JP2002184633A - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置

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JP2002184633A
JP2002184633A JP2000382754A JP2000382754A JP2002184633A JP 2002184633 A JP2002184633 A JP 2002184633A JP 2000382754 A JP2000382754 A JP 2000382754A JP 2000382754 A JP2000382754 A JP 2000382754A JP 2002184633 A JP2002184633 A JP 2002184633A
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magnetic member
shape
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Kiwamu Murata
究 村田
Hideaki Minami
秀明 南
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給電力の変動及びコストの上昇を抑制しつ
つ、エアギャップを可及的に小さくして給電の効率を上
昇させることのできる非接触給電装置を提供すること。 【解決手段】 正面視で略E字型に形成された磁性材製
のコア11と、コア11に一連に巻回されたコイル12
と、板状に形成されてコア11のE字の開放部に分離可
能に取り付けられた磁性部材13とを用いてピックアッ
プ1を構成する。コア11及び磁性部材13にて給電線
3,3の周囲を包囲し、給電線3,3に流れる交流電流
によって生ずる磁束の経路に存在するエアギャップを可
及的に小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピックアップを給
電線に近接させ、該ピックアップに発生する誘導起電力
を負荷に供給する非接触給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モノレール方式の搬送設備は、工場内又
は倉庫内において広く用いられており、搬送車に搭載し
た走行用のモータ等の負荷への電力は、走行レールに沿
って付設された給電線を介して供給される。電力を供給
する方法の一つとして、搬送車側に設けたピックアップ
を給電線から物理的に非接触の状態で該給電線に近接さ
せ、該給電線に流れる交流電流により発生する誘導起電
力を電力として得る非接触給電方法がある。
【0003】図9は、従来のピックアップを示した正面
断面図である。ピックアップ1は、正面視で略E字型に
形成された磁性材製のコア11と、コア11に一連に巻
回されたコイル12とから構成されている。ピックアッ
プ1はレール4に沿って走行する図示しない搬送車に備
えられており、コイル12の両端は搬送車の走行用モー
タ等の図示しない負荷に接続されている。交流電流の往
路および復路を構成する二本の給電線3,3がレール4
に沿って付設されており、ピックアップ1は給電線3,
3に近接している。給電線3,3に流れる交流電流が発
生させる磁束がコイル12に鎖交して誘導起電力が発生
し、発生した誘導起電力を電力として搬送車の負荷へ供
給する。コイル12に鎖交する磁束の経路を図中に破線
にて示す。前記磁束の経路には、ピックアップ1の外側
を通っているエアギャップの部分が存在する。該エアギ
ャップが存在することにより、コア11を通ってコイル
12に鎖交する磁束が小さくなり、また、コア11の外
に漏れる漏れ磁束が大きく、ピックアップ1の周辺の部
材で鉄損が生じるため、給電の効率が低いという問題が
あった。
【0004】この問題を解決するために、特開平8−1
96003号公報において、給電線3,3に沿ってレー
ル4に磁性部材を設置した非接触給電装置が開示されて
いる。図10は、特開平8−196003号公報に開示
された非接触給電装置を示す正面断面図であり、給電線
3,3に流れる交流電流によって生じる磁束の経路を破
線で示した。磁性部材32,32がレール4に設置され
ており、給電線3,3を間にしてピックアップ1と磁性
部材32,32とが対向している。ピックアップ1の外
側を通る磁束の経路を磁性部材32,32が担ってお
