関連出願の相互参照
本出願は、「ブロック確認応答圧縮のための装置および方法」と題された、2012年7月16日に出願された米国仮出願シリアル番号第61/672,157号に対する優先権をさらに主張し、この出願は、本発明の譲受人に譲渡され、その全体をここに参照により組み込まれている。本出願は、「ブロック確認応答圧縮のための装置および方法」と題された、2013年1月30日に出願された米国仮出願シリアル番号第61/758,722号に対する優先権をさらに主張し、この出願は、本発明の譲受人に譲渡され、その全体をここに参照により組み込まれている。
本出願は、一般的にはワイヤレス通信に関し、より具体的には、通信のためのブロック確認応答(BA)を圧縮するためのシステム、方法、およびデバイスに関する。
[0003] 多くのテレコミュニケーションシステムでは、通信ネットワークが、いくつかの相互作用する空間的に隔てられたデバイス間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、地理的範囲にしたがって分類され得、これは、例えば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアでありうる。そのようなネットワークは、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)としてそれぞれ割り当てられうる。ネットワークはまた、さまざまなネットワークノードおよびデバイスを相互接続するために使用される交換/ルーティングの技術(例えば、回路交換対パケット交換)、送信のために用いられる物理媒体のタイプ(例えば、ワイヤード(wired)対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(例えば、インターネットプロトコル群、SONET(同期光ファイバーネットワーキング)、イーサネット(登録商標)等)にしたがって異なる。
[0004] ワイヤレスネットワークは、しばしば、ネットワークエレメントが移動式である場合、したがって動的接続性のニーズを有する場合、またはネットワークアーキテクチャが固定式よりもアドホックのトポロジにおいて形成される場合に、好まれる。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域における電磁波を使用して、無誘導伝搬モードにおいて無形物理媒体を用いる。ワイヤレスネットワークは、固定ワイヤードネットワークと比較して、迅速なフィールド展開およびユーザの移動性を有利に容易にする。
[0005] ワイヤレスネットワークにおけるデバイスは、各々の間で情報を送信/受信しうる。情報は、パケットを備えることがあり、これは、いくつかの態様では、データユニットまたはデータフレームとして参照されうる。パケットを受信するデバイスはさらに、パケットの受信の成功を示すために、受信されたパケットの送信機に確認応答パケット(ACK)を送信しうる。これらの確認応答パケットはまた、ブロックACKの形式もとりうる。これらのブロックACKは、送信のために著しい量の帯域幅を利用しうる。したがって、ブロックACKを通信するための改善されたシステム、方法、およびデバイスが望ましい。
[0006] 本発明のシステム、方法、およびデバイスは、いくつかの態様をそれぞれ有し、これらのうちの何れも、単独でその好ましい属性を担うものではない。後続する特許請求の範囲によって示される本発明の範囲を限定することなく、ここでいくつかの特徴が簡潔に説明される。この議論を考慮した後、特に「詳細な説明」と題されたセクションを読んだ後に、当業者であれば、どのように本発明の特徴が、ブロックACKのサイズを低減/圧縮し、それによってそのようなデータパケットを送信するために使用される帯域幅を低減することを含む利点を提供するかを理解するであろう。
[0007] 本開示の一態様は、ワイヤレスネットワークにおける通信の方法を提供する。方法は、ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号とシーケンス番号の関数とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド(starting sequence control field)、そして多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、という順序で複数のフィールドを備えるブロック確認応答フレームを生成することを備える。方法はさらに、ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信することを備える。
[0008] 本開示の別の態様は、ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号とシーケンス番号の関数とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、そして多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、という順序で複数のフィールドを備えるブロック確認応答フレームを生成するように構成されたプロセッサを備えるワイヤレスデバイスを提供する。ワイヤレスデバイスはさらに、ワイヤレスにブロック確認応答フレームを送信するように構成された送信機を備える。
[0009] 本開示のさらに別の態様は、ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号とシーケンス番号の関数とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、そして多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、という順序で複数のフィールドを備えるブロック確認応答フレームを生成するための手段を備えるワイヤレスデバイスを提供する。ワイヤレスデバイスはさらに、ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信するための手段を備える。
[0010] 本開示の別の態様は、実行されたとき、装置に、ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号とシーケンス番号の関数とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、そして多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、という順序で複数のフィールドを備えるブロック確認応答フレームを生成させるコードを備えるコンピュータ読取可能な媒体を提供する。コンピュータ読取可能な媒体はさらに、実行されたとき、装置にブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信させるコードを備える。
図1は、本開示の態様が用いられうる、ワイヤレス通信システムの例を例示する。
図2は、図1のワイヤレス通信システム内で用いられうるワイヤレスデバイスにおいて利用されうる、受信機を含む、さまざまなコンポーネントを例示する。
図3は、基本的なブロックACKフレームの例を例示する。
図4は、マルチTID(multi-TID)のブロックACKフレームの例を例示する。
図5は、圧縮された基本的なブロックACKフレームの例を例示する。
図6は、基本的なACKおよびマルチTIDと互換性がある圧縮されたブロックACKフレームの例を例示する。
図7は、圧縮されたブロックACKを送信するための方法の一態様を例示する。
図8は、図1のワイヤレス通信システム内で用いられうる典型的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図である。
図9は、ブロックACKを受信し、処理するための方法の一態様を例示する。
図10は、図1のワイヤレス通信システム内で用いられうる別の典型的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図である。
図11は、ブロックACKフレームに関連した情報を含むPHYヘッダの例を例示する。
図12は、ワイヤレスネットワークにおいて通信するための方法の一態様を例示する。
図13は、図1のワイヤレス通信システム内で用いられうる別の典型的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図である。
図14Aは、ヌルデータパケットブロックACKフレームの制御情報フィールドの例を例示する。
図14Bは、ヌルデータパケットブロックACKフレームの制御情報フィールドの別の例を例示する。
図15は、ワイヤレスネットワークにおいて通信するための別の方法の一態様を例示する。
詳細な説明
[0027] 添付した図面を参照して、新規なシステム、装置、および方法のさまざまな態様をこれからさらに十分に説明する。しかしながら、教示の開示は、多くの異なる形式で具現化(embodied)され、この開示全体を通して提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本開示が、徹底して完全なものになるように、および、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために、これらの態様を提供する。発明のその他任意の態様とは独立してインプリメントされようと、それと組み合わせてインプリメントされようと、開示の範囲が、ここで開示した、新規なシステム、装置、および方法の任意の態様をカバーするよう意図されることを、ここでの教示に基づいて当業者は認識すべきである。例えば、ここで述べられる任意の数の態様を使用して、装置がインプリメントされ、または方法が実施されうる。さらに、ここで示す本発明のさまざまな態様に加えて、あるいは、ここで示す本発明のさまざまな態様以外の、他の構造、機能性、あるいは、構造および機能性を使用して実施される、このような装置もしくは方法をカバーすることを、本発明の範囲は意図している。ここに開示した任意の態様は、請求項のうちの1つまたは複数のエレメントにより具現化されうることを理解すべきである。
[0028] 特定の態様がここに説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換が、本開示の範囲内に含まれる。好ましい態様のいくつかの利益および利点を述べるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または、目的に限定されることを意図していない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるように意図され、そのうちのいくつかは、一例として、図面中および好ましい態様の以下の説明中で例示されている。詳細な説明および図は、限定ではなく、本開示の単なる例示であり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物により規定されている。
[0029] 一般的な(popular)ワイヤレスネットワーク技術は、さまざまなタイプの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含みうる。WLANは、広く使用されるネットワークプロトコルを用いて、隣接するデバイスを互いに相互接続するために使用されうる。ここに説明したさまざまな態様は、WiFi、またはより一般的に、ワイヤレスプロトコルのIEEE 802.11ファミリの任意のメンバなどの任意の通信規格に適用しうる。例えば、ここに説明したさまざまな態様は、サブ1GHz帯域を使用する、IEEE 802.11ahプロトコルの一部として使用されうる。
[0030] いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域におけるワイヤレス信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)、ダイレクト−シーケンス拡散スペクトル(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDMおよびDSSS通信の組み合わせ、または他のスキームを使用する802.11ahプロトコルにしたがい、送信されうる。802.11ahプロトコルのインプリメンテーションは、センサ、メータリング(metering)、およびスマートグリッドネットワーク(smart grid networks)のために使用されうる。有利に、802.11ahプロトコルをインプリメントする特定のデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルをインプリメントするデバイスよりも少ない電力を消費し、および/または比較的に長距離、例えば約1キロメートルかそれ以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用されうる。
[0031] いくつかの態様では、センサとして使用されるデバイスは、低デューティサイクルおよび限定された能力を有しうる。例えば、そのようなデバイスは、ウェイクアップし、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)の限定されたバーストを送信および/または受信するように構成されうる。そのようなバーストの後、デバイスは、拡張された時間期間、スリープ状態に入りうる。さらに、そのようなデバイスは、低い送信レートで送信することのみが可能であり、したがって、時々大きなパケットを送信するためにフラグメント化を必要とする。デバイスは、さらに限定されたバッファ容量を有しうる。
[0032] いくつかのインプリメンテーションでは、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントであるさまざまなデバイスを含む。例えば、アクセスポイント(「AP」)およびクライアント(局、または「STA」と称されることもある)の2つのタイプのデバイスがありうる。一般に、APは、ハブとしての役割をし、または、WLANおよびSTAのための基地局はWLANのユーザとしての役割をする。例えば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話等でありうる。1つの例において、STAは、インターネットへ、または他の広域ネットワークへの一般的な接続性を取得するために、WiFi(例えば、802.11ahなどのIEEE 802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかのインプリメンテーションでは、STAは、APとしても使用されうる。
