JP2002183576A - 買物情報システム - Google Patents

買物情報システム

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JP2002183576A
JP2002183576A JP2000376906A JP2000376906A JP2002183576A JP 2002183576 A JP2002183576 A JP 2002183576A JP 2000376906 A JP2000376906 A JP 2000376906A JP 2000376906 A JP2000376906 A JP 2000376906A JP 2002183576 A JP2002183576 A JP 2002183576A
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Isamu Inagaki
勇 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の商業者が発信する最新の買物情報を地
域ごとに集合表示した地域買物情報を消費者が自由に入
手できる買物情報システムを構築する。 【解決手段】 入力された買物情報は買物情報ファイル
として記憶され、入力されるたびに更新される。また、
地域買物情報は当該地域に係る所定の数の買物情報イメ
ージを貼り付けたもので、掲載内容を定義するハイパー
テキスト文書が地域ごとに当該買物情報ファイルを関連
づけて作成される。一方、消費者からのアクセスで地域
買物情報の地域指定入力を受けて、該地域に対応する上
記ハイパーテキスト文書を抽出し、その関連づけに従っ
て当該買物情報イメージを貼り付けた地域買物情報イメ
ージを作成し、該消費者に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商店などから情報発信
された売り出し案内などの買物情報を基に、一定の地域
に所在する複数の商店などの買物情報が一覧できる地域
買物情報を作成して提供することで、消費者はいつでも
自由に、必要とする地域の最新の地域買物情報を得るこ
とができ、商店などは迅速かつ簡単に買物情報を発信す
ることができるよう構成した買物情報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、商店などでは商圏対象の買物情報
伝達手段として印刷チラシの新聞折り込みなどが多く用
いられてきた。また、放送メディアを使った広告あるい
は速報性や選別性のある手段として電話セールスやファ
クシミリによるダイレクトメールなどが用いられてき
た。これらは情報発信側から一方的に働きかける買物情
報伝達手段である。
【0003】一方、双方向の買物情報伝達手段としては
電話問い合わせ窓口システム、電話やファクシミリを使
った自動応答案内システムあるいはインターネットを使
った電子カタログや電子商取引システムなどが用いられ
てきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一方向の買物情
報伝達手段にあっては、消費者からみて情報の選択と入
手が自由にできないという問題があった。つまり、消費
者が日常の買物をする地域を購買地域ということにすれ
ば、消費者各人が自分の購買地域の欲しい情報だけを欲
しい時に得ることも、商店などが広告チラシを配布する
商圏の外から消費者が買物情報を入手することも困難で
あった。また、商店などからみて発信する買物情報の速
報性や顧客への伝達の確実性などに問題があった。
【0005】一方、双方向の買物情報伝達手段にあって
は、消費者からみて複数の商店などへアクセスする手間
と通信費用が問題であった。また、商店などからみて顧
客からのアクセスの確保、簡便で迅速な情報発信手段の
構築および運営コストの削減は大きな課題であった。
【0006】従来の買物情報伝達手段における前記の問
題点や課題を解決するため、本発明は、商店などからフ
ァクシミリなどで送られてきた買物情報を使って地域内
の複数の商店などの買物情報が一覧できる地域買物情報
を迅速に作成するとともに、消費者がファクシミリなど
で自分の購買地域の該地域買物情報をいつでも、どこに
居ても自由に入手できる買物情報システムを得ることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の買物情報システムは買物情報入力手段、
地域買物情報作成手段、購買地域決定手段および地域買
物情報出力手段などを備え、常に最新の地域買物情報を
自動的に作成し提供するものである。また、通信手段と
しては各種の画像通信や文字通信が利用できるが、以下
の説明においては断りのない限りファクシミリを利用し
たシステムについて記述する。以下、本買物情報システ
ムを本システムという。
【0008】買物情報入力手段は、商店などの買物情報
発信者からのアクセスを受け付けると当該通信回線の接
続を制御し、該買物情報発信者の発信電話番号が電話事
業者より通知された場合は該発信電話番号データを入力
し、本システムからの案内アナウンス出力を制御し、入
力されたファクシミリ画像情報から買物情報を抽出する
などのデータ処理を行い、後記の発信者情報登録検索手
段と連携して効率よく該買物情報を買物情報メモリに記
憶する機能を持つ。買物情報は買物情報発信者が本シス
テムの地域買物情報に掲載するために送ってくるもので
あり、後記の発信者識別情報も送られてくる。
【0009】本システムへの入力を正確かつ容易にする
ため、買物情報は所定の用紙を使って発信される。買物
情報が書き込める領域の大きさや発信者識別情報を記載
する位置などを規定するため、およびファクシミリで原
稿読み取り時に発生する画像の傾きを検出するため、該
用紙には所定の画像枠などが書いてある。
【0010】買物情報入力時に当該買物情報発信者を特
定するための発信者識別情報として、ファクシミリ通信
に利用する電話回線の電話番号あるいは本システム独自
の情報発信者登録番号などを用いる。特に電話事業者が
提供する発信電話番号通知サービス、たとえばNTTの
ナンバーディスプレイ、を利用すると正確かつ迅速に発
信者識別情報としての電話番号が伝わる。また、発信電
話番号通知サービスを利用しない場合は、ファクシミリ
送信用紙上に書かれた発信者識別情報としての情報発信
者登録番号などを、本システム入力後にソフトウェア処
理の文字読取機能を使って読み取るなどの方法により発
信者識別情報を得る。
【0011】買物情報入力手段で得られた発信者識別情
報を発信者情報登録検索手段へ通知し、発信者情報メモ
リに記憶されている当該発信者情報ファイルを検索し、
該発信者情報のうち情報発信者登録番号など所定の情報
を抽出し、買物情報入力手段へ通知する。買物情報入力
手段では該所定の情報を当該買物情報のファイル名など
に使用する。
【0012】前記の発信者情報とは本システムを利用す
る買物情報発信者に関する情報で、情報発信者登録番
号、商店所在地域情報、掲載地域情報、補足買物情報お
よびその他の情報項目を含む。買物情報発信者から本シ
ステムの利用申込みを受付けた時に発信者情報登録検索
手段において情報発信者登録番号が登録され、当該発信
者情報は当該発信者識別情報をファイル名とする発信者
情報ファイルとして発信者情報メモリに記憶される。
【0013】商店所在地域情報は買物情報発信者の商店
などの所在地を示す地域情報であり、商店所在地域情報
として該所在地の郵便番号を用いる。また、掲載地域情
報は買物情報発信者の買物情報をどの地域の地域買物情
報に掲載するかを示す地域情報であり、掲載地域情報と
して当該掲載地域の郵便番号を用いる。また郵便番号の
ほか、商店所在地域情報も掲載地域情報も、市外局番と
市内局番から成る電話局番や本システム独自の地域番号
などを用いることもできる。なお、本システムの他の機
能についても同様であるが、ひとつの郵便番号地域を更
に細分化したい場合は補助番号、たとえば住居表示の丁
目番号、を郵便番号に付加して用いる。
