F
rmTimer”)を維持し、最大フレーム寿命時間値
で設定される。送信される(あるいは再送信される)パ
ケットは、送信中を除いて(応答間隔を含む)、Frm
Timerが期限切れになる(ゼロに達する)場合、放
棄される。
【0083】CWは初期値に7をとり、伝送が失敗する
度に、あるいはDCがゼロになる場合、2進数の指数級
数における次の値をとる。CW及びBPCは、伝送が成
功した後、また(TCがその最大許容閾値に達するか、
あるいはフレームがFrmTimerの最大寿命時間を
超えるために)伝送がアボートされた場合リセットされ
る。ACKが予測される場合にACKが受信される全て
の伝送の後、あるいは応答確認がなされないサービスに
対して伝送が完了した後、TCは、ゼロにリセットされ
る。CWに対するべき乗打切り級数は、2n −1で定義
されるが、ここでnの範囲は3から6である。CW及び
DCは、次の規則に従がってBPC値に基づいて設定さ
れる。すなわち、初期伝送(BPC=0)の場合、CW
=7及びDC=0、第1伝送(BPC=1)の場合、C
W=15及びDC=1、第2伝送(BPC=2)の場
合、CW=31及びDC=3、第3及び後続の伝送(B
PC>2)の場合CW=63及びDC=15である。
【0084】VPFに加えて、MACユニット18もま
た、フレーム制御フィールド98,102、及び124
における同様に命名されたフィールドのCCビットに対
応して、競合制御(CC)フラグを格納し、維持する。
CCフラグは、受信された各デリミタにおけるフレーム
制御情報に基づいて、設定あるいはクリアされ、また、
VCS値がゼロに達し、VPFがゼロになる場合もクリ
アされる。値がゼロの場合は、通常の競合であることを
示す。値が1の場合は、上位優先権レベルが待ち状態で
ない限り、競合が無い(すなわち無競合アクセス)こと
を示す。
【0085】図20において、フレームあるいはパケッ
トの到着時間によって、局がPRP及び競合窓信号送信
にどの程度参入するかが決まる。パケット到着時間(す
なわち、パケットがPHYで伝送待ち行列に入り、その
ため“待ち状態”であると判断される時点)が他のパケ
ットが伝送されている間、あるいは後続のCIFS間隔
(第1パケット到着時間300として示す)の間に発生
する場合、送信しようとする局は、既述のチャネルアク
セス手順に従って、PRPスロット286、288及び
競合窓290に参入する。フレームが、MACによって
0 286の間に伝送待ち行列に入る(第2パケット到
着時間を302として示す)場合、局は、優先権解決の
ための上述した規則の下で、フレームの優先権が先取り
されてしまっていない限り、P1 スロット288に参入
できる。局が優先権解決の結果に基づいて競合できる場
合、フレームはバックオフ手順に続くことができる。フ
レームが、P1 288あるいは競合窓290の間に伝送
待ち行列に入る(第3パケット到着時間を304として
示す)場合、局はPRPには参入できないが、送信され
るフレームの優先権が優先権解決のための上述した規則
の下で先取りされない限り、競合窓290の間にバック
オフ手順に続く。
【0086】応答を要求するフレームを送信した後、送
信器は応答間隔の間待機した後、フレーム伝送が失敗し
たことを判断する。フレームの受信が応答間隔の終了ま
でに開始されない場合、送信器はそのバックオフ手順を
呼び出す。フレームの受信が開始された場合、局は、フ
レーム終了を待ち、フレーム伝送が成功したかどうかを
判断する。有効ACKの受信は、フレーム伝送の成功を
判断し、次のセグメントで開始するか、あるいは伝送の
成功を報告するために用いられる。有効NACKを受信
することによって、送信器がフレームを伝送するための
バックオフ手順を呼び出して、BPCをゼロにリセット
する。送信器が有効FAILを受信する場合、送信器
は、所定の期間遅れた後、BPCをリセットし、バック
オフ手順を呼び出す。有効であっても無効であっても他
のフレームが受信された場合は、伝送が失敗したものと
判断される。局は、受信が終了する時点でバックオフ手
順を呼び出し、受信されたフレームを処理する。
【0087】送信局は、フレーム交換が成功するか、あ
るいは適正なTCリミットに達するまで、すなわち送信
寿命時間(Frmtimer)を超えるまで、再送信を
続ける。局は、送信される各フレーム毎に送信カウント
を行う。TCは、フレームが伝送される度にインクリメ
ントされる。この送信カウントは、フレームが成功裏に
送信された場合、あるいは再送信リミットあるいは送信
寿命時間を超えてしまったためにフレームが破棄される
場合、ゼロにリセットされる。
【0088】上述したように、VCSタイマを全ての局
が維持して、チャネルアクセスの信頼性を向上させる。
VCSタイマは、フレームデリミタのフレーム制御フィ
ールドに含まれる情報に基づいて設定される。局はこの
情報を用いて、メディアの予測されるビジー状態を算出
し、この情報をVCSタイマに格納する。VCSタイマ
は、全ての正常に受信されたフレーム制御フィールドか
らの情報で更新される。受信局は、指定されたデリミタ
タイプの受信に基づく表4に定義される規則に従うが、
ここで、フレーム長は記号の数で測られている。
【0089】
【表4】
【0090】また、VCSタイマも、局がアクセス競合
できないことを判断する場合、PRPが終了した時点で
更新される。上述したように、MACユニット18は、
セグメンテーション/再組立てをサポートする。ホスト
からのMSDUを更に小さいMACフレームに分割する
処理のことを、セグメンテーションと呼ぶ。その逆の処
理を再組立てと呼ぶ。セグメンテーションによって、厳
しいチャネル上でのフレーム送出の機会が改善され、上
位優先権の局に対するより優れた待ち時間特性がもたら
される。アドレス指定された送出の全ての形態(ユニキ
ャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト)は、セグ
メンテーションを受けてもよい。
【0091】MACユニット18に到達したMSDU
は、MSDUの大きさ及びリンクが維持するデータ率に
よって1つ以上のセグメントに配置される。単独の全M
SDUセグメントをMACフレームの単独で連続的なバ
ーストで送信しようとあらゆる努力がなされる。肯定応
答及び再送信は、各セグメントに対して、独立して行わ
れる。
【0092】MSDUが多数のセグメントにセグメント
化される場合、これらのセグメントは、単独のバースト
で送られて、待ち時間応答及びジッタ性能をなお考慮に
入れつつ、可能ならば、受信リソースへの要求量を最小
化し、またネットワークの処理能力を最大化する。図5
Bにおいて上述したように、セグメントのバースト送信
は、フレーム制御における競合制御及びチャネルアクセ
ス優先権フィールドを用いることによって達成される。
セグメントのバーストは、上位優先権の伝送を有する局
によって先取りされてもよい。
【0093】セグメントバーストを送る場合、局は、通
常の方法すなわち上述の方法で、メディアへの競合を行
う。いったん局がメディアを制御すると、競合制御ビッ
トを0b1に設定し、(セグメントが属する)MSDU
の優先権をフレーム制御のチャネルアクセス優先権フィ
ールドに挿入し、そして同じかあるいは下位の優先権の
伝送を有する局とメディアに対して更に競合することな
く、セグメントをバースト送信する。局は、各セグメン
ト伝送に伴う優先権解決期間において示される上位優先
権を有する伝送を遅らせる。伝送終了に続くPRPにお
いて全ての局毎の通常競合を許可する前に、局は、MS
DUの最後のセグメントにおいて、セグメントを送信し
て、フレーム制御で競合制御ビットを0b0にクリアす
る。
【0094】局が、メディアを占有しているセグメント
バーストの優先権よりも上位の優先権のフレームに対す
る伝送要求を受信する場合、現セグメントの伝送にすぐ
続くPRPにおいて、メディアに対して競合する。セグ
メントバーストが上位優先権待ちフレームによって先取
りされる場合、セグメントのバーステーションを行って
いた局は、メディアに対して競合して、セグメントバー
ストを再開する。メディアの制御を取り戻した場合、局
はセグメントバーストを再開する。
【0095】従って、セグメントのバースト送信は、与
えられた優先権レベルで、メディアの単独の局制御を提
供する。最上位優先権レベル(CA3)を与えられるこ
とによって、局は、セグメントバーストの継続期間の
間、他の局のメディアへのアクセスを全て排除してもよ
く、またセグメントバーストは、割込みをかけられない
で進行することができる。CA3優先権レベルでのバー
スト送信は、上位優先権トラフィック(すなわち、無競
合トラフィック)を阻止し、このためQoSに影響を及
ぼすが、CA3優先権レベルの使用に制約を課すことが
望ましい。例えば、CA3レベルは、無競合伝送のみに
制限することができる。一方、セグメントのバースト送
信は、優先権レベルCA0乃至CA2、並びにCA3
(無競合トラフィックの場合のみ)に制限することがで
きる。
【0096】優先権のように、待ち時間は、QoSに対
して、フレーム送出動作において重要な役割を担う。更
にまた、低品位な待ち時間特性は、指定の優先権レベル
でのフレーム送出動作に悪影響を与える。こうした影響
を抑える1つの手段は、なんらかの方法で、待ち時間を
制限することである。既述の実施例において、所定の閾
値時間、例えば2msよりも短い閾値時間の間、全ての
伝送がメディアを占有するようにするためにフレーム長
が制限される。最上位優先権レベルで最大の性能を発揮
するために、最上位優先権レベルは、フレーム長制約の
対象から除外されるか、あるいはより緩慢な制限を受け
るようにすることが好ましい。しかしながら一方、容易
に実現するために、全てのレベルをフレーム長制限制約
の対象にすることができる。待ち時間を制限することに
よって送出性能を改善する他の手段は、ある条件下にお
いて(例えば、上述したように、セグメントバーストが
トラフィックの上位優先権クラスによって割込みをかけ
られる条件下において)、セグメントバーストを制限す
ることである。
【0097】図21において、MACユニット18の機
能性は、MAC状態機械310として図示されており、
TXハンドラ311及びRXハンドラ312を含み、い
くつかのサービスアクセスポイントに連結され、MAC
とLLCの境界面側では、MACデータサービスアクセ
スポイント(MD−SAP)313及びMAC管理サー
ビスアクセスポイント(MM−SAP)314を含み、
またMACとPHYの境界面側では、PHYデータサー
ビスアクセスポイント(PD−SAP)316及びPH
Y管理SAP(PM−SAP)318を含む。MAC状
態機械310は、論理リンク制御(LLC)副層に、M
ACデータサービスアクセスポイント(MD−SAP)
313を介して、サービスを提供する。状態機械310
は、LLC副層によって、MAC管理サービスアクセス
ポイント(MM−SAP)314を介して管理される。
MAC状態機械310は、PHYデータサービスアクセ
スポイント(PD−SAP)316を介してPHY層の
サービスを用い、またPHY管理SAP(PM−SA
P)318を介してPHYを管理する。
【0098】MACデータサービスは、1つのMD−S
AP313から1つ以上のそのようなMACデータサー
ビスアクセスポイントへの移送を行い、暗号化、優先
権、再試行の施策、及び送信される各MSDUに対する
直接肯定応答サービスの選択、並びに受信される各MS
DUに対する優先権及び暗号化の指示ができるようにし
ている。MACデータサービスには、以下の基本命令が
含まれる。すなわち、MD_DATA.Req、MD_
DATA.Conf、及びMD_DATA.Ind32
0が含まれる。MD_DATA.Req基本命令は、ロ
ーカルLLC副層から単独ピアLLC副層エンティテ
ィ、あるいは多重ピアLLC副層エンティティ(グルー
プアドレスの場合)への転送を要求する。この基本命令
は以下を含むためにフォーマット化される。すなわち、
フレーム長、MAC副層宛先アドレスあるいはアドレス
群、送信局のMAC副層送信元アドレス、送られるフレ
ームに対して要求された優先権(0乃至3の値又は“無
競合”)、フレームの寿命時間(フレームが破棄される
までの時間の長さ)、必要に応じて用いられる所望の再
送信施策を示す再試行制御、暗号化キー選択、伝送前に
フレームを暗号化するために用いられるネットワーク暗
号化キーを示す0乃至255の整数値、暗号化をイネー
ブル又はディスエーブルにすることが可能な暗号化、こ
のフレームに対する応答が宛先から求められることを示
すよう要求される応答、上位層のプロトコルタイプを示
すタイプ、及びデータ、あるいはまた特に、ピアMAC
副層エンティティに対して、指定の宛先アドレスあるい
はアドレスに移送される予定の上位層データを含む。M
D_DATA.Conf基本命令は、MACによって、
MD_DATA.Reqの受信を確定し、伝送が成功し
たかあるいは失敗したかを示す状態の形態で要求された
伝送の結果を示す。MD_DATA.Ind基本命令
は、単独ピアLLC副層エンティティからLLC副層エ
ンティティへのMSDUの移送を示す。それには、フレ
ーム長、DA、フレームを送信した局のSA、フレーム
が受信された優先権、フレームを暗号化するために用い
られた暗号化キーを示す暗号化キー選択、暗号化イネー
ブル、タイプ(再度、上位層プロトコル)、及びピアM
AC副層エンティティから、送信元アドレスに移送され
たデータが含まれる。
【0099】PHYは、MACに、1組のデータサービ
ス基本命令324及び管理サービス基本命令326を介
してサービスを提供する。PD_DATA.Req基本
命令は、PHYがメディア上に情報を伝送し始めること
を要求する。PHYは応答して、開始デリミタ、MAC
プロトコルデータユニット(MPDU)、及び終了デリ
ミタを送る。要求には、25ビットのSOFデリミタや
25ビットのEOFデリミタと共に、PHY送信ユニッ
トを構成するために用いられるTXチャネルマップイン
デックス値が含まれる。PD_DATA.Conf基本
命令は、PD_DATA.Req基本命令によって要求
される伝送を確認する。それによって、成功か失敗かの
いずれかの伝送状態が示される。PD_DATA.In
d基本命令は、伝送がPHYによって受信されたことが
MACに示す。それは、チャネル特性、チャネルアクセ
ス優先権、セグメント長、MPDU、及びFEC誤りフ
ラグを含む。チャネル特性は、チャネル推定に用いられ
る情報のリストを含む。チャネルアクセス優先権は、終
了デリミタにおいて受信される優先権情報の値である。
MPDUは、ピアMACエンティティによって送信され
る情報である。FEC誤りフラグは、FECが、受信さ
れた情報に訂正不能な誤りがあることを判断したことを
示す値である。PD_DATA.Rsp基本命令は、P
HYによって要求された応答デリミタを送信し、応答デ
リミタにおいて搬送された情報を指定する。それによっ
て、状態(すなわち、送信される要求応答タイプ、例え
ば、ACK、NACK、あるいはFAIL)、競合制御
値、及びチャネルアクセス優先権が指定される。PD_
RX_FR_CRTL.Ind基本命令は、開始及び終
了デリミタにおいて受信される情報のMACエンティテ
ィに表示を行う。PD_RX_FR_CTRL.Rsp
基本命令は、MACエンティティによって用いられPH
Yに制御情報を提供する、それには、PHYがデリミタ
に対して走査を行うように、あるいはPHYがアクティ
ブな受信状態になるように示す受信状態が含まれる。更
にPD_RX_FR_CTRL.Rsp基本命令は、P
HYが受信するであろうと予測される記号の数に対応す
るフレーム長、及び受信に用いられることになっている
トーンを一覧するRXチャネルマップを指定する。PD
_PRS_Listen.Req基本命令は、MACエ
ンティティによって用いられ、PHYがPRPスロット
の間に聞き取りを行うことを要求し、またPD_PR
S.Ind基本命令は、PHYによって用いられ、優先