[0033] アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局制御装置(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、またはその他の用語を備えるか、あるいは、それらの何れかとしてインプリメントされるか、または、それらとして周知でありうる。
[0034] 局「STA」もまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらとしてインプリメントされるか、または、それらとして周知でありうる。いくつかのインプリメンテーションでは、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、無線ローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、無線接続能力を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された何らかのその他の適した処理デバイスを備えうる。したがって、ここで教示する1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)中に、コンピュータ(例えば、ラップトップ)中に、ポータブル通信デバイス中に、ヘッドセット中に、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)中に、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオのデバイス、あるいは、衛星ラジオ)中に、ゲームデバイスまたはシステム中に、全地球測位システムデバイス中に、あるいは、ワイヤレスの媒体を介して通信するように構成されているその他任意の適切なデバイス中に、組み込まれうる。
[0035] 上述したように、ここに説明される特定のデバイスは、例えば、802.11ah規格をインプリメントしうる。そのようなデバイスは、STAまたはAPあるいは他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリング(smart metering)のために、またはスマートグリッドネットワーク(smart grid network)において使用されうる。そのようなデバイスは、センサアプリケーションを提供し、またはホームオートメーション(home automation)において使用されうる。デバイスは、代わりにまたは加えて、例えば個人の健康管理のための健康管理の内容において使用されうる。それらはまた、調査のため、拡張された範囲の(例えば、ホットスポットとの使用のための)インターネット接続を可能にするため、または機械対機械の通信をインプリメントするために使用されうる。
[0036] ワイヤレスネットワークにおけるSTAおよび/またはAPなどのデバイスは、それぞれの間で情報を送信および/または受信する。デバイス間で交換された情報は、パケットを備えることがあり、これは、いくつかの態様では、データユニットまたはデータフレームとして参照されうる。パケットを受信するデバイスはさらに、パケットの受信の成功を示すために、受信されたパケットの送信機に確認応答パケット(ACK)を送信しうる。例えば、APからパケットを受信するSTAは、パケットの受信の成功を確認応答するために、APへACKを送信しうる。これらの確認応答パケットはまた、ブロックACKの形式もとりうる。いくつかの態様では、ブロックACKは、パケットまたはフレームのグループを確認応答するためにデバイスによって使用されうる。例えば、ブロックACKは、デバイスがいくつかのパケットまたはフレームの受信を確認応答するために単一のブロックACKを送信する前に、いくつかのパケットまたはフレームを受信することを可能にしうる。これらのブロックACKは、送信のために著しい量の帯域幅を使用しうる。いくつかの態様では、ブロックACKは、さまざまなシステム、方法およびデバイスを使用して圧縮されることがあり、それは、ブロックACKによる帯域幅の消費の低減をもたらしうる。
[0037] 図1は、本開示の態様が用いられうる、ワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、例えば、802.11ah規格のためにワイヤレス規格に準じて動作しうる。ワイヤレス通信システム100は、AP 104を含むことがあり、それはSTA 106と通信する。
[0038] さまざまな処理および方法は、AP 104およびSTA 106間のワイヤレス通信システム100における送信のために使用されうる。例えば、信号は、OFDM/OFDMA技術にしたがって、AP 104およびSTA 106間で送られ、受信されうる。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと称されうる。代替的に、信号は、CDMA技術にしたがって、AP 104およびSTA 106間で送られ、受信されうる。この場合、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと称されうる。
[0039] AP 104から1つまたは複数のSTA 106への送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と称され、1つまたは複数のSTA 106からAP 104への送信を容易にする通信リンクは、アップリンク(UL)110と称されうる。代替的に、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと称され、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと称されうる。さらに、いくつかの態様では、STA 106は直接それぞれと通信し、それぞれの間で(直接に)直接のリンクを形成しうる。
[0040] AP 104は、基地局として動作し、基本サービスエリア(BSA)102におけるワイヤレス通信カバレッジを提供しうる。AP 104と関連付けられ、通信のためにAP 104を使用するSTA 106とともにAP 104は、ベーシックサービスセット(BSS)と称されうる。ワイヤレス通信システム100は、セントラルAP 104は有さないことがありうるが、むしろSTA 106間のピアツーピアネットワークとして機能しうることに留意されたい。別の例では、ここに説明したAP 104の機能は、1つまたは複数のSTA 106によって代替的に実行(performed)されうる。
[0041] 図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうるワイヤレスデバイス202において利用されうるさまざまなコンポーネントを例示する。ワイヤレスデバイス202は、ここで説明するさまざまな方法をインプリメントするように構成されうるデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、AP 104、またはSTA 106のうちの1つを備えうる。
[0042] ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含みうる。プロセッサ204は、中央処理ユニット(CPU)とも称されうる。読取専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)との両方を含みうるメモリ206は、命令およびデータをプロセッサ204に提供する。メモリ206の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)も含みうる。プロセッサ204は通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理および演算動作を実行する。メモリ206における命令は、ここにおいて説明される方法をインプリメントするために実行可能でありうる。
[0043] ワイヤレスデバイス202が受信ノードとしてインプリメントされるまたは使用される場合、プロセッサ204は、ここに説明した1つまたは複数のフォーマットの圧縮されたブロックACKを含むパケットを生成するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、以下にさらに詳細に説明するその他のパケットの受信に基づいてここに説明した1つまたは複数のフォーマットのブロックACKを生成するように構成されうる。
[0044] ワイヤレスデバイス202が送信ノードとしてインプリメントされるまたは使用される場合、プロセッサ204は、ここに説明した1つまたは複数のフォーマットのブロックACKを処理するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、以下にさらに詳細に説明するように、送信されたその他のパケットに応答してブロックACKを受信し、ブロックACKを処理するように構成されうる。
[0045] プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサでインプリメントされる処理システムを備えることができ、または、1つまたは複数のプロセッサでインプリメントされる処理システムのコンポーネントでありうる。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、制御装置、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、あるいは、情報の、計算または他の操作を実行できるその他任意の適切なエンティティの任意の組み合わせでインプリメントされうる。
[0046] 処理システムはまた、ソフトウェアを記憶する機械読取可能な媒体を含みうる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のものと呼ばれるかに関わらず、任意の命令のタイプを意味するように広く解釈されるものとする。命令は、(例えば、ソースコードのフォーマットで、バイナリコードのフォーマットで、実行可能なコードのフォーマットで、または、その他任意の適切なコードのフォーマットで)コードを含みうる。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行される場合、ここに説明したさまざまな機能を処理システムに実行させる。
[0047] ワイヤレスデバイス202はまた、ハウジング208を含み、このハウジングは、ワイヤレスデバイス202と遠隔のロケーションとの間でのデータの送信および受信を可能にする、送信機210および/または受信機212を含みうる。送信機210および受信機212は、トランシーバ214へと組み合わされうる。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されうる。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または、複数のアンテナも含みうる(図示せず)。
[0048] 送信機210は、ここに説明した1つまたは複数のフォーマットのブロックACKを含むパケットをワイヤレスに送信するように構成されうる。受信機212は、ここに説明した1つまたは複数のフォーマットのブロックACKを含むパケットをワイヤレスに受信するように構成されうる。
[0049] ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化しようとするのに使用されうる信号検出器218を含みうる。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルあたりのサブキャリアごとのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号などのような信号を検出しうる。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際に使用するための、デジタル信号プロセッサ(DSP)220も含みうる。DSP 220は、送信のためのパケットを生成するように構成されうる。いくつかの態様では、パケットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を備えうる。
[0050] ワイヤレスデバイス202はさらに、いくつかの態様において、ユーザインタフェース222を備えうる。ユーザインタフェース222は、キーパッド、マイク、スピーカ、および/またはディスプレイを備えうる。ユーザインタフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザへ情報を搬送し、および/またはユーザから入力を受信する任意のコンポーネントまたはエレメントを含みうる。
[0051] ワイヤレスデバイス202のさまざまなコンポーネントは、バスシステム226によって共に結合されうる。バスシステム226は、データバスだけでなく、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、および状態信号バスなども含みうる。ワイヤレスデバイス202のコンポーネントは、その他何らかのメカニズムを使用して互いに入力を提供し、または受け入れ、または共に結合されうることを当業者であれば理解するであろう。
[0052] 複数の個別のコンポーネントが図2に例示されているが、1つまたは複数のコンポーネントが組み合わされまたは通常インプリメントされうることを当業者であれば理解するであろう。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関しては、上述した機能性のみをインプリメントするために使用されうるだけでなく、信号検出器218および/またはDSP 220に関しても上述した機能性をインプリメントするためにも使用されうる。さらに、図2に例示されるコンポーネントの各々は、複数の個別のエレメントを使用してインプリメントされうる。
