JP2016106473A - ヘッダ圧縮のためのシステムおよび方法 - Google Patents

ヘッダ圧縮のためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パケットヘッダを圧縮することにより効率の良いパケット通信の方法、装置を提供する。【解決手段】第1のパケットヘッダを圧縮するためのあ圧縮プロトコルを選択する、第2のパケットヘッダに第1のパケットヘッダを圧縮するために使用された圧縮プロトコルを示す情報を格納し送信する。第2のパケットヘッダは既存のフィールドに定義することも可能である。また、ネゴシエーションの一部として非圧縮ヘッダのパラメータを送信することにより圧縮プロトコルを送信することも可能である。【選択図】図3

Description

関連出願の相互参照
本出願は、その開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2011年10月22日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR HEADER COMPRESSION」と題する米国仮特許出願第61/550,388号に対する、米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張する。
本出願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、通信のためにヘッダを圧縮するためのシステム、方法、およびデバイスに関する。
多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、いくつかの対話している空間的に分離されたデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)として指定されるであろう。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線交換対パケット交換)、送信のために採用される物理媒体のタイプ(たとえば、ワイヤード対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、SONET(同期光ネットワーキング:Synchronous Optical Networking)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
ワイヤレスネットワークは、しばしば、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的接続性の必要を有するときに、またはネットワークアーキテクチャが、固定ではなくアドホックなトポロジーで形成される場合に好適である。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用して、非誘導伝搬モードで無形物理媒体を採用する。ワイヤレスネットワークは、固定ワイヤードネットワークと比較して、ユーザモビリティと迅速なフィールド展開とを有利な形で可能にする。
ワイヤレスネットワーク中のデバイスは、互いの間で情報を送信/受信し得る。情報は、いくつかの態様ではデータユニットまたはデータフレームと呼ばれることがあるパケットを備え得る。パケットは、ネットワークを介してパケットをルーティングすること、パケット中のデータを識別すること、パケットを処理することなどを行うのに役立つオーバーヘッド情報(たとえば、ヘッダ情報、パケットプロパティなど)、ならびに、パケットのペイロード中で搬送され得るようなデータ、たとえばユーザデータ、マルチメディアコンテンツなどを含み得る。
したがって、ヘッダ情報はパケットを用いて送信される。そのようなヘッダ情報は、データパケットの大きい部分を備え得る。したがって、そのようなパケット中でのデータの送信は、データを送信するための帯域幅の大部分が、実際のデータではなくヘッダ情報を送信するために使用され得ることにより、非効率的であり得る。したがって、パケットを通信するための改善されたシステム、方法、およびデバイスが望まれる。
本発明のシステム、方法、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が単独で本発明の望ましい属性を担当しない。次に、以下の特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなしに、いくつかの特徴について手短に説明する。この説明を考察すれば、特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読めば、本発明の特徴が、パケットのための圧縮ヘッダの使用を可能にし、それによって、データパケット中でペイロードを送信する際のオーバーヘッドを低減することを含む利点をどのように提供するかが理解されよう。
本開示の一態様は、ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法を提供する。本方法は、第1の装置において、第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用するように複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択することを備える。本方法は、少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を第1の装置から第2の装置に送信することであって、情報がデータパケットの第2のヘッダ中に含まれる、情報を送信することを備える。本方法は、少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮されたデータパケットを第1の装置から第2の装置に送信することを備える。
本開示の別の態様は、ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置を提供する。第1の装置は、第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する少なくとも1つの圧縮プロトコルを複数の圧縮プロトコルから選択するように構成されたプロセッサを備える。第1の装置は送信機を備える。送信機は、少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を第2の装置に送信することであって、情報がデータパケットの第2のヘッダ中に含まれる、情報を送信することを行うように構成される。送信機は、少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮されたデータパケットを第2の装置に送信するように構成される。
本開示の別の態様は、ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置を提供する。第1の装置は、第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する少なくとも1つの圧縮プロトコルを複数の圧縮プロトコルから選択するための手段を備える。第1の装置は、少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を第1の装置から第2の装置に送信するための手段であって、情報がデータパケットの第2のヘッダ中に含まれる、情報を送信するための手段を備える。第1の装置は、少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮されたデータパケットを第1の装置から第2の装置に送信するための手段を備える。
本開示の別の態様は、命令を備えるコンピュータ可読媒体を提供する。命令は、実行されたとき、第1の装置に、第1の装置において、第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する少なくとも1つの圧縮プロトコルを複数の圧縮プロトコルから選択させる。命令は、実行されたとき、第1の装置に、少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を第1の装置から第2の装置に送信することであって、情報がデータパケットの第2のヘッダ中に含まれる、情報を送信することを行わせる。命令は、実行されたとき、第1の装置に、少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮されたデータパケットを第1の装置から第2の装置に送信させる。
