本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2012年5月11日に出願された「APPARATUS AND METHODS FOR CONTROL FRAME AND MANAGEMENT FRAME COMPRESSION」と題する仮米国出願第61/646,035号に対する優先権を主張する、2012年12月19日に出願された同時係属の米国出願第13/719,972号の一部継続出願である。
詳細な説明
[0044] 添付の図面を参照しながら新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、教示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。例えば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示する任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
[0045] 本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範疇にある。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0046] 普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、WiFi(登録商標)など、任意の通信規格、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリーの任意のメンバーに適用され得る。例えば、本明細書で説明する様々な態様は、サブ1GHz帯域を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用され得る。
[0047] いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域中のワイヤレス信号が、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装は、センサー、メータリング、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利には、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し得、および/または比較的長い距離、例えば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
[0048] いくつかの実装形態では、WLANが、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。例えば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントが存在し得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き、STAはWLANのユーザとして働く。例えば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWiFi(例えば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
[0049] アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
[0050] 局(「STA」)はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。従って、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[0051] 上述したように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、例えば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるのか、APとして使用されるのか、他のデバイスとして使用されるのかにかかわらず、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサーアプリケーションを与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、例えばパーソナルヘルスケアのためにヘルスケアコンテキストにおいて使用され得る。これらは、監視のためにも使用でき、拡張範囲(extended-range)インターネット接続性(例えばホットスポットとともに使用するための)を可能にしたり、機械間通信を実装したりする。
[0052] 図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、例えば802.11ah規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
[0053] 様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における伝送のために使用され得る。例えば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
[0054] AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を容易にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を容易にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。さらに、いくつかの態様では、STA106は、互いに直接通信し、互いの間に直接リンク(直接)を形成し得る。
[0055] AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。AP104は、AP104に関連し、また通信のためにAP104を使用するSTA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。別の例では、本明細書で説明するAP104の機能は、代替的に、STA106のうちの1つまたは複数によって行われ得る。
[0056] 図2に、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用できる様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を備えるかまたはSTA106のうちの1つを備え得る。
[0057] ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に与える。メモリ206の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ204は、一般に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを行う。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
[0058] ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、圧縮制御フレームおよび/または圧縮管理フレームを生成するように構成され得る。さらに、プロセッサ204は、複数の制御フレームおよび/または管理フレームのうちの1つを選択し、その制御フレームタイプおよび/または管理フレームタイプを有するパケットを生成するように構成され得る。
[0059] ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、異なるタイプの制御フレームおよび/または管理フレームを処理するように構成され得る。例えば、プロセッサ204は、以下でさらに説明するように、受信された制御フレームおよび/または管理フレームのタイプを判断し、それに応じて、制御フレームおよび/または管理フレームを処理するように構成され得る。
[0060] プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えるか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を行うことができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
[0061] 処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(例えば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに行わせる。
[0062] ワイヤレスデバイス202はまた、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および/または受信機212を含み得るハウジング208を含み得る。送信機210と受信機212とは組み合わされてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る(図示せず)。
[0063] 送信機210は、1つまたは複数のタイプの制御フレームおよび/または管理フレームをワイヤレスに送信するように構成され得る。例えば、送信機210は、上述したプロセッサ204によって生成された圧縮制御フレームおよび/または圧縮管理フレームを送信するように構成され得る。
[0064] 受信機212は、1つまたは複数のタイプの制御フレームおよび/または管理フレームをワイヤレスに受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、以下でさらに詳細に説明するように、制御フレームおよび/または管理フレームのタイプを検出し、それに応じてフレームを処理するように構成される。
[0065] ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含み得る。DSP220は、送信のためにパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。
[0066] ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様ではユーザインターフェース222をさらに備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