[0053] 参照を簡略化するために、ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして構成される場合は、以下ワイヤレスデバイス202tと称される。同様に、ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして構成される場合は、以下ワイヤレスデバイス202rと称される。ワイヤレス通信システム100におけるデバイスは、送信ノードの機能性のみをインプリメントするか、受信ノードの機能性のみをインプリメントするか、または送信ノードおよび受信ノードの両方の機能性をインプリメントしうる。
[0054] 上述したように、ワイヤレスデバイス202は、AP 104またはSTA 106を備え、ブロックACKを含む通信を送信および/または受信するために使用されうる。
[0055] ブロックACKは、複数のACKフレームを使用するかわりに、単一のブロックAckフレームでそれらの受信を確認応答するために複数のデータパケットをデバイスが受信することを可能にする。例えば、ブロックACKは、複数のビットを有するビットマップを含むことがあり、各ビット値は、データパケットのシーケンスで特定のデータパケットが受信されたか否かを示す。ブロックACKは、データのフレームでありうる。圧縮されていない(uncompressed)ブロックACKは、どのパケットが首尾よく受信されるか否かに関わらず全体のビットマップが送られることを必要とし、これは、オーバーヘッドを作成し、貴重な帯域幅を使用しうる。したがって、システムおよび方法は、ブロックACKのサイズを圧縮する/低減するためにここに記載される。いくつかの態様では、ブロックACKが送られるフレームの特定のフィールドは、取り除かれ、または変更(modify)されうる。そのような態様に加えて、または代替的に、いくつかの態様では、ここに説明した技術にしたがって、ビットマップはサイズを圧縮または低減されうる。
[0056] 図3は、基本的なブロックACKフレーム300の例を例示する。表されるように、基本的なブロックACKフレームは、2オクテットを備えるフレーム制御フィールド305、2オクテットを備える持続時間フィールド310、6オクテットを備える受信機のアドレスフィールド315、6オクテットを備える送信機のアドレスフィールド320、2オクテットを備えるブロックACK制御フィールド325、2オクテットを備える開始シーケンス制御フィールド330、8または128オクテットを備えるブロックACKビットマップ335、および4オクテットを備えるフレームチェックシーケンスフィールド340を含む。さらに、ブロックACK制御フィールド325は、ブロックACKポリシーサブフィールド352、マルチトラヒック識別子(TID)サブフィールド354、圧縮されたビットマップサブフィールド356、予約済サブフィールド358、およびTID/NumTIDサブフィールド359を備える。開始シーケンス制御フィールド330は、予約済サブフィールド362および開始シーケンス番号サブフィールド364を備える。したがって、ブロックACKフレーム300は、長さ32バイトまたは152バイトでありうる。
[0057] 図4は、マルチTIDブロックACKフレーム400の例を例示する。表されるように、フレーム400は、2オクテットを備えるフレーム制御フィールド405、2オクテットを備える持続時間フィールド410、6オクテットを備える受信機のアドレスフィールド415、6オクテットを備える送信機のアドレスフィールド420、2オクテットを備えるブロックACK制御フィールド425、2オクテットを備えるTID毎の情報フィールド(per TID info field)430、2オクテットを備える開始シーケンス制御フィールド435、8オクテットを備えるブロックACKビットマップ440、および4オクテットを備えるフレームチェックシーケンスフィールド445を含む。TID毎の情報フィールド430、開始シーケンス制御フィールド435、およびブロックACKビットマップ440は、ブロックACKフレーム400がパケットを確認応答するために使用される各TIDのために、フレーム内で繰り返される(repeated)。さらに、ブロックACK制御フィールド425は、ブロックACKフレーム300と同様のTID/NumTIDサブフィールド、予約済サブフィールド、圧縮されたビットマップサブフィールド、マルチトラヒック識別子(TID)サブフィールド、およびブロックACKポリシーサブフィールドを備える。開始シーケンス制御フィールド435は、ブロックACKフレーム300と同様の開始シーケンス番号サブフィールドおよび予約済サブフィールドを備える。TID毎の情報フィールド430は、予約済サブフィールドおよびTIDサブフィールドを備える。
[0058] 図5は、圧縮された基本的なブロックACKフレーム500の例を例示する。特に、圧縮された基本的なブロックACKフレーム500は、圧縮された基本的なブロックACKフレーム500では含まれないフィールドの上に取り消し線の付いた基本的なブロックACKフレーム300として例示されている。例えば、基本的なブロックACKフレーム300の、持続時間フィールド310、マルチTIDサブフィールド354、予約済サブフィールド358、およびTID/NumTIDサブフィールド359といったフィールドのうちの1つまたは複数は、圧縮された基本的なブロックACKフレーム500から排除されることがあり、それによって基本的なブロックACKフレーム300と比較して圧縮された基本的なブロックACKフレーム500のサイズが低減される。それに加えて、または代替的に、ブロックACKビットマップフィールド335は、ここに説明した技術のうちの1つの圧縮などによって圧縮されたビットマップを含むことがあり、したがってブロックACKビットマップフィールド335の長さは可変でありおよび/または使用される技術に基づきうる。それに加えて、または代替的に、受信機アドレスフィールド315および/または送信機アドレスフィールド320は、グローバルアドレス(例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス)の代わりに、ローカルアドレス(例えば、アクセス識別子(AID))を使用することによって6オクテットの長さから2オクテットの長さに低減されうる。それに加えて、または代替的に、予約済サブフィールド362は、2ビットに低減することができる。予約済サブフィールド362の00の値は、そのような態様では、ブロックACKビットマップフィールド335の長さが0であることを示し、また、その他の値は、ブロックACKビットマップフィールド335において記憶されたビットマップのために使用される圧縮の方法を示しうる。それに加えて、または代替的に、開始シーケンス番号サブフィールド364は、開始シーケンス番号の最下位の複数のビット(the Least Significant Bits)を含むことのみによって低減されうる。低減された開始シーケンス番号の長さは、ブロックACKビットマップフィールド335のサイズに基づきうる。例として、長さ6ビットのシーケンス番号は、64個のMPDUの複数のブロックを区別するために十分である。
[0059] 図6は、基本的なACKおよびマルチTIDと互換性がある圧縮されたブロックACKフレーム600の例を例示する。特に、圧縮されたブロックACKフレーム600は、圧縮されたブロックACKフレーム600では含まれないフィールドの上に取り消し線の付いたマルチTIDブロックACKフレーム400として例示されている。例えば、マルチTIDブロックACKフレーム400の、持続時間フィールド410、ブロックACK制御フィールド425の予約済サブフィールド、およびTID毎の情報フィールド430の予約済サブフィールドのフィールドのうちの1つまたは複数は、圧縮されたブロックACKフレーム600から排除されることがあり、それによりマルチTIDブロックACKフレーム400と比較して圧縮されたブロックACKフレーム600のサイズが低減される。それに加えて、または代替的に、ブロックACKビットマップフィールド440は、ここに説明した技術のうちの1つの圧縮などによって圧縮されたビットマップを含み、したがってブロックACKビットマップフィールド440の長さは可変でありおよび/または使用される技術に基づきうる。それに加えて、または代替的に、受信機アドレスフィールド415および/または送信機アドレスフィールド420は、グローバルアドレス(例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス)の代わりに、ローカルアドレス(例えば、アクセス識別子(AID))を使用することによって6オクテットの長さから2オクテットの長さに低減されうる。それに加えて、または代替的に、開始シーケンス制御フィールド435の予約済サブフィールドは、2ビットに低減されうる。予約済サブフィールドの00の値は、そのような態様では、対応するTIDのブロックACKビットマップフィールド440の長さが0であることを示し、また、その他の値は、対応するTIDのブロックACKビットマップフィールド440において記憶されたビットマップのために使用される圧縮の方法を示しうる。それに加えて、または代替的に、開始シーケンス制御サブフィールド435は、開始シーケンス番号の最下位の複数のビット(the Least Significant Bits)を含むことのみによって低減されうる。低減された開始シーケンス番号の長さは、ブロックACKビットマップフィールド440のサイズに依存する。例として、長さ6ビットのシーケンス番号は、64個のMPDUの複数のブロックを区別するために十分である。
[0060] いくつかの態様では、ブロックACKフレームは、フレーム300および400のように、特定のフィールドをフレーム300および400のMACヘッダから物理レイヤ(PHY)ヘッダへ移動させることによって圧縮されうる。例えば、フレーム300の持続時間フィールド310および/またはフレーム制御フィールド305は、MACヘッダから取り除かれ、6ビットがPHYヘッダにブロックパケット識別子(PID)として追加されうる。例えば、6ビットは、開始シーケンス番号サブフィールド364の最下位の6つのビットを備え、開始シーケンス番号のサイズがブロックACKのサイズ(一例では、64ビット)に依存する。6ビットの使用は、他のコンカレント(concurrent)ブロックACKフレームおよび/またはOBSS送信で肯定の誤判定(false positives)の可能性を低減させるため、有益でありうる。同様に、フレーム400の持続時間フィールド410および/またはフレーム制御フィールド405は取り除かれうる。それに加えて、または代替的に、フレーム300のブロックACK制御フィールド325は、MACヘッダから取り除かれ、単一ビットのブロックACKポリシーサブフィールド、単一ビットの圧縮ビットマップサブフィールド、および2ビットの圧縮制御サブフィールドがPHYヘッダに追加されうる。圧縮制御サブフィールドの00の値は、そのような態様では、ブロックACKビットマップフィールド335の長さが0であることを示し、また、その他の値は、ブロックACKビットマップフィールド335内に記憶されたビットマップのために使用される圧縮の方法を示しうる。同様に、フレーム400のブロックACK制御フィールド425は、PHYヘッダに追加されうる。
[0061] いくつかの態様では、PHYヘッダのシグナル(SIG)フィールドにおける特定の(複数の)ビットは、ブロックACKフレームに関連した情報を記憶するために使用されうる。例えば、図11は、ブロックACKフレームに関連した情報を含むPHYヘッダ1100の例を例示する。変調コーディングスキーム(MCS)、巡回冗長検査(CRC)およびPHYヘッダ1100のテールフィールドは、規格のPHYヘッダと同じビットで構成されうる。いくつかの態様では、MCSフィールドについての予約さらた値(例えば、10から15の任意の値)は、PHYヘッダがブロックACKフレームに関連した情報を含むことを示すために使用されうる。いくつかの態様では、1MHzPHYヘッダフォーマットを有するPHYヘッダ1100のSIGフィールドの22ビットは、ブロックACKフレームに関連した情報を記憶するために使用されうる。いくつかの態様では、2MHzPHYヘッダフォーマットを有するPHYヘッダ1100のSIGフィールドの34ビットは、ブロックACKフレームに関連した情報を記憶するために使用されうる。SIGフィールドのビットを使用して記憶されうる情報は、ブロックACK ID、(開始シーケンス制御フィールドにおいて含まれうる)開始シーケンス番号、ブロックackビットマップ、および/または他の適切なフィールドのうちの1つまたは複数を備えうる。これらのフィールドは、送信機へ追加の情報(例えば、さらなるデータ(More Data)、ドップラーインジケーション、応答フレームビット等)を通信するために受信機によって使用されうる。いくつかの態様では、ブロックACK IDは、ブロックACKが送られているブロックの第1のMPDUから、またはブロックACK要求(BAR)フレームから、導出されたシーケンス番号でありうる。例えば、ある実施形態では、ブロックACK IDは、第1のMPDUのスクランブラシードフィールド(scrambler seed field)から導出されうる。ある実施形態では、ブロックACK IDフィールドは、ブロックACKが送られているA−MPDUのスクランブラシードから導出されうる。いくつかの態様では、PHYヘッダ1100に含まれる開始シーケンス番号は、開始シーケンス番号の最下位の複数のビット(LSB)に基づきうる。ある実施形態では、開始シーケンス番号は、BARフレームに基づく。ある実施形態では、シーケンス番号は、A−MPDUまたはブロックの第1のMPDUに基づきうる。例えば、6つのLSBは、64個のMPDUのウィンドウにおける開始シーケンス番号を識別するために使用されうる。
[0062] 特定の実施形態では、開始シーケンス番号はフレームの識別子として使用されうる。いくつかの実施形態では、開始シーケンス番号は、短いブロックAckの唯一の識別子でありうる(すなわち、ブロックAck IDが存在しないこともある)。いくつかの実施形態では、開始シーケンス番号およびブロックAck IDは、フレームを共同で識別しうる。いくつかの態様では、ブロックビットマップは、1MHzPHYプリアンブルについて8ビットを備えうる。いくつかの態様では、ブロックビットマップは、2MHzPHYプリアンブルについて16ビットを備えうる。いくつかの態様では、ブロックビットマップのサイズはSIGフィールドにおけるビットの利用可能性(availability)に依存しうる。ある実施形態では、ブロックビットマップは8ビットより少ないこともある。ある実施形態では、ブロックビットマップは8ビットより多いこともある。