本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システムの一例を示す図。 図1のワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイスにおいて利用され得る、受信機を含む様々な構成要素を示す図。 圧縮プロトコルの使用をネゴシエートするための方法の一態様を示す図。 ワイヤレス通信システム内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図。 圧縮プロトコルを使用して、圧縮ヘッダを有するデータパケットを通信するための方法の一態様を示す図。 ワイヤレス通信システム内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図。 データパケットのための例示的なパケット構造を示す図。 データパケットのための例示的なパケット構造を示す図。 データパケットのための例示的なパケット構造を示す図。 データパケットのための例示的なLLC+SNAPヘッダを示す図。
添付の図面を参照しながら新規のシステム、装置、および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本開示の教示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーするものとする。本明細書で開示する任意の態様が請求項の1つまたは複数の要素によって実施され得ることを理解されたい。
本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であるものとし、それらのいくつかを例として、図および好適な態様についての以下の説明において示す。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明する様々な態様は、WiFi(登録商標)、またはより一般的には、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリーの任意のメンバーなど、任意の通信規格に適用され得る。たとえば、本明細書で説明する様々な態様は、サブ1GHz帯域を使用するIEEE802.11ahプロトコルの一部として使用され得る。
いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域中のワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS:direct-sequence spread spectrum)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11ahプロトコルに従って送信され得る。802.11ahプロトコルの実装形態は、センサー、メータリング、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利には、802.11ahプロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し得、および/または比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(「AP」)および(局または「STA」とも呼ばれる)クライアントが存在し得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWiFi(たとえば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
上記で説明したように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、たとえば、802.11ah規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるにせよ、APとして使用されるにせよ、他のデバイスとして使用されるにせよ、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサーアプリケーションを与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、たとえばパーソナルヘルスケアのためにヘルスケアコンテキストにおいて使用され得る。それらのデバイスはまた、(たとえばホットスポットとともに使用する)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信を実装するために、監視のために使用され得る。
図1に、本開示の態様が採用され得るワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送信および受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。
AP104は、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明するAP104の機能は、STA106のうちの1つまたは複数によって代替的に実行され得る。
図2に、ワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス202において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス202は、AP104を備えるかまたはSTA106のうちの1つを備え得る。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含み得る。プロセッサ204は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に与える。メモリ206の一部分は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ204は、一般に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するように実行可能であり得る。
ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、ヘッダを圧縮するために複数の圧縮プロトコルのうちの1つを選択することと、選択された圧縮プロトコルに関連する圧縮ヘッダを有するパケットを生成することとを行うように構成され得る。さらに、プロセッサ204は、特定の圧縮プロトコルの使用を別のワイヤレスデバイスとネゴシエートするために要求メッセージおよび/または応答メッセージを生成および/または処理し得る。
ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして実装または使用されるとき、プロセッサ204は、圧縮ヘッダ(compression protocols)を有するパケットを受信し、処理するように構成され得る。さらに、プロセッサ204は、特定の圧縮プロトコル(compressed header)の使用を別のワイヤレスデバイスとネゴシエートするために要求メッセージおよび/または応答メッセージを生成および/または処理し得る。
プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサとともに実装された処理システムを備えるか、またはそれの構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア構成要素、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202と遠隔ロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および/または受信機212を含み得る、ハウジング208をも含み得る。送信機210と受信機212とは組み合わされてトランシーバ214になり得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る(図示せず)。
送信機210は、特定の圧縮プロトコルの使用を別のワイヤレスデバイスとネゴシエートするために要求メッセージおよび/または応答メッセージをワイヤレス送信するように構成され得る。さらに、送信機210は、圧縮ヘッダを有するパケットをワイヤレス送信するように構成され得る。