[0067] ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、例えば、データバスを含み、並びにデータバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。当業者は、ワイヤレスデバイス202の構成要素が、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるかあるいは互いに入力を受け付けるかまたは与え得ることを諒解するであろう。
[0068] 図2には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、当業者は構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わせられ得るかまたは共通に実装され得ることを認識するであろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上述した機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上述した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示される構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[0069] 参照の容易さのために、ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして構成されるとき、これを以下でワイヤレスデバイス202tと呼ぶ。同様に、ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして構成されるとき、これを以下でワイヤレスデバイス202rと呼ぶ。ワイヤレス通信システム100中のデバイスは、送信ノードの機能のみ、受信ノードの機能のみ、または送信ノードと受信ノードの両方の機能を実装し得る。
[0070] 上述したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備え得、圧縮制御フレームおよび/または圧縮管理フレームを含む異なるタイプの制御フレームおよび/または管理フレームを送信および/または受信するために使用され得る。
[0071] 図3に、レガシー管理フレーム300の一例を示す。管理フレーム300は、非圧縮の管理フレームであり得る。図示のように、管理フレーム300は、8つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド305、持続時間/識別情報(duration)フィールド310、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)宛先アドレス(da)フィールド315、(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)送信側アドレス(sa)フィールド320、(宛先アドレス(a3)とも呼ばれる)基本サービスセット識別子(BSSID)フィールド325、シーケンス制御(sc)フィールド330、フレーム本体335、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド340を含む。da、sa、およびBSSIDフィールド315〜325の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。図3は、さらに、フィールド305〜340の各々のオクテット単位のサイズを示している。フィールドサイズの全ての値を合計すると、管理フレーム300の全体的なサイズが得られる。そのような管理フレームの全体的なサイズを低減させることが有益であり得る。例えば、サイズが低減された(または「圧縮された」)管理フレームは、送信のためにより少ない帯域幅を利用し得る。
[0072] 従って、本明細書では、低減されたサイズの管理フレーム(および同様に制御フレーム)(圧縮管理フレームおよび圧縮制御フレーム)を使用するためのシステムおよび方法について説明する。そのような圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームの使用は、フレームを送信するために必要とされるオーバーヘッドを低減する。従って、全体としてより少ないデータが送信される必要がある。データのより少ない送信は、より少ないデータを送信するためにより少ないリソースが使用されるので、データが送信される速度を増加でき、送信機による帯域幅の使用を低減でき、送信のために必要とされる電力を低減できる。
[0073] 管理フレームおよび/または制御フレームの圧縮は、管理フレームおよび/または制御フレームのいくつかのフィールドを削除または変更することによって行われ得る。圧縮管理フレームおよび/または制御フレームヘッダは、次いで、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに送られ得る。フィールドの削除または変更は、データパケットのワイヤレスデバイス202rに通信される必要がある情報に基づき得る。例えば、ワイヤレスデバイス202rは、データパケットを受信し、処理するために、管理フレーム300中の全ての情報を必要とするとは限らない。例えば、場合によって、受信機は、管理フレーム中で送信されるであろう情報の一部をメモリにすでに記憶していることがある。ある場合には、ワイヤレスデバイス202rが、ワイヤレスデバイス202tから前に受信した管理フレーム中でその情報を受信していることがある。別の場合には、ワイヤレスデバイス202rが、製造時に、または別のデバイスとの通信を通してなど、そのような情報を事前プログラムされていることがある。
[0074] さらに別の実施形態で、ワイヤレスデバイス202rは、例えば、削除されたフィールドの使用を必要とするであろういくつかの機能が必要でない場合、そのような機能を行わないことがある。削除または変更され得るフィールドのいくつかと、ワイヤレスデバイス202rがそのような圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームとともにどのように機能するかとについて以下で説明する。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス202rが、以下でさらに詳細に説明するように、使用されるフォーマットの管理フレームおよび/または制御フレーム中の指示に基づいて、使用される管理フレームおよび/または制御フレームのフォーマットを判断できる。例えば、いくつかの実施形態では、フレームのfcフィールド中のタイプフィールドが、フレームのために使用されるフォーマット(例えば、圧縮済み、圧縮のタイプ、および/または、非圧縮)を示し得る。追加または代替として、fcフィールドfoフレーム中のサブタイプフィールドが、フレームのために使用されるフォーマットを示し得、他の実施形態では、ワイヤレスデバイス202rおよび202tが、圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームのただ1つのタイプを利用し、従って、どのタイプの管理フレームおよび/または圧縮制御フレームが使用されるかについての指示が必要とされないが必要とされない。
[0075] レガシー802.11規格(802.11adまで)で、fcフィールドのプロトコルバージョン(pv)サブフィールドは、プロトコルバージョン0(PV0)が唯一の定義されたプロトコルバージョンであるので、常に0に設定される。従って、プロトコルバージョンの他の値、すなわち、1(PV1)、2(PV2)、および3(PV3)の使用は定義されない。従って、本明細書で説明するシステムおよび方法は、プロトコルバージョン1(PV1)、PV2、および/またはPV3の一部として圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームを定義し得る。プロトコルバージョンは、通信のためにデバイスによって互換的に使用され得る。例えば、レガシー管理フレームの使用を定義するPV0は、リンクのセットアップ、機能のネゴシエート、および高速データ転送のために使用され得る。さらに、圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームの使用を定義するPV1、PV2、および/またはPV3は、省電力モードにあるとき、周期的ショートデータ送信のために使用され得る。
[0076] いくつかの実施形態では、圧縮フォーマット管理フレームおよび/または制御フレームが、既存のプロトコルバージョン0(PV0)あるいは新たに定義されたプロトコルバージョン1(PV1)、PV2、および/またはPV3を使用し得る。PV1、PV2、および/またはPV3の使用は、レガシーデバイスが、レガシーPV0フレームのフォーマットに基づいて、受信した圧縮管理フレームおよび/または圧縮制御フレームをパースする(parse)ことを試みる状況を回避し得る。
[0077] 図4は、圧縮管理フレーム400の一例を示す。図示のように、管理フレーム400は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド405、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)宛先アドレス(da)フィールド415、(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)送信側アドレス(sa)フィールド420、(宛先アドレス(a3)とも呼ばれる)基本サービスセット識別子(BSSID)フィールド425、シーケンス制御(sc)フィールド430、フレーム本体435、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド440を含む。図4は、さらに、フィールド405〜440の各々のオクテット単位のサイズを示している。フィールドサイズの全ての値を合計すると、管理フレーム400の全体的なサイズが得られる。図示のように、以下でさらに説明するように、daフィールド415およびsaフィールド420のうちの一方は長さが6オクテットであり、他方は長さが2オクテットである。管理フレーム400の様々なフィールドは、以下で説明するいくつかの異なる態様に従って利用され得る。
[0078] 管理フレーム400に示すように、持続時間フィールド310は省略され得る。通常、フレームを受信したデバイスは、少なくとも、送信機会中に干渉する送信がないように、デバイスが送信すべきでない時間を示す持続時間フィールド310を復号する。持続時間フィールド310の代わりに、管理フレームの意図された受信機による肯定応答を送信するための時間が経過するまで、デバイスは、管理フレームを受信した後にデータを送信しないように構成され得る。そのような肯定応答は、管理フレームが意図された受信機によって受信されたことを示すACKまたはブロック肯定応答(BA)であり得る。デバイスは、管理フレーム中のフィールド(例えば、ACKポリシーフィールド)が、ACKが受信されるまでデバイスが延期すべきであることを示す場合のみ、管理フレームに対するACKが受信されるまで送信を延期するように構成され得る。従って、持続時間フィールド310は管理フレームから、並びに同様にいくつかの制御フレームから省略され得る。