【0014】補足買物情報は商店などの電話番号やロゴ
タイプなど変更頻度の少ない営業情報の告知を目的とし
ており、テキストデータあるいは画像データとして発信
者情報メモリに記憶されるとともに、所定のデータ形式
に変換され、情報発信者登録番号をファイル名とする補
足買物情報ファイルとして買物情報メモリに記憶され、
発信者情報が更新されるたびに当該補足買物情報ファイ
ルも更新される。
【0015】買物情報入力手段において、ファクシミリ
通信により入力された買物情報画像をファクシミリデー
タ形式から所定の画像データ形式、たとえばJPEG
(JOINT PHOTOGRAPHIC EXPER
TS GROUP)形式、へ変換し、同時にソフトウェ
ア処理により画像の傾きを検出し補正することで、入力
された買物情報画像を適正な画像情報に構成し直す。該
画像情報は情報発信者登録番号をファイル名とする買物
情報画像ファイルとして買物情報メモリに記憶され、新
たな買物情報が入力されるたびに当該買物情報画像ファ
イルが更新される。
【0016】地域買物情報に掲載する買物情報画像と当
該補足買物情報を一組の買物情報として特定し、地域買
物情報作成手段への受け渡しを容易にするため買物情報
文書が買物情報発信者ごとに作成され、情報発信者登録
番号をファイル名とする買物情報文書ファイルとして買
物情報メモリに記憶される。買物情報文書は所定の記述
言語、たとえばHTML(HYPER TEXT MA
RKUP LANGUAGE)、で書かれたハイパーテ
キスト文書であり、地域買物情報の表示欄に対応するイ
メージサイズの表示領域について規定し、該表示領域を
本文表示欄と補足表示欄に分割して本文表示欄には当該
買物情報画像ファイルを、補足表示欄には当該補足買物
情報ファイルを関連づけたものである。
【0017】本システム内での地域買物情報とは買物情
報と共通情報が掲載されたイメージ情報であり、該イメ
ージを特定するため地域買物情報文書が後記の購買地域
番号ごとに作成され、購買地域番号をファイル名とする
地域買物情報文書ファイルとして地域買物情報メモリに
記憶される。地域買物情報文書は所定の記述言語で書か
れたハイパーテキスト文書であり、表示位置を指定して
当該買物情報文書ファイルや当該共通情報ファイルを関
連づけたものである。また、上記の共通情報とは地域買
物情報サービス共通の情報、たとえば本システム運営者
からの告知や広域対象の掲載広告、であり、共通情報フ
ァイルとして地域買物情報メモリに記憶される。
【0018】地域買物情報は所定のイメージサイズを持
ち、該イメージを所定の大きさと数の表示欄や共通情報
表示欄で区切る。表示欄はひとつひとつ異なる買物情報
発信者に割り当てられ、表示欄それぞれに当該買物情報
文書ファイルを関連づけてある。また、共通情報表示欄
それぞれに当該共通情報ファイルを関連づけてある。な
お、地域買物情報のイメージサイズは地域買物情報をフ
ァクシミリでプリントアウトする時の一般的な用紙サイ
ズ、たとえばA4サイズ、を想定して決められる。
【0019】地域買物情報文書は言わば地域買物情報の
レイアウト原稿であり、ハイパーテキストを使うことで
地域買物情報の掲載内容の変更などに柔軟に対応でき
る。たとえば、掲載する買物情報発信者の入れ替えやレ
イアウト変更は、地域買物情報文書に記載された当該買
物情報文書ファイル名や表示関連パラメータを書き替え
るだけで容易にできる。同様に、共通情報の差し替えな
ども容易である。また、前記のごとく買物情報画像ファ
イルや補足買物情報ファイルは常に更新されているの
で、買物情報文書を介してこれらの買物情報を関連づけ
て作成される地域買物情報は常に最新の情報を掲載する
ことができる。
【0020】地域買物情報作成手段は、消費者からの地
域買物情報の要求に基づく購買地域決定手段からの当該
購買地域番号の通知を受けた時、これを地域買物情報の
作成要求と見做して次のように機能する。まず、該購買
地域番号をファイル名とする地域買物情報文書ファイル
を地域買物情報メモリから抽出し、該地域買物情報文書
に記載されたファイル関連づけ指定に従って、該地域買
物情報のひとつの共通情報表示欄に関連づけられた共通
情報ファイルを地域買物情報メモリから抽出し、該共通
情報を該地域買物情報の該共通情報表示欄に貼り付け
る。上記の処理をすべての共通情報表示欄に行って共通
情報の該地域買物情報への貼り付けを完了させる。
【0021】次に、該地域買物情報のひとつの表示欄に
関連づけられた買物情報文書ファイルを買物情報メモリ
から抽出し、さらに該買物情報文書に記載されたファイ
ル関連づけ指定に従って当該買物情報画像ファイルと当
該補足買物情報ファイルを買物情報メモリから抽出し、
該買物情報画像と該補足買物情報を本文表示欄と補足表
示欄に貼り付けて該買物情報を作成し、該買物情報を該
地域買物情報の該表示欄に貼り付ける。上記の処理をす
べての表示欄に行って該地域買物情報を完成させた後、
該地域買物情報のイメージデータを地域買物情報出力手
段へ送る。
【0022】購買地域決定手段は、消費者が本システム
へアクセスして自分の購買地域の地域買物情報を要求す
る時、本システムからの案内アナウンスに従って該消費
者がダイアル操作により入力する自宅所在地域情報ある
いは指定購買地域情報に基づき、該消費者の自宅近隣の
最適と推定される購買地域を決定し、または指定された
購買地域と一致あるいは近接する地域を当該購買地域に
決定し、決定された該購買地域を示す購買地域番号を地
域買物情報作成手段へ通知する機能を持つ。自宅所在地
域情報とは消費者の自宅所在地を示す地域情報である。
指定購買地域情報とは自宅近隣に限らず消費者が自由に
指定する購買地域を示す地域情報である。
【0023】自宅所在地域情報には自宅所在地の郵便番
号を用いる。指定購買地域情報には消費者が指定する購
買地域に含まれるいずれかの地域の郵便番号を用いる。
購買地域番号には買物情報発信者の商店所在地域情報な
どに基づき本システムで想定する購買地域の中心地域の
郵便番号を用いる。また郵便番号のほか、自宅所在地域
情報、指定購買地域情報および購買地域番号として、市
外局番と市内局番から成る電話局番や本システム独自の
地域番号などを用いることもできる。
【0024】地域買物情報出力手段は、消費者からのア
クセスを受け付けると当該通信回線の接続を制御し、該
消費者の発信電話番号が電話事業者より通知された場合
は該発信電話番号データを入力し、本システムからの案
内アナウンスや該消費者からの地域買物情報要求データ
などの入出力を制御し、消費者情報登録検索手段と連携
して効率よく該消費者の地域情報を特定し、地域買物情
報作成手段より送られてくる当該地域買物情報のイメー
ジデータを該アクセスの伝送フォーマット、たとえばG
3FAX、により該消費者に送出する機能を持つ。
【0025】消費者情報登録検索手段は、いつも同じ購
買地域の地域買物情報を要求する消費者が自分の自宅所
在地域情報および指定購買地域情報を本システムに登録
しておき、本システムにアクセスした時の入力操作を大
幅に省略して該地域買物情報を簡単に入手できるように
する機能を持つ。そのために必要な消費者登録番号、自
宅所在地域情報、指定購買地域情報などの消費者情報は
消費者登録番号をファイル名とする消費者情報ファイル
として消費者情報メモリに記憶される。
【0026】消費者を特定するための消費者登録番号と
して、消費者の入力操作省略と誤入力防止のため、電話
事業者が提供する発信電話番号通知サービスにより本シ
ステムに通知される消費者の電話番号を用いる。本シス
テムでは、消費者が本システムにアクセスする時、発信
電話番号通知サービスを利用する場合は該消費者が消費
者情報登録検索機能の利用を望んでいるものと見做す。
一方、発信電話番号通知サービスを利用しない場合は該
消費者が消費者情報登録検索機能の利用を望んでいない
ものと見做す。
【0027】消費者情報登録検索機能の利用を望まない
消費者が本システムへアクセスして自分の購買地域の地
域買物情報を要求する場合、該消費者が入力した自宅所