受信機212は、特定の圧縮プロトコルの使用を別のワイヤレスデバイスとネゴシエートするために要求メッセージおよび/または応答メッセージをワイヤレス受信するように構成され得る。さらに、送信機210は、圧縮ヘッダを有するパケットをワイヤレス受信するように構成され得る。
ワイヤレスデバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る、信号検出器218をも含み得る。信号検出器218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するデジタル信号プロセッサ(DSP)220をも含み得る。DSP220は、送信のためにパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。
ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様ではユーザインターフェース222をさらに備え得る。ユーザインターフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝達し、および/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、バスシステム226によって互いに結合され得る。バスシステム226は、たとえば、データバスを含み得、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス202の構成要素が、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるかあるいは互いに入力を受け付けるかまたは与え得ることを当業者なら諒解されよう。
図2には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わせられ得るかまたは共通に実装され得ることを当業者は認識されよう。たとえば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器218および/またはDSP220に関して上記で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図2に示す構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
参照しやすいように、ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして構成されるとき、それを以下ではワイヤレスデバイス202tと呼ぶ。同様に、ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして構成されるとき、それを以下ではワイヤレスデバイス202rと呼ぶ。ワイヤレス通信システム100中のデバイスは、送信ノードの機能のみ、受信ノードの機能のみ、または送信ノードと受信ノードの両方の機能を実装し得る。
上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202は、AP104またはSTA106を備え得、複数のMACヘッダタイプ(MAC header types)を有する通信を送信および/または受信するために使用され得る。
上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202tはワイヤレスデバイス202rと通信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス202tはワイヤレスデバイス202rにデータパケットを送信し得る。ワイヤレスデバイス202tは、異なるタイプのデータパケットを送信するように構成され得る。特に、データパケットは非圧縮ヘッダ(uncompressed header)または圧縮ヘッダを利用し得る。圧縮ヘッダは圧縮ヘッダの複数のタイプのうちの1つであり得る。各ヘッダは、本明細書でさらに説明する複数の圧縮プロトコル(たとえば、非圧縮プロトコル(uncompressed header)、WiFiプロトコル上のロバストヘッダ圧縮(ROHC:robust header compression)、フローベースヘッダ圧縮プロトコル、WiFiプロトコルのための修正された6LoWPANなど)のうちの1つに基づいて定義され得る。したがって、ワイヤレスデバイス202rが、ワイヤレスデバイス202tによって送信されたデータパケットを適切に復号するために、ワイヤレスデバイス202rは、ワイヤレスデバイス202tが、データパケットのためのヘッダを生成する際にどの圧縮プロトコルを使用したか(すなわち、どんなタイプのヘッダがデータパケット中にあるか)を判断する必要があり得る。一態様では、圧縮プロトコルを実装するために、通信のために使用される開放型システム間相互接続(OSI)モデルのメディアアクセス制御(MAC)レイヤ(Media Access Control Layer)の上にある圧縮レイヤが定義される。たとえば、OSIモデルは、最下位レイヤにおいて開始し最上位レイヤに至るレイヤの階層(すなわち、物理レイヤ、データリンクレイヤ、ネットワークレイヤ、トランスポートレイヤ、セッションレイヤ、プレゼンテーションレイヤ、およびアプリケーションレイヤ)を定義する。MACレイヤはデータリンクレイヤのサブレイヤである。したがって、圧縮レイヤは、レイヤの階層中でMACレイヤの上にある新しいレイヤまたはサブレイヤとして定義され得る。したがって、圧縮レイヤは、データパケットのためにどの圧縮プロトコルが使用されるべきかと、圧縮ヘッダ中に含まれる要素とを指定する。
一態様では、デバイス202tおよびデバイス202rは、デバイス202tとデバイス202rとの間で通信されるデータパケットのための特定の圧縮プロトコルの使用をネゴシエートし得る。デバイス202tおよび202rは、使用されるべき圧縮プロトコルを示すメッセージまたはシグナリングを互いの間で交換することによってネゴシエートし得る。一態様では、そのようなメッセージ交換またはシグナリングは、MACレイヤ(たとえば、802.11MACレイヤ)における機構を定義することによってMACレイヤにおいて行われ得る。
いくつかの態様では、メッセージ交換またはシグナリングは、情報要素の送信を通して行われ得る。情報要素は1つまたは複数のビットを備え得る。情報要素の値は、どの(1つまたは複数の)圧縮プロトコルが使用されるべきか、および/または圧縮プロトコルのパラメータを示し得る。情報要素を受信するデバイスはさらに、情報要素の受信と、情報要素によって定義された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルの使用とに肯定応答し得る。
パラメータは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間で通信される、1つのパケットから別のパケットへの静的または半静的な(たとえば、しばしば変化しない)ヘッダ情報を含み得る。したがって、そのようなヘッダ情報は、デバイスの各々において交換および記憶され、圧縮ヘッダを有するデータパケットを復号するために使用され得る。圧縮ヘッダ自体は、しばしば変化する情報のみを有し得る。データパケットの圧縮ヘッダからの情報は、データパケットを復号するために、メッセージ交換またはシグナリング中で受信された静的または半静的なヘッダ情報とともに使用され得る。
一態様では、情報要素は、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに送信され、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rへの送信のためにどの圧縮プロトコルが使用されるかを示すが、ワイヤレスデバイス202rからワイヤレスデバイス202tへの送信のためにどの圧縮プロトコルが使用されるかを示さない。さらに、ワイヤレスデバイス202rは、情報要素の受信と、情報要素によって定義された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルの使用とに肯定応答するメッセージを送り得る。そのような態様では、ワイヤレスデバイス202rは、ワイヤレスデバイス202rからワイヤレスデバイス202tへの送信のためにどの圧縮プロトコルが使用されるかを示す別の情報要素をワイヤレスデバイス202tに送信し得る。さらに、ワイヤレスデバイス202tは、情報要素の受信と、情報要素によって定義された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルの使用とに肯定応答するメッセージを送り得る。