り、このためエアギャップが大幅に小さくなり、コア1
1を通ってコイル12に鎖交する磁束が大きくなり、ま
た漏れ磁束が小さくなるため、給電の効率が高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−19600
3号公報に開示された非接触給電装置においては、給電
線に沿ってレールに設置された磁性部材がピックアップ
の外側を通る磁束の経路を担っているために、該非接触
給電装置により電力を供給される搬送車が振動する等の
原因により、ピックアップとレールとの間の距離が変動
した場合、前記磁性部材とピックアップとの間のエアギ
ャップの大きさが変動し、ピックアップのコイルに鎖交
する磁束が変動して発生する誘導起電力が変動するとい
う問題があった。また、前記搬送車の移動経路の全長に
渡って前記磁性部材を設置する必要があるため、コスト
が上昇するという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、磁束の経路を確
保してエアギャップを小さくする磁性部材をピックアッ
プに取り付ける構成とすることにより、電力の変動およ
びコストの上昇を抑制しつつ給電の効率を上昇させるこ
とのできる非接触給電装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る非接触給
電装置は、交流電流が流れる給電線にピックアップを近
接させ、得られた誘導起電力を負荷へ供給する非接触給
電装置において、前記ピックアップは、E字型に給電線
を包囲する形状に形成されたコアと、該コアに巻回され
たコイルと、前記コアのE字の開放部に結合された磁性
部材とを用いて構成されており、前記コア及び前記磁性
部材が給電線の周囲を包囲する構成としてあることを特
徴とする。
【0008】第2発明に係る非接触給電装置は、前記磁
性部材は、前記コアから分離可能に結合されていること
を特徴とする。
【0009】第1発明においては、E字型に給電線を包
囲する形状に形成されたピックアップのコアに、前記給
電線の前記コアに包囲されていない部分を包囲する磁性
部材を取り付けてピックアップを構成することにより、
磁束の経路のエアギャップを小さくして給電の効率を上
げることができる。前記磁性部材は前記コアに固定され
ているため、給電線を付設したレールに対するピックア
ップの位置が変動した場合においても、エアギャップの
大きさが変化せず、供給する電力が安定化する。また、
磁性部材を取り付けるのはピックアップのみであるた
め、コストの大幅な上昇を抑制することができる。
【0010】第2発明においては、前記磁性部材は、前
記コアに分離可能に取り付けてあるため、前記コアを給
電線に近接させた後に前記磁性部材を取り付けることで
容易に非接触給電装置を組み立てることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
非接触給電装置の構成を示した模式的正面図である。図
中1は非接触給電装置のピックアップであり、移動体2
に備えられている。移動体2は、ピックアップ1により
走行用モータ等の負荷21へ電力を供給され、レール4
に沿って走行する構成となっている。レール4は正面断
面視で略コの字状に形成され、交流電流の往路および復
路を構成する二本の給電線3,3がレール4のコの字の
内側に沿って付設されている。給電線3,3はレール4
に沿って所定間隔で設置された支持部材31,31によ
って支持されており、給電線3,3にピックアップ1が
近接している。
【0012】図2は、ピックアップ1及び給電線3,3
を示した正面断面図である。ピックアップ1は、磁性材
製のコア11と、コア11に一連に巻回されたコイル1
2と、コア11に結合した磁性部材13とを用いて構成
されている。コア11は正面視で略E字型に形成されて
おり、E字の中央に位置する中央突出部11aが、両脇
に位置する両脇突出部11b,11bよりも長く形成さ
れている。コイル12は、中央突出部11aに一連に巻
回され、コイル12の両端は負荷21へ接続されてい
る。磁性部材13は、板状に形成されており、コア11
のE字の開口部をふさぐように、コア11の中央突出部
11aにE字の開口部の正面から結合されている。
【0013】図3は、磁性部材13とコア11との結合
部分を示した分解正面図であり、図3(a)に示した如
く、磁性部材13は、磁性材製のネジ14を用いてコア