[0063] 上述したように、データパケットのフラグメント化はデータの送信のために使用されうる。例えば、フラグメント化は、大きいフレームの再送を避けるために使用されうる。例えば、複数のフラグメント化されたフレームは同一の送信機会(TXOP)の間に送信されうる。さらに、フラグメント化は、低PHYレートのためのTXOPにおいて大きなフレームを送信するために使用されうる(例えば、1つのフラグメントがTXOPにおいて送られうる)。いくつかの態様では、そのような複数のフラグメントは、1つの圧縮されていないブロックACKまたは複数のACKを使用して確認応答され、これはオーバーヘッドをもたらしうる。
[0064] いくつかの態様では、1つの圧縮された(「短い」とも称される)ブロックACK(例えば、ここで説明した何れかの方法によって圧縮されている)は、複数のフラグメントを確認応答するために使用されうる。例えば、いくつかの態様では、1個の圧縮されたブロックACKは、2MHzの通信について最大16個のフラグメントを確認応答するために使用されうる。いくつかの態様では、1個の圧縮されたブロックACKは、1MHzの通信について最大8個のフラグメントを確認応答するために使用されうる。
[0065] いくつかの態様では、複数のフラグメントを確認応答している1つの圧縮されたブロックACKと複数のデータパケットを確認応答している1つの圧縮されたブロックACKとを区別するために、ACKモードフィールドがブロックACKに含まれうる。ACKモードフィールドは、ブロックACKモードを示す第1の値(例えば、ブロックACKが複数のデータパケットを確認応答していることを示す)またはフラグメントモードを示す第2の値(例えば、ブロックACKが複数のフラグメントを確認応答していることを示す)を有しうる。いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKが複数のフラグメントを確認応答している場合、圧縮されたブロックACKの開始シーケンス番号は、フラグメント化されているMACサービスデータユニット(MSDU)のシーケンス番号でありうる。いくつかの態様では、開始シーケンス番号は、フラグメント化されているMSDUのシーケンス番号の最下位の複数のビット(LSBs)であり、一方、ブロックACK IDは開始シーケンス番号の最上位の複数のビット(MSBs)でありうる。別の態様では、ブロックACK IDは、フラグメント化されているMSDUの第1のフラグメントのスクランブラシードから導出されうる。さらに、いくつかのそのような態様では、ブロックビットマップは異なる複数のパケットの代わりに複数のフラグメントにマッピングするために使用されうる。別の態様では、パケットの発信元(originator)および応答機(responder)は、追加ブロックACK(ADDBA)要求および/または応答交換の間に、1フレームにバッファサイズを設定することに合意しうる。この場合、ブロックACKモードとフラグメントモードの区別は、バッファサイズに基づいて実行されうる。例として、バッファサイズが1に設定されると合意された場合には、次のブロックACKがフラグメントACKとして解釈されうる。代わりに、バッファサイズが1よりも大きい場合、ブロックACKは複数のパケットに関係していると解釈される。
[0066] 別の実施形態では、確認応答は、確認応答されているデータフレームに見つけられる(found)情報に基づいてブロックackまたはフラグメントackとして識別されうる。確認応答されているデータフレームが、ブロックACKが要求されていること示し、当該データフレームと関連したフラグメントナンバー(fragment number)が0よりも大きい場合、応答の確認応答は、フラグメントackと解釈されうる。データフレームのフラグメントナンバーがゼロ(0)である場合、応答のフレームは、ブロックACKと解釈されうる。
[0067] ある実施形態では、短いACKフレームは同様に区別されうる。この実施形態では、フレームを確認応答する制御応答フレームは、短いAck、短いブロックAckおよび短いフラグメントAckを含み、予約されたMCSの値に基づいて識別されうる。制御応答の短いACK、短いブロックACK、および短いフラグメントACKは、確認応答されているデータフレームに基づいて区別されうる。データフレームが、それが確認応答を必要とすることを示す場合、制御応答は、単一のデータフレームへの確認応答として解釈されうる。データフレームが、ブロック確認応答が必要とされることを示す場合、制御応答フレームは、複数のフレームのための確認応答として解釈されうる。
[0068] ここに説明したものの何れかのような、任意の適切なタイプのブロックACKフレームにおける、ブロックACKビットマップフィールド335またはブロックACKビットマップフィールド440などのブロックACKビットマップの圧縮のためのさまざまな技術がここに説明される。
[0069] 1つの態様では、ブロックACKビットマップは、どのパケットが正確に受信されていないかについての情報を送ることのみによって圧縮される。例えば、ビットマップは、8バイトのサイズ(例えば、連続するバイト0−7)であり、フィードバックが必要とされる各パケットに対応しているビットを有しうる。1つのビットについての1の値は、対応するパケットが正確に受信されないことを示しうる。1つのビットについての0の値は、対応するパケットが正確に受信されることを示しうる。ブロックACKビットマップフィールドにおけるビットマップの各ビットについての全ての「0」および「1」の値を送る代わりに、最初の「1」または「0」の値がどこで発生するかを示すためにオフセットが含まれ、その後、発生する最初の「1」または「0」から最後の「1」または「0」の値までのビットマップもまた含まれうる。例えば、ビットマップは、値(00000000 10001010 01011100 00000000 00000000 00000000 00000000 00000000)を有する8バイトを備えうる。したがって、最初と最後の「1」の値が示される場合、「1」の値を有する最初のビットは、第1バイトになるまで遭遇されない。さらに、「1」の値を有する最後のビットは、第2バイトにおいて遭遇される。したがって、ビットマップを圧縮するために、オフセット値は、最初の「1」の値が発生するバイト番号に対応して選択され、これは、1バイト(バイナリにおける001)である。オフセットのために使用されるビットの数は、ビットマップが対応するバイトの数に依存する。例えば、8バイトのビットマップは、各バイトをインデックスするために少なくとも8つの一意的な数を必要とし、したがって、3ビットはオフセットを表すために使用される。そして、1の値を含むバイトのビットマップは、ブロックACKビットマップフィールドにおいて含まれ、これはバイト1および2を含む。ブロックACKビットマップフィールドの受信機は、したがって、オフセットによって示されたバイトに先行する任意のバイトと、オフセットの後の任意のバイトとに、ブロックACKビットマップに含まれた任意の追加のバイトを加えて、すべての0または1を含むと決定するためにオフセットを利用しうる。残りのバイトは、ビットマップ中に示される値を有する。したがって、上記の例では、8バイトのビットマップは18ビットに圧縮される。追加のビットは、圧縮が1の位置にしたがって実行されるか、または0の位置にしたがって実行されるかを示すために、PHYヘッダにおいて含まれうる。
[0070] 別の態様では、ブロックACKビットマップの長さが、1、2、3、または4バイトなどに長さが縮小され、これは、より少ないパケットが各ブロックACKフレームによって確認応答されうることを意味する。
[0071] 別の態様では、ブロックACKビットマップは、ランレングスエンコーディング(RLE:run-length encoding)の方法を使用して圧縮されうる。例えば、ブロックACKビットマップフィールドは、最初のビットが「1」であるか「0」であるかを示す1ビットの第1のビットサブフィールドを含みうる。そして、ブロックACKビットマップフィールドは、各々がNビットの長さ(例えば、10または6ビット)の1つまたは複数のシーケンス長サブフィールドを含みうる。シーケンス長サブフィールドの第1は、最初のビットと同一の最初のビットにおいて開始するシーケンス中のビットの数を示す。次のシーケンス長サブフィールドは、前のシーケンス長サブフィールドのビットとは反対の値のものである、前のシーケンス長サブフィールドの後のビットの数において開始するシーケンス中のビットの数を示す。例えば、シーケンス11111100000000000110は、最初のビットが「1」であるため、第1のビットサブフィールドにおいて、「1」とエンコードされうる。第1のシーケンス長サブフィールドは、6つの「1」のビットがあるため、6の値を有しうる。第2のシーケンス長サブフィールドは、前の「1」のビットとは反対の値を有する「0」のビットが11個あるため、11の値を有しうる。第3のシーケンス長サブフィールドは、前の「0」のビットとは反対の値を有する「1」のビットが2個あるため、2の値を有しうる。第4のシーケンス長サブフィールドは、前の「1」のビットとは反対の値を有する「0」のビットが1個あるため、1の値を有しうる。ブロックACKビットマップフィールドの受信機はその後、これらの値を使用してビットマップを再生することができる。
[0072] 別の態様では、ブロックACKビットマップフィールドは、1つまたは複数のサブビットマップエレメントを含みうる。各エレメントは、オフセットサブフィールド(例えば、10ビット)、予約済サブフィールド(例えば、1ビット)、長さサブフィールド(例えば、3ビット)、およびビットマップサブフィールド(例えば、0−7バイト)を備えうる。複数のこれらのサブビットマップのエレメントは、以下のようにブロックACKビットマップの値を示すためにブロックACKビットマップフィールドにおいて含まれうる。各サブビットマップのエレメントは、ブロックACKビットマップの部分またはサブセットのための値を示しうる。オフセットサブフィールドは、サブビットマップのエレメントがそのための値を含む、ブロックACKビットマップの開始からビットでオフセットを示しうる。予約済サブフィールドは、サブビットマップエレメントのビットマップサブフィールドにおけるビットマップが反転される(inverted)か否かを示すために使用されうる。長さサブフィールドは、サブビットマップエレメントのビットマップサブフィールドにおけるビットマップの長さをバイトで示しうる。0の長さは、サブビットマップエレメントがビットマップサブフィールドを含まないことを示し、したがって、代わりにオフセットサブフィールドの値の位置においてビットマップの値を示す。ビットマップサブフィールドは、オフセットサブフィールドの値において開始し、長さサブフィールドにおける長さの分だけ続くビットマップの値を含みうる。さらに、ビットマップサブフィールドにビットマップの一部でありうる任意のトレイリング(trailing)「0」値が存在する場合、それらはビットマップサブフィールドから省略されることができ、代わりに暗黙的に0であると仮定されうる。例えば、シーケンス1111000001010101100000000については、そのシーケンスの「1010101100000000」は、10のオフセット、1の予約された値、1の長さ、および「10101011」のビットマップを有するサブビットマップのエレメントによって表されうる。そのような態様は、ブロックACKによって複数のパケットの全てが確認応答されるのとは対照的に、複数のパケットの一部のみに対しACKが送られうるという柔軟性を提供することに留意されたい。
[0073] 別の態様では、ブロックACKビットマップは、ブロックレベルにおいてエンコードされうる。例えば、ブロックACKビットマップは、等しい長さの多数のブロックに分割されうる(例えば、長さが8オクテットであるビットマップのための1つのブロック(短いビットマップの例)、または長さが128オクテットであるビットマップのための16個のブロック(長いビットマップの例))。各ブロックは、さらにサブブロック(例えば、それぞれ1オクテットの長さ)に分割されうる。短いビットマップについて、各ブロックは、したがって1つのブロックビットマップ(例えば、1オクテットの長さ)および1つまたは複数のサブブロックビットマップ(例えば、各1オクテットの長さ)を含みうる。ブロックビットマップは、ブロックのどのサブブロックにサブブロックビットマップが含まれるのかを示しうる。例えば、ブロックビットマップは、連続する8ビットを含みうる。連続する8ビットは、8つのサブブロックのシーケンスに対応しうる。任意のサブブロックが非ゼロの値を有する場合、サブブロックビットマップは、そのサブブロックに含まれ、ブロックビットマップにおける対応するビットは「1」の値を有しうる。サブブロックのすべてのビット値が「0」である場合、ブロックビットマップにおける対応するビットは、「0」の値を有し、サブブロックビットマップはそのサブブロックに含まれない。サブブロックビットマップは、所与のサブブロックのためのビット値を含む。所与のサブブロックのためのサブブロックビットマップが存在しない場合、そのサブブロックのすべてのビット値は0であると仮定される。したがって、各ブロックは、ブロックビットマップおよび1つまたは複数のサブブロックビットマップによって表される。
[0074] 長いビットマップについて、各ブロックは、ブロックオフセット、ブロック制御、ブロックビットマップ、および1つまたは複数のサブブロックビットマップによって表されうる。ブロックオフセットフィールド(例えば、長さ4ビット)は、どのブロック、ブロック制御、ブロックビットマップ、および1つまたは複数のサブブロックビットマップが情報を有するかを示しうる。ブロック制御は、ブロックビットマップおよび1つまたは複数のサブブロックビットマップがどのように解釈されるべきかを示しうる。例えば、ブロック制御の1つの値は、ブロックビットマップが、ブロックのどのサブブロックのためにサブブロックビットマップが含まれているのかを示し、また、サブブロックビットマップは、含まれるサブブロックのために、所与のサブブロックについてのビット値を含む、上述したビットマップのエンコーディングのような「通常の」ビットマップエンコーディングを示しうる。ブロック制御の別の値は、「単一の(single)パケット」ビットマップエンコーディングを示し、そこにはこの特定のブロック中に1つのパケットのみのための状態が存在する。したがって、ブロックビットマップはパケットの位置を示すために使用され、サブブロックビットマップは存在しない。ブロック制御の別の値は、「反転の(inverse)」ビットマップエンコーディングを示しうる。エンコーディングスキームは、結果として生じるビットマップがその後反転されるべきであること(全ての「0」が「1」の値になり、逆もまた同様)を除いて、「通常の」ビットマップエンコーディングと同様でありうる。