別の態様では、情報要素は、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに送信され、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rへの送信のためにどの圧縮プロトコルが使用されるかと、ワイヤレスデバイス202rからワイヤレスデバイス202tへの送信のためにどの圧縮プロトコルが使用されるかとを示す。そのような態様では、両方向における送信は、圧縮プロトコルの使用を同様に定義し得る。さらに、ワイヤレスデバイス202rは、情報要素の受信と、情報要素によって定義された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルの使用とに肯定応答するメッセージを送り得る。
いくつかの態様では、情報要素は、管理フレーム(management frame)中でワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに送られ得る。一態様では、情報要素は、MACヘッダ(Media Access Control Header)など、既存の管理フレームの一部として送られ得る。別の態様では、情報要素は、圧縮要求管理フレームなど、新しい管理フレーム中で送られ得る。さらに、ワイヤレスデバイス202rは、情報要素の受信と、情報要素によって定義された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルの使用とに肯定応答するメッセージを送り得る。たとえば、肯定応答は、圧縮応答管理フレームなど、新しい管理フレーム中で送られ得る。
上記で説明したように、メッセージ交換またはシグナリングは、どの(1つまたは複数の)圧縮プロトコルが使用されるべきか、および/または圧縮プロトコルのパラメータを示し得る。たとえば、メッセージ交換またはシグナリングは、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rへのすべての通信のために1つの圧縮プロトコルが使用されるべきであり、および/またはその逆も同様であることを(本質的にまたは明示的に)示し得る。したがって、メッセージ交換またはシグナリングの後にパケットを受信するデバイスは、さらなるシグナリングなしに、パケットがその1つの圧縮プロトコルを使用することに気づいている。
別の例では、メッセージ交換またはシグナリングは、ワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに通信される異なるパケットのために、異なる圧縮プロトコルが使用されるべきであり、および/またはその逆も同様であることを(本質的にまたは明示的に)示し得る。したがって、メッセージ交換またはシグナリングの後にパケットを受信するデバイスは、パケットのためにどの圧縮プロトコルが使用されたかを識別するインジケータをパケット中で探し得る。たとえば、インジケータの異なる値は、異なる通信プロトコルに関連し得る。通信プロトコルへのインジケータ値のマッピングは(たとえば、事前プログラムされた)デバイスによって本質的に知られ得る。代替または追加として、通信プロトコルへのインジケータ値のマッピングは(たとえば、情報要素に基づいて)メッセージ交換またはシグナリングを介して明示的に示され得る。たとえば、圧縮要求管理フレーム(compression request management frame)および圧縮応答管理フレーム(compression response management frame)は、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間に複数の圧縮プロファイル(compression profiles)をセットアップするために使用され得る。各プロファイルは、異なる圧縮プロトコルに関連し、数値によって識別され得る。インジケータは、したがって、データパケットのために使用された圧縮プロトコルに基づく適切な数値を有し得る。
いくつかの態様では、インジケータは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間で通信されるデータパケット中の既存のフィールドについての新しい値としてワイヤレスデバイス202tからワイヤレスデバイス202rに送られ得る。たとえば、インジケータは、データパケットの論理リンク制御(LLC)ヘッダ(logic link control header)、サブネットワークアクセスプロトコル(SNAP)ヘッダ(subnetwork access protocol header)、またはLLC+SNAPヘッダ中に含まれるイーサタイプフィールドについての新しい値として送られ得る。
別の例では、インジケータは、データパケットのMACヘッダ中に含まれるフィールドについての新しい値として送られ得る。別の例では、使用されるべき圧縮プロトコルのために新しいサービスアクセスポイントが定義され、インジケータは、LLC+サブネットワークアクセスプロトコル(SNAP)ヘッダ中のSNAPヘッダ中の新しい値を備える。
図7に、データパケットのための例示的なパケット構造700を示す。データパケット700は、物理レイヤ(PHY)ヘッダ702と、MACヘッダ704と、(LLC+SNAPであり得る)LLCヘッダ706と、ペイロード708とを備える。一態様では、インジケータは、LLCヘッダ706のイーサタイプフィールドについての新しい値として送られ得る。
図8に、データパケットのための例示的なパケット構造800を示す。データパケット800は、物理レイヤ(PHY)ヘッダ802と、MACヘッダ804と、ペイロード808とを備えるが、LLCヘッダを含まない。一態様では、LLCヘッダ全体ではなく、イーサタイプフィールドがMACヘッダ804に追加され得る。インジケータは、イーサタイプフィールドについての新しい値として送られ得る。
図9に、データパケットのための例示的なパケット構造900を示す。データパケット900は、物理レイヤ(PHY)ヘッダ902と、MACヘッダ904と、(LLC+SNAPであり得る)LLCヘッダ906と、ペイロード908とを備える。一態様では、インジケータは、MACヘッダ904中のフィールドについての新しい値として送られ得る。
図10に、データパケットのための例示的なLLC+SNAPヘッダ1000を示す。LLC+SNAPヘッダ1000は、LLCヘッダ1002と、SNAPヘッダ1004とを備える。LLCヘッダ1002は3つのオクテット(octets)1006を備える。さらに、SNAPヘッダ1004は5つのオクテット1006を備える。SNAPヘッダ1004の最初の3つのオクテットは、3つのオクテットのIEEE組織固有識別子(OUI:organizationally unique identifier)であり得る。最後の2つのオクテットは、上記で説明したインジケータを含むイーサタイプフィールドであり得る。
いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間にパケットの通信の2つ以上のセッションまたはフローがあり得る。上記で説明したメッセージ交換またはシグナリングを使用するセッションまたはフローの各々について、異なる圧縮プロトコルが定義され得る。さらに、各セッションまたはフローは、セッションまたはフローに関連する識別子(たとえば、TIDなど、セッションまたはフローのデータパケットのためのヘッダ中のビット)を有し得る。したがって、特定のセッションまたはフローのデータパケットを受信するワイヤレスデバイス202は、データパケットのために使用された圧縮プロトコルが、セッションまたはフローに関連する圧縮プロトコルと同じであることを判断し得る。
本明細書で説明するシステムおよび方法に従って使用され得る様々な圧縮プロトコルについて、以下でさらに説明する。