11へ固定されている。磁性部材13のコア11へ結合
する部分には、コア11の中央突出部11aが挿入でき
る溝が形成されている。さらに、磁性部材13の背面か
らコア11の中央突出部11aへ通じるネジ穴が形成さ
れており、該ネジ穴にはネジ14のネジ頭を格納する部
分を設けている。磁性部材13は、前記溝を中央突出部
11aへ嵌着させてコア11へ結合され、前記ネジ穴へ
ネジ14をねじこんで固定されている。ネジ14のネジ
頭が磁性部材13の背面へ突出しないように、ネジ14
は前記ネジ穴へ完全にねじこまれている。予めネジ穴を
形成しておいてネジ14にて結合するため、容易にピッ
クアップ1を組み立てることが可能となる。
【0014】磁性部材13がコア11より分離可能であ
れば、どのような形態で磁性部材13をコア11へ結合
してもよい。図3(b)に、磁性部材13をコア11へ
結合する他の形態を示す。磁性部材13のコア11へ結
合する部分には、アリ溝が形成されており、コア11の
中央突出部11aの先端には前記アリ溝に嵌合できるア
リが形成されている。磁性部材13は、アリ及びアリ溝
を嵌合させてピックアップ1の正面方向より差し込んで
コア11に結合される。この形態を用いた場合は、ネジ
を用いずにピックアップ1を組み立てることが可能とな
り、アリ及びアリ溝を予め形成しておいて結合すること
により、組み立ての精度が向上する。
【0015】給電線3,3は、支持部材31,31によ
り支持されてコア11のE字の内側に位置している。支
持部材31,31は、正面視で略L字型に形成され、正
面断面視で略コの字状に形成されたレール4の相対向す
る内壁に向かい合わせに突き出して設置されている。支
持部材31,31は、ピックアップ1の両脇からコア1
1の両脇突出部11bと磁性部材13との間に挿入する
形に配置されており、先端に給電線3,3を固定して支
持している。ピックアップ1は、磁性部材13を外した
状態で給電線3,3に近接して移動体2に具設され、具
設された後で磁性部材13が取り付けられる。磁性部材
13が後から取り付けられるため、給電線3,3を包囲
する形状のピックアップ1を、容易に移動体2に具設す
ることができる。
【0016】給電線3,3には往復する交流電流が流れ
ており、図2中に破線にて示した如く、交流電流により
給電線3,3の周囲には時間的に変化する磁束が発生す
る。発生した磁束がコイル12に鎖交し、コイル12に
誘導起電力が発生して負荷21へ供給される。コイル1
2に鎖交する磁束の経路のうち、主な部分をコア11及
び磁性部材13の磁性材の部分が担っており、エアギャ
ップの部分が小さいために前記磁束が大きく、誘導起電
力がコイル12に発生する効率が良い。
【0017】ピックアップ1のレール4に対する位置が
変動した場合、コア11及び磁性部材13が一体化して
いるため、エアギャップの大きさは変化せず、コイル1
2に鎖交する磁束は変化しない。このため、移動体2の
振動などのためにピックアップ1のレール4に対する位
置が変動した場合においても、負荷21へ供給する電力
が変動することはない。また、コア11に磁性部材13
を取り付けてピックアップ1を構成してエアギャップを
小さくするため、特開平8−196003号公報に開示
された、磁性部材を移動体の移動経路に設置する非接触
給電装置に比べて、同等以上の効果を保ちながら可及的
にコストを下げることができる。
【0018】本実施の形態においては、コア11の中央
突出部11aに磁性部材13を取り付けてピックアップ
1を構成する形態を示したが、取り付ける位置はこの形
態に限らない。図4は、ピックアップ1の構成の他の例
を示す分解正面図である。この例においては、コア11
の中央突出部11aと磁性部材13とを一体化し、中央
突出部11aをコア11に形成した溝に挿入し、コア1
1の背面より磁性材製のネジ14をねじこんで中央突出
部11a及び磁性部材13を固定している。このよう
に、磁性部材13とコア11とが分離可能に結合されて
いれば、どのような組み合わせの形態であっても良い。
【0019】図5は、ピックアップ1及び給電線3,3
の他の形状の例を示す正面図である。給電線3,3を支
持する支持部材31は、正面視で略F字型に形成され、
レール4の内壁に突き出して固定されており、F字の二
本の突出部の先端にて給電線3,3を固定して支持して
いる。コア11は、E字の両脇の突出部のうち一方が他
方および中央突出部11aよりも長く形成されており、