権解決記号が受信されたことをMACエンティティに示
す。PD_PRS.Reqは、MACエンティティによ
って用いられ、PHYが優先権解決記号を送信すること
を要求する。PHY管理サービス基本命令326は、以
下を含む。すなわち、PHYが送信あるいは受信に用い
られないトーンのマスクを設定することを要求するPM
_SET_TONE_MASK.Req、及びその要求
された動作の成功あるいは失敗を示すPM_SET_T
ONE_MASK.Confを含む。
【0100】図22に、MAC送信(TX)ハンドラ3
11の構成図を示す。送信ハンドラ311は、4つの処
理を含む。すなわち、送信MACフレーム加工処理33
0、暗号化処理332、セグメンテーション処理33
4、及びPHYフレーム送信処理336を含む。TXハ
ンドラ311は、以下のパラメータを格納する。すなわ
ち、局(あるいはデバイス)アドレス338、トーンマ
スク340、再試行制御342、ネットワーク暗号化キ
ー(群)344、及びTXチャネルマップ346を格納
する。
【0101】TXのMACフレーム加工処理330は、
(先に述べたように)データ要求及び管理セット/ゲッ
ト要求上で行われる。それによって、以下が入力として
受信される。すなわち、MD_SAP313からのMD
_DATA.Reqデータ基本命令、暗号化キー344
からのネットワークキー、トーンマスク340からのト
ーンマスク、デバイスアドレスユニット338からの局
アドレス、TXチャネルマップ有効性及びTXフレーム
状態、及びMM_SAP314からのセット/ゲット要
求管理基本命令が受信される。これらの入力に応答し
て、それによって、以下が提供される。すなわち、MD
_DATA.Confデータ基本命令、再試行制御、ネ
ットワークキー及びキー選択、トーンマスク、新規の局
アドレス、PM_SET_TONE_MASK.Req
管理基本命令、DAに対するTXチャネルマップインデ
ックス、及びMD_DATA.Reqに基づくTX平文
フレーム(TCF)が提供される。処理330が、TC
FにいずれかのMAC管理情報フィールドのサブフィー
ルドを挿入するかどうかは、入力管理基本命令の中身、
特に、MM_SET_RMT_PARAMS.Req、
及び他の入力に依存する。
【0102】暗号化処理332は、TX平文フレーム
(TCF)及び選択されたネットワークキーを入力とし
て受信する。暗号化処理332は、暗号化がイネーブル
状態にされるかどうかを判断し、そうである場合は、任
意の8バイトのIV値を取得し、完全性検査値を追加
し、TEF、選択されたネットワーク暗号化キー、及び
IVを暗号化してTX暗号化フレーム(TEF)を形成
する。暗号化処理332は、セグメンテーション処理3
34にTEFを提供する。
【0103】セグメンテーション処理334は、最大フ
レーム長に基づきセグメントを提供する。セグメンテー
ション処理334は、最大のセグメント(あるいはフレ
ーム)サイズに基づき最後のセグメントまでフレーム本
体をセグメントに分割することによって、MSDUのセ
グメント化を行うが、分割は、他の性能パラメータも満
たすように適切に調整される。例えば、隠れノードが応
答伝送を聞き取る前に、第1セグメントが、時間の長さ
を短くするように最小長さを有するようにすることが望
ましい。いったん伝送がセグメントに対して試行される
と、そのセグメントが、宛先に成功裏に送出されるか、
あるいは変調の変化が要求されるまで、その中身及び長
さは、そのセグメントに対して変化しない。
【0104】PHYフレーム送信処理336は、伝送あ
るいは上述したような優先権を有するチャネル競合を用
いる伝送試行を開始する。PHYフレーム送信処理33
6については、図23乃至25に示す。
【0105】図23において、PHYフレーム送信処理
336は、伝送メディア上で送られるフレームの到着デ
リミタで始まる(段階400)。送信器は、タイミング
情報及び優先権を維持するための制御を初期化する(段
階402)。タイミング情報は、バックオフ手順カウン
ト(BPC)、送信カウンタ(TC)、NACKカウン
タ(NACKcount)、及び無応答カウンタ(NR
C)によって維持されるカウントを含み、これらの値は
各々ゼロに設定される。更にタイミング情報は、送信寿
命時間値に対応するタイマ、FrmTimerを含む。
寿命時間値がLLCユニットによってMACユニットに
渡されない場合、FrmTimerは、規定値として、
最大値(MaxLife)に設定される。優先権は、フ
レームに割り当てられるチャネルアクセス優先権の値に
設定される。送信器は、VCS及びCSの値がゼロであ
るかどうかを判断することによって、メディアがビジー
かどうかを検出する(段階403)。これらの値がゼロ
でない、すなわちメディアがビジーである場合、送信器
は、同時に、メディア上で受信される有効デリミタに基
づきVCS、VPF、及びCC値を更新しつつ、両者に
対して値がゼロであると検出するまで待機する(段階4
04)。次に、VPFが1であるかどうかを判断する
(段階405)。VPFがゼロである場合、フレームセ
グメントは送信され、またTCがインクリメントされる
(段階406)。段階403にいて、メディアが空き状
態であると判断された場合、送信器は、搬送波検出スロ
ット(CSS)の間、すなわちCIFSの間に、到着が
発生したかどうかを判断する(段階407)。CSSの
間に到着が発生した、あるいは段階405で、VPF=
1である場合、送信器は、信号がCSSにおいて検出さ
れたかどうかを判断する(段階408)。CSSの間に
到着があった(段階407)が、その期間中に信号が検
出されなかった(段階408)場合、あるいは優先権解
決スロットにおける1スロットの間に到着があった場合
(段階409)、送信器は、前回の伝送が無競合アクセ
スを示したかどうか、すなわちセットCCビットを含ん
だかどうかを判断する(段階410)。無競合アクセス
が示されている場合、送信器は、その優先権(フレーム
待ち伝送の優先権)をEOF及び/又は応答において示
される優先権のそれと比較することによって割込みでき
るかどうかを判断する、あるいは最後の伝送が、送られ
たフレームの前セグメントであった場合は継続すること
ができるかどうかを判断する(段階412)。送信器が
割込みあるいは継続できない場合(既に進行中の伝送ス
トリームの一部として、例えば、無競合期間中に局間で
のセグメントバースト、あるいはフレームの交換中)、
EIFS及びVPFに対してVCS値をゼロに設定する
(段階414)。段階412で、送信器が割込みあるい
は継続できると判断された場合、あるいは段階410
で、無競合アクセスが示されない場合、送信器はその優
先権を信号送信し、同様にチャネルアクセスを待ってい
る他の局の優先権に対して聞き取りを行う(段階41
6)。
【0106】送信器がより上位優先権を検出しない場合
(段階418)、チャネルアクセスの競合へと進む(段
階419)。競合が成功した場合、そのセグメントが送
信され、そのTCがインクリメントされる(段階40
6)。競合が不成功(すなわち、他の局が現在送信して
いる)場合、現伝送のフレーム制御フィールドが有効で
あるかどうかを判断する(段階421)。フレーム制御
フィールドが有効な場合、送信器は、VPFを1に設定
し、フレーム制御フィールドに基づきVCSを更新し
(段階422)、そして段階404に戻って空き状態の
チャネルを待つ。フレーム制御フィールドが無効な場合
(偽同期信号あるいは弱い信号の場合が考えられる)、
送信器は段階414に戻る(VCSをEIFSに等し
く、またVPF=0に設定する)。
【0107】再び段階409において、フレームがPR
S間隔後到着するが、競合窓の間に既に到着していたと
判断された場合(段階423)、送信器は、前回のフレ
ーム伝送が無競合であったかどうかを判断する(段階4
24)。無競合アクセスが示されない場合、送信器は
(より上位の優先権が検出されたかどうかを判断するた
めの)段階418に進む。無競合アクセスが示されてい
る場合、送信器は、伝送に割込みできるかどうかを判断
する(段階426)。送信器が割込めない場合、段階4
14でVCS及びVPFを更新し、段階404に戻って
次の空き状態のチャネルを待つ。段階426で送信器が
割込むことができると判断された場合、送信器は段階4
18に進む。フレームが段階423で競合窓後到着した
と判断される場合、送信器は、フレームセグメントを送
信し、段階406でTCを1だけインクリメントする。
【0108】フレームセグメントが段階406で送信さ
れた後、送信器は、応答あるいは肯定応答が予測される
かどうかを判断する(段階428)。肯定応答が予測さ
れ、また受信された場合(段階430)、あるいは肯定
応答が予測されない場合、送信器は、全ての追加的なセ
グメントがデータ伝送ストリームの一部あるいはバース
トとして送信されるかどうかを判断する(段階43
2)。そうである場合、送信器は、BPC、TC、NA
CKcount、及びNRCをゼロにリセットする(段
階433)。次に送信器は、FrmTimerがゼロに
なるかどうか、あるいはTCが送信リミットを超えるか
どうかを判断することによって、フレームが放棄されな
ければならないかどうかを判断する(段階436)。ど
の条件も真である場合、送信器は、フレームが破棄され
てしまったことを報告し(段階438)、処理は終了す
る(段階440)。フレームは破棄されないが、その代
わり再送信される場合、送信器は段階403に戻る。段
階432で送信されるセグメントがそれ以上無い場合、
送信器は伝送が成功したことを報告し(段階442)、
段階440で処理を終了する。段階442で肯定応答が
予測されて、受信されない場合、更に処理は応答を解消
して(段階444)、段階436のフレーム廃棄決定に
進む。
【0109】図24において、応答444を解消する処
理は、NACKが受信されたかどうかを判断することか
ら始まる(段階446)。NACKが受信された場合、
NACKcountはインクリメントされ、BPCはゼ
ロに設定される(段階448)。処理444によって、
NACKcountがNACKcount閾値よりも大
きいかどうかを判断する(本例の場合、閾値は4)(段
階450)。NACKcountが閾値4よりも大きい
と判断される場合、NACKcountがゼロにリセッ
トされ、ローバスト(ROBO)伝送モードが用いられ
(段階452)、処理は段階436に進む(図23)。
NACKcountが閾値よりも小さい場合、処理は直
接段階436に進む。応答が予測され、またFAIL応
答が受信される場合(段階454)、処理は、全ての有
効フレーム制御情報上でVCS、VPF、及びCCを更
新しつつ(段階458)、所定の期間、図示例では20
ms間待機し(段階456)、NACKcount及び
BPCを両方ともゼロに設定し(段階460)、段階4
36に戻る。応答が予測され、また応答が受信されない
場合(すなわち、段階454でFAILが受信されない
場合)、他のフレーム制御情報が受信されたかどうかが
判断され(段階462)、受信された場合、EIFS及
びVPFに対するVCSがゼロに設定される(段階46
4)。これ以外の場合、NRCがインクリメントされ
(段階466)、NRCがNRC閾値よりも大きいかど
うかを判断する(段階467)。NRCがNRC閾値よ
りも大きいと判断される場合、処理にはROBOモード
が用いられ(段階468)、処理は再び段階436に戻
る。段階467でNRCがNRC閾値以下であると判断
された場合、変調モードを調整しないまま、処理は段階
436に戻る。
【0110】図25において、チャネルアクセス競合処
理419は、BPC、DC、あるいはBCがゼロである
かどうかを判断することによって始まる(段階47
0)。ゼロであると判断された場合、送信されるセグメ
ントが前回の伝送から継続しているかどうかを判断する
(段階471)。継続でない場合、処理は以下のことを
実行する。すなわち、BPCの一機能として競合窓CW
及び延期カウントDCを確立すること、すなわち、各B
PC=0、1、2、>2に対してf1(BPC)=7、
15、31、63である場合、CW=f1(BPC)と
すること、また各BPC=0、1、2、>2に対してf
2(BPC)=0、1、3、15である場合、DC=f
2(BPC)とすること、BPCをインクリメントする
こと、及びRnd(CW)が区間(0、CW)から均一
に分布する任意の整数とする時、BC=Rnd(CW)
と設定することである(段階472)。(段階471で
の)継続の場合、CW=7、DC=0、BPC=0、及
びBC=0と設定される。段階470でBPC、DC、
あるいはBCがゼロでない場合、DCがデクリメントさ
れ(段階474)、またBCがデクリメントされる(段
階476)。段階472、473、あるいは476の
後、処理419によって、BCがゼロであるかどうかが
判断される(段階478)。BCがゼロである場合、処
理は段階406に進み、パケット伝送を開始し、TCを
インクリメントする(図23)。BCがゼロでない場
合、処理は1つのCRSスロットの間待機し(段階48
0)、CSがゼロであるかどうかを判断する(段階48
2)。CSがゼロである場合(すなわち、搬送波が検出
されない場合)、処理は段階476に戻る(BCをデク
リメントする)。段階482でCSがゼロでない場合、
処理419によって、現伝送における同期信号が有効で
あるかどうかが判断される(段階484)。信号が無効
である場合、処理419は段階480に戻り、他のCR
Sスロットの継続時間の間待機する。同期信号が有効で
ある場合、処理419は現伝送のデリミタにおけるフレ
ーム制御フィールドの有効性を判断するために段階42
1に進み(図23)、これによってそれ以上競合は許可
されない。
【0111】図26に、MAC受信(RX)ハンドラ3
12の構成図を示す。RXハンドラ312は、4つの機
能を含む。すなわち、PHYフレーム受信処理490、
再組立て494、暗号解読処理496、及び受信MAC
フレーム加工処理498を含む。RXハンドラ312
は、以下のパラメータを格納する。すなわち、局アドレ
ス338、トーンマスク340、暗号化キー(群)34
4、チャネル特性506、RXチャネルマップ512、
及びTXチャネルマップ346を格納する。
【0112】PHYフレーム受信処理490によって、
RX(任意)暗号化されたセグメント(RES)が受信
される。すなわち、全ての着信セグメントのフレーム制
御フィールドを解析し、並びに全ての着信セグメントの
本体を受信する。それによって、チャネル特性が格納さ
れ、また再組立て処理494に対してRESが利用可能
にされる。
【0113】図27において、フレーム受信処理490
は、以下の通りである。処理490は、同期信号を検索
し、VCSを監視することによって(段階522)、始
まる(段階520)。処理490によって、VCSがゼ
ロであるかどうか、またVPFが1であるかどうかが判
断される(段階524)。VCSがゼロであり、またV
PFが1である場合、CIFSの搬送波が検出され(段
階526)、また搬送波が検出されるかどうかが判断さ
れる(段階528)。(段階528において)搬送波が
検出されない場合、処理はCIFSの終了を待ち(段階
530)、PRSにおいて聞き取りを行い、その間隔に
おいて聞き取られる全ての優先権を記録する(段階53
2)。その処理によって、VCSがEIFSに、VPF
はゼロに設定され(段階534)、処理は段階522に
戻る。段階528で搬送波が検出される場合、処理は直
接段階534へと進む。
【0114】(段階524において)VCSがゼロでは
なく、またVPFが1ではない場合、同期信号が検出さ
れたかどうかが判断される(段階536)。同期信号が
検出されなかったと判断される場合、処理は段階522
に戻る。同期信号が検出されたことが判断された場合
(段階536)、着信セグメントのデリミタにおけるフ
レーム制御フィールドが受信され、また解析される(段
階538)。フレーム制御が有効であるかどうかが(F
CCSフィールドに基づいて)判断される(段階54