一態様では、本明細書で説明するシステムおよび方法に従って使用され得る1つの圧縮プロトコルは、WiFiプロトコル上のROHCである。WiFiプロトコル上のROHCでは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間のWiFiプロトコル上のROHCの使用のネゴシエーション中に、いくつかのパラメータが交換され得る。そのようなパラメータは、以下のうちの1つまたは複数を含み得る。IP圧縮プロトコル、(コンテキスト識別子の最大値を示す)MAX_CID、MRRU(最大再構成受信ユニット(復元器がセグメントから再アセンブルすることが予想されるオクテット中の最大再構成ユニットのサイズ))、MAX_HEADER(圧縮され得るオクテット中の最大ヘッダサイズ)、およびROHCプロファイル。パラメータは、上記で説明したネゴシエーションに従って交換され得る。別の態様では、ROHCセットアップの一部として実行される既存のネットワーク発見プロトコル(たとえば、アドレス解決プロトコル)は、ROHCセットアップメッセージ中にパラメータを含むことなどによって、パラメータを交換するために使用される。これらのパラメータは、したがって、WiFiプロトコル上のROHCを使用して送信されるパケットのための圧縮ヘッダ中に含まれないことがある。圧縮ヘッダは、パケットを復号するためにパラメータとともに使用される他の情報を含み得る。
別の態様では、本明細書で説明するシステムおよび方法に従って使用され得る別の圧縮プロトコルは、フローベースヘッダ圧縮プロトコルである。フローベースヘッダ圧縮プロトコルでは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間のフローベースヘッダ圧縮プロトコルの使用のネゴシエーション中に、半静的または静的なパラメータが交換され得る。そのような半静的または静的なパラメータは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間の(フローのパケットのための少なくともソースアドレスと宛先アドレスとによって定義され得る)各IPフローについて異なり得る。そのような半静的または静的なパラメータは、以下のヘッダフィールドのうちの1つまたは複数からのフィールドを含み得る。IPv4ヘッダ、IPv6ヘッダ、TCPヘッダ、UDPヘッダ、LLC/SNAPヘッダ、アプリヘッダ(たとえば、httpなど)。IPv4では、半静的または静的なパラメータは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。バージョン、インターネットヘッダ長(IHL)差別化サービスコードポイント(DSCP:differentiated services code point)、プロトコル、ヘッダチェックサム、ソースアドレス、および宛先アドレス。IPv6では、半静的または静的なパラメータは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。バージョン、トラフィッククラス、フローラベル、ソースアドレス、および宛先アドレス。TCPでは、半静的または静的なパラメータは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。ソースポート、宛先ポート、および予約済み。UDPでは、半静的または静的なパラメータは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。ソースポートおよび宛先ポート。
パラメータは、上記で説明したネゴシエーションに従って交換され得る。別の態様では、セットアップの一部として実行される既存のネットワーク発見プロトコル(たとえば、アドレス解決プロトコル)は、セットアップメッセージ中にパラメータを含むことなどによって、パラメータを交換するために使用される。これらのパラメータは、したがって、フローベースヘッダ圧縮プロトコルを使用して送信されるパケットのための圧縮ヘッダ中に含まれないことがある。圧縮ヘッダは、パケットを復号するためにパラメータとともに使用される他の情報(たとえば、パラメータよりもしばしばパケット間で変化するヘッダフィールドの動的フィールド)を含み得る。IPv4では、動的フィールドは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。明示的輻輳通知(ECN)、全長、識別情報、フラグ、フラグメントオフセット、有効期間(TTL)、およびオプション。IPv6では、動的フィールドは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。ペイロード長、次のヘッダ、およびホップ制限。TCPでは、動的フィールドは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。制御ビット、シーケンス番号、肯定応答番号、ECN、データオフセット、ウィンドウ、およびチェックサム。UDPでは、動的フィールドは、以下のフィールドのうちの1つまたは複数を含み得る。長さおよびチェックサム。
別の態様では、本明細書で説明するシステムおよび方法に従って使用され得る別の圧縮プロトコルは、WiFiプロトコル上の修正された6LoWPANである。WiFiプロトコル上の修正された6LoWPANでは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間のWiFiプロトコル上の修正された6LoWPANの使用のネゴシエーション中に、いくつかのパラメータが交換され得る。MAC識別子など、他のパラメータは、本質的に知られており、交換されないことがある。パラメータは、上記で説明したネゴシエーションに従って交換され得る。別の態様では、セットアップの一部として実行される既存のネットワーク発見プロトコル(たとえば、アドレス解決プロトコル)は、セットアップメッセージ中にパラメータを含むことなどによって、パラメータを交換するために使用される。これらのパラメータは、したがって、WiFiプロトコル上の修正された6LoWPANを使用して送信されるパケットのための圧縮ヘッダ中に含まれないことがある。圧縮ヘッダは、パケットを復号するためにパラメータとともに使用される他の情報を含み得る。
図3に、圧縮プロトコルの使用をネゴシエートするための方法300の一態様を示す。方法300は、上記で説明したように、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間の特定の通信のためにどの(1つまたは複数の)圧縮プロトコルが使用されるべきであるかをネゴシエートするために使用され得る。方法300についてワイヤレスデバイス202tの要素に関して以下で説明するが、本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装(implement)するために他の構成要素が使用され得ることを当業者は諒解されよう。
ブロック302において、ワイヤレスデバイス202tは、ワイヤレスデバイス202tとワイヤレスデバイス202rとの間の通信のために使用される1つまたは複数の圧縮プロトコルを選択する。次に、ブロック304において、ワイヤレスデバイス202tは、選択された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルを示す情報をワイヤレスデバイス202rに送る。場合によっては、選択された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルを示す情報とともに、またはその情報とは別個に、ワイヤレスデバイス202tは、選択された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルに関係するパラメータを送る。続いて、ブロック306において、ワイヤレスデバイス202rは、情報および場合によってはパラメータの受信に肯定応答する応答を送り、ワイヤレスデバイス202tはその応答を受信する。
図4は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス400の機能ブロック図である。デバイス400は、ワイヤレスデバイス400とワイヤレスデバイス202rとの間の通信のために使用される1つまたは複数の通信プロトコルを選択するための選択モジュール402を備える。選択モジュール402は、図3に示したブロック302に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。選択モジュール402は、プロセッサ204およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。デバイス400は、選択された(1つまたは複数の)圧縮プロトコルおよび場合によってはパラメータを示す情報をワイヤレスデバイス202rに送信するための送信モジュール404をさらに備える。送信モジュール404は、図3に示したブロック304に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。送信モジュール404は送信機210に対応し得る。デバイス400は、情報および場合によってはパラメータの受信に肯定応答する応答を受信するための受信モジュール406をさらに備える。受信モジュール406は、図3に示したブロック306に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信モジュール406は受信機212に対応し得る。