[0075] 図14Aは、ヌルデータパケットブロック確認応答(ACK)フレーム1400Aの例を例示する。いくつかの態様では、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aは、制御情報フィールドを含む。いくつかの態様では、図11に関して上述したように、PHYレイヤヘッダのシグナル(SIG)フィールド中の特定の複数のビットは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aに関連した情報を記憶するために使用されうる。いくつかの態様では、1MHzフォーマットを有するヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aの22ビットは、ブロックACKフレーム1400Aに関連した情報を記憶するために使用されうる。ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aのビットを使用して記憶されうる情報は、ブロックACK識別子(ID)フィールド1402A、開始シーケンス制御フィールド1404A、およびブロックACKビットマップフィールド1406Aのうちの1つまたは複数を備えうる。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402A、開始シーケンス制御フィールド1404A、およびブロックACKビットマップフィールド1406Aは、制御情報フィールドおよび/またはPHYレイヤヘッダ(例えば、SIGフィールドにおける)において含まれる。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402は、2ビットを含み、開始シーケンス制御フィールド1404Aは、12ビットを含み、ブロックACKビットマップフィールドは、8ビットを含みうる。これらのフィールドは、送信機へ追加の情報(例えば、より多くのデータ、ドップラインジケーション、応答フレームのビット等)を通信するためにフレームの受信機によって使用されうる。
[0076] いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Aは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aの識別子を含む。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Aは、ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Aは、ブロックACK要求フレームから導出される。例えば、ブロックACK IDフィールド1402Aは、2ビットを含み、データユニット(例えば、物理レイヤサービスデータユニット(PSDU)、MACプロトコルデータユニット(MPDU)、MACサービスデータユニット(MSDU)等)のスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定されうる。例えば、ブロックACK IDフィールド1402Aは、暗黙的ブロックACK要求として動作しうるアグリゲートMPDU(A−MPDU)要求(soliciting)、またはブロックACK要求の何れかを搬送するPSDUのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定されうる。
[0077] いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Aは、ヌルデータパケットブロックACK 1400Aが送られるA−MSDUまたは第1のMSDUのシーケンス番号を含みうる。例えば、シーケンス番号は、ブロックACKビットマップフィールド1406Aにおいて含まれるビットマップにおける最も低いシーケンス番号の位置を表す開始シーケンス番号を含みうる。いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Aは、ヌルデータパケットブロックACK 1400Aが送られるA−MSDUまたは第1のMSDUのシーケンス番号の関数を含みうる。いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Aは、シーケンス番号またはシーケンス番号の関数を含むために、12ビットの長さである。
[0078] いくつかの態様では、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400AのブロックACKビットマップフィールド1406Aは、特定の数のMSDUおよび/またはA−MSDUの受信状態を示すために使用されうる。例えば、ブロックACKビットマップフィールド1406Aは、長さ8ビットであり、最大で8つのMSDUおよび/またはA−MSDUの受信状態を示すために使用されうる。ブロックACKビットマップにおいて「1」に等しい各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のMSDUまたはA−MSDUの成功した受信を確認応答し、ブロックACKビットマップの第1のビットは開始シーケンス制御フィールド1404Aの値と一致するシーケンス番号を有するA−MSDUまたはMSDUに対応する。
[0079] 図14Bは、ヌルデータパケットブロック確認応答(ACK)フレーム1400Bの例を例示する。いくつかの態様では、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Bは、制御情報フィールドを含む。いくつかの態様では、図11に関して上述したように、PHYレイヤヘッダのシグナル(SIG)フィールド中の特定の複数のビットは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Bに関連した情報を記憶するために使用されうる。いくつかの態様では、2MHzフォーマットを有するヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Bの34ビットは、ブロックACKフレーム1400Bに関連した情報を記憶するために使用されうる。ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Bのビットを使用して記憶されうる情報は、ブロックACK識別子(ID)フィールド1402B、開始シーケンス制御フィールド1404B、予約済フィールド1406B、およびブロックACKビットマップフィールド1408Bのうちの1つまたは複数を備えうる。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402B、開始シーケンス制御フィールド1404B、予約済フィールド1406B、およびブロックACKビットマップフィールド1408Bは、制御情報フィールドおよび/またはPHYレイヤヘッダ(例えば、SIGフィールドにおける)において含まれる。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Bは、5または6ビットを含み、開始シーケンス制御フィールド1404Bは、12ビットを含み、予約済フィールド1406Bは1ビットを含むか、ビットを含まず、ブロックACKビットマップフィールドは16ビットを含みうる。予約されたビットは、送信機へ追加の情報(例えば、より多くのデータ、ドップラインジケーション、応答フレームのビット等)を通信するためにフレームの受信機によって使用されうる。
[0080] いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Bは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Bの識別子を含む。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Bは、ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される。いくつかの態様では、ブロックACK IDフィールド1402Bは、ブロックACK要求フレームから導出される。例えば、ブロックACK IDフィールド1402Bは、5または6ビットを含み、データユニット(例えば、物理レイヤサービスデータユニット(PSDU)、MACプロトコルデータユニット(MPDU)、MACサービスデータユニット(MSDU)等)のスクランブラシードの最下位の5つまたは6つのビットに設定されうる。例えば、ブロックACK IDフィールド1402Bは、暗黙的ブロックACK要求として動作しうるアグリゲートMPDU(A−MPDU)要求(soliciting)、またはブロックACK要求のどちらかを搬送するPSDUのスクランブラシードの最下位の5つまたは6つのビットに設定されうる。
[0081] いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Bは、ヌルデータパケットブロックACK 1400Bが送られるA−MSDUまたは第1のMSDUのシーケンス番号を含みうる。例えば、シーケンス番号は、ブロックACKビットマップフィールド1408Bにおいて含まれるビットマップにおける最も低いシーケンス番号の位置を表す開始シーケンス番号を含みうる。いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Bは、ヌルデータパケットブロックACK 1400Bが送られるA−MSDUまたは第1のMSDUのシーケンス番号の関数を含みうる。いくつかの態様では、開始シーケンス制御フィールド1404Bは、シーケンス番号またはシーケンス番号の関数を含むために、12ビットの長さである。
[0082] いくつかの態様では、予約済フィールド1406Bは1ビットの長さである。予約済フィールド1406Bは、フレームがブロックACKフレームに関連した情報を含むということを示すために使用されうる予約された値を含みうる。
[0083] いくつかの態様では、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400BのブロックACKビットマップフィールド1408Bは、特定の数のMSDUおよび/またはA−MSDUの受信状態を示すために使用されうる。例えば、ブロックACKビットマップフィールド1408Bは、長さ16ビットであり、最大で16個のMSDUおよび/またはA−MSDUの受信状態を示すために使用されうる。ブロックACKビットマップにおいて「1」に等しい各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のMSDUまたはA−MSDUの成功した受信を確認応答し、ブロックACKビットマップの第1のビットは開始シーケンス制御フィールド1404Bの値と一致するシーケンス番号を有するA−MSDUまたはMSDUに対応する。
[0084] いくつかの態様では、各データMPDUは通常のACKに設定されたACKポリシーフィールドを持つ状態で、発信元(originating)STAは、単一のA−MPDU中にデータのブロックを送り得、これはブロックACK要求(暗黙的ブロックACK要求)を暗に意味している。A−MPDUを送ることに応答して、発信元STAは、少なくとも1つのデータフレームがエラーなく受信者によって受信される場合、受信者からブロックACK応答を受信することを予期する。受信されたブロックACK応答がブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bのフォーマットである場合、発信元STAは、ブロックACK IDフィールド1402Aまたは1402Bの値が直前(immediately previously)に送信されたA−MPDUのサービスフィールド中のスクランブラシードサブフィールドの最下位の2つ(ブロックACK IDフィールド1402Aについて)、または、5つまたは6つ(ブロックACK IDフィールド1402Bについて)のビットに等しい場合、および、開始シーケンス制御フィールド1404Aまたは1404Bに含まれる開始シーケンス番号が、ヌルデータパケットブロックACK 1400Aまたは1400Bが送られるA−MSDUのシーケンス番号に等しい場合、正確に受信されたとしてブロックACKフレームを受け入れうる。さもなければ、発信元STAは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bが喪失した(lost)と考えうる。
[0085] いくつかの態様では、発信元STAは、即時的な(immediate)ブロックACKを要求するためにブロックACK要求フレームを送りうる(明示のブロックACK要求)。例えば、ブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bが発信元STAによって喪失されたと考えられる場合、発信元STAはブロックACK要求を送りうる。別の例として、ブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bが発信元STAによって喪失したと考えられる場合、発信元STAはブロックACK要求を暗示するために、データフレームを再送信しうる。ブロックACK要求フレームを送ることに応答して、発信元STAは受信者からブロックACK応答を受信することを予期する。受信されたブロックACK応答がブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bのフォーマットである場合、発信元STAは、ブロックACK IDフィールド1402Aまたは1402Bの値が直前に送信されたブロックACK要求フレームのサービスフィールド中のスクランブラシードサブフィールドの最下位の2つ(ブロックACK IDフィールド1402Aについて)、または、5つまたは6つ(ブロックACK IDフィールド1402Bについて)のビットに等しい場合、および、開始シーケンス制御フィールド1404Aまたは1404Bに含まれる開始シーケンス番号が、ブロックACK要求フレームのブロックACK開始シーケンス制御フィールドにおける開始シーケンス番号サブフィールドの値に等しい場合、正確に受信されたとしてブロックACKフレームを受け入れうる。さもなければ、発信元STAは、ヌルデータパケットブロックACKフレーム1400Aまたは1400Bが喪失したとみなしうる。