0)。フレーム制御が無効である場合、処理は段階53
4に進む。フレーム制御が有効である場合、フレーム制
御がフレーム開始を示すかどうかが判断される(段階5
42)。フレーム開始が示されない場合、VCS及びV
PFが更新され、またフレーム制御によって示される優
先権が記録され(段階544)、処理は段階522に戻
る。フレーム制御がフレーム開始を示す場合、すなわ
ち、フレーム制御が開始デリミタに含まれる場合(従っ
て、RXチャネルマップ、長さ、応答が予測されるかど
うか、また競合制御フラグに対するインデックスを含む
場合)、セグメント本体及び(終了デリミタがフレーム
に含まれた場合)終了デリミタが受信される(段階54
6)。DAが有効であるかどうかが判断される(段階5
48)。DAが有効である場合、RXバッファが利用可
能かどうかが判断される(段階550)。バッファスペ
ースが利用可能である場合、FEC誤りフラグを検査す
ることによって、また演算されたCRCがFCSと等し
くないかどうかを判断することによって、セグメントが
誤って受信されるかどうかが判断され(段階552)、
また、有効であり、また応答が要求される場合、(状態
=ACKにおいてPD_DATA.Rspを用いて)A
CK応答の伝送が準備されて命じられると共に、RES
及びチャネル特性が格納される(段階554)。追加セ
グメントが、セグメント化されたフレームの一部として
受信されるべきかどうかが判断される(段階556)。
それ以上セグメントが受信されない場合、フレーム受信
が成功したことが示され(図26に示す、他のRX処理
494、496、及び498に対して)(段階55
8)、処理は、段階560においてVCSがゼロになる
のを待った後、段階526でCIFSにおいて搬送波を
検出する段階に進む。
【0115】引き続き図27において、再び段階552
を振り返ると、セグメントが無効であり、また応答が予
測される場合、NACK応答の伝送が準備されまた行わ
れる(すなわち、状態=NACKの場合のRD_Dat
a.Rsp)(段階562)。フレームが破棄され(段
階564)、また処理は段階560に戻る。段階550
において、バッファスペースが利用可能ではなく、応答
が予測される場合、FAIL応答の伝送が準備され、行
われ(状態=FAILの場合のPD_DATA.Rs
p)(段階566)、処理は、段階564でフレームを
破棄する段階に戻る。段階548において、DAが無効
である場合、セグメントがマルチキャストでアドレス指
定されるかどうかが判断される(段階568)。セグメ
ントがマルチキャストでアドレス指定される場合、バッ
ファスペースが利用可能であるかどうかが判断される
(段階570)。バッファスペースが利用可能である場
合、セグメントが有効であるかどうかが判断される(段
階572)。セグメントが有効である場合、処理は段階
556に進み、追加的な着信セグメントがあるかないか
検査される。段階568において、セグメントがユニキ
ャストでアドレス指定されたと判断された場合、あるい
は、セグメントはマルチキャストされるが、段階570
において利用可能なバッファスペースが不足していると
判断される場合、処理は段階564に進む(フレームの
破棄)。
【0116】再び図26において、フレーム全体が組立
てされるまで、再組立て処理494によって、PHYフ
レーム受信処理490によって受信されるセグメントが
蓄積される。各セグメントは、セグメント制御フィール
ド106(図7)を含むが、このフィールドは、セグメ
ント長(SL)168、セグメントカウント(SC)1
72、及び最後のセグメントフラグ170を提供する。
SL168は、セグメントにおけるMSDUバイトの数
を指定するが、セグメントは記号ブロックサイズに一致
するようパディングされるため、受信器において、MS
DUバイトの決定及び抽出に用いられる。SC172
は、第1セグメントに対して、ゼロから順次増加してい
く整数を含む。最後のセグメントフラグは、最後の、あ
るいは唯一のセグメントに対して、0b1に設定され
る。再組立て処理494は、このことを利用し、またM
SDUを再組立てするために各セグメントにおける他の
情報を用いる。1に設定された最後のセグメントフラグ
を有するセグメントが受信されるまで、受信器は、セグ
メントカウント順にセグメントを組合わせることによっ
て、MSDUを再組立てする。全てのセグメントは、暗
号解読する前に再組立てされてMSDUを抽出する。
【0117】処理494は、RESの受信で始まり、ま
たSCがゼロであるかどうか判断する。SC=0であ
り、また最後のセグメントフラグが設定される場合、R
ESはMSDUにおいて唯一のセグメントであり、ま
た、暗号解読処理496に、受信暗号化フレーム(RE
F)としてRESが提供される。SCがゼロではない場
合、最後のセグメントフラグセットが認識されるまで処
理はセグメント制御情報を用いて、全てのセグメントを
順番通りに蓄積し、また蓄積されたセグメントからMS
DU(あるいはREF)を再組立てする。この処理によ
って、REFが暗号解読処理496に渡される。
【0118】暗号解読処理496によって、REFから
平文が生成される。暗号解読処理496によって、再組
立て処理494から暗号化され、再組立てされたフレー
ムが受信され、また、(図8の)暗号化制御フィールド
112のEKSフィールド192におけるEKSによっ
て識別されたNEKが検索される。REFにおけるIV
がゼロである場合、REFは、暗号化されていないと判
断され(実際には、受信平文フレームあるいはRC
F)、またRCFはRXのMACフレーム加工処理49
8に渡される。IVがゼロではない場合、処理496に
よって、IV及びNEKを有するDESアルゴリズムを
用いるフレームが暗号解読される。処理496によっ
て、REFにおいて誤りの有無が判断され、REFが実
際に暗号化されているかどうかにかかわらず、このタス
クが実行される。REFに対する暗号解読処理によっ
て、誤りが検出されない場合(すなわち、REFにおけ
るICVが、暗号解読処理によって演算された値に等し
い場合)、処理496によって、RCFとしてREFが
再定義され、また、RXのMACフレーム加工処理49
8にはRCFが提供される。
【0119】RXのMACフレーム加工処理498によ
って、平文フレーム本体が、解析され、また処理され
る。この処理によって、最初に生じるタイプフィールド
において指定されるタイプ値から、フレーム本体のタイ
プが判断される。フレームがMAC管理情報フィールド
182を含まない場合、タイプは、続くフレームデータ
がフレームデータフィールド186(図8)におけるM
SDUデータであることを示すタイプフィールド184
において指定されタイプであり、またDAフィールド1
08及びSAフィールド110(図3)と共に、タイプ
フィールド184及びフレームデータ186が、更なる
処理のために、LLC層に提供される。それ以外の場
合、再び図9において、タイプは、MAC管理情報フィ
ールド182のタイプフィールド200において指定さ
れる。MCTRLフィールド206において示される項
目数がゼロより大きい場合、(MEHDRフィールド2
06におけるMTYPEフィールド218に示されるよ
うに)処理498によって、それぞれの項目タイプに従
ってMAC管理情報フィールド182において、各項目
204が処理される。例えば、MTYPEフィールド2
18が、応答を有するマルチキャスト項目210H(図
17)としてこの項目を識別する場合、局アドレス33
8が、項目210Hにおいて指定されるマルチキャスト
宛先アドレス272の何れかに一致するかどうかが判断
される。図12Bにおいて、項目がチャネル推定応答2
10Bである場合、処理498によって、RXCMI2
30がDAとしてSA(フレームヘッダにおいて指定さ
れる)と関連付けられ、フレームの送信側への伝送に用
いるためのTXチャネルマップ346(図26)におけ
る項目(及びRXCMI230によってインデックス指
定された項目)からのチャネルマップ情報が格納され
る。項目が要求チャネル推定項目210A(図12A)
である場合、(先に述べたように、チャネル推定処理に
よって)チャネル推定応答が生成され、フレームの送信
側に送り返される。図16において、処理498によっ
て、項目タイプがセットネットワーク暗号化キー項目2
10G(図16)であると判断された場合、そのキーが
割り当てられる論理ネットワークに対して暗号化/暗号
解読を行うフレームデータにおいて用いるための暗号化
キー格納装置344において、NEK268に関連して
EKS266が格納される。従って、RXハンドラの処
理498は、データ項目204のタイプに対して適切な
何らかの措置を講じる。
【0120】送受信処理のもう一つの図示例として、図
28は、MAC状態機械310の送信及び受信処理(そ
れぞれ処理336及び490)を、単独の送受信状態機
械575として示している状態図である。図28におい
て、状態機械575は、空き状態で始まり、同期信号を
検索する(状態“A”)。同期信号が検出された場合、
機械は、フレーム制御情報の受信に遷移する(状態
“B”)。受信されたフレーム制御がSOFを示す場
合、機械は、セグメント本体及びSOFに伴うEOFを
受信する(状態“C”)。有効なDAが受信され、応答
が予測される場合、機械は応答を送信する(状態
“D”)。(状態“D”の間に)応答が送信される場
合、又は状態“B”において受信されるフレーム制御が
応答であるか、又は応答が予測されないEOFである
か、又は状態“C”で応答が予測されない場合、機械
は、CSSにおいて搬送波を検出する状態に遷移する
(状態“E”)。搬送波が検出されない場合、機械は、
PRS信号送信を検出する状態に入る(状態“F”)。
PRSスロット終了の検出の際、機械は、VCS=EI
FS及びVPF=0と設定し、また競合窓において同期
信号を検索する状態に遷移する(状態“G”)。VCS
がタイムアウトになり、VPF=0となった場合、機械
は状態“A”に戻る。状態“A”あるいは状態“G”の
間にフレームが待ち状態である場合(及びバックオフカ
ウンタの値が状態“G” の間にゼロとなる場合)、機
械は待ち状態セグメントを送信する(状態“H”)。状
態“G” の間に同期信号が検出された場合、機械は、
フレーム制御情報を再び受信する(状態“B”)。フレ
ーム制御状態“B”を受信している間に、機械が、フレ
ーム制御が有効ではないと判断した場合、機械はVCS
=EIFS及びVPF=0と設定し、同期信号を待ち
(VCS=0の場合)また同期信号を検索する状態に進
む(状態“I”)。フレーム制御状態“B”を受信して
いる間に、機械が、EOFが受信され、また応答が予測
されると判断する場合、あるいは状態“C”で、DAが
有効ではなく、また応答が予測されると判断する場合、
機械はVCSを更新し、VPF=1と設定して、状態
“I”に進む。状態“I”で、同期信号が検出される場
合、機械はフレーム制御情報を受信する(状態
“B”)。状態“I”の間に、VCSがタイムアウトに
なり、一方VPFがゼロである場合、機械は空き状態に
戻る(状態“A”)。これ以外に、VCS=0及びVP
F=1である場合、機械は状態“E”に入る。状態
“E”の間に搬送波が検出された場合、機械はVCS=
EIFS及びVPF=0と設定し、状態“I”に遷移す
る。状態“H”にしばらく戻ると、応答が予測されずに
セグメントが送信される場合、機械は状態“E”に入
る。状態“H”の間に、応答が予測されてセグメントが
送信される場合、機械はVCSを更新し、VPF=1と
設定して、状態“I”に入る。
【0121】上述したように、多数のMAC機能が、M
AC管理情報フィールド182(図9)を、他のフレー
ムフィールドと共に用いることによって、利用可能にさ
れる。これらの特徴は、これに限定されるわけではない
が、以下のものを含む。すなわち、暗号化に基づく論理
ネットワーク、マルチキャスト及びブロードキャスト伝
送に対する部分ARQ、(ブリッジプロキシを有する)
ブリッジング、及びトークンパッシング及びポーリング
等のメディアアクセス制御方式を含む。
【0122】図1に戻ると、ネットワーク10における
局12は、プライバシのために論理的に分離されてもよ
い。例えば、図29において、第2休止状態に位置する
局12c及び局12dと共有伝送メディア14上で通信
可能な第1休止状態に位置する局12a及び局12b
は、論理的に論理ネットワークに分離されている、すな
わち、局12a及び12bは第1論理ネットワーク58
0に属し、局12c及び12dは第2論理ネットワーク
582に属している。MACユニット18においては、
物理ネットワークの局が論理的に論理ネットワークに分
離されることが起こり、また、その物理ネットワーク上
の局の組が、各組に対して固有な別個のネットワークが
あるかのように動作することが可能である。プライバシ
は、56ビットのデータ暗号化規格(DES)で暗号化
することによって、また、認証されたキー管理によって
提供される。
【0123】任意の論理ネットワークの局は全て、共通
キーとしてネットワークキーを共有する。そのネットワ
ークキーとは、論理ネットワークに割り当てられるキー
である。ネットワークキーに加えて、各局は固有なデフ
ォルトキーを有しており、一般的には製造者によって予
めプログラムされている。局のユーザは、パスワードか
らデフォルトキーを生成する(これも製造者によって提
供される)。局がこれらの論理ネットワーク用のネット
ワークキーを安全に受信できるように、デフォルトキー
を用いることによって、局と論理ネットワークの構成要
素である1つ以上の他の局との間で安全な通信が可能に
される。パスワードからデフォルトキーを生成するため
の例示の機構は、PKCS♯5 v2.0規格、パスワ
ードに基づく暗号規格に記載されているように、基とな
るハッシュアルゴリズムにMD4を用いるPBKDF1
機能である。従って、各局は最初に論理ネットワークに
入る場合は、パスワードから導き出されたデフォルトキ
ーを用いる。
【0124】図30及び31において、新規の局、例え
ば12eを論理ネットワーク、例えば第1論理ネットワ
ーク580に加える処理は以下の通りである。既に論理
ネットワークの構成要素である局、すなわち“主”局
(例えば図29における局12b)は、新規の局のデフ
ォルトキーを受信する(段階590)。一般的に、新規
の局のデフォルトキーは、主局に手入力される。主局
は、セットネットワーク暗号化キーMAC管理項目(図
16の項目210G)を含むフレームを構築する(段階
592)が、この項目は、56ビットのDESネットワ
ーク暗号化キーあるいは(NEKフィールド268にお
ける)NEK、及び(EKSフィールド266におけ
る)論理ネットワークに対する関連した8ビットの暗号
化キー選択を識別する。主局は、受信されたデフォルト
キーを用いて、そのフレームを暗号化し(段階59
4)、その暗号化されたフレームを新規の局に送信し、
そのデフォルトキーを用いて、その新規の局によって暗
号解読し(段階596)、また暗号解読されたフレーム
からネットワークキーを検索し、また関連する選択を行
う。
【0125】主局は、先に述べたチャネル推定機能及び
チャネル推定MAC管理項目(図12A及び12B)を
用いて、ネットワーク暗号化キーが新規の局に、更に安
全に渡されるようにしてもよい。主局は、新規の局にチ
ャネル推定要求を送ることができ、新規の局がチャネル
推定処理を実行し、またチャネル推定処理から生じる新
規のチャネルマップを有するチャネル推定応答を返すよ
うにする。この応答を受信する際、主局は、応答におい
て指定されるチャネルマップを利用して、新規の局へ暗
号化された(NEKを含む)フレームを送る。
【0126】図31において、論理ネットワーク580
における局(すなわち局12a、12b及び12e)は
各々、暗号化キー格納装置344に(再キー動作に用い
られる)固有のデフォルトキー600a、600b、6
00eを各々格納すると共に、同一のネットワーク暗号
化キー(NEK)602、及び(論理ネットワーク58
0内での他の全トランザクションに用いられる)関連す