在地域情報あるいは指定購買地域情報が地域買物情報出
力手段より購買地域決定手段へ通知される。ここで、該
地域情報は購買地域決定処理を経て当該購買地域番号へ
変換され、該購買地域番号は地域買物情報作成手段へ通
知される。
【0028】前記の消費者情報登録検索機能を利用しな
い場合の消費者入力処理を補足説明する。消費者が発信
電話番号通知サービスを利用しないでアクセスしてきた
場合、本システムは該消費者に対して自宅所在地あるい
は指定購買地域の郵便番号を入力するよう求める。該消
費者は自宅所在地あるいは指定購買地域の郵便番号、つ
まり自宅所在地域情報あるいは指定購買地域情報、をダ
イアル操作により入力する。
【0029】消費者情報登録検索機能の利用を望む消費
者が本システムへアクセスして自分の購買地域の地域買
物情報を要求する場合、該消費者の消費者登録番号およ
び該消費者が入力した後記の購買地域選択情報が、ある
いは更に該消費者が入力した自宅所在地域情報および指
定購買地域情報が、地域買物情報出力手段より消費者情
報登録検索手段へ通知される。ここで、該消費者情報の
検索と登録済み当該地域情報の抽出が行われ、あるいは
入力された該地域情報の該消費者情報への登録が行わ
れ、該地域情報が消費者情報登録検索手段より購買地域
決定手段へ通知される。ここで、該地域情報は購買地域
決定処理を経て当該購買地域番号へ変換され、該購買地
域番号は地域買物情報作成手段へ通知される。
【0030】前記の消費者情報登録検索機能を利用する
場合の消費者入力処理を補足説明する。本システムに登
録済みの消費者が発信電話番号通知サービスを利用して
アクセスしてきた場合、本システムは該消費者に対して
購買地域を確認するよう求める。購買地域の確認とは、
自宅近隣地域か、指定購買地域か、あるいは登録済み地
域情報を変更、追加するか、を確認するものである。該
消費者は所定の購買地域選択情報、たとえば自宅近隣地
域は1、指定購買地域は2、変更追加は0、をダイアル
操作により入力する。この時、所定の時間内に該消費者
からの返事が無い時は自宅近隣地域が選択されたものと
見做すが、当該自宅所在地域情報が登録されていない場
合は指定購買地域が選択されたものと見做す。変更追加
の場合は更に、変更あるいは追加する地域の購買地域選
択情報および当該郵便番号、つまり自宅所在地域情報あ
るいは指定購買地域情報、をダイアル操作により入力す
る。
【0031】あるいは、本システムに未登録の消費者が
発信電話番号通知サービスを利用してアクセスしてきた
場合、本システムは該消費者に対して自宅所在地域情報
と指定購買地域情報を入力するよう求める。該消費者は
自宅近隣地域を示す購買地域選択情報と自宅所在地域情
報を、更に指定購買地域を示す購買地域選択情報と指定
購買地域情報をダイアル操作により入力する。この時、
自宅所在地域情報あるいは指定購買地域情報のいずれか
ひとつだけの入力でもよく、所定の時間内に該消費者か
らの入力が無い地域情報に関しては登録しないものと見
做す。
【0032】以上、課題を解決するための手段として基
本的な方法について述べた。次に応用し発展させた方法
について、いくつか簡単に述べる。
【0033】買物情報発信者や消費者が本システムにア
クセスする手段の自由度を大幅に増して更に利便性の高
い買物情報システムとするため、入出力通信手段として
インターネット画像通信、電子メールあるいは携帯電話
なども利用できるよう、買物情報入力手段や地域買物情
報出力手段に当該伝送フォーマット送受信機能とデータ
形式変換機能とを設ける。買物情報として画像を貼り付
けたハイパーテキストが入力された時、該ハイパーテキ
スト文書ファイルと該画像ファイルを買物情報画像ファ
イルの代替として、あるいは該ハイパーテキストの完成
イメージを一枚の画像として所定の画像データ形式へ変
換後、買物情報画像ファイルとして買物情報メモリに記
憶する。また、文字情報が入力された時は所定の記述言
語で書かれたハイパーテキスト文書に変換後、買物情報
画像ファイルの代替として該ハイパーテキスト文書ファ
イルを買物情報メモリに記憶する。
【0034】また、情報表示面積が小さい携帯電話など
からアクセスする消費者が地域買物情報のうち特定の買
物情報だけを入手するために入力する買物情報指定情
報、たとえば当該買物情報発信者である商店の電話番
号、を受け付け、指定された該買物情報だけを該消費者
に提供する機能を設ける。
【0035】さらに、CATV事業者やデータ放送事業
者などに地域買物情報コンテンツを常時提供するため、
予め定められた複数購買地域の地域買物情報を所定の時
間間隔で順番に繰り返し作成し、インターネット画像通
信などにより出力する機能を設ける。
【0036】地域買物情報作成処理を行うタイミングに
関しては下記の三つの方法がある。いずれを採用するか
は消費者からのアクセス量、本システムの処理速度や記
憶容量、接続通信回線数および経済性などを総合的に検
討して決定する。第一の方法は、前記のごとく消費者か
ら本システムにアクセスがあり地域買物情報の要求があ
るたびに当該地域買物情報を作成する方法である。第二
の方法は、消費者からの要求が多い地域の地域買物情報
を予め作成し、そのイメージデータを地域買物情報出力
手段に蓄積しておく方法であり、それ以外の地域に関し
ては第一の方法と同じである。第三の方法は、すべての
地域の地域買物情報を予め作成し、すべてのイメージデ
ータを地域買物情報出力手段に蓄積しておく方法であ
る。
【0037】第二および第三の方法においては、予め作
成された地域買物情報を所定の周期で更新する方法、あ
るいは当該地域買物情報に掲載されているいずれかの買
物情報あるいは共通情報が更新された時に該地域買物情
報も更新する方法などにより、当該地域買物情報は常に
最新の情報により構成されるイメージデータを蓄積して
おくことができ、該イメージデータは当該購買地域番号
をファイル名とするイメージデータファイルとして地域
買物情報出力手段に記憶される。従って、消費者が当該
地域買物情報を要求した場合、記憶されている当該イメ
ージデータを出力することで該消費者に該地域買物情報
をいっそう迅速に提供できる。
【0038】複数の指定購買地域情報を消費者情報登録
検索手段へ登録し、一回のアクセスで複数購買地域の地
域買物情報を取り出すことを可能とするには、購買地域
選択情報を、たとえば自宅近隣地域は1、指定購買地域
その1は2、指定購買地域その2は3、指定購買地域そ
の3は4、のように定めるとともに、入力される複数の
購買地域選択情報を区切る区切り情報、たとえば#、を
定義する。消費者が複数の指定購買地域情報を登録する
時は購買地域選択情報、当該指定購買地域情報および区
切り情報を繰り返しダイアル操作入力する。一方、消費
者が複数の地域買物情報を要求する時は当該購買地域選
択情報および区切り情報を繰り返しダイアル操作入力す
る。
【0039】買物情報発信者である商店などの営業時間
情報と定休日情報を発信者情報に含めて記憶し、通常の
買物情報のほか、営業時間外に当該地域買物情報に掲載
する営業時間外買物情報と定休日に掲載する定休日買物
情報を買物情報メモリに記憶し、該営業時間情報と該定
休日情報に基づく当該日時に当該買物情報、つまり買物
情報メモリに記憶されている当該買物情報画像と当該補
足買物情報、を該営業時間外買物情報あるいは該定休日
買物情報で書き替えることで、当該地域買物情報に掲載
する該買物情報発信者の買物情報を日時に応じて最適な
内容に自動的に差し替えることができる。
【0040】買物情報発信者の住所、電話番号、営業時
間、定休日などの情報を発信者情報に含めて記憶し、そ
れらの情報を自動編集して該買物情報発信者の補足買物
情報を自動作成し、発信者情報に含めて記憶するととも
に所定のデータ形式に変換して補足買物情報ファイルと
して買物情報メモリに記憶する。なお、それらの情報の
いずれかが更新された時、該補足買物情報は自動的に更
新される。一方、買物情報と同様に買物情報発信者が補
足買物情報を本システムへ自由に入力できるシステム構
