JPH08126107A - 無接触給電装置 - Google Patents
無接触給電装置Info
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- JPH08126107A JPH08126107A JP6254047A JP25404794A JPH08126107A JP H08126107 A JPH08126107 A JP H08126107A JP 6254047 A JP6254047 A JP 6254047A JP 25404794 A JP25404794 A JP 25404794A JP H08126107 A JPH08126107 A JP H08126107A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】給電線路の間隔を小さくして、このインダクタ
ンスを少なくした無接触給電装置を提供する。 【構成】基盤１に固定された支持部２ａ，２ｂに支持さ
れた２本の給電線路３ａ，３ｂと、ピックアップ部５は
断面がＥ形状の磁性部材５１とコイル５２ａ，５２ｂと
で構成し、給電線路３ａ，３ｂは断面がＥ形状の磁性部
材５１の上下の凹部に位置し、コイル５２ａ，５２ｂは
断面がＥ形状の磁性部材５１の中央の突起部以外の位置
に巻くことで、給電線路３ａと給電線路３ｂとの間隔を
狭くすることにより給電線路３ａ，３ｂのインダクタン
スを少なくする。
ンスを少なくした無接触給電装置を提供する。 【構成】基盤１に固定された支持部２ａ，２ｂに支持さ
れた２本の給電線路３ａ，３ｂと、ピックアップ部５は
断面がＥ形状の磁性部材５１とコイル５２ａ，５２ｂと
で構成し、給電線路３ａ，３ｂは断面がＥ形状の磁性部
材５１の上下の凹部に位置し、コイル５２ａ，５２ｂは
断面がＥ形状の磁性部材５１の中央の突起部以外の位置
に巻くことで、給電線路３ａと給電線路３ｂとの間隔を
狭くすることにより給電線路３ａ，３ｂのインダクタン
スを少なくする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波の交流電流を
流す給電線路と、この給電線路と磁気的に結合されたピ
ックアップ部とから構成される無接触給電装置に関す
る。
流す給電線路と、この給電線路と磁気的に結合されたピ
ックアップ部とから構成される無接触給電装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図５、図６は、この種の無接触給電装置
の従来の構成例を示し、図５は模式的外観図であり、図
６は図５の断面構成図である。図５の無接触給電装置に
おいては、基盤１に固定された支持部２ａ，２ｂにより
給電線路３ａ，３ｂはそれぞれ支持され、図示しない移
動体に装着されたピックアップ部４は断面がＥ形状の磁
性部材、例えば、フェライト磁性体からなる磁性部材４
１と、コイル４２とで形成され、給電線路３ａ，３ｂは
磁性部材４１の上下の凹部に位置し、また、前記移動体
は図示しない枢着構造により、図５に示す移動方向に、
基盤１に対して回動可能になっている。
の従来の構成例を示し、図５は模式的外観図であり、図
６は図５の断面構成図である。図５の無接触給電装置に
おいては、基盤１に固定された支持部２ａ，２ｂにより
給電線路３ａ，３ｂはそれぞれ支持され、図示しない移
動体に装着されたピックアップ部４は断面がＥ形状の磁
性部材、例えば、フェライト磁性体からなる磁性部材４
１と、コイル４２とで形成され、給電線路３ａ，３ｂは
磁性部材４１の上下の凹部に位置し、また、前記移動体
は図示しない枢着構造により、図５に示す移動方向に、
基盤１に対して回動可能になっている。
【０００３】図６において、コイル４２は、磁性部材４
１の中央の突起部に巻かれ、給電線路３ａ，３ｂは往復
導体として、図示しない高周波電源より給電線路３ａ，
３ｂに電流が流れることで発生する交番磁束に鎖交して
誘導起電力を発生する。なお、このときの磁性部材４１
の中央の突起部に発生する磁束は、給電線路３ａによる
ものと給電線路３ｂによるものとが加算される。
１の中央の突起部に巻かれ、給電線路３ａ，３ｂは往復
導体として、図示しない高周波電源より給電線路３ａ，
３ｂに電流が流れることで発生する交番磁束に鎖交して
誘導起電力を発生する。なお、このときの磁性部材４１
の中央の突起部に発生する磁束は、給電線路３ａによる
ものと給電線路３ｂによるものとが加算される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無接触給電
装置によると、２本の給電線路の間に、即ち、断面がＥ
形状の磁性部材の中央の突起部の上下面に渡ってヒック
アップ部のコイルが巻かれるために該２本の給電線路の
間隔を広くする必要があり、その結果、該給電線路のイ
ンダクタンスが大きくなって、所定の高周波の交流電流
を流す高周波電源の端子電圧が高くなり、該給電線路の
絶縁被覆の絶縁材料も高耐圧のものを必要とするという
問題があった。
装置によると、２本の給電線路の間に、即ち、断面がＥ
形状の磁性部材の中央の突起部の上下面に渡ってヒック
アップ部のコイルが巻かれるために該２本の給電線路の
間隔を広くする必要があり、その結果、該給電線路のイ
ンダクタンスが大きくなって、所定の高周波の交流電流
を流す高周波電源の端子電圧が高くなり、該給電線路の
絶縁被覆の絶縁材料も高耐圧のものを必要とするという
問題があった。
【０００５】また、前記給電線路のインダクタンスは該
給電線路の敷設距離にも比例して大きくなるので、前述
と同様の問題と、該敷設距離に制限が生じるという問題
もあった。さらに、上述のように給電線路の間隔を広く
すると、漏れ磁束が増加し、この漏れ磁束により周辺の
機器が誤動作をするという問題もあった。
給電線路の敷設距離にも比例して大きくなるので、前述