[0079] いくつかの態様では、持続時間フィールドが、fcフィールド405の後、およびdaフィールド415の前など、管理フレーム400中に含まれ得る。いくつかの態様では、持続時間フィールドが、持続時間フィールド310と比較して、低減された長さを有し得る。例えば、持続時間フィールドは、15ビット以下の長さを有し得る。持続時間フィールドの値は、管理フレーム400が送信/受信されるデータパケットの持続時間を示し得る。いくつかの態様では、その値が、あらかじめ定義された値(例えば、マイクロ秒単位で表される値)の倍数として持続時間を示し得る。いくつかの態様では、その値が、1つまたは複数の送信機会(TX−OP)期間をカバーするように選択され得る。従って、持続時間フィールドの長さは、あらかじめ定義された値とTX−OP期間の持続時間とに基づき得る。例えば、あらかじめ定義された値は96μsであり、1つのTX−OP期間が24.576msである場合、持続時間フィールド長さは、持続時間フィールドの最大値が少なくとも1つのTX−OP期間をカバーするように8ビット(例えば、log2[(TX−OP期間)/(あらかじめ定義された値)])になり得る。
[0080] いくつかの態様では、BSSIDフィールド425が、管理フレーム400中に含まれたり、含まれなかったりする点で、随意である。fcフィールド405中のフィールド(例えば、a3存在フィールド)は、BSSIDフィールド425が管理フレーム400中に含まれるかどうかを示すために使用され得る。従って、管理フレーム400の受信機は、BSSIDフィールド425が管理フレーム400中に存在するか否かを判断するために、そのようなフィールドの値を確認し得る。BSSIDフィールド425が、図4に示されているようにシーケンス制御フィールド430の前にではなく、シーケンス制御フィールド430の後に位置し得ることに留意されたい。
[0081] いくつかの態様では、scフィールド430が、ショートシーケンス番号(SN)の値を含む8ビット以下のショートSNサブフィールドを含み得る。いくつかの態様では、ショートシーケンス番号サブフィールドが、管理フレーム300などの非圧縮管理フレームのために定義されるように、12ビットのシーケンス番号サブフィールドの8つの最下位ビット(lsb)に対応する。いくつかの態様では、そのようなショートシーケンス番号サブフィールドの値が0である場合、送信機が、値0のショートシーケンス番号をもつ圧縮管理フレームの代わりに、フルシーケンス番号をもつ非圧縮管理フレームとともにフレームを送り得る。いくつかの態様では、ショートシーケンス番号サブフィールドが、scフィールド430の異なる8ビットである。いくつかの態様では、追加または代替として、scフィールド430が、拡張されたフィールドを選択的に含み得る。いくつかの態様では、管理フレーム400のscフィールド430中のそのような拡張されたフィールドの存在または不在が、fcフィールド405中の1つまたは複数のビットの値によって示され得る。拡張されたフィールドは、フラグメンテーション番号サブフィールド(例えば、4ビット以下)、再試行サブフィールド(例えば、1ビット)、モアフラグサブフィールド(例えば、1ビット)、および/またはトラフィッククラス指示サブフィールド(例えば、3ビット)を含み得る。
[0082] 一態様では、fcフィールド405が、表1に示すようなフォーマットを有し得る。
[0083] 他の態様では、fcフィールド405が、異なるフォーマットを有し得る。図5〜図7は、管理フレーム400中に含まれ得るfcフィールド405の異なるフォーマットの例を示す。
[0084] 上述したように、fcフィールドのpvサブフィールドは、管理フレームがレガシー管理フレームであるのか圧縮管理フレームであるのかを示すために使用され得る。例えば、pvサブフィールドの値0は、管理フレームがレガシー管理フレームであることを示し得、pvサブフィールドの値1は、管理フレームが圧縮管理フレームであることを示し得る。圧縮管理フレームは、本明細書で説明する圧縮管理フレームのいずれかのフォーマットを有し得る。
[0085] 本明細書で説明する圧縮管理フレームのいずれについても、いくつかの追加の機能をサポートするために、いくつかのフィールドがさらに追加または変更され得る。いくつかの態様では、拡張フレーム制御(efc)フィールドが、本明細書で説明する圧縮管理フレームのいずれにも追加され得る。efcフィールドは3ビットを備え得る。efcフィールドは、圧縮管理フレームのaidフィールドの最後の3ビットであり得る。efcは、新しい機能についての情報を追加するために利用され得る。例えば、いくつかの態様では、a3アドレス(デバイスを識別する第3のアドレス)が圧縮管理フレーム中に含まれるかどうかを示すために、a3存在サブフィールドが、fcフィールドまたは管理フレームの別のフィールド(例えば、efcフィールド)に追加され得る。追加または代替として、いくつかの態様では、アクセス制御(ac)サブフィールド、サービス期間終了(eosp)サブフィールド、a−msduサブフィールド、および/またはキューサイズサブフィールドなど、いくつかのサービス品質(QoS)パラメータの値を示すQoSサブフィールドが、fcフィールドまたは管理フレームの別のフィールド(例えば、efcフィールド)に追加される。追加または代替として、いくつかの態様では、ACKポリシーサブフィールドが圧縮管理フレームのSIGフィールドに移動され得る。追加または代替として、いくつかの態様では、パケットが中継されるべきかどうかを示すために、a4サブフィールドが、fcフィールドまたは管理フレームの別のフィールド(例えば、efcフィールド)に追加され得る。a4サブフィールドは1ビットであり得る。これらのフィールドのいずれかの組合せが、フィールドの機能をサポートするために、本明細書で説明する圧縮管理フレームのいずれにおいても使用され得ることに留意されたい。いくつかの態様では、pvサブフィールドの値1によって示される圧縮管理フレームが、本明細書で説明する機能をサポートし、フォーマットを有し得る。
[0086] 図5は、フレーム制御フィールドフォーマットの一例を示す。図示のように、フレーム制御フィールド500は、2ビットのpvサブフィールド502、4ビットのタイプサブフィールド504、1ビットのfrom−APサブフィールド506、2ビットのアクセスカテゴリー(ac)サブフィールド508、1ビットの再試行サブフィールド510、1ビットの電力管理(pm)サブフィールド512、1ビットのモードデータ(md)サブフィールド514、1ビットの保護フレーム(pf)サブフィールド516、1ビットのa−msduサブフィールド518、1ビットのサービス期間終了(eosp)サブフィールド520、および1ビットのa3存在サブフィールド55を含む。上述したように、これらのサブフィールドのうち、acサブフィールド508、a−msduサブフィールド518、eospサブフィールド520、およびa3存在サブフィールド522が、含まれたフィールドの機能のみをサポートするように、いずれかの組合せでfcフィールド500中に含まれたり含まれなかったりする。
[0087] 図6は、フレーム制御フィールドフォーマットの別の例を示す。図示のように、フレーム制御フィールド600は、2ビットのpvサブフィールド602、2ビットのタイプサブフィールド604、4ビットのサブタイプサブフィールド605、1ビットのfrom−APサブフィールド606、1ビットの電力管理(pm)サブフィールド612、1ビットのモードデータ(md)サブフィールド614、1ビットの保護フレーム(pf)サブフィールド616、1ビットのa−msduサブフィールド2218a、1ビットのサービス期間終了(eosp)サブフィールド620、1ビットのa3存在サブフィールド622、および1ビットのモアppdu/rdgサブフィールド624を含む。いくつかの態様では、上述したように、これらのサブフィールドのうち、a−msduサブフィールド618、eospサブフィールド620、a3存在サブフィールド622、およびモアppdu/rdgサブフィールド624が、含まれたフィールドの機能のみをサポートするように、いずれかの組合せでfcフィールド600中に含まれたり含まれなかったりする。いくつかの態様で、モアppdu/rdgサブフィールドは、efcフィールドの3つの予約済みビットのうちの1つであり得る。いくつかの態様で、モアppdu/rdgサブフィールドは、圧縮管理フレームがフラグメント番号フィールドを含まないときの利用可能なビットのうちの1つであり得る。
[0088] 図7は、フレーム制御フィールドフォーマットの別の例を示す。図示のように、フレーム制御フィールド700は、2ビットのpvサブフィールド702、2ビットのタイプサブフィールド704、1ビットのfrom−APサブフィールド706、および1ビットの電力管理(pm)サブフィールド712を含む。
[0089] さらに、以下で説明するように、13ビットのみが使用され得るので、2オクテット長のsaまたはdaフィールド中の全てのビットが使用されるとは限らないことがある。他の3ビットは、他の目的のために利用され得る。例えば、トラフィックID(TID)が、qcフィールド中の代わりに、2オクテット長のsaまたはdaフィールド中に含まれ得る。
[0090] いくつかの態様では、レガシー管理フレーム300中で使用されるように(または同様に、いくつかの制御フレーム中で使用されるように)、daフィールド415とsaフィールド420の両方について、デバイスのためのグローバルユニーク識別子(globally unique identifier)(例えば、MACアドレス)を使用する代わりに、daフィールド415またはsaフィールド420のうちの一方は、特定の基本サービスセット(BSS)においてデバイスをユニークに識別するが、必ずしもグローバルにデバイスをユニークに識別するとは限らない、アクセスまたは関連付け識別子(AID)などのローカル識別子を使用する。従って、daフィールド415またはsaフィールド420のうちの一方は、グローバル識別子のために必要とされる長さが6オクテットであるのとは対照的に、より短いローカル識別子に適応するために長さが2オクテットであり得る。これは、管理フレーム400のサイズを低減するのを助ける。いくつかの態様では、daフィールド415およびsaフィールド420のいずれがローカル識別子またはグローバル識別子を含むかについての選択が、パケットを送るデバイスとパケットを受信するデバイスとに基づく。例えば、その選択は、APからSTAへのダウンリンク、STAからAPへのアップリンク、およびあるSTAから別のSTAへの直接リンクの各々上で送られたパケットについて異なり得る。リンクのタイプ(例えば、ダウンリンク、アップリンク、または直接リンク)の指示は、管理フレームまたは制御フレーム中の1つまたは複数のフィールドによって行われ得る。例えば、from−APフィールドは、ダウンリンク上で送られる管理フレームの1つの値と、アップリンク上で送られる管理フレームの別の値とを有し得る。追加または代替として、from−dsおよび/またはto−dsフィールドは、異なるリンクタイプごとに異なる値を有し得る。従って、フレームを受信するデバイスは、(例えば、フィールド値に基づいて)フレームが受信されるリンクを判断し、次いで、フレーム中のdaフィールドおよび/またはsaフィールドの長さを判断し得る。