成とすることもできる。この場合、買物情報発信者から
の発信、本システムへの入力、データ形式変換などの処
理および買物情報メモリでの記憶などはすべて買物情報
と同様の手段により行われる。
【0041】地域内の複数の商店などの買物情報が一覧
できる地域買物情報を提供するサービスと同様に、単独
の商店などの買物情報だけを掲載した個別買物情報を提
供することもできる。たとえば、1軒のスーパーで各売
り場の買物情報が一覧できる個別買物情報を作成する
と、売り場ごとに独立して迅速な情報発信が可能とな
る。この場合、前記の地域情報に代わって当該商店など
の電話番号や本システム独自の商業施設番号などを利用
すると容易に該商店などを特定できて便利である。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例として、通信手
段はファクシミリを用い、かつ電話事業者が提供する発
信電話番号通知サービスを利用し、また自宅所在地域情
報などの地域情報には当該地域の郵便番号を用いた買物
情報システムについて、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0043】本実施例で説明する買物情報システムの利
用例を図2に、機能ブロック図を図3に示す。また、地
域買物情報の構成例を図6に、購買地域の例を図9と図
10に、買物情報発信者がファクシミリ送信時に用いる
買物情報発信用紙の例を図8に示す。買物情報発信用紙
4には所定の用紙であることを示す識別マーカ43、位
置基準となる位置マーカ44、買物情報の掲載部分を特
定し、かつファクシミリによる画像の傾きを検出するた
めの画像枠45などが書かれている。なお、本発明の一
般的な利用形態の概念図を図1に、PCサーバによる本
実施例の買物情報システムの構築例を図11に示す。
【0044】買物情報システム1と買物情報発信者2お
よび消費者3とを結ぶ通信回線に複数の情報チャネルと
ひとつの信号チャネルを持つディジタル通信回線、たと
えばINS(登録商標)ネット、を利用した場合、以下
の文中の通信回線という記述は情報チャネルのひとつに
相当する。但し、買物情報入力手段11と地域買物情報
出力手段14それぞれの発信電話番号入力部11c、1
4cは信号チャネルに対応するため該発信電話番号入力
部はディジタル通信回線ごとに設ければよい。また、買
物情報システム1がPBX(構内交換機)を介して外部
通信回線に接続されている場合(図11)、以下の文中
の通信回線という記述は内線のひとつに相当し、上記の
発信電話番号入力部はPBXの接続信号チャネル、いわ
ゆるCTIリンクなど、に対応するため該発信電話番号
入力部はPBXごとに設ければよい。なお、上記の情報
チャネルまたは内線に相当する場合も含めて、当該アク
セスがどの通信回線を使っているかを本システム内で識
別する情報として通信回線識別番号が買物情報入力回線
側と地域買物情報出力回線側それぞれで使われる。
【0045】買物情報入力手段11は下記の各機能を持
つ。複数の通信回線の接続を個別に制御できる回線接続
部11b。通信回線ごとのファクシミリモデム11f。
買物情報発信者2から送られてくる買物情報画像データ
を記憶する通信回線ごとの入力メモリ11m。発信電話
番号通知サービスにより本システムに通知される電話番
号を受け入れる通信回線ごとの発信電話番号入力部11
c。買物情報発信者に本システムの利用案内などを音声
にて伝える通信回線ごとの案内アナウンス送出部11
d。買物情報発信者と本システム間のアクセスを制御
し、上記の各機能を制御し、かつ発信者情報登録検索手
段12と連携して効率よく買物情報発信者を特定できる
よう機能する制御部11a。買物情報画像のデータ形式
変換や傾き補正などを行う画像処理部11g。買物情報
画像ファイルなどを作成するファイル処理部11h。
【0046】回線接続部は通信回線の着信を検出すると
該通信回線を接続し、当該通信回線識別番号と着信接続
信号を制御部へ通知する。発信電話番号入力部は発信電
話番号通知サービスにより本システムへ通知される発信
者、つまりアクセスしてきた買物情報発信者の電話番号
を受け入れ、当該通信回線識別番号と該電話番号を制御
部へ通知する。案内アナウンス送出部は制御部からの通
信回線識別番号とアナウンス種別指定番号の通知を受け
て、当該通信回線用の案内アナウンス送出部が指定され
たアナウンス種別の音声データをアナウンスメモリ11
eより読み出し、アナログ音声信号に変換した後、該通
信回線へ送出し、送出完了後、該通信回線識別番号と送
出完了信号を制御部へ通知する。ファクシミリモデムは
発信者側のファクシミリと通信制御が成立すると、当該
通信回線識別番号と通信開始信号を制御部へ通知する。
この時、上記案内アナウンスの送出前あるいは送出途中
である場合、制御部から案内アナウンス送出部へ該通信
回線識別番号と送出停止信号を通知し、該案内アナウン
スの送出をすぐに停止する。
【0047】買物情報発信者から送られてくる買物情報
を当該通信回線用のファクシミリモデムで復調し、得ら
れた買物情報画像データを該通信回線用の入力メモリに
記憶する。ファクシミリ通信完了後、ファクシミリモデ
ムから当該通信回線識別番号と通信完了信号を制御部へ
通知し、制御部から該通信回線識別番号と終了切断信号
を回線接続部へ通知し、回線接続部は該通信回線を切断
する。一方、ファクシミリ通信の完了を待たずに買物情
報発信者がアクセスを終了した場合、回線接続部が発信
者側からの回線切断を検出した時点で回線接続部も当該
通信回線を切断し、回線接続部から当該通信回線識別番
号と切断検出信号を制御部へ通知する。この場合、該フ
ァクシミリ通信は無かったものと見做され、関連データ
はすべて無効となる。
【0048】発信者識別情報として買物情報発信者の電
話番号を当該通信回線識別番号とともに買物情報入力手
段11の制御部から発信者情報登録検索手段12へ通知
する。発信者情報登録検索手段において、該発信者識別
情報をファイル名とする発信者情報ファイルを発信者情
報メモリ12mから検索し、該発信者情報ファイルより
情報発信者登録番号を抽出し、該情報発信者登録番号を
該通信回線識別番号とともに買物情報入力手段11へ通
知する。
【0049】買物情報入力手段において、入力メモリ1
1mに記憶された買物情報画像データをファクシミリデ
ータ形式から所定の画像データ形式、たとえばJPEG
形式、へ変換するとともに、該買物情報画像に含まれる
所定の画像枠イメージの傾きをソフトウェア処理により
検出し、該傾き情報に基づき該買物情報画像全体の傾き
を補正することで、入力された買物情報画像を適正な画
像情報に構成し直す。
【0050】買物情報入力手段において、発信者情報登
録検索手段から情報発信者登録番号と当該通信回線識別
番号の通知を受け、該通信回線識別番号に対応する買物
情報画像データは、前記の画像データ形式変換と傾き補
正の後、該情報発信者登録番号をファイル名とする買物
情報画像ファイルとして買物情報メモリ13に記憶され
る。買物情報発信者からの新たな買物情報が入力される
たびに当該買物情報画像ファイルが更新される。
【0051】買物情報発信者から本システムの利用申込
みを受付けた時、発信者情報登録検索手段12において
情報発信者登録番号が登録され、該情報発信者登録番号
を含む当該発信者情報は当該発信者識別情報をファイル
名とする発信者情報ファイルとして発信者情報メモリ1
2mに記憶される。また、該発信者情報に含まれる補足
買物情報は所定の書式とデータ形式に変換された後、該
情報発信者登録番号をファイル名とする補足買物情報フ
ァイルとして買物情報メモリ13に記憶される。さら
に、地域買物情報5の表示欄51における本文表示欄5
1aと補足表示欄51b、つまり買物情報画像と補足買
物情報の表示仕様(図7参考例)を定義するため、表示
位置や表示サイズの指定、および本文表示欄と補足表示
欄への当該買物情報画像ファイルと該補足買物情報ファ
イルの関連づけ指定を記載したハイパーテキストの買物