と同様の問題と、該敷設距離に制限が生じるという問題
もあった。さらに、上述のように給電線路の間隔を広く
すると、漏れ磁束が増加し、この漏れ磁束により周辺の
機器が誤動作をするという問題もあった。
【０００６】この発明は、上記問題点を解決する無接触
給電装置を提供することにある。
給電装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この第１の発明では、移
動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材の上下の各凹部
それぞれに位置して該移動体の移動経路に沿って張設さ
れ高周波の交流電流を流すそれぞれの給電線路と、前記
磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピックア
ップ部とから構成され、前記それぞれのコイルは、前記
それぞれの給電線路の高周波の交流電流により生成する
前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くものとす
る。
動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材の上下の各凹部
それぞれに位置して該移動体の移動経路に沿って張設さ
れ高周波の交流電流を流すそれぞれの給電線路と、前記
磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピックア
ップ部とから構成され、前記それぞれのコイルは、前記
それぞれの給電線路の高周波の交流電流により生成する
前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くものとす
る。
【０００８】第２の発明では、移動体に装着され断面が
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽
和磁束密度が高い磁性材料とし、前記それぞれのコイル
は、前記それぞれの給電線路の高周波の交流電流により
生成する前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くも
のとする。
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽
和磁束密度が高い磁性材料とし、前記それぞれのコイル
は、前記それぞれの給電線路の高周波の交流電流により
生成する前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くも
のとする。
【０００９】第３の発明では、移動体に装着され断面が
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記それぞれの給電線路は、平板状の薄板導体と
し、前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路
の高周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁
束と鎖交する部位に巻くものとする。
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記それぞれの給電線路は、平板状の薄板導体と
し、前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路
の高周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁
束と鎖交する部位に巻くものとする。
【００１０】第４の発明では、移動体に装着され断面が
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽
和磁束密度が高い磁性材料とし、前記それぞれの給電線
路は、平板状の薄板導体とし、前記それぞれのコイル
は、前記それぞれの給電線路の高周波の交流電流により
生成する前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くも
のとする。
Ｅ形状の磁性部材の上下の各凹部それぞれに位置して該
移動体の移動経路に沿って張設され高周波の交流電流を
流すそれぞれの給電線路と、前記磁性部材にそれぞれの
コイルを巻いて形成したピックアップ部とから構成さ
れ、前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽
和磁束密度が高い磁性材料とし、前記それぞれの給電線
路は、平板状の薄板導体とし、前記それぞれのコイル
は、前記それぞれの給電線路の高周波の交流電流により
生成する前記磁性部材内の磁束と鎖交する部位に巻くも
のとする。
【００１１】
【作用】この発明によれば、断面がＥ形状の磁性部材の
上下の各凹部それぞれに位置するそれぞれの給電線路の
高周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束
と鎖交する部位、即ち、この断面がＥ形状の磁性部材の
中央の突起部以外の部位にそれぞれのコイルを巻くこと
により、該給電線路の間隔を狭くでき、このために該給
電線路のインダクタンスと漏れ磁束とを小さくできるこ
とを共通の作用としている。
上下の各凹部それぞれに位置するそれぞれの給電線路の
高周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束
と鎖交する部位、即ち、この断面がＥ形状の磁性部材の
中央の突起部以外の部位にそれぞれのコイルを巻くこと
により、該給電線路の間隔を狭くでき、このために該給
電線路のインダクタンスと漏れ磁束とを小さくできるこ
とを共通の作用としている。
【００１２】第２の発明によれば、前記断面がＥ形状の
磁性部材の中央の突起部は、飽和磁束密度が高い磁性材