コア11のE字の開口部をふさぐように磁性部材13が
長く形成された突出部に結合され、ピックアップ1が形
成されている。磁性部材13とコア11とが分離可能な
位置は、別の位置であっても良い。
【0020】本実施の形態にあっては、コイル12を巻
回させたコア11に、コア11と共に給電線3をほぼ包
囲するように磁性部材13を取り付けたため、コイル1
2に鎖交する磁束の経路に存在するエアギャップを可及
的に小さくして給電効率を高め、前記エアギャップの変
動の可能性を無くして供給する電力を安定化し、しかも
コストを上昇させることが無い。また、磁性部材13と
コア11とは分離可能に構成したため、ピックアップ1
を容易に組み立てることができる。
【0021】(実施の形態2)図6は、実施の形態2に
係る非接触給電装置の構成を示した正面図である。ピッ
クアップ1は、磁性材製のコア11と、コア11に一連
に巻回されたコイル12と、コア11に結合した磁性部
材13とを用いて構成されている。コア11は、正面視
で略E字型に形成され、E字の中央突出部と両脇突出部
との間の非開放側脚部にコイル12が一連に巻回されて
いる。コア11の両脇突出部の長さはコイル12の厚さ
とほぼ同等の長さに形成されており、コア11の中央突
出部は両脇突出部よりも若干長く形成されている。コア
11の中央突出部の先端には、板状に形成された磁性部
材13が、コア11のE字の開放部をふさぐように取り
付けられている。磁性部材13はボルトなどにて固定さ
れており、必要に応じてコア11から取り外しが可能と
なっている。ピックアップ1を備えて電力を供給される
移動体の構成は、実施の形態1と同様であり、その説明
を省略する。
【0022】レール4は正面断面視で略コの字状に形成
され、交流電流の往路および復路を構成する二本の給電
線3,3をコの字の内側に沿って付設している。給電線
3,3は正面視で厚さが小さい長円型に形成され、レー
ル4に沿って所定間隔で設置された支持部材31,31
によって支持されている。支持部材31,31は、棒状
に形成され、レール4の相対向する内壁に向かい合わせ
に突き出して設置されている。支持部材31,31はコ
ア11の両脇突出部および磁性部材13の間に挿入する
形に配置され、長手方向と給電線3,3の長径方向とを
一致させて先端に給電線3,3を固定して支持してい
る。給電線3,3にはピックアップ1のコイル12が近
接しており、給電線3,3に流れる交流電流によりコイ
ル12に誘電起電力が発生する。
【0023】本実施の形態においては、給電線3の厚さ
を小さくし、コア11のE字の突出部の長さを小さくし
ている。これにより、コイル12に鎖交する磁束の経路
のエアギャップを小さくすると共に、ピックアップ1を
小型化することができる。ここで、磁性部材13とコア
11は、分離可能であればどのような組み合わせの形態
であっても良い。
【0024】図7は、ピックアップ1及び給電線3,3
の他の形状の例を示す正面図である。コア11の中央突
出部および両脇突出部の一方がコイル12の厚さとほぼ
同等の長さに形成され、若干長く形成された両脇突出部
の他方に磁性部材13がコア11に対向するように取り
付けられて、ピックアップ1は全体として正面視で略コ
の字状に構成されている。支持部材31は棒状に形成さ
れ、レール4の内壁に突き出して設置されている。給電
線3,3は正面視で厚さの小さい長円型に形成され、長
円の長径方向と支持部材31の長手方向とを一致させて
支持部材31の先端および途中に固定されている。支持
部材31はピックアップ1のコの字の開放側から挿入さ
れる形で配置され、給電線3,3がコイル12に近接し
ている。
【0025】この形状のピックアップ1を用いた場合
は、ピックアップ1を給電線3,3へ近接させて設置す
ることが容易となる。磁性部材13とコア11は、分離
可能であればどのような組み合わせの形態であっても良
い。また、この形状の場合は、磁性部材13とコア11
が一体となっていても良い。
【0026】(実施の形態3)図8は、実施の形態3に
係る非接触給電装置の構成を示した正面図である。本実
施の形態においては、正面視で略E字型に形成され、E
字の両脇突出部の一方が両脇突出部の他方および中央突
出部よりも若干長く形成された磁性材製のコア11,1
1を、両脇突出部の長い一方を同一方向へ向けてE字の
開放側を向かい合わせ、互いの間に板状に形成された磁
性部材13を挟んで組み立ててピックアップを構成して