情報文書がシステム管理手段18において作成され、該
情報発信者登録番号をファイル名とする買物情報文書フ
ァイルとして買物情報メモリ13に記憶される。なお、
発信者情報が更新されると当該補足買物情報ファイルも
更新される。
【0052】地域買物情報出力手段14は下記の各機能
を持つ。複数の通信回線の接続を個別に制御できる回線
接続部14b。通信回線ごとのファクシミリモデム14
f。地域買物情報作成手段17から送られてくる地域買
物情報イメージデータを記憶する通信回線ごとの出力メ
モリ14m。発信電話番号通知サービスにより本システ
ムに通知される電話番号を受け入れる通信回線ごとの発
信電話番号入力部14c。消費者3に本システムの利用
方法や地域情報の入力手順などを音声にて案内する通信
回線ごとの案内アナウンス送出部14d。トーン信号あ
るいはダイアルパルス信号により消費者が送ってきた地
域情報などのデータを復号化する通信回線ごとのトーン
信号ダイアルパルス信号復号部14i。消費者と本シス
テム間のアクセスを制御し、上記の各機能を制御し、か
つ消費者情報登録検索手段15と連携して効率よく消費
者の地域情報を特定できるよう機能する制御部14a。
【0053】回線接続部は通信回線の着信を検出すると
該通信回線を接続し、当該通信回線識別番号と着信接続
信号を制御部へ通知する。発信電話番号入力部は、発信
電話番号通知サービスにより本システムへ通知される発
信者、つまりアクセスしてきた消費者の電話番号を受け
入れ、当該通信回線識別番号と該電話番号を制御部へ通
知する。案内アナウンス送出部は、制御部からの通信回
線識別番号とアナウンス種別指定番号の通知を受けて、
当該通信回線用の案内アナウンス送出部は指定されたア
ナウンス種別の音声データをアナウンスメモリ14eよ
り読み出し、アナログ音声信号に変換した後、該通信回
線へ送出する。アナウンス送出完了後、当該通信回線識
別番号と送出完了信号を制御部へ通知する。また、アナ
ウンスの送出前でも送出途中でも制御部から通信回線識
別番号と送出停止信号の通知を受けたときは、該アナウ
ンスの送出をすぐに停止する。トーン信号ダイアルパル
ス信号復号部は、消費者からトーン信号あるいはダイア
ルパルス信号により送られてきた地域情報などのデータ
を復号化し、当該通信回線識別番号と該データを制御部
へ通知する。
【0054】地域買物情報出力手段において、消費者か
らの発信電話番号通知サービスを利用したアクセスを検
出した場合、発信電話番号通知サービスより通知された
消費者の電話番号、つまり消費者登録番号を消費者情報
確認指示信号および当該通信回線識別番号とともに消費
者情報登録検索手段15へ通知する。消費者情報登録検
索手段では該消費者登録番号の消費者情報ファイルが既
に登録されているか確認し、登録されている場合は登録
済み信号を、登録されていない場合は未登録信号を当該
通信回線識別番号とともに地域買物情報出力手段14へ
通知する。
【0055】前記登録済み信号の通知があった場合、地
域買物情報出力手段から当該消費者に対して購買地域を
確認する案内アナウンスを送出し、ダイアル操作により
返事を入力するよう求める。購買地域の確認とは自宅近
隣地域か、指定購買地域か、あるいは登録済み地域情報
を変更、追加するかを確認するものである。該消費者は
所定の購買地域選択情報、たとえば自宅近隣地域は1、
指定購買地域は2、変更追加は0をダイアル操作により
入力する。変更追加の場合は更に変更、追加する地域の
購買地域選択情報および当該郵便番号、つまり自宅所在
地域情報あるいは指定購買地域情報を案内アナウンスに
従ってダイアル操作により入力する。
【0056】地域買物情報出力手段では、当該消費者か
ら送られてきたトーン信号あるいはダイアルパルス信号
による情報を復号化し、購買地域選択情報あるいは地域
情報、つまり自宅所在地域情報または指定購買地域情報
を検出するが、所定の時間内に該消費者から返事が無い
時は購買地域選択情報を無指定、たとえば9、とする。
また、前記の購買地域確認などの案内アナウンスの送出
前であれ送出中であれ、当該購買地域選択情報あるいは
当該地域情報が検出された時は当該案内アナウンスの送
出を打ち切る。購買地域選択情報が自宅近隣地域、指定
購買地域あるいは無指定の場合にあっては消費者情報検
索指示信号および該購買地域選択情報が、あるいは購買
地域選択情報が変更追加の場合にあっては消費者情報変
更指示信号、変更または追加する地域の購買地域選択情
報および当該地域情報が、消費者登録番号および当該通
信回線識別番号とともに地域買物情報出力手段14から
消費者情報登録検索手段15へ通知される。
【0057】前記未登録信号の通知があった場合、地域
買物情報出力手段から当該消費者に対して該消費者の自
宅所在地の郵便番号、つまり自宅所在地域情報および地
域買物情報が必要なその他の購買地域の郵便番号、つま
り指定購買地域情報をダイアル操作により入力するよう
促す案内アナウンスを送出する。該消費者は案内アナウ
ンスに従って自宅近隣地域を示す購買地域選択情報と自
宅所在地域情報を、更に指定購買地域を示す購買地域選
択情報と指定購買地域情報をダイアル操作により入力す
る。この時、自宅近隣地域あるいは指定購買地域いずれ
かひとつだけの入力でもよい。
【0058】地域買物情報出力手段では、当該消費者か
ら送られてきたトーン信号あるいはダイアルパルス信号
による情報を復号化し、両購買地域選択情報、つまり自
宅近隣地域と指定購買地域、および両地域情報、つまり
自宅所在地域情報と指定購買地域情報、を検出するが、
所定の時間内に該消費者からの入力が無い購買地域選択
情報と当該地域情報に関しては登録しないものと見做
す。また、前記の入力案内アナウンスの送出前であれ送
出中であれ、当該購買地域選択情報あるいは当該地域情
報が検出された時は当該案内アナウンス送出を打ち切
る。該消費者が入力した上記の購買地域選択情報と当該
地域情報が消費者情報登録指示信号、消費者登録番号お
よび当該通信回線識別番号とともに地域買物情報出力手
段14から消費者情報登録検索手段15へ通知される。
【0059】消費者情報登録検索手段において、地域買
物情報出力手段から消費者情報検索指示信号、消費者登
録番号、購買地域選択情報および当該通信回線識別番号
の通知があった場合、消費者情報メモリ15mに記憶さ
れている該消費者登録番号の消費者情報ファイルを検索
し、該購買地域選択情報で指定される地域情報を抽出す
る。あるいは、該購買地域選択情報で指定される地域情
報が登録されていない場合、登録されている別の地域情
報が指定されたものと見做し、該別の地域情報を抽出す
る。また、該購買地域選択情報が無指定の場合、登録済
みの自宅近隣地域が、あるいは自宅近隣地域が未登録の
場合は登録済みの指定購買地域が選択されたものと見做
し、当該地域情報を抽出する。上記のごとく抽出した自
宅所在地域情報あるいは指定購買地域情報を当該通信回
線識別番号とともに購買地域決定手段16へ通知する。
【0060】消費者情報登録検索手段において、地域買
物情報出力手段から消費者情報変更指示信号、消費者登
録番号、購買地域選択情報、当該地域情報および当該通
信回線識別番号の通知があった場合、該消費者登録番号
の消費者情報ファイルを検索し、該購買地域選択情報で
指定される地域情報の登録内容を上記の通知された当該
地域情報に変更し、登録し直す。あるいは、該購買地域
選択情報で指定される地域情報が登録されていない場
合、該未登録地域情報として上記の通知された当該地域
情報を追加登録する。登録地域情報が変更または追加さ
れた消費者情報ファイルを消費者情報メモリ15mに記
憶し直し、変更または追加された自宅所在地域情報ある
いは指定購買地域情報を当該通信回線識別番号とともに
購買地域決定手段16へ通知する。
【0061】消費者情報登録検索手段において、地域買
物情報出力手段から消費者情報登録指示信号、消費者登
録番号、自宅近隣地域を示す購買地域選択情報と自宅所
在地域情報および指定購買地域を示す購買地域選択情報
と指定購買地域情報あるいはいずれかひとつの購買地域