る暗号化キー選択(EKS)604を格納する。
【0127】暗号化キー選択604の値は、ネットワー
ク暗号化キー602を適用し得る論理ネットワークの構
成要素間での全ての伝送(図中、矢印1、2、及び3で
示す)におけるフレームのEKSフィールド192に配
置され、またネットワーク暗号化キー602は、それら
の構成要素に対して全てのフレームを暗号化/暗号解読
するために用いられる。
【0128】従って、プライバシを保証するための論理
ネットワーク化は、暗号化によって提供される。各論理
ネットワークは、それ自身のデフォルト及びネットワー
クキーを有し、一つの論理ネットワークの情報を他の論
理ネットワークの情報から分離する。この機構は、各局
に組み込まれた暗号化能力を用いるために、各局は、ど
のような数の論理ネットワークにでも加わることが可能
であるが、これは、各論理ネットワークのデフォルト及
びネットワークキーに対する必要な記憶容量及び各論理
ネットワークが有する構成局組の構成要素マッピングに
よってのみ限定される。例えば、局12aも第2論理ネ
ットワーク582の構成局であり、また局12dは第3
ネットワーク(図示せず)の構成局であると共に、第2
論理ネットワーク582の構成要素でもあり得る。この
結果、実際、局は2つ以上の暗号化キー選択とネットワ
ーク暗号化キーの対、すなわち、局が属する各論理ネッ
トワーク毎に一つの対を格納してもよい。
【0129】部分ARQ方式によって、マルチキャスト
グループの1つの構成要素が、グループの残りの構成要
素に対するプロキシとして、(そのマルチキャストグル
ープに向けた)伝送に肯定応答できる。部分ARQは、
マルチキャストグループへの送出を保証するものではな
いが、メッセージが少なくとも1つのマルチキャストグ
ループ構成要素によって受信されたことを示す。MAC
レベルの肯定応答は、新規の伝送に対してチャネルを明
渡さすことなく、応答対象フレームの直後に発生する。
【0130】(チャネル推定処理中のチャネル推定応答
において)更新されたチャネルマップを返す局の内1つ
が選択されてマルチキャストプロキシとして動作する。
この選択はランダムに行われてもよいが、送信局がマル
チキャスト伝送において最も弱い経路を識別できるよう
にする(応答のチャネルマップに含まれる)チャネルマ
ップ情報に基づくのが好ましい。最も伝送の受信が難し
そうな局を識別して、その局をプロキシとして選択する
ことによって、部分ARQ機構はよりいっそう信頼度が
高くなる。1つの例示の選択機構において、プロキシ
は、どの応答側の局のチャネルマップが最悪の場合のチ
ャネル特性を示す最低データ率をサポートするかを判断
することによって、選択されてもよい。こうした選択は
様々な手段で行うことができる。例えば、実際のデータ
率と比較して最低データ率を決定する、あるいはまた、
どのチャネルマップがブロックにおける最少バイト数を
示すか(これもまた最低データ率を示す)を決定するこ
とによって行うことができる。
【0131】送信器は、選択されたプロキシ局のアドレ
スにDAフィールドを設定することによって、マルチキ
ャストフレームを準備する。送信器は、そのマルチキャ
ストフレームを受信しようとするマルチキャストアドレ
スのグループを表すマルチキャストアドレスを格納し、
あるいはまた、図17において述べた、応答を有するマ
ルチキャストMAC管理項目210Hにおけるマルチキ
ャストグループでの個別のアドレスを格納し、そしてま
た、SC106においてMCF164を設定する(図
7)。送信器はまた、応答が要求されていることを示す
値を用いて、フレームの開始及び終了デリミタにおける
DTフィールドを設定する。
【0132】応答を要するDTを有するフレームを受信
する場合は必ず、DAフィールドによって指定されたプ
ロキシ局は、マルチキャストグループのために適切な応
答タイプを提供する。上述したように、メディアがビジ
ー状態にあるにもかかわらず、応答の伝送はRIFS期
間後に開始される。
【0133】部分ARQ機構については、選択されるプ
ロキシとしてマルチキャストフレームの所期の受信側を
用いると上述したが、それに限定されるものではない。
プロキシは、例えば何れかの局あるいはメディアに接続
されるブリッジ等、マルチキャストフレームの所期の受
信側として、同じメディアに接続される如何なるデバイ
スであってもよい。
【0134】先に述べたように、サブネットワークが、
ブリッジによってアクセスされる局と通信を行う必要が
ある場合、MACプロトコルは、サブネットワーク(図
1の電力線ネットワーク10等)によって用いるための
ブリッジ機構をサポートする。ブリッジ機構によって、
サブネットワークに接続されている各ブリッジが、その
ブリッジを介してアクセスされる宛先アドレス用のプロ
キシとして機能する。
【0135】図32において、ネットワーク620は、
“高信頼度”サブネットワークと呼ばれる(非常にビッ
ト誤り率が低い)高信頼度メディアに基づく第1、第2
ネットワーク622、624と、及び本明細書中におい
ては“低信頼度”サブネットワークと呼ぶ(比較的にビ
ット誤り率が高い)雑音のあるメディアに基づく第3サ
ブネットワーク626とを含む。高信頼度メディアの例
には、従来のイーサネット及び光ファイバケーブル送信
方式が含まれる。雑音のあるメディアの例には、電力線
及びRF等の無線メディアが含まれる。更にネットワー
ク620は、サブネットワーク622、624、及び6
26を接続するためのブリッジ628(B)及び630
(B)を含む。第1高信頼度サブネットワーク622
は、局632a(R1)及び632b(R2)を含み、
これらの局は、第1高信頼度メディア634に接続され
る。第2高信頼度サブネットワーク624は、局636
a(R3)及び636b(R4)を含み、これらの局
は、第2高信頼度メディア638に接続されるが、メデ
ィア634と同じ種類のメディアであってもよいし、そ
うでなくてもよい。低信頼度サブネットワーク626
は、局640a(U1)及び640b(U2)を含み、
これらの局は、電力線642等の、雑音のある、あるい
は低信頼度メディアに接続される。ブリッジ628(B
1)は、第1高信頼度メディア634に(ポートAで)
接続され、また低信頼度メディア642と(ポートB
で)接続される。ブリッジ630(B2)は、低信頼度
メディア642と(ポートAで)接続され、また第2高
信頼度メディア638と(ポートBで)接続される。ブ
リッジ628、630は各々、これらに限定はしない
が、学習ブリッジ処理644及び646としてそれぞれ
示す学習ブリッジを含むブリッジ機能をサポートする。
各局及びブリッジは、少なくとも1つのMACデバイス
を含む。局632a、632b、ブリッジ628、及び
局636a、636b、及びブリッジ630は、それら
がアタッチされる高信頼度メディアをサポートするため
の、然るべき種類の従来のMACデバイス、すなわちM
ACデバイス648a、648b、648c、650
a、650b、及び650cを各々含む。低信頼度メデ
ィア上での動作をサポートする場合、特に、(後述す
る)送信元認識ブリッジングプロキシ機能の場合、ブリ
ッジ628、630、及び局640a、640bは、送
信元認識MACデバイス652a、652b、652
c、及び652dを各々含む。送信元認識MAC群65
2、すなわち送信元認識ブリッジングに加わるMAC群
は、特定の宛先アドレスがブリッジ(この場合、ブリッ
ジ628あるいは630の内の1つ)を介してアクセス
されることを知る必要がある。
【0136】そのような各送信元認識MACは、ブリッ
ジ(あるいはブリッジとして機能するデバイス)が、宛
先に対するプロキシとして機能するようにできる能力を
有する。宛先アドレスに対するプロキシとして作用する
ことによって、ブリッジは、その宛先へのパケットを転
送する役割を担い、直接個別のアドレスとして(必要な
場合)ARQ方式に加わる。
【0137】局U1、U2(並びにブリッジB1及びB
2)は、全ての局がチャネルマップインデックスを得る
のに必要な同じチャネル推定処理によって、ブリッジプ
ロキシを用いる必要性を認識する。ブリッジ628、6
30のいずれかから受信されるチャネル推定応答MAC
管理項目210B(図12B)が、ブリッジプロキシビ
ット236セットを設定される場合、受信デバイスは、
ブリッジがイネーブル状態にされ、またもう一つのサブ
ネットワーク上で1つ以上のアドレスを転送することを
了解する。ネットワーク上にある他の局に対するよう
に、受信デバイスによって、SAフィールドにおいて識
別されるブリッジの送信元アドレスが、CMI(VT、
RATE、及びMODフィールドと共に)と関連付けら
れる。また、受信器によって、同じ情報が、チャネル推
定応答MAC管理項目210Bにおける各ブリッジング
された推定アドレス(BDA)246と関連付けられ
る。BPフラグ236は、BDA246がブリッジの送
信元アドレスを介してアクセスされることを示す。この
ように、各局は、1つ以上のBDAに各ブリッジのSA
をマッピングする、本明細書中ではBPDAlistと
呼ぶ、第1リストの形態で第1データ構造を構築するこ
とができる。各ブリッジは、第2データ構造あるいはプ
ロキシ(“I am Proxy”リスト、あるいはI
APlist)として機能する各DAのそれ自身のリス
トであるリストを構築し、また維持する。
【0138】BPDAlistにおけるDAへのブリッ
ジプロキシを介した次の伝送は、いったん確立される
と、置換ブリッジアドレスタイプのMAC管理情報フィ
ールド項目を有するフレームを送ることによって行われ
る。ブリッジプロキシがアクティブである宛先アドレス
へアドレス指定されるMSDUは、ブリッジのアドレス
に設定されるフレームヘッダ宛先アドレス108(図
3)と共に送信される。フレームヘッダ送信元アドレス
110(図3)は、送信局のアドレスである。置換ブリ
ッジアドレスMAC管理情報項目は、原宛先アドレス
(ODA)及び原送信元アドレス(OSA)を含み、従
って、これによってブリッジが伝送に備えて原MSDU
を再構築できる。
【0139】構築された状態におけるネットワーク62
0を、構築されたネットワーク620として、図33に
示す。構築された状態において、学習ブリッジ処理64
4、646は、ポート当たりの学習されたアドレスリス
ト660、662を各々、全ての局に対して、維持す
る。従って、B1は、ポートAの場合は局R1及びR2
を含むように、また、ポートBの場合は局U1、U2、
R3、及びR4を含むように局/ポートリスト660を
維持する。ブリッジB2は、ポートAの場合はU1、U
2、R1、及びR2を含むように、またポートBの場合
はR3及びR4を含むように、局/ポートリスト662
を維持する。ブリッジ送信元認識MAC652a及び6
52bは、IAPlist664a及び664bを各々
維持するが、これらはブリッジがプロキシとして機能す
るためのアドレスを含む。IAPlist664aは、
R1及びR2のアドレスを含み、またIAPlist6
64bは、R3及びR4のアドレスを含む。IAPli
stアドレスは、(ローカル管理項目において)LLC
によって、送信元認識MACに渡されるか、あるいは学
習される(送信元認識MACにアドレスを提供する学習
ブリッジ処理を介して、あるいはMACが、LLCから
それ自身のものではないSAを有するフレームを受信す
る場合)。送信元認識MAC機能IAP(SA)によっ
て、IAPlistにこれらのアドレスが追加される。
【0140】更に局640a及び640bは各々、それ
ぞれのブリッジプロキシDAリスト(BPDAlis
t)666において、学習されたあるいは受信されたB
PDA情報を維持する。2つのブリッジが、サブネット
ワーク626に接続されるため、それらのブリッジ(ブ
リッジ628及び630)も各々、他のブリッジを介し
てアクセスされる宛先アドレスのためのブリッジプロキ
シリストを維持しなければならない。この結果、ブリッ
ジ628及び630は、BPDAlist668a及び
668bを各々維持する。それらは、MAC管理項目、
すなわちチャネル推定応答MAC管理項目においてブリ
ッジから、あるいはホスト(ローカルMAC管理項目)
からチャネル上でこのリストを受信する。このリスト
は、宛先アドレス(DA)及びそのDAに対応するブリ
ッジプロキシのDA(BPDA)を含むアドレス対のリ
ストであることが可能であり、あるいはまた、各BPD
Aに対応するDAのリストであることができる。ブリッ
ジングされたフレームが、SAとOSAが一致しない特
定のSAから受信される場合、BPDAlistは、学
習されることが可能である。それらは、各々DA及びB
PDAとして、BPDAlistにOSA、SAアドレ
ス対を格納するRecordBPDA(OSA、SA)
機能によって格納される。BPDAlistを有する局
の格納及び提供の際に、LLC(及び上位層)をサポー
トするために、ローカルMAC管理ゲット/セット基本
命令が用いられる。
【0141】図34は、送信元認識ブリッジングネット
ワーク(ネットワーク620)においてデバイス(U
1、U2、B1、あるいはB2等)を自動設定するため
の送信元認識MACのTX処理700を示す。処理70
0は、デバイスにおける送信元認識MAC652によっ
て、LLCからフレームを受信することによって始まる
(段階702)。そのフレームは、宛先デバイスへの伝
送用であってもよいし、あるいはMAC自身のための管
理フレームであってもよい。フレームによって識別され
るSAが、MAC自身のSA(MyAddr)と一致す
るかどうかが判断される(段階704)。SAが一致す
る場合、フレームによって識別されるDAが、MAC自
身のDA(MyAddr)と一致するかどうかが判断さ
れる(段階706)。同様にDAが一致する場合、フレ
ームはMAC自身に渡されつつも、メディア上での伝送
用ではない。MAC管理項目がフレームに存在するかど
うかが判断される(段階708)。フレームが、ローカ
ルに用いるようになっている情報を含むMAC管理項目
を含む場合、RecordIAPが呼び出されて、その
ようなリストがその項目にある場合、IAPリストを格
納する(段階708)。(段階708で判断されたよう
に)フレームがMAC管理項目を含まない場合、処理は
フレームを破棄し(段階712)、空き状態に戻る(段
階714)。
【0142】段階706において、フレームのDAがM
ACローカルアドレスと等しくないと判断される場合
(送信対象のフレームの場合大抵そうであるように)、
DAがブリッジジングされると分かっているかどうか
(段階716)、すなわち、(上述したように、また図
36において更に詳述するように)前RecordBP
DA機能からの、局のBPDAのリストにおけるブリッ
ジと関連付けられているかどうかが判断される。DAが
ブリッジジングされると分かっている場合、フレームの
DAをフレームのデータフィールドにおける対応するブ
リッジのDAと置換することによって、また、OSA及
びOSAフィールド各々におけるフレームの原DA及び
SAを(図15の)置換ブリッジアクセスMAC管理項
目210Fに配置することによって、Substitu
teBPDA機能が実行される(段階718)。フレー
ムは伝送に備えてフレームを準備する処理に向けられる
(段階720)。
【0143】段階716で、DAがブリッジジングされ
ると分かっていない場合、また実際には段階722で、
ブリッジジングされないと分かっている場合、ブリッジ
アドレスの処理なしに、フレームは伝送の準備(段階7
20)に向けられる。(段階722で)DAが分かって
いない場合、SubstituteBPDA機能は、D
Aがブロードキャストアドレスに設定された状態で、実
行され(段階724)、処理は段階720に進む。
【0144】再び段階704において、フレームのSA
が局のアドレス(MyAddr)に等しくない場合、処
理を行うデバイスはブリッジであり、処理は以下のよう
に続く。DAが(前RecordBPDA機能、チャネ
ルマップ応答、あるいはローカル管理‘セット’基本命