[0086] 図7は、圧縮されたブロックACKを送信するための方法700の一態様を例示する。ブロックACKは、ここに記載される教示に基づいて圧縮されうる。ブロックACKは、AP 104またはSTA 106の何れかにおいて生成され、ワイヤレスネットワーク100における別のノードへ送信されうる。方法700がワイヤレスデバイス202rのエレメントに関して以下に説明されるが、当業者はその他のコンポーネントがここに説明したステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために使用されうることを理解するであろう。
[0087] ブロック704では、1つまたは複数のパケットが受信される。ブロック706では、ここに説明した技術(例えば、ブロックACKのサイズを圧縮することおよび/またはブロックACKにおいてビットマップを圧縮すること)のうちの1つまたは複数を使用して圧縮されるブロックACKが生成される。生成は、例えば、プロセッサ204および/またはDSP 220によって実行されうる。
[0088] その後、ブロック708において、ブロックACKはワイヤレスに送信される。送信は、例えば、送信機210によって実行されうる。
[0089] 図8は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうる典型的なワイヤレスデバイス800の機能ブロック図である。デバイス800は、パケットを受信するために受信モジュール804を備える。受信モジュール804は、図7において例示されるブロック704に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。受信モジュール804は、プロセッサ204および受信機212のうちの1つまたは複数に対応しうる。デバイス800は、ブロックACKを生成するために生成モジュール806をさらに備える。生成モジュール806は、図7において例示されるブロック706に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。生成モジュール806は、プロセッサ204およびDSP 220のうちの1つまたは複数に対応しうる。デバイス800は、生成されたパケットをワイヤレスに送信するために送信モジュール808をさらに備える。送信モジュール808は、図7において例示されるブロック708に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。送信モジュール808は、送信機210に対応しうる。
[0090] 図9は、ブロックACKを受信し、処理するための方法900の態様を例示する。方法900は、ここに説明したブロックACKの任意のタイプを受信し、処理するために使用されうる。パケットは、AP 104またはSTA 106の何れかにおいてワイヤレスネットワーク100における別のノードから受信されうる。方法900がワイヤレスデバイス202tのエレメントに関して以下に説明されるが、当業者はその他のコンポーネントがここに説明したステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために使用されうることを理解するであろう。
[0091] ブロック902では、ワイヤレス通信の1つまたは複数のパケットが送信される。送信は、例えば、送信機210によって実行されうる。
[0092] ブロック904では、ブロックACKが送信されたパケットに基づいて受信される。受信は、例えば、受信機212によって実行されうる。
[0093] さらに、ブロック906において、ワイヤレスデバイス202tはブロックACKを処理する。処理することは、例えば、プロセッサ204、信号検出器218および/またはDSP 220によって実行されうる。
[0094] 図10は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうる別の典型的なワイヤレスデバイス1000の機能ブロック図である。デバイス1000は、1つまたは複数のパケットを送信するために送信モジュール1002を備える。送信モジュール1002は、図9において例示されるブロック902に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。送信モジュール1002は、プロセッサ204および送信機210のうちの1つまたは複数に対応しうる。デバイス1000は、ブロックACKをワイヤレスに受信するために受信モジュール1004をさらに備える。受信モジュール1004は、図9において例示されるブロック904に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。受信モジュール1004は、受信機212に対応しうる。デバイス1000は、ブロックACKを処理するために処理モジュール1006をさらに備える。処理モジュール1006は、図9において例示されるブロック906に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。処理モジュール1006は、プロセッサ204、信号検出器218、およびDSP 220のうちの1つまたは複数に対応しうる。
[0095] 図12は、ワイヤレスネットワークにおける通信の方法1200の態様を例示する。方法1200がワイヤレスデバイス202のエレメントに関して以下に説明されるが、当業者はその他のコンポーネントがここに説明したステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために使用されうることを理解するであろう。
[0096] ブロック1204では、方法は、ビットマップを備える圧縮されたブロック確認応答フレームを生成することを含み、このビットマップは、単一のデータユニットの複数のフラグメントの受信を示している。したがって、圧縮されたブロック確認応答(ACK)は、1つのデータユニット(例えば、MSDU)の複数のフラグメントを確認応答するために使用されうる。例えば、1つの圧縮されたブロックACKは、2MHzの通信についての1つのデータユニットの最大16個のフラグメントを確認応答するために使用されうる。別の例では、1つの圧縮されたブロックACKは、1MHzの通信についての1つのデータユニットの最大8個のフラグメントを確認応答するために使用されうる。いくつかの態様では、圧縮されたブロック確認応答フレームを生成することは、物理レイヤヘッダに圧縮されたブロック確認応答フレームの1つまたは複数のフィールドを含むことを備える。生成することは、例えば、プロセッサ204および/またはDSP 220によって実行されうる。ブロック1206では、方法は、圧縮されたブロック確認応答フレームを送信することを含む。送信することは、例えば、送信機210によって実行されうる。
[0097] いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKフレームは、圧縮されたブロックACKフレームが圧縮されたブロックACKフレームタイプのものであることを示すACKモードのフィールドをさらに備えうる。例えば、ACKモードフィールドは、フラグメントを確認応答している圧縮されたブロックACKと複数のデータユニットまたはパケットを確認応答している圧縮されたブロックACKとを区別するためにブロックACKにおいて含まれうる。ACKモードフィールドは、ブロックACKモード(例えば、ブロックACKが複数のデータユニットまたはパケットを確認応答していることを示す)を示す第1の値またはフラグメントモード(例えば、ブロックACKがフラグメントを確認応答していることを示す)を示す第2の値を有しうる。
[0098] いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKフレームは、圧縮されたブロックACKの開始シーケンス番号をさらに備えうる。圧縮されたブロックACKの開始シーケンス番号は、フラグメント化された単一のデータユニット(例えば、パケット、MSDU等)のシーケンス番号でありうる。例えば、圧縮されたブロックACKがフラグメントを確認応答する場合、圧縮されたブロックACKの開始シーケンス番号はフラグメント化されているMACサービスデータユニット(MSDU)のシーケンス番号でありうる。いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKの開始シーケンス番号は、フラグメント化されている単一のデータユニットのシーケンス番号の最下位のビットのグループでありうる。例えば、開始シーケンス番号は、フラグメント化されているMSDUのシーケンス番号の最下位の複数のビットでありうる。
[0099] いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKフレームは、フラグメント化されている単一のデータユニットのシーケンス番号の最上位のビットのグループを含むブロックACK識別子をさらに備えうる。例えば、ブロックACK識別子は、フラグメント化されているMSDUの開始シーケンス番号の最上位の複数のビットでありうる。いくつかの態様では、圧縮されたブロックACKフレームは、フラグメント化されている単一のデータユニットの第1のフラグメントのスクランブラシードから導出されるブロックACK識別子をさらに備えうる。
[00100] 図13は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうる典型的なワイヤレスデバイス1300の機能ブロック図である。デバイス1300は、ビットマップを備える圧縮されたブロック確認応答フレームを生成するための生成モジュール1304を備え、このビットマップは、単一のデータユニットの複数のフラグメントの受信を示している。生成モジュール1304は、図12において例示されるブロック1204に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。生成モジュール1304は、プロセッサ204およびDSP 220のうちの1つまたは複数に対応しうる。生成モジュール1304は、圧縮器(compressor)にさらに対応しうる。デバイス1300は、圧縮されたブロック確認応答フレームを送信するために送信モジュール1306をさらに備える。送信モジュール1306は、図12において例示されるブロック1206に関して上述される機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成されうる。送信モジュール1306は、送信機210に対応しうる。
[00101] 図15は、ワイヤレスネットワークにおける通信の方法1500の態様を例示する。方法1500がワイヤレスデバイス202のエレメントに関して以下に説明されるが、当業者はその他のコンポーネントがここに説明したステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために使用されうることを理解するであろう。
[00102] ブロック1502では、方法は、ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号の関数とシーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、および多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、という順序で複数のフィールドを備えるブロック確認応答フレームを生成することを含む。例えば、図14Aに関して上述したブロック確認応答フレーム1400Aは、例えば、プロセッサ204および/またはDSP 220によって生成されうる。ブロック1504では、方法は、ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信することを含む。送信することは、例えば、送信機210によって実行されうる。
[00103] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答フレームは、ヌルデータパケットブロック確認応答フレームを含む。いくつかの実施形態では、ブロック確認応答識別子フィールド、開始シーケンス制御フィールド、およびブロック確認応答ビットマップフィールドが、物理レイヤヘッダのシグナルフィールドにおいて含まれる。
[00104] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答フレームは22ビットを含む。例えば、ブロック確認応答識別子フィールドは2ビットを含み、開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、ブロック確認応答ビットマップフィールドは8ビットを含みうる。いくつかの実施形態では、ブロック確認応答フレームは1MHzフォーマットを含む。
[00105] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答は、図14Bに関して上述したブロック確認応答フレームなどの予約済フィールドをさらに含む。
[00106] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答フレームは34ビットを含む。例えば、ブロック確認応答識別子フィールドは5ビットを含み、開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、予約済フィールドは1ビットを含み、ブロック確認応答ビットマップフィールドは16ビットを含みうる。いくつかの実施形態では、ブロック確認応答フレームは2MHzフォーマットを含む。