[0091] 図8は、識別子のどのタイプ(グローバルまたはローカル)が管理フレーム400などのフレーム中の異なるアドレスフィールドのために使用され得るかの一例を示す。図示のように、アドレスフィールド中で使用される識別子のタイプは、異なるリンクタイプごとに異なる(通信の方向に応じて異なる)。方向列は、リンクの方向を示す。アドレス解釈列は、フレームが送られる方向を解釈する際に使用され得るフィールド(例えば、from−AP)の値を示す。a1フィールドは、管理フレーム400のdaフィールド415など、a1フィールドに対応し得る。a2フィールドは、管理フレーム400のsaフィールド420など、a2フィールドに対応し得る。a3フィールドは、管理フレーム400のBSSIDフィールド425など、a3フィールドに対応し得る。Rx−AIDは、フレームの受信機のAIDである受信機AIDまたはローカル識別子を指すことがある。Tx−AIDは、フレームの送信機のAIDである送信機AIDまたはローカル識別子を指すことがある。RAは、パケットの受信機のMACアドレスなどのグローバル識別子であり得る受信機アドレスを指すことがある。BSSIDは、デバイスのBSSIDなどのグローバル識別子を指すことがある。SAおよびDAは、それぞれ、管理フレームのソースのローカル識別子および管理フレームの宛先を指すことがある。
[0092] 図8が各異なるリンクタイプのために使用され得るローカルおよびグローバル識別子の1つの組合せを示しているにすぎないことに留意されたい。しかしながら、当業者が認識するように、各フレームが少なくとも1つのローカル識別子と少なくとも1つのグローバル識別子とを含む限り、アドレスの各々に、およびリンクタイプの各々にローカル識別子とグローバル識別子とのいずれかの組合せが使用され得る。従って、フレームがa1フィールドおよびa2フィールドしか含まない場合、1つのフィールドがローカル識別子でなければならず、1つのフィールドがグローバル識別子でなければならない。本明細書におけるフレームのいずれかの組合せにおけるアドレスフィールドのいずれかの組合せについて、実際のローカル識別子(AID)またはグローバル識別子(例えば、BSSID、MACアドレス)を含むのではなく、ローカル識別子および/またはグローバル識別子のハッシュが含まれ得ることに留意されたい。1つのデバイスのローカル識別子と別のデバイスのグローバル識別子とを使用することによって、デバイスのペアがユニークに識別され得ることに留意されたい。例えば、グローバル識別子は、1つのデバイスをユニークに識別する。所与の任意のローカル識別子について、その1つのデバイスは、そのローカル識別子を有する1つの他のデバイスとのみ通信し得る。従って、ペアは、ユニークに識別可能である。
[0093] 上記の説明は、管理フレームの圧縮に関して行った。しかしながら、制御フレームの圧縮のために同様の技法が使用され得ることに留意されたい。特に、表1および図5〜図7に関して上述したfcフィールドの態様は、制御フレームのfcフィールドとして同様に使用され得る。さらに、制御フレームのタイプは、上述したように、管理フレームのタイプと同様の方法で示され得る。さらに、a3アドレスフィールドが制御フレーム中に存在するかどうかは、管理フレームに関して上述したのと同様の方法で示され得る。さらに、持続時間フィールドは、上述したのと同様の方法で制御フレームから省略されるか、または管理フレームに関して上述したように持続時間フィールドと同様のフォーマットを有し得る。さらに、制御フレームのscフィールドは、上述した制御フレーム430のscフィールドと同様であり得る。続いて、図8に関して説明したように、アドレスフィールドは、上述したように、いずれかの組合せで異なるリンクタイプごとに異なる識別子タイプ(ローカルまたはグローバル)を有し得る。制御フレームの例について、図9〜図25に関して以下で説明する。
[0094] 図9は、非圧縮送信要求(RTS)制御フレーム900を示す。RTSは、送信のためのチャネルを要求するデバイスによって送信され得る。図示のように、RTSフレーム900は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド905、持続時間フィールド910、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド915、(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)送信機アドレス(ta)フィールド920、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド940を含む。図9は、さらに、フィールド905〜940の各々のオクテット単位のサイズを示している。raおよびtaフィールド915〜920の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮RTSフレーム900の全体的なサイズが得られ、それは20オクテットである。
[0095] 図10は、圧縮送信要求(RTS)制御フレーム1000を示す。図示のように、RTSフレーム1000は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1005、持続時間フィールド1010、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1015、(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)送信機アドレス(ta)フィールド1020、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1040を含む。図10は、さらに、フィールド1005〜1040の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、上述したように、raフィールド1015およびtaフィールド1020のうちの一方は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるが、他方はローカル識別子の長さが2オクテットである。例えば、APからSTAに送られるRTSについて、raフィールド1015はAPの2バイトAIDを含み得、taフィールド1020は6バイトBSSIDを含み得、fcフィールド1005のfrom−APフィールドは値1を有し得る。別の例では、STAからAPに送られるRTSについて、raフィールド1015は6バイトBSSIDを含み得、taフィールド1020はSTAの2バイトAIDを含み得、fcフィールド1005のfrom−APフィールドは値0を有し得る。持続時間フィールド1010は、上述したように、例えば、持続時間フィールド1010の値にいくつかの送信機会(TX−OP)期間を示させることによって、非圧縮RTS制御フレーム900の持続時間フィールド910から(例えば、1バイトに)サイズを低減させ得る。
[0096] 図11は、非圧縮送信可(CTS)制御フレーム1100を示す。CTSは、RTSの受信に応答してなど、通信のためにチャネルを予約するために、デバイスによって送信され得る。図示のように、CTSフレーム1100は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1105、持続時間フィールド1110、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1115、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1140を含む。図11は、さらに、フィールド1105〜1140の各々のオクテット単位のサイズを示している。raフィールド1115は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮CTSフレーム1100の全体的なサイズが得られ、それは14オクテットである。
[0097] 図12は、圧縮送信可(CTS)制御フレーム1200を示す。図示のように、CTSフレーム1200は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1205、持続時間フィールド1210、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1215、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1240を含む。図12は、さらに、フィールド1205〜1240の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド1215は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるか、またはローカル識別子の長さが2オクテットである。一態様では、raフィールド1215は、CTSフレーム1200が応答として送られるRTS制御フレーム1000のtaフィールド1020からコピーされる。別の態様では、raフィールド1215の値は、送信デバイスのAID(または送信デバイスのMACアドレスの13 lsbあるいはいずれかのハッシュ)である。持続時間フィールド1210は、上述したように、例えば、持続時間フィールド1210の値にいくつかの送信機会(TX−OP)期間を示させることによって、非圧縮CTS制御フレーム900の持続時間フィールド912から(例えば、1バイトに)サイズを低減させ得る。CTSの受信側は、RTSが送信された後のショートインターフレーム空間(SIFS)時間にCTSが受信されたかどうかを判断することによって、CTSが受信側によって送信されたRTSに基づいて送信されたCTSであるかどうかを判断し得る。代替的に、CTSの受信側は、CTSの送信機であり得、従って、それがCTSを送信したと識別できる。