令によって)ブリッジジングされると分かっているかど
うかが判断される(段階726)。DAがブリッジジン
グされると分かっている場合、SubstituteB
PDA機能が実行され、(先に述べたように)IAP
(SA)機能が実行され、そしてSAがMyAddrと
置換された(段階728)後に、段階720で伝送に備
えてフレームが準備される。それ以外の場合、DAがブ
リッジジングされないと分かっている場合(すなわち、
チャネルマップが、DAあるいは他の指示に対して存在
する)(段階730)、DAを変更せずに、Subst
ituteBPDA機能が実行され、IAP(SA)機
能が実行され、そしてSAがMyAddrと置換された
(段階732)後に、段階720での伝送に備えてフレ
ームが準備される。
【0145】DAが(段階730での判断から)分かっ
ていない場合、ブロードキャストアドレスに設定された
DAを有するSubstituteBPDA機能が実行
され、IAP(SA)機能が実行されと共に、SAがM
yAddrと置換された(段階734)後に、段階72
0での伝送に備えてフレームが準備される。
【0146】図35において、伝送フレーム準備処理7
20を示す。この処理は、図34の送信元認識ブリッジ
ングに対して自動環境設定が行われた後に実行される。
このように処理を順序付けることによって、部分ARQ
を用いることによるブロードキャスト及びマルチキャス
トパケットに対する信頼度が高く維持される。まず処理
720によって、DAがマルチキャストアドレスである
かどうかが判断される(段階740)。DAがマルチキ
ャストアドレスではない場合、DAに対するチャネルマ
ップが存在しているかどうかが判断される(段階74
2)。DAに対するチャネルマップが存在する場合、チ
ャネルアクセス手順に従って、暗号化され、送信される
ようにフレームは仕向けられる(段階744)。段階7
42で、DAに対するチャネルマップが存在しないこと
が判断された場合、チャネル推定要求MAC管理項目が
フレームに追加され(段階746)、その後段階744
で、暗号化及び伝送を行う。段階740で、DAがマル
チキャストであると判断される場合、有効なチャネルマ
ップが存在しているかどうかが判断される(段階74
8)。有効なチャネルマップが存在しない場合、部分A
RQ処理を実行することができず、段階744で、フレ
ームの暗号化及び伝送だけが行われる。段階748で、
有効なチャネルマップが存在する場合、部分ARQ処理
は、SubstituteMWR機能によって実行され
る。SubstituteMWR機能によって、応答を
有するマルチキャスト管理項目にDAがコピーされ、D
Aが有効なチャネルマップが存在するDAと置換され、
そしてマルチキャストフラグが設定される(段階75
0)。
【0147】図36に、受信の際(すなわち、フレーム
がMACユニットによってメディアから受信される時)
の自動設定、送信元認識ブリッジングの送信元認識MA
CのRX処理760を示す。図34、35を参照して上
述した伝送処理とは逆の順序で処理が行われる。すなわ
ち、部分ARQ処理は、ブリッジプロキシ処理を伴う。
処理760によって、メディア762からフレームが受
信される。マルチキャストフラグが1に設定されるかど
うか、あるいはDAがマルチキャストアドレスであるか
どうか、すなわち、アドレスMSB=1であるかどうか
が判断される(段階764)。MCFが設定されず、ま
たDAもマルチキャストではないことが判断された場
合、DAがMyAddrに等しいかどうかが判断される
(段階766)。段階766で、DAがMyAddrに
等しくない場合、フレームが破棄されて(段階76
8)、処理は空き状態に戻る(段階770)。それ以外
の場合、すなわち、MCFが設定されるか、あるいはア
ドレスがマルチキャストアドレスであるいずれかの場
合、あるいはDAがMyAddrに等しい場合、フレー
ムが再組立て(適宜)及び暗号解読されて、存在するM
AC管理項目が全て抜き出される(段階772)。チャ
ネル推定要求MAC管理項目がフレーム内にある場合、
処理760によって、そのようなリストが存在する場合
はブリッジのIAPリストから引き出されたBPDAリ
ストを含むチャネル推定応答を準備することによって、
要求が処理される(段階774)。MWR管理項目がフ
レームに存在するかどうかが判断される(段階77
6)。存在する場合、DAはその項目に含まれるDAと
置換され、管理ヘッダが除去される(段階778)。M
WR項目が存在しない場合、置換ブリッジアドレス項目
のフレームにおける有無が判断される(段階780)。
RBA項目がフレームに存在するかどうかが判断される
場合、RecordBPDA(OSA、SA)機能が実
行されて、このアドレス対が局のBPDAlistに追
加され(OSAとSAが異なる場合)、またDA及びS
Aは、ODA及びOSAから戻される(段階782)。
一旦フレームから全ての管理項目が除去されて、ホスト
に送出するためのLLCにそのフレームが渡されると
(段階784)、処理は空き状態に戻る(段階77
0)。
【0148】図32に示すように、ブリッジB1及びB
2は、低信頼度ネットワークに接続されるポート上で送
信元認識MACに連結される学習ブリッジ処理を含む。
学習ブリッジ処理は、“IAP認識”であり、従って、
IAPlistに格納するための低信頼度MACのIA
P機能に、転送アドレスのリストを渡すことができる。
【0149】ブリッジB1、B2は、IAP認識を有す
る学習ブリッジ機能を用いるが、他の実施形態も考えら
れる。例えば、少なくとも1つのポート上での送信元認
識ブリッジングの使用が、学習ブリッジ処理から隠され
るように、ブリッジB1、B2は、標準的な、市場で入
手可能なブリッジチップ(一般的には、ポート毎に内蔵
イーサネットMAC648を有する)及び少なくとも1
つのポートに接続される外付け送信元認識MAC532
が実装されてもよい。そのような実装例において、ブリ
ッジはIAP認識ではなく、そのために取り外され、送
信元認識MACにIAPリスト情報を渡すが、前述した
ように、送信元認識MACは、IAPlist、例えば
MAC管理項目あるいは他の送信元認識MAC学習機構
を生成及び維持するために用いることができる他の機構
をサポートする。
【0150】再び、図32、33に、デバイス628及
び630を示し、独立型ブリッジとして述べるが、これ
らのデバイスは(ホストを有する、あるいはホストに接
続された)局として実装できない。局として実装される
場合、ブリッジデバイス628は、両サブネットワーク
622及び626上の局として見える。同様に、ブリッ
ジデバイス630が局として実装されたならば、それ
は、両サブネットワーク626及び624上の局と考え
られる。ブリッジング機構に関する制御構造及び動作
は、適宜修正される。例えば、局/ポートリスト660
は拡張されて、ポートBの場合デバイス630(B2)
を含み、局/ポートリスト662も同様に、ポートAの
場合デバイス628(B1)を含むようになる。
【0151】先に示したように、無競合アクセス機構を
用いることによって、単独局がメディアへのアクセスを
制御できるようになる。更に無競合アクセス機構によっ
て、局がネットワーク制御装置として機能することがで
きる。図37において、高品質トラフィック並びに競合
志向アクセスを保証するための、周期的な無競合間隔
(セッション)をサポート可能な、マルチノードネット
ワーク700を示す。ネットワーク700は、共有物理
メディア706に接続される、主局702及び(第1及
び第2従局として各々示す)局704a、704bで示
す局を含む。一般的に、主局702の選択は、ネットワ
ーク管理者(図示せず)によって行われか、あるいはデ
バイスまたは製品指定による。局702、704a、及
び704bは、ホスト708a、708b、708c、
MAC層710a、710b、710c、及びPHY層
712a、712b、712cを各々含む。各ホスト7
08は、MAC層710に連結され、またそのMAC層
は、PHY層712に連結される。MAC層710は同
じ様に動作することによって、MACユニット18(図
1)の機能を含むことが好ましい。同様に、PHY層7
12は、少なくともPHYユニット22(これも図1)
の機能を含むことが好ましく、メディア706は電力線
である。しかしながら、他の種類のメディアを用いるこ
ともできる。ホスト708は、MAC副層710の上位
で動作する少なくとも1つ以上のネットワーク化ソフト
ウェアコンポーネントを代表するものである。
【0152】主局702と無競合間隔のセッションに加
わることを望む1つ以上の従局704a、704bとの
間の接続は、主局と従局ホスト(すなわち、両方の従局
がそのセッションの構成要素になることになっている場
合、ホスト708aとホスト708b、及び708aと
708c)の間で、無競合セッションの前に通常の競合
に基づくアクセスを用いて、競合制御メッセージ714
の交換によって確立され、また維持される。局は、同じ
機構を用いる、すなわち、競合制御メッセージ714を
用いるセッションに加えられたり、あるいはそのセッシ
ョンから除外されるが、この競合制御メッセージ714
は、これらの目的のために、そのセッション中に無競合
間隔以外の間に送出される。ホスト708は、局のMA
C710にセット接続及び使用接続メッセージ716を
送ることによって(既に確立された、あるいは引き続き
修正されるような)接続の詳細を通信する。
【0153】主局/従局通信に伴う接続制御メッセージ
14は、以下の基本命令を含む。すなわち、MASTE
R_SLAVE_CONNECTION.Reques
t(Req)/Confirm(Conf)、SLAV
E_MASTER_CONNECTION.Req/C
onf、MASTER_SLAVE_RECONFIG
URE.Req/Conf、及びSLAVE_MAST
ER_RECONFIGURE.Req/Confを含
む。これらの基本命令は各々、以下のパラメータを含
む。すなわち、期間、フレーム長、最短フレーム時間、
最長フレーム時間、開始時間、接続継続時間、接続番
号、及び最終無競合フレーム(CFF)を含む。期間
は、一つの競合間隔の開始から次の無競合間隔の開始ま
での時間を定義する。フレーム長は、各間隔中に送信さ
れる平均フレーム長を(バイト数単位で)定義する。最
短フレーム時間及び最長フレーム時間は、フレーム(プ
ラス関連する応答)の最短継続時間及び最長継続時間を
各々定義する。開始時間は、無競合間隔(あるいはその
開始)に加わるおおよその時間を指定する。接続継続時
間は、接続の継続時間を(秒単位で)指定する。値が0
であるということは、接続がキャンセルされることを示
し、一方、最大値は、キャンセルされるまで接続が良好
であることを示す。接続番号は、特定の局間(すなわ
ち、主局と従局間)接続に割り当てられる接続番号であ
る。最終CFFは、(このパラメータを受信する)従局
が、次の無競合間隔において最後のフレームを送信する
ことになっており、そのフレームにおけるCCフィール
ドをゼロ値に設定すべきである(従って、ネットワーク
における全ての局にその特定の無競合間隔の終了を信号
送信すべきである)ことを示す。主局は、接続制御メッ
セージパラメータの設定を制御し、要求(.reqメッ
セージ)を生成する従局は、要求された値を主局に送
る。従局からの確定応答は、主局によって返される値
を、その値が受入可能である場合、確定するだけであ
る。
【0154】主局と従局間での例示の接続制御メッセー
ジ交換は以下の通りである。通話を始めるハンドセット
局(従局)は、通話セットアップ(接続要求)を要求す
るベース局(主局)にメッセージを送る。主局は、接続
の確立及び維持に必要なタイミングや他の情報を示すメ
ッセージで応答する。
【0155】前述の接続制御メッセージパラメータに加
えて、新規接続のためのチャネルマップに関係する要求
や応答は、競合に基づくアクセスを用いて(接続が加わ
る)第1無競合間隔の開始前に、送出される。また、接
続の維持や接続に対する変更に関する他の全てのメッセ
ージも、無競合間隔外で交換される。
【0156】引き続き図37において、主局700は、
他の局(新規“主局”)、例えば、従局として振舞って
いた(例えば、局704の内1つの)局、あるいは従局
(図示せず)として機能していなかった局に主制御を渡
すことができる。ネットワーク700は論理ネットワー
クに分割され、各論理ネットワークは指定された主局を
有し、例えば、一方の論理ネットワークは第1主局に指
定された(及び主局として振舞う)主局700を有し、
もう一方の論理ネットワークは第2主局に指定された局
704bを有し、主局/セッション制御が主局700か
ら他の(新規)主局704bに渡されてもよいことの利
点が理解されるであろう。そのために、接続制御メッセ
ージ714もまた、主局から新規主局へ、主局及びセッ
ション制御情報を渡すためのメッセージを含む。これら
のメッセージは、以下のパラメータ、すなわち、期間、
フレーム長、最短フレーム時間、最長フレーム時間、開
始時間、セッション継続時間、接続番号、及び要求され
る間隔長を伝えるためのMASTER_MASTER_
CONTROL_TRANSFER.Request、
及びMASTER_MASTER_CONTROL_T
RANSFER.Confirmメッセージの形態であ
る。期間は、ある無競合間隔の開始から次の無競合間隔
までの時間を定義する。セッション継続時間は、(セッ
ション制御権を握っている主局に対して)セッションの
長さを秒単位で定義する。要求される間隔長は、要求さ
れる無競合間隔の全長を(ミリ秒単位で)指定する。接
続番号は、主局対新規主局の接続に割り当てられる固有
番号である。従って、論理ネットワークの各々指定され
る主局702、704aは、論理ネットワークのセッシ
ョン間で円滑に移行するために、それらの局間で制御権
を双方向に受け渡すことができる。
【0157】図38において、無競合間隔722の例示
の無競合セッション720を示す。無競合間隔722
は、(競合制御メッセージ714において期間として指
定される)固定時間間隔724で周期的に起きる。他の
局が、(間隔725がセッション720の一部ではない
ものとして、図中斜線で示す)競合志向間隔725の間
にメディアに対する競合の機会を持てるように、無競合
間隔は全周期すなわち全サイクルのある部分、例えば5
0%に制約するのが好ましい。セッション間隔726
は、セッション720の継続時間である。それは、(図
示したような)固定継続時間であってもよく、あるいは
セッションが必要な限り継続されてもよい。一般的に、
セッションは、主局によって、主局がセッションの必要
性を認識するようになる時(例えば、最初の接続要求が
受信された時)確立される。他の接続は、既に確立され
たセッションに追加されてもよく、あるいは(そのよう
な接続が終了する時に)セッションに加わる接続が、セ
ッションから除外されてもよい。図38に示す例におい
て、ホストが、ほぼ同時に従局704a、704b両方
からの要求を認識し始めて、そのためにセッション72
0が、それらの接続が確立された時間に確立されたと仮
定する。
【0158】引き続き図38において、各無競合間隔7
22は、フレーム時間スロット727に分割され、各フ
レーム時間スロット727は(主局の)下流トラフィッ
ク、すなわち、スロット727a、727bか、又は
(従局の)上流トラフィック、すなわち、スロット72
7c、727dのいずれかに対して割り当てられる。図
示された構成において、主局は、下流トラフィックスロ
ットにおいて、それ自身のフレームの1つを送り(例え
ば、スロット727aにおけるフレームを送る)、従局
1によって用いられる無競合間隔722(再び、図示の
例、スロット727cを用いて)に加わる従局に割り当
てられた上流トラフィックスロットがその後すぐに続
く。各構成要素従局1及び2に対する無競合アクセスを
開始するために、無競合間隔は、すぐに送出するための
フレームを待ち行列に入れている、また、CAP=3及