[00107] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される。例えば、ブロック確認応答識別子フィールドは、アグリゲート媒体(aggregate-medium)アクセス制御プロトコルデータユニットを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの2つの最下位の2ビットに設定される。
[00108] いくつかの実施形態では、ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答要求フレームから導出される。例えば、ブロック確認応答識別子フィールドは、ブロック確認応答要求フレームを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される。
[00109] いくつかの実施形態では、データユニットは、第1の媒体アクセス制御サービスデータユニットおよびアグリゲート媒体アクセス制御サービスデータユニットのうちの少なくとも1つを含む。
[00110] いくつかの実施形態では、1に等しいブロック確認応答ビットマップフィールドの各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のデータユニットの成功した受信を確認応答する。いくつかの実施形態では、ブロック確認応答ビットマップの第1のビットは、開始シーケンス制御フィールドの値と一致するシーケンス番号を有するデータユニットに対応する。
[00111] ここにおいて使用される場合、「決定すること」という用語は、幅広い動作を含む。例えば、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベース、または別のデータ構造をルックアップすること)、確定すること(ascertaining)、およびそれに類することを含みうる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)およびそれに類することを含みうる。また、「決定すること」は、解決すること、選抜すること、選ぶこと、確立することおよびそれに類することを含みうる。さらに、ここで使用される場合、「チャネル幅」は特定の態様において、帯域幅を含む、または帯域幅と称されうる。
[00112] ここにおいて使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」というフレーズは、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組み合わせに言及するものである。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーすることを意図する。
[00113] 上述された方法のさまざまな動作は、それらの動作を実行することができる任意の適切な手段、例えば、さまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェアの(1つまたは複数の)コンポーネント、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールによって実行されることができる。一般的に、図面に例示した任意の動作は、それらの動作を実行することができる対応する機能的手段によって実行されうる。
[00114] 本開示に関連して説明された、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、ここで説明された機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイシグナル(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを用いて、インプリメントまたは実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、その代わりに、プロセッサは、商品として入手可能な任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでありうる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを備えた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは、このような構成のその他任意のものとしてインプリメントされうる。
[00115] 1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せでインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上で、1つまたは複数の命令群またはコードとして送信または記憶されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを記憶または伝送するために使用可能であり、かつコンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。また、任意の接続は、コンピュータ読取可能な媒体と厳密には称されうる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイトから、サーバから、あるいは同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者ライン(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソースから送信される場合には、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここでディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、有形の媒体)を備えうる。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ読取可能な媒体は、一時的
なコンピュータ読取可能な媒体(例えば、信号)を備えうる。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00116] ここに開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、本願の特許請求の範囲から逸脱せずに、互いに置き換えられうる。すなわち、ステップまたは動作の特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、本願の特許請求の範囲から逸脱せずに変更されうる。
[00117] 説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせでインプリメントされうる。ソフトウェアでインプリメントされる場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上で、1つまたは複数の命令群として記憶されうる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、データ構造または命令の形式で所望のプログラムコードを記憶または伝送するために使用可能であり、かつコンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。ここで使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここでディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、一方ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。
[00118] したがって、特定の態様は、ここに提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備えうる。例えば、このようなコンピュータプログラム製品は、その上に命令を記憶(および/または、エンコード)させるコンピュータ読取可能な媒体を備えてもよく、命令は、ここで説明した動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。ある態様では、コンピュータプログラム製品は、パッケージングマテリアルを含みうる。
[00119] ソフトウェアまたは命令は、送信媒体によって送信されうる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合には、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
[00120] さらに、ここに説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段が、ダウンロードされうること、および/または、さもなければ、ユーザ端末および/または基地局によって、適用可能に得られうることが理解されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、ここに説明された方法を実行するための手段の伝送を容易にするために、サーバに結合されうる。代替的に、ここで説明されたさまざまな方法は、デバイスに記憶手段を結合または提供しユーザ端末および/または基地局がさまざまな方法を取得できるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体等)を介して提供されうる。さらに、ここで記述した方法および技術をデバイスに提供するその他任意の適切な技術を利用できる。
[00121] 本願の特許請求の範囲が、上述のまさにその構成およびコンポーネントのみに限定されないことが、理解されるべきである。さまざまな変更、交換、および変形は、本願の特許請求の範囲から逸脱せずに、上述された方法および装置の配置、動作、および詳細に対してなされうる。
[00122] 上記は、本開示の実施形態に関するものであるが、本開示の他の実施形態およびさらなる実施形態が、その基本的な範囲から逸脱せずに考案されることができ、その範囲は、下記の請求項によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ワイヤレスネットワークにおける通信の方法であって、
ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、
前記ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号の関数とシーケンス番号とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、
多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、
という順序で複数のフィールドを備える前記ブロック確認応答フレームを生成することと、
前記ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信することと、
を備える方法。
[2] 前記ブロック確認応答フレームは、ヌルデータパケットブロック確認応答フレームを含む、[1]に記載の方法。
[3] 前記ブロック確認応答識別子フィールド、前記開始シーケンス制御フィールド、および前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは、物理レイヤヘッダのシグナルフィールドに含まれる、[1]に記載の方法。
[4] 前記ブロック確認応答フレームは22ビットを含む、[1]に記載の方法。
[5] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは2ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは8ビットを含む、[4]に記載の方法。
[6] 前記ブロック確認応答フレームは、1MHzフォーマットを含む、[5]に記載の方法。
[7] 前記ブロック確認応答は、予約済フィールドをさらに含む、[1]に記載の方法。
[8] 前記ブロック確認応答フレームは34ビットを含む、[7]に記載の方法。
[9] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは5ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記予約済フィールドは1ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは16ビットを含む、[8]に記載の方法。
[10] 前記ブロック確認応答フレームは、2MHzフォーマットを含む、[9]に記載の方法。
[11] 前記ブロック確認応答識別子は、前記ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される、[1]に記載の方法。
[12] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、アグリゲート媒体アクセス制御プロトコルデータユニットを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[11]に記載の方法。
[13] 前記ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答要求フレームから導出される、[1]に記載の方法。
[14] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、前記ブロック確認応答要求フレームを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[13]に記載の方法。
[15] 前記データユニットは、第1の媒体アクセス制御サービスデータユニットおよびアグリゲート媒体アクセス制御サービスデータユニットのうちの少なくとも1つを含む、[1]に記載の方法。
[16] 1に等しい前記ブロック確認応答ビットマップフィールドの各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のデータユニットの成功した受信を確認応答する、[1]に記載の方法。
[17] 前記ブロック確認応答ビットマップの第1のビットは、前記開始シーケンス制御フィールドの値と一致するシーケンス番号を有するデータユニットに対応する、[16]に記載の方法。