[0098] 図13は、非圧縮ACK制御フレーム1300を示す。ACK1300は、フレームの受信に応答してデバイスによって送信され得る。図示のように、ACKフレーム1300は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1305、持続時間フィールド1310、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1315、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1340を含む。図13は、さらに、フィールド1305〜1340の各々のオクテット単位のサイズを示している。raフィールド1315は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮ACKフレーム1300の全体的なサイズが得られ、それは14オクテットである。
[0099] 図14は、圧縮ACK制御フレーム1400を示す。図示のように、ACKフレーム1400は、3つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1405、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1415、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1440を含む。図14は、さらに、フィールド1405〜1440の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド1415は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるか、またはローカル識別子の長さが2オクテットである。一態様で、raフィールド1415は、ACKフレーム1400が応答として送られるフレームのフィールドからコピーされる。別の態様で、raフィールド1415の値は、送信デバイスのAID(または送信デバイスのMACアドレスの13 lsbあるいはいずれかのハッシュ)である。ACKの受信側は、ACKが、フレームが送信された後にショートインターフレーム空間(SIFS)時間に受信されたかどうかを判断することによって、ACKが受信側によって送信されたフレームに基づいて送信されたACKであるかどうかを判断し得る。
[00100] 図15は、非圧縮省電力ポール(ps−poll)制御フレーム1500を示す。ps−pollは、デバイスが省電力モードにあるかどうかを判断するために、および/またはデバイスがいつ省電力モードでなくなることになるのかを判断するためにデバイスによって送信され得る。図示のように、ps−pollフレーム1500は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1505、持続時間フィールド1510、(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)受信機アドレス(ra)フィールド1515、(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)送信機アドレス(ta)フィールド1520、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1540を含む。図15は、さらに、フィールド1505〜1540の各々のオクテット単位のサイズを示している。raおよびtaフィールド1515〜1520の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。持続時間フィールド1510は、ps−pollフレーム1500を送るデバイスのAIDを含む。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮ps−pollフレーム1500の全体的なサイズが得られ、それは20オクテットである。
[00101] 図16は、圧縮省電力ポール(ps−poll)制御フレーム1600を示す。図示のように、ps−pollフレーム1600は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1605、持続時間フィールド1610(削除され得る)、受信機アドレス(ra)フィールド1615(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド1620(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1640を含む。図16は、さらに、フィールド1605〜1640の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド1615は、グローバル識別子の長さが6オクテットであり、taフィールド1620は、ローカル識別子の長さが2オクテットである。持続時間フィールド1610は、上述したように、例えば、持続時間フィールド1610の値にいくつかの送信機会(TX−OP)期間を示させることによって、非圧縮ps−poll制御フレーム1500の持続時間フィールド1510から(例えば、1バイトに)サイズを低減させ得る。持続時間フィールド1610は、データ配信時間を示し得る。
[00102] 図17は、圧縮ps−poll ACK制御フレーム1700を示す。図示のように、ps−poll ACKフレーム1700は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1705、持続時間フィールド1710(削除され得る)、受信機アドレス(ra)フィールド1715(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1740を含む。図17は、さらに、フィールド1705〜1740の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド1715は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるか、またはローカル識別子の長さが2オクテットである。一態様で、raフィールド1715は、ps−poll ACKフレーム1700が応答として送られるps−pollフレーム1600のフィールドからコピーされる。別の態様で、raフィールド1715の値は、送信デバイスのAID(または送信デバイスのMACアドレスの13 lsbあるいはいずれかのハッシュ)である。ps−poll ACKの受信側は、ps−poll ACKが、ps−pollフレームが送信された後にショートインターフレーム空間(SIFS)時間に受信されたかどうかを判断することによって、ps−poll ACKが受信側によって送信されたps−pollフレームに基づいて送信されたps−poll ACKであるかどうかを判断し得る。持続時間フィールド1710は、送信機が省電力モードから次にいつ復帰することになるのかを示し得る。
[00103] 図18は、非圧縮ブロックACK要求(BAR)制御フレーム1800を示す。例えば、デバイスは、ブロックACK(BA)を送るように他のデバイスに要求する別のデバイスにBARフレーム1800を送り得る。図示のように、BARフレーム1800は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1805、持続時間/識別情報(duration)フィールド1810、受信機アドレス(ra)フィールド1815(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド1820(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、BAR制御フィールド1845、開始シーケンス制御(sc)フィールド1830、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1840を含む。図18は、さらに、フィールド1805〜1845の各々のオクテット単位のサイズを示している。raフィールド1815およびtaフィールド1820の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮BARフレーム1800の全体的なサイズが得られ、それは24オクテットである。
[00104] 図19は、圧縮BAR制御フレーム1900を示す。図示のように、BARフレーム1900は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド1905、受信機アドレス(ra)フィールド1915(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド1920(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、BAR制御フィールド1945、開始シーケンス制御(sc)フィールド1930、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド1940を含む。図19は、さらに、フィールド1905〜1940の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、上述したように、raフィールド1915およびtaフィールド1920のうちの一方は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるが、他方はローカル識別子の長さが2オクテットである。
[00105] 図20は、非圧縮マルチトラフィック識別子(TID)ブロックACK要求(multi−TID BAR)制御フレーム2000を示す。例えば、デバイスは、multi−TID BAR中で要求されたTIDごとにブロックACK(BA)を送るように他のデバイスに要求する別のデバイスにmulti−TID BARを送り得る。図示のように、multi−TID BARフレーム2000は、8つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2005、持続時間/識別情報(duration)フィールド2010、受信機アドレス(ra)フィールド2015(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド2020(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、multi−TID BAR制御フィールド2045、TID毎情報フィールド2050、開始シーケンス制御(sc)フィールド2030、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2040を含む(ただし、TID毎情報フィールド2050およびscフィールド2030が各TIDに対して繰り返される)。図20は、さらに、フィールド2005〜2045の各々のオクテット単位のサイズを示している。raフィールド2015およびtaフィールド2020の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮multi−TID BARフレーム2000の全体的なサイズが得られる。