選択情報と当該地域情報、および当該通信回線識別番号
の通知があった場合、該消費者登録番号の消費者情報フ
ァイルを新規登録し、自宅近隣地域を示す購買地域選択
情報の通知を受けて自宅所在地域情報を該消費者情報フ
ァイルに登録し、指定購買地域を示す購買地域選択情報
の通知を受けて指定購買地域情報を該消費者情報ファイ
ルに登録し、地域情報が登録された該消費者情報ファイ
ルを消費者情報メモリ15mに記憶する。自宅所在地域
情報と指定購買地域情報が二つ同時に登録された場合、
まず自宅所在地域情報、後続信号および当該通信回線識
別番号を、次に指定購買地域情報と当該通信回線識別番
号を購買地域決定手段16へ順次通知する。自宅所在地
域情報または指定購買地域情報いずれかひとつだけが登
録された場合、当該地域情報と当該通信回線識別番号を
購買地域決定手段16へ通知する。
【0062】前記の後続信号とは、同じ通信回線に出力
する地域買物情報が後に続いているということを消費者
情報登録検索手段15から地域買物情報出力手段14に
通知するための信号であり、購買地域決定手段16と地
域買物情報作成手段17においては何ら作用せず、関連
情報に付帯して通過するのみであるため、購買地域決定
手段と地域買物情報作成手段における後続信号に関する
説明は省略する。
【0063】ここで消費者情報登録検索機能の便利な利
用法の一例を述べる。自宅の郵便番号を本システムに既
に登録してある消費者が、自宅のファクシミリから発信
電話番号通知サービスを使って本システムへアクセスし
た場合、本システムへの着信を確認した後、該ファクシ
ミリを画像受信モードに切り替えて受話器を下ろすだけ
で、自宅近隣地域の地域買物情報をファクシミリで速や
かに入手できる。この時、該消費者は自宅の郵便番号や
購買地域選択情報を入力する必要はない。
【0064】一方、本システムは消費者の選択に応じて
次のように消費者情報登録検索機能を利用しない、つま
り発信電話番号通知サービスを利用しない地域買物情報
入手方法をも提供している。地域買物情報出力手段にお
いて、消費者からの発信電話番号通知サービスを利用し
ないアクセスを検出した場合、希望する購買地域の郵便
番号、つまり自宅所在地あるいは指定購買地域の郵便番
号、をダイアル操作により入力するよう促す案内アナウ
ンスを該消費者に送出し、該消費者から送られてきたト
ーン信号あるいはダイアルパルス信号による情報を復号
化し、該郵便番号を検出する。該案内アナウンスの送出
前であれ送出中であれ、該郵便番号が検出されたら該案
内アナウンス送出を打ち切る。検出された該郵便番号、
つまり自宅所在地域情報あるいは指定購買地域情報、を
当該通信回線識別番号とともに購買地域決定手段16へ
通知する。
【0065】ここで消費者情報登録検索機能を利用しな
い一例を述べる。消費者が帰宅途中で立ち寄る自宅近隣
の購買地域の地域買物情報を外出先において入手したい
場合、外出先のファクシミリから発信電話番号通知サー
ビスを使わないで本システムへアクセスし、自宅所在地
の郵便番号をダイアル入力するだけで該地域買物情報を
容易に入手することができる。
【0066】購買地域決定手段16は、自宅所在地域情
報などの地域情報をキーワードにして購買地域メモリ1
6mに記憶されている購買地域情報から最適な購買地域
の購買地域番号を抽出し、該購買地域番号と当該通信回
線識別番号を、あるいは該購買地域番号、後続信号およ
び当該通信回線識別番号を地域買物情報作成手段17へ
通知する。上記の購買地域情報は本システムの全サービ
スエリアの地域情報と当該購買地域番号に関するデータ
である。システム管理手段18において地理情報知的判
断プログラムにより、あるいはシステム管理者の人為判
断により購買地域推定処理と購買地域番号割当処理が全
サービスエリアにわたってなされ、地域情報と当該購買
地域番号は購買地域の決定に必要な購買地域情報として
購買地域メモリ16mに記憶され、買物情報発信者の所
在状況の変動などに伴い更新される。
【0067】地域情報、購買地域および購買地域番号に
ついて図9を参照して説明する。ある地域の地域情報は
該地域の郵便番号を用いる。前記のごとく地域情報とは
当該地域の消費者からみて自宅所在地域情報、他地域の
消費者からみて指定購買地域情報として特定されるもの
である。購買地域は地域情報で特定される地域ごとに図
9の例では商店など8店舗単位で推定される。該地域だ
けで8店舗に満たない場合は隣接地域で距離が近い商店
などを含めて購買地域を推定する。購買地域番号は該地
域の郵便番号を用いる。郵便番号が〒100−221
1、〒100−3311および〒100−4411の3
地域に注目する。地域情報はそれぞれ100−221
1、100−3311および100−4411である。
商店所在地域情報から把握できる商店などの分布状況が
Sマークで示すとおりであるとき、該3地域それぞれの
購買地域は地域A、地域Bおよび地域Cと推定され、そ
れぞれに購買地域番号100−2211、100−33
11および100−4411を割り当てる。これらの購
買地域推定処理と購買地域番号割当処理はシステム管理
手段18において行われ、地域情報と当該購買地域番号
を組み合わせた購買地域情報が地域ごとに購買地域メモ
リ16mに記憶されている。
【0068】次に、複数地域で同じ購買地域を共有する
例を図10に示して説明する。郵便番号が〒123−4
567、〒234−5678および〒345−6789
の3地域に注目する。地域情報はそれぞれ123−45
67、234−5678および345−6789であ
る。商店などの分布状況がSマークで示すとおりである
とき、該3地域それぞれの購買地域はいずれも地域Dで
あると推定する。この場合、該3地域それぞれに購買地
域番号を割り当てて同一の地域買物情報文書を地域ごと
に作成し記憶することを省略するため、地域Dの中心地
域は123−4567地域と判断して購買地域番号12
3−4567を地域Dに割り当て、234−5678地
域と345−6789地域それぞれの当該購買地域番号
にも123−4567を割り当てる。地域情報123−
4567、234−5678および345−6789と
それぞれの当該購買地域番号、いずれも123−456
7を組み合わせた購買地域情報が地域ごとに購買地域メ
モリ16mに記憶されている。
【0069】地域内に商業地域を持たない例として図1
0の郵便番号〒123−3333地域に注目する。該地
域と地域Dの間には地理的、社会的障害は無く、該地域
からいちばん近い商業地域は地域Dであるとする。地域
情報は123−3333、購買地域は地域D、購買地域
番号は123−4567となる。地域情報123−33
33と購買地域番号123−4567を組み合わせた購
買地域情報が購買地域メモリ16mに記憶されている。
【0070】前記の郵便番号〒123−3333、〒1
23−4567、〒234−5678および〒345−
6789の4地域の消費者が自宅所在地の郵便番号を入
力した時、あるいは他地域の消費者が指定購買地域情報
として該4地域のいずれかの郵便番号を入力した時、地
域情報123−3333、123−4567、234−
5678あるいは345−6789が購買地域決定手段
16へ通知され、購買地域メモリ16mに記憶されてい
る購買地域情報に基づき、当該購買地域番号は123−
4567に決定される。
【0071】購買地域の買物情報を消費者に提供する地
域買物情報の構成例を図6に、該地域買物情報に掲載さ
れる買物情報の構成例を図7に示す。地域買物情報5は
買物情報発信者2からの買物情報51(図7)を掲載す
る表示欄51(図6)と本システム運営者からの告知や
掲載広告など地域買物情報サービスに共通の情報を掲載
する共通情報表示欄52から構成される。
【0072】地域買物情報には所定の数の表示欄が設け
られ、それぞれに所定の表示仕様で掲載される買物情報
は買物情報メモリ13に記憶されている当該買物情報文
書で特定される。また、所定の数の共通情報表示欄が設
けられ、それぞれに掲載される共通情報はシステム管理