図5に、圧縮プロトコルを使用して、圧縮ヘッダを有するデータパケットを通信するための方法500の一態様を示す。方法500についてワイヤレスデバイス202rの要素に関して以下で説明するが、本明細書で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために他の構成要素が使用され得ることを当業者は諒解されよう。
ブロック502において、圧縮プロトコルのネゴシエーションの後に、ワイヤレスデバイス202rにおいてパケットを備えるワイヤレス通信を受信する。
その後、ブロック504において、データパケット中で(本質的にまたは明確に)示された圧縮プロトコルおよび/またはネゴシエーション中に受信されたパラメータに従ってデータパケットを処理する。
図6は、ワイヤレス通信システム100内で採用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス600の機能ブロック図である。デバイス600は、データパケットをワイヤレス受信するための受信モジュール602を備える。いくつかの態様では、パケットは、圧縮プロトコルを使用して圧縮される。受信モジュール602は、図5に示したブロック502に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信モジュール602は受信機212に対応し得る。デバイス600は、データパケット中で(本質的にまたは明確に)示された圧縮プロトコルおよび/またはネゴシエーション中に受信されたパラメータに従ってパケットを処理するための処理モジュール604をさらに備える。処理モジュール604は、図5に示したブロック504に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。処理モジュール604は、プロセッサ204、信号検出器218、およびDSP220のうちの1つまたは複数に対応し得る。
本明細書で使用する「判断」という用語は、多種多様なアクションを包含する。たとえば、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認などを含み得る。また、「判断」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「判断」は、解決、選択、選定、確立などを含み得る。さらに、本明細書で使用する「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含することがあるか、または帯域幅と呼ばれることもある。
本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするものとする。
上記で説明した方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。一般に、図に示すどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。さらに、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。
したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示した動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明する動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
ソフトウェアまたは命令はまた、伝送媒体を介して送信され得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、伝送媒体の定義に含まれる。
さらに、本明細書で説明した方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明した方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明した様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明した方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
特許請求の範囲は、上記で示した厳密な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記で説明した方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって判断される。
上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって判断される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法であって、
第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するのに使用するため、複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを第1の装置において選択することと、
前記第1の装置から前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を送信することと、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれる;
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信することとを備える、方法。
[C2]
前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、C1に記載の方法。
[C3]
前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記情報を送信することが、管理フレームの一部として前記情報を送信することを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、C1に記載の方法。
[C6]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、C1に記載の方法。
[C7]
第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信することと、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、C1に記載の方法。
[C10]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置であって、
前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択するように構成されたプロセッサと、
送信機とを備え、前記送信機は、
前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を送信することであって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを送信することとを行うように構成された、第1の装置。
[C11]
前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、C10に記載の第1の装置。
[C12]
前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信するように構成された受信機をさらに備える、C10に記載の第1の装置。
[C13]
前記情報を送信することが、管理フレームの一部として前記情報を送信することを備える、C10に記載の第1の装置。
[C14]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、C10に記載の第1の装置。