[00106] 図21は、圧縮multi−TID BAR制御フレーム2100を示す。図示のように、multi−TID BARフレーム2100は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2105、受信機アドレス(ra)フィールド2115(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド2120(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、multi−TID BAR制御フィールド2145、TID毎情報フィールド2150、開始シーケンス制御(sc)フィールド2130、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2140を含む(ただし、TID毎情報フィールド2050およびscフィールド2030が各TIDに対して繰り返される)。図21は、さらに、フィールド2105〜2140の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、上述したように、raフィールド2115およびtaフィールド2120のうちの一方は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるが、他方はローカル識別子の長さが2オクテットである。
[00107] 図22は、非圧縮コンテンションフリー終了(cf−end)および/またはcf−end+cf−ACK制御フレーム2200を示す。cf−endは、コンテンションフリー期間の終了をシグナリングするデバイスによって送信され得る。cf−end+ACKは、同じメッセージ中でコンテンションフリー期間の終了と別のフレームのACK受信とをシグナリングするデバイスによって送信され得る。図示のように、cf−endおよび/またはcf−end+ACKフレーム2200は、5つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2205、持続時間フィールド2210、受信機アドレス(ra)フィールド2215(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド2220(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2240を含む。図22は、さらに、フィールド2205〜2240の各々のオクテット単位のサイズを示している。raおよびtaフィールド2215〜2220の各々は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮cf−endおよび/またはcf−end+ACKフレーム2200の全体的なサイズが得られ、それは20オクテットである。
[00108] 図23は、圧縮cf−endおよび/またはcf−end+ACK制御フレーム2300を示す。図示のように、cf−endおよび/またはcf−end+ACKフレーム2300は、4つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2305、受信機アドレス(ra)フィールド2315(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、送信機アドレス(ta)フィールド2320(送信機アドレス(a2)とも呼ばれる)、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2340を含む。図23は、さらに、フィールド2305〜2340の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド2315のうちの1つは、ローカル識別子の長さが2オクテットであり、taフィールド2320は、グローバル識別子の長さが6オクテットである。
[00109] 図24は、非圧縮制御ラッパーフレーム2400を示す。例えば、高スループット(HT)をサポートしないデバイスが依然としてフレームのラッパーを読み取ることができるように、デバイスは、制御ラッパー中でHTをサポートするフレームを送り得る(フレームは制御ラッパー中の搬送フレームである)。図示のように、制御ラッパーフレーム2400は、7つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2405、持続時間/識別情報(duration)フィールド2410、受信機アドレス(ra)フィールド2415(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、搬送フレーム制御フィールド2455、HT制御フィールド2460、制御ラッパー制御フィールド2445、搬送フレーム2435、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2440を含む。図24は、さらに、フィールド2405〜2460の各々のオクテット単位のサイズを示している。raフィールド2415は、48ビット(6オクテット)値である、デバイスのフルMACアドレスを備える。フィールドサイズの全ての値を合計すると、非圧縮制御ラッパーフレーム2400の全体的なサイズが得られる。
[00110] 図25は、圧縮制御ラッパー制御フレーム2500を示す。図示のように、制御ラッパーフレーム2500は、6つの異なるフィールド、すなわち、フレーム制御(fc)フィールド2505、受信機アドレス(ra)フィールド2515(受信機アドレス(a1)とも呼ばれる)、搬送フレーム制御フィールド2555、HT制御フィールド2560、制御ラッパー制御フィールド2545、搬送フレーム2535、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド2540を含む。図25は、さらに、フィールド2505〜2560の各々のオクテット単位のサイズを示している。図示のように、raフィールド2515は、グローバル識別子の長さが6オクテットであるか、またはローカル識別子の長さが2オクテットである。
[00111] 図26は、制御フレーム3400の一例を示す。いくつかの実施形態で、制御フレーム3400は、一種の肯定応答フレームを含み得る。例えば、肯定応答フレームは、以前に送信されたフレームの受信に肯定応答するためのタイミング同期関数(TSF)肯定応答フレームを含み、肯定応答を導出した(elicited)STAにTSF値を与え得る。例えば、TSF値は、STAのローカルクロックをAPのクロックと同期させるためにSTAによって使用され得る。図26に示すように、制御フレーム3400は、フレーム制御フィールド3402、受信機アドレス(RA)フィールド3404、送信機アドレス(TA)フィールド3406、TSFの一部を含み得る部分タイムスタンプフィールド3408、およびフレーム検査シーケンスフィールド3410を含む。いくつかの実施形態で、フレーム制御フィールド3402は、2オクテット(またはバイト)の、上述した情報などの情報を含み、RAフィールド3404は、2オクテット(またはバイト)の、フレーム3400の受信機を識別する情報を含み、TAフィールド3406は、2オクテット(またはバイト)の、フレーム3400の送信機を識別する情報を含み、部分タイムスタンプフィールド3408は、4オクテット(またはバイト)の、フレーム3400中に含まれるTSF値の一部を示す情報を含み、フレーム検査シーケンスフィールド3410は、4オクテット(またはバイト)を含む。いくつかの実施形態で、RAフィールド3404は、ローカル識別子またはグローバル識別子を含む。いくつかの実施形態で、TAフィールド3406は、ローカル識別子またはグローバル識別子を含む。
[00112] いくつかの実施形態で、TAフィールド3406は、フレーム検査シーケンス(FCS)の一部分と制御フレームを導出したフレームのサービスフィールドの一部とを含むフレーム3400の送信機の識別子を含み得る。例えば、上述したように、制御フレーム3400は、タイミング同期関数(TSF)肯定応答フレームであり得る。この例で、TSF肯定応答フレームは、STAまたはAPによって生成され得、制御応答を導出する以前に受信されたフレームへの応答としておよび送られ得る。以前に受信されたフレームは、FCSとサービスフィールドとを含み得る。サービスフィールドは、フレームのロバストネスを増加するために使用されるスクランブラを含み得る。FCSは、フレームを保護することと、送信中にエラーが発生したかどうかを判断することとを行うために使用される。以前に受信されたフレームは、導出フレーム( eliciting frame)の受信側から関数TSF肯定応答フレームを導出し得る。一実施形態で、導出フレームの受信側はAPであり得る。導出フレームに応答して、受信側(例えば、AP)は、TSF肯定応答フレームを生成し得る。TSF肯定応答フレームのTAフィールド3406は、直前に受信されたフレーム(すなわち、導出フレーム)のFCSの一部分を含み得、直前に受信されたフレーム(すなわち、導出フレーム)のサービスフィールドをも含み得る。いくつかの実施形態で、TSF肯定応答フレームのTAフィールド3406内に含まれる導出フレームのFCSの一部分は、導出フレームのFCSの最下位バイトを含み、それは、TAフィールドの第1のオクテットとして含まれ得る。さらに、TAフィールドの第2のオクテットは、導出フレームのサービスフィールドの1オクテットを含み得る。
[00113] 図27は、管理フレームおよび/または制御フレームを送信するための方法2600の一態様を示す。方法2600は、本明細書で説明するフレームのいずれかを選択的に生成するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100中の別のノードに送信され得る。方法2600についてワイヤレスデバイス202tの要素に関して以下で説明するが、当業者は本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを諒解するであろう。
[00114] ブロック2604では、フレームが生成される。いくつかの実施形態で、フレームは、パケット中で使用されるフレームのタイプ(例えば、圧縮済みまたは非圧縮)を示す第1のフィールドを含む。生成は、例えば、プロセッサ204および/またはDSP220によって行われ得る。フレームは、データパケットの送信機またはデータパケットの受信機のいずれかのローカル識別子と、データパケットの送信機およびデータパケットの受信機のうちの他方のグローバル識別子とを含み得る。