手段18で作成され、あるいは本買物情報システムの保
守管理システム1xなどで作成されたものがイントラネ
ットとシステム間通信手段19を介してシステム管理手
段18に入力され、共通情報ファイルとして地域買物情
報メモリ17mに記憶される。
【0073】地域買物情報の表示仕様(図6)を定義す
るため、掲載情報の表示位置や表示サイズの指定、およ
び表示欄(51から51−n)と共通情報表示欄(5
2、52−2)に掲載される買物情報と共通情報を特定
するため該表示欄と該共通情報表示欄ひとつひとつへの
当該買物情報文書ファイルと当該共通情報ファイルの関
連づけ指定を記載したハイパーテキストの地域買物情報
文書がシステム管理手段18において購買地域ごとに作
成され、当該購買地域番号をファイル名とする地域買物
情報文書ファイルとして地域買物情報メモリ17mに記
憶される。なお、掲載する買物情報発信者は発信者情報
に含まれる掲載地域情報に基づいて決定される。
【0074】地域買物情報作成手段において、購買地域
決定手段16から購買地域番号と当該通信回線識別番
号、あるいは更に後続信号の通知があった時、当該地域
買物情報を次のように作成する。まず、該購買地域番号
をファイル名とする地域買物情報文書ファイルを地域買
物情報メモリ17mより抽出し、さらに該地域買物情報
文書により特定される地域買物情報5の共通情報表示欄
52、52−2に関連づけられているすべての共通情報
ファイルを地域買物情報メモリ17mより抽出する。
【0075】次に、該地域買物情報文書により特定され
る地域買物情報5のひとつの表示欄51(図6)におい
て、該表示欄51に関連づけられている買物情報文書フ
ァイルを買物情報メモリ13より抽出し、さらに該買物
情報文書により特定される買物情報51(図7)の本文
表示欄51aと補足表示欄51bに関連づけられている
買物情報画像ファイルと補足買物情報ファイルを買物情
報メモリ13より抽出し、該買物情報画像イメージと該
補足買物情報イメージを該本文表示欄51aと該補足表
示欄51bに貼り付けることで該表示欄51の表示内容
である該買物情報イメージを作成する。上記と同様の処
理を他の表示欄(51−2から51−n)についても行
う。
【0076】消費者から要求された地域買物情報に関し
て、前記のごとく地域買物情報メモリ17mより抽出し
たすべての共通情報のイメージおよび買物情報メモリ1
3より抽出した買物情報画像と補足買物情報で構成され
るすべての買物情報のイメージを、該地域買物情報の当
該共通情報表示欄および当該表示欄にそれぞれ貼り付け
て該地域買物情報イメージを完成させた後、該地域買物
情報イメージデータを当該通信回線識別番号とともに、
あるいは更に後続信号を伴って地域買物情報出力手段1
4へ送る。
【0077】地域買物情報出力手段14において、地域
買物情報作成手段17から当該通信回線識別番号ととも
に、あるいは更に後続信号を伴って送られてくる地域買
物情報イメージデータを当該通信回線用の出力メモリ1
4mに記憶する。該イメージデータの記憶完了後あるい
は記憶処理と並行して、該出力メモリから読み出した該
イメージデータを該通信回線用のファクシミリモデム1
4fを通して当該伝送フォーマットにより該通信回線に
送出することで当該消費者が要求した地域買物情報をフ
ァクシミリで提供する。なお、上記の当該伝送フォーマ
ットとは該消費者からのアクセスで使われているファク
シミリ伝送フォーマット、たとえばG3フォーマット、
であり、本システムからのファクシミリ送信も同じ伝送
フォーマットによる。
【0078】地域買物情報をファクシミリ送信した後の
地域買物情報出力手段14の動作は後続信号の有無によ
って異なる。まず、地域買物情報作成手段17から地域
買物情報イメージデータが後続信号および当該通信回線
識別番号とともに送られてきた場合、該通信回線に出力
する後続の地域買物情報に備えて該通信回線の接続を保
持する。次に、地域買物情報作成手段から地域買物情報
イメージデータが当該通信回線識別番号のみを伴って送
られてきた場合、地域買物情報のファクシミリ送信とフ
ァクシミリモデムによる通信終了の通信制御の後、回線
接続部14bは該通信回線を切断し、本システムは当該
アクセスに対する処理を終了する。また、本システムの
通信回線切断処理を待たずに消費者が当該アクセスを終
了した場合、回線接続部が該消費者側の回線切断を検出
した時点で回線接続部も該通信回線を切断し、本システ
ムは当該アクセスに対する処理を終了する。
【0079】図10の購買地域Dに注目する。境界線X
と境界線Yで区切られている郵便番号〒123地域、〒
234地域および〒345地域の3地域は電話市外局番
を異にし、かつ市外局番地域ごとに設けられた買物情報
サービス地域センターの買物情報システムがそれぞれの
市外局番地域を担当している。購買地域Dは上記3地域
にまたがっているため、購買地域Dの地域買物情報文書
と当該買物情報は該3地域それぞれの地域センターの買
物情報システムに同じものが重複して記憶され、各地域
内の買物情報発信者や消費者はそれぞれの市内通話地域
内にある地域センターの買物情報システムへアクセスす
ればよく、上記重複記憶を要する情報は各地域の買物情
報システム間で通知し合う。なお、購買地域Dを形成す
る123−4567地域、234−5678地域および
345−6789地域それぞれの当該購買地域番号はい
ずれも123−4567である。
【0080】図2に示すように、〒123地域を担当す
る買物情報システム1と〒234地域を担当する買物情
報システム1−2はそれぞれのシステム間通信手段を介
してイントラネットで結ばれている。購買地域番号12
3−4567の地域買物情報に掲載する234−567
8地域所在の商店などの買物情報(買物情報文書、買物
情報画像および補足買物情報)は買物情報システム1−
2から買物情報システム1へイントラネットを介して通
知される。同様に、123−4567地域所在の商店な
どの買物情報は買物情報システム1から買物情報システ
ム1−2へ通知される。また、購買地域番号123−4
567の地域買物情報文書は買物情報システム1で作成
され、買物情報システム1−2へ通知される。〒345
地域を担当する買物情報システムと上記2地域の買物情
報システムの3者間の当該データのやりとりも同様であ
る。
【0081】前記の市外局番地域ごとに設置された買物
情報システムをはじめ、大規模店舗や商店街専用の買物
情報システムなど各地に数多く設置された買物情報シス
テムの運用や保守を集中的に管理するための管理センタ
ーが設けられ、保守管理システム1xがイントラネット
を介して各買物情報システムと結ばれている。各買物情
報システムの稼動監視、故障の遠隔診断と対策指示、ア
クセス状況の把握などを保守管理システム1xが集中し
て行うほか、各購買地域ごとの地域買物情報に共通して
掲載する広告や買物情報サービス営業案内などの配信、
あるいは変更されたシステムプログラムのダウンロード
などは保守管理システム1xから各買物情報システムへ
イントラネットを介して行われる。
【0082】
【発明の効果】本発明では、以上説明したように地域内
の複数の商業者から発信されたそれぞれの買物情報を関
連づけた地域買物情報をハイパーテキストリンク手法に
より作ることで、地域内の買物情報が一覧できるメディ
アである地域買物情報を常に最新情報で構成することが
でき、求めに応じて消費者に提供された地域買物情報は
消費者の購買行動において大変有益な情報となる。
【0083】本発明では、入出力通信手段として各種の
画像通信や文字通信を利用できるが、その中でも特に前
記実施例のようにファクシミリを用い、かつ発信電話番
号通知サービスを利用した場合、買物情報発信者側も消
費者側も電話をかける感覚で誰もが極めて簡便に本買物
情報システムによる地域買物情報を利用できる。特に小
規模商業者においては、専門のオペレーターを必要とせ
ず、多忙を窮める販売現場の担当者が値札を書き替える
のと同等の労力で、しかも在宅の消費者に向けて突発的