料とすることにより、この部位の肉圧を薄くでき、給電
線路の間隔をより狭くできる。第３の発明によれば、給
電線路を平板状の薄板導体にすることにより、該給電線
路の表皮効果を活用して電力電送の効率を改善し、イン
ダクタンスと漏れ磁束とを少なくできる。
磁性部材の中央の突起部は、飽和磁束密度が高い磁性材
料とすることにより、この部位の肉圧を薄くでき、給電
線路の間隔をより狭くできる。第３の発明によれば、給
電線路を平板状の薄板導体にすることにより、該給電線
路の表皮効果を活用して電力電送の効率を改善し、イン
ダクタンスと漏れ磁束とを少なくできる。
【００１３】また、第４の発明は、前記第２、第３の発
明の両方の作用を合わせ持つ。
明の両方の作用を合わせ持つ。
【００１４】
【実施例】以下に説明するこの発明の実施例において、
図５，図６の従来例と同一機能を有する部材には同一符
号を付して説明を省略し、図５，図６と異なる機能を中
心に説明する。図１は、この発明の第１の実施例を示す
無接触給電装置の断面構成図であり、ピックアップ部５
は断面がＥ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性体
からなる磁性部材５１と、コイル５２ａ，５２ｂとで形
成される。
図５，図６の従来例と同一機能を有する部材には同一符
号を付して説明を省略し、図５，図６と異なる機能を中
心に説明する。図１は、この発明の第１の実施例を示す
無接触給電装置の断面構成図であり、ピックアップ部５
は断面がＥ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性体
からなる磁性部材５１と、コイル５２ａ，５２ｂとで形
成される。
【００１５】図１において、コイル５２ａ，５２ｂは、
磁性部材５１の上部，中央，下部の突起部に接する磁性
部材５１の橋部にそれぞれ巻かれ、コイル５２ａには、
給電線路３ａに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘
導起電力を発生し、また、コイル５２ｂには、給電線路
３ｂに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電力
を発生する。このような構成にすることにより給電線路
３ａと給電線路３ｂとの間隔を、図５，図６の従来例よ
り狭くすることが可能となる。
磁性部材５１の上部，中央，下部の突起部に接する磁性
部材５１の橋部にそれぞれ巻かれ、コイル５２ａには、
給電線路３ａに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘
導起電力を発生し、また、コイル５２ｂには、給電線路
３ｂに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電力
を発生する。このような構成にすることにより給電線路
３ａと給電線路３ｂとの間隔を、図５，図６の従来例よ
り狭くすることが可能となる。
【００１６】図２は、この発明の第２の実施例を示す無
接触給電装置の断面構成図であり、ピックアップ部６は
断面がＣ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性体か
らなる磁性部材６１と、磁性部材６１の中央に突起状に
位置する、例えば、アモルファス磁性体からなる磁性部
材６３と、コイル６２ａ，６２ｂとで形成される。図２
において、コイル６２ａ，６２ｂは、磁性部材６１の上
部，下部の突起部と磁性部材６３とに接する磁性部材６
１の橋部にそれぞれ巻かれ、コイル６２ａには、給電線
路３ａに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電
力を発生し、また、コイル６２ｂには、給電線路３ｂに
流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電力を発生
する。
接触給電装置の断面構成図であり、ピックアップ部６は
断面がＣ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性体か
らなる磁性部材６１と、磁性部材６１の中央に突起状に
位置する、例えば、アモルファス磁性体からなる磁性部
材６３と、コイル６２ａ，６２ｂとで形成される。図２
において、コイル６２ａ，６２ｂは、磁性部材６１の上
部，下部の突起部と磁性部材６３とに接する磁性部材６
１の橋部にそれぞれ巻かれ、コイル６２ａには、給電線
路３ａに流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電
力を発生し、また、コイル６２ｂには、給電線路３ｂに
流れる電流による交番磁束と鎖交して誘導起電力を発生
する。
【００１７】磁性部材６３に、アモルファス磁性体のよ
うな飽和磁束密度の高い磁性体を使用することにより給
電線路３ａと給電線路３ｂとの間隔を、図１の実施例よ
り更に、狭くすることが可能となる。図３は、この発明
の第３の実施例を示す無接触給電装置の断面構成図であ
る。図３において、基盤１に固定された支持部１１ａ，
１１ｂにより平板状の薄板導体からなる給電線路１２
ａ，１２ｂはそれぞれ支持，固定され、ピックアップ部
７は断面がＥ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性
体からなる磁性部材７１と、コイル７２ａ，７２ｂとで
形成される。
うな飽和磁束密度の高い磁性体を使用することにより給
電線路３ａと給電線路３ｂとの間隔を、図１の実施例よ
り更に、狭くすることが可能となる。図３は、この発明
の第３の実施例を示す無接触給電装置の断面構成図であ
る。図３において、基盤１に固定された支持部１１ａ，
１１ｂにより平板状の薄板導体からなる給電線路１２
ａ，１２ｂはそれぞれ支持，固定され、ピックアップ部