[18] ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、
前記ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号の関数とシーケンス番号とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、
多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、
という順序で複数のフィールドを備える前記ブロック確認応答フレームを生成するように構成されたプロセッサと、
前記ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信するように構成された送信機と、
を備えるワイヤレスデバイス。
[19] 前記ブロック確認応答フレームは、ヌルデータパケットブロック確認応答フレームを含む、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[20] 前記ブロック確認応答識別子フィールド、前記開始シーケンス制御フィールド、および前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは、物理レイヤヘッダのシグナルフィールドに含まれる、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[21] 前記ブロック確認応答フレームは22ビットを含む、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[22] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは2ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは8ビットを含む、[21]に記載のワイヤレスデバイス。
[23] 前記ブロック確認応答フレームは、1MHzフォーマットを含む、[22]に記載のワイヤレスデバイス。
[24] 前記ブロック確認応答は、予約済フィールドをさらに含む、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[25] 前記ブロック確認応答フレームは34ビットを含む、[24]に記載のワイヤレスデバイス。
[26] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは5ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記予約済フィールドは1ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは16ビットを含む、[25]に記載のワイヤレスデバイス。
[27] 前記ブロック確認応答フレームは、2MHzフォーマットを含む、[26]に記載のワイヤレスデバイス。
[28] 前記ブロック確認応答識別子は、前記ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[29] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、アグリゲート媒体アクセス制御プロトコルデータユニットを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[28]に記載のワイヤレスデバイス。
[30] 前記ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答要求フレームから導出される、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[31] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、前記ブロック確認応答要求フレームを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[30]に記載のワイヤレスデバイス。
[32] 前記データユニットは、第1の媒体アクセス制御サービスデータユニットおよびアグリゲート媒体アクセス制御サービスデータユニットのうちの少なくとも1つを含む、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[33] 1に等しい前記ブロック確認応答ビットマップフィールドの各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のデータユニットの成功した受信を確認応答する、[18]に記載のワイヤレスデバイス。
[34] 前記ブロック確認応答ビットマップの第1のビットは、前記開始シーケンス制御フィールドの値と一致するシーケンス番号を有するデータユニットに対応する、[33]に記載のワイヤレスデバイス。
[35] ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、
前記ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号の関数とシーケンス番号とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、
多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、
という順序で複数のフィールドを備える前記ブロック確認応答フレームを生成するための手段と、
前記ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信するための手段と、
を備えるワイヤレスデバイス。
[36] 前記ブロック確認応答フレームは、ヌルデータパケットブロック確認応答フレームを含む、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[37] 前記ブロック確認応答識別子フィールド、前記開始シーケンス制御フィールド、および前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは、物理レイヤヘッダのシグナルフィールドに含まれる、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[38] 前記ブロック確認応答フレームは22ビットを含む、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[39] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは2ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは8ビットを含む、[38]に記載のワイヤレスデバイス。
[40] 前記ブロック確認応答フレームは、1MHzフォーマットを含む、[39]に記載のワイヤレスデバイス。
[41] 前記ブロック確認応答は、予約済フィールドをさらに含む、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[42] 前記ブロック確認応答フレームは34ビットを含む、[41]に記載のワイヤレスデバイス。
[43] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは5ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記予約済フィールドは1ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは16ビットを含む、[42]に記載のワイヤレスデバイス。
[44] 前記ブロック確認応答フレームは、2MHzフォーマットを含む、[43]に記載のワイヤレスデバイス。
[45] 前記ブロック確認応答識別子は、前記ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[46] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、アグリゲート媒体アクセス制御プロトコルデータユニットを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[45]に記載のワイヤレスデバイス。
[47] 前記ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答要求フレームから導出される、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[48] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、前記ブロック確認応答要求フレームを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[47]に記載のワイヤレスデバイス。
[49] 前記データユニットは、第1の媒体アクセス制御サービスデータユニットおよびアグリゲート媒体アクセス制御サービスデータユニットのうちの少なくとも1つを含む、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[50] 1に等しい前記ブロック確認応答ビットマップフィールドの各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のデータユニットの成功した受信を確認応答する、[35]に記載のワイヤレスデバイス。
[51] 前記ブロック確認応答ビットマップの第1のビットは、前記開始シーケンス制御フィールドの値と一致するシーケンス番号を有するデータユニットに対応する、[50]に記載のワイヤレスデバイス。
[52] コンピュータ読取可能な媒体であって、実行されたとき、装置に、
ブロック確認応答フレームの識別子を含むブロック確認応答識別子フィールド、
前記ブロック確認応答フレームが送られるデータユニットのシーケンス番号の関数とシーケンス番号とのうちの少なくとも1つを含む開始シーケンス制御フィールド、
多数のデータユニットの受信状態を示すブロック確認応答ビットマップフィールド、
という順序で複数のフィールドを備える前記ブロック確認応答フレームを生成することと、
前記ブロック確認応答フレームをワイヤレスに送信することと
を、行わせるコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[53] 前記ブロック確認応答フレームは、ヌルデータパケットブロック確認応答フレームを含む、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[54] 前記ブロック確認応答識別子フィールド、前記開始シーケンス制御フィールド、および前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは、物理レイヤヘッダのシグナルフィールドに含まれる、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[55] 前記ブロック確認応答フレームは22ビットを含む、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[56] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは2ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは8ビットを含む、[55]に記載のコンピュータ可読媒体。
[57] 前記ブロック確認応答フレームは1MHzフォーマットを含む、[56]に記載のコンピュータ可読媒体。
[58] 前記ブロック確認応答は予約済フィールドをさらに含む、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[59] 前記ブロック確認応答フレームは34ビットを含む、[58]に記載のコンピュータ可読媒体。
[60] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは5ビットを含み、前記開始シーケンス制御フィールドは12ビットを含み、前記予約済フィールドは1ビットを含み、前記ブロック確認応答ビットマップフィールドは16ビットを含む、[59]に記載のコンピュータ可読媒体。
[61] 前記ブロック確認応答フレームは2MHzフォーマットを含む、[60]に記載のコンピュータ可読媒体。
[62] 前記ブロック確認応答識別子は、前記ブロック確認応答フレームが送られているブロックの第1のパケットから導出される、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[63] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、アグリゲート媒体アクセス制御プロトコルデータユニットを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[62]に記載のコンピュータ可読媒体。
[64] 前記ブロック確認応答識別子は、ブロック確認応答要求フレームから導出される、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[65] 前記ブロック確認応答識別子フィールドは、前記ブロック確認応答要求フレームを搬送する物理レイヤサービスデータユニットのスクランブラシードの最下位の2つのビットに設定される、[64]に記載のコンピュータ可読媒体。
[66] 前記データユニットは、第1の媒体アクセス制御サービスデータユニットおよびアグリゲート媒体アクセス制御サービスデータユニットのうちの少なくとも1つを含む、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[67] 1に等しい前記ブロック確認応答ビットマップフィールドの各ビットは、シーケンス番号の順序で単一のデータユニットの成功した受信を確認応答する、[52]に記載のコンピュータ可読媒体。
[68] 前記ブロック確認応答ビットマップの第1のビットは、前記開始シーケンス制御フィールドの値と一致するシーケンス番号を有するデータユニットに対応する、[67]に記載のコンピュータ可読媒体。