な売り出し案内でも迅速かつ容易に情報発信でき、省力
自動化された本買物情報システムの即時性と相俟って、
速くて簡便で低コストの極めて有効な情報発信手段とな
り、情報面において大規模商業者に対抗し得る経営環境
を持つことができる。
【0084】一方、消費者側は家に居ながらにして商店
の店頭に立ち現在の売り出し案内を見ているに等しい速
報性を享受でき、経済的で効率のよい買い物ができる。
更に、自宅近隣地域をはじめ任意の地域の地域買物情報
を消費者自身の必要に応じていつでも自由に入手でき、
いままで買物情報の主力媒体として一方的に配布されて
きた新聞折込チラシの煩わしさや配布地域の制約から解
放される。
【0085】本発明により、地域内の複数の商業者の買
物情報が一覧できることで該地域を購買地域とする消費
者から本買物情報システムへの頻繁なアクセスが期待で
き、このことは日々変動する仕入れ状況や時々刻々変化
する販売状況に応じた売り出し案内を時機を逃さず確実
に消費者へ伝え、消費者の来店を促したいという商業者
の要求を満たすことができるとともに、商業者間の自由
競争が更に促進され、消費者に一層の利益をもたらす購
買環境を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】買物情報システムの汎用的な利用形態を示す概
念図である。
【図2】ファクシミリ通信による買物情報システムの利
用例を示す概念図である。
【図3】買物情報システムの機能構成を示すブロック図
である。
【図4】買物情報入力手段の機能構成を示すブロック図
である。
【図5】地域買物情報出力手段の機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】地域買物情報の構成例を示す図である。
【図7】地域買物情報の表示欄の構成例を示す図であ
る。
【図8】ファクシミリ送信に用いる買物情報発信用紙の
構成例を示す図である。
【図9】商業地が分散している場合の地域と購買地域の
関係を示す概念図である。
【図10】商業地が集中している場合の地域と購買地域
の関係を示す概念図である。
【図11】機能別サーバによる買物情報システムの構築
例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 買物情報システム 2 買物情報発信者 2a 買物情報 3 消費者 4 買物情報発信用紙 41 買物情報記載欄 42 発信者識別情報欄 43 買物情報発信用紙を示す識別マーカ 44 位置基準となる位置マーカ 45 画像枠 5 地域買物情報 51 表示欄 51a 本文表示欄 51b 補足表示欄 52 共通情報表示欄 s 商店などの所在地 A、B、C、D 購買地域 X、Y 電話市外局番地域の境界線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04M 3/42 B 3/487 3/487 11/08 11/08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の買物情報発信者から送られてきた
    買物情報を地域ごとに集合表示した地域買物情報を消費
    者に提供する情報システムであって、通信網を介して送
    られてきた買物情報と買物情報発信者識別情報を入力す
    る機能と、該買物情報を所定のデータ処理した後、当該
    発信者識別子を付した買物情報ファイルとして記憶ない
    しは記憶更新する機能と、地域買物情報イメージに貼り
    付けられる買物情報イメージを特定するため、ハイパー
    テキスト記述言語により所定の数の当該買物情報ファイ
    ルを関連づけて書かれた地域買物情報文書を地域ごとに
    作成し、当該地域識別子を付した地域買物情報文書ファ
    イルとして記憶する機能と、消費者からのアクセスを受
    け付け、地域買物情報の当該地域を指定するため該消費
    者が入力した地域情報を検出する機能と、前記検出され
    た地域情報に対応する前記地域を決定する機能と、前記
    決定された地域に係る地域買物情報文書ファイルを抽出
    し、当該買物情報イメージを貼り付けた当該地域買物情
    報イメージを作成する機能と、前記作成された地域買物
    情報イメージデータを当該通信データフォーマットに変
    換した後、当該通信手段により該消費者に送出する機能
    とを備えたことを特徴とする買物情報システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、消費者が本システム
    へのアクセスに使用するファクシミリや携帯電話などの
    電話番号と前記地域情報とを記憶する機能と、電話事業
    者が提供する発信電話番号通知サービスによる電話番号
    の通知を伴う消費者からのアクセスを受け付け、通知さ
    れた電話番号が前記記憶された電話番号と一致した時は
    対応する前記記憶された地域情報を抽出する機能とを備
    え、前記抽出された地域情報を請求項1における検出さ
    れた地域情報として扱うことで、新たな地域情報の入力
    を不要としたことを特徴とする買物情報システム。
  3. 【請求項3】 請求項1における買物情報を頻繁に更新
    される第1の買物情報とし、変更頻度の低い第2の買物
    情報と組み合わせて地域買物情報に掲載する場合におい
    て、第1の買物情報を当該発信者識別子を付した第1の
    買物情報ファイルとして記憶ないしは記憶更新する機能
    と、第2の買物情報を当該発信者識別子を付した第2の
    買物情報ファイルとして記憶する機能と、当該買物情報
    発信者に係る第1の買物情報と第2の買物情報とを組み
    合わせた合成買物情報の表示イメージを定義するため、
    ハイパーテキスト記述言語により当該第1の買物情報フ
    ァイルと当該第2の買物情報ファイルとを関連づけて書
    かれた買物情報文書を買物情報発信者ごとに作成し、当
    該発信者識別子を付した買物情報文書ファイルとして記
    憶する機能とを備え、該買物情報文書ファイルを請求項
    1における買物情報ファイルとして当該地域買物情報文
    書と関連づけたことを特徴とする請求項1に記載の買物
    情報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、買物情報発信手段に
    ファクシミリを使用した場合、入力された買物情報画像
    から所定の傾きマーカ画像を抽出し、該傾きマーカの傾
    き角度を検出し、該傾き角度が所定の角度となるよう該
    買物情報画像の傾きを自動補正する機能を備えたことを
    特徴とする買物情報システム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、買物情報発信者が本
    システムへのアクセスに使用するファクシミリや携帯電
    話などの電話番号を記憶する機能と、電話事業者が提供
    する発信電話番号通知サービスによる電話番号の通知を
    伴う買物情報発信者からのアクセスを受け付け、通知さ
    れた電話番号と前記記憶された電話番号との一致を判定
    する機能と、前記一致判定で不一致と判定された時は当
    該アクセスによる買物情報の入力を無効とする機能とを
    備えたことを特徴とする買物情報システム。
  6. 【請求項6】 個々の買物情報発信者から送られてきた
    買物情報を地域ごとに集合表示した地域買物情報を消費
    者に提供するに止まらず、個々の情報発信者から送られ
    てきた情報を属性ごとに集合表示した集合情報を情報利
    用者に提供する情報システムとするべく、請求項1に記
    載する機能と動作を有する汎用の情報システムとして利
    用した請求項1に記載の買物情報システム。
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