７は断面がＥ形状の磁性部材、例えば、フェライト磁性
体からなる磁性部材７１と、コイル７２ａ，７２ｂとで
形成される。
【００１８】コイル７２ａ，７２ｂは、図示のように、
磁性部材７１の上部，下部の突起部にそれぞれ巻かれ
て、コイル７２ａには、給電線路１１ａに流れる電流に
よる交番磁束と鎖交して誘導起電力を発生し、また、コ
イル７２ｂには、給電線路１１ｂに流れる電流による交
番磁束と鎖交して誘導起電力を発生する。給電線路１２
ａ，１２ｂを平板状の薄板導体とすることにより、線路
間隔を、図１の実施例の円筒状の導体より更に、狭くす
ることが可能となる。
磁性部材７１の上部，下部の突起部にそれぞれ巻かれ
て、コイル７２ａには、給電線路１１ａに流れる電流に
よる交番磁束と鎖交して誘導起電力を発生し、また、コ
イル７２ｂには、給電線路１１ｂに流れる電流による交
番磁束と鎖交して誘導起電力を発生する。給電線路１２
ａ，１２ｂを平板状の薄板導体とすることにより、線路
間隔を、図１の実施例の円筒状の導体より更に、狭くす
ることが可能となる。
【００１９】図４は、この発明の第４の実施例を示す無
接触給電装置の断面構成図である。図４では、給電線路
側は図３と同様とし、ピックアップ部８は断面がＣ形状
の磁性部材、例えば、フェライト磁性体からなる磁性部
材８１と、磁性部材８１の中央に突起状に位置する、例
えば、アモルファス磁性体からなる磁性部材８３と、コ
イル８２ａ，８２ｂとで形成される。
接触給電装置の断面構成図である。図４では、給電線路
側は図３と同様とし、ピックアップ部８は断面がＣ形状
の磁性部材、例えば、フェライト磁性体からなる磁性部
材８１と、磁性部材８１の中央に突起状に位置する、例
えば、アモルファス磁性体からなる磁性部材８３と、コ
イル８２ａ，８２ｂとで形成される。
【００２０】図４において、コイル８２ａ，８２ｂは、
磁性部材６１の上部，下部の突起部にそれぞれ巻かれ、
コイル６２ａには、給電線路３ａに流れる電流による交
番磁束と鎖交して誘導起電力を発生し、また、コイル６
２ｂには、給電線路３ｂに流れる電流による交番磁束と
鎖交して誘導起電力を発生する。磁性部材８３に、アモ
ルファス磁性体のような飽和磁束密度の高い磁性体を使
用することにより給電線路１１ａと給電線路１１ｂとの
間隔を、図３の実施例より更に、狭くすることが可能と
なる。
磁性部材６１の上部，下部の突起部にそれぞれ巻かれ、
コイル６２ａには、給電線路３ａに流れる電流による交
番磁束と鎖交して誘導起電力を発生し、また、コイル６
２ｂには、給電線路３ｂに流れる電流による交番磁束と
鎖交して誘導起電力を発生する。磁性部材８３に、アモ
ルファス磁性体のような飽和磁束密度の高い磁性体を使
用することにより給電線路１１ａと給電線路１１ｂとの
間隔を、図３の実施例より更に、狭くすることが可能と
なる。
【００２１】以上に説明した実施例において、それぞれ
のコイルは、２本の給電線路の磁束が加算される断面が
Ｅ形状の磁性部材の中央の突起部以外の部位の、いずれ
の位置に巻いてもよい。
のコイルは、２本の給電線路の磁束が加算される断面が
Ｅ形状の磁性部材の中央の突起部以外の部位の、いずれ
の位置に巻いてもよい。
【００２２】
【発明の効果】この発明によれば、断面がＥ形状の磁性
部材の中央の突起部以外の部位にそれぞれのコイルを巻
くことにより、給電線路の間隔を狭くでき、このために
該給電線路のインダクタンスと漏れ磁束とを小さくでき
るので、前記高周波電源から見た力率が改善され、外部
の機器に誤動作を与えることもなく、例えば工場の生産
ラインの搬送システムに好適な無接触給電装置として提
供できる。
部材の中央の突起部以外の部位にそれぞれのコイルを巻
くことにより、給電線路の間隔を狭くでき、このために
該給電線路のインダクタンスと漏れ磁束とを小さくでき
るので、前記高周波電源から見た力率が改善され、外部
の機器に誤動作を与えることもなく、例えば工場の生産
ラインの搬送システムに好適な無接触給電装置として提
供できる。
【図１】この発明の第１の実施例を示す無接触給電装置
の断面構成図
の断面構成図
【図２】この発明の第２の実施例を示す無接触給電装置
の断面構成図
の断面構成図
【図３】この発明の第３の実施例を示す無接触給電装置
の断面構成図
の断面構成図
【図４】この発明の第４の実施例を示す無接触給電装置
の断面構成図
の断面構成図
【図５】従来例を示す無接触給電装置の模式的外観図
【図６】従来例を示す無接触給電装置の断面構成図
１ 基盤 ２ａ，２ｂ 支持部 ３ａ，３ｂ 給電線路 ４，５，６，７，８ ピックアップ部 １１ａ，１１ｂ 支持部 １２ａ，１２ｂ 給電線路 ４１ 磁性部材 ４２ コイル ５１ 磁性部材 ５２ａ，５２ｂ コイル ６１，６３ 磁性部材 ６２ａ，６２ｂ コイル ７１ 磁性部材 ７２ａ，７２ｂ コイル ８１，８３ 磁性部材 ８２ａ，８２ｂ コイル
Claims (4)
- 【請求項１】移動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材
の上下の各凹部それぞれに位置して該移動体の移動経路
に沿って張設され高周波の交流電流を流すそれぞれの給
電線路と、 前記磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピッ
クアップ部とから構成され、 前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路の高
周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束と
鎖交する部位に巻かれることを特徴とする無接触給電装
置。 - 【請求項２】移動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材
の上下の各凹部それぞれに位置して該移動体の移動経路