[00115] その後、ブロック2606では、フレームがワイヤレス送信される。送信は、例えば、送信機210によって行われ得る。
[00116] 図28は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的なワイヤレスデバイス2700の機能ブロック図である。デバイス2700は、フレームを生成するための生成モジュール2704を備える。生成モジュール2704は、図27に示したブロック2604に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。生成モジュール2604は、プロセッサ204およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス2700は、生成されたフレームをワイヤレス送信するための送信モジュール2706をさらに備える。送信モジュール2706は、図27に示したブロック2606に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。送信モジュール2706は送信機210に対応し得る。
[00117] 図29は、フレームを受信し、処理するための方法2800の一態様を示す。方法2800は、本明細書で説明する任意のタイプのフレーム(例えば、圧縮管理および/または制御フレーム)を受信し、処理するために使用され得る。フレームは、ワイヤレスネットワーク100中の別のノードからAP104またはSTA106のいずれかにおいて受信され得る。方法2800についてワイヤレスデバイス202rの要素に関して以下で説明するが、当業者は本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを諒解するであろう。
[00118] ブロック2802では、フレームを備えるワイヤレス通信が受信される。受信は、例えば、受信機212によって行われ得る。いくつかの態様で、フレームは、パケット中で使用されるフレームのタイプ(例えば、圧縮または非圧縮)を示す第1のフィールドを含む。
[00119] その後、ブロック2804では、ワイヤレスデバイス202rがフレームの予定受信側であるかどうかが判断される。判断は、データフレームの送信機またはデータフレームの受信機のいずれかのローカル識別子と、データフレームの送信機およびデータフレームの受信機のうちの他方のグローバル識別子とを含み得るフレームに基づいて行われ得る。判断は、例えば、プロセッサ204、信号検出器218、および/またはDSP220によって行われ得る。
[00120] さらに、ブロック2806では、ワイヤレスデバイス202rが予定受信側である場合、ワイヤレスデバイス202rがフレームを処理する。処理は、例えば、プロセッサ204、信号検出器218、および/またはDSP220によって行われ得る。
[00121] 図30は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス2900の機能ブロック図である。デバイス2900は、フレームを備えるワイヤレス通信をワイヤレス受信するための受信モジュール2902を備える。受信モジュール2902は、図29に示したブロック2802に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。受信モジュール2902は受信機212に対応し得る。デバイス2900は、フレームの予定受信側を判断する判断モジュール2904をさらに備える。判断モジュール2904は、図29に示したブロック2804に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。判断モジュール2904は、プロセッサ204、信号検出器218、およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス2900は、フレームを処理するための処理モジュール2906をさらに備える。処理モジュール2906は、図29に示したブロック2806に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を行うように構成され得る。処理モジュール2906は、プロセッサ204、信号検出器218、およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。
[00122] 図31は、ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法3000の一態様を示す。方法3000は、本明細書で説明する管理フレームのいずれかを選択的に生成するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100中の別のノードに送信され得る。方法3000についてワイヤレスデバイス202の要素に関して以下で説明するが、当業者は本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを諒解するであろう。
[00123] ブロック3004で、本方法は、管理フレームが送信されるリンクタイプに基づいて管理フレームの送信機のローカル識別子またはグローバル識別子を含み、リンクタイプと、フレーム検査シーケンスと、リンクタイプを示す情報とに基づいて管理フレームの受信側のローカル識別子またはグローバル識別子を含む管理フレームを生成することによって開始する。生成は、例えば、プロセッサ204および/またはDSP220によって行われ得る。ブロック3006で、本方法は、管理フレームを送信することによって続く。送信は、例えば、送信機210またはトランシーバ214によって行われ得る。
[00124] いくつかの態様で、リンクタイプは、ダウンリンクと、アップリンクと、直接リンクとのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの態様で、ローカル識別子はアクセス識別子を備え、グローバル識別子はメディアアクセス制御(MAC)アドレスを備える。いくつかの態様で、ローカル識別子は13ビットを備え、グローバル識別子は48ビットを備える。例えば、上述したように、宛先アドレス(da)フィールド(例えば、daフィールド415)と送信側アドレス(sa)フィールド420(例えば、saフィールド420)の両方について、デバイスのためのグローバルユニーク識別子(例えば、MACアドレス)を使用する代わりに、daフィールド415またはsaフィールド420のうちの一方は、特定の基本サービスセット(BSS)においてデバイスをユニークに識別するが、必ずしもグローバルにデバイスをユニークに識別するとは限らないローカル識別子(例えば、アクセスまたは関連付け識別子(AID))を使用し得る。従って、daフィールド415またはsaフィールド420のうちの一方は、グローバル識別子のために必要とされる長さが6オクテットであるのとは対照的に、より短いローカル識別子に適応するために長さが2オクテットであり得る。daフィールド415およびsaフィールド420のいずれがローカル識別子またはグローバル識別子を含むかについての選択は、パケットを送るデバイスとパケットを受信するデバイスとに基づく。例えば、その選択は、APからSTAへのダウンリンク、STAからAPへのアップリンク、およびあるSTAから別のSTAへの直接リンクの各々上で送られたパケットについて異なり得る。リンクのタイプ(例えば、ダウンリンク、アップリンク、または直接リンク)の指示は、管理フレーム中の1つまたは複数のフィールドによって行われ得る。いくつかの態様で、リンクタイプを示す情報は、アクセスポイント元フィールド中に含まれ得る。例えば、from−APフィールドは、ダウンリンク上で送られた管理フレームの1つの値と、アップリンク上で送られた管理フレームの別の値とを有し得る。いくつかの態様で、リンクタイプを識別する情報は、配信先システム(to−ds)フィールドおよび配信元システム(from−ds)フィールド中に含まれ得る。例えば、from−dsおよび/またはto−dsフィールドは、異なるリンクタイプごとに異なる値を有し得る。従って、管理フレームを受信するデバイスは、(例えば、リンクタイプを示す情報に基づいて)フレームが受信されるリンクを判断し、次いで、フレーム中のdaフィールドおよび/またはsaフィールドの長さを判断し得る。
[00125] 図32は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的なワイヤレスデバイス3100の機能ブロック図である。デバイス3100は、管理フレームが送信されるリンクタイプに基づく管理フレームの送信機のローカル識別子またはグローバル識別子、およびリンクタイプと、フレーム検査シーケンスと、リンクタイプを示す情報とに基づく管理フレームの受信側のローカル識別子またはグローバル識別子を含む管理フレームを生成するための生成モジュール3104を備える。生成モジュール3104は、図31に示したブロック3004に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を行うように構成され得る。生成モジュール3104は、プロセッサ204およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス3100は、管理フレームを送信するための送信モジュール3106をさらに備える。送信モジュール3106は、図31に示したブロック3006に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。送信モジュール3106は、送信機210およびトランシーバ214のうちの1つまたは複数に対応し得る。
[00126] 図33は、ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法3200の一態様を示す。方法3200は、本明細書で説明する制御フレームのいずれかを選択的に生成するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100中の別のノードに送信され得る。方法3200についてワイヤレスデバイス202の要素に関して以下で説明するが、当業者は本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを諒解するであろう。
[00127] ブロック3204で、本方法は、制御フレームが送信されるリンクタイプと、フレーム検査シーケンスと、リンクタイプを示す情報とに基づいてローカル識別子またはグローバル識別子を選択的に含む制御フレームを生成することによって開始する。生成は、例えば、プロセッサ204および/またはDSP220によって行われ得る。ブロック3206で、本方法は、制御フレームを送信することによって続く。送信は、例えば、送信機210またはトランシーバ214によって行われ得る。