いる。コア11,11それぞれの中央突出部と両脇突出
部との間にはコイル12,12が一連に巻回され、両脇
突出部の短い他方および中央突出部の長さはコイル1
2,12の厚さとほぼ同等に形成されている。コイル1
2,12は互いに直列又は並列に接続され、図示しない
負荷に接続されている。ピックアップを備えて電力を供
給される移動体の構成は、実施の形態1と同様であり、
その説明を省略する。
【0027】レール4に沿って四本の給電線3,3…が
付設されており、夫々が正面視で厚さが小さい長円型に
形成され、レール4に沿って所定の間隔で設置された支
持部材31,31によって二本づつ支持されている。支
持部材31,31は、棒状に形成され、正面視で二本並
んでレール4から突き出して設置されており、長手方向
と給電線3,3…の長径方向とを一致させて先端および
途中に給電線3,3…をそれぞれ固定して支持してい
る。支持部材31,31はピックアップのコア11,1
1と磁性部材13との間にそれぞれ挿入される形に配置
され、給電線3,3…がコイル12,12に近接してい
る。給電線3,3…には互い違いの方向に交流電流が流
れており、該交流電流によりコイル12,12に誘導起
電力が発生する。
【0028】磁性部材13とコア11,11とは、分離
可能であればどのような位置で組み合わせる形態であっ
ても良い。また、磁性部材13及びコア11,11が一
体に形成されている形態であっても良い。本実施の形態
においても、E字の突出部の長さを小さくしたコア1
1,11と磁性部材13とを用いて、コイル12,12
に鎖交する磁束の経路のエアギャップをより小さくする
ことができる。また、コイルおよび給電線の数を増やし
たため、供給する電力を上げることができる。
【0029】
【発明の効果】第1発明発明においては、誘導起電力を
発生させるコイルを巻回させたコアに、該コアと共に給
電線をほぼ包囲する磁性部材を結合させて非接触給電装
置のピックアップを構成するため、給電線に流れる交流
電流により発生してコイルに鎖交する磁束の経路に存在
するエアギャップを可及的に小さくして非接触給電装置
の給電効率を高め、前記エアギャップの変動を無くして
供給する電力を安定化し、しかもコストを上昇させるこ
とが無い。
【0030】第2発明においては、前記磁性部材と前記
コアとは分離可能に構成したため、非接触給電装置のピ
ックアップを容易に組み立てることができる等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る非接触給電装置の
構成を示した模式的正面図である。
【図2】ピックアップ及び給電線を示した正面断面図で
ある。
【図3】磁性部材とコアとの結合部分を示した分解正面
図である。
【図4】ピックアップの構成の他の例を示す分解正面図
である。
【図5】ピックアップ及び給電線の他の形状の例を示す
正面図である。
【図6】実施の形態2に係る非接触給電装置の構成を示
した正面図である。
【図7】ピックアップ及び給電線の他の形状の例を示す
正面図である。
【図8】実施の形態3に係る非接触給電装置の構成を示
した正面図である。
【図9】従来のピックアップを示した正面断面図であ
る。
【図10】特開平8−196003号公報に開示された
非接触給電装置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ 11 コア 12 コイル 13 磁性部材 3 給電線 31 支持部材 4 レール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電流が流れる給電線にピックアップ
    を近接させ、得られた誘導起電力を負荷へ供給する非接
    触給電装置において、 前記ピックアップは、E字型に給電線を包囲する形状に
    形成されたコアと、該コアに巻回されたコイルと、前記
    コアのE字の開放部に結合された磁性部材とを用いて構
    成されており、前記コア及び前記磁性部材が給電線の周
    囲を包囲する構成としてあることを特徴とする非接触給
    電装置。
  2. 【請求項2】 前記磁性部材は、前記コアから分離可能
    に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の非
    接触給電装置。
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