に沿って張設され高周波の交流電流を流すそれぞれの給
電線路と、 前記磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピッ
クアップ部とから構成され、 前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽和磁
束密度が高い磁性材料とし、 前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路の高
周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束と
鎖交する部位に巻かれることを特徴とする無接触給電装
置。 - 【請求項３】移動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材
の上下の各凹部それぞれに位置して該移動体の移動経路
に沿って張設され高周波の交流電流を流すそれぞれの給
電線路と、 前記磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピッ
クアップ部とから構成され、 前記それぞれの給電線路は、平板状の薄板導体とし、 前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路の高
周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束と
鎖交する部位に巻かれることを特徴とする無接触給電装
置。 - 【請求項４】移動体に装着され断面がＥ形状の磁性部材
の上下の各凹部それぞれに位置して該移動体の移動経路
に沿って張設され高周波の交流電流を流すそれぞれの給
電線路と、 前記磁性部材にそれぞれのコイルを巻いて形成したピッ
クアップ部とから構成され、 前記断面がＥ形状の磁性部材の中央の突起部は、飽和磁
束密度が高い磁性材料とし、 前記それぞれの給電線路は、平板状の薄板導体とし、 前記それぞれのコイルは、前記それぞれの給電線路の高
周波の交流電流により生成する前記磁性部材内の磁束と
鎖交する部位に巻かれることを特徴とする無接触給電装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254047A JPH08126107A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 無接触給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6254047A JPH08126107A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 無接触給電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08126107A true JPH08126107A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17259500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6254047A Pending JPH08126107A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 無接触給電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08126107A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000061400A1 (en) * | 1999-04-07 | 2000-10-19 | Vonhof, Eberhard | Device for inductively transmitting electrical power |
| JP2002064025A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電用給電線及び搬送システム |
| KR100592433B1 (ko) * | 2004-07-22 | 2006-06-22 | 주식회사 신성이엔지 | 비접촉 급전장치 |
| WO2011126228A1 (ko) * | 2010-04-07 | 2011-10-13 | Park Jun Nam | 비접촉급전장치를 이용한 연속급전시스템 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP6254047A patent/JPH08126107A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000061400A1 (en) * | 1999-04-07 | 2000-10-19 | Vonhof, Eberhard | Device for inductively transmitting electrical power |
| JP2002064025A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Tsubakimoto Chain Co | 非接触給電用給電線及び搬送システム |
| KR100592433B1 (ko) * | 2004-07-22 | 2006-06-22 | 주식회사 신성이엔지 | 비접촉 급전장치 |
| WO2011126228A1 (ko) * | 2010-04-07 | 2011-10-13 | Park Jun Nam | 비접촉급전장치를 이용한 연속급전시스템 |
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