びCC=1を有する第1下流フレーム727aを従局7
04aへ送信する主局で始まる。一旦、下流フレーム7
27aが従局704aによって受信され、また従局70
4aが、下流トラフィックの伝送が完了したと判断する
と、従局704aは、(従局のホストによって既に待ち
行列に入れられている)上流フレーム727cを送信す
る。従局704aは、最後の(すなわち唯一の)セグメ
ントが受信されて、ある条件を満たすと、すなわち、主
局のそれに一致するSA、CAP=3、CC=1、及び
割り当てられた接続番号に一致するCNを有する場合、
待ち行列に入れられているフレームを送信しなければな
らないと判断する。
【0159】引き続き図38において、従局1から、予
測されるフレームを受信した後、あるいはフレームが受
信されない(すなわち、下流フレーム、あるいは上流フ
レームいずれもチャネル状態が劣悪であるために失敗し
た)場合、所定の送信時間が過ぎた後、主局は、(その
セッションに加わる従局が他にある場合)追加的に無競
合フレームを送信し続ける。図示の例において、主局
は、第2下流トラフィックスロット727bにおいて下
流トラフィックを送信し、これによって、従局704b
が、第4スロット、すなわち第2上流トラフィックスロ
ット727dの間に、(下流フレームにおいて設定する
SA、CAP、CC、及びCNフィールドがそのように
示す場合)上流トラフィックを送信できるようになる。
従って、このようにして、主局の下流トラフィックによ
って、ポーリング手順を実行することができる。
【0160】無競合間隔722は、最後のフレームにお
いてCC=0と設定することによって完了する。局は、
ある特定のフレームが、競合をセットアップ及び維持し
ている間に(ホスト間で)交換される競合制御情報にお
ける最後のCCFフィールドからの最後のものであると
認識する。
【0161】従って、図38から明らかなように、無競
合間隔セッション726は、競合志向間隔725の間に
達成される分散型メディアアクセス制御(CSMA等)
と異なるレベルのQoSに対して無競合間隔722の集
中型メディアアクセス制御(TDMA等)との間で切換
えを行うために、CSMAネットワーク(図1のネット
ワーク10等)によって用いることが可能である。
【0162】各局のMAC層は、ホストによって交換さ
れる接続制御メッセージ714及びホストによってMA
C層に提供されるセット接続MAC管理メッセージ71
6によって、然るべき時にフレームを送信するようにセ
ットアップされている。セット及び使用接続メッセージ
716は、MAC管理情報項目におけるMACに送出さ
れる。図39A及び図39Bにおいて、セット接続MA
C管理データ項目740及び使用接続MAC管理データ
項目742を各々示す。図39Aにおいて、セット接続
データ項目740は、ある特定の接続に割り当てられた
接続番号を識別するための接続番号フィールド744、
及び局が接続番号フィールド744によって識別される
接続に対して主局として振舞うか、あるいは従局として
振舞うかを示すための主局フィールド746を含む。設
定された場合、主局フィールド746は、その局が主局
として振舞うことを示す。更に項目740は、SAフィ
ールド748及びSAフレームサイズフィールド750
を含む。SAフィールド748は、識別される接続の待
ち行列に入れられている(SAフレームサイズフィール
ド750によって指定される長の)フレームの伝送をも
たらす局のアドレスを提供する。待ち行列に入れられて
いるフレームが、与えられた無競合間隔の間に送信され
る最初のフレームである場合、SAフレームサイズフィ
ールド750はゼロに設定され、SAフィールド748
は無視される。主局フィールド746が設定され、待ち
行列に入れられているフレームが、与えられた無競合間
隔の間に送信される最初のフレームではない場合、主局
は、SAフレームサイズフィールド750によって与え
られる長さを(識別されたSAのチャネルマップと共
に)用いて、前伝送の終了と待ち行列に入れられている
フレームの伝送の開始との間の時間間隔を測定するため
の送信タイマを設定する。送信タイマが時間切れにな
り、メディアが空き状態になるとすぐに、待ち行列に入
れられているフレームが送信される。上流フレームが失
敗した場合(例えば、破損された場合や送信されない場
合)、送信タイマの値は、無競合間隔を継続するために
用いられる。
【0163】送信タイマの値は、無競合間隔における後
続のトラフィックに対して更にジッタが生じないよう
に、予測される上流フレームの継続時間にほぼ等しく、
また平均フレーム長を知っている従局からの最新のチャ
ネルマップから推定することができる。潜在的なギャッ
プによって他の局が無競合間隔を乱すことがないよう
に、特に、局がCAP=3及びCC=1を用いるトラフ
ィックを聞き取る場合、EIFSは、上流フレームが紛
失された場合に起き得る最長ギャップよりも長くなるよ
うに定義されなければならないことに留意されたい。2
つの異なる値EIFS、CAP=3及びCC=1である
デリミタが検出された場合(先に定義された)より長い
EIFSを、またそれ以外の場合、競合に基づくトラフ
ィックに対して最適化されたより短いEIFSを用いる
ことが望ましい。
【0164】引き続き図39Aにおいて、項目740は
また、TXフレームサイズフィールド752、最短フレ
ーム時間754、及び最長フレーム時間756を含む。
TXフレームサイズフィールド752は、平均予測フレ
ームサイズを(バイト単位で)指定し、また必要に応じ
て、適切な長さの擬似フレームを生成するために用いら
れる。一般的に、擬似フレームは、フレームが、(フレ
ーム到着の遅延のために、あるいは適時なフレーム到着
の前に伝送時刻になるネットワークジッタの結果とし
て)伝送に間に合うようにMACに到着しない場合、送
出される実際のフレームを置換するために用いられる。
擬似フレームは、通常送信されるフレームとほぼ同じ長
さであり、また、それが擬似フレームであるという表示
を(例えば、MAC管理項目中に)含む。最短フレーム
時間754は、フレーム(及び予測される場合、関連す
る応答)の最短継続時間を指定する。現チャネルマップ
に基づくフレームのサイズが、この最短要求を満たさな
い場合、フレームは、この最短の値を満たすために、然
るべき数のビットでパディングされる。最長フレーム時
間756は、フレームの最長継続時間を指定する。現チ
ャネルマップに基づくフレームのサイズによってフレー
ムがこの最長要求を超えてしまう場合、フレームは、伝
送前に切り捨てられ(あるいは適切な長さの擬似フレー
ムが送られ、またホストには失敗したことが示され
る)。最短/最長フレーム時間の目的は、ジッタの制御
である。チャネルマップは、これらのタイミング要求及
び平均フレームサイズを知ることで演算あるいは最適化
できる。
【0165】また、セット接続MAC管理項目740に
含まれるものは、制御フィールド758及びFrame
Lifeフィールド760である。制御フィールド75
8は、接続番号によって識別される接続に対して、(局
が主局である場合)他の局への、あるいは(局が従局で
ある場合)他の局からの主局制御権の受渡しを局に示
す。FrameLifeフィールド760は、フレーム
タイマの値(先に述べたFrmTimer)を指定す
る。このタイマの値が時間切れになる場合、伝送待ちの
待ち行列に入れられているフレームは破棄される。
【0166】図39Bにおいて、使用接続項目742
は、接続番号フィールド762を含むが、このフィール
ドは、同じ接続に対して、セット接続項目における同様
に命名されたフィールドと同じ接続番号を指定する。こ
れは、その接続を用いるメディア上で送信されるデータ
フレームを有するホストによって、MACに送出され
る。データフレームが伝送用に準備された場合、接続番
号は、セグメント制御フィールド106(図7)の接続
番号フィールド162に配置される。
【0167】図38には図示していないが、主局は無競
合間隔(例えば、無競合間隔722)を用いて、無競合
間隔722の間に複数フレームを連続して送ることがで
きる。(連続する下流トラフィック伝送を達成するため
に)下流トラフィックに対して上流トラフィックスロッ
トを用いる場合、主局は、通常次のスロットの間に移行
する主局と従局間の主局対従局接続に割り当てられるも
の以外のある接続番号に、下流フレームにおけるセグメ
ント制御フィールド106(図7に示す)の接続番号フ
ィールド162を設定する。言い換えれば、主局はCN
フィールド162を用いて、下流トラフィックが従局の
ポーリングを果たすかどうかを制御する(従って、次の
スロットにおいて、上流フレームのトリガとなる)。更
に、所望であれば、主局は従局に擬似フレームを送り、
一方向の上流トラフィックのみを開始する。主局は、同
じ機構を用いて、すなわち、主局のSAにSAを設定
し、CAP=3、CC=1及びCNを適切な接続番号に
設定して、(先に述べたように、2つの局が、無競合間
隔の開始に先立ち、接続制御メッセージの交換におい
て、制御権のパッシングに同意した場合)無競合間隔下
流スロットにおいて他の局に主局制御権を渡す。主局制
御権が渡された局は、このフレームを正常に受信する際
に、主局としての役割を受け入れるが、ここでSAは主
局SAに一致し、CAP=3、CC=1であり、また、
CNは割り当てられた接続番号に一致する。同様に、制
御権パッシングは、無競合間隔同士の間でも、動的に行
うことができる。
【0168】局が異なるネットワーク暗号化キーを有す
る場合、セットアップ及びホスト間での制御権パッシン
グ通信は、セットアップ及び制御メッセージ(フレー
ム)に対して暗号化がディスエーブル状態にされて行わ
れる。暗号化がディスエーブル状態にされるため、これ
らのフレームには他に情報は含まれない。
【0169】接続制御メッセージは、開始時間を含むも
のとして述べてきたが、接続制御メッセージパラメータ
のように、開始時間は消去できることが理解されるであ
ろう。主局及び従局が、(接続セットアップに対する接
続制御メッセージの交換によって)接続パラメータに同
意するとすぐに、最初の無競合間隔を開始するという仮
定に基づいて開始時間を示すことができ、また、送信タ
イマ及びFrmTimerを用いることによって、2つ
の局は、その後完全に同期化が可能になる。
【0170】接続制御メッセージは、無競合間隔(CC
=0である)間で交換されるが、他の局のデータトラフ
ィックと競わないように、最上位優先権(CAP=3)
でメッセージをおくることが望ましい。
【0171】フレーム転送(すなわち中継)は、雑音の
ある(無線あるいは有線)ネットワークに対するネット
ワーク全体の有効範囲、信頼度、及び処理能力を高める
ことができる。従って、MACユニット18(図1)の
MACプロトコルは、中間局を介してフレーム転送のた
めの効率的な機構をサポートする。フレーム転送は、3
つの局12を含む。例示のフレーム転送アクティビティ
のコンテキスト内において、3局の内の第1局(例え
ば、12a)は送信元局“A”であり、3局の内の第2
局(例えば、局12k)は宛先局“B”であり、また選
択された第3局(例えば、局12b)は中間(すなわち
転送)局“I”である。一つのフレーム転送のシナリオ
において、局Aと局Bは、チャネル状態(すなわち、高
減衰及び/あるいは雑音レベル)のために互いに通信で
きないが、局Aは局Iと通信が可能であり、局Iは局B
と通信が可能である。これとは別のデータ率順応型フレ
ーム転送のシナリオにおいて、局Aは(例えば、ROB
Oモードを用いて)局Bとかなり低いデータ率でしか通
信できず、また、中間局を介してBと通信することによ
って、処理能力を大幅に高めることができる。
【0172】局Bとの通信に先立ち、局Aは局Bと通信
するための最善の方法を学習する。このタスクは、学習
処理を介して達成され、これによって、局Aが、ネット
ワークにおける各局に、(図13Aの)接続情報要求M
AC管理項目210Cを含むフレームを送信する。この
要求によって、局12の各々から、局Bと通信する局の
能力についての情報が求められる。この要求は、ユニキ
ャストフレーム伝送で既知の局各々に送られてもよく、
あるいはブロードキャストフレーム伝送で局Aを聞き取
ることができる全ての局に送られてもよい。Bと通信で
きることを認識する各局は、(図13の)接続情報応答
MAC管理項目210Dを含むフレームを返すことによ
って応答する。項目210Dにおけるバイトフィールド
249は、(局Bへ格納あるいは直前に要求された、ま
た返されたチャネルマップに基づく)局Bへの40記号
ブロック当たりのバイト数を含む。(一方、応答局は、
最長フレームの能力(バイト単位)を、局Bに返す。)
従って、バイトフィールド249は、局Bへの応答局の
接続に対して、データ率を示す。この応答は、その接続
についての他の該当する情報を含むことができる(例え
ば、接続の品質あるいは信頼度の目安及び/あるいは接
続情報要求を含んでいたフレームがチャネル推定要求項
目210A(図12A)もまた含んでいた場合、局Aの
更新されたTXチャネルマップ)。応答を受信した後、
最大能力、あるいは(局A対応答局及び応答局対局Bの
両接続の組合せに基づいた)接続品質や信頼度の要求事
項を満たす処理能力を提供した応答局が、中間局Iとし
て選択される。
【0173】これらのチャネル情報要求及び応答は、感
度の良い情報は含まない(すなわち、情報は他の局が漏
れ聴くことができない)ために、平文で送信されて、ネ
ットワーク暗号化キーを交換する必要性(キーがまだ利
用可能ではない場合)あるいは処理時間を減少する必要
性が無くなる。
【0174】局Bが局Iにバイト値(すなわち、40記
号ブロック当たりのバイト)を変更する新規のチャネル
マップを送る場合は必ず、局Aは、I対B接続のための
チャネル情報の更新を受信することが好ましい。局A
は、そのような更新の受信を管理でき、あるいはオプシ
ョンとして、局Iには、新規の接続情報応答で局Aを更
新する責任が与えられてもよい。フレーム転送トラフィ
ックの観測に基づき、局Aから局Bにトラフィックを転
送していると認識した場合、局Iは、このタスクを扱う
ことができる。
【0175】図40において、両フレーム800の後に
予測される応答を伴うフレーム転送のための転送フレー
ム構造に従がい、局Aは、局Iを介して、確認応答サー
ビスを用いて局Bにフレームを送出する。転送フレーム
構造800は、第1フレーム802、第1応答(RES
PONSE1)804、第2フレーム806、第2応答
(RESPONSE2)808、及び第3応答(RES
PONSE3)810を含む。第1フレーム802及び
第2フレーム806は各々、SOFデリミタ、第1SO
Fデリミタ(SOF1)812、第2SOFデリミタ
(SOF2)814を各々含む。またフレーム802、
806は、フレームペイロード(F1、F2)816、
818を各々含む。更にフレーム802、806は各
々、EOFデリミタ、第1EOFデリミタ(EOF1)
820、第2EOFデリミタ(EOF2)822を各々
含む。SOFデリミタ、EOFデリミタ、ペイロード、
及び応答は、SOFデリミタ92(図3及び5A)、E
OFデリミタ94(図3及び5B)、応答120(図4
及び6)に対して定義された同じ構造を有していること
が理解されるであろう。
【0176】第1フレーム802に関して、局Aは、局
Iへのチャネルマップに基づき、最大フレーム能力より
も少ないフレーム能力に基づく最大セグメントサイズ、
及び局Iからの応答に示されるバイト能力を選択して、
フレームが、フレーム中継の両フレーム(フレーム80
2及びフレーム806)に対して単一セグメントに確実
に合うようにする。フレームヘッダ/本体816におい
て、SAは局Aのアドレスに設定され、DAは局Bのア
ドレスに設定され、セグメント制御フィールド106に
おけるFW161は0b10あるいは0b11(中間局
アドレスフィールドIA823の存在を示し、フレーム
が中間局に送られつつあることを示し、また、FWのM
SBが1である場合、CCの所期値/元の値を示すFW