[00128] いくつかの態様で、リンクタイプは、ダウンリンクと、アップリンクと、直接リンクとのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの態様では、ローカル識別子はアクセス識別子を備え、グローバル識別子はメディアアクセス制御(MAC)アドレスを備える。いくつかの態様で、ローカル識別子は13ビットを備え、グローバル識別子は48ビットを備える。例えば、上述したように、daフィールド415またはsaフィールド420のうちの1つは、特定の基本サービスセット(BSS)においてデバイスをユニークに識別するローカル識別子(例えば、アクセス識別子(AID))を使用し得る。daフィールド415およびsaフィールド420のいずれがローカル識別子またはグローバル識別子を含むかについての選択は、パケットを送るデバイスとパケットを受信するデバイスとに基づく。例えば、その選択は、APからSTAへのダウンリンク、STAからAPへのアップリンク、およびあるSTAから別のSTAへの直接リンクの各々上で送られたパケットについて異なり得る。リンクのタイプ(例えば、ダウンリンク、アップリンク、または直接リンク)の指示は、管理フレーム中の1つまたは複数のフィールドによって行われ得る。いくつかの態様で、リンクタイプを示す情報は、アクセスポイント元フィールド中に含まれ得る。例えば、from−APフィールドは、ダウンリンク上で送られた管理フレームの1つの値と、アップリンク上で送られた管理フレームの別の値とを有し得る。いくつかの態様では、リンクタイプを識別する情報は、配信先システム(to−ds)フィールドおよび配信元システム(from−ds)フィールド中に含まれ得る。例えば、from−dsおよび/またはto−dsフィールドは、異なるリンクタイプごとに異なる値を有し得る。従って、管理フレームを受信するデバイスは、(例えば、リンクタイプを示す情報に基づいて)フレームが受信されるリンクを判断し、次いで、フレーム中のdaフィールドおよび/またはsaフィールドの長さを判断し得る。
[00129] いくつかの態様で、制御フレームは、送信要求フレーム、送信可フレーム、肯定応答フレーム、省電力ポールフレーム、省電力ポール肯定応答フレーム、ブロック肯定応答要求フレーム、マルチトラフィック識別子ブロック肯定応答要求フレーム、コンテンションフリー終了フレーム、コンテンションフリーおよび肯定応答フレーム、並びに制御ラッパーのうちの少なくとも1つを備える。
[00130] 図34は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス3300の機能ブロック図である。デバイス3300は、制御フレームが送信されるリンクタイプと、フレーム検査シーケンスと、リンクタイプを示す情報とに基づいてローカル識別子またはグローバル識別子を選択的に含む制御フレームを生成するための生成モジュール3304を備える。生成モジュール3304は、図33に示したブロック3204に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を行うように構成され得る。生成モジュール3304は、プロセッサ204およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス3300は、制御フレームを送信するための送信モジュール3306をさらに備える。送信モジュール3306は、図33に示したブロック3206に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を行うように構成され得る。送信モジュール3306は、送信機210およびトランシーバ214のうちの1つまたは複数に対応し得る。
[00131] 図35は、ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法3500の一態様を示す。方法3500は、本明細書で説明する制御フレームのいずれかを選択的に生成するために使用され得る。フレームは、AP104またはSTA106のいずれかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100中の別のノードに送信され得る。方法3500についてワイヤレスデバイス202の要素に関して以下で説明するが、当業者は本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを諒解するであろう。
[00132] ブロック3504で、本方法は、識別子を含む制御フレームを生成することによって開始し、識別子は、フレーム検査シーケンスの一部分と、制御フレームを導出したフレームのサービスフィールドとを備える。生成は、例えば、プロセッサ204および/またはDSP220によって行われ得る。ブロック3506で、本方法は、制御フレームを送信することによって続く。送信は、例えば、送信機210またはトランシーバ214によって行われ得る。
[00133] いくつかの実施形態で、フレーム検査シーケンスの一部分は、制御フレームを導出したフレームのフレーム検査シーケンスの最下位オクテット(バイト)を含む。いくつかの実施形態で、サービスフィールドはスクランブラを含む。
[00134] いくつかの実施形態で、識別子は2オクテットを含む。いくつかの実施形態で、識別子の第1のオクテットは、導出フレームのフレーム検査シーケンスの一部分(例えば、最下位のオクテット)であり、識別子の第2のオクテットは、導出フレームのサービスフィールドの1オクテットを含む。
[00135] いくつかの実施形態で、識別子はローカル識別子を含む。いくつかの実施形態で、識別子はグローバル識別子を含む。
[00136] 図34は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る例示的なワイヤレスデバイス3600の機能ブロック図である。デバイス3600は、識別子を含む制御フレームを生成するための生成モジュール3604を備え、識別子は、フレーム検査シーケンスの一部分と、制御フレームを導出したフレームのサービスフィールドとを備える。生成モジュール3604は、図35に示したブロック3504に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。生成モジュール3604は、プロセッサ204およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス3600は、制御フレームを送信するための送信モジュール3606をさらに備える。送信モジュール3606は、図35に示したブロック3506に関して上述した1つまたは複数の機能を行うように構成され得る。送信モジュール3606は送信機210またはトランシーバ214のうちの1つまたは複数に対応し得る。
[00137] 本明細書で使用する「判断」という用語は、多種多様なアクションを包含する。例えば、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認などを含み得る。また、「判断」は、受信(例えば、情報を受信すること)、アクセス(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判断」は、解決、選択、選定、確立などを含み得る。さらに、本明細書で使用する「チャネル幅」は、帯域幅を包含し得るか、またはいくつかの態様では帯域幅と呼ばれることもある。
[00138] 本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cを包含するものとする。
[00139] 上述した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を行うことが可能な任意の好適な手段によって行われ得る。概して、図に示すどの動作も、その動作を行うことが可能な対応する機能的手段によって行われ得る。
[00140] 本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を行うように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00141] 1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。従って、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(例えば、有形媒体)を備え得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(例えば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
[00142] 本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[00143] 説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。
[00144] 従って、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を行うためのコンピュータプログラム製品を備え得る。例えば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明した動作を行うために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である複数の命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00145] ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
[00146] さらに、本明細書で説明した方法および技法を行うためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。例えば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を行うための手段の転送を容易にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。さらに、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[00147] 特許請求の範囲は、上記に示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上述した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
[00148] 上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって判断される。