[C15]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、C10に記載の第1の装置。
[C16]
前記プロセッサが、第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとを行うようにさらに構成された、C10に記載の第1の装置。
[C17]
前記送信機が、前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信するようにさらに構成され、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信するように構成された受信機をさらに備える、C10に記載の第1の装置。
[C18]
前記送信機が、ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、C10に記載の第1の装置。
[C19]
ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置であって、
前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択するための手段と、
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を前記第1の装置から前記第2の装置に送信するための手段であって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信するための手段とを備える、第1の装置。
[C20]
前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、C19に記載の第1の装置。
[C21]
前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信するための手段をさらに備える、C19に記載の第1の装置。
[C22]
前記情報を送信するための手段が、管理フレームの一部として前記情報を送信するための手段を備える、C19に記載の第1の装置。
[C23]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、C19に記載の第1の装置。
[C24]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、C19に記載の第1の装置。
[C25]
第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択するための手段と、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択するための手段とをさらに備える、C19に記載の第1の装置。
[C26]
前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信するための手段と、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信するための手段とをさらに備える、C19に記載の第1の装置。
[C27]
ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信するための手段をさらに備え、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、C19に記載の第1の装置。
[C28]
実行されたとき、第1の装置に、
前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択することと、
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を前記第1の装置から前記第2の装置に送信することであって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信することとを行わせる命令を備えるコンピュータ可読媒体。
[C29]
前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C30]
前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信させる、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C31]
前記情報を送信することが、前記情報を管理フレームの一部として送信することを備える、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C32]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C33]
前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C34]
前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとを行わせる、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C35]
前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信させ、前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信させる、C28に記載のコンピュータ可読媒体。
[C36]
前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信させ、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、C28に記載のコンピュータ可読媒体。

Claims (36)

  1. ワイヤレスネットワークにおいて通信する方法であって、
    第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するのに使用するため、複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを第1の装置において選択することと、
    前記第1の装置から前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を送信することと、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれる;
    前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信することとを備える、方法。
  2. 前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記情報を送信することが、管理フレームの一部として前記情報を送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、請求項1に記載の方法。
  7. 第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信することと、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信することをさらに備え、ここにおいて、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、請求項1に記載の方法。
  10. ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置であって、
    前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択するように構成されたプロセッサと、
    送信機とを備え、前記送信機は、
    前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を送信することであって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
    前記第2の装置に前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを送信することとを行うように構成された、第1の装置。