のLSBを示す)に設定され、また、アドレスフィール
ドIA823は局Iのアドレスに設定される。SOF1
デリミタ812及びEOF1デリミタ820におけるD
Tは、予測される応答及びCCが無競合状態を示すよう
に設定されることを示す値に設定される。EOF1デリ
ミタ820におけるCAPの値は、フレームに割り当て
られるチャネルアクセス優先権(すなわち優先権
“P”)に設定される。EOF1デリミタにおけるRW
REフィールド145はゼロに設定される。局Iがフレ
ーム802を受信する場合、局Iは、(局Iが、宛先ア
ドレスに対するDAの代わりにIAを検査しなければな
らないことを示す)0b10あるいは0b11に設定さ
れるFWフィールドを検出し、IAをそれ自身のアドレ
スに一致させる。SOF1が、応答が予測されることを
示す場合(本例においては予測される)、局Iは、AC
Kを返す場合、EOF1に含まれるCCとCAPの値を
用いて応答804を返す。局IがNACKあるいはFA
ILを返す場合、局Iは、セグメント制御に含まれるC
CとCAPの値を用いて、転送に失敗した試行を示す。
ACKが返されることになる場合、局Iは、FWを(ア
ドレスフィールドIAが存在することを示し、またフレ
ームが最終局に送られていることを示す)0b01に設
定し、FCSの値を再演算し、応答が、SOF2_81
4及びEOF2_822において予測されるかどうかを
示し、またEOF2_822においてRWREビット1
45を設定し、(他局のVCSの便宜に供するように)
二重に応答が予測されることを示す。SOF2_814
及びEOF2_822におけるCCフィールドは、EO
F1_820において受信される値ではなく、FW(C
C=FWのLSB)において受信されるCCの値に設定
される。EOF2_822におけるCAPフィールド1
44は、セグメント制御フィールド106において受信
される値に設定される。SOF2_814におけるCM
Iフィールド142及びFLフィールド140は、DA
(局B)のためのTXチャネルマップに従って設定さ
れ、フレームは、CMIフィールド142において示さ
れるTXチャネルマップを用いて送信される。
【0177】局Bは、局Iから第2フレーム806を受
信し、またFWの値(FW=0b01)からフレーム8
06が転送されたことを認識する。SOF2_814
は、応答が予測されることを示すことから、局Bは、他
の応答が次に予測される(RWRタイプ、DT=1)こ
とを示す応答808を返す。応答808は、フレーム8
06において受信されるFCSに基づきRFCS148
と共に、SOF2_814において受信されるCCの値
とCAP144の値を含む。局Iは、応答808を処理
し、また局Aに対する第3応答810を生成する。応答
810は、同じタイプのものであり(ACK、NAC
K、あるいはFAIL、但し0b101の代わりにDT
=0b100であることを除く)、局Aからフレームで
受信されるCC、CAP、及びFCS(応答がACKの
場合)の値を用いる。
【0178】各伝送におけるフレームペイロードは、セ
グメント制御におけるFWフィールド及びFCSを除い
ては同一である。このことによって、MACが要求する
処理は最小化されて、フレームが伝送に対して準備され
る。
【0179】図40、並びに図41及び続く43乃至4
5に関して、“SOF1”、“SOF2”、“EOF
1”、“EOF2”、“F1”、あるいは“F2”を伴
う記号“=”は、“は、で受信する値を割り当てられ
る”ということを表すための短縮表記として用いられ
る。上記ではまだ触れていない他の短縮記号及び略号に
は次のものが含まれる。すなわち、長さの場合“LE
N”、フレームに関連する原/所期チャネルアクセス優
先権値の場合“P”、及びフレームに関連する原/所期
CC値の場合“C”を含む。従って、例えば、“FL=
LenF1”は、フィールドFLがフレームF1の長さ
に等しいことを示し、また“CAP=EOF1”は、C
APがEOF1において受信された値を割り当てられる
ことを示す。
【0180】図41において、予測される応答824が
無い(すなわち、ブロードキャスト)フレーム転送のた
めのフレーム転送構造を示す。このシーケンスにおい
て、フレーム802、806両方におけるSOFデリミ
タ及びEOFデリミタフィールドは、応答が予測されな
いことを示すように設定される。すなわち、SOF1_
812、SOF2_814におけるDTフィールドが、
000の値に設定され、EOF1_820、EOF2_
822におけるDTフィールドが010の値に設定され
る。他のフィールド設定値は全て、図40に示すフレー
ム転送構造におけるフレーム802、806の場合のも
のと同じである。
【0181】通信量が多い上位優先権トラフィックの期
間中は、割込み多発することがある。他のトラフィック
が、フレーム転送の間に割込まないようにするために、
局Aは、フレーム802のEOF1_820においてC
AP=3を局Iに対して示すことができ、局Iは、その
応答、応答804におけるCAP値を用いる。局Aによ
るメディアに対する競合は、(PRP284における信
号送信及び他の伝送への割込み決定を含む)第1フレー
ム802の実際のCAP及びCCに基づいている。局I
は、CAP=3及びCC=1に基づいて競合する(無競
合が最初のフレームにおいて示されたために、常に競合
に勝つ)。原値が両フレームのセグメント制御において
送られることから、局Iからのフレームの実際のCAP
は、EOF2及び次の応答に復元される。この方式が用
いられる場合、すなわち、フレームが3未満のCAPあ
るいはCC=0を有する場合、発信局は、転送伝送にお
ける全てのフレームに関する合計時間が、上位優先権ト
ラフィックに対する待ち時間を制御するための最長許容
フレーム長(時間単位)よりも確実に短くなるように、
最大セグメントサイズ(バイト単位)を選択する。この
ことは、TXチャネルマップ(局AからIへ)に含まれ
る情報や局Iから受信される接続情報応答から決定でき
る。
【0182】フレーム転送機構については他の実施形態
が考えられる。例えば、図42乃至45に関して、オー
バーヘッドを少なくしたフレーム転送のためのフレーム
転送構造は、各EOFデリミタ820、822を省い
て、EOFデリミタに存在していた情報を伝えるため
に、各SOFデリミタ812、814を修正することに
よって達成される。図42において、SOFデリミタフ
レーム制御フィールド98(図98)は、4ビットを利
用可能にするために、各FL及びFCCSフィールド
(各々フィールド140及び136)を2ビットずつ短
縮し、その利用可能な4ビットを用いて、SOF_CA
Pフィールド830(2ビット)、設定された時フレー
ムにおけるEOFの存在を示す1ビットEOFPフィー
ルド832、及び設定された時2つの応答が続くことを
示す1ビットSOF_RWRE(予測される応答を有す
る応答)フィールド834を加えることによって修正す
ることができる。
【0183】この少オーバーヘッド方式において、図4
3を参照して、最終フレーム836の後にのみ応答を有
するフレーム転送のためのフレーム構造を示す。局A
は、応答が予測されることをSOFデリミタが示すフレ
ームを送り、また以下の設定値を有する。すなわち、C
AP=3、CC=1、EOFP=0、RWRE=1、及
び予測される応答に対するDTを有する。これらの設定
値は、第1フレーム802が、第1フレーム802に対
する応答の代わりに(そうでなければACKが返される
場合)送られる第2フレーム806と共に転送されるこ
とになっていること、第1フレームの後PRPが発生す
ることはないこと、また2つの応答(RWR応答808
及び810)が第2フレーム806の終了時に予測され
ることを示す。第1フレーム802のセグメント制御1
06におけるFWは、第1フレーム802に対するCC
の値に基づいて、0b01あるいは0b11に設定され
る。どの局も、CAP=3、CC=1、PRPは存在し
ないため、第2フレーム806の伝送に割込みをかける
ことはできない。局Iが第1フレーム802を正常に受
信する場合、また、そうでなければACKを送る場合、
局Iは、SOF2デリミタ814を設定して、応答が求
められないこと、またRWRE=1であることを示す
(従って、第2フレームに2つの応答が続くことを伝え
る)。また第2フレーム806は、第1フレーム802
においてセグメント制御フィールド106を受信したC
AP及びCCを用いて、EOFP=0及びFW=b01
と設定する。局Iは、FCSを再演算し、第2フレーム
806を送信する前に応答が予測され無いことを示すた
めにSOF2を設定する。局Aは、局Iによって送信さ
れる第2フレーム806のSOF2_814を検出し、
ACKを推測する。局Bは、SOF2デリミタ814に
おいて受信される値にCCを設定し、また、第2フレー
ム806において受信される値にCAP及びRFCS設
定して、2つのRWR応答の内第1応答、すなわち、応
答808を返す。局Iは、2つのRWR応答の内第2応
答、すなわち、応答810を返すが、ここでCAP、C
C、及びRFCS値は、第1フレーム802において受
信される値と同一である。待ち時間を制御するために、
応答808、810を含む伝送全体の時間は、最長許容
フレーム長(時間単位)に制限される。応答が予測さ
れ、また第2フレームが応答に置き換えられるため、フ
レーム間にはPRPが無いことに留意されたい。
【0184】図44において、最終フレームの後にのみ
応答を転送するための、第1フレーム838の後にNA
CKあるいはFAILを伴うフレーム転送構造を示す。
第1フレーム802は、図43において述べたものと同
じ方法で送信されるが、本例においては、第1フレーム
はフレーム転送に失敗する。従って、応答804は、フ
レーム転送に失敗したことを示すために、第1フレーム
のすぐ後に送信される。応答804において、ACKフ
ィールドはゼロに設定されて、ACK以外の応答が返さ
れていることを示し、また、FTYPEの値は、他の応
答のタイプ(NACKあるいはFAIL)を適切に表
す。
【0185】引き続き少オーバーヘッドフレームフォー
マットを用いて、図45において、応答840の無いフ
レーム転送のためのフレーム転送構造を示す。この構造
において、第1フレーム802は、予測される応答が無
いフレームであり、また予測される応答(DT=001)
でSOF1デリミタ812及びRWRW=0を設定する
ことによって転送される。さもなければ、ACKが送ら
れる場合、局Iは、第1フレーム802に対して予測さ
れる応答の代わりに第2フレーム806を送信する。第
2フレーム806において、SOF2デリミタ814
は、予測される応答が無く、またRWRE=0であるこ
とを示す。この結果、第2フレーム806の後は、応答
は送信されず、PRP(図示せず)が直後に続く。図示
はしないが、(図43に示す)NACKあるいはFAI
Lに対する設定値を有する応答804等の応答は、第1
フレームが失敗した場合、(第2フレーム806の代わ
りに)第1フレームの後に返されることが理解されるで
あろう。
【0186】更にまた別の実施形態において、EOFデ
リミタが用いられる、図46において、EOFデリミタ
102は、RSVデリミタフィールド146を短縮する
ことによって変形されて、新規の長さのフィールド(F
LEN)842を収容する。FLENフィールド842
は、隠れた局(ノード)の性能の向上を促進するために
予定された長さの第2フレーム806を示す。局Aは、
局Iから受信される接続情報に基づいて、FLENに対
して合理的な推定を行う。従って、図46と共に図40
を簡単に参照すると、EOF1デリミタはFLENフィ
ールド832を含むようにフォーマットすることがで
き、またFLENフィールド832は、第2フレーム8
06の長さの値で設定される(すなわち、図40の短縮
表記を用いると、FLEN=LenF2となる)。
【0187】第1フレーム802及び/あるいは第2フ
レーム806の後に、局AがACKを受信(あるいは推
測)しない場合、通常のバックオフ手順は、局Aによっ
て実行される。第1フレームの後に、NACK、FAI
Lが受信されて、応答は受信されない(すなわち、AC
Kが受信あるいは推測されない)場合、特定のアクセス
試行は早期に完了される。
【0188】中間局のリソース(すなわち、受信バッフ
ァ)は、そこに向けられたものであればどのようなフレ
ームでも局が受信するように利用可能でなければならな
い。中間局が中継局として振舞う場合、受信バッファは
直ちに無くなり(フレームの再送信)、(フレームと中
間局の間を往復する継続時間中メディアがビジーとなる
ため)他のトラフィックが局に到達できる前に利用可能
になることから、受信バッファを追加する必要は無い。
中継されるフレームは、直ちに再送信できない場合、放
棄される。転送フレームが上位優先権によって割込みを
かけられる場合、あるいはフレームが長すぎて、フレー
ム長と現チャネルマップのために単一セグメントに収ま
らない場合、フレームを直ちに送信できなくなる(従っ
て、放棄される)。後者の場合、局は、FAILを発信
局に返す。FAILを返す理由が2つ以上ある場合、F
AILにおいて予約されたビットは、REASONフィ
ールドに用いられて、失敗理由の符号(すなわち、フレ
ームが長すぎて転送されないことを示す符号)を返す。 他の実施形態 以上、詳細な説明と合わせて本発明について述べてきた
が、上述の説明は図示する目的のものであり、本発明の
範囲に制限を加えるものではなく、本発明は付記された
請求項の範囲によって定義されるものである。他の実施
形態も、上記請求項の範囲内にある。
【0189】
【発明の効果】本発明の利点は以下の通りである。無競
合アクセスを示す競合制御インジケータと多重レベル優
先権方式を組み合わせた結果、アクセスの公平さをQo
S待ち時間要求事項と釣り合わせることができる。ま
た、実際の搬送波検出信号は微弱あるいは信頼性が低く
てもよいために、局には、第2の“仮想”搬送波検出タ
イマ機構が設けられ、このタイマ機構によって、各局が
最後に送信されるフレームにおいて発生するフレーム制
御情報に基づき伝送メディアの占有期間の正確な予測を
維持できるようになる。更に優先権レベルに対応する2
進数フォーマットによって、上位の優先権レベルから下
位の優先権レベルを効率的に分離できる。OFDMによ
って、遅延拡散等の信号の取り扱いができるために、複
数が競合する局による各優先権解決スロットにおけるビ
ット値の信号送信は、OFDMに非常に適している。従
って、これらの信号の整合はなされないが、各局は、信
号送信すると共に他の局の信号を信頼度良く検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ネットワークにおける各局がメディアアクセ
ス制御(MAC)ユニット及び物理層(PHY)デバイ
スを含む、伝送チャネルに連結されるネットワーク局の
ネットワークの構成図である。
【図2】 PHYデバイス(図1に示す)の詳細な構成
図である。
【図3】 ペイロードを伴う開始デリミタ及び終了デリ
ミタを含む、OFDMフレームのフォーマットを示す。
【図4】 応答フレームのデリミタのフォーマットを示
す。
【図5】 5Aは、(図3の)開始デリミタにおけるフ
レーム制御フィールドのフォーマットを示し、5Bは、
(図3の)終了デリミタにおけるフレーム制御フィール
ドのフォーマットを示す。
【図6】 (図4の)応答デリミタにおけるフレーム制
御フィールドのフォーマットを示す。
【図7】 図3に示すフレームのペイロードにおけるセ
グメント制御フィールドのフォーマットを示す。
【図8】 図3に示すフレームのペイロードにおけるフ
レーム本体のフォーマットを示す。
【図9】 図8に示すフレーム本体におけるMAC管理
情報フィールドのフォーマットを示す。
【図10】 図9に示すMAC管理情報フィールドにお
けるMCTRLフィールドのフォーマットを示す。
【図11】 図9に示すMAC管理情報フィールドにお
けるMEHDRフィールドのフォーマットを示す。
【図12】 12Aは、MEHDRフィールドがチャネ
ル推定要求タイプとしてデータ項目タイプを識別する、
MAC管理情報フィールドにおけるMMENTRYデー
タ項目フィールドのフォーマットを示し、12Bは、M
EHDRフィールドがチャネル推定応答タイプとしてデ
ータ項目タイプを識別する、MAC管理情報フィールド
におけるMMENTRYデータ項目フィールドのフォー
マットを示す。
【図13】 13Aは、MEHDRフィールドが接続情
報要求タイプとしてデータ項目タイプを識別する、MA
C管理情報フィールドにおけるMMENTRYデータ項
目フィールドのフォーマットを示し、13Bは、MEH
DRフィールドが接続情報応答タイプとしてデータ項目
タイプを識別する、MAC管理情報フィールドにおける
MMENTRYデータ項目フィールドのフォーマットを
示す。
【図14】 MEHDRフィールドがセットローカルパ
ラメータタイプとしてデータ項目タイプを識別する、M
AC管理情報フィールドにおけるMMENTRYデータ
項目フィールドのフォーマットを示す。
【図15】 MEHDRフィールドが置換ブリッジアド
レスタイプとしてデータ項目タイプを識別する、MAC
管理情報フィールドにおけるMMENTRYデータ項目
フィールドのフォーマットを示す。
【図16】 MEHDRフィールドがセットネットワー
ク暗号化キータイプとしてデータ項目タイプを識別す
る、MAC管理情報フィールドにおけるMMENTRY
データ項目フィールドのフォーマットを示す。
【図17】 MEHDRフィールドが応答型マルチキャ
ストタイプとしてデータ項目タイプを識別する、MAC
管理情報フィールドにおけるMMENTRYデータ項目
フィールドのフォーマットを示す。
【図18】 MEHDRフィールドが連結タイプとして
データ項目タイプを識別する、MAC管理情報フィール
ドにおけるMMENTRYデータ項目フィールドのフォ
ーマットを示す。
【図19】 優先権及び競合に基づくアクセス(図19
A)、及び優先権及び無競合アクセス(図19B)を利
用するデータフレーム伝送を示し、優先権及び競合に基
づくアクセス(図19C)、及び優先権及び無競合アク
セス(図19D)を利用する応答フレーム伝送を示す。
【図20】 伝送されるフレームの到着時間に基づく優
先権及び競合解決スロット信号方式を示す。
【図21】 送信(TX)ハンドラ及び受信(RX)ハ
ンドラを有する状態機械を含む、MACユニット(図1
に示す)の構成図である。
【図22】 図21のTXハンドラの構成図である。
【図23】 図22のTXハンドラによって実行される
フレーム送信処理の流れ図である。
【図24】 図23のフレーム送信処理によって実行さ
れる応答解決処理の流れ図である。
【図25】 図23のフレーム送信処理によって実行さ
れるアクセス競合処理の流れ図である。
【図26】 図21のRXハンドラの構成図である。
【図27】 図26のRXハンドラによって実行される
フレーム受信処理の流れ図である。
【図28】 図23及び27各々に示すフレーム送信処
理及びフレーム受信処理の局面を示す状態図である。
【図29】 各々が固有の暗号化キーによって定義さ
れ、論理ネットワークに分離されるネットワークを表
す。
【図30】 論理ネットワークの1構成要素として新規
の局を付加する(及び、例えば、図29に示す論理ネッ
トワークの1つを用いる)処理の流れ図である。
【図31】 各構成要素局が論理ネットワークのために
ネットワークキー及び選択対を維持する、(図29に示
す論理ネットワークの1つの)論理ネットワーク構成要
素局を更に詳細に示す。
【図32】 低信頼度サブネットワークにおける各局及
びブリッジがブリッジプロキシ機構をサポートすること
が可能であり、このブリッジによって低信頼度サブネッ
トワーク局に接続される2つの高信頼度サブネットワー
クの局を含む拡張ネットワークの構成図である。
【図33】 局が低信頼度サブネットワークの局によっ
てアクセスされる場合、それらの局が接続される高信頼
度サブネットワーク局用ブリッジプロキシとして、各ブ
リッジが機能するように構成された図32の拡張ネット
ワークの構成図である。
【図34】 ブリッジプロキシ送信処理の流れ図であ
る。
【図35】 ブリッジプロキシ送信処理のマルチキャス
ト処理部の流れ図である。
【図36】 ブリッジプロキシ受信処理の流れ図であ
る。
【図37】 無競合間隔のセッションをサポートするた
めに、主局として機能する1つの局と従局として機能す
るその他の局を有する局のネットワークである。
【図38】 無競合間隔セッションの間におけるタイム
スライスを示す。
【図39】 39Aは、セット接続MAC管理データ項
目のフォーマットであり、39Bは、使用接続MAC管
理データ項目のフォーマットである。
【図40】 応答を有するフレーム転送用転送フレーム
構造を示す。
【図41】 応答を有さないフレーム転送用転送フレー
ム構造を示す。
【図42】 終了デリミタを用いないフレームを含むフ
レーム転送に用いるための他の選択可能な開始デリミタ
フレーム制御フィールドフォーマットを示す。
【図43】 フレーム転送フレームの後にのみ、応答を
有するフレーム転送のための図42の開始デリミタフレ
ーム制御フィールドを用いた転送フレーム構造を示す。
【図44】 応答及び第1フレームの後に発生するNA
CKあるいはFAILを有するフレーム転送のための図
42の開始デリミタフレーム制御フィールドを用いた転
送フレーム構造を示す。
【図45】 応答を有さないフレーム転送のための図4
2の開始デリミタフレーム制御フィールドを用いた転送
フレーム構造を示す。
【図46】 フレーム転送方式における第2フレームの
長さを指定するためのフレーム長フィールドを有する他
の選択可能な終了デリミタフレーム制御フィールドフォ
ーマットを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500386817 5100 West Silver Spri ngs Boulevard,Ocal a,Florida USA (72)発明者 ブライアン イー.マークウォルター アメリカ合衆国 34471 フロリダ州 オ カラ エスイー フィフティセカンド コ ート 625 (72)発明者 スタンリー ジェイ.コストッフ ザ セ カンド アメリカ合衆国 34482 フロリダ州 オ カラ ニードルズ ドライブ 13 (72)発明者 ジェイムズ フィリップ パテッラ アメリカ合衆国 34442 フロリダ州 ヘ ルナンド イー. モーニングスター レ ーン 1071 (72)発明者 ウィリアム イー.アーンショー アメリカ合衆国 34470 フロリダ州 オ カラ エヌイー フィフティシックスス テラス 48 Fターム(参考) 5K033 CA07 CB15 CB17 CC01 DA13

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークの局において、送信される
    フレームを有する局によるアクセス競合の方法であっ
    て、 競合期間中の競合制御情報を検出する段階と、 前記競合期間中に前記局が接続されている伝送メディア
    へのアクセス競合を前記局が許可されているかどうかに
    ついて前記競合制御情報から判断する段階と、を含む方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記判
    断する段階は、 前記競合制御情報が無競合アクセスを示すかどうか判断
    する段階と、 前記競合制御情報が無競合アクセスを示す場合、送信さ
    れるフレームに対応するチャネルアクセスの優先権レベ
    ルが、最後に送信されるフレームに対応するチャネルア
    クセスの優先権レベルよりも上位であるかどうかを判断
    する段階と、を含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、更に前
    記競合制御情報が無競合状態を示し、また送信されるフ
    レームに対応するチャネルアクセスの優先権レベルが、
    最後に送信されるフレームのチャネルアクセスの優先権
    レベルよりも上位であるか、あるいは前記競合制御情報
    が無競合状態を示さない場合、ネットワーク局における
    いずれかの局が、送信されるフレームに対応するチャネ
    ルアクセスの優先権レベルよりも上位のチャネルアクセ
    スの優先権レベルで、メディアへのアクセス競合を意図
    しているかどうか検出する段階を含む方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法であって、更に前
    記伝送メディアへのアクセス競合は、このような上位の
    チャネルアクセス優先権レベルでアクセス競合予定の局
    に譲る段階を含む方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の方法であって、更に上
    位のチャネルアクセス優先権レベルが検出されない場
    合、次の競合期間中において、前記メディアへのアクセ
    ス競合を行う段階を含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法であって、更に前
    記競合期間に先立ち他の局に対して、対応するチャネル
    アクセス優先権レベルで、競合する意図を信号送信する
    段階を含む方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法であって、前記競
    合を行う段階は、 任意のバックオフ時間に対応する遅延期間を確立する段
    階と、 前記遅延期間の継続期間中におけるアクティビティに対
    する前記伝送メディアを監視する段階と、を含む方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法であって、更に前
    記監視中にアクティビティが検出されない場合は、フレ
    ームを送信する段階を含む方法。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の方法であって、 前記ネットワーク局におけるいずれかの局が、送信され
    るフレームに対応するチャネルアクセス優先権レベルよ
    りも上位のチャネルアクセス優先権レベルで前記メディ
    アへのアクセス競合予定であるかどうかの検出が、前記
    競合期間直前の優先権解決期間において行われ、また、
    前記ネットワーク局におけるいずれかの局が、送信され
    るフレームに対応するチャネルアクセス優先権レベルよ
    りも上位のチャネルアクセス優先権レベルで前記メディ
    アへのアクセス競合予定であるかどうかの検出が、 前記優先権解決期間中に少なくとも1つの他の局からの
    送信信号を検出する段階を含み、前記検出される送信信
    号は、前記少なくとも1つの他の局によって送信される
    フレームのチャネルアクセス優先権レベルを示す方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法であって、 前記優先権解決期間は、n個の優先権解決スロットを含
    み、また2n のチャネルアクセス優先権レベルをサポー
    トする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法であって、 nの値は2であり、また、各チャネルアクセス優先権レ
    ベルは、2ビットの2進数値として表す方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、 前記優先権解決スロットは、2ビットの2進数値におけ
    る第1ビットに対応する第1優先権解決スロットと2ビ
    ットの2進数値における第2ビットに対応する第2優先
    権解決スロットを含み、ここで、2ビットの2進数値に
    おける2進数1は、前記2つの優先権解決スロットの内
    対応する1つにおいて、検出される送信信号において受
    信される方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の方法であって、更
    に送信されるフレームに対応するチャネルアクセス優先
    権レベルは前記優先権解決スロットにおいて信号送信さ
    れる段階を含む方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法であって、信
    号送信を行う段階は、 対応するチャネルアクセス優先権レベルが2ビットの2
    進数値における第1ビットが1であることを要求する場
    合、第1優先権解決スロットにおいて信号送信する段階
    と、 第1ビットが1であるか又は他の局からの送信信号が前
    記第1優先権解決スロットにおいて検出されなかった場
    合で、対応するチャネルアクセス優先権レベルが2ビッ
    トの2進数値における第2ビットが1であることを要求
    する場合、前記第2優先権解決スロットにおいて信号送
    信する段階と、を含む方法。
  15. 【請求項15】 請求項9に記載の方法であって、更に
    最後に送信されるフレームを基準にして、前記優先権解
    決期間の始まる時期を予測するための仮想搬送波検出タ
    イマを維持する段階を含む方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、前
    記最後に送信されるフレームは、フレーム制御情報を含
    むことができ、また前記維持する段階は、 前記フレーム制御情報を用いて前記仮想搬送波検出タイ
    マに値を提供する段階を含む方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法であって、更
    に実際の搬送波検出を用いて、前記最後に送信されるフ
    レームを基準にして前記優先権解決期間がいつ始まるか
    を判断する段階を含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項2に記載の方法であって、 前記競合制御情報と前記チャネルアクセス優先権レベル
    は、ほぼ全ての局によって観測可能である方法。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の方法であって、前記
    競合制御情報はフラグであって、設定された時、無競合
    状態を示す方法。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の方法であって、前記
    伝送メディアは電力線である方法。
  21. 【請求項21】 請求項13に記載の方法であって、前
    記信号送信する段階は、OFDM記号を送信する段階を
    含み、また、送信信号を検出する段階は、送信されるO
    FDM記号を検出する段階を含み、前記OFDM記号
    は、前記OFDM記号に対応する遅延拡散性能特性のた
    めに、ほぼ全ての局によって観測可能である方法。
  22. 【請求項22】 請求項9に記載の方法であって、前記
    優先権解決期間は、伝送メディア不活性期間に続く方
    法。
  23. 【請求項23】 伝送メディアによって相互接続された
    ネットワーク局における、前記伝送メディアへの制御ア
    クセスのための各局におけるメディアアクセス制御ユニ
    ットであって、前記メディアアクセス制御ユニットは、 競合期間中に競合制御情報を検出するためのユニット
    と、 前記競合制御情報から、前記競合期間中に前記局がアク
    セス競合することが許可されているかどうかを判断する
    ためのユニットと、を含むメディアアクセス制御ユニッ
    ト。
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