  11. 前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、請求項10に記載の第1の装置。
  12. 前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信するように構成された受信機をさらに備える、請求項10に記載の第1の装置。
  13. 前記情報を送信することが、管理フレームの一部として前記情報を送信することを備える、請求項10に記載の第1の装置。
  14. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、請求項10に記載の第1の装置。
  15. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、請求項10に記載の第1の装置。
  16. 前記プロセッサが、第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとを行うようにさらに構成された、請求項10に記載の第1の装置。
  17. 前記送信機が、前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信するようにさらに構成され、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信するように構成された受信機をさらに備える、請求項10に記載の第1の装置。
  18. 前記送信機が、ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、請求項10に記載の第1の装置。
  19. ワイヤレスネットワークにおいて通信するための第1の装置であって、
    前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択するための手段と、
    前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を前記第1の装置から前記第2の装置に送信するための手段であって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
    前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信するための手段とを備える、第1の装置。
  20. 前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、請求項19に記載の第1の装置。
  21. 前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信するための手段をさらに備える、請求項19に記載の第1の装置。
  22. 前記情報を送信するための手段が、管理フレームの一部として前記情報を送信するための手段を備える、請求項19に記載の第1の装置。
  23. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、請求項19に記載の第1の装置。
  24. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、請求項19に記載の第1の装置。
  25. 第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択するための手段と、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択するための手段とをさらに備える、請求項19に記載の第1の装置。
  26. 前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信するための手段と、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信するための手段とをさらに備える、請求項19に記載の第1の装置。
  27. ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信するための手段をさらに備え、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、請求項19に記載の第1の装置。
  28. 実行されたとき、第1の装置に、
    前記第1の装置と第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する複数の圧縮プロトコルから少なくとも1つの圧縮プロトコルを選択することと、
    前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す情報を前記第1の装置から前記第2の装置に送信することであって、前記情報は、前記データパケットの第2のヘッダ中に含まれ、
    前記少なくとも1つの圧縮プロトコルに基づいて圧縮された前記データパケットを前記第1の装置から前記第2の装置に送信することとを行わせる命令を備えるコンピュータ可読媒体。
  29. 前記圧縮プロトコルが、メディアアクセス制御レイヤの上のレイヤにおいてデータパケットを圧縮するように構成された、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  30. 前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記情報の受信を示す応答メッセージを、前記第2の装置から受信させる、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  31. 前記情報を送信することが、前記情報を管理フレームの一部として送信することを備える、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  32. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がリンク論理制御ヘッダ中に含まれる、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  33. 前記少なくとも1つの圧縮プロトコルを示す前記情報がメディアアクセス制御ヘッダ中に含まれる、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  34. 前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、第1のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第1のヘッダを圧縮するために使用する第1の圧縮プロトコルを選択することと、第2のフローの一部として前記第1の装置と前記第2の装置との間で通信されるデータパケットの第3のヘッダを圧縮するために使用する第2の圧縮プロトコルを選択することとを行わせる、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  35. 前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記第1の装置から前記第2の装置に第1の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第1のヘッダをもつデータパケットを送信させ、前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、前記第1の装置において前記第2の装置から、第2の圧縮プロトコルを使用して圧縮された第3のヘッダをもつデータパケットを受信させる、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  36. 前記命令が、実行されたとき、前記第1の装置にさらに、ネゴシエーションの一部として、前記第1の装置から前記第2の装置に非圧縮ヘッダのパラメータを送信させ、前記データパケットが前記ネゴシエーションの後に送信され、前記データパケットが、前記パラメータを含まない圧縮ヘッダを備え、前記データパケットが、前記パラメータと前記圧縮ヘッダとの組合せに基づいて復号可